JP2004165537A - 端子付きコイン型電気二重層コンデンサおよび電池 - Google Patents
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Abstract
【課題】表面実装対応コイン型(ボタン型)電気二重層コンデンサ、および、表面実装対応コイン型(ボタン型)電池において、より低背化が図られた製品を提供すること。
【解決手段】コンデンサセル1の大径電極2、および小径電極3にそれぞれ取り付けられるリード端子4,5を有する表面実装対応コイン型(ボタン型)電気二重層コンデンサ、および表面実装対応コイン型(ボタン型)電池において、大径電極2に取り付けられるリード端子4をコイン(ボタン)の側面の電極部に溶接する。リード端子4には、実装基板の半田付け面に対してほぼ平行となるように加工された接続部4cを設け、小径電極3に取り付けられるリード端子5にも実装基板の半田付け面に対してほぼ平行となるように加工された接続部5cを設け、接続部4c,5cが同一平面上に位置するような構造とする。
【選択図】 図1
【解決手段】コンデンサセル1の大径電極2、および小径電極3にそれぞれ取り付けられるリード端子4,5を有する表面実装対応コイン型(ボタン型)電気二重層コンデンサ、および表面実装対応コイン型(ボタン型)電池において、大径電極2に取り付けられるリード端子4をコイン(ボタン)の側面の電極部に溶接する。リード端子4には、実装基板の半田付け面に対してほぼ平行となるように加工された接続部4cを設け、小径電極3に取り付けられるリード端子5にも実装基板の半田付け面に対してほぼ平行となるように加工された接続部5cを設け、接続部4c,5cが同一平面上に位置するような構造とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表面実装対応コイン型(ボタン型)電気二重層コンデンサ、および、表面実装対応コイン型(ボタン型)電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のコイン型(もしくはボタン型)の電気二重層コンデンサ、および電池は、(電気二重層コンデンサや電池においては「コイン型」と「ボタン型」の用語は同様に使われているが、以下両方の意を含めて「コイン型」の用語を代表して用いる)コイン型それ自体には端子材が設けられていない。従って、例えば、プリント基板へ実装するにあたっては、その各電極面にリード端子を取り付けるようにしている。
【0003】
図6に、その一例を示す。この例に示されるように、コイン型の場合、コンデンサの下面(本図面の下側)からコインの側面に相当するコンデンサ側部外面まで連続した大径電極2とコンデンサ上面(本図面の上側)の小径電極3の2種類の外部電極を持っている。実装時の低背化を図るためには、通常、コインの上、下面を実装面と平行になるようにして使用される。
【0004】
すなわち、図6に示す従来例では、部品本体の上下面両端に位置する大径電極2の電極面と小径電極3の電極面にリード端子4,5が取り付けられている。さらに、表面実装に適用するために、各リード端子の自由端側4b、5bを実装面方向に、この例では各電極面とほぼ直交する同一方に折り曲げ、さらにその各先端の接続部4c、5cを実装するプリント基板面と平行となるように直角に折り曲げられている。
【0005】
【特許文献1】
実開平5−028023号公報
【0006】
【特許文献2】
特開2000−208120号公報
【0007】
【特許文献3】
特開2000−286153号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来用いられている構造では、リード端子の部品厚みが嵩張り、低背化への妨げとなっていた。従って、本発明の課題は、表面実装対応コイン型電気二重層コンデンサ、および、表面実装対応コイン型電池において、その低背化を可能としたリード端子の取り付け形状を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記従来の欠点を解決するためになされたもので、その構成上の特徴は、一方の電極が大径電極で、他方の電極が小径電極であるコイン状をなす少なくとも1つのコンデンサセルを含み、同コンデンサセルの大径電極、および、小径電極にリード端子を取り付けた電気二重層コンデンサにおいて、前記リード端子は、電極に溶接される溶接部を有する端子本体と、同端子本体の自由端側に、実装時に半田付け等で電気的に接続するための実装基板の接続面に対してほぼ平行となる接続部とを含み、前記リード端子が大径電極のコイン側面の電極部に溶接されていることにある。
【0010】
この場合、前記の大径電極の側面(コインの側面に相当する部分)に溶接されるリード端子の端子本体は、大径電極との接触面積を確保するため、大径電極のコイン側面の電極部を鉢巻き状に取り巻くように取り付けられることが好ましい。
【0011】
また、本発明は、コンデンサセルの替わりに電池であっても良い。
【0012】
