JP2004159237A - 画像処理装置 - Google Patents

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JP2004159237A
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Masakazu Ishibashi
正和 石橋
Kishishi Nakatani
季史子 中谷
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

【課題】特別のキーを設けることなく、少ないキーの操作で、目的とする機能を選択設定し得る画像処理装置を提供する。
【解決手段】濃度変更フラグを予め「1」か「0」に設定しておき、濃度を最初に「普通」に設定し、対応する表示素子21を点灯しておく(ST1)。濃度キー8aを操作すると(ST2)、濃度変更フラグが「1」でなければ、表示素子22を点灯し、「濃く」を選択する(ST3)。次に、濃度キー8aを再度操作すると、表示素子23を点灯し、「薄く」を選択する(ST5、ST6)。逆に濃度変更フラグを「1」に設定しておれば「普通」の状態で、濃度キー8aを操作すると(ST2)、変更フラグが「1」なので(ST3)、表示素子23を点灯し、「薄く」を選択する。続いて、更に濃度キー8aが操作されると、表示素子22が点灯し、「濃く」が選択される。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複写装置、ファクシミリ装置、複写機能・ファックス機能などの多機能を有する複合機などの画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写装置、ファクシミリ装置等において、原稿を読み取る場合、濃度や画質等を選択設定し得るようになっている。例えば、濃度の設定は、常時は「普通」に設定しており、別に設ける濃度キーを操作する毎に「普通」→「濃く」→「薄く」→「普通」と濃度を変更設定できる。また、画質を設定する場合は、例えば常時「標準」に設定しておき、別に設ける画質キーを操作する毎に「標準」→「高画質」→「超高画質」→「写真」と画質を変更設定できる。
【0003】
この種の設定を行う画像処理装置においては、濃度の設定にしろ、画質の設定にしろ、濃度キーあるいは画質キーを操作する毎に、所定の順序で選択設定してゆくものであるため、たまたま順番の最後の方を選択設定する場合は、濃度キーや画質キーを多数回操作せねばならない。そこで従来、このような問題を解決するために、2つのキーを設け、2つのキーの一方を押す毎に、所定の順序で選択する機能が変化し、他方のキーを押す毎に反対方向の順序で機能が選択されるようにした技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−31040号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記した特許文献1に記載された従来の技術では一方向の順序と、他方向の順序のいずれかで機能選択を行うことができるので、目的とする機能の選択を少ないキー操作で行うことができる。しかしながら、一方向と他方向を指定するために2つのキーが必要である。
【0006】
この発明は上記問題点に着目してなされたものであって、特別にキーを増加させることなく、少ないキーの操作で目的とする機能を選択設定し得る画像処理装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明の画像処理装置は、同一操作の繰り返しによって、複数の機能の各機能を所定順次に選択してゆく画像処理装置において、前記順序を順方向と逆方向に設定可能に構成している。
【0008】
この発明の画像処理装置において、複数の機能は、標準、高画質、超高画質などの画質であり、画質キーの操作によって、画質機能が順次選択される。
【0009】
また、複数の機能は、普通、濃く、薄くなどの濃度であり、濃度キーの操作によって、順次切り替えられるものでも良い。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態により、この発明を更に詳細に説明する。図1に、この発明の実施形態画像処理装置全体の概略構成を示すブロック図を示す。
【0011】
この実施形態画像処理装置は、ファクシミリ機能とコピー機能とを備えたいわゆる複合機として構成したもので、NCU(網制御回路:Network Control Unit)1と、MODEM2と、画像メモリ3と、RAM4と、ROM5と、主制御部6と、表示部7と、操作部8と、画像読取部9と、画像記録部10と、CODEC(符号化・復号器:Coder and Decoder )11と、LANI/F12と、バス13とを備える。
【0012】
