JP2011216420A - 電気化学セル、及び回路基板 - Google Patents

電気化学セル、及び回路基板 Download PDF

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Abstract

【課題】電気化学セルの実装時の厚さを薄くすること。
【解決手段】正極缶2の側面5に端子10が溶接部6で固定されている。端子10は、回路基板100の方へ延設されており、端部12が電気化学セル1の外側方向にL字型(直角)に屈曲している。端部12の表面と負極缶3の表面は同一平面に形成されており、Auなどのハンダ濡れ性のよい金属でメッキされている。このように形成された端子10付きの電気化学セル1は、ハンダクリームの塗布された回路基板100に設置され、加熱した路を通過することによりリフローハンダ付けされる。電気化学セル1は、正極缶2の端面に端子を有しないため、回路基板100に実装した場合の高さがその分だけ小さくなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気化学セル、及び回路基板に関し、例えば、ボタン形又はコイン形の電池、及びキャパシタなどの電気化学セルに関するものである。
携帯機器の回路基板には、コイン形電池やキャパシタなどの電気化学セルが設置されており、クロックやメモリのバックアップ用に用いられている。
図11(a)は、従来の電気化学セル1の実装状態を示した図である。
正極缶2と負極缶3には、それぞれ、端子15、25が溶接16、26により取り付けられており、電気化学セル1は、メッキ層17、27をハンダ付けすることにより回路基板100に取り付けられている。
ところで、近年、携帯機器の小型化が進んできたため、電池の実装時の厚さを薄くする必要が生じてきた。
そこで、特許文献1では、負極缶3を回路基板100に直接ハンダ付けする技術が提案されている。
図11(b)は、負極缶3を回路基板100にハンダ付けしたところを示している。
負極缶3は、回路基板100に端子35の一端は、溶接36で正極缶2に固定され、他端は、メッキ層37をハンダ付けすることにより回路基板100に固定されている。
負極缶3を回路基板100に直接ハンダ付けすることにより、電気化学セル1の実装時の厚さを薄くすることができる。
しかし、この技術では、正極缶2の端面に端子35が取り付けられるため、実装時の厚さが電気化学セル1の厚さよりも端子35の分だけ厚くなるという問題があった。
特開2002−298804号公報
本発明は、電気化学セルの実装時の厚さを薄くすることを目的とする。
請求項1に記載の発明では、第1の電極を構成する第1の端面と、前記第1の端面と所定距離を隔てて設けられた第2の端面と、前記第1の端面と絶縁されて前記第1の端面と前記第2の端面の間に形成され、第2の電極を構成する側面と、前記側面に固定され、回路基板と接続する接続部を有する端子と、を備えたことを特徴とする電気化学セルを提供する。
請求項2に記載の発明では、前記端子は、前記側面から前記第1の端面の方向に延設され、前記接続部は、前記第1の端面の外側方向、又は内側方向に屈曲して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気化学セルを提供する。
請求項3に記載の発明では、前記接続部は、前記側面の外周が内接する矩形の内側に形成されていることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の電気化学セルを提供する。
請求項4に記載の発明では、前記端子は、前記側面の周方向に沿った延設部分を有し、前記延設部分が前記側面に固定されていることを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の電気化学セルを提供する。
請求項5に記載の発明では、前記延設部分は前記側面の全周に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の電気化学セルを提供する。
請求項6に記載の発明では、前記端子は、前記側面の周方向に形成され、複数回屈曲して前記側面に接する延設部分を有し、前記接する延設部分が前記側面に固定されていることを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の電気化学セルを提供する。
請求項7に記載の発明では、前記端子は、レーザ溶接により前記側面に固定されていることを特徴とする請求項1から請求項6までのうちの何れか1の請求項に記載の電気化学セルを提供する。
