JP2004167846A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】オプション機器の装着等に際しても、外装カバーの接続用開口部を塞ぐ部品等を取り外すために工具を使用した面倒な作業が発生することなく、簡単でしかも安価に対応することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】オプション機器としての両面記録用搬送ユニット3の装着により使用される接続用開口部としての排紙口23a等を有する外装カバー2(23)を備えたプリンタ1において、その外装カバー23の開口部23a等を含む部位に紙等からなるシート材4を剥離可能に貼り付けた。そして、ユニット3の装着する際には、そのユニット3の装着作業に先立って、外装カバー23からシート材4を手で剥がし取ることになっている。
【選択図】 図1
【解決手段】オプション機器としての両面記録用搬送ユニット3の装着により使用される接続用開口部としての排紙口23a等を有する外装カバー2(23)を備えたプリンタ1において、その外装カバー23の開口部23a等を含む部位に紙等からなるシート材4を剥離可能に貼り付けた。そして、ユニット3の装着する際には、そのユニット3の装着作業に先立って、外装カバー23からシート材4を手で剥がし取ることになっている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録用紙等の記録媒体に所望の画像を形成し得る、プリンタ、複写機、ファクシミリ等やそれらの各機能のいくつかを兼備させた複合機等の画像形成装置に係り、特に、その装置本体にオプション機器を装着し得る画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の画像形成装置においては、標準仕様のほかに、ユーザの自由な選択により追加して装着できるオプション機器が用意されている場合がある。
【0003】
また、そのオプション機器のなかには、画像形成装置本体の外装カバーに開設される接続用開口部を使用するように装着されるものがある。具体的には、用紙の表裏両面に画像を形成する際に片面に画像を形成した後に装置本体の内部から外装カバーの排紙口を通して排出される用紙を装置本体の内部の作像部に再送するための両面記録用搬送ユニットや、画像形成後に外装カバーの排紙口を通して排出される用紙について所望の後処理(仕分け排紙、綴じ込み、孔空け等の処理)を施すための後処理装置等である。
【0004】
そして、このようなオプション機器を装着できる画像形成装置では、一般に、そのオプション機器を装着しないときには、上記排紙口等の接続用開口部が開設される外装カバーの部分に、プラスチック成形品からなる剛性のあるカバー部材をネジにより取り外し可能に取り付けてその開口部を塞いだ状態にしておき、オプション機器を装着する際にそのカバー部材を取り外して開口部を使用可能な状態にするように構成している。この他にも、外装カバーの接続用開口部とすべき部位にあらかじめミシン目状の切れ目を形成しておき、オプション機器を装着する際にその切れ目部分から外装カバーの一部を切り落として開口部を開設するように構成している。
【0005】
しかし、かかる構成を採用する画像形成装置においては、オプション機器を装着するに先立って工具を使用した面倒な作業が必要である。すなわち、ネジ止めされているカバー部材をドライバー等の工具により取り外す作業や、切れ目が形成されている外装カバーの一部をカッターやドライバー等の工具により切り落とす作業が必要となる。
【0006】
また、上記画像形成装置においては、その取り外したカバー部材や切り落としたカバー部分が不要となるため廃棄されることになるが、その場合にはカバー部材や外装カバー部分が剛性のあるものであるため細分化が容易でなく嵩張ったゴミになり取扱いにくいものであった。そのカバー部材や外装カバー部分を廃棄することなく回収してリサイクルすることもできるが、その場合にはリサイクルコストが発生する。
【0007】
さらに、オプション機器が不要となり装置本体から取り外すことになる場合には、ネジ止めタイプのカバー部材については保管しておくことで対応できるが、そのカバー部材を外装カバーに取り付ける際には再び工具を用いたネジの取り付け作業が必要となる。一方、切り落としタイプの外装カバー部分については、保管しておいてもその切り落とした部分を外装カバーに取り付け直すことが難しく、開口したままの接続用開口部を塞ぐための対策が別途必要となる。
【0008】
ちなみに、従来においては、オプション機器を装着する場合、取り外したカバー部材や切り取った後の外装カバー部分を廃棄せずに有効利用する観点から、例えば、取り外したカバー部材をその上下あるいは左右方向で逆方向に取り付け直すことができる形態にする画像形成装置(特許文献1)や、切り取ったカバー部分を独立の機能(フック機能、ペントレイ機能、小物入れ機能など)をもたせた形状にする画像形成装置(特許文献2)が提案されている。
【0009】
しかし、この提案の画像形成装置にあっては、その有効利用するための形態や形状に沿ってカバー部材や切り取り部分をあらかじめ形成しておく必要があり、その分、製造コストが増加してしまう。また、そのカバー部材等について異なる画像形成装置ごとに独自の形態や形状を設計および作製する必要があり、かかる対応が煩雑になる。
