JP2004154243A - ふとん - Google Patents

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Noriyuki Okamoto
典之 岡本
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Maruhachi Mawata Co Ltd
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Maruhachi Mawata Co Ltd
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Abstract

【課題】硬質な接合部材を不要とし、意匠性を損ねたり、違和感や不快感を生じるなどの不都合を防止できるふとんを提供する。
【解決手段】重ね合わされた第1および第2のふとん体2、3を備え、これらのふとん体2、3は、各ふとん体2、3の周縁の少なくとも一部に縫着された第1および第2のマチ布4、5を、環縫いにより縫合することにより連結されていることを特徴とするふとん1を提供する。ここで、環縫いとは、単環縫いまたは二重環縫いである。縫合部6、9の糸を縫い終わり側から引っ張ることにより、容易かつ短時間で解くことができ、各ふとん体2、3を分離することができる。第1および第2のふとん体2、3としては、例えば、羽毛ふとんと毛皮の組み合わせが挙げられる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ふとんに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、毛皮の下に羽毛ふとんを重ね合わせて接合するなど、異素材のふとん体を組み合わせたタイプのふとんが知られている。
このような異素材接合ふとんは、上面に毛皮が配置されていることにより保温性がよく、また、毛部の存在によって豪華さを表現することができるので、意匠性がよい。また、毛皮の下の羽毛ふとんにより、クッション性が高められ、寝姿勢が正しく保たれて安眠することができる。
【0003】
羽毛ふとんと毛皮とでは、クリーニングなどの取り扱いが異なることから、容易に着脱できるように、羽毛ふとんと毛皮とは、ファスナー、面ファスナー、ボタンなどの接合部材を用いて接合されている。これらの接合部材は、マチ布を介して羽毛ふとんや毛皮の周縁に縫着されている。
このようなふとんにおいては、ファスナー等やマチ布を外側から隠すため、該ふとんの周縁に、隠し布が設けられている。隠し布は、ふとんの各辺に、ファスナー等に沿って対向する位置に(上側と下側との一対)設けられており、上記隠し布をめくることにより、該隠し布の間からファスナー等が露出されて操作できるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
実公平03−054613号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の異素材接合ふとんにおいては、毛皮の毛がファスナー等にからまるのを防ぐため、マチ布の巾を広くする必要がある。また、接合部材が露出されると、意匠性や肌触りなどの点から好ましくないため、隠し布で覆うことは不可欠である。このため、羽毛ふとんと毛皮とが密着して接合されたような外観を呈するふとんを実現することは不可能であった。
【0006】
ふとんに隠し布を縫着するため、工程数が増加し、コストが高くなるという問題がある。また、隠し布がめくれたときには、上記接合部材が露出されてしまい、意匠性の点から芳しくない。また、これらの接合部材は比較的硬質であるので、接合部材が直接に、もしくは隠し布を介して、手足等の肌に当たると、肌触りに違和感を生じたり、皮膚が刺激を受けて不快感を生じるなどの不満があった。また、ボタンの場合、すべて着脱するのに時間が掛かり、ファスナーなどでも、クリーニング時に、変色や変質のおそれがあるなど、問題があった。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、硬質な接合部材を不要とし、意匠性を損ねたり、違和感や不快感を生じるなどの不都合を防止できるふとんを提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明は、重ね合わされた第1および第2のふとん体を備え、これらのふとん体は、各ふとん体の周縁の少なくとも一部に縫着された第1および第2のマチ布を、環縫いにより縫合することにより連結されていることを特徴とするふとんを提供する。
本発明において、環縫いとは、単環縫いおよび/または二重環縫いをいう。
前記第1および第2のふとん体としては、一方は羽毛ふとんであり、他方は毛皮であることが例示できる。
【0009】
