JP4391918B2 - 電流検出用抵抗器 - Google Patents

電流検出用抵抗器 Download PDF

Info

Publication number
JP4391918B2
JP4391918B2 JP2004299162A JP2004299162A JP4391918B2 JP 4391918 B2 JP4391918 B2 JP 4391918B2 JP 2004299162 A JP2004299162 A JP 2004299162A JP 2004299162 A JP2004299162 A JP 2004299162A JP 4391918 B2 JP4391918 B2 JP 4391918B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resistor
view
terminals
plate
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004299162A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006112868A (ja
Inventor
浩一 平沢
茂男 熊王
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koa Corp
Original Assignee
Koa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koa Corp filed Critical Koa Corp
Priority to JP2004299162A priority Critical patent/JP4391918B2/ja
Publication of JP2006112868A publication Critical patent/JP2006112868A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4391918B2 publication Critical patent/JP4391918B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)

Description

本発明は、大電流を高精度で検出するための電流検出用抵抗器に係り、特に2本の電流供給用端子と2本の電圧検出用端子とを備えた4端子型の電流検出用抵抗器に関するものである。
従来から、Cu−Ni系合金等の抵抗合金材料を抵抗体とした4端子型の電流検出用抵抗器が知られている(特許文献1,2,3参照)。
特許文献1に記載の電流検出用抵抗器においては、抵抗合金板をコの字状に折り曲げ、両端部に幅広の電流供給用端子と幅狭の電圧検出用端子とを設け、プリント基板の孔部にこれらの端子を挿入して実装するようにした端子挿入型の部品となっている。
特許文献2に記載の電流検出用抵抗器においては、抵抗合金板をブリッジ状に段差を設けるように折り曲げ、両端部に幅広の電流供給用端子と幅狭の電圧検出用端子とを設け、プリント基板のパッドに表面実装するようにした表面実装型の部品となっている。
特許文献3に記載の電流検出用抵抗器においては、抵抗合金板12の両端部に高導電性金属ストリップ14,14を接続固定し、該高導電性金属ストリップ14,14に幅広の電流供給用端子と幅狭の電圧検出用端子とを設け、プリント基板のパッドに表面実装するようにした表面実装型の部品となっている(図1および第2コラム第26−33行参照)。
実開昭61−156201号公報 特開平8−115802号公報 米国特許第5999085号明細書
しかしながら、上記引用文献1または2に示すような抵抗合金板一体構造の電流検出用抵抗器においては、実装時のはんだ上がりという問題がある。すなわち、プリント基板に実装する際に、電流検出用抵抗体を構成する抵抗合金板へのはんだの付着量により抵抗値が動いてしまう場合があるという問題がある。
また、上記引用文献3に示すような抵抗合金板の両端部に高導電性金属ストリップを接続固定した電流検出用抵抗器においては、抵抗合金板と高導電性金属ストリップとの間に良好な接続部を低コストで形成することが製造技術面で難しいと共に、良好な接合面が得られないと抵抗値にバラツキが生じる等の問題がある。また、一般的に高導電性金属ストリップには例えばCu(銅)等のような抵抗温度係数(TCR)の高いものが使用される。この部分の抵抗温度係数(TCR)が抵抗器全体のTCRをプラス側に大きくシフトさせることがある。
本発明は、上述した事情に鑑みて為されたもので、実装性が良好で、良好な電気的特性が得られると共に、比較的低コストで製作が可能な4端子型の電流検出用抵抗器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の電流検出用抵抗器は、平面展開視H字形の抵抗板体と、該抵抗板体の平面展開視H字形の中央部分を除き前記抵抗板体表面に接合した高導電性金属板体とからなる2層構造体であって、前記平面展開視H字形の四方の縦棒部分を折り曲げて4本の端子を形成したことを特徴とするものである。
