JP2004159916A - フローリングワイパー - Google Patents

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Shusuke Yamashita
修右 山下
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Azuma Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】払拭部材をフローリングに強く押し付けながら水拭きや乾拭きなどの清掃を行うことができる、圧接式のフローリングワイパーを得る。
【解決手段】フローリングワイパーが、ワイパー本体1と、このワイパー本体1に着脱自在のプレート状をした払拭部材2とで形成されており、上記ワイパー本体1は、取付ヘッド3の押圧面3aの幅方向両端部寄りの位置に該取付ヘッド3の長手方向に延びる2つの凹溝7,7を有すると共に、各凹溝7の長手方向両端部寄りの位置に、該凹溝7の深さよりも高さが低いフック10を有し、上記払拭部材2は、スポンジプレート14の両面に着塵布15を一体に固着することにより形成されていて、上記取付ヘッド3のフック10に係止する複数の係止孔を有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フローリングの清掃に適したフローリングワイパーに関するものであり、更に詳しくは、払拭部材をフローリングに強く押し付けながら水拭きや乾拭きなどの清掃を行うことができる強圧方式のフローリングワイパーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、板張り床であるフローリングを清掃するフローリングワイパーとして、柄の先端に連結されたプレート状の取付ヘッドに、着塵剤等を含浸させた不織布製の拭布を巻き付け等の方法によって装着し、この拭布をフローリングの表面に軽く接触させて前後に滑らせるようにしながら清掃するタイプのものが一般に普及している。
【0003】
上記従来のフローリングワイパーは、拭布の着脱が簡単で手軽に使用できるという利点があるが、薄くて柔軟な拭布を取付ヘッドに巻き付けることで直接装着しているため、この拭布をフローリングに強く押し付けながら清掃を行うと、該拭布がずれ動いたり、取付ヘッドから外れたりし易く、拭布をフローリングに強く押し付けながら水拭きや乾拭きなどをゴシゴシと行うような場合には全く不向きであった。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】
本発明の技術的課題は、払拭部材をフローリングに強く押し付けながら水拭きや乾拭きなどの清掃を行うことができる、強圧方式のフローリングワイパーを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明のフローリングワイパーは、圧縮性と弾力性とを有するプレート状の払拭部材と、この払拭部材が着脱自在に装着されたワイパー本体とからなり、上記払拭部材は、平板形をしたスポンジプレートの両面に着塵布を一体に固着することにより形成されていて、該払拭部材の幅方向に延びるスリット状をした複数の係止孔を有し、上記ワイパー本体は、上記払拭部材をフローリングに押し付けるための押圧面を備えた実質的に矩形の平面形状を有する取付ヘッドと、この取付ヘッドに連結部を介して傾動自在に連結された柄棒とを有し、上記取付ヘッドにおける押圧面の幅方向両端部寄りの位置には、該取付ヘッドの長手方向に延びる2つの凹溝が設けられていて、各凹溝内における少なくとも長手方向両端部寄りの位置に、該凹溝の深さよりも高さが低い複数のフックが形成され、これらの各フックは、凹溝の溝底から該凹溝内に向けて立ち上がった連結壁部と、この連結壁部の先端に連結されて凹溝の軸線方向に延び、上記払拭部材の係止孔に嵌合、係止する係止頭部とを有することを特徴とするものである。
【0006】
上記構成を有するフローリングワイパーは、取付ヘッドの押圧面で払拭部材をフローリングに押し付け、前後あるいは左右に押し動かすことにより該フローリングの清掃を行う。このとき、上記払拭部材に水や洗浄液を適量含浸させた場合には水拭き清掃を行うことができ、水や洗浄液を含浸させない場合には乾拭き清掃を行うことができる。
【0007】
