JPH08193306A - ガラス粒子固着による反射型アスファルト舗装道路 - Google Patents
ガラス粒子固着による反射型アスファルト舗装道路Info
- Publication number
- JPH08193306A JPH08193306A JP7035818A JP3581895A JPH08193306A JP H08193306 A JPH08193306 A JP H08193306A JP 7035818 A JP7035818 A JP 7035818A JP 3581895 A JP3581895 A JP 3581895A JP H08193306 A JPH08193306 A JP H08193306A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- asphalt
- road
- glass particles
- surface layer
- pavement
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、夜間のアスファルト路面や、路面
に描かれた交通標識の視認性向上を目的とする。 【構成】 本発明は、アスファルト表層上に、ガラス粒
子を固着したことを特徴とする、アスファルト表面の光
線反射を高めた機能を持つアスファルト舗装道路であ
る。
に描かれた交通標識の視認性向上を目的とする。 【構成】 本発明は、アスファルト表層上に、ガラス粒
子を固着したことを特徴とする、アスファルト表面の光
線反射を高めた機能を持つアスファルト舗装道路であ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガラス粒子固着による反
射型アスファルト舗装道路に関する。
射型アスファルト舗装道路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、道路舗装は、アスファルトかコン
クリートによって実施されており、アスファルト舗装
は、耐用年数ではコンクリートに劣るものの、施工費が
安く工事が簡単であるため、大部分の舗装道路がアスフ
ァルト舗装となっている。
クリートによって実施されており、アスファルト舗装
は、耐用年数ではコンクリートに劣るものの、施工費が
安く工事が簡単であるため、大部分の舗装道路がアスフ
ァルト舗装となっている。
【0003】しかしながら、アスファルト舗装は黒色で
あるため、夜間には、走行中の車両から投射されたヘッ
ドライト光を十分路面で反射することができず、舗装道
路面が闇に埋没しがちで視認性が悪く、自動車の安全走
行に問題がある。
あるため、夜間には、走行中の車両から投射されたヘッ
ドライト光を十分路面で反射することができず、舗装道
路面が闇に埋没しがちで視認性が悪く、自動車の安全走
行に問題がある。
【0004】一方、コンクリート舗装は、灰白色である
ため夜間のヘッドライト光を十分に反射し道路面が見や
すく、自動車走行の安全性は大幅に向上するが、建設コ
ストが高いため、これまで十分な実用化が困難であっ
た。
ため夜間のヘッドライト光を十分に反射し道路面が見や
すく、自動車走行の安全性は大幅に向上するが、建設コ
ストが高いため、これまで十分な実用化が困難であっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のアス
ファルト道路の欠点である、夜間走行時の舗装路面の暗
さを解消するものである。
ファルト道路の欠点である、夜間走行時の舗装路面の暗
さを解消するものである。
【0006】
【課題を解決する手段】上記課題を解決するため、本発
明は、直径1ミリ前後に粉砕したガラス粒子8をアスフ
ァルト表面7上に固着した反射型アスファルト舗装道路
を用いる。
明は、直径1ミリ前後に粉砕したガラス粒子8をアスフ
ァルト表面7上に固着した反射型アスファルト舗装道路
を用いる。
【0007】つまり、アスファルト舗装施工時に、アス
ファルト表面7がまだ熱で粘着性を有するとき、粉砕し
たガラス粒子8をアスファルト表面7上に撒き、ローラ
ー等を使ってアスファルト表層2に下半部を埋め込むよ
うな形で固定させ、アスファルトの冷却後、ガラス粒子
8をアスファルト表面7上に固定化する手段により、ア
スファルトに反射機能を持たせることにより問題を解決
する。
ファルト表面7がまだ熱で粘着性を有するとき、粉砕し
たガラス粒子8をアスファルト表面7上に撒き、ローラ