請求項8に記載の発明では、前記レーザ溶接は、1の方向に複数回重ねて行われていることを特徴とする請求項7に記載の電気化学セルを提供する。
請求項9に記載の発明では、前記第1の端面と、前記端子の接続部の少なくとも一部には、Au、Sn、Sn合金又はNiが配設されていることを特徴とする請求項8に記載の電気化学セルを提供する。
請求項10に記載の発明では、前記電気化学セルは、コイン形、又はボタン形電池であることを特徴とする請求項1から請求項9までのうちの何れか1の請求項に記載の電気化学セルを提供する。
請求項11に記載の発明では、請求項10に記載の電気化学セルと、前記電気化学セルの第1の端面と、端子の接続部が接続された電子回路と、前記電子回路に接続し、前記電気化学セルの供給する電力で動作する電子素子と、を具備したことを特徴とする回路基板を提供する。
本発明は、端子を電気化学セルの側面に取り付けることにより、実装時の厚さを薄くすることができる。
電気化学セルを示した図である。 変形例1の電気化学セルを示した図である。 変形例2の電気化学セルを示した図である。 変形例3の電気化学セルを示した図である。 変形例4と変形例5の電気化学セルを示した図である。 溶接部の各種形態を示した図である。 溶接部の各種形態を示した図である。 溶接部の各種形態を示した図である。 溶接箇所の変形例を説明するための図である。 電気化学セルの本体に端子を設置する工程を説明するためのフローチャートである。 従来例を説明するための図である。
(1)実施形態の概要
正極缶2(図1)の側面5に端子10が溶接部6で固定されている。
端子10は、回路基板100の方へ延設されており、端部12が電気化学セル1の外側方向にL字型(直角)に屈曲している。
端部12の表面と負極缶3の表面は同一平面に形成されており、Auなどのハンダ濡れ性のよい金属でメッキされている。
このように形成された端子10付きの電気化学セル1は、ハンダクリームの塗布された回路基板100に設置され、加熱した炉を通過することによりリフローハンダ付けされる。
電気化学セル1は、正極缶2の端面に端子を有しないため、回路基板100に実装した場合の高さがその分だけ小さくなる。
(2)実施形態の詳細
図1(a)は、電気化学セル1を回路基板100に表面実装したところを示した側面図であり、図1(b)は、平面図である。
電気化学セル1は、正極缶2、負極缶3、ガスケット4、端子10などから構成されている。
電気化学セル1は、例えば、コイン形電池、ボタン形電池、キャパシタとして利用される。
正極缶2は、端面が円形で、円形の開口部を有する凹部が形成された円盤状の金属製容器であり、電気化学セル1の外装ケースとして機能している。
正極缶2の内部には、起電力を生ずる電解液などが収納される。正極缶2は、正極として機能する。
正極缶2の外周部を構成する壁面により正極缶2の側面5が形成されている。
電気化学セル1は、負極缶3が回路基板100に固定されるが、この場合、正極缶2は、電気化学セル1の回路基板100と反対側に位置する。
正極缶2は、SUS材の外装面にニッケルメッキが施されたもので、例えば、SUS444−NiP、SUS316−NiP、SUS430−NiP、SUS316L−NiP、SUS329J4L−NiPなどが用いられる。
負極缶3は、正極缶2の開口部を封口する円盤状の金属部材である。負極缶3は、負極として機能する。
負極缶3の端面は平坦に形成されており、その表面には、回路基板100とハンダ付けするためのメッキ層が形成されている。メッキ層は、Au、Sn、Sn合金又はNiなどのハンダ濡れ性のよい金属で構成されている。メッキ層は、回路基板100に対向する面の少なくとも一部に形成されていればよい。
負極缶3は、SUS材の外装面にニッケルメッキが施されたもので、例えば、SUS304−NiP、SUS316−NiP、SUS316L−NiPなどが用いられる。
ガスケット4は、例えば、樹脂で形成されており、正極缶2の開口部の全周に渡って、正極缶2と負極缶3の間に配設されている。ガスケット4は、内部の電解液などを気密封入すると共に、正極缶2と負極缶3を絶縁する。
端子10は、負極缶3を回路基板100に接続する金属端子であり、ステンレスなどの金属板を板金加工して形成されている。
端子10の回路基板100と反対側の端部11は、正極缶2の側面5に沿って湾曲しており、溶接部6によって正極缶2の側面5に固定されている。
また、端子10は、端部11が正極缶2の端面より上に突出しないように位置決めされている。
溶接部6は、端子10の中心線上に位置し、レーザ溶接によって形成されている。又は、抵抗溶接など、他の溶接を行ってもよい。
