JP2004164321A - 料金算出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】利用者の保有する機器に乗車地点等のパラメータ値を送信することなく、乗物の利用料金の精算が可能な料金算出方法を提供することを目的とする。
【解決手段】入口コード発行機26と出口コード発行機28は、利用者が所持するIDカード96から識別番号46を受信すると、パラメータの値として停留所のコードを付加し、乗降管理装置30に送信する。乗降管理装置30では、入口コード発行機26と出口コード発行機28から受信した情報を乗降DB72へ保存し、所定のタイミングで料金算出サーバ42へ送信する。料金算出サーバ42は、入口コード発行機26と出口コード発行機28が発行したコードにより運賃を算出する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、利用時間や利用距離などの利用量により変動する料金体系をとる乗物の利用料金を自動精算する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、利用区間によって変動する交通料金を自動精算するシステムは存在した。例えば、ETCと呼ばれる道路料金収受システムでは、有料道路の入り口を車が通過する際、車に搭載された車載器に入り口の情報を無線で送信する。そして、有料道路の出口の料金所で車載器から精算機に入り口の情報を送信して通行料金を算出する。算出された有料道路の通行料金は、予め登録された支払方法で自動的に口座などから引き落とされる。これにより、車は料金所を停止することなく通過できる。
【0003】
また、特許文献1は鉄道の運賃を自動精算するシステムを開示している。そのシステムでは、乗客の保有する携帯電話機に乗車駅の入り口で乗車駅の情報を送信する。そして、降車駅の出口で精算機に携帯電話機から乗車駅の情報を送信して、乗車駅と降車駅から運賃を算出し、精算する。
【0004】
更に、バスにおいては、利用者が乗車する時に乗車停留所を示す番号が記された整理券を発券機から引き抜く。そして、降車する時に、降車する停留所までの運賃を、整理券に記された乗車停留所の番号をもとに車内に設けられた運賃表示板で確認し、該当する運賃と整理券を運転手席の横に設置された料金箱に入れる。バスの運転手はそれを確認する。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−20767号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の技術では、一度利用者が保有する車載器や携帯電話機に乗車地点の情報を送信するため、利用者により乗車地点の情報を書きかえられる可能性があった。利用者は、運賃や通行料金を安くすませるため、このような不正を働く場合がある。
【0007】
また、バスにおいては、乗車時に発券機から整理券を引き抜くや、降車時に運賃と整理券を料金箱に入れることが利用者にとっては煩わしかった。両手に荷物を持っていたり、幼い子供の手を引いていたり、手すりにつかまりながら階段を上っていたりする場合は、特に煩わしい。
【0008】
更に、運賃は運賃表示板に表示されるが、通常は1つ手前の停留所を過ぎてからようやく運賃が分かるので、予め運賃を知らない場合は運賃を用意するのに慌てなければならなかった。
【0009】
本発明は、上記した問題点を解決するためになされたものであり、利用者の保有する機器に乗車地点などのパラメータ値を送信することなく、乗物の利用料金の精算が可能な料金算出方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題の少なくとも一部を解決するため、本発明では次の方法で、利用量により変動する料金体系をとる乗物の利用料金を算出し、請求する。まず、前記乗物の利用者の乗車時に、該利用者が保持する所定の発信機から、前記料金の支払者を特定する。次に、該受信に呼応して、前記乗車時の前記利用量を特定するためのパラメータ値を取得し、前記特定情報と対応づけて管理する。次に、前記利用者の降車時に、前記発信機から、前記特定情報を受信する。次に、該受信に呼応して、前記降車時の前記パラメータ値を取得し、前記特定情報と対応づけて管理する。次に、前記乗車時のパラメータ値と、前記降車時のパラメータ値とに基づいて、前記料金を算出する。次に、前記算出した料金を前記支払者に請求する。
【0011】
本発明によれば、パラメータ値を利用者の所持する発信機に送信することなくパラメータ値に基づいて利用料金を算出し、請求することが可能となる。つまり、利用者の不正を防ぐことができる。更に、バスの場合は、運賃の支払のためのバス乗車中の手間な作業を緩和できる。
【0012】
利用時間や利用距離などの利用量により変動する料金体系をとる乗物には、例えば、バスや地下鉄などの公共交通機関、タクシーなどがある。また、荷物の移動距離、つまり荷物が宅配便の車に積まれていた距離が利用量だとすれば、本発明は宅配便にも応用できる。
【0013】
乗車,降車は車に限らない。また、乗車時,降車時とは、乗物に乗った瞬間や乗物から降りた瞬間だけを示すとは限らない。例えば、地下鉄などではプラットホームに入る前やプラットホームから出た後、バスなどでは、扉が開く前から、利用者がバスに乗り込んで、あるいはバスから降りて、扉が閉まった後なども含む。