ー等を使ってアスファルト表層2に下半部を埋め込むよ
うな形で固定させ、アスファルトの冷却後、ガラス粒子
8をアスファルト表面7上に固定化する手段により、ア
スファルトに反射機能を持たせることにより問題を解決
する。
【0008】
【作用】アスファルト表面7上にガラス粒子8を固着し
たアスファルト舗装道路は、走行中の車両のヘッドライ
トの光をガラス粒子8で乱反射し、光線の一部は光源車
両にも届き、運転者にはアスファルト路面が白く浮き出
して見えるため、アスファルト舗装路面の視認性は大幅
に向上する。
たアスファルト舗装道路は、走行中の車両のヘッドライ
トの光をガラス粒子8で乱反射し、光線の一部は光源車
両にも届き、運転者にはアスファルト路面が白く浮き出
して見えるため、アスファルト舗装路面の視認性は大幅
に向上する。
【0009】
【実施例】本発明を実際に応用実施するには、従来のア
スファルト舗装工事にわずかな作業を追加するだけでよ
い。つまり施工方法としては次の段取りを追加するだけ
でよい。
スファルト舗装工事にわずかな作業を追加するだけでよ
い。つまり施工方法としては次の段取りを追加するだけ
でよい。
【0010】1.従来方法によりアスファルト舗装が完
了した段階で、アスファルト表層上にガラス粒子8を撒
く。 2.アスファルト表面7に撒いたガラス粒子8を軽量ロ
ーラーで押しつけ、アスファルト表層2にガラス粒子8
下半部を埋めるような形で固定化する。 3.アスファルトが冷却しガラス粒子8がアスファルト
表面7に固着した後、未固着のガラス粒子8を真空吸引
機で吸い取る。
了した段階で、アスファルト表層上にガラス粒子8を撒
く。 2.アスファルト表面7に撒いたガラス粒子8を軽量ロ
ーラーで押しつけ、アスファルト表層2にガラス粒子8
下半部を埋めるような形で固定化する。 3.アスファルトが冷却しガラス粒子8がアスファルト
表面7に固着した後、未固着のガラス粒子8を真空吸引
機で吸い取る。
【0011】上記の方法により、最終的には、アスファ
ルト表面7にガラス粒子8を固定化して残すことができ
る。
ルト表面7にガラス粒子8を固定化して残すことができ
る。
【0012】交通標識への応用 本発明の応用としては、道路表面上に表記された標識の
視認性向上に応用できる。
視認性向上に応用できる。
【0013】道路面上には、中央線や停止線、横断歩
道、矢印、文字など様々な交通標識が記されているが、
本発明は、標識ペイント表面上にガラス粒子8を固定化
するという同様の方法により、交通標識の光線反射率を
高め、交通標識の視認性を向上させることができる。
道、矢印、文字など様々な交通標識が記されているが、
本発明は、標識ペイント表面上にガラス粒子8を固定化
するという同様の方法により、交通標識の光線反射率を
高め、交通標識の視認性を向上させることができる。
【0014】アスファルト表面7および交通標識双方に
ガラス粒子8を固着させることにより、アスファルト舗
装面および舗装面上の交通標識を同時に光らせることも
可能である。そのためには、アスファルト表面7と交通
標識の識別を容易にするため、交通標識近傍に分離区域
を設け、分離区域だけガラス粒子8を固着しない、また
は、分離区域をコールタールなどの黒ペイントで塗りつ
ぶすなどの方法により、交通標識とアスファルト面双方
の視認性を同時に高めることができる。
ガラス粒子8を固着させることにより、アスファルト舗
装面および舗装面上の交通標識を同時に光らせることも
可能である。そのためには、アスファルト表面7と交通
標識の識別を容易にするため、交通標識近傍に分離区域
を設け、分離区域だけガラス粒子8を固着しない、また
は、分離区域をコールタールなどの黒ペイントで塗りつ
ぶすなどの方法により、交通標識とアスファルト面双方
の視認性を同時に高めることができる。
【0015】反射率の制御 本発明は、夜間のアスファルト路面の視認性向上が目的
であるので、路面からの反射は、アスファルト面が眩し
くならない程度に抑えることが望ましい。
であるので、路面からの反射は、アスファルト面が眩し
くならない程度に抑えることが望ましい。
【0016】本発明は、ガラス粒子8の大きさやアスフ
ァルト表面7上への分布密度を自由に調整できるので、
上記反射率の制御は簡単に実施できる。
ァルト表面7上への分布密度を自由に調整できるので、
上記反射率の制御は簡単に実施できる。
【0017】
【本発明の効果】本発明ガラス粒子固着による反射型ア