中心線上で溶接したのは、端部11の曲率半径が側面5の曲率半径以上に設定されており、端部11の全面、あるいは中心線で側面5と接するためである。
また、図の例では、溶接部6が一カ所形成されているが、複数箇所を溶接してもよい。
例えば、端部11は側面5に沿って湾曲しているため、回路基板100に垂直方向の線で側面5に接する。この部分を複数溶接すると強固に溶接することができる。
また、離散的ではなく、重なりをもってこの溶接をするとより強度を高めることができる。
端子10は、回路基板100の方に延設されており、途中で電気化学セル1の外側にL字型に屈曲して端部12が形成されている。
端部12の表面は、負極缶3の表面と同一平面となるように位置決めされており、回路基板100とハンダ付けするためのメッキ層7が形成されている。メッキ層7の成分は負極缶3のメッキ層と同様である。メッキ層7は、回路基板100に対向する面の少なくとも一部に形成されていればよい。
このように、端子10の端部12をL字型に屈曲することにより、回路基板100へのハンダ付け部の面積が確保でき、安定して回路基板100に固定することができる。
また、端部12の形状は、電気化学セル1に外接する四角形200の内側に位置するように形成されている。
一般的な電子部品は四角形状のものが多いが、電気化学セル1は、円形であるため四隅にデッドスペースができる。
そのため、端子10の先端が四角形200の内側になるように配置することによりコンパクトな実装が可能となる。
以上のように構成された電気化学セル1は、次のようにして回路基板100にリフローハンダ付けされる。
まず、回路基板100のハンダ付けを行う部分にハンダクリームを塗布しておき、その上に電気化学セル1を設置する。
次に、これを200〜260℃となるように設定された高温雰囲気の炉内を通過させてハンダを溶融させ、電気化学セル1を回路基板100にハンダ付けする。
又は、回路基板100の上に電気化学セル1を設置し、ハンダ小球をハンダ付け部分に供給して炉内を通過させてもよい。
以上に説明した電気化学セル1は、回路基板100と反対側に位置する正極缶2の上端面に端子10が固定されていないため、上端面に端子10が無い分だけ、回路基板100へ実装したときの厚さを削減することができる。
また、端子10の端部11が正極缶2の側面5に沿って湾曲しているため、端子10を安定して溶接できると共に溶接強度を向上させることができる。
なお、本実施の形態では、回路基板100にハンダ付けされる側を負極缶3とし、回路基板100と反対側を正極缶2としたが、回路基板100にハンダ付けされる側を正極缶2とし、回路基板100と反対側を負極缶3としてもよい。この場合は、端子10は、正極缶2の方へ延設される。
(変形例1)
次に、電気化学セル1の変形例1について説明する。
図2(a)は、電気化学セル1を回路基板100に表面実装したところを示した側面図であり、図1(b)は、平面図である。
端子10には、正極缶2の側面5に沿って、正極缶2と同心となる円弧状の延設部15、15が端子10の中心線に対して対称に設けられている。
そして、端子10は、中心線上、及び延設部15、15に形成された溶接部6、6、6により側面5に固定されている。
このように、正極缶2の外周に沿った延設部15、15を設けることにより、正極缶2と端子10の溶接部が密着し、隙間ができないため容易に溶接することができる。また、溶接の強度も向上する。
なお、端子10が全体的に側面5と密着するように、端子10の曲率半径と、側面5の曲率半径が等しくなるように端子10を加工するのが望ましい。
(変形例2)
次に、電気化学セル1の変形例2について説明する。
図3(a)は、電気化学セル1を回路基板100に表面実装したところを示した側面図であり、図3(b)は、平面図である。
端子10は、正極缶2の側面5に沿って、正極缶2と同心となる円環部18が設けられている。
そして、端子10は、端子10の中心線上、及び上から見て90度ごとに形成された溶接部6により正極缶2に固定されている。
このように、正極缶2の外周を円環部18で囲んで溶接することにより、正極缶2と端子10の溶接部が密着し、隙間ができないため容易に溶接することができる。また、端子10に作用する応力が円環部18全体に分散するため、強度も向上する。
また、図3(c)のように、円環部18に間隙部19を設け、円環部18の弾性力で円環部18が側面5に密着するように構成してもよい。
(変形例3)
次に、電気化学セル1の変形例3について説明する。
図4は、電気化学セル1を回路基板100に表面実装したところを示した平面図である。
端子10は、正極缶2の周方向に延びる延設部21、21が、端子10の中心線に対して対称に設けられている。
