JP3273586B2 - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料

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JP3273586B2
JP3273586B2 JP04179095A JP4179095A JP3273586B2 JP 3273586 B2 JP3273586 B2 JP 3273586B2 JP 04179095 A JP04179095 A JP 04179095A JP 4179095 A JP4179095 A JP 4179095A JP 3273586 B2 JP3273586 B2 JP 3273586B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、毛髪に平滑性、柔軟
性、帯電防止効果を与え、柔らかくしっとりしていて、
しかもサラサラしてべたつきのない良好な仕上がりが得
られ、寝ぐせがつきにくくスタイル保持性に優れ、しか
も毛髪への残留性が高く、パーマやドライヤーなどで傷
んだ髪に対しても十分な効果を発揮することができ、更
に安定性にも優れた毛髪化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
毛髪に柔軟性、平滑性、帯電防止効果等を付与する目的
で、コンディショニング成分であるカチオン性の非シリ
コーン系ポリマーやカチオン性界面活性剤と、高級アル
コール、グリセライド、流動パラフィン、エステル類等
の油剤とを組み合わせて配合した毛髪化粧料が使用され
ている。しかし、これらの油剤を併用した場合には、カ
チオン性非シリコーン系コンディショニング成分を単独
で使用する場合に比べ、柔軟性、平滑性は向上するもの
の、油剤の残留感、すなわち油っぽいべたつき感はさけ
られないという欠点が生じる。
【0003】一方、ジメチルポリシロキサンに代表され
るシリコーン類は、高級アルコール、グリセライド、流
動パラフィン、エステル類等の油剤と比較して、滑らか
で潤滑性に優れ、サラッとした感触及び毛髪に光沢を与
えることが知られており、多くの毛髪化粧料に使用され
ている。しかしながら、このようなシリコーン類は柔軟
性、スタイル保持性に関しては十分な性能を付与できる
ものではなかった。特に、パーマやヘアダイ等で傷んだ
髪に対しては、吸着残留性が低下して十分に効果が発揮
されないという欠点を有していた。
【0004】このように、従来用いられているシリコー
ン類は毛髪に対する吸着基を有しないため、その効果、
性能を十分に得るためには、毛髪化粧料に多量に配合し
なければならず、そのために毛髪の根元部分など損傷の
少ない部分ではべたつき感があるという欠点があった。
また、シリコーン類を多量に配合した場合には、配合製
品の安定性が悪いという問題もあった。
【0005】更に、従来の毛髪化粧料は洗髪等により効
果が持続しないといった問題点がある。そこで近年、毛
髪に対して吸着性の高い変性シリコーン重合体を用い
て、耐久性を向上させることを目的とした毛髪化粧料の
開発が試みられている(例えば、特開昭55−6650
6号公報、特開昭56−45406号公報、特開昭58
−210005号公報、特開昭58−74602号公
報、特開昭60−36407号公報、特開昭60−56
916号公報、特開昭61−6号公報、特開昭61−7
8710号公報、特開昭63−275515号公報、特
開昭63−307810号公報、特開昭63−3078
11号公報、特開平1−172313号公報、特開平1
−190619号公報、特開平1−203314号公
報、特開平2−273609号公報、特開平2−273
612号公報、特開平2−502286号公報、特開平
3−206022号公報、特開平4−36225号公
報、特開平5−85918号公報等)。
【0006】しかしながら、これらの毛髪化粧料はいず
れも、健常な毛髪に対しては良好な効果を与えるもの
の、パーマ処理を受けたり、毛先部分の傷んだ髪に対し
ては、しっとり感を与えて良好な感触を付与することは
できなかったり、その逆に傷んだ髪に良くても健常な髪
ではべたついたりしてしまうという問題があった。この
ように、傷みの少ない部分にはシリコーン類の本来の機
能を付与して、しかも同時に、傷みの激しい部分にも十
分な効果を発揮して、どの様な状態の毛髪に対しても残
留性に優れ、更に寝ぐせがつきにくいといったスタイル
保持性に優れた毛髪化粧料は、今まで存在しなかった。
【0007】従って、本発明の目的は、毛髪に平滑性、
柔軟性、帯電防止効果を与え、良好な仕上がりが得ら
れ、スタイル保持性に優れ、しかも毛髪への残留性が高
く、安定性にも優れた毛髪化粧料を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意研究を行った結果、特定のアミノ変性三
元共重合体と、カチオン性非シリコーン系コンディショ
ニング剤を組み合わせて用いれば、毛髪に平滑性、柔軟
性及び帯電防止効果を与え、柔らかくしっとりしてしか
もサラサラしてべたつきのない良好な仕上がりが得ら
れ、寝ぐせがつきにくくスタイル保持性に優れ、しかも
毛髪への残留性が高く、パーマやドライヤーなどで傷ん
だ髪に対しても十分な効果を発揮することができ、しか
も安定性に優れた毛髪化粧料が得られることを見出し、
本発明を完成した。
【0009】すなわち、本発明は、次の成分(A)及び
(B): (A)式(1)、(2)及び(3) 〔(R1)2SiO〕 ・・・(1) 〔R2R3SiO〕 ・・・(2) 〔R4SiO3/2〕 ・・・(3) 〔式中、R1、R2 及びR4 は炭素数1〜20の1価炭
化水素基を示し、R3 は基-R5-(NR6-R7)a-NR8R9(R5
及びR7 は炭素数1〜6の2価炭化水素基を示し、
6、R8 及びR9 は水素原子又は炭素数1〜20の1
価炭化水素基を示し、aは0〜3の数を示す)を示す〕
で表わされる構造単位を有し、(1)、(2)及び
(3)のモル比が、(1):(2):(3)=1:0.
