JP2011108551A - 端子付電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板のスルーホールに圧入嵌合されるコンプライアントピン部を有する端子付電池において、基板と端子との電気的接続の耐環境安定性を向上させることを目的とする。
【解決手段】発電要素と電解液を封入した電池容器にコンプライアントピン部2a、3aを有する端子2、3を接続した電池において、前記端子として少なくともこの電池を実装する回路基板のスルーホールを形成する導電材に接触する部分にスルーホールを形成する導電材と同種の金属部を設け、且つ金属部のコーナーにR面もしくはC面を設けたことを特徴とする端子付電池
【選択図】図1

Description

本発明は、半田付け処理をしなくても電子機器等の回路基板に取り付け可能なコンプライアントピン部を有する端子付電池に関する。
最近の各種エレクトロニクス機器の普及に伴い、これらの機器に組み込まれるICメモリーや時計回路などの停電時のバックアップ用電源として、電池やコンデンサなどの電子部品を機器のプリント基板に直接実装する方法が広く採用されている。これらの電池あるいは電子部品の実装方法としては、プリント基板のスルーホールに電池あるいは電子部品に溶接された端子を挿入し、半田付けされることが多い。近年、環境負荷物質低減のため鉛フリー半田材料が用いられるようになってきた。
しかし、この鉛フリー半田材料は、従来の鉛入り半田材料に比べ融点が高いため、半田付けの際に電池や電子部品が熱影響を受けるという問題があった。そこで、半田付け処理をしなくてもスルーホールに圧入嵌合されて電気的接続されるコンプライアントピン部を有する端子付電池あるいは電子部品が提案されている。
図6にコンプライアントピン部を有する端子付電子部品の一例を示す。リード線22が導出された電子部品本体としての電解コンデンサ本体21と、この電解コンデンサ本体21のリード線22の導出面の一部に接する絶縁性の端子板31と、この端子板31に一部が固定され一方の端部に前記リード線22との接続部32を有し他方の先端部分に回路基板のスルーホールに圧入嵌合される接続固定部34を設けたコンプライアントピン36からなる電子部品が開示されている(特許文献1参照)。
また、図7にコンプライアントピン部を有する端子付電池の一例を示す。この端子付電池は電池本体42と、回路基板45に設けた導電部46と、電池本体42と回路基板45の導電部46との間を電気的に接続するための端子板47とを備えている。端子板47は、電池本体42側につながる基端部と、電池本体42から導出されて導電部46に接続される導出端部分49とを含んでいる。回路基板45の導電部46は、スルーホールを含む。端子板47の導出端部分49は、スルーホール内の導電部46に接触する接触片51と、スルーホール内に圧入されて導出端部分49を回路基板45に固定するための係合片52とを有していた(特許文献2参照)。
特開2008−098041号公報 特開2004−319423号公報
しかしながら特許文献1に示されるような端子付電子部品においては、電子部品本体としての電解コンデンサ本体21のリード線22とコンプライアントピン36の接続部32を安定に保つため絶縁性の端子板31の支えが不可欠であり、このため部品点数が増え組立が複雑になるという欠点があった。
また特許文献2に示されるような端子付電池においては、端子板7の導出端部分9の接触片11は一体に形成されているため、端子板7としては電池と溶接性の良い単一の金属
材料から成り、主にステンレスが一般的に用いられる。一方、回路基板5の導電部6は一般的に銅から成り、結果的に端子板7の接触片11と回路基板5の導電部6は異種金属の接触となっている。このため高温多湿や急激に温度変化を伴う環境下においては、電気化学的腐食や熱膨張係数の違いによる接点のズレを生じ易く、電気的接続信頼性が劣るという欠点があった。
