JP2004152015A - 画像処理装置、画像処理プログラム、そのプログラムを記録する記録媒体、画像処理方法、シェーディング情報取得装置及びデータ構造 - Google Patents

画像処理装置、画像処理プログラム、そのプログラムを記録する記録媒体、画像処理方法、シェーディング情報取得装置及びデータ構造 Download PDF

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伸太郎 竹村
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茂 三ツ井
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康晋 山内
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Abstract

【課題】種々のパラメータを設定することなく、簡便な操作でありながら仮想3次元モデルをリアルにシェーディング処理する。
【解決手段】現物の試料を撮影するシェーディング情報取得装置1と、シェーディング情報取得装置1が取得した画像を用いてシェーディング情報を算出し、算出したシェーディング情報を画像撮影時の撮影条件を含むパラメータと対応付けてシェーディング情報記憶部101に記憶させるシェーディング情報算出部201と、仮想3次元モデルの所定の位置におけるパラメータを算出するパラメータ算出部203と、算出したパラメータに対応するシェーディング情報をシェーディング情報記憶部101が読み出すシェーディング情報読出部204と、読み出したシェーディング情報及びテクスチャ記憶部103が記憶するテクスチャとを用いて、仮想3次元モデルの注目位置HPの輝度値を算出するシェーディング処理部206とを備える。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータ上に仮想的に作成された仮想3次元モデルのレンダリングの技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータ上に設定された仮想3次元空間内で作成された仮想3次元モデルは、3次元空間内に設定された仮想カメラ及び光源の位置、光源から仮想的に照射される光の仮想3次元空間内における反射や屈折などの影響を考慮して、仮想3次元空間内の所定の位置に設定された仮想スクリーン上に描画(レンダリング)され、その仮想スクリーン上で描画された画像がディスプレイ上に表示される。仮想3次元モデルをレンダリングする場合、仮想光源から照射される光の影響や仮想3次元モデルの材質などを考慮して、シェーディング処理が行われるが、従来の画像処理装置では、このシェーディング処理は、オペレータがパラメータを設定することにより行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、リアルなシェーディング処理を行うためには、パラメータの設定を的確に行わなければならず、熟練した技能が要求されため、初心者には困難であるとともに、熟練者であっても膨大な時間及び労力を費やさなければならないという問題があった。
【0004】
特に、布のような繊維状の構造体は、光の当たる角度により光の反射率や拡散などが変化する光学異方性を有しており、このような構造体からなる仮想3次元モデルをリアルにシェーディング処理するためには、仮想3次元空間内の環境光(アンビエント)、発散光(ディフューズ)及びスペキュラ(反射光)といった種々のパラメータをより的確に設定することが要求され、初心者はもとより熟練者であっても、膨大な時間及び労力を費やさなければリアルなシェーディング処理を行うことができないという問題があった。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、種々のパラメータを設定するという煩雑な作業を行うことなく、簡便な操作でありながら仮想3次元モデルをリアルにシェーディング処理する画像処理装置、データ構造、シェーディング情報取得装置、画像処理プログラム、そのプログラムを記録した記録媒体及び画像処理方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る画像処理装置は、仮想3次元空間内に作成された仮想3次元モデルをレンダリングする画像処理装置であって、現物の試料に対する少なくとも撮影方向及び光の照射方向を含む撮影条件をパラメータとし、当該パラメータを変化させて撮影された前記現物の試料の画像を基に、パラメータ毎に算出されたシェーディング情報を取得するシェーディング情報取得手段と、取得したシェーディング情報を前記パラメータと対応づけて記憶するシェーディング情報記憶手段と、前記仮想3次元空間内に設定された仮想カメラの位置、仮想光源の位置及び前記仮想3次元モデルの任意の部位の形状を基に、当該部位に対応する前記所定のパラメータを算出するパラメータ算出手段と、取得されたパラメータに対応するシェーディング情報を前記シェーディング情報記憶手段から読み出して、読み出したシェーディング情報を基に、前記仮想3次元モデルの対応する部位の輝度値を算出するシェーディング処理手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
本画像処理装置によれば、撮影条件を含むパラメータを変化させて現物の試料を撮影することにより得られた画像を基にシェーディング情報が取得され、取得されたシェーディング情報は、現物の試料の少なくとも撮影条件を含むパラメータと対応付けてシェーディング情報記憶手段に記憶される。そして、仮想3次元モデルの任意の部位に対応する所定のパラメータが算出され、算出されたパラメータに対応するシェーディング情報がシェーディング情報記憶手段から読み出され、読み出されたシェーディング情報を基に、所定の部位における輝度値が算出されシェーディング処理が施される。
【0008】
そのため、煩雑なパラメータ設定作業を行うことなく簡便な操作によりシェーディング処理を行うことができるとともに、それぞれ異なる撮影条件下において現物の試料を撮影することにより得られた画像を基に取得されたシェーディング情報を用いてシェーディング処理が行われているため、光の干渉光などの影響による素材の質感や布の光学異方性などを表現することが可能となり、仮想3次元モデルをよりリアルにシェーディング処理することができる。
【0009】
また、前記シェーディング情報取得手段は、台座と、前記台座の上に配設され、前記現物の試料を載置する試料テーブルと、前記現物の試料に対して第1の方向から光を照射する発光手段と、前記現物の試料を第2の方向から撮影する撮影手段とを備え、前記発光手段は、前記第1の方向が変動可能に構成され、前記撮影手段は、前記第2の方向が変動可能に構成されていることが好ましい。
【0010】
この場合、光源から現物の試料に対する光の照射方向である第1の方向、撮影装置から現物の試料に対する撮影方向である第2の方向がそれぞれ変動可能に構成されているため、撮影条件を変化させて現物の試料を撮影することが容易となり、複数のシェーディング情報を効率よく取得することができる。
【0011】
また、前記シェーディング情報取得手段は、前記第1の方向と第2の方向が重なる場合の前記発光手段及び前記撮影手段の位置を予め重なり位置として記憶する記憶手段を備え、前記重なり位置に隣接する位置によって特定されるシェーディング情報を補間処理することにより、前記重なり位置によって特定されるシェーディング情報を算出するシェーディング情報補間手段を備えることが好ましい。
【0012】
第1及び第2の方向が重なると、発光手段から射出された光は撮影手段によって遮られるため、現物の試料が正確に照射されない、あるいは撮影方向である第2の方向前方に発光手段が存在するために、現物の試料が正確に撮影されない。そのため、正確なシェーディング情報を取得することができない。本画像処理装置では、第1及び第2の方向が重なり位置におけるシェーディング情報が、その重なり位置に隣接する位置によって特定されるシェーディング情報を用いて補間処理することにより算出されるため、重なり位置における正確なシェーディング情報が算出される。
