JP4632040B2 - 毛髪化粧料 - Google Patents

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本発明は毛髪化粧料に関し、さらに詳細には、まとまりとツヤを付与でき、髪色の変色・褪色を防ぐことにより、美麗な髪及び髪色を維持できる毛髪化粧料に関する。
従来、カラーリングを行った髪の変色・褪色を改善する毛髪化粧料が開発されてきた。しかし、カラーリングの繰り返しやカラーリングとパーマの両方の施術、さらに頭髪のロング化等が影響し、現代の日本人女性の髪はダメージが進行してきている。ダメージが進行してくると、毛髪自身の色、カラーリングの色が持続しにくくなる。
毛髪のカラーリングの褪色防止には、毛髪のpHを低く保つもの(例えば、引用文献1:特開2002−121121号公報、2:特開2003−095876号公報)、毛髪表面をコーティングする方法(例えば、引用文献3:特開平05−017322号公報、4:特開平05−124938号公報)や、紫外線吸収剤を配合する方法(引用文献5:特開平05−163120号公報、6:特開平06−345619号公報、7:特表2003−522726号公報)、また活性酸素を除去する方法(例えば、引用文献8:特開平08−231348号公報、9:特開平11−005719号公報)等が知られている。これらの方法では、毛髪のダメージが小さい場合は効果があるものの、上記の通りカラーリングやパーマの繰り返し等でダメージが進行している毛髪においては効果が十分ではない。また、ダメージ進度が大きい毛髪はまとまりも悪く、全体として美麗でなくなってしまい、美しい髪を演出するためには、髪色と同時に全体のシルエットをまとめ整える必要がある。これらのことから、毛髪の色の変色・褪色を防ぎ、まとまりをよくする毛髪化粧料の開発が求められてきた。なお、本発明に関連する先行技術文献としては下記が挙げられる。
特開2002−121121号公報 特開2003−095876号公報 特開平05−017322号公報 特開平05−124938号公報 特開平05−163120号公報 特開平06−345619号公報 特表2003−522726号公報 特開平08−231348号公報 特開平11−005719号公報 特開平07−258019号公報 特開平09−77650号公報 特開平10−152420号公報 特表2003−503432号公報 特表2003−513997号公報
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、ダメージが進行してしまった毛髪であっても、まとまりとツヤを付与し、髪色の変色・褪色を防いで、ツヤ感のある美麗な髪色を維持できる毛髪化粧料を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、ダメージを受けた毛髪であっても、(A)キトサン類と(B)ステロール類及び(C)オキシカルボン酸を併用することによって、まとまりとツヤを付与し、髪色の変色・褪色を防いで、ツヤ感のある美麗な髪及び髪色を維持できることを知見し、本発明をなすに至ったものである。
従って、本発明は、下記毛髪化粧料を提供する。
[1].(A)水溶性キトサン、ヒドロキシエチルキトサン、ヒドロキシプロピルキトサン、ヒドロキシエチル・ヒドロキシプロピルキトサン、カチオン化キトサン及びこれらの塩から選ばれるキトサン類、(B)ポリオキシエチレンフィトステロール、ポリオキシエチレンコレステロール、ポリオキシエチレンフィトスタノール、ポリオキシエチレンコレスタノール及びイソステアリン酸コレステリルから選ばれるステロール類及び(C)クエン酸、グリコール酸及び酒石酸から選ばれるオキシカルボン酸を含有することを特徴とする、ダメージが進行した毛髪用の毛髪化粧料。
[2].(B)ステロール類が、ポリオキシエチレンフィトステロールである請求項1記載の毛髪化粧料。
[3].さらに、(D)植物エキスを含有する請求項1又は2記載の毛髪化粧料。
[4].さらに、(E)カチオン界面活性剤を含有する請求項1、2又は3記載の毛髪化粧料。
[5].さらに、(F)シリコーン類を含有する請求項1〜4のいずれか1項記載の毛髪化粧料。
[6].さらに、下記(G1)〜(G3)から選ばれる1種又は2種以上の(G)有機溶剤を含有する請求項1〜5のいずれか1項記載の毛髪化粧料。
(G1)下記一般式(1)
Figure 0004632040
[式中、R1は水素原子、炭素数1〜10のアルキル基又は下記一般式(2)
Figure 0004632040
(R2は水素原子、メチル基又はメトキシ基、R3は炭素数1〜3の飽和もしくは不飽和の二価の炭化水素基であり、sは0又は1である。)
で表される基であり、Y及びZはそれぞれ独立に水素原子又は水酸基を示し、p、q及びrは0〜5の整数を示す。但し、p=q=r=0の場合、Zは水素原子でなく、R1は水素原子ではない。]
で表される化合物。
(G2)下記一般式(3)
Figure 0004632040
(式中、R4は炭素数1〜18の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示す。)
で表されるN−アルキルピロリドン
(G3)炭素数1〜4のアルキレンカーボネート
[7].さらに、(H)没食子酸メチルエステル−3−グルコシド、没食子酸メチルエステル−4−グルコシド、没食子酸プロピルエステル−3−グルコシド、没食子酸メチルエステル−3−マルトシド、没食子酸−3−グルコシド、没食子酸−3−マルトシド、没食子酸オクチル−3−マルトシド、没食子酸−3−グルクロニド、没食子酸ガラクツロニド、没食子酸メチルエステル−3,5−ジグルコシド、没食子酸−3,4−ジグルコシド及び没食子酸−3,5−ジグルコシドから選ばれる没食子酸配糖体を含有する請求項1〜6のいずれか1項記載の毛髪化粧料。
本発明によれば、毛髪にまとまりとツヤを付与し、髪色の変色・褪色を防いで、ツヤ感のある美麗な髪及び髪色を維持できる毛髪化粧料を提供することができる。
本発明の(A)成分はキトサン類であり、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。キトサン類としては、(A1)キトサン、部分脱アセチル化キチン又はそれらの塩、(A2)キトサンを分解して得られる低分子化した水溶性オリゴマー、(A3)キトサンに親水基を導入した水溶性キトサン誘導体等が挙げられる。
(A1)キトサン類の骨格を成すキトサン及び部分脱アセチル化キチンは、節足動物、軟体動物、外肛動物、菌類の主要構造多糖であるキチン(β−1,4−ポリ−N−アセチルグルコサミン)を脱アセチル化して得られる。キトサンは、キチンの完全脱アセチル化物(β−1,4−ポリグルコサミン)で、部分脱アセチル化キチンとしては、約45〜55%の脱アセチル化度のものが、水溶性を示す水溶性キトサンとなるため好ましく用いられる。
(A1)キトサン又は部分脱アセチル化キチンの塩としては、塩酸塩,硝酸塩等の無機塩や、酢酸塩,乳酸塩,グリコール酸塩、ピロリドンカルボン酸塩,クエン酸塩,コハク酸塩,リンゴ酸塩等の有機酸塩が挙げられる。