延設部21は、2カ所の屈曲部22で側面5に沿って折り曲げられており、平坦形状を有している。
端子10は、端子10の中心線で側面5と接するほか、延設部21、21も回路基板100に垂直方向の線で側面5に接する。
端子10は、これら側面5に接する箇所で溶接部6、6、6が形成され、正極缶2に固定されている。
このように、周方向に延びる延設部分に複数の屈曲箇所を設けて、正極缶2の壁面と複数の接点で接するようにすると、接点では壁面との隙間が無いため、容易に溶接することができる。
(変形例4)
次に、電気化学セル1の変形例4について説明する。
図5(a)は、電気化学セル1を回路基板100に表面実装したところを示した側面図である。
電気化学セル1は、負極缶3に、図11(a)の従来例と同様の端子25を備えている。
端子25は、ステンレスなどの金属板を板金加工して形成されており、負極缶3に溶接部26によって固定されている。
端子25は、負極缶3の中心付近から電気化学セル1の外側に向けて延設されており、先端部分には、ハンダ付けのためのメッキ層27が設けられている。
端子25は、中央付近で回路基板100方向に屈曲しており、ハンダ付けされた場合、電気化学セル1を回路基板100から浮いた状態で保持する。
端子10は、電気化学セル1が回路基板100から浮く分だけ延設部分が長くなっており、メッキ層27の表面とメッキ層7の表面が同一平面上に存在する。
このように、従来と同様に端子25を介して負極缶3を回路基板100に接続すると共に、正極缶2の端面に端子が無い分、電気化学セル1の厚さを薄くすることができる。
(変形例5)
次に、電気化学セル1の変形例5について説明する。
図5(b)は、電気化学セル1を回路基板100に表面実装したところを示した側面図である。
端子10は、回路基板100側の端部13が負極缶3の中心部に向かってL字型に屈曲している。
端部13には、ハンダ付けのためのメッキ層7が形成されている。
端部13の表面と負極缶3の表面は同一平面上となるように端子10の長さが設定されている。
このように、端部13を内向きに屈曲させて形成するため、電気化学セル1の実装面積を更に小さくすることができる。
図6の各図は、溶接部6の各種形態を示した図である。
図6(a)〜(g)において、上の図に示した例ほど溶接強度が高くなっている。
図6(a)は、5点で溶接した例である。
この例では、端部11の4隅と中央に溶接部6が形成されており、溶接点が多く、溶接面積も大きいため、強度が高い。
図6(b)は、4点で溶接した例である。
この例では、端部11の4隅に溶接部6が形成されている。
図6(c)〜(g)は、3点で溶接した例である。
図6(c)の例では、3つの溶接部6が端部11の中心線で重なりを持つように形成されており、溶接部6が楕円形状に形成されていると見ることもできる。また、この例では、端子10の幅を狭く形成することができる。あるいは、端子10の幅が狭い場合に、当該溶接を行うことができる。
図6(d)の例では、端部11の上端の2隅、及び下端の中心線上に溶接部6が形成されている。
図6(e)の例では、端部11の上端から下端へ向かう対角線上に溶接部6が形成されている。
図6(f)の例では、端部11の左端の中央、右端の上下端に溶接部6が形成されている。
図6(g)の例では、端部11の中央付近で回路基板100面と平行な方向に重ねて溶接部6が形成されている。
図7の各図は、図6の続きである。
図7(h)、(i)は、3点で溶接した例である。
図7(h)の例では、端部11の中央付近で溶接部6が重なりをもって形成されている。
図7(i)の例では、側面5に沿って端部11を延設した部分の両端、及び端部11の中心線に溶接部6が形成されている。
図7(j)〜(l)は、2点で溶接した例である。
図7(j)は、端部11の中心線に溶接部6が重なりを持たずに形成されている。溶接部6が中心線に形成されているため、端子10の幅を狭くすることができる。あるいは、端子10の幅が狭い場合に、当該溶接を行うことができる。
図7(k)の例では、端子10の対角線の両端部分に溶接部6が形成されている。
図7(l)の例では、端部11の中央付近で回路基板100面と平行な方向に重なりを持たず溶接部6が形成されている。
図7(m)、(n)は、1点で溶接した例である。
図7(m)の例では、幅の狭い端部11の中心に溶接部6が形成されている。
この例では、端子10の幅を狭くすることができる。あるいは、端子10の幅が狭い場合に、当該溶接を行うことができる。
図7(n)の例では、幅の広い端部11の中心に溶接部6が形成されている。
図8の各図は、円環部18を溶接する場合の溶接部6の各種形態を示した図である。
