JP2004160400A - 粒状体検査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】案内体の取り付けや取り外しを簡単に行えるようにし、メンテナンス作業の能率の良い粒状体検査装置を提供する。
【解決手段】案内体20を、良物案内経路を形成する良物案内経路形成部分2と不良物案内経路を形成する不良物案内経路形成部分3とに分割形成し、良物案内経路形成部分2と不良物案内経路形成部分3とが、順次取り付け自在で且つ順次分解自在に組み付けられるように構成する。
【選択図】 図6
【解決手段】案内体20を、良物案内経路を形成する良物案内経路形成部分2と不良物案内経路を形成する不良物案内経路形成部分3とに分割形成し、良物案内経路形成部分2と不良物案内経路形成部分3とが、順次取り付け自在で且つ順次分解自在に組み付けられるように構成する。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、検査対象物としての粒状体群を一層状態で且つ複数列に並ぶ状態で不良物検出箇所に落下状態で供給する粒状体群搬送手段と、前記不良物検出箇所において、前記粒状体群のうちの不良の粒状体又はその粒状体群内に混入する異物を不良物として検出する不良物検出手段と、良物案内経路と不良物案内経路とを前記粒状体群の層厚さ方向に並ぶ状態で備えて、前記検出箇所の下方側箇所に配置される案内体と、前記不良物検出手段の検出結果に基づいて、不良物を前記不良物案内経路に且つ不良物以外の良物を前記良物案内経路に分離する分離手段とが設けられた粒状体検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
かかる粒状体検査装置は、米粒群やペレット群等粒状体群を検査対象物として、それを良物と不良物とに分離するのに使用されるものであり、例えば、米粒群においては、着色米等の不良な米粒や、石・ガラス等の異物が不良物として検出されることになる。
粒状体検査装置の従来例として、粒状体群を一層状態で且つ複数列に並ぶ状態で不良物検出箇所に落下案内するシュートが粒状体群搬送手段として設けられ、不良物検出箇所において粒状体群のうちの不良物を検出する光学式の検出手段が不良物検出手段として設けられ、良物案内経路と不良物案内経路とを粒状体群の層厚さ方向に並ぶ状態に備えて、前記検出箇所の下方側箇所に配置される案内体が設けられ、光学式の検出手段の検出結果に基づいて、粒状体群にエアーを吹き付けて不良物を不良物案内経路に且つ不良物以外の良物を良物案内経路に分離する分離手段が設けられ、これらをケーシング内に収納しているものがあった。
そして、従来においては、案内体が、良物案内経路を形成する良物案内経路形成部分と不良物案内経路を形成する不良物案内経路形成部分とを備えるように一体状態に形成されていた(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−212527号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
検査対象となる選別物を変更する場合や選別物の詰まりや虫やカビが発生した場合等においては、粒状体検査装置から案内体を取り外して案内体や装置内部を清掃する必要があるが、上記従来の技術では、案内体における、良物案内経路を形成する良物案内経路形成部分と不良物案内経路を形成する不良物案内経路形成部分とが一体形成されているために、清掃作業等のメンテナンス作業の際に案内体を取り外す場合には良物案内経路形成部分と不良物案内経路形成部分とを一体に構成した大型の案内体を取り外す必要があり、また、メンテナンス作業が終了して案内体を装置に組み付ける場合も良物案内経路形成部分と不良物案内経路形成部分とを一体に構成した大型の案内体を取り付ける必要があり、メンテナンス作業における案内体の取り付けや取り外しが行い難いものとなっていた。
【0005】
本発明の目的は、案内体の取り付けや取り外しを簡単に行えるようにして、メンテナンス作業を良好に行える粒状体検査装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1は、検査対象物としての粒状体群を一層状態で且つ複数列に並ぶ状態で不良物検出箇所に落下状態で供給する粒状体群搬送手段と、前記不良物検出箇所において、前記粒状体群のうちの不良の粒状体又はその粒状体群内に混入する異物を不良物として検出する不良物検出手段と、良物案内経路と不良物案内経路とを前記粒状体群の層厚さ方向に並ぶ状態で備えて、前記検出箇所の下方側箇所に配置される案内体と、前記不良物検出手段の検出結果に基づいて、不良物を前記不良物案内経路に且つ不良物以外の良物を前記良物案内経路に分離する分離手段とが設けられた粒状体検査装置において、
前記案内体が、前記良物案内経路を形成する良物案内経路形成部分と前記不良物案内経路を形成する不良物案内経路形成部分とに分割形成され、前記良物案内経路形成部分と前記不良物案内経路形成部分とが、順次取り付け自在で且つ順次分解自在に組み付けられていることを特徴としている。
【0007】
すなわち、案内体は良物案内経路形成部分と不良物案内経路形成部分とに分割形成されており、案内体を取り付ける際には、良物案内経路形成部分と不良物案内経路形成部分とを順次取り付けることにより行うことができ、また、案内体を取り外す際には、良物案内経路形成部分と不良物案内経路形成部分とを順次取り外すことにより行うことができ、よって、清掃作業等のメンテナンス作業により案内体を取り付けたり取り外したりする必要がある場合には、案内体を全体としてではなく、案内体の全体よりも小さい複数の経路形成部分を一つずつ扱いながら、順次取り付け及び分解できるので、点検作業での案内体の取り付け及び分解が行い易く、しかも、案内体の清掃作業は、分割された複数の経路部分に対して行えばよいので、清掃作業も行い易く、もって、メンテナンス作業を良好に行なえる粒状体検査装置が得られる。
【0008】
請求項2は、前記良物案内経路又は前記不良物案内経路のうちの一方が、前記粒状体搬送手段にて落下供給される粒状体群の落下移動経路中に経路入り口を位置させる状態で設けられ、前記不良物案内経路形成部分又は前記良物案内経路形成分のうちで、前記落下移動経路中に経路入り口を位置させる案内経路を備えないものが、前記落下移動経路中に経路入り口を位置させる案内経路を備えるものの両側に配置されていることを特徴としている。
すなわち、良物案内経路が、粒状体搬送手段にて落下供給される粒状体群の落下移動経路中に経路入り口を位置させる状態で設けられ、不良物案内経路形成部分が、良物案内経路形成部分の両側に配置されている場合においては、不良物案内経路形成部分を良物案内経路形成部分の両側に配置しているから、良物や不良物が良物案内経路の両側に飛散することがあっても、それらを不良物として適切に回収でき、また、不良物案内経路が、粒状体搬送手段にて落下供給される粒状体群の落下移動経路中に経路入り口を位置させる状態で設けられ、良物案内経路形成部分が、不良物案内経路形成部分の両側に配置されている場合においては、良物案内経路形成部分を不良物案内経路形成部分の両側に配置しているから、良物や不良物が不良物案内経路の両側に飛散することがあっても、それらを良物として適切に回収できるのである。
そして、この両者の場合には、案内体は、一対の不良物案内経路形成部分と、一つの良物案内経路形成分とからなる、3つの経路形成部分を備える大型な構成になるが、3つの経路形成部分を各別に扱って取り付け及び分解できるので、案内体を複数に分割して構成しているわりには、点検作業での案内体の取り付け及び分解が行い易いものとなる。
【0009】
請求項3は、前記良物案内経路形成部分と前記不良物案内経路形成部分とが、前記粒状体群の層厚さ方向に重ね合わせる形態で組み付けられるように構成されていることを特徴としている。
すなわち、複数の経路形成部分は、重ね合わせにより、互いの位置関係を適正にする状態に組み付け易くなり、複数の経路形成部分の組み付け作業を簡単なものとすることができる。
【0010】
請求項4は、前記良物案内経路形成部分と前記不良物案内経路形成部分とが、最も装置内方がわに位置するものを装置側係止部に係止保持し、隣接するもの同士を互いに係止させることにより、順次重ね合わせる形態で組み付けられるように構成され、重ね合わせた状態の前記良物案内経路形成部分と前記不良物案内経路形成部分とを装置内方側に押圧して、その重ね合わせた状態に保持するクランプ手段が設けられていることを特徴としている。
すなわち、案内体を構成する良物案内経路形成部分や不良物案内経路形成部分を支持枠や隣接するものに係止させることで組み付けることができ、クランプ手段により、良物案内経路形成部分及び不良物案内経路形成部分を重ね合わせた状態にて的確に維持することができ、案内体の組み付け作業を更に簡単なものとすることができる。
【0011】
請求項5は、ケーシングにおける前記粒状体群の層厚さ方向での壁部に、前記案内体に対する点検口が形成されていることを特徴としている。
