JP2004169634A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関の筒内の冷却状態を最適に制御して、機関の運転状態を最適な状態に保つこと。
【解決手段】内燃機関の冷却状態を制御する装置であって、筒内への噴射燃料が有する理論上の燃料エネルギーQfを算出する燃料エネルギー算出手段と、筒内圧p(θ)と筒内容積V(θ)に基づいて燃焼による発熱量Qhを算出する発熱量算出手段と、筒内での未燃燃料が有するエネルギーQfを算出する未燃燃料エネルギー算出手段と、燃料エネルギーQf、発熱量Qh、及び未燃燃料エネルギーQfに基づいて、筒内での冷却損失Qwを求める冷却損失算出手段と、冷却損失Qwに基づいて内燃機関の冷却状態を制御する制御手段と、を備える。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は内燃機関の制御装置に関し、特に、内燃機関の冷却状態を制御する装置に適用して好適である。
【0002】
【従来の技術】
エンジンの冷却水温の適正な制御を行う方法として、例えば特開平5−231149号公報には、エンジン冷却水温を検出し、運転状態に応じた最適な冷却水温となるようにフィードバック制御する方法が記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−231149号公報
【特許文献2】
特開平3−168319号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、冷却水温は、内燃機関自体の温度をある程度の精度で反映しているに過ぎず、筒内の冷却状態を十分に反映したものではない。従って、冷却水温に基づいて筒内の冷却状態を制御した場合、誤差要因が大きく、最適な制御を行うことは困難である。
【0005】
この発明は、上述のような問題を解決するためになされたものであり、筒内の冷却状態を最適に制御して、機関の運転状態をより適正な状態に保つことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、上記の目的を達成するため、内燃機関の冷却状態を制御する装置であって、筒内圧を検出する筒内圧検出手段と、前記筒内圧に基づいて筒内での冷却損失を求める冷却損失算出手段と、前記冷却損失に基づいて内燃機関の冷却状態を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
第2の発明は、第1の発明において、前記冷却損失算出手段は、筒内への噴射燃料が有する理論上の燃料エネルギーを算出する燃料エネルギー算出手段と、前記筒内圧に基づいて筒内での燃焼による発熱量を算出する発熱量算出手段と、を含み、前記燃料エネルギーと前記発熱量とに基づいて、筒内での冷却損失を求めることを特徴とする。
【0008】
第3の発明は、第2の発明において、筒内での未燃燃料が有するエネルギーを算出する未燃燃料エネルギー算出手段を備え、前記冷却損失算出手段は、前記燃料エネルギーと、前記発熱量、前記未燃燃料が有するエネルギー、及び前記冷却損失との間で成立するエネルギー保存則に基づいて前記冷却損失を求めることを特徴とする。
【0009】
第4の発明は、第2又は第3の発明において、筒内容積を検出する筒内容積検出手段を備え、前記発熱量算出手段は、前記筒内圧と前記筒内容積に基づいて前記発熱量を算出することを特徴とする。
【0010】
第5の発明は、上記の目的を達成するため、内燃機関の冷却状態を制御する装置であって、筒内圧を検出する筒内圧検出手段と、筒内容積を検出する筒内容積検出手段と、筒内への噴射燃料の燃焼割合を算出する燃焼割合算出手段と、前記筒内圧、前記筒内容積及び前記燃焼割合に基づいて、筒内温度を算出する筒内温度算出手段と、前記筒内圧及び前記筒内容積に基づいて、筒内ガス平均速度を求める筒内ガス平均速度算出手段と、前記筒内圧、前記筒内ガス平均速度、及び前記筒内温度に基づいて、ウッシーニの熱伝達係数モデル式から、筒内と燃焼室壁面の間の熱伝達率を求める熱伝達率算出手段と、燃焼室壁面の温度を取得する壁面温度取得手段と、燃焼室壁面積を取得する燃焼室壁面積取得手段と、前記熱伝達率、前記燃焼室壁面積、及び筒内と燃焼室壁面の温度差を用いて筒内での冷却損失を算出する冷却損失算出手段と、前記冷却損失に基づいて内燃機関の冷却状態を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】