【0014】
本発明でいう利用量は、時間や距離に限らず、様々に設定可能である。また、利用料金を算出するために、乗車時のパラメータ値と降車時のパラメータ値を用いているが、それに限らず、利用途中のパラメータ値を何度みてもよい。なお、パラメータ値には駅名等を表わすコードも含む。
【0015】
本発明は、料金算出システムおよび発信機として構成してもよい。
【0016】
本発明の発信機は、利用量により変動する料金体系をとる乗物の利用料金を算出し、請求する料金算出システムに対し、料金の支払者を特定する特定情報を送信する発信機であって、支払者を特定する特定情報を管理する管理部と、前記乗物の利用量を特定するための情報を前記料金算出システムから受信することなく、前記特定情報を前記乗物への乗車時及び前記乗物からの降車時に、前記料金算出システムに送信する送信部とを備えることを特徴とする。
【0017】
これらの料金算出システムと発信機により、上記した料金算出方法を実現することができる。なお、発信機としては、ICカードや携帯電話機などが考えられるが、通信可能な携帯型の装置ならば全て利用可能である。通信は、無線であることが好ましく、Bluetooth,IRなどの近距離通信であることがより好ましい。
【0018】
料金算出システムの前記受信部は、前記発信機から前記特定情報を複数回受信し、前記算出部は、1度目に前記特定情報を受信した時を前記乗車時と認定し、2度目に前記特定情報を受信した時を前記降車時と認定して前記料金を算出するものとしてもよい。
【0019】
このことにより、前記乗車時と前記降車時が特定でき、乗車時のパラメータ値と、降車時のパラメータ値を管理することが可能となる。
【0020】
降車時を特定する方法は、他にも様々考えられ、降車したことを示す信号を別途受信して特定してもよいし、1日の最後の受信を降車したことを示す受信と特定してもよい。
【0021】
また、前記受信部は、前記利用者の乗車時に前記発信機から前記特定情報を受信する乗車受信部と、前記利用者の降車時に前記発信機から前記特定情報を受信する降車受信部とをそれぞれ別個に備える構成としてもよい。
【0022】
この方法でも、乗車時と降車時が特定できる。例えば、バスでは、入口と出口が別個に設けられており、入口の受信部と出口の受信部を別個に備えることが容易にできる。
【0023】
更に、前記受信部は、前記乗物の出入り口の扉が開いているときに、前記発信機と通信を行なうものとしてもよい。
【0024】
常に通信を行なっていると、乗車時や降車時を特定することが困難であるが、扉が開いているときのみ通信を行ない、発信機を保持する利用者が出入り口を通るときのみ通信を行なうようにすれば、乗車時や降車時を特定することが可能となる。
【0025】
また、前記受信部は、前記発信機が前記乗物の出入り口を通過する際に通信を行なうものとしてもよい。
【0026】
この方法でも、乗車時や降車時を特定することが可能となる。出入り口の扉がついていない場合に有効である。
【0027】
前記乗物の移動地点を管理する移動管理部を備え、前記管理部は、前記受信時のパラメータ値として、前記移動地点を前記特定情報と対応づけて管理する構成としてもよい。
【0028】
このようにすれば、パラメータ値として、発信機を保有する人や荷物の乗車地点と降車地点を特定することが可能となる。地点は、バスの停留所や駅など予め用意された場所であってもよいし、GPS等で取得した緯度,経度であってもよい。このことにより、利用距離を特定できる。
【0029】
前記受信部は固定して設置されており、前記受信時のパラメータ値として、前記受信部の固定場所に関する情報を保持しており、前記特定情報と対応づけて前記管理部に送信する構成としてもよい。
【0030】
固定場所に関する情報とは、例えば、バスの停留所に与えられた「○○停留所」という情報である。このような情報により、乗車地点と、降車地点を特定でき、利用距離を特定することができる。
【0031】
前記受信に呼応して、前記発信機から前記特定情報を受信したことを該乗物の管理者に通知する通知部を備える構成としてもよい。
【0032】
これにより、発信機を保有していない者に対して、現金で利用料金を支払うように請求することが可能となる。また、本人は発信機を持っているつもりになっていても、実は忘れてきている場合などは、これにより自分が利用料金を現金で支払わなければならないことを確認することができる。
【0033】
表示は、ランプが点灯することにより行なわれてもよいし、特定情報が表示されるようにしてもよい。また、旗が揚がるなど、目立つ方法を採用すると、より効果があがる。
【0034】
前記特定情報と、前記料金の請求先を予め対応づけて管理する利用者管理部を備え、前記請求部は、前記請求先に対して料金を請求する構成としてもよい。
【0035】
これにより、利用料金の請求先を特定することが可能となる。
【0036】
前記発信機から、前記料金の請求先を取得する請求先取得部を備え、前記請求部は、前記請求先に対して料金を請求する構成としてもよい。
【0037】
このようにすれば、予め登録しておくことなく、利用料金の請求先を特定することが可能となり、どのような乗物を利用しても、自動で料金を精算することが可能となる。
【0038】
また、少なくとも前記受信部は前記算出部と別体で構成してもよい。
【0039】