すなわち、案内体に対する点検清掃作業を、点検口より案内体における粒状体群の横幅方向全体を認識しながら良好に行えるものとなる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る粒状体検査装置の実施形態を、粒状体群の一例として玄米や精米等の米粒体群を検査対象物として、不良物検出及び不良物除去を行う粒状体検査装置に適用する場合について図面に基づいて説明する。
【0013】
図1及び図2に示すように、粒状体群搬送手段としての広幅で板状のシュータ1が、水平面に対して所定角度(例えば60度)に傾斜されて設置され、このシュータ1の上部側に設けた貯溜タンク7からフィーダ9によって搬送されて供給された米粒群kが、シュータ1の上面を一層状態で横方向に複数列に並ぶ状態で流下案内される(図3参照)。尚、図3は動作説明図であるため、図1、図2とは装置構成の配置が異なる箇所がある。ここで、前記シュータ1は、幅方向全幅に亘って平坦な案内面に形成された平面シュータである。また、シュータ1においては、一層状態で移送させることを目的としているが、流れ状態により部分的に粒が重なって2層状態等になっても、一層状態の概念に含まれる。
【0014】
貯溜タンク7には、外部の精米機等から供給される米粒群kや、その外部からの米粒群kを1次選別処理した後再選別される良物又は不良物が貯溜される。タンク7は下端側ほど先細筒状に形成され、貯溜タンク7からフィーダ9上に落下した米粒群kのシュータ1への供給量は、フィーダ9の振動による米粒群kの搬送速度を変化させて調節される。尚、正常な米粒が良物であり、着色米等の不良な米粒や、石・ガラス等の異物が不良物である。
【0015】
図3に示すように、米粒群kがシュータ1の下端部から移動落下する落下移動経路IK中に、後述する不良物検出手段Cにて不良物の存否を検出する不良物検出箇所(以下、単に検出箇所と称する)Jが設定されている。米粒群kは横幅方向に広がった状態でその横幅方向に沿って幅広に形成された前記検出箇所Jを通過するように搬送される構成となっている。
【0016】
落下移動経路IKの前面側(図2において左側)を照明する前面側ライン状光源4Bと、落下移動経路IKの後面側(図2において右側)を照明する後面側ライン状光源4Aとが設けられている。各ライン状光源4A,4Bと前記検出箇所Jとを結ぶ照明光の経路には夫々拡散透過板18A,18Bが配置され、各ライン状光源4A,4Bの背部側及び一部側方箇所を覆う状態で、内面につや消しの白色塗装を施した曲面状の拡散反射板20A,20Bが配置されている。この両ライン状光源4A,4Bにて検出箇所Jを照明する照明手段4が構成されている。
【0017】
前記前面側ライン状光源4Bからの照明光が前記検出箇所Jの前面側で反射した反射光を受光する前面側ラインセンサ5Bと、後面側ライン状光源4Aからの照明光が上記検出箇所Jの後面側で反射した反射光を受光する後面側ラインセンサ5Aとが設けられ、この両ラインセンサ5A,5Bにて、上記検出箇所Jからの光を受光する受光手段5が構成されている。
前記各ライン状光源4A,4Bは、各ラインセンサ5A,5Bの受光方向に対して傾いた複数の方向から米粒群kを照明するように、検出箇所Jを斜め下方から照明する下側光源と、検出箇所Jを斜め上方から照明する上側光源とを備えている。そして、このように検出箇所Jを照明光の照明角度を変えて異なる方向から照明して、米粒群kが正常な検出箇所Jから横方向にずれた場合でも、極力均一な状態で良好に照明できるようにしている。
【0018】
図5に示すように、前記両ラインセンサ5A,5Bは、前記幅広の検出箇所Jからの光を受光する複数個の受光部としての複数個の受光素子5aを検出箇所Jの幅方向に沿って並置させるように構成されている。つまり、前記米粒群kの各米粒の大きさよりも小さい範囲p(例えば米粒の大きさの10分の1程度)を夫々の受光対象範囲とする複数個の受光素子5aを前記幅広の検出箇所Jに対応させてライン状に並ぶ状態で備えている。
そして、各ラインセンサ5A,5Bは、受光素子5aが直線状に並置されたモノクロタイプのCCDセンサ部50と、検出箇所Jでの米粒群kの像を上記CCDセンサの各受光素子5a上に結像させる光学系51とから構成され、例えば図3において検出箇所Jの右端側から左端側に向けて、各受光素子5aから各受光情報が順次取り出されるように構成されている。
【0019】
前記各ラインセンサ5A,5Bの受光方向であって前記検出箇所Jの背部側箇所に配置されて、前記各ラインセンサ5A,5Bに向けて光を投射する投射部材8が設けられている。この投射部材8は、前記検出箇所Jの横幅方向に沿って密状態で並べて設置される複数のLED発光素子80と、それらの複数のLED発光素子80が設置される領域の光投射側に配置されて複数のLED発光素子80が発光した光を拡散させる拡散板81とを備えて構成されている。
【0020】
図2に示すように、前面側ライン状光源4B及び前面側ラインセンサ5Bが一方の収納部13Bに収納され、後面側ライン状光源4A及び後面側ラインセンサ5Aが他方の収納部13Aに収納され、両収納部13A,13Bは側板が共通の一体の箱体に形成され、各収納部13A,13Bは、検出箇所Jに面する側に板状の透明なガラスからなる透過窓14A,14Bを備えている。つまり、各ライン状光源4A,4B及び各ラインセンサ5A,5Bが、前記検出箇所Jに面する側に透過窓14A,14Bを備えた収納部13A,13Bに収納されて、各ライン状光源4A,4Bが前記透過窓14A,14Bを通して前記検出箇所Jを照明し、且つ、各ラインセンサ5A,5Bが前記透過窓14A,14Bを通して前記検出箇所Jからの光を受光するように構成されている。尚、照明手段4や受光手段5等から米粒群kのうちの不良の粒状体又はその粒状体群内に混入する異物を不良物として検出する不良物検出手段Cが構成されている。また、図2には図示しないが、各透過窓14A,14Bの表面に長手方向(図2の紙面垂直方向)に沿ってエアーを吹き付けて、窓表面に付着した塵等を除くための清掃ノズル26(図4参照)が設けられている。
【0021】
図3に示すように、落下移動経路IKの前記検出箇所Jから経路下手側の分離箇所において、検出箇所Jでの受光情報に基づいて不良と判定された米粒や異物等の不良物に対してエアーを吹き付けて落下移動経路IKから分離させるためのエアー吹き付け装置6が設けられ、この分離手段としてのエアー吹き付け装置6は、噴射ノズル6aの複数個を、上記落下移動経路IKの全幅を所定幅で複数個の区画に分割形成した各区画に対応する状態で並置させ、不良物が存在する区画の噴射ノズル6aが作動されるように構成されている。
よって、不良物検出手段Cの検出結果に基づいて、不良物を不良物案内経路に且つ不良物以外の良物を良物案内経路に分離する分エアー吹き付け装置6にて、シュータ1の下端部から落下移動経路IKに沿って落下する米粒群kは、前記噴射ノズル6aからのエアーの吹き付けを受けずにそのまま進行して良物案内経路に進入する良物と、エアーの吹き付けを受けて米粒群kの落下移動経路IKから分離されて不良物案内経路に進入する不良物とに分離されるように構成されている。
【0022】
図6に示すように、案内体20は、良物案内経路を形成する良物案内経路形成部分としての良物受口体2と、不良物案内経路を形成する不良物案内経路形成部分としての不良物受口体3とに分割形成して構成され、不良物受口体3は、後述する点検口23(図1参照)に対して、良物受口体2の奥側に位置する奥側不良物受口体3Aと、良物受口体2の手前側に位置する手前側不良物受口体3Bとで構成されている。良物受口体2は、その経路入り口を米粒群kの落下移動経路IK中に位置させており、横幅方向に細長い筒状に形成された良物受口体2を米粒群kの層厚さ方向に奥側不良物受口体3Aと手前側不良物受口体3Bとで挟む状態に配置されている。
【0023】
従って、良物は落下移動経路IKに沿ってそのまま良物受口体2に落下し、エアーの吹き付けを受けて米粒群kの落下移動経路IKから分離される不良物は、落下移動経路IKに対して噴射ノズル6aとは反対側に位置する手前側不良物受口体3Bに案内し、周囲の部材に当たって跳ね返った米粒や、シュータ1の裏側を通って落下してくる米粒等は、奥側不良物受口体3Aにて受け止めるように構成されている。図1、図11に示すように、良物受口体2にて受け止められた良物は、良物案内経路の経路出口から排出されて下方に位置する良物回収体W1に回収され、奥側不良物受口体3A並びに手前側不良物受口体3Bにて受け止められた不良物は、不良物案内経路の経路出口側から排出されて下方に位置する不良物回収体W2に回収されるように構成されている。
【0024】