【0013】
また、前記発光手段は、前記試料テーブルの上側に向けて円弧状に形成され、上側の端部に光源が配設された光源アームを備え、前記第1の方向は、前記光源アームを前記試料テーブルのテーブル面に対する垂線に直交する線を回転軸として回転させた場合の回転位置と、前記垂線を回転軸として前記試料テーブルを回転させたときの回転位置又は前記光源アームを前記垂線を回転軸として回転させたときの回転位置とによって特定されることが好ましい。
【0014】
この場合、現物の試料に対する光の照射方向である第1の方向が2つの自由度によって特定されるため、現物の試料を様々な角度から照射することができ、より詳細なシェーディング情報を取得することができる。
【0015】
また、前記発光手段は、前記光源の照射側に光を平行光に変換するレンズを備えることが好ましい。この場合、光源から照射された光は、レンズにより平行光に変換されて、試料へと導かれるため、現物の試料全体をほぼ均一な光量で照射することができる。
【0016】
また、前記撮影手段は、前記試料テーブルの上側に向けて円弧状に形成され、上側の端部に撮影装置が取り付けられた撮影アームを備え、前記第2の方向は、前記撮影アームを前記試料テーブルのテーブル面に対する垂線に直交する線を回転軸として回転させたときの回転位置と、前記垂線を回転軸として前記試料テーブルを回転させたときの回転位置又は前記垂線を回転軸として前記撮影アームを回転させたときの回転位置とによって特定されることを特徴とするが好ましい。
【0017】
この場合、現物の試料の撮影方向である第2の方向が、2つの自由度によって決定されるため、現物の試料を様々な方向から撮影することができ、より細かなシェーディング情報を取得することができる。
【0018】
また、前記パラメータは、前記撮影方向に対する前記現物の試料の繊維方向の角度を含むことが好ましい。
【0019】
この場合、繊維方向に対する撮影方向の角度をパラメータとし、このパラメータを変化させて撮影された現物の試料の画像を基に、シェーディング情報が算出されるため、仮想3次元モデルの光学異方性をよりリアルに表現することができる。
【0020】
また、前記仮想3次元空間の表面にマッピングするテクスチャを記憶するテクスチャ記憶手段をさらに備え、前記シェーディング情報取得手段は、撮影した現物の試料の画像内に所定の領域を設定し、設定した領域内での輝度の平均値、最大値及び最小値をシェーディング情報として算出し、前記シェーディング処理手段は、読み出したシェーディング情報と、テクスチャ記憶手段が記憶するテクスチャとを基に、前記仮想3次元モデルの任意の部位における輝度値を算出するための所定の関数を算出し、算出した関数を用いて、前記任意の部位における輝度値を算出することが好ましい。
【0021】
この場合、仮想3次元モデルの任意の部位にマッピングするテクスチャの輝度値が決定されると、シェーディング情報処理部が算出した所定の関数を用いて、そのテクスチャの輝度値を引数として、任意の部位における輝度値が算出されシェーディング処理が施される。このように、テクスチャとシェーディング情報とを用いてシェーディング処理を行うことで、仮想3次元モデルのミクロな質感を再現することができる。
【0022】
また、前記シェーディング処理手段は、読み出したシェーディング情報に含まれる輝度の最大値、最小値及び平均値が、それぞれ前記テクスチャの輝度の最大値、最小値及び平均値と対応するように、読み出したシェーディング情報に含まれる輝度の最大値、最小値及び平均値に対して所定の補間処理を施すことにより、前記所定の関数を算出することが好ましい。
【0023】
この場合、輝度の最大値、最小値及び平均値がそれぞれテクスチャの輝度の最大値、最小値及び平均値と対応づけられているため、全てのテクスチャの輝度値に対して、仮想3次元モデルの輝度値が算出され、データの欠落がなくなり、よりリアルなシェーディング処理を行うことができる。また、シェーディング処理手段は、読み出したシェーディング情報に含まれる輝度の最大値、最小値及び平均値の3つの値を補間処理することにより、所定の関数を算出しているため、所定の関数を高速に算出することができる。
【0024】
本発明に係るデータ構造は、コンピュータを用いて仮想3次元空間内に作成された仮想3次元モデルをレンダリングする際に使用されるシェーディング情報を記憶するシェーディング情報記憶手段のデータ構造であって、前記シェーディング情報は、現物の試料の少なくとも撮影方向及び光の照射方向を含む撮影条件をパラメータとし、当該パラメータを変化させて撮影された前記現物の試料の画像に基づいてパラメータ毎に取得されたものであり、前記現物の試料の撮影画像と、前記パラメータとが対応づけられたデータであることを特徴とする。
【0025】
本データ構造によれば、撮影条件パラメータとし、このパラメータを変化させて撮影された現物の試料の画像を基に算出されたシェーディング情報が、そのパラメータと対応付けて記憶されているため、仮想3次元モデルの任意の部位に対応するパラメータとシェーディング情報が対応づけられ、仮想3次元モデル上にシェーディング情報を容易にマッピングすることが可能となる。さらに、このシェーディング情報は、撮影された現物の試料の画像を基に算出されたものであるため、仮想3次元モデルに対してよりリアルなシェーディング処理を施すことができる。
【0026】
本発明に係るシェーディング情報取得装置は、コンピュータを用いて仮想3次元空間内に作成された仮想3次元モデルをレンダリングする際に使用されるシェーディング情報を取得するシェーディング情報取得装置であって、台座と、前記台座の上に配設され、現物の試料を載置する試料テーブルと、前記現物の試料に対して第1の方向から光を照射する発光手段と、前記現物の試料を第2の方向から撮影する撮影手段とを備え、前記発光手段は、前記第1の方向が変動可能に構成され、前記撮影手段は、前記第2の方向が変動可能に構成されていることを特徴とする。
【0027】
本シェーディング情報取得装置によれば、光源から現物の試料に対する光の照射方向である第1の方向、撮影装置から現物の試料に対する撮影方向である第2の方向がそれぞれ変動可能に構成されているため、撮影条件を変化させて現物の試料を撮影することが容易となり、複数のシェーディング情報を効率良く取得することができる。
【0028】
本発明に係る画像処理プログラムは、仮想3次元空間内に作成された仮想3次元モデルをレンダリングするための画像処理プログラムであって、前記仮想3次元空間内に設定された仮想カメラの位置、仮想光源の位置及び前記仮想3次元モデルの任意の部位の形状を基に、当該部位に対応する所定のパラメータを算出するパラメータ算出手段、現物の試料に対する少なくとも撮影方向及び光の照射方向を含む撮影条件をパラメータとし、当該パラメータを変化させて撮影された前記現物の試料の画像を基に、パラメータ毎に算出されたシェーディング情報を、前記パラメータと対応づけて記憶するシェーディング情報記憶手段、前記算出したパラメータに対応するシェーディング情報を前記シェーディング情報記憶手段から読み出し、読み出したシェーディング情報を基に、前記仮想3次元モデルの対応する部位の輝度値を算出するシェーディング処理手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする。
【0029】
本画像処理プログラムによれば、仮想3次元モデルの所定の位置に対応する所定のパラメータが算出され、算出されたパラメータに対応するシェーディング情報が、シェーディング情報を予め所定のパラメータと対応付けて記憶するシェーディング情報記憶手段から読み出され、対応する任意の部位における輝度値が算出される。そのため、煩雑なパラメータ設定作業を行うことなくシェーディング処理を行うことができるとともに、それぞれ異なる撮影条件下で現物の試料を撮影した画像を基に算出されたシェーディング情報を用いて、仮想3次元モデルにシェーディング処理が施されるため、光の干渉光などの影響による素材の質感や布の光学異方性などを表現することが可能となり、仮想3次元モデルをよりリアルにシェーディング処理することができる。
【0030】