【0010】
【特許文献1】特開2000−270133号公報
【特許文献2】特開平10−133443号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、以上の実状に鑑みてなされたものであり、その主な目的とするところは、オプション機器の装着等に際しても、外装カバーの接続用開口部を塞ぐ部品等を取り外すために工具を使用した面倒な作業が発生することなく、簡単でしかも安価に対応することができる画像形成装置を提供することにある。
【0012】
また、他の目的としては、外装カバーの接続用開口部を塞ぐ部品等の取り外し後における取扱い性が良好であるとか、あるいは簡単に再利用することもできる画像形成装置を提供することになる。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像形成装置は、オプション機器の装着により使用される接続用開口部を有する外装カバーを備えた画像形成装置において、前記外装カバーの接続用開口部を含む部位にシート材を剥離可能に貼り付けていることを特徴とするものである。
【0014】
このような画像形成装置によれば、オプション機器の装着に際しては、その外装カバーに単に貼り付けられたシート材を手で剥がせばよい。これにより、外装カバーにおける接続開口部が露出してオプション機器の装着が可能となる。このようにシート材の取り外しは工具を使用することなく簡単に行うことができる。また、シート材は接続用開口部を含むような大きさのものであれば十分であり、特殊な形状を付加する必要もないため、安価に提供できる。なお、シート材は、その剥離作業をより容易なものとするために、剥がす部分がわかりやすく、またその剥がし始める際のきっかけとなるような形状部分(突出した形状や、切り欠いた形状など)を形成してもよい。
【0015】
上記シート材は、基本的に外装カバーの接続用開口部を含む部位に貼り付けることができるシート形態のものであればよいが、好ましくは接続用開口部を少なくとも塞ぐ大きさからなるとともにそのカバーの厚さよりも薄い厚さからなるシート材とするとよい。これにより、シート部材は比較的剛性の少ないものとなり取扱いやすいものとなる。
【0016】
外装カバーの厚さは、リブ等の余分な形状部分がない面状部分の平均厚さである。シート材の厚さは、この外装カバーの厚さの0.05〜0.2倍程度に設定するとよい。また、シート材は、手の力で容易に変形させることができる程度の強度(軟性)を有するものとすることが望ましい。さらに、シート材は、外装カバーを形成する材料と同じ材料で構成したものであっても、あるいは、別の材料で構成したものであってもよい。別の材料としては、紙類、プラスチックシートまたはフィルム等が挙げられる。また、シート材は、その外観を外装カバーの貼り付け部位の表面色や表面処理状態(シボ処理などを施した状態)に合わせた内容で構成するとよい。
【0017】
また、上記シート材の貼り付け手段については、基本的にシート材を外装カバー部分に貼り付けることができるとともにその貼り付けた後に容易に剥離することもできるものであればよく、例えば一般的な粘着剤(接着剤)を使用する方式が適用可能であるが、好ましくは剥離後の再貼り付けが可能な弱粘着材とする。この場合には、シート材を容易に剥離することができることに加え、オプション機器が不要となり取り外されることがあっても剥がしたシート材を外装カバーに容易に貼り付けて再利用する(復帰させる)ことができる。
【0018】
弱粘着とは、手の力で容易に剥がすことができる粘着力であって、しかも剥がした後でも十分な粘着性が残っているような特性をいうものである。この弱粘着材は、その形態について特に制約されるものではなく、例えばシート材に弱粘着性の粘着剤を粘着層として予め形成するものや、シート材に弱粘着性の粘着剤を貼り付けの段階で直接塗るものや、弱粘着性の粘着剤を片面に塗布形成した両面粘着テープ(テープ基材の他面には弱粘着性粘着剤よりも粘着強度が強い粘着剤を塗布する)として構成されるもの等の形態が適用可能である。粘着剤(弱粘着材を含む)を使用する場合、その粘着剤はシート材を剥離した際にシート材側に付着して外装カバー側に残存しない特性を有するものであることが好ましい。
【0019】
以上のような画像形成装置の画像形成方式等については、特に制約されるものではなく、記録用紙等の記録媒体に画像を形成することができるものであれば如何なる方式のものであってもよい。オプション機器は、画像形成装置本体の外装カバーに開設される接続用開口部を使用するように装着されるものであれば特に制約されるものではなく、例えば、両面記録用搬送ユニット、後処理装置、大容量給紙装置などである。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の形態に係るプリンタを示すものである。
【0021】
このプリンタ1は、その本体(支持フレーム等からなる筐体)の内部に電子写真方式、静電記録方式等により画像情報に応じたトナー像を形成した後、そのトナー像を記録用紙に転写して定着する画像出力エンジンが配置され、その画像出力エンジンにより記録用紙の片面に白黒画像またはカラー画像をプリントできるものであり、また、その本体外部がABS等のプラスチック成形品からなる外装カバー2で覆われた外観を有するものである。