また、公知のフローリングワイパーのように、取付ヘッドの拭布押圧面に柔軟な拭布を被着し、この拭布の両端を取付ヘッドの上面の適宜位置に止着した場合には、上記拭布をフローリングに強く押し付けて前後や左右に摺動させると、押圧面と拭布との係止力が弱いために該拭布が位置ずれして清掃力が十分に伝わりにくいが、上記構成を有する本発明のフローリングワイパーは、取付ヘッドの押圧面、即ち、払拭部材をフローリングに押し付けて摺動させるための部分である押圧面に複数の凹溝を形成し、各凹溝の少なくとも両端位置にフックを形成するという方法により、上記押圧面の少なくとも4か所にフックを直接形成し、これらのフックで払拭部材を押圧面に固定するようにしているため、該払拭部材が押圧面に密着した状態となってその取付強度が非常に強くなり、この払拭部材をフローリングに強く押し付けてゴシゴシと押し動かしても、位置ずれしたり取付ヘッドから外れたりすることがない。このため、上記従来のフローリングワイパーでは行うことができない強圧状態での拭き清掃を確実かつ簡便に行うことができる。しかも、上記各フックは、その高さが凹溝の深さよりも低いため、押圧面から外側へ突出することがなく、従って、これらのフックを押圧面に直接形成しても、それらが清掃の邪魔になったり、対象物と接触して傷付けたりすることがない。
【0008】
清掃により払拭部材が汚れたときは、該払拭部材を取付ヘッドから取り外し、洗濯して再使用することができる。
【0009】
本発明において好ましくは、上記連結部が取付ヘッドの上面中央位置に設けられると共に、上記2つの凹溝が、この連結部を挟んで左右対称の位置に平行に設けられていることである。
これにより、連結部と凹溝及びフックが互いに位置競合しないため、取付ヘッドの構成が簡単になり、成形型の構造も簡単になって合成樹脂による成形を容易に行うことができる。
【0010】
本発明の具体的な構成態様によれば、上記フックの係止頭部が、上記連結壁部の結合位置から凹溝の軸線方向第1端側に向けて延びる第1部分と、反対側の第2端側に向けて延びる第2部分とを有していて、各凹溝の第1端寄りに位置するフックは、溝端に近い上記第1部分の長さが第2部分の長さより長く、各凹溝の第2端寄りに位置するフックは、溝端に近い上記第2部分の長さが第1部分の長さより長く形成されている。
【0011】
上記複数のフックをこのような形に形成することにより、払拭部材への係止が確実になり、該払拭部材をどの方向に押し動かしても何れかのフックが払拭部材に確実に係止して外れにくいという利点がある。
【0012】
本発明において好ましくは、上記各凹溝の両端部寄りの位置と中央位置とにそれぞれ3つのフックが設けられ、中央のフックは上記第1部分と第2部分との長さが等しいことである。
【0013】
本発明の他の構成態様によれば、上記払拭部材に該払拭部材を下面側から包み込むように不織布性の拭布が被着され、この拭布の両端は、該払拭部材と上記取付ヘッドとの間に弾力的に挟み込まれている。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1〜図3は本発明に係るフローリングワイパーの一実施例を示すもので、このフローリングワイパーは、ワイパー本体1と、このワイパー本体1に着脱自在の払拭部材2とを備えている。
【0015】
上記ワイパー本体1は、上記払拭部材2を着脱自在に取り付けるための取付ヘッド3と、この取付ヘッド3の上面に連結部4を介して前後及び左右に傾動自在なるように連結された握持用の柄棒5とで構成されている。
【0016】
上記取付ヘッド3は、合成樹脂や金属等の硬質素材からなるもので、一方向に長い略長方形の平面形状をしており、その下面に上記払拭部材2を取り付けるための押圧面3aを備えている。この押圧面3aには、取付ヘッド3の横幅方向両端部寄りの位置に、該取付ヘッド3の長手方向に延びる2つの凹溝7,7が相互に平行をなすように形成されている。これらの凹溝7は、平らな溝底7aと、傾斜する左右の溝壁7b,7bとを有していて、溝底7a側の溝幅が溝口側の溝幅より徐々に狭くなるように形成されている。しかし、凹溝7の断面形状はこのようなものに限定されるものではなく、例えばV字形であっても、U字形であっても良く、一定の溝幅を有するものであっても良い。
【0017】