第6の発明は、第5の発明において、前記燃焼割合算出手段は、筒内への噴射燃料が有する理論上の燃料エネルギーを算出する燃料エネルギー算出手段と、前記筒内圧に基づいて筒内での燃焼による発熱量を算出する発熱量算出手段と、を含み、前記燃料エネルギー、前記発熱量、及び筒内での冷却損失に基づいて前記燃焼割合を算出することを特徴とする。
【0012】
第7の発明は、第6の発明において、前記燃焼割合算出手段は、仮設定した冷却損失を用いて前記燃焼割合を算出し、前記冷却損失算出手段は、前記仮設定した冷却損失に基づいて算出された前記燃焼割合、前記筒内温度、及び前記熱伝達率から前記冷却損失を算出し、前記仮設定した冷却損失と算出した冷却損失との差が所定値以上である場合は、前記仮設定した冷却損失を変更する手段と、前記仮設定した冷却損失と算出した冷却損失との差が所定値よりも小さい場合は、算出した冷却損失を最終的な冷却損失とする手段と、を含むことを特徴とする。
【0013】
第8の発明は、第1〜第7の発明のいずれかにおいて、内燃機関の運転状態に応じて前記冷却損失の目標値を設定する手段を備え、前記制御手段は、前記冷却損失が前記目標値となるように内燃機関の冷却状態を制御することを特徴とする。
【0014】
第9の発明は、第1〜第7の発明のいずれかにおいて、前記制御手段は、前記冷却損失が小さいほど内燃機関の冷却効果を大きくすることを特徴とする。
【0015】
第10の発明は、第1〜第9の発明のいずれかにおいて、前記制御手段は、前記冷却損失に応じて内燃機関の冷却水の流量、冷却水の流路、又は冷却水の温度を可変することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいてこの発明のいくつかの実施の形態について説明する。尚、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。なお、以下の実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0017】
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる内燃機関の制御装置及びその周辺の構造を説明するための図である。内燃機関10には吸気通路12および排気通路14が連通している。吸気通路12は、上流側の端部にエアフィルタ16を備えている。エアフィルタ16には、吸気温THA(すなわち外気温)を検出する吸気温センサ18が組みつけられている。
【0018】
エアフィルタ16の下流には、エアフロメータ20が配置されている。エアフロメータ20は、吸気通路12を流れる吸入空気量Gaを検出するセンサである。エアフロメータ20の下流には、スロットルバルブ22が設けられている。スロットルバルブ22の近傍には、スロットル開度TAを検出するスロットルセンサ24と、スロットルバルブ22が全閉となることでオンとなるアイドルスイッチ26とが配置されている。
【0019】
スロットルバルブ22の下流には、サージタンク28が設けられている。また、サージタンク28の更に下流には、内燃機関10の吸気ポートに燃料を噴射するための燃料噴射弁30が配置されている。
【0020】
内燃機関10の各気筒はシリンダ32、ピストン34を備えている。ピストン34には、その往復運動によって回転駆動されるクランク軸36が連結されている。車両駆動系と補機類(エアコンのコンプレッサ、オルタネータ、トルクコンバータ、パワーステアリングのポンプ等)は、このクランク軸36の回転トルクによって駆動される。クランク軸36の近傍には、クランク軸36の回転角を検出するためのクランク角センサ38が取り付けられている。また、内燃機関10には、筒内の圧力(筒内圧)を検出するための筒内圧センサ44が設けられている。
【0021】
シリンダ32、ピストン34など内燃機関10を構成する部材は、周囲を流れる冷却水によって冷却されている。内燃機関10のシリンダブロックには、冷却水温THWを検出する水温センサ42が取り付けられている。
【0022】