このようにすれば、受信部は乗物に積んで、算出部は乗物を管理する管理センターなどに置くような構成にすることも可能である。
【0040】
前記特定情報は、発信機を特定する識別情報を含むものとしてもよい。識別情報は、例えば携帯電話機の電話番号や、発信機固有のIDや通信用のアドレスなどであってもよい。
【0041】
発信機を特定すれば、利用料金の支払者を特定することが可能となる場合が多い。
【0042】
前記特定情報は、前記発信機を保有する人に関する情報、現在時刻、料金の請求先の少なくとも1つを含む構成としてもよい。
【0043】
発信機を保有する人に関する情報があれば、その人固有の割引サービスなどを行なうことも可能となる。現在時刻を発信機から送信すれば、乗車時刻や降車時刻を容易に把握することができる。料金の請求先を送信するようにすれば、どのような乗物を利用しても、自動で料金を精算することが可能となる。
【0044】
前記発信機は、前記料金算出システムと無線で通信を行なう構成としてもよい。
【0045】
このようにすれば、発信機を保持する利用者は、立ち止まることなく自動的に通信することができる。
【0046】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、以下の項目に分けて説明する。
A.第一実施例:
A1.全体構成:
A2.機能ブロック:
A3.データベース:
A4.処理:
A5.効果:
B.第二実施例
B1.全体構成図:
B2.処理:
B3.第二実施例の変形例:
B4.効果:
C.変形例:
【0047】
A.第一実施例:
A1.全体構成:
図1は、第一実施例の料金算出システムの全体構成図である。本実施例では、バス38の運賃精算について説明する。バス38は、市内バスのような料金一律の場合を除くと、通常、走行距離すなわち停留所の区間に応じて料金が加算されるという料金体系をとっている。
【0048】
本実施例では、自動で運賃が精算される仕組みについて説明する。料金一律でないバス38は、乗車口20と降車口22が分かれており、降車口22が運転席34に近い前方に、乗車口20がバス38の側面中央付近に設けられている。
【0049】
本実施例では、乗車口20と降車口22に、それぞれ入口コード発行機26と出口コード発行機28を設置する。入口コード発行機26と出口コード発行機28は、利用者が所有するIDカード96から無線信号として識別番号を受信すると、停留所を示す番号(以下、コードとよぶ)を発行する。識別番号は、IDカード96を一意に特定する番号である。そして、受信した識別番号と発行したコードをあわせて乗降管理装置30に送信する。
【0050】
なお、IDカード96では、運賃を料金算出システムで自動支払いにするのか、現金支払機32から現金で支払うのか選択できるようになっており、現金で支払う選択をしている場合は、IDカード96から識別番号を送信しない。
【0051】
また、入口コード発行機26と出口コード発行機28が発行するコードは、運転手が停留所を超えた際に押すコードボタン33で切り替わる。入口コード発行機26は、乗車する利用者のIDカード96に対して通信を行ない、出口コード発行機28は、降車する利用者のIDカード96に対して通信を行なう。
【0052】
コードと識別情報を受信した乗降管理装置30は、受信した情報を乗降データベース(DB)にログとして保存していく。乗降データベースの詳細については後述する。そして、乗降DBを、所定のタイミングで無線により料金算出サーバ42まで送信する。送信は、基地局40を介してネットワーク44で行なわれる。
【0053】
なお、乗降DBは必ずしも無線で送信する必要はなく、フレキシブルディスクなどに保存して、料金算出サーバ42の設置場所まで送ってもよいし、バスターミナルなどでネットワーク44に有線接続して送信してもよい。また、乗降管理装置30は、バス38内部の様々な位置に設置可能である。
【0054】
乗降DBを受信した料金算出サーバ42では、乗降DBの情報を用いて利用者各々の運賃を計算し、利用者各人が指定する請求先へ運賃を請求する。
【0055】
表示機24は、利用者が自動精算で運賃を支払うことを運転手に示すために設けられている。利用者と無線通信を行ない、IDカード96から識別番号を受信すれば、利用者は自動精算で運賃を支払うものとして、運転手にその旨を表示する。この表示は、赤ランプが点灯することにより行なわれる。
【0056】
なお、表示機24の機能は、入口コード発行機26や出口コード発行機28にも備えていてもよい。そうすれば、無線通信を確実に行なっていることを、利用者が確認できる。
【0057】
入口コード発行機26,出口コード発行機28,乗降管理装置30,コードボタン33はそれぞれネットワークケーブルで接続され、通信を行なう。なお、無線通信であっても構わない。
【0058】
A2.機能ブロック:
図2は、料金算出システムの機能ブロックを示す説明図である。IDカード96は、識別番号46を有している。送信部48は、その識別番号46を、無線により入口コード発行機26や出口コード発行機28や表示機24に送信する。
【0059】
コードボタン33は、入口コード発行機26や出口コード発行機28に対して、発行するコードの変更指示を出す。
【0060】