【0022】
外装カバー2は、プリンタ本体の正面側に対して開閉可能に取り付けられた前面カバー部21や、本体の上部に取り付けられる上部カバー部22や、本体の左右側面にそれぞれ取り付けられる側面カバー部23、本体の背面側に取り付けられる図示しない背面カバー部等で構成されている。図中の符号24は、上部カバー部22に開設された第1排紙口(図8の符号22a)から排出されるプリント後の記録用紙を積載収容するように形成された排紙トレイ部、25は本体の正面側に対して引き出し可能に取り付けられ、プリント対象の記録用紙が積載収容される給紙カセットのカバー、26は本体の一方の側面部に開閉収容可能に取り付けられた手ざしの給紙トレイである。
【0023】
また、このプリンタ1は、記録用紙の表裏両面に画像を形成するいわゆる両面プリントを行うためには、オプション機器としての両面記録用搬送ユニット3を外装カバー2の側面カバー部23側に装着する構成になっている。
【0024】
両面記録用搬送ユニット3は、両面プリント時に、外装カバーの側面カバー部24に形成された第2排紙口23aを通して本体外部に排出される片面プリント後の記録用紙を、その他面へのプリントのために本体内部に再び搬送し直す用紙搬送機構を備えたものである。
【0025】
そして、このプリンタ1は、両面記録用搬送ユニット3を装着しない間は、第1排紙口23aが形成された外装カバーの側面カバー部23にカバーシート4を貼り付けている。
【0026】
カバーシート4は、図2や図3に示すように、その平面形状が長方形からなるとともに、第2排出口23aとその近傍に形成された駆動機構用接続口23bとを塞ぐことができる面積からなるものである。この実施の形態では、特に側面カバー部23における排紙口23a等の接続用開口部を含む長方形状の領域部分23cが本体内部側に陥没した形状に形成されており、この側面カバー部の陥没部分23cにカバーシート4を貼り付けるようになっている(図2b)。
【0027】
また、このカバーシート4は、厚さが0.2mm程度の紙またはプラスチックフィルムで形成されている。ちなみに、カバーシート4の厚さは、側面カバー部23の面部(陥没部分22cも含まれる)の平均厚さdが2.5mmであるため、その厚さdに対して0.08倍程度の厚さ関係になっている。また、カバーシート4は不透明なものであり、この結果、このカバーシート4の貼り付けにより上記排紙口23a等が目隠しされて外部から視認できない状態になる。カバーシート4の外表面は、側面カバー部23の表面色や状態にあわせた内容にしており、側面カバー部23と外観上調和したものにしている。
【0028】
このカバーシート4は、弱粘着両面テープ5を使用して外装カバーの側面カバー部23に貼り付けられている。すなわち、弱粘着両面テープ5をカバーシート4の片面の所要部分(全面や外周部など)に貼っておき、その両面テープ5を介して側面カバー部23に貼り付けている。弱粘着両面テープ5は、ポリエステルフィルム等のテープ基材の片面にアクリル系等の弱粘着性の粘着剤を塗布形成してなり、その他面に通常のアクリル系等の粘着剤(強粘着剤)を塗布形成したものを使用している。ちなみに、この両面テープ5における弱粘着剤層側の剥離強さは100N・mである一方、その強粘着剤層側の剥離強さは弱粘着剤層側のそれよりも更に150N・m以上を加えた値である。ただし、外装カバーに貼り付けたときの保持力は弱粘着剤層および強粘着剤層とも同じである。そしてこのような両面テープ5は、その通常の粘着剤を塗布した面をカバーシート4に当接させることで貼り付けている。このときの貼り付け作業は、特に工具を用いる必要がなく簡単に行うことができる。
【0029】
また、このカバーシート4には、図3に示すように、その長方形の1辺の一部に突片部40が形成されている。この突片部40は、図2aや図4aに示すように側面カバー部の陥没部分23cの領域内に収まらずその領域外にはみ出す状態となるが、そのはみ出した部分は前記粘着両面テープ(5)によって側面カバー部23の通常の面部(陥没していない部分)に貼り付けられている(図4a)。
【0030】
このようなプリンタ1において両面記録用搬送ユニット3を装着する場合には、以下のような作業が行われる。
【0031】
まず、そのユニットの装着作業に先立って、外装カバーの側面カバー部23に貼り付けられているカバーシート4を剥離する作業が行われる。この剥離作業は、図4bに示すようにカバーシート4の突片部40を指の爪にひっかけて側面カバー部23から剥がし、その突片部40を指で掴んでカバーシート4を側面カバー部23から遠ざける方向に徐々に引っ張り上げることにより行われる。
【0032】
これにより、カバーシート4は弱粘着両面テープ5の粘着力に抗して側面カバー部23から容易に剥がし取ることができる。この際、ドライバー等の工具を使うことなく、剥離作業を行うことができる。また、突片部40がカバーシートの剥がし始める部分としての目印となるとともにその剥がし始めのきっかけとなるため、陥没部分23cに貼り付けられたカバーシート4であっても、その剥離作業をより簡単にかつ効率よく行うことができる。さらに、この実施の形態では、カバーシート4を剥がした後の側面カバー部23に、弱粘着両面テープ5における前記弱粘着性の粘着剤の一部が残っていることがなく、側面カバー部23の外観が損なわれることはなかった。