図1及び図11に示すように、機枠Fの前上部に位置する傾斜部分F1に情報の表示及び入力用の操作卓21が設置され、装置後部に備えられた支持台14上に前記フィーダ9に対する振動発生器9Aが設置されている。前記シュート1は、下部側が前記収納部13A,13Bに支持されており、上部側が前記支持台14に締付け固定されている。案内体20が機枠Fの前縦部分F2から後縦部分F3にわたって架設されたガイド体としてのフレーム31に支持されている。そして、カバーKにおける粒状体群kの層厚さ方向での壁部に、案内体20に対する点検口23が形成されている。つまり、装置外面を覆う壁部としてのカバーKが機枠Fに取り付けられており、カバーKの前面上部は、上部に位置する横支点周りに揺動開閉可能な上カバー体19Aが付設されており、カバーKの前面下部は、着脱可能な下カバー体19Bが付設されており、カバーKの前面下部に付設された下カバー体19Bにて良物受口体2、奥側不良物受口体3A、及び、手前側不良物受口体3Bのそれぞれを通過可能な点検口23が下カバー体19Bにて閉塞されている。尚、カバーKと機枠Fとからケーシングが構成されており、下カバー体19Bには、のぞき窓22が設けられている。
【0025】
次に、制御構成について説明する。図4に示すように、マイクロコンピュータ利用の制御装置10が設けられ、この制御装置10に、両ラインセンサ5A,5Bからの各画像信号と、前記操作卓21からの操作情報とが入力されている。一方、制御装置10からは、前記ライン状光源4A,4Bを点灯させる点灯回路19に対する駆動信号と、各噴射ノズル6aへの各エアー供給をオンオフする複数個の第1電磁弁11に対する駆動信号と、2つの清掃ノズル26へのエアー供給をオンオフする2つの第2電磁弁12に対する駆動信号と、前記フィーダ用振動発生器9Aに対する駆動信号とが出力されている。
【0026】
前記制御装置10を利用して、前記透過用及び反射用のラインセンサ5A,5Bの受光情報に基づいて、米粒群kにおける不良物の存否を判別する判別手段100が構成され、この判別手段100は、米粒群kからの検出光(透過光及び反射光)つまり透過用及び反射用のラインセンサ5A,5Bの受光量がその適正光量範囲を外れた場合に、不良物の存在を判別するように構成されている。
そして、不良の判別情報に基づいて、前記両ラインセンサ5A,5Bの検出位置Jに移送した米粒群kのうちで、不良物の存在が判別された場合には、検出位置Jから前記噴射ノズル6aによるエアー噴射位置までの移送時間が経過するに伴って、落下している不良物に対して、その位置に対応する区画の各噴射ノズル6aからエアーを吹き付けて落下移動経路から分離させる。
【0027】
次に、前記案内体20の支持構造について説明する。図6〜図11に示すように、案内体20は、分割形成された前記良物受口体2と前記不良物受口体3とが、順次取り付け自在で且つ順次分解自在に組み付けられている。そして、良物受口体2が前記シュート1にて落下供給される粒状体群kの落下移動経路中に経路入り口を位置させる状態で設けられており、不良物受口体3が良物受口体2の両側に配置され、良物受口体2と不良物受口体3とが、粒状体群kの層厚さ方向に重ね合わせる形態で組み付けられるように構成され、最も装置内方がわに位置する不良物案内体3を装置側係止部としての支持ブラケット33に係止保持し、隣接するもの同士を互いに係止させることにより、順次重ね合わせる形態で組み付けられるように構成され、重ね合わせた状態の良物案内体2と不良物案内体3とを装置内方側に押圧して、その重ね合わせた状態に保持するクランプ手段38が設けられている。尚、図1及び図2に示すように、前記シュータ1には、前記収納部13Aと収納部13Bとにわたって架設された係止片15に係止させる被係止片1Aが左右の側下部にそれぞれ側方に突出する状態で設けられており、前記支持台14に設けられた締付け部15にて締付け固定される被締付け部1Bが左右の側上部にそれぞれ設けられており、メンテナンスをする際には、シュータ1は締付け部16による締付けを解除することにより取り外し可能に構成されている。
【0028】
詳述すると、図6〜図10に示すように、前記一対のフレーム31は、断面視形状がC型に形成された枠材にて構成されており、前上がり傾斜状態にケーシングの両側壁のそれぞれに配設して一対備えられ、長手方向に形成されている長孔31aが互いに対向する状態に配設されている。そして、それぞれのフレーム31には被案内部材32がフレーム31の長手方向にスライド移動自在な状態で内装されており、そのそれぞれの被案内部材32には支持枠としての左右一対の支持ブラケット33がそれぞれ長孔31aを通して固着されている。支持ブラケット33には、受口体20が奥側不良物受口体3A、良物受口体2、手前側不良物受口体3Bの順に互いに密着状態に重ね合わせた状態で載置可能に構成されている。
【0029】
図6、図7に示すように、各支持ブラケット33には、奥側不良物受口体3Aの被載置部35を載置させるための載置部33bが前方に延出されて形成されており、その載置部33bの前端には被載置部35の前端部を係止する装置側係止部としての折り曲げ33aが形成されている。
前記奥側不良物受口体3Aの両横がわには、前記載置部33bに載置させる被載置部35が奥側不良物受口体3Aの本体上面から上方に突出する舌片状に設けられており、その被載置部35前端部には、手前側不良物受口体3Bの第2被係合突起37を係合させる係合部35aが更に上方に突出して形成されている。
前記良物受口体2の両横がわには、被載置部35の後端部に係合する第1被係合突起36が側方に突出形成されており、前記手前側不良物受口体3Bの両横がわには、前記係合部35aと係合する第2被係合突起37が側方に突出形成されるとともに、上面にはクランプ手段38が設けられている。
【0030】
従って、図8に示すように、奥側不良物受口体3Aは、被載置部35を折り曲げ33aに係合させた状態で載置部33bに載置させることで係止保持され、良物受口体2は、第1被係合突起36を被載置部35の後端部に係合させるとともに良物受口体2の本体を奥側不良物受口体3Aの本体に載置することで係止保持され、手前側不良物受口体3Bは、第2被係合突起37を係合部35aに係合させるとともに手前側不良物受口体3Bの本体を良物受口体2の本体に載置することで係止保持される構成となっており、奥側不良物受口体3Aと良物受口体2と手前側不良物受口体3Bとを順次重ね合わせた状態でクランプ手段38を締め付け操作することにより、載置することで順次重ね合わせた状態となった奥側不良物受口体3A、良物受口体2、及び、手前側不良物受口体3Bを装置内方側に押圧して重ね合わせた状態に固定することができる。
【0031】
つまり、案内体20を取り外す場合は、クランプ手段38の締め付けを解除すると、手前側不良物受口体3B、良物受口体2、奥側不良物受口体3Aのそれぞれは係止保持されているだけであるので、その後は、手前側不良物受口体3B、良物受口体2、奥側不良物受口体3Aの順に工具なしで取り外すことができる。また、案内体20を装置に取り付ける場合は、取り外す場合とは逆に、奥側不良物受口体3A、良物受口体2、手前側不良物受口体3Bの順に係止保持させ、この状態でクランプ手段38を締付け操作することで完了する。
【0032】
次に、案内体20の位置調節構造について説明する。図10に示すように、案内体20を米粒群kの層厚さ方向へ位置調節案内自在に支持する位置調節手段Dが案内体20の両横側方にそれぞれ設けられ、各位置調節手段Dは、支持ブラケット33aにおける粒状体群kの列並び方向での両端部を粒状体群kの層厚さ方向に移動自在に案内する一対の前記フレーム31と、一端が支持ブラケット33aに連結され且つ他端がケーシングの外面近くに位置する状態でフレーム31に沿って配備されて、回転操作により支持ブラケット33aを螺進移動させる棒状の一対の螺進調節体39とから構成されている。また、左右に一対設けられる各螺進調節体39は、ケーシングの外面近くのケーシング内に位置する回転操作部として構成されている六角穴付き大径部40を備え、その六角穴付き大径部40を備える一端側が固定側の筒状螺部17に螺進移動するように連結され、他端側が相対回転可能で粒状体群kの層厚さ方向には一体に移動するように被案内部材32に連結されている。
【0033】
図9に示すように、左右一対のフレーム31のそれぞれ上端部は、左右一対設けられた前縦部分F2内に後方から入り込む状態でそれぞれ連結されており、機枠Fの前縦部分F2のそれぞれ前面には、六角穴付き大径部40の回転操作用工具としての六角レンチを挿脱する操作孔41が六角穴付き大径部40に対応するように開口されている。
従って、六角穴付き大径部40は前縦部分F2内に位置しており、その前縦部分F2内に位置する六角穴付き大径部40を、ケーシングの外部となる前縦部分F2の前方側から六角レンチを操作孔41に差し込んで回転操作することにより、螺進調節体39がフレーム31に対してフレーム31の長手方向に沿ってスライド移動し、この螺進調節体39のスライド移動により被案内部材32がフレーム31の長手方向に沿ってスライド移動し、フレーム31のスライド移動により支持ブラケット33上に支持された奥側不良物受口体3A、良物受口体2、及び、手前側不良物受口体3Bを一体的にフレーム31の長手方向に沿ってスライド移動する。