上記各凹溝7内には、上記払拭部材2を押圧面3aに固定するためのフック10が、該凹溝7の軸線方向両端部寄りの位置と中央位置との3か所にそれぞれ設けられている。このような配置で複数のフック10を設けることにより、これらのフック10が押圧面3aの四隅に近い位置と中間位置とに効率良く配置され、該押圧面3aに対する上記払拭部材2の固定強度が大きくなると同時に、その密着度も高まる。上記各フック10は、逆T字形をしていて、凹溝7の溝底7aから溝内に向けて立ち上がった連結壁部11と、該連結壁部11の先端に連設されて凹溝7の軸線方向に延びる係止頭部12とを有している。また、該フック10の高さは凹溝7の深さよりも低く形成され、上記係止頭部12が押圧面3aから前方に突出することがないようになっている。
【0018】
上記各フック10における連結壁部11の先端は、係止頭部12の中間位置に結合しており、従って該係止頭部12は、この連結壁部11との結合位置から凹溝7の軸線方向第1端7c側に向けて延びる第1部分12aと、反対側の第2端7d側に向けて延びる第2部分12bとに分かれている。そして、各凹溝7の第1端7c寄りに位置するフック10は、溝端に近い上記第1部分12aの長さが反対側の第2部分12bの長さより長く形成され、各凹溝7の第2端7d寄りに位置するフック10は、溝端に近い上記第2部分12bの長さが反対側の第1部分12aの長さより長く形成されており、各凹溝7の中央部に位置するフック10は、第1部分12aと第2部分12bとの長さが等しく形成されている。つまり、上記複数のフック10の配置及び形態は、取付ヘッド3の長手方向及び幅方向の両方について左右対称形をなすように形成されている。
【0019】
上記払拭部材2は、圧縮性と弾力性及び保水性を有する略矩形の平面形状を有する平板形スポンジプレート14の表裏両面に、着塵布15を一体に固着することにより形成されたもので、その大きさは、上記ワイパー本体1の取付ヘッド3よりも若干大きく形成されており、従って、この払拭部材2を上記取付ヘッド3に取り付けると、該払拭部材2の周囲が取付ヘッド3の回りに若干はみ出すことになる。該払拭部材2の両側面は、浅い波形に形成されている。
【0020】
上記着塵布15は、直径が1〜9μmの超極細繊維を少なくとも一部に含み、残りが10〜30μm程度の極細繊維である不織布で形成されている。しかし、必ずしも上述したような超極細繊維を含んでいなくても良く、極細繊維だけで構成されていても良い。あるいは、その他の太さの繊維で構成されていても良い。また、上記各繊維は、例えばポリプロピレン、ポリエステル、アクリルのような親油性の繊維や、レーヨンのような親水性の繊維を、それぞれ単独で用いるか、あるいは、親油性繊維と親水性繊維とを適当な比率で混合して形成することができる。
【0021】
上記着塵布15をスポンジプレート14の表面に固着する方法は、熱溶着や接着等の各種手段があるが、熱溶着する場合には、スポンジプレート14の表面を熱溶融させてこれに着塵布15を固着させても、あるいは、スポンジプレート14と着塵布15の両方を熱溶融させて相互に一体化させても良い。また、上記着塵布15はスポンジプレート14の一方の表面だけに固着しても良い。
【0022】
上記払拭部材2には、図3に示すように、上記取付ヘッド3の凹溝7内のフック10に係止させるための係止孔17が、各フック10と対応する位置に複数設けられている。これらの係止孔17は、払拭部材2の幅方向に延びるスリット状をしていて、取付ヘッド3に形成された上記各フック10の係止頭部12とは、互いに直交する方向関係にある。そしてこの払拭部材2は、上記係止孔17が形成されている部分を上記取付ヘッド3の凹溝7内に押し込んで、該係止孔17内にフック10の係止頭部12を嵌合させて係止させることにより、ワイパー本体1の取付ヘッド3に取り付けられている。このとき、払拭部材2の上記凹溝7内に押し込まれた部分は、フック10の係止頭部12と凹溝7の溝底7aとの間で圧縮され、その弾性復元力によって該払拭部材2が係止頭部12に強く係止するため、該払拭部材2の取り付けは確実かつ強固になる。また、上記フック10の高さが凹溝7の深さよりも低いため、払拭部材2を取り付けた状態でこのフック10の係止頭部12が払拭部材2より外方へ突出することがない。
【0023】