入口コード発行機26や出口コード発行機28のDB管理部56は、コードの変更指示を受けると、コードDB62を参照して、発行コードを変更する。コードDB62に関しては後述する。受信部54は、識別番号46をIDカード96から受信する。コード送信部58は、識別番号46とコードをまとめて乗降管理装置30に送信する。
【0061】
乗降管理装置30のコード受信部66は、入口コード発行機26や出口コード発行機28から送信される識別番号46とコードを受信する。乗降DB管理部70は、コード受信部66が受信した識別番号46とコードを乗降DB72に保存する。このとき、保存する時刻と、入口コード発行機26から受信したのか、出口コード発行機28から受信したのかの区別をする情報を併せて保存する。乗降出力部76は、乗降DB72を料金算出サーバ42へ出力する。
【0062】
料金算出サーバ42の乗降入力部78は、乗降DB72を入力する。乗車距離導出部82は、乗降DB72と距離DB92を用いて利用者のバス乗車距離を導出する。距離DB92には停留所間の距離に相当する情報が保存されているが、詳しくは後述する。
【0063】
算出部84は、料金DB88と利用者DB90と割引率DB94から、運賃を算出する。料金DB88には、乗車距離に応じた運賃が保存されており、利用者DB90には、識別番号46ごとに利用者に関する情報が保存されている。また、割引率DB94には、利用者の年齢などに応じた割引率が保存されている。
【0064】
料金出力部86は、算出部84が算出した運賃を出力する。出力先は、利用者DB90に登録されている請求先である。
【0065】
表示機24の降車受信部52は、IDカード96から識別番号46を受信する。そして、表示部60は、識別番号46を受信した旨を知らせるために、赤ランプを点灯させる。
【0066】
A3.データベース:
以下、料金算出システムで使用されるDBについて説明する。図3は、コードDB62の一例を示す説明図である。コードDB62の1レコードは、「コード」と「次のコード」で構成されている。コードDB62は、停留所のならびに応じてコードを発行できるようにコード情報を保存している。左側に停留所例を示した。この経路では、コード「1」の停留所の次の停留所のコードは「6」だから、「次のコード」は「6」になっている。DB管理部56は、発行コードが「1」の状態でコードボタン33が押されたら、発行コードを「6」に変更する。そして、再びコードボタン33が押されたら、「コード」が「6」のレコードの「次のコード」を発行コードとする。
【0067】
このように、バス38の路線変更に対応するため、コードDB62はポインタによる柔軟に変更可能な構成となっている。また、コードDB62は、バス38の路線数分だけテーブルを持っている。
【0068】
図4は、乗降DB72の一例を示す説明図である。入口コード発行機26や出口コード発行機28から受信した識別番号46とコード、それらを保存した時刻、そして、入口コード発行機26から受信した情報なのか、出口コード発行機28から受信した情報なのかを示す乗/降で1レコードを構成している。
【0069】
なお、「乗」は入口コード発行機26から受信したこと、つまり利用者の乗車時であることを、「降」は出口コード発行機28から受信したこと、つまり利用者の降車時であることを示している。
【0070】
図5は、距離DB92の一例を示す説明図である。バス38の発車停留所からそれぞれの停留所、つまり「コード」までの「距離」を1レコードで示している。「距離」の単位はkmである。これにより、停留所間の距離を計算することができる。例えば、コード「6」の停留所と、コード「13」の停留所との距離は、「2.0−0.5=1.5(km)」である。なお、距離DB92は、バス38の路線数分のテーブルを備えている。
【0071】
図6は、料金DB88の一例を示す説明図である。利用者がバス38に乗車した「距離」に応じて「料金」が決まっている。「距離」の単位はkmで、「料金」の単位は円である。例えば、先ほどのコード「6」の停留所からコード「13」の停留所まで乗車した利用者の「料金」は200円となる。
【0072】
図7は、利用者DB90の一例を示す説明図である。IDカード96の識別番号46に対応して、IDカード96の所持者の名前,住所,電話番号,請求先,年齢,生年月日,回数券が保存されている。これらの登録は、利用者として申請する際に行なわれる。
【0073】
「請求先」は、算出した運賃を送信する対象を示しており、一般には利用者が登録しているクレジットカード会社が指定される。「回数券」は、利用者が、料金算出サーバ42が提供するWebページで購入を申請し、「請求先」から先払いされている金額である。この欄が0円でない場合は、まずここから運賃を差し引く。デフォルトは0円である。
【0074】
図8は、割引率DB94の一例を示す説明図である。1レコードは、「項目」「対象」「割引率」で構成されている。「項目」ごとに、割引の対象となる範囲が「対象」で示されており、その「対象」に対する割引率が「割引率」で示されている。割引の対象は、一般には昼間割引や子供料金などが考えられるが、他にも様々な項目に割引率を適用可能である。
【0075】
なお、データベースは、リレーショナルデータベースなど、種々の形式を採ることが可能であり、本実施例では、すべてのデータベースをXMLにより構成するものとしてもよい。この形式では、一つのレコードは、一つのXMLファイルに格納される。上述の各項目は、それぞれXMLファイル中のタグによって定義される。XMLファイルで構成されたデータベースは、各レコードに含まれる項目の組み合わせが柔軟に変更できる利点がある。