本発明に係る記録媒体は、仮想3次元空間内に作成された仮想3次元モデルをレンダリングするための画像処理プログラムを記録する記録媒体であって、前記仮想3次元空間内に設定された仮想カメラの位置、仮想光源の位置及び前記仮想3次元モデルの任意の部位の形状とを基に、当該部位に対応する所定のパラメータを算出するパラメータ算出手段、現物の試料に対する少なくとも撮影方向及び光の照射方向を含む撮影条件をパラメータとし、当該パラメータを変化させて撮影された前記現物の試料の画像を基に、パラメータ毎に算出されたシェーディング情報を、前記パラメータと対応づけて記憶するシェーディング情報記憶手段、前記算出したパラメータに対応するシェーディング情報を前記シェーディング情報記憶手段から読み出し、読み出したシェーディング情報を基に、前記仮想3次元モデルの対応する部位の輝度値を算出するシェーディング処理手段としてコンピュータを機能させる画像処理プログラムを記録することを特徴とする。
【0031】
本画像処理プログラムを記録する記録媒体によれば、仮想3次元モデルの任意の部位に対応する所定のパラメータが算出され、算出されたパラメータに対応するシェーディング情報が、シェーディング情報を予め所定のパラメータと対応付けて記憶するシェーディング情報記憶手段から読み出され、対応する任意の部位にマッピングされる。そのため、複雑かつ煩雑なパラメータ設定作業を行うことなくシェーディング処理を行うことができるとともに、それぞれ異なる撮影条件下で現物の試料を撮影することにより得られた画像を基に算出されたシェーディング情報を用いて仮想3次元モデルがシェーディング処理されるため、光の干渉光などの影響による素材の質感や布の光学異方性などを表現することが可能となり、仮想3次元モデルをよりリアルにシェーディング処理することができる。
【0032】
また、本発明に係る画像処理方法は、仮想3次元空間内に作成された仮想3次元モデルをレンダリングする画像処理方法であって、コンピュータが、前記仮想3次元空間内に設定された仮想カメラの位置、仮想光源の位置及び前記仮想3次元モデルの任意の部位の形状を基に、当該部位に対応する所定のパラメータを算出するステップと、コンピュータが、現物の試料に対する少なくとも撮影方向及び光の照射方向を含む撮影条件をパラメータとし、当該パラメータを変化させて撮影された前記現物の試料の画像を基に、パラメータ毎に算出されたシェーディング情報を、前記パラメータと対応付けて記憶するステップと、コンピュータが、前記算出したパラメータに対応するシェーディング情報を前記シェーディング情報記憶手段から読出し、読み出したシェーディング情報を基に、前記仮想3次元モデルの対応する部位の輝度値を算出するステップとを備えることを特徴とする。
【0033】
本画像処理方法によれば、仮想3次元モデルの所定の位置に対応する所定のパラメータが算出され、算出されたパラメータに対応するシェーディング情報が、シェーディング情報を予め所定のパラメータと対応付けて記憶するシェーディング情報記憶手段から読み出され、対応する任意の部位における輝度値が算出される。そのため、複雑かつ煩雑なパラメータ設定作業を行うことなくシェーディング処理を行うことができるとともに、それぞれ異なる撮影条件下で現物の試料を撮影することにより取得された画像を基に算出されたシェーディング情報を用いて、仮想3次元モデルにシェーディング処理が施されるため、光の干渉光などの影響による素材の質感や布の光学異方性などを表現することが可能となり、仮想3次元モデルをよりリアルにシェーディング処理することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像処理装置の一実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る画像処理装置の全体構成を示したブロック構成図である。本画像処理装置は、仮想3次元モデルをレンダリングする際に用いられるシェーディング情報を取得するシェーディング情報取得装置1と、シェーディング情報取得装置1が取得したシェーディング情報を用いてレンダリング等の画像処理を行うパーソナルコンピュータ2とを備えている。
【0035】
シェーディング情報取得装置1は、光を照射して現物の試料の撮影を行う画像取得機構3と、画像取得機構3の動作を制御する制御部4とを備えている。
【0036】
図2は、画像取得機構3の側面図を示しており、図3は、図2において矢印K1方向視における光源アーム142の拡大図を示し、図4は画像取得機構3の上面図を示している。画像取得機構3は、台座部11と、台座部11に立設された軸12と、軸12の上端に軸支された試料テーブル13と、試料テーブル13に載置された現物の試料を照射する発光部14と、試料テーブル13に載置された試料を撮影する撮影部15と、装置全体を覆うカバー16とを備えている。
【0037】
台座部11は、中心部に凹部111を有する円盤状の部材であり、凹部111には、軸12が内嵌固着されたブラケット112が形成されている。さらに、台座部11の外縁付近の適所には、台座部11を移動させるための車輪113と、台座部11を地表に対して固定するためのストッパー114とが取り付けられている。
【0038】
試料テーブル13は、台座部11よりも小さな径寸法を有する円盤状の部材であり、その中心部には、円柱状の凸部(図略)が、台座部11側に向けて形成されており、この凸部は、軸12に対して回転可能に内嵌されている。また、試料テーブル13の凸部には、試料テーブル13を水平面上で回転させるためのモータ131が取り付けられている。ここで、凸部とモータ131とは、凸部の外周部に取り付けられたギアに、モータ軸のギアが噛み合うように取り付けられている。試料テーブル13はモータの駆動力を受けると所定角度回転し、位置決めされる。
【0039】
発光部14は、軸12の軸方向と直交するように外側に向けて取り付けられたアーム状の連結アーム141と、連結アーム141の外側の一端において、連結アーム141に対して回転可能に取り付けられた光源アーム142と、光源アーム142の一端に接続された光源143とを備えている。
【0040】
連結アーム141の軸12側の一端には、内部に軸受144を備えた筒状の軸受ホルダー145が取り付けられており、軸12は、軸受144を介して軸受ホルダー145に内挿されている。軸受ホルダー145には、連結アーム141を水平面上で回転させるモータ146が、モータ軸が備えるギア及び軸受ホルダー145が備えるギアを介して取り付けられている。
【0041】
光源アーム142は、連結アーム141の外側の一端において軸方向と平行に立設された連結部材147を介して、連結アーム141の長手方向と平行な方向を回転軸RL1として回転可能に取り付けられている。この光源アーム142は、図3に示すように、回転軸RL1に直交する基準ラインKLと光源アーム142との角度をαとすると、半時計回り方向を正として、このαの値が−90°から+90°となる範囲内で回転することができる。光源アーム142には、光源アーム142を連結アーム141に対して回転させるモータ148が取り付けられており、モータ148の駆動力により所定角度回転されて位置決めされる。
【0042】
光源アーム142は、角度αが0度で位置決めされた場合、撮影装置153の撮影方向が試料テーブル13の中心位置Oに向かう円弧状の形状を有している。
【0043】
光源143は、光の発光源としてのメタルハラライド光源と、メタルハラライド光源の射出側に取り付けられ、射出された光を平行光に変換する、例えばシリンドリカルレンズなどで構成されており(いずれも図略)、照射する光の方向が試料テーブルの中心位置Oに向かう、光源アーム142の一端に接続されている。
【0044】
撮影部15は、発光部14とほぼ同一の構成を有しており、連結アーム151と、連結アーム151に対して、連結アーム151の長尺方向と平行な方向である回転軸RL2を軸として、回転可能に取り付けられた撮影アーム152と、撮影アームの一端に接続された撮影装置153とを主な構成要素としている。
【0045】