第1および第2のマチ布の縫合は、各ふとん体の表面同士を重ね合わせて周縁の一部を除いて縫合し、前記周縁の縫合し残された部分によって形成される開口部から、各ふとん体の表面を引き出して裏表を返したのち、前記縫合し残された部分を縫合して閉じることによって行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態に基づいて、本発明を詳しく説明する。
図1(a)は、本発明のふとんを示す斜視図であり、図1(b)は、このふとんの部分断面図である。
このふとん1は、第1のふとん体2と、第2のふとん体3とを備えている。これらのふとん体2、3は、周縁の少なくとも一部に縫着された第1および第2のマチ布4、5を環縫いにより縫合することにより、連結されている。
ふとん体2、3は、その平面視において長方形状になっており、その長さ寸法L(縦寸法)および幅寸法W(横寸法)はそれぞれ、例えば約2mおよび1m程度になっている。両ふとん体2、3の長さ寸法Lおよび幅寸法Wは、互いにほぼ同じ大きさとなっている。
【0011】
以下、各部の詳細構造について説明する。
第1のふとん体2は、羽毛ふとんとなっている。この羽毛ふとん2は、上下2枚の側地2a、2b(がわ生地)の周縁を縫合してなる袋体2cの内部に、中綿2dとしての羽毛(ダウン、スモールフェザー)を収納して構成されたものであり、縦方向および横方向に、所定のキルティング2eが施されている。
側地2a、2bの材質としては、木綿、シルク、ポリエステルなどが採用できる。また、適宜刺繍などを施してもよい。
【0012】
第2のふとん体3は、例えば羊毛皮などの毛皮である。この毛皮3は、基部3bから外向き(第1のふとん体2と反対側、図1(b)の下方)に向いて突出した多数の毛部3a(長毛、短毛)を備えている。
【0013】
マチ布4、5は、サテン、ハイパイル、ツイールなど、針穴の消しやすい素材が好ましく用いられ、その巾は、例えば約1.5cmである。
第1のマチ布4は、糸4aによって、羽毛ふとん2の上側の側地2aの周縁に縫着されている。また、第2のマチ布5は、糸5aによって、毛皮3の基部3bの表側(毛部3aのある側)に縫着されている。
【0014】
次に、本実施の形態のふとん1の製造方法について説明する。
羽毛ふとん2および毛皮3にそれぞれ第1及び第2のマチ布4、5を縫着し、羽毛ふとん2と毛皮3とを、図2(a)、(b)に示すように、表面同士を重ね合わせる。つまり、羽毛ふとん2の上側の側地2aと、毛皮3の毛部3aとが向かい合わせに配置された状態となる。
【0015】
次いで、マチ布4、5を、足側(このふとんの使用者の足側に向けられる側、図1(a)、図2(a)では紙面左手前側)の一辺の中央部付近7を除き、環縫いによって縫合する。この第1の縫合部6により、羽毛ふとん2と毛皮3とは、袋状に形成される。
縫合し残された部分7に形成された開口部8から、羽毛ふとん2および毛皮3を引き出して表裏を返し、縫合し残された部分7の部分を環縫いにより縫合して形成される第2の縫合部9により、上記開口部8を閉じる。これにより、図1(a)、(b)に示すようなふとん1が製造される。
【0016】
このようなふとん1によれば、羽毛ふとん2および毛皮3は、マチ布4、5を環縫いで縫合することにより連結されているので、ファスナーやボタンなどの硬質な接合部材は不要となる。そのため、ふとん1の周縁はやわらかい肌触りを保ち、不快感や違和感を惹起するおそれがない。しかも、羽毛ふとん2と毛皮3とが幅方向や長さ方向にずれたりせず、不意にめくれたり、毛皮3の毛などが絡みつくおそれもない。
ファスナー等の接合部材や、これを隠すための隠し布が不要となるので、マチ布4、5の巾を従来より狭くすることが可能になり、羽毛ふとん2と毛皮3とが密着して接合されたような外観を呈するふとんを実現することができる。また、工程数を少なくし、製造コストを低減することができる。
【0017】
毛皮3の毛部3aにより、豪華な外観を呈するとともに、優れた肌触りと保温性が得られる。また、この毛皮3に重ねあわされて連結された羽毛ふとん2により、適切な寝姿勢を作り、その寝姿勢全体を羽毛ふとん2が柔らかく受けとめることができる。その結果、理想的なクッション性が得られ、安眠効果が高い。
環縫いとされた縫合部6、9は、簡単かつ短時間でほどくことができる。これにより、羽毛ふとん2と毛皮3とを互いに分離させて、個別にクリーニングすることができる。クリーニング後、マチ布4、5を、再び環縫いで縫合することにより、羽毛ふとん2と毛皮3を再度連結することができる。
【0018】
また、図1(b)に示すように、ふとん1の周縁の大部分を縫合している第1の縫合部6の糸の縫い目が、両ふとん体2、3の間となる内側に向いているので、縫い目が目立たず、意匠性に優れるとともに、縫い目を引っ掛けたりなどして糸を緩めてしまうおそれが抑制される。
さらに、マチ布4、5の端部や該マチ布4、5を縫合する糸4a、5aの縫い目もふとん1の外側に露出されないので、意匠性に優れるとともに、マチ布4、5や糸4a、5aのほころびが抑制される。
【0019】