【0033】
また、剥がしたカバーシート4は、基本的に紙で形成されて柔らかいものであるため、小さく折り畳んだ状態で廃棄することができ、取扱い性に優れたものである。また、その廃棄は焼却することも可能であるため、環境保全の面でも優れたものである。ただし、剥がしたカバーシート4は、後日使用することを見越して保管しておくこともできる。この場合であっても、その保管は容易に行うことができる(例えば、背面側の外装カバー部分や全面カバー部の裏面に仮止め的に貼っておくことも可能である)。
【0034】
このようにしてカバーシート4を剥がすことにより、側面カバー部23には、図5や図6に示すようにその陥没部分23cとその部分に形成されている第2排出口23a、駆動機構用接続口23b及びユニット装着用位置決め孔23d等が露出した状態となる。
【0035】
そして、このような状態になった側面カバー部23に対して両面記録用搬送ユニット3を装着するための取り付け作業が行われる。このユニット3の取り付け作業は、ネジ止めなどを含む取り付け手段にて行われる。
【0036】
ちなみに両面記録用搬送ユニット3は、両面プリント時になると、図8に示すような用紙搬送を実行する。
【0037】
まずプリンタの本体側において、図8の実線矢印で示すように、給紙カセットから供給される記録用紙の片面に対して前記した画像出力エンジン8によりプリントが行われた後、その片面プリント後の記録用紙がその先端部側を第1排紙口22aから排出させた状態になるまで搬送されて停止させられる。次いで、その片面プリント後の記録用紙が、図8の二点鎖線矢印で示すように、その後端部側から第2排紙口23aを通して本体外部となる両面記録用搬送ユニット3内に送りこまれ、その状態のままで側面カバー部23に開設された給紙口23eを通してプリント本体内に搬入される。これにより、片面プリント後の記録用紙は(スイッチバック搬送方式にて)反転された状態で画像出力エンジン8に再送され、その他面に対してプリントが行われる。このようにユニット3は、片面プリント後にスイッチバックされて本体内から排出される記録用紙を本体内に再送するようになっている。なお、他面へのプリントがなされて両面プリントが完了した記録用紙は、第1排紙口22aから排出されるように搬送されることにより収容トレイ部24上に収容される。
【0038】
また、このプリンタ1では、一度装着した両面記録用搬送ユニット3が不要となり取り外す必要が生じた場合であっても、そのユニット3を取り外した後の外装カバーの側面カバー部23(陥没部分23c)に、先に取り外して保管しておいたカバーシート4を再度貼り付けることができる。この貼り付け作業に際しても、工具を使用することなく簡単に行うことができる。また、このシートの貼り付けにより、不要となった第2排紙口23aなどを再び塞いで外観を損なわないように隠しておくことができる。
【0039】
なお、前記実施の形態では、カバーシート4を貼り付ける外装カバーの側面カバー部23に陥没部分23cを形成した構成例について説明したが、かかる陥没部分を形成しないように構成しても構わない。この場合には、必要に応じてカバーシート4に前記したような突片部40を形成しなくともよい。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像形成装置によれば、オプション機器の装着等に際しても、外装カバーに貼り付けたシート材を剥がすだけで済むため、従来技術のように外装カバーの接続用開口部を塞ぐ部品等を取り外するために工具を使用した面倒な作業が発生することなく、簡単でしかも安価に対応することができる。
【0041】
また、そのシート材を外装カバーの厚さよりも薄いものとすることで、外装カバーの接続用開口部を塞ぐ部品等の取り外し後における取扱い性がより良好になる。さらに、そのシート材を再貼り付けが可能な弱粘着材にて貼り付けるように構成することにより、より簡単に再利用することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係るプリンタを主に示す斜視図。
【図2】(a)は外装カバーの一部にカバーシートを貼り付けた状態を示す要部正面図、(b)は(a)のB−B線断面図。
【図3】(a)はカバーシートの平面図、(b)はカバーシートの一部断面図。
【図4】(a)はカバーシートの突片部の貼り付け状態を示す要部断面図、(b)はそのカバーシートの剥離時に突片部を剥がし始めた状態を示す要部断面図。
【図5】カバーシートを剥がした後のプリンタを主に示す斜視図。
【図6】(a)はカバーシートを剥がした後の外装カバーの状態を示す要部正面図、(b)は(a)のB−B線断面図。
【図7】両面記録用搬送ユニットを取り付けた状態のプリンタを示す斜視図。
【図8】両面プリント時における両面記録用搬送ユニットの用紙搬送機能を示す要部説明図。
【符号の説明】