よって、前記米粒群kの落下移動経路IKに対して良物受口体2の経路入り口がずれていた場合には、ケーシングの外側からの六角穴付き大径部40を調節操作することにより、良物受口体2の位置合わせを行うことができる。尚、六角穴付き大径部40には等間隔に目盛40aが備えられており、六角穴付き大径部40の操作量や位置を容易に判断できるように構成されている。
【0034】
粒状体検査装置は、図12に示すように、4台のユニットU1,U2,U3,U4を横方向に並べて構成され、そのうちの1台のユニットをメインユニットSU1として設置した前記操作卓21によって、他のサブユニットU2,U3,U4についての運転操作を行うように構成されている。
【0035】
次に、エアー吹き付け装置6並びに清掃ノズル26へのエアー供給構造について説明する。図13に示すように、メインユニットU1におけるエアー吹き付け装置6並びに清掃ノズル26へのエアー供給構造について説明すると、エアポンプ43からのエアーがエアー吹き付け装置6並びに清掃ノズル26へ供給されるように構成されており、エアポンプ43からの配管は途中でエアー吹き付け装置6への配管と清掃ノズル26への配管とに分岐され、分岐箇所よりエアポンプ43側の配管にエアーを安定した圧力状態で供給するためのレギュレータ44が設けられており、エアー吹き付け装置6への配管に吹き付け用エアフィルタ45が設けられ、清掃ノズル26への配管に清掃用エアフィルタ46が設けられている。
従って、エアー吹きつけ装置6へは、エアポンプ43からレギュレータ44、吹き付け用エアフィルタ45を順に介してエアーが供給され、清掃ノズル26へは、エアポンプ43からレギュレータ44、清掃用エアフィルタ46を順に介してエアーが供給されるように構成されており、エアー吹き付け装置6と清掃ノズル26とは別のエアフィルタを通過したエアーが供給される。
【0036】
そして、メインユニットU1の吹き付け用エアフィルタ45とエアー吹き付け装置6との間における箇所において、メインユニットU1に隣接するサブユニットU2におけるエアー吹き付け装置6への配管が接続されており、このサブユニットU2のエアー吹き付け装置6への配管にサブユニットU3のエアー吹き付け装置6への配管が接続されており、さらにこのサブユニットU3のエアー吹き付け装置6への配管にサブユニットU4のエアー吹き付け装置6への配管が接続されている。
【0037】
また、メインユニットU1の清掃用エアフィルタ46と清掃ノズル26との間における箇所において、メインユニットU1に隣接するサブユニットU2における清掃ノズル26への配管が接続されており、このサブユニットU2の清掃ノズル26への配管にサブユニットU3の清掃ノズル26への配管が接続されており、さらにこのサブユニットU3の清掃ノズル26への配管にサブユニットU4の清掃ノズル26への配管が接続されている。尚、図13には、噴射ノズル6aへのエアー供給をオンオフする第1電磁弁11、並びに、清掃ノズルへのエアー供給をオンオフする第2電磁弁12は図示していない。
【0038】
従って、各サブユニットU2,U3,U4のそれぞれにおいて、エアー吹き付け装置6へは、エアポンプ43からメインユニットU1に設けられたレギュレータ44及び吹き付け用エアフィルタ45を介し、その後は各サブユニットU2,U3,U4それぞれにエアーが供給され、清掃ノズル26へは、エアポンプ43からメインユニットU1に設けられたレギュレータ44及び清掃用エアフィルタ46を介し、その後は各サブユニットU2,U3,U4それぞれにエアーが供給される。
【0039】
よって、エアフィルタをエアー吹き付け装置6用の吹き付け用エアフィルタ45と、清掃ノズル26用の清掃用エアフィルタ46とを別々に備えてあるので、エアー吹き付け装置6に対しては吹き付けに適した容量の小さなエアフィルタを備えて、使用するエアーの量を減らすことができるとともに、清掃ノズル26に対しては容量の大きなエアフィルタを備えて、透過窓14A,14Bに付着した埃等を除去しやすくすることができる。
【0040】
そして、サブユニットU2,U3,U4には、エアポンプ43、レギュレータ44、吹き付け用エアフィルタ45、並びに、清掃用エアフィルタ46を備える必要がなく、サブユニットU2,U3,U4内における空スペースが広がり、サブユニットU2,U3,U4内の点検が行いやすくなる。また、メインユニットU1においても、エアポンプ43、レギュレータ44、吹き付け用エアフィルタ45、並びに、清掃用エアフィルタ46をカバーK外部に配設することにより、メインユニットU1内における空スペースが広がり、メインユニットU1内の点検が行いやすくなる。
【0041】
また、制御装置10から出力される第2電磁弁12に対する駆動信号は、清掃ノズル26は各ユニットごとに順次エアーを噴出させるように出力されており、複数のユニットの清掃ノズル26が同時に作動しないように制御装置10により制御されている。よって、清掃用エアフィルタ46の容量としては1つのユニットに対する程度でよく、清掃用エアフィルタ46の容量を小さくすることができる。
【0042】
〔別実施例〕
上記実施の形態では、六角穴付き大径部40の回転操作により、奥側不良物受口体3A、良物受口体2、及び、手前側不良物受口体3Bを一体的にフレーム31に沿って上下方向にスライド移動するように構成していたが、六角穴付き大径部40の回転操作により、良物受口体2のみをフレーム31に沿って上下方向にスライド移動するように構成しても良い。
【0043】
上記実施の形態では、不良物除去を行う粒状体検査装置に適用する場合について説明したが、良物除去を行う粒状体検査装置に適用してもよい。つまり、案内体を、米粒群の落下移動経路中に経路入り口が位置する1つの不良物受口体と、点検口23に対して不良物受口体の奥側に位置する奥側良物受口体と、点検口23に対して不良物受口体の手前側に位置する手前側不良物受口体との2つの良物案内体で構成する、つまり、上記実施の形態における良物受口体2を不良物受口体とし、奥側不良物受口体3Aを奥側良物受口体とし、手前側不良物受口体3Bを手前側良物受口体とする。そして、不良の判別情報に基づいて、前記両ラインセンサ5A,5Bの検出位置Jに移送した米粒群kのうちで、不良物の存在が判別されない場合、つまりは良物の場合には、その落下している良物に対して、その位置に対応する区画の各噴射ノズル6aからエアーを吹き付けて落下移動経路から分離させるように構成しても良い。
【0044】
上記実施の形態では、案内体20の不良物受口体2を奥側不良物受口体3Aと手前側不良物受口体3Bとの2つで構成したが手前側不良物受口体3Bのみで構成しても良い。この場合の支持構造は、例えば、良物受口体2の両横側がわに、良物受口体2の本体上面から上方に突出する状態に係合部を設け、その係合部に係合凸部を形成し、手前側不良物受口体3Bの両横がわには、係合凸部と係合する被係合突起を側方に突出形成し、本体上面にクランプ手段38を設けるとよい。
【0045】
上記実施の形態では、粒状体の一例として玄米や精米等の米粒としたが、粒状体としては、麦や蕎麦等の他の穀粒や、成型加工用の樹脂ピペット等の粒状物であればよい。
【0046】
上記実施の形態では、回転操作部と回転操作用工具として六角穴付き大径部40と六角レンチとしたが、例えば、十字穴付きの大径部と十字ドライバー等でも良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】流状体検査装置の全体側面図
【図2】流状体検査装置の要部側面図
【図3】流状体検査装置の要部斜視図
【図4】制御構成のブロック図
【図5】ラインセンサの受光範囲を示す図
【図6】案内体の支持構造を示す分解側面図
【図7】案内体の支持構造を示す分解斜視図
【図8】案内体を支持した状態を示す要部側面図
【図9】回転操作部を示す側面図
【図10】案内体の支持構造を示す横断平面図
【図11】メインユニットの一部切り欠き正面図
【図12】粒状体検査装置の正面図
【図13】エアー供給路の系統図
【符号の説明】
1 シュータ
2 良物受口体
3 不良物受口体
6 エアー吹き付け装置
20 案内体
23 点検口
33 支持ブラケット
38 クランプ手段
C 不良物検出手段
J 検出箇所
k 米粒体群
K カバー
IK 落下移動経路
【発明の属する技術分野】
本発明は、検査対象物としての粒状体群を一層状態で且つ複数列に並ぶ状態で不良物検出箇所に落下状態で供給する粒状体群搬送手段と、前記不良物検出箇所において、前記粒状体群のうちの不良の粒状体又はその粒状体群内に混入する異物を不良物として検出する不良物検出手段と、良物案内経路と不良物案内経路とを前記粒状体群の層厚さ方向に並ぶ状態で備えて、前記検出箇所の下方側箇所に配置される案内体と、前記不良物検出手段の検出結果に基づいて、不良物を前記不良物案内経路に且つ不良物以外の良物を前記良物案内経路に分離する分離手段とが設けられた粒状体検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
かかる粒状体検査装置は、米粒群やペレット群等粒状体群を検査対象物として、それを良物と不良物とに分離するのに使用されるものであり、例えば、米粒群においては、着色米等の不良な米粒や、石・ガラス等の異物が不良物として検出されることになる。
