JP2016087175A - 寝具、寝具の製造方法、およびバンド - Google Patents

寝具、寝具の製造方法、およびバンド Download PDF

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Abstract

【課題】意匠性および生産性の高い寝具、寝具の製造方法、およびバンドを提供する。
【解決手段】対向する第1キルト6および第2キルト7を備える。第1キルト6および第2キルト7の夫々が、その周縁部を裏側に折り返した折り返し部64,74を備える。第1キルト6の折り返し部64と第2キルト7の折り返し部74とが表面を向かい合わせにして縫い付けられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、寝具、寝具の製造方法、およびバンドに関する。
特許文献1には、敷パッドや枕等に利用される詰物体が開示されている。この詰物体は、表生地、中綿、および裏生地を重ね合わせ、これら表生地、中綿、および裏生地をキルティング加工により一体化している。
特開2006−68230号公報
ところで、特許文献1のように形成された寝具にあっては、表生地と裏生地の周縁部同士を縫い付けた縫い目が目立って高級感が出難く、意匠性が低いという課題がある。
また、寝具には例えば敷布団に取り付けるためのゴム材から形成されたバンドを取り付ける場合があるが、ゴム材は外観が良くないという課題もある。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであって、意匠性の高い寝具、その製造方法、およびバンドを提供することを課題とする。
前記課題を解決するために本発明の寝具は、対向する第1キルトおよび第2キルトを備え、前記第1キルトおよび第2キルトの夫々が、その周縁部を裏側に折り返した折り返し部を備え、前記第1キルトの折り返し部と前記第2キルトの折り返し部とが表面を向かい合わせにして縫い付けられたことを特徴とする。
また、本発明の寝具の製造方法は、第1キルトと第2キルトを中表に合わせてその周縁部同士を周方向の一部を除いて縫い付けることで、周縁部の周方向の一部に開口部を有する袋体を形成し、この後、前記袋体を前記開口部から引き出して表裏反転することを特徴とする。
また、本発明のバンドは、対向する第1布体と第2布体との間に長さ方向の両端部が挟まれて縫い付けられるバンドであって、ゴム材と、前記ゴム材を覆うカバーを備え、前記カバーの周方向の両端部が表面を向い合わせにして縫い付けられ、この縫い糸で前記ゴム材が前記カバーに縫い付けられたことを特徴とする。
本発明に係る寝具およびその製造方法にあっては、第1キルトと第2キルトを縫い付ける縫い目が外面に現れ難く、意匠性を高くできる。
また、本発明に係るバンドにあっては、ゴム材をカバーで覆って意匠性を向上できる。
本発明の実施形態の寝具の斜視図である。 図3のA−A′線断面図である。 図3Aは前記寝具の平面図であり、図3Bは前記寝具の底面図である。 図4A〜図4Cは、寝具の製造方法を順に示した説明図である。 前記寝具のバンドの断面図である。 図3AのB−B′線断面図である。 変形例の寝具を示し、図7Aは平面図であり、図7Bは底面図である。 他の変形例の寝具を示し、図8Aは平面図であり、図8Bは底面図である。 さらに他の変形例の寝具の断面図である。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態について説明する。
図1に示す本実施形態の寝具1は、敷布団パッド(敷マット)であって、敷布団の上に敷いて用いられる。なお、寝具1は、ベッドの上に敷いて用いられるベッドパッドや、敷布団、枕等のその他の寝具であってもよい。
本実施形態の寝具1は、平面視長方形状の寝具本体2と、寝具本体2を敷布団に取り付けるためのバンド3を備えている。
寝具本体2は、袋体4(側生地)と中材5(図2参照)を備えている。袋体4は、寝具本体2の外面を構成している。
