JP2004163027A - ガス温風暖房機 - Google Patents
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Abstract
【課題】熱起電力が着火を判定したしきい値より大きなしきい値に達するまでの間、点火手段を継続動作させることにより、ガスホース内に残留した希薄なガスがバーナーに供給された時においても安定した点火動作を行なう。
【解決手段】制御回路21は、点火動作において熱電対10からなる炎センサーの検出値が着火したことを判断するしきい値Vb1に達し着火状態を認識した後も、Vb1を上回るしきい値Vb2に達するまでの間、点火手段9を継続動作するように構成されている。希薄なガスで着火判定した後、過渡的にガス濃度が低下し炎が立ち消えた場合でも、着火判定後から熱起電力がしきい値Vb2に達し安定するまで点火手段9が動作し続けるため、その間に適正な濃度のガスが供給されバーナーに再点火させることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】制御回路21は、点火動作において熱電対10からなる炎センサーの検出値が着火したことを判断するしきい値Vb1に達し着火状態を認識した後も、Vb1を上回るしきい値Vb2に達するまでの間、点火手段9を継続動作するように構成されている。希薄なガスで着火判定した後、過渡的にガス濃度が低下し炎が立ち消えた場合でも、着火判定後から熱起電力がしきい値Vb2に達し安定するまで点火手段9が動作し続けるため、その間に適正な濃度のガスが供給されバーナーに再点火させることができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガス温風暖房機の点火制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種のガス温風暖房機としては、空気吸入口と温風吹出口を有する外装ケース内に、バーナーと点火手段と熱電対からなる炎センサーとを臨ませた燃焼室と、空気吸入口から吸入した空気をバーナーに供給するとともに、燃焼室で加熱された空気を温風吹出口から排出する送風手段と、外装ケースに設けられたガス接続口からガスをバーナーに供給するガス供給手段と、機器の動作を制御する制御手段を備えたものである。
【0003】
ガス温風暖房機へのガスの供給は、屋内に設けられたガス供給口と機器のガス接続口とをゴム製のホースで接続して行う。一般的には安全性に配慮し、ホースの両端にガス遮断機構を有するホース(以下、便宜的にガスホース言う)が使用される。
【0004】
ガスホースは、ガス供給口や機器のガス接続口に接続されている時は、ガス遮断機構部の閉止弁が開きガスを流し、接続されていない時は、閉止弁が閉じガスを遮断する働きがある。
【0005】
図6は、従来のガス温風暖房機の点火動作を示すタイムチャートである。
【0006】
図6(a)は、正常にガスが供給され、機器が点火した状態を示す。制御手段は機器の運転指示(運転オン)があると送風手段を駆動し、次に点火手段を作動させた状態で、ガス供給手段を作動させガスをバーナーに供給する。ガスが点火しバーナーに炎が形成されると、炎の近傍に配置された熱電対からなる炎センサーに熱起電力(一点鎖線)が生じる。制御手段は、熱起電力が着火を判断するしきい値Vbに達した後、安定時間T1を待って、着火状態となったことを判定し、機器の操作表示部上の燃焼ランプを点灯させ、機器が燃焼を開始したことを使用者に知らせる。石油温風暖房機に比べ、運転指示後より早く着火するという特徴を引き出すため、Vbは3mV程度に低く設定され、T1も0.5秒程度に短く設定されている。熱起電力のしきい値電圧は、着火を判定後バーナーの燃焼状態が安定するまでのT2秒間はVbのまま保持され熱起電力が安定した後にVthに切換られる。
【0007】
図6(b)は、ガスホースが未接続であるなどの原因によりガスが供給されず、機器が点火しなかった状態を示す。送風手段を駆動し、点火手段を作動させ、ガス供給手段を作動させても、ガスがバーナーに供給されないため熱起電力がVbに達せず、着火を検出することができない。ガス供給手段作動からT3秒後に点火手段とガス供給手段を停止し、点火不良を示す異常表示コード「11」を表示する。T3は30秒程度に設定され、点火手段の故障等においても多量な生ガスを流出させないように配慮されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、機器を使用した後に、ガスホースはガス供給口または機器のガス接続口から外され放置されることもしばしばある。ガスホースは接続部にガス遮断機構を有しており、接続を外した際、短期的には内部の残留ガスはガスホース内に封止される。しかし、長時間放置した場合はガス遮断機構部の閉止弁に生じる微少な漏れにより、内部のガスと大気中の空気とが置換し、内部のガス濃度が希薄な状態となる。また、ガスと空気とが置換する要因として、ガスが分子レベルでガスホースの材料であるゴムを透過し微少に漏れ出すことが挙げられる。ガスホースの閉止弁がある終端部分に近いほどガスは希薄な状態となり、内部に濃度差が生じる。例えば、ガスホースのガス供給口側を外して放置した後、再度使用するためガス供給口に接続した場合、ガスホース内部のガス濃度は機器のガス接続口からガス供給口に向けて低下していく傾向にある。
【0009】
上記のような状態で、ガス供給口よりガスを供給し、機器に運転指示した時の点火動作の様子を図6(c)に示す。送風手段を駆動し、点火手段を作動させ、ガス供給手段を作動させるとガスホースの機器付近のガスがバーナーに流れ込み、ガスが点火し熱起電力が生じる。ガスは希薄な状態であるが、着火の判定しきい値Vbは低く設定されているため、熱起電力は着火レベルに達し、制御手段は着火状態を判定し、点火手段を停止させ、燃焼ランプを点灯させる。しかし、その後、過渡的ではあるが希薄なガスがバーナーに流入するため熱起電力は上がらず(図中A部)、しきい値Vbを割り、T4秒が経過すると立ち消えを検出して異常表示「12」を表示し、ガス供給手段が停止する。T4は5秒程度に設定され、安定燃焼後の酸欠による熱起電力の低下を監視している。このようにガスホースの接続を外して長時間放置した後に再使用した時、着火は検知するが継続燃焼せず、機器が異常停止してしまうという課題があった。