001〜0.1:0.001〜0.1であり、末端の少
なくとも一方がヒドロキシル基で封鎖されたアミノ変性
三元共重合体、 (B)カチオン性非シリコーン系コンディショニング成
分の1種又は2種以上を含有する毛髪化粧料を提供する
ものである。
【0010】本発明で用いられる成分(A)のアミノ変
性三元共重合体は、前記式(1)、(2)及び(3)で
表わされる構造単位(以下、構造単位(1)、(2)、
(3)という)を有するものである。式中、炭素数1〜
20の1価炭化水素基としては、例えばメチル基、エチ
ル基、プロピル基、ブチル基、オクチル基、ラウリル
基、ステアリル基等のアルキル基;ビニル基、アリル基
等のアルケニル基;フェニル基、トリル基、ナフチル基
等のアリール基;2−フェニルエチル基等のアラルキル
基;シクロペンチル基、シクロヘキシル基等のシクロア
ルキル基など;更にこれらの基の炭素原子に結合した水
素原子の一部又は全部がハロゲン原子(例えばフッ素原
子、塩素原子、臭素原子等)、シアノ基、メルカプト基
等の1種又は2種以上で置換された3,3,3−トリフ
ルオロプロピル基、シアノプロピル基、メルカプトプロ
ピル基などが挙げられる。これらのうち、炭素数1〜6
のもの、特にメチル基、エチル基、プロピル基、フェニ
ル基が好ましく、更にメチル基、フェニル基が好まし
い。炭素数1〜6の1価炭化水素基としては、これらの
うち、炭素数1〜6のものが挙げられる。
【0011】また、炭素数1〜6の2価炭化水素基とし
ては、例えばメチレン基、エチレン基、トリメチレン
基、テトラメチレン基、ヘキサメチレン基等のアルキレ
ン基;フェニレン基などが挙げられる。これらのうち、
特にエチレン基、トリメチレン基が好ましい。
【0012】構造単位(1)のうち、好ましいものとし
ては、[(CHSiO]、[(CH)(C
)SiO]、[(CSiO]、[(C
SiO]、[(CH)(C)SiO]、
[(CSiO]、[(CH)(C
SiO]が挙げられる。
【0013】構造単位(2)のうち、好ましいものとし
ては、[(CH3)(H2NC2H4NHC3H6)SiO]、[(CH3)(H2NC3H6)Si
O] が挙げられる。
【0014】構造単位(3)のうち、好ましいものとし
ては、[(CH)SiO3/2]、[(C)S
iO3/2]、[(C)SiO3/2]、[(C
)SiO3/2]が挙げられる。
【0015】これらの構造単位のモル比は、(1):
(2):(3)=1:0.001〜0.1:0.001
〜0.1であることが必要であり、好ましくは1:0.
01〜0.05:0.01〜0.05、特に好ましくは
1:0.015〜0.035:0.015〜0.035
である。この範囲外では、例えば構造単位(2)及び
(3)が少ないと、毛髪への残留性が低下し、平滑性が
乏しくなり、また多いと毛髪の柔軟性が不充分となるの
で好ましくない。
【0016】これらの構造単位を有するアミノ変性三元
共重合体は、皮膜形成性を向上させるため、その末端の
少なくとも一方がヒドロキシル基で封鎖されていること
が必要である。また、ヒドロキシル基以外の末端は、ア
ルコキシ基であるのが好ましい。
【0017】成分(A)のアミノ変性三元共重合体にお
いては、構造単位(1)、(2)及び(3)が含まれて
いればよく、その結合順序等は制限されず、例えばブロ
ック状、ランダム状などに結合していてもよい。また、
これらの構造単位以外のものが含まれていてもよい。
【0018】また、成分(A)としては、特に水性の毛
髪化粧料への分散性に優れることから、乳化重合によっ
て得られるアミノ変性三元共重合体エマルジョンを用い
るのが好ましい。
【0019】成分(A)のアミノ変性三元共重合体は、
重合、縮合反応等を経て構造単位(1)、(2)及び
(3)を有するオルガノポリシロキサンとなる、適当な
オルガノシラン又はオルガノポリシロキサンを用い、通
常の方法に従って製造することができる。例えば特公平
4−66896号公報に記載の方法に従い、一般式
(4)又は(5)で表わされるオルガノポリシロキサ
ン、一般式(6)、(7)又は(8)で表わされるアミ
ノ変性オルガノポリシロキサン又はアミノ変性オルガノ
シラン、及び一般式(9)で表わされるオルガノシラン
又はその部分加水分解縮合生成物を、カチオン性界面活
性剤及びノニオン性界面活性剤の存在下、水中に乳化分
散させ、次いでアルカリ性触媒の存在下に乳化重合を行
った後、反応混合物を中和することにより製造される。
【0020】
【化1】
【0021】(式中、R11、R12、R13及びR14は同一
又は異なって、水素原子又は炭素数1〜6の炭化水素基
を示し、e及びgは3〜10の数を示し、fは1〜10
00の数を示し、hは2〜100の数を示し、R1
2、R3及びR4 は前記と同じ意味を示す)
【0022】これらの化合物を水中に乳化分散させる際
には、系の乳化状態を良好にし、各種安定性を満足させ
るため、カチオン性界面活性剤及びノニオン性界面活性
剤を併用するのが好ましい。ここで用いられる界面活性
剤は特に制限されないが、カチオン性界面活性剤として
は、例えばアルキルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、アルキルベンジルアンモニウムクロライド、ジアル
キルジメチルアンモニウムクロライド、アルキルトリメ
チルアンモニウムブロマイド等が挙げられ、特にラウリ
ルトリメチルアンモニウムクロライド、セチルトリメチ
ルアンモニウムクロライド、ステアリルトリメチルアン
モニウムクロライド等が好ましい。カチオン性界面活性
剤は、系全体に対して0.1〜10重量%、特に1〜5
重量%使用するのが、得られるエマルジョンの安定性に
も優れるので好ましい。また、ノニオン性界面活性剤と
しては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、
ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオ
キシエチレンアルキルエステル、ソルビタン脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、
ショ糖脂肪酸エステル等が挙げられ、特にポリオキシエ
チレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンミリスチ
ルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリ
オキシエチレントリデシルエーテル、ポリオキシエチレ
ンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエ
ーテル等が好ましい。また、エチレンオキサイドの付加