図3Aは本実施形態の寝具1の平面図であり、図3Bは寝具1の底面図である。袋体4は、対向する第1布体6と第2布体7から構成されている。本実施形態の第1布体6および第2布体7はキルトである。ここで、キルトとは、複数枚の生地を重ね合わせてキルティング加工(刺し縫い)により縫い合わせた生地である。以下、必要に応じて、第1布体6を第1キルト6と記載し、第2布体7を第2キルト7と記載する。なお、第1布体6および第2布体7は、キルト以外の布地で構成されてもよい。
第1キルト6および第2キルト7は、平面視において同じ大きさの長方形状であって重なっている。マット状の寝具本体2の両面のうち、一方の面が第1キルト6で構成され、他方の面が第2キルト7で構成されている。
第1キルト6および第2キルト7の夫々には、前記キルティング加工による縫い目60,70が全体に亘っている。具体的に第1キルト6および第2キルト7の夫々には、幅方向に亘る縫い目60,70が長さ方向に複数形成されている。
本実施形態では、第1キルト6の縫い目60と第2キルト7の縫い目70が平面視で重なる位置に存在している。このため、袋体4の外観は、あたかも一枚のキルトのようである。
図2に示すように、本実施形態の第1キルト6および第2キルト7の夫々は3層構造である。第1キルト6は、表地61、中地62、および裏地63を備えている。第2キルト7は、表地71、中地72、および裏地73を備えている。
第1キルト6および第2キルト7の夫々の表地61,71、中地62,72、および裏地63,73に用いられる生地は、特に制限されない。第1キルト6および第2キルト7の夫々の表地61,71、中地62,72、および裏地63,73には、例えば綿、麻、ウール等の天然繊維、レーヨン、ポリエステル等化学繊維、あるいは天然繊維と化学繊維を混紡した混紡糸が用いられる。
本実施形態の第1キルト6の表地61には、柔らかいフランネル生地が用いられ、第2キルト7の表地71には通気性の良い綿製の布地が用いられている。また、第1キルト6の中地62および第2キルト7の中地72には、抗菌処理を施した通気性を有するメッシュ布地が用いられている。また、第1キルト6の裏地63、および第2キルト7の裏地73には、クッション性を有するダブルラッセル編の立体メッシュが用いられている。
なお、第1キルト6と第2キルト7は、形状や材質が同じ生地から形成されてもよいし、異なる生地から形成されてもよい。本実施形態の寝具1のように第1キルト6の表地61がフランネル生地であり、第2キルト7の表地71が綿製の布地である場合、裏返すことで季節にかかわらず快適な睡眠を取ることが可能になる。
例えば冬季等の気温の低い日には、利用者は寝具1をフランネル生地を有する第1キルト6を上にして用いることで、温かく感じられる。また、例えば夏季等の気温の高い日には、利用者は寝具1を綿製の布地を有する第2キルト7を上にして用いることで、涼しく感じられる。従って、第1キルト6および第2キルト7の一方を夏季用のキルトとし、他方を冬用のキルトにすることが好ましい。
なお、第1キルト6の表地61と第2キルト7の表地71の組み合わせは、例えば綿製の布地と麻製の布地、あるいは通気性の低い布地と通気性の高いメッシュ地等であってもよい。
第1キルト6および第2キルト7の夫々は、周縁部を周方向に亘って夫々の裏側(裏地63,73側)に折り返した折り返し部64,74を備えている。以下、必要に応じて、第1キルト6の折り返し部64を第1折り返し部64と記載し、第2キルト7の折り返し部74を第2折り返し部74と記載する。
第1折り返し部64と第2折り返し部74は、表面(表地61,71の表面)を向かい合わせにした状態で、その周縁部同士が第1縫い目10となる縫い糸により周方向の一部を除いて縫い付けられている。袋体4の周縁部の周方向の一部には、第1縫い目10となる縫い糸によって縫い付けられていない非縫い付け部40(図4Aおよび図4B参照)が形成されている。本実施形態の非縫い付け部40は、袋体4の短辺の中間部に形成されている
