JP4667161B2 - 表面に繊維シートを張り付けた三次元仮想物体に基づく二次元画像生成方法および生成装置 - Google Patents
表面に繊維シートを張り付けた三次元仮想物体に基づく二次元画像生成方法および生成装置 Download PDFInfo
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Description
実在の繊維シートを所定の曲率を有する実在の物体上に張り付け、所定の条件で照明を行い、繊維シート表面から得られる反射光を所定方向から観察する測定を、複数通りの曲率についてそれぞれ行うことにより、曲率が反射光強度に及ぼす影響を含んだ曲率依存反射特性を求める曲率依存反射特性測定段階と、
コンピュータが、仮想物体の立体形状を示す三次元データを入力するデータ入力段階と、
コンピュータが、照明条件、視点位置、投影平面を設定する投影条件設定段階と、
コンピュータが、仮想物体の表面上に定義された所定のサンプル点の位置について、仮想物体表面の曲率を求める曲率演算段階と、
コンピュータが、繊維シートを仮想物体の表面に張り付けた場合に、サンプル点から視点位置に向かう反射光の強度を、当該サンプル点位置における曲率に対応する曲率依存反射特性を考慮して求める反射光強度演算段階と、
コンピュータが、サンプル点からの反射光と投影平面との交点位置に、反射光の強度に応じた画素値をもつ画素を定義する画素定義段階と、
コンピュータが、多数のサンプル点について定義された多数の画素の集合により、仮想物体の投影画像を示す二次元投影データを生成する投影データ生成段階と、
を行うようにしたものである。
曲率依存反射特性測定段階では、実在の繊維シートを実在の物体上に張り付ける際に、実在の繊維シート上に基準方向線を定義し、この基準方向線が実在の物体上でそれぞれ異なる方向を向くように複数通りの向きで張り付けるようにし、向きのファクターをもった曲率を定義し、曲率依存反射特性を、向きのファクターをもった個々の曲率ごとにそれぞれ求め、
データ入力段階では、仮想物体に対する繊維シートの張り付け向きに関する情報を併せて入力し、
曲率演算段階では、向きのファクターをもった曲率を求め、
反射光強度演算段階では、向きのファクターをもった曲率に対応する曲率依存反射特性を考慮して反射光強度を求めるようにしたものである。
曲率依存反射特性測定段階では、実在の物体の円柱側面に実在の繊維シートを所定の向きに張り付け、円柱の半径の逆数を用いて曲率σを定義し、円柱の中心軸を半径方向に投影することにより円柱側面上に得られる投影線と繊維シートの基準方向線とのなす角ξを当該曲率σについての曲率角度と定義し、個々の曲率σおよび個々の曲率角度ξの各組み合わせに対応する曲率依存反射特性をそれぞれ求め、
データ入力段階では、仮想物体上に張り付けられる繊維シートの基準方向線の向きに関する情報を入力し、
曲率演算段階では、所定のサンプル点の位置について、基準方向線の向きに関する情報を参照することにより、曲率σおよびこの曲率σに応じた湾曲方向と基準方向線とのずれを示す曲率角度ξを求め、
反射光強度演算段階では、曲率σおよび曲率角度ξの組み合わせに対応する曲率依存反射特性を考慮して反射光強度を求めるようにしたものである。
曲率依存反射特性測定段階では、uv二次元座標系上に定義された絵柄データT(u,v)で示される絵柄をもった実在の繊維シートを用いた測定を行うようにし、座標値u,vの値に応じた曲率依存反射特性を求め、
反射光強度演算段階では、サンプル点における入射照明光の強度をIiとしたときに、反射光強度Iを、座標値u,vおよび曲率パラメータσ,ξの関数として与えられる反射係数kを用いて、
I=k・Ii
なる式で求めるようにしたものである。
反射光強度演算段階では、サンプル点における入射照明光の強度をIi、仮想物体表面上のサンプル点位置に立てた法線nと入射照明光とのなす角をα、拡散反射係数をkdとしたときに、反射光強度Iを、
I=kd・Ii・cos α
なる式で求め、拡散反射係数kdを、曲率パラメータσ,ξを考慮して決定するようにしたものである。
曲率依存反射特性測定段階では、uv二次元座標系上に定義された絵柄データT(u,v)で示される絵柄をもった実在の繊維シートを用いた測定を行うようにし、座標値u,vの値に応じた曲率依存反射特性を求め、
反射光強度演算段階では、拡散反射係数kdを、座標値u,vおよび曲率パラメータσ,ξを考慮して決定するようにしたものである。
反射光強度演算段階では、サンプル点における入射照明光の強度をIi、仮想物体表面上のサンプル点位置に立てた法線nと入射照明光とのなす角をα、この角度αに依存した反射係数をk(α)、鏡面反射の鋭さを示すパラメータをβ、サンプル点における鏡面反射光の射出方向と視点方向とのなす角をγとしたときに、反射光強度Iを、
I=k(α)・Ii・cos βγ
なる式で求め、係数k(α)およびβを、曲率パラメータσ,ξを考慮して決定するようにしたものである。
角度αに依存した反射係数をk(α)の代わりに、角度αに依存しない係数ksを用い、反射光強度Iを、
I=ks・Ii・cos βγ
なる式で求め、係数ksおよびβを、曲率パラメータσ,ξを考慮して決定するようにしたものである。
反射光強度演算段階では、サンプル点における入射照明光の強度をIi、仮想物体表面上のサンプル点位置に立てた法線nと入射照明光とのなす角をθL、法線nに直交する直交平面上への入射照明光の投影像と直交平面上のサンプル点を通る基準線とのなす角度をφL、法線nと反射光とのなす角度をθV、直交平面上への反射光の投影像と基準線とのなす角度をφVとしたときに、反射光強度Iを、θL,φL,θV,φVおよび曲率パラメータσ,ξの関数として与えられる反射係数kbを用いて、