ここで、前記端子を前記2層構造体の平面展開視H字形の中央部分に対して略垂直方向に折り曲げて、端子挿入型の部品とすることが好ましく、また、前記端子を前記2層構造体の平面展開視H字形の中央部分に対して段差を形成するように折り曲げて、表面実装型の部品としてもよい。
本発明によれば、抵抗板体と高導電性金属板体とからなる2層構造体の平面展開視H字形の四方の縦棒部分を折り曲げて4本の端子を形成したので、実装時にはんだ上がりの問題が生ぜず、良好な実装性が得られる。また、4本の端子を対称に配置し、それぞれの端子が電流供給用端子としても電圧検出用端子としても使えるので、実装基板の配線設計に際して高い自由度が得られる。
また、抵抗板体と高導電性金属板体とからなる2層構造体を熱拡散接合により形成することで、特殊な溶接などを使用せずに比較的低コストで上記構造の電流検出用抵抗器を製作することができる。また、抵抗板体の両端部に抵抗板体と高導電性金属板体とからなる2層構造体の端子を配置することで、抵抗温度係数に起因する抵抗値変化に基づく電流検出誤差を軽減することができる。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。なお、各図中、同一の作用または機能を有する部材または要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態の電流検出用抵抗器を示し、図2はその平面展開図を示す。この電流検出用抵抗器10は、平面展開視H字形の抵抗板体11と、該抵抗板体の表面に接合した高導電性金属板体12とからなる2層構造体13により構成されている。平面展開視H字形の中央の横棒部分14には、高導電性金属板体12が存在せず、前記抵抗板体11の一部分11aが露出した構造となっている。
抵抗板体11の上記一部分11aがこの電流検出用抵抗器の抵抗器として主として動作する部分となっている。すなわち、この部分11aが電流検出用抵抗器の抵抗値を主として発生させる抵抗板体となっている。従って、抵抗板体部分11aの長さ、幅、厚さで抵抗値が設定され、大電流の高精度の検出に好適な例えば1mΩ程度の低抵抗値の設定が可能である。
上記平面展開視H字形の四方の縦棒部分は、抵抗板体11とその表面に接合した高導電性金属板体12とからなる2層構造体13により構成されている。この2層構造体を図中の点線の部分E(図2参照)で折り曲げて4本の端子15,16,17,18が形成されている。4本の端子15,16,17,18は、同一形状、同一寸法で対称に形成されている。4本の端子15,16,17,18は、図1に示されるように、抵抗板体11の平面展開視H字形の中央部分に対して略垂直方向に折り曲げられ、プリント基板の孔部に挿入して実装する端子挿入型の部品となっている。
なお、4本の端子15,16,17,18の下部である点線D以下に溶融はんだ層等を設けてもよい。溶融はんだ層は、例えば噴流はんだ槽に浸漬することで形成することができる。これにより、実装時のプリント基板上の配線パターンへのはんだ付け性が向上する。
抵抗板体11の材料としては、Cu−Ni系合金、Ni−Cr系合金、Cu−Mn系合金等の抵抗合金材料が用いられ、高導電性金属板体12の材料としては銅(Cu、Cu系合金)等が好ましい。抵抗板体11と高導電性金属板体12とは強固に接合され、2層構造体13が形成されている。
この接合状態では、機械的に強固な接合状態が得られるとともに、電気的な接触抵抗が小さく、電気的にも良好な接合状態が得られる。
Cu等の高導電性金属板体12は、下地であるCu−Ni系合金等の抵抗板体11とともに電極(端子)を構成するが、単一のCu材料のみでないことで、後述するようにTCR(抵抗温度係数)補正効果を発生させる。また、2層構造体13によりバイメタル効果が得られ、熱応力を吸収することができる。
次に、この電流検出用抵抗器10の使用状態について説明する。4本の端子15,16,17,18の下部の点線D以下がプリント基板の孔部に挿入され、配線パターンにはんだ付けにより固定される。このように、この電流検出用抵抗器10では、抵抗板体11と高導電性金属板体12とからなる2層構造体13の平面展開視H字形の四方の縦棒部分を折り曲げて4本の略垂直方向の端子を形成したので、この縦長の端子15,16,17,18により実装時にはんだ上がりの問題が生ぜず良好な実装性が得られる。
例えば、端子15,17を電流供給用端子とし、端子16,18を電圧検出用端子とすると、測定対象の電流は電流供給用端子15,17間に供給され、端子15、抵抗板体11a、端子17の順にS字形に流れる。測定対象の電流により抵抗板体11aの両端部に生じる電圧は、電圧検出用端子16,18間で検出される。同様に、端子16,18を電流供給用端子とし、端子15,17を電圧検出用端子とすると、測定対象の電流は電流供給用端子16,18間に供給され、端子16、抵抗板体11a、端子18の順にS字形に流れる。測定対象の電流により抵抗板体11aの両端部に生じる電圧は、電圧検出用端子15,17間で検出される。