モル数は、平均で3〜50モルのものが好ましい。ノニ
オン性界面活性剤は、系全体に対して0.1〜5重量
%、特に0.5〜2重量%使用するのが、得られるエマ
ルジョンの安定性にも優れるので好ましい。
【0023】次に行う乳化重合に用いられるアルカリ性
触媒としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水酸化ルビジウム、炭酸ナトリウム、テトラアルキ
ルアンモニウムヒドロキシド等が挙げられる。これらの
アルカリ性触媒の使用量は特に限定されないが、一般式
(4)又は(5)で表わされるオルガノポリシロキサン
に対して0.1〜10重量部の範囲で用いるのが好まし
い。
【0024】乳化重合は、前工程で得られた乳化分散液
にアルカリ性触媒を加え、攪拌下、20〜80℃の適当
な温度で数時間〜1週間程度重合を進めればよい。
【0025】重合終了後、反応混合物を中和するには、
例えば塩酸、硫酸、リン酸、ギ酸、酢酸、クエン酸、乳
酸、グリコール酸等の有機及び無機の酸性物質が用いら
れる。このようにして得られるアミノ変性三元共重合体
エマルジョンは、水分蒸発後は、非流動性のゲル状の外
観を呈するものである。また、エマルジョンとしては、
固形分として1〜90重量%、好ましくは10〜70重
量%、更に20〜50重量%のアミノ変性三元共重合体
が含まれているものを使用するのが、工業的に好まし
い。
【0026】成分(A)のアミノ変性三元共重合体は、
全組成中に0.001〜10重量%配合するのが好まし
く、特に0.01〜5重量%、更に0.1〜2重量%配
合するのが経済性の面で好ましい。
【0027】本発明で用いられる成分(B)のカチオン
性非シリコーン系コンディショニング成分としては、第
4級アンモニウム塩等のカチオン界面活性剤;水溶性カ
チオンポリマーなどが挙げられる。これらのうち、カチ
オン界面活性剤としては、例えば以下に示す第4級アン
モニウム塩が挙げられる。
【0028】(B−1)一般式(10)で表わされる第
4級アンモニウム塩:
【0029】
【化2】
【0030】〔式中、R21、R22、R23及びR24のう
ち、少なくとも1個は総炭素数8〜28のアルコキシ
基、アルケニルオキシ基、アルカノイルアミノ基又はア
ルケノイルアミノ基で置換されていてもよいアルキル基
又はアルケニル基を示し、残余はベンジル基、炭素数1
〜5のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を示す。Z
- はハロゲンイオン又は有機アニオンを示す〕
【0031】一般式(10)で表わされるもののうち、
好ましいものとしては、例えば次の一般式(11)〜
(13)で表わされる分岐第4級アンモニウム塩が挙げ
られる。
【0032】
【化3】
【0033】一般式(11)で表わされる分岐第4級ア
ンモニウム塩は、例えば通常炭素数8〜16のオキソア
ルコールを原料として合成されるものであり、その例と
しては、オキソアルコールから導かれるアルキル基を有
するジアルキルジメチルアンモニウム塩、ジアルキルメ
チルヒドロキシエチルアンモニウム塩、ジアルキルメチ
ルベンジルアンモニウム塩等が挙げられる。
【0034】本発明において、(11)式中のR25の分
岐率が、通常10〜100%のものが用いられるが、特
に10〜50%のものが好ましい。また、R25の合計炭
素数が8〜16のものが用いられるが、一定の分布を持
ったものが好ましく、特に以下に示す分布を有するもの
が好ましい。
【0035】C8 〜C11:5%以下。 C12 :10〜35%。 C13 :15〜40%。 C14 :20〜45%。 C15 :5〜30%。 C16 :5%以下。
【0036】斯かる分岐第4級アンモニウム塩の具体例
としては、炭素数8〜16の分岐率10〜50%のアル
キル基を有する、ジアルキルジメチルアンモニウムクロ
リドが挙げられる。
【0037】また、一般式(12)で表わされる分岐第
4級アンモニウム塩は通常、炭素数8〜28のゲルベア
ルコール
【0038】
【化4】
【0039】を原料として合成されるものである。この
分岐第4級アンモニウム塩の好ましい例としては、ゲル
ベアルコールから導かれるアルキル基を有するアルキル
トリメチルアンモニウム塩、アルキルジメチルベンジル
アンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、
ジアルキルメチルヒドロキシエチルアンモニウム塩、ジ
アルキルメチルベンジルアンモニウム塩等が挙げられ
る。更にこれらのうちで特に好ましい具体例としては、
2−デシルテトラデシルトリメチルアンモニウムクロリ
ド、2−ドデシルヘキサデシルトリメチルアンモニウム
クロリド、ジ−2−ヘキシルデシルジメチルアンモニウ
ムクロリド、ジ−2−オクチルドデシルジメチルアンモ
ニウムクロリド等を挙げることができる。
【0040】一般式(13)で表わされるメチル分岐第
4級アンモニウム塩はiとjの和が15となるものが好
適な例として挙げられる。また、一般式(10)、(1
1)、(12)及び(13)で表わされる第4級アンモ
ニウム塩の対イオンであるZの具体例としては、塩素、
ヨウ素、臭素等のハロゲンイオン;メトサルフェート、
エトサルフェート、メトフォスフェート、エトフォスフ
ェート等の有機アニオンが挙げられる。
【0041】(B−2)一般式(14)で表わされる第
4級アンモニウム塩:
【0042】
【化5】
【0043】〔式中、R33及びR34のうち、少なくとも
1個は総炭素数8〜28のアルコキシ基、アルケニルオ
キシ基、アルカノイルアミノ基又はアルケノイルアミノ
基で置換されていてもよいアルキル基又はアルケニル基
を示し、残余はベンジル基、炭素数1〜5のアルキル基
又はヒドロキシアルキル基を示す。R35及びR36は炭素
数2〜3のアルキレン基を示し、Z- はハロゲンイオン
又は有機アニオンを示し、mは同一でも異なっていても
よく、1〜20の整数を示す〕
【0044】(B−3)一般式(15)で表わされる第
4級アンモニウム塩:
【0045】
【化6】
【0046】〔式中、R37は炭素数7〜21の直鎖又は
分岐のアルキル基又はアルケニル基を示し、R38、R39
及びR40はそれぞれ炭素数1〜4のアルキル基又はヒド
ロキシアルキル基を示し、Mは−CONG−(Gは水素
原子又は炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシ
アルキル基である)、−O−又は−COO−を示し、Y
は水素原子、炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロ
キシアルキル基、又は式(16)
【0047】
