JP2000509803A - 流体式衝突緩衝器 - Google Patents
流体式衝突緩衝器Info
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、固定された部品の衝突面に対する可動部品(8)の当接を緩衝するための要素に関する。この場合、緩衝要素はピストン(11)とシリンダ(10)を備え、このピストンとシリンダは少なくとも1個の戻しばね(12,27)の力に抗して静止位置から相対的に移動可能に案内されている。シリンダ(10)の両端はそれぞれ流体室(17)に接続されている。流体室(17)は少なくとも1つの流路(18)と少なくとも1つの絞り通路(16)を介して接続され、この流路(18)は逆止弁(19)を備え、この逆止弁は静止位置からの相対運動時に閉じる。
Description
【発明の詳細な説明】
流体式衝突緩衝器
実質的に駆動部品と、切換え操作すべき最終制御要素に連結された可動部品か
らなり、多くの場合駆動部品の作動時に戻しばねの力に抗して移動可能であるア
クチュエータは、多くの場合、速い切換え操作速度を有していなければならない
。特に駆動部品が電磁石である場合、アーマチュアによって形成された可動部品
が近接する際電磁石の極面に対するアーマチュアの間隔が狭くなるにつれて、ア
ーマチュアに作用する磁力が大きくなるので、アーマチュアは速い速度で極面に
衝突する。この場合、騒音発生のほかに、跳ね返りが生じる。すなわち、アーマ
チュアは先ず最初に極面に衝突し、そして少なくとも短い時間だけ最終的に完全
に接触するまで極面から離れる。これにより、最終制御要素の機能に悪影響を与
えることになる。これは特に、切換え周波数の高いアクチュエータの場合に、重
大な故障を生じることになり得る。
従って、衝突速度が0.1m/sよりも遅いオーダーであることが望まれる。
この場合、このような遅い衝突速度がそれに関連する外部からのすべての無規則
的な変動や外乱、例えば振動等を含む実際の運転条件下でも確保されることが重
要である。
本発明の根底をなす課題は、固定された部品に対する可動部品の衝突速度を低
減することができる流体式緩衝要素を提供することである。
この課題は本発明に従い、緩衝要素がピストンとシリンダを備え、このピスト
ンとシリンダが少なくとも1個の戻しばねの力に抗して静止位置から相対的に移
動可能に案内され、シリンダの両端がそれぞれ流体室に接続され、流体室が少な
くとも1つの流路と少なくとも1つの絞り通路を介して接続され、この流路が逆
止弁を備え、この逆止弁が静止位置からの相対運動時に閉じる、固定された部品
の衝突面に対する可動部品の当接を緩衝するための要素によって解決される。流
体式緩衝要素が短いストロークを有し、それぞれ可動部品が切換え位置を定める
固定部品上の衝突面に衝突する直前に初めて可動部品に作用連結されるので、ア
ーマチュアの可動部品例えば最終制御要素は先ず最初は自由であり、速い切換え
速度で移動可能である。アーマチュアが衝突面、特に電磁石の極面に近接する最
終相で初めて、可動部品が緩衝要素に衝突し、そしてその運動を制動するので、
可動部品は衝突面に“やさしく”接触する。電磁アクチュエータの場合には、電
磁石の極面に近接する際に極面からの間隔が小さくなるにつれて、(電流の大き
さが同じであると仮定すると)アーマチュアに作用する磁力が増大するという利
点が生じる。この増大する磁力は流体式緩衝要素の“制動力”に反作用する。こ
のような流体式緩衝要素の可動質量がアクチュエータの可動質量(実質的にアー
マチュア、可動部品および構造に応じて切換え操作すべき最終制御要素からなる
)に比べてはるかに小さいので、流体式緩衝要素の可動部分はピストンまたはシ
リンダの形成に応じて非常に強く加速され、可動部品が緩衝作用によって制動さ
れるので、跳ね返りがもはや発生しない。流体式緩衝要素の可動部分の移動速度
が増大するにつれて、流体式緩衝要素から可動部品に加わる反力も増大する。従
って、衝突面に対して可動部品が衝突するまで、速度の均一な低下、ひいては反
力の均一な低下が生じ、衝突面に“やさしく”接触する。圧力流体としては、ガ
ス状の流動性媒体を使用することができる。しかし、圧力流体として液体を使用
すると有利である。この場合、ピストンはシリンダ壁に沿って封隙的に案内して
もよいし、適当な絞り通路を備えていてもよいし、またその外周面がシリンダ壁
