JP2004161630A - 染色毛髪用シャンプー組成物 - Google Patents
染色毛髪用シャンプー組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004161630A JP2004161630A JP2002326570A JP2002326570A JP2004161630A JP 2004161630 A JP2004161630 A JP 2004161630A JP 2002326570 A JP2002326570 A JP 2002326570A JP 2002326570 A JP2002326570 A JP 2002326570A JP 2004161630 A JP2004161630 A JP 2004161630A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dyed hair
- shampoo composition
- group
- hair
- general formula
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Abstract
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、色落ち防止効果に優れた染色毛髪用シャンプー組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【0003】
【特許文献1】特開平7−233033号公報
【特許文献2】特開2002−275038号公報
【0004】
近年、中高年層の増加や白髪に悩む若年層の増加に伴い、白髪を自然な色に染髪したいという要望が高まりつつある。また若年層においては、ファッション上の理由から、黒髪を栗色系や褐色系の色合いにしたいという要求も高まってきている。このため、ヘアカラーやカラーリンス、カラートリートメント、カラームースなど数多くの商品が市販されている。このような商品は、毛髪に酸化染料や酸性染料などの直接染料を吸着させ、毛髪の色調を変化させる原理を利用しているため、日々の洗髪により染料の脱離や変色が生じ、染毛直後の色合いが長持ちしないという欠点がある。
【0005】
このような問題に対し、染色された毛髪に既に吸着されている染料の脱離や変色の防止効果のあるシャンプー組成物が提案されてきた。
【0006】
【特許文献1】には、カルボン酸残基を有する界面活性剤を含有し、かつpHが3.0〜7.0である染毛処理した毛髪用洗浄剤組成物に関する技術が開示されている。
【0007】
また、
【特許文献2】には、アミド酢酸ベタイン型両性界面活性剤とアシルメチルタウリンの組み合わせでかつpHが2〜7である染毛処理した毛髪用洗浄剤組成物に関する技術が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術の色落ち防止効果は十分ではなく、さらなる改良が望まれていた。
【0009】
本発明が解決しようとする課題は、色落ち防止効果に優れた染色毛髪用シャンプー組成物を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために、本発明者は、染毛剤の色落ちに対する各種界面活性剤の効果及び洗浄剤組成物のpHと染毛剤の色落ちに対する効果を鋭意検討の結果、特定の双性界面活性剤が、各種硫黄含有アニオン型界面活性剤と併用されると特異的に染毛剤の色落ちが減少する事を見出した。
【0011】
更に特定の双性界面活性剤と硫黄含有アニオン型界面活性剤の配合された処方にアニオン化された水溶性高分子を加える事により色落ち防止効果が上昇し、アニオン化された水溶性高分子の中でもカルボキシメチルサクシニル化キトサンを配合する事により、色落ちの減少効果が飛躍的に改善される事を見出し本発明を完成した。
【0012】
すなわち本発明は、
含硫黄型アニオン界面活性剤および一般式(1)
【0013】
【化3】
【0014】
[式中R1は炭素数10〜18のアルキル基またはアルケニル基、R2は水素原子、メチル基、エチル基から選ばれる置換基、sは2または3の整数を表す。]で示されるアミドスルホベタイン型双性界面活性剤を必須成分として含有し、pHが3.0〜7.0であり且つカルボキシル基のみを親水性基として有するアニオン性界面活性剤を含有しないことを特徴とする染色毛髪用シャンプー組成物に関するものである。
【0015】
また、本発明は、アニオン性水溶性高分子をさらに含有する染色毛髪用シャンプー組成物に関するものである。
【0016】
特にアニオン性水溶性高分子が一般式(2)
【0017】
【化4】
【0018】
[但し式(2)中、M1、M2は互いに独立に水素原子若しくはアルカリ金属を表し、nは10〜5000の整数を表す。]
で示されるN−(3−カルボキシプロパノイル)−6−O−(カルボキシメチル)キトサンを含有することが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明における第一必須成分である含硫黄型アニオン界面活性剤に関して詳しく述べる。
【0020】
含硫黄型アニオン界面活性剤としては、下記のような硫酸エステル型アニオン界面活性剤やスルホン酸型アニオン界面活性剤が挙げられる。
【0021】
(A)硫酸エステル型アニオン界面活性剤
1.高級アルキル硫酸エステル塩類
【0022】
【化5】
【0023】
