JP2004166567A - 混合食品包装体 - Google Patents

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Noboru Saiga
昇 雑賀
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Abstract

【課題】二種食品を混合して食する食品の包装体として、生鮮食品や調味液を、二重構造をなした二つの袋に収納して、随時、食する直前に二種食品を袋内部で混合することで、味、色、食感を損なうことなく品質を向上して、使用上の利便性と簡便性を高める。
【解決手段】合成樹脂フィルム製の二つの袋が二重構をなし、内袋の一辺には易剥離性仮接着部を設ける。外袋の内部には生鮮食品の魚介類、野菜などを収納して、内袋には調味液などを収納する。外袋には生鮮食品の魚介類などと一緒に内袋も収納して密閉して、食する直前に外袋の外部から内袋を押し付けて易剥離性仮接着部を開封して、魚介類または野菜と調味液を外袋内で混合し、外袋を開封して食することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は袋内部で異なる二種類の食品を混合して食せることができる、二重構造をなした混合食品包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】
流通提供されている混合食品の多くは、主材料となる魚介類や野菜は、主材料単体で販売されているか、または調味液やドレッシングなどが別な袋に収納されている。また別々に収納された食品を、同一袋内部で混合させる技術としては、例えば特願平11−297478号広報に開示されている食品包装体の技術もある。この技術は食品を収納する混合用袋が、二室に区画する易剥離性仮接着部を設けて二連に連結されているので、二室に食品を収納する作業を同時に行われないと、先に収納した食品が袋から溢れ出る問題があった。また二連に連結しているので、同じ内容物を収納した本発明と比較すると、全体の袋表面積が大きくなって取り扱いが不便であった。
【0003】
生鮮魚介類を調味液に短時間漬け込んで食する食品があるが、別な容器に取り出して調味液を加えて漬け込む場合は、容器の準備や使用後に洗浄する手間が必要となる。また最初から調味液と生鮮魚介類を一緒に混合して、袋に充填して流通提供すると、調味液が漬かり過ぎて色や味が損なわれる問題があった。これは野菜または食肉と調味液を混合して漬け込んだ場合も同様である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
生鮮食品及び食肉を調味液と混合又は混合して漬け込む場合に、混合のための容器を準備する必用性を無くし、食する時間に合わせて混合できることで、漬かり過ぎによる色や味を損なう問題を無くす。また混合する調味液の分量に、過不足が生じないために計量する必用がないようにする。
【0005】
本発明が解決すべき課題は、混合を必用とする生鮮食品などや調味液食材を二重構造の一体化包装袋に其々を収納し混合食品包装体として提供する。これにより混合用容器の準備や計量の手間を省き、食する時期に合わせて混合することで、味、色、食感などの品質及び利便性を向上する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明によれば、混合を必用とする二種の食品を、二重構造をなす二つの袋の外袋には、適量に計量された調味液が収納された内袋と一緒に、生鮮食品の魚介類を適度な大きさに裁断して収納する。調味液が収納された内袋の一辺は、易剥離性仮接着部が設けてあるので、外袋の外部から強い圧力を加えると、易剥離性仮接着部が剥離開封されて、内袋に収納されている調味液が流出して生鮮食品の魚介類と混合する。この時、調味液は外袋の中にあり、袋の中で漬け込み作業が行えるので混合用容器を準備する必要がなく、漬け込みが終わると外袋を開封して、そのまま食器に移して食することができる。また混合して漬け込みができるまで外気に触れたり手で触れることがないので衛生的である。
請求項2の発明によれば、茹野菜または刻んだ生野菜と調味液またはドレッシングを其々の袋に収納して、前記の魚介類と同様な使い方ができる。
請求項3の発明によれば、食肉の下ごしらえ調味として、牛または豚または鶏肉などの生又は加工食肉と調味用の調味液を其々の袋に収納して、前記の魚介類と同様な使い方ができる。
【0007】
内袋の一辺に設ける易剥離性仮接着部は、特開平9−221176号広報、特開平9−286470号広報に記載されている、易剥離性仮接着機能の区画部を設けた二室混合用袋の易剥離性仮接着部を使用するが、合成樹脂フィルムでヒートシール接着強度が弱いフィルムを、本発明の易剥離性仮接着部に部分使用するのが良い。
【0008】
【発明実施の形態】
つぎに本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
〔実施例1〕
図1は本発明請求項1の実施形態で、魚介類をマグロ切身で実施した、実施例1マグロ漬丼の全体説明図である。生鮮食品のマグロ切身3は、調味液4が収納された内袋2と共に外袋1に収納されている。外袋1及び内袋2の四辺はヒートシール接着加工されて収容物は密閉されているが、内袋2の一辺は易剥離性仮接着部5が設けられていて、強い圧力を加えると容易に剥離できるが、他の辺のヒートシール接着部は容易に剥離しない剥離強度になっている。充填前の内袋2の易剥離性仮接着部5に対面する辺は開放状態であり、調味液4を充填収納した後に事前にヒートシール接着加工して密閉する。調味液4を収納した内袋2は、外袋1にマグロ切身3と一緒に収納して、外袋1の最後のヒートシール接着加工する際に内袋2の一辺を一緒に挟んでヒートシール接着加工して内袋2を外袋1に固定するのが良い。この場合では内袋2の材質は、表裏ともにヒートシール可能な材質にすれば良い。
【0009】
このように本発明実施の形態で造られたマグロ漬丼を、1週間冷凍で保存した後に流水で解凍して、外袋1の外部より調味液4が収納された内袋2を手で強く押し付けると、易剥離性仮接着部5が剥離して収納された調味液4が、外袋1の内部に流出した。つぎにマグロ切身3と調味液4をよく和えて、3分間放置して充分にマグロ切身3に調味液4を漬け込んだ。
【0010】
マグロ切身3に調味液4が漬かったところで、外袋1の開封用切込6より開封して、予め準備した丼飯に袋内に残った調味液4とマグロ切身3を乗せて、市販のマグロ漬丼商品を対象品として比較する目的で試食評価した。なお市販の商品は、調味液とマグロ切身は混合して一緒に袋に収納して、冷凍保存したものである。また調味液は本試食に使用した市販品の製造会社より、全く同じ味の調味液を提供してもらって使用し、マグロ切身も同様に同じ魚種の同じ寸法のものを提供してもらって使用した。試食のモニターは男女18人で実施して、マグロの味、色、食感について良い、普通、悪いの評価をしてもらった。市販品も含めたモニターの評価結果は表1の通りである。
【0011】
【表1】
Figure 2004166567
【0012】
表1のモニターによる試食評価で示すように、対象とした市販品はマグロ切身と調味液が既に混合されて袋に充填されているので、マグロ切身は調味液が過浸透状態になり、色も調味液の色に染まりマグロ本来の色では無かった。またマグロの味も調味液が過浸透して調味液の味ばかりが目立っていて、総合評価でも多数のモニターが実施例1を良いと評価した。
【0013】
〔実施例2〕
つぎに本発明請求項2実施形態の実施例2で、実施例1のマグロ切身3を、茹でて水切りしたホーレン草に替え、調味液4はお浸し用の調味液に替えて冷蔵で1日保存した。一方、対象品はホーレン草と調味液を和えた状態で同様に冷蔵で1日保存して比較の試食評価を実施した。モニターは実施例1と同様の男女18人で実施し、ホーレン草お浸しの味、色、食感で評価してもらった。モニターの評価結果は表2の通りである。
【0014】
【表2】
Figure 2004166567
【0015】
表2のモニターによる試食評価で示すように、本実施形態のホーレン草お浸しは、対象品と比較すると実施例1と同様に、ホーレン草と調味液を和えて冷蔵保存したものは、調味液が漬かり過ぎて色評価では圧倒的に悪いと評価し、総合評価でも本実施例2のホーレン草お浸しは良いと評価した。
【0016】
〔実施例3〕
つぎに本発明請求項3実施形態で焼肉用の牛肉と調味液で試験評価した。味、色については直前に調味液で下ごしらえした牛肉とは同じであるが、袋内で牛肉と調味液を混合して漬け込むことができて、非常に便利である事が確認できた。
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば混合する目的の二種食品を、二重構造をなした二つの袋に其々収納して、食する直前に混合することで、過度な浸透による味、色、食感を損なう問題および変質を解消することができて、包装体のまま冷蔵および冷凍保存した場合でも同様に問題を解消することができる。また混合のための容器を準備する手間が省けて利便性が向上して、混合する作業も密閉された袋内部で行えるので衛生的である。
【0018】
二重構造をなす二つの袋に、一食分に量的調整された生鮮魚介類のマグロ切身と漬け用の専用調味液を組み合わせたマグロ漬け丼は、適度に調味液がマグロ切身に浸透して尚且つ、ご飯に掛ける調味液も余すことも不足することもなく、新鮮なマグロ本来の味、色、食感で食することができた。これによりイカ丼、ウニ丼、鰹丼、海鮮丼などを食することもできる。
【0019】
外袋と内袋は、食品を収納する前には、二つの袋が連結していないので、二種の食品を其々の袋に収納するには、内袋に収納する調味液は別な場所で収納、または別な工程で収納して、袋の密封シール接着ができるので、作業上において便利である。なお、二つの袋が連結している場合には、どちらか先に充填収納した食品が、袋より流出又は飛び出たりすることが無いように注意しながら、後の食品の収納作業をしたり、二つの袋を同時に充填収納する不便性がある。
【0020】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の請求項1に記載されている、生鮮食品である魚介類のマグロ切身と調味液を収納した混合食品包装体の説明図である。
【符号の説明】
1 外袋
2 内袋
3 マグロ切身
4 調味液
5 易剥離性仮接着部
6 開封用切込

