JP2005197394A - 金属抵抗器 - Google Patents

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【課題】 板体状の抵抗体の両端部に十分な強度で高導電性金属材料からなる電極を接合することができる構造を採用することにより、金属抵抗器全体としての抵抗温度係数に問題が生じることなく、広範囲の抵抗値に対応が可能で、且つ小型コンパクト化した構造の金属抵抗器を提供する。
【解決手段】 板状に形成された抵抗合金材料からなる抵抗体11と、該抵抗体の両端部に形成された高導電性金属材料からなる一対の電極12,13とを備えた金属抵抗器10であって、前記抵抗体の両端部と前記電極とを接続する接合部に、接合面として、2面A,B,C,Dを有する。ここで、抵抗体11と電極12,13の接合面は、前記板状に形成された抵抗体の一面に平行な面と、該面に略垂直な面とからなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、低抵抗値を有する金属抵抗器に係り、特に、抵抗合金材料からなる抵抗体と、その両端部に配置された高導電性金属材料からなる一対の電極とを備えた金属抵抗器に関する。
このような金属抵抗器としては、図8(a)に示すように、矩形状の抵抗体1の両端部の下面に矩形状の高導電性金属板体からなる電極2,3を接合して、その電極の表面(底面)に溶融ハンダ層を形成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、図8(b)に示すように、矩形状の抵抗体1の両端部の両端面に、ブロック状の高導電性金属体からなる電極2,3を溶接により接合したものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
上記図8(a)に示す金属抵抗器では、抵抗体1における電極2,3間の部分Lが所定の抵抗値を形成するための抵抗体として機能し、抵抗体1の電極2,3の接合部の上部においては、所定の抵抗値を形成するための抵抗体としては殆ど機能しない。また、図8(b)に示す金属抵抗器では、抵抗体1の両側端面に電極2,3が配置されていて、抵抗体1の電極2,3間の部分Lが所定の抵抗値を形成するための抵抗体として機能する。ところで、これらの金属抵抗器はチップ部品としての標準的なサイズに製作される場合が多く、この場合には回路基板の配線パッドに搭載するために、電極の大きさおよび両極間距離の制約を受ける。このため、これらの金属抵抗器では、全体のサイズを小型化しようとすると、所定の抵抗値を形成するための抵抗体として機能する部分Lを十分に大きく取ることができず、抵抗値は抵抗体として機能する部分Lの長さに比例し、断面積に反比例するので、設計の自由度が狭く、製造可能な抵抗値の範囲が狭められてしまう、という問題がある。
また、チップ型の金属抵抗器としては、図8(c)に示すように、帯状(薄板状)の抵抗体1の略中央部をモールド樹脂体4に封入し、両端部をそれぞれモールド樹脂体4に沿ってコの字状に折り曲げた構造のものが知られている。そして、抵抗体1のモールド樹脂体4から露出した部分には、ニッケルメッキおよびハンダメッキからなるメッキ電極5,6が抵抗体の電極部分3,4の上面に配置されている。この抵抗器においては、モールド樹脂体4内部に封入された部分が所定の抵抗値を形成するための抵抗体として機能する部分Lとなり、広い抵抗値範囲の設計が可能となる。しかしながら、このチップ型の金属抵抗器では、抵抗体1の電極となる部分3,4が抵抗合金材料で形成されているため、その導電性が低く、また、その表面にメッキ電極5,6が配置されていることから、金属抵抗器全体としての抵抗温度係数(TCR)が高くなってしまう、という問題がある。
特開2002−184601号公報 特開平6−224014号公報
本発明は、上述した事情に鑑みて為されたもので、板体状の抵抗体の両端部に十分な強度で高導電性金属材料からなる電極を接合することができる構造を採用することにより、金属抵抗器全体としての抵抗温度係数に問題が生じることなく、広範囲の抵抗値の抵抗器の製作が可能で、且つ小型コンパクト化した構造の金属抵抗器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明の金属抵抗器は、板状に形成された抵抗合金材料からなる抵抗体と、該抵抗体の両端部に形成された高導電性金属材料からなる一対の電極とを備えた金属抵抗器であって、前記抵抗体の両端部と前記電極とを接続する接合部に、接合面として、2面を有することを特徴とするものである。ここで、前記抵抗体と電極の接合面は、前記板状に形成された抵抗体の一面に平行な面と、該面に略垂直な面とからなることが好ましい。