【化7】
【0048】(式中、R38、R39、R40、X及びZ-
前記と同じ意味を示す)で表わされる基であり(但し、
Gが炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアル
キル基である場合、Yは炭素数1〜3のアルキル基もし
くはヒドロキシアルキル基ではない)、Xは水素原子又
はヒドロキシ基を示し、Z- はハロゲンイオン又は有機
アニオンを示し、nは2又は3であり、oは0又は1〜
5の整数である(但し、oが1の場合には、Xは水素原
子又はヒドロキシ基であり、oが0、2、3、4又は5
の場合には、Xは水素原子である)〕 一般式(15)で表わされるもののうち、一般式(1
7)
【0049】
【化8】
【0050】(式中、R37、R38、R39、R40、G、
X、Y、Z-、n及びoは前記と同じ意味を示す)で表
わされるものが好ましく、特に一般式(18)
【0051】
【化9】
【0052】(式中、R37、R38、R39、R40及びZ-
は前記と同じ意味を示す)で表わされるものが好まし
い。
【0053】(B−4)一般式(19)で表わされる非
対称型第4級アンモニウム塩:
【0054】
【化10】
【0055】〔式中、R41は、分岐鎖を有する総炭素数
8〜28のアルキル基を示し、R42は直鎖の炭素数8〜
22のアルキル基又はアルケニル基、例えばドデシル、
オクタデシル、ドコシル等を示し、R43及びR44はそれ
ぞれ炭素数1〜4のアルキル基又は水素原子(但し、R
43及びR44は同時に水素原子ではない)を示し、Z-
前記と同じ意味を示す〕
【0056】ここで、R41で示される分岐鎖のアルキル
基は、原料の分岐アルコールに由来する基であり、例え
ば、2−(3−メチルヘキシル)−7−メチル−1−デ
シル、2−(1−メチル−3,3−ジメチルブチル)−
5−メチル−7,7−ジメチルオクチル、2−ヘキシル
−1−デシル等のゲルベ型アルコール又はオキソ法型ア
ルコール由来のアルキル基などを挙げることができる。
なお、ゲルベ型アルコールとは、
【0057】
【化11】
【0058】(式中、pは4〜14の整数を示す)で表
わされるアルコールを意味し、また、オキソ法型アルコ
ールとは、一般にα−オレフィンを原料としてオキソ法
によって得られるアルコール及びそのアルコール誘導体
の総称であり、例えば式(21)及び(22)
【0059】
【化12】
【0060】(式中、R45は炭素数1〜10のアルキル
基を示し、R46は炭素数5〜10のアルキル基を示し、
45及びR46の合計炭素数は10〜18である)で表わ
されるアルコールである。これらのアルコールの具体例
としては、ファインオキソコール140、同1600、
同180、同180N、同1800、同2000、同2
600(以上、日産化学社製)、ダイヤドール18G
(三菱化成工業社製)、ドバノール23−I(三菱油化
社製)、EXXAL18、EXXAL20(以上、エク
ソン化学社製)、エマゾール871(エメリー社製)等
が挙げられ、更にエマゾール871をメチルエステル化
した後、還元して得られるイソステアリルアルコール等
も挙げられる。
【0061】一般式(19)で表わされるもののうち、
好ましいものとしては、N−2−(3−メチルヘキシ
ル)−7−メチル−1−デシル−N−ドデシル−N,N
−ジメチルアンモニウムクロライド、N−2−(3−メ
チルヘキシル)−7−メチル−1−デシル−N−オクチ
ル−N,N−ジメチルアンモニウムクロライド、N−2
−(3−メチルヘキシル)−7−メチル−1−デシル−
N−オクタデシル−N,N−ジメチルアンモニウムクロ
ライド、N−2−ヘキシル−1−デシル−N−ドデシル
−N,N−ジメチルアンモニウムクロライド、あるいは
式(23)
【0062】
【化13】
【0063】(式中、R42、R45、R46及びZ- は前記
と同じ意味を示す)で表わされるものが挙げられる。
【0064】これらのカチオン界面活性剤のうち、特に
一般式(19)で表わされる非対称型第4級アンモニウ
ム塩が好ましく、更に一般式(19)中、R41で示され
る分岐鎖のアルキル基がファインオキソコール140、
同1600、同180N、同1800又はダイヤドール
18G由来のアルキル基で、R42がドデシル基又はオク
タデシル基で、R43及びR44がメチル基、Z- がクロル
イオンのものが好ましい。
【0065】成分(B)のうち、これらのカチオン界面
活性剤は、1種又は2種以上を組み合わせて用いること
ができ、全組成中に0.005〜20重量%配合するの
が好ましく、特に0.01〜10重量%、更に0.1〜
5重量%配合すると、経済性や匂いの点で好ましい。
【0066】また、成分(B)のカチオン性非シリコー
ン系コンディショニング剤のうち、水溶性カチオンポリ
マーは、ポリマー鎖に結合してアミノ基又はアンモニウ
ム基を含むか、又は少なくともジメチルジアリルアンモ
ニウムハライドを構成単位として含む水溶性のもので、
構成単位の一部は、アニオン性、ノニオン性、両性のも
のを含有していてもよく、例えばカチオン化セルロース
誘導体、カチオン性澱粉、カチオン化グアーガム誘導
体、ジアリル第4級アンモニウム塩重合物、ジアリル第
4級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物、ジアリ
ル第4級アンモニウム塩/アクリル酸/アクリルアミド
共重合物、ジアリル第4級アンモニウム塩/アクリル酸
共重合物、第4級化ポリビニルピロリドン誘導体などが
挙げられる。
【0067】カチオン化セルロース誘導体としては、例
えば次の一般式(24)で表わされるものが好ましい。
【0068】
【化14】
【0069】〔式(24)中、Aはアンヒドログルコー
ス単位の残基を示し、qは50〜20,000の整数で
あり、各R51は、それぞれ次の一般式(25)で表わさ
れる置換基を示す。
【0070】
【化15】
【0071】式(25)中、R52及びR53は炭素数2又
は3のアルキレン基を示し、rは0〜10の整数、sは
0〜3の整数、tは0〜10の整数、R54は炭素数1〜
3のアルキレン基又はヒドロキシアルキレン基を示し、
55、R56、R57は同一又は異なって、炭素数1〜18
のアルキル基、アリール基又はアラルキル基を示し、ま
た式中の窒素原子を含んで複素環を形成してもよい。X
1 -は陰イオン(塩素、臭素、ヨウ素、硫酸、スルホン
酸、メチル硫酸、リン酸、硝酸等)を示す〕
【0072】これらのカチオン化セルロース誘導体のカ
チオン置換度は、0.01〜1、即ちアンヒドログルコ
ース単位当たりのsの平均値は、0.01〜1が好まし
く、更に好ましくは0.02〜0.5である。又、r+
tの合計は平均1〜3である。カチオン置換度は、0.
