JP2004152952A - 発光素子収納用パッケージおよび発光装置 - Google Patents
発光素子収納用パッケージおよび発光装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004152952A JP2004152952A JP2002315752A JP2002315752A JP2004152952A JP 2004152952 A JP2004152952 A JP 2004152952A JP 2002315752 A JP2002315752 A JP 2002315752A JP 2002315752 A JP2002315752 A JP 2002315752A JP 2004152952 A JP2004152952 A JP 2004152952A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light emitting
- emitting element
- light
- frame
- base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/42—Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/47—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
- H01L2224/48—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
- H01L2224/4805—Shape
- H01L2224/4809—Loop shape
- H01L2224/48091—Arched
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/42—Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/47—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
- H01L2224/48—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
- H01L2224/481—Disposition
- H01L2224/48151—Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
- H01L2224/48221—Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
- H01L2224/48225—Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation
- H01L2224/48227—Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation connecting the wire to a bond pad of the item
Abstract
【課題】簡略な構成で発光素子が発する光を良好に反射させて外部に均一かつ効率良く放射できる発光効率が極めて高いものとし、また外部電気回路基板の配線導体に位置ずれや傾斜もなく正確に実装することが可能なものとすること。
【解決手段】発光素子収納用パッケージは、基体1の上面に接合された白色のセラミックスから成る枠体2は、内周面8aと外周面8bとの間の厚みが0.8mm以上であり、基体1に形成された側面導体6a,6bは、基体1の4つの角部のそれぞれに、枠体2の下方に位置して平面視で枠体2の厚みよりも小さい曲率半径の円弧状とされて上下面にわたって切り欠かれた切欠き部6の側面に形成されており、基体1の下面に形成された電極パッド7a,7bは、側面導体6a,6bのうち隣接する2つに接続されてそれらの2つの角部にわたる広面積の導体パターンで形成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】発光素子収納用パッケージは、基体1の上面に接合された白色のセラミックスから成る枠体2は、内周面8aと外周面8bとの間の厚みが0.8mm以上であり、基体1に形成された側面導体6a,6bは、基体1の4つの角部のそれぞれに、枠体2の下方に位置して平面視で枠体2の厚みよりも小さい曲率半径の円弧状とされて上下面にわたって切り欠かれた切欠き部6の側面に形成されており、基体1の下面に形成された電極パッド7a,7bは、側面導体6a,6bのうち隣接する2つに接続されてそれらの2つの角部にわたる広面積の導体パターンで形成されている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発光ダイオード等の発光素子を用いた表示装置等に用いられる、発光素子を収納するための発光素子収納用パッケージおよび発光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、発光ダイオード等の発光素子を収容するための発光素子収納用パッケージ(以下、パッケージともいう)として、セラミック製のパッケージが用いられている。従来のセラミック製のパッケージは、図5に断面図で示すように、上面の中央部に発光素子23を搭載するための導体層から成る搭載部21aを有し、搭載部21aおよびその周辺から下面に導出された一対のメタライズ配線導体24a,24bを有する略直方体や略四角形平板状のセラミック製の基体21と、その上面に積層され、中央部に発光素子23を収容するための貫通孔22aを有する略四角枠状のセラミック製の枠体22とから主に構成されている(例えば、下記の特許文献1参照)。
【0003】
そして、基体21の上面の一方のメタライズ配線導体24aが接続された搭載部21a上に発光素子23を導電性接合材を介して固着するとともに発光素子23の電極と他方のメタライズ配線導体24bとをボンディングワイヤ25を介して電気的に接続し、しかる後、枠体22の貫通孔22a内に透明樹脂(図示せず)を充填して発光素子23を封止することによって、発光装置が作製される。この発光装置を外部電気回路基板の配線導体に半田を介して接続することによって、発光装置が外部電気回路基板に実装されるとともに搭載する発光装置の電極が外部電気回路に電気的に接続され発光素子へ電力が供給されることとなる。
【0004】
このようなセラミック製のパッケージにおいては、内部に収容する発光素子23が発する光を枠体22の貫通孔22aの内周面で反射させるが、発光装置の発光効率を良好なものとするために貫通孔22aの内周面にニッケル(Ni)や金(Au)等の金属から成る金属めっき層26bを表面に有するメタライズ金属層26aを被着させている。
【0005】
また、このパッケージはセラミックグリーンシート(以下、グリーンシートともいう)積層法により製作される。具体的には、セラミックスから成る基体21用のグリーンシートと、セラミックスから成る枠体22用のグリーンシートとを準備し、これらのグリーンシートにメタライズ配線導体24a,24bを導出させるための貫通孔や発光素子23を収容するための貫通孔をグリーンシートの上下面に略垂直に打ち抜く。次に、基体21用のグリーンシートの上面から下面にかけてメタライズ配線導体24a,24b用のタングステン(W)やモリブデン(Mo)などの高融点金属粉末から成る金属ペーストを従来周知のスクリーン印刷法等により塗布し、枠体22用のグリーンシートの貫通孔22aの内周面にメタライズ金属層26a用のWやMoなどの高融点金属粉末から成る金属ペーストをスクリーン印刷法等により塗布する。基体21用のグリーンシートと枠体22用のグリーンシートとを上下に重ねて接合し、これらを高温で焼成して焼結体と成す。その後、搭載部21a、メタライズ配線導体24a,24bおよびメタライズ金属層26aの露出表面に、NiやAu等の金属から成る金属めっき層26bを無電解めっき法や電解めっき法により被着させることにより、パッケージが製作される。
【0006】
しかしながら、この従来のパッケージでは、貫通孔22aの内周面が基体21の上面に対して略垂直になっており、そのため、貫通孔22aの内周面で反射した光が外部に均一かつ良好に放射されず、このパッケージを用いた発光装置の発光効率がそれ程高くならないという問題点を有していた。
【0007】
そこで、このような問題点を解消するために、本出願人は、図3に示すように、上面に発光素子13を搭載するための搭載部11aを有する略平板状の基体11の上面に、発光素子13を収容するための貫通孔12aを有する枠体12を接合して成るパッケージであって、貫通孔12a内周面は、基体11上面に対して55〜70度の角度で外側に広がっているとともにその表面に算術平均粗さRaが1〜3μmでかつ発光素子13の光に対する反射率が80%以上の金属めっき層16bが被着されていることにより、貫通孔12a内に収容する発光素子13が発する光を傾斜した貫通孔12aの内周面の金属めっき層16bにより良好に反射させて外部に向かって均一かつ効率良く放射することができるパッケージを提案した(下記の特許文献1参照)。
【0008】
このパッケージは以下のようにして作製される。枠体12用のグリーンシートに発光素子13収納用の貫通孔12aをその内周面が55〜70度の傾斜面となるように穿孔する。次に、この貫通孔12aの内周面に金属ペーストを塗布し、枠体12用のグリーンシートと基体11用のグリーンシートとを枠体12用のグリーンシートの貫通孔12aの内周面が外側に広がる向きに接合し、これらを焼成して基体11上に貫通孔12aを有する枠体12が積層一体化されるとともに貫通孔12aの内周面にメタライズ金属層16aが被着された焼結体を得る。次に、メタライズ金属層16a表面に算術平均粗さRaが1〜3μmでかつ発光素子13が発する光に対する反射率が80%以上の金属めっき層16bを被着させる。
【0009】
また、基体11に設けたメタライズ配線導体14a,14bは、W,Mo等の高融点金属粉末から成り、このメタライズ配線導体14a,14bは、図4の基体11の下面図で示すように、基体11の下面に延出するように貫通孔を介して導出されており、図示しない外部電気回路基板の配線導体に接続されて、発光素子13の各電極と外部電気回路とが電気的に接続される。