I=kb・Ii
なる式で求めるようにしたものである。
曲率依存反射特性測定段階では、uv二次元座標系上に定義された絵柄データT(u,v)で示される絵柄をもった実在の繊維シートを用いた測定を行うようにし、座標値u,vの値に応じた曲率依存反射特性を求め、
反射光強度演算段階では、サンプル点における入射照明光の強度をIi、仮想物体表面上のサンプル点位置に立てた法線nと入射照明光とのなす角をθL、法線nに直交する直交平面上への入射照明光の投影像と直交平面上のサンプル点を通る基準線とのなす角度をφL、法線nと反射光とのなす角度をθV、直交平面上への反射光の投影像と基準線とのなす角度をφVとしたときに、反射光強度Iを、θL,φL,θV,φV,座標値u,vおよび曲率パラメータσ,ξの関数として与えられる反射係数kbを用いて、
I=kb・Ii
なる式で求めるようにしたものである。
曲率依存反射特性測定段階では、照明条件および観察方向を変化させることにより、角度θL,φLで定義される入射照明光の向きおよび角度θV,φVで定義される反射光の向きを複数通りに変えた測定を行い、曲率依存反射特性を、角度θL,φL,θV,φVの組み合わせごとにそれぞれ求めるようにし、
反射光強度演算段階では、演算対象となるサンプル点についての入射照明光の向きを示す角度θL,φLおよび反射光の向きを示す角度θV,φVの組み合わせに対応した曲率依存反射特性を用いた演算を行うようにしたものである。
投影条件設定段階で、複数の光源を有する照明条件を設定し、
反射光強度演算段階で、1つのサンプル点から視点位置に向かう反射光の強度を、複数の光源のそれぞれからの入射照明光に基づいて発生する各反射光強度の総和として求めるようにしたものである。
データ入力段階では、仮想物体の立体形状を多角形の集合体として入力し、
曲率演算段階で、特定のサンプル点Qについての曲率を求める際に、当該特定のサンプル点を含むJ個の辺を有する着目多角形について、当該着目多角形とこれに隣接する複数J個の隣接多角形との間の仮想物体の内側についての形成角ω1〜ωJをそれぞれ求め、第j番目の隣接多角形との間の境界を形成する第j番目の辺に関する曲率として、第j番目の形成角ωjが180°に近くなればなるほど小さくなり、かつ、着目多角形および第j番目の隣接多角形の大きさが大きくなればなるほど小さくなるような絶対値をもち、第j番目の形成角ωjと180°との大小関係に応じた符号を有する曲率σjを定義し、第1番目の辺〜第J番目の辺についてそれぞれ曲率σ1〜σJを定義し、特定のサンプル点と第j番目の辺との距離が短ければ短いほど、第j番目の曲率σjの影響が大きくなるように、J個の曲率σ1〜σJを合成することにより、サンプル点Qについての曲率σQを求めるようにしたものである。
曲率依存反射特性測定段階では、実在の繊維シートを実在の物体上に張り付ける際に、実在の繊維シート上に基準方向線を定義し、この基準方向線が実在の物体上でそれぞれ異なる方向を向くように複数通りの向きで張り付けるようにし、向きのファクターをもった曲率を定義し、曲率依存反射特性を、向きのファクターをもった個々の曲率ごとにそれぞれ求め、
データ入力段階では、基準方向線に関する情報を併せて入力し、
曲率演算段階では、基準方向線と着目多角形の第1番目の辺〜第J番目の辺のそれぞれとのなす角ξ1〜ξJを、各辺についての曲率角度としてそれぞれ求め、サンプル点Qと第j番目の辺との距離が短ければ短いほど、第j番目の曲率角度ξjの影響が大きくなるように、J個の曲率角度ξ1〜ξJを合成することにより、サンプル点Qについての曲率角度ξQを求め、
反射光強度演算段階では、曲率角度ξQで示される向きのファクターをもった曲率に対応する曲率依存反射特性を考慮して反射光強度を求めるようにしたものである。
データ入力段階では、仮想物体の立体形状を三角形の集合体として入力し、
曲率演算段階で、特定のサンプル点Qについての曲率を求める際に、当該特定のサンプル点を含む着目三角形Tqについて、当該着目三角形Tqと、辺A,B,Cを境界としてこれに隣接する3個の隣接三角形Ta,Tb,Tcとの間の仮想物体の内側についての形成角ωa,ωb,ωcをそれぞれ求め、辺Aに関する曲率として、形成角ωaが180°に近くなればなるほど小さくなり、かつ、着目三角形Tqおよび隣接三角形Taの大きさが大きくなればなるほど小さくなるような絶対値をもち、形成角ωaと180°との大小関係に応じた符号を有する曲率σaを定義し、辺Bに関する曲率として、形成角ωbが180°に近くなればなるほど小さくなり、かつ、着目三角形Tqおよび隣接三角形Tbの大きさが大きくなればなるほど小さくなるような絶対値をもち、形成角ωbと180°との大小関係に応じた符号を有する曲率σbを定義し、辺Cに関する曲率として、形成角ωcが180°に近くなればなるほど小さくなり、かつ、着目三角形Tqおよび隣接三角形Tcの大きさが大きくなればなるほど小さくなるような絶対値をもち、形成角ωcと180°との大小関係に応じた符号を有する曲率σcを定義し、サンプル点Qと辺Aとの距離が短ければ短いほど曲率σaの影響が大きくなり、サンプル点Qと辺Bとの距離が短ければ短いほど曲率σbの影響が大きくなり、サンプル点Qと辺Cとの距離が短ければ短いほど曲率σcの影響が大きくなるように、曲率σa,σb,σcを合成することにより、サンプル点Qについての曲率σQを求めるようにしたものである。