なお、端子15,18を電流供給用端子とし、端子16,17を電圧検出用端子とすると、測定対象の電流は電流供給用端子15,18間に供給され、端子15、抵抗板体11a、端子18の順にC字形に流れる。測定対象の電流により抵抗板体11aの両端部に生じる電圧は、電圧検出用端子16,17間で検出される。同様に、端子16,17を電流供給用端子とし、端子15,18を電圧検出用端子とすると、測定対象の電流は電流供給用端子16,17間に供給され、端子16、抵抗板体11a、端子17の順にC字形に流れる。測定対象の電流により抵抗板体11aの両端部に生じる電圧は、電圧検出用端子15,18間で検出される。
このように、この電流検出用抵抗器10では、4本の端子15,16,17,18を対称に配置し、それぞれの端子が電流供給用端子としても電圧検出用端子としても使えるので、実装基板の配線設計に際して高い自由度が得られる。
ここで、電流供給用端子には大きな電流が流れ、電圧検出用端子には電流は殆ど流れないため、電流供給用端子幅を広く、電圧検出用端子幅を狭くするようにしてもよい。これにより対向する極の電流供給用端子挿入穴と電圧検出用端子挿入穴を無理なく接近させ、部品フットプリント(部品がプリント基板上に占有する面積)を小さくすることが可能となる。
例えば、端子15,17を電流供給用端子として、電流経路をS字形にした場合には、電流が抵抗板体11aに対してS字を描いて蛇行して流れ、電圧検出点である電圧検出用端子16,18の実装時のプリント基板配線とのはんだ接続部である点線D以下の部分が電流経路から最も離れた点に位置することになる。このため、電極寸法のばらつき、はんだ上がり等の問題が検出電圧精度に影響を与えにくくなり、実装性が向上する。
電流経路においては、2層構造体13の端子内にも、大小の差はあれ電位分布が生じる。電位傾度が高い部分に電圧検出のための電極(端子)があると、その電圧検出のための電極近傍の寸法ばらつきが検出電圧に直接的に反映されてしまう。そして、はんだ上がりの影響も生ずる可能性が出てくる。
図3は、試作品の一例の寸法例を示す。この抵抗器では、抵抗板体11aの面積が、3.2mm×2.0mmであり、厚さは0.38mmである。また、平面展開視H字形の四方の縦棒部分の長さが約5mmとなっている。端子15,16,17,18を図中の点線Eで折り曲げて、平面展開視H字形の中央部分に対して略垂直方向に形成し、端子挿入型の部品としている。
図4は、その試作品に40Aの電流を通電したときの電位分布を示す。この図は、上記試作品に40A通電したときの各部電位を、3次元グラフ化したものである。この場合、端子16,18が電流供給用端子であり、端子15,17が電圧検出用端子となっている。電流供給用端子16,18の平面視H字形の縦棒部分では電位傾度が有り、抵抗板体部分11aでは電位傾度は非常に高くなっていることが分かる。なお、線Dから平面展開視H字形の四方の縦棒部分の端部までは、はんだの付着領域であり、この部分は等電位となっている。そして、電圧検出端子15,17の平面視H字形の縦棒部分では電位傾度は非常に小さくなっていることが分かる。このため、上述したようにはんだ上がりの問題が生ぜず、安定な電流検出精度を確保することが可能となる。
例えば、比較例として図5に示す抵抗合金一体型の抵抗器の場合、電流供給用電極21,23間に所定の電流を流したときの抵抗値が4.65mΩであり、電圧検出用電極22,24間で上記電流による検出される電圧に対応した抵抗値は2.25mΩ程度となる。このため、電流供給用電極間で観察される抵抗値に対して、所定の電流に基づく電圧検出用電極間で観察される実効的な抵抗値の乖離が大きくなるという問題がある。この乖離が大きいということは、電流検出の効率が悪いということを意味し、好ましくない。
これに対して、上記本発明の構造の抵抗器では、抵抗板体表面に接合した高導電性金属板体とからなる2層構造体により端子が構成されるため、図4に示されるように抵抗板体11aの部分の電位差がそのまま電圧検出用端子の電圧出力となり、良好な効率が得られる。
次に、本発明の電流検出用抵抗器による抵抗温度係数(TCR)の補正効果について説明する。上記の電流検出用抵抗器においては、平面展開視H字形の抵抗板体11と、該抵抗板体の平面展開視H字形の中央の横棒部分11aを除き前記抵抗板体表面に接合した高導電性金属板体12とからなる2層構造体13であることから、2層構造体の電流経路(16,18)に対して抵抗板体の電流経路(11a)と直角に電流が流れる部分が生じることにより、効果的にTCRを補正することが可能となる。
上記図3に示す電流検出用抵抗器の場合、図4に示す電圧検出端子15,17間で検出される0℃における検出電圧に対応した電流検出抵抗値はシミュレーション上1.09097mΩである。抵抗板体(CuNi)のTCRを+50ppm/deg、高導電性金属板体(Cu)のTCRを+4000ppm/degとして、全体の温度が100℃になった場合の電流検出抵抗値をシミュレーションしてみると、1.093183mΩとなる。