1…プリンタ(画像形成装置)、2…外装カバー、3…両面記録用搬送ユニット(オプション機器)、4…カバーシート(シート材)、5…弱粘着性両面テープ(弱粘着材)、23…外装カバーの側面カバー部、23a…第2排紙口(接続用開口部)、d…外装カバーの厚さ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録用紙等の記録媒体に所望の画像を形成し得る、プリンタ、複写機、ファクシミリ等やそれらの各機能のいくつかを兼備させた複合機等の画像形成装置に係り、特に、その装置本体にオプション機器を装着し得る画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の画像形成装置においては、標準仕様のほかに、ユーザの自由な選択により追加して装着できるオプション機器が用意されている場合がある。
【0003】
また、そのオプション機器のなかには、画像形成装置本体の外装カバーに開設される接続用開口部を使用するように装着されるものがある。具体的には、用紙の表裏両面に画像を形成する際に片面に画像を形成した後に装置本体の内部から外装カバーの排紙口を通して排出される用紙を装置本体の内部の作像部に再送するための両面記録用搬送ユニットや、画像形成後に外装カバーの排紙口を通して排出される用紙について所望の後処理(仕分け排紙、綴じ込み、孔空け等の処理)を施すための後処理装置等である。
【0004】
そして、このようなオプション機器を装着できる画像形成装置では、一般に、そのオプション機器を装着しないときには、上記排紙口等の接続用開口部が開設される外装カバーの部分に、プラスチック成形品からなる剛性のあるカバー部材をネジにより取り外し可能に取り付けてその開口部を塞いだ状態にしておき、オプション機器を装着する際にそのカバー部材を取り外して開口部を使用可能な状態にするように構成している。この他にも、外装カバーの接続用開口部とすべき部位にあらかじめミシン目状の切れ目を形成しておき、オプション機器を装着する際にその切れ目部分から外装カバーの一部を切り落として開口部を開設するように構成している。
【0005】
しかし、かかる構成を採用する画像形成装置においては、オプション機器を装着するに先立って工具を使用した面倒な作業が必要である。すなわち、ネジ止めされているカバー部材をドライバー等の工具により取り外す作業や、切れ目が形成されている外装カバーの一部をカッターやドライバー等の工具により切り落とす作業が必要となる。
【0006】
また、上記画像形成装置においては、その取り外したカバー部材や切り落としたカバー部分が不要となるため廃棄されることになるが、その場合にはカバー部材や外装カバー部分が剛性のあるものであるため細分化が容易でなく嵩張ったゴミになり取扱いにくいものであった。そのカバー部材や外装カバー部分を廃棄することなく回収してリサイクルすることもできるが、その場合にはリサイクルコストが発生する。
【0007】
さらに、オプション機器が不要となり装置本体から取り外すことになる場合には、ネジ止めタイプのカバー部材については保管しておくことで対応できるが、そのカバー部材を外装カバーに取り付ける際には再び工具を用いたネジの取り付け作業が必要となる。一方、切り落としタイプの外装カバー部分については、保管しておいてもその切り落とした部分を外装カバーに取り付け直すことが難しく、開口したままの接続用開口部を塞ぐための対策が別途必要となる。
【0008】
ちなみに、従来においては、オプション機器を装着する場合、取り外したカバー部材や切り取った後の外装カバー部分を廃棄せずに有効利用する観点から、例えば、取り外したカバー部材をその上下あるいは左右方向で逆方向に取り付け直すことができる形態にする画像形成装置(特許文献1)や、切り取ったカバー部分を独立の機能(フック機能、ペントレイ機能、小物入れ機能など)をもたせた形状にする画像形成装置(特許文献2)が提案されている。
【0009】
しかし、この提案の画像形成装置にあっては、その有効利用するための形態や形状に沿ってカバー部材や切り取り部分をあらかじめ形成しておく必要があり、その分、製造コストが増加してしまう。また、そのカバー部材等について異なる画像形成装置ごとに独自の形態や形状を設計および作製する必要があり、かかる対応が煩雑になる。
【0010】
【特許文献1】特開2000−270133号公報
【特許文献2】特開平10−133443号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、以上の実状に鑑みてなされたものであり、その主な目的とするところは、オプション機器の装着等に際しても、外装カバーの接続用開口部を塞ぐ部品等を取り外すために工具を使用した面倒な作業が発生することなく、簡単でしかも安価に対応することができる画像形成装置を提供することにある。
【0012】
また、他の目的としては、外装カバーの接続用開口部を塞ぐ部品等の取り外し後における取扱い性が良好であるとか、あるいは簡単に再利用することもできる画像形成装置を提供することになる。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像形成装置は、オプション機器の装着により使用される接続用開口部を有する外装カバーを備えた画像形成装置において、前記外装カバーの接続用開口部を含む部位にシート材を剥離可能に貼り付けていることを特徴とするものである。
【0014】