以上、本発明を好適な実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明はこの実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば、第1および第2のふとん体2、3の材質は、上記したものに限定されず、適宜材質を採用することができる。例えば、中綿2dとして、羽毛以外の材質、例えば羊毛、ポリエステル固わた、木綿などを採用することもできる。両ふとん体2、3の材質は、異素材でも、同種の素材であってもよい。その他にも、ポリウレタンなどのスポンジ材などからなるマットなどを採用することもでき、本発明により、種々の用途や要求などに応じて、バリエーションに富んだふとんを構成することが可能となる。
第1および第2のマチ布4、5を縫合する縫合部としては、上述のように2つの部分6、9とする必要はなく、1つまたは3つ以上としてもよいことは勿論である。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のふとんは、重ね合わされた第1および第2のふとん体を備え、これらのふとん体は、各ふとん体の周縁の少なくとも一部に縫着された第1および第2のマチ布を、環縫い(単環縫いおよび/または二重環縫い)により縫合することにより連結されているものであるので、ファスナーやボタンなどの硬質な接合部材を用いずに両ふとん体を接合することができ、これを隠すための隠し布も不要となる。
その結果、ふとんの周縁はやわらかい肌触りを保ち、不快感や違和感を惹起するおそれがない。マチ布の巾を従来より狭くすることが可能になり、両ふとん体が密着して接合されたような外観を呈するふとんを実現することができる。隠し布を取り付けるための工程をなくし、製造コストを低減することができる。
【0021】
縫合部は、糸を縫い終わり側から引っ張ることにより、容易かつ短時間で解くことができるので、各ふとん体を速やかに分離することができ、個別にクリーニングすることもできる。クリーニング後、マチ布を環縫いで縫合することにより、両ふとん体を再度連結することができる。
本発明により、第1および第2のふとん体を適宜選択して組み合わせ、接合することにより、種々の用途や要求などに応じて、バリエーションに富んだふとんを構成することが可能となる。
【0022】
第1および第2のふとん体として、羽毛ふとんと毛皮の組み合わせを採用すれば、毛皮の毛部により、豪華な外観を呈するとともに、優れた肌触りと保温性が得られる。また、羽毛ふとんにより、適切な寝姿勢を作り、その寝姿勢全体を羽毛ふとんが柔らかく受けとめることになる。その結果、理想的なクッション性が得られ、安眠効果が高い。縫合部には、毛皮の毛が絡みつくことがなく、毛を痛めるおそれもない。
【0023】
第1および第2のマチ布の縫合は、各ふとん体の表面同士を重ね合わせ、周縁の一部を除いて縫合し、前記周縁の縫合し残された部分によって形成される開口部から、各ふとん体の表面を引き出して裏表を返したのち、前記縫合し残された部分を縫合して閉じることによって行うことができる。これにより、環縫いとされた糸の縫い目の大部分が両ふとん体の間となる内側に向くようになるので、縫い目が目立たず、意匠性に優れるとともに、縫い目を引っ掛けたりなどして環縫いの糸を緩めてしまうおそれが抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明のふとんを示す斜視図である。(b)I−I線に沿う断面図である。
【図2】(a)第1および第2のふとん体を裏重ねにして重ね合わせた状態を示す斜視図である。(b)II−II線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1…ふとん、2…第1のふとん体(羽毛ふとん)、3…第2のふとん体(毛皮)、4…第1のマチ布、5…第2のマチ布、6…第1の縫合部、7…縫合し残された部分、8…開口部、9…第2の縫合部。

Claims (3)

  1. 重ね合わされた第1および第2のふとん体を備え、これらのふとん体は、各ふとん体の周縁の少なくとも一部に縫着された第1および第2のマチ布を、環縫いにより縫合することにより連結されていることを特徴とするふとん。
  2. 前記第1および第2のふとん体の一方は羽毛ふとんであり、他方は毛皮であることを特徴とする請求項1に記載のふとん。
  3. 第1および第2のマチ布の縫合は、各ふとん体の表面同士を重ね合わせ、周縁の一部を除いて縫合し、前記周縁の縫合し残された部分によって形成される開口部から、各ふとん体の表面を引き出して裏表を返したのち、前記縫合し残された部分を縫合して閉じることによって行われていることを特徴とする請求項1または2に記載のふとん。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016087175A (ja) * 2014-11-06 2016-05-23 株式会社Naテック 寝具、寝具の製造方法、およびバンド

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