このため、上記電流検出用抵抗器の電流検出抵抗値としてのTCRは、+20ppm/deg程度にしかならない。すなわち、電流検出用抵抗器の電流検出抵抗値を主として形成する抵抗板体(CuNi)11aのTCRが+50ppm/degであるのに対して、改善効果が認められる。ちなみに、2層構造体をすべてで高導電性金属板体(Cu)で構成した場合、シミュレーションしてみると、TCRは例えば100ppm/degであり、却って悪化することになる。
図6は、図3に示す構造の試作品に40Aの電流を通電したときの各部の温度を、3次元グラフ化したものである。この図から、抵抗板体11aの中央部が電流の流れ方向に沿って一様に高い温度となっていることが分かる。一般的に、カタログ規格上のTCRには自己発熱は含まれないが、実使用上の自己発熱による抵抗値ドリフトも重要である。通電し自己発熱が発生した場合、各部の抵抗値は各部の温度に従って変化する。抵抗値ドリフト量はオイルバスで測定するTCR寄与分より悪化するのが一般的である。上記電流検出用抵抗器の構造では、平面展開視H字形の抵抗板体11と、該抵抗板体の平面展開視H字形の中央の横棒部分11aを除き前記抵抗板体表面に接合した高導電性金属板体12とからなる2層構造体13であることから、これを抑えることが出来る。
例えば、図3に示す構造の電流検出用抵抗器が熱引けの悪いプリント基板に実装され、周囲温度も上がってピーク温度が200℃になったとして電流検出抵抗値を計算すると、1.09595mΩである。0℃における抵抗値が1.09097mΩであったから0.5%しか変化していないことが分かる。ピーク温度のΔT200℃で換算すると、この0.5%は25ppm/degに相当する。
図7は、本発明の他の実施形態の電流検出用抵抗器を示す。この抵抗器は、平面展開視H字形の四方の縦棒部分を、平面展開視H字形の中央部分に対して段差を形成するように折り曲げ、表面実装型の部品としたものである。すなわち、平面展開視H字形の中央の横棒部分に抵抗板体11aを配置し、平面展開視H字形の四方の縦棒部分に抵抗板体11の表面に高導電性金属板体12を接合した2層構造体13を配置し、平面展開視H字形の四方の縦棒部分26,27,28,29を中央部に対して段差を形成するように折り曲げて、4本の表面実装用端子部を形成している。
ここで、高導電性金属板体12側を下面側としているが、これは実装時のプリント基板の配線パッドとのはんだ付け性を考慮したものであるが、抵抗板体11がそのままはんだ付け可能であれば、表裏逆に折り返して抵抗器を製作しても4端子抵抗器としての性能はほとんど変わらない。また、抵抗板体11とその表面に接合した高導電性金属板体12とからなる2層構造体13をとることから、この2層構造体はバイメタルを構成するため、応力調節を行うことが出来る点も挿入形と共通しており、電気的特性において差異は無い。
図8は、本発明の電流検出用抵抗器のさらに他の実施形態を示す。本発明の抵抗器構造では、電流検出抵抗値を形成する抵抗板体11bの展開長が長いほど(抵抗板体幅が広いほど)抵抗値が低くなる。逆に抵抗値を上げるためには抵抗板体11bを薄くするか、図8に示すように抵抗板体11bにスリット(窓)11cを入れればよい。また、電流検出抵抗値を形成する抵抗板体11b自体を折り曲げると、折り曲げ部分が時間を経るごとに残留応力が開放される為、抵抗値がドリフトすることがある。これを防ぐ為、図8の様に折り曲げ部Eに抵抗板体の無い部分(スリット11c)を設けることが好ましい。
この様にすれば、曲げ加工の残留応力が抵抗板体11bに残らず、抵抗値の経時変化が防止できる。このような曲げ部に抵抗板体が来ないように窓(スリット)を設ける構造は、図7に示す面実装型に適用しても、同様の効果が得られる。
なお、本発明の電流検出用抵抗器によれば、さらに下記の利点がある。すなわち、挿入部品の場合、抵抗器が実装されるプリント基板上の電圧検出用端子挿入穴と電流供給用端子挿入穴の間には最低限確保しなければならない距離が存在する。あまり近づけるとプリント基板に穴と穴を結ぶクラックが入ってしまうからである。本発明の構造によれば同極の電流供給用端子と電圧検出用端子は同一電極面積内で最大限離すことが可能なので、部品の小型化に有利である。
なお、これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
本発明の一実施形態の電流検出用抵抗器を示す斜視図である。 その平面展開図である。 試作品の寸法例を示す、(a)は平面展開図であり、(b)は断面図である。 その試作品に40Aの電流を通電したときの各部の電位分布を示す3次元グラフである。 比較例としての抵抗合金一体型の抵抗器の構造例を示す、(a)は平面展開図であり、(b)は斜視図である。 上記試作品に40Aの電流を通電したときの各部の温度分布を示す3次元グラフである。 本発明の他の実施形態の電流検出用抵抗器を示す斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態の電流検出用抵抗器を示す、(a)は平面展開図であり、(b)は斜視図である。
符号の説明
10 電流検出用抵抗器
11 抵抗板体
11a,11b 抵抗板体(電流検出抵抗値形成部分)
11c スリット(窓)
12 高導電性金属板体
13 2層構造体
15,16,17,18 端子