[式(3)中、R3は炭素数10〜18のアルキル基またはアルケニル基、M3はアルカリ金属、アルカリ土類金属、アルカノールアミンを示し、pはM3の電荷数と同一の整数を表す。]
一般式(3)の化合物中好適例としては、例えばラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン等が挙げられる。
【0024】
2.アルキルエーテル硫酸エステル塩類
【0025】
【化6】
【0026】
[式(4)中、R3は炭素数10〜18のアルキル基またはアルケニル基、M3はアルカリ金属、アルカリ土類金属、アルカノールアミンを示し、qは1〜5の整数、pはM3の電荷数と同一の整数を表す。]
一般式(4)の化合物中好適例としては、例えばPOEラウリル硫酸トリエタノールアミン、POEラウリル硫酸ナトリウム(POEはポリオキシエチレン基を表す)等が挙げられる。
【0027】
3.ポリオキシエチレン高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩類
【0028】
【化7】
【0029】
[式(5)中、R4COは炭素数10〜18の脂肪酸残基、M3はアルカリ金属、アルカリ土類金属、アルカノールアミンを示し、qは1〜5の整数、pはM3の電荷数と同一の整数を表す。]
一般式(5)の化合中好適例としては、例えばPOEラウリン酸モノエタノールアミド硫酸ナトリウム塩、POEやし油脂肪酸モノエタノールアミド硫酸ナトリウム塩等が挙げられる。
【0030】
(B)スルホン酸型アニオン界面活性剤
1.アルキルベンゼンスルホン酸塩類
【0031】
【化8】
【0032】
[式(6)中R3は炭素数10〜18のアルキル基またはアルケニル基、M4はアルカリ金属、アルカノールアミンを示す。]
一般式(6)の化合物中好適例としては、例えばリニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸等が挙げられる。
【0033】
2.高級脂肪酸アミドスルホン酸塩類
【0034】
【化9】
【0035】
[式(7)中R4COは炭素数10〜18の脂肪酸残基、R2は水素原子、メチル基、エチル基から選ばれる置換基、M3はアルカリ金属、アルカリ土類金属、アルカノールアミンを示し、pはM3の電荷数と同一の整数を表す。]
【0036】
一般式(7)の化合物中好適例は、例えばN−ミリストイル−N−メチルタウリンナトリウム、ヤシ脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ラウロイルメチルタウリンナトリウム、ラウロイルタウリントリエタノールアミン等が挙げられる。
【0037】
3.イセチオン酸塩類
【0038】
【化10】
【0039】
[式(8)中、R4COは炭素数10〜18の脂肪酸残基、M4はアルカリ金属、アルカノールアミンを示す。]
一般式(8)の化合物中好適例としては、例えばヤシ油脂肪酸エチルエステルスルホン酸ナトリウム等が挙げられる。
【0040】
4.アルキルスルホン酸塩類
【0041】
【化11】
【0042】
[式(9)中、R3は炭素数10〜18のヒドロキシル基を含んで良いアルキル基またはアルケニル基、M4はアルカリ金属、アルカノールアミンを示す。]
【0043】
一般式(9)の化合物中好適例としては、例えばパラフィンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩類等が挙げられる。
【0044】
これらの含硫黄型アニオン界面活性剤界面活性剤の中で、液体洗浄剤としての性能、コスト、入手の容易性からアルキルエーテル硫酸エステル塩類及びアルキルスルホン酸塩類が好ましく、ポリオキシエチレンラウリルエーテルサルフエート塩が最も好ましい。
【0045】
本発明の第二必須成分は、一般式(1)で示されるアミドスルホベタイン型双性界面活性剤である。
【0046】
【化12】
【0047】
[式中R1は炭素数10〜18のアルキル基またはアルケニル基、R2は水素原子、メチル基、エチル基から選ばれる置換基、sは2乃至は3の整数を表す。]一般式(1)で示されるアミドスルホベタイン型双性界面活性剤の好適例としては、例えばラウリン酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン、ヤシ脂肪酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン、ミリスチン酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン等が挙げられる。
【0048】
本発明の染色毛髪用シャンプー組成物は、上記2成分を必須成分として含有し、pHが3.0〜7.0の酸性領域である事を特徴とする。より好ましくは4.0〜6.5である。pHが7を上回ると色落ち防止効果が低下し好ましくなく、3.0を下回ると界面活性能が低下する場合があり好ましくない。
【0049】
本発明の染色毛髪用シャンプー組成物中に含硫黄界面活性剤は3〜20重量%、アミドスルホベタイン型双性界面活性剤3〜20重量%で且つ含硫黄界面活性剤とアミドスルホベタイン型双性界面活性剤の配合重量比率は8:2〜2:8が好ましく、6:4〜4:6がより好ましい。
【0050】
本発明の染色毛髪用シャンプー組成物において、色落ち防止効果が最大限に発揮されるのは含硫黄界面活性剤とアミドスルホベタイン型双性界面活性剤の配合重量比率が5:5の時である。また両者の合計配合量が、染色毛髪用シャンプー当たり6〜25重量%である事が好ましい。
【0051】