【0010】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、ガスホースの接続を外して長時間放置した後に再使用した時のように、希薄ガスのバーナーへの流入が生じても、着火し安定して継続燃焼するガス温風暖房機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明のガス温風暖房機は、点火動作において炎センサーの検出値が着火したことを判断するしきい値に達し着火状態を認識した後も、炎センサーの検出値が着火したことを判断するしきい値より大きいしきい値を超えるまでの間、点火手段が動作するように構成されている。
【0012】
ガスホースの接続を外して長時間放置した後に再使用した時のように、空気と置換した希薄ガスにおいて着火判定した後、過渡的にガス濃度が低下し炎が立ち消えた場合でも、炎センサーの検出値が着火したことを判断するしきい値を更に上回るしきい値を検出するまで点火手段が動作し続けるため、ガス供給口より適正濃度のガスが供給された時点で、バーナーは再度点火する。
【0013】
【発明の実施形態】
請求項1に記載の発明は、空気吸入口と温風吹出口を有する外装ケース内に、バーナーと点火手段と炎センサーとを臨ませた燃焼室と、空気吸入口から吸入した空気をバーナーに供給するとともに、燃焼室で加熱された空気を温風吹出口から排出する送風手段と、外装ケースに設けられたガス接続口からガスをバーナーに供給するガス供給手段と、機器の動作を制御する制御手段を備えたガス温風暖房機において、制御手段は、点火手段により点火した後、炎センサーの検出値が着火を判断する第1しきい値に達した後も、炎センサーの検出値が第1しきい値より大きい第2しきい値を超えるまでの間、点火手段を継続動作させるようにしたものである。そして、ガスホース内に空気と置換されたガスが残留し、ガス供給口より適正濃度のガスが供給される状態で機器を点火させた時、希薄なガスで着火判定した後、ガス濃度が低下し炎が消えた場合でも、着火判定後から着火したことを判断する第1しきい値を更に上回る第2しきい値を検出するまで点火手段が動作し続けるため、希薄ガスが放出されガス供給口より適正濃度のガスが供給されると、再度ガスに点火しバーナーにて燃焼が継続する。よって、過渡的なガス濃度の低下が生じ点火後に立ち消え状態が発生しても、再点火し炎センサーの検出値が上昇安定したことを確認して、確実に点火を行うことができ、機器の運転を正常に継続させることができる。
【0014】
請求項2に記載の発明は、空気吸入口と温風吹出口を有する外装ケース内に、バーナーと点火手段と炎センサーとを臨ませた燃焼室と、空気吸入口から吸入した空気をバーナーに供給するとともに、燃焼室で加熱された空気を温風吹出口から排出する送風手段と、外装ケースに設けられたガス接続口からガスをバーナーに供給するガス供給手段と、機器の動作を制御する制御手段を備えたガス温風暖房機において、制御手段は、点火手段により点火した後、炎センサーの検出値が着火を判断する第1しきい値に達して点火手段を停止させた後、炎センサーの検出値が第1しきい値より大きい第2しきい値を超えるまでの間、炎センサーの検出値が第1しきい値を下回ると点火手段を動作させるようにしたものである。そして、着火判定後、炎の立ち消えが生じ炎センサーの検出値が第1しきい値を下回った時は、再度点火動作を行い、第2しきい値のレベルに安定するまでの間は第1のしきい値を境界にして着火判定を繰り返す。また、着火判定後、安定した燃焼を続け炎センサーの検出値が第1しきい値を下回らない時は、着火判定時点で点火動作を停止することができる。よって、点火時に通常にガス供給された場合は不必要に点火手段を継続動作させることなく、希薄ガスにより不安定の点火動作となる場合は、炎センサーの値が安定するまで、点火動作を繰り返し、確実に点火を行うことができる。
【0015】
請求項3に記載の発明は、空気吸入口と温風吹出口を有する外装ケース内に、バーナーと点火手段と炎センサーとを臨ませた燃焼室と、空気吸入口から吸入した空気をバーナーに供給するとともに、燃焼室で加熱された空気を温風吹出口から排出する送風手段と、外装ケースに設けられたガス接続口からガスをバーナーに供給するガス供給手段と、機器の動作を制御する制御手段を備えたガス温風暖房機において、制御手段は、点火手段により点火した後、炎センサーの検出値が着火を判断する第1しきい値に達し点火手段を停止させた後、炎センサーの検出値が第1しきい値より大きい第2しきい値を超えるまでの間、炎センサーの検出値が減少した時に点火手段を動作させ、所定値以上増加した時に着火状態を認識して点火手段を停止させるようにしたものである。そして、着火判定後、炎の立ち消えが生じ炎センサーの検出値が第1しきい値より大きい第2しきい値を超えるまでの間、炎センサーの検出値が減少した時点で点火動作を行い、着火判定後、安定した燃焼を続け炎センサーの検出値が所定値以上増加した時は、着火判定時点で点火動作を停止することができる。よって、希薄ガスにより不安定な点火動作となる場合は、即座に炎センサーの値が安定するまで点火動作を行い、確実に点火を行うことができる。
【0016】
請求項4に記載の発明は、制御手段が、炎センサーの検出値が第1しきい値に達し着火状態を認識した後、炎センサーの検出値が第2しきい値に所定時間で達しない時、動作を停止し異常報知を行うことを特徴とする。そして、ガスホース内に空気と置換されたガスが残留し、ガス供給口が閉止されガスが供給されない状態で機器を点火させた時、着火判定後、炎センサーの値が第1しきい値を下回り、点火手段が再動作して再点火を試みるが、以降ガスが供給されないため炎センサーの検出値は第1しきい値および第2しきい値に達することはない。しかし、着火判定後から所定時間経過するまで再点火動作を試みても炎センサーの検出値が第2しきい値に達しない場合は、機器動作を停止させ、異常報知を行う。よって、ガスの供給がないという異常状態を使用者に知らせることができる。
【0017】
請求項5に記載の発明は、制御手段は、炎センサーの検出値が第1しきい値に所定時間で達しない時、動作を停止し異常報知を行い、その異常報知と、炎センサーの検出値が第2しきい値に所定時間で達しない時に行う異常報知とが異なることを特徴とする。そして、初期より着火検出しないで機器が異常となった状態と、一度着火検出後に立ち消えして機器が異常となった状態を異常報知内容の違いで判別することができる。よって、使用者は異常原因を的確に把握することができ、適切に処置することが容易になる。
【0018】
請求項6に記載の発明は、点火手段は動作音がないものとすることで、従来は着火検知後の点火動作がなかったので着火後の点火動作音も無かったが、着火検知後にも点火手段が動作することによる機器の不要な動作音をなくすことができる。
【0019】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図1〜6を参照しながら説明する。