本発明によれば、大径電極のコイン側面の電極部にリード端子が溶接されるように構成されるので、リード端子溶接部の部品厚がコンデンサ、電池等の全高に寄与しなくなるため、低背化が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0014】
図1は、本発明の第一の実施の形態に係るコイン型電気二重層コンデンサ(電池)の基本構造を模式的に示す図である。また、図2は、図1に示すコイン型電気二重層コンデンサ(電池)のリード端子の斜視図である。図3、図4は、図2に示すリード端子の変形例である。さらに、図5は、本発明の第二の実施の形態に係る電気二重層コンデンサ(電池)の基本構造を模式的に示す図である。
【0015】
以下に説明する実施の形態は、本発明を電気二重層コンデンサ(電池)に適用したものであるが、コイン型の電気二重層コンデンサとコイン型の電池とは外観上は同じであり、実施の形態上は変わることがないため、以下、電気二重層コンデンサで説明する。また、本発明は、電気二重層コンデンサ(電池)に限定されるものではなく、コイン型の外装構造を有する電子部品であれば、全て適用可能である。
【0016】
本発明の第一の実施の形態に係るコイン型電気二重層コンデンサは、図1に示されるように、コンデンサセル1の大径電極2、および、小径電極3にそれぞれ取り付けられるリード端子4,5を有している。
【0017】
大径電極2に取り付けられるリード端子4は、電極側面に溶接され、接続部4cがコンデンサセル1の下面とほぼ同一平面となるように取り付けられる。
【0018】
大径電極2に取り付けられるリード端子4は、電極側面に溶接される、実装基板面に対してほぼ直角に曲げられた溶接部を有するリード端子本体4aを備えている。さらに、同リード端子本体4aの先端部には、実装基板の接続面に対してほぼ平行となるように折り曲げられた接続部4cが連設されている。
【0019】
また、小径電極3に取り付けられるリード端子5は、電極上面に溶接され、接続部5cがコンデンサセル1の下面とほぼ同一平面となるように取り付けられる。
【0020】
リード端子5は、電極に溶接される溶接部を有する所定幅のリード端子本体5aを備えており、さらに、同リード端子本体5aの所定部位から実装基板面側にむけてほぼ直角に曲げられた脚部5bを備え、同脚部5bの先端部には、実装基板の接続面に対してほぼ平行となるように折り曲げられた接続部5cが連設されている。
【0021】
大径電極2に取り付けられたリード端子4の接続部4cと、小径電極3に取り付けられたリード端子5の接続部5cは同一平面上に位置するので、平板状のプリント基板に安定して設置可能で、半田付け等で電気的な接続が可能であり、容易に表面実装可能な構造になっている。
【0022】
図3、および図4に示したリード端子の変形例は、大径電極2とリード端子4の取り付け強度をより向上させるために、リード端子本体4aが大径電極2を鉢巻き状に取り巻き、溶接箇所を増やせるように形成されている。
【0023】
本発明の第二の実施の形態に係るコイン型電気二重層コンデンサは、図5に示されるように、コンデンサセル1の大径電極2、および小径電極3にそれぞれ取り付けられるリード端子4,5を有している。
【0024】
基本的には、第一の実施の形態と同様の構成であるが、第二の実施の形態では、小径電極側が実装面側となっており、小径電極3に取り付けられるリード端子5は単純な板状のものが用いられている。もちろん、第二の実施の形態においても、大径電極2に取り付けるリード端子4として、図3、図4に示す変形例が適用可能である。
【0025】
【実施例】
(実施例1)
実施例1として第一の実施形態に係るコイン型電気二重層コンデンサを次のように作製した。直径12.5mm、厚さ2.5mmの1225サイズのコイン型電気二重層コンデンサセル1にリード端子4,5としてSUS材板厚=0.2mmを用い、リード端子の接続部4c,5cに錫めっきを施したものをコンデンサセル1にレーザー溶接で溶接しサンプル作製した。大径電極に取り付けるリード端子4は、大径電極の側面に溶接した。
【0026】
(実施例2)
実施例2として第二の実施形態に係るコイン型電気二重層コンデンサを次のように作製した。直径12.5mm、厚さ2.5mmの1225サイズのコイン型電気二重層コンデンサセル1にリード端子4,5としてSUS材板厚=0.2mmを用い、リード端子の接続部4c,5cに錫めっきを施したものをコンデンサセル1にレーザー溶接で溶接しサンプル作製した。大径電極に取り付けるリード端子4は、大径電極の側面に溶接した。
【0027】
(比較例1)
一方、比較例1として、図6に示した構造の従来の電気二重層コンデンサを本発明の実施例1と同じ材質のものを用いて作製した。なお、大径電極に取り付けるリード端子4は、大径電極のコンデンサ上部の電極面に溶接した。
【0028】
以上のようにして、得た試料100個の背高と電気特性を測定した。その特性平均値を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】
表1に示したように、特性値はほとんど変わらないが、実施例1および実施例2は、比較例1に比べ製品背高が約0.2mm(約7%)低く作製できた。
【0031】
【発明の効果】