袋体4は、第1キルト6と第2キルト7の周縁部同士を袋縫いすることにより形成される。具体的に第1キルト6と第2キルト7は、図4Aに示すように、中表にした状態で周縁部の非縫い付け部40を除く部分が周方向に亘って縫い付けられ、この縫い付けにより袋体4には第1縫い目10が形成される。このとき、袋体4の周方向の一部には、非縫い付け部40で構成された開口部40Aが形成される。そして、この袋体4は、袋体4の第1縫い目10が形成されない開口部40Aから引き出されて表裏反転される。この作業は、例えば、第1キルト6の表地61または第2キルト7の表地71を開口部40Aから引き出すことで行われる。これにより、図4Bに示すように袋体4の表地61,71が外面に現れて裏地73が中に入る。
ここで、前記中表とは、第1キルト6と第2キルト7の表面同士が向かい合わせになっていることを意味している。すなわち、この場合、第1キルト6と第2キルト7は、表地61,71が中に、裏地63,73が外に配置される。また、第1縫い目10を形成する縫い糸は、図2に示すように第1折り返し部64の裏地73の裏面から、第2折り返し部74の裏地63の裏面までを貫通している。
なお、本実施形態の非縫い付け部40(開口部40A)は、袋体4の一辺の一部に形成されているが、袋体4の一辺に亘って形成されてもよい。また、非縫い付け部40は、袋体4の2辺に跨って形成されてもよい。ただし、非縫い付け部40は、一辺の一部のみ形成されている方が目立ち難くてよい。
図3Bに示すように、平面視長方形状の袋体4には、長さ方向の複数個所に帯状のバンド3が取り付けられている。各バンド3は、袋体4の対向する2つの長辺に跨っている。
図5は本実施形態のバンド3の長さ方向と直交する断面図である。本実施形態のバンド3は、帯状のゴム材30と、布地から形成されたカバー31を備えている。ゴム材30をカバー31で覆うことで、バンド3は、高級感のある外観になっている。
本実施形態のカバー31は、一枚の布地から形成されている。バンド3は、例えば以下のように形成される。まず、カバー31を構成する帯状の布地を中表で幅方向の中間部を介して折り重ねる。これにより、カバー31の周方向の両端部(幅方向の両端部)は、表面を向い合わせにして重なる。そして、カバー31の前記表面を向い合わせにした周方向の両端部に、ゴム材30を延ばした状態で重ね合わせる。続いて、ゴム材30を延ばしたまま、前記カバー31の重ね合わせた周方向の両端部と、ゴム材30とを、縫い糸32により縫い付ける。この縫い糸32は、ゴム材30の長手方向に沿う縫い目となる。そして、袋状となって長さ方向の両端が開口したカバー31と、ゴム材30を、カバー31の端部開口から引き出して表裏反転する。
このように形成されたバンド3は、ゴム材30が非伸長状態にあるとき、カバー31が長さ方向に収縮する。このため、ゴム材30を長さ方向に伸ばしたときに、ゴム材30の伸びがカバー31によって制限され難くなっている。また、カバー31が伸びきった状態では、ゴム材30はそれ以上は伸びない。このため、ゴム材30の劣化が制限される。
バンド3の長さ方向の両端部は、図6に示すように、第1縫い目10によって袋体4に縫い付けられている。具体的には、前記のように中表に配置された第1キルト6と第2キルト7を、第1縫い目10となる縫い糸によって縫い付ける際には、第1キルト6と第2キルト7の間にバンド3を配置し、この状態で第1縫い目10となる縫い糸を、第1キルト6、バンド3、および第2キルト7に通すことで、バンド3は袋体4に縫い付けられる。
利用者は、寝具1を敷布団に取り付ける場合、寝具本体2を敷布団の上に位置させ且つ複数のバンド3を伸ばして敷布団の下に位置させる。これにより、寝具本体2と複数のバンド3の間に敷布団が通されて、寝具1が敷布団に取り付けられる。
バンド3は、寝具本体2の表裏面のいずれにも移動可能である。また、バンド3は、第1折り返し部64と第2折り返し部74の間に挟まれて、第1縫い目10の縫い糸によって寝具本体2の側面部で固定されている。このため、寝具本体2のどちらの面に配置されても違和感がない。従って、利用者は、寝具1を第1キルト6を上にして用いる場合、および第2キルト7を上にして用いる場合のいずれの場合にも、バンド3を用いて寝具1を敷布団に取り付けることができる。
図3Bに示すように、本実施形態のバンド3は寝具本体2の対向する2辺に跨っている。このため、寝具1の取付対象となる敷布団の長さが異なる場合にも、バンド3を用いて寝具1を敷布団に取り付けることができる。なお、バンド3は例えば袋体4の隣り合う2辺に跨ってもよい。すなわち、バンド3は袋体4の異なる2辺に跨っていればよい。