スファルト舗装道路は、次のような効果が期待できる。 1 アスファルト舗装道路の夜間時視認性が大幅に向上
する。 2 ガラス粒子に廃ガラス使用が可能であり、廃棄物リ
サイクルとして利用できる。
スファルト舗装道路は、次のような効果が期待できる。 1 アスファルト舗装道路の夜間時視認性が大幅に向上
する。 2 ガラス粒子に廃ガラス使用が可能であり、廃棄物リ
サイクルとして利用できる。
【図1】アスファルト道路の一般的構造断面図である。
【図2】アスファルト表層とアスファルト表層に固着し
たガラス粒子の断面図である。
たガラス粒子の断面図である。
1 車両 2 アスファルト表層 3 アスファルト基層 4 上層路盤 5 下層路盤 6 路床 7 アスファルト表面 8 ガラス粒子
Claims (3)
- 【請求項1】アスファルト表層上に、粒子状ガラスを固
着したことを特徴とするアスファルト舗装道路。 - 【請求項2】アスファルト表層上に、粒子状粉ガラスを
固着することにより、アスファルト舗装道路に光線反射
機能を付加する方法。 - 【請求項3】舗装道路上に描かれた車線分離線や交通標
識などの表層上に、粒子状ガラスを固着することによ
り、車線分離線や交通標識などに光線反射機能を付加す
る方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7035818A JPH08193306A (ja) | 1995-01-17 | 1995-01-17 | ガラス粒子固着による反射型アスファルト舗装道路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7035818A JPH08193306A (ja) | 1995-01-17 | 1995-01-17 | ガラス粒子固着による反射型アスファルト舗装道路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08193306A true JPH08193306A (ja) | 1996-07-30 |
Family
ID=12452531
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7035818A Pending JPH08193306A (ja) | 1995-01-17 | 1995-01-17 | ガラス粒子固着による反射型アスファルト舗装道路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08193306A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100353503B1 (ko) * | 1999-11-13 | 2002-09-19 | 죽정산업 주식회사 | 아스팔트 포장재용 유리 캐럿의 제조장치 |
CN106120509A (zh) * | 2016-06-20 | 2016-11-16 | 许昌金欧特沥青股份有限公司 | 一种严寒地区具有透水功能的沥青路面 |
CN111960733A (zh) * | 2020-08-24 | 2020-11-20 | 南京林业大学 | 一种反光沥青混合料及其制备方法 |
WO2020251184A1 (ko) * | 2019-06-09 | 2020-12-17 | 주식회사 태평양 | 기능성이 향상된 도로 차선구조 |
-
1995
- 1995-01-17 JP JP7035818A patent/JPH08193306A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100353503B1 (ko) * | 1999-11-13 | 2002-09-19 | 죽정산업 주식회사 | 아스팔트 포장재용 유리 캐럿의 제조장치 |
CN106120509A (zh) * | 2016-06-20 | 2016-11-16 | 许昌金欧特沥青股份有限公司 | 一种严寒地区具有透水功能的沥青路面 |
WO2020251184A1 (ko) * | 2019-06-09 | 2020-12-17 | 주식회사 태평양 | 기능성이 향상된 도로 차선구조 |
CN111960733A (zh) * | 2020-08-24 | 2020-11-20 | 南京林业大学 | 一种反光沥青混合料及其制备方法 |
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