図1に示すように、本実施形態の燃料制御装置はECU(Electronic ControlUnit)40を備えている。ECU40には、上述した各種センサおよび燃料噴射弁30などが接続されている。
【0023】
次に、図1のシステムによる内燃機関10の制御について説明する。燃料噴射弁30から噴射された燃料は筒内(燃焼室)で燃焼し、発熱する。以下の(1)式は、筒内へ噴射された燃料が本来的に有するエネルギーと、燃焼による発熱量、冷却損失、及び未燃燃料によるエネルギーとの関係を示す式である。
【0024】
【数1】
Figure 2004169634
【0025】
(1)式において、Qfは燃料のエネルギー[kJ]、Qhは燃焼ガスによる発熱量[kJ]、Qwは冷却損失エネルギー[kJ]、Qfは未燃排出燃料エネルギー[kJ]をそれぞれ示している。燃料のエネルギーQfは、筒内へ流入した燃料が完全燃焼した場合に発生する理論上のエネルギーであって、燃料の物性、及び燃料量から定められる。
【0026】
理論上Qfのエネルギーを有する燃料は、その殆どが燃焼して燃焼によるエネルギーを発生させる。燃焼ガスによる発熱量Qhは、燃焼によるエネルギーのうち、発熱分によるエネルギーを示している。発熱量Qhは、その殆どがクランク軸36の回転トルク発生に寄与する。
【0027】
一方、燃焼によるエネルギーは、その全てが発熱量Qhとなるわけではなく、一部は筒内で冷却されてしまうため発熱量Qhを発生させるに至らない。燃焼によるエネルギーのうち、冷却による損失分が冷却損失エネルギーQwとなる。
【0028】
また、筒内へ流入した燃料の一部は、燃焼することなく次の排気行程で排出される。例えば、理論空燃比で必要な燃料量よりも多くの燃料が筒内へ噴射された場合、余剰分が燃焼することなく排出される。また、理論空燃比で必要な燃料量よりも少ない燃料が筒内へ噴射された場合であっても、ピストンリング近傍などに溜まった燃料は燃焼することなく排出される場合がある。燃料のエネルギーQfのうち、このような未燃分が未燃排出燃料エネルギーQfとなる。
【0029】
このように、筒内へ噴射された燃料が理論上有するエネルギーQfと、燃焼ガスによる発熱量Qh、冷却損失エネルギーQw及び未燃排出燃料エネルギーQfとの間には、(1)式に示されるエネルギー保存則が成立している。
【0030】
そして、(1)式の右辺において、発熱量Qhと冷却損失エネルギーQwは、燃焼によるエネルギーから実際に発生する発熱量と、燃焼によるエネルギーのうちの冷却損失分を表しているため、冷却損失エネルギーQwが大きくなると発熱量Qhが小さくなり、冷却損失エネルギーQwが小さくなると発熱量Qhが大きくなる関係がある。
【0031】
冷却損失エネルギーQwは筒内の冷却状態に応じて変動する。筒内が十分に冷却される状態にある場合、冷却損失エネルギーQwが大きくなり、発熱量Qhが小さくなる。一方、筒内の冷却が十分でない場合、冷却損失エネルギーQwが小さくなり、発熱量Qhが大きくなる。従って、冷却損失エネルギーQwを求めることで、筒内の冷却状態を正確に求めることができる。
【0032】
機関運転時に筒内が過度に冷却される状態にあると、熱効率が低下し、燃費低下の要因となる。また、過冷却の状態ではドライバビリティが劣化する場合がある。更に、内燃機関10自体も過度に冷却されているため、室温調整のためのヒータの機能を十分に発揮させることができず、特に冬場の室温調整に支障が生じる。一方、機関運転時に筒内が高温状態にあると、機関回転数が低回転で高負荷がかかった時にノッキングが発生し易くなる。また、筒内が極めて高温状態にある場合は、焼き付き、オーバーヒート等が発生する虞もある。
【0033】
このため、本実施形態の内燃機関の制御装置では、冷却損失エネルギーQwから内燃機関10の冷却状態を求め、冷却損失エネルギーQwを適正な値に保つことで、内燃機関10の運転状態を制御する。冷却損失エネルギーQwは、筒内の冷却状態を直接的に示す特性値であるため、本実施形態の制御によれば、内燃機関10の運転状態をより適正な状態に保つことが可能となる。
【0034】
以下、(1)式から冷却損失エネルギーQwを求める方法を説明する。(1)式において、燃料のエネルギーQfは、筒内へ流入した燃料量と、燃料の物性から定まる単位量あたりの発熱量とから求められ、具体的には、以下の(2)式より算出することができる。
【0035】
【数2】
Figure 2004169634