本発明の染色毛髪用シャンプー組成物の色落ち防止効果を更に顕著にさせる為には、アニオン化された水溶性高分子を併用する事が好ましい。
【0052】
アニオン化された水溶性高分子の好適例としては、例えばカルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロース、カルボキシメチルキチン、N−(3−カルボキシプロパノイル)−6−O−(カルボキシメチル)キトサン等が挙げられる。
【0053】
本発明染色毛髪用シャンプー組成物へのアニオン化された水溶性高分子の配合量は0.01重量%〜5.0重量%である事が好ましい。0.01重量%を下回ると添加効果が発揮されず好ましくない。5.0重量%を超えて配合されると、粘度が上昇し、使用感が悪化するなどの問題が発生し好ましくない。
【0054】
アニオン化された水溶性高分子の中でも、前記一般式(2)で示されるN−(3−カルボキシプロパノイル)−6−O−(カルボキシメチル)キトサンを含有させることによって生じる色落ち防止効果は特に優れている。
【0055】
前記一般式(2)で示されるキトサン化合物は、例えば6−O−(カルボキシメチル)キトサンに無水コハク酸を反応させることにより容易に得ることができる。
【0056】
6−O−(カルボキシメチル)キトサンは、6−O−(カルボキシメチル)キチンをアルカリ水溶液中で加熱して脱アセチル化することにより製造することができる。
【0057】
6−O−(カルボキシメチル)キトサンと無水コハク酸の反応は、水またはメタノールなどの有機溶媒もしくは水と有機溶媒の混合物中において室温〜50℃の温度で行われる。反応時間は通常2〜48時間である。無水コハク酸は、6−O−(カルボキシメチル)キトサンに対して1〜20倍モル反応させればよい。
【0058】
反応終了後、中和し透析膜処理等で未反応原料を除き、不純物の少ないN−(3−カルボキシプロパノイル)−6−O−(カルボキシメチル)キトサンが得られる。
【0059】
前記一般式(2)で示されるキトサン化合物の好適例としては、川研ファインケミカル株式会社製のキトアクア(商品名)等が挙げられる。
【0060】
本発明の染色毛髪用シャンプー組成物には、色落ち防止効果を損なわない範囲で、他の成分を配合しても良いが、親水性基がカルボキシル基のみからなるアニオン性界面活性剤は同時に配合すると色落ち防止が悪化するため好ましくない。
【0061】
なお、このような親水性基がカルボキシル基のみからなるアニオン性界面活性剤としては、例えば脂肪酸塩、エーテルカルボン酸塩、N−アシル−N−メチル−β−アラニン塩、N−アシルサルコシン塩、N−アシルグルタミン酸塩を挙げることができる。
【0062】
非イオン性界面活性剤は、色落ち防止効果に影響しない為0.5〜10重量%の範囲で配合できる。粘度調整及び起泡改善に効果のある下記一般式(10)で示されるアルカノールアミド型界面活性剤が好ましい。
【0063】
【化13】
【0064】
[式(10)中、R4COは炭素数10〜18の脂肪酸残基、R5は水素原子或いは
【0065】
【化14】
【0066】
で示される構造を有する。R6はメチル基乃至は水素原子を示し、AOは炭素数2〜3のアルキレンオキシド基を表し、rは1〜5の整数である]
【0067】
前記一般式(10)で示されるアルカノールアミド型界面活性剤の好適例としては、例えばラウリン酸ジエタノールアミド、ミリスチン酸ジエタノールアミド、ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド、ポリオキシエチレン(1)ヤシ脂肪酸モノエタノールアミド、ポリオキシプロピレン(1)ヤシ脂肪酸モノイソプロパノールアミド等が挙げられる。
【0068】
発明の効果を妨げない範囲で、以下のような補助成分を配合してもよい。
(1)防腐剤
カチオン化セルロース、カチオン化グァー等のコンディショニング剤、メチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン
(2)抗菌剤
塩化ベンザルコニウム,イソプロピルメチルフエノ−ル,レゾルシン,ジンクピリチオン,感光素101号,感光素201号,サリチル酸,サリチル酸ナトリウム,オクトピロツクス及びヒノキチオ−ル
(3)紫外線吸収剤
パラアミノ安息香酸、ホモメンチル−N−アセチルアントラニレ−ト
(4)抗酸化剤
パントテン酸、アルギニン
(5)抗炎症剤
グリチルリチン酸、アラントイン等
(6)シリコーン誘導体
アミノ変性シリコーン、ポリオキシアルキレン変性シリコーン、シリコーン油(7)金属封鎖剤
エチレンジアミン四酢酸及びナトリウム塩、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、コハク酸、グルコン酸、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム
(8)その他
茶エキス、アロエエキス、イチョウエキス、センブリエキス、ヨモギエキス、ニンニクエキス、オウゴンエキス、ローズマリーエキス、ヘチマエキス、胎盤抽出物、乳酸菌培養抽出物、海草エキス等の動植物抽出物、色素、香料等
【0069】
【実施例】
次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。言うまでもなく本発明は、これら実施例により限定されるものではない。なお、実施例および比較例中の%は重量%を意味する。
【0070】
実施例1〜4、比較例1〜15
洗浄剤の調整は常法により行なった。なお、評価方法は次のとおりである。
