JP2004154921A - 工作機械 - Google Patents

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Toshibumi Katsuma
俊文 勝間
Hirobumi Kage
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Abstract

【課題】カムを含む機械要素の交換を必要とせずに、複数種類の形状に加工が可能な工作機械を提供する。
【解決手段】本発明の工作機械は、被加工物(40)に対し工具(13)の往復動作を行うための第1のモータ(35)と、前記往復動作の方向に直交する方向に前進及び後進する動作を決定するための機械要素(26)と、前記機械要素(26)を駆動するための第2のモータ(36)と、前記第1のモータ(35)と前記第2のモータ(36)を独立して制御する制御部とを備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、工作機械に関し、特に歯車形削り盤のように工具が往路で被加工物の加工を行い、復路では、工具が被加工物から離間及び接近する工作機械に関する。
【0002】
【従来の技術】
工具が被加工物の中心軸方向に往復運動を行い、その往路で被加工物に加工し、復路では工具が被加工物に対し離間及び接近するような工具往復機構を備えた工作機械として、歯車形削り盤がある。
歯車形削り盤では、図3に示すように主軸12に取り付けた工具13を上下方向(矢印L1)に往復運動させながら、被加工物を取り付けて加工を行う台であるテーブル(図示しない)に設置された被加工物と共に回転運動を与え、形削りによる歯切りを行う。工具13は、上昇端付近(図3中の[1])では、工具13は、垂直な状態となっている。この状態のまま、工具13が真っ直ぐ下降し、下降中に被加工物40の加工を行う([1]〜[3])。下降端付近で工具13は、被加工物40に対し矢印L2方向に逃げ量(リリービング量)Rの分だけ離間(リリービング)し、[4]の状態となる。次に工具13が[4]の状態のまま、上昇する。上昇端付近で工具13は、被加工物40に対しリリービング量Rの分だけ接近し、垂直な状態([1])となる。次に工具13は、下降する。これらの動作を繰り返すことで工具13は、上下に往復運動を行いながら被加工物40に加工を行う。
【0003】
このような工具の運動軌跡を得るためには、工具13が矢印L1方向に示す往復運動を行うための機構及び工具13が被加工物40に対し、その往復運動の方向(矢印L1)に直交して矢印L2に示す方向に離間及び接近する機構が必要である。
工具13が矢印L1方向に往復運動を行うには、モータ等による回転運動をクランクを使用して、往復運動に変換することで工具13の往復運動を得ていた。工具13が被加工物40に対して矢印L2方向に離間及び接近する動作(接離動作)は、主軸12が設置されている図示しないカッタヘッドを揺動運動させることにより行っていた。揺動運動を行うには、カムを使用するのが一般に知られている。また、工具13の往復運動に直交する方向に工具13が被加工物40に対して離間及び接近する動作は、同期する必要がある。そのためには、モータ等にて回転させられる軸(図示しない)とカムを回転させる軸(図示しない)とを機械的に連結させていた。
【0004】
図3に示す通常の外歯車加工とは異なる加工として、例えば、図4(a)に示すクラウニング加工を被加工物41に行う場合や図7に示す内歯車加工を行う場合がある。
図4(a)に示すようなクラウニング加工を行う場合、工具13の矢印L1方向の往復運動における下降時に工具13が被加工物41に対し、工具13が被加工物41と接触しつつ、クラウニング量から計算される距離の分だけ、被加工物41に対し矢印L2方向に後退及び前進する工具軌跡が必要となる。
また、図7に示すような内歯車加工を行う場合は、工具13が被加工物43に対して行う矢印L2方向の接離動作が、図3に示す外歯車加工時とは逆方向である工具13の運動軌跡が必要となる。
よって、それぞれの被加工物の形状に合わせた運動軌跡に対応するため、図3に示す外歯車加工時に使用するカムとは異なるカムへの交換作業が必要であった。
【0005】
また、上記の機械的連結構造に代えて、主軸往復運動用モータとは別にカム回転用モータを設置し、カムを交換容易な場所に設置し、主軸往復運動用モータとカム回転用モータとを同期運転する方法が考えられたとしても、その運転方法は、機械的連結と同様な動作を得るための一定回転数制御となるため、1台の歯車形削り盤にて被加工物に異なる形状を加工する際は、カムの交換が必要であった。
【0006】
被加工物にテーパ加工を行う場合は、図5(a)又は(b)に示すように被加工物42に対し、工具13の運動軌跡が傾いている必要がある。