【0010】
メタライズ配線導体14a,14bは、例えばW等の高融点金属粉末に適当な有機溶剤、溶媒を添加混合して得た金属ペーストを、基体11となるグリーンシートに予めスクリーン印刷法により所定パターンに印刷塗布しておくことによって基体11の所定位置に被着形成される。メタライズ配線導体14a,14bの露出表面にNiやAu等の耐蝕性に優れる金属を1〜20μm程度の厚みで被着させておくと、メタライズ配線導体14a,14bが酸化腐蝕するのを有効に防止でき、またメタライズ配線導体14aと発光素子13、メタライズ配線導体14bとボンディングワイヤ15との接合、メタライズ配線導体14a,14bと外部電気回路基板の配線導体との接合を強固にすることができる。従って、メタライズ配線導体14a,14bの露出表面には、厚さ1〜10μm程度のNiめっき層と厚さ0.1〜3μm程度のAuめっき層とが電解めっき法や無電解めっき法により順次被着されている。
【0011】
【特許文献1】
特開平14−232017号公報(図1,図4)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1のパッケージによると、貫通孔12の内周面にメタライズ金属層16aが被着されているが、このメタライズ金属層16aを被着させるための作業が非常に煩雑であり、また、メタライズ金属層16aが被着された部位に発光素子13の発する熱やその他の外部からの熱が加わると、メタライズ金属層16aと枠体12との間に熱膨張係数差に起因する熱応力が発生し、これがメタライズ金属層16aを引き剥がすように作用して、メタライズ金属層16aが剥れてしまうという問題点があった。
【0013】
また、基体11の下面に延出しているメタライズ配線導体14a,14bの面積が小さいため、基体11用のグリーンシートにメタライズ配線導体14a,14bの形状に金属ペーストを印刷塗布する際、金属ペーストが表面張力により盛り上がりメタライズ配線導体14a,14bを一定の厚みに印刷することができず、メタライズ配線導体14aとメタライズ配線導体14bとで高さのバラツキが発生する。すると、メタライズ配線導体14a,14bを外部電気回路基板の配線導体に半田を介して接続した際に、発光装置が外部電気回路基板に対して傾斜した状態で実装される。その結果、発光装置のメタライズ配線導体14a,14bと外部電気回路基板の配線導体との間に位置ずれ等が発生するという問題点があった。
【0014】
従って、本発明は上記従来の問題点に鑑み完成されたものであり、その目的は、枠体の内周面にメタライズ金属層等を形成する必要がなく、簡略化された構成で発光素子が発する光を良好に反射させて外部に均一かつ効率良く放射できる発光効率が極めて高い発光装置とすることができるとともに、外部電気回路基板の配線導体に位置ずれや傾斜もなく正確に実装することが可能なパッケージおよび発光装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の発光素子収納用パッケージは、上面に導体層から成る発光素子の搭載部および前記発光素子の電極に接続されて電力を供給する配線導体が形成された白色のセラミックスから成る略直方体の基体と、該基体の上面に前記搭載部を囲繞するようにして接合された白色のセラミックスから成る枠体と、前記基体の下面に前記基体の4つの角部のそれぞれの側面に形成された側面導体を介して前記配線導体に電気的に接続されるように形成された電極パッドとを具備しており、前記枠体は、内周面と外周面との間の厚みが0.8mm以上であり、前記側面導体は、前記基体の4つの角部のそれぞれに、前記枠体の下方に位置して平面視で前記枠体の前記厚みよりも小さい曲率半径の円弧状とされて上下面にわたって切り欠かれた切欠き部の側面に形成されており、前記電極パッドは、前記側面導体のうち隣接する2つに接続されてそれらの2つの角部にわたる広面積の導体パターンで形成されていることを特徴とする。
【0016】
本発明の発光素子収納用パッケージは、略直方体の基体の上面に、搭載部を囲繞するようにして接合された白色のセラミックスから成るとともに内周面と外周面との間の厚みが0.8mm以上である枠体が接合されていることから、発光素子の光を枠体の内周面で良好に反射させて外部に向かって均一かつ効率良く放射することができる。また、枠体の内周面にメタライズ金属層を被着しなくてもよいため、構成が簡略化されるとともに組み立ての作業性が向上する。
【0017】
また、電極パッドは、側面導体のうち隣接する2つに接続されてそれらの2つの角部にわたる広面積の導体パターンで形成されていることから、電極パッドを形成するため金属ペーストを基体用のグリーンシートに印刷塗布する際、金属ペーストの表面張力による盛り上がりがなくなるため、電極パッドを一定の厚みに印刷できるとともに電極パッド間の高さばらつきがなくなる。その結果、電極パッドを外部電気回路基板の配線導体に半田を介して接続する際に、発光装置が外部電気回路基板に平坦な状態で実装される。従って、発光装置の電極パッドが外部電気回路基板の配線導体の正確な位置に実装されることとなる。
【0018】
本発明の発光装置は、上記本発明の発光素子収納用パッケージと、前記搭載部に搭載された発光素子と、該発光素子を覆う透明樹脂とを具備したことを特徴とする。
【0019】
本発明の発光装置は、上記の構成により、簡略な構成で高い発光効率を有する高性能のものとなるとともに、外部電気回路基板の配線導体に位置ずれや傾斜もなく正確に実装することができる信頼性の高いものとなる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の発光素子収納用パッケージを以下に詳細に説明する。図1は、本発明のパッケージの実施の形態の一例を示す断面図であり、1は白色セラミックスから成る基体、2は白色セラミックスから成る枠体であり、主としてこれらで発光素子3を収容するためのパッケージが構成されている。
【0021】
本発明の基体1は、酸化アルミニウム質焼結体、窒化アルミニウム質焼結体等のセラミックスから成る略直方体や略四角平板状のものであり、発光素子3を支持する支持体であり、その上面に発光素子3を搭載する搭載部1aを有している。基体1が例えば酸化アルミニウム質焼結体から成る場合、酸化アルミニウム、酸化珪素、酸化マグネシウム、酸化カルシウム等の原料粉末に適当な有機バインダー、溶剤等を添加混合して泥漿状となし、これを従来周知のドクターブレード法やカレンダーロール法等によりシート状に成形してグリーンシート(セラミック生シート)を得、しかる後、グリーンシートに適当な打ち抜き加工を施してこれを複数枚積層し、高温(約1600℃)で焼成することによって製作される。
【0022】
また、基体1は、搭載部1aおよびその周辺に、基体1の角部の側面に形成された側面導体6a,6bを介して、基体1下面に形成された電極パッド7a,7bに電気的に接続されたメタライズ配線導体4a,4bが被着形成されている。メタライズ配線導体4a,4b、側面導体6a,6bおよび電極パッド7a,7bは、WやMo等の金属粉末のメタライズ層から成り、パッケージ内部に収容する発光素子3を外部に電気的に接続するための導電路である。そして、メタライズ配線導体4aが接続された搭載部1aには、発光ダイオード等の発光素子3が金−シリコン合金や銀−エポキシ樹脂等の導電性接合材により固着されるとともに、メタライズ配線導体4bの搭載部1a周辺の部位には、発光素子3の電極がボンディングワイヤ5を介して電気的に接続される。そして、基体1下面の電極パッド7a,7bが外部電気回路基板の配線導体に接続されることで発光素子素子3の各電極と電気的に接続され、発光素子3へ電力が供給される。
【0023】
メタライズ配線導体4a,4b、側面導体6a,6bおよび電極パッド7a,7bは、例えばWやMo等の高融点金属粉末に適当な有機溶剤、溶媒を添加混合して得た金属ペーストを、基体1となるグリーンシートに予めスクリーン印刷法により所定パターンに印刷塗布しておくことによって、基体1の所定位置に被着形成される。
【0024】
なお、メタライズ配線導体4a,4b、側面導体6a,6bおよび電極パッド7a,7bの露出する表面にNiやAu等の耐蝕性に優れる金属を1〜20μm程度の厚みで被着させておくのがよく、これらの導体が酸化腐蝕するのを有効に防止することができるとともに、メタライズ配線導体4aと発光素子3、メタライズ配線導体4bとボンディングワイヤ5との接合、電極パッド7a,7bおよび側面導体6a,6bと外部電気回路の配線導体との接合を強固なものとすることができる。したがって、より好ましくは、メタライズ配線導体4a,4b、側面導体6a,6bおよび電極パッド7a,7bの露出表面には、厚さ1〜10μm程度のNiめっき層と厚さ0.1〜3μm程度のAuめっき層とが電解めっき法や無電解めっき法により順次被着されているのがよい。
【0025】
そして、本発明のパッケージにおいては、白色セラミックスから成る基体1の上面に、内側に発光素子3を収容するための貫通孔2aを有する枠体2が搭載部1aを囲繞するようにして接合され、枠体2の内周面8aと外周面8bとの間の厚みが0.8mm以上であり、この枠体2は光反射にとって良好な白色であることから、発光素子3の光を良好に反射させて外部に向かって均一かつ効率良く放射することができるとともに、枠体2の内周面8aにメタライズ金属層を被着しなくてもよく、製造の作業性が向上する。
【0026】
本発明の枠体2は、酸化アルミニウム(Al2O3)質焼結体,窒化アルミニウム(AlN)質焼結体等の焼結体(セラミックス)から成る略四角枠状のものであり、例えば枠体2が酸化アルミニウム焼結体から成る場合、SiO2−Al2O3−MgO−ZnO2−CaO系等のセラミックスから成る。
【0027】
枠体2の内周面と外周面との間の厚みが0.8mm以上で、波長が400乃至700nmの光の反射率が80%以上であるためには、枠体2がSiO2−Al2O3−MgO−CaO系のセラミックスから成る場合、Al2O3の含有量が90〜99重量%、SiO2,MgO,CaOの合計の含有量が1〜10重量%であることが好ましい。SiO2,MgO,CaOの合計の含有量が1重量%未満では、Al2O3の焼結性が悪くなり、十分な硬度が得られにくくなる。10重量%を超えると、耐熱性、機械的強度が低下するとともに熱伝導率が低下してしまうこととなる。