連結アーム151の長手方向の寸法は、連結アーム141の長手方向の寸法よりも短い。連結アーム151の外側の一端に接続された撮影アーム152は、発光部14と同様に、基準ラインKLと撮影アーム152との角度をβとすると、半時計回り方向を正として、このβが−90度から+90度の範囲をとるように回転することができる。撮影アーム152は、角度βが0度で位置決めされた場合、撮影装置153の撮影方向が試料テーブル13の中心位置Oに向かう円弧状の形状を有している。
【0046】
また、撮影アーム152には、連結アーム151の外側の一端において、立設された連結部材154を介して、モータ155が取り付けられており、撮影アーム152は、モータ155の駆動力を受けて所定角度回転され、位置決めされる。
【0047】
連結アーム151の軸12側の一端には、筒状のホルダー156が取り付けられ、このホルダー156には、軸12が内挿され、さらにホルダー156は、キー157によって、軸12に固定されている。
【0048】
撮影装置153は、CCDカメラ、ズームレンズ及びクローズアップレンズなどを備え(いずれも図略)、撮影方向が試料テーブルの中心位置Oに向かうように、撮影アーム152の一端に接続されている。
【0049】
カバー16は、底なし直方体形状を有しており、側面161の底側の断面の適所には、カバー16を運搬するための車輪162が取り付けられているとともに、各車輪162の近傍にはカバー16を地面に対して固定するためのストッパー163が取り付けられている。なお、カバー16は、直方体形状に限らず、例えばドーム形状のように装置全体を覆うことができる形状であれば、どのような形状を有していてもよい。
【0050】
図5は、画像取得機構3の構造を説明するための斜視図である。図5において、説明の便宜上、試料テーブル13の中心位置Oを原点として、N、U及びVのそれぞれ直交する座標軸を仮想的に設定している。U軸は、連結アーム151の長手方向上に設定されている。試料テーブル13の回転角度である角度δはU軸を基準としている。また、U軸及び連結アーム141間の角度γが発光部14の水平方向の回転角度である。なお、本実施形態では、試料テーブル13に、現物の試料として布Sを載置するものとし、γ=0度のときに布Sの繊維の方向FLをU軸と平行になるように載置するため、U軸に対する試料テーブル13の角度γと、U軸に対する布Sの繊維の方向FLの角度とは一致する。
【0051】
連結アーム141は、モータ146によって、連結アーム141の外側の一端141aがU−V平面上の円周C1に沿って角度γが0〜360度の範囲内をとるように回転されて位置決めされる。光源アーム142は、モータ148によって、光源143がN−V平面上の円弧C2に沿って、角度αがN軸を基準として−90度〜+90度の範囲内で回転されて位置決めされる。撮影アーム152は、撮影装置153がN−V平面上の円弧C3に沿って角度βがN軸を基準として−90度〜+90度の範囲をとなるように回転されて位置決めされる。なお、これら4種類の角度α、β、γ及びδがパラメータα、β、γ及びδである。
【0052】
図1に示すように、パーソナルコンピュータ2は、オペレータの操作指令を受け付ける入力装置21と、パーソナルコンピュータ2を稼動させるための、例えばBIOSなどの基本プログラムを記録するROM(リードオンリーメモリ)22と、画像処理プログラムを実行するCPU(中央演算処理装置)23と、一時的にデータを記憶し、CPU23の作業領域として用いられるRAM(ランダムアクセスメモリ)24と、画像処理プログラムや、オペレーティングングシステムなどを記憶する補助記憶装置25と、CPU23の処理した画像を表示する表示装置26と、フレキシブルディスク、CD−ROM及びDVD−ROMなどの記録媒体に記録されたデータを読み取る記録媒体駆動装置27とを備えている。
【0053】
さらに、パーソナルコンピュータ2には、撮影装置153が現物の試料を撮影することにより取得した画像を、IEEE1394規格に準拠したDV端子に接続されたケーブルCAを介して取得するビデオキャプチャボード28と、CPU23及びモータコントローラ46間のインタフェイスを図るモータインタフェイス29とを備えている。
【0054】
ROM22、CPU23、RAM24、補助記憶装置25、表示装置26及び記録媒体駆動装置27は、バスラインにより相互に接続されている。入力装置21は、キーボードやマウスなどを含み、パーソナルコンピュータ2本体の背後に備えられた例えばUSBポートなどに接続されている。
【0055】
本画像処理装置は、パーソナルコンピュータ2を画像処理装置として機能させる画像処理プログラムが記録された例えばCD−ROMなどの記録媒体を、記録媒体駆動装置27に装填し、画像処理プログラムを補助記憶装置25にインストールすることにより、パーソナルコンピュータ2を画像処理装置としている。なお、画像処理プログラムを記憶するWEBサーバーからインターネット回線を介してダウンロードすることにより画像処理プログラムをインストールしてもよい。
【0056】
また、パーソナルコンピュータ2により種々のデータを入力し、そのデータをインターネット上に配置されたWEBサーバー上で処理し、処理結果をパーソナルコンピュータ2に送信するというように、WEBサーバー及びパーソナルコンピュータ2間で画像処理プログラムを分散的に実行させてもよい。
【0057】
制御部4は、パーソナルコンピュータ2からの指示を受けて、試料テーブル13を回転させるモータ131、光源アーム142を回転させるモータ148、連結アーム151を回転させるモータ158のそれぞれを制御するモータドライバ41〜44と、光源143のオン・オフ及び照射される光の強度を制御する光源ドライバ45と、モータドライバ41〜44に対してパルス信号や制御信号などの種々の信号を出力するモータコントローラ46とを備えている。
【0058】
モータドライバ41〜44は、モータコントローラ46から出力されたパルス信号やモータの正逆回転を指定するための制御信号などを受信し、受信したパルス信号を電力パルス信号に変換して各モータのコイルを励磁させ、各モータを駆動させる。光源ドライバ45は、パーソナルコンピュータ2から出力された制御信号を受信し、例えば制御信号の強度に応じたレベルの駆動電流を生成し、光源143を点灯させる。モータコントローラ46は、モータインタフェイス29を介して、後述する撮影機構制御部208から種々の信号を受信し、その信号に応じてモータドライバ41〜44を駆動するための種々の信号を出力する。
【0059】
図6は、本画像処理装置の機能ブロック図を示している。本画像処理装置は、主にRAM24から構成される記憶部100と、主にCPU23から構成されるプログラム実行部200とを備えている。記憶部100は、シェーディング情報記憶部101と、3次元モデル記憶部102と、テクスチャ記憶部103とを備え、プログラム実行部200は、シェーディング情報算出部201と、ジオメトリ情報取得部202と、パラメータ算出部203と、シェーディング情報読出部204と、補間処理部205と、シェーディング処理部206と、撮影機構制御部208とを備えている。
【0060】
シェーディング情報算出部201は、画像取得機構3が撮影した現物の試料の画像を受信し、受信した画像上の所定の位置(例えば、中心位置)を重心として、縦にnピクセル横にmピクセルの四角形の領域を設定し、設定した領域の輝度の平均値、最大値及び最小値を算出し、算出した輝度の平均値、最大値及び最小値をシェーディング情報とし、受信した画像の撮影時のパラメータα、β、γ及びδと対応づけてシェーディング情報記憶部101に記憶させる。
【0061】
図7及び図8は、シェーディング情報記憶部101のデータ構造を概念的に示した図である。シェーディング情報記憶部101は、第1及び第2のテーブルからなる2種類のテーブルを備えており、図7は、第1のテーブルを示し、図8は第2のテーブルを示している。
【0062】