(色落ち防止効果の評価)
白髪を含む中国人毛髪をキューティクル方向を合わせた状態で束ねて、長さ約30cm、重量約20gの毛束を作成した。この毛束をPOE(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(花王(株)製、商品名:エマール20C)の2%水溶液で十分に洗浄した後、ヘアドライヤーで乾燥した。
【0071】
乾燥後の毛束を市販の染毛剤(花王(株)製、商品名:ブローネヘアマニキュア、色:ダークブラウン)で、商品に指定されている方法で染色した後、十分に水洗し、ヘアドライヤーで乾燥した。乾燥後の染色済み毛束から毛髪100mg(誤差±1mg以内、約60本)を計量し、容量20mlのサンプルビンに詰め、表に示す配合比率で洗浄剤を配合し、洗浄剤の5%水溶液(界面活性剤濃度=0.5%)を20ml注ぎ、蓋で密閉した後、室温で17時間静置した。
【0072】
17時間後、蓋を開け、サンプルビン中の溶液のみをスポイトで15ml採取し、色差計(日本電色工業(株)製、MODEL 1001DP)で色差(ΔE)を測定した。
【0073】
ΔEの数値が小さいほど色落ち防止効果が高いと判断される。
【0074】
【表1】
【0075】
【表2】
【0076】
表1および表2から明らかなように、比較例1及び7と実施例を比較すると、ポリオキシエチレンラウリルエーテルサルフェートNa塩とラウリン酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタインの併用によって色落ち防止効果が増大している事がわかる。
【0077】
また、実施例1と実施例2,3,4を比較すると、ポリオキシエチレンラウリルエーテルサルフェートNa塩とラウリン酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタインの併用系にアニオン性の水溶性高分子を添加することにより色落ち防止効果が更に向上している事が分かる。特に実施例2の色落ち防止効果は優れている。
【0078】
比較例6と比較例13を見るとラウリン酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタインとカルボアニオンの一種であるN−メチル−ラウロイル−β−アラニンNa塩との間には色落ち防止効果は発現しない事が分かる。また比較例8〜14の色落ち防止効果から、アニオン性の水溶性高分子のみの添加では色落ち防止効果が発現しない事が分かる。
【0079】
実施例5 染色毛髪用パール状シャンプー
本処方の色落ち防止効果は39.8であった。
【0080】
実施例6 染色毛髪用シャンプー
本処方の色落ち防止効果は36.1であった。
【0081】
【発明の効果】
請求項1に記載した本発明により、色落ち防止効果に優れた染色毛髪用シャンプー組成物を得ることができる。
【0082】
請求項2および請求項3に記載した本発明により、さらに色落ち防止効果に優れた染色毛髪用シャンプー組成物を得ることができる。
【発明が属する技術分野】
本発明は、色落ち防止効果に優れた染色毛髪用シャンプー組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【0003】
【特許文献1】特開平7−233033号公報
【特許文献2】特開2002−275038号公報
【0004】
近年、中高年層の増加や白髪に悩む若年層の増加に伴い、白髪を自然な色に染髪したいという要望が高まりつつある。また若年層においては、ファッション上の理由から、黒髪を栗色系や褐色系の色合いにしたいという要求も高まってきている。このため、ヘアカラーやカラーリンス、カラートリートメント、カラームースなど数多くの商品が市販されている。このような商品は、毛髪に酸化染料や酸性染料などの直接染料を吸着させ、毛髪の色調を変化させる原理を利用しているため、日々の洗髪により染料の脱離や変色が生じ、染毛直後の色合いが長持ちしないという欠点がある。
【0005】
このような問題に対し、染色された毛髪に既に吸着されている染料の脱離や変色の防止効果のあるシャンプー組成物が提案されてきた。
【0006】
【特許文献1】には、カルボン酸残基を有する界面活性剤を含有し、かつpHが3.0〜7.0である染毛処理した毛髪用洗浄剤組成物に関する技術が開示されている。
【0007】
また、
【特許文献2】には、アミド酢酸ベタイン型両性界面活性剤とアシルメチルタウリンの組み合わせでかつpHが2〜7である染毛処理した毛髪用洗浄剤組成物に関する技術が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術の色落ち防止効果は十分ではなく、さらなる改良が望まれていた。
【0009】
本発明が解決しようとする課題は、色落ち防止効果に優れた染色毛髪用シャンプー組成物を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために、本発明者は、染毛剤の色落ちに対する各種界面活性剤の効果及び洗浄剤組成物のpHと染毛剤の色落ちに対する効果を鋭意検討の結果、特定の双性界面活性剤が、各種硫黄含有アニオン型界面活性剤と併用されると特異的に染毛剤の色落ちが減少する事を見出した。
【0011】
更に特定の双性界面活性剤と硫黄含有アニオン型界面活性剤の配合された処方にアニオン化された水溶性高分子を加える事により色落ち防止効果が上昇し、アニオン化された水溶性高分子の中でもカルボキシメチルサクシニル化キトサンを配合する事により、色落ちの減少効果が飛躍的に改善される事を見出し本発明を完成した。