【0036】
ここで、Huは燃料の低位発熱量[J/g]、mfは燃料噴射弁30から噴射された筒内への燃料噴射量[g]である。
【0037】
発熱量Qhは、筒内容積、筒内圧との関係から発熱量を定めたエネルギー保存式から求めることができ、以下の(3)式から求める。
【0038】
【数3】
Figure 2004169634
【0039】
(3)式において、V(θ)は筒内容積[m]、p(θ)は筒内圧[kPa]、θはクランク角[deg]、κは比熱比をそれぞれ示している。筒内容積、筒内圧はクランクθの関数である。また、κは燃料から定まる値である。θは点火時のクランク角を、θはQhが最大値となるクランク角をそれぞれ示しているが、θについては燃焼終了時のクランク角としてもよい。(3)式に示されるようにクランク角θからクランク角θまでの積分によって、発熱量Qhが求められる。
【0040】
未燃排出燃料エネルギーQfは、未燃の燃料量と、燃料の物性から定まる単位量あたりの発熱量とから求められる。具体的には、以下の(4)式より算出することができる。
【0041】
【数4】
Figure 2004169634
【0042】
(4)式において、Gaは筒内への吸入空気量[g/s]であって、エアフロメータ20で検出される。AFstoichは理論空燃比を示している。また、Hu、mfは、(2)式と同様に低位発熱量、燃料噴射量である。筒内へ噴射された燃料のうち、理論空燃比で必要な燃料量Ga/AFstoichが燃焼するため、(mf−Ga/AFstoich)は噴射した燃料量のうちの未燃燃料量となる。従って、未燃燃料量と低位発熱量Huとを乗算することで未燃排出燃料エネルギーQfを求めることができる。
【0043】
このように、(2)〜(4)式からQf、Qh、Qfを算出することができ、(1)式に基づいて冷却損失エネルギーQwを求めることができる。そして、求めた冷却損失エネルギーQwにより、機関の運転状態を最適に制御する。
【0044】
図2は、本実施形態にかかる制御装置で行われる具体的な処理の手順を示すフローチャートである。先ず、ステップS11では、クランク角θ、筒内圧p(θ)、吸入空気量Gaを計測する。具体的には、クランク角センサ38からクランク角θを、筒内圧センサ44から筒内圧p(θ)を、エアフロメータ20から吸入空気量Gaをそれぞれ求める。
【0045】
次のステップS12では、(2)〜(4)式に基づいて、燃料のエネルギーQf、燃焼ガスによる発熱量Qh、未燃排出燃料エネルギーQfをそれぞれ算出する。
【0046】
次のステップS13では、ステップS12で算出した燃料のエネルギーQf、燃焼ガスによる発熱量Qh、及び未燃排出燃料エネルギーQfを(1)式へ代入して、冷却損失エネルギーQwを算出する。
【0047】
次のステップS14では、環境条件、運転条件を取得する。ここで、環境条件とは、気温、冷却水温などの条件であり、運転条件とは内燃機関10にかかる負荷、機関回転数、路面状態などの条件である。
【0048】
次のステップS15では、ステップS14で求めた各条件に基づいて目標冷却損失Qwを求める。ECU40は、環境条件、運転条件に対応した目標冷却損失Qwを規定したマップを記憶しており、ステップS14で求めた各条件をマップに当てはめて適正な目標冷却損失Qwを求める。
【0049】
ここで、ECU40が記憶しているマップとして代表的なものは2種類あり、1つは機関回転数及び負荷との関係で適正な目標冷却損失Qwを規定したマップであり、他の1つは冷却水温との関係で適正な目標冷却損失Qwを規定したマップである。機関回転数及び負荷との関係を規定したマップによれば、特に低回転、高負荷時に最適な目標冷却損失Qwを求めることができ、ノッキング抑制に好適な目標冷却損失Qwを求めることができる。また、冷却水温との関係を規定したマップによれば、特に冷却水温が低温の場合に適正な目標冷却損失Qwを求めることができ、水温低下に起因してヒータの温度調整に支障が生じる場合などに最適な目標冷却損失Qwを求めることができる。
【0050】
次のステップS16では、QwとQwの差分(Qw−Qw)を演算し、所定のしきい値Hとの大小関係を比較する。そして、Qw−Qw>HのときはステップS17へ進み、Qw−Qw>HでないときはステップS18へ進む。
【0051】