【0028】
また、SiO2はセラミックスの焼結性と密着性、MgOとCaOはセラミックスの焼結性と熱伝導性を高めるためにセラミックス中に含有されており、それぞれの効果を発揮するためにも、SiO2,MgO,CaOのそれぞれが0.01重量%以上含有されることが好ましい。また、セラミックスの密度、機械的強度を高めるために上記セラミックス中にZrO2を含有させても構わない。この場合、ZrO2の含有量は0.01〜10重量%であることが好ましい。0.01重量%未満では、セラミックスの密度、機械的強度向上に対する効果が十分に発揮されない。10重量%を超えると、電気絶縁性が悪くなる。また、SiO2,MgO,CaOおよびZrO2の合計の含有量は、多すぎると耐熱性、高強度性が低下するため、10重量%以下であることが好ましい。
【0029】
また、枠体2が窒化アルミニウム(AlN)質焼結体から成る場合、AlN−Er2O3系等のセラミックスから成り、枠体2がその内周面と外周面との間の厚みが0.8mm以上で波長が400乃至700nmの光の反射率が80%以上であるためには、Er2O3の含有量が窒化アルミニウム質焼結体の総重量に対して1〜10重量%であることが好ましい。Er2O3の含有量が1重量%未満では、AlNの焼結性が悪くなり、十分な硬度が得られにくくなる。10重量%を超えると、耐熱性、機械的強度が低下するとともに熱伝導率が低下することとなる。
【0030】
枠体2の内周面と外周面との間の厚みがが0.8mm未満では、鮮明なフルカラー表示が可能な発光素子3の光のピーク波長400〜700nmに対する反射率が80%未満となり、発光素子3の光を良好に反射させて外部に向かって均一かつ効率良く放射することが困難になる。一方、枠体2の内周面と外周面との間の厚みは10mm以下がよく、10mmを超えると、パッケージが極度に大型化されることとなる。
【0031】
なお、基体1も上述した枠体2と実質的に同じ白色のセラミックスから成る。そして、枠体2は、グリーンシートに予め枠体2の中央部に発光素子3を収容するための断面形状が略円形や略四角形の貫通孔2aを打ち抜き加工で形成するとともにこれを複数枚積層し、基体1となるグリーンシートの上に積層して焼結一体化して、基体1の上面に接合される。
【0032】
また、枠体2の貫通孔2aの内周面8aと基体1の上面とのなす角度θは35〜70度とするのが好ましい。70度を超えると、貫通孔2a内に収容する発光素子3が発する光を外部に良好に反射することが困難となる。角度θが35度未満であると、貫通孔2aの内周面8aをそのような角度で打ち抜き法で安定的かつ効率良く形成することが困難となるとともに、枠体2の内周面8aと外周面8bとの間の厚みが非常に厚くなってしまい、枠体2が大型化されて、パッケージが大型化される傾向にある。
【0033】
枠体2の貫通孔2aは、枠体2用のグリーンシートの中央部を打ち抜き金型を用いて打ち抜いて形成されるが、このとき、枠体2用のグリーンシートに形成される貫通孔2aの内周面をグリーンシートの一方の主面から他方の主面に向けて35〜70度の角度θで広がるように形成する。このように、貫通孔2aの内周面がグリーンシートの一方の主面から他方の主面に向けて35〜70度の角度θで広がるように形成することにより、貫通孔2aの内周面8aが基体1の上面に対して35〜70度の角度θで外側に広がるように形成される。そして、貫通孔2aはその断面形状は略円形がよく、貫通孔2a内に収容される発光素子3が発する光を貫通孔2aの内周面8aで全方向に満遍なく反射させて外部に極めて均一に放射することができる。
【0034】
また、貫通孔2aの内周面8aの表面の算術平均粗さRaは1〜10μmが好ましい。1μm未満であると、貫通孔2a内に収容される発光素子3が発する光を均一に反射させることができずに、反射する光の強さに偏りが発生しやすくなる。10μmを超えると、貫通孔2a内に収容される発光素子3が発する光が散乱し、反射光を高い反射率で外部に均一に放射することが困難になる。
【0035】
本発明においては、電極パッド7a,7bは、基体1の4つの角部のそれぞれに、枠体2の下方に位置して平面視で枠体2の厚みより小さい曲率半径の円弧状とされて上下面にわたって切り欠かれた切欠き部の側面に形成された側面導体6a,6bのうち、隣接する2つに接続されてそれらの2つの角部にわたって広面積の導体パターンで形成されている。
【0036】
これにより、電極パッド7a,7bを形成するための金属ペーストを基体1となるグリーンシートに印刷塗布する際、電極パッド7a,7bを広い面積に印刷することとなり、金属ペーストの表面張力が抑えられ盛り上がることを有効に防止できる。その結果、金属ペーストを全体にわたって一定の厚みに印刷できるため、電極パッド7a,7b間の高さのばらつきがなくなる。従って、電極パッド7a,7bを外部電気回路基板の配線導体に半田で接続する際に、発光装置が外部電気回路基板に対して平坦な状態で実装されるとともに、発光装置の電極パッド7a,7bが外部電気回路基板の配線導体の正確な位置に実装されることとなる。
【0037】
この電極パッド7a,7bは、表面の平坦度が20μm/10mm以下であることが好ましい。平坦度が20μm/10mmを超えると、外部電子回路基板の配線導体に半田を介して接続する際に、電極パッド7a,7b間に高さのばらつきが発生し、電極パッド7a,7bを外部電子回路基板の配線導体の正確な位置に実装するのが困難となる。
【0038】
また、電極パッド7a,7bの広面積の導体パターンは、その面積が基体1の下面の面積に対して15〜40%であることが好ましい。15%未満であると、電極パッド7a,7bの平坦性が悪化し易くなり、40%を超えると、電極パッド7a,7bが短絡する危険性が高くなる。
【0039】
なお、切欠き部6は、基体1用のグリーンシートの4つの角部を打ち抜き金型で打ち抜いて形成する。このとき、切欠き部6は、枠体2の下方に位置して平面視で枠体2の厚みより小さい曲率半径の円弧状とされてグリーンシートの上下面にわたって切り欠かれるように打ち抜いて形成され、側面導体6a,6bが切欠き部6の側面に露出して形成される。このように、切欠き部6は枠体2の下方に位置していることから、枠体2の貫通孔2a内に充填される透明樹脂が切欠き部6へ流れ出すのを有効に防止して封止が良好なものとなる。また、切欠き部6は平面視で枠体2の厚みより小さい曲率半径の凹んだ円弧状とされていることから、電極パッド7a,7bと外部電気回路基板の配線導体とを半田により接合する際に、切欠き部6と外部電気回路基板の配線導体との間で良好な半田のメニスカスが形成され接合強度が大きくなる。
【0040】
かくして、本発明のパッケージによれば、基体1の搭載部1aに発光素子3を搭載するとともに発光素子3の電極とメタライズ配線導体4bとをボンディングワイヤ5を介して電気的に接続し、しかる後、発光素子3を覆うように透明樹脂を設けて発光素子3を封止することによって発光装置となる。発光素子3を覆う透明樹脂は、枠体2の内側に充填されていてもよい。また、枠体2の上面にガラス,石英,サファイア,透光性樹脂等からなる透光性蓋体を接合してもよい。また、本発明の発光装置は、発光ダイオード等の発光素子3を収納した小型のものであることから、個々に蓋をするよりも透明樹脂で発光素子3を覆った方が封止の作業性が良く、また内部のボンディングワイヤ5等の位置固定や各導体層の腐蝕防止等の点で有利なものである。
【0041】
【実施例】
本発明の発光素子収納用パッケージの実施例を以下に説明する。
【0042】
枠体2の内周面と外周面との間の厚みに対する波長350〜750nmの光の反射率を以下のようにして評価した。まず、SiO2を1.53重量%、Al203を96.25重量%、Mg0を1.99重量%、CaOを0.20重量%、ZrO2を0.03重量%含むSiO2−Al203−Mg0−ZrO2−CaO系の白色のセラミックスから成る、直径が50mmで6種類の厚さ(下記表1参照)のグリーンシートを準備し、これらを1600℃の高温にて焼成を行なって評価用のセラミック基板(試料No.1〜6)を作製した。
【0043】
そして、これらの6種類のセラミック基板のそれぞれに、ピーク波長が350nm〜750nmの9種類の光(下記表1参照)を照射し、光の反射率を分光測色計(ミノルタ社製「CM−3700d」)にて測定した。その結果を表1に示す。
【0044】
【表1】
【0045】
表1より、厚みが0.8mm以上の試料No.4〜6では、光のピーク波長が400〜700nmにおいて反射率が80%以上であった(表中に○で示す)。
【0046】
厚みが0.8mm未満の試料No.1,2では、光のピーク波長が400〜700nmにおいて反射率は全て80%未満となった(表中に×で示す)。
【0047】
試料No.3では、光のピーク波長が450〜650nmにおいてのみ反射率が80%以上であり、鮮明なフルカラー表示が可能なピーク波長400〜700nmの光を効果的に反射することができなかった(表中に×で示す)。
【0048】
以上より、枠体2の厚みWを0.8mm以上とすることが必要であることが判った。これにより、光のピーク波長が400〜700nmにおいて光の反射率を80%以上とすることが可能となり、発光装置の発光効率を極めて高いものとすることができる。
【0049】
また、枠体2の内周面と外周面との間の厚みが10mmの枠状のセラミック基板を上記実施例と同様にして作製したところ、ピーク波長400〜700nmにおける反射率は80%以上であったが、極度に大型化となってしまい、発光素子収納用パッケージとしては不適当であった。
【0050】
そして、上記白色のセラミックスから成る、縦2.8mm、横1.0mm、内周面と外周面との間の厚み0.8mmで、高さ0.7mmの枠体2と、上記白色のセラミックスから成る、縦2.8mm×横1.0mm×厚さ(高さ)0.5mmの基体1とを用い、基体1の4つの角部に曲率半径が4種(下記表2参照)の値とされた切欠き部6を形成し、切欠き部6の側面にWのメタライズ層から成る側面導体6a,6bを被着した。また、側面導体6a,6bのうち隣接する2つに接続されてそれらの2つの角部にわたる広面積の導体パターンを基体1の下面の面積に対して25%として形成されたWのメタライズ層から成る電極パッド7a,7bを設けた。これにより、4種のパッケージを作製した。