【0076】
例えば、利用者DB90に関して言えば、あるレコードについては、識別番号46,名前,請求先のみが記録され、別のレコードについては、図7に示した全項目が記録されるというように、レコードごとに、記録される項目が不一致でもよい。
【0077】
A4.処理:
以下、料金算出システムの処理について説明する。図9は、コード切り換え処理を示すフローチャートである。コード切り換え処理とは、コードボタン33が押されることにより、入口コード発行機26と出口コード発行機28で行なわれるコード変更の処理である。
【0078】
運転手は、停留所を通過すると、発行コードを変更するため、コードボタン33を押す。ちなみに停留所を通過した時点で、運転手がボタンを押す行為は、現在も行なわれている。これは、案内を流し、運賃表を切り替えるために行なわれている。運転手によりコードボタン33が押されると、入口コード発行機26と出口コード発行機28はコード変更指示を受信する(ステップS20)。
【0079】
入口コード発行機26と出口コード発行機28はコード変更指示を受信したら、コードDB62を参照し(ステップS25)、現在の「コード」の「次のコード」にコードを切り換える(ステップS27)。
【0080】
図10は、コード発行処理を示すフローチャートである。コード発行処理とは、利用者がバス38に乗車する際、または利用者がバス38から降車する際に、利用者の所有するIDカード96の識別番号46とコードを対応づけて保存するための処理であり、この処理により、利用者の乗車停留所や降車停留所が分かる。なお、ここからは利用者が料金算出システムの自動支払いにより運賃を支払う場合の処理について説明する。
【0081】
停留所に停車し、入口扉と出口扉が開かれると、入口コード発行機26と出口コード発行機28は、IDカード96からの無線信号の探索を開始する。そして、IDカード96から識別番号46を受信すると(ステップS30)、識別番号46にコードを添付して(ステップS35)、乗降管理装置30へ送信する(ステップS37)。
【0082】
図11は、乗降DB72への保存処理を示すフローチャートである。乗降DB72への保存処理は、乗降管理装置30で行なわれる処理である。乗降管理装置30は、入口コード発行機26または出口コード発行機28から、識別番号46とコードを受信すると(ステップS40)、受信した情報が入口コード発行機26から送信されたものか、出口コード発行機28から送信されたものか判別し(ステップS42)、乗降DB72へ保存する(ステップS45)。
【0083】
保存の際は、保存時の時刻を一緒に保存する。また、識別番号46とコードが入口コード発行機26から送信されたならば「乗/降」のデータを「乗」とし、出口コード発行機28から送信されたならば「降」としてレコードを保存する。
【0084】
図12は、料金算出処理を示すフローチャートである。料金算出処理は、料金算出サーバ42で行なわれる、請求運賃を計算する処理である。料金算出サーバ42は、乗降管理装置30から、乗降DB72を受信して(ステップS50)、料金算出処理を開始する。まず乗降DB72から同一の利用客に対する乗降データを取得する(ステップS52)。例えば、図4の乗降DB72における識別番号46が「25」の利用客は、コード「6」の停留所で乗り、コード「13」の停留所で降りていることが分かる。
【0085】
次に、ステップS52で取得した乗降データと距離DB92を用い、乗車距離を計算する(ステップS54)。先ほどの例では、図5の距離DB92により、乗車距離は1.5kmだと分かる。
【0086】
次に、料金DB88を参照して料金を算出する(ステップS56)。先ほどの例えでは、図6の料金DB88により、料金は200円だと分かる。
【0087】
ここで、利用者DB90を参照して利用者データを取得する(ステップS58)。取得しておきたいのは、割引率の判断の対象となるデータと「請求先」と「回数券」である。割引率の判断の対象となるデータは、ここでは「年齢」で、識別番号46が「25」の利用者の場合は、図7により「25」であることが分かる。
【0088】
次に、ステップS52で取得した乗降データと、ステップS58で取得した利用者データにより、割引率DB94から割引率を取得する(ステップS60)。先ほどの例では、乗車時刻が9時31分32秒であるから、図8の割引率DB94によると割引対象とはならず、「年齢」も25歳であるから割引対象にはならないので、割引率0%として割引率を取得する。
【0089】
そして、ステップS60で取得した割引率を用いて、割引後の料金を算出する(ステップS62)。ここでの計算は、割引前料金×(1−割引率/100)である。先ほどの例では、200×(1−0/100)=200(円)となる。
【0090】
乗車時刻が11時で、年齢が10歳の利用客の場合は、割引率は図8の割引率DB94から50%+20%=70%となり、割引後の料金は、割引前の料金が200円であるとすると、200×(1−70/100)=60(円)となる。なお、ここでは割引率は足し合わせて計算しているが、どちらか高いほうの割引率のみ採用するようにしてもよいし、他にも色々と計算方法は考えられる。
【0091】