Claims (6)

  1. 平面展開視H字形の抵抗板体と、該抵抗板体の平面展開視H字形の中央部分を除き前記抵抗板体表面に接合した高導電性金属板体とからなる2層構造体であって、前記平面展開視H字形の四方の縦棒部分を折り曲げて4本の端子を形成したことを特徴とする電流検出用抵抗器。
  2. 前記端子を前記2層構造体の平面展開視H字形の中央部分に対して略垂直方向に折り曲げて、端子挿入型の部品としたことを特徴とする請求項1記載の電流検出用抵抗器。
  3. 前記端子を前記2層構造体の平面展開視H字形の中央部分に対して段差を形成するように折り曲げて、表面実装型の部品としたことを特徴とする請求項1記載の電流検出用抵抗器。
  4. 前記2層構造体は、前記抵抗板体と高導電性金属板体とを熱拡散接合により接合したものであることを特徴とする請求項1記載の電流検出用抵抗器。
  5. 前記4本の端子が同一寸法で前記平面展開視H字形の中央部分に対して線対称に形成されていることを特徴とする請求項1記載の電流検出用抵抗器。
  6. 平面展開視H字形の抵抗板体と、該抵抗板体の平面展開視H字形の中央部分を除き前記抵抗板体表面に接合した高導電性金属板体とからなる2層構造体であって、前記平面展開視H字形の中央部分の抵抗板体にスリットを設け、該スリット部分において、前記抵抗板体と前記高導電性金属板体が2層となった部分のみを折り曲げることで、4本の端子を形成したことを特徴とする電流検出用抵抗器。
JP2004299162A 2004-10-13 2004-10-13 電流検出用抵抗器 Expired - Fee Related JP4391918B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004299162A JP4391918B2 (ja) 2004-10-13 2004-10-13 電流検出用抵抗器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004299162A JP4391918B2 (ja) 2004-10-13 2004-10-13 電流検出用抵抗器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006112868A JP2006112868A (ja) 2006-04-27
JP4391918B2 true JP4391918B2 (ja) 2009-12-24