このような画像形成装置によれば、オプション機器の装着に際しては、その外装カバーに単に貼り付けられたシート材を手で剥がせばよい。これにより、外装カバーにおける接続開口部が露出してオプション機器の装着が可能となる。このようにシート材の取り外しは工具を使用することなく簡単に行うことができる。また、シート材は接続用開口部を含むような大きさのものであれば十分であり、特殊な形状を付加する必要もないため、安価に提供できる。なお、シート材は、その剥離作業をより容易なものとするために、剥がす部分がわかりやすく、またその剥がし始める際のきっかけとなるような形状部分(突出した形状や、切り欠いた形状など)を形成してもよい。
【0015】
上記シート材は、基本的に外装カバーの接続用開口部を含む部位に貼り付けることができるシート形態のものであればよいが、好ましくは接続用開口部を少なくとも塞ぐ大きさからなるとともにそのカバーの厚さよりも薄い厚さからなるシート材とするとよい。これにより、シート部材は比較的剛性の少ないものとなり取扱いやすいものとなる。
【0016】
外装カバーの厚さは、リブ等の余分な形状部分がない面状部分の平均厚さである。シート材の厚さは、この外装カバーの厚さの0.05〜0.2倍程度に設定するとよい。また、シート材は、手の力で容易に変形させることができる程度の強度(軟性)を有するものとすることが望ましい。さらに、シート材は、外装カバーを形成する材料と同じ材料で構成したものであっても、あるいは、別の材料で構成したものであってもよい。別の材料としては、紙類、プラスチックシートまたはフィルム等が挙げられる。また、シート材は、その外観を外装カバーの貼り付け部位の表面色や表面処理状態(シボ処理などを施した状態)に合わせた内容で構成するとよい。
【0017】
また、上記シート材の貼り付け手段については、基本的にシート材を外装カバー部分に貼り付けることができるとともにその貼り付けた後に容易に剥離することもできるものであればよく、例えば一般的な粘着剤(接着剤)を使用する方式が適用可能であるが、好ましくは剥離後の再貼り付けが可能な弱粘着材とする。この場合には、シート材を容易に剥離することができることに加え、オプション機器が不要となり取り外されることがあっても剥がしたシート材を外装カバーに容易に貼り付けて再利用する(復帰させる)ことができる。
【0018】
弱粘着とは、手の力で容易に剥がすことができる粘着力であって、しかも剥がした後でも十分な粘着性が残っているような特性をいうものである。この弱粘着材は、その形態について特に制約されるものではなく、例えばシート材に弱粘着性の粘着剤を粘着層として予め形成するものや、シート材に弱粘着性の粘着剤を貼り付けの段階で直接塗るものや、弱粘着性の粘着剤を片面に塗布形成した両面粘着テープ(テープ基材の他面には弱粘着性粘着剤よりも粘着強度が強い粘着剤を塗布する)として構成されるもの等の形態が適用可能である。粘着剤(弱粘着材を含む)を使用する場合、その粘着剤はシート材を剥離した際にシート材側に付着して外装カバー側に残存しない特性を有するものであることが好ましい。
【0019】
以上のような画像形成装置の画像形成方式等については、特に制約されるものではなく、記録用紙等の記録媒体に画像を形成することができるものであれば如何なる方式のものであってもよい。オプション機器は、画像形成装置本体の外装カバーに開設される接続用開口部を使用するように装着されるものであれば特に制約されるものではなく、例えば、両面記録用搬送ユニット、後処理装置、大容量給紙装置などである。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の形態に係るプリンタを示すものである。
【0021】
このプリンタ1は、その本体(支持フレーム等からなる筐体)の内部に電子写真方式、静電記録方式等により画像情報に応じたトナー像を形成した後、そのトナー像を記録用紙に転写して定着する画像出力エンジンが配置され、その画像出力エンジンにより記録用紙の片面に白黒画像またはカラー画像をプリントできるものであり、また、その本体外部がABS等のプラスチック成形品からなる外装カバー2で覆われた外観を有するものである。
【0022】
外装カバー2は、プリンタ本体の正面側に対して開閉可能に取り付けられた前面カバー部21や、本体の上部に取り付けられる上部カバー部22や、本体の左右側面にそれぞれ取り付けられる側面カバー部23、本体の背面側に取り付けられる図示しない背面カバー部等で構成されている。図中の符号24は、上部カバー部22に開設された第1排紙口(図8の符号22a)から排出されるプリント後の記録用紙を積載収容するように形成された排紙トレイ部、25は本体の正面側に対して引き出し可能に取り付けられ、プリント対象の記録用紙が積載収容される給紙カセットのカバー、26は本体の一方の側面部に開閉収容可能に取り付けられた手ざしの給紙トレイである。
【0023】
また、このプリンタ1は、記録用紙の表裏両面に画像を形成するいわゆる両面プリントを行うためには、オプション機器としての両面記録用搬送ユニット3を外装カバー2の側面カバー部23側に装着する構成になっている。
【0024】
両面記録用搬送ユニット3は、両面プリント時に、外装カバーの側面カバー部24に形成された第2排紙口23aを通して本体外部に排出される片面プリント後の記録用紙を、その他面へのプリントのために本体内部に再び搬送し直す用紙搬送機構を備えたものである。
【0025】
