JPH03275614A - 毛髪化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は毛髪化粧料、更に詳しくは毛髪１：ｆｉ対して
良好な弾力性を付与し、かつノくすつき、コ゛ワつき、
枝毛の発生等の毛髪損傷に対する抑制効果ｉこ優れた毛
髪化粧料に関する。

〔従来の技術〕

従来、毛髪に弾力性を付与する手段としては、例えば■
毛髪化粧料中に、高分子物質を添加し、当該高分子物質
を毛髪表面に吸着せしめることにより毛髪に弾力を与え
る方法、■毛髪化粧料中に収れん剤を配合して毛髪を収
れんさせる方法等が知られている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、これらの方法にはいくつかの間７題があ
った。すなわち、■の方法においては、ヘアリンス等の
洗い流すタイプの毛髪化粧料の場合、高分子物質の吸着
量が不充分なため効果が弱く、更にパサつき、ゴワつき
等の毛髪の損傷を生じ、毛髪の感触も悪いものであった
。また、■の方法においても、■同様バサつき、ゴワつ
き等の毛髪の損傷が激しく、毛髪の感触が悪いという欠
点があった。

従って、毛髪に良好な弾力性を付与しつつ、毛髪の損傷
を伴わない毛髪化粧料の開発が望まれていた。

〔課題を解決するための手段〕

斯かる実情において、本発明者らは上記課題を解決すべ
く鋭意検討を行った結果、水溶液中で２価以上の金属イ
オンを与える化合物に特定のジアルキレングリコールモ
ノアルキルエーテルを併用すれば、毛髪に弾力性が付与
され、しかも洗髪時の毛髪膨潤による傷みが防止され、
保湿作用により乾燥後の毛髪にコンディショニング効果
が付与され、バサつき、ゴヮつき等の生じない優れた毛
髪化粧料が得られることを見出し、本発明を完成した。

すなわち、本発明は次の成分（Ａ）及び（Ｂ）（Ａ）一
般式（Ｉ） Ｒ。

Ｒ３賀ＯＣＨ，ＣＨｔＴ−Ｏｆ（（ｒ　）〔式中、Ｒ，
は水素原子又はメチル基を示し、Ｒ２は炭素数１〜５の
アルキル基を示す〕 で表わされるジアルキレングリコールモノアルキルエー
テル （Ｂ）水溶液中で２価以上の金属イオンを与える化合物 を含有する毛髪化粧料を提供するものである。

本発明における（Ａ）　Ｉ＆分は前記一般式（１）で表
わされるものであるが、具体的には例えば、ジエチレン
グリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコール
モノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロビ
ルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル
、ジエチレングリコールモノペンチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノインプロビルエーテル、ジエチレン
グリコールモノｔ−ブチルエーテル、ジプロピレングリ
コールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモ
ノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピ
ルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテ
ル、ジプロピレングリコールモノペンチルエーテル、ジ
プロピレングリコールモノイソプロピルエーテル及びジ
プロピレングリコールモノｔ−ブチルエーテル等が挙げ
られる。

これらの（＾〉成分のうち、特に、ジエチレングリコー
ルモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロ
ビルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテ
ルが好ましい。

（Ａ）成分の本発明毛髪化粧料への配合量は特に制限さ
れないが、通常の剤型であれば１〜９０重量％（以下単
に％で示す）、特に１〜５０％、さらに２〜２０％が好
ましい。１％より少ないと本発明の充分な効果が得られ
なくなり、好ましくない。

本発明における（Ｂ）成分の水溶液中で２価以上の金属
イオンを与える化合物としては、（Ａ）成分を含有する
水溶液に溶解し、その水溶液中で解離して２価以上の金
属イオンを生成する化合物であれば特に制限されず、カ
ルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属；亜鉛等
の亜鉛族；アルミニウム等のアルミニウム族；鉛等のス
ズ族；鉄、銅等の鉄族；マンガン等の金属原子の酸化物
、ハロゲン化懺、水酸化物、無機酸塩、有機酸塩等が挙
げられる。ここで金属塩を形成する無機酸としては亜硝
酸、硫酸、リン酸、ホウ酸、炭酸等が、有機酸としては
酢酸、シュウ酸、ヒドロキシカルボン酸、ピロリドンカ
ルボン酸等が挙げられる。