本発明によれば、抵抗合金材料からなる抵抗体と、金属材料からなる電極とが2面で接合されるので、1面のみで接合した場合よりも大きな接合強度で強固に接続することができる。これにより、薄板状(帯状)電極の曲げ加工時には、その曲げ加工による応力を2面の接合面に分散させて受けることができるので、加工時の応力に強くすることができる。また、異種金属間の接合面に電流が流れる際の発熱も2面の接合面で分散して受けるので、熱応力に強くすることができる。
また、前記抵抗体および前記電極と抵抗体の接合部を内部に封入するモールド樹脂体を備え、前記電極の一部は、前記モールド樹脂体から突出し、前記モールド樹脂体に沿ってコの字型に折り曲げられていることが好ましい。これにより、モールド樹脂体内部に封入された抵抗体部分の面積を大きく取ることができ、また抵抗体の薄板化も可能であり、小型コンパクト化した構造のチップ型金属抵抗器とすることができる。
また、前記電極は、前記モールド樹脂体の内部で下方に向けて屈曲し、前記抵抗体が前記モールド樹脂体の内部で底面に近い部分に配置するようにしても良い。これにより、金属抵抗器を電流検出用に用いる場合に、回路基板上の電圧検出端子配線を前記抵抗体の下面に抵抗体の長手方向に沿って配置することで、抵抗体に流れる電流により生じる磁束を電圧検出端子配線にカップリングさせることができる。したがって、抵抗体の有するインダクタンスによる電流検出波形の乱れを低減することが可能となる。
また、前記電極および前記抵抗体の上面が平滑に連続する平面に形成されていることが好ましい。これにより、単純な構造で実装性に優れた金属抵抗器を提供することができる。
本発明によれば、抵抗体と電極とを異なる2面で接合することができ、十分な強度で抵抗体の両端部に電極を接続することができる。これにより、電極部分を高導電性の金属材料を用いて形成することができ、モールド樹脂体に沿ってコの字型に電極を折り曲げることで、抵抗体として機能する部分の面積を広く取ることができ、チップ部品として広範囲の抵抗値の抵抗器の設計が可能となる。また、電極部分の抵抗成分を小さくすることができ、抵抗器全体としての抵抗温度係数を良好なものとすることができる。
以下、本発明の実施形態について、図1ないし7を参照して説明する。図1は本発明に係る金属抵抗器の第1実施形態を示す図である。なお、各図中、同一の作用または機能を有する部材または要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図1において、金属抵抗器10は、矩形薄板状に形成された抵抗体11と、この抵抗体11の両端部に接続されたコの字状の一対の電極12,13とを備えている。抵抗体11は、例えば、CuNi系合金、NiCr系合金、CuMn系合金などの合金抵抗材料により作製されている。電極12,13は、例えば、Cu、Cu系合金、Ni、Ni系合金、Au、Au系合金、Al、Al系合金などの高導電性金属材料により作製されている。この金属抵抗器10は、抵抗体11および電極12,13を、ともに金属系材料により構成することにより、抵抗材料と電極材料とを圧着(かしめ)、溶接、熱拡散接合などで接合することができる。
ここで、例えば抵抗体11の寸法は、幅1mmないし50mm、好ましくは1.5mmないし5mm、長さ1mmないし50mm、好ましくは3mmないし10mm、厚さ0.03mmないし2mm、好ましくは0.05mmないし0.5mm程度である。また、電極12,13の寸法は、コの字型に折り曲げられた帯状電極の展開長で、幅1mmないし50mm、好ましくは1.5mmないし5mm、長さ1mmないし10mm、厚さ0.05mmないし1mm程度である。
抵抗体11は、電極12,13との接合部間において、所定の抵抗値を形成するための抵抗体として機能する部分Lとなる。電極12,13間における抵抗体11の長さLに対応して、その幅や厚さを調整することにより所望の抵抗値にすることができ、小さめな抵抗値に作製した後にその幅や厚さを調整したり、あるいは、レーザトリミング等を行うことで、より高精度な抵抗値にすることもできる。したがって、抵抗合金材料および抵抗体の長さ、幅、厚さを調整することで、1mΩ〜1Ω程度の広い領域の抵抗値を有する金属抵抗器を製作可能である。
