JP3089556U - 防ダニ防塵性布団カバー - Google Patents

防ダニ防塵性布団カバー

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JP3089556U
JP3089556U JP2002002359U JP2002002359U JP3089556U JP 3089556 U JP3089556 U JP 3089556U JP 2002002359 U JP2002002359 U JP 2002002359U JP 2002002359 U JP2002002359 U JP 2002002359U JP 3089556 U JP3089556 U JP 3089556U
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JP2002002359U
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Inventor
都公 宮坂
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ヤサカ産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 布団や布団カバー自体の防ダニ防塵性を損な
わずに衿カバーの機能を付与すると共に、使用感も良好
な防ダニ防塵性布団カバーを提供する。 【解決手段】 超極細長繊維の高密度織物により袋状に
形成されたカバー本体(1)の周辺部内側に、該カバー
本体(2)を布団に被せた状態で該布団周縁のループに
固定するための紐状固定部材(11)を設け、且つ、カ
バー本体(1)の周辺部外側には、該カバー本体の更に
外側に被着する別の布団カバーを固定するためのループ
状固定部材(12)を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、布団に被着することにより該布団に防ダニ性能及び防塵性能を付与 する布団カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
布団の内部にはダニが侵入、繁殖し易く生態ダニは勿論、ダニの死骸などによ ってアレルギー性疾患を引き起したり、悪化させたりすることは周知である。ま た、布団わたや側地から分離した繊維ダストがアレルギー性疾患の抗原となるこ とも指摘されている。そこで、布団の側地または布団カバーに、繊維が緻密でダ ニが通過できず、且つ、発塵の少ない生地を用いることによって、布団内部への ダニの侵入・繁殖を抑制する防ダニ防塵性の寝具を構成することが有効である。
【0003】 一方、従来掛布団等では、汚れ易い衿部に衿カバーを縫着することが行なわれ ている。特に、アレルギー性の疾患の羅患者の場合、患部に塗付した外用治療薬 によって衿などが汚れ易いため、衿カバーの重要性は高い。しかし、上記防ダニ 防塵性の寝具の場合、衿カバーを縫着する際に生じる針穴からのダニの侵入が予 想されるため、衿カバーを縫着することができないという問題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、従来の技術の上記の点に鑑みて、布団や布団カバー自体の防ダニ防 塵性を損なわずに衿カバーの機能を付与すると共に、使用感も良好な防ダニ防塵 性布団カバーを提供することを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の防ダニ防塵性布団カバーは、超極細長繊 維の高密度織物により袋状に形成されたカバー本体の周辺部内側に、該カバー本 体を布団に被せた状態で該布団周縁のループに固定するための紐状固定部材を設 け、且つ、カバー本体の周辺部外側には、該カバー本体の更に外側に被着する別 の布団カバーを固定するためのループ状固定部材を設けた。
【0006】
【考案の実施の形態】
図1及び図2は、本考案実施形態の防ダニ防塵性布団カバー1を示すものであ る。図において、布団カバー1は、超極細長繊維の高密度織物からなる表側地2 、裏側地3の開口部4となる一辺を除く周辺部3辺を中表にて縫合一体とすると 共に、開口部4にはファスナー5を縫着して袋状のカバー本体を形成している。
【0007】 カバー本体周辺部内側には8箇所のテープ11(紐状固定部材)を、周辺部外 側には6箇所のループ12(ループ状固定部材)を、夫々、縫着している。テー プ11はV字状に折り返した折返し部分を、ループ12は表裏側地2,3と共生 地のテープ状布帛でループを形成し、夫々、表裏側地2,3同士の縫合部分に縫 着する。そして、前記各テープ11、各ループ12を縫着した表裏側地2,3、 ファスナー5の縫合部分は、ロックミシンを用いて縁かがり縫い6し、更に、表 裏側地2,3同士の縫合部分は、テープ状布帛7を用いてバインダー仕上げとす ることにより、生地端や縫糸を包覆し、発塵を防止する。
【0008】 以上のような縫製により、布団カバー1は表裏側地2,3をカバー内外に貫通 する針穴が皆無であるため、該布団カバー1を用いて通常の布団を被覆すれば、 布団内部へのダニの侵入、及び布団から発生する繊維ダストや、既に侵入したダ ニ及びその死骸等の外部への放散を防止できる。
【0009】 布団カバー1の表裏側地2,3の高密度織物に使用する超極細長繊維(太さ0 .7D以下)は剥離型複合紡糸法による分割繊維が好適に使用される。繊維素材 としてはポリエステル及びナイロンを用い、それらが1つの紡糸ノズルの中に相 互に介在するように、例えばノズル周方向に交互に配し、複合紡糸した後、2繊 維の収縮量の差による剥離特性を利用してポリエステルとナイロンとを分割し、 分割相当分の超極細長繊維を得るものである。