01未満では十分でなく、また1を超えてもかまわない
が反応収率の点より1以下が好ましい。ここで用いるカ
チオン化セルロース誘導体の分子量は約100,000
〜3,000,000の間が好ましい。
【0073】カチオン性澱粉としては、次の一般式(2
6)で表わされるものが好ましい。
【0074】
【化16】
【0075】〔式中、Dは澱粉残基を示し、R58はアル
キレン基又はヒドロキシアルキレン基を示し、R59、R
60及びR61は同一又は異なって、炭素数1〜10のアル
キル基、アリール基又はアラルキル基を示し、また式中
の窒素原子を含んで複素環を形成してもよい。X2 -は陰
イオン(塩素、臭素、ヨウ素、硫酸、スルホン酸、メチ
ル硫酸、リン酸、硝酸等)、uは正の整数を示す〕
【0076】これらのカチオン性澱粉のカチオン置換度
は0.01〜1、即ち無水グルコース単位当たり0.0
1〜1、好ましくは0.02〜0.5個のカチオン基が
導入されたものが好ましい。カチオン置換度が0.01
未満では十分でなく、また1を超えてもかまわないが反
応収率の点より1以下が好ましい。
【0077】カチオン化グアーガム誘導体としては、次
の一般式(27)で表わされるものが好ましい。
【0078】
【化17】
【0079】〔式中、Eはグアーガム残基を示し、R62
はアルキレン基又はヒドロキシアルキレン基を示し、R
63、R64及びR65は同一又は異なって、炭素数1〜10
のアルキル基、アリール基又はアラルキル基を示し、ま
た式中の窒素原子を含んで複素環を形成してもよい。X
3 -は陰イオン(塩素、臭素、ヨウ素、硫酸、スルホン
酸、メチル硫酸、リン酸、硝酸等)、vは正の整数を示
す〕
【0080】これらのカチオン化グアーガム誘導体のカ
チオン置換度は、0.01〜1が好ましく、特に0.0
2〜0.5個のカチオン基が、糖単位に導入されたもの
が好ましい。この型のカチオンポリマーは、例えば特公
昭58−35640号、特公昭60−46158号及び
特開昭58−53996号公報に記載され、ジャグアー
ル(セラニーズ シュタイン・ホール社)として市販さ
れている。
【0081】カチオン性のジアリル第4級アンモニウム
塩重合物及びジアリル第4級アンモニウム塩/アクリル
アミド共重合物としては、次の一般式(28)又は(2
9)で示されるものが好ましい。
【0082】
【化18】
【0083】〔式中、R66及びR67は同一又は異なっ
て、水素原子、アルキル基(炭素数1〜18)、フェニ
ル基、アリール基、ヒドロキシアルキル基、アミドアル
キル基、シアノアルキル基、アルコキシアルキル基又は
カルボアルコキシアルキル基を示し、R68、R69、R70
及びR71は同一又は異なって、水素原子、低級アルキル
基(炭素数1〜3)又はフェニル基を示し、X4 -は陰イ
オン(塩素、臭素、ヨウ素、硫酸、スルホン酸、メチル
硫酸、硝酸等)を示し、wは1〜50の整数、xは0〜
50の整数、yは150〜8,000の整数を示す〕
【0084】これらのジアリル第4級アンモニウム塩重
合物又はジアリル第4級アンモニウム塩/アクリルアミ
ド共重合物の分子量としては約3万〜1000万が好ま
しく、更に好ましくは10万〜500万の範囲である。
【0085】これらのジアリル第4級アンモニウム塩重
合物、ジアリル第4級アンモニウム塩/アクリルアミド
共重合物は、これら以外のアニオン性、ノニオン性、両
性の構成単位を含んでいてもよく、例えばジアリル第4
級アンモニウム塩/アクリル酸/アクリルアミド共重合
物、ジアリル第4級アンモニウム塩/アクリル酸共重合
物などを使用することもできる。これらの市販品として
は、例えばマーコート100、マーコート550、マー
コートS、マーコート2200、マーコート280、マ
ーコート295、マーコート3330(以上、カルゴン
社製)等が挙げられる。
【0086】4級化ポリビニルピロリドン誘導体として
は、次の一般式(30)で示されるものが好ましい。
【0087】
【化19】
【0088】〔式中、R72は水素原子又は炭素数1〜3
のアルキル基を示し、R73、R74及びR75は同一又は異
なって、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、ヒドロ
キシアルキル基、アミドアルキル基、シアノアルキル
基、アルコキシアルキル基又はカルボアルコキシアルキ
ル基を示し、Y1 は酸素原子又はアミド結合中のNH基
を示し、X5 -は陰イオン(塩素、臭素、ヨウ素、硫酸、
スルホン酸、炭素数1〜4のアルキル硫酸、リン酸、硝
酸等)、c1 は1〜10の整数、a1+b1=20〜8,
000の整数を示す〕
【0089】これらの第4級化ポリビニルピロリドン誘
導体の分子量としては1万〜200万が好ましく、更に
好ましくは5万〜150万である。
【0090】成分(B)のうち、これらのカチオンポリ
マーは、1種又は2種以上を組み合わせて用いることが
でき、全組成中に0.001〜10重量%配合するのが
好ましく、特に0.1〜5重量%、更に0.1〜2重量
%配合するのが、経済性や匂いの点で好ましい。また、
成分(A)と成分(B)とは重量比で1/100〜10
0/1、特に1/50〜50/1、更に1/20〜20
/1とすることが好ましい。
【0091】本発明の毛髪化粧料には、前記必須成分の
他、更に、成分(A)以外のシリコーン誘導体を配合す
ることができ、これにより相乗的にシリコーン類の機能
をより高めることができる。かかるシリコーン誘導体と
しては、次の1)〜9)に示すものが例示される。
【0092】1)ジメチルポリシロキサン
【0093】
【化20】
【0094】2)メチルフェニルポリシロキサン
【0095】
【化21】
【0096】3)ポリエーテル変性シリコーン
【0097】
【化22】
【0098】〔式中、R81は-(CH2)3-O-(C2H4O)j1-(C3H
6O)k1-G(Gは炭素数1〜12のアルキル基又は水素原
子を示し、j1は0〜50、k1は0〜50(j1+k1≧1)j
2及びj3は0〜10を示し、h1は1〜2000、i1は1
〜1000を示す〕
【0099】4)エポキシ変性シリコーン
【0100】
【化23】
【0101】〔式中、R82は炭素数1〜3のアルキレン
基を示し、l1は1〜500(好ましくは1〜250)、
m1は1〜50(好ましくは1〜30)の数を示す〕
【0102】5)フッ素変性シリコーン
【0103】
【化24】
【0104】(式中、n1は1〜400(好ましくは1〜
250)の数を示す)
【0105】6)アルコール変性シリコーン
【0106】
【化25】
【0107】〔式中、R83はCzH2z(z=0〜4)を示
し、o1及びp1はそれぞれ1〜500(好ましくは1〜2
00)の数を示す〕
【0108】7)アルキル変性シリコーン
【0109】
【化26】
【0110】〔式中、R84は炭素数2〜18のアルキル
基を示し、R85はCzH2z(z=0〜4)を示し、R86
炭素数10〜16のアルキル基を示し、q1及びr1はそれ
ぞれ1〜500(好ましくは1〜200)の数を示す〕
【0111】8)アルコキシ変性シリコーン
【0112】
【化27】
【0113】〔式中、R87はメチル基又はフェニル基を
示し、R88は同一又は異なって、炭素数1〜28(好ま