ここで、抵抗体11は、電極12,13との接合部の縦断面形状において、平行な下辺11cと上辺11dおよび側辺11a,11bを有する台形状に形成されている。この傾斜した角度は、95゜ないし135゜程度であることが好ましい。この傾斜した面を設けることで、側面への接合強度を保つことができ、加工応力や熱応力に対して強い金属抵抗器を提供することができ、更に折曲方向を選定することによって、傾斜角度を利用して円滑に折曲することができる等のメリットがある。
この縦断面が台形状に形成された抵抗体11は、その両端部においてそれぞれ電極12,13に対して、その抵抗体の面と、これに略垂直な面との2面A,BおよびC,Dで接続固定されている。即ち、抵抗体11の側辺11aと電極12との接合面がAであり、抵抗体11の下辺11cと電極12との接合面がBである。同様に、抵抗体11の側辺11bと電極12との接合面がCであり、抵抗体11の下辺11cと電極12との接合面がDである。また、抵抗体11と電極12,13の界面の断面形状は例えば階段状や鋸歯状などでもよいが、その両者の界面は充分に強く接合されている必要がある。
したがって、金属抵抗器10は、コの字型の電極12,13の端部で抵抗体11とそれぞれ2面で接合することができるので、抵抗体11が抵抗器として機能する面積を十分に大きく確保することができ、設計の自由度を大きくすることができる。また、この抵抗体11と電極12,13とは、2面で接続するので、1面のみで接合した場合よりも大きな接合強度で強固に接続することができる。これにより、後述する電極12,13の曲げ加工時には、その曲げ加工による応力を2面の接合面に分散させて受けることができ、また、異種金属間の接合面に電流が流れる際の発熱も2面の接合面で分散して受けるので、熱応力に強くすることができる。
そして、電極12,13は、抵抗体11と共に、その接合部分が絶縁樹脂材料によりモールド樹脂体14内に封入されており、このモールド樹脂体14から突出する電極部分がそのモールド樹脂体14の外面に沿うように側面および下面で折り曲げられて、コの字型に形成されている。ここで、電極12,13とモールド樹脂体14との間には、僅かな隙間を持たせている。この電極12,13のモールド樹脂体14から突出した部分は、その表面にニッケルメッキおよびハンダメッキが施され、メッキ電極15,16が形成されている。したがって、電極12,13は、良好なハンダ付け性が確保されており、電極12,13が高導電性の金属材料により形成されているので、金属抵抗器10チップ型の部品の標準的なサイズの実装面を有する電極12,13を形成することができ、電極の抵抗値を極めて低いものとすることができる。これにより、抵抗器全体としての抵抗温度係数を抵抗体11自体が有する抵抗温度係数に近いものとすることができる。
次に、図2および図3は本発明に係る金属抵抗器の第2実施形態を示す図である。図2において、金属抵抗器20は、抵抗体11と、その両端部に高導電性金属材料からなる一対の電極22,23とを備えている。この電極22,23は、上記第1実施形態における電極12,13と同様に構成されていて、抵抗体11の両端部の側辺11a,11bと下辺11cにおいて、電極12,13とそれぞれ接合面A,B,C,Dで強固に接合されている。
また、この電極22,23は、図示するようにモールド樹脂体14の内部で折り曲げられ、抵抗体11がモールド樹脂体内部の下方に位置するように配置されている。なお、モールド樹脂体14から突出する電極22,23の外部の部分は、モールド樹脂体14との間に僅かに隙間を持たせて、モールド樹脂体14の外面に沿うように側面および下面で折り曲げられて、コの字型に形成されている。すなわち、電極22,23は、断面視において、モールド樹脂体14の内部で、抵抗体の主面と接する部分は該抵抗体11の主面に略平行に、該抵抗体の両端の斜面部A,Cと接する部分からモールド樹脂体の側面附近のやや手前までは抵抗体の該斜面の角度に略平行にもしくは沿うように該モールド樹脂体の側面に向かって斜め上向きに配設し、該モールド樹脂体の側面の内部と外部の附近は略水平に配設し、更に、モールド樹脂体14の外側で下方に向けて折り曲げ、モールド樹脂体の底面附近から該底面に沿って、互いに向き合うように折り曲げられ、抵抗体11がモールド樹脂体14の内部で底面に近い部分に配置されている。したがって、この金属抵抗器20が電流検出用に用いられる場合に、図示しない回路基板の配線パッドにメッキ電極15,16の下面15a,16aが接続される。このとき、抵抗体11が図示しない回路基板の配線パターンに図1に示す抵抗器10の場合と比較して接近した位置に配置されることになる。