【0012】
すなわち本発明は、
含硫黄型アニオン界面活性剤および一般式(1)
【0013】
【化3】
【0014】
[式中R1は炭素数10〜18のアルキル基またはアルケニル基、R2は水素原子、メチル基、エチル基から選ばれる置換基、sは2または3の整数を表す。]で示されるアミドスルホベタイン型双性界面活性剤を必須成分として含有し、pHが3.0〜7.0であり且つカルボキシル基のみを親水性基として有するアニオン性界面活性剤を含有しないことを特徴とする染色毛髪用シャンプー組成物に関するものである。
【0015】
また、本発明は、アニオン性水溶性高分子をさらに含有する染色毛髪用シャンプー組成物に関するものである。
【0016】
特にアニオン性水溶性高分子が一般式(2)
【0017】
【化4】
【0018】
[但し式(2)中、M1、M2は互いに独立に水素原子若しくはアルカリ金属を表し、nは10〜5000の整数を表す。]
で示されるN−(3−カルボキシプロパノイル)−6−O−(カルボキシメチル)キトサンを含有することが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明における第一必須成分である含硫黄型アニオン界面活性剤に関して詳しく述べる。
【0020】
含硫黄型アニオン界面活性剤としては、下記のような硫酸エステル型アニオン界面活性剤やスルホン酸型アニオン界面活性剤が挙げられる。
【0021】
(A)硫酸エステル型アニオン界面活性剤
1.高級アルキル硫酸エステル塩類
【0022】
【化5】
【0023】
[式(3)中、R3は炭素数10〜18のアルキル基またはアルケニル基、M3はアルカリ金属、アルカリ土類金属、アルカノールアミンを示し、pはM3の電荷数と同一の整数を表す。]
一般式(3)の化合物中好適例としては、例えばラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン等が挙げられる。
【0024】
2.アルキルエーテル硫酸エステル塩類
【0025】
【化6】
【0026】
[式(4)中、R3は炭素数10〜18のアルキル基またはアルケニル基、M3はアルカリ金属、アルカリ土類金属、アルカノールアミンを示し、qは1〜5の整数、pはM3の電荷数と同一の整数を表す。]
一般式(4)の化合物中好適例としては、例えばPOEラウリル硫酸トリエタノールアミン、POEラウリル硫酸ナトリウム(POEはポリオキシエチレン基を表す)等が挙げられる。
【0027】
3.ポリオキシエチレン高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩類
【0028】
【化7】
【0029】
[式(5)中、R4COは炭素数10〜18の脂肪酸残基、M3はアルカリ金属、アルカリ土類金属、アルカノールアミンを示し、qは1〜5の整数、pはM3の電荷数と同一の整数を表す。]
一般式(5)の化合中好適例としては、例えばPOEラウリン酸モノエタノールアミド硫酸ナトリウム塩、POEやし油脂肪酸モノエタノールアミド硫酸ナトリウム塩等が挙げられる。
【0030】
(B)スルホン酸型アニオン界面活性剤
1.アルキルベンゼンスルホン酸塩類
【0031】
【化8】
【0032】
[式(6)中R3は炭素数10〜18のアルキル基またはアルケニル基、M4はアルカリ金属、アルカノールアミンを示す。]
一般式(6)の化合物中好適例としては、例えばリニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸等が挙げられる。
【0033】
2.高級脂肪酸アミドスルホン酸塩類
【0034】
【化9】
【0035】
[式(7)中R4COは炭素数10〜18の脂肪酸残基、R2は水素原子、メチル基、エチル基から選ばれる置換基、M3はアルカリ金属、アルカリ土類金属、アルカノールアミンを示し、pはM3の電荷数と同一の整数を表す。]
【0036】
一般式(7)の化合物中好適例は、例えばN−ミリストイル−N−メチルタウリンナトリウム、ヤシ脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ラウロイルメチルタウリンナトリウム、ラウロイルタウリントリエタノールアミン等が挙げられる。
【0037】
3.イセチオン酸塩類
【0038】
【化10】
【0039】
[式(8)中、R4COは炭素数10〜18の脂肪酸残基、M4はアルカリ金属、アルカノールアミンを示す。]
一般式(8)の化合物中好適例としては、例えばヤシ油脂肪酸エチルエステルスルホン酸ナトリウム等が挙げられる。
【0040】
4.アルキルスルホン酸塩類
【0041】
【化11】
【0042】
[式(9)中、R3は炭素数10〜18のヒドロキシル基を含んで良いアルキル基またはアルケニル基、M4はアルカリ金属、アルカノールアミンを示す。]
【0043】
一般式(9)の化合物中好適例としては、例えばパラフィンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩類等が挙げられる。
【0044】
これらの含硫黄型アニオン界面活性剤界面活性剤の中で、液体洗浄剤としての性能、コスト、入手の容易性からアルキルエーテル硫酸エステル塩類及びアルキルスルホン酸塩類が好ましく、ポリオキシエチレンラウリルエーテルサルフエート塩が最も好ましい。
【0045】
本発明の第二必須成分は、一般式(1)で示されるアミドスルホベタイン型双性界面活性剤である。