主制御部(CPU)6は、この装置を構成する各部を制御する機能を有する。NCU1は、通信回線である電話回線網(PSTN)14との接続を制御すると共に、相手先の電話番号(FAX番号を含む)に対応したダイヤル信号を送出する機能及び着信を検出するための機能を備えている。MODEM2は、ITU(国際電気通信連合)−T勧告T.30、T.4等に従ったファクシミリ伝送制御手順に基づいて、V.17、V.27ter、V.29等に従った送信データの変調及び受信データの復調を行う。或いは、これらに加えてV.34に従った送信データの変調及び受信データの復調を行う。
【0013】
画像メモリ3は、受信画像データや画像読取部9で読み取った画像データを一時的に記憶する。RAM4は、データ等を一時的に記憶する。このRAM4には、変更フラグを記憶するメモリ4aを備えている。この変更フラグメモリ4aには、図5に示すように、濃度変更フラグ、画質変更フラグ、用紙サイズ変更フラグを備えている。濃度変更フラグは、後述する濃度キー8aの操作にしたがって選択される「普通」、「濃く」、「薄く」の順序を正方向とするか逆方向とするかを決定するフラグである。画質変更フラグは、後述する画質キー8bの操作にしたがって選択される「標準」、「高画質」、「超高画質」、「写真」の順序を正方向とするか逆方向とするかを決定するフラグである。用紙サイズ変更フラグは、用紙サイズキーの操作にしたがって選択される「A4」、「B4」、「A3」、「B5」の順序を正方向とするか逆方向とするかを決定するフラグである。これら各フラグは、装置の登録機能により、予め変更フラグメモリ4aに設定されている。ROM5は、この装置を制御するためのプログラムを記憶する。
【0014】
表示部(LCD)7は、アイコン、キーボタンの表示や、データの送受信に必要なメッセージ内容等を表示する。操作部8は濃度キー8a、画質キー8b、更にワンタッチキー、登録キー、FAXモード・コピーモード・スキャナモード等の複数の動作モードについてのモード切り替えを行うための動作モード切替キー、テンキー、スタートキー、その他のキーを有する。画像読取部9は、FAX送信するときにあるいはコピーするときに、原稿の画像データを光学的に走査して読み取る。この画像読取部9は、カラー画像の読み取りも可能である。
【0015】
画像記録部10は、電子写真方式のプリンタよりなり、受信画像データやコピー動作において画像読取部9で読み取った原稿の画像データを記録紙上に記録する。この画像記録部10は、カラープリントも可能である。CODEC11は、読み取った画像データを送信又は記憶するためにMH、MR、MMR方式等により符号化(エンコード)し、受信画像データを記録するために復号(デコード)する。LANI/F12は、PC(パーソナルコンピュータ)その他のLAN15(ローカルエリアネットワーク)を構成する外部機器と接続され、ここを介して外部機器とのデータ授受を行う。外部PCからデータ転送の要求を受けると、画像データをLANI/F12、LAN15を介して、外部PCに転送する。
【0016】
操作部8の濃度キー8aの近傍には、図2に示すように、濃く24、普通25、薄く26の印刷文字と、これに対応した表示素子(LED)21、22、23が設けられている。通常は、表示素子21が点灯している。変更フラグメモリ4aに記憶される濃度変更フラグが「0」の状態で、濃度キー8aが操作(押下)されると、操作毎に表示素子21→表示素子22→表示素子23→表示素子21→……と、順次移動してゆく。これにより、濃度が「普通」→「濃く」→「薄く」→「普通」と選択される。一方、濃度変更フラグが「1」の状態で、濃度キー8aが操作されると、操作毎に、表示素子21→表示素子23→表示素子22→表示素子21→……と、順次点灯が移動する。これにより、濃度が「普通」→「薄く」→「濃く」→「普通」と選択される。つまり、反対方向に濃度が選択される。
【0017】
また、操作部8の画質キー8bの近傍には、図3に示すように、標準35、高画質36、超高画質37、写真38の印刷文字と、これに対応した表示素子31、32、33、34が設けられている。通常は、表示素子31が点灯している。変更フラグメモリ4aに記憶されている画質変更フラグが「0」の状態で、画質キー8bが操作されると、操作毎に表示素子31→表示素子32→表示素子33→表示素子34→表示素子31→……と、順次点灯してゆく。これにより、画質が「標準」→「高画質」→「超高画質」→「写真」→「標準」と選択される。
【0018】
一方、画質変更フラグが「1」の状態で、画質キー8bが操作されると、操作毎に、表示素子31→表示素子34→表示素子33→表示素子32→表示素子31→……と、逆の方向に順次点灯してゆく。これにより、画質が「標準」→「写真」→「超高画質」→「高画質」→「標準」→……と選択される。
【0019】
また、使用する用紙サイズを選択設定するのに、操作部8の用紙サイズキー(図示せず)が操作されると、変更フラグメモリ4aの用紙サイズ変更フラグが「0」の場合、表示部7の画面に表示される紙サイズが、キー操作毎に「A4」→「B4」→「A3」→「B5」→「A4」→と選択表示される。一方、用紙サイズ変更フラグが「1」の状態で、用紙サイズキーが順次操作されると、用紙サイズが「A4」→「B5」→「A3」→「B4」→「A4」→と、逆の方向に順次選択表示される。
【0020】