第1のテーブルは、光源アームの垂直方向の回転角度である角度αの欄と、試料テーブル13の回転角度である角度δの欄とから構成されている。角度αの欄には、角度αが−90度〜+90度の範囲内で例えば10度毎に記載されており、角度δの欄には、角度δが0度〜360度の範囲内で例えば15度毎に記載されている。第1のテーブルの各セルには、角度α及びδによって特定される第2のテーブルを表すインデックスが記憶されている。図7では、アルファベットTに各セルを行番号及び列番号添え字として表したものを第2のテーブルのインデックスとしている。例えば、インデックスT00は0行0列にセルに記憶されたインデックスであるため、添え字として「00」が記載されている。
【0063】
第2のテーブルは、複数のテーブルから構成され、各テーブルは、インデックスが付与されており、このインデックスは、第1のテーブルの各セルに記載されたインデックスと対応づけられている。第2のテーブルは、それぞれ撮影アーム152の回転角度である角度βの欄と、連結アーム141の回転角度である角度γの欄とから構成されている。角度βの欄は、角度βが、−90度〜+90度の範囲内で例えば10度毎に記載されている。角度γの欄には、角度γが0度〜360度の範囲で例えば15度毎に記載されている。第2のテーブルの各セルには、シェーディング情報が記憶されている。
【0064】
なお、図7及び図8では、角度α及び角度βの刻み幅を10度毎に角度δ及び角度γの刻み幅を15度毎に設定しているが、これに限定されず、より細かな刻み幅にしてもよいし、より大きな刻み幅にしてもよいし、さらには、例えば、0〜45度の範囲では5度刻み、45度〜90度の範囲では、10度刻みというように角度範囲に応じて、刻み幅を適宜変更してもよい。
【0065】
シェーディング情報補間部209は、光源143の光軸上に撮影装置153が位置する(以下、「重なり位置」といい、重なり位置は複数存在する。)場合に取得されたシェーディング情報を、その重なり位置に隣接する複数の位置で取得されたシェーディング情報を補間処理して、その重なり位置における正規のシェーディング情報を算出する。なお、重なり位置は、画像取得機構3の構造によって決定されるものであり、予め特定することができるため、予め記憶部100に記憶されている。
【0066】
3次元モデル記憶部102は、コンピュータ上に設定された仮想3次元空間内でオペレータが予め作成した仮想3次元モデルの形状を特定するための種々のデータ、例えば、仮想3次元モデル表面に張られた複数の3角形または4角形等からなるポリゴンの各々の頂点の座標等を記憶するとともに、仮想3次元空間内に設定された仮想光源及び仮想カメラの座標を記憶する。
【0067】
テクスチャ記憶部103は、仮想3次元モデルにマッピングするテクスチャを記憶する。テクスチャ記憶部103は、複数のテクスチャが予め記憶されており、オペレータは、これら複数のテクスチャの中から仮想3次元モデルにマッピングするテクスチャを選択する。さらに、テクスチャ記憶部103は、オペレータが作成したテクスチャを記憶することもできる。
【0068】
図9及び図10は、ジオメトリ情報取得部202及びパラメータ算出部203が行う処理を説明するための模式図である。ジオメトリ情報取得部202は、仮想3次元モデルの表面の所定の位置に注目位置HPを設定し、注目位置HPを含むポリゴンの各頂点の座標、仮想カメラVCの座標及び仮想光源VLの座標から、設定した注目位置HPにおける法線ベクトルN´と、注目位置HPから仮想光源VLへ向かう光源ベクトルLと、注目位置HPから仮想カメラVCへ向かう視点ベクトルCVとを算出する。ジオメトリ情報取得部202は、この注目位置HPを仮想3次元モデルの全体にわたって順次設定していく。
【0069】
パラメータ算出部203は、注目位置HPにおいて、法線ベクトルN´と光源ベクトルLとの間の角度(光源の垂直角度Z)及び法線ベクトルN´と視点ベクトルCVとの間の角度(視点角度X)を算出する。なお、図5を参照すれば分かるように光源の垂直角度Zは角度αに対応しており、視点角度Xは角度βに対応している。
【0070】
また、パラメータ算出部203は、図10に示すように、注目位置HPを含むポリゴンの表面上に、それぞれ直交するU´軸及びV´軸を設定し、光源ベクトルLのU´−V´平面上への正射影ベクトル(正射影光源ベクトルLH)と、U´軸との間の角度を光源の水平角度Yとして算出する。ここで、図5に示すU軸及びV軸とU´軸及びV´軸とを対応させるために、U´軸は視点ベクトルCVのU´−V´平面上への正射影ベクトルCH上に設定している。この光源の水平角度Yは、図5に示す角度γに対応している。
【0071】
また、パラメータ算出部203は、ポリゴンの表面にマッピングされる仮想布の繊維方向FL´とU´軸との間の角度を試料角度Wとして算出する。この試料角度Wは図5に示す試料テーブル13の回転角度である角度δに対応している。
【0072】
シェーディング情報読出部204は、パラメータ算出部203が算出した光源の垂直角度Z、視点角度X、光源の水平角度Y及び試料角度Wをパラメータとして、シェーディング情報記憶部101を参照し、これらのパラメータに対応するするシェーディング情報を読み取る。ここで、パラメータ算出部203が算出したパラメータに対応するシェーディング情報が、シェーディング情報記憶部101に存在しない場合、シェーディング情報読出部204は、算出したパラメータに最も近いパラメータに対応するシェーディング情報を読み取る。
【0073】
補間処理部205は、パラメータ算出部203が算出したパラメータと、シェーディング情報読出部204が読み取ったシェーディング情報に対応するパラメータとが一致しない場合、読み取ったシェーディング情報を補間処理して、算出したパラメータに対応するシェーディング情報を算出する。例えば、パラメータ算出部203が算出した視点角度Xが42度であり、視点角度Xに対応する角度βを40度としてシェーディング情報を読み取った場合、読み取ったシェーディング情報を記憶するセルに隣接するセルに記憶されたシェーディング情報を用いて、視点角度Xが42度に対応するシェーディング情報を算出する。
【0074】
シェーディング処理部206は、シェーディング情報読出部204が読み取ることにより、又は補間処理部205が補間することにより取得したシェーディング情報と、テクスチャ記憶部103が記憶するテクスチャとを用いて、そのテクスチャの輝度の最大値が、取得したシェーディング情報の輝度の最大値に、テクスチャの輝度の最小値が、取得したシェーディング情報の輝度の最小値に、テクスチャの輝度の平均値が、取得したシェーディング情報の輝度の平均値に対応するように、取得したシェーディング情報の輝度の最大値、最小値及び平均値をスプライン補間して、取得したシェーディング情報とテクスチャとの相関関数を算出し、算出した相関関数を用いて、仮想3次元モデルの注目位置HPにおける輝度値を算出する。
【0075】
レンダリング処理部207は、仮想3次元空間内に設定された仮想スクリーン上に、例えばレイトレーシング等の手法を用いて仮想3次元モデルをレンダリングする。そして、レンダリングした画像を表示装置26に出力して表示させる。
【0076】
撮影機構制御部208は、モータコントローラ46に制御信号を出力することにより、モータコントローラ46に試料テーブル13、発光部14及び撮影部15をそれぞれ所定タイミングで所定角度移動させることにより位置決めさせ、試料テーブル13、発光部14及び撮影部15を制御する。また、撮影機構制御部208は、光源143を所定タイミング、例えば、現物の試料を撮影する直前に、所定光量で点灯させるために駆動電流を供給し、光源143を点灯させ、撮影終了時に、光源143を消灯させて光源143を制御する。
【0077】
図11は、本画像処理装置が、試料テーブル13に載置された現物の試料を撮影した画像を用いてシェーディング情報を算出する処理を示したフローチャートである。なお、試料テーブル13の中心位置Oには(図5参照)、縦及び横に所定の長さ寸法を有する四角形状に裁断された布が、現物の試料として予め載置されているものとする。
【0078】
ステップS1において、撮影開始が指示されると、撮影機構制御部208は、モータ131を駆動させることにより試料テーブル13を所定角度、例えば15度回転させ、試料テーブル13の角度δを設定する。
【0079】
ステップS2において、撮影機構制御部208は、モータ146を駆動させることにより、連結アーム141を所定角度、例えば15度回転させ、発光部14の水平方向の角度γを設定する。