【0046】
【化12】
【0047】
[式中R1は炭素数10〜18のアルキル基またはアルケニル基、R2は水素原子、メチル基、エチル基から選ばれる置換基、sは2乃至は3の整数を表す。]一般式(1)で示されるアミドスルホベタイン型双性界面活性剤の好適例としては、例えばラウリン酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン、ヤシ脂肪酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン、ミリスチン酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン等が挙げられる。
【0048】
本発明の染色毛髪用シャンプー組成物は、上記2成分を必須成分として含有し、pHが3.0〜7.0の酸性領域である事を特徴とする。より好ましくは4.0〜6.5である。pHが7を上回ると色落ち防止効果が低下し好ましくなく、3.0を下回ると界面活性能が低下する場合があり好ましくない。
【0049】
本発明の染色毛髪用シャンプー組成物中に含硫黄界面活性剤は3〜20重量%、アミドスルホベタイン型双性界面活性剤3〜20重量%で且つ含硫黄界面活性剤とアミドスルホベタイン型双性界面活性剤の配合重量比率は8:2〜2:8が好ましく、6:4〜4:6がより好ましい。
【0050】
本発明の染色毛髪用シャンプー組成物において、色落ち防止効果が最大限に発揮されるのは含硫黄界面活性剤とアミドスルホベタイン型双性界面活性剤の配合重量比率が5:5の時である。また両者の合計配合量が、染色毛髪用シャンプー当たり6〜25重量%である事が好ましい。
【0051】
本発明の染色毛髪用シャンプー組成物の色落ち防止効果を更に顕著にさせる為には、アニオン化された水溶性高分子を併用する事が好ましい。
【0052】
アニオン化された水溶性高分子の好適例としては、例えばカルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロース、カルボキシメチルキチン、N−(3−カルボキシプロパノイル)−6−O−(カルボキシメチル)キトサン等が挙げられる。
【0053】
本発明染色毛髪用シャンプー組成物へのアニオン化された水溶性高分子の配合量は0.01重量%〜5.0重量%である事が好ましい。0.01重量%を下回ると添加効果が発揮されず好ましくない。5.0重量%を超えて配合されると、粘度が上昇し、使用感が悪化するなどの問題が発生し好ましくない。
【0054】
アニオン化された水溶性高分子の中でも、前記一般式(2)で示されるN−(3−カルボキシプロパノイル)−6−O−(カルボキシメチル)キトサンを含有させることによって生じる色落ち防止効果は特に優れている。
【0055】
前記一般式(2)で示されるキトサン化合物は、例えば6−O−(カルボキシメチル)キトサンに無水コハク酸を反応させることにより容易に得ることができる。
【0056】
6−O−(カルボキシメチル)キトサンは、6−O−(カルボキシメチル)キチンをアルカリ水溶液中で加熱して脱アセチル化することにより製造することができる。
【0057】
6−O−(カルボキシメチル)キトサンと無水コハク酸の反応は、水またはメタノールなどの有機溶媒もしくは水と有機溶媒の混合物中において室温〜50℃の温度で行われる。反応時間は通常2〜48時間である。無水コハク酸は、6−O−(カルボキシメチル)キトサンに対して1〜20倍モル反応させればよい。
【0058】
反応終了後、中和し透析膜処理等で未反応原料を除き、不純物の少ないN−(3−カルボキシプロパノイル)−6−O−(カルボキシメチル)キトサンが得られる。
【0059】
前記一般式(2)で示されるキトサン化合物の好適例としては、川研ファインケミカル株式会社製のキトアクア(商品名)等が挙げられる。
【0060】
本発明の染色毛髪用シャンプー組成物には、色落ち防止効果を損なわない範囲で、他の成分を配合しても良いが、親水性基がカルボキシル基のみからなるアニオン性界面活性剤は同時に配合すると色落ち防止が悪化するため好ましくない。
【0061】
なお、このような親水性基がカルボキシル基のみからなるアニオン性界面活性剤としては、例えば脂肪酸塩、エーテルカルボン酸塩、N−アシル−N−メチル−β−アラニン塩、N−アシルサルコシン塩、N−アシルグルタミン酸塩を挙げることができる。
【0062】
非イオン性界面活性剤は、色落ち防止効果に影響しない為0.5〜10重量%の範囲で配合できる。粘度調整及び起泡改善に効果のある下記一般式(10)で示されるアルカノールアミド型界面活性剤が好ましい。
【0063】
【化13】
【0064】
[式(10)中、R4COは炭素数10〜18の脂肪酸残基、R5は水素原子或いは
【0065】
【化14】
【0066】
で示される構造を有する。R6はメチル基乃至は水素原子を示し、AOは炭素数2〜3のアルキレンオキシド基を表し、rは1〜5の整数である]
【0067】
前記一般式(10)で示されるアルカノールアミド型界面活性剤の好適例としては、例えばラウリン酸ジエタノールアミド、ミリスチン酸ジエタノールアミド、ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド、ポリオキシエチレン(1)ヤシ脂肪酸モノエタノールアミド、ポリオキシプロピレン(1)ヤシ脂肪酸モノイソプロパノールアミド等が挙げられる。
【0068】
発明の効果を妨げない範囲で、以下のような補助成分を配合してもよい。
(1)防腐剤