以上、述べたように、本発明によれば、表面実装対応コイン型電気二重層コンデンサ、および、表面実装対応コイン型電池において、大径電極の側面にリード端子が溶接されるように構成されることにより、リード端子溶接部の部品厚が嵩張ることなく、低背化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態に係る表面実装対応コイン型電気二重層コンデンサ(電池)の基本構造を模式的に示す図。
【図2】図1に示す表面実装対応コイン型電気二重層コンデンサ(電池)のリード端子を模式的に示す斜視図。
【図3】図2に示すリード端子の変形例を示した斜視図。
【図4】図2に示すリード端子の変形例を示した斜視図。
【図5】本発明の第二の実施の形態に係る表面実装対応コイン型電気二重層コンデンサ(電池)の基本構造を模式的に示す図。
【図6】従来技術による表面実装対応コイン型電気二重層コンデンサ(電池)のリード端子を模式的に示す図。
【符号の説明】
1 コンデンサセル(電池セル)
2 大径電極
3 小径電極
4,5 リード端子
4a,5a リード端子本体
4b,5b 自由端側
4c,5c 接続部
【発明の属する技術分野】
本発明は、表面実装対応コイン型(ボタン型)電気二重層コンデンサ、および、表面実装対応コイン型(ボタン型)電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のコイン型(もしくはボタン型)の電気二重層コンデンサ、および電池は、(電気二重層コンデンサや電池においては「コイン型」と「ボタン型」の用語は同様に使われているが、以下両方の意を含めて「コイン型」の用語を代表して用いる)コイン型それ自体には端子材が設けられていない。従って、例えば、プリント基板へ実装するにあたっては、その各電極面にリード端子を取り付けるようにしている。
【0003】
図6に、その一例を示す。この例に示されるように、コイン型の場合、コンデンサの下面(本図面の下側)からコインの側面に相当するコンデンサ側部外面まで連続した大径電極2とコンデンサ上面(本図面の上側)の小径電極3の2種類の外部電極を持っている。実装時の低背化を図るためには、通常、コインの上、下面を実装面と平行になるようにして使用される。
【0004】
すなわち、図6に示す従来例では、部品本体の上下面両端に位置する大径電極2の電極面と小径電極3の電極面にリード端子4,5が取り付けられている。さらに、表面実装に適用するために、各リード端子の自由端側4b、5bを実装面方向に、この例では各電極面とほぼ直交する同一方に折り曲げ、さらにその各先端の接続部4c、5cを実装するプリント基板面と平行となるように直角に折り曲げられている。
【0005】
【特許文献1】
実開平5−028023号公報
【0006】
【特許文献2】
特開2000−208120号公報
【0007】
【特許文献3】
特開2000−286153号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来用いられている構造では、リード端子の部品厚みが嵩張り、低背化への妨げとなっていた。従って、本発明の課題は、表面実装対応コイン型電気二重層コンデンサ、および、表面実装対応コイン型電池において、その低背化を可能としたリード端子の取り付け形状を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記従来の欠点を解決するためになされたもので、その構成上の特徴は、一方の電極が大径電極で、他方の電極が小径電極であるコイン状をなす少なくとも1つのコンデンサセルを含み、同コンデンサセルの大径電極、および、小径電極にリード端子を取り付けた電気二重層コンデンサにおいて、前記リード端子は、電極に溶接される溶接部を有する端子本体と、同端子本体の自由端側に、実装時に半田付け等で電気的に接続するための実装基板の接続面に対してほぼ平行となる接続部とを含み、前記リード端子が大径電極のコイン側面の電極部に溶接されていることにある。
【0010】
この場合、前記の大径電極の側面(コインの側面に相当する部分)に溶接されるリード端子の端子本体は、大径電極との接触面積を確保するため、大径電極のコイン側面の電極部を鉢巻き状に取り巻くように取り付けられることが好ましい。
【0011】
また、本発明は、コンデンサセルの替わりに電池であっても良い。
【0012】
本発明によれば、大径電極のコイン側面の電極部にリード端子が溶接されるように構成されるので、リード端子溶接部の部品厚がコンデンサ、電池等の全高に寄与しなくなるため、低背化が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0014】
図1は、本発明の第一の実施の形態に係るコイン型電気二重層コンデンサ(電池)の基本構造を模式的に示す図である。また、図2は、図1に示すコイン型電気二重層コンデンサ(電池)のリード端子の斜視図である。図3、図4は、図2に示すリード端子の変形例である。さらに、図5は、本発明の第二の実施の形態に係る電気二重層コンデンサ(電池)の基本構造を模式的に示す図である。
【0015】