粒状体検査装置の従来例として、粒状体群を一層状態で且つ複数列に並ぶ状態で不良物検出箇所に落下案内するシュートが粒状体群搬送手段として設けられ、不良物検出箇所において粒状体群のうちの不良物を検出する光学式の検出手段が不良物検出手段として設けられ、良物案内経路と不良物案内経路とを粒状体群の層厚さ方向に並ぶ状態に備えて、前記検出箇所の下方側箇所に配置される案内体が設けられ、光学式の検出手段の検出結果に基づいて、粒状体群にエアーを吹き付けて不良物を不良物案内経路に且つ不良物以外の良物を良物案内経路に分離する分離手段が設けられ、これらをケーシング内に収納しているものがあった。
そして、従来においては、案内体が、良物案内経路を形成する良物案内経路形成部分と不良物案内経路を形成する不良物案内経路形成部分とを備えるように一体状態に形成されていた(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−212527号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
検査対象となる選別物を変更する場合や選別物の詰まりや虫やカビが発生した場合等においては、粒状体検査装置から案内体を取り外して案内体や装置内部を清掃する必要があるが、上記従来の技術では、案内体における、良物案内経路を形成する良物案内経路形成部分と不良物案内経路を形成する不良物案内経路形成部分とが一体形成されているために、清掃作業等のメンテナンス作業の際に案内体を取り外す場合には良物案内経路形成部分と不良物案内経路形成部分とを一体に構成した大型の案内体を取り外す必要があり、また、メンテナンス作業が終了して案内体を装置に組み付ける場合も良物案内経路形成部分と不良物案内経路形成部分とを一体に構成した大型の案内体を取り付ける必要があり、メンテナンス作業における案内体の取り付けや取り外しが行い難いものとなっていた。
【0005】
本発明の目的は、案内体の取り付けや取り外しを簡単に行えるようにして、メンテナンス作業を良好に行える粒状体検査装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1は、検査対象物としての粒状体群を一層状態で且つ複数列に並ぶ状態で不良物検出箇所に落下状態で供給する粒状体群搬送手段と、前記不良物検出箇所において、前記粒状体群のうちの不良の粒状体又はその粒状体群内に混入する異物を不良物として検出する不良物検出手段と、良物案内経路と不良物案内経路とを前記粒状体群の層厚さ方向に並ぶ状態で備えて、前記検出箇所の下方側箇所に配置される案内体と、前記不良物検出手段の検出結果に基づいて、不良物を前記不良物案内経路に且つ不良物以外の良物を前記良物案内経路に分離する分離手段とが設けられた粒状体検査装置において、
前記案内体が、前記良物案内経路を形成する良物案内経路形成部分と前記不良物案内経路を形成する不良物案内経路形成部分とに分割形成され、前記良物案内経路形成部分と前記不良物案内経路形成部分とが、順次取り付け自在で且つ順次分解自在に組み付けられていることを特徴としている。
【0007】
すなわち、案内体は良物案内経路形成部分と不良物案内経路形成部分とに分割形成されており、案内体を取り付ける際には、良物案内経路形成部分と不良物案内経路形成部分とを順次取り付けることにより行うことができ、また、案内体を取り外す際には、良物案内経路形成部分と不良物案内経路形成部分とを順次取り外すことにより行うことができ、よって、清掃作業等のメンテナンス作業により案内体を取り付けたり取り外したりする必要がある場合には、案内体を全体としてではなく、案内体の全体よりも小さい複数の経路形成部分を一つずつ扱いながら、順次取り付け及び分解できるので、点検作業での案内体の取り付け及び分解が行い易く、しかも、案内体の清掃作業は、分割された複数の経路部分に対して行えばよいので、清掃作業も行い易く、もって、メンテナンス作業を良好に行なえる粒状体検査装置が得られる。
【0008】
請求項2は、前記良物案内経路又は前記不良物案内経路のうちの一方が、前記粒状体搬送手段にて落下供給される粒状体群の落下移動経路中に経路入り口を位置させる状態で設けられ、前記不良物案内経路形成部分又は前記良物案内経路形成分のうちで、前記落下移動経路中に経路入り口を位置させる案内経路を備えないものが、前記落下移動経路中に経路入り口を位置させる案内経路を備えるものの両側に配置されていることを特徴としている。
すなわち、良物案内経路が、粒状体搬送手段にて落下供給される粒状体群の落下移動経路中に経路入り口を位置させる状態で設けられ、不良物案内経路形成部分が、良物案内経路形成部分の両側に配置されている場合においては、不良物案内経路形成部分を良物案内経路形成部分の両側に配置しているから、良物や不良物が良物案内経路の両側に飛散することがあっても、それらを不良物として適切に回収でき、また、不良物案内経路が、粒状体搬送手段にて落下供給される粒状体群の落下移動経路中に経路入り口を位置させる状態で設けられ、良物案内経路形成部分が、不良物案内経路形成部分の両側に配置されている場合においては、良物案内経路形成部分を不良物案内経路形成部分の両側に配置しているから、良物や不良物が不良物案内経路の両側に飛散することがあっても、それらを良物として適切に回収できるのである。
そして、この両者の場合には、案内体は、一対の不良物案内経路形成部分と、一つの良物案内経路形成分とからなる、3つの経路形成部分を備える大型な構成になるが、3つの経路形成部分を各別に扱って取り付け及び分解できるので、案内体を複数に分割して構成しているわりには、点検作業での案内体の取り付け及び分解が行い易いものとなる。
【0009】
請求項3は、前記良物案内経路形成部分と前記不良物案内経路形成部分とが、前記粒状体群の層厚さ方向に重ね合わせる形態で組み付けられるように構成されていることを特徴としている。
すなわち、複数の経路形成部分は、重ね合わせにより、互いの位置関係を適正にする状態に組み付け易くなり、複数の経路形成部分の組み付け作業を簡単なものとすることができる。
【0010】
請求項4は、前記良物案内経路形成部分と前記不良物案内経路形成部分とが、最も装置内方がわに位置するものを装置側係止部に係止保持し、隣接するもの同士を互いに係止させることにより、順次重ね合わせる形態で組み付けられるように構成され、重ね合わせた状態の前記良物案内経路形成部分と前記不良物案内経路形成部分とを装置内方側に押圧して、その重ね合わせた状態に保持するクランプ手段が設けられていることを特徴としている。
すなわち、案内体を構成する良物案内経路形成部分や不良物案内経路形成部分を支持枠や隣接するものに係止させることで組み付けることができ、クランプ手段により、良物案内経路形成部分及び不良物案内経路形成部分を重ね合わせた状態にて的確に維持することができ、案内体の組み付け作業を更に簡単なものとすることができる。
【0011】
請求項5は、ケーシングにおける前記粒状体群の層厚さ方向での壁部に、前記案内体に対する点検口が形成されていることを特徴としている。
すなわち、案内体に対する点検清掃作業を、点検口より案内体における粒状体群の横幅方向全体を認識しながら良好に行えるものとなる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る粒状体検査装置の実施形態を、粒状体群の一例として玄米や精米等の米粒体群を検査対象物として、不良物検出及び不良物除去を行う粒状体検査装置に適用する場合について図面に基づいて説明する。
【0013】
図1及び図2に示すように、粒状体群搬送手段としての広幅で板状のシュータ1が、水平面に対して所定角度(例えば60度)に傾斜されて設置され、このシュータ1の上部側に設けた貯溜タンク7からフィーダ9によって搬送されて供給された米粒群kが、シュータ1の上面を一層状態で横方向に複数列に並ぶ状態で流下案内される(図3参照)。尚、図3は動作説明図であるため、図1、図2とは装置構成の配置が異なる箇所がある。ここで、前記シュータ1は、幅方向全幅に亘って平坦な案内面に形成された平面シュータである。また、シュータ1においては、一層状態で移送させることを目的としているが、流れ状態により部分的に粒が重なって2層状態等になっても、一層状態の概念に含まれる。
【0014】
貯溜タンク7には、外部の精米機等から供給される米粒群kや、その外部からの米粒群kを1次選別処理した後再選別される良物又は不良物が貯溜される。タンク7は下端側ほど先細筒状に形成され、貯溜タンク7からフィーダ9上に落下した米粒群kのシュータ1への供給量は、フィーダ9の振動による米粒群kの搬送速度を変化させて調節される。尚、正常な米粒が良物であり、着色米等の不良な米粒や、石・ガラス等の異物が不良物である。
【0015】
図3に示すように、米粒群kがシュータ1の下端部から移動落下する落下移動経路IK中に、後述する不良物検出手段Cにて不良物の存否を検出する不良物検出箇所(以下、単に検出箇所と称する)Jが設定されている。米粒群kは横幅方向に広がった状態でその横幅方向に沿って幅広に形成された前記検出箇所Jを通過するように搬送される構成となっている。