（Ｂ）成分は本発明化粧料中に金属換算で０．００５〜
２０％、特に０．００５〜５．０％、さらに０．０５〜
１．０％配合されることが、特に感触、弾力性等の観点
から好ましい。

しかしながら、毛髪化粧料の剤型が毛髪に適用する際に
希釈される形態である場合には、（Ａ）、（Ｂ）成分と
もに上記の配合量に限定されず、さらに高濃度となるよ
うに配合してもよい。

本発明の毛髪化粧料は、毛髪に適用される化粧料のすべ
てを指し、この中には例えばプレシャンプー剤、シャン
プー　ヘアリンス、ヘアコンディショナー　ヘアトリー
トメント、セットローション、プロースタイリングロー
ション、ヘアスプレー、泡状スタイリング剤、ジェル状
スタイリング剤、ヘアリキッド、ヘアトニック、ヘアク
リーム等が含まれる。また、その剤型も特に制限されず
、用途に応じて水溶液、エタノール溶液、エマルジョン
、サスペンション、ゲル、液晶、固型、エアゾール等の
各種形態とすることができる。

尚、本発明の毛髪化粧料には上記必須成分の他に、その
用途に応じて毛髪化粧料中通常使用される成分を適宜配
合することができる。

本発明毛髪化粧料中には例えば、アルキルベンゼンスル
ホン酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、オレフィンスルホ
ン酸塩、α−スルホ脂肪’Ｍエステル、アミノ酸型界面
活性剤、リン酸エステル系界面活性剤、スルホコハク酸
エステル系界面活性剤等のアニオン界面活性剤；直鎖及
び／又は分岐鎖のアルキル基を有する第４級アンモニウ
ム塩等のカチオン界面活性剤（例えば、特開昭６１−２
６７５０５号、特開平１−１０６８１１号、特開平１−
１１７８２１号等に記載されている）；スルホン酸型界
面活性剤、ベタイン型界面活性剤、アルキルアミンオキ
サイド、イミダシリン型界面活性剤等の両性界面活性剤
；ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエ
チレンアルキルフェニルエーテル、アルカノールアミド
及びそのアルキレンオキサイド付加物、多価アルコール
と脂肪酸とのエステル類、ソルビタン脂肪酸エステル類
、アルキルサツカライド系界面活性剤等の非イオン界面
活性剤などの１種又は２種以上を組み合わせ、各種毛髪
処理剤の性能に合わせて用いることができる。特に、本
発明毛髪化粧料がシャンプーである場合には、皮膚や毛
髪に対する刺激性を考慮して、上記の界面活性剤の中で
もアミノ酸系界面活性剤、リン酸エステル系界面活性剤
、α−スルホ脂肪酸エステル、イミダシリン型界面活性
剤、アルキルサツカライド系界面活性剤等を用いること
が好ましい。本発明の毛髪化粧料には、これらの界面活
性剤は通常０．０１〜４０．０％配合されるのが好まし
く、特に洗浄剤の場合には５〜３０％、その他の毛髪化
粧料の場合には、特に０°０５〜２０．０％配合される
ことが好ましい。

また、本発明毛髪化粧料には毛髪や皮膚の感触を向上さ
せるために、カチオン化セルロース誘導体、カチオン性
澱粉、カチオン化グアーガム誘導体、ジアリル４級アン
モニウム塩／アクリルアミド共重合物、４級化ポリビニ
ルピロリドン誘導体、ポリグリコールポリアミン縮合均
等のカチオン性ポリマーの１種又は２種以上を配合する
ことができる。これらカチオン性ポリマーの好ましい具
体例としては、例えば分子置駒１００．０００〜３、０
００．０００のカチオン化セルロース、カチオン化度綿
０．０１−１のカチオン化澱粉、カチオン化度綿０．０
１〜１のカチオン化グアーガム（セラニーズ社製、シャ
グアー等）　分子置駒３０．０００〜２、０００．００
０のジアリル４級アンモニウム塩／アクリルアミド共重
合体、分子置駒１０．０００〜２、０００．０００でビ
ニル重合体中のカチオン性窒素含有量が０．００４〜０
．２％である４級化ポリビニルピロリドン誘導体、炭素
数６〜２０のアルキル基を有するポリグリコールポリア
ミン縮音物、アジピン酸／ジメチルアミノヒドロキシプ
ロビルジエチレントリアミン共重合体（サントス社製、
カルタレチン等）の他、特開昭５３−１３９７３４号公
報、特開昭６０−３６４０７号公報に記載のカチオン性
ポリマーが挙げられる。本発明の毛髪化粧料には、カチ
オン性ポリマーは０．０５〜２０．０％、特に０．１〜
１０．０％配合されることが好ましい。

また、本発明の毛髪化粧料には、更に毛髪や皮膚の感触
を向上させるために、ジメチルポリシロキサン、メチル
フェニルポリシロキサン、アミノ変性シリコン、脂肪酸
変性シリコン、アルコール変性シリコン、脂肪族アルコ
ール変性シリコン、ポリエーテル変性シリコン、エポキ
シ変性シリコン、フッ素変性シリコン、環状シリコン、
アルキル変性シリコン等のシリコーン誘導体の１種又は
２種以上を配合することができる。斯かるシリコーン誘
導体は、それぞれ単体であっても、また特公昭５６−３
８６０９号公報等に記載の方法に従って乳化重合された
ラテックス組成物であってもよい。これらシリコーン誘
導体のうち、ジメチルポリシロキサン（重合度５００以
上）、ポリエーテル変性シリコン、アミノ変性シリコン
、環状シリコン等が毛髪に対して良い感触を付与するた
め、特に好ましい。本発明の毛髪化粧料には、シリコー
ン誘導体は０．０１〜２０．０％、特に０．０５〜１０
．０％配合されることが好ましい。

更に、本発明化粧料には、毛髪化粧料に通常使用される
成分、例えば高級脂肪酸塩、アルキルアミンオキサイド
、脂肪酸アルカノールアミド、スクワレン、ラノリン等
の感触向上剤；プロピレングリコール、グリセリン、ソ
ルビトール、次の一般式（ＩＩ） Ｒｓ［ｌＣＨ＊ Ｒ４−Ｃ−Ｎ−ＣＨ２ Ｘ−０）１ 〔式中、Ｒ５は炭素数１０〜２６の直鎮又は分岐鎖の飽
和又は不飽和の炭化水素基を示し、Ｒ１は炭素数９〜２
５の直鎮又は分岐鎖の飽和又は不飽和の炭化水素基を示
し、Ｘは（Ｃ）１．＃　　（ここでｍは２〜６の整数を
示す）を示す〕 で表わされるアミド誘導体等の保湿剤；メチルセルロー
ス、カルボキシビニルポリマー　ヒドロキシエチルセル
ロース、ポリオキシエチレングリコールジステアレート
、エタノール等の粘度調整剤；パール化剤；香料；色素
；紫外線吸収剤；酸化防止剤；トリクロサン、トリクロ
ロカルパン等の殺菌剤；グリチルリチン酸カリウム、酢
酸トコフェロール等の抗炎症剤；ジンクピリチオン、オ
クトピロックス等の抗フケ剤；メチルパラベン、ブチル
パラベン等の防腐剤などを発明の効果を損なわない範囲
において任意に添加することも可能である。

本発明の毛髪化粧料は常法に従って製造されるが、通常
の毛髪化粧料に用いられる公知の酸性若しくはアルカリ
性薬剤により、ｆ）Ｈ３〜１０．特にｐＨ４〜８に調整
されることが好ましい。

〔発明の効果〕

本発明の毛髪化粧料を用いれば、パサつき、ゴワつき、
枝毛の発生等の毛髪の損傷を伴なわず、毛髪に良好な弾
力性を付与することができる。

〔実施例〕

次に、実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこ
れらの実施例により限定されるものではない。

実施例１ 第１表に示す組成の毛髪化粧料を調製し、その性能評価
試験を行った。その結果を第１表に示す。

評価法： 今迄にコールドパーマ、ブリーチ等の美容処理を行った
ことのない日本人女性の毛髪的２０ｇ（約１５〜２０ｃ
＋ｎ）を東ね、シャンプーで洗浄後この毛髪に毛髪化粧
料２ｇを均一に塗布し、次いで３０秒間流水ですすぎ流
した後、タオルドライを行い、更にドライヤー乾燥を行
って毛髪の柔軟性、油性感、平滑性、弾力性及び枝毛発
生度について下記の基準で評価を行った。

（１）柔軟性 ◎：非常に柔らかい。

○：柔らかい。

△：硬いとも、柔らかいともいえない。

×：硬い。

（２）油性感 ◎：非常に少ない。

○：少ない。

△：どちらともいえない。

Ｘ：多い。

◎：非常にある。

○：ある。

△：どちらともいえない。

×：ない。

（４）弾力性 ◎：非常にある。

○：ある。

△：どちらともいえない。

×：ない。

（５）枝毛発生度 評価法と同様な処理を行った毛束で、一定回数ブラッシ
ングした後の梳毛発生度をブラッシング前と比較して下
記の基準で評価した。

◎：枝毛の増加が認められない。

○：枝毛の増加がほとんど認められない。

△：枝毛の増加がやや認められる。

×：枝毛の増加が多い。

以下余白 （３）平滑性 第１表 実施例２ （％） セトステアリル アルコール （％〉 本発明品３　比較品３ ５ モノエチルエーテル 精製水　　　　　　　　　　バランス　バランス計　　
　　　　　　１００　　　　１００本発明品３と比較品
３について、パネラ−１０名に洗髪後この毛髪化粧料を
塗布し、その後洗い流し、次いでドライヤー乾燥を行っ
てもらい、毛髪の弾力性について一対比較試験を行った
。その結果、本発明品３が８：２で有意に毛髪に対する
弾力性付与能に優れていた。

実施例３ ヘアトリートメント： （％） 本発明品４　比較品４ セトステアリルアルコー ル スタイリングローション： （％） （１）　　ジプロピレングリコールモノエチルエーテル ２０．０ アクリル樹脂液 ポリエチレングリコール メタクリル酸エステル重合体 塩化鉄（ＤＩ） エタノール 香料 ５．０ １．０ １．０ １．０ ２０．０ ０．３ 計　　　　　　　　１００　　　　１００本発明品４と
比較品４について、ノくホラ−１０名に洗髪後、このヘ
アトリートメントを塗布し、その後洗い流し、次いでド
ライヤー乾燥を行ってもらい、毛髪の柔軟性、油性感、
しっとり感、平滑性及び弾力性について一対比較試験を
行った。その結果、本発明品４が全項目平均９：１で有
意１こ優れていた。

実施例４ 計 実施例５ コンディショニングムースＷａ物： ００ （％） ミリスチン酸オクチルドデシル １．０ ジプロピレングリコール ジエチレングリコールモノペンチ ルエーテル １．０ ２０．０ （５）炭酸カルシウム （６）グリセリン ５．０ ２．５ （７） 流動パラフィ ン ２．５ （９） エタノール αＯ メチルパラベン ０．１ αＯ 色 素 適 量 （２） 香 料 ０．１ （２） 噴射剤 （ＬＰＧ） ０ 計 ００ 以 上 計 ００ 実施例６ （４） シャンプー組成物： ラウリン酸ジェタノールアミ ド （％）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、次の成分（Ａ）及び（Ｂ） （Ａ）一般式（ I ） ▲数式、化学式、表等があります▼（ I ） 〔式中、Ｒ＿１は水素原子又はメチル基を示し、Ｒ＿２
   は炭素数１〜５のアルキル基を示す〕で表わされるジア
   ルキレングリコールモノアルキルエーテル （Ｂ）水溶液中で２価以上の金属イオンを与える化合物 を含有する毛髪化粧料。