JP2004162755A - エアダンパ− - Google Patents
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Abstract
【課題】微小穴から空気が出る抵抗を利用した方式の空気式ダンパ−では、空気がある程度圧縮されてはじめて緩衝力が発揮されるので、作動距離が長く必要だし、穴径の変動で緩衝力がばらつく点に課題が有った。
【解決手段】作動前はシリンダ−室容積を殆んど無しにしておき、又、作動させる時は空気の流通孔が塞がれる構造にして、作動の際はシリンダ−室が真空状態になる構造とした。
そのことにより、緩衝は作動初めから働き、流通孔は無いので緩衝力のばらつきを少なくすることが可能となった。
【選択図】図2
【解決手段】作動前はシリンダ−室容積を殆んど無しにしておき、又、作動させる時は空気の流通孔が塞がれる構造にして、作動の際はシリンダ−室が真空状態になる構造とした。
そのことにより、緩衝は作動初めから働き、流通孔は無いので緩衝力のばらつきを少なくすることが可能となった。
【選択図】図2
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、緩衝機構の内の空気式ダンパ−に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来の空気式ダンパ−は、圧縮された空気が狭い出口より出る時の抵抗を、緩衝力として機能させているか、又は、出口を設けず空気の圧縮のみで緩衝力を持たせている.
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
狭い出口より空気を出す方式は、出口径がわずかに異なっただけで緩衝力が大きく違ってしまったり、出口を設けない圧縮のみの方式は、移動が一旦停止した後に圧縮された空気でピストンが押戻されてしまう。
又、いずれの場合もピストンが或る程度移動する迄は、シリンダ−内部の空気圧が上がらないので緩衝力が働くまでに長い移動が必要、という課題を解決しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明では、シリンダ−室容積が殆んど零の状態から容積が増す方向にピストンを作動させ・作動方向では逆止弁を用いて空気を流通させない方式とした。
【0005】
【発明の実施の形態】
実施例としては開き戸や引き戸の閉じ位置に、上記した構造のダンパ−を備えておけば、閉じる際の衝突音を緩和する事が出来るし、少ないストロ−クで緩衝出来る。
【0006】
【実施例】
図1にダンパ−全体、図2にその各部品、図3に別形状のダンパ−全体、を示す。
ピストン1の溝部1aには、断面がV形状をした弾力性のあるシ−ルリング2(矢印で拡大図を示す)が組み込まれ、シリンダ−3に嵌め込まれる。
シリンダ−3には、その先端に微小穴3a(矢印で拡大図を示す)が設けられ、微小穴3aを塞ぐ様に弾力性のある逆止板4が取り付けられる。
シリンダ−3の先に位置する作動片5は、ピストン1に固定される。
シリンダ−3の後ろには取付板6が固定され、取付板6とピストン1の間にバネ7が組み込まれて、作動後に原点位置に復帰させる機能を為す。
この構成により、シリンダ−室8は、原点では容積が無く・殆んど空気を持たないので、ピストン1が作動し始めた(図1の矢印方向に移動)直後に、真空状態となる。
シリンダ−室8が真空状態となることによって、ピストン1は背圧を受け緩衝力が発揮される。
力が除かれた際は、バネ7が押し、シリンダ−室8に作動後に入り込んだ空気を微小穴3aから出し、原点復帰する。
【0007】
【発明の効果】
上記したダンパ−は空気式だから、構造が簡単であり、異常事態で破壊されても油が出ないので安全度が高い。
又、作動直後から最大の緩衝力が働くので、短い作動距離で緩衝機能を発揮できる利点が有り、空気流通孔で緩衝力を発揮させる訳ではないので、穴径のばらつきによる緩衝の変動という要因も無く、緩衝力のばらつきも少ない利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】空気式ダンパ−全体斜視図
【図2】上記の部品分解図
【図3】他の空気式ダンパ−全体断面図
【符号の説明】
1 ピストン 1a 溝部
2 シ−ルリング
3 シリンダ− 3a 微小穴
4 逆止板 5 作動片
6 取付板 7 バネ
8 シリンダ−室
【発明が属する技術分野】
本発明は、緩衝機構の内の空気式ダンパ−に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来の空気式ダンパ−は、圧縮された空気が狭い出口より出る時の抵抗を、緩衝力として機能させているか、又は、出口を設けず空気の圧縮のみで緩衝力を持たせている.