に対して所定の間隔をおいて案内され、それによって形成される中間室が流通す
る圧力流体のための絞り通路として役立つようにしてもよい。戻しばねは、緩衝
要素の可動部分の質量がその戻り運動時にできるだけ迅速に静止位置に再び戻る
ように設計しなければならない。それによって、高い切換え周波数の場合にも、
申し分のない緩衝が保証される。ここで考慮した、流体式緩衝要素の可動部分の
短い移動長さの場合には、少量の圧力流体を動かすだけでよい。流路内に逆止弁
を配置することにより、静止位置に戻る際に、緩衝運動時にシリンダから押し出
された流体が再びシリンダ室に戻される。流路については、戻り運動時の絞り作
用をできるだけ小さくするために、大きな流れ横断面積の流路であると合目的で
ある。
圧力流体供給部により、衝突時に押しのけられた流体は静止位置に戻る際に再
び補充され、漏れ損失が補償される。これは外部の圧力流体供給部によって達成
可能である。しかし、流体式緩衝要素を自励系(自律系)として形成することも
できる。この場合、当接時に押しのけられた流体は、一体化された収容室に案内
される。この収容室は例えば弾性的なダイヤフラム装置によって形成される。そ
して、流体式緩衝要素が戻しばねによって再びその静止位置に押し戻されるとき
に、流体は収容室から再び吸引されて戻される。
ピストンがシールを備えていないと、ピストン外周面とシリンダ内壁の間の中
間室は、ピストンとシリンダの相対運動時にこの中間室が一方の流体室から他方
の流体室への流体の流れを絞るように採寸可能である。本発明の好ましい実施形
では、絞り通路がピストンの一部である。
本発明の合目的な実施形では更に、流路の少なくとも一部がピストン内を延び
ている。この実施形は、逆止弁をピストンに一体化することができるという利点
がある。この変形では、流路の少なくとも一部がシリンダの壁内を延びている。
本発明の有利な実施形では更に、流体室がシリンダの端側に一体化されて形成
されている。これにより、コンパクトな構造となり、緩衝要素を簡単に組み込む
ことができる自励系として形成することが可能である。
本発明の合目的な他の実施形では、ピストンが環状ピストンとして形成され、
かつシリンダと共に両部品の一方(可動部品または固定された部品)を取り囲ん
でいる。これにより、緩衝すべき系の構造長を短縮することができる。なぜなら
、緩衝要素が可動部品の移動軌道内に一体化できるからである。
本発明の実施形では、シリンダの少なくとも端側が開放した管として形成され
、この管の端部がシールを介してピストンに連結され、このシールが同時に戻し
ばねを形成している。この場合更に、シールが端側の流体室の外側を画成してい
ると有利である。
概略図に基づいて本発明を詳しく説明する。
図1は、流体式緩衝要素を備えた電磁アクチュエータを、使用例として概略的
に示す図、
図2の流体式緩衝要素の構造の原理図、
図3は流体式緩衝要素のための第1の実施の形態を示す図、
図4は環状の流体式緩衝要素の第2の実施の形態を示す図、
図5は図4の実施の形態の変形を示す図、
図6は図4の実施の形態の複動作用形態を示す図、
図7は外部の流体供給部を備えた実施の形態を示す図である。
図1には、電磁アクチュエータが原理図で示してある。この電磁アクチュエー
タは固定された部品としての電磁石1を備えている。この電磁石のコイル2は制
御可能な電力供給装置3を介して給電可能である。衝突面を形成する電磁石1の
極面4には、アーマチュア5が付設されている。このアーマチュアは押し要素6
に連結されている。アーマチュア5と押し要素は可動部品を形成している。アー
マチュア5はコイル2の給電時に保持ばね7の力に抗して極面4に接触する。押
し要素6は図示していない最終制御要素に連結されている。この最終制御要素は
アーマチュア5の運動によって往復運動可能である。図において、アクチュエー
タはコイル2に給電していないときのその第1の切換え位置が示してある。コイ
ル2に給電すると、最終制御要素はアーマチュア5が極面4に接触することによ
ってその第2の切換え位置を占める。この場合、保持ばね7が圧縮される。
例えば一定の高さの電流によって電磁石1のコイル2に給電すると、極面4に
近接するにつれて益々増大する磁力がアーマチュア5に作用する。この磁力は保
持ばね7が反対方向に作用するにもかかわらず、アーマチュア5が極面4に衝突
するまで、アーマチュア5の移動速度を高めることになる。