【0080】
ステップS3において、撮影機構制御部208は、モータ148を駆動させることにより、光源アーム142を所定角度、例えば10度回転させ、発光部14の垂直方向の角度αを設定する。
【0081】
ステップS4において、撮影機構制御部208は、モータ155を駆動させることにより、撮影アーム152を所定角度、例えば10度回転させ、撮影部15の角度βを設定する。
【0082】
なお、ステップS1〜S4において、角度δ及びγは、15度単位で位置決めされ、角度α及びβは、10度単位で位置決めされているが、これらの値は、入力装置21を介して予めオペレータにより設定された値であり、これらの値は、適宜変更することができる。
【0083】
ステップS5において、撮影機構制御部208は、光源143を所定光量で点灯させ、撮影装置153により、試料テーブル13に載置された現物の試料を撮影させる。そして、撮影が終了すると、光源143を消灯させる。なお、撮影機構制御部208は、試料テーブル13、発光部14及び撮影部15の位置決めがされる毎に光源143を点灯させているが、シェーディング情報取得装置1が稼動している間、常時光源143を点灯させてもよい。
【0084】
ステップS6において、シェーディング情報算出部201は、撮影装置153が撮影した現物の試料の画像をケーブルCAを介して受信し、受信した画像に所定の領域を設定し、設定した領域の輝度の最大値、最小値及び平均値を算出し、算出したこれらの値をシェーディング情報とする。
【0085】
ステップS7において、シェーディング情報算出部201は、ステップS6で算出したシェーディング情報をその撮影条件(角度α、β、γ及びδ)と対応づけてシェーディング情報記憶部101に記憶させる。この場合、シェーディング情報補間部209は、予め記憶部100に記憶された重なり位置におけるシェーディング情報を、隣接する複数の位置のシェーディング情報を用いて補間処理し、正確なシェーディング情報を算出する。
【0086】
ステップS8において、撮影機構制御部208により、撮影部15の角度βが所定の最終角度であるか否かが判断され、最終角度である場合(S8でYES)ステップS9に進み、最終角度でない場合(S8でNO)、ステップS4に戻り、再度、撮影部15の角度βの設定が行われる。なお、本実施形態では、撮影部15の角度βは、初期値として−90度が設定されており、+90度まで10度単位で順次変更されていく。
【0087】
ステップS9において、撮影機構制御部208により、光源143の垂直方向の角度αが所定の最終角度であるか否かが判断され、最終角度である場合(S9でYES)ステップS10に進み、最終角度でない場合(S9でNO)ステップS3に戻り、再度、発光部14の角度αが設定が行われる。なお、本実施形態では、角度αは、初期値として−90度が設定されており、+90度まで10度単位で順次変更されていく。したがって、最終角度は+90度となる。
【0088】
ステップS10において、撮影機構制御部208により、発光部14の水平方向の角度γが所定の最終角度でるか否かが判断され、最終角度である場合(S10でYES)、ステップS11に進み、最終角度でない場合(S10でNO)、ステップS2に戻り、再度、発光部14の角度γの設定が行われる。なお、本実施形態では、角度γは、初期値として、0度が設定されており、360度まで15度単位で順次変更されていく。したがって、最終角度は360度となる。
【0089】
ステップS11において、撮影機構制御部208により、試料テーブル13の角度が最終角度であるか否かが判断され、最終角度である場合(S11でYES)処理が終了され、最終角度でない場合(S11でNO)、ステップS1に戻り、再度、試料テーブル13の角度δの設定が行われる。なお、本実施形態では、角度δは、初期値として、0度が設定されており、360度まで、15度単位で順次変更されていく。したがって、最終角度は360度となる。
【0090】
図12は、本画像処理装置が行うシェーディング処理を示したフローチャートである。ステップS21において、ジオメトリ情報取得部202は、図9に示すように、3次元モデル記憶部102に記憶されたデータを読出し、仮想カメラVCの座標、仮想光源VLの座標及び仮想3次元モデル表面の所定の注目位置HPの座標から、その注目位置HPにおける法線ベクトルN´、光源ベクトルL及び視点ベクトルCVをそれぞれ算出する。
【0091】
ステップS22において、パラメータ算出部203は、図10に示すように、ステップS21で算出された法線ベクトルN´、光源ベクトルL及び視点ベクトルCVを用いて、注目位置HPにおける光源の垂直角度Z及び視点角度Xを算出する。さらに、パラメータ算出部203は、注目位置HPを含むポリゴンの平面上に、U´軸及びV´軸を設定し、U´軸に対する正射影光源ベクトルLHの角度を光源の水平角度Yとして算出する。さらに、パラメータ算出部203は、U´軸に対する注目位置HP上に設定されたポリゴンの表面に設定された仮想布の繊維の方向FL´の角度を試料角度Wとして算出する。
【0092】
ステップS23において、シェーディング情報読出部204は、ステップS22で算出された視点角度X(角度βに対応)、光源の垂直角度Z(角度αに対応)、光源の水平角度Y(角度γに対応)及び試料角度W(角度Aに対応)の4つのパラメータに対応するシェーディング情報をシェーディング情報記憶部101から読み出す。なお、シェーディング情報読出部204は、ステップS22で算出した4つのパラメータに対応するシェーディング情報がシェーディング情報記憶部101に存在しない場合、4つのパラメータに最も近いパラメータに対応するシェーディング情報をシェーディング情報記憶部101から読み出す。
【0093】
ステップS24において、ステップS23で読み出されたシェーディング情報が近似されたパラメータに対応するものである場合、補間処理が必要とされて(S24でYES)、ステップS25に進み、ステップS23で読み出されたシェーディング情報が、ステップS22で算出されたパラメータに対応するものである場合、補間処理は必要ないため、ステップS26に進む。
【0094】
スタップS25において、補間処理部205は、ステップS22で算出されたパラメータと、ステップS23で読み出したシェーディング情報に対応するパラメータとの差分から、読み出したシェーディング情報を補間して算出したパラメータに対応するシェーディング情報を算出する。
【0095】
ステップS26において、オペレータによって、シェーディングに用いる色の指定がされている場合(S26でYES)、ステップS27に進み、シェーディング処理部206により、シェーディング情報に対して設定された所定の色が付され、シェーディングに用いる色の指定がされていない場合は(S26でNO)ステップS28に進む。
【0096】
ステップS28において、オペレータによって、シェーディングに対して透明度が設定されている場合(ステップS28でYES)、ステップS29に進み、シェーディング処理部206により、シェーディング情報に透明度が設定され、透明度が設定されていない場合(ステップS28でNO)、ステップS30に進む。
【0097】
ステップS30において、シェーディング処理部206は、ステップS23〜S29によって設定されたシェーディング情報とテクスチャ記憶部103が記憶する複数のテクスチャのうち、オペレータが指定した1つのテクスチャとを用いて、注目位置HPの輝度値を算出する。
【0098】
図13は、シェーディング処理部206が行う処理を説明するための図であり、(a)は輝度値Cと、テクスチャの輝度値Tとの関係を表すグラフを示し(b)はテクスチャ記憶部103が記憶するテクスチャを概念的に示したものである。(a)に示す縦軸上に示されたCmax、Cave及びCminは、それぞれ、シェーディング情報に含まれる輝度の最大値、平均値及び最小値を示している。(b)に示すように、テクスチャ記憶部103は、1辺を1とする正方形のテクスチャの左上の頂点を原点とし、上辺に沿ってu軸、左辺に沿ってv軸を設定されており、u及びvの値を定めると、テクスチャの輝度値Tが決定される。