ステップS17へ進んだ場合(Qw−Qw>Hのとき)は、目標冷却損失Qwに比べて実際の冷却損失エネルギーQwが過小であり、筒内の冷却が不足していることが想定される。筒内が高温になると、特に低回転、高負荷時にノッキングが発生し易くなる。従って、ステップS17では、冷却水による冷却効果が大きくなるように冷却水の流路を変更する。例えば、流路に設けられたバルブの開度を拡げて、より多くの冷却水が流路を流れるようにして冷却効果を高める。これにより、ノッキングの発生を抑えることができ、また、機関の焼き付き、オーバーヒートなどの発生を抑止できる。
【0052】
ステップS18へ進んだ場合(Qw−Qw≦Hのとき)は、目標冷却損失Qwに比べて実際の冷却損失エネルギーQwが過度に小さい状態ではないと判断できる。従って、ステップS18では、目標冷却損失Qwに比べて実際の冷却損失エネルギーQwが過大であるか否かを判別する。ここでは、Qw−Qwと所定のしきい値−Hとの大小関係を比較する。そして、Qw−Qw<−HのときはステップS19へ進み、Qw−Qw<−HでないときはステップS20へ進む。
【0053】
ステップS19へ進んだ場合(Qw−Qw<−Hのとき)は、目標冷却損失Qwに比べて実際の冷却損失エネルギーQwが過大であるため、筒内が過度に冷却されている状態にあると判断できる。従って、ステップS19では冷却水の循環を停止し、冷却効果を最小限に抑える。これにより、熱効率の低下を抑えることができ、燃費を向上させることができる。また、冷却効果を抑えることで冷却水温を高めることができ、室温調整のためのヒータの機能を十分に発揮させることができる。
【0054】
ステップS20へ進んだ場合、QwとQwの差分(Qw−Qw)が−HからHの範囲内であることが判断できる(−H≦Qw−Qw≦H)。この場合は、内燃機関10の冷却状態は適正であると判断でき、冷却水の流路を冷却効果が小さい流路(通常の流路)に変更する。
【0055】
なお、ステップS17,S20では、冷却効果の異なる冷却水流路を複数設けて、流路自体を切り換えるなど、他の方法によって冷却水作動量を制御しても良い。更に、ラジエターへの風量を変更する等の方法で冷却水温を可変するようにしても良い。
【0056】
以上説明したように実施の形態1によれば、冷却損失エネルギーQwに基づいて筒内の冷却状態を直接的に求めることができる。そして、冷却損失エネルギーQwに基づいて筒内の冷却状態を制御することによって、熱効率の向上とノッキング抑制を高い精度で両立させることができ、内燃機関10の運転状態を最適に保つことが可能となる。
【0057】
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2は、ウッシーニ(Woschni)の熱伝達率モデル式を用いて冷却損失エネルギーQwを算出するものである。
【0058】
実施の形態2にかかる内燃機関の制御装置の構成は、図1に示した実施の形態1の装置と同様である。実施の形態2では、筒内容積V、筒内温度Tを用いてウッシーニ(Woschni)の熱伝達率モデル式から筒内と筒内内壁(ピストン、シリンダ、シリンダヘッド)の熱伝達率を算出し、熱伝達率と筒内の表面積A、筒内と筒内内壁の温度差から冷却損失エネルギーQwを求めるものである。
【0059】
以下の(5),(6)式は、ウッシーニ(Woschni)の熱伝達率モデル式を示しており、(5)式は熱伝達率h(θ)の算出式を、(6)式は筒内ガス平均速度w(θ)の算出式を示している。また、(7),(8)式は筒内温度T(θ)を算出する際に用いる式を示している。
【0060】
【数5】
Figure 2004169634
【0061】
(5)式において、dはシリンダボア径[m]、p(θ)は筒内圧[kg/m]、w(θ)は筒内ガス平均速度[m/s]、T(θ)は筒内温度[K]を示している。また、(6)式において、c(θ)はピストン速度[m/s]、V(θ)は筒内容積[m]、Vは点火時の筒内容積[m]、Tは点火時の筒内温度[K]、pは点火時の筒内圧[kg/m]、p(θ)はモータリング時の筒内圧[kg/m]をそれぞれ示している。
【0062】