最後に、算出した割引後の料金をステップS58で取得しておいた「回数券」から引く(ステップS64)。「回数券」のデータ値が0の場合は、「請求先」に送信する(ステップS64)。先ほどの例では、「回数券」のデータ値が5700(円)であるから、5700−200=5500と計算して、「回数券」のデータ値を5500(円)に変更する。
【0092】
A5.効果:
本実施例によれば、利用者はIDカード96を保有していれば、自動的に運賃を支払うことが可能となる。利用者のIDカード96に乗車停留所の情報が送信されないので、利用者が不正を働く心配もない。
【0093】
B.第二実施例
B1.全体構成図:
図13は、第二実施例の料金算出システムの全体構成図である。ここでは、料金算出サーバ42がバス38内部に備えられ、その場で運賃計算をし、運賃を表示する。利用者は、表示された運賃をみて、その場で現金支払機32から現金を支払うこともできるし、そのまま通過して自動支払いにすることもできる。現金で支払う場合は、料金算出サーバ42の所定のキーを押す。
【0094】
また第二実施例では、出口コード発行機28が乗降管理装置30の横に備えられているため、確定機25が降車口22に備えられている。出口コード発行機28が乗降管理装置30の横にあると、コード発行されても、本当に利用者が降車したのかどうか判断できない。なぜなら、利用者はバス38が満員の時などは出口コード発行機28の付近に立つため、利用者が保有するIDカード96と出口コード発行機28が通信してしまい、降車しないのにコード発行される場合があるからである。
【0095】
確定機25はそのために備えられており、利用者がバス38から降車したことを確定し、乗降管理装置30に知らせる。入口コード発行機26でも、何度も同じ利用者にコードを発行する場合があるため、第二実施例では、その場合の乗降の判断もできるようにする。
【0096】
確定機25は、ICカードからの識別番号46を受信し、乗降管理装置30に受信した識別番号46を送信する。なお、第二実施例の出口コード発行機28は、第一実施例で説明した表示機24の機能も備えており、識別番号46を受信すると赤ランプを点灯させる。
【0097】
また、乗降管理装置30は、入口コード発行機26と出口コード発行機28から送信された情報をすべて保存するために、ログDBを備えている。ログDBの構成や、レコードの保存方法は、乗降DB72と同じである。ログDBの一例は、図14に示した。ログDB74では、同じ識別番号46で乗/降が「乗」になっているレコードが複数存在する可能性がある。また、同じ識別番号46で乗/降が「降」になっているレコードも複数存在する可能性がある。
【0098】
B2.処理:
図15は、出口コード発行機28から識別番号46とコードを受信した際の、乗降管理装置30の処理を示したフローチャートである。乗降管理装置30は、出口コード発行機28から、識別番号46とコードを受信すると(ステップS80)、それらをログDB74へ保存する(ステップS82)。そして、ログDB74から、その識別番号46で最も早い時刻に受信したレコードを抽出する(ステップS84)。そのレコードが、利用者の乗車時のレコードに相当するからである。
【0099】
次に、ステップS82で保存したレコードと、ステップS84で抽出したレコードを、料金算出サーバ42へ送信する(ステップS86)。
【0100】
図16は、料金算出サーバ42の料金表示処理を示すフローチャートである。料金算出サーバ42は、乗降管理装置30がステップS86で送信したレコードを受信すると(ステップS90)、料金計算処理(図12のステップS70)を行なう。料金計算処理では、ステップS82で保存したレコードを降車時の情報として、ステップS84で抽出したレコードを乗車時の情報として取り扱う。そして、求まった料金をモニタに表示する(ステップS92)。
【0101】
利用者は、モニタをみて、現金で支払うようなら所定のキーを押す。
【0102】
料金算出サーバ42は、所定のキーが押されたら(ステップS94)、利用者は現金で支払うものとして、乗降管理装置30に、ログデータの削除命令を出す(ステップS96)。この命令を出しておかないと、料金が自動支払いされてしまうからである。削除命令を出すときは、削除対象の識別番号46を送信する。
【0103】
削除命令を受信した乗降管理装置30は、受信した識別番号46に相当するレコードを、ログDB74から削除する。
【0104】
図17は、乗降管理装置30における乗降DB72へのレコード保存処理を示すフローチャートである。乗降管理装置30は、確定機25から識別番号46を受信すると(ステップS100)、ログDB74から、その識別番号46をもつレコードを検索する(ステップS101)。レコードが存在しなければ(ステップS102)、利用者は現金で支払ったということである。
【0105】
レコードが存在したら(ステップS102)、存在したレコードのうち、「時刻」が最も早いレコードと、最も遅いレコードを抽出する(ステップS103)。それと同時に、ステップS101で検索したレコードはログDB74から削除しておく。「時刻」が最も早いレコードは、乗車時のレコードであり、最も遅いレコードは、降車時のレコードである。よって、それらを乗降DB72へ保存する(ステップS106)。乗降DB72へ保存されたレコードは、第一実施例と同様に処理される。
【0106】