【0020】
(実施例1)
図1は、本発明の第1の実施例のガス温風暖房機の機構部の概略構成を示す構成図である。図2は、本発明の第1の実施例のガス温風暖房機の正常な点火動作を示すタイムチャートである。1は外装ケースであり、天板2と底板3とで機器の外装を構成する。外装ケース1は機器の背面上部に当たる位置に空気吸入口4を、前面下部に当たる位置に温風吹出口5を有し、空気吸入口4にはエアフィルター6が取り付けられている。7は外装ケース1内上部に設けられた燃焼室、8は燃焼室7に設けられたバーナー、9は点火手段、10はバーナー8の炎近傍に配置された熱電対からなる炎センサー、11は燃焼室7の下部に設けられたクロスフローファンよりなる送風ファン、12は送風ファン11を駆動するモーター、13は燃焼室7の上面及び前面を覆う覆板、14は送風ファン11からの温風を温風吹出口に導くファンケースである。外装ケース1の背面下部にはガス接続口15が設けられ、ガスホース16を介してガスコンセント17に接続する構成としてあり、他方は、パイプにて電磁弁・比例弁よりなるガス供給手段18と接続され、ガス導管19によってバーナー8にガスが供給されている。天板2の前方部に操作及び表示部18を設け、その直下の外装ケース1内に各種スイッチや表示器を配した制御手段の一部である操作表示回路19aが設けてある。19は制御手段の中核をなす制御回路で、マイクロコンピュータ及びその周辺回路により構成されている。そして、図2に示す制御シーケンスを実行するプログラムを備えている。22はサーミスターよりなる室温検知器で、同様に外装ケース1内に設けてある。また、23は制御手段21に電源を供給する電源コードである。
【0021】
次に図2の説明を行う。図2(a)は、機器のガス接続口15とガス供給口がガスホースで接続され、正常にガスが供給されて、機器が点火した状態を示す。制御回路21は操作及び表示部20より操作表示回路21aを介して機器の運転指示(運転オン)があると、送風ファン11とモーター12からなる送風手段を駆動し、次に点火手段9を作動させた状態で、電磁弁・比例弁からなるガス供給手段18を作動させバーナー8にガスを供給する。ガスが点火しバーナー8に炎が形成されると、炎の近傍に配置された熱電対10からなる炎センサーに熱起電力(一点鎖線)が生じる。制御回路21は、熱起電力が着火を判断するしきい値Vb1(第1しきい値)に達した後、安定時間T1を待って、着火状態となったことを判定する。そして、操作表示回路21aに設けられた燃焼ランプ(図示せず)を点灯させ、機器が燃焼を開始した事を使用者に知らせる。また、制御回路21は着火を判定した熱起電力がしきい値Vb2(第2しきい値)に達するまで点火手段9を継続動作させる。Vb1は3mV程度、T1は0.5秒程度に設定され、運転指示後より早く着火を検出するように配慮されている。またVb2は5mV程度に設定されている。熱起電力のしきい値電圧は、着火を判定後バーナーの燃焼状態が安定するまでのT2秒間はVbのまま保持され熱起電力が安定した後にVthに切換られる。T2は30秒程度、Vthは10mV程度である。
【0022】
図2(b)は、機器のガス接続口15とガス供給口がガスホースで接続され、ガス供給口が開状態で、ガスホース内部がガスと空気が置換し濃度が希薄な状態において、機器が点火した状態を示す。初期バーナー8に供給されるガスは希薄な状態であるが、着火の判定しきい値Vb1は低く設定されているため、熱起電力は着火レベルに達し、制御回路21が着火状態を判定し燃焼ランプを点灯する。その後ガス濃度が希薄なため燃焼が継続せず炎が立ち消え、熱起電力は低下する(図中A部)。しかし、着火判定後も炎センサーの検出値がしきい値Vb2に達するまでは点火手段9が動作を継続するため、ガスホース内の希薄なガスが流れ出て、ガス供給口より供給される適正な濃度のガスがバーナー8に到達すれば、再度ガスに点火し燃焼を継続する。このように、ガスホース内に残留したガス濃度が希薄なために生じる着火検知後の立ち消え現象が生じても、希薄ガスが適正な濃度の供給ガスと置換される間、点火手段9を着火検知後も継続動作させることでバーナー8を再点火させ、機器を異常動作に至らしめることなく使用することが可能となる。
【0023】
次に、図3は、本発明の第1の実施例のガス温風暖房機の異常な点火動作を示すタイムチャートである。図3(a)は、機器のガス接続口15とガス供給口がガスホースで接続され、ガス供給口が閉状態で、ガスホース内部がガスと空気が置換し濃度が希薄な状態において、機器が点火しなかった状態を示す。ガスは希薄な状態であるが、熱起電力はしきい値Vb1に達し、燃焼ランプが点灯する。その後ガス濃度が希薄なため燃焼が継続せず炎が立ち消え、熱起電力は低下する(図中A部)。
【0024】
そして、炎センサーの検出値がしきい値Vb2に達するまでは再点火を試みるため点火手段9が動作を継続するが、以降ガスが供給されないため、立ち消えしたまま熱起電力は上昇しない。そして、着火判定後からカウントされるタイマTp1経過時点で熱起電力がしきい値Vb2に達していない時、ガス供給手段18と点火手段9も停止させる。Tpiは30秒程度に設定されている。また、再点火不良を示す異常コード「10」を数値表示部に表示する。このように、着火検知後、点火手段9を継続動作し再点火を試みるが、ガスが供給されないという異常状態が生じ着火を検出できない時は、機器を停止し、ガス供給手段18を閉じ、機器側でガス通路を遮断することができる。また、異常表示で異常状態を使用者に知らせ、異常からの復旧を促すことができる。
【0025】
図3(b)は、ガスホースの未接続などにより、ガスが供給されず機器が点火しなかった状態を示す。ガスがバーナー8に供給されないため熱起電力がVb1に達せず、着火を検出することができない。ガス供給手段18の作動からT3秒後に点火不良を示す異常表示コード「11」を、操作表示回路21aの室温等を表示する数値表示部(図示せず)に表示する。異常「10」の原因は継続的なガス供給がなかったことを意味し、異常「11」の原因はガス供給がないこと、または、熱電対10およびその回路が異常であることを意味する。このように、このように、着火を検出しなかった時の異常表示を「11」、再着火を検出しなかった時の異常表示を「10」とし、異なる表示とすることで、異常内容の違いを使用者に報知できる。
【0026】
よって、使用者は異常原因を的確に把握することができ、適切に処置することが容易になる。
【0027】
次に、点火手段9は、可聴周波数(約20kHz)を超える高周波で放電を行なう放電手段により実現する。あるいは、電流を流すと高温に発熱するセラミックヒーターにより実現する。高周波放電やセラミックヒーターのような動作音を伴わない点火方式とすることにより、従来なかった着火検出後の点火動作継続による点火音の発生を防止でき、静粛性の高い機器を提供することができる。