従来では、図3に示す外歯車加工時に使用するカムを使用し、工具13は、図3と同じ上下往復運動の軌跡のまま、被加工物42を設置するテーブル、又はカッタヘッドを指示する機械本体(図示しない)をテーパの角度αに傾斜させることで工具13の運動軌跡を傾斜させていた。そのためには、テーブル、又はカッタヘッドを指示する機械本体を傾斜させる機構が必要であった。
【0007】
特許第2703613号公報では、一端が工具支持ヘッドに回動可能に連結され、他端が変位可能に支持され、共通の回転軸を介して関節状に連結されたベルクランク部材からなり、このベルクランク部材を変位させるための駆動手段が連結された調節機構を有することを特徴とする工具位置調節機構が開示されている。
【0008】
一方、特公平7−47248号公報では、主軸の往復運動並びにカッタヘッドの揺動運動を各々別のリニアモータによって動作させ、かつ各々のリニアモータの運動量をリニアスケールから電子制御装置にフィードバックさせる構成とし、工具の往復運動とカッタヘッドの揺動運動とを同期化し制御する方法が開示されている。
【0009】
【特許文献1】
特許第2703613号公報(図1)
【特許文献2】
特公平7−47248号公報(図1)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、従来は、1台の歯車形削り盤にて被加工物に異なる形状を加工する際は、カムを含む機械要素の交換が必要であった。
また、主軸の往復運動並びにカッタヘッドの揺動運動を行うのにリニアモータを使用しても、加工を行う際にリニアモータに負荷が直接かかり、加工の精度を確保する上で好ましくないという問題があった。
本発明の目的は、カムを含む機械要素の交換を必要とせずに、複数種類の形状に加工が可能な工作機械を提供することである。
また、本発明の他の目的は、カムを含む機械要素の交換を必要とせずに、クラウニング形状やテーパ形状などの複数種類の形状に加工が可能な歯車形削り盤を提供することである。
また、本発明の目的は、被加工物のテーパ加工時にテーブル又はカッタヘッド等を傾斜させる機構が不要な工作機械を提供することである。
また、本発明の目的は、加工を行う際、モータにかかる負荷の影響が少なく、高精度に工具の位置決めを行う工作機械を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
以下に、[発明の実施の形態]で使用する番号・符号を用いて、[課題を解決するための手段]を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]の記載との対応関係を明らかにするために付加されたものであるが、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
【0012】
本発明の工作機械は、被加工物(40)に対し工具(13)の往復動作を行うための第1のモータ(35)と、
前記往復動作の方向に直交する方向に前進及び後進する動作を決定するための機械要素(26)と、
前記機械要素(26)を駆動するための第2のモータ(36)と、
前記第1のモータ(35)と前記第2のモータ(36)を独立して制御する制御部と
を備えたことを特徴とする。
【0013】
本発明の工作機械において、前記制御部は、前記往復動作と前記前進及び後進する動作を組み合わせた前記工具(13)の軌跡を制御することを特徴とする。
【0014】
本発明の工作機械において、前記機械要素(26)は、前記被加工物(40)と接触している時に任意の前記工具(40)の移動軌跡が得られる形状であることを特徴とする。
【0015】
本発明の工作機械において、前記機械要素(26)は、前記第2のモータ(36)の回転角度に応じて、前記前進及び後進する動作の移動量を決定し、
前記前進及び後進の動作が、任意のタイミングで任意の前記移動量の分だけ行われることにより、前記工具(13)の軌跡が制御される。
【0016】
本発明の工作機械において、前記工具(13)の軌跡のうち、往路では前記工具(13)が前記被加工物(40)に接触しつつ前記前進及び後進の少なくともいずれか一方の動作を行って前記被加工物(40)を加工し、復路では前記工具(13)が前記被加工物(40)に接触せずに前記前進及び後進する動作を行う。
【0017】
本発明の工作機械において、前記機械要素(26)は、前記第2のモータ(36)による回転運動を往復運動に変換し、前記往復運動を介して前記工具(13)の軌跡が決定される。
【0018】
本発明の工作機械において、前記機械要素(26)は、カム(26)である。
【0019】
本発明の工作機械において、前記第1のモータ(35)と前記第2のモータ(36)のそれぞれは、サーボモータであり、
前記制御部は、NC装置である。
【0020】
本発明の工作機械において、前記工作機械は、前記被加工物(40)に、形削りにて歯車の加工を行う歯車形削り盤である。