極面4に対するアーマチュア5の衝突を緩衝するために、押し要素6の自由端
8に流体式緩衝要素9が付設されている。この流体式緩衝要素はその作用が概略
的に示してある。緩衝要素9はシリンダ10を備え、このシリンダ内でピストン
11が案内されている。このピストン11は戻しばね12によって図示静止位置
に保持される。
流体室13を形成するシリンダ室には、その圧力流体流出口14の範囲に、絞
り15が付設されている。この絞りは概略的に示され、絞り通路16を介して第
2の流体室17に接続されている。
第2の流体室17は更に、逆止弁19を配置した流路18を介してシリンダ室
に接続されている。ピストン11が戻しばね12の力に抗して矢印20の方向に
移動すると、圧力流体はピストン11によってシリンダ室13から絞り装置15
を通って流体室17に押し出される。ピストン11が負荷解除されると、ピスト
ンは戻しばね12によってその静止位置に戻る。この場合、押し出された流体は
流路18から再び補償される。この場合、逆止弁19が開放する。
流体室17は緩衝要素に一体化することができるかあるいは外部の装置、例え
ば全体装置に既に設けられた、ポンプ等の形をした圧力流体装置によって形成可
能である。この外部装置、例えば圧力流体装置によって、多数の緩衝要素や他の
装置に圧力流体を供給可能である。
緩衝要素9は切換え操作変位S.2をおいてアクチュエータの自由端8に付設
されている。この切換え操作変位は、コイル2の非給電の際アーマチュア5がそ
の第1の切換え位置にあるときに、極面4に対するアーマチュア5の間隔S.1
よりも予め設定可能な寸法だけ小さい。これにより、アーマチュア5はその押し
要素6を介して、極面4に衝突する直前に、緩衝要素9に作用連結され、それに
よって先ず最初はアーマチュア5の速い移動速度およびそれに伴い速い切換え速
度が与えられ、アーマチュアが極面4に衝突する直前に緩衝要素9が作用するこ
とによってアーマチュアが制動され、それに伴い極面に衝突する際の速度が低減
される。
図1に基づいて緩衝要素の作用を原理的な回路に基づいて図示し説明したが、
図2は流体緩衝要素の構造を原理的に示している。この場合、シリンダ10内を
ピストン11が案内されている。このピストンは一体化された絞り15を備えた
絞り通路16と、一体化された逆止弁19を備えた流路18を形成している。シ
リンダ10内の圧力流体流出口14は絞り通路16の示唆的に示した延長部を介
して、詳しく示していない圧力流体供給部に接続されている。
ピストン11が固定されたシリンダと相対的に矢印20の方向に移動すると、
図1に基づいて説明した緩衝作用が開始される。
図2に略示した装置は、シリンダが固定されたピストン11と相対的に矢印2
0.1の方向に案内されるときにも作用する。
更に、各々の緩衝要素を自励系として形成することもできる。これは例えば、
緩衝要素が収容室17.1を備え、この収容室内に絞り通路16と流路18が開
口し、そして例えばダイヤフラム17.2を備えていることによって達成可能で
ある。押し要素6が衝突する際に、流体はシリンダ室13から絞り15を経て収
容室17.1に押し出される。ピストン11が戻し手段によって戻されると、圧
力流体は逆止弁19を経て再びシリンダ室13に吸引されて戻される。
図2に略示した絞り15は異なる方法で実施可能である。ピストン内に配置し
た別個の絞り要素の代わりに、適当に採寸された滑らかな穴をピストンに設ける
ことができる。更に、シリンダ内径に比べてピストン外径を小さくすることがで
きる。それによって、シリンダ内壁とピストン外壁の間に形成された環状隙間が
絞り穴として作用する。
図3には、緩衝要素9の特に有利な実施の形態が示してある。これは実質的に
、シリンダ10.1とピストン11.1からなっている。このピストンは図示し
た実施の形態の場合には絞りピストンとして形成されている。次に、機能につい
て詳細に説明する。絞りピストン11.1は図示していないアクチュエータケー
シングの部分Gに固定連結され、その突起21が圧力媒体供給部に至る接続通路
16/18を形成している。
シリンダ10.1はシール兼案内リング22を介して絞りピストン11.1の
固定された突起21上で軸方向に往復移動可能に案内されている。この場合、シ
リンダ内室13寄りのシール兼案内リング22の面は当接面23を形成している
。シリンダ10.1はその静止位置で戻しばね12を介して絞りピストン11.