【0028】
(実施例2)
図4は、本発明の第2の実施例のガス温風暖房機の正常な点火動作を示すタイムチャートである。図4において実施例1との違いは、制御回路21は、熱起電力がしきい値Vb1に達し着火を判定した後、点火手段9を停止する。そして、熱起電力がVb2に達するまでの間、熱起電力がしきい値Vb1を下回ったら再度点火手段9を動作させ着火の判断を行う点である。他の点については実施例1の記載内容と同様のため省略する。
【0029】
図4(a)は、機器のガス接続口15とガス供給口がガスホースで接続され、正常にガスが供給されて、機器が点火した状態を示す。制御回路21は、運転オンした後、熱起電力が着火を判断するしきい値Vb1に達した後、安定時間T1を待って、着火状態となったことを判定する。そして、点火手段9を停止させる。正常にガスが供給されているため着火後も燃焼は安定し、熱起電力はしきい値Vb2を超え安定状態となり、燃焼を継続する。
【0030】
図4(b)は、機器のガス接続口15とガス供給口がガスホースで接続され、ガス供給口が開状態で、ガスホース内部がガスと空気が置換し濃度が希薄な状態において、機器が点火した状態を示す。希薄なガスにおいても、熱起電力はしきい値Vb1に達し、着火判定を行い、点火手段9を停止させる。その後ガス濃度が希薄なため燃焼が継続せず、炎が立ち消えて熱起電力は低下する(図中A部)。しかし、熱起電力が低下ししきい値Vb1を下回ると再度点火手段9が動作を行うため、ガスホース内の希薄なガスが流れ出て、ガス供給口より供給される適正な濃度のガスがバーナー8に到達すれば、再度ガスに点火する。熱起電力は上昇し着火判定され、しきい値Vb2に達した後安定状態となる。制御手段21は、熱起電力がVb2に達する間は熱起電力が着火を判定するしきい値Vb1より下か上かを監視し、点火手段9を動作および停止するように制御する。このように、ガスが安定供給され着火判定後も安定して燃焼を継続している時は、点火手段21を停止させることができ、点火手段9の不必要な継続動作を避けることが可能となる。また、着火判定後に立ち消えが生じるような時には、点火手段9を動作させバーナー8に再点火し、機器を異常動作に至らしめることなく使用することが可能となる。
【0031】
(実施例3)
図5は、本発明の第3の実施例のガス温風暖房機の正常な点火動作を示すタイムチャートである。図5は、機器のガス接続口15とガス供給口がガスホースで接続され、ガス供給口が開状態で、ガスホース内部がガスと空気が置換し濃度が希薄な状態において、機器が点火した状態を示す。実施例2との違いは、制御手段21は、熱起電力がしきい値電圧Vb1に達し着火判定をした後、更にしきい値電圧Vb2に達する間は、熱起電力が減少方向に変化しているのか増加方向に変化しているのかを監視し、点火手段9を動作および停止するように制御する点である。他の点については実施例2の記載内容と同様のため省略する。
【0032】
希薄なガスにおいても、熱起電力はしきい値Vb1に達し、着火判定を行い、点火手段9を停止させる。その後ガス濃度が希薄なため燃焼が継続せず、炎が立ち消えて熱起電力は低下する(図中A部)。熱電対電圧aはVb1からVb2に達するまでの最大電圧であり、熱起対電圧がaからbまでのc電圧1だけ減少すると点火手段9が再度動作する。ガスホース内の希薄なガスが流れ出て、ガス供給口より供給される適正な濃度のガスがバーナー8に到達すれば、再度ガスに点火される。熱電対電圧cは再点火動作後の最小電圧であり、熱起対電圧がcからdまでのΔ電圧2だけ増加すると着火判定され点火手段9は停止する。以降、燃焼が継続し熱電対電圧がしきい値Vb2に達して安定状態となる。図示はしていないが、再点火後に熱熱電対電圧がVb2に達する前に再度減少方向となった場合は、Vb2に達するまで上記の動作を繰り返す。
【0033】
尚、図4では熱電対電圧の最大値からの減少量および最小値からの増加量で立ち消えおよび再着火を判定しているが、熱電対電圧の単位時間当りの変化量をΔ電圧1、Δ電圧2と比較して立ち消えや再着火の状態を判定することも可能である(図示せず)。
【0034】
このように、着火判定後に立ち消えが生じるような時には、熱起電力の変化でより早く立ち消えを検出し、点火手段9を動作させるので、より安定した再点火動作を実現することが可能となる。
【0035】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、点火動作においてガスホース内部に残留し大気中の空気と置換された希薄なガスで着火判定した後、過渡的なガス濃度の低下で炎が立ち消えた場合でも、炎センサーの検出値が着火判定したしきい値を上回るしきい値に達するまで間、点火手段が動作し続けるため、確実にバーナーに再点火させることが可能となり、機器動作を異常停止に至らしめることなく、機器を使用することできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるガス温風暖房機の機構部の概略構成を示す構成図
【図2】本発明の第1の実施例におけるガス温風暖房機の正常な点火動作を示すタイムチャート
【図3】本発明の第1の実施例におけるガス温風暖房機の異常な点火動作を示すタイムチャート
【図4】本発明の第2の実施例におけるガス温風暖房機の正常な点火動作を示すタイムチャート
【図5】本発明の第3の実施例におけるガス温風暖房機の正常な点火動作を示すタイムチャート
【図6】従来のガス温風暖房機の点火動作を示すタイムチャート
【符号の説明】
4 空気吸入口
5 温風吹出口
7 燃焼室
8 バーナー
9 点火手段
10 熱電対(炎センサー)
11 送風ファン(送風手段)
12 モータ(送風手段)
21 制御回路(制御手段)
21a 操作表示回路(制御手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガス温風暖房機の点火制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種のガス温風暖房機としては、空気吸入口と温風吹出口を有する外装ケース内に、バーナーと点火手段と熱電対からなる炎センサーとを臨ませた燃焼室と、空気吸入口から吸入した空気をバーナーに供給するとともに、燃焼室で加熱された空気を温風吹出口から排出する送風手段と、外装ケースに設けられたガス接続口からガスをバーナーに供給するガス供給手段と、機器の動作を制御する制御手段を備えたものである。
【0003】