図8(a)〜(d)において、上の図に示した例ほど溶接強度が高くなっている。
図8(a)は、円環部18の4点を等間隔で溶接した例であり、端子10の中心線から90度おきに溶接部6が形成されている。
図8(b)も4点を等間隔で溶接した例であり、端子10の中心線から45度オフセットした位置から、90度おきに溶接部6が形成されている。
図8(c)は、3点を等間隔で溶接した例であり、端子10の中心線から120度おきに溶接部6が形成されている。
図8(d)は、2点を等間隔で溶接した例であり、端子10の中心線とこれに対向する位置に溶接部6が形成されている。
図9は、端子10の溶接箇所の変形例を説明するため図である。
端子10には、側面5方向に突出する凸部31が形成してある。
溶接時には、凸部31を側面5に当接させ、凸部31の反対側からレーザを照射する。
このように、レーザを照射する箇所に形成された凸部31が側面5に当接するため、レーザ溶接が容易になる。
図10は、電気化学セル1の本体(電気化学セル1から端子10を除いたもの)の側面5に端子10を設置する工程を説明するためのフローチャートである。
まず、作業者が、レーザパワーを調節し(ステップ5)、次いで、パルス幅を調節する(ステップ10)。
以下の工程は、自動的に行われる。
次に、治工具を用いて電気化学セル1本体と端子10を固定して端子10の位置を設定する(ステップ15)。
次に、画像認識などを用いて、端子10の溶接点位置、形状を設定し(ステップ20)、レーザ溶接を実行する(ステップ25)。
以上で溶接工程を終える。
次いで、品質検査を行う。
まず、剥離強度を確認し(ステップ30)、溶接点位置を確認し(ステップ35)、感応強度を確認する(ステップ40)。
次いで、端子強度を確認し(ステップ45)、外観を確認し(ステップ50)、電気特性を確認する(ステップ55)。
以上で、品質検査を終了し、電気化学セル1は、次工程に送られる。
以上に説明した実施の形態、及び変形例により、次のような効果を得ることができる。
(1)正極缶2の側面5に端子10を設置することにより、正極缶2の端面に端子10を設置する必要が無く、回路基板100に実装した場合に、その分だけ高さを小さくすることができる。
(2)正極缶2の側面5に端子10をレーザ溶接して固定することができる。
(3)電気化学セル1に外接する四角形200内に端子10を形成することにより、他の素子の邪魔にならないように電気化学セル1を回路基板100に設置することができる。
(4)負極缶3と端子10の回路基板100と接する面をハンダ濡れ性のよい金属でメッキしたため、容易にハンダ付けすることができる。
(5)実装時の総高を低く設定することができるため、携帯機器の薄型要求に対応することができる。
以上に説明した、実施の形態、及び変形例により、次のような構成を得ることができる。
電気化学セル1において、負極缶3の端面は、第1の電極(ここでは負極)を構成する第1の端面として機能している。
正極缶2の端面は、負極缶3の端面から電気化学セル1の厚さ分だけ隔てた位置にあるため、前記第1の端面と所定距離を隔てて設けられた第2の端面として機能している。
側面5は、負極缶3の端面と正極缶2の端面の間に形成されており(ここでは正極缶2と一体形成されている)、ガスケット4で負極缶3から絶縁されて正極として機能しているため、前記第1の端面と絶縁されて前記第1の端面と前記第2の端面の間に形成され、第2の電極(ここでは正極)を構成する側面として機能している。
端子10は、側面5にレーザ溶接などで固定されており、リフローハンダ付けなどで回路基板100に接続する接続部として端部12を有しているため、前記側面に固定され、回路基板と接続する接続部を有する端子として機能している。
また、端子10は、負極缶3の端面の方向(回路基板100の方向)の方向に延設され、端部12は、実施の形態などでは負極缶3の端面の外側方向に屈曲しており、第5の変形例では内側方向に屈曲しているため、前記端子は、前記側面から前記第1の端面の方向に延設され、前記接続部は、前記第1の端面の外側方向、又は内側方向に屈曲して形成されている。
また、端部13は、四角形200の内側に形成されているため、前記接続部は、前記側面の外周が内接する矩形の内側に形成されている。
変形例1などでは、端子10は、側面5の周方向に沿った延設部15、15を有し、延設部15、15が溶接部6、6により側面5に固定されているため、前記端子は、前記側面の周方向に沿った延設部分を有し、前記延設部分が前記側面に固定されている。
変形例2では、端子10の円環部18が側面5の全周に形成されているため、前記延設部分は前記側面の全周に形成されている。