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
狭い出口より空気を出す方式は、出口径がわずかに異なっただけで緩衝力が大きく違ってしまったり、出口を設けない圧縮のみの方式は、移動が一旦停止した後に圧縮された空気でピストンが押戻されてしまう。
又、いずれの場合もピストンが或る程度移動する迄は、シリンダ−内部の空気圧が上がらないので緩衝力が働くまでに長い移動が必要、という課題を解決しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明では、シリンダ−室容積が殆んど零の状態から容積が増す方向にピストンを作動させ・作動方向では逆止弁を用いて空気を流通させない方式とした。
【0005】
【発明の実施の形態】
実施例としては開き戸や引き戸の閉じ位置に、上記した構造のダンパ−を備えておけば、閉じる際の衝突音を緩和する事が出来るし、少ないストロ−クで緩衝出来る。
【0006】
【実施例】
図1にダンパ−全体、図2にその各部品、図3に別形状のダンパ−全体、を示す。
ピストン1の溝部1aには、断面がV形状をした弾力性のあるシ−ルリング2(矢印で拡大図を示す)が組み込まれ、シリンダ−3に嵌め込まれる。
シリンダ−3には、その先端に微小穴3a(矢印で拡大図を示す)が設けられ、微小穴3aを塞ぐ様に弾力性のある逆止板4が取り付けられる。
シリンダ−3の先に位置する作動片5は、ピストン1に固定される。
シリンダ−3の後ろには取付板6が固定され、取付板6とピストン1の間にバネ7が組み込まれて、作動後に原点位置に復帰させる機能を為す。
この構成により、シリンダ−室8は、原点では容積が無く・殆んど空気を持たないので、ピストン1が作動し始めた(図1の矢印方向に移動)直後に、真空状態となる。
シリンダ−室8が真空状態となることによって、ピストン1は背圧を受け緩衝力が発揮される。
力が除かれた際は、バネ7が押し、シリンダ−室8に作動後に入り込んだ空気を微小穴3aから出し、原点復帰する。
【0007】
【発明の効果】
上記したダンパ−は空気式だから、構造が簡単であり、異常事態で破壊されても油が出ないので安全度が高い。
又、作動直後から最大の緩衝力が働くので、短い作動距離で緩衝機能を発揮できる利点が有り、空気流通孔で緩衝力を発揮させる訳ではないので、穴径のばらつきによる緩衝の変動という要因も無く、緩衝力のばらつきも少ない利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】空気式ダンパ−全体斜視図
【図2】上記の部品分解図
【図3】他の空気式ダンパ−全体断面図
【符号の説明】
1 ピストン 1a 溝部
2 シ−ルリング
3 シリンダ− 3a 微小穴
4 逆止板 5 作動片
6 取付板 7 バネ
8 シリンダ−室
Claims (1)
- 衝突を和らげる為の緩衝に、衝突力を受ける作動片がピストンに固定され、ピストンはシリンダ−内の空気を膨張させる、すなわち、シリンダ−室内容積が増す様に動き、シリンダ−は先端に微小穴を持ち、微小穴に接して弾力性の有る遮蔽板を備えて、衝突時にはシリンダ−室への空気の流入を防ぐ、構造とした空気式ダンパ−。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002327375A JP2004162755A (ja) | 2002-11-11 | 2002-11-11 | エアダンパ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002327375A JP2004162755A (ja) | 2002-11-11 | 2002-11-11 | エアダンパ− |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004162755A true JP2004162755A (ja) | 2004-06-10 |
Family
ID=32806038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002327375A Pending JP2004162755A (ja) | 2002-11-11 | 2002-11-11 | エアダンパ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004162755A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011037007A1 (ja) * | 2009-09-25 | 2011-03-31 | 株式会社ニフコ | ダンパー装置 |
WO2016008235A1 (zh) * | 2014-07-15 | 2016-01-21 | 陈苏闽 | 一种纺织络筒纱设备油阻尼气缸缸盖结构 |
-
2002
- 2002-11-11 JP JP2002327375A patent/JP2004162755A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011037007A1 (ja) * | 2009-09-25 | 2011-03-31 | 株式会社ニフコ | ダンパー装置 |
JP2011069424A (ja) * | 2009-09-25 | 2011-04-07 | Nifco Inc | ダンパー装置 |
CN102549297A (zh) * | 2009-09-25 | 2012-07-04 | 株式会社利富高 | 阻尼装置 |
WO2016008235A1 (zh) * | 2014-07-15 | 2016-01-21 | 陈苏闽 | 一种纺织络筒纱设备油阻尼气缸缸盖结构 |
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