ガス温風暖房機へのガスの供給は、屋内に設けられたガス供給口と機器のガス接続口とをゴム製のホースで接続して行う。一般的には安全性に配慮し、ホースの両端にガス遮断機構を有するホース(以下、便宜的にガスホース言う)が使用される。
【0004】
ガスホースは、ガス供給口や機器のガス接続口に接続されている時は、ガス遮断機構部の閉止弁が開きガスを流し、接続されていない時は、閉止弁が閉じガスを遮断する働きがある。
【0005】
図6は、従来のガス温風暖房機の点火動作を示すタイムチャートである。
【0006】
図6(a)は、正常にガスが供給され、機器が点火した状態を示す。制御手段は機器の運転指示(運転オン)があると送風手段を駆動し、次に点火手段を作動させた状態で、ガス供給手段を作動させガスをバーナーに供給する。ガスが点火しバーナーに炎が形成されると、炎の近傍に配置された熱電対からなる炎センサーに熱起電力(一点鎖線)が生じる。制御手段は、熱起電力が着火を判断するしきい値Vbに達した後、安定時間T1を待って、着火状態となったことを判定し、機器の操作表示部上の燃焼ランプを点灯させ、機器が燃焼を開始したことを使用者に知らせる。石油温風暖房機に比べ、運転指示後より早く着火するという特徴を引き出すため、Vbは3mV程度に低く設定され、T1も0.5秒程度に短く設定されている。熱起電力のしきい値電圧は、着火を判定後バーナーの燃焼状態が安定するまでのT2秒間はVbのまま保持され熱起電力が安定した後にVthに切換られる。
【0007】
図6(b)は、ガスホースが未接続であるなどの原因によりガスが供給されず、機器が点火しなかった状態を示す。送風手段を駆動し、点火手段を作動させ、ガス供給手段を作動させても、ガスがバーナーに供給されないため熱起電力がVbに達せず、着火を検出することができない。ガス供給手段作動からT3秒後に点火手段とガス供給手段を停止し、点火不良を示す異常表示コード「11」を表示する。T3は30秒程度に設定され、点火手段の故障等においても多量な生ガスを流出させないように配慮されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、機器を使用した後に、ガスホースはガス供給口または機器のガス接続口から外され放置されることもしばしばある。ガスホースは接続部にガス遮断機構を有しており、接続を外した際、短期的には内部の残留ガスはガスホース内に封止される。しかし、長時間放置した場合はガス遮断機構部の閉止弁に生じる微少な漏れにより、内部のガスと大気中の空気とが置換し、内部のガス濃度が希薄な状態となる。また、ガスと空気とが置換する要因として、ガスが分子レベルでガスホースの材料であるゴムを透過し微少に漏れ出すことが挙げられる。ガスホースの閉止弁がある終端部分に近いほどガスは希薄な状態となり、内部に濃度差が生じる。例えば、ガスホースのガス供給口側を外して放置した後、再度使用するためガス供給口に接続した場合、ガスホース内部のガス濃度は機器のガス接続口からガス供給口に向けて低下していく傾向にある。
【0009】
上記のような状態で、ガス供給口よりガスを供給し、機器に運転指示した時の点火動作の様子を図6(c)に示す。送風手段を駆動し、点火手段を作動させ、ガス供給手段を作動させるとガスホースの機器付近のガスがバーナーに流れ込み、ガスが点火し熱起電力が生じる。ガスは希薄な状態であるが、着火の判定しきい値Vbは低く設定されているため、熱起電力は着火レベルに達し、制御手段は着火状態を判定し、点火手段を停止させ、燃焼ランプを点灯させる。しかし、その後、過渡的ではあるが希薄なガスがバーナーに流入するため熱起電力は上がらず(図中A部)、しきい値Vbを割り、T4秒が経過すると立ち消えを検出して異常表示「12」を表示し、ガス供給手段が停止する。T4は5秒程度に設定され、安定燃焼後の酸欠による熱起電力の低下を監視している。このようにガスホースの接続を外して長時間放置した後に再使用した時、着火は検知するが継続燃焼せず、機器が異常停止してしまうという課題があった。
【0010】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、ガスホースの接続を外して長時間放置した後に再使用した時のように、希薄ガスのバーナーへの流入が生じても、着火し安定して継続燃焼するガス温風暖房機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明のガス温風暖房機は、点火動作において炎センサーの検出値が着火したことを判断するしきい値に達し着火状態を認識した後も、炎センサーの検出値が着火したことを判断するしきい値より大きいしきい値を超えるまでの間、点火手段が動作するように構成されている。
【0012】
ガスホースの接続を外して長時間放置した後に再使用した時のように、空気と置換した希薄ガスにおいて着火判定した後、過渡的にガス濃度が低下し炎が立ち消えた場合でも、炎センサーの検出値が着火したことを判断するしきい値を更に上回るしきい値を検出するまで点火手段が動作し続けるため、ガス供給口より適正濃度のガスが供給された時点で、バーナーは再度点火する。
【0013】
【発明の実施形態】
請求項1に記載の発明は、空気吸入口と温風吹出口を有する外装ケース内に、バーナーと点火手段と炎センサーとを臨ませた燃焼室と、空気吸入口から吸入した空気をバーナーに供給するとともに、燃焼室で加熱された空気を温風吹出口から排出する送風手段と、外装ケースに設けられたガス接続口からガスをバーナーに供給するガス供給手段と、機器の動作を制御する制御手段を備えたガス温風暖房機において、制御手段は、点火手段により点火した後、炎センサーの検出値が着火を判断する第1しきい値に達した後も、炎センサーの検出値が第1しきい値より大きい第2しきい値を超えるまでの間、点火手段を継続動作させるようにしたものである。そして、ガスホース内に空気と置換されたガスが残留し、ガス供給口より適正濃度のガスが供給される状態で機器を点火させた時、希薄なガスで着火判定した後、ガス濃度が低下し炎が消えた場合でも、着火判定後から着火したことを判断する第1しきい値を更に上回る第2しきい値を検出するまで点火手段が動作し続けるため、希薄ガスが放出されガス供給口より適正濃度のガスが供給されると、再度ガスに点火しバーナーにて燃焼が継続する。よって、過渡的なガス濃度の低下が生じ点火後に立ち消え状態が発生しても、再点火し炎センサーの検出値が上昇安定したことを確認して、確実に点火を行うことができ、機器の運転を正常に継続させることができる。
【0014】