【0099】
シェーディング処理部206は、テクスチャの輝度の最大値Tmaxが1、平均値Taveが0.5及び最小値Tminが0となるように、設定されたシェーディング情報に含まれる輝度の最大値Cmax、平均値Cave及び最小値Cminと、テクスチャの輝度の最大値Tmax、平均値Tave及び最小値Tminとをそれぞれ対応付ける。このような対応付けを行うことで、テクスチャの全ての輝度値Tに対応する輝度値Cが存在することになり、よりリアルなシェーディング処理を行うことができる。そして、Cmax、Cave及びCminの3点に対してスプライン補間を施し、かつ、Cmin=0となるように輝度値Cとテクスチャの輝度値Tとの相関関数C(T)を算出する。
【0100】
そして、シェーディング処理部206は、注目位置HPにマッピングするテクスチャの輝度値T(u,v)が決定されると、輝度値T(u,v)を相関関数C(T)に代入して、注目位置HPにおける輝度値Cと算出する。そして、順次、注目位置HPを変化させ、各注目位置HPに関して同様の処理を施し、仮想3次元モデルにシェーディング処理を施していく。このようにテクスチャと、現物の試料を撮影することにより取得されたシェーディング情報とを用いてシェーディング処理を行うことにより、布のミクロな質感を再現することが可能となる。
【0101】
ステップS31において、レンダリング処理部207は、仮想3次元空間内の所定の位置に設定された仮想スクリーン上に、仮想3次元モデルをレンダリングする。レンダリングされた画像は、表示装置26に表示される。
【0102】
図14は、本画像処理装置おける画像処理の効果を説明するための図であり(a)は従来の画像処理装置によりシェーディング処理された画像を示し、(b)は本画像処理装置によりシェーディング処理された画像を示している。図14(a)及び(b)の画像は、いずれも、仮想人体モデルTOが赤色のドレスDOを着服している。図14(a)に示すように、従来の画像処理装置では、ドレスDOは、胴体の側部には多少陰影が表われているものの、表面が全体的に赤一色で着色されて表示されるにとどまり、リアル性に欠ける。一方、図14(b)に示すように本画像処理装置では、現物の試料を撮影することにより取得された画像を用いて、シェーディング処理を行っているため、布の光学異方性を考慮した陰影を正確に表現することが可能となり、ドレスDOの先端部分や胸の部分のプリーツがリアルに表現されていることが分かる。
【0103】
なお、本発明は、以下の形態を採用することができる。
【0104】
(1)上記実施形態では、画像処理プログラムをパーソナルコンピュータ2にインストールする形態を示したが、これに限定されず、画像処理プログラムをLSIなどのハードウェアにより構成してもよい。
【0105】
(2)上記実施形態では、撮影部15は台座部11に対し水平方向に回転しないものであったが、これに限定されず、水平方向に回転させてもよい。この場合、連結アーム151を軸12に対して回転可能に取り付け、連結アーム151をモータによって駆動させればよい。
【0106】
(3)上記実施形態では、テクスチャ記憶部103が記憶するテクスチャを用いてテクスチャマッピングする態様を示したが、これに限定されず、テクスチャマッピングを行わない場合も本発明に含まれる。この場合、シェーディング処理部206は、シェーディング情報のうち輝度の平均値のみを用い、この輝度の平均値を対応する仮想3次元モデルの注目位置HPの輝度値とすればよい。
【0107】
(4)また、本画像処理装置が現物の試料を撮影することにより取得したシェーディング情報は、PTM(Polynomial Texture Mapping)によるシェーディング処理に対しても用いることができる。
【0108】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る画像処理装置によれば、複雑かつ煩雑なパラメータ設定作業を行うことなく簡便な操作によりシェーディング処理を行うことができるとともに、それぞれ異なる撮影条件下において現物の試料を撮影することにより得られた画像を基に取得されたシェーディング情報を用いてシェーディング処理が行われているため、光の干渉光などの影響による素材の質感や布の光学異方性などを表現することが可能となり、仮想3次元モデルをよりリアルにシェーディング処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る画像処理装置の全体構成を示したブロック構成図である。
【図2】画像取得機構の側面図である。
【図3】図2において矢印K1方向視における光源アームの拡大図である。
【図4】画像取得機構の上面図である。
【図5】画像取得機構を模式的に表した斜視図である。
【図6】本画像処理装置の機能ブロック図である。
【図7】シェーディング情報記憶部のデータ構造を概念的に示した図である。
【図8】シェーディング情報記憶部のデータ構造を概念的に示した図である。
【図9】ジオメトリ情報取得部及びパラメータ算出部が行う処理を説明するための模式図である。
【図10】ジオメトリ情報取得部及びパラメータ算出部が行う処理を説明するための模式図である。
【図11】本画像処理装置が、試料テーブルに載置された現物の試料を撮影した画像を用いてシェーディング情報を算出する処理を示したフローチャートである。
【図12】本画像処理装置が行うシェーディング処理を示したフローチャートである。
【図13】シェーディング処理部が行う処理を説明するための図であり、(a)は輝度値Cと、テクスチャの輝度値Tとの関係を表すグラフを示し(b)はテクスチャ記憶部103が記憶するテクスチャを概念的に示したものである
【図14】本画像処理装置おける画像処理の効果を説明するための図であり(a)は従来の画像処理装置によりレンダリングされた画像を示し、(b)は本画像処理装置によりレンダリングされた画像を示している。
【符号の説明】
1 シェーディング情報取得装置
2 パーソナルコンピュータ
3 画像取得機構
4 制御部
11 台座部
12 軸
13 試料テーブル
14 発光部
15 撮影部
16 カバー
21 入力装置
25 補助記憶装置
26 表示装置
27 記録媒体駆動装置
28 ビデオキャプチャボード
41 モータドライバ
45 光源ドライバ
46 モータコントローラ
100 記憶部
101 シェーディング情報記憶部
102 3次元モデル記憶部
112 ブラケット
131 モータ
141 連結アーム
142 光源アーム
143 光源
144 軸受
145 軸受ホルダー
146 モータ
147 連結部材
148 モータ
151 連結アーム
152 撮影アーム
153 撮影装置
154 連結部材
155 モータ
156 ホルダー
158 モータ
200 プログラム実行部
201 シェーディング情報算出部
202 ジオメトリ情報取得部
203 パラメータ算出部
204 シェーディング情報読出部
205 補間処理部
206 シェーディング処理部
207 撮影機構制御部

Claims (14)

  1. 仮想3次元空間内に作成された仮想3次元モデルをレンダリングする画像処理装置であって、
    現物の試料に対する少なくとも撮影方向及び光の照射方向を含む撮影条件をパラメータとし、当該パラメータを変化させて撮影された前記現物の試料の画像を基に、パラメータ毎に算出されたシェーディング情報を取得するシェーディング情報取得手段と、
    取得したシェーディング情報を前記パラメータと対応づけて記憶するシェーディング情報記憶手段と、
    前記仮想3次元空間内に設定された仮想カメラの位置、仮想光源の位置及び前記仮想3次元モデルの任意の部位の形状を基に、当該部位に対応する前記所定のパラメータを算出するパラメータ算出手段と、
    取得されたパラメータに対応するシェーディング情報を前記シェーディング情報記憶手段から読み出して、読み出したシェーディング情報を基に、前記仮想3次元モデルの対応する部位の輝度値を算出するシェーディング処理手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記シェーディング情報取得手段は、
    台座と、