カチオン化セルロース、カチオン化グァー等のコンディショニング剤、メチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン
(2)抗菌剤
塩化ベンザルコニウム,イソプロピルメチルフエノ−ル,レゾルシン,ジンクピリチオン,感光素101号,感光素201号,サリチル酸,サリチル酸ナトリウム,オクトピロツクス及びヒノキチオ−ル
(3)紫外線吸収剤
パラアミノ安息香酸、ホモメンチル−N−アセチルアントラニレ−ト
(4)抗酸化剤
パントテン酸、アルギニン
(5)抗炎症剤
グリチルリチン酸、アラントイン等
(6)シリコーン誘導体
アミノ変性シリコーン、ポリオキシアルキレン変性シリコーン、シリコーン油(7)金属封鎖剤
エチレンジアミン四酢酸及びナトリウム塩、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、コハク酸、グルコン酸、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム
(8)その他
茶エキス、アロエエキス、イチョウエキス、センブリエキス、ヨモギエキス、ニンニクエキス、オウゴンエキス、ローズマリーエキス、ヘチマエキス、胎盤抽出物、乳酸菌培養抽出物、海草エキス等の動植物抽出物、色素、香料等
【0069】
【実施例】
次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。言うまでもなく本発明は、これら実施例により限定されるものではない。なお、実施例および比較例中の%は重量%を意味する。
【0070】
実施例1〜4、比較例1〜15
洗浄剤の調整は常法により行なった。なお、評価方法は次のとおりである。
(色落ち防止効果の評価)
白髪を含む中国人毛髪をキューティクル方向を合わせた状態で束ねて、長さ約30cm、重量約20gの毛束を作成した。この毛束をPOE(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(花王(株)製、商品名:エマール20C)の2%水溶液で十分に洗浄した後、ヘアドライヤーで乾燥した。
【0071】
乾燥後の毛束を市販の染毛剤(花王(株)製、商品名:ブローネヘアマニキュア、色:ダークブラウン)で、商品に指定されている方法で染色した後、十分に水洗し、ヘアドライヤーで乾燥した。乾燥後の染色済み毛束から毛髪100mg(誤差±1mg以内、約60本)を計量し、容量20mlのサンプルビンに詰め、表に示す配合比率で洗浄剤を配合し、洗浄剤の5%水溶液(界面活性剤濃度=0.5%)を20ml注ぎ、蓋で密閉した後、室温で17時間静置した。
【0072】
17時間後、蓋を開け、サンプルビン中の溶液のみをスポイトで15ml採取し、色差計(日本電色工業(株)製、MODEL 1001DP)で色差(ΔE)を測定した。
【0073】
ΔEの数値が小さいほど色落ち防止効果が高いと判断される。
【0074】
【表1】
【0075】
【表2】
【0076】
表1および表2から明らかなように、比較例1及び7と実施例を比較すると、ポリオキシエチレンラウリルエーテルサルフェートNa塩とラウリン酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタインの併用によって色落ち防止効果が増大している事がわかる。
【0077】
また、実施例1と実施例2,3,4を比較すると、ポリオキシエチレンラウリルエーテルサルフェートNa塩とラウリン酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタインの併用系にアニオン性の水溶性高分子を添加することにより色落ち防止効果が更に向上している事が分かる。特に実施例2の色落ち防止効果は優れている。
【0078】
比較例6と比較例13を見るとラウリン酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタインとカルボアニオンの一種であるN−メチル−ラウロイル−β−アラニンNa塩との間には色落ち防止効果は発現しない事が分かる。また比較例8〜14の色落ち防止効果から、アニオン性の水溶性高分子のみの添加では色落ち防止効果が発現しない事が分かる。
【0079】
実施例5 染色毛髪用パール状シャンプー
本処方の色落ち防止効果は39.8であった。
【0080】
実施例6 染色毛髪用シャンプー
本処方の色落ち防止効果は36.1であった。
【0081】
【発明の効果】
請求項1に記載した本発明により、色落ち防止効果に優れた染色毛髪用シャンプー組成物を得ることができる。
【0082】
請求項2および請求項3に記載した本発明により、さらに色落ち防止効果に優れた染色毛髪用シャンプー組成物を得ることができる。
Claims (3)
- さらにアニオン性水溶性高分子を含有することを特徴とする請求項1に記載の染色毛髪用シャンプー組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002326570A JP2004161630A (ja) | 2002-11-11 | 2002-11-11 | 染色毛髪用シャンプー組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002326570A JP2004161630A (ja) | 2002-11-11 | 2002-11-11 | 染色毛髪用シャンプー組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004161630A true JP2004161630A (ja) | 2004-06-10 |