また、上記柄棒5を取付ヘッド3の上面中央位置に連結する上記連結部4は、第1連結部材4aと第2連結部材4bとを有している。このうち第1連結部材4aは、取付ヘッド3の上面の軸受部3bに、取付ヘッド3の軸線と平行する支軸の回りに回動自在なるように連結され、第2連結部材4bは、上記第1連結部材4aに、取付ヘッド3の軸線と直交する支軸の回りに回動自在なるように連結されており、この第2連結部材4bに上記柄棒5が連結されている。従ってこの柄棒5は、取付ヘッド3の軸線と平行する支軸回りと直交する支軸の回りの両方に傾動自在であり、換言すれば、取付ヘッド3に対して前後及び左右の両方向に傾動自在である。
【0024】
上記構成を有するフローリングワイパーは、払拭部材2をフローリングに押し付け、前後あるいは左右に押し動かすことにより該フローリングの清掃を行うものである。このとき、上記払拭部材2に水や洗浄液を適量含浸させた場合には水拭き清掃を行うことができ、水や洗浄液を含浸させない場合には乾拭き清掃を行うことができる。
【0025】
このとき上記フローリングワイパーは、取付ヘッド3の押圧面3a、即ち、払拭部材2をフローリングに押し付けて摺動させるための部分である押圧面3aの幅方向両端部寄りの位置に、2つの凹溝7,7を形成し、各凹溝7の少なくとも両端位置を含む複数カ所にフック10を形成するという方法により、上記押圧面3aの4か所以上にフック10を直接形成し、これらのフック10で払拭部材2を押圧面3aに固定するようにしているため、該払拭部材2が押圧面3aに密着した状態に固定されてその取付強度は非常に大きくなり、該払拭部材2をフローリングに強く押し付けてゴシゴシと摺動させても、該払拭部材2が位置ずれしたり取付ヘッド3から外れたりすることがない。特に、上記各フック10は、係止頭部12を構成する第1部分12a及び第2部分12bのうち、溝端側に位置する部分の長さを長く形成しているため、清掃時に、上記払拭部材2が取付ヘッド3の軸線方向に伸縮により若干変形して一端側の係止孔17が第1部分12a又は第2部分12bから外れる方向に変移しても、その第1部分12a又は第2部分12bが係止孔17から外れにくく、該払拭部材2の位置ずれや、係止孔17からのフック10の抜脱等が確実に防止されることになる。しかも、上記複数のフック10の配置及び形態が取付ヘッド3の長手方向及び幅方向の両方について左右対称形であるため、取付ヘッド3をどの方向に摺動させても払拭部材2に対するフック10の係止がより確実になる。
【0026】
また、上記各フック10は、その高さが凹溝7の深さよりも低いため、押圧面3aから外側へ突出することがなく、従って、これらのフック10を押圧面3aに直接形成しても、それらが清掃の邪魔になったり、対象物と接触して傷付けたりすることがない。
【0027】
従って、公知のフローリングワイパーのように、取付ヘッドの拭布押圧面に柔軟な拭布を被着し、この拭布の両端を取付ヘッドの上面の適宜位置に止着したものでは行うことができない、強圧状態での拭き清掃を確実かつ簡便に行うことができる。しかし、公知のフローリングワイパーと同様に、上記払拭部材2をフローリングに軽く押し付けてソフトタッチでの拭き清掃も行うことができるのはもちろんである。
【0028】
また、上記払拭部材2は、上記スポンジプレート14の圧縮性と弾性力によって対象物にソフトに接触して使用感が良いだけでなく、該スポンジプレート14に固着した着塵布15によって優れた着塵力を発揮する。しかも、洗浄液を含浸させて使用する場合には、上記スポンジプレート14の保水性によって長時間連続して清掃することが可能である。さらに、上記着塵布15とスポンジプレート14とを熱溶着によって一体に固着しているため、払拭部材2の強度が全体として非常に強くなっており、清掃によって擦り切れにくいだけでなく、洗浄液に浸漬して強く絞っても、着塵布15及びスポンジプレート14が容易に破損することがない。
【0029】
清掃により払拭部材2の一面の着塵布15が汚れたときは、該払拭部材2を取付ヘッド3から取り外し、上下反転して再装着したあと同様に使用し、両面共に汚れたときは洗濯して再使用することができる。
【0030】
図5は本発明に係るフローリングワイパーの異なる使用例を示すもので、払拭部材2に拭布20を装着し、この拭布20でフローリングを清掃するようにしている。即ち、上記払拭部材2とは別に形成された不織布製の上記拭布20を使用し、この拭布20を該払拭部材2に巻き付けて、その両端部を該払拭部材2と取付ヘッド3との間に挟持させ、その状態でフローリングを清掃するようにしている。このように拭布20を使用する場合でも、該拭布20をフローリングに強く押し付けながらゴシゴシと拭き清掃することができるが、該拭布20をフローリングに軽く押し付けてソフトタッチでの拭き清掃も行うことができる。上記拭布20は、払拭部材2に固着されている着塵布15と同様の繊維構成を有する不織布からなるものであっても、異なる繊維構成を有する不織布からなるものであっても良い。