辺Aに関する曲率を定義する際に、着目三角形Tqの辺Aに対する対角から辺Aに下ろした垂線の長さhqaと、隣接三角形Taの辺Aに対する対角から辺Aに下ろした垂線の長さhaと、を求め、平面上に、「長さhqaをもった線分」と「長さhaをもった線分」とを、それぞれの一端が接続点Jaで接続され、かつ、接続点Jaにおける両線分のなす角が形成角ωaとなるように配置し、「長さhqaをもった線分」の垂直二等分線と「長さhaをもった線分」の垂直二等分線との交点Oaと接続点Jaとの距離Raの逆数を、辺Aに関する曲率σaの絶対値と定義し、
辺Bに関する曲率を定義する際に、着目三角形Tqの辺Bに対する対角から辺Bに下ろした垂線の長さhqbと、隣接三角形Tbの辺Bに対する対角から辺Bに下ろした垂線の長さhbと、を求め、平面上に、「長さhqbをもった線分」と「長さhbをもった線分」とを、それぞれの一端が接続点Jbで接続され、かつ、接続点Jbにおける両線分のなす角が形成角ωbとなるように配置し、「長さhqbをもった線分」の垂直二等分線と「長さhbをもった線分」の垂直二等分線との交点Obと接続点Jbとの距離Rbの逆数を、辺Bに関する曲率σbの絶対値と定義し、
辺Cに関する曲率を定義する際に、着目三角形Tqの辺Cに対する対角から辺Cに下ろした垂線の長さhqcと、隣接三角形Tcの辺Cに対する対角から辺Cに下ろした垂線の長さhcと、を求め、平面上に、「長さhqcをもった線分」と「長さhcをもった線分」とを、それぞれの一端が接続点Jcで接続され、かつ、接続点Jcにおける両線分のなす角が形成角ωcとなるように配置し、「長さhqcをもった線分」の垂直二等分線と「長さhcをもった線分」の垂直二等分線との交点Ocと接続点Jcとの距離Rcの逆数を、辺Cに関する曲率σcの絶対値と定義するようにしたものである。
サンプル点Qについての曲率σQを求める際に、着目三角形Tqの辺Aに対する対角とサンプル点Qとの距離をLa、着目三角形Tqの辺Bに対する対角とサンプル点Qとの距離をLb、着目三角形Tqの辺Cに対する対角とサンプル点Qとの距離をLcとしたときに、
σQ=(La・σa+Lb・σb+Lc・σc)/(La+Lb+Lc)
なる演算を行うようにしたものである。
サンプル点Qについての曲率σQを求める際に、サンプル点Qから辺Aに下ろした垂線と、サンプル点Qから辺Bに下ろした垂線と、サンプル点Qから辺Cに下ろした垂線と、によって、着目三角形Tqを3つの領域に分割し、辺Aに対する対角を含む領域の面積をUa、辺Bに対する対角を含む領域の面積をUb、辺Cに対する対角を含む領域の面積をUcとしたときに、
σQ=(Ua・σa+Ub・σb+Uc・σc)/(Ua+Ub+Uc)
なる演算を行うようにしたものである。
曲率依存反射特性測定段階では、実在の繊維シートを実在の物体上に張り付ける際に、実在の繊維シート上に基準方向線を定義し、この基準方向線が実在の物体上でそれぞれ異なる方向を向くように複数通りの向きで張り付けるようにし、向きのファクターをもった曲率を定義し、曲率依存反射特性を、向きのファクターをもった個々の曲率ごとにそれぞれ求め、
データ入力段階では、基準方向線に関する情報を併せて入力し、
曲率演算段階では、基準方向線と着目三角形の辺A,辺B,辺Cのそれぞれとのなす角ξa,ξb,ξcを、各辺についての曲率角度としてそれぞれ求め、サンプル点Qと辺Aとの距離が短ければ短いほど曲率角度ξaの影響が大きくなり、サンプル点Qと辺Bとの距離が短ければ短いほど曲率角度ξbの影響が大きくなり、サンプル点Qと辺Cとの距離が短ければ短いほど曲率角度ξcの影響が大きくなるように、曲率角度ξa,ξb,ξcを合成することにより、サンプル点Qについての曲率角度ξQを求め、
反射光強度演算段階で、サンプル点Qについての反射光強度を求める際に、曲率角度ξQなる向きのファクターをもった曲率σQを用いて、対応する曲率依存反射特性を決定するようにしたものである。
サンプル点Qについての曲率角度ξQを求める際に、着目三角形Tqの辺Aに対する対角とサンプル点Qとの距離をLa、着目三角形Tqの辺Bに対する対角とサンプル点Qとの距離をLb、着目三角形Tqの辺Cに対する対角とサンプル点Qとの距離をLcとしたときに、
ξQ=(La・ξa+Lb・ξb+Lc・ξc)/(La+Lb+Lc)
なる演算を行うようにしたものである。
サンプル点Qについての曲率角度ξQを求める際に、サンプル点Qから辺Aに下ろした垂線と、サンプル点Qから辺Bに下ろした垂線と、サンプル点Qから辺Cに下ろした垂線と、によって、着目三角形Tqを3つの領域に分割し、辺Aに対する対角を含む領域の面積をUa、辺Bに対する対角を含む領域の面積をUb、辺Cに対する対角を含む領域の面積をUcとしたときに、
σQ=(Ua・ξa+Ub・ξb+Uc・ξc)/(Ua+Ub+Uc)
なる演算を行うようにしたものである。
データ入力段階では、仮想物体の立体形状を、数式およびこの数式に用いられているパラメータの値によって表現されるパラメトリック曲面として入力し、
曲率演算段階で、特定のサンプル点Qについての曲率を、数式およびパラメータの値を用いた演算により求めるようにしたものである。
外部から与えられる種々のデータを入力するデータ入力部と、
データ入力部から入力された、仮想物体の立体形状を示す三次元データを格納する三次元データ格納部と、
データ入力部から入力された、繊維シートについての「曲率が反射光強度に及ぼす影響」を含んだ曲率依存反射特性を格納する曲率依存反射特性格納部と、