【0021】
本発明の工作機械において、前記歯車形削り盤は、前記工具(13)の軌跡が制御されることにより、前記機械要素(26)を交換することなく、前記被加工物(40)に、クラウニング加工、テーパ加工、内歯車加工を含む複数種類の加工が可能である。
【0022】
本発明の工作機械において、前記制御部は、前記第2のモータ(36)により前記カム(26)の回転角度を制御することにより、前記工具(13)は、前記往復運動を行いながら、前記往復運動に直交する方向に任意のタイミングで任意の運動量分を前記被加工物(40)から後退又は前進させるように工具軌跡が制御される前記工具往復運動機構を備えている。
【0023】
本発明の工作機械において、前記機械要素(26)は、前記工具(13)が被加工物(40)を加工する際に前記第2モータ(36)へかかる負荷を低減する。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明による工作機械の一実施形態として歯車形削り盤を説明する。
【0025】
図1及び図2に示すように、カッタヘッド10が図示しない機械本体に支点11を介してその下部が図中左右方向へ揺動可能に支持されている。カッタヘッド10内には図中鉛直方向に主軸12が設置されている。主軸12にはギヤ14が取り付けられており、主軸12はギヤ14内を垂直方向に摺動は可能であるが回転はできない手段が講じられており、ギヤ14の回転に伴って回転する。主軸12の下端部には工具13が取り付けられている。
【0026】
カッタヘッド10の上方部には、クランク軸19、カム軸25及び偏心軸29がそれぞれ機械本体に軸の中心に回転可能に設置されている。クランク軸19には、クランク面板部20が取り付けられている。クランク面板部20は、クランク軸19の回転により、クランク面板部20の中心20Aを中心に回転する。クランク面板部20には、ボールネジ22を介してスライド部17がクランク面板部20の表面を移動可能に設置されている。スライド部17には、クランクアーム15の端部がピン18により取り付けられ、クランクアーム15は、ピン18を中心に揺動可能になっている。また、クランク面板部の中心20Aとピン18の中心とは、偏心を持つように取り付けられている。ボールネジ22を調節することでスライド部17がクランク面板部20に対し移動することで、クランク面板部の中心20Aとピン18の中心との偏心量が調整可能となる。クランク面板部の中心20Aとピン18の中心との偏心量は、主軸12の上下往復運動の長さに関係し、偏心量が大きいほど主軸12の上下往復運動の長さは長くなる。クランクアーム15の他端部は球面軸受16を介して主軸12の上端部に取り付けられている。また、クランク軸19には、ギヤ23、24により主軸往復運動用モータ35が連結されている。主軸往復運動用モータ35には、サーボモータを使用するのが望ましい。サーボモータを使用することで高速・高精度にてクランク軸19の制御が可能となる。
【0027】
カム軸25には、ギヤ37、38によりカム軸駆動用モータ36が連結されている。カム軸駆動用モータ36には、サーボモータを使用するのが望ましい。サーボモータを使用することで高速・高精度にてカム軸25の回転角度の制御が可能となり、また主軸往復運動用モータ35と同期制御が可能となる。また、カム軸25には、カム26が取り付けられている。カム軸25の回転に伴い、カム26も回転する。カム26は、2枚のカムが位相(角度)をずらして重なった又は一体化した構成とされている。それらの2枚のカムは、その形状が周方向にカムの半径が変化している通常のカムである。カム26は、工具13の被加工物に対する後退量及び前進量を、カム軸25の回転角度に応じて変化させる形状となっている。その後退量及び前進量とカム軸25の回転角度との関係は後述する図8の通りである。
偏心軸29には、偏心軸面板部33が取り付けられており、偏心軸29の運動に連動して偏心軸面板部33の中心33Aを中心にY2方向に回動が可能となっている。偏心軸面板部33には、リリービングロッド30の端部がピン32により、中心33Aとピン32の中心とは偏心するように取り付けられている。リリービングロッド30の他端部は、カッタヘッド10の図中左側端部にピン31を介してカッタヘッド10が支点11を中心に揺動可能に取り付けられている。
また、偏心軸面板部33には、中心33Aを中心に回動可能にカムレバー28が取り付けられている。カムレバー28には、カムフォロワー27が2個取り付けられている。2個のカムフォロワー27は、カム26を挟むようにして接触している。一方のカムフォロワー27は、2枚のカムが重なった又は一体化した形状からなるカム26の内、一方のカムの外周にのみ接し、他方のカムフォロワー27は、他方のカムの外周にのみ接している。カム26が回転すると、カム26の中心からカムフォロワー27までの距離が変動することにより、カムレバー28が中心33Aを中心にY2方向に回動する。カムレバー28の回動に連動し、偏心軸29及び偏心軸面板部33が中心33Aを中心にY2方向に回動する。