請求項2に記載の発明は、空気吸入口と温風吹出口を有する外装ケース内に、バーナーと点火手段と炎センサーとを臨ませた燃焼室と、空気吸入口から吸入した空気をバーナーに供給するとともに、燃焼室で加熱された空気を温風吹出口から排出する送風手段と、外装ケースに設けられたガス接続口からガスをバーナーに供給するガス供給手段と、機器の動作を制御する制御手段を備えたガス温風暖房機において、制御手段は、点火手段により点火した後、炎センサーの検出値が着火を判断する第1しきい値に達して点火手段を停止させた後、炎センサーの検出値が第1しきい値より大きい第2しきい値を超えるまでの間、炎センサーの検出値が第1しきい値を下回ると点火手段を動作させるようにしたものである。そして、着火判定後、炎の立ち消えが生じ炎センサーの検出値が第1しきい値を下回った時は、再度点火動作を行い、第2しきい値のレベルに安定するまでの間は第1のしきい値を境界にして着火判定を繰り返す。また、着火判定後、安定した燃焼を続け炎センサーの検出値が第1しきい値を下回らない時は、着火判定時点で点火動作を停止することができる。よって、点火時に通常にガス供給された場合は不必要に点火手段を継続動作させることなく、希薄ガスにより不安定の点火動作となる場合は、炎センサーの値が安定するまで、点火動作を繰り返し、確実に点火を行うことができる。
【0015】
請求項3に記載の発明は、空気吸入口と温風吹出口を有する外装ケース内に、バーナーと点火手段と炎センサーとを臨ませた燃焼室と、空気吸入口から吸入した空気をバーナーに供給するとともに、燃焼室で加熱された空気を温風吹出口から排出する送風手段と、外装ケースに設けられたガス接続口からガスをバーナーに供給するガス供給手段と、機器の動作を制御する制御手段を備えたガス温風暖房機において、制御手段は、点火手段により点火した後、炎センサーの検出値が着火を判断する第1しきい値に達し点火手段を停止させた後、炎センサーの検出値が第1しきい値より大きい第2しきい値を超えるまでの間、炎センサーの検出値が減少した時に点火手段を動作させ、所定値以上増加した時に着火状態を認識して点火手段を停止させるようにしたものである。そして、着火判定後、炎の立ち消えが生じ炎センサーの検出値が第1しきい値より大きい第2しきい値を超えるまでの間、炎センサーの検出値が減少した時点で点火動作を行い、着火判定後、安定した燃焼を続け炎センサーの検出値が所定値以上増加した時は、着火判定時点で点火動作を停止することができる。よって、希薄ガスにより不安定な点火動作となる場合は、即座に炎センサーの値が安定するまで点火動作を行い、確実に点火を行うことができる。
【0016】
請求項4に記載の発明は、制御手段が、炎センサーの検出値が第1しきい値に達し着火状態を認識した後、炎センサーの検出値が第2しきい値に所定時間で達しない時、動作を停止し異常報知を行うことを特徴とする。そして、ガスホース内に空気と置換されたガスが残留し、ガス供給口が閉止されガスが供給されない状態で機器を点火させた時、着火判定後、炎センサーの値が第1しきい値を下回り、点火手段が再動作して再点火を試みるが、以降ガスが供給されないため炎センサーの検出値は第1しきい値および第2しきい値に達することはない。しかし、着火判定後から所定時間経過するまで再点火動作を試みても炎センサーの検出値が第2しきい値に達しない場合は、機器動作を停止させ、異常報知を行う。よって、ガスの供給がないという異常状態を使用者に知らせることができる。
【0017】
請求項5に記載の発明は、制御手段は、炎センサーの検出値が第1しきい値に所定時間で達しない時、動作を停止し異常報知を行い、その異常報知と、炎センサーの検出値が第2しきい値に所定時間で達しない時に行う異常報知とが異なることを特徴とする。そして、初期より着火検出しないで機器が異常となった状態と、一度着火検出後に立ち消えして機器が異常となった状態を異常報知内容の違いで判別することができる。よって、使用者は異常原因を的確に把握することができ、適切に処置することが容易になる。
【0018】
請求項6に記載の発明は、点火手段は動作音がないものとすることで、従来は着火検知後の点火動作がなかったので着火後の点火動作音も無かったが、着火検知後にも点火手段が動作することによる機器の不要な動作音をなくすことができる。
【0019】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図1〜6を参照しながら説明する。
【0020】
(実施例1)
図1は、本発明の第1の実施例のガス温風暖房機の機構部の概略構成を示す構成図である。図2は、本発明の第1の実施例のガス温風暖房機の正常な点火動作を示すタイムチャートである。1は外装ケースであり、天板2と底板3とで機器の外装を構成する。外装ケース1は機器の背面上部に当たる位置に空気吸入口4を、前面下部に当たる位置に温風吹出口5を有し、空気吸入口4にはエアフィルター6が取り付けられている。7は外装ケース1内上部に設けられた燃焼室、8は燃焼室7に設けられたバーナー、9は点火手段、10はバーナー8の炎近傍に配置された熱電対からなる炎センサー、11は燃焼室7の下部に設けられたクロスフローファンよりなる送風ファン、12は送風ファン11を駆動するモーター、13は燃焼室7の上面及び前面を覆う覆板、14は送風ファン11からの温風を温風吹出口に導くファンケースである。外装ケース1の背面下部にはガス接続口15が設けられ、ガスホース16を介してガスコンセント17に接続する構成としてあり、他方は、パイプにて電磁弁・比例弁よりなるガス供給手段18と接続され、ガス導管19によってバーナー8にガスが供給されている。天板2の前方部に操作及び表示部18を設け、その直下の外装ケース1内に各種スイッチや表示器を配した制御手段の一部である操作表示回路19aが設けてある。19は制御手段の中核をなす制御回路で、マイクロコンピュータ及びその周辺回路により構成されている。そして、図2に示す制御シーケンスを実行するプログラムを備えている。22はサーミスターよりなる室温検知器で、同様に外装ケース1内に設けてある。また、23は制御手段21に電源を供給する電源コードである。
【0021】
次に図2の説明を行う。図2(a)は、機器のガス接続口15とガス供給口がガスホースで接続され、正常にガスが供給されて、機器が点火した状態を示す。制御回路21は操作及び表示部20より操作表示回路21aを介して機器の運転指示(運転オン)があると、送風ファン11とモーター12からなる送風手段を駆動し、次に点火手段9を作動させた状態で、電磁弁・比例弁からなるガス供給手段18を作動させバーナー8にガスを供給する。ガスが点火しバーナー8に炎が形成されると、炎の近傍に配置された熱電対10からなる炎センサーに熱起電力(一点鎖線)が生じる。制御回路21は、熱起電力が着火を判断するしきい値Vb1(第1しきい値)に達した後、安定時間T1を待って、着火状態となったことを判定する。そして、操作表示回路21aに設けられた燃焼ランプ(図示せず)を点灯させ、機器が燃焼を開始した事を使用者に知らせる。また、制御回路21は着火を判定した熱起電力がしきい値Vb2(第2しきい値)に達するまで点火手段9を継続動作させる。Vb1は3mV程度、T1は0.5秒程度に設定され、運転指示後より早く着火を検出するように配慮されている。またVb2は5mV程度に設定されている。熱起電力のしきい値電圧は、着火を判定後バーナーの燃焼状態が安定するまでのT2秒間はVbのまま保持され熱起電力が安定した後にVthに切換られる。T2は30秒程度、Vthは10mV程度である。