ここで、このような金属抵抗器20は、例えば、図3(a)に示すような電流検知回路100に接続され、電流検出の用途に用いられる場合がある。この場合、金属抵抗器20は、回路基板側のランド101,101に電極22,23が接続され、抵抗体11に電流を供給するとともに、この抵抗体11の両端に発生する電圧を、配線パターン102,103を介して電圧検出回路で検出することにより、その電流値を検知する。このとき、抵抗体11には微少ではあるがインダクタンスLが存在し、電流が高周波にすると、抵抗値も微少であるため、検出電圧にインダクタンスによる誤差分が含まれることになる。また、抵抗体の電流の流れる方向に平行に延在する配線パターン102,103は、電流による磁束の影響を受けて(磁気的に結合して)、相互インダクタンスMとしての誘起電圧が発生する。このため、電流検知回路としては、図3(b)に示す等価回路となり、ランド101間の電圧Vは、次式のように示される。
V=RI+L(di/dt)−M(di/dt)
この金属抵抗器20は、上記第1実施形態よりも抵抗体11を回路基板に接近して配置していることから、相互インダクタンスMを有効に作用させることができ、抵抗体11に発生するインダクタンスLの影響を効果的にキャンセルすることができる。したがって、この金属抵抗器20を実装することにより、電極22,23間の検出電圧のインダクタンスによる波形歪みが小さくなり、端子102,103間に生じる電圧を精度良く検出することができる。このため、その電極22,23間に流れる電流値を正確に検知することができる。また、抵抗体11は回路基板に近いので、その発生する熱を回路基板に逃がして温度上昇を抑制することもできる。
なお、図3(a)に示す電流検知回路の配線パターン102は、一対のランド101,101から内方に向かう(電流の流れる方向に延在する)部分102aと、そこから互いに離隔するように外方に向かう部分102bとを有して、一方の配線パターン102bはビアを介して裏面に回り込むことにより基板の表裏で重なって、電圧検出回路に接続されている。
このように本実施形態においては、上記第1実施形態による作用効果に加えて、抵抗体の有するインダクタンスによる波形歪みの影響を低減することができ、抵抗体11に流れる電流値の正確な検知を実現することができる。
次に、図4は本発明に係る金属抵抗器の第3実施形態を示す図である。なお、図4(a)は抵抗体と電極の接合構造を示す上面図、図4(b)は抵抗体と電極の接合構造を示す図4(a)におけるA−A断面図である。
図4(a)(b)において、金属抵抗器30は、上記実施形態と同様な構成の抵抗体11と、一対の電極32,33とを備えている。すなわち、抵抗体11の両端部の側辺11a,11bと下辺11cとが、電極32,33と接合面A,B,C,Dにおいて接合されている。
この抵抗体11および電極32,33の接合部分には、図4(a)に示すように、上面視において互いに組み合う凹凸形状に形成されている。すなわち、抵抗体11の両端部には、上面視櫛歯状の凹凸部が形成され、電極32,33の抵抗体との接合部にも同様に上面視櫛歯状の凹凸が設けられている。そして、抵抗体の凹凸部と電極の凹凸部とは互いに嵌合するようになっている。したがって、電極32,33の凹凸部と抵抗体31の凹凸部とを勘合させ圧着して固定することで、上記接合面A,B,C,Dに加え、新たに接合面Eが形成される。したがって、抵抗体31および電極32,33は、上記第1、第2実施形態よりも長い接合長で接合することができ、接合面積がさらに拡大されている。
このように本実施形態においては、より抵抗体と電極とをより広い接合面積で接合・接続することができ、接合強度を向上することができる。したがって、折り曲げ等の加工をより容易化することができ、また、より小型化を図ることもできる。
次に、図5は本発明に係る金属抵抗器の第4実施形態を示す図である。図5において、金属抵抗器40は、抵抗体11と、一対の電極42,43とを備えている。電極42,43は、上記第1実施形態における電極12,13と同様に構成され、抵抗体11の両端部と電極42,43とがそれぞれ2面A,B,C,Dで接合して、強固に接続されている。