(A3)キトサンに親水基を導入した水溶性誘導体としては、ヒドロキシエチルキトサン、ヒドロキシプロピルキトサン、ヒドロキシエチル・ヒドロキシプロピルキトサン、(ポリ)オキシアルキレンキトサン、カルボキシメチルキトサン、カルボキシエチルキトサン、サクシニル化カルボキシメチルキトサン、リン酸化キトサン、硫酸化キトサン、四級化キトサン、N−グリシジルトリメチルアンモニウムキトサン、ジヒドロキシプロピルキトサン、N−2−ヒドロキシプロピルスルホン酸キトサン等が挙げられる。さらに、キトサンと水溶性モノマーとの共重合体、例えばキトサン−メタクリル酸共重合体、キトサン−ビニル共重合体等が挙げられる。
上記キトサン類の中で水溶性の観点から、好ましくは水溶性キトサン、ヒドロキシエチルキトサン、ヒドロキシプロピルキトサン、ヒドロキシエチル・ヒドロキシプロピルキトサン、カチオン化キトサン及びこれらの塩が挙げられる。さらに好ましくは、水溶性キトサン、ヒドロキシエチルキトサン、ヒドロキシプロピルキトサン及びこれらの塩が挙げられる。
水溶性キトサン及び水溶性キトサン誘導体は、例えば、DE3541305、特開昭62−221615号公報、特開平4−17928号公報等に記載された方法により得ることができる。即ち、キトサンはキチンのN−アセチル基を加水分解したものであり、それ自体は水不溶性であるため、分子量を制御したり、キトサンを水溶性化合物に誘導し、水溶性キトサン誘導体とする。
(A)キトサン類の重量平均分子量は特に限定されないが、トリートメント効果を重視し、セット力がない方が好ましい場合は、1万〜100万が好ましい。また、セット力、セット持続性を重視する場合は、50万〜500万の重量平均分子量が好ましい。なお、重量平均分子量の測定は、ゲル浸透クロマトグラフ(GPC)法、液体クロマトグラフ法による。
(A)成分の配合量は、毛髪化粧料中0.001〜5質量%が好ましく、より好ましくは0.01〜3質量%である。配合量が0.001質量%未満では褪色防止能が小さくなる場合があり、5質量%を超える範囲では、洗い流さないタイプ(リーブオン)の製品においてはフレーキング(薄片)が発生し不具合が生じる場合がある。
本発明の(B)成分はステロール類であり、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。ステロール類としては、フィトステロール誘導体、コレステロール誘導体が挙げられる。
フィトステロール誘導体としては、イソステアリン酸フィトステリル、オレイン酸フィトステリル、植物脂肪酸フィトステリル、ポリオキシエチレンフィトステロール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンフィトステロール、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・2−オクチルドデシル)等が挙げられる。
コレステロール誘導体としてはイソステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸ジヒドロコレステリル、オレイン酸コレステリル、オレイン酸ジヒドロコレステリル、硬質ラノリン脂肪酸コレステリル、ステアリン酸コレステリル、植物油脂肪酸コレステリル、長鎖α−ヒドロキシ脂肪酸(14〜25)コレステリル、長鎖分岐脂肪酸(12〜31)コレステリル、軟質ラノリン脂肪酸コレステリル、ノナン酸コレステリル、ノナン酸ジヒドロコレステリル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ポリオキシエチレンコレステロール、ポリオキシエチレンコレスタノール、ポリオキシエチレンコレステリルエーテル、マカデミアナッツ油脂肪酸コレステリル、マカデミアナッツ油脂肪酸ジヒドロコレステリル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)、酪酸コレステリル、酪酸ジヒドロコレステリル、ラノリン脂肪酸コレステリル等が挙げられる。
この中でも、ポリオキシエチレンフィトステロール、ポリオキシエチレンコレステロール、ポリオキシエチレンフィトスタノール、ポリオキシエチレンコレスタノール、イソステアリン酸コレステリルが好ましい。
(B)成分の配合量は、毛髪化粧料中0.001〜5質量%が好ましく、より好ましくは0.05〜1質量%である。配合量が0.001質量%未満であると配合の効果が得られない場合があり、5質量%を超えて配合すると使用直後や時間経過後にべたつきを生じる場合がある。
本発明の(C)成分はオキシカルボン酸であり、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。オキシカルボン酸としては、主にα−ヒドロキシカルボン酸とβ−ヒドロキシカルボン酸とが挙げられる。
α−ヒドロキシカルボン酸としては、1以上のヒドロキシル官能基を含有するモノ又はポリカルボン酸からなり、これらのヒドロキシル官能基の少なくとも1つが、前記酸のα位(カルボキシル官能基に隣接する炭素)に導入されているものである。このような化合物の例としては、クエン酸、乳酸、メチル乳酸、フェニル乳酸、マレイン酸、マンデル酸、グリコール酸、タルトロン酸、酒石酸、グルコン酸等が挙げられ、これらのうち、特にクエン酸、乳酸、マレイン酸、グリコール酸、酒石酸が好ましい。また、β−ヒドロキシカルボン酸としては、1以上のヒドロキシル官能基を含有するモノ又はポリカルボン酸からなり、これらのヒドロキシル官能基の少なくとも1つが、前記酸のβ位(カルボキシル官能基にα位の次に隣接する炭素)に導入されているものである。このような化合物の例としては、β−ヒドロキシプロピオン酸、β−ヒドロキシブタン酸、β−ヒドロキシペンタン酸等が挙げられ、好ましくはβ−ヒドロキシプロピオン酸が挙げられる。また、これらオキシカルボン酸は、塩として配合しても良く、これら塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、カルシウム塩、トリエタノールアミン塩、有機第四級アンモニウム塩等が挙げられる。
(C)成分の配合量は、毛髪化粧料中0.01〜5質量%が好ましく、より好ましくは0.05〜3質量%である。0.01質量%未満ではまとまり付与の効果が十分に得られない場合があり、5質量%を超える範囲では、きしみ感が発生する場合がある。
本発明の毛髪化粧料には、活性酸素除去による褪色の促進効果を阻止する目的で、(D)植物エキスを1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて配合することが好ましい。植物エキスとしては抗酸化効果のある植物エキスが好ましい。植物エキスとしては、ハイビスカス、アロエ、ダイオウ、黄精、ウワウルシ、延命草、サンシシ、楊梅皮、葛根、サイコ、センキュウ、ソウジュツ、薄荷葉、ブクリョウ、甘草、シャクヤク、ユーカリ、月桃、米、朝鮮人参、辛夷、半夏、当帰、桂皮、十薬、黄連、牡丹皮、ゲンチアナ、五倍子、センブリ、ゲンノショウコ、麻黄、黄柏、杏仁、乾姜、タイソウ、オウゴン、陳皮、ウコン、忍冬、キョウジツ、地黄、ガーリック、セイジ、オレガノ、ローズマリー、ローレル、セロリ、タイム、タラゴン、オニオン、ナッツメグ、メース、クローブ、わさび、サボリ、バジル、唐辛子、チャ、豆茶、紅茶、緑茶、甜茶、ルイボス、柿の葉、コーヒー、すぎな、ハチク、ヨモギ、クマササ、クコ、ヤブソテツ、シイタケ、イチョウ、ひじき、いぎす、こんぶ、あらめ、オニワカメ、ユキノシタ、メリッサ、インチンコウ、ハマメリス、メマツヨイグサ、ボタンピ、オリーブ、ヒマワリ種子等の各植物から、水、エタノール、1,3−ブチレングリコール等により抽出された各種植物抽出エキスが挙げられる。好適には、ローズマリー、ヨモギ、ハマメリス、オウゴン、メリッサのエキスが挙げられる。