【0022】
図2(b)は、機器のガス接続口15とガス供給口がガスホースで接続され、ガス供給口が開状態で、ガスホース内部がガスと空気が置換し濃度が希薄な状態において、機器が点火した状態を示す。初期バーナー8に供給されるガスは希薄な状態であるが、着火の判定しきい値Vb1は低く設定されているため、熱起電力は着火レベルに達し、制御回路21が着火状態を判定し燃焼ランプを点灯する。その後ガス濃度が希薄なため燃焼が継続せず炎が立ち消え、熱起電力は低下する(図中A部)。しかし、着火判定後も炎センサーの検出値がしきい値Vb2に達するまでは点火手段9が動作を継続するため、ガスホース内の希薄なガスが流れ出て、ガス供給口より供給される適正な濃度のガスがバーナー8に到達すれば、再度ガスに点火し燃焼を継続する。このように、ガスホース内に残留したガス濃度が希薄なために生じる着火検知後の立ち消え現象が生じても、希薄ガスが適正な濃度の供給ガスと置換される間、点火手段9を着火検知後も継続動作させることでバーナー8を再点火させ、機器を異常動作に至らしめることなく使用することが可能となる。
【0023】
次に、図3は、本発明の第1の実施例のガス温風暖房機の異常な点火動作を示すタイムチャートである。図3(a)は、機器のガス接続口15とガス供給口がガスホースで接続され、ガス供給口が閉状態で、ガスホース内部がガスと空気が置換し濃度が希薄な状態において、機器が点火しなかった状態を示す。ガスは希薄な状態であるが、熱起電力はしきい値Vb1に達し、燃焼ランプが点灯する。その後ガス濃度が希薄なため燃焼が継続せず炎が立ち消え、熱起電力は低下する(図中A部)。
【0024】
そして、炎センサーの検出値がしきい値Vb2に達するまでは再点火を試みるため点火手段9が動作を継続するが、以降ガスが供給されないため、立ち消えしたまま熱起電力は上昇しない。そして、着火判定後からカウントされるタイマTp1経過時点で熱起電力がしきい値Vb2に達していない時、ガス供給手段18と点火手段9も停止させる。Tpiは30秒程度に設定されている。また、再点火不良を示す異常コード「10」を数値表示部に表示する。このように、着火検知後、点火手段9を継続動作し再点火を試みるが、ガスが供給されないという異常状態が生じ着火を検出できない時は、機器を停止し、ガス供給手段18を閉じ、機器側でガス通路を遮断することができる。また、異常表示で異常状態を使用者に知らせ、異常からの復旧を促すことができる。
【0025】
図3(b)は、ガスホースの未接続などにより、ガスが供給されず機器が点火しなかった状態を示す。ガスがバーナー8に供給されないため熱起電力がVb1に達せず、着火を検出することができない。ガス供給手段18の作動からT3秒後に点火不良を示す異常表示コード「11」を、操作表示回路21aの室温等を表示する数値表示部(図示せず)に表示する。異常「10」の原因は継続的なガス供給がなかったことを意味し、異常「11」の原因はガス供給がないこと、または、熱電対10およびその回路が異常であることを意味する。このように、このように、着火を検出しなかった時の異常表示を「11」、再着火を検出しなかった時の異常表示を「10」とし、異なる表示とすることで、異常内容の違いを使用者に報知できる。
【0026】
よって、使用者は異常原因を的確に把握することができ、適切に処置することが容易になる。
【0027】
次に、点火手段9は、可聴周波数(約20kHz)を超える高周波で放電を行なう放電手段により実現する。あるいは、電流を流すと高温に発熱するセラミックヒーターにより実現する。高周波放電やセラミックヒーターのような動作音を伴わない点火方式とすることにより、従来なかった着火検出後の点火動作継続による点火音の発生を防止でき、静粛性の高い機器を提供することができる。
【0028】
(実施例2)
図4は、本発明の第2の実施例のガス温風暖房機の正常な点火動作を示すタイムチャートである。図4において実施例1との違いは、制御回路21は、熱起電力がしきい値Vb1に達し着火を判定した後、点火手段9を停止する。そして、熱起電力がVb2に達するまでの間、熱起電力がしきい値Vb1を下回ったら再度点火手段9を動作させ着火の判断を行う点である。他の点については実施例1の記載内容と同様のため省略する。
【0029】
図4(a)は、機器のガス接続口15とガス供給口がガスホースで接続され、正常にガスが供給されて、機器が点火した状態を示す。制御回路21は、運転オンした後、熱起電力が着火を判断するしきい値Vb1に達した後、安定時間T1を待って、着火状態となったことを判定する。そして、点火手段9を停止させる。正常にガスが供給されているため着火後も燃焼は安定し、熱起電力はしきい値Vb2を超え安定状態となり、燃焼を継続する。
【0030】
図4(b)は、機器のガス接続口15とガス供給口がガスホースで接続され、ガス供給口が開状態で、ガスホース内部がガスと空気が置換し濃度が希薄な状態において、機器が点火した状態を示す。希薄なガスにおいても、熱起電力はしきい値Vb1に達し、着火判定を行い、点火手段9を停止させる。その後ガス濃度が希薄なため燃焼が継続せず、炎が立ち消えて熱起電力は低下する(図中A部)。しかし、熱起電力が低下ししきい値Vb1を下回ると再度点火手段9が動作を行うため、ガスホース内の希薄なガスが流れ出て、ガス供給口より供給される適正な濃度のガスがバーナー8に到達すれば、再度ガスに点火する。熱起電力は上昇し着火判定され、しきい値Vb2に達した後安定状態となる。制御手段21は、熱起電力がVb2に達する間は熱起電力が着火を判定するしきい値Vb1より下か上かを監視し、点火手段9を動作および停止するように制御する。このように、ガスが安定供給され着火判定後も安定して燃焼を継続している時は、点火手段21を停止させることができ、点火手段9の不必要な継続動作を避けることが可能となる。また、着火判定後に立ち消えが生じるような時には、点火手段9を動作させバーナー8に再点火し、機器を異常動作に至らしめることなく使用することが可能となる。
【0031】