この電極42,43は、その上面が抵抗体11の上面11dと平滑に連続する平面に形成されている。また、電極42,43は、下面側に溶融ハンダ層42d,43dが形成されることにより、回路基板などのパッドとの外部接続用に好適な構成となっている。また、電極42,43の端部間、すなわち、抵抗体11の下面11c側には、絶縁樹脂材料が充填されて絶縁層46が形成されることにより、実装時などの絶縁性が確保されている。
したがって、この金属抵抗器40は、上記第1実施形態における電極12,13の折れ曲げ部分やモールド樹脂体14を省いた簡素な構造にすることができ、また、より簡単な工程により作製することができる。
このように本実施形態においては、上記第1実施形態による作用効果に加えて、抵抗体11と電極42,43とが、その表面においてフラットに接合・接続された簡素な構造にすることができ、より薄型で安価なチップ型の金属抵抗器にすることができる。特に、抵抗体11と電極42,43との上面をフラットに形成することができるので、実装時にコレットで吸着することが容易となり、実装の安定性を高めることができる。
また、本実施形態の他の態様としては、例えば、必要に応じて、図6に示すように、抵抗体11および電極42,43の上面にセラミックスなどの絶縁板47を取り付けてもよい。これにより、抵抗体11の表面を被覆保護して安全性の高い金属抵抗器40にすることができる。また、図7に示すように、抵抗体11および電極42,43の上面に熱放散性の高いヒートシンク48を取り付けてもよい。これにより、放熱性が高く冷却効率の良い金属抵抗器40にすることができる。
なお、これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
本発明に係る金属抵抗器の第1実施形態を示す図であり、その全体構成を示す縦断面図である。 本発明に係る金属抵抗器の第2実施形態を示す図であり、その全体構成を示す縦断面図である。 第2実施形態による効果を説明する図であり、(a)はその実装する基板に形成されている回路パターンを示す平面図、(b)はその実装時の等価回路図である。 本発明に係る金属抵抗器の第3実施形態を示す図であり、(a)はその内部構造を示す上面図、(b)はその内部構造を示す要部の縦断面図である。 本発明に係る金属抵抗器の第4実施形態を示す図であり、その全体構成を示す縦断面図である。 第4実施形態の他の態様を示す図であり、その全体構成を示す縦断面図である。 第4実施形態の他の態様を示す図であり、その全体構成を示す縦断面図である。 従来技術の金属抵抗器を示す図であり、それぞれの全体構成を示す縦断面図である。
符号の説明
10,20,30,40 金属抵抗器
11 抵抗体
11a,11b 抵抗体側辺
11c 抵抗体下面(下辺)
11d 抵抗体上面(上辺)
12,13,22,23,32,33,42,43 電極
14 モールド樹脂体
42d,43d 溶融ハンダ層
46 絶縁層
47 絶縁板
A,B,C,D 接合面

Claims (5)

  1. 板状に形成された抵抗合金材料からなる抵抗体と、該抵抗体の両端部に形成された高導電性金属材料からなる一対の電極とを備えた金属抵抗器であって、
    前記抵抗体の両端部と前記電極とを接続する接合部に、接合面として、2面を有することを特徴とする金属抵抗器。
  2. 前記抵抗体と電極の接合面は、前記板状に形成された抵抗体の一面に平行な面と、該面に略垂直な面とからなることを特徴とする請求項1に記載の金属抵抗器。
  3. 前記抵抗体および前記電極と抵抗体の接合部を内部に封入するモールド樹脂体を備え、前記電極の一部は、前記モールド樹脂体から突出し、該樹脂体に沿ってコの字型に折り曲げられていることを特徴とする請求項1に記載の金属抵抗器。
  4. 前記電極は、前記モールド樹脂体の内部で下方に向けて屈曲し、前記抵抗体が前記モールド樹脂体の内部で底面に近い部分に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の金属抵抗器。
  5. 板状に形成された抵抗合金材料からなる抵抗体と、該抵抗体の両端部に形成された高導電性金属材料からなる一対の電極とを備えた金属抵抗器であって、
    前記抵抗体の両端部と前記電極とを接続する接合部に、接合面として、2面を有し、前記電極および前記抵抗体の上面が平滑に連続する平面に形成されていることを特徴とする金属抵抗器。
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