【0028】
このような構造の動作について説明する。
主軸往復運動用モータ35とカム軸駆動用モータ36は、NC装置にて制御される。被加工物の加工形状に合わせ、任意の同期指令が主軸往復運動用モータ35及びカム軸駆動用モータ36に与えられ、高速・高精度で同期制御を行う。
【0029】
主軸往復運動用モータ35を一方向に回転させると、主軸往復運動用モータ35に連結したクランク軸19が一方向に回転する。クランク軸19の回転に伴い、クランク面板部20及びスライド部17がクランク軸19の中心として回転することで、クランクアーム15が上下往復運動を行う。このクランクアーム15の上下運動に連動して工具13がY1方向に上下往復運動を行う。工具13の上下往復運動の長さは、クランク軸19の中心とピン18の中心との偏心量により決定される。主軸12の上下往復運動の長さを変更する場合は、ボールネジ22を調節することでスライド部17が移動し、クランク軸19の中心とピン18の中心との偏心量を調節することで、上下往復運動の長さを変更することができる。
【0030】
NC装置からの被加工物の形状から計算される任意の同期指令により、カム軸駆動用モータ36は、主軸往復運動用モータ35の回転と同期しながら任意の方向へ回転することで、カム軸25の回転角度を任意の角度まで回転させる。カム軸駆動用モータ36の回転により、カム軸駆動用モータ36に連結したカム軸25が回転する。カム軸25の回転に連動してカムレバー28及び偏心軸面板部33が中心33Aを中心にY2方向に回動する。偏心軸面板部33の回動運動に連動してリリービングロッド30がY3方向に往復運動を行う。リリービングロッド30の往復運動に連動してカッタヘッド10が支点11を中心に図中左右に揺動運動を行う。カッタヘッド10の支点11を中心とした揺動運動に連動して、工具13が被加工物に対して前進又は後進することが可能となる。
【0031】
図8に制御するカム軸25の回転角度と工具13の被加工物に対する前後進量との関係の表を示す。ここで、β1、β2、β3及びβ4は、任意に設定される回転角度である。この表において、カム軸25の回転角度が原点(0°)及び180°では、工具13の前後進量を0とし、工具13が図3中[1]〜[3]に示すような垂直の状態となるように設定する。工具13の前後進方向は、工具13が被加工物に対し後退する方向をプラス(+)方向とし、その方向の運動量を工具13のプラスの値の前後進量とする。また、工具13が被加工物に対し前進する方向をマイナス(−)方向とし、その方向の運動量を工具13のマイナスの値の前後進量とする。カム軸25の回転角度が0〜180°の範囲にある時、工具13の前後進量はマイナスの値をとり、工具13は、カム軸25の回転角度が0°又は180°(工具13が垂直な状態)時の状態を基準として、被加工物に対し前進した状態となる。カム軸25の回転角度が180°〜360°にある時、工具13の前後進量はプラスの値をとり、工具13は、カム軸25が0°点又は180°(工具13が垂直な状態)時の状態を基準として、被加工物に対し後退した状態となる。カム軸25の回転角度が0°〜β3°にかけては、工具13の前後進量は、マイナス方向に増え、カム軸25の回転角度がβ3°で工具13のマイナスの前後進量は、最大値となる。カム軸25の回転角度がβ3°からβ4°にかけては、マイナスの前後進量の最大値で一定であり、β4°〜180°にかけては、工具13の前後進量は、マイナスの前後進量の最大値から0に向かい少なくなる。180°〜β1°にかけては、工具13の前後進量は、0からプラス方向に増え、カム軸25の回転角度がβ1°で工具13のプラスの前後進量は、最大値となる。β1°〜β2°にかけては、プラスの前後進量の最大値で一定であり、β2°〜0°(360°)にかけては、工具13の前後進量は、プラスの前後進量の最大値から0に向かい少なくなる。
カム軸25に取り付けられるカム26の形状は、工具13が上記のような動作を行えるようにリリービングロッド30を介してカッタヘッド10を揺動させることができる形状とする。
なお、本実施形態では、工具13の姿勢が垂直の状態となるカム軸25の回転角度を0°及び180°として説明しているが、0°や180°に限定する必要はなく、任意の角度に設定してもよい。
【0032】
上記の構成における実際の被加工物を加工する時のカム軸25の回転角度の制御について説明する。
【0033】
被加工物に通常の外歯車を加工する場合の図3に示すような被加工物40に対する工具13の運動軌跡を得るためのカム軸25の回転角度の制御について、図8を用いて説明する。
