JP2004162724A - マルチシリンダ2行程クロスヘッド内燃機関 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本願発明のマルチシリンダ2行程クロスヘッド内燃機関(2)は、各シリンダに、支持コンソール(13)とブロック形状本体(14)を有する液圧中央装置(11)を備える。この本体は、ポートと、排気弁のアクチュエータ、液圧駆動される燃料ポンプの駆動装置及び内部通路(25、25′、25′′、25′′′、27、27′、27′′、27′′′、34)を作動させるための電子的に制御される制御弁(29,30)とを含んでいる。この制御弁は、ポートを、高圧導管(15)又は排出導管(22、23)に接続する。
【選択図】 図2
Description
液圧装置は、マルチシリンダ2行程クロスヘッドエンジン2内のシリンダ1上の液圧駆動体に対し加圧した液圧流体を供給する。この液圧流体は、貯蔵タンクから供給することができ、例えば、標準的な液圧油とすることができるが、エンジンの潤滑油を液圧流体として使用することが好ましく、この液圧装置にはエンジンの油溜3から供給されるようにする。起動ポンプ4が少なくとも1つのフィルタ装置5を通じて液圧流体を低圧導管6に供給する。この起動ポンプは、例えば、1乃至5バールの範囲、典型的に、約2バールに低圧導管内の過圧力を保つことができる。ポンプステーション7は、幾つかの高圧ポンプを備えており、該高圧ポンプは、例えば、125乃至325バールの範囲内の圧力にて液圧流体を高圧導管8に吐出する。この吐出圧力は、エンジン負荷に従って調節可能である。高圧ポンプの一部は、クランク軸のような内燃機関における軸により駆動することができ、高圧ポンプの1つ又は幾つかは、電気モータにより駆動することができる。
排液導管23は、例えば、油溜3と連通するエンジンのフレームボックスのような共通の排液管に使用済みの液圧流体を排液し得るように中央装置に接続されている。
3 エンジンの油溜 4 起動ポンプ
5 フィルタ装置 6 低圧導管
7 ポンプステーション 8 高圧導管
9 排気弁 10 燃料ポンプ
11 液圧中央装置 12 高圧導管
13 コンソール 14 ブロック形状本体
15 圧力導管 16 アクチュエータ
17 排液導管 18 圧力管
19 電子式制御装置 20、21 線
22 低圧導管 23 排液導管
23′ 分岐導管 24 遮断弁
25 供給導管
25′、25′′、25′′′ 本体の通路
26 部分 27 分岐管
27′、27′′、27′′′ 通路
28 絞り部分 29、30、31 制御弁
32 ばね 33、34、35 通路
36 絞り部分
37、37′、37′′′ アキュムレータ
38、39 排液通路 40 弁
41 頂部板 42 シリンダライナー
43 シリンダライナーの下方部分
44 排出ボックス 45 カバー
46 カバースタッド 47 通路
48 鋼製本体 49 内管
50 外管 51、51′ ブッシュ
52、52′ カップ状ブッシュ
Claims (12)
- エンジン(2)が数個の燃料ポンプ(10)と数個の排気弁(9)とを有し、少なくとも排気弁が、加圧した液圧流体により液圧駆動装置によって作動せしめられるようになされた、マルチシリンダ2行程クロスヘッド内燃機関において、
エンジン(2)が同エンジン内のシリンダのための液圧中央装置(11)を有し、同中央装置が、前記排気弁のアクチュエータに対する少なくとも1つの圧力導管(15)に接続する少なくとも1つのポートと、液圧によって駆動される燃料ポンプ(10)の液圧駆動装置に接続する少なくとも1つのポートと、排気弁、液圧によって駆動される燃料ポンプ及び内部通路(25、25′、25′′、25′′′、27、27′、27′′、27′′′、34)を制御する電子的に制御される制御弁(29、30)と、を有するブロック形状本体(14)を備え、同制御弁(29、30)は、前記ポートを、加圧された液圧流体を供給するための高圧導管(15)又は液圧を排出する低圧導管(22、23)に接続し、前記シリンダの燃料が、液圧によって駆動されるピストン型の燃料ポンプ(10)によって供給される、ことを特徴とするマルチシリンダ2行程クロスヘッド内燃機関。 - 請求項1に記載のマルチシリンダ2行程クロスヘッド内燃機関であって、