(6)式から筒内ガス平均速度w(θ)を、(7),(8)式から筒内温度T(θ)を算出し、(5)式へ代入することで熱伝達率h(θ)を算出することができる。(7)式において、xb(θ)は燃焼割合であって、(8)式に示されるようにQfと(Qh(θ)+Qw(θ))との比率から求められる。(7)式において、Ra、Rbは未燃ガス気体定数、既燃ガス気体定数をそれぞれ示しており、また、Gaは吸入空気量[g/sec]、Geは残留ガス量[g/sec]、Gfは燃料流量[g/sec]をそれぞれ示している。ここで、Geは、エンジン回転数、吸気管圧力、バルブタイミングのマップ値として与えられる。なお、簡易的には、筒内ガス平均速度w(θ)をピストン速度c(θ)として演算をしてもよい。
【0063】
このように、ウッシーニ(Woschni)の熱伝達率モデル式によれば、シリンダボア径d、筒内圧p(θ)、筒内ガスの平均速度w(θ)、筒内温度T(θ)から熱伝達率h(θ)を求めることができる。
【0064】
以下の(9),(10)式は、熱伝達率h(θ)から冷却損失エネルギーQwを求める際に用いる演算式である。(9)式において、S(θ)は燃焼室壁面積[m]を、Twはシリンダーヘッド壁温[K]を示している。また、θは点火時のクランク角を、θはQhが最大値となるクランク角をそれぞれ示しているが、θについては燃焼終了時のクランク角としてもよい。ECU40は、機関回転数及び負荷との関係でシリンダーヘッド壁温Twを規定したマップを記憶しており、Twはこのマップから求められる。(9)式に示されるように、熱伝達率h(θ)、燃焼室壁面積S(θ)、筒内ガス温度T(θ)、及びシリンダーヘッド壁温Twから冷却損失エネルギーQw[kJ]を求めることができる。
【0065】
【数6】
Figure 2004169634
【0066】
(9)式の演算において、筒内ガス温度T(θ)は(7)式で求めた値を用いる。また、(9)式におけるS(θ)は(10)式に示されるように、筒内ヘッド部面積Sh[m]、ピストン頭部面積Sp[m]、及び筒内シリンダ部面積Sc(θ)[m]の和として求められる。これらの面積のうち、筒内シリンダ部面積Sc(θ)はピストンの往復運動によって変動するため、クランク角θの関数となる。
【0067】
Qwを算出する際は、先ず(7),(8)式から筒内温度T(θ)を求める。この際、(8)式でQwの値が必要となるが、最初は仮に設定したQwの値を用いる。そして、求めた筒内温度T(θ)を用いて(9)式からQwを求める。ここでは、(9)式から求めたQwをQw’とする。そして、Qw’と仮決めによるQwとがほぼ等しくなるまで、仮決めによるQwを変更してQw’を繰り返し求める。Qw’と仮決めによるQwがほぼ等しくなった時点で演算を終了し、この時点で得られたQw’を最終的なQwの値とする。これにより、ウッシーニ(Woschni)の熱伝達率モデル式に基づいて、冷却損失を算出することが可能となる。
【0068】
図3は、実施の形態2にかかる冷却損失エネルギーQwの算出方法を具体的に示すフローチャートである。先ずステップS21では、クランク角θ、筒内圧p(θ)を測定する。次のステップS22では、熱発生量Qhを算出する。熱発生量Qhの算出は、実施の形態1で説明した(3)式に基づいて行う。
【0069】
次のステップS23では、冷却損失エネルギーQwの初期値Qwを仮に与える。次のステップS24では、初期値Qwを用いて燃焼割合xb(θ)を求め、xb(θ)から筒内ガス温度T(θ)を算出する。ここでは、(7),(8)式を用いてxb(θ),T(θ)を算出する。
【0070】
次のステップS25では、ステップS24で算出した筒内ガス温度T(θ)を用いて、(9)式から冷却損失エネルギーQwを算出する。ここで、(9)式から算出した冷却損失エネルギーをQw’とする。
【0071】
次のステップS26では、(9)式から算出した冷却損失エネルギーQw’と、ステップS23で与えた初期値Qwとの差の絶対値が、収束判定値H以下であるか否かを判別する。すなわち、ここでは|Qw’−Qw|<Hであるか否かを判別する。
【0072】
ステップS26で|Qw’−Qw|<Hの場合は処理を終了する(END)。ステップS26で|Qw’−Qw|<Hでない場合は、ステップS23へ戻って初期値Qwの値を再設定し、ステップS24でxb(θ),T(θ)を再び算出し、ステップS25で冷却損失エネルギーQw’を再び算出する。このように、繰り返しステップS23〜S25の処理を行い、Qw’の収束値を求めることで、最終的な冷却損失エネルギーQwを算出する。