次に、この実施形態複合機において、図4に示すフロー図を参照して、濃度の選択設定処理を説明する。この処理が開始されると、ステップST1において「普通」が選択設定されており、図2の表示素子21が点灯している。次に、ステップST2へ移行する。ステップST2においては、濃度キー8aが操作されたか否か判定する。濃度キー8aが操作されないと、ステップST1へ戻り、表示素子21が点灯したまま、つまり「普通」の状態である。一方、濃度キー8aが1回操作されると、ステップST3へ移行する。
【0021】
ステップST3においては、濃度変更フラグが「1」か否か判定する。濃度変更フラグが「0」の場合は、ステップST4へ移行する。一方、濃度変更フラグが「1」の場合は、ステップST8へ移行する。ステップST4においては、表示素子22を点灯し「濃く」を選択する。続いて、ステップST5へ移行する。ステップST5においては、濃度キー8aが操作(2回目)されたか否か判定する。濃度キー8aが操作されないと、ステップST4へ戻り、表示素子22の点灯のまま、つまり「濃く」の状態のままである。一方、濃度キー8aが操作されると、ステップST6へ移行する。ステップST6においては、表示素子23を点灯し「薄く」を選択する。次に、ステップST7へ移行する。ステップST7においては、濃度キー8aが操作(3回目)されたか否か判定する。濃度キー8aが操作されないと、ステップST6へ戻る。ステップST6においては、表示素子23の点灯のまま、つまり「薄く」の状態のままである。一方、濃度キー8aが操作されると、ステップST1へ戻り、表示素子21を点灯し「普通」に戻る。
【0022】
ステップST8においては、表示素子23が点灯し「薄く」を先に選択する。続いて、ステップST9へ移行する。ステップST9においては、濃度キー8aが操作(2回目)されたか否か判定する。濃度キー8aが操作されないと、ステップST8へ戻り、表示素子23の点灯のまま、つまり「薄く」の状態のままである。一方、濃度キー8aが操作されると、ステップST10へ移行する。ステップST10においては、表示素子22を点灯し「濃く」を選択する。次に、ステップST11へ移行する。ステップST11においては、濃度キー8aが操作(3回目)されたか否か判定する。濃度キー8aが操作されないと、ステップST10へ戻り、表示素子22の点灯のまま、つまり「濃く」の状態のままである。一方、濃度キー8aが操作されると、ステップST1へ戻る。ステップST1においては、表示素子21を点灯し「普通」に戻る。
【0023】
画質機能の選択順序の方向の正逆及び用紙サイズの選択順序の正逆も、図4に示した濃度順序の方向の正逆決定と同様、変更フラグメモリ4aのフラグ、つまり画質変更フラグ、用紙サイズ変更のフラグに応じて、決定処理する。
【0024】
なお、上記実施形態において、普通24、濃く25、薄く26の印刷文字と表示素子21、22、23は別体としているが、表示素子の上面に、普通、濃く、薄いなどの文字を印刷してあり、キー操作に応じて、表示素子が順次点灯する場合にも適用できる。
【0025】
また、表示画面に、例えば「普通」、「濃く」、「薄く」を表示しておき、キー操作に応じて、表示画面のカーソルが移動するようにして、機能を選択する場合にも適用できる。
【0026】
【発明の効果】
この発明によれば、同一操作の繰り返しによって、複数の機能の各機能を所定順次に選択してゆく画像処理装置において、前記順序を順方向と逆方向に設定可能に構成しているので、特別のキーを設けることなく、所望の機能を早く設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の画像処理装置の一実施形態である複合機の構成を示すブロック図である。
【図2】同実施形態の複合機の操作部の濃度キー近傍を示す図である。
【図3】同実施形態の複合機の操作部の画質キー近傍を示す図である。
【図4】同実施形態複合機における濃度設定処理を説明するためのフロー図である。
【図5】同実施形態複合機の変更フラグメモリに記憶する変更フラグを示す図である。
【符号の説明】
1 NCU
2 MODEM
3 画像メモリ
4 RAM
4a 変更フラグメモリ
5 ROM
6 主制御部
7 表示部
8 操作部
8a 濃度キー
8b 画質キー
9 画像読取部
10 画像記録部
11 CODEC
12 LANI/F
13 バス

Claims (3)

  1. 同一操作の繰り返しによって、複数の機能の各機能を所定順次に選択してゆく画像処理装置において、前記順序を順方向と逆方向に設定可能に構成したことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記機能は、読取画質であることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記機能は、読取濃度であることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
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