(D)成分の配合量は、毛髪化粧料中0.001〜5質量%が好ましく、より好ましくは0.005〜2質量%である。0.001質量%未満では、褪色促進抑制効果が十分に得られない場合があり、5質量%を超える範囲では、系の経時での着色が大きく不具合を生じる場合がある。
本発明の毛髪化粧料には、損傷した毛髪表面の補修の目的で、(E)カチオン界面活性剤を1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて配合することが好ましい。カチオン界面活性剤としては、以下のものが例示される。
(1)アミン塩、アンモニウム塩
Figure 0004632040
(式中、R5、R6、R7及びR8は、いずれも水素原子、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルケニル基、ポリアルキレンオキシド基又はベンジル基を示し、そのうち1つ又は2つは炭素数8〜24の直鎖又は分岐鎖のアルキル基、ヒドロキシアルキル基又はアルケニル基であり、残りは水素原子、メチル基、エチル基、ベンジル基、又は−(C24O)uH、−(C36O)vH(但し、u及びvはそれぞれ1〜5の整数)で表されるポリアルキレンオキシド基であるが、これは互いに同一であっても異なっていてもよい。Xは塩化塩、臭化塩、ヨウ化塩、硫酸塩、メチル硫酸塩、エチル硫酸塩、酢酸塩、ピロリドンカルボン酸塩、グリコール酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、ピログルタミン酸塩、高級脂肪酸塩、酸性アミノ酸塩等の無機もしくは有機酸から誘導されるアニオンを示す。)
(2)グアニジン塩
Figure 0004632040
(式中、R9は炭素数1〜21の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基、又はアルケニル基、Aは炭素数1〜10の直鎖もしくは分岐鎖のアルキレン基又はアルケニレン基であり、tは1〜5の整数であって、tが2以上の場合、各ブロック中のAは互いに異なってもよい。Xは上記と同様である。)
(3)ベンゼトニウム塩
Figure 0004632040
(式中、R9は上記と同様である。R10とR11は水素原子、メチル基、エチル基、ベンジル基、又は−(C24O)uHもしくは−(C36O)vH(但し、u及びvはそれぞれ1〜5の整数)で表されるポリアルキレンオキサイド基であるが、これは互いに同一であっても異なっていてもよい。Xは上記と同様である。)
(4)ピリジニウム塩
Figure 0004632040
(式中、式中R9、Xは上記と同様である。)
(5)ピロリドンカルボン酸塩
Figure 0004632040
(式中、R9、R10,R11、Xは上記と同様である。)
また、この他アミノ酸系カチオン界面活性剤として、モノ−N−長鎖アシル塩基性アミノ酸低級アルキルエステル塩を挙げることができる。この化合物を構成する塩基性アミノ酸としては、例えば、オルニチン、リシン及びアルギニン等の天然アミノ酸を挙げることができる。また、α,γ−ジアミノ酪酸のような合成アミノ酸を用いることも可能である。これらは光学活性体でもラセミ体でもよい。そのアシル基としては、炭素数が8〜22の飽和又は不飽和の高級脂肪酸残基である。これらは天然のものでも合成されたものでもよい。例えば、ラウロイル基、ミリストイル基、パルミトイル基及びステアロイル基等の単一高級脂肪酸残基、並びにヤシ油脂肪酸残基及び牛脂高級脂肪酸残基等の天然の混合高級脂肪酸残基を採用することができる。低級アルキルエステル成分としては、メチルエステル、エチルエステル、プロピルエステル、ブチルエステル、ペンチルエステル、ヘキシルエステル、ヘプチルエステル及びオクチルエステルが好適である。また対イオンとしては、上記Xと同様のものが挙げられる。
(E)カチオン界面活性剤として具体的には、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジオレイルジメチルアンモニウム、塩化ジデシルジメチルアンモニウム、酢酸ラウリン酸アミドブチルグアニジン、酢酸ミリスチン酸アミドブチルグアニジン、酢酸パルミチン酸アミドブチルグアニジン、ジステアリルジメチルアンモニウムサルフェート、ステアリルエチルジヒドロキシエチルアンモニウムエチルサルフェート、N−ヤシ油脂肪酸L−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩等が挙げられ、これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。なかでも塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、酢酸ラウリン酸アミドブチルグアニジンが好適に使用される。
(E)成分の配合量は、製剤の使用目的により適宜調節することができ特に限定されるものではないが、毛髪化粧料中0.01〜10質量%が好ましく、より好ましくは0.1〜5質量%、さらに好ましくは0.1〜3質量%である。配合量が0.01質量%未満の場合は、カチオン界面活性剤の低温安定化効果が十分に得られない場合があり、10質量%を超える場合は、皮膚刺激が発現する場合がある。
本発明の毛髪化粧料には、滑沢性向上の目的で(F)シリコーン類を1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて配合することが好ましい。(F)シリコーン類としては、毛髪化粧料に配合しうるものであれば、その種類は特に限定されない。このようなシリコーン類としては、例えば、ジメチルポリシロキサン(ジメチルシリコーン)、ポリアルキルエーテル変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、アクリル変性シリコーン、カルボキシル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、カルビノール変性シリコーン、メタクリル変性シリコーン、メルカプト変性シリコーン、フェノール変性シリコーン、メチルスチリル変性シリコーン、高級脂肪酸エステル変性シリコーン、親水性特殊変性シリコーン、高級アルコキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、高級脂肪酸含有シリコーン、架橋型シリコーン、メチルシロキサン網状重合体、シリコーングラフトポリマー、環状シリコーン、片末端反応型シリコーン及びこれらを含むエマルジョン等が挙げられる。これらの中でも、特にジメチルシリコーン、アミノ変性シリコーン、ポリアルキルエーテル変性シリコーン等がより好適である。また、上記シリコーン類(エマルジョンタイプを除く)の粘度は、特に制限されるものではないが、毛髪化粧料としての使用性等を考慮すると、25℃における粘度が10〜100万mm2/sが好ましく、より好ましくは30〜10万mm2/sである。