変形例3では、端子10が側面5の周方向に形成され、2回屈曲して延設部21、21が側面5に接し、当該接する延設部分21、21が溶接部6、6で側面5に固定されているため、前記端子は、前記側面の周方向に形成され、複数回屈曲して前記側面に接する延設部分を有し、前記接する延設部分が前記側面に固定されている。
溶接部6は、レーザ溶接によって形成されるため、前記端子は、レーザ溶接により前記側面に固定されている。
図6(c)の例では、溶接部6が端子10と側面5の接する線(端子10の中心線)に沿って重ねて形成されており、図6(g)の例では、回路基板100の表面と平行な方向に重ねて形成されているため、前記レーザ溶接は、1の方向に複数回重ねて行われている。
負極缶3の端面、端部13の回路基板100側表面は、Au、Sn、Sn合金又はNiなど、ハンダ濡れ性のよい金属によるメッキ層が形成されているため、前記第1の端面と、前記端子の接続部の少なくとも一部には、Au、Sn、Sn合金又はNiが配設されている。
電気化学セル1は、コイン形・ボタン形電池とすることができるため、前記電気化学セルは、コイン形、又はボタン形電池とすることができる。
電気化学セル1は、回路基板100に設置され、例えば、携帯端末などで、当該回路に設置された水晶振動子に電力を供給して発振させたり、メモリの記憶内容を保持したりするのに用いることができるため、回路基板100は、コイン形・ボタン形電池を構成する電気化学セルと、前記電気化学セルの第1の端面と、端子の接続部が接続された電子回路と、前記電子回路に接続し、前記電気化学セルの供給する電力で動作する電子素子と、を具備した回路基板として機能している。
1 電気化学セル
2 正極缶
3 負極缶
4 ガスケット
5 側面
6 溶接部
7 メッキ層
10 端子
11 端部
12 端部
13 端部
15 延設部
18 円環部
19 間隙部
21 延設部
22 屈曲部
31 凸部
100 回路基板

Claims (11)

  1. 第1の電極を構成する第1の端面と、
    前記第1の端面と所定距離を隔てて設けられた第2の端面と、
    前記第1の端面と絶縁されて前記第1の端面と前記第2の端面の間に形成され、第2の電極を構成する側面と、
    前記側面に固定され、回路基板と接続する接続部を有する端子と、
    を備えたことを特徴とする電気化学セル。
  2. 前記端子は、前記側面から前記第1の端面の方向に延設され、前記接続部は、前記第1の端面の外側方向、又は内側方向に屈曲して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気化学セル。
  3. 前記接続部は、前記側面の外周が内接する矩形の内側に形成されていることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の電気化学セル。
  4. 前記端子は、前記側面の周方向に沿った延設部分を有し、前記延設部分が前記側面に固定されていることを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の電気化学セル。
  5. 前記延設部分は前記側面の全周に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の電気化学セル。
  6. 前記端子は、前記側面の周方向に形成され、複数回屈曲して前記側面に接する延設部分を有し、前記接する延設部分が前記側面に固定されていることを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の電気化学セル。
  7. 前記端子は、レーザ溶接により前記側面に固定されていることを特徴とする請求項1から請求項6までのうちの何れか1の請求項に記載の電気化学セル。
  8. 前記レーザ溶接は、1の方向に複数回重ねて行われていることを特徴とする請求項7に記載の電気化学セル。
  9. 前記第1の端面と、前記端子の接続部の少なくとも一部には、Au、Sn、Sn合金またはNiが配設されていることを特徴とする請求項8に記載の電気化学セル。
  10. 前記電気化学セルは、コイン形、又はボタン形電池であることを特徴とする請求項1から請求項9までのうちの何れか1の請求項に記載の電気化学セル。
  11. 請求項10に記載の電気化学セルと、
    前記電気化学セルの第1の端面と、端子の接続部が接続された電子回路と、
    前記電子回路に接続し、前記電気化学セルの供給する電力で動作する電子素子と、
    を具備したことを特徴とする回路基板。
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