データ入力部から入力されたデータに基づき、照明条件、視点位置、投影平面を設定する投影条件設定部と、
三次元データに基づいて、仮想物体の表面上に定義された所定のサンプル点の位置について、仮想物体表面の曲率を求める曲率演算部と、
繊維シートを仮想物体の表面に張り付けた場合に、サンプル点から視点位置に向かう反射光の強度を、三次元データ、照明条件、視点位置、当該サンプル点位置における曲率に対応する曲率依存反射特性を考慮して求める反射光強度演算部と、
サンプル点からの反射光と投影平面との交点位置に、反射光の強度に応じた画素値をもつ画素を定義する画素定義部と、
多数のサンプル点について定義された多数の画素の集合を、仮想物体の投影画像を示す二次元投影データとして格納する投影データ格納部と、
によって構成するようにしたものである。
データ入力部に、繊維シートを仮想物体に張り付けたときに、繊維シート上に定義された基準方向線の向きに関する情報を入力する機能をもたせ、
曲率依存反射特性格納部に、曲率と、この曲率に応じた湾曲方向と基準方向線とのずれを示す曲率角度と、についての種々の組み合わせにそれぞれ対応する曲率依存反射特性を格納する機能をもたせ、
曲率演算部に、サンプル点位置における曲率とともに曲率角度を求める機能をもたせ、
反射光強度演算部に、サンプル点位置における曲率および曲率角度に対応する曲率依存反射特性を考慮して、反射光強度を求める機能をもたせるようにしたものである。
本発明は、コンピュータを用いたレンダリング処理に係るものであり、特に、表面に繊維シート(布などの繊維質材料からなるシート)を張り付けた三次元仮想物体についてのレンダリング処理に係るものである。ここでは、本発明に係るレンダリング処理の基本概念を説明する。
続いて、本発明に係る二次元画像生成方法の基本手順を、図5の流れ図を参照しながら説明する。ここでは、便宜上、自動車のカタログに掲載する車内の内装写真を、CGを用いて作成する場合を例にとって説明を行う。
ここでは、図5の流れ図のステップS6で行われる反射光強度演算の具体的な手法をいくつか述べることにする。従来から、このような反射光強度演算を行うために、種々のシェーディングモデルが提案されている。これらシェーディングモデルの多くは、仮想物体上のサンプル点(テクスチャをマッピングする場合は、マッピング後のサンプル点)に、それぞれ所定の反射特性を定義し、照明光Lと各部に定義された反射特性とに基づいて、反射光の強度を求める演算を行うものである。通常、1つのサンプル点に、複数の照明光が入射するような照明条件(複数の光源を用いた照明条件)が設定されるので、個々の光源からの入射照明光に基づいて発生する複数の反射光強度の総和として、当該サンプル点から視点へ向かう反射光の強度を演算することになる。
このモデルは、テクスチャとなる二次元画像を、スキャナ装置やデジタルカメラなどを用いて入力し、反射率分布を示す反射特性データとして利用する単純なモデルである。このモデルに本発明を適用するのであれば、図5のステップS1において、実物として提供されたデニム地などを種々の曲率の曲面に張りつけ、その平面画像をデジタルカメラなどを用いて取り込めばよい。取り込んだデニム地の画像は、uv二次元座標系上に定義された絵柄データT(u,v)となり、繊維シートの反射率分布を示す反射特性データとして用いられる。ただし、絵柄データT(u,v)は、曲率パラメータσ,ξにも依存したデータということになり、座標値u,vで示される位置の反射特性は、u,v,σ,ξの関数として与えられる。ステップS6の反射光強度演算段階では、サンプル点Qにおける入射照明光の強度をIiとしたときに、反射光強度Iを、反射係数kを用いて、
I=k・Ii
なる式で求めることができる。ここで、従来の一般的なテクスチャマッピングモデルの場合、反射係数kは、座標値u,vの関数として求められるだけであったが、本発明の場合、反射係数kは、座標値u,vおよび曲率パラメータσ,ξの関数として与えられることになる。
拡散反射モデルは、古くからレンダリング処理に利用されてきたモデルであり、サンプル点Qにおける入射照明光の強度をIi、仮想物体表面上のサンプル点Q位置に立てた法線nと入射照明光とのなす角をα、拡散反射係数をkdとしたときに、反射光強度Iを、
I=kd・Ii・cos α
なる式で求めるモデルである。ここで、古典的な拡散反射モデルの場合、拡散反射係数kdは、定数として与えられる所定の反射特性データによって定められることになるが、本発明の場合、拡散反射係数kdは、図5のステップS1で行った実測結果に基づいて、曲率パラメータσ,ξを考慮した値として決定されることになる。
Phongの鏡面反射モデルは、鏡面反射の代表的なシェーディングモデルであり、サンプル点Qにおける入射照明光の強度をIi、仮想物体表面上のサンプル点Q位置に立てた法線nと入射照明光とのなす角をα、この角度αに依存した反射係数をk(α)、鏡面反射の鋭さを示すパラメータをβ、サンプル点Qにおける鏡面反射光の射出方向と視点方向とのなす角をγとしたときに、反射光強度Iを、
I=k(α)・Ii・cos βγ
なる式で求めるモデルである。ここで、従来のPhongの鏡面反射モデルの場合、反射係数k(α)およびパラメータβは定数として与えられる所定の反射特性データに基づいて定められるが、本発明の場合、反射係数k(α)およびβを、実測結果に基づいて、曲率パラメータσ,ξの関数として決定することになる。
I=ks・Ii・cos βγ
なる式で求める場合も少なくない。この場合は、係数ksおよびβを、曲率パラメータσ,ξの関数として決定するようにすればよい。