以下に説明する実施の形態は、本発明を電気二重層コンデンサ(電池)に適用したものであるが、コイン型の電気二重層コンデンサとコイン型の電池とは外観上は同じであり、実施の形態上は変わることがないため、以下、電気二重層コンデンサで説明する。また、本発明は、電気二重層コンデンサ(電池)に限定されるものではなく、コイン型の外装構造を有する電子部品であれば、全て適用可能である。
【0016】
本発明の第一の実施の形態に係るコイン型電気二重層コンデンサは、図1に示されるように、コンデンサセル1の大径電極2、および、小径電極3にそれぞれ取り付けられるリード端子4,5を有している。
【0017】
大径電極2に取り付けられるリード端子4は、電極側面に溶接され、接続部4cがコンデンサセル1の下面とほぼ同一平面となるように取り付けられる。
【0018】
大径電極2に取り付けられるリード端子4は、電極側面に溶接される、実装基板面に対してほぼ直角に曲げられた溶接部を有するリード端子本体4aを備えている。さらに、同リード端子本体4aの先端部には、実装基板の接続面に対してほぼ平行となるように折り曲げられた接続部4cが連設されている。
【0019】
また、小径電極3に取り付けられるリード端子5は、電極上面に溶接され、接続部5cがコンデンサセル1の下面とほぼ同一平面となるように取り付けられる。
【0020】
リード端子5は、電極に溶接される溶接部を有する所定幅のリード端子本体5aを備えており、さらに、同リード端子本体5aの所定部位から実装基板面側にむけてほぼ直角に曲げられた脚部5bを備え、同脚部5bの先端部には、実装基板の接続面に対してほぼ平行となるように折り曲げられた接続部5cが連設されている。
【0021】
大径電極2に取り付けられたリード端子4の接続部4cと、小径電極3に取り付けられたリード端子5の接続部5cは同一平面上に位置するので、平板状のプリント基板に安定して設置可能で、半田付け等で電気的な接続が可能であり、容易に表面実装可能な構造になっている。
【0022】
図3、および図4に示したリード端子の変形例は、大径電極2とリード端子4の取り付け強度をより向上させるために、リード端子本体4aが大径電極2を鉢巻き状に取り巻き、溶接箇所を増やせるように形成されている。
【0023】
本発明の第二の実施の形態に係るコイン型電気二重層コンデンサは、図5に示されるように、コンデンサセル1の大径電極2、および小径電極3にそれぞれ取り付けられるリード端子4,5を有している。
【0024】
基本的には、第一の実施の形態と同様の構成であるが、第二の実施の形態では、小径電極側が実装面側となっており、小径電極3に取り付けられるリード端子5は単純な板状のものが用いられている。もちろん、第二の実施の形態においても、大径電極2に取り付けるリード端子4として、図3、図4に示す変形例が適用可能である。
【0025】
【実施例】
(実施例1)
実施例1として第一の実施形態に係るコイン型電気二重層コンデンサを次のように作製した。直径12.5mm、厚さ2.5mmの1225サイズのコイン型電気二重層コンデンサセル1にリード端子4,5としてSUS材板厚=0.2mmを用い、リード端子の接続部4c,5cに錫めっきを施したものをコンデンサセル1にレーザー溶接で溶接しサンプル作製した。大径電極に取り付けるリード端子4は、大径電極の側面に溶接した。
【0026】
(実施例2)
実施例2として第二の実施形態に係るコイン型電気二重層コンデンサを次のように作製した。直径12.5mm、厚さ2.5mmの1225サイズのコイン型電気二重層コンデンサセル1にリード端子4,5としてSUS材板厚=0.2mmを用い、リード端子の接続部4c,5cに錫めっきを施したものをコンデンサセル1にレーザー溶接で溶接しサンプル作製した。大径電極に取り付けるリード端子4は、大径電極の側面に溶接した。
【0027】
(比較例1)
一方、比較例1として、図6に示した構造の従来の電気二重層コンデンサを本発明の実施例1と同じ材質のものを用いて作製した。なお、大径電極に取り付けるリード端子4は、大径電極のコンデンサ上部の電極面に溶接した。
【0028】
以上のようにして、得た試料100個の背高と電気特性を測定した。その特性平均値を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】
表1に示したように、特性値はほとんど変わらないが、実施例1および実施例2は、比較例1に比べ製品背高が約0.2mm(約7%)低く作製できた。
【0031】
【発明の効果】
以上、述べたように、本発明によれば、表面実装対応コイン型電気二重層コンデンサ、および、表面実装対応コイン型電池において、大径電極の側面にリード端子が溶接されるように構成されることにより、リード端子溶接部の部品厚が嵩張ることなく、低背化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態に係る表面実装対応コイン型電気二重層コンデンサ(電池)の基本構造を模式的に示す図。
【図2】図1に示す表面実装対応コイン型電気二重層コンデンサ(電池)のリード端子を模式的に示す斜視図。
【図3】図2に示すリード端子の変形例を示した斜視図。
【図4】図2に示すリード端子の変形例を示した斜視図。
【図5】本発明の第二の実施の形態に係る表面実装対応コイン型電気二重層コンデンサ(電池)の基本構造を模式的に示す図。