【0051】
次に、これらの試料について、MIL−STD−883(米軍仕様書)の試験方法2004に従って、側面導体6a,6bおよび電極パッド7a,7bを錫(Sn)めっきした半硬質の銅線に半田により接合させた後、2.5kg(24.5N)の力で、半田接合面に対して90°の方向に30秒間引っ張る引き剥がし試験を行ない、パッケージの側面導体6a,6bまたは電極パッド7a,7bと銅線との剥がれの有無について評価を行った。その結果を表2に示す。
【0052】
【表2】
【0053】
表2より、曲率半径が0.8mm未満の試料No.1,2では、銅線の剥がれは発生しなかった(表中に○で示す)。また、曲率半径が0.8mm以上の試料No.3,4では、曲率半径が大きくなったことにより、電極パッド7a,7bの接合面積が小さくなるとともに基体1上に半田が這い上がってしまい、電極パッド7a,7b上に半田溜りのばらつきが発生し、良好なメニスカスが形成されなくなってしまい、接合強度が低下した。そのため、パッケージの側面導体6a,6bまたは電極パッド7a,7bと銅線とが剥がれてしまった(表中に×で示す)。
【0054】
以上より、切欠き部6の曲率半径を0.8mm未満とすることにより、外部電気回路基板の配線導体との間で接合強度に優れたパッケージを提供することができることが判った。
【0055】
なお、本発明は上述の実施の形態および実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更を施すことは可能である。
【0056】
【発明の効果】
本発明の発光素子収納用パッケージは、略直方体の基体の上面に、搭載部を囲繞するようにして接合された白色のセラミックスから成るとともに内周面と外周面との間の厚みが0.8mm以上である枠体が接合されていることから、発光素子の光を枠体の内周面で良好に反射させて外部に向かって均一かつ効率良く放射することができる。また、枠体の内周面にメタライズ金属層を被着しなくてもよいため、構成が簡略化されるとともに組み立ての作業性が向上する。
【0057】
また、電極パッドは、側面導体のうち隣接する2つに接続されてそれらの2つの角部にわたる広面積の導体パターンで形成されていることから、電極パッドを形成するため金属ペーストを基体用のグリーンシートに印刷塗布する際、金属ペーストの表面張力による盛り上がりがなくなるため、電極パッドを一定の厚みに印刷できるとともに電極パッド間の高さばらつきがなくなる。その結果、電極パッドを外部電気回路基板の配線導体に半田を介して接続する際に、発光装置が外部電気回路基板に平坦な状態で実装される。従って、発光装置の電極パッドが外部電気回路基板の配線導体の正確な位置に実装されることとなる。
【0058】
さらに、基体の4つの角部に形成された切欠き部は、枠体の下方に位置して平面視で枠体の厚みより小さい曲率半径の円弧状とされて上下面にわたって形成され、側面導体が切欠き部の側面に形成されることから、枠体の貫通孔内に充填される透明樹脂が切欠き部へ流れ出すのを有効に防止して封止が良好なものとなり、また、電極パッドと外部電機回路基板の配線導体とを半田により接合する際に、切欠き部と外部電気回路基板の配線導体との間で良好な半田のメニスカスが形成されて、基体の接合強度が大きくなる。
【0059】
本発明の発光装置は、上記本発明の発光素子収納用パッケージと、搭載部に搭載された発光素子と、発光素子を覆う透明樹脂とを具備したことにより、簡略な構成で高い発光効率を有する高性能のものとなるとともに、外部電気回路基板の配線導体に位置ずれや傾斜もなく正確に実装することができる信頼性の高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発光素子収納用パッケージについて実施の形態の一例を示す断面図である。
【図2】図1の発光素子収納用パッケージの下面図である。
【図3】従来の発光素子収納用パッケージの断面図である。
【図4】図3の発光素子収納用パッケージの下面図である。
【図5】従来の発光素子収納用パッケージの他の例の断面図である。
【符号の説明】
1:基体
1a:搭載部
2:枠体
3:発光素子
6:切欠き部
6a,6b:側面導体
7a,7b:電極パッド
8a:枠体の内周面
8b:枠体の外周面
【発明の属する技術分野】
本発明は、発光ダイオード等の発光素子を用いた表示装置等に用いられる、発光素子を収納するための発光素子収納用パッケージおよび発光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、発光ダイオード等の発光素子を収容するための発光素子収納用パッケージ(以下、パッケージともいう)として、セラミック製のパッケージが用いられている。従来のセラミック製のパッケージは、図5に断面図で示すように、上面の中央部に発光素子23を搭載するための導体層から成る搭載部21aを有し、搭載部21aおよびその周辺から下面に導出された一対のメタライズ配線導体24a,24bを有する略直方体や略四角形平板状のセラミック製の基体21と、その上面に積層され、中央部に発光素子23を収容するための貫通孔22aを有する略四角枠状のセラミック製の枠体22とから主に構成されている(例えば、下記の特許文献1参照)。
【0003】
そして、基体21の上面の一方のメタライズ配線導体24aが接続された搭載部21a上に発光素子23を導電性接合材を介して固着するとともに発光素子23の電極と他方のメタライズ配線導体24bとをボンディングワイヤ25を介して電気的に接続し、しかる後、枠体22の貫通孔22a内に透明樹脂(図示せず)を充填して発光素子23を封止することによって、発光装置が作製される。この発光装置を外部電気回路基板の配線導体に半田を介して接続することによって、発光装置が外部電気回路基板に実装されるとともに搭載する発光装置の電極が外部電気回路に電気的に接続され発光素子へ電力が供給されることとなる。
【0004】
このようなセラミック製のパッケージにおいては、内部に収容する発光素子23が発する光を枠体22の貫通孔22aの内周面で反射させるが、発光装置の発光効率を良好なものとするために貫通孔22aの内周面にニッケル(Ni)や金(Au)等の金属から成る金属めっき層26bを表面に有するメタライズ金属層26aを被着させている。
【0005】
また、このパッケージはセラミックグリーンシート(以下、グリーンシートともいう)積層法により製作される。具体的には、セラミックスから成る基体21用のグリーンシートと、セラミックスから成る枠体22用のグリーンシートとを準備し、これらのグリーンシートにメタライズ配線導体24a,24bを導出させるための貫通孔や発光素子23を収容するための貫通孔をグリーンシートの上下面に略垂直に打ち抜く。次に、基体21用のグリーンシートの上面から下面にかけてメタライズ配線導体24a,24b用のタングステン(W)やモリブデン(Mo)などの高融点金属粉末から成る金属ペーストを従来周知のスクリーン印刷法等により塗布し、枠体22用のグリーンシートの貫通孔22aの内周面にメタライズ金属層26a用のWやMoなどの高融点金属粉末から成る金属ペーストをスクリーン印刷法等により塗布する。基体21用のグリーンシートと枠体22用のグリーンシートとを上下に重ねて接合し、これらを高温で焼成して焼結体と成す。その後、搭載部21a、メタライズ配線導体24a,24bおよびメタライズ金属層26aの露出表面に、NiやAu等の金属から成る金属めっき層26bを無電解めっき法や電解めっき法により被着させることにより、パッケージが製作される。
【0006】
しかしながら、この従来のパッケージでは、貫通孔22aの内周面が基体21の上面に対して略垂直になっており、そのため、貫通孔22aの内周面で反射した光が外部に均一かつ良好に放射されず、このパッケージを用いた発光装置の発光効率がそれ程高くならないという問題点を有していた。
【0007】
そこで、このような問題点を解消するために、本出願人は、図3に示すように、上面に発光素子13を搭載するための搭載部11aを有する略平板状の基体11の上面に、発光素子13を収容するための貫通孔12aを有する枠体12を接合して成るパッケージであって、貫通孔12a内周面は、基体11上面に対して55〜70度の角度で外側に広がっているとともにその表面に算術平均粗さRaが1〜3μmでかつ発光素子13の光に対する反射率が80%以上の金属めっき層16bが被着されていることにより、貫通孔12a内に収容する発光素子13が発する光を傾斜した貫通孔12aの内周面の金属めっき層16bにより良好に反射させて外部に向かって均一かつ効率良く放射することができるパッケージを提案した(下記の特許文献1参照)。
【0008】
このパッケージは以下のようにして作製される。枠体12用のグリーンシートに発光素子13収納用の貫通孔12aをその内周面が55〜70度の傾斜面となるように穿孔する。次に、この貫通孔12aの内周面に金属ペーストを塗布し、枠体12用のグリーンシートと基体11用のグリーンシートとを枠体12用のグリーンシートの貫通孔12aの内周面が外側に広がる向きに接合し、これらを焼成して基体11上に貫通孔12aを有する枠体12が積層一体化されるとともに貫通孔12aの内周面にメタライズ金属層16aが被着された焼結体を得る。次に、メタライズ金属層16a表面に算術平均粗さRaが1〜3μmでかつ発光素子13が発する光に対する反射率が80%以上の金属めっき層16bを被着させる。
【0009】
また、基体11に設けたメタライズ配線導体14a,14bは、W,Mo等の高融点金属粉末から成り、このメタライズ配線導体14a,14bは、図4の基体11の下面図で示すように、基体11の下面に延出するように貫通孔を介して導出されており、図示しない外部電気回路基板の配線導体に接続されて、発光素子13の各電極と外部電気回路とが電気的に接続される。
【0010】
メタライズ配線導体14a,14bは、例えばW等の高融点金属粉末に適当な有機溶剤、溶媒を添加混合して得た金属ペーストを、基体11となるグリーンシートに予めスクリーン印刷法により所定パターンに印刷塗布しておくことによって基体11の所定位置に被着形成される。メタライズ配線導体14a,14bの露出表面にNiやAu等の耐蝕性に優れる金属を1〜20μm程度の厚みで被着させておくと、メタライズ配線導体14a,14bが酸化腐蝕するのを有効に防止でき、またメタライズ配線導体14aと発光素子13、メタライズ配線導体14bとボンディングワイヤ15との接合、メタライズ配線導体14a,14bと外部電気回路基板の配線導体との接合を強固にすることができる。従って、メタライズ配線導体14a,14bの露出表面には、厚さ1〜10μm程度のNiめっき層と厚さ0.1〜3μm程度のAuめっき層とが電解めっき法や無電解めっき法により順次被着されている。
【0011】
【特許文献1】
特開平14−232017号公報(図1,図4)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1のパッケージによると、貫通孔12の内周面にメタライズ金属層16aが被着されているが、このメタライズ金属層16aを被着させるための作業が非常に煩雑であり、また、メタライズ金属層16aが被着された部位に発光素子13の発する熱やその他の外部からの熱が加わると、メタライズ金属層16aと枠体12との間に熱膨張係数差に起因する熱応力が発生し、これがメタライズ金属層16aを引き剥がすように作用して、メタライズ金属層16aが剥れてしまうという問題点があった。
【0013】
また、基体11の下面に延出しているメタライズ配線導体14a,14bの面積が小さいため、基体11用のグリーンシートにメタライズ配線導体14a,14bの形状に金属ペーストを印刷塗布する際、金属ペーストが表面張力により盛り上がりメタライズ配線導体14a,14bを一定の厚みに印刷することができず、メタライズ配線導体14aとメタライズ配線導体14bとで高さのバラツキが発生する。すると、メタライズ配線導体14a,14bを外部電気回路基板の配線導体に半田を介して接続した際に、発光装置が外部電気回路基板に対して傾斜した状態で実装される。その結果、発光装置のメタライズ配線導体14a,14bと外部電気回路基板の配線導体との間に位置ずれ等が発生するという問題点があった。
【0014】
従って、本発明は上記従来の問題点に鑑み完成されたものであり、その目的は、枠体の内周面にメタライズ金属層等を形成する必要がなく、簡略化された構成で発光素子が発する光を良好に反射させて外部に均一かつ効率良く放射できる発光効率が極めて高い発光装置とすることができるとともに、外部電気回路基板の配線導体に位置ずれや傾斜もなく正確に実装することが可能なパッケージおよび発光装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の発光素子収納用パッケージは、上面に導体層から成る発光素子の搭載部および前記発光素子の電極に接続されて電力を供給する配線導体が形成された白色のセラミックスから成る略直方体の基体と、該基体の上面に前記搭載部を囲繞するようにして接合された白色のセラミックスから成る枠体と、前記基体の下面に前記基体の4つの角部のそれぞれの側面に形成された側面導体を介して前記配線導体に電気的に接続されるように形成された電極パッドとを具備しており、前記枠体は、内周面と外周面との間の厚みが0.8mm以上であり、前記側面導体は、前記基体の4つの角部のそれぞれに、前記枠体の下方に位置して平面視で前記枠体の前記厚みよりも小さい曲率半径の円弧状とされて上下面にわたって切り欠かれた切欠き部の側面に形成されており、前記電極パッドは、前記側面導体のうち隣接する2つに接続されてそれらの2つの角部にわたる広面積の導体パターンで形成されていることを特徴とする。
【0016】
本発明の発光素子収納用パッケージは、略直方体の基体の上面に、搭載部を囲繞するようにして接合された白色のセラミックスから成るとともに内周面と外周面との間の厚みが0.8mm以上である枠体が接合されていることから、発光素子の光を枠体の内周面で良好に反射させて外部に向かって均一かつ効率良く放射することができる。また、枠体の内周面にメタライズ金属層を被着しなくてもよいため、構成が簡略化されるとともに組み立ての作業性が向上する。
【0017】
また、電極パッドは、側面導体のうち隣接する2つに接続されてそれらの2つの角部にわたる広面積の導体パターンで形成されていることから、電極パッドを形成するため金属ペーストを基体用のグリーンシートに印刷塗布する際、金属ペーストの表面張力による盛り上がりがなくなるため、電極パッドを一定の厚みに印刷できるとともに電極パッド間の高さばらつきがなくなる。その結果、電極パッドを外部電気回路基板の配線導体に半田を介して接続する際に、発光装置が外部電気回路基板に平坦な状態で実装される。従って、発光装置の電極パッドが外部電気回路基板の配線導体の正確な位置に実装されることとなる。
【0018】
本発明の発光装置は、上記本発明の発光素子収納用パッケージと、前記搭載部に搭載された発光素子と、該発光素子を覆う透明樹脂とを具備したことを特徴とする。
【0019】
本発明の発光装置は、上記の構成により、簡略な構成で高い発光効率を有する高性能のものとなるとともに、外部電気回路基板の配線導体に位置ずれや傾斜もなく正確に実装することができる信頼性の高いものとなる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の発光素子収納用パッケージを以下に詳細に説明する。図1は、本発明のパッケージの実施の形態の一例を示す断面図であり、1は白色セラミックスから成る基体、2は白色セラミックスから成る枠体であり、主としてこれらで発光素子3を収容するためのパッケージが構成されている。
【0021】
本発明の基体1は、酸化アルミニウム質焼結体、窒化アルミニウム質焼結体等のセラミックスから成る略直方体や略四角平板状のものであり、発光素子3を支持する支持体であり、その上面に発光素子3を搭載する搭載部1aを有している。基体1が例えば酸化アルミニウム質焼結体から成る場合、酸化アルミニウム、酸化珪素、酸化マグネシウム、酸化カルシウム等の原料粉末に適当な有機バインダー、溶剤等を添加混合して泥漿状となし、これを従来周知のドクターブレード法やカレンダーロール法等によりシート状に成形してグリーンシート(セラミック生シート)を得、しかる後、グリーンシートに適当な打ち抜き加工を施してこれを複数枚積層し、高温(約1600℃)で焼成することによって製作される。
【0022】
また、基体1は、搭載部1aおよびその周辺に、基体1の角部の側面に形成された側面導体6a,6bを介して、基体1下面に形成された電極パッド7a,7bに電気的に接続されたメタライズ配線導体4a,4bが被着形成されている。メタライズ配線導体4a,4b、側面導体6a,6bおよび電極パッド7a,7bは、WやMo等の金属粉末のメタライズ層から成り、パッケージ内部に収容する発光素子3を外部に電気的に接続するための導電路である。そして、メタライズ配線導体4aが接続された搭載部1aには、発光ダイオード等の発光素子3が金−シリコン合金や銀−エポキシ樹脂等の導電性接合材により固着されるとともに、メタライズ配線導体4bの搭載部1a周辺の部位には、発光素子3の電極がボンディングワイヤ5を介して電気的に接続される。そして、基体1下面の電極パッド7a,7bが外部電気回路基板の配線導体に接続されることで発光素子素子3の各電極と電気的に接続され、発光素子3へ電力が供給される。
【0023】
メタライズ配線導体4a,4b、側面導体6a,6bおよび電極パッド7a,7bは、例えばWやMo等の高融点金属粉末に適当な有機溶剤、溶媒を添加混合して得た金属ペーストを、基体1となるグリーンシートに予めスクリーン印刷法により所定パターンに印刷塗布しておくことによって、基体1の所定位置に被着形成される。
【0024】
なお、メタライズ配線導体4a,4b、側面導体6a,6bおよび電極パッド7a,7bの露出する表面にNiやAu等の耐蝕性に優れる金属を1〜20μm程度の厚みで被着させておくのがよく、これらの導体が酸化腐蝕するのを有効に防止することができるとともに、メタライズ配線導体4aと発光素子3、メタライズ配線導体4bとボンディングワイヤ5との接合、電極パッド7a,7bおよび側面導体6a,6bと外部電気回路の配線導体との接合を強固なものとすることができる。したがって、より好ましくは、メタライズ配線導体4a,4b、側面導体6a,6bおよび電極パッド7a,7bの露出表面には、厚さ1〜10μm程度のNiめっき層と厚さ0.1〜3μm程度のAuめっき層とが電解めっき法や無電解めっき法により順次被着されているのがよい。
【0025】
そして、本発明のパッケージにおいては、白色セラミックスから成る基体1の上面に、内側に発光素子3を収容するための貫通孔2aを有する枠体2が搭載部1aを囲繞するようにして接合され、枠体2の内周面8aと外周面8bとの間の厚みが0.8mm以上であり、この枠体2は光反射にとって良好な白色であることから、発光素子3の光を良好に反射させて外部に向かって均一かつ効率良く放射することができるとともに、枠体2の内周面8aにメタライズ金属層を被着しなくてもよく、製造の作業性が向上する。
【0026】
本発明の枠体2は、酸化アルミニウム(Al2O3)質焼結体,窒化アルミニウム(AlN)質焼結体等の焼結体(セラミックス)から成る略四角枠状のものであり、例えば枠体2が酸化アルミニウム焼結体から成る場合、SiO2−Al2O3−MgO−ZnO2−CaO系等のセラミックスから成る。
【0027】
枠体2の内周面と外周面との間の厚みが0.8mm以上で、波長が400乃至700nmの光の反射率が80%以上であるためには、枠体2がSiO2−Al2O3−MgO−CaO系のセラミックスから成る場合、Al2O3の含有量が90〜99重量%、SiO2,MgO,CaOの合計の含有量が1〜10重量%であることが好ましい。SiO2,MgO,CaOの合計の含有量が1重量%未満では、Al2O3の焼結性が悪くなり、十分な硬度が得られにくくなる。10重量%を超えると、耐熱性、機械的強度が低下するとともに熱伝導率が低下してしまうこととなる。
【0028】
また、SiO2はセラミックスの焼結性と密着性、MgOとCaOはセラミックスの焼結性と熱伝導性を高めるためにセラミックス中に含有されており、それぞれの効果を発揮するためにも、SiO2,MgO,CaOのそれぞれが0.01重量%以上含有されることが好ましい。また、セラミックスの密度、機械的強度を高めるために上記セラミックス中にZrO2を含有させても構わない。この場合、ZrO2の含有量は0.01〜10重量%であることが好ましい。0.01重量%未満では、セラミックスの密度、機械的強度向上に対する効果が十分に発揮されない。10重量%を超えると、電気絶縁性が悪くなる。また、SiO2,MgO,CaOおよびZrO2の合計の含有量は、多すぎると耐熱性、高強度性が低下するため、10重量%以下であることが好ましい。
【0029】
また、枠体2が窒化アルミニウム(AlN)質焼結体から成る場合、AlN−Er2O3系等のセラミックスから成り、枠体2がその内周面と外周面との間の厚みが0.8mm以上で波長が400乃至700nmの光の反射率が80%以上であるためには、Er2O3の含有量が窒化アルミニウム質焼結体の総重量に対して1〜10重量%であることが好ましい。Er2O3の含有量が1重量%未満では、AlNの焼結性が悪くなり、十分な硬度が得られにくくなる。10重量%を超えると、耐熱性、機械的強度が低下するとともに熱伝導率が低下することとなる。
【0030】
枠体2の内周面と外周面との間の厚みがが0.8mm未満では、鮮明なフルカラー表示が可能な発光素子3の光のピーク波長400〜700nmに対する反射率が80%未満となり、発光素子3の光を良好に反射させて外部に向かって均一かつ効率良く放射することが困難になる。一方、枠体2の内周面と外周面との間の厚みは10mm以下がよく、10mmを超えると、パッケージが極度に大型化されることとなる。
【0031】
なお、基体1も上述した枠体2と実質的に同じ白色のセラミックスから成る。そして、枠体2は、グリーンシートに予め枠体2の中央部に発光素子3を収容するための断面形状が略円形や略四角形の貫通孔2aを打ち抜き加工で形成するとともにこれを複数枚積層し、基体1となるグリーンシートの上に積層して焼結一体化して、基体1の上面に接合される。
【0032】
また、枠体2の貫通孔2aの内周面8aと基体1の上面とのなす角度θは35〜70度とするのが好ましい。70度を超えると、貫通孔2a内に収容する発光素子3が発する光を外部に良好に反射することが困難となる。角度θが35度未満であると、貫通孔2aの内周面8aをそのような角度で打ち抜き法で安定的かつ効率良く形成することが困難となるとともに、枠体2の内周面8aと外周面8bとの間の厚みが非常に厚くなってしまい、枠体2が大型化されて、パッケージが大型化される傾向にある。
【0033】
枠体2の貫通孔2aは、枠体2用のグリーンシートの中央部を打ち抜き金型を用いて打ち抜いて形成されるが、このとき、枠体2用のグリーンシートに形成される貫通孔2aの内周面をグリーンシートの一方の主面から他方の主面に向けて35〜70度の角度θで広がるように形成する。このように、貫通孔2aの内周面がグリーンシートの一方の主面から他方の主面に向けて35〜70度の角度θで広がるように形成することにより、貫通孔2aの内周面8aが基体1の上面に対して35〜70度の角度θで外側に広がるように形成される。そして、貫通孔2aはその断面形状は略円形がよく、貫通孔2a内に収容される発光素子3が発する光を貫通孔2aの内周面8aで全方向に満遍なく反射させて外部に極めて均一に放射することができる。
【0034】
また、貫通孔2aの内周面8aの表面の算術平均粗さRaは1〜10μmが好ましい。1μm未満であると、貫通孔2a内に収容される発光素子3が発する光を均一に反射させることができずに、反射する光の強さに偏りが発生しやすくなる。10μmを超えると、貫通孔2a内に収容される発光素子3が発する光が散乱し、反射光を高い反射率で外部に均一に放射することが困難になる。
【0035】
本発明においては、電極パッド7a,7bは、基体1の4つの角部のそれぞれに、枠体2の下方に位置して平面視で枠体2の厚みより小さい曲率半径の円弧状とされて上下面にわたって切り欠かれた切欠き部の側面に形成された側面導体6a,6bのうち、隣接する2つに接続されてそれらの2つの角部にわたって広面積の導体パターンで形成されている。
【0036】
これにより、電極パッド7a,7bを形成するための金属ペーストを基体1となるグリーンシートに印刷塗布する際、電極パッド7a,7bを広い面積に印刷することとなり、金属ペーストの表面張力が抑えられ盛り上がることを有効に防止できる。その結果、金属ペーストを全体にわたって一定の厚みに印刷できるため、電極パッド7a,7b間の高さのばらつきがなくなる。従って、電極パッド7a,7bを外部電気回路基板の配線導体に半田で接続する際に、発光装置が外部電気回路基板に対して平坦な状態で実装されるとともに、発光装置の電極パッド7a,7bが外部電気回路基板の配線導体の正確な位置に実装されることとなる。
【0037】
この電極パッド7a,7bは、表面の平坦度が20μm/10mm以下であることが好ましい。平坦度が20μm/10mmを超えると、外部電子回路基板の配線導体に半田を介して接続する際に、電極パッド7a,7b間に高さのばらつきが発生し、電極パッド7a,7bを外部電子回路基板の配線導体の正確な位置に実装するのが困難となる。
【0038】
また、電極パッド7a,7bの広面積の導体パターンは、その面積が基体1の下面の面積に対して15〜40%であることが好ましい。15%未満であると、電極パッド7a,7bの平坦性が悪化し易くなり、40%を超えると、電極パッド7a,7bが短絡する危険性が高くなる。
【0039】
なお、切欠き部6は、基体1用のグリーンシートの4つの角部を打ち抜き金型で打ち抜いて形成する。このとき、切欠き部6は、枠体2の下方に位置して平面視で枠体2の厚みより小さい曲率半径の円弧状とされてグリーンシートの上下面にわたって切り欠かれるように打ち抜いて形成され、側面導体6a,6bが切欠き部6の側面に露出して形成される。このように、切欠き部6は枠体2の下方に位置していることから、枠体2の貫通孔2a内に充填される透明樹脂が切欠き部6へ流れ出すのを有効に防止して封止が良好なものとなる。また、切欠き部6は平面視で枠体2の厚みより小さい曲率半径の凹んだ円弧状とされていることから、電極パッド7a,7bと外部電気回路基板の配線導体とを半田により接合する際に、切欠き部6と外部電気回路基板の配線導体との間で良好な半田のメニスカスが形成され接合強度が大きくなる。
【0040】
かくして、本発明のパッケージによれば、基体1の搭載部1aに発光素子3を搭載するとともに発光素子3の電極とメタライズ配線導体4bとをボンディングワイヤ5を介して電気的に接続し、しかる後、発光素子3を覆うように透明樹脂を設けて発光素子3を封止することによって発光装置となる。発光素子3を覆う透明樹脂は、枠体2の内側に充填されていてもよい。また、枠体2の上面にガラス,石英,サファイア,透光性樹脂等からなる透光性蓋体を接合してもよい。また、本発明の発光装置は、発光ダイオード等の発光素子3を収納した小型のものであることから、個々に蓋をするよりも透明樹脂で発光素子3を覆った方が封止の作業性が良く、また内部のボンディングワイヤ5等の位置固定や各導体層の腐蝕防止等の点で有利なものである。
【0041】
【実施例】
本発明の発光素子収納用パッケージの実施例を以下に説明する。
【0042】
枠体2の内周面と外周面との間の厚みに対する波長350〜750nmの光の反射率を以下のようにして評価した。まず、SiO2を1.53重量%、Al203を96.25重量%、Mg0を1.99重量%、CaOを0.20重量%、ZrO2を0.03重量%含むSiO2−Al203−Mg0−ZrO2−CaO系の白色のセラミックスから成る、直径が50mmで6種類の厚さ(下記表1参照)のグリーンシートを準備し、これらを1600℃の高温にて焼成を行なって評価用のセラミック基板(試料No.1〜6)を作製した。
【0043】
そして、これらの6種類のセラミック基板のそれぞれに、ピーク波長が350nm〜750nmの9種類の光(下記表1参照)を照射し、光の反射率を分光測色計(ミノルタ社製「CM−3700d」)にて測定した。その結果を表1に示す。
【0044】
【表1】
【0045】
表1より、厚みが0.8mm以上の試料No.4〜6では、光のピーク波長が400〜700nmにおいて反射率が80%以上であった(表中に○で示す)。
【0046】
厚みが0.8mm未満の試料No.1,2では、光のピーク波長が400〜700nmにおいて反射率は全て80%未満となった(表中に×で示す)。
【0047】
試料No.3では、光のピーク波長が450〜650nmにおいてのみ反射率が80%以上であり、鮮明なフルカラー表示が可能なピーク波長400〜700nmの光を効果的に反射することができなかった(表中に×で示す)。
【0048】
以上より、枠体2の厚みWを0.8mm以上とすることが必要であることが判った。これにより、光のピーク波長が400〜700nmにおいて光の反射率を80%以上とすることが可能となり、発光装置の発光効率を極めて高いものとすることができる。
【0049】
また、枠体2の内周面と外周面との間の厚みが10mmの枠状のセラミック基板を上記実施例と同様にして作製したところ、ピーク波長400〜700nmにおける反射率は80%以上であったが、極度に大型化となってしまい、発光素子収納用パッケージとしては不適当であった。
【0050】
そして、上記白色のセラミックスから成る、縦2.8mm、横1.0mm、内周面と外周面との間の厚み0.8mmで、高さ0.7mmの枠体2と、上記白色のセラミックスから成る、縦2.8mm×横1.0mm×厚さ(高さ)0.5mmの基体1とを用い、基体1の4つの角部に曲率半径が4種(下記表2参照)の値とされた切欠き部6を形成し、切欠き部6の側面にWのメタライズ層から成る側面導体6a,6bを被着した。また、側面導体6a,6bのうち隣接する2つに接続されてそれらの2つの角部にわたる広面積の導体パターンを基体1の下面の面積に対して25%として形成されたWのメタライズ層から成る電極パッド7a,7bを設けた。これにより、4種のパッケージを作製した。
【0051】
次に、これらの試料について、MIL−STD−883(米軍仕様書)の試験方法2004に従って、側面導体6a,6bおよび電極パッド7a,7bを錫(Sn)めっきした半硬質の銅線に半田により接合させた後、2.5kg(24.5N)の力で、半田接合面に対して90°の方向に30秒間引っ張る引き剥がし試験を行ない、パッケージの側面導体6a,6bまたは電極パッド7a,7bと銅線との剥がれの有無について評価を行った。その結果を表2に示す。
【0052】
【表2】
【0053】
表2より、曲率半径が0.8mm未満の試料No.1,2では、銅線の剥がれは発生しなかった(表中に○で示す)。また、曲率半径が0.8mm以上の試料No.3,4では、曲率半径が大きくなったことにより、電極パッド7a,7bの接合面積が小さくなるとともに基体1上に半田が這い上がってしまい、電極パッド7a,7b上に半田溜りのばらつきが発生し、良好なメニスカスが形成されなくなってしまい、接合強度が低下した。そのため、パッケージの側面導体6a,6bまたは電極パッド7a,7bと銅線とが剥がれてしまった(表中に×で示す)。
【0054】
以上より、切欠き部6の曲率半径を0.8mm未満とすることにより、外部電気回路基板の配線導体との間で接合強度に優れたパッケージを提供することができることが判った。
【0055】
なお、本発明は上述の実施の形態および実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更を施すことは可能である。
【0056】
【発明の効果】
本発明の発光素子収納用パッケージは、略直方体の基体の上面に、搭載部を囲繞するようにして接合された白色のセラミックスから成るとともに内周面と外周面との間の厚みが0.8mm以上である枠体が接合されていることから、発光素子の光を枠体の内周面で良好に反射させて外部に向かって均一かつ効率良く放射することができる。また、枠体の内周面にメタライズ金属層を被着しなくてもよいため、構成が簡略化されるとともに組み立ての作業性が向上する。
【0057】
また、電極パッドは、側面導体のうち隣接する2つに接続されてそれらの2つの角部にわたる広面積の導体パターンで形成されていることから、電極パッドを形成するため金属ペーストを基体用のグリーンシートに印刷塗布する際、金属ペーストの表面張力による盛り上がりがなくなるため、電極パッドを一定の厚みに印刷できるとともに電極パッド間の高さばらつきがなくなる。その結果、電極パッドを外部電気回路基板の配線導体に半田を介して接続する際に、発光装置が外部電気回路基板に平坦な状態で実装される。従って、発光装置の電極パッドが外部電気回路基板の配線導体の正確な位置に実装されることとなる。
【0058】
さらに、基体の4つの角部に形成された切欠き部は、枠体の下方に位置して平面視で枠体の厚みより小さい曲率半径の円弧状とされて上下面にわたって形成され、側面導体が切欠き部の側面に形成されることから、枠体の貫通孔内に充填される透明樹脂が切欠き部へ流れ出すのを有効に防止して封止が良好なものとなり、また、電極パッドと外部電機回路基板の配線導体とを半田により接合する際に、切欠き部と外部電気回路基板の配線導体との間で良好な半田のメニスカスが形成されて、基体の接合強度が大きくなる。
【0059】
本発明の発光装置は、上記本発明の発光素子収納用パッケージと、搭載部に搭載された発光素子と、発光素子を覆う透明樹脂とを具備したことにより、簡略な構成で高い発光効率を有する高性能のものとなるとともに、外部電気回路基板の配線導体に位置ずれや傾斜もなく正確に実装することができる信頼性の高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発光素子収納用パッケージについて実施の形態の一例を示す断面図である。
【図2】図1の発光素子収納用パッケージの下面図である。
【図3】従来の発光素子収納用パッケージの断面図である。
【図4】図3の発光素子収納用パッケージの下面図である。
【図5】従来の発光素子収納用パッケージの他の例の断面図である。
【符号の説明】
1:基体
1a:搭載部
2:枠体
3:発光素子
6:切欠き部
6a,6b:側面導体
7a,7b:電極パッド
8a:枠体の内周面
8b:枠体の外周面
Claims (2)
- 上面に導体層から成る発光素子の搭載部および前記発光素子の電極に接続されて電力を供給する配線導体が形成された白色のセラミックスから成る略直方体の基体と、該基体の上面に前記搭載部を囲繞するようにして接合された白色のセラミックスから成る枠体と、前記基体の下面に前記基体の4つの角部のそれぞれの側面に形成された側面導体を介して前記配線導体に電気的に接続されるように形成された電極パッドとを具備しており、前記枠体は、内周面と外周面との間の厚みが0.8mm以上であり、前記側面導体は、前記基体の4つの角部のそれぞれに、前記枠体の下方に位置して平面視で前記枠体の前記厚みよりも小さい曲率半径の円弧状とされて上下面にわたって切り欠かれた切欠き部の側面に形成されており、前記電極パッドは、前記側面導体のうち隣接する2つに接続されてそれらの2つの角部にわたる広面積の導体パターンで形成されていることを特徴とする発光素子収納用パッケージ。
- 請求項1記載の発光素子収納用パッケージと、前記搭載部に搭載された発光素子と、該発光素子を覆う透明樹脂とを具備したことを特徴とする発光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002315752A JP2004152952A (ja) | 2002-10-30 | 2002-10-30 | 発光素子収納用パッケージおよび発光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002315752A JP2004152952A (ja) | 2002-10-30 | 2002-10-30 | 発光素子収納用パッケージおよび発光装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004152952A true JP2004152952A (ja) | 2004-05-27 |
Family
ID=32459660
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002315752A Pending JP2004152952A (ja) | 2002-10-30 | 2002-10-30 | 発光素子収納用パッケージおよび発光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004152952A (ja) |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005123627A1 (ja) * | 2004-06-21 | 2005-12-29 | Tokuyama Corporation | 窒化物焼結体、及びその製造方法 |
WO2006019090A1 (ja) * | 2004-08-18 | 2006-02-23 | Tokuyama Corporation | 発光素子搭載用セラミックス基板およびその製造方法 |
WO2006035913A1 (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-06 | Tokuyama Corporation | 発光素子収納用パッケージおよび発光素子収納用パッケージの製造方法 |
JP2006287132A (ja) * | 2005-04-04 | 2006-10-19 | Kyoritsu Elex Co Ltd | 発光ダイオード用パッケージ及び発光ダイオード |
JP2007012993A (ja) * | 2005-07-01 | 2007-01-18 | Rohm Co Ltd | チップ型半導体発光素子 |
EP1796179A1 (en) * | 2004-08-03 | 2007-06-13 | Tokuyama Corporation | Package for storing light emitting element and method for producing package for storing light emitting element |
JP2007242738A (ja) * | 2006-03-06 | 2007-09-20 | Sumitomo Metal Electronics Devices Inc | 発光素子収納用パッケージ |
JP2007281103A (ja) * | 2006-04-05 | 2007-10-25 | Nichia Chem Ind Ltd | 半導体素子搭載用の支持体 |
JP2008177445A (ja) * | 2007-01-22 | 2008-07-31 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 配線基板 |
JP2011146752A (ja) * | 2005-07-22 | 2011-07-28 | Samsung Led Co Ltd | 側面型発光ダイオード及び側面型発光ダイオードの製造方法 |
CN102148312A (zh) * | 2010-02-05 | 2011-08-10 | 亿光电子工业股份有限公司 | 发光二极管封装结构及其制造方法和显示装置 |
CN102738318A (zh) * | 2007-04-18 | 2012-10-17 | 克里公司 | 半导体发光器件封装和方法 |
WO2013047606A1 (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-04 | 株式会社カネカ | 表面実装型発光装置用樹脂成形体およびその製造方法ならびに表面実装型発光装置 |
CN104241500A (zh) * | 2010-02-05 | 2014-12-24 | 亿光电子工业股份有限公司 | 发光二极管封装结构和显示装置 |
KR101523527B1 (ko) * | 2008-12-30 | 2015-05-28 | 서울반도체 주식회사 | 발광소자 및 이러한 발광소자 제조방법 |
-
2002
- 2002-10-30 JP JP2002315752A patent/JP2004152952A/ja active Pending
Cited By (28)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005123627A1 (ja) * | 2004-06-21 | 2005-12-29 | Tokuyama Corporation | 窒化物焼結体、及びその製造方法 |
