JP2004156322A - 蛍光反射するガラスビーズとトンネル内の交通標示視認方法 - Google Patents

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Michio Matsumoto
通雄 松本
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Abstract

【課題】トンネル内における従来の区画線など道路標示の視認性と比較して、その視認性を確実に向上させる。
【解決手段】トラフイックペイントを約200°Cに加熱して流動状態にし、これを路面の区画線など交通標示に塗着させる。そして、トラフイックペイントが固化する前に、蛍光発光するガラスビーズを散布して定着させる。次に、トンネル内適所に配設した近紫外線を照射し、区画線など交通標示を蛍光反射させ、その視認性を向上させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、トンネル内の交通標示の視認性を高める技術分野に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
道路の区画線などでは、日本工業規格・R3301のガラスビーズを散布し、光源から照射された光を、光源方向へ反射する再帰反射により、区画線を視認するようにしている。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−212129公報(第5−10頁、第1図)
特開平10―1622公報(第1−2頁)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
トンネル内における従来の区画線の視認性では、トンネル内の照明と車両の前照灯による、光源から照射された光を光源方向へ反射する再帰反射機能によるものなので、この視認性を如何に増大するかである。
【0005】
視認の遅れから、事故を起さ無いまでも、ヒヤリとしたり、ハットしたりすることがある。
トンネル内のカーブでの視認は、車両の前照灯が進行方向を照射していることから、照射範囲外の視認遅れが生じ、交通事故につながる場合も想定される。
トンネル内の交通事故は、その環境から重大化・拡大化する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
従来塗料により施工した区画線の塗面に、近紫外線の照射により蛍光発光する、蛍光顔料を融着したガラスビーズを散布し、波長が365ナノメーターをピークとする、波長315〜380ナノメーターの近紫外線を照射することで、鮮やかに蛍光反射させる。この蛍光反射は、再帰反射の光源方向への再帰反射による視認以上の広範囲となり、前照灯による視認以上の遠距離まで視認することができる。
その視認性は、ガラスビーズにこの顔料を融着したことにより、蛍光反射は、より一そう効果を増大し、格段に向上する。
この近紫外線は、可視領域外なので、区画線など路面標示や、他の標識など交通標示の視認性には何の障害ともならず、交通事故の防止を図ることができる。
【0007】
【実施例】
図面にしたがって、一実施例を説明する。
図2における1は、波長365ナノメータをピークとする315〜380ナノメーターの、近紫外線を照射することにより、蛍光反射するガラスビーズである。蛍光反射するガラスビーズ1の造粒は次の通りである。従来のガラスビーズの加工工程において、加熱成形ゾーンを経てガラスビーズを回収する工程間の、そのガラスビーズが150〜300°Cの雰囲気で、1以上の噴射口を配設する。そしてガラスビーズに対して、蛍光顔料を重量比5〜25%とホットメルト系樹脂3〜20%を混合,予熱し、前記噴出口から噴射、融着させて直後に常温以下まで急冷する雰囲気を経て造粒する。蛍光顔料とホットメルト系樹脂の混合は、粉体のまま、または溶剤により溶融や分散したものとすることができる。
粒度は、道路の区画線、道路標示などに使用するトラフイックペイント8(日本工業規格・K5665)用ガラスビーズ(日本工業規格・R3301)に見合う粒度0.088〜0.840ミリメートルであり、品質についても、この規格に適合するものである。
【0008】
施工要領の概略としては、新区画線7としてまずトラフイックペイント8を、約200°Cに加熱して流動状態にし、これを路面に塗着させて、次にトラフイックペイント8が常温にもどることによって固着させ、同時に、(塗料が固化する前に)ガラスビーズ1を散布定着させる。
【0009】
ガラスビーズ1は、1/3〜1/2程度を塗膜内に埋まる状態にする。
図1は、歩道を有するトンネルで、本発明の方法を施工した場合の説明図である。
2はトンネル、3は車道、4は歩道、5は、トンネル内の適所に点在して配設した、315〜390ナノメーターの近紫外線を照射する照射灯で、符号は手前の左右3個だけ付している。
6は従来施工の区画線、7は照射灯の照射を受けて蛍光反射する、ガラスビーズを含有した新区画線である。
【0010】
図2は、この新区画線7の断面図で、8は日本工業規格・K5665のトラフイックペイントである。
以上のことから、トンネル2内は、常に新区画線7がトンネル2内の適所に配設した照射灯5の照射を受け、鮮やかに蛍光反射し、通行車両に対して、従来の区画線6と比較して格段に視認性を向上して、事故発生の防止を図ることができる。
【0011】
図1には、道路の新区画線7を示して施工例の説明をしたが、交通方法の線や文字などの指示や標識へも施工することができる。
近紫外線の波長は、可視領域外であるから、新区画線7以外の路面標示や標識があっても、その視認をする上で何ら障害とはならない。
【0012】
本発明と従来工法を比較した視認性試験は表1のとおりである。
【表1】
Figure 2004156322
【0013】
また、施工上、トンネル2内適所に照射灯5を配設し、新区画線7などの標示や標識を施工する塗料に、近紫外線で蛍光反射するガラスビーズ1を含有させることなので、既設のトンネルに対しても容易に実施することができ、不慮の事故が発生したとき、後続の車両などはいち早くその現場状況が視認できるので、被害の重大化・拡大化の防止につながる。
【0014】
【発明の効果】
トンネル内において、区画線などの標示を、近紫外線で照射することにより、含有するガラスビーズが蛍光反射して、その視認は一段と確実となり、格段に向上させるので、トンネル内の交通事故およびその重大化・拡大化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トンネル内に配設した、近紫外線を照射する照射灯の照射を受け、区画線のガラスビーズを蛍光反射させる方法の説明図。
【図2】本発明の新区画線の説明用断面図。
【符号の説明】
1 ガラスビーズ
2 トンネル
3 車道
4 歩道
5 照射灯
6 従来の区画線
7 新区画線
8 トラフイックペイント

Claims (2)

  1. 近紫外線の照射により蛍光反射するガラスビーズ。
  2. 近紫外線の照射を受けて蛍光反射するガラスビーズを,トラフィックペイントによる標示面に散布した、トンネル内の交通標示視認方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006133360A (ja) * 2004-11-04 2006-05-25 Toppan Printing Co Ltd 偽造防止媒体、偽造防止シールおよびその読み取り方法
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