(F)成分の配合量は、毛髪化粧料中に、オイル分として0.01〜10質量%が好適である。さらに好適には、オイル分として0.1〜5質量%である。0.01質量%未満では、十分な滑沢性が得られない。
本発明の毛髪化粧料には、浸透剤として下記(G1)〜(G3)から選ばれる1種又は2種以上の(G)有機溶剤を配合することが好ましい。
(G1)下記一般式(1)
Figure 0004632040
[式中、R1は水素原子、炭素数1〜10のアルキル基又は下記一般式(2)
Figure 0004632040
(R2は水素原子、メチル基又はメトキシ基、R3は炭素数1〜3の飽和もしくは不飽和の二価の炭化水素基であり、sは0又は1である。)
で表される基であり、Y及びZはそれぞれ独立に水素原子又は水酸基を示し、p、q及びrは0〜5の整数を示す。但し、p=q=r=0の場合、Zは水素原子でなく、R1は水素原子ではない。]
で表される化合物。
(G2)下記一般式(3)
Figure 0004632040
(式中、R4は炭素数1〜18の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示す。)
で表されるN−アルキルピロリドン
(G3)炭素数1〜4のアルキレンカーボネート
(G1)の具体例としては、例えばエタノール、イソプロパノール、n−プロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、ベンジルアルコール、シンナミルアルコール、フェネチルアルコール、p−アニシルアルコール、p−メチルベンジルアルコール、フェノキシエタノール、2−ベンジルオキシエタノール、メチルカルビトール、エチルカルビトール、プロピルカルビトール、ブチルカルビトール、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、グリセリン等が挙げられる。
(G2)の具体例としては、N−メチルピロリドン、N−オクチルピロリドン、N−ラウリルピロリドンが挙げられ、(G3)の具体例としては、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネートが挙げられる。上記溶剤で好ましいものとしては、エタノール、イソプロパノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ベンジルアルコール、2−ベンジルオキシエタノール、N−メチルピロリドンが挙げられ、さらに好ましくは、エタノール、ベンジルアルコール、2−ベンジルオキシエタノール、プロピレングリコール、グリセリンが挙げられる。
(G)成分の配合量は、毛髪化粧料中0.5〜50質量%が好ましく、より好ましくは2〜30質量%である。0.5質量%未満では効果が十分でない場合があり、50質量%を超えて配合しても、効果の向上は認められない場合がある。毛髪化粧料中に水が含まれる場合、水と有機溶剤との混合質量割合は、溶剤の水溶性にもよるが、溶剤:水=20〜80:80〜20が好ましい。
本発明の毛髪化粧料には、ダメージ補修の目的で(H)ポリフェノール誘導体を1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて配合することが好ましい。これらポリフェノール類は、その種類が特に制限されるものではなく、例えばガロタンニン酸、ケブリン酸、ハマメリタンニン、アセルタンニン、没食子酸、バロン酸、ケブール酸、ヘキサヒドロキシジフェン酸、エラグ酸、カフェー酸、p−クマル酸、フェルラ酸、シナピン酸、クロロゲン酸等、並びにこれらの塩、これらの誘導体及び該誘導体の塩等を挙げることができる。上記誘導体としては、例えば、没食子酸の誘導体であるm−ジ没食子酸、デヒドロジ没食子酸、没食子酸配糖体が挙げられ、没食子酸配糖体が好ましい。没食子酸配糖体としては、没食子酸メチルエステル−3−グルコシド、没食子酸メチルエステル−4−グルコシド、没食子酸プロピルエステル−3−グルコシド、没食子酸メチルエステル−3−マルトシド、没食子酸−3−グルコシド、没食子酸−3−マルトシド、没食子酸オクチル−3−マルトシド、没食子酸−3−グルクロニド、没食子酸ガラクツロニド等の没食子酸一配糖体、没食子酸メチルエステル−3,5−ジグルコシド、没食子酸−3,4−ジグルコシド、没食子酸−3,5−ジグルコシド等没食子酸二配糖体が挙げられ、これらの中でも、没食子酸メチルエステル−3,5−ジグルコシド、没食子酸−3,4−ジグルコシド、没食子酸−3,5−ジグルコシド等の没食子酸二配糖体等が好適である。
(H)成分の配合量は、毛髪化粧料中0.001〜5質量%が好ましく、より好ましくは0.01〜3質量%である。0.001質量%未満では、ダメージ補修効果が十分でない場合があり、5質量%を超える範囲ではポリフェノール類特有の着色を制御することが困難となる場合がある。
本発明の毛髪化粧料は前記の必須成分に加え、必要に応じて本発明の効果を損なわない範囲内で、化粧品、医薬部外品、医薬品等に一般に用いられる各種成分を1種単独で又は2種以上を適且組み合わせて用いることができる。このような成分としては、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム、α−オレフィンスルホン酸カリウム、ステアリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム、ラウリン酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸ナトリウム、ステアリン酸アルギニン、パルミチン酸アルギニン、ラウリン酸アルギニン、ヤシ油脂肪酸アルギニン、ラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸アンモニウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテルリン酸ナトリウム、ラウロイルサルコシンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチル−β−アラニンナトリウム、ジオクチルスルホサクシネートナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルスルホコハク酸二ナトリウム、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム、スルホコハク酸二ナトリウム、N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニンナトリウム、リンゴ酸モノラウルルアミドナトリウム等のアニオン界面活性剤、2−アルキル−N−カルボキシエチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリウムベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、水素添加大豆リン脂質、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、N−[3−アルキルオキシ−2−ヒドロキシプロピル]−L−アルギニン塩酸塩、ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム等の両性界面活性剤、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ソルビトール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、硬化ヒマシ油、硬化ヒマシ油脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン硬化ヒマシ油脂肪酸エステル等のノニオン界面活性剤、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、オレイン酸エチル、ネオペンタン酸オクチルドデシル、サリチル酸ブチルオクチル、ポリオキシエチレン、流動パラフィン、流動イソパラフィン、スクワレン、スクワラン、ヒマワリ油、ホホバ油、ヘーゼルナッツ油、スイートアルモンド油、グレープシード油、サザンカ油、サフラワー油、オリーブ油、メドウホーム油、ローズヒップ油、アボガド油等の油脂類、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カチオン化セルロース、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、アクリル酸・メタクリル酸共重合体、カルボキシビニルポリマー等の高分子化合物、グリシン、オルニチン、メチオニン、アラニン、アルギニン、グルタミン、システイン、システイン酸、シスチン、ロイシン、イソロイシン、アスパラギン酸、リシン、フェニルアラニン等のアミノ酸類、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ブチレングリコール等の多価アルコール、パラオキシ安息香酸塩、パラオキシ安息香酸エステル等の防腐剤、エデト酸塩、ピロリン酸塩、クエン酸塩、グリコール酸、酒石酸等の金属封鎖剤、液化石油ガス、ジメチルエーテル、窒素、炭酸ガス等のガス類、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、エリソルビン酸、チオジプロピオン酸ジラウリル、硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、トコフェロール、ジパルミチン酸アスコルビル等の酸化防止剤、p−アミノ安息香酸誘導体、サリチル酸誘導体、桂皮酸誘導体、オキシベンゾン、ジオキシベンゾン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン等の紫外線吸収剤、pH調整剤、ビタミン類、色素、L−メントール及びその誘導体等の清涼化剤、保湿剤、増粘剤等が挙げられる。
また、本発明の毛髪化粧料に使用される香料組成物は、特開2003−095895号公報に記載のA〜Eの香料組成物を用いることができる。香料組成物を配合する場合、毛髪化粧料全量に対して香料組成物が0.00001〜10質量%となるように配合すると好適であり、より好ましくは、0.0001〜5質量%配合される。また、これらA〜Eの香料組成物に酸化防止剤であるジブチルヒドロキシトルエン(BHT)を配合し、香料の安定性を高めることができる。
本発明の毛髪化粧料の剤型は、特に制限されるものではなく、例えば可溶化系、乳化系、分散系、油−水二層系等種々の剤型として用いることができ、例えば液状、エアゾール、チック、ジェル、クリーム、ローション等の剤型で使用することができる。さらには、本発明の外用剤を不織布等に含浸させ、シート状として使用することもできる。また、ヘアトニック、ヘアリキッド、ヘアローション、ヘアスプレー、ヘアフォーム、ヘアジェル、ヘアウォーター、ヘアミスト、シャンプー、リンス、コンディショナー、トリートメント、染毛剤等の毛髪化粧料として利用できる。この中でも洗い流さない製剤とすることが好ましく、洗い流さない製剤としては、ヘアトニック、ヘアリキッド、ヘアローション、ヘアスプレー、ヘアフォーム、ヘアジェル、ヘアウォーター、ヘアミスト、洗い流さないコンディショナー、洗い流さないトリートメント等が挙げられる。
本発明の毛髪化粧料は、各剤型の常法に準じて製造することができ、使用に際して容器を使用する場合はその材質、形状に特に制限はなく、材質ではポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、エバールやそれら積層容器、アルミニウム箔層を有する積層容器、ブリキ等、形状では、トリガー式容器、ポンプ式容器、エアゾール容器、チューブ式容器、振出し式容器、ロールオン容器、ジャー容器、ピローパック、ポーション容器、カプセル等、通常用いられるものを使用することができる。
以下、実施例、参考例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、下記の例において特に明記のない場合は、組成の「%」は質量%、比率は質量比を示す。
[実施例1〜5、比較例1〜3]
表1に示す組成に従って常法に準じて実施例1〜5及び比較例1〜3の洗い流さないタイプの毛髪化粧料(毛髪褪色防止剤組成物)を調製し、各組成物について下記評価を行った。結果を表1に併記する。
<評価方法>
褪色防止能;市販の染毛剤で染色した毛束(毛束屋社製ハイブリーチ毛1g、10cm毛束)に各組成物0.2gを塗布後、ドライヤー(80℃)乾燥→ブロー(80℃)→屋外(晴天時昼間)に1時間放置→シャンプー(POE(3)ラウリルエーテル硫酸塩5質量%)洗浄→組成物0.2g塗布→を30回繰り返した。その後、染毛直後に対する色差(ΔE*)の変化をNIPPON DENSHOKU社製色差計SE2000にて測定した。なお、後述する実施例でシャンプーの場合は、上記シャンプーと替えて、洗い流すタイプのリンス及びコンディショナーの場合は、上記シャンプー後に各組成物を0.2g塗布後洗い流して、同様に評価した。同時に、パネル5名により下記評価基準で目視評価を行ない、平均点を算出した。
<評価基準>
5点…色の変化がない
4点…色の変化がほとんどない
3点…色の変化が少しある
2点…色の変化がある
1点…色の変化が大きい
まとまり性;市販ブリーチ剤で染色を3回行なった毛束(ビューラックス社製10g30cm毛束)に、組成物1gを塗布し自然乾燥した後の毛束の断面積、及びその後、この毛束を相対湿度90%下に1時間放置したときの毛束の断面積を測定した。下記式に基づいて自然乾燥した後の毛束の断面積を100%とし、相対湿度90%下に1時間放置したときの毛束の断面積%を算出した。まとまり性が良いほど、変化率は小さい。
Figure 0004632040
ツヤ感;上記まとまり性の評価を行なった(相対湿度90%下に1時間放置した)毛束について、下記評価基準に基づいて目視でツヤ感の評価を行なった。
<評価基準>
5点…自然なツヤ感が非常にある
4点…自然なツヤ感がある
3点…自然なツヤ感がややある
2点…自然なツヤ感があまりない
1点…自然なツヤ感がない
Figure 0004632040
以下に、毛髪化粧料の実施例を示す。上記実施例と同様に褪色防止能、まとまり性、ツヤ感の評価を行った。
[実施例6]
ヘアミルク
キトサン液2 1.0%
イソステアリン酸コレステリル 1.0%
ローズマリーエキス 0.5%
流動イソパラフィン 3.0%