上述した古典的な拡散反射モデルやPhongの鏡面反射モデルでは、サンプル点Qの反射特性が、照明光の入射角や反射光の反射角に依存しないものとして取り扱っているが、絹のような布地やブラシ仕上げの金属のように、異方性反射を表現する必要がある場合には、反射特性を、照明光の入射角や反射光の反射角に依存する量として取り扱うのが好ましい。このような取り扱いを行うモデルとして、BRDF(Bi-directional Reflection Distribution Function)と呼ばれるモデルが提案されている。
I=kb・Ii
なる式で求めるのである。このように、BRDFモデルの特徴は、反射係数kbを、入射照明光Lの向きを示すパラメータ「θL,φL」および反射光Vの向きを示すパラメータ「θV,φV」の関数として与える点にある。
I=BRDF・Ii
なる形で定義するモデルであると考えると、従来のBRDFモデルの場合、関数BRDFを、4つの変数θL,φL,θV,φVをもつ関数として定義し、
I=BRDF(θL,φL,θV,φV)・Ii
なる形式の式で反射光強度Iを求めていたのに対し、本発明に係るモデルの場合、関数BRDFを、6つの変数θL,φL,θV,φV,σ,ξをもつ関数として定義し、
I=BRDF(θL,φL,θV,φV,σ,ξ)・Ii
なる形式の式で反射光強度Iを求めればよいことになる。
上述したBRDFモデルには、テクスチャマッピングの概念がないので、これを本発明にそのまま適用した場合、繊維シートの縦糸や横糸などから構成されるテクスチャ模様は表現されないことになる。ここで述べるBTF(Bi-directional Texture Function)は、いわば上述したBRDFモデルに、テクスチャマッピングモデルを組み合わせたモデルというべきものである。したがって、このBTFモデルを利用するには、前述した単純なテクスチャマッピングモデルと同様に、uv二次元座標系上の座標値u,vをパラメータとして追加し、反射特性を、θL,φL,θV,φV,u,v,σ,ξなる8個のパラメータによって決定される値として定義しておけばよい。
I=kb・Ii
なる式で求めることになる。ただし、このBTFモデルの場合、反射係数kbは、θL,φL,θV,φV,u,v,σ,ξの関数として与えられることになる。
I=BTF・Ii
なる形で定義するモデルであると考えると、従来のBTFモデルの場合、関数BTFを、6つの変数θL,φL,θV,φV,u,vをもつ関数として定義し、
I=BTF(θL,φL,θV,φV,u,v)・Ii
なる形式の式で反射光強度Iを求めていたのに対し、本発明に係るモデルの場合、関数BTFを、8つの変数θL,φL,θV,φV,u,v,σ,ξをもつ関数として定義し、
I=BTF(θL,φL,θV,φV,u,v,σ,ξ)・Ii
なる形式の式で反射光強度Iを求めればよいことになる。
上述したBRDFモデルを本発明に適用する場合、ステップS1における曲率依存反射特性測定段階で、照明条件および観察方向を変化させることにより、角度θL,φLで定義される入射照明光Lの向きおよび角度θV,φVで定義される反射光Vの向きを複数通りに変えた測定を行い、更に、曲率σおよび曲率角度ξを様々に変えた測定を行い、曲率依存反射特性を、σ,ξ,θL,φL,θV,φVの組み合わせごとにそれぞれ求めるようにすればよい。すなわち、曲率σおよび曲率角度ξを加えた6つの因子「σ,ξ,θL,φL,θV,φV」の組み合わせごとに、所定の曲率依存反射特性の値を求めておくようにすればよい。具体的には、図7に示すテーブルが2つの変数σおよびξについての二次元のテーブルであるのに対して、6つの変数「σ,ξ,θL,φL,θV,φV」についての六次元のテーブルが作成されることになる。BTFモデルの場合は、更に、座標値u,vを加えた8つの変数「σ,ξ,θL,φL,θV,φV,u,v」についての八次元のテーブルが作成される。
既に述べたとおり、カラー画像を作成する場合には、1つのサンプル点Qから発生する反射光Lを、各原色成分ごとに別個に取り扱う処理が行われる。上述した各モデルは、このような各色成分を考慮しない簡単なモデルであるが、これらのモデルをカラー画像作成に適用するのであれば、個々の式を、たとえば三原色RGBのそれぞれについて用意しておけばよい。
これまで述べてきたように、本発明では、仮想物体上のサンプル点Qについて、曲率σおよび曲率角度ξを求めることが非常に重要である。ここで、曲率σおよび曲率角度ξは、図4に示すような円柱状のモデルを用いれば、簡単に定義することができる。たとえば、図4(a) に示す例の場合、円柱状の物体51の半径r1の逆数を曲率σと定義し、円柱の中心軸Hを半径方向に投影することにより円柱側面上に得られる投影線H′と繊維シート61の基準方向線Wとのなす角ξを当該曲率σについての曲率角度と定義している。
σQ=(La・σa+Lb・σb+Lc・σc)/(La+Lb+Lc)
なる演算によって定義するのである。このような方法で曲率σQを定義すれば、上述の基本概念に合致した方法での定義が可能になる。
σQ=(Ua・σa+Ub・σb+Uc・σc)/(Ua+Ub+Uc)
なる演算によって定義するのである。このような方法で曲率σQを定義すれば、やはり上述の基本概念に合致した方法での定義が可能になる。
ξQ=(La・ξa+Lb・ξb+Lc・ξc)/(La+Lb+Lc)
なる演算によって定義するのである。このような方法で曲率角度ξQを定義すれば、上述の基本概念に合致した方法での定義が可能になる。この方法の原理は、図11を参照して説明した曲率σQを定義する方法の原理と共通するものである。