しくは炭素数12〜22)のアルキル基を示し、s1は1
〜3000の数を示し、t1及びu1はt1+u1=1〜500
となる数を示し、k、v1、w1は同一でも異なっても良く
0〜6の数を示す〕
【0114】9)トリメチルシロキシケイ酸 [(CH3)3SiO1/2]x1[SiO2]y1 (式中、x1は1〜20の数を示し、y1は0.1〜50の
数を示す)
【0115】これらのシリコーン誘導体1)〜9)は、
個々にそのままの形態で用いる場合、あらかじめ少なく
とも2種以上を混合して用いる場合、もしくは通常使用
される乳化剤としての界面活性剤、例えば非イオン活性
剤、アニオン活性剤、カチオン活性剤、両性活性剤の1
種又は2種以上を組み合わせてシリコーン誘導体を水性
媒体中にミクロに分散させた状態(シリコーンエマルジ
ョン)で用いる場合がある。
【0116】シリコーンエマルジョンは攪拌混合による
方法や乳化重合による方法などによって得られる。この
ようなシリコーンエマルジョンとしては、例えばKM8
80、KM883、KM884、KM885、KM88
6、KM887、KM901、KM902、KM90
3、KM904、KM871P、Polon MF11
C、Polon MF18、KM4702(以上、信越
化学工業社製)などが市販されている。
【0117】これらのシリコーン誘導体のうち、特にジ
メチルポリシロキサン及びポリエーテル変性シリコーン
が好ましい。これらのシリコーン誘導体を配合する場合
には、全組成中に0.01〜20重量%、特に0.1〜
10重量%配合するのが好ましい。
【0118】本発明の毛髪化粧料には、前記成分のほ
か、通常の毛髪化粧料に用いられる成分、例えばパール
化剤、乳化剤、香料、色素、防腐剤、酸化防止剤、増粘
剤及び抗フケ剤、殺菌剤、消炎剤、ビタミン類等の薬効
剤、紫外線吸収剤、その他「Encyclopedia
of Shampoo Ingredients(M
icelle press,1985年)」に収載され
ている成分などを、本発明の効果を損わない範囲におい
て、適宜配合することができる。
【0119】本発明の毛髪化粧料は、通常の方法に従っ
て製造することができ、例えば、ヘアシャンプー、ヘア
リンスインシャンプー、ヘアリンス、ヘアトリートメン
ト、スタイリング剤、パーマ剤、ヘアカラーなどの各種
毛髪化粧料に幅広く適用することができる。
【0120】
【発明の効果】本発明の毛髪化粧料は、毛髪に平滑性、
柔軟性、帯電防止効果を与え、柔らかくしっとりしてい
て、しかもサラサラしてべたつきのない良好な仕上がり
が得られ、寝ぐせがつきにくくスタイル保持性に優れ、
しかも毛髪への残留性が高く、パーマやドライヤーなど
で傷んだ髪に対しても十分な効果を発揮することがで
き、更に安定性にも優れたものである。
【0121】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例の説明に先立ち、各実施例で使用する成分(A)
の合成例について説明する。
【0122】合成例1 (成分) (a)成分:オクタメチルシクロテトラシロキサン 400g
【0123】
【化28】
【0124】 (c)成分:メチルトリエトキシシラン 34g (d)成分:塩化セチルトリメチルアンモニウム (30%水溶液) 100g ポリオキシエチレン(5)ラウリルエーテル 5g ポリオキシエチレン(20)ラウリルエーテル 5g (e)成分:水酸化カリウム(5%水溶液) 20g (f)成分:酢酸 1g
【0125】(製法)2lのガラスビーカーに上記の
(a)、(b)及び(c)成分を投入し、ホモミキサー
で均一に溶解した後、(d)成分及び水532gを加
え、均一に乳化分散させた。次に、得られた乳化物に上
記(e)成分を添加した後、70℃で72時間加熱して
重合反応を行った後、(f)成分を投入して中和するこ
とにより、アミノ変性三元共重合体エマルジョン(A)
を得た。得られたアミノ変性三元共重合体は、次式で表
わされる構造単位を(1−1):(2−1):(3−
1)=1:0.017:0.035のモル比で含むもの
であった。
【0126】
【化29】
【0127】また、得られたエマルジョンを105℃で
3時間加熱乾燥を行ったところ、乾燥残分は43%であ
り、非流動性の白色ゲル状物であった。更に、得られた
エマルジョンは50℃に設定した恒温槽内に放置したと
ころ、1か月後も分離のない安定性に優れたものであっ
た。
【0128】合成例2 合成例1において、(b)成分を20g、(C)成分を
22gとした以外は合成例1と同様にして、アミノ変性
三元共重合体エマルジョン(B)を得た。得られたアミ
ノ変性三元共重合体は、構造単位を(1−1):(2−
1):(3−1)=1:0.023:0.023のモル
比で含むものであった。また、得られたエマルジョンを
105℃で3時間乾燥を行ったところ、乾燥残分は43
%であり、非流動性の白色ゲル状物であった。更に、得
られたエマルジョンは50℃に設定した恒温槽内に放置
したところ、1か月後も分離のない安定性に優れたもの
であった。
【0129】合成例3 合成例1において、(c)成分を22gとした以外は合
成例1と同様にして、アミノ変性三元共重合体エマルジ
ョン(C)を得た。得られたアミノ変性三元共重合体
は、構造単位を(1−1):(2−1):(3−1)=
1:0.017:0.023のモル比で含むものであっ
た。また、得られたエマルジョンを105℃で3時間乾
燥を行ったところ、乾燥残分は42%であり、非流動性
の白色ゲル状物であった。また、得られたエマルジョン
は50℃に設定した恒温槽内に放置したところ、1か月
後も分離のない安定性に優れたものであった。
【0130】合成例4 合成例1において、(b)成分を0.7g、(c)成分
を0.8gとした以外は合成例1と同様にして、アミノ
変性三元共重合体エマルジョン(D)を得た。得られた
アミノ変性三元共重合体は、構造単位を(1−1):
(2−1):(3−1)=1:0.0008:0.00
08のモル比で含むものであった。また、得られたエマ
ルジョンを105℃で3時間乾燥を行ったところ、乾燥
残分は39%であり、非流動性の白色ゲル状物であっ
た。更に、得られたエマルジョンは50℃に設定した恒
温槽内に放置したところ、1か月後も分離のない安定性
に優れたものであった。
【0131】合成例5 合成例1において、(a)成分を300g、(b)成分
を78g、(c)成分を87gとした以外は合成例1と
同様にして、アミノ変性三元共重合体エマルジョン
(E)を得た。得られたアミノ変性三元共重合体は、構
造単位を(1−1):(2−1):(3−1)=1:
0.12:0.12のモル比で含むものであった。ま
た、得られたエマルジョンを105℃で3時間乾燥を行
ったところ、乾燥残分は44%であり、25℃における
粘度が120万cpの粘稠な淡黄色液体であった。
【0132】実施例1 表1に示す組成のヘアシャンプーを製造し、これらを使
用したときのすべり・指通り、毛髪の柔らかさ、しっと
り感、帯電防止性、べたつきのなさ、毛髪への残留性、
寝ぐせのつきにくさ、スタイル保持性及び感触の均一性
について評価した。結果を表2に示す。
【0133】(製法)成分(1)〜(5)及び(9)を
混合して70℃に加温し、これに成分(7)を加えて溶