【0016】
落下移動経路IKの前面側(図2において左側)を照明する前面側ライン状光源4Bと、落下移動経路IKの後面側(図2において右側)を照明する後面側ライン状光源4Aとが設けられている。各ライン状光源4A,4Bと前記検出箇所Jとを結ぶ照明光の経路には夫々拡散透過板18A,18Bが配置され、各ライン状光源4A,4Bの背部側及び一部側方箇所を覆う状態で、内面につや消しの白色塗装を施した曲面状の拡散反射板20A,20Bが配置されている。この両ライン状光源4A,4Bにて検出箇所Jを照明する照明手段4が構成されている。
【0017】
前記前面側ライン状光源4Bからの照明光が前記検出箇所Jの前面側で反射した反射光を受光する前面側ラインセンサ5Bと、後面側ライン状光源4Aからの照明光が上記検出箇所Jの後面側で反射した反射光を受光する後面側ラインセンサ5Aとが設けられ、この両ラインセンサ5A,5Bにて、上記検出箇所Jからの光を受光する受光手段5が構成されている。
前記各ライン状光源4A,4Bは、各ラインセンサ5A,5Bの受光方向に対して傾いた複数の方向から米粒群kを照明するように、検出箇所Jを斜め下方から照明する下側光源と、検出箇所Jを斜め上方から照明する上側光源とを備えている。そして、このように検出箇所Jを照明光の照明角度を変えて異なる方向から照明して、米粒群kが正常な検出箇所Jから横方向にずれた場合でも、極力均一な状態で良好に照明できるようにしている。
【0018】
図5に示すように、前記両ラインセンサ5A,5Bは、前記幅広の検出箇所Jからの光を受光する複数個の受光部としての複数個の受光素子5aを検出箇所Jの幅方向に沿って並置させるように構成されている。つまり、前記米粒群kの各米粒の大きさよりも小さい範囲p(例えば米粒の大きさの10分の1程度)を夫々の受光対象範囲とする複数個の受光素子5aを前記幅広の検出箇所Jに対応させてライン状に並ぶ状態で備えている。
そして、各ラインセンサ5A,5Bは、受光素子5aが直線状に並置されたモノクロタイプのCCDセンサ部50と、検出箇所Jでの米粒群kの像を上記CCDセンサの各受光素子5a上に結像させる光学系51とから構成され、例えば図3において検出箇所Jの右端側から左端側に向けて、各受光素子5aから各受光情報が順次取り出されるように構成されている。
【0019】
前記各ラインセンサ5A,5Bの受光方向であって前記検出箇所Jの背部側箇所に配置されて、前記各ラインセンサ5A,5Bに向けて光を投射する投射部材8が設けられている。この投射部材8は、前記検出箇所Jの横幅方向に沿って密状態で並べて設置される複数のLED発光素子80と、それらの複数のLED発光素子80が設置される領域の光投射側に配置されて複数のLED発光素子80が発光した光を拡散させる拡散板81とを備えて構成されている。
【0020】
図2に示すように、前面側ライン状光源4B及び前面側ラインセンサ5Bが一方の収納部13Bに収納され、後面側ライン状光源4A及び後面側ラインセンサ5Aが他方の収納部13Aに収納され、両収納部13A,13Bは側板が共通の一体の箱体に形成され、各収納部13A,13Bは、検出箇所Jに面する側に板状の透明なガラスからなる透過窓14A,14Bを備えている。つまり、各ライン状光源4A,4B及び各ラインセンサ5A,5Bが、前記検出箇所Jに面する側に透過窓14A,14Bを備えた収納部13A,13Bに収納されて、各ライン状光源4A,4Bが前記透過窓14A,14Bを通して前記検出箇所Jを照明し、且つ、各ラインセンサ5A,5Bが前記透過窓14A,14Bを通して前記検出箇所Jからの光を受光するように構成されている。尚、照明手段4や受光手段5等から米粒群kのうちの不良の粒状体又はその粒状体群内に混入する異物を不良物として検出する不良物検出手段Cが構成されている。また、図2には図示しないが、各透過窓14A,14Bの表面に長手方向(図2の紙面垂直方向)に沿ってエアーを吹き付けて、窓表面に付着した塵等を除くための清掃ノズル26(図4参照)が設けられている。
【0021】
図3に示すように、落下移動経路IKの前記検出箇所Jから経路下手側の分離箇所において、検出箇所Jでの受光情報に基づいて不良と判定された米粒や異物等の不良物に対してエアーを吹き付けて落下移動経路IKから分離させるためのエアー吹き付け装置6が設けられ、この分離手段としてのエアー吹き付け装置6は、噴射ノズル6aの複数個を、上記落下移動経路IKの全幅を所定幅で複数個の区画に分割形成した各区画に対応する状態で並置させ、不良物が存在する区画の噴射ノズル6aが作動されるように構成されている。
よって、不良物検出手段Cの検出結果に基づいて、不良物を不良物案内経路に且つ不良物以外の良物を良物案内経路に分離する分エアー吹き付け装置6にて、シュータ1の下端部から落下移動経路IKに沿って落下する米粒群kは、前記噴射ノズル6aからのエアーの吹き付けを受けずにそのまま進行して良物案内経路に進入する良物と、エアーの吹き付けを受けて米粒群kの落下移動経路IKから分離されて不良物案内経路に進入する不良物とに分離されるように構成されている。
【0022】
図6に示すように、案内体20は、良物案内経路を形成する良物案内経路形成部分としての良物受口体2と、不良物案内経路を形成する不良物案内経路形成部分としての不良物受口体3とに分割形成して構成され、不良物受口体3は、後述する点検口23(図1参照)に対して、良物受口体2の奥側に位置する奥側不良物受口体3Aと、良物受口体2の手前側に位置する手前側不良物受口体3Bとで構成されている。良物受口体2は、その経路入り口を米粒群kの落下移動経路IK中に位置させており、横幅方向に細長い筒状に形成された良物受口体2を米粒群kの層厚さ方向に奥側不良物受口体3Aと手前側不良物受口体3Bとで挟む状態に配置されている。
【0023】
従って、良物は落下移動経路IKに沿ってそのまま良物受口体2に落下し、エアーの吹き付けを受けて米粒群kの落下移動経路IKから分離される不良物は、落下移動経路IKに対して噴射ノズル6aとは反対側に位置する手前側不良物受口体3Bに案内し、周囲の部材に当たって跳ね返った米粒や、シュータ1の裏側を通って落下してくる米粒等は、奥側不良物受口体3Aにて受け止めるように構成されている。図1、図11に示すように、良物受口体2にて受け止められた良物は、良物案内経路の経路出口から排出されて下方に位置する良物回収体W1に回収され、奥側不良物受口体3A並びに手前側不良物受口体3Bにて受け止められた不良物は、不良物案内経路の経路出口側から排出されて下方に位置する不良物回収体W2に回収されるように構成されている。
【0024】
図1及び図11に示すように、機枠Fの前上部に位置する傾斜部分F1に情報の表示及び入力用の操作卓21が設置され、装置後部に備えられた支持台14上に前記フィーダ9に対する振動発生器9Aが設置されている。前記シュート1は、下部側が前記収納部13A,13Bに支持されており、上部側が前記支持台14に締付け固定されている。案内体20が機枠Fの前縦部分F2から後縦部分F3にわたって架設されたガイド体としてのフレーム31に支持されている。そして、カバーKにおける粒状体群kの層厚さ方向での壁部に、案内体20に対する点検口23が形成されている。つまり、装置外面を覆う壁部としてのカバーKが機枠Fに取り付けられており、カバーKの前面上部は、上部に位置する横支点周りに揺動開閉可能な上カバー体19Aが付設されており、カバーKの前面下部は、着脱可能な下カバー体19Bが付設されており、カバーKの前面下部に付設された下カバー体19Bにて良物受口体2、奥側不良物受口体3A、及び、手前側不良物受口体3Bのそれぞれを通過可能な点検口23が下カバー体19Bにて閉塞されている。尚、カバーKと機枠Fとからケーシングが構成されており、下カバー体19Bには、のぞき窓22が設けられている。
【0025】
次に、制御構成について説明する。図4に示すように、マイクロコンピュータ利用の制御装置10が設けられ、この制御装置10に、両ラインセンサ5A,5Bからの各画像信号と、前記操作卓21からの操作情報とが入力されている。一方、制御装置10からは、前記ライン状光源4A,4Bを点灯させる点灯回路19に対する駆動信号と、各噴射ノズル6aへの各エアー供給をオンオフする複数個の第1電磁弁11に対する駆動信号と、2つの清掃ノズル26へのエアー供給をオンオフする2つの第2電磁弁12に対する駆動信号と、前記フィーダ用振動発生器9Aに対する駆動信号とが出力されている。
【0026】
前記制御装置10を利用して、前記透過用及び反射用のラインセンサ5A,5Bの受光情報に基づいて、米粒群kにおける不良物の存否を判別する判別手段100が構成され、この判別手段100は、米粒群kからの検出光(透過光及び反射光)つまり透過用及び反射用のラインセンサ5A,5Bの受光量がその適正光量範囲を外れた場合に、不良物の存在を判別するように構成されている。