Family
ID=32805457
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002326570A Pending JP2004161630A (ja) | 2002-11-11 | 2002-11-11 | 染色毛髪用シャンプー組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004161630A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007008867A (ja) * | 2005-06-30 | 2007-01-18 | Lion Corp | 毛髪化粧料 |
JP2007284380A (ja) * | 2006-04-17 | 2007-11-01 | Hoyu Co Ltd | 酸性染毛料組成物 |
CN110446695A (zh) * | 2017-03-31 | 2019-11-12 | 大金工业株式会社 | 烷基硫酸酯或其盐 |
-
2002
- 2002-11-11 JP JP2002326570A patent/JP2004161630A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007008867A (ja) * | 2005-06-30 | 2007-01-18 | Lion Corp | 毛髪化粧料 |
JP4632040B2 (ja) * | 2005-06-30 | 2011-02-16 | ライオン株式会社 | 毛髪化粧料 |
JP2007284380A (ja) * | 2006-04-17 | 2007-11-01 | Hoyu Co Ltd | 酸性染毛料組成物 |
CN110446695A (zh) * | 2017-03-31 | 2019-11-12 | 大金工业株式会社 | 烷基硫酸酯或其盐 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1049456B1 (fr) | Utilisation, dans les compositions cosmetiques, d'agents tensioactifs amphoteres pour precipiter, a la dilution, des polymeres cationiques | |
US7858567B2 (en) | Skin cleansing compositions | |
JPWO2005073255A1 (ja) | カチオン変性精製ガラクトマンナン多糖及び該物質を含む化粧料組成物 | |
JPS61172811A (ja) | シヤンプ−組成物 | |
JP5806526B2 (ja) | 増泡剤及びそれを含有する洗浄剤組成物 | |
JPH03275614A (ja) | 毛髪化粧料 | |
JPH04108724A (ja) | 洗浄剤組成物 | |
US5534248A (en) | Toiletry composition for hair care | |
JP2571121B2 (ja) | 低刺激性洗浄剤組成物 | |
US5900232A (en) | Cosmetic compositions containing at least one anionic surfactant of alkylgalactoside uronate type and at least one cationic polymer, and uses thereof in the treatment of keratinous substances | |
JP2004161630A (ja) | 染色毛髪用シャンプー組成物 | |
JP4194921B2 (ja) | 染色毛髪用シャンプー組成物 | |
JPH02273617A (ja) | 皮膚洗浄剤組成物 | |
JPH0759714B2 (ja) | 低刺激性洗浄剤組成物 | |
JPS6258399B2 (ja) | ||
JP2829769B2 (ja) | 洗浄剤組成物 | |
JPH04296398A (ja) | 洗浄剤組成物 | |
JPH05170628A (ja) | シャンプー組成物 | |
JPH03115498A (ja) | 洗浄剤組成物 | |
JP2005213209A (ja) | 染色毛髪用シャンプー組成物 | |
JP2002317194A (ja) | 洗浄剤組成物 | |
JPH09165598A (ja) | 洗浄剤組成物 | |
JPH10109921A (ja) | 毛髪用洗浄剤組成物 | |
JPH04164016A (ja) | 洗浄剤組成物 | |
JP2005213208A (ja) | 染色毛髪用シャンプー組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050929 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20070119 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20070123 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070529 |