図2に示すように袋体4には、中材5が収容されている。中材5は、図4Bに示す開口部40Aから袋体4に挿入される。中材5は、例えば袋体4の内部に形成された空間の全体に亘る。
中材5としては、例えば中綿が用いられる。なお、中材5の材料は綿に制限されず、ウレタンやポリエステル等から形成された発泡体や、立体メッシュ等であってもよい。また、中材5は、芯材であってもよいし、粒材であってよい。
袋体4の開口部40Aにおける第1キルト6と第2キルト7は、図1に示す第2縫い目11となる縫い糸により縫い付けられており、これにより袋体4の開口部40Aが閉じている。なお、図1、図3A、図3B、図4Cにおいては、第2縫い目11を第1縫い目10と区別するため、第2縫い目11を示す破線の幅を第1縫い目10を示す破線の幅よりも大きくしている。
本実施形態の第2縫い目11は、袋体4の周縁部の全長に亘って連続している。また、第2縫い目11は、図2に示すように第1縫い目10よりも袋体4の内側に位置している。
第2縫い目11となる縫い糸は、第1キルト6の折り返し部64を含んで2重になった周縁部と、第2キルト7の折り返し部64を含んで2重になった周縁部を貫通している。これにより、第1キルト6の周縁部と第2キルト7の周縁部は、周方向の全長に亘って縫い付けられている。このため、第1キルト6と第2キルト7の固定が強くなっている。
図6は図3AのB−B′線断面図である。図6に示すように、本実施形態の第2縫い目11となる縫い糸は、バンド3の長さ方向の両端部に対応する部分において、第1キルト6、バンド3、および第2キルト7を貫通している。すなわち、バンド3は第2縫い目11となる縫い糸によっても袋体4に縫い付けられている。このため、バンド3は袋体4に強く固定されている。
第2縫い目11となる縫い糸による第1キルト6と第2キルト7の縫い付けは、袋体4に中材5を挿入した後に行われる。
図2に示すように、寝具本体2の第1キルト6、中材5、および第2キルト7は、第3縫い目12となる縫い糸によって刺し縫いされている。これにより、第1キルト6、中材5、および第2キルト7は、一体化している。なお、図1、図3A、図3B、および図4Cにおいては、第3縫い目12を第2縫い目11と区別するため、第3縫い目12を示す破線の幅を第2縫い目11を示す破線の幅よりも大きくしている。
第3縫い目12の縫い付けは、袋体4に中材5を挿入した後に行われる。なお、第3縫い目12の縫い付けは、第2縫い目11を縫い付けた後に行われてもよいし、第2縫い目11を縫い付ける前に行われてもよい。
本実施形態の第3縫い目12は、図3Aおよび図3Bに示すように、平面視長方形状の寝具本体2の長さ方向に間隔を介して複数形成されている。各第3縫い目12は、寝具本体2の幅方向の全長に亘っている。
第3縫い目12は、第1キルト6のキルティング加工による縫い目60および第2キルト7のキルティング加工による縫い目70と重なる位置にのみ存在している。このため、第3縫い目12は目立ち難くなっている。また、第1キルト6の縫い目60および第2キルト7の縫い目70は、第3縫い目12と重なる重複部65,75と、重ならない非重複部66,76を備えている。
寝具1は、例えば以下に示すように製造される。まず、図4Aに示すように、第1キルト6と第2キルト7がバンド3を介して中表に合わせた状態で配置され、この状態で第1キルト6と第2キルト7の周縁部同士が、第1縫い目10となる縫い糸により周方向の一部を残して縫い付けられて、中表にした開口部40Aを有する袋体4が形成される。また、このとき、バンド3の両端部は、第1縫い目10となる縫い糸によって袋体4に縫い付けられる。
次に中表となった袋体4が、開口部40Aから引き出されて表裏反転される。このように反転された袋体4は、図4Bに示すように、袋体4の表面が外側に現れて外表となり、バンド3も袋体4の外側に現れる。また、第1キルト6の周縁部および第2キルト7の周縁部が裏側に折り返されて、前記折り返し部64,74(図2参照)となる。