また、回路基板のスルーホールは丸孔が一般的で、特許文献2に示されるような端子板は断面形状が矩形であり、面接触を得るために特殊な矩形のスルーホールを形成せざるを得ず、基板のコストアップとなっていた。また、端子の断面矩形のコーナーエッジと丸孔スルーホールの組合せでは接触面積が小さく、仮に同種の金属の接触であったとしても機構的に接触が不安定であった。
本発明は、組立が容易であり、且つ一般的な丸孔スルーホールに挿入される、電気的接続信頼性が高いコンプライアントピン部を有する端子付電池を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために本発明は、発電要素と電解液を封入した電池容器にコンプライアントピン部を有する端子を接続した電池において、前記端子として少なくともこの電池を実装する回路基板のスルーホールを形成する導電材に接触する部分にスルーホールを形成する導電材と同種の金属部を設け、且つ金属部のコーナーにR面もしくはC面を設けたものである。
このことにより、端子と回路基板のスルーホールの接点部が同種金属による接触となり、異種金属の場合のような電位差による局部電池の形成によって電気化学的腐食を発生する心配がなくなり、また熱膨張係数も同じで急激な温度変化を伴う環境下においても接点のズレを生じることなく電気的接続信頼性が高い。更に、金属部のコーナーにR面もしくはC面を設けることにより、回路基板のスルーホールが一般的な丸孔だったとしても接触面積を確保することができるので接触が機構的に安定している。
また本発明によると、特許文献1に示されるような絶縁性の端子板の支えを必要としなくなり、部品点数も削減できる。
本発明によれば、部品点数を増やすことなく、組立が容易であり、且つ電気的接続信頼性が高いコンプライアントピン部を有する端子付電池を提供することができる。
(a)本発明の第1の実施の形態に係る端子付電池の正面図、(b)同平面図、(c)同側面図 本発明の第1の実施の形態に係る端子付電池の部分断面拡大図 (a)本発明の第1の実施の形態に係る端子付電池の基板実装状態を示す側面図、(b)同平面図、(c)平面図(b)の部分拡大図 本発明の第2の実施の形態に係る端子付電池の部分断面拡大図 本発明の第3の実施の形態に係る端子付電池の部分断面拡大図 従来の技術に係る端子付電子部品の斜視図 従来の技術に係る端子付電池の縦断側面図
本発明による第1の発明は、発電要素と電解液を封入した電池容器にコンプライアント
ピン部を有する端子を接続した電池において、前記端子として少なくともこの電池を実装する回路基板のスルーホールを形成する導電材に接触する部分にスルーホールを形成する導電材と同種の金属部を設け、且つ金属部のコーナーにR面もしくはC面を設けたことを特徴とする端子付電池である。この構成により、端子と回路基板のスルーホールの接点部が同種金属による接触となり、異種金属の場合のような電位差による局部電池の形成によって電気化学的腐食を発生する心配がなくなり、また熱膨張係数も同じで急激な温度変化を伴う環境下においても接点のズレを生じることなく電気的接続信頼性が高くなる。更に、金属部のコーナーにR面もしくはC面を設けることにより、回路基板のスルーホールが一般的な丸孔だったとしても接触面積を確保することができるので接触が機構的に安定して、電気的接続信頼性を確保することができる。
本発明による第2の発明は、第1の発明において、端子のスルーホールを形成する導電材と同種の金属部をクラッド材で構成したことを特徴とする端子付電池である。例えば、電池容器にステンレスが用いられており、端子のスルーホールを形成する導電材が銅である場合には、ステンレスと銅の2層クラッド材を用いることにより、ステンレス層を同じステンレスよりなる電池容器に溶接して、銅層を同じ銅よりなるスルーホールに接触させることができる。つまり電池容器と端子の溶接部と基板のスルーホールと端子の接触部を同種の金属の組合せにて構成することができることとなる。