そして、このプリンタ1は、両面記録用搬送ユニット3を装着しない間は、第1排紙口23aが形成された外装カバーの側面カバー部23にカバーシート4を貼り付けている。
【0026】
カバーシート4は、図2や図3に示すように、その平面形状が長方形からなるとともに、第2排出口23aとその近傍に形成された駆動機構用接続口23bとを塞ぐことができる面積からなるものである。この実施の形態では、特に側面カバー部23における排紙口23a等の接続用開口部を含む長方形状の領域部分23cが本体内部側に陥没した形状に形成されており、この側面カバー部の陥没部分23cにカバーシート4を貼り付けるようになっている(図2b)。
【0027】
また、このカバーシート4は、厚さが0.2mm程度の紙またはプラスチックフィルムで形成されている。ちなみに、カバーシート4の厚さは、側面カバー部23の面部(陥没部分22cも含まれる)の平均厚さdが2.5mmであるため、その厚さdに対して0.08倍程度の厚さ関係になっている。また、カバーシート4は不透明なものであり、この結果、このカバーシート4の貼り付けにより上記排紙口23a等が目隠しされて外部から視認できない状態になる。カバーシート4の外表面は、側面カバー部23の表面色や状態にあわせた内容にしており、側面カバー部23と外観上調和したものにしている。
【0028】
このカバーシート4は、弱粘着両面テープ5を使用して外装カバーの側面カバー部23に貼り付けられている。すなわち、弱粘着両面テープ5をカバーシート4の片面の所要部分(全面や外周部など)に貼っておき、その両面テープ5を介して側面カバー部23に貼り付けている。弱粘着両面テープ5は、ポリエステルフィルム等のテープ基材の片面にアクリル系等の弱粘着性の粘着剤を塗布形成してなり、その他面に通常のアクリル系等の粘着剤(強粘着剤)を塗布形成したものを使用している。ちなみに、この両面テープ5における弱粘着剤層側の剥離強さは100N・mである一方、その強粘着剤層側の剥離強さは弱粘着剤層側のそれよりも更に150N・m以上を加えた値である。ただし、外装カバーに貼り付けたときの保持力は弱粘着剤層および強粘着剤層とも同じである。そしてこのような両面テープ5は、その通常の粘着剤を塗布した面をカバーシート4に当接させることで貼り付けている。このときの貼り付け作業は、特に工具を用いる必要がなく簡単に行うことができる。
【0029】
また、このカバーシート4には、図3に示すように、その長方形の1辺の一部に突片部40が形成されている。この突片部40は、図2aや図4aに示すように側面カバー部の陥没部分23cの領域内に収まらずその領域外にはみ出す状態となるが、そのはみ出した部分は前記粘着両面テープ(5)によって側面カバー部23の通常の面部(陥没していない部分)に貼り付けられている(図4a)。
【0030】
このようなプリンタ1において両面記録用搬送ユニット3を装着する場合には、以下のような作業が行われる。
【0031】
まず、そのユニットの装着作業に先立って、外装カバーの側面カバー部23に貼り付けられているカバーシート4を剥離する作業が行われる。この剥離作業は、図4bに示すようにカバーシート4の突片部40を指の爪にひっかけて側面カバー部23から剥がし、その突片部40を指で掴んでカバーシート4を側面カバー部23から遠ざける方向に徐々に引っ張り上げることにより行われる。
【0032】
これにより、カバーシート4は弱粘着両面テープ5の粘着力に抗して側面カバー部23から容易に剥がし取ることができる。この際、ドライバー等の工具を使うことなく、剥離作業を行うことができる。また、突片部40がカバーシートの剥がし始める部分としての目印となるとともにその剥がし始めのきっかけとなるため、陥没部分23cに貼り付けられたカバーシート4であっても、その剥離作業をより簡単にかつ効率よく行うことができる。さらに、この実施の形態では、カバーシート4を剥がした後の側面カバー部23に、弱粘着両面テープ5における前記弱粘着性の粘着剤の一部が残っていることがなく、側面カバー部23の外観が損なわれることはなかった。
【0033】
また、剥がしたカバーシート4は、基本的に紙で形成されて柔らかいものであるため、小さく折り畳んだ状態で廃棄することができ、取扱い性に優れたものである。また、その廃棄は焼却することも可能であるため、環境保全の面でも優れたものである。ただし、剥がしたカバーシート4は、後日使用することを見越して保管しておくこともできる。この場合であっても、その保管は容易に行うことができる(例えば、背面側の外装カバー部分や全面カバー部の裏面に仮止め的に貼っておくことも可能である)。
【0034】
このようにしてカバーシート4を剥がすことにより、側面カバー部23には、図5や図6に示すようにその陥没部分23cとその部分に形成されている第2排出口23a、駆動機構用接続口23b及びユニット装着用位置決め孔23d等が露出した状態となる。
【0035】
そして、このような状態になった側面カバー部23に対して両面記録用搬送ユニット3を装着するための取り付け作業が行われる。このユニット3の取り付け作業は、ネジ止めなどを含む取り付け手段にて行われる。
【0036】
ちなみに両面記録用搬送ユニット3は、両面プリント時になると、図8に示すような用紙搬送を実行する。
【0037】