アミノ変性シリコーンエマルション2 3.0%
ヒドロキシエチルセルロース 0.3%
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテル
(24E.O.)(24P.O.) 5.0%
ジグルコシル−3,5−没食子酸 0.3%
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.5%
ステアリルアルコール 2.5%
エタノール 5.0%
β−ヒドロキシプロピオン酸 0.1%
メチルパラベン 0.1%
ジブチルヒドロキシトルエン 0.01%
香料A 0.2%
精製水 残部
合計 100.0%
<評価結果>
褪色防止能 ΔE* 1.3
褪色防止能 目視(点) 4.3点
まとまり性(%) 115
ツヤ感(点) 4.8
[実施例7]
ヘアケアジェル
キトサン液1 1.0%
POE(30)フィトステロール 0.2%
テトラオレイン酸POE(40)ソルビット 0.2%
ローズマリーエキス 0.1%
没食子酸−3,5−ジグルコシド 1.0%
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.5%
モノイソステアリン酸ヘキサグリセリル 5.0%
ヒドロキシエチルセルロース 0.5%
アミノ変性シリコーンエマルション1 2.0%
ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油 0.3%
ジヒドロキシベンゾフェノン 0.1%
ピロリン酸ナトリウム 0.1%
グリコール酸 0.1%
メチルパラベン 0.1%
香料C 0.2%
エタノール 15.0%
精製水 残部
合計 100.0%
<評価結果>
褪色防止能 ΔE* 1.5
褪色防止能 目視(点) 4.0点
まとまり性(%) 130
ツヤ感(点) 4.4
[実施例
ヘアフォーム
キトサン−ビニル共重合体 1.0%
ステアリン酸コレステリル 1.0%
ヨモギエキス 0.3%
グルコン酸亜鉛 0.5%
アミノ変性シリコーンエマルション2 3.0%
3−メチル−1,3−ブタンジオール 2.0%
カチオン化セルロース 0.1%
N−ヤシ油脂肪酸−L−グルタミン酸 0.5%
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40) 0.4%
メチルパラベン 0.3%
クエン酸 0.1%
香料A 0.1%
エタノール 20.0%
液化石油ガス 7.0%
精製水 残部
合計 100.0%
<評価結果>
褪色防止能 ΔE* 1.8
褪色防止能 目視(点) 4.2点
まとまり性(%) 130
ツヤ感(点) 4.7
[実施例
ヘアスプレー
(原液)
キトサン1 1.0%
POE(30)フィトステロール 2.0%
モノステアリン酸デカグリセリン 3.0%
アミノ変性シリコーン2 0.5%
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40) 0.5%
月桃エキス 0.1%
メチルパラベン 0.3%
酒石酸 0.1%
香料C 0.1%
ジブチルヒドロキシトルエン 0.01%
エタノール 90.0%
精製水 残部
原液合計 100.0%
上記原液 50%
液化石油ガス 30%
ジメチルエーテル 20%
合計 100%
<評価結果>
褪色防止能 ΔE* 1.7
褪色防止能 目視(点) 4.0点
まとまり性(%) 130
ツヤ感(点) 4.6
[実施例10
ヘアウォーター
キトサン液 1.0%
POE(25)フィトスタノール 0.1%
ローズマリーエキス 0.1%
メリッサエキス 0.1%
没食子酸−3,5−ジグルコシド 1.0%
EO変性シリコーン 0.5%
シリコーンエマルション3 3.0%
アミノ変性シリコーンエマルション1 1.0%
3−メチル−1,3−ブタンジオール 2.0%
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.5%
ポリオキシエチレンラウリルエーテル(30) 0.4%
ラウリルジメチルアミンオキシド 0.2%
ピロリドンカルボン酸ナトリウム 1.0%
メチルパラベン 0.3%
クエン酸ナトリウム 0.1%
ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸 0.1%
エチドロン酸四ナトリウム 0.05%
香料E 0.1%
ベンジルアルコール 5.0%
精製水 残部
合計 100.0%
<評価結果>
褪色防止能 ΔE* 1.7
褪色防止能 目視(点) 4.2
まとまり性(%) 120
ツヤ感(点) 4.3
[実施例11
ヘアローション
カチオン化キトサン 0.5%
POE(60)コレスタノール 0.3%
五倍子エキス 0.1%
濃グリセリン 5.0%
1,3−ブチレングリコール 5.0%
カルボキシビニルポリマー(分子量100万〜150万) 0.5%
水酸化カリウム 0.1%
酢酸トコフェロール 0.2%
コレウス抽出物 0.3%
グリコール酸 0.1%
シリコーンエマルション2 1.0%
モノイソステアリン酸デカグリセリル 1.0%
トリステアリン酸デカグリセリル 0.5%
エタノール 1.0%
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40E.O.) 0.5%
トリメチルグリシン 3.0%
香料A 0.1%
精製水 残部
合計 100.0%
<評価結果>
褪色防止能 ΔE* 1.8
褪色防止能 目視(点) 4.1
まとまり性(%) 105
ツヤ感(点) 4.8
[実施例1
ヘアケアジェル
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.5%
キトサン液2 1.0%
POE(30)コレステロール 0.3%
ハマメリスエキス 0.1%
モノイソステアリン酸デカグリセリル 2.0%
クレアチニン 0.2%
海藻エキス末 0.2%
トコトリエノール 0.1%
ハマメリスエキス 0.1%
ローズ水 0.1%
トリメチルグリシン 3.0%
濃グリセリン 1.5%
1,2−ペンタンジオール 8.0%
パラオキシ安息香酸メチル 0.1%
パラオキシ安息香酸プロピル 0.1%
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.2%
トリイソプロパノールアミン 0.15%
クエン酸 0.05%
クエン酸ナトリウム 0.05%
精製水 残部
合計 100.0%
<評価結果>
褪色防止能 ΔE* 1.7
褪色防止能 目視(点) 4.2
まとまり性(%) 125
ツヤ感(点) 4.5
[実施例1
ヘア化粧液
キトサン2 0.3%
POE(40)コレスタノール 0.3%
ハマメリスエキス 0.1%
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(80E.O.) 0.1%
モノイソステアリン酸デカグリセリル 0.5%
シリコーンエマルション2 2.0%
ジプロピレングリコール 3.0%
クレアチニン 0.5%
濃グリセリン 3.0%
キサンタンガム 0.1%
パラオキシ安息香酸メチル 0.2%
β−ヒドロキシプロピオン酸 0.5%
グリコール酸アンモニウム 0.1%
香料A 0.1%
精製水 残部
合計 100.0%
<評価結果>
褪色防止能 ΔE* 1.8
褪色防止能 目視(点) 4.1
まとまり性(%) 120
ツヤ感(点) 4.4
[実施例1
ヘアケアウォーター
ヒドロキシプロピルキトサン液 0.5%
POE(30)フィトステロール 0.2%
テトラオレイン酸POE(40)ソルビット 0.2%
オウゴンエキス 0.1%
アミノ変性シリコーンエマルジョン1 1.0%
加水分解シルク 0.01%
フェニルアラニン 0.1%
真珠プロテイン 0.01%
ポリクオタニウム−51*1 0.3%
塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 0.5%
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.5%
エチドロン酸四ナトリウム 0.1%
グリコール酸 0.2%
香料C 0.05%
エタノール 15.0%
精製水 残部
合計 100.0%
ポリクオタニウム−51*1:2−メタクリロイルオキシエチルホルスコリン−メタクリル酸ブチルコポリマー
<評価結果>
褪色防止能 ΔE* 1.7
褪色防止能 目視(点) 4.2
まとまり性(%) 120
ツヤ感(点) 4.3
[実施例1
ヘアクリーム
流動イソパラフィン 5.0%
フェニルトリメチコン 3.0%
ベヘニルアルコール 3.0%
乳酸ミリスチル 2.0%
エタノール 2.0%
ベタイン 1.0%
馬油 1.0%
キトサン液2 1.0%
イソステアリン酸フィトステリル 0.5%
メリッサエキス 0.1%
ユーカリエキス 0.1%
月桃エキス 0.1%
米エキス 0.1%
朝鮮人参エキス 0.1%
ヒアルロン酸ナトリウム 0.1%
ポリクオタニウム−37*1 0.1%
ジ(カプリル/カプリン酸)PG(プロピレングリコール) 0.5%
セタノール 0.5%
パーフルオロメチルイソプロピル 0.1%
ベヘントリモニウムメトサルフェート 0.5%
(アクリル酸アルキル/ジメチコン)コポリマー 0.2%
クオタニウム−33*2 0.2%
PPG−1−トリデセス−6*3 0.2%
アルギニン 0.2%
クエン酸 0.2%
ヒドロキシエチルセルロース 0.1%
ポリクオタニウム−10*4 0.2%
1,3−ブチレングリコール 0.3%
フェノキシエタノール 0.1%
メチルパラベン 0.1%
香料E 0.2%
精製水 残部
合計 100.0%
ポリクオタニウム−37*1:下記構造単位を有するポリマー
Figure 0004632040

クオタニウム−33*2:エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミドプロピルジメチルアンモニウム
PPG−1−トリデセス−6*3:POE(6)POP(1)トリデシルエーテル
ポリクオタニウム−10*4:カチオン化セルロース
<評価結果>
褪色防止能 ΔE* 1.7
褪色防止能 目視(点) 4.4
まとまり性(%) 105
ツヤ感(点) 4.8
[実施例1
ヘア美容液
流動イソパラフィン 10.0%
プロピレングリコール 5.0%
ジメチルシリコーン 1.0%
カルボキシビニルポリマー 0.5%
アモジメチコン*1 0.5%
トリデセス−12*2 0.5%
ジメチコンコポリオール*3 0.2%
ヒドロキシプロピルキトサン液 1.0%
POE(10)フィトステロール 1.0%
塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 0.2%
没食子酸プロピル 0.5%
ベンジルオキシエタノール 3.0%
ヨモギエキス 0.2%
ローズマリーエキス 0.2%
メチルパラベン 0.1%
フェノキシエタノール 0.05%
カチオン化加水分解ダイズタンパク 0.1%
ヒドロキシプロピルグアーガム 0.2%
塩化セチルトリメチルアンモニウム 0.2%
オキシベンゾン 0.05%
酒石酸 1.0%
香料D 0.2%
ジブチルヒドロキシトルエン 0.001%
精製水 残部
合計 100.0%
アモジメチコン*1:アミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体
トリデセス−12*2:ポリオキシエチレン(12)トリデシルエーテル
ジメチコンコポリオール*3:ポリ(オキシエチレン・ポリオキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体
<評価結果>
褪色防止能 ΔE* 1.6
褪色防止能 目視(点) 4.3
まとまり性(%) 110
ツヤ感(点) 4.8
参考例1
ヘアシャンプー
ココイルセチオン酸ナトリウム 10.0%
ラウレス硫酸ナトリウム 10.0%
コカミドプロピルベタイン 3.0%
ジステアリン酸グリコール 3.0%
ジメチコノール*1 1.0%
塩化ナトリウム 1.0%
キトサン液1 3.0%
マカダミアナッツ脂肪酸フィトステリル 0.2%
没食子酸−グルコシド 0.5%
メマツヨイグサエキス 0.1%
ローズマリーエキス 0.1%
アルギニン 0.5%
クエン酸 0.3%
グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド 0.2%
POE(10)ラウリルエーテル 0.1%
POE(25)ラウリルエーテル 0.1%
PPG−9*2 0.1%
ドデシルベンザンスルホン酸トリエタノールアミン 0.1%
メチルパラベン 0.1%
サリチル酸ナトリウム 0.05%
エデト酸二ナトリウム 0.05%
エデト酸三ナトリウム 0.05%
安息香酸ナトリウム 0.1%
ジブチルヒドロキシトルエン 0.01%
香料E 0.5%
精製水 残部
合計 100.0%
ジメチコノール*1:ジヒドロキシジメチルポリシロキサン
PPG−9*2:ポリプロピレングリコール(n=90)
<評価結果>
褪色防止能 ΔE* 1.9
褪色防止能 目視(点) 4.0
まとまり性(%) 140
ツヤ感(点) 4.3
参考例2
頭皮頭髪ケア剤
ヒドロキシプロピルキトサン液 1.0%
オレイン酸ジヒドロコレステリル 0.2%
甘草エキス 0.2%
コレウスエキス 0.5%
モノペンタデカン酸グリセリド 3.0%
酢酸DL−α−トコフェロール 0.1%
ヤシ油脂肪酸ソルビタエン 1.0%
ショ糖ミリスチン酸エステル 0.5%
ビオチン 0.002%
酒石酸 0.3%
シリコーンエマルション3 0.5%
センブリエキス 1.0%
ヒノキチオール 0.1%
L−メントール 0.3%
香料C 0.1%
99.5%エタノール 残部
合計 100.0%
<評価結果>
褪色防止能 ΔE* 1.7
褪色防止能 目視(点) 4.2
まとまり性(%) 115
ツヤ感(点) 4.6
参考例3
ヘアスプレー
(原液)
キトサン−アクリル酸コポリマー 1.0%
マカダミアナッツ脂肪酸フィトステリル 0.2%
ツバキ油 0.5%
朝鮮人参エキス 0.1%
ローズマリーエキス 0.1%
モノペンタデカン酸グリセリド 1.0%
シリコーンエマルション3 0.5%
ラウリン酸ソルビタン 0.5%
オレイン酸エチル 0.1%
リンゴ酸 0.1%
クエン酸 0.3%
ショ糖ラウリン酸エステル 0.5%
香料A 0.1%
L−メントール 0.1%