解させた後、冷却した。次に、50℃以下になったとこ
ろで成分(6)及び(8)を添加して均一に混合し、ク
エン酸でpH6に調整し、ヘアシャンプーを得た。
【0134】(評価方法) (1)すべり・指通り、毛髪の柔らかさ、しっとり感、
帯電防止性及びべたつきのなさ:コールドパーマ等の美
容処理を行っていない日本人女性の毛髪20g(長さ1
5cm)を束ね、毛髪束Nとする。また、コールドパーマ
処理を3回行った日本人女性の毛髪20g(長さ15c
m)を束ね、毛髪束Pとする。これらの毛髪束に、各ヘ
アシャンプー1〜2gを塗布し、通常の処理操作を行っ
た。その後、毛髪束を乾燥し、専門パネラーにより、以
下の基準で官能評価した。
【0135】(すべり・指通り) ○:すべり・指通りが良い。 △:すべり・指通りがやや良い。 ×:すべり・指通りが良くない。
【0136】(毛髪の柔らかさ) ○:柔らかさが十分感じられる。 △:柔らかさがやや感じられる。 ×:柔らかさがまったく感じられない。
【0137】(しっとり感) ○:しっとりする。 △:しっとり感がやや足りない。 ×:しっとり感がまったくない。
【0138】(帯電防止性) ○:ブラッシングした時にヘアフライが起きない。 △:ブラッシングした時にヘアフライが少し起きる。 ×:ブラッシングした時にヘアフライが起きる。
【0139】(べたつきのなさ) ○:べたつかない。 △:ややべたつく。 ×:べたつく。
【0140】(2)毛髪への残留性:各ヘアシャンプー
で処理した毛髪束を、ポリオキシエチレン(3)ラウリ
ルエーテル硫酸ナトリウム15重量%、ラウリン酸ジエ
タノールアミド3重量%、及び残部はイオン交換水から
なり、クエン酸でpH7に調整したプレーンシャンプーを
用いて、更に3回洗浄をくり返した。その後、毛髪束を
乾燥させ、毛髪への残留感を以下の基準で官能評価し
た。 ○:残留感がある。 △:残留感が少しある。 ×:残留感がない。
【0141】(3)寝ぐせのつきにくさ、スタイル保持
性及び感触の均一性:専門パネラー10名が、各ヘアシ
ャンプーを2〜3日間使用した後、以下の項目について
官能評価を行い、効果がある+1点、効果がややある+
0.5点、効果がない0点で評価し、集計した結果を以
下の基準で評価した。なお、専門パネラーの髪の特性
は、ロングストレートヘア2名、ロングウェービーヘア
2名、セミロングストレートヘア2名、セミロングウェ
ービーヘア2名、ショートストレートヘア1名、ショー
トウェービーヘア1名である。
【0142】(寝ぐせのつきにくさ) ○:寝ぐせがつきにくい(6点以上10点以下)。 △:寝ぐせがややつきにくい(3点以上6点未満)。 ×:寝ぐせがつく(0点以上3点未満)。
【0143】(スタイル保持性) ○:ヘアスタイルの持ちが良い(6点以上10点以
下)。 △:ヘアスタイルの持ちがあまり良くない(3点以上6
点未満)。 ×:ヘアスタイルの持ちが良くない(0点以上3点未
満)。
【0144】(感触の均一性) ○:毛髪の根元から毛先までの感触が均一である(6点
以上10点以下)。 △:毛髪の根元から毛先までの感触がやや均一である
(3点以上6点未満)。 ×:毛髪の根元から毛先までの感触が均一でない(0点
以上3点未満)。
【0145】
【表1】
【0146】
【表2】
【0147】実施例2 表3に示す組成のヘアリンスを製造し、実施例1と同様
にして、その性能を評価した。ただし、コールドパーマ
等の美容処理を行っていない日本人女性の毛髪20g
(長さ15cm)を束ね、ブラッシングを1000回行っ
た毛髪束(毛髪束Q)と、ブリーチ処理を1回行った日
本人女性の毛髪20g(長さ15cm)を束ねた毛髪束
(毛髪束R)を用いた。結果を表4に示す。
【0148】(製法)成分(7)に成分(6)を加え、
70℃に加温して溶解させた。成分(1)、(4)及び
(5)を混合して70℃に加温して溶解したものを、こ
れに加え、よく混合する。45℃まで冷却し、成分
(2)及び(3)を加え、更に室温までかきまぜながら
冷却を続け、ヘアリンスを得た。
【0149】
【表3】
【0150】
【表4】
【0151】実施例3(ヘアリンス) 以下に示す組成のヘアリンスを常法により製造した。得
られたヘアリンスは、毛髪に平滑性、柔軟性及び帯電防
止効果を与え、良好な仕上がりが得られ、寝ぐせがつき
にくくスタイル保持性に優れ、しかも毛髪への残留性が
高いものであった。
【0152】
【表5】 (成分) (重量%) (1)N−(2−デシル)テトラデシル−N,N,N− トリメチルアンモニウムクロリド 0.5 (2)ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド 1.0 (3)アミノ変性三元共重合体エマルジョン(合成例1) 15.0 (4)リグノセリン酸 3.0 (5)セトステアリルアルコール 2.0 (6)ジンクピリチオン 0.3 (7)メチルパラベン 0.2 (8)香料 0.4 (9)イオン交換水 バランス 計 100
【0153】実施例4(スタイリングローション) 以下に示す組成のスタイリングローションを常法により
製造した。得られたスタイリングローションは、毛髪に
平滑性、柔軟性及び帯電防止効果を与え、良好な仕上が
りが得られ、寝ぐせがつきにくくスタイル保持性に優
れ、しかも毛髪への残留性が高いものであった。
【0154】
【表6】 (成分) (重量%) (1)N−(2−ドデシル)ヘキサデシル−N,N,N− トリメチルアンモニウムクロリド 0.7 (2)ポリエチレングリコール 0.5 (3)アミノ変性三元共重合体エマルジョン(合成例2) 8.0 (4)ジメチルポリシロキサン(5万cp) 0.5 (5)アクリル樹脂液アルカノールアミン液 5.0 (6)ポリエチレングリコール 1.0 (7)メタクリル酸エステル重合体 1.0 (8)エタノール 20.0 (9)香料 0.3(10)水 バランス 計 100
【0155】実施例5(コンディショニングフォーム) 以下に示す組成のコンディショニングフォームを常法に
より製造した。得られたコンディショニングフォーム
は、毛髪に平滑性、柔軟性及び帯電防止効果を与え、良
好な仕上がりが得られ、寝ぐせがつきにくくスタイル保
持性に優れ、しかも毛髪への残留性が高いものであっ
た。
【0156】
【表7】 (成分) (重量%) (1)N−(2−デシル)テトラデシル−N,N,N− トリメチルアンモニウムクロリド 0.5 (2)ミリスチン酸オクチルドデシル 1.0 (3)ジプロピレングリコール 1.0 (4)アミノ変性三元共重合体エマルジョン(合成例3) 5.0 (5)ポリエーテル変性シリコーン (KF6005、信越化学工業社製) 0.5 (6)グリセリン 2.5 (7)流動パラフィン 2.5 (8)ペンタエリスリトールイソステアリルグリシジル エーテルの1モル付加体 0.5 (9)エタノール 5.0 (10)メチルパラベン 0.1 (11)香料 0.1 (12)噴射剤(LPG) 10.0(13)水 バランス 計 100
【0157】実施例6(パーマネントウェーブ第1剤) 以下に示す組成のパーマネントウェーブ第1剤を常法に
より製造した。得られたパーマネントウェーブ第1剤
は、毛髪に平滑性、柔軟性及び帯電防止効果を与え、良