本発明による第3の発明は、第1の発明において、端子のスルーホールを形成する導電材と同種の金属部を電池容器との接続部を除いて設けたことを特徴とする端子付電池である。例えば、電池容器にステンレスが用いられており、端子のスルーホールを形成する導電材が銅である場合には、端子構成の手段としてステンレス板に複数の孔を設け、これらの孔に銅板に設けた突起部を挿入しリベットカシメ加工することによって、ステンレス板と銅版を連結一体化する方法も考えられる。ステンレス板の方を電池容器に溶接し、銅板の方を回路基板のスルーホールの銅パターンと接触させる。つまり、クラッド材の場合と同様に電池容器と端子の溶接部と、基板のスルーホールと端子の接触部を同種の金属の組合せにて構成することができる。
本発明による第4の発明は、第1の発明において、端子のスルーホールを形成する導電材と同種の金属部をメッキ層で構成したことを特徴とする端子付電池である。この構成により、例えば電池容器にステンレスが用いられており、回路基板のスルーホールの銅パターンにスズメッキが施されている場合には、端子構成の手段として、ステンレスにニッケルを下地メッキとしてスズメッキを部分的に施して、ステンレスのメッキのない部分を電池容器に溶接し、スズメッキのある部分を回路基板のスルーホールのスズメッキと接触させる。このことにより、電池容器と端子の溶接部と基板のスルーホールと端子の接触部を同種の金属の組合せにて構成することができる。
また、第2・第3・第4の発明それぞれにおいて、スルーホールの導電材と接触する部分をR面あるいはC面とすることにより、接触面積を確保することができ機構的に接続の信頼性を向上することも合わせて見出したものである。
以上のように、本発明では電池容器と端子の溶接部とコンプライアントピン方式による端子と回路基板の接触部において、信頼性の高い同種金属同士の組合せを成立させ、また一般的な丸孔のスルーホールに断面矩形のコンプライアントピンを挿入した場合においても、矩形のコーナーにR面あるいはC面を施すことによって接触面積を確保することができ、より接続信頼性の高い端子付電池を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下に示す実施の形態は本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
図1(a)〜(c)は本発明の第1の実施の形態に係る端子付電池の正面図、平面図と側面図である。コイン形電池1の負極側電池容器1aには負極端子2を溶接している。また正極側電池容器1bには正極端子3を溶接している。負極端子2は、回路基板のスルーホールに挿入されるコンプライアントピン部2aとコイン形電池1との溶接部2c及びこれらを連結する連結部2bからなる。また同様に正極端子3は、回路基板のスルーホールに挿入されるコンプライアントピン部3aとコイン形電池1との溶接部3c及びこれらを連結する連結部3bからなる。
図2は、図1に示す本発明の一実施例に係る端子付電池の部分断面拡大図である。ここでは負極端子2の断面を示しており、回路基板のスルーホールに挿入されるコンプライアントピン部2aとコイン形電池1との溶接部2c及びこれらを連結する連結部2bの三つの各部位が、それぞれスルーホールを形成する導電材と同種の金属部2dと端子基材部2eによって構成されている。
一般的にスルーホールを形成する導電材としては銅が使用されることが多い。したがって、この場合はスルーホールを形成する導電材と同種の金属部2dも銅が用いられるが、特に限定されるものではなく、スルーホールを形成する導電材と同種の金属であればよい。また、端子基材部2eの材質は一般的にステンレスが使用されるが、特に限定されるものではなく、鉄、ニッケル、アルミニウムなどの金属を使用してもよい。また、スルーホールを形成する導電材と同種の金属部2dと端子基材部2eがクラッド材を構成していてもよい。
負極端子2のコイン形電池1との溶接部2cにおいては、負極側電池容器1aと端子基材部2eが溶接ナゲット4を形成して溶接されている。
一般的に負極側電池容器1aおよび端子基材部2eともにステンレス製である場合が多く、この場合は融点が同じもの同士なので溶接が安定し、信頼性の高い接合ができる。