ξQ=(Ua・ξa+Ub・ξb+Uc・ξc)/(Ua+Ub+Uc)
なる演算によって定義するのである。このような方法で曲率角度ξQを定義すれば、やはり上述の基本概念に合致した方法での定義が可能になる。
図5に示す流れ図において、ステップS1は、実在の繊維シートを実在の物体上に張り付けた実測により行われる手順であるが、ステップS2〜S9は、コンピュータの内部で行われる処理であり、各手順は、実際にはコンピュータプログラムに基づいて実行されることになる。
これまで述べた実施形態では、仮装物体の湾曲が凸状になっている例のみを示したが、実際には、仮装物体の表面は必ずしも凸状の湾曲のみから構成されているとは限らず、凹状の湾曲を有する仮装物体が用いられる場合もある。本発明は、もちろん、凸状の湾曲をもった仮装物体のみならず、凹状の湾曲をもった仮装物体についても適用可能である。
11…仮想物体の上面
12…仮想物体の前面
13…仮想物体の側面
20…繊維シートを張り付けた仮想物体
21…繊維シートを張り付けた仮想物体の上面
22…繊維シートを張り付けた仮想物体の前面
23…繊維シートを張り付けた仮想物体の側面
30…仮想物体
31…仮想物体の上面
32…仮想物体側面
40…繊維シートを張り付けた仮想物体
41…繊維シートを張り付けた仮想物体の上面
42…繊維シートを張り付けた仮想物体の側面
50…仮想物体
51,52…円柱状の実在の物体
55…仮想物体の投影画像
60…仮想繊維シート
61…実在の繊維シート
71…四角柱からなる物体
72…半径r1の円柱からなる物体
73…半径r2の円柱からなる物体
74…半径r1の円柱のくぼみを有する物体
110…データ入力部
120…三次元データ格納部
130…曲率依存反射特性格納部
140…曲率演算部
150…反射光強度演算部
160…投影条件設定部
170…画素定義部
180…投影データ格納部
A,B,C…三角形の各辺
a,b,c…垂線の足
D1〜D6…三角形の頂点
E…視点
F1〜F4…測定領域
G…光源
H…円柱の中心軸
H′…円柱の中心軸の投影線
ha,hqa…垂線の長さ
Ja…接続点
L…照明光
L′…照明光の投影像
La…点Qと点D3との距離
Lb…点Qと点D2との距離
Lc…点Qと点D1との距離
M…投影平面
n…法線
Oa…垂直二等分線の交点
P…画素
Q…サンプル点
Ra…点Oaと点Jaとの距離
r1,r2…円柱の半径
S…法線に直交する直交平面
S1〜S9…流れ図の各ステップ
Ta,Tb,Tc…隣接三角形
Tq…着目三角形
Ua,Ub,Uc…個々の分割領域およびその面積
u,v…絵柄を示す二次元座標系の各座標軸
V…反射光
V′…反射光の投影像
W…基準方向線
X,Y,Z…三次元座標系の各座標軸
x,y…投影平面M上の二次元座標系の各座標軸
ζ…基準線
θL…照明光Lの入射角
θV…反射光Vの射出角
ξ…曲率角度
ξa…辺Aに関する曲率角度
ξb…辺Bに関する曲率角度
ξc…辺Cに関する曲率角度
ξQ…サンプル点Qの曲率角度
σ…曲率
σa…辺Aに関する曲率
σb…辺Bに関する曲率
σc…辺Cに関する曲率
σQ…サンプル点Qの曲率
φL…照明光Lの方位角
φV…反射光Vの方位角
ωa…面もしくは線分の形成角
Claims (25)
- 物体の三次元データに基づいて、当該物体の表面に繊維シートを張り付け、これを所定の視点から観察したときに得られる投影画像を示す二次元データを生成する方法であって、
実在の繊維シートを所定の曲率を有する実在の物体上に張り付け、所定の条件で照明を行い、前記繊維シート表面から得られる反射光を所定方向から観察する測定を、複数通りの曲率についてそれぞれ行うことにより、曲率が反射光強度に及ぼす影響を含んだ曲率依存反射特性を求める曲率依存反射特性測定段階と、
コンピュータが、仮想物体の立体形状を示す三次元データを入力するデータ入力段階と、
コンピュータが、照明条件、視点位置、投影平面を設定する投影条件設定段階と、
コンピュータが、前記仮想物体の表面上に定義された所定のサンプル点の位置について、前記仮想物体表面の曲率を求める曲率演算段階と、
コンピュータが、前記繊維シートを前記仮想物体の表面に張り付けた場合に、前記サンプル点から前記視点位置に向かう反射光の強度を、当該サンプル点位置における曲率に対応する曲率依存反射特性を考慮して求める反射光強度演算段階と、
コンピュータが、サンプル点からの反射光と前記投影平面との交点位置に、前記反射光の強度に応じた画素値をもつ画素を定義する画素定義段階と、
コンピュータが、多数のサンプル点について定義された多数の画素の集合により、前記仮想物体の投影画像を示す二次元投影データを生成する投影データ生成段階と、
を有することを特徴とする表面に繊維シートを張り付けた三次元仮想物体に基づく二次元画像生成方法。 - 請求項1に記載の二次元画像生成方法において、
曲率依存反射特性測定段階では、実在の繊維シートを実在の物体上に張り付ける際に、実在の繊維シート上に基準方向線を定義し、この基準方向線が実在の物体上でそれぞれ異なる方向を向くように複数通りの向きで張り付けるようにし、向きのファクターをもった曲率を定義し、曲率依存反射特性を、向きのファクターをもった個々の曲率ごとにそれぞれ求め、
データ入力段階では、仮想物体に対する繊維シートの張り付け向きに関する情報を併せて入力し、
曲率演算段階では、向きのファクターをもった曲率を求め、