1つのシリンダ当り1つの中央装置(11)が設けられている、ことを特徴とするマルチシリンダ2行程クロスヘッド内燃機関。 - 請求項1又は2に記載のマルチシリンダ2行程クロスヘッド内燃機関であって、
前記中央装置の各々が、高圧導管の一部分(12)を含んでいる、ことを特徴とするマルチシリンダ2行程クロスヘッド内燃機関。 - 請求項1乃至3の何れかに一の項に記載のマルチシリンダ2行程クロスヘッド内燃機関であって、
前記ブロック形状本体における制御弁(29)が、排気弁のアクチュエータ用の制御弁(30)と独立して、ピストン型のポンプからの燃料の吐出量を制御する、ことを特徴とするマルチシリンダ2行程クロスヘッド内燃機関。 - 請求項1乃至4のうちの何れか一の項に記載のマルチシリンダ2行程クロスヘッド内燃機関であって、
関連付けられた液圧駆動装置を有する燃料ポンプ(10)が、前記中央装置のブロック形状本体(14)の上面に取り付けられている、ことを特徴とするマルチシリンダ2行程クロスヘッド内燃機関。 - 請求項1乃至5の何れか一の項に記載のマルチシリンダ2行程クロスヘッド内燃機関であって、
前記中央装置内の制御弁(29、30)が、エンジン制御装置及び/又はシリンダ制御装置(19)により電子的に制御される、ことを特徴とするマルチシリンダ2行程クロスヘッド内燃機関。 - 請求項1乃至6の何れか一の項に記載のマルチシリンダ2行程クロスヘッド内燃機関であって、
前記液圧中央装置(11)が、好ましくは4バール以下の低圧の液圧流体を供給する低圧導管(22)に接続される、ことを特徴とするマルチシリンダ2行程クロスヘッド内燃機関。 - 請求項1乃至7の何れか一の項に記載のマルチシリンダ2行程クロスヘッド内燃機関であって、
前記中央装置(11)が、該中央装置間に取り付けられた同心状の2本の高圧管により相互に接続された高圧導管(8)の部分(12)を含み、
前記同心状の2本の高圧管が、前記中央装置の側面にクランプ止めされるようにブッシュ(51、51′)内に圧力密封状態にて両端が挿入された内管(49)と、その一端にカップ形状ブッシュ(52、52′)を有する外管(50)とからなり、
前記ブッシュが、前記外管の長手方向に向けて該外管の上で変位可能で且つ中央装置の側面に取り付け可能であり、また、前記内管のブッシュの外径よりも大きい直径のカップ穴を有する、ことを特徴とするマルチシリンダ2行程クロスヘッド内燃機関。 - 請求項1乃至8の何れか一の項に記載のマルチシリンダ2行程クロスヘッド内燃機関であって、
前記中央装置が、前記内部通路(25)に接続された少なくとも1つの高圧流体アキュムレータ(37)を含んでいる、ことを特徴とするマルチシリンダ2行程クロスヘッド内燃機関。 - 請求項9に記載のマルチシリンダ2行程クロスヘッド内燃機関であって、
前記アキュムレータが、前記排気弁の一回の作動において使用される液圧流体の容積よりも大きい内部容積を有していることを特徴とする、マルチシリンダ2行程クロスヘッド内燃機関。 - 請求項1乃至10の何れか一の項に記載のマルチシリンダ2行程クロスヘッド内燃機関であって、
使用済みの液圧流体をエンジンの油溜(3)へと排出するために、前記中央装置に排出導管(23)が接続されている、ことを特徴とするマルチシリンダ2行程クロスヘッド内燃機関。 - 請求項1乃至11の何れか一の項に記載のマルチシリンダ2行程クロスヘッド内燃機関であって、
前記排気弁を制御するための制御弁(30)がソレノイド弁である、ことを特徴とするマルチシリンダ2行程クロスヘッド内燃機関。
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