NC装置では、予め工具13の下降時のカム軸の回転角度(図8中A点)及び工具13が下降端付近及び上昇端付近で前後進量Rの分だけ離間及び接近動作を行うためのカム軸の回転角度(図8中B点)を設定しておく。
主軸往復運動用モータ35が一方向に回転することにより、工具13が矢印L1方向に上下往復運動を行う。工具13の上昇端付近では、カム軸駆動用モータ36は、カム軸25の回転角度が原点(0度)(図8中A点)に位置決めされる。この時、工具13は、垂直な状態となっている(図3中[1])。カム軸25の回転角度をA点に保持することで、工具13を垂直な状態を維持しながら、工具13が真下に下降し、下降中に被加工物40に加工を行う([1]〜[3])。
【0034】
工具13が下降端付近に到達すると、カム軸駆動用モータ36は、予め設定された図8中B点の角度となるようにカム軸25を逆方向へ回転させる。カム軸25がB点の角度まで逆方向へ回転することにより、偏心軸29が揺動し、カッタヘッド10が支点11を中心に揺動することで、カム軸25の回転角度B点に相当する工具13の前後進量Rの分だけ工具13が被加工物40に対し矢印L2方向に後退する。ここで工具13の前後進する動作の加減速については、従来使用していたカムによる加減速と同等に制御される。次に、工具13が矢印L1方向に上昇する間は、カム軸25の回転角度は、B点に保持する。これによって工具13が被加工物から後退した状態(図3中[4])を維持しながら工具13は、上昇運動を行うことが可能となる。工具13が上昇端付近に到達すると、カム軸駆動用モータ36は、カム軸25の回転角度をB点からA点の角度となるように正方向に回転させる。カム軸25の回転により偏心軸29が揺動し、カッタヘッド10が支点11を中心に揺動することで、工具13は、被加工物40に対し、工具13の前後進量Rの分だけ矢印L2方向に前進し、工具13は、図3中の[1]の状態となる。次に、工具13は矢印L1方向に下降する。これらの動作を繰り返すことで、工具13は、上下に往復運動を行いながら被加工物40に外歯車を加工する。
【0035】
本実施形態の歯車形削り盤による効果は以下の通りである。
カム26を介してカム軸駆動用モータ36によるカッタヘッド10の揺動運動を行っているので、加工による負荷がカム軸駆動用モータ36に伝わりにくく、高精度で工具の位置決めが可能となり、その結果、工具13は、被加工物40を高精度で加工できる。
【0036】
次に、図8を参照して、被加工物にクラウニングを加工する場合、図4(a)に示すような被加工物41に対する工具13の運動軌跡を得るためのカム軸25の回転角度の制御について説明する。
NC装置では、予め被加工物41に加工するクラウニング量から計算される工具13の上昇端付近(図4(a)中[5])における工具13の前後進量R1に対するカム軸25の回転角度(図8中C点)、工具13の下降時における工具13の前後進動作による最も後退する位置(図4(a)中[6])に対するカム軸25の回転角度(図8中A点)及び工具13が下降端付近(図4(a)中[7])で前後進量R+R1の分だけ前後進動作を行うためのカム軸25の回転角度(図8中B点)を設定しておく。
主軸往復運動用モータ35を一方向に回転することにより、工具13が矢印L1方向に上下往復運動を行う。工具13は、上昇端付近では、カム軸駆動用モータ36は、カム軸25の回転角度を図8中C点に位置決めする。この時、工具13は、被加工物41に対しR1だけ前進した状態となっている(図4(a)中の[5])。
【0037】
次に、工具13が下降する際、カム軸駆動用モータ36は、主軸往復運動用モータ35と同期しながらカム軸25の回転角度を図8中C点からA点の角度となるように逆方向に回転させることで、カッタヘッド10の揺動運動により、工具13は、[5]の位置から被加工物41に対しR1の分だけ滑らかな後退動作を行いながら下降し、垂直の状態となる(図4(a)中の[6])。次に、カム軸駆動用モータ36は、主軸往復運動用モータ35と同期しながらカム軸25の回転角度を図8中A点からC点の角度まで正方向に回転させることで、カッタヘッド10の上記とは逆方向の揺動運動により、工具13は、被加工物41に対しR1の分だけ滑らかな前進動作を行いながら、工具13は下降端付近まで下降する。(図4(a)中の[7])。
【0038】