まずプリンタの本体側において、図8の実線矢印で示すように、給紙カセットから供給される記録用紙の片面に対して前記した画像出力エンジン8によりプリントが行われた後、その片面プリント後の記録用紙がその先端部側を第1排紙口22aから排出させた状態になるまで搬送されて停止させられる。次いで、その片面プリント後の記録用紙が、図8の二点鎖線矢印で示すように、その後端部側から第2排紙口23aを通して本体外部となる両面記録用搬送ユニット3内に送りこまれ、その状態のままで側面カバー部23に開設された給紙口23eを通してプリント本体内に搬入される。これにより、片面プリント後の記録用紙は(スイッチバック搬送方式にて)反転された状態で画像出力エンジン8に再送され、その他面に対してプリントが行われる。このようにユニット3は、片面プリント後にスイッチバックされて本体内から排出される記録用紙を本体内に再送するようになっている。なお、他面へのプリントがなされて両面プリントが完了した記録用紙は、第1排紙口22aから排出されるように搬送されることにより収容トレイ部24上に収容される。
【0038】
また、このプリンタ1では、一度装着した両面記録用搬送ユニット3が不要となり取り外す必要が生じた場合であっても、そのユニット3を取り外した後の外装カバーの側面カバー部23(陥没部分23c)に、先に取り外して保管しておいたカバーシート4を再度貼り付けることができる。この貼り付け作業に際しても、工具を使用することなく簡単に行うことができる。また、このシートの貼り付けにより、不要となった第2排紙口23aなどを再び塞いで外観を損なわないように隠しておくことができる。
【0039】
なお、前記実施の形態では、カバーシート4を貼り付ける外装カバーの側面カバー部23に陥没部分23cを形成した構成例について説明したが、かかる陥没部分を形成しないように構成しても構わない。この場合には、必要に応じてカバーシート4に前記したような突片部40を形成しなくともよい。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像形成装置によれば、オプション機器の装着等に際しても、外装カバーに貼り付けたシート材を剥がすだけで済むため、従来技術のように外装カバーの接続用開口部を塞ぐ部品等を取り外するために工具を使用した面倒な作業が発生することなく、簡単でしかも安価に対応することができる。
【0041】
また、そのシート材を外装カバーの厚さよりも薄いものとすることで、外装カバーの接続用開口部を塞ぐ部品等の取り外し後における取扱い性がより良好になる。さらに、そのシート材を再貼り付けが可能な弱粘着材にて貼り付けるように構成することにより、より簡単に再利用することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係るプリンタを主に示す斜視図。
【図2】(a)は外装カバーの一部にカバーシートを貼り付けた状態を示す要部正面図、(b)は(a)のB−B線断面図。
【図3】(a)はカバーシートの平面図、(b)はカバーシートの一部断面図。
【図4】(a)はカバーシートの突片部の貼り付け状態を示す要部断面図、(b)はそのカバーシートの剥離時に突片部を剥がし始めた状態を示す要部断面図。
【図5】カバーシートを剥がした後のプリンタを主に示す斜視図。
【図6】(a)はカバーシートを剥がした後の外装カバーの状態を示す要部正面図、(b)は(a)のB−B線断面図。
【図7】両面記録用搬送ユニットを取り付けた状態のプリンタを示す斜視図。
【図8】両面プリント時における両面記録用搬送ユニットの用紙搬送機能を示す要部説明図。
【符号の説明】
1…プリンタ(画像形成装置)、2…外装カバー、3…両面記録用搬送ユニット(オプション機器)、4…カバーシート(シート材)、5…弱粘着性両面テープ(弱粘着材)、23…外装カバーの側面カバー部、23a…第2排紙口(接続用開口部)、d…外装カバーの厚さ。
Claims (3)
- オプション機器の装着により使用される接続用開口部を有する外装カバーを備えた画像形成装置において、
前記外装カバーの接続用開口部を含む部位にシート材を剥離可能に貼り付けていることを特徴とする画像形成装置。 - 前記シート材が、前記接続用開口部を少なくとも塞ぐ大きさからなるとともに外装カバーの厚さよりも薄い厚さからなるシート材である請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記シート材の貼り付け手段が、剥離後の再貼り付けが可能な弱粘着材である請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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JP2009058856A (ja) * | 2007-09-03 | 2009-03-19 | Canon Inc | 画像形成装置 |
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- 2002-11-20 JP JP2002336505A patent/JP2004167846A/ja not_active Withdrawn
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