Family

ID=36381506

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004299162A Expired - Fee Related JP4391918B2 (ja) 2004-10-13 2004-10-13 電流検出用抵抗器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4391918B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4971693B2 (ja) * 2006-06-09 2012-07-11 コーア株式会社 金属板抵抗器
US8018310B2 (en) 2006-09-27 2011-09-13 Vishay Dale Electronics, Inc. Inductor with thermally stable resistance
JP5648197B2 (ja) * 2008-09-18 2015-01-07 正明 貫洞 電流分流器
JP5689421B2 (ja) * 2008-11-06 2015-03-25 ヴィシェイ インターテクノロジー インコーポレイテッド 4つの抵抗器を備えた抵抗温度係数を調整可能な4端子型抵抗器
EP4280232A3 (en) 2009-09-04 2024-06-05 Vishay Dale Electronics, LLC Resistor with temperature coefficient of resistance (tcr) compensation
JP5966224B2 (ja) * 2012-03-08 2016-08-10 Koa株式会社 電流検出用抵抗器の実装構造
JP6326613B2 (ja) * 2013-09-24 2018-05-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 抵抗器
US10083781B2 (en) 2015-10-30 2018-09-25 Vishay Dale Electronics, Llc Surface mount resistors and methods of manufacturing same
US10438729B2 (en) 2017-11-10 2019-10-08 Vishay Dale Electronics, Llc Resistor with upper surface heat dissipation
CN116420197A (zh) 2020-08-20 2023-07-11 韦沙戴尔电子有限公司 电阻器、电流感测电阻器、电池分流器、分流电阻器及制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006112868A (ja) 2006-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4452196B2 (ja) 金属板抵抗器
CN212622762U (zh) 无源电流传感器及用于该无源电流传感器的组件
JP5394309B2 (ja) プローブ及びプローブの製造方法
JP5970695B2 (ja) 電流検出用抵抗器およびその実装構造
JP2009021628A (ja) 低抵抗抵抗器
JP6074696B2 (ja) 抵抗器の端子接続構造
JP2009266977A (ja) 金属板抵抗器
JP4391918B2 (ja) 電流検出用抵抗器
US11187724B2 (en) Current measuring device and current sensing resistor
JP4029049B2 (ja) 電流検出用抵抗器
JP6408758B2 (ja) ジャンパー素子
JP2009009957A (ja) 半導体装置
EP1950771A1 (en) Chip resistor and its manufacturing method
JP3993852B2 (ja) 対称構造を持つサーミスタ
JP4814553B2 (ja) 電流検出用抵抗器
JP2016004886A (ja) 電流検出用抵抗器
JP2006024825A (ja) 電気部品
JP2009302117A (ja) タブパターンとリードの接合方法
JP5143353B2 (ja) 抵抗器の製造方法
JP5927435B2 (ja) 電子装置
JP2010123693A (ja) 端子構造体
JP2005197394A (ja) 金属抵抗器
JP2009210366A (ja) 電流検出用抵抗器
JP4887748B2 (ja) 抵抗器
JP4384073B2 (ja) 電子部品の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090714

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090908

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091006

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091008

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121016

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121016

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131016

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees