JP3271805B2 - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料

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JP3271805B2
JP3271805B2 JP30719092A JP30719092A JP3271805B2 JP 3271805 B2 JP3271805 B2 JP 3271805B2 JP 30719092 A JP30719092 A JP 30719092A JP 30719092 A JP30719092 A JP 30719092A JP 3271805 B2 JP3271805 B2 JP 3271805B2
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康治 森田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は毛髪化粧料に関し、更に
詳細には、毛髪の枝毛部分を接着させ、修復させること
ができる毛髪化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
毛髪の枝毛部分をコートすることを目的として、毛髪化
粧料にジメチルシリコーンガム、ポリビニルピロリドン
系ポリマー、アクリル酸系ポリマー、多糖類、ポリペプ
チド等が配合されている。
【0003】しかしながら、ジメチルシリコーンガムを
配合した場合、感触は良好であるものの、枝毛部分の接
着効果に乏しいという欠点があった。また、他の高分子
化合物を配合した場合には、接着効果はあるものの、一
度はがれてしまうとその効果は再現できないばかりでな
く、きしみ、パサつき、ゴワつき等の感触面での問題が
多く、しかも、フレーキング等、外観上の問題もあっ
た。
【0004】従って、これらの問題点を解決し、しかも
毛髪全体に良好な感触を与える毛髪化粧料が望まれてい
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意研究を行った結果、特定のポリシロキサ
ン−オキシアルキレン共重合体と、これ以外のシリコー
ン誘導体を組合わせて用いれば、毛髪全体の感触を向上
させ、しかも枝毛部分を効率良く接着することができる
毛髪化粧料が得られることを見出し、本発明を完成し
た。
【0006】すなわち、本発明は、次の成分(A)及び
(B): (A)一般式(1)
【0007】
【化2】
【0008】(式中、R1 及びR2 は、それぞれ炭素数
2〜3の2価の炭化水素基を示し、a及びbはそれぞれ
1〜1000の数を示し、xは1〜100の数を示し、
nは2〜3の数を示す)で表わされるポリシロキサン−
オキシアルキレン共重合体 (B)(A)以外のシリコーン誘導体 を含有する毛髪化粧料を提供するものである。
【0009】本発明で用いられる(A)成分のポリシロ
キサン−オキシアルキレン共重合体は、前記一般式
(1)で表わされるものであり、これらのうち、特に、
式中、a及びbがそれぞれ10〜500、xが1〜50
のものが好ましい。
【0010】これら(A)成分は、全組成中に0.1〜
50重量%(以下、単に%で示す)、特に0.5〜30
%配合するのが好ましい。0.1%未満では充分な効果
が得られず、50%を超えると使用感に劣り、安定性も
悪くなるので好ましくない。
【0011】また、(B)成分のシリコーン誘導体とし
ては、例えば以下の(i)〜(ix)に示すものなどが挙
げられる。 (i)一般式(2)で表わされるジメチルポリシロキサ
【0012】
【化3】
【0013】(式中、dは3〜20000の数を示す) (ii)一般式(3)又は(4)で表わされるメチルフェ
ニルポリシロキサン
【0014】
【化4】
【0015】(式中、eは1〜20000の数を示し、
f+gは1〜500の数を示す) (iii)一般式(5)〜(8)で表わされるポリエーテ
ル変性シリコーン
【0016】
【化5】
【0017】(式中、R2 は水素原子又は炭素数1〜1
2のアルキル基を示し、hは1〜100(好ましくは3
〜30)、iは1〜50(好ましくは1〜30)、jは
1〜50(好ましくは3〜30)、kは0〜50(好ま
しくは0〜30)の数をそれぞれ示す。但し、hとiの
合計は15以上の数であり、jとkの合計は5以上の数
である。)
【0018】
【化6】
【0019】(iv)一般式(9)で表わされるエポキシ
変性シリコーン
【0020】
【化7】
【0021】(式中、pは1〜500(好ましくは1〜
250)、qは1〜50(好ましくは1〜30)の数を
それぞれ示し、R4 は炭素数1〜3のアルキレン基を示
す) (v)一般式(10)で表わされるフッ素変性シリコー
【0022】
【化8】
【0023】(式中、rは1〜400(好ましくは1〜
250)の数を示す) (vi)一般式(11)又は(12)で表わされるアルコ
ール変性シリコーン
【0024】
【化9】
【0025】(vii)一般式(13)又は(14)で表
わされるアルキル変性シリコーン
【0026】
【化10】
【0027】(viii)一般式(15)で表わされるアル
コキシ変性シリコーン
【0028】
【化11】
【0029】(式中、R9 はメチル基又はフェニル基を
示し、R10は炭素数1〜28(好ましくは12〜22)
のアルキル基を示し、wは0〜6の整数を示し、x′は
1〜3000の整数を示し、y及びzはy+z=1〜5
00となる整数を示す) (ix)一般式(16)又は(17)で表わされるアミノ
変性シリコーン
【0030】
【化12】
【0031】(式中、R11はメチル基又はヒドロキシ基
を示し、R12は水素原子又はメチル基を示し、R13は下
記式(18)又は(19)で表わされる基を示し、R14
はヒドロキシ基、ヒドロキシアルキル基、オキシアルキ
レン基又はポリオキシアルキレン基を示し、a′、b′
及びc′は分子量に依存する整数を示す)
【0032】
【化13】
【0033】これらのアミノ変性シリコーンのうち、特
に好ましいものとしては、次のものが挙げられる。
【0034】
【化14】
【0035】(式中、R13、b′及びc′は前記と同じ
意味を示す)また、上記アミノ変性シリコーンの代表的
なものは下記式(20)で表わされる、平均分子量が約
3000〜100000のものであり、これはアモジメ
チコーン(Amodimethicone)の名称でC
TFA辞典(米国、Cosmetic Ingredi
ent Dictionary)第3版中に記載されて
いる。
【0036】
【化15】
【0037】(式中、b′及びc′は前記と同じ意味を
有する)
【0038】また、上記アミノ変性シリコーンは水性乳
濁液として用いられることが好ましく、該水性乳濁液
は、例えば特公昭56−38609号公報に記載されて
いる方法に従って、環状ジオルガノポリシロキサンと、
アミノアルキル基及びヒドロキシ基、ヒドロキシアルキ
ル基、オキシアルキレン基又はポリオキシアルキレン基
を有するオルガノジアルコキシシランとを、第4級アン
モニウム塩系界面活性剤及び水の存在下に乳化重合する
ことにより得られる。
【0039】また、上記アミノ変性シリコーンを水性乳
濁液として用いる場合、該水性乳濁液中に含有されるア
ミノ変性シリコーンの量は通常20〜60%、好ましく
は30〜50%である。
【0040】好ましいアミノ変性シリコーン水性乳濁液
の市販品としては、SM8702C(トーレ・シリコー
ン社製)やDC929(ダウ・コーニング社製)等が挙
げられる。
【0041】これら(B)成分のシリコーン誘導体のう
ち、特に、高分子量のジメチルポリシロキサン、アミノ
変性シリコーンが好ましい。
【0042】(B)成分のシリコーン誘導体は、全組成
中に0.01〜20%、特に0.1〜10%配合するの
が好ましい。0.01%未満では充分な効果が得られ
ず、20%を超えると、系の安定性が悪くなるので好ま
しくない。
【0043】本発明においては、(A)及び(B)成分
以外に、カチオン性界面活性剤を併用すると、更に良好
な感触の毛髪化粧料を得ることができ、好ましい。かか
るカチオン性界面活性剤としては、例えば以下の(i)
〜(iii)に示すものなどが挙げられる。 (i)一般式(21)又は(22)で表わされる第4級
アンモニウム塩
【0044】
【化16】
【0045】(式中、R19、R20、R21及びR22のう
ち、少なくとも1個は総炭素数8〜28のアルコキシ
基、アルケニルオキシ基、アルカノイルアミノ基又はア
ルケノイルアミノ基で置換されていてもよいアルキル基
又はアルケニル基を示し、残余はベンジル基、炭素数1
〜5のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を示す。R
23は炭素数2〜3のアルキレン基を示し、X-はハロゲ
ンイオン又は有機アニオンを示し、f′は1〜20の整
数を示す)
【0046】これらのうち、特に一般式(21)で表わ
される第4級アンモニウム塩が好ましく、更に次の一般
式(23)〜(25)で表わされる分岐第4級アンモニ
ウム塩が好ましい。
【0047】
【化17】
【0048】上記一般式(23)で表わされる分岐第4
級アンモニウム塩は、例えば、通常、炭素数8〜16の
オキソアルコールを原料として合成されるものであり、
その例としては、オキソアルコールから導かれるアルキ
ル基を有するジアルキルジメチルアンモニウム塩、ジア
ルキルメチルヒドロキシエチルアンモニウム塩、ジアル
キルメチルベンジルアンモニウム塩等が挙げられる。本
発明では、上記一般式(23)中のR24の分岐率が、通
常10〜100%のものが用いられるが、特に10〜5
0%のものが好ましい。また、R24の合計炭素数が8〜
16のものが用いられるが、一定の分布を持ったものが
好ましく、特に以下に示す分布を有するものが好まし
い。 C8 〜C11:5%以下、 C12 :10〜35%、 C13 :15〜40%、 C14 :20〜45%、 C15 :5〜30%、 C16 :5%以下 かかる分岐第4級アンモニウム塩の具体例としては、炭
素数8〜16で分岐率10〜50%のアルキル基を有す
る、ジアルキルジメチルアンモニウムクロリドが挙げら
れる。また、上記一般式(24)で表わされる分岐第4
級アンモニウム塩は、通常、下記一般式(26)で表わ
される炭素数8〜28のゲルベアルコールを原料として
合成されるものである。この分岐第4級アンモニウム塩
の好ましい例としては、ゲルベアルコールから導かれる
アルキル基を有するアルキルトリメチルアンモニウム
塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、ジアル
キルジメチルアンモニウム塩、ジアルキルメチルヒドロ
キシエチルアンモニウム塩、ジアルキルメチルベンジル
アンモニウム塩等が挙げられる。更に、これらのうちで
特に好ましい具体例としては、2−デシルテトラデシル
トリメチルアンモニウムクロリド、2−ドデシルヘキサ
デシルトリメチルアンモニウムクロリド、ジ−2−ヘキ
シルデシルジメチルアンモニウムクロリド、ジ−2−オ
クチルドデシルジメチルアンモニウムクロリド等を挙げ
ることができる。
【0049】
【化18】
【0050】(式中、R27及びR28は前記と同じ意味を
有する)また、上記一般式(25)で表わされるメチル
分岐第4級アンモニウム塩としては、g′とh′の和が
15となるものが好ましい。また、上記一般式(21)
〜(25)で表わされる第4級アンモニウム塩の対イオ
ンであるX-の具体例としては、塩素、ヨウ素、臭素等
のハロゲンイオン;メトサルフェート、エトサルフェー
ト、メトフォスフェート、エトフォスフェート等の有機
アニオンが挙げられる。
【0051】(ii)一般式(27)で表わされる第4級
アンモニウム塩
【0052】
【化19】
【0053】(式中、R29は直鎖又は分岐鎖の炭素数7
〜21のアルキル基又はアルケニル基を示し、R30、R
31及びR32はそれぞれ炭素数1〜4のアルキル基又はヒ
ドロキシアルキル基を示し、Mは−CONG−(Gは水
素原子又は炭素数1〜3のアルキル基若しくはヒドロキ
シアルキル基を示す)、−O−又は−COO−を示し、
Yは水素原子、炭素数1〜3のアルキル基若しくはヒド
ロキシアルキル基又は次式
【0054】
【化20】
【0055】で表わされる基を示す。但し、Gが炭素数
1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基の場合、
Yは炭素数1〜3のアルキル基若しくはヒドロキシアル
キル基ではない。Zは水素原子又はヒドロキシ基を示
し、X-はハロゲンイオン又は有機アニオンを示し、
k′は2又は3の数を示し、l′は0又は1〜5の整数
を示す。但し、l′=1の場合は、Z=水素原子又はヒ
ドロキシ基を示し、l′=0、2、3、4、5の場合は
Z=水素原子を示す。)
【0056】これらのうち、特に一般式(28)で表わ
される化合物
【0057】
【化21】
【0058】(式中、R29、R30、R31、R32、G、
Y、Z、X-、k′及びl′は前記と同じ意味を示す)
が好ましく、更に、一般式(29)で表わされる化合物
【0059】
【化22】
【0060】(式中、R29、R30、R31、R32及びX-
は前記と同じ意味を示す)が好ましい
【0061】これらの第4級アンニモウム塩は、既知の
方法に従って製造することができ、これらのうち、例え
ば一般式(29)で表わされる化合物は、特開平4−1
49123号公報に従って製造することができる。
【0062】(iii)一般式(30)で表わされる非対
称型の第4級アンモニウム塩又はアミン塩(以下、「非
対称型アンモニウム塩類」と称する)
【0063】
【化23】
【0064】(式中、R33は炭素数8〜28の分岐鎖の
アルキル基を示し、R34は炭素数8〜22の直鎖のアル
キル基又はアルケニル基を示し、R35及びR36はそれぞ
れ炭素数1〜4のアルキル基又は水素原子を示し(但
し、R35とR36の双方が水素原子となる場合を除く)、
2はハロゲン原子又は炭素数1〜4のアルキルサルフ
ェートを示す)
【0065】一般式(30)で表わされる非対称アンモ
ニウム塩類は、分岐アルコールと直鎖アミンとを出発原
料とする公知の方法(特開昭62−149648号公
報)に従って得られる化合物である。
【0066】式(30)中、R33で示される分岐鎖のア
ルキル又は原料の分岐アルコールに由来する基であり、
その具体例としては、2−(3−メチルヘキシル)−7
−メチル−1−デシル、2−(1−メチル−3,3−ジ
メチルブチル)−5−メチル−7,7−ジメチルオクチ
ル、2−ヘキシル−1−デシル等のゲルベ型アルコール
又はオキソ法型アルコール由来のアルキル基等を挙げる
ことができる。ここで、ゲルベ型アルコールとは、一般
に次の一般式(31)
【0067】
【化24】
【0068】(式中、m′は1〜14の整数を示す)で
表わされるアルコールをいう。また、オキソ法型アルコ
ールとは、一般にα−オレフィンを原料としてオキソ法
によって得られるアルコール若しくはそれを原料として
得られるアルコールの総称で、例えば次の一般式(3
2)あるいは次式(33)で表わされるアルコールをい
う。
【0069】
【化25】
【0070】(式中、R37は炭素数1〜5のアルキル基
を示し、R38は炭素数5〜10のアルキル基を示す。但
し、R37とR38の炭素数の合計は10〜11である)
【0071】これらのアルキル基を導く原料となるアル
コールの具体的な例としては、日産化学(株)製、ファ
インオキソコール140,1600,180,180
N,1800,2000,2600、デカノール、トリ
デカノール、三菱化成工業(株)製,ダイヤドール18
G、三菱油化(株)製,ドバノール23−1、エクソン
化学(株)製,EXXAL18、EXXAL20、エメ
リー(株)製,エマゾール871又は87を常法により
メチルエステル化し、還元して得られたイソステアリル
アルコール等を挙げることができる。
【0072】また、R34で示されるアルキル基として
は、ドデシル基、オクタデシル基、ドコシル基等を挙げ
ることができ、アルケニル基としては、9−オクタデセ
ニル基等を挙げることができ、R35及びR36で示される
アルキル基としては、メチル基、エチル基、トリメチル
基、プロピル基、ブチル基等が挙げられる。
【0073】更に、X2 -で示される非対称アンモニウム
塩類の対イオンのうち、ハロゲンイオンとしては塩素、
臭素、沃素等が挙げられ、またアルキルサルフェートと
しては、メトサルフェート、エトサルフェート等が挙げ
られる。
【0074】一般式(30)で表わされる非対称アンモ
ニウム塩類の好ましい例としては、N−2−(3−メチ
ルヘキシル)−7−メチル−1−デシル−N−ドデシル
−N,N−ジメチルアンモニウムクロライド、N−2−
(3−メチルヘキシル)−7−メチル−1−デシル−N
−オクチル−N,N−ジメチルアンモニウムクロライ
ド、N−2−ヘキシル−1−デシル−N−ドデシル−
N,N−ジメチルアンモニウムクロライド、又は次の一
般式(34)
【0075】
【化26】
【0076】(式中、R37及びR38は前記と同じ意味を
有する)などが挙げられる。これらの化合物はヘアリン
ス剤として用いた場合、特に毛髪が乾燥した状態で柔軟
性に優れる。
【0077】本発明においては、これらのカチオン性界
面活性剤は、全組成中に0.01〜20%、特に0.2
〜10%配合するのが好ましい。20%を超えると、べ
たついて感触が悪化する傾向にある。
【0078】更に、本発明の毛髪化粧料には、前記成分
以外に、通常の毛髪化粧料に用いられる成分、例えばア
ニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面
活性剤、スクワレン、ラノリン、パーフルオロポリエー
テル、特開昭58−53996号公報、特開平1−11
7821号公報に記載されているカチオン性ポリマー等
の感触向上剤、プロピレングリコール、グリセリン、ソ
ルビトール等の保湿剤、メチルセルロース、カルボキシ
ビニルポリマー、ヒドロキシエチルセルロース、ポリオ
キシエチレングリコールジステアレート、エタノール等
の粘度調整剤、パール化剤、香料、色素、紫外線吸収
剤、酸化防止剤、トリクロサン、トリクロロカルバン等
の殺菌剤、グリチルリチン酸カリウム、酢酸トコフェロ
ール等の抗炎症剤、ジンクピリチオン、オクトピロック
ス等の抗フケ剤、メチルパラベン、ブチルパラベン等の
防腐剤、その他Encyclopedia of Sh
ampoo Ingredients(Micelle
press,1985)に収載されている成分等を、
本発明の効果を損なわない範囲において任意に添加する
ことも可能である。
【0079】本発明の毛髪化粧料は、通常の方法に従っ
て製造することができ、公知の酸性又はアルカリ性薬剤
により、pH3〜10、特にpH3〜8に調整するのが好ま
しい。また、本発明の毛髪化粧料としては、毛髪に適用
される化粧料のすべてが含まれ、例えばプレシャンプー
剤、シャンプー、ヘアリンス、ヘアコンディショナー、
ヘアトリートメント、セットローション、ブロースタイ
リングローション、ヘアスプレー、泡状スタイリング
剤、ジェル状スタイリング剤、ヘアリキッド、ヘアトニ
ック、ヘアクリーム、一時染毛剤等が挙げられる。そし
て、剤型としてもその用途に応じて水溶液、エタノール
溶液、有機溶剤溶液、エマルジョン、サスペンジョン、
ゲル、液晶、エアゾール等の各種形態とすることがで
き、これらのうち、毛髪化粧料を毛髪の枝毛部分に効率
良く付着させるためには、特にカチオン性界面活性剤を
配合したエマルジョンが好ましい。
【0080】本発明の毛髪化粧料を用いて毛髪を処理す
るには、シャンプー、リンス、塗布等の方法が挙げられ
るが、有効成分が毛髪に充分量付着するためには、リン
ス、塗布が好ましい。更に、このような方法で毛髪を処
理した後、ブラッシング及び/又はブロー施術を行う
と、より枝毛部分を接着させる効果を得ることができ
る。
【0081】
【発明の効果】本発明の毛髪化粧料は、毛髪全体の感触
を向上させることができ、しかも枝毛部分を効率良く接
着させ、修復させることができるものである。
【0082】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を更に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0083】実施例1 表2に示す組成の毛髪化粧料を常法により製造し、その
枝毛接着効果及び感触について評価した。結果を表2に
示す。 (評価方法)日本人女性枝毛毛髪30cm/5gを束に
し、シャンプーした後、組成物を毛髪に約5g直接塗布
した後かるくすすぐ。その後、ブラシ付ドライヤーで乾
燥するまでブラッシングを行った。
【0084】
【表1】接着効果: ブラシを10回通した後の剥離程度より評価を行った。 ◎;接着していてはがれない ○;接着しているが、わずかにはがれる △;接着しているが、ほとんどはがれる ×;接着していない 感触: ◎;総合的に非常に良い感触である ○;総合的に良い感触である △;総合的にあまり良くない感触である ×;総合的に非常に悪い感触である
【0085】
【表2】
【0086】実施例2 シャンプー:下記組成のシャンプーを常法に従って製造
した。得られたシャンプーを用いて洗髪し、実施例1と
同様の条件でドライヤーを用いてブローしたところ、枝
毛接着効果及び感触に優れたものであった。
【0087】
【表3】 (成分) 1.N−ラウロイル−N′−カルボキシメチル−N′− (2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミンTEA塩 10(%) 2.ポリオキシエチレン(5)ラウリルスルホコハク酸ジ ナトリウム 5 3.ラウリン酸ジエタノールアミド 2 4.N−(2−ドデシル)ヘキサデシル−N,N,N−ト リメチルアンモニウムクロリド 1 5.ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 2 6.ポリシロキサン−オキシアルキレン共重合体* 1 7.ジメチルポリシロキサン(重合度3000) 1 8.香料 0.5 9.精製水 バランス 計 100 *:一般式(1)中、R1=R2=C36,a=10,b
=60,x=10,n=2の化合物。
【0088】実施例3 スタイリングローション剤組成物:下記組成のスタイリ
ングローション剤組成物を常法に従って製造した。得ら
れたスタイリングローション剤組成物を実施例1と同様
にして使用したところ、枝毛接着効果及び感触に優れた
ものであった。
【0089】
【表4】 (成分) 1.N−(2−ドデシル)ヘキサデシル−N,N,N−ト リメチルアンモニウムクロリド 0.7(%) 2.ポリシロキサン−オキシアルキレン共重合体* 10 3.ジメチルポリシロキサン(1000cs) 5 4.ポリエチレングリコール 1 5.エタノール 20 6.香料 0.3 7.水 バランス 計 100 *:一般式(1)中、R1=R2=C36,a=60,b
=80,x=10,n=3の化合物。
【0090】実施例4 コンディショニングフォーム剤組成物:下記組成のコン
ディショニングフォーム剤組成物を常法に従って製造し
た。得られたコンディショニングフォーム剤組成物を実
施例1と同様にして使用したところ、枝毛接着効果及び
感触に優れたものであった。
【0091】
【表5】 (成分) 1.ミリスチン酸オクチルドデシル 1.0(%) 2.ジプロピレングリコール 1.0 3.ポリシロキサン−オキシアルキレン共重合体* 2.0 4.アミノ変性シリコーン** 2.0 5.グリセリン 2.5 6.流動パラフィン 2.5 7.モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン 0.5 8.エタノール 5.0 9.メチルパラベン 0.1 10.香料 0.1 11.噴射剤(LPG) 10 12.水 バランス 計 100 *:一般式(1)中、R1=R2=C36,a=60,b
=80,x=10,n=3の化合物。 **:SM8702C(トーレ・シリコーン社製)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−211605(JP,A) 特開 平4−230615(JP,A) 特開 平1−180814(JP,A) 特開 平3−204808(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/06 - 7/155

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(A)及び(B): (A)一般式(1) 【化1】 (式中、R1 及びR2 は、それぞれ炭素数2〜3の2価
    の炭化水素基を示し、a及びbはそれぞれ1〜1000
    の数を示し、xは1〜100の数を示し、nは2〜3の
    数を示す)で表わされるポリシロキサン−オキシアルキ
    レン共重合体 (B)(A)以外のシリコーン誘導体 を含有する毛髪化粧料。
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