【0031】
上記実施例では、払拭部材2を固定するための複数のフック10のうち、各凹溝7の両端部寄りの位置にあるフック10については、係止頭部12の第1部分12aと第2部分12bとが異なる長さに形成されているが、払拭部材2の係止孔17に確実に係止できるだけの十分な長さを有していれば、第1部分12aと第2部分12bとは同じ長さであっても良い。また、上記フック10は、各凹溝7について両端部寄りの位置と中央位置との3か所に設けられているが、4か所以上に設けることもできる。
【0032】
【発明の効果】
以上に詳述したように本発明によれば、払拭部材をフローリングに強く押し付けながら水拭きや乾拭きなどの清掃を行うことができる、強圧方式のフローリングワイパーを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフローリングワイパーの一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の取付ヘッドの長手方向に沿った断面図である。
【図3】図1の取付ヘッドの横幅方向に沿った部分断面図である。
【図4】払拭部材の平面図である。
【図5】本発明のフローリングワイパーの異なる使用例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ワイパー本体
2 払拭部材
3 取付ヘッド
3a 押圧面
5 柄棒
7 凹溝
7c 第1端
7d 第2端
10 フック
11 連結壁部
12 係止頭部
12a 第1部分
12b 第2部分
14 スポンジプレート
15 着塵布
17 係止孔
20 拭布

Claims (5)

  1. 圧縮性と弾力性とを有するプレート状の払拭部材と、この払拭部材が着脱自在に装着されたワイパー本体とからなり、
    上記払拭部材は、平板形をしたスポンジプレートの両面に着塵布を一体に固着することにより形成されていて、該払拭部材の幅方向に延びるスリット状をした複数の係止孔を有し、
    上記ワイパー本体は、上記払拭部材をフローリングに押し付けるための押圧面を備えた実質的に矩形の平面形状を有する取付ヘッドと、この取付ヘッドに連結部を介して傾動自在に連結された柄棒とを有し、
    上記取付ヘッドにおける押圧面の幅方向両端部寄りの位置には、該取付ヘッドの長手方向に延びる2つの凹溝が設けられていて、各凹溝内における少なくとも長手方向両端部寄りの位置に、該凹溝の深さよりも高さが低い複数のフックが形成され、これらの各フックは、凹溝の溝底から該凹溝内に向けて立ち上がった連結壁部と、この連結壁部の先端に連結されて凹溝の軸線方向に延び、上記払拭部材の係止孔に嵌合、係止する係止頭部とを有する、
    ことを特徴とするフローリングワイパー。
  2. 上記連結部が取付ヘッドの上面中央位置に設けられると共に、上記2つの凹溝が、この連結部を挟んで左右対称の位置に平行に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のフローリングワイパー。
  3. 上記フックの係止頭部が、上記連結壁部の結合位置から凹溝の軸線方向第1端側に向けて延びる第1部分と、反対側の第2端側に向けて延びる第2部分とを有していて、各凹溝の第1端寄りに位置するフックは、溝端に近い上記第1部分の長さが第2部分の長さより長く、各凹溝の第2端寄りに位置するフックは、溝端に近い上記第2部分の長さが第1部分の長さより長いことを特徴とする請求項1又は2に記載のフローリングワイパー。
  4. 上記各凹溝の両端部寄りの位置と中央位置とにそれぞれ3つのフックが設けられ、中央のフックは上記第1部分と第2部分との長さが等しいことを特徴とする請求項3に記載のフローリングワイパー。
  5. 上記払拭部材に該払拭部材を下面側から包み込むように不織布性の拭布が被着され、この拭布の両端は、該払拭部材と上記取付ヘッドとの間に弾力的に挟み込まれていることを特徴とする請求項1から4までの何れかに記載のフローリングワイパー。
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