【図6】従来技術による表面実装対応コイン型電気二重層コンデンサ(電池)のリード端子を模式的に示す図。
【符号の説明】
1 コンデンサセル(電池セル)
2 大径電極
3 小径電極
4,5 リード端子
4a,5a リード端子本体
4b,5b 自由端側
4c,5c 接続部
Claims (4)
- 一方の電極が大径電極で、他方の電極が小径電極であるコイン状をなす少なくとも1つのコンデンサセルを含み、該コンデンサセルの大径電極、および小径電極にそれぞれリード端子を取り付けた電気二重層コンデンサにおいて、前記リード端子は、前記電極に溶接された溶接部と自由端側に実装基板の接続面に対してほぼ平行となる接続部とを含み、前記大径電極に取り付けられたリード端子が前記大径電極の前記コインの側面に相当する部分に溶接されていることを特徴とする電気二重層コンデンサ。
- 前記大径電極に取り付けたリード端子が、前記大径電極の前記コインの側面に相当する部分を鉢巻き状に取り巻き、取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の電気二重層コンデンサ。
- 一方の電極が大径電極で、他方の電極が小径電極であるコイン状をなす少なくとも1つの電池セルを含み、該電池セルの大径電極、および小径電極にそれぞれリード端子を取り付けた電池において、前記リード端子は、前記電極に溶接される溶接部を有する端子本体と自由端側に実装基板の接続面に対してほぼ平行となる接続部とを含み、前記大径電極に取り付けられたリード端子が前記コインの側面に相当する部分の前記電極に溶接されていることを特徴とする電池。
- 前記大径電極に取り付けたリード端子が、前記大径電極の前記コインの側面に相当する部分を鉢巻き状に取り巻き、取り付けられていることを特徴とする請求項3記載の電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002331769A JP2004165537A (ja) | 2002-11-15 | 2002-11-15 | 端子付きコイン型電気二重層コンデンサおよび電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002331769A JP2004165537A (ja) | 2002-11-15 | 2002-11-15 | 端子付きコイン型電気二重層コンデンサおよび電池 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004165537A true JP2004165537A (ja) | 2004-06-10 |
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ID=32809044
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002331769A Pending JP2004165537A (ja) | 2002-11-15 | 2002-11-15 | 端子付きコイン型電気二重層コンデンサおよび電池 |
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JP (1) | JP2004165537A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008120455A1 (ja) * | 2007-03-14 | 2008-10-09 | Panasonic Corporation | 端子付き電気化学素子およびこれを含む実装構造体 |
JP2011216420A (ja) * | 2010-04-01 | 2011-10-27 | Seiko Instruments Inc | 電気化学セル、及び回路基板 |
KR101534673B1 (ko) * | 2014-02-21 | 2015-07-08 | 코칩 주식회사 | 코인형 에너지 저장장치 |
-
2002
- 2002-11-15 JP JP2002331769A patent/JP2004165537A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008120455A1 (ja) * | 2007-03-14 | 2008-10-09 | Panasonic Corporation | 端子付き電気化学素子およびこれを含む実装構造体 |
JP5422378B2 (ja) * | 2007-03-14 | 2014-02-19 | パナソニック株式会社 | 端子付き電気化学素子およびこれを含む実装構造体 |
JP2011216420A (ja) * | 2010-04-01 | 2011-10-27 | Seiko Instruments Inc | 電気化学セル、及び回路基板 |
KR101534673B1 (ko) * | 2014-02-21 | 2015-07-08 | 코칩 주식회사 | 코인형 에너지 저장장치 |
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