    前記台座の上に配設され、前記現物の試料を載置する試料テーブルと、
    前記現物の試料に対して第1の方向から光を照射する発光手段と、
    前記現物の試料を第2の方向から撮影する撮影手段とを備え、
    前記発光手段は、前記第1の方向が変動可能に構成され、前記撮影手段は、前記第2の方向が変動可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記シェーディング情報取得手段は、前記第1の方向と第2の方向が重なる場合の前記発光手段及び前記撮影手段の位置を予め重なり位置として記憶する記憶手段を備え、
    前記重なり位置に隣接する位置によって特定されるシェーディング情報を補間処理することにより、前記重なり位置によって特定されるシェーディング情報を算出することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記発光手段は、
    前記試料テーブルの上側に向けて円弧状に形成され、上側の端部に光源が配設された光源アームを備え、
    前記第1の方向は、前記光源アームを前記試料テーブルのテーブル面に対する垂線に直交する線を回転軸として回転させた場合の回転位置と、前記垂線を回転軸として前記試料テーブルを回転させたときの回転位置又は前記光源アームを前記垂線を回転軸として回転させたときの回転位置とによって特定されることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理装置。
  5. 前記発光手段は、前記光源から射出された光を平行光に変換するレンズを備えることを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
  6. 前記撮影手段は、前記試料テーブルの上側に向けて円弧状に形成され、上側の端部に撮影装置が取り付けられた撮影アームを備え、
    前記第2の方向は、前記撮影アームを前記試料テーブルのテーブル面に対する垂線に直交する線を回転軸として回転させたときの回転位置と、前記垂線を回転軸として前記試料テーブルを回転させたときの回転位置又は前記垂線を回転軸として前記撮影アームを回転させたときの回転位置とによって特定されることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 前記パラメータは、前記撮影方向に対する前記現物の試料の繊維方向の角度を含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の画像処理装置。
  8. 前記仮想3次元モデルにマッピングするテクスチャを記憶するテクスチャ記憶手段をさらに備え、
    前記シェーディング情報取得手段は、撮影した現物の試料の画像内に所定の領域を設定し、設定した領域内での輝度の平均値、最大値及び最小値をシェーディング情報として算出し、
    前記シェーディング処理手段は、読み出したシェーディング情報と、テクスチャ記憶手段が記憶するテクスチャとを基に、前記仮想3次元モデルの任意の部位における輝度値を算出するための所定の関数を算出し、算出した関数を用いて、前記任意の部位における輝度値を算出することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の画像処理装置。
  9. 前記シェーディング処理手段は、読み出したシェーディング情報に含まれる輝度の最大値、最小値及び平均値が、それぞれ前記テクスチャの輝度の最大値、最小値及び平均値と対応するように、読み出したシェーディング情報に含まれる輝度の最大値、最小値及び平均値に対して所定の補間処理を施すことにより、前記所定の関数を算出することを特徴とする請求項8記載の画像処理装置。
  10. コンピュータを用いて仮想3次元空間内に作成された仮想3次元モデルをレンダリングする際に使用されるシェーディング情報を記憶するシェーディング情報記憶手段のデータ構造であって、
    前記シェーディング情報は、現物の試料の少なくとも撮影方向及び光の照射方向を含む撮影条件をパラメータとし、当該パラメータを変化させて撮影された前記現物の試料の画像に基づいてパラメータ毎に取得されたものであり、前記現物の試料の撮影画像と、前記パラメータとが対応づけられたデータであることを特徴とするデータ構造。
  11. コンピュータを用いて仮想3次元空間内に作成された仮想3次元モデルをレンダリングする際に使用されるシェーディング情報を取得するシェーディング情報取得装置であって、
    台座と、
    前記台座の上に配設され、現物の試料を載置する試料テーブルと、
    前記現物の試料に対して第1の方向から光を照射する発光手段と、
    前記現物の試料を第2の方向から撮影する撮影手段とを備え、
    前記発光手段は、前記第1の方向が変動可能に構成され、前記撮影手段は、前記第2の方向が変動可能に構成されていることを特徴とするシェーディング情報取得装置。
  12. 仮想3次元空間内に作成された仮想3次元モデルをレンダリングするための画像処理プログラムであって、
    前記仮想3次元空間内に設定された仮想カメラの位置、仮想光源の位置及び前記仮想3次元モデルの任意の部位の形状を基に、当該部位に対応する所定のパラメータを算出するパラメータ算出手段、
    現物の試料に対する少なくとも撮影方向及び光の照射方向を含む撮影条件をパラメータとし、当該パラメータを変化させて撮影された前記現物の試料の画像を基に、パラメータ毎に算出されたシェーディング情報を、前記パラメータと対応づけて記憶するシェーディング情報記憶手段、
    前記算出したパラメータに対応するシェーディング情報を前記シェーディング情報記憶手段から読み出し、読み出したシェーディング情報を基に、前記仮想3次元モデルの対応する部位の輝度値を算出するシェーディング処理手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする画像処理プログラム。
  13. 仮想3次元空間内に作成された仮想3次元モデルをレンダリングするための画像処理プログラムを記録する記録媒体であって、
    前記仮想3次元空間内に設定された仮想カメラの位置、仮想光源の位置及び前記仮想3次元モデルの任意の部位の形状とを基に、当該部位に対応する所定のパラメータを算出するパラメータ算出手段、
    現物の試料に対する少なくとも撮影方向及び光の照射方向を含む撮影条件をパラメータとし、当該パラメータを変化させて撮影された前記現物の試料の画像を基に、パラメータ毎に算出されたシェーディング情報を、前記パラメータと対応づけて記憶するシェーディング情報記憶手段、
    前記算出したパラメータに対応するシェーディング情報を前記シェーディング情報記憶手段から読み出し、読み出したシェーディング情報を基に、前記仮想3次元モデルの対応する部位の輝度値を算出するシェーディング処理手段としてコンピュータを機能させる画像処理プログラムを記録することを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  14. 仮想3次元空間内に作成された仮想3次元モデルをレンダリングする画像処理方法であって、
    コンピュータが、前記仮想3次元空間内に設定された仮想カメラの位置、仮想光源の位置及び前記仮想3次元モデルの任意の部位の形状を基に、当該部位に対応する所定のパラメータを算出するステップと、
    コンピュータが、現物の試料に対する少なくとも撮影方向及び光の照射方向を含む撮影条件をパラメータとし、当該パラメータを変化させて撮影された前記現物の試料の画像を基に、パラメータ毎に算出されたシェーディング情報を、前記パラメータと対応付けて記憶するステップと、
    コンピュータが、前記算出したパラメータに対応するシェーディング情報を前記シェーディング情報記憶手段から読出し、読み出したシェーディング情報を基に、前記仮想3次元モデルの対応する部位の輝度値を算出するステップとを備えることを特徴とする画像処理方法。
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