次に袋体4の内部に、開口部40Aから中材5が挿入される。この後、図4Cに示すように、袋体4の第1キルト6および第2キルト7が第2縫い目11により縫い付けられて開口部40Aが閉じられる。また、第1キルト6、中材5、および第2キルト7が、第3縫い目12となる縫い糸によって刺し縫いされて、一体化される。
以上説明した本実施形態の寝具1は、以下に示す特徴を有している。対向する第1キルト6および第2キルト7を備える。第1キルト6および第2キルト7の夫々が、その周縁部を裏側に折り返した折り返し部64,74を備える。第1キルト6の折り返し部64と第2キルト7の折り返し部74とが表面を向かい合わせにして縫い付けられる。
この特徴を有する寝具1は、第1キルト6の折り返し部64と第2キルト7の折り返し部74とを縫い付ける第1縫い目10が外面に現れ難く、意匠性が高い。また、仮に第1キルト6と第2キルト7の周縁部同士が裏面を向かい合わせにして縫い付けられた場合、この縫い目はヘム(バイアステープ)により覆う必要がある。しかし、本実施形態では、第1縫い目10をヘム(バイアステープ)で隠さなくてもよいので、ヘムを省略でき、生産性を高めることができる。
また、寝具1は、本実施形態のように第1キルト6と第2キルト7の間に位置する中材5を備えることが好ましい。この寝具1は、中材5の特徴を付与できる。また、第1キルト6のキルティング加工による縫い目60となる縫い糸、および第2キルト7のキルティング加工による縫い目70となる縫い糸が中材5を通らない。このため、中材5には、例えば第1キルト6の縫い目60となる縫い糸および第2キルト7の縫い目70となる縫い糸を通すことができないような材質や厚みを有する材料を用いることができる。従って、中材5として材質や厚み等が異なる様々な材料を用いることができる。
また、寝具1は本実施形態のように以下に示す特徴を有することが好ましい。第1キルト6、中材5、および第2キルト7が刺し縫いされる。第1キルト6および第2キルト7のうちの少なくとも一方のキルティング加工による縫い目60,70が、刺し縫いにより形成された縫い目12(第3縫い目12)と重なる重複部75と重ならない非重複部76を備える。
この特徴を有する寝具1は、第3縫い目12が第1キルト6および第2キルト7のうちの少なくとも一方のキルティング加工による縫い目60,70と重複し、目立ち難い。このため、寝具1の外観を良くすることができる。また、袋体4の内部において第3縫い目12によって仕切られる空間を、第1キルト6の縫い目60の全部が第3縫い目12と重複する場合と比較して、大きくなる。このため、袋体4内部の通気性を高めることができ、延いては寝具1の通気性を良くできる。なお、本実施形態の第3縫い目12は、第2キルト7の縫い目70とも重複しているが、第3縫い目12は第1キルト6の縫い目60にのみ重複してもよいし、第2キルト7の縫い目70にのみ重複してもよい。
また、寝具1は、本実施形態のように第1キルト6のキルティング加工による縫い目60と、第2キルト7のキルティング加工による縫い目70が重複していることが好ましい。この場合、寝具1の外観をあたかも一枚のキルトのような外観にできる。
また、寝具1は本実施形態のように以下に示す特徴を有することが好ましい。第1キルト6の折り返し部64と第2キルト7の折り返し部74が、周方向の一部を除いて縫い付けられて第1縫い目10が形成される。第1キルト6と第2キルト7から構成された袋体4の周縁部の周方向の一部に、第1縫い目10のない非縫い付け部40が形成される。非縫い付け部40において第1キルト6と第2キルト7が縫い付けられて第2縫い目11が形成される。
この特徴を有する寝具1は、以下のように製造できる。まず、第1キルト6と第2キルト7を中表に合わせてその周縁部同士を第1縫い目10となる縫い糸により周方向の一部を除いて縫い付けることで、開口部40Aを有する袋体4を形成する。この袋体4には、周縁部の周方向の一部に、非縫い付け部40からなる開口部が形成される。そして、この袋体4を開口部40Aから引き出して表裏反転することで、袋体4が形成される。