EP2420482A2 (en) | 2004-06-21 | 2012-02-22 | Tokuyama Corporation | Nitride sintered body and method for manufacturing thereof |
US7973481B2 (en) * | 2004-06-21 | 2011-07-05 | Tokuyama Corporation | Nitride sintered body and method for manufacturing thereof |
US7876053B2 (en) | 2004-06-21 | 2011-01-25 | Tokuyama Corporation | Nitride sintered body and method for manufacturing thereof |
US7737461B2 (en) | 2004-08-03 | 2010-06-15 | Tokuyama Corporation | Package for storing light emitting element and method for producing package for storing light emitting element |
EP1796179A1 (en) * | 2004-08-03 | 2007-06-13 | Tokuyama Corporation | Package for storing light emitting element and method for producing package for storing light emitting element |
EP1796179A4 (en) * | 2004-08-03 | 2011-08-10 | Tokuyama Corp | CAPSULE FOR LOCATING A LIGHT-EMITTING ELEMENT AND METHOD FOR PRODUCING A CAPSULE TO SUBMIT A LIGHT-EMITTING ELEMENT |
JPWO2006019090A1 (ja) * | 2004-08-18 | 2008-05-08 | 株式会社トクヤマ | 発光素子搭載用セラミックス基板およびその製造方法 |
JP5140275B2 (ja) * | 2004-08-18 | 2013-02-06 | 株式会社トクヤマ | 発光素子搭載用セラミックス基板およびその製造方法 |
KR100881384B1 (ko) * | 2004-08-18 | 2009-02-02 | 가부시끼가이샤 도꾸야마 | 발광 소자 탑재용 서브 마운트, 발광 소자 탑재용 서브 마운트의 제조 방법 및 복합 발광 소자 |
US7825422B2 (en) | 2004-08-18 | 2010-11-02 | Tokuyama Corporation | Ceramic substrate for mounting a light emitting element and method for manufacturing the same |
WO2006019090A1 (ja) * | 2004-08-18 | 2006-02-23 | Tokuyama Corporation | 発光素子搭載用セラミックス基板およびその製造方法 |
US7718456B2 (en) | 2004-09-30 | 2010-05-18 | Tokuyama Corporation | Package for housing light-emitting element and method for manufacturing package for housing light-emitting element |
WO2006035913A1 (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-06 | Tokuyama Corporation | 発光素子収納用パッケージおよび発光素子収納用パッケージの製造方法 |
JP4576276B2 (ja) * | 2005-04-04 | 2010-11-04 | 共立エレックス株式会社 | 発光ダイオード用パッケージ及び発光ダイオード |
JP2006287132A (ja) * | 2005-04-04 | 2006-10-19 | Kyoritsu Elex Co Ltd | 発光ダイオード用パッケージ及び発光ダイオード |
JP2007012993A (ja) * | 2005-07-01 | 2007-01-18 | Rohm Co Ltd | チップ型半導体発光素子 |
JP2011146752A (ja) * | 2005-07-22 | 2011-07-28 | Samsung Led Co Ltd | 側面型発光ダイオード及び側面型発光ダイオードの製造方法 |
JP2007242738A (ja) * | 2006-03-06 | 2007-09-20 | Sumitomo Metal Electronics Devices Inc | 発光素子収納用パッケージ |
JP2007281103A (ja) * | 2006-04-05 | 2007-10-25 | Nichia Chem Ind Ltd | 半導体素子搭載用の支持体 |
JP2008177445A (ja) * | 2007-01-22 | 2008-07-31 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 配線基板 |
CN102738318A (zh) * | 2007-04-18 | 2012-10-17 | 克里公司 | 半导体发光器件封装和方法 |
KR101523527B1 (ko) * | 2008-12-30 | 2015-05-28 | 서울반도체 주식회사 | 발광소자 및 이러한 발광소자 제조방법 |
CN102148312A (zh) * | 2010-02-05 | 2011-08-10 | 亿光电子工业股份有限公司 | 发光二极管封装结构及其制造方法和显示装置 |
CN104241500A (zh) * | 2010-02-05 | 2014-12-24 | 亿光电子工业股份有限公司 | 发光二极管封装结构和显示装置 |
WO2013047606A1 (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-04 | 株式会社カネカ | 表面実装型発光装置用樹脂成形体およびその製造方法ならびに表面実装型発光装置 |
JPWO2013047606A1 (ja) * | 2011-09-30 | 2015-03-26 | 株式会社カネカ | 表面実装型発光装置用樹脂成形体およびその製造方法ならびに表面実装型発光装置 |
US9793456B2 (en) | 2011-09-30 | 2017-10-17 | Kaneka Corporation | Molded resin body for surface-mounted light-emitting device, manufacturing method thereof, and surface-mounted light-emitting device |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004253404A (ja) | 発光素子収納用パッケージおよび発光装置 | |
JP2004152952A (ja) | 発光素子収納用パッケージおよび発光装置 | |
JP2004207621A (ja) | 発光素子収納用パッケージおよび発光装置 | |
JP4072084B2 (ja) | 発光素子収納用パッケージおよび発光装置 | |
JP4132038B2 (ja) | 発光装置 | |
JP4369738B2 (ja) | 発光素子収納用パッケージおよび発光装置 | |
JP4307090B2 (ja) | 発光素子収納用パッケージおよび発光装置 | |
JP2004319939A (ja) | 発光素子収納用パッケージおよび発光装置 | |
JP4383059B2 (ja) | 発光素子収納用パッケージおよび発光装置 | |
JP2004207678A (ja) | 発光素子収納用パッケージおよび発光装置 | |
JP2005191111A (ja) | 発光素子収納用パッケージおよび発光装置 | |
JP2004228549A (ja) | 発光素子収納用パッケージおよび発光装置 | |
JP4163932B2 (ja) | 発光素子収納用パッケージおよび発光装置 | |
JP2004207672A (ja) | 発光素子収納用パッケージおよび発光装置 | |
JP2004207542A (ja) | 発光素子収納用パッケージおよび発光装置 | |
JP4164006B2 (ja) | 発光素子収納用パッケージおよび発光装置 | |
JP2005243738A (ja) | 発光素子収納用パッケージおよび発光装置 | |
JP2004172577A (ja) | 発光素子収納用パッケージおよび発光装置 | |
JP2004200410A (ja) | 発光素子収納用パッケージおよび発光装置 | |
JP2004327504A (ja) | 発光素子収納用パッケージおよび発光装置 | |
JP2004335495A (ja) | 発光素子収納用パッケージおよび発光装置 | |
JP2004207363A (ja) | 発光素子収納用パッケージおよび発光装置 | |
JP4336153B2 (ja) | 発光素子収納用パッケージおよび発光装置 | |
JP4132039B2 (ja) | 発光素子収納用パッケージおよび発光装置 | |
JP4336137B2 (ja) | 発光素子収納用パッケージおよび発光装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050614 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080304 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080701 |