1の肩部24に押し付けられる。
接続通路16/18はばねで付勢された逆止弁19を介してシリンダ内室13
に接続されている。
押し要素6の自由端8が図示のようにシリンダ10.1の自由端側に当接する
や否や、シリンダ10.1は戻しばね12の力に抗して絞りピストン11.1と
相対的に摺動する。絞りピストン11.1の外周面とシリンダ10.1のシリン
ダ内壁との間に、所定の隙間幅の中間室25が設けられているので、シリンダ1
0.1と絞りピストン11.1が相対運動する際に、圧力流体はシリンダ内室1
3から中間室25を通って押し出される。このようにして押し出された圧力流体
の流出は少なくとも1つの圧力媒体流出口26を経て行われる。この圧力媒体流
出口は接触面24の平面内で絞りピストン11.1に配置され、圧力流体通路1
6/18に接続されている。
押し要素6がシリンダ10.1から離れるや否や、戻しばね12はシリンダ1
0.1を再び当接面23によって定められたその静止位置に押し戻す。この静止
位置では、圧力流体流出口26は閉鎖される。この戻し運動の際、逆止弁19が
開放するので、押し出された流体は圧力流体通路16/18から再び補充される
。
図4に示した実施の形態の場合には、ピストン11は環状ピストンとして形成
されている。この環状ピストンは可動部品8.1、例えばアーマチュアに連結さ
れた電磁アクチュエータの押し要素を、遊びをもって取り囲んでいる。ピストン
11はシリンダ10内を案内されている。このシリンダはアクチュエータケーシ
ングGの詳しく図示していない部分に連結されている。
シリンダ10とピストン11の端側は、第1の流体室13が一方の端側に形成
され、第2の流体室17が他方の端側に形成されるように形成されている。両流
体室13,17の外側はシール27によってシールされている。このシールは同
時に戻しばねとして形成され、図示した静止位置にシリンダ11を保持する。
ピストン11内には複数の流路18が設けられている。この流路は逆止弁19
を介して閉鎖されている。この逆止弁はシリンダ10が矢印20の方向に移動す
る際に閉じ、静止位置に戻る際に開放する。
ピストン11はシールを用いないでシリンダ10内で案内されている。従って
、ピストン外周面とシリンダ内壁の間の中間室は絞り通路16を形成している。
この場合、絞りは通路自体によって形成される。
この構造の場合には、押し要素8.1が固定された当接リング8.2を備えて
いる。この当接リングは、押し要素8.1が矢印20の方向に移動する際にピス
トンの端面11.1に当たり、その際図1に基づいて説明したように、押しロッ
ド8.1に連結された部品、例えばアーマチュア5が付設の衝突面に衝突する際
にこの衝突を緩衝する。
図5には、図4に基づいて説明した緩衝要素の変形が示してある。この緩衝要
素はその基本構造が図4の緩衝要素と一致している。同じ部品には同じ参照符号
が付けてある。
図5の実施の形態の場合には、シリンダ10はその外面にねじ28を備えてい
る。緩衝要素はこのねじによってケーシング部分Gにねじ込まれ、それによって
調節可能である。ピストン11は端側が弾性的なシール27を介してシリンダ1
0に連結されている。シリンダ10の壁には複数の流路18.1が設けられてい
る。ピストン11にも流路18.2が設けられている。この流路18.2にはそ
れぞれ、球形逆止弁として形成された逆止弁19が挿入されている。この場合、
両シリンダ壁部分16.1,16.2とそれに付設されたシリンダ内周面は、一
体化された絞りを有する絞り通路16を形成するように採寸されている。
この実施の形態の場合にも、押し要素8.1の運動の際当接リング8.2がピ
ストン11の衝突面11.1に衝突する際に、衝突速度が制動される。
図5の実施の形態の場合には、シリンダ室13によって形成された流体室のほ
かに、端側の2つの流体室17.1,17.2が設けられている。この2つの流
体室は自由流路18.1を介して互いに接続されている。当接リング8.2が衝
突面29に衝突する際に、流体はシリンダ室13から絞り通路16.1を経て流
体室17.1に押し出される。この場合同時に、流体室17.2との間で流体の
補償が行われる。長い絞り通路、従って絞り作用の強い絞り通路16.2からの
流体の流出も同様に補償される。
戻り運動の際、液体が流体室17.2からピストン11内の流路18.2を経
てシリンダ室13に吸い込まれて戻る。
図6には、図5の実施の形態の変形が示してある。この変形は複動作用する装
置として形成されているので、押し要素8.1はそれぞれ2個の当接リング8.