99.5%エタノール 残部
原液合計 100.0%
原液/液化石油ガス 比率80/20
<評価結果>
褪色防止能 ΔE* 1.9
褪色防止能 目視(点) 4.2
まとまり性(%) 140
ツヤ感(点) 4.2
[実施例17
ヘアケアミルク
ジメチコン 2.0%
セタノール 2.0%
POE(10)セチルエーテル 0.5%
イソノナン酸イソノニル 1.0%
カチオン化キトサン 1.5%
マカダミアナッツ脂肪酸フィトステリル 2.0%
カプリルメチコン 1.0%
フェノキシエタノール 0.2%
イソステアリン酸ヘキシルデシル 0.5%
塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 1.0%
クオタニウム−91*1 0.2%
セトステアリルアルコール 1.0%
メチルパラベン 0.1%
ヨモギエキス 0.1%
プロピルパラベン 0.05%
エデト酸二ナトリウム 0.05%
セトリモニウムメトサルフェート 0.1%
イソプロパノール 0.5%
N−メチルピロリドン 2.0%
グリコール酸ナトリウム 0.2%
香料D 0.2%
ヒドロキシエチルビスセチルマロンアミド 0.1%
加水分解野菜タンパクPG−プロピルシラントリオール 0.1%
精製水 残部
合計 100.0%
クオタニウム−91*1:下記化学式で表される4級アンモニウム塩
Figure 0004632040
<評価結果>
褪色防止能 ΔE* 1.3
褪色防止能 目視(点) 4.5
まとまり性(%) 115
ツヤ感(点) 4.7
[実施例18
ヘアウォーター
ヒドロキシプロピルキトサン液 0.5%
POE(30)コレスタノール 0.1%
オウゴンエキス 0.05%
シリコーンエマルジョン3 0.5%
3−メチル−1,3−ブタンジオール 2.0%
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.5%
メチルポリシロキサン 3.0%
ポリオキシエチレン(20)ラウリルエーテル 0.4%
ラウリルジメチルアミンオキシド 0.2%
ピロリドンカルボン酸ナトリウム 1.0%
メチルパラベン 0.3%
クエン酸ナトリウム 0.1%
ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸 0.1%
香料B 0.1%
エタノール 20.0%
精製水 残部
合計 100.0%
<評価結果>
褪色防止能 ΔE* 1.9
褪色防止能 目視(点) 4.1
まとまり性(%) 125
ツヤ感(点) 4.3
[実施例19
ヘア化粧水
キトサン液1 0.5%
POE(30)フィトステロール 0.1%
ローズマリーエキス 0.1%
シリコーンエマルジョン3 1.0%
モノラウリン酸デカグリセリル 0.2%
モノイソステアリン酸ジグリセリル 0.1%
ポリオキシエチレンオレイルエーテル(25E.O.) 0.8%
米発酵エキス 0.2%
ローズ水 0.1%
グリチルリチン酸ジカリウム 0.2%
濃グリセリン 7.0%
パラオキシ安息香酸メチル 0.3%
パラオキシ安息香酸プロピル 0.1%
トリイソプロパノールアミン 0.05%
2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノンスルホン酸3水塩 0.1%
クエン酸 0.1%
エタノール 12.0%
香料 0.1%
精製水 残部
合計 100.0%
<評価結果>
褪色防止能 ΔE* 1.7
褪色防止能 目視(点) 4.2
まとまり性(%) 120
ツヤ感(点) 4.3
実施例の毛髪化粧料を用いた場合、頭髪の変色・褪色を抑制でき、まとまりを付与することによってツヤ感を出すことができ、傷んだ髪をも補修し美麗な外観を与えることができた。なお、上記実施例の主な成分について、使用した商品名及びメーカーを下記一覧に示す。実施例及び比較例中の配合量は記載された成分の配合量である。つまり、キトサン液1,2、ヒドロキシプロピルキトサン液、アミノ変性シリコーンエマルジョン1,2、シリコーンエマルジョン1〜3は、キトサン液等の量であり、その他の成分は純分量である。
Figure 0004632040
Figure 0004632040
Figure 0004632040
Figure 0004632040
上記香料A,B,C,D,Eは、特開2003−095895号公報記載の香料組成物を示す。

Claims (7)

  1. (A)水溶性キトサン、ヒドロキシエチルキトサン、ヒドロキシプロピルキトサン、ヒドロキシエチル・ヒドロキシプロピルキトサン、カチオン化キトサン及びこれらの塩から選ばれるキトサン類、(B)ポリオキシエチレンフィトステロール、ポリオキシエチレンコレステロール、ポリオキシエチレンフィトスタノール、ポリオキシエチレンコレスタノール及びイソステアリン酸コレステリルから選ばれるステロール類及び(C)クエン酸、グリコール酸及び酒石酸から選ばれるオキシカルボン酸を含有することを特徴とする、ダメージが進行した毛髪用の毛髪化粧料。
  2. (B)ステロール類が、ポリオキシエチレンフィトステロールである請求項1記載の毛髪化粧料。
  3. さらに、(D)植物エキスを含有する請求項1又は2記載の毛髪化粧料。
  4. さらに、(E)カチオン界面活性剤を含有する請求項1、2又は3記載の毛髪化粧料。
  5. さらに、(F)シリコーン類を含有する請求項1〜4のいずれか1項記載の毛髪化粧料。
  6. さらに、下記(G1)〜(G3)から選ばれる1種又は2種以上の(G)有機溶剤を含有する請求項1〜5のいずれか1項記載の毛髪化粧料。
    (G1)下記一般式(1)
    Figure 0004632040
    [式中、R1は水素原子、炭素数1〜10のアルキル基又は下記一般式(2)
    Figure 0004632040
    (R2は水素原子、メチル基又はメトキシ基、R3は炭素数1〜3の飽和もしくは不飽和の二価の炭化水素基であり、sは0又は1である。)
    で表される基であり、Y及びZはそれぞれ独立に水素原子又は水酸基を示し、p、q及びrは0〜5の整数を示す。但し、p=q=r=0の場合、Zは水素原子でなく、R1は水素原子ではない。]
    で表される化合物。
    (G2)下記一般式(3)
    Figure 0004632040
    (式中、R4は炭素数1〜18の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示す。)
    で表されるN−アルキルピロリドン
    (G3)炭素数1〜4のアルキレンカーボネート
  7. さらに、(H)没食子酸メチルエステル−3−グルコシド、没食子酸メチルエステル−4−グルコシド、没食子酸プロピルエステル−3−グルコシド、没食子酸メチルエステル−3−マルトシド、没食子酸−3−グルコシド、没食子酸−3−マルトシド、没食子酸オクチル−3−マルトシド、没食子酸−3−グルクロニド、没食子酸ガラクツロニド、没食子酸メチルエステル−3,5−ジグルコシド、没食子酸−3,4−ジグルコシド及び没食子酸−3,5−ジグルコシドから選ばれる没食子酸配糖体を含有する請求項1〜6のいずれか1項記載の毛髪化粧料。
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