Claims (4)

  1. 合成樹脂フィルム製の外袋と内袋が二重構造になった包装袋に食品を収容し、内袋の一辺には易剥離性仮接着部を設けた混合食品包装体であって、外袋には生鮮食品の魚介類を収容し、内袋には調味液を収容した混合食品包装体。
  2. 前記の生鮮食品が野菜を主体とするものを外袋に収容し、一方の内袋には調味液を収容したものである請求項1記載の混合食品包装体。
  3. 食肉を主体とするものを外袋に収納し、一方の内袋には調味液を収納したものである請求項1記載の混合食品包装体。
  4. 前記生鮮食品又は食肉が冷凍状態で保存されている請求項1又は2又は3記載の混合食品包装体。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008029209A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Nippon Suisan Kaisha Ltd マグロ刺身の冷凍品、その製造方法、及び調味液との包装体
JP2009201461A (ja) * 2008-02-29 2009-09-10 Marunama Shokuhin:Kk イカ飯食品
US8409645B2 (en) 2008-11-18 2013-04-02 Kraft Foods Group Brands Llc Food package for segregating ingredients of a multi-component food product
JP2013116094A (ja) * 2011-12-05 2013-06-13 Maruyasu:Kk 包装済みの魚介類、及びその製造方法
US8541038B2 (en) 2008-11-18 2013-09-24 Kraft Foods Group Brands Llc Food package for segregating ingredients of a multi-component food product
US8551545B2 (en) 2008-11-18 2013-10-08 Kraft Foods Group Brands Llc Food package for segregating ingredients of a multi-component food product
JP2015221678A (ja) * 2014-05-23 2015-12-10 千鶴 竹内 食品包装用袋

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