工具13が下降端付近に到達すると、カム軸駆動用モータ36は、図8中C点からB点の角度となるようにカム軸25を逆方向へ回転させる。カム軸25がB点の角度まで逆方向へ回転することにより、偏心軸29が揺動し、カッタヘッド10が支点11を中心に揺動することで、カム軸25の回転角度C点からB点に相当する前後進量R+R1の分だけ工具13は、[7]の位置から被加工物41に対し後退する。ここで工具13の前後進動作の加減速については、従来使用していたカムによる加減速と同等に制御される。次に、工具13が上昇する間は、カム軸25の回転角度は、B点に保持される。これによって工具13が被加工物41から後退した状態(図4(a)中[8])を維持しながら工具13は、上昇運動を行うことが可能となる。工具13が上昇端付近に到達すると、カム軸駆動用モータ36は、カム軸25の回転角度をB点からC点の角度となるように正方向に回転させる。カム軸25の回転により偏心軸29が揺動し、カッタヘッド10が支点11を中心に揺動することで、カム軸25の回転角度C点からB点に相当する前後進量R+R1の分だけ工具13は、[8]の位置から被加工物40に対し前進し、工具13は、[5]の状態となる。次に、工具13は下降する。これらの動作を繰り返すことで、工具13は、上下に往復運動を行いながら被加工物41にクラウニング加工を行う。
また、図4(b)に示すように、工具13の上昇端付近(図4(b)中[5’])における工具13の姿勢を垂直な状態とし、工具13の下降時に、加工するクラウニング量から計算される工具13の前後進量R1だけ後退し(図4(b)中[6’])、下降端付近(図4(b)中[7’])の位置で工具13の姿勢が垂直な状態となるようにカム軸25の回転角度を設定してもよい。
この場合、工具13の図4(b)中[5’]及び[7’]の位置に対するカム軸25の回転角度を図8中A点、工具13の図4(b)中[6’]の位置に対するカム軸25の回転角度を図8中C’点、工具13の図4(b)中[8]の位置に対するカム軸25の回転角度を図8中B点に設定することで、工具13は、上下に往復運動を行いながら被加工物41にクラウニング加工を行う。
【0039】
本実施形態の歯車形削り盤による効果は以下の通りである。
主軸往復運動用モータ35と独立して、カム軸駆動用モータ36にてカム軸25の回転角度を制御することでカムの交換を行わずに、被加工物に外歯車加工及びクラウニング加工を行うことができる。
また、被加工物41に異なるクラウニング量にてクラウニング加工を行う場合でも、工具13が被加工物41に対してL2方向に前進及び後退する量R1を、カム軸25の回転角度(図8中C点)を任意に決定することで、カム26の交換を行わずに、容易に被加工物41に異なるクラウニング量にてクラウニング加工を行うことができる。
また、カム26を介してカム軸駆動用モータ36によるカッタヘッド10の揺動運動を行っているので、加工による負荷がカム軸駆動用モータ36に伝わりにくく、高精度で工具の位置決めが可能となり、その結果、工具13は、被加工物40を高精度で加工できる。
【0040】
次に、図8を参照して、被加工物にテーパ加工する場合、図6に示すような被加工物42に対する工具13の運動軌跡を得るためのカム軸25の回転角度の制御について説明する。
NC装置では、予め被加工物42に加工するテーパ角度αから計算される工具13の上昇端付近(図6中[9])における工具13の前進量R2に対するカム軸25の回転角度(図8中D点)、工具13の下降時における工具13の前後進動作による最も後退する位置(図6中[11])に対するカム軸25の回転角度(図8中A点)及び工具13が下降端付近で前後進量Rの分だけ前後進動作を行うためのカム軸25の回転角度(図8中B点)を設定しておく。
主軸往復運動用モータ35を一方向に回転させることにより、工具13が矢印L1方向に上下往復運動を行う。工具13は、上昇端付近では、カム軸駆動用モータ36は、カム軸25の回転角度を図8中D点に位置決めする。この時、工具13は、被加工物42に対しR2だけ前進した状態となっている(図6中の[9])。
【0041】
次に、工具13が下降する際、カム軸駆動用モータ36は、主軸往復運動用モータ35と同期しながらカム軸25の回転角度が図8中D点からA点の角度となるように逆方向に回転させることで、カッタヘッド10の揺動運動により、工具13は、[9]の位置から被加工物42に対しR2の分だけ後退動作を行いながら下降端付近まで下降する(図6中の[11])。
【0042】
工具13が下降端付近に到達すると、カム軸駆動用モータ36は、図8中A点からB点の角度となるようにカム軸25を逆方向へ回転させる。カム軸25がB点の角度まで逆方向へ回転することにより、偏心軸29が揺動し、カッタヘッド10が支点11を中心に揺動することで、カム軸25の回転角度A点からB点に相当する工具13の前後進量Rの分だけ工具13は、[11]の位置から被加工物42に対し後退する。ここで工具13の前後進動作の加減速については、従来使用していたカムによる加減速と同等に制御される。次に、工具13が上昇する間は、カム軸25の回転角度は、B点の角度に保持される。これによって工具13が被加工物42から後退した状態(図6中[12])を維持しながら工具13は、上昇運動を行うことが可能となる。工具13が上昇端付近に到達すると、カム軸駆動用モータ36は、カム軸25の回転角度をB点からD点の角度となるように正方向に回転させる。カム軸25の回転により偏心軸29が揺動し、カッタヘッド10が支点11を中心に揺動することで、カム軸25の回転角度B点からD点に相当する工具13の前後進量R+R2の分だけ工具13は、[12]の位置から被加工物42に対し前進し、工具13は、[9]の状態となる。次に、工具13は下降する。これらの動作を繰り返すことで、工具13は、上下に往復運動を行いながら被加工物42にテーパ加工を行う。