21,8.22によって押し要素の両移動方向において衝突時に緩衝作用を受け
る。ピストンは簡単なピストンとして往復運動可能に案内されている。しかし、
この実施の形態の場合、シリンダ10は端側にそれぞれ、シリンダ室13.1,
13.2を画成する環状面29.1,29.2を備えている。このシリンダ室内
には、逆止弁19を備えた流路18.2が配置されている。この場合、環状面2
9.1に付設された、ピストン軸30を取り囲む穴31はその内のりの中間室に
よって絞り通路16を形成している。この場合、機能は図5の実施の形態の機能
に一致している。
上述の緩衝要素は自励系として形成されているが、図7に示した実施の形態は
、図2に基づいて説明したように、外部の圧力流体貯蔵部を介して流体が装置内
に貯蔵される装置である。シリンダ室13と流体室17の間での流体の交換は外
部に対して接続通路18.3と、シリンダ10内を延びる流路18.1と、ピス
トン内を延びる流路18.2を介して行われる。この流路18.2内には逆止弁
19が配置されている。更に、弾性的なシール27が設けられている。このシー
ルは同時に戻しばねを形成している。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ハルトマン・エルンスト―ジークフリート
ドイツ連邦共和国、D―51491 オーベラ
ート、ヴァルデンブルガー・ストラーセ、
7
(72)発明者 アルトドルフ・ヨアヒム
ドイツ連邦共和国、D―51147 ケルン、
フランクフルター・ストラーセ、248
(72)発明者 シュヴァーデルラップ・トーマス
ドイツ連邦共和国、D―41539 ドルマー
ゲン、ネッターガッセ、66
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.緩衝要素がピストン(11)とシリンダ(10)を備え、このピストンとシ リンダが少なくとも1個の戻しばね(12,27)の力に抗して静止位置から 相対的に移動可能に案内され、シリンダ(10)の両端がそれぞれ流体室(1 7)に接続され、流体室(17)が少なくとも1つの流路(18)と少なくと も1つの絞り通路(16)を介して接続され、この流路(18)が逆止弁(1 9)を備え、この逆止弁が静止位置からの相対運動時に閉じる、固定された部 品の衝突面に対する可動部品(8)の当接を緩衝するための要素。 2.絞り通路(16)がピストン(11)の一部であることを特徴とする請求項 1記載の要素。 3.流路(18)の少なくとも一部がピストン(11)内を延びていることを特 徴とする請求項1または2記載の要素。 4.流路(18)の少なくとも一部がシリンダ(10)の壁内を延びていること を特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の要素。 5.流体室(17)がシリンダ(10)の端側に一体化されて形成されているこ とを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の要素。 6.ピストン(11)が環状ピストンとして形成され、かつシリンダ(10)と 共に両部品の一方(可動部品または固定された部品)を取り囲んでいることを 特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の要素。 7.シリンダ(10)の少なくとも端側が開放した管として形成され、この管の 端部がシール(27)を介してピストン(11)に連結され、このシールが同 時に戻しばねを形成していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに 記載の要素。 8.シール(27)が端側の流体室(17)の外側を画成していることを特徴と する請求項1〜7のいずれか一つに記載の要素。 9.流体を案内する部品が閉じた系として形成されていることを特徴とする請求 項1〜8のいずれか一つに記載の要素。 10.流体室(17)が流体供給部に接続されていることを特徴とする請求項1〜 9のいずれか一つに記載の要素。
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