(実施例3)
図5は、本発明の第3の実施例のガス温風暖房機の正常な点火動作を示すタイムチャートである。図5は、機器のガス接続口15とガス供給口がガスホースで接続され、ガス供給口が開状態で、ガスホース内部がガスと空気が置換し濃度が希薄な状態において、機器が点火した状態を示す。実施例2との違いは、制御手段21は、熱起電力がしきい値電圧Vb1に達し着火判定をした後、更にしきい値電圧Vb2に達する間は、熱起電力が減少方向に変化しているのか増加方向に変化しているのかを監視し、点火手段9を動作および停止するように制御する点である。他の点については実施例2の記載内容と同様のため省略する。
【0032】
希薄なガスにおいても、熱起電力はしきい値Vb1に達し、着火判定を行い、点火手段9を停止させる。その後ガス濃度が希薄なため燃焼が継続せず、炎が立ち消えて熱起電力は低下する(図中A部)。熱電対電圧aはVb1からVb2に達するまでの最大電圧であり、熱起対電圧がaからbまでのc電圧1だけ減少すると点火手段9が再度動作する。ガスホース内の希薄なガスが流れ出て、ガス供給口より供給される適正な濃度のガスがバーナー8に到達すれば、再度ガスに点火される。熱電対電圧cは再点火動作後の最小電圧であり、熱起対電圧がcからdまでのΔ電圧2だけ増加すると着火判定され点火手段9は停止する。以降、燃焼が継続し熱電対電圧がしきい値Vb2に達して安定状態となる。図示はしていないが、再点火後に熱熱電対電圧がVb2に達する前に再度減少方向となった場合は、Vb2に達するまで上記の動作を繰り返す。
【0033】
尚、図4では熱電対電圧の最大値からの減少量および最小値からの増加量で立ち消えおよび再着火を判定しているが、熱電対電圧の単位時間当りの変化量をΔ電圧1、Δ電圧2と比較して立ち消えや再着火の状態を判定することも可能である(図示せず)。
【0034】
このように、着火判定後に立ち消えが生じるような時には、熱起電力の変化でより早く立ち消えを検出し、点火手段9を動作させるので、より安定した再点火動作を実現することが可能となる。
【0035】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、点火動作においてガスホース内部に残留し大気中の空気と置換された希薄なガスで着火判定した後、過渡的なガス濃度の低下で炎が立ち消えた場合でも、炎センサーの検出値が着火判定したしきい値を上回るしきい値に達するまで間、点火手段が動作し続けるため、確実にバーナーに再点火させることが可能となり、機器動作を異常停止に至らしめることなく、機器を使用することできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるガス温風暖房機の機構部の概略構成を示す構成図
【図2】本発明の第1の実施例におけるガス温風暖房機の正常な点火動作を示すタイムチャート
【図3】本発明の第1の実施例におけるガス温風暖房機の異常な点火動作を示すタイムチャート
【図4】本発明の第2の実施例におけるガス温風暖房機の正常な点火動作を示すタイムチャート
【図5】本発明の第3の実施例におけるガス温風暖房機の正常な点火動作を示すタイムチャート
【図6】従来のガス温風暖房機の点火動作を示すタイムチャート
【符号の説明】
4 空気吸入口
5 温風吹出口
7 燃焼室
8 バーナー
9 点火手段
10 熱電対(炎センサー)
11 送風ファン(送風手段)
12 モータ(送風手段)
21 制御回路(制御手段)
21a 操作表示回路(制御手段)
Claims (6)
- 空気吸入口と温風吹出口を有する外装ケース内に、バーナーと点火手段と炎センサーとを臨ませた燃焼室と、空気吸入口から吸入した空気をバーナーに供給するとともに、燃焼室で加熱された空気を温風吹出口から排出する送風手段と、外装ケースに設けられたガス接続口からガスをバーナーに供給するガス供給手段と、機器の動作を制御する制御手段を備えたガス温風暖房機において、制御手段は、点火手段により点火した後、炎センサーの検出値が着火を判断する第1しきい値に達した後も、炎センサーの検出値が第1しきい値より大きい第2しきい値を超えるまでの間、点火手段を継続動作させるように構成されていることを特徴とするガス温風暖房機。
- 空気吸入口と温風吹出口を有する外装ケース内に、バーナーと点火手段と炎センサーとを臨ませた燃焼室と、空気吸入口から吸入した空気をバーナーに供給するとともに、燃焼室で加熱された空気を温風吹出口から排出する送風手段と、外装ケースに設けられたガス接続口からガスをバーナーに供給するガス供給手段と、機器の動作を制御する制御手段を備えたガス温風暖房機において、制御手段は、点火手段により点火した後、炎センサーの検出値が着火を判断する第1しきい値に達して点火手段を停止させた後、炎センサーの検出値が第1しきい値より大きい第2しきい値を超えるまでの間、炎センサーの検出値が第1しきい値を下回ると点火手段を動作させるように構成されていることを特徴とするガス温風暖房機。
- 空気吸入口と温風吹出口を有する外装ケース内に、バーナーと点火手段と炎センサーとを臨ませた燃焼室と、空気吸入口から吸入した空気をバーナーに供給するとともに、燃焼室で加熱された空気を温風吹出口から排出する送風手段と、外装ケースに設けられたガス接続口からガスをバーナーに供給するガス供給手段と、機器の動作を制御する制御手段を備えたガス温風暖房機において、制御手段は、点火手段により点火した後、炎センサーの検出値が着火を判断する第1しきい値に達し点火手段を停止させた後、炎センサーの検出値が第1しきい値より大きい第2しきい値を超えるまでの間、炎センサーの検出値が減少した時に点火手段を動作させ、所定値以上増加した時に着火状態を認識して点火手段を停止させるように構成されていることを特徴とするガス温風暖房機。
- 制御手段は、炎センサーの検出値が第1しきい値に達し着火状態を認識した後、炎センサーの検出値が第2しきい値に所定時間で達しない時、動作を停止し異常報知を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記記載のガス温風暖房機。
- 制御手段は、炎センサーの検出値が第1しきい値に所定時間で達しない時、動作を停止し異常報知を行い、その異常報知と、炎センサーの検出値が第2しきい値に所定時間で達しない時に行う異常報知とが異なることを特徴とする請求項4に記載のガス温風暖房機。
- 点火手段は、動作音が無いことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のガス温風暖房機。
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