なお、ここで先ほどの削除命令が遅れて着信したような場合は、ログDB74からではなく乗降DB72から、削除命令が出された識別番号46に相当するレコードを削除すればよい。
【0107】
B3.第二実施例の変形例:
IDカード96を所持する利用者が、入口コード発行機26や出口コード発行機28の無線通信範囲内に複数回入る場合の対応策としては、入口コード発行機26や出口コード発行機28のほうで、1度だけコードを発行するようにする方法も考えられる。
【0108】
図18は、1度だけコードを発行する入口コード発行機26の処理を示すフローチャートである。入口コード発行機26は、IDカード96から識別番号46を受信すると(ステップS110)、乗降DB72を、その識別番号46で検索する(ステップS112)。識別番号46が存在すれば(ステップS113)、すでに利用者の乗車時にコードを発行して乗降管理装置30に送信したということだから何もしない。
【0109】
識別番号46が存在しなければ(ステップS113)、利用者が乗車してきたときにあたるので、コードを添付して(ステップS114)乗降管理装置30に送信する(ステップS116)。
【0110】
一方、図19は1度だけコードを発行する出口コード発行機28の処理を示すフローチャートである。出口コード発行機28は、確定機25から識別番号46を受信した際(S120)コードを添付して(ステップS124)乗降管理装置30に送信する(ステップS126)。よって、この場合の出口コード発行機28はIDカード96との無線通信を行なわない。確定機25から識別番号46を受信するときに利用者は降車するので、その時だけコードを発行すればよいわけである。
【0111】
B4.効果:
以上で示した第二実施例によれば、利用者はIDカード96を所持していても現金支払いを選択することができる。更に、運賃が料金算出サーバ42のモニタに表示されるので、支払う料金が分かって便利である。また、入口コード発行機26や出口コード発行機28の無線通信範囲内に、IDカード96を所持した利用者が複数回入るような場合があっても、適正に運賃計算することが可能である。
【0112】
C.変形例:
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこうした実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、更に様々な形態で実施しうることは勿論である。例えば、利用者DB90に定期券の欄を設け、定期券を先払いで購入して、指定期間までは料金が請求されないようにする構成にすることも可能である。
【0113】
また、コード変更は、運転手がコードボタン33を押すことにより行なわれていたがそれに限らず、停留所とバス38の無線通信により停留所を通過したことを認識してコードを変更するようにすることも可能である。
【0114】
更に、入口コード発行機26や出口コード発行機28をバスの停留所に設置し、利用者がバスに乗る前やバスから降りた時に、IDカード96から識別番号46を受信するものとしてもよい。
【0115】
更に、IDカードに相当するものを宅配対象の荷物につけ、宅配の集配所に入口コード発行機26や出口コード発行機28に相当する装置を備えれば、宅配対象の荷物が移動した距離に応じた宅配料金を請求することも可能となる。
【0116】
【発明の効果】
本発明によれば、パラメータ値を利用者の所持する発信機に送信することなくパラメータ値に基づいて利用料金を算出し、請求することが可能となる。つまり、利用者の不正を防ぐことができる。更に、バスの場合は、運賃の支払のためのバス乗車中の手間な作業を緩和できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例の料金算出システムの全体構成図である。
【図2】料金算出システムの機能ブロックを示す説明図である。
【図3】コードDB62の一例を示す説明図である。
【図4】乗降DB72の一例を示す説明図である。
【図5】距離DB92の一例を示す説明図である。
【図6】料金DB88の一例を示す説明図である。
【図7】利用者DB90の一例を示す説明図である。
【図8】割引率DB94の一例を示す説明図である。
【図9】コード切り換え処理を示すフローチャートである。
【図10】コード発行処理を示すフローチャートである。
【図11】乗降DB72への保存処理を示すフローチャートである。
【図12】料金算出処理を示すフローチャートである。
【図13】第二実施例の料金算出システムの全体構成図である。
【図14】ログDB74の一例を示す説明図である。
【図15】出口コード発行機28から識別番号46とコードを受信した際の乗降管理装置30の処理を示したフローチャートである。
【図16】料金算出サーバ42の料金表示処理を示すフローチャートである。
【図17】乗降管理装置30が乗降DB72へレコードを保存する処理を示すフローチャートである。
【図18】入口コード発行機26が1度だけコードを発行する処理を示すフローチャートである。
【図19】出口コード発行機28が1度だけコードを発行する処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
20…乗車口
22…降車口
24…表示機
25…確定機
26…入口コード発行機
28…出口コード発行機