そして、不良の判別情報に基づいて、前記両ラインセンサ5A,5Bの検出位置Jに移送した米粒群kのうちで、不良物の存在が判別された場合には、検出位置Jから前記噴射ノズル6aによるエアー噴射位置までの移送時間が経過するに伴って、落下している不良物に対して、その位置に対応する区画の各噴射ノズル6aからエアーを吹き付けて落下移動経路から分離させる。
【0027】
次に、前記案内体20の支持構造について説明する。図6〜図11に示すように、案内体20は、分割形成された前記良物受口体2と前記不良物受口体3とが、順次取り付け自在で且つ順次分解自在に組み付けられている。そして、良物受口体2が前記シュート1にて落下供給される粒状体群kの落下移動経路中に経路入り口を位置させる状態で設けられており、不良物受口体3が良物受口体2の両側に配置され、良物受口体2と不良物受口体3とが、粒状体群kの層厚さ方向に重ね合わせる形態で組み付けられるように構成され、最も装置内方がわに位置する不良物案内体3を装置側係止部としての支持ブラケット33に係止保持し、隣接するもの同士を互いに係止させることにより、順次重ね合わせる形態で組み付けられるように構成され、重ね合わせた状態の良物案内体2と不良物案内体3とを装置内方側に押圧して、その重ね合わせた状態に保持するクランプ手段38が設けられている。尚、図1及び図2に示すように、前記シュータ1には、前記収納部13Aと収納部13Bとにわたって架設された係止片15に係止させる被係止片1Aが左右の側下部にそれぞれ側方に突出する状態で設けられており、前記支持台14に設けられた締付け部15にて締付け固定される被締付け部1Bが左右の側上部にそれぞれ設けられており、メンテナンスをする際には、シュータ1は締付け部16による締付けを解除することにより取り外し可能に構成されている。
【0028】
詳述すると、図6〜図10に示すように、前記一対のフレーム31は、断面視形状がC型に形成された枠材にて構成されており、前上がり傾斜状態にケーシングの両側壁のそれぞれに配設して一対備えられ、長手方向に形成されている長孔31aが互いに対向する状態に配設されている。そして、それぞれのフレーム31には被案内部材32がフレーム31の長手方向にスライド移動自在な状態で内装されており、そのそれぞれの被案内部材32には支持枠としての左右一対の支持ブラケット33がそれぞれ長孔31aを通して固着されている。支持ブラケット33には、受口体20が奥側不良物受口体3A、良物受口体2、手前側不良物受口体3Bの順に互いに密着状態に重ね合わせた状態で載置可能に構成されている。
【0029】
図6、図7に示すように、各支持ブラケット33には、奥側不良物受口体3Aの被載置部35を載置させるための載置部33bが前方に延出されて形成されており、その載置部33bの前端には被載置部35の前端部を係止する装置側係止部としての折り曲げ33aが形成されている。
前記奥側不良物受口体3Aの両横がわには、前記載置部33bに載置させる被載置部35が奥側不良物受口体3Aの本体上面から上方に突出する舌片状に設けられており、その被載置部35前端部には、手前側不良物受口体3Bの第2被係合突起37を係合させる係合部35aが更に上方に突出して形成されている。
前記良物受口体2の両横がわには、被載置部35の後端部に係合する第1被係合突起36が側方に突出形成されており、前記手前側不良物受口体3Bの両横がわには、前記係合部35aと係合する第2被係合突起37が側方に突出形成されるとともに、上面にはクランプ手段38が設けられている。
【0030】
従って、図8に示すように、奥側不良物受口体3Aは、被載置部35を折り曲げ33aに係合させた状態で載置部33bに載置させることで係止保持され、良物受口体2は、第1被係合突起36を被載置部35の後端部に係合させるとともに良物受口体2の本体を奥側不良物受口体3Aの本体に載置することで係止保持され、手前側不良物受口体3Bは、第2被係合突起37を係合部35aに係合させるとともに手前側不良物受口体3Bの本体を良物受口体2の本体に載置することで係止保持される構成となっており、奥側不良物受口体3Aと良物受口体2と手前側不良物受口体3Bとを順次重ね合わせた状態でクランプ手段38を締め付け操作することにより、載置することで順次重ね合わせた状態となった奥側不良物受口体3A、良物受口体2、及び、手前側不良物受口体3Bを装置内方側に押圧して重ね合わせた状態に固定することができる。
【0031】
つまり、案内体20を取り外す場合は、クランプ手段38の締め付けを解除すると、手前側不良物受口体3B、良物受口体2、奥側不良物受口体3Aのそれぞれは係止保持されているだけであるので、その後は、手前側不良物受口体3B、良物受口体2、奥側不良物受口体3Aの順に工具なしで取り外すことができる。また、案内体20を装置に取り付ける場合は、取り外す場合とは逆に、奥側不良物受口体3A、良物受口体2、手前側不良物受口体3Bの順に係止保持させ、この状態でクランプ手段38を締付け操作することで完了する。
【0032】
次に、案内体20の位置調節構造について説明する。図10に示すように、案内体20を米粒群kの層厚さ方向へ位置調節案内自在に支持する位置調節手段Dが案内体20の両横側方にそれぞれ設けられ、各位置調節手段Dは、支持ブラケット33aにおける粒状体群kの列並び方向での両端部を粒状体群kの層厚さ方向に移動自在に案内する一対の前記フレーム31と、一端が支持ブラケット33aに連結され且つ他端がケーシングの外面近くに位置する状態でフレーム31に沿って配備されて、回転操作により支持ブラケット33aを螺進移動させる棒状の一対の螺進調節体39とから構成されている。また、左右に一対設けられる各螺進調節体39は、ケーシングの外面近くのケーシング内に位置する回転操作部として構成されている六角穴付き大径部40を備え、その六角穴付き大径部40を備える一端側が固定側の筒状螺部17に螺進移動するように連結され、他端側が相対回転可能で粒状体群kの層厚さ方向には一体に移動するように被案内部材32に連結されている。
【0033】
図9に示すように、左右一対のフレーム31のそれぞれ上端部は、左右一対設けられた前縦部分F2内に後方から入り込む状態でそれぞれ連結されており、機枠Fの前縦部分F2のそれぞれ前面には、六角穴付き大径部40の回転操作用工具としての六角レンチを挿脱する操作孔41が六角穴付き大径部40に対応するように開口されている。
従って、六角穴付き大径部40は前縦部分F2内に位置しており、その前縦部分F2内に位置する六角穴付き大径部40を、ケーシングの外部となる前縦部分F2の前方側から六角レンチを操作孔41に差し込んで回転操作することにより、螺進調節体39がフレーム31に対してフレーム31の長手方向に沿ってスライド移動し、この螺進調節体39のスライド移動により被案内部材32がフレーム31の長手方向に沿ってスライド移動し、フレーム31のスライド移動により支持ブラケット33上に支持された奥側不良物受口体3A、良物受口体2、及び、手前側不良物受口体3Bを一体的にフレーム31の長手方向に沿ってスライド移動する。
よって、前記米粒群kの落下移動経路IKに対して良物受口体2の経路入り口がずれていた場合には、ケーシングの外側からの六角穴付き大径部40を調節操作することにより、良物受口体2の位置合わせを行うことができる。尚、六角穴付き大径部40には等間隔に目盛40aが備えられており、六角穴付き大径部40の操作量や位置を容易に判断できるように構成されている。
【0034】
粒状体検査装置は、図12に示すように、4台のユニットU1,U2,U3,U4を横方向に並べて構成され、そのうちの1台のユニットをメインユニットSU1として設置した前記操作卓21によって、他のサブユニットU2,U3,U4についての運転操作を行うように構成されている。
【0035】
次に、エアー吹き付け装置6並びに清掃ノズル26へのエアー供給構造について説明する。図13に示すように、メインユニットU1におけるエアー吹き付け装置6並びに清掃ノズル26へのエアー供給構造について説明すると、エアポンプ43からのエアーがエアー吹き付け装置6並びに清掃ノズル26へ供給されるように構成されており、エアポンプ43からの配管は途中でエアー吹き付け装置6への配管と清掃ノズル26への配管とに分岐され、分岐箇所よりエアポンプ43側の配管にエアーを安定した圧力状態で供給するためのレギュレータ44が設けられており、エアー吹き付け装置6への配管に吹き付け用エアフィルタ45が設けられ、清掃ノズル26への配管に清掃用エアフィルタ46が設けられている。
従って、エアー吹きつけ装置6へは、エアポンプ43からレギュレータ44、吹き付け用エアフィルタ45を順に介してエアーが供給され、清掃ノズル26へは、エアポンプ43からレギュレータ44、清掃用エアフィルタ46を順に介してエアーが供給されるように構成されており、エアー吹き付け装置6と清掃ノズル26とは別のエアフィルタを通過したエアーが供給される。
【0036】