反射光強度演算段階では、向きのファクターをもった曲率に対応する曲率依存反射特性を考慮して反射光強度を求めることを特徴とする表面に繊維シートを張り付けた三次元仮想物体に基づく二次元画像生成方法。 - 請求項2に記載の二次元画像生成方法において、
曲率依存反射特性測定段階では、実在の物体の円柱側面に実在の繊維シートを所定の向きに張り付け、円柱の半径の逆数を用いて曲率σを定義し、円柱の中心軸を半径方向に投影することにより円柱側面上に得られる投影線と繊維シートの基準方向線とのなす角ξを当該曲率σについての曲率角度と定義し、個々の曲率σおよび個々の曲率角度ξの各組み合わせに対応する曲率依存反射特性をそれぞれ求め、
データ入力段階では、仮想物体上に張り付けられる繊維シートの基準方向線の向きに関する情報を入力し、
曲率演算段階では、所定のサンプル点の位置について、前記基準方向線の向きに関する情報を参照することにより、曲率σおよびこの曲率σに応じた湾曲方向と前記基準方向線とのずれを示す曲率角度ξを求め、
反射光強度演算段階では、前記曲率σおよび曲率角度ξの組み合わせに対応する曲率依存反射特性を考慮して反射光強度を求めることを特徴とする表面に繊維シートを張り付けた三次元仮想物体に基づく二次元画像生成方法。 - 請求項3に記載の二次元画像生成方法において、
曲率依存反射特性測定段階では、uv二次元座標系上に定義された絵柄データT(u,v)で示される絵柄をもった実在の繊維シートを用いた測定を行うようにし、座標値u,vの値に応じた曲率依存反射特性を求め、
反射光強度演算段階では、サンプル点における入射照明光の強度をIiとしたときに、反射光強度Iを、座標値u,vおよび曲率パラメータσ,ξの関数として与えられる反射係数kを用いて、
I=k・Ii
なる式で求めることを特徴とする表面に繊維シートを張り付けた三次元仮想物体に基づく二次元画像生成方法。 - 請求項3に記載の二次元画像生成方法において、
反射光強度演算段階では、サンプル点における入射照明光の強度をIi、仮想物体表面上の前記サンプル点位置に立てた法線nと前記入射照明光とのなす角をα、拡散反射係数をkdとしたときに、反射光強度Iを、
I=kd・Ii・cos α
なる式で求め、前記拡散反射係数kdを、曲率パラメータσ,ξを考慮して決定することを特徴とする表面に繊維シートを張り付けた三次元仮想物体に基づく二次元画像生成方法。 - 請求項5に記載の二次元画像生成方法において、
曲率依存反射特性測定段階では、uv二次元座標系上に定義された絵柄データT(u,v)で示される絵柄をもった実在の繊維シートを用いた測定を行うようにし、座標値u,vの値に応じた曲率依存反射特性を求め、
反射光強度演算段階では、拡散反射係数kdを、座標値u,vおよび曲率パラメータσ,ξを考慮して決定することを特徴とする表面に繊維シートを張り付けた三次元仮想物体に基づく二次元画像生成方法。 - 請求項3に記載の二次元画像生成方法において、
反射光強度演算段階では、サンプル点における入射照明光の強度をIi、仮想物体表面上の前記サンプル点位置に立てた法線nと前記入射照明光とのなす角をα、この角度αに依存した反射係数をk(α)、鏡面反射の鋭さを示すパラメータをβ、前記サンプル点における鏡面反射光の射出方向と視点方向とのなす角をγとしたときに、反射光強度Iを、
I=k(α)・Ii・cos βγ
なる式で求め、前記係数k(α)およびβを、曲率パラメータσ,ξを考慮して決定することを特徴とする表面に繊維シートを張り付けた三次元仮想物体に基づく二次元画像生成方法。 - 請求項7に記載の二次元画像生成方法において、
角度αに依存した反射係数をk(α)の代わりに、角度αに依存しない係数ksを用い、反射光強度Iを、
I=ks・Ii・cos βγ
なる式で求め、前記係数ksおよびβを、曲率パラメータσ,ξを考慮して決定することを特徴とする表面に繊維シートを張り付けた三次元仮想物体に基づく二次元画像生成方法。 - 請求項3に記載の二次元画像生成方法において、
反射光強度演算段階では、サンプル点における入射照明光の強度をIi、仮想物体表面上の前記サンプル点位置に立てた法線nと前記入射照明光とのなす角をθL、前記法線nに直交する直交平面上への前記入射照明光の投影像と前記直交平面上の前記サンプル点を通る基準線とのなす角度をφL、前記法線nと反射光とのなす角度をθV、前記直交平面上への前記反射光の投影像と前記基準線とのなす角度をφVとしたときに、反射光強度Iを、θL,φL,θV,φVおよび曲率パラメータσ,ξの関数として与えられる反射係数kbを用いて、
I=kb・Ii
なる式で求めることを特徴とする表面に繊維シートを張り付けた三次元仮想物体に基づく二次元画像生成方法。 - 請求項3に記載の二次元画像生成方法において、
曲率依存反射特性測定段階では、uv二次元座標系上に定義された絵柄データT(u,v)で示される絵柄をもった実在の繊維シートを用いた測定を行うようにし、座標値u,vの値に応じた曲率依存反射特性を求め、
反射光強度演算段階では、サンプル点における入射照明光の強度をIi、仮想物体表面上の前記サンプル点位置に立てた法線nと前記入射照明光とのなす角をθL、前記法線nに直交する直交平面上への前記入射照明光の投影像と前記直交平面上の前記サンプル点を通る基準線とのなす角度をφL、前記法線nと反射光とのなす角度をθV、前記直交平面上への前記反射光の投影像と前記基準線とのなす角度をφVとしたときに、反射光強度Iを、θL,φL,θV,φV,座標値u,vおよび曲率パラメータσ,ξの関数として与えられる反射係数kbを用いて、
I=kb・Ii
なる式で求めることを特徴とする表面に繊維シートを張り付けた三次元仮想物体に基づく二次元画像生成方法。 - 請求項9または10に記載の二次元画像生成方法において、