また、寝具1は、本実施形態のように第2縫い目11が袋体4の周縁部の周方向の全長に亘って連続することが好ましい。この場合、第2縫い目11を袋体4の非縫い付け部40に対応する部分にのみ設ける場合と比較して、非縫い付け部40が目立ち難くなる。また、第2縫い目11が袋体4の周方向の全長に亘ることで模様を形成でき、あたかもヘムを付けたような外観にできる。また、第1キルト6と第2キルト7の周縁部同士を、第1縫い目10と第2縫い目11により、しっかりと縫い付けることができる。
また、寝具1は、本実施形態のように以下に示す特徴を有することが好ましい。第1キルト6と第2キルト7から構成された袋体4の異なる辺間に跨るバンド3を備える。バンド3の長さ方向の両端部が、第1キルト6の折り返し部64と第2キルト7の折り返し部74の間に挟まれて、第1縫い目10によって第1キルト6および第2キルト7に縫い付けられる。
この特徴を有する寝具1は、袋体4の外面に現れ難い第1縫い目10によってバンド3を袋体4に縫い付けることができ、寝具1の外観を良くできる。また、バンド3は、第1折り返し部64と第2折り返し部74の間に挟まれて、寝具本体2の側面部で固定されている。このため、寝具本体2のどちらの面に配置されても違和感がなく、寝具1を違和感なく両面使用できる。また、バンド3を、第1キルト6と第2キルト7を縫い付ける第1縫い目10により袋体4に縫い付けることができ、バンド3を第1縫い目10以外の縫い目で縫い付ける場合と比較して、生産性を向上できる。
また、本実施形態の寝具1の製造方法は、以下に示す特徴を有している。第1キルト6と第2キルト7を中表に合わせてその周縁部同士を周方向の一部を除いて縫い付けることで、周縁部の周方向の一部に開口部40Aを有する袋体4を形成する。この後、袋体4を開口部40Aから引き出して表裏反転する。
この特徴を有する製造方法は、第1キルト6と第2キルト7を縫い付ける第1縫い目10が外面に現れず、意匠性の高い寝具1を製造できる。また、ヘムを設けなくてもよく、生産性が良い。
また、寝具1の製造方法は本実施形態のように以下の特徴を有することが好ましい。袋体4を開口部40Aから引き出して表裏反転した後、袋体4に開口部40Aから中材5を挿入する。この後、開口部40Aにおいて第1キルト6と第2キルト7を縫い付けて開口部40Aを閉じる。
この特徴を有する製造方法は、中材5の特徴を付与した寝具1を製造できる。また、第1キルト6のキルティング加工による縫い目60および第2キルト7のキルティング加工による縫い目70を中材5に通す必要がない。このため、中材5として材質や厚み等が異なる様々な材料を用いることができる。
また、本実施形態のバンド3は、以下に示す特徴を有している。対向する第1布体6と第2布体7との間に長さ方向の両端部が挟まれて縫い付けられるバンドである。バンド3は、ゴム材30と、ゴム材30を覆うカバー31を備える。カバー31の両端部が表面を向い合わせにして縫い付けられる。この縫い糸32でゴム材30がカバー31に縫い付けられたことを特徴とする。
この特徴を有するバンド3は、ゴム材30をカバー31で覆って意匠性を向上できる。また、バンド3の長さ方向の両端部は、第1布体6と第2布体7との間に挟まれて縫い付けられるため、ゴム材30がカバー31の長さ方向の両端部から抜け出し難い。このため、カバー31の長さ方向の両端部を縫い付けなくてもよく、生産性を向上できる。
図7Aおよび図7Bに変形例の寝具1Aを示す。なお、以下の寝具1Aの説明では、図1Aおよび図1Bに示した寝具1と共通する構成については同一の符号を付し、共通する点は説明を省略する。
寝具1Aは、第1キルト6のキルティング加工による縫い目60および第2キルト7のキルティング加工による縫い目70が、格子状である。また、寝具1Aには、中材5および第3縫い目12が設けられていない。
図8Aおよび図8Bに他の変形例の寝具1Bを示す。なお、以下の寝具1Bの説明では、図1Aおよび図1Bに示した寝具1と共通する構成については同一の符号を付し、共通する点は説明を省略する。
寝具1Bは、第1キルト6のキルティング加工による縫い目60が、斜め格子状である。また、第2キルト7のキルティング加工による縫い目70は、第2キルト7の長さ方向に亘っており、第2キルト7の幅方向に複数存在している。また、第1キルト6、中材5、および第2キルト7を縫い付ける第3縫い目12は、寝具本体2の周縁部に沿う平面視矩形状であり、第1キルト6の縫い目60および第2キルト7の縫い目70とは重複していない。