図3(a),(b)は、それぞれ図1に示す本発明の第1の実施の形態に係る端子付電池の基板への実装状態を示す側面図と平面図であり、(c)は平面図(b)の部分拡大図である。負極端子2のコンプライアントピン部2aは、回路基板7のスルーホール7aに挿入され、スルーホール7a内の導電部7bと接触している。尚、コンプライアントピン部2aは、スルーホールを形成する導電材と同種の金属部2dと端子基材部2eから構成されているため、導電部7bとコンプライアントピン部2aとの接触は、同種金属同士ということになる。
また、コンプライアントピン部2aのスルーホールを形成する導電材と同種の金属部2dのコーナー部にはR面2fを設けてあり、回路基板7のスルーホール7aの丸孔内面の導電部7bと接触面を確保しつつ接触できており、機構的にも接触が安定している。
ここで、スルーホールを形成する導電材と同種の金属部2dのコーナー部にC面を設けても同様の効果が得られる。
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る端子付電池の部分断面拡大図である。端子片5と端子片6の二つの部品より端子が構成されている。端子片5は、負極側電池容器1aに溶接される溶接部5cと透孔5aを設けている。溶接部5cは、溶接ナゲット4を形成し、負極側電池容器1aに溶接されている。端子片6は、コンプライアントピン部6aと連結部6b及びリベット部6cからなり、リベット部6cは予め端子5の透孔5aに挿入した後、先端をつぶしてカシメ付けられている。このことにより、端子片5と端子片6が
連結され一つの端子として一体化されている。端子片6をスルーホールを形成する導電材と同種の金属で作製することにより、スルーホールの導電材と安定した接触が得られる。
図5は、本発明の第3の実施の形態に係る端子付電池の部分断面拡大図である。ここでは負極端子2の断面を示しており、回路基板のスルーホールに挿入されるコンプライアントピン部2aとコイン形電池1との溶接部2c及びこれらを連結する連結部2bの三つの部位の内、コンプライアントピン部2aの表裏にメッキが施されている。8は、メッキ層である。スルーホールにスズメッキを施した回路基板の場合には、コンプライアントピン部2aの表裏のメッキ層8をスズで形成することにより、良好な接触を得ることができる。
尚、図示を省略しているが、図4及び図5においても、コンプライアントピン部のコーナーにはR面もしくはC面を設けている。
以下、具体的な実施例を示し、本発明の効果を説明する。
(端子付電池Aの作製)
図1、図2に示す上記第1の実施の形態で説明した構造の端子付電池を作製した。
直径は20mmで厚みが5mmのコイン形電池1のステンレスよりなる負極側電池容器1aは厚み0.3mmのステンレスと厚み0.1mmの銅とのクラッド材よりなる負極端子2を溶接している。また同様にステンレスよりなる正極側電池容器1bには負極端子と同じく厚み0.3mmのステンレスと厚み0.1mmの銅とのクラッド材よりなる正極端子3を溶接している。負極端子2は、回路基板の直径0.9mmの丸孔スルーホールに挿入されるコンプライアントピン部2aとコイン形電池1との溶接部2c及びこれらを連結する連結部2bからなる。また同様に正極端子3は、回路基板のスルーホールに挿入されるコンプライアントピン部3aとコイン形電池1との溶接部3c及びこれらを連結する連結部3bからなる。尚、コンプライアントピン部2a及びコンプライアントピン部3aの断面矩形のコーナーには、半径0.05mmのR面を加工してある。この電池を端子付電池Aとする。
(端子付電池Bの作製)
図4に示す上記第2の実施の形態で説明した構造の端子付電池を作製した。
厚み0.3mmのステンレスよりなる端子片5と厚み0.3mmの銅よりなる端子片6の二つの部品より端子が構成されている。端子片5は、負極側電池容器1aに溶接される溶接部5cと直径0.6mmの透孔5aを端子の幅方向に複数個設けている。溶接部5cは、溶接ナゲット4を形成し、負極側電池容器1aに溶接されている。端子片6は、コンプライアントピン部6aと連結部6b及びリベット部6cからなり、リベット部6cは予め端子5の透孔5aに挿入した後、先端をつぶしてカシメ付けられている。このことにより、端子片5と端子片6が連結され一つの端子として一体化されている。この端子を、端子付電池Aと同じコイン形電池1に取り付け、端子付電池Bを作製した。
(端子付電池Cの作製)
図5に示す上記第3の実施の形態で説明した構造の端子付電池を作製した。
回路基板の直径0.9mmの丸孔スルーホールに挿入されるコンプライアントピン部2aとコイン形電池1との溶接部2c及びこれらを連結する連結部2bの三つの部位の内、コンプライアントピン部2aの表裏に厚み0.01mmのスズからなるメッキ層8を施し
た。尚、スズメッキ層8の端部には、0.01mmのC面を施してある。この端子を、端子付電池Aと同じコイン形電池1に取り付け、端子付電池Cを作製した。
(端子付電池Dの作製)
端子付電池Aと同じ構成にて、コンプライアントピン部3aの断面矩形のコーナーにR面を施さずにエッジのままとしたものを端子付電池Dとする。
(端子付電池Eの作製)
端子付電池Aと同様の加工形状にて、クラッド材の代わりに厚み0.4mmのステンレスのみを用いて負極端子及び正極端子を構成したものを端子付電池Eとする。
上記の端子付電池A〜Eについて、端子と回路基板の導電部間の抵抗値について、環境保存試験前後の測定値を比較した結果を表1に示す。尚、環境保存試験条件としては、高温多湿保存(85℃、90%RH、30日)と熱衝撃試験(−40℃⇔+85℃各1時間を1サイクルとして、2000サイクル)を実施した。
それから、端子付電池Cの場合については、スルーホールにスズメッキを施した回路基板と組み合わせた。その他は、銅箔のスルーホールの回路基板を用いた。
以上のように、本発明の実施例の端子付電池によれば、高温多湿や熱衝撃などの環境下においても端子と回路基板の導電部の接触が安定しており、抵抗値の上昇が極めて低い。
基板のスルーホールに圧入嵌合されるコンプライアントピン部を有する端子付電池において、基板と端子との電気的接続の耐環境安定性を向上させることができ、その工業的価値は高い。
1 コイン形電池
1a 負極側電池容器
1b 正極側電池容器
2 負極端子
2a コンプライアントピン部
2b 連結部
2c 溶接部
2d スルーホールを形成する導電材と同種の金属部
2e 端子基材部
2f R面
3 正極端子
3a コンプライアントピン部
3b 連結部
3c 溶接部
4 溶接ナゲット
5 端子片
5a 透孔
5c 溶接部
6 端子片
6a コンプライアントピン部
6b 連結部
6c リベット部
7 回路基板
7a スルーホール
7b 導電部
8 メッキ層

Claims (4)

  1. 発電要素と電解液を封入した電池容器にコンプライアントピン部を有する端子を接続した電池において、前記端子として少なくともこの電池を実装する回路基板のスルーホールを形成する導電材に接触する部分にスルーホールを形成する導電材と同種の金属部を設け、且つ金属部のコーナーにR面もしくはC面を設けたことを特徴とする端子付電池。
  2. 前記端子のスルーホールを形成する導電材と同種の金属部をクラッド材で構成したことを特徴とする請求項1記載の端子付電池。
  3. 前記端子のスルーホールを形成する導電材と同種の金属部を電池容器との接続部を除いて設けたことを特徴とする請求項1記載の端子付電池。
  4. 前記端子のスルーホールを形成する導電材と同種の金属部をメッキ層で構成したことを特徴とする請求項1記載の端子付電池。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022196358A1 (ja) * 2021-03-16 2022-09-22 セイコーインスツル株式会社 端子付きボタン型電池

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