【0010】 本考案の布団カバー1では、ポリエステル,ナイロン各8本、計16本に分割 された超極細長繊維(1本の太さ約0.2D)を20ノズル分、計320本の超 極細長繊維を1本の織糸として使用し、平織組織の重畳織物構造に製織してなる 高密度織物を使用した。このように超極細長繊維の高密度織物は、帝人株式会社 の製造販売に係る商品名ミクロガードとして得ることができ、空隙のない極めて 緻密で平滑度の高い生地であるため、表裏側地2,3に使用することで、生体ダ ニは勿論、ダニの死骸や排泄物さえも通過できない。尚、超極細長繊維としては 、上述した剥離型複合紡糸法によるもの以外に、2繊維を多芯型に複合紡糸した 後、一方の繊維成分を除去して超極細長繊維を得る高分子相互配列体繊維法によ るもの等を使用できる。
【0011】 布団カバー1の使用に際しては、図3に示すように、布団20に布団カバー1 を被覆し、布団20のループ22に布団カバー1のテープ11を通して結ぶこと により固定する。そして、その上に布団カバー1´をもう1枚被覆し、内側の布 団カバー1のループ12に外側の布団カバー1´のテープ11´を通して結ぶこ とにより固定する。これにより布団20は内外の布団カバー1,1´によって二 重に被覆され、且つ、布団20と内外の布団カバー1,1´が相互に固定され、 ずれを生じることが無いので、使用感も良好である。
【0012】 そして、使用に伴い汚れた場合には、外側の布団カバー1´のみ外して洗濯す るようにすれば、該布団カバー1´の着脱時にも布団20は内側の布団カバー1 によって被覆されているので、カバー着脱時におけるダニの侵入や、発塵を防止 できる。これにより、従来の衿カバーのように布団20や布団カバー1に縫着す る際に針穴を生じるという問題も起こらない。
【0013】 上記実施形態では布団カバー1の内側に8箇所のテープ11を、外側に6箇所 のループ12を設ける場合を示したが、テープ11やループ12の数及び配置は これに限定されるものではない。また、ファスナー5は短辺に設けたり、長辺か ら短辺に連続して設けても良い。
【0014】 また、上記実施形態では布団カバー1の外側に、同形式の布団カバー1´を被 覆する場合を示したが、内側の布団カバー1によって布団20に対する防ダニ防 塵性能は確保されるため、外側には、他形式のカバーを用いることもできる。
【0015】 図4はその一例を示すものであり、図において布団カバー30は、超極細長繊 維の高密度織物からなる側地31の両端部32,32を折り返し、その両側縁3 2a,32aを縫合し、袋部33,33を形成してなり、該袋部33,33の内 側隅部と、両側部中央には計6個のテープ34を縫着している。
【0016】 尚、布団カバー30の前記両側縁32a,32aを含む生地端縁部は全て三つ 巻き縫いとするか、または、テープ状生地を用いて包覆し、その際、予め縫着し た前記テープ34の基端縫着部も包覆する。また、4隅部には縫合を行わない開 き部35を設け、布団カバー30を裏返した際にテープ34を内側に引き込める ようにすることで、両面使用が可能となる。
【0017】
【考案の効果】
本考案の防ダニ防塵性布団カバーは、上述の通り構成されているので、通常の 布団に被覆して用いることにより防ダニ及び防塵性能を付与することができると 共に、その更に外側に同形式または他形式の布団カバーを被覆して用いることに より、外側の布団カバーのみを外して洗濯または交換することができ、その際に おける発塵も抑制される。また、布団を二重に被覆しても布団カバーは紐状固定 部材及びループ状固定部材で相互に固定され、且つ、布団に固定されるため、ず れなどを生じることが無く、使用感も良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施形態の布団カバーを示す斜視図であ
る。
【図2】図1のX−X断面図である。
【図3】本考案実施形態の布団カバーの着用状態を示す
概略平断面図である。
【図4】本考案実施形態の布団カバーと併用する他形式
の布団カバーを示す斜視図である。
【符号の説明】
1,1´,30 布団カバー 2 表側地 3 裏側地 4 開口部 5 ファスナー 7 テープ状布帛 11,11´ テープ(紐状固定部材) 12,12´ ループ(ループ状固定部材)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超極細長繊維の高密度織物により袋状に
    形成されたカバー本体の周辺部内側に、該カバー本体を
    布団に被せた状態で該布団周縁のループに固定するため
    の紐状固定部材を設け、且つ、カバー本体の周辺部外側
    には、該カバー本体の更に外側に被着する別の布団カバ
    ーを固定するためのループ状固定部材を設けたことを特
    徴とする防ダニ防塵性布団カバー。
JP2002002359U 2002-04-25 2002-04-25 防ダニ防塵性布団カバー Expired - Lifetime JP3089556U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014004313A (ja) * 2012-06-21 2014-01-16 hong-yuan Cai 水洗い可能な長繊維布団
JP2019118672A (ja) * 2018-01-09 2019-07-22 株式会社篠原化学 布団カバー

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