【0043】
本実施形態の歯車形削り盤による効果は以下の通りである。
主軸往復運動用モータ35と独立して、カム軸駆動用モータ36にてカム軸25の回転角度を制御し、主軸往復運動用モータ35と同期制御を行うことで工具が被加工物に接触しながら往復運動に直交する方向に前進及び後進させるように制御する。これにより、テーブル又はカッタヘッドの傾斜機構を用いずに、被加工物にテーパ加工を行うことができる。
また、カム26を介してカム軸駆動用モータ36によるカッタヘッド10の揺動運動の制御を行っているので、加工による負荷がカム軸駆動用モータ36に伝わりにくく、高精度で工具の位置決めが可能となり、その結果、工具13は、被加工物40を高精度で加工できる。
【0044】
次に、図8を参照して、被加工物43に内歯車加工する場合、図7に示すような工具13の運動軌跡を得るためのカム軸25の回転角度の制御について説明する。
NC装置では、予め工具13の下降時のカム軸の回転角度(図8中F点)及び工具13が下降端付近で工具13の前後進量Rの分だけ工具13の前後進動作を行うためのカム軸の回転角度(図8中G点)を設定しておく。
【0045】
主軸往復運動用モータ35を一方向に回転させることにより、工具13が矢印L1方向に上下往復運動を行う。工具13の上昇端付近では、カム軸駆動用モータ36は、カム軸25の回転角度を図8中F点にて位置決めする。この時、工具13は、垂直な状態となっている(図7中[13])。カム軸25の回転角度をF点にて保持することで工具13を垂直な状態を維持しながら、工具13が真下に下降し、下降中に被加工物43の加工を行う([13]〜[15])。
【0046】
工具13が下降端付近に到達すると、カム軸駆動用モータ36は、予め設定された図8中G点の角度となるようにカム軸25を逆方向へ回転させる。カム軸25がG点の角度まで逆方向へ回転することにより、偏心軸29が揺動し、カッタヘッド10が支点11を中心に揺動する。ここで、G点における工具13の前後進量はマイナスの値であるので、工具13は、図中右方向(外歯車加工時とは逆方向)にカム軸25の回転角度G点に相当する前後進量Rの分だけ後退する。ここで工具13の前後進動作の加減速については、従来使用していたカムによる加減速と同等に制御される。次に、工具13が上昇する間は、カム軸25の回転角度は、G点にて保持する。これによって工具13が被加工物から後退した状態(図7中[16])を維持しながら工具13は、上昇運動を行うことが可能となる。工具13が上昇端付近に到達すると、カム軸駆動用モータ36は、カム軸25の回転角度をG点からF点の角度となるように正方向に回転させる。カム軸25の回転により偏心軸29が揺動し、カッタヘッド10が支点11を中心に揺動することで、工具13は、工具13の前後進量Rの分だけ図中左方向へ被加工物43に対し前進し、工具13は、図7中の[13]の状態となる。次に、工具13は下降する。これらの動作を繰り返すことで、工具13は、上下に往復運動を行いながら被加工物43に内歯車を加工する。
また、工具13が図7中[13]〜[15]の位置でのカム軸25の回転角度を図8中A点とし、工具13が図7中[16]の位置でのカム軸25の回転角度を図8中G’点と設定しても、工具13が下降端付近に到達時にカム軸25を正方向へ回転させ、工具13が被加工物から後退させることにより上記と同様に工具13は、上下に往復運動を行いながら被加工物43に内歯車を加工することができる。
【0047】
本実施形態の歯車形削り盤による効果は以下の通りである。
主軸往復運動用モータ35と独立して、カム軸駆動用モータ36にてカム軸25の回転角度を制御し、主軸往復運動用モータ35と同期制御を行うことで工具13が被加工物に対してカムの交換を行わずに、被加工物に外歯車加工及び内歯車加工を行うことができる。
また、カム26を介してカム軸駆動用モータ36によるカッタヘッド10の揺動運動の制御を行っているので、加工による負荷がカム軸駆動用モータ36に伝わりにくく、高精度で工具の位置決めが可能となり、その結果、工具13は、被加工物40を高精度で加工できる。
【0048】
本実施形態は、歯車形削り盤について説明したが、本発明は、歯車形削り盤に限定されず、工具往復機構を備えた工作機械であれば広く適用可能である。
【0049】
【発明の効果】
本発明の工作機械によれば、カムを含む機械要素の交換を行うことなく、様々な形状の加工を行うことが可能である。