30…乗降管理装置
32…現金支払機
33…コードボタン
34…運転席
38…バス
40…基地局
42…料金算出サーバ
44…ネットワーク
46…識別番号
48…送信部
52…降車受信部
54…受信部
58…コード送信部
60…表示部
62…コードDB
66…コード受信部
70…乗降DB管理部
72…乗降DB
74…ログDB
76…乗降出力部
78…乗降入力部
82…乗車距離導出部
84…算出部
86…料金出力部
88…料金DB
90…利用者DB
92…距離DB
94…割引率DB
96…IDカード

Claims (16)

  1. 利用量により変動する料金体系をとる乗物の利用料金を算出し、請求する料金算出方法であって、
    前記乗物の利用者の乗車時に、該利用者が保持する所定の発信機から、前記料金の支払者を特定する特定情報を受信する工程と、
    該受信に呼応して、前記乗車時の前記利用量を特定するためのパラメータ値を取得し、前記特定情報と対応づけて管理する工程と、
    前記利用者の降車時に、前記発信機から、前記特定情報を受信する工程と、
    該受信に呼応して、前記降車時の前記パラメータ値を取得し、前記特定情報と対応づけて管理する工程と、
    前記乗車時のパラメータ値と、前記降車時のパラメータ値とに基づいて、前記料金を算出する工程と、
    前記算出した料金を前記支払者に請求する工程と
    を備えた料金算出方法。
  2. 利用量により変動する料金体系をとる乗物の利用料金を算出し、請求する料金算出システムであって、
    前記乗物の利用者の乗車時及び降車時に、所定の発信機から前記料金の支払者を特定する特定情報を受信する受信部と、
    該受信に呼応して、前記受信時の前記利用量を特定するためのパラメータ値を取得し、前記特定情報と対応づけて管理する管理部と、
    前記受信時の値に基づいて、前記料金を算出する算出部と、
    前記算出した料金を前記支払者に請求する請求部と
    を備えた料金算出システム。
  3. 請求項2記載の料金算出システムであって、
    前記受信部は、前記発信機から前記特定情報を複数回受信し、
    前記算出部は、1度目に前記特定情報を受信した時を前記乗車時と認定し、2度目に前記特定情報を受信した時を前記降車時と認定して前記料金を算出する
    料金算出システム。
  4. 請求項2記載の料金算出システムであって、
    前記受信部は、前記利用者の乗車時に前記発信機から前記特定情報を受信する乗車受信部と、前記利用者の降車時に前記発信機から前記特定情報を受信する降車受信部とをそれぞれ別個に備えた料金算出システム。
  5. 請求項2記載の料金算出システムであって、
    前記受信部は、前記乗物の出入り口の扉が開いているときに、前記発信機と通信を行なう料金算出システム。
  6. 請求項2記載の料金算出システムであって、
    前記受信部は、前記発信機が前記乗物の出入り口を通過する際に通信を行なう料金算出システム。
  7. 請求項2記載の料金算出システムであって、
    前記乗物の移動地点を管理する移動管理部を備え、
    前記管理部は、前記受信時のパラメータ値として、前記移動地点を前記特定情報と対応づけて管理する料金算出システム。
  8. 請求項2記載の料金算出システムであって、
    前記受信部は固定して設置されており、前記受信時のパラメータ値として、前記受信部の固定場所に関する情報を保持しており、前記特定情報と対応づけて前記管理部に送信する料金算出システム。
  9. 請求項2記載の料金算出システムであって、
    前記受信に呼応して、前記発信機から前記特定情報を受信したことを該乗物の管理者に通知する通知部を備えた料金算出システム。
  10. 請求項2記載の料金算出システムであって、
    前記特定情報と、前記料金の請求先を予め対応づけて管理する利用者管理部を備え、
    前記請求部は、前記請求先に対して料金を請求する
    料金算出システム。
  11. 請求項2記載の料金算出システムであって、
    前記発信機から、前記料金の請求先を取得する請求先取得部を備え、
    前記請求部は、前記請求先に対して料金を請求する
    料金算出システム。
  12. 請求項2ないし11のいずれか記載の料金算出システムであって、
    少なくとも前記受信部は前記算出部と別体で構成された料金算出システム。
  13. 利用量により変動する料金体系をとる乗物の利用料金を算出し、請求する料金算出システムに対し、料金の支払者を特定する特定情報を送信する発信機であって、
    支払者を特定する特定情報を管理する管理部と、
    前記乗物の利用量を特定するための情報を前記料金算出システムから受信することなく、前記特定情報を前記乗物への乗車時及び前記乗物からの降車時に、前記料金算出システムに送信する送信部と
    を備えた発信機。
  14. 前記特定情報は、発信機を特定する識別情報を含む請求項13記載の発信機。
  15. 前記特定情報は、前記発信機を保有する人に関する情報、現在時刻、料金の請求先の少なくとも1つを含む請求項13記載の発信機。
  16. 前記発信機は、前記料金算出システムと無線で通信を行なう請求項13記載の発信機。
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