そして、メインユニットU1の吹き付け用エアフィルタ45とエアー吹き付け装置6との間における箇所において、メインユニットU1に隣接するサブユニットU2におけるエアー吹き付け装置6への配管が接続されており、このサブユニットU2のエアー吹き付け装置6への配管にサブユニットU3のエアー吹き付け装置6への配管が接続されており、さらにこのサブユニットU3のエアー吹き付け装置6への配管にサブユニットU4のエアー吹き付け装置6への配管が接続されている。
【0037】
また、メインユニットU1の清掃用エアフィルタ46と清掃ノズル26との間における箇所において、メインユニットU1に隣接するサブユニットU2における清掃ノズル26への配管が接続されており、このサブユニットU2の清掃ノズル26への配管にサブユニットU3の清掃ノズル26への配管が接続されており、さらにこのサブユニットU3の清掃ノズル26への配管にサブユニットU4の清掃ノズル26への配管が接続されている。尚、図13には、噴射ノズル6aへのエアー供給をオンオフする第1電磁弁11、並びに、清掃ノズルへのエアー供給をオンオフする第2電磁弁12は図示していない。
【0038】
従って、各サブユニットU2,U3,U4のそれぞれにおいて、エアー吹き付け装置6へは、エアポンプ43からメインユニットU1に設けられたレギュレータ44及び吹き付け用エアフィルタ45を介し、その後は各サブユニットU2,U3,U4それぞれにエアーが供給され、清掃ノズル26へは、エアポンプ43からメインユニットU1に設けられたレギュレータ44及び清掃用エアフィルタ46を介し、その後は各サブユニットU2,U3,U4それぞれにエアーが供給される。
【0039】
よって、エアフィルタをエアー吹き付け装置6用の吹き付け用エアフィルタ45と、清掃ノズル26用の清掃用エアフィルタ46とを別々に備えてあるので、エアー吹き付け装置6に対しては吹き付けに適した容量の小さなエアフィルタを備えて、使用するエアーの量を減らすことができるとともに、清掃ノズル26に対しては容量の大きなエアフィルタを備えて、透過窓14A,14Bに付着した埃等を除去しやすくすることができる。
【0040】
そして、サブユニットU2,U3,U4には、エアポンプ43、レギュレータ44、吹き付け用エアフィルタ45、並びに、清掃用エアフィルタ46を備える必要がなく、サブユニットU2,U3,U4内における空スペースが広がり、サブユニットU2,U3,U4内の点検が行いやすくなる。また、メインユニットU1においても、エアポンプ43、レギュレータ44、吹き付け用エアフィルタ45、並びに、清掃用エアフィルタ46をカバーK外部に配設することにより、メインユニットU1内における空スペースが広がり、メインユニットU1内の点検が行いやすくなる。
【0041】
また、制御装置10から出力される第2電磁弁12に対する駆動信号は、清掃ノズル26は各ユニットごとに順次エアーを噴出させるように出力されており、複数のユニットの清掃ノズル26が同時に作動しないように制御装置10により制御されている。よって、清掃用エアフィルタ46の容量としては1つのユニットに対する程度でよく、清掃用エアフィルタ46の容量を小さくすることができる。
【0042】
〔別実施例〕
上記実施の形態では、六角穴付き大径部40の回転操作により、奥側不良物受口体3A、良物受口体2、及び、手前側不良物受口体3Bを一体的にフレーム31に沿って上下方向にスライド移動するように構成していたが、六角穴付き大径部40の回転操作により、良物受口体2のみをフレーム31に沿って上下方向にスライド移動するように構成しても良い。
【0043】
上記実施の形態では、不良物除去を行う粒状体検査装置に適用する場合について説明したが、良物除去を行う粒状体検査装置に適用してもよい。つまり、案内体を、米粒群の落下移動経路中に経路入り口が位置する1つの不良物受口体と、点検口23に対して不良物受口体の奥側に位置する奥側良物受口体と、点検口23に対して不良物受口体の手前側に位置する手前側不良物受口体との2つの良物案内体で構成する、つまり、上記実施の形態における良物受口体2を不良物受口体とし、奥側不良物受口体3Aを奥側良物受口体とし、手前側不良物受口体3Bを手前側良物受口体とする。そして、不良の判別情報に基づいて、前記両ラインセンサ5A,5Bの検出位置Jに移送した米粒群kのうちで、不良物の存在が判別されない場合、つまりは良物の場合には、その落下している良物に対して、その位置に対応する区画の各噴射ノズル6aからエアーを吹き付けて落下移動経路から分離させるように構成しても良い。
【0044】
上記実施の形態では、案内体20の不良物受口体2を奥側不良物受口体3Aと手前側不良物受口体3Bとの2つで構成したが手前側不良物受口体3Bのみで構成しても良い。この場合の支持構造は、例えば、良物受口体2の両横側がわに、良物受口体2の本体上面から上方に突出する状態に係合部を設け、その係合部に係合凸部を形成し、手前側不良物受口体3Bの両横がわには、係合凸部と係合する被係合突起を側方に突出形成し、本体上面にクランプ手段38を設けるとよい。
【0045】
上記実施の形態では、粒状体の一例として玄米や精米等の米粒としたが、粒状体としては、麦や蕎麦等の他の穀粒や、成型加工用の樹脂ピペット等の粒状物であればよい。
【0046】
上記実施の形態では、回転操作部と回転操作用工具として六角穴付き大径部40と六角レンチとしたが、例えば、十字穴付きの大径部と十字ドライバー等でも良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】流状体検査装置の全体側面図
【図2】流状体検査装置の要部側面図
【図3】流状体検査装置の要部斜視図
【図4】制御構成のブロック図
【図5】ラインセンサの受光範囲を示す図
【図6】案内体の支持構造を示す分解側面図
【図7】案内体の支持構造を示す分解斜視図
【図8】案内体を支持した状態を示す要部側面図
【図9】回転操作部を示す側面図
【図10】案内体の支持構造を示す横断平面図
【図11】メインユニットの一部切り欠き正面図
【図12】粒状体検査装置の正面図
【図13】エアー供給路の系統図
【符号の説明】
1 シュータ
2 良物受口体
3 不良物受口体
6 エアー吹き付け装置
20 案内体
23 点検口
33 支持ブラケット
38 クランプ手段
C 不良物検出手段
J 検出箇所
k 米粒体群
K カバー
IK 落下移動経路
Claims (5)
- 検査対象物としての粒状体群を一層状態で且つ複数列に並ぶ状態で不良物検出箇所に落下状態で供給する粒状体群搬送手段と、前記不良物検出箇所において、前記粒状体群のうちの不良の粒状体又はその粒状体群内に混入する異物を不良物として検出する不良物検出手段と、良物案内経路と不良物案内経路とを前記粒状体群の層厚さ方向に並ぶ状態で備えて、前記検出箇所の下方側箇所に配置される案内体と、前記不良物検出手段の検出結果に基づいて、不良物を前記不良物案内経路に且つ不良物以外の良物を前記良物案内経路に分離する分離手段とが設けられた粒状体検査装置であって、
前記案内体が、前記良物案内経路を形成する良物案内経路形成部分と前記不良物案内経路を形成する不良物案内経路形成部分とに分割形成され、
前記良物案内経路形成部分と前記不良物案内経路形成部分とが、順次取り付け自在で且つ順次分解自在に組み付けられている粒状体検査装置。 - 前記良物案内経路又は前記不良物案内経路のうちの一方が、前記粒状体搬送手段にて落下供給される粒状体群の落下移動経路中に経路入り口を位置させる状態で設けられ、
前記不良物案内経路形成部分又は前記良物案内経路形成分のうちで、前記落下移動経路中に経路入り口を位置させる案内経路を備えないものが、前記落下移動経路中に経路入り口を位置させる案内経路を備えるものの両側に配置されている請求項1記載の粒状体検査装置。 - 前記良物案内経路形成部分と前記不良物案内経路形成部分とが、前記粒状体群の層厚さ方向に重ね合わせる形態で組み付けられるように構成されている請求項1又は2に記載の粒状体検査装置。
- 前記良物案内経路形成部分と前記不良物案内経路形成部分とが、最も装置内方がわに位置するものを装置側係止部に係止保持し、隣接するもの同士を互いに係止させることにより、順次重ね合わせる形態で組み付けられるように構成され、
重ね合わせた状態の前記良物案内経路形成部分と前記不良物案内経路形成部分とを装置内方側に押圧して、その重ね合わせた状態に保持するクランプ手段が設けられている前記請求項3に記載の粒状体検査装置。 - ケーシングにおける前記粒状体群の層厚さ方向での壁部に、前記案内体に対する点検口が形成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の粒状体検査装置。
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Cited By (2)
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2002
- 2002-11-14 JP JP2002331069A patent/JP2004160400A/ja active Pending
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