【0073】
冷却損失エネルギーQwを求めた後は、実施の形態1の図2で説明したステップS16〜S20と同様の処理を行い、冷却損失エネルギーQwに応じて内燃機関10の冷却状態を変更する。
【0074】
以上説明したように実施の形態2によれば、ウッシーニ(Woschni)の熱伝達率モデル式を用いて冷却損失エネルギーQwを算出することができる。従って、実施の形態1と同様に、冷却損失エネルギーQwに基づいて内燃機関10を最適な状態に制御することが可能となる。
【0075】
なお、上述した各実施の形態では、筒内圧、筒内容積、ピストン速度、筒内温度などの特性値をクランク角θの関数としたが、所定のクランク角の区間、例えば点火時のクランク角θからQhが最大値となるクランク角θまでの区間における平均値を用いて演算を簡略化しても良い。
【0076】
なお、上述した各実施の形態では、冷却水の流路を変更することで内燃機関10の冷却状態を適正な状態に制御したが、他の方法を用いて冷却状態を制御しても良い。例えば、点火時期を遅角側へ変更すると機関の冷却効果を高めることができるため、冷却損失エネルギーQwの低下に応じて点火時期を遅角側へ制御しても良い。これにより、冷却損失エネルギーQwを増加させることができ、低回転、高負荷時などにノッキングの発生を抑制することが可能となる。
【0077】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0078】
第1の発明によれば、筒内圧に基づいて筒内での冷却損失を求め、冷却損失に基づいて内燃機関の冷却状態を制御するようにしたため、内燃機関の運転状態を最適な状態に保つことが可能となる。
【0079】
第2の発明によれば、燃料エネルギーと発熱量とに基づいて筒内での冷却損失を求めることが可能となる。
【0080】
第3の発明によれば、燃料エネルギーと、発熱量、未燃燃料が有するエネルギー、及び冷却損失との間で成立するエネルギー保存則に基づいて、筒内の冷却損失を求めることが可能となる。
【0081】
第4の発明によれば、筒内圧と筒内容積に基づいて発熱量を算出することが可能となる。
【0082】
第5の発明によれば、ウッシーニの熱伝達係数モデル式を用いて筒内と燃焼室壁面との間の熱伝達率を求めるようにしたため、熱伝達率、燃焼室壁面積、及び筒内と燃焼室壁面の温度差を用いて冷却損失を求めることが可能となる。
【0083】
第6の発明によれば、筒内への噴射燃料が有する理論上の燃料エネルギー、燃焼による発熱量、及び冷却損失に基づいて燃焼割合を算出することが可能となる。
【0084】
第7の発明によれば、仮設定した冷却損失を用いて燃焼割合を算出し、仮設定した冷却損失と算出した冷却損失の差が所定値以下となった時に、算出した冷却損失を最終的な値とするようにしたため、ウッシーニの熱伝達係数モデル式を用いて正確に冷却損失を求めることができる。
【0085】
第8の発明によれば、冷却損失が運転状態に応じた目標値となるように制御することで、機関の冷却状態を最適に保つことができる。
【0086】
第9の発明によれば、冷却損失が小さいほど内燃機関の冷却効果を大きくするようにしたため、筒内が高温となることを抑止できる。従って、特に機関回転数が低回転で高負荷がかかる条件下でのノッキング発生を抑止できる。
【0087】
第10の発明によれば、冷却損失に応じて内燃機関の冷却水の流量、冷却水の流路、又は冷却水の温度を制御するようにしたため、内燃機関の冷却状態を制御することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態にかかる内燃機関の制御装置及びその周辺の構造を示す模式図である。
【図2】実施の形態1にかかる制御装置での処理を示すフローチャートである。
【図3】実施の形態2にかかる制御装置での処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 内燃機関
20 エアフロメータ
30 燃料噴射弁
32 シリンダ
34 ピストン
38 クランク角センサ
40 ECU
44 筒内圧センサ

Claims (10)

  1. 内燃機関の冷却状態を制御する装置であって、
    筒内圧を検出する筒内圧検出手段と、
    前記筒内圧に基づいて筒内での冷却損失を求める冷却損失算出手段と、