図9にさらに他の変形例の寝具1Cを示す。なお、以下の寝具1Cの説明では、図1Aおよび図1Bに示した寝具1と共通する構成については同一の符号を付し、共通する点は説明を省略する。
寝具1Cは、枕であって、袋体4に多量の中材5が収容されている。なお、寝具1Cには、第1キルト6、中材5、および第2キルト7を一体化する第3縫い目12は設けられてもよいし、設けられなくてもよい。
また、この他、本実施形態の寝具1は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更可能である。
1 寝具
10 第1縫い目
11 第2縫い目
12 第3縫い目
4 袋体
40 非縫い付け部
40A 開口部
5 中材
6 第1キルト(第1布体)
64 折り返し部
65 重複部
66 非重複部
7 第2キルト(第2布体)
74 折り返し部

Claims (10)

  1. 対向する第1キルトおよび第2キルトを備え、
    前記第1キルトおよび前記第2キルトの夫々が、その周縁部を裏側に折り返した折り返し部を備え、
    前記第1キルトの折り返し部と前記第2キルトの折り返し部とが表面を向かい合わせにして縫い付けられたことを特徴とする寝具。
  2. 前記寝具は、前記第1キルトと前記第2キルトの間に位置する中材を備えたことを特徴とする請求項1に記載の寝具。
  3. 前記第1キルト、前記中材、および前記第2キルトが刺し縫いされ、前記第1キルトおよび前記第2キルトのうちの少なくとも一方のキルティング加工による縫い目が、前記刺し縫いにより形成された縫い目と重なる重複部と重ならない非重複部を備えたことを特徴とする請求項2に記載の寝具。
  4. 前記第1キルトのキルティング加工による縫い目と、前記第2キルトのキルティング加工による縫い目が重複していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の寝具。
  5. 前記第1キルトの折り返し部と前記第2キルトの折り返し部が、周方向の一部を除いて縫い付けられて第1縫い目が形成され、前記第1キルトと前記第2キルトから構成された袋体の周縁部の周方向の一部に前記第1縫い目のない非縫い付け部が形成され、前記非縫い付け部において前記第1キルトと前記第2キルトが縫い付けられて第2縫い目が形成されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の寝具。
  6. 前記第2縫い目が前記袋体の周縁部の周方向の全長に亘って連続したことを特徴とする請求項5に記載の寝具。
  7. 前記第1キルトと前記第2キルトから構成された袋体の異なる辺間に跨るバンドを備え、このバンドの長さ方向の両端部が前記第1キルトの折り返し部と前記第2キルトの折り返し部の間に挟まれて、前記第1縫い目によって前記第1キルトおよび前記第2キルトに縫い付けられたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の寝具。
  8. 第1キルトと第2キルトを中表に合わせてその周縁部同士を周方向の一部を除いて縫い付けることで、周縁部の周方向の一部に開口部を有する袋体を形成し、この後、前記袋体を前記開口部から引き出して表裏反転することを特徴とする寝具の製造方法。
  9. 前記袋体を前記開口部から引き出して表裏反転した後、前記袋体に前記開口部から中材を挿入し、この後、前記開口部において前記第1キルトと前記第2キルトを縫い付けて前記開口部を閉じることを特徴とする請求項8に記載の寝具の製造方法。
  10. 対向する第1布体と第2布体との間に長さ方向の両端部が挟まれて縫い付けられるバンドであって、
    ゴム材と、
    前記ゴム材を覆うカバーを備え、
    前記カバーの周方向の両端部が表面を向い合わせにして縫い付けられ、この縫い糸で前記ゴム材が前記カバーに縫い付けられたことを特徴とするバンド。
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