本発明の工作機械が歯車形削り盤である場合には、1台の歯車形削り盤にて被加工物に、クラウニング加工、テーパ加工、内歯車加工を含む様々な形状の加工を行う際、カムを含む機械要素の交換が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の工作機械の一実施形態における要部の構成図である。
【図2】図2は、本発明の工作機械の一実施形態における要部断面図である。
【図3】図3は、被加工物に外歯車の加工を行う場合の工具の軌跡を示す図である。
【図4】図4(a)は、被加工物にクラウニング加工を行う場合の工具の軌跡の一例を示す図である。図4(b)は、被加工物にクラウニング加工を行う場合の工具の軌跡の一例を示す図である。
【図5】図5(a)は、テーブルを傾斜させて、被加工物にテーパ加工を行う場合の工具の軌跡を示す図である。図5(b)は、カッタヘッドを傾斜させて、被加工物にテーパ加工を行う場合の工具の軌跡を示す図である。
【図6】図6は、本発明の工作機械の一実施形態における、被加工物にテーパ加工を行う場合の工具の軌跡を示す図である。
【図7】図7は、被加工物に内歯車の加工を行う場合の工具の軌跡を示す図である。
【図8】図8は、カム軸の回転角度と工具の被加工物に対する前後進量との関係を示す図である。
【符号の説明】
10 カッタヘッド
11 カッタヘッドの支点
12 主軸
13 工具
15 クランクアーム
16 球面軸受
17 スライド部
19 クランク軸
20 クランク面板部
20A クランク面板部の中心
25 カム軸
26 カム
27 カムフォロワー
28 カムレバー
29 偏心軸
30 リリービングロッド
33 偏心軸面板部
33A 偏心軸面板部の中心
35 往復運動用モータ
36 カム軸駆動用モータ
40、41、42、43 被加工物

Claims (10)

  1. 被加工物に対し工具の往復動作を行うための第1のモータと、
    前記往復動作の方向に直交する方向に前進及び後進する動作を決定するための機械要素と、
    前記機械要素を駆動するための第2のモータと、
    前記第1のモータと前記第2のモータを独立して制御する制御部と
    を備えたことを特徴とする工作機械。
  2. 請求項1に記載の工作機械において、
    前記制御部は、前記往復動作と前記前進及び後進する動作を組み合わせた前記工具の軌跡を制御することを特徴とする
    工作機械。
  3. 請求項1又は2に記載の工作機械において、
    前記機械要素は、前記被加工物と接触している時に任意の前記工具の移動軌跡が得られる形状であることを特徴とする
    工作機械。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の工作機械において、
    前記機械要素は、前記第2のモータの回転角度に応じて、前記前進及び後進する動作の移動量を決定し、
    前記前進及び後進の動作が、任意のタイミングで任意の前記移動量の分だけ行われることにより、前記工具の軌跡が制御される
    工作機械。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の工作機械において、
    前記工具の軌跡のうち、往路では前記工具が前記被加工物に接触しつつ前記前進及び後進の少なくともいずれか一方の動作を行って前記被加工物を加工し、復路では前記工具が前記被加工物に接触せずに前記前進及び後進する動作を行う
    工作機械。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の工作機械において、
    前記機械要素は、前記第2のモータによる回転運動を往復運動に変換し、前記往復運動を介して前記工具の軌跡が決定される
    工作機械。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の工作機械において、
    前記機械要素は、カムである
    工作機械。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の工作機械において、
    前記第1のモータと前記第2のモータのそれぞれは、サーボモータであり、
    前記制御部は、NC装置である
    工作機械。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の工作機械において、
    前記工作機械は、前記被加工物に、形削りにて歯車の加工を行う歯車形削り盤である
    工作機械。
  10. 請求項9に記載の工作機械において、
    前記歯車形削り盤は、前記工具の軌跡が制御されることにより、前記機械要素を交換することなく、前記被加工物に、クラウニング加工、テーパ加工、内歯車加工を含む複数種類の加工が可能である
    工作機械。
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