    前記冷却損失に基づいて内燃機関の冷却状態を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記冷却損失算出手段は、
    筒内への噴射燃料が有する理論上の燃料エネルギーを算出する燃料エネルギー算出手段と、
    前記筒内圧に基づいて筒内での燃焼による発熱量を算出する発熱量算出手段と、を含み、
    前記燃料エネルギーと前記発熱量とに基づいて、筒内での冷却損失を求めることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の制御装置。
  3. 筒内での未燃燃料が有するエネルギーを算出する未燃燃料エネルギー算出手段を備え、
    前記冷却損失算出手段は、前記燃料エネルギーと、前記発熱量、前記未燃燃料が有するエネルギー、及び前記冷却損失との間で成立するエネルギー保存則に基づいて前記冷却損失を求めることを特徴とする請求項2記載の内燃機関の制御装置。
  4. 筒内容積を検出する筒内容積検出手段を備え、
    前記発熱量算出手段は、前記筒内圧と前記筒内容積に基づいて前記発熱量を算出することを特徴とする請求項2又は3記載の内燃機関の制御装置。
  5. 内燃機関の冷却状態を制御する装置であって、
    筒内圧を検出する筒内圧検出手段と、
    筒内容積を検出する筒内容積検出手段と、
    筒内への噴射燃料の燃焼割合を算出する燃焼割合算出手段と、
    前記筒内圧、前記筒内容積及び前記燃焼割合に基づいて、筒内温度を算出する筒内温度算出手段と、
    前記筒内圧及び前記筒内容積に基づいて、筒内ガス平均速度を求める筒内ガス平均速度算出手段と、
    前記筒内圧、前記筒内ガス平均速度、及び前記筒内温度に基づいて、ウッシーニの熱伝達係数モデル式から、筒内と燃焼室壁面の間の熱伝達率を求める熱伝達率算出手段と、
    燃焼室壁面の温度を取得する壁面温度取得手段と、
    燃焼室壁面積を取得する燃焼室壁面積取得手段と、
    前記熱伝達率、前記燃焼室壁面積、及び筒内と燃焼室壁面の温度差を用いて筒内での冷却損失を算出する冷却損失算出手段と、
    前記冷却損失に基づいて内燃機関の冷却状態を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  6. 前記燃焼割合算出手段は、
    筒内への噴射燃料が有する理論上の燃料エネルギーを算出する燃料エネルギー算出手段と、
    前記筒内圧に基づいて筒内での燃焼による発熱量を算出する発熱量算出手段と、を含み、
    前記燃料エネルギー、前記発熱量、及び筒内での冷却損失に基づいて前記燃焼割合を算出することを特徴とする請求項5記載の内燃機関の制御装置。
  7. 前記燃焼割合算出手段は、仮設定した冷却損失を用いて前記燃焼割合を算出し、
    前記冷却損失算出手段は、
    前記仮設定した冷却損失に基づいて算出された前記燃焼割合、前記筒内温度、及び前記熱伝達率から前記冷却損失を算出し、
    前記仮設定した冷却損失と算出した冷却損失との差が所定値以上である場合は、前記仮設定した冷却損失を変更する手段と、
    前記仮設定した冷却損失と算出した冷却損失との差が所定値よりも小さい場合は、算出した冷却損失を最終的な冷却損失とする手段と、を含むことを特徴とする請求項6記載の内燃機関の制御装置。
  8. 内燃機関の運転状態に応じて前記冷却損失の目標値を設定する手段を備え、
    前記制御手段は、前記冷却損失が前記目標値となるように内燃機関の冷却状態を制御することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
  9. 前記制御手段は、前記冷却損失が小さいほど内燃機関の冷却効果を大きくすることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
  10. 前記制御手段は、前記冷却損失に応じて内燃機関の冷却水の流量、冷却水の流路、又は冷却水の温度を可変することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
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