好な仕上がりが得られ、寝ぐせがつきにくくスタイル保
持性に優れ、しかも毛髪への残留性が高いものであっ
た。
【0158】
【表8】 (成分) (重量%) (1)チオグリコール酸アンモニウム 6.0 (2)アミノ変性三元共重合体エマルジョン(合成例1) 1.0 (3)アンモニア水 3.0 (4)フロストDS(エデト酸2ナトリウム) 0.5 (5)ベンジルアルコール 10.0 (6)N−(2−デシル)テトラデシル−N,N,N− トリメチルアンモニウムクロリド 2.0 (7)水 バランス 計 100
【0159】実施例7(パーマネントウェーブ第2剤) 以下に示す組成のパーマネントウェーブ第2剤を常法に
より製造した。得られたパーマネントウェーブ第2剤
は、毛髪に平滑性、柔軟性及び帯電防止効果を与え、良
好な仕上がりが得られ、寝ぐせがつきにくくスタイル保
持性に優れ、しかも毛髪への残留性が高いものであっ
た。
【0160】
【表9】 (成分) (重量%) (1)臭素酸ナトリウム 8.0 (2)N−(2−ドデシル)ヘキサデシル−N,N,N− トリメチルアンモニウムクロリド 2.0 (3)ジメチルポリシロキサン(200cs) 5.0 (4)アミノ変性三元共重合体エマルジョン(合成例1) 0.5 (5)水 バランス 計 100
【0161】実施例8(ヘアシャンプー) 以下に示す組成のヘアシャンプーを常法により製造し
た。得られたヘアシャンプーは、毛髪に平滑性、柔軟性
及び帯電防止効果を与え、良好な仕上がりが得られ、寝
ぐせがつきにくくスタイル保持性に優れ、しかも毛髪へ
の残留性が高いものであった。
【0162】
【表10】 (成分) (重量%) (1)N−ラウロイル−N′−カルボキシメチル−N′− (2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミンTBA塩 10.0 (2)18−メチルエイコサン酸 0.5 (3)アミノ変性三元共重合体エマルジョン(合成例2) 5.0 (4)ポリオキシエチレン(5)ラウリルスルホコハク酸 ジナトリウム 5.0 (5)ラウリン酸ジエタノールアミド 2.0 (6)ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 2.0 (7)ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド 0.1 (8)カチオン化セルロース (ポリマーJR400,UCC社製) 0.15 (9)香料 0.5 (10)色素 適量(11)水 バランス 計 100
【0163】実施例9(ヘアトリートメント) 以下に示す組成のヘアトリートメントを常法により製造
した。得られたヘアトリートメントは、毛髪に平滑性、
柔軟性及び帯電防止効果を与え、良好な仕上がりが得ら
れ、寝ぐせがつきにくくスタイル保持性に優れ、しかも
毛髪への残留性が高いものであった。
【0164】
【表11】 (成分) (重量%) (1)2−ドデシルヘキサデシルトリメチルアンモニウム クロリド 1.5 (2)ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド 2.0 (3)セトステアリルアルコール 3.0 (4)オレイン酸モノグリセライド 1.0 (5)ベンジルアルコール 5.0 (6)アミノ変性三元共重合体エマルジョン(合成例3) 3.0 (7)ヒドロキシエチルセルロース (1%水溶液 粘度8000cp) 0.5 (8)メチルパラベン 0.2 (9)香料 0.4(10)水 バランス 計 100
【0165】実施例10(ヘアコンディショニング剤) 以下に示す組成のヘアコンディショニング剤を常法によ
り製造した。得られたヘアコンディショニング剤は、毛
髪に平滑性、柔軟性及び帯電防止効果を与え、良好な仕
上がりが得られ、寝ぐせがつきにくくスタイル保持性に
優れ、しかも毛髪への残留性が高いものであった。
【0166】
【表12】 (成分) (重量%) (1)ジ(2−ヘキサデシル)ジメチルアンモニウムクロリド 0.5 (2)メチルフェニルポリシロキサン(300CS) 1.0 (3)ジプロピレングリコール 1.0 (4)アミノ変性三元共重合体エマルジョン(合成例1) 0.01 (5)ステアリン酸モノグリセライド 1.0 (6)グリセリン 2.5 (7)流動パラフィン 2.5 (8)エタノール 5.0 (9)メチルパラベン 0.1 (10)香料 0.1 (11)LPG(4.0kg/cm2 ・G、20℃) 10.0(12)水 バランス 計 100
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑田 敏 群馬県安中市磯部2丁目13番1号 信越 化学工業株式会社シリコーン電子材料技 術研究所内 (72)発明者 中里 森三 群馬県安中市磯部2丁目13番1号 信越 化学工業株式会社シリコーン電子材料技 術研究所内 (56)参考文献 特開 平6−87725(JP,A) 特開 平5−70327(JP,A) 特開 平4−230615(JP,A) 特開 昭63−275515(JP,A) 特開 昭56−45406(JP,A) 特開 平8−26938(JP,A) 特開 平8−217643(JP,A) 特開 平5−43804(JP,A) 特開 平5−209058(JP,A) 特開 平4−292627(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 - 7/50 C08G 77/26 C08L 83/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(A)及び(B): (A)式(1)、(2)及び(3) 〔(R1)2SiO〕 ・・・(1) 〔R2R3SiO〕 ・・・(2) 〔R4SiO3/2〕 ・・・(3) 〔式中、R1、R2 及びR4 は炭素数1〜20の1価炭
    化水素基を示し、R3 は基-R5-(NR6-R7)a-NR8R9(R5
    及びR7 は炭素数1〜6の2価炭化水素基を示し、
    6、R8 及びR9 は水素原子又は炭素数1〜20の1
    価炭化水素基を示し、aは0〜3の数を示す)を示す〕
    で表わされる構造単位を有し、(1)、(2)及び
    (3)のモル比が、(1):(2):(3)=1:0.
    001〜0.1:0.001〜0.1であり、末端の少
    なくとも一方がヒドロキシル基で封鎖されたアミノ変性
    三元共重合体、 (B)カチオン性非シリコーン系コンディショニング成
    分の1種又は2種以上を含有する毛髪化粧料。
  2. 【請求項2】 成分(A)において、(1)、(2)及
    び(3)のモル比が、(1):(2):(3)=1:
    0.01〜0.05:0.01〜0.05である請求項
    1記載の毛髪化粧料。
  3. 【請求項3】 成分(A)が乳化重合によって得られる
    エマルジョンである請求項1又は2記載の毛髪化粧料。
  4. 【請求項4】 更に、成分(A)以外のシリコーン誘導
    体を含有する請求項1〜3のいずれか1項記載の毛髪化
    粧料。
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