曲率依存反射特性測定段階では、照明条件および観察方向を変化させることにより、角度θL,φLで定義される入射照明光の向きおよび角度θV,φVで定義される反射光の向きを複数通りに変えた測定を行い、曲率依存反射特性を、角度θL,φL,θV,φVの組み合わせごとにそれぞれ求めるようにし、
反射光強度演算段階では、演算対象となるサンプル点についての入射照明光の向きを示す角度θL,φLおよび反射光の向きを示す角度θV,φVの組み合わせに対応した曲率依存反射特性を用いた演算を行うようにすることを特徴とする表面に繊維シートを張り付けた三次元仮想物体に基づく二次元画像生成方法。 - 請求項1〜11のいずれかに記載の二次元画像生成方法において、
投影条件設定段階で、複数の光源を有する照明条件を設定し、
反射光強度演算段階で、1つのサンプル点から視点位置に向かう反射光の強度を、前記複数の光源のそれぞれからの入射照明光に基づいて発生する各反射光強度の総和として求めることを特徴とする表面に繊維シートを張り付けた三次元仮想物体に基づく二次元画像生成方法。 - 請求項1〜12のいずれかに記載の二次元画像生成方法において、
データ入力段階では、仮想物体の立体形状を多角形の集合体として入力し、
曲率演算段階で、特定のサンプル点Qについての曲率を求める際に、当該特定のサンプル点を含むJ個の辺を有する着目多角形について、当該着目多角形とこれに隣接する複数J個の隣接多角形との間の前記仮想物体の内側についての形成角ω1〜ωJをそれぞれ求め、第j番目の隣接多角形との間の境界を形成する第j番目の辺に関する曲率として、第j番目の形成角ωjが180°に近くなればなるほど小さくなり、かつ、前記着目多角形および前記第j番目の隣接多角形の大きさが大きくなればなるほど小さくなるような絶対値をもち、前記第j番目の形成角ωjと180°との大小関係に応じた符号を有する曲率σjを定義し、第1番目の辺〜第J番目の辺についてそれぞれ曲率σ1〜σJを定義し、前記特定のサンプル点と第j番目の辺との距離が短ければ短いほど、第j番目の曲率σjの影響が大きくなるように、J個の曲率σ1〜σJを合成することにより、前記サンプル点Qについての曲率σQを求めることを特徴とする表面に繊維シートを張り付けた三次元仮想物体に基づく二次元画像生成方法。 - 請求項13に記載の二次元画像生成方法において、
曲率依存反射特性測定段階では、実在の繊維シートを実在の物体上に張り付ける際に、実在の繊維シート上に基準方向線を定義し、この基準方向線が実在の物体上でそれぞれ異なる方向を向くように複数通りの向きで張り付けるようにし、向きのファクターをもった曲率を定義し、曲率依存反射特性を、向きのファクターをもった個々の曲率ごとにそれぞれ求め、
データ入力段階では、前記基準方向線に関する情報を併せて入力し、
曲率演算段階では、前記基準方向線と着目多角形の第1番目の辺〜第J番目の辺のそれぞれとのなす角ξ1〜ξJを、各辺についての曲率角度としてそれぞれ求め、サンプル点Qと第j番目の辺との距離が短ければ短いほど、第j番目の曲率角度ξjの影響が大きくなるように、J個の曲率角度ξ1〜ξJを合成することにより、前記サンプル点Qについての曲率角度ξQを求め、
反射光強度演算段階では、前記曲率角度ξQで示される向きのファクターをもった曲率に対応する曲率依存反射特性を考慮して反射光強度を求めることを特徴とする表面に繊維シートを張り付けた三次元仮想物体に基づく二次元画像生成方法。 - 請求項1〜12のいずれかに記載の二次元画像生成方法において、
データ入力段階では、仮想物体の立体形状を三角形の集合体として入力し、
曲率演算段階で、特定のサンプル点Qについての曲率を求める際に、当該特定のサンプル点を含む着目三角形Tqについて、当該着目三角形Tqと、辺A,B,Cを境界としてこれに隣接する3個の隣接三角形Ta,Tb,Tcとの間の前記仮想物体の内側についての形成角ωa,ωb,ωcをそれぞれ求め、辺Aに関する曲率として、前記形成角ωaが180°に近くなればなるほど小さくなり、かつ、前記着目三角形Tqおよび前記隣接三角形Taの大きさが大きくなればなるほど小さくなるような絶対値をもち、前記形成角ωaと180°との大小関係に応じた符号を有する曲率σaを定義し、辺Bに関する曲率として、前記形成角ωbが180°に近くなればなるほど小さくなり、かつ、前記着目三角形Tqおよび前記隣接三角形Tbの大きさが大きくなればなるほど小さくなるような絶対値をもち、前記形成角ωbと180°との大小関係に応じた符号を有する曲率σbを定義し、辺Cに関する曲率として、前記形成角ωcが180°に近くなればなるほど小さくなり、かつ、前記着目三角形Tqおよび前記隣接三角形Tcの大きさが大きくなればなるほど小さくなるような絶対値をもち、前記形成角ωcと180°との大小関係に応じた符号を有する曲率σcを定義し、前記サンプル点Qと辺Aとの距離が短ければ短いほど曲率σaの影響が大きくなり、前記サンプル点Qと辺Bとの距離が短ければ短いほど曲率σbの影響が大きくなり、前記サンプル点Qと辺Cとの距離が短ければ短いほど曲率σcの影響が大きくなるように、曲率σa,σb,σcを合成することにより、前記サンプル点Qについての曲率σQを求めることを特徴とする表面に繊維シートを張り付けた三次元仮想物体に基づく二次元画像生成方法。 - 請求項15に記載の二次元画像生成方法において、
辺Aに関する曲率を定義する際に、着目三角形Tqの辺Aに対する対角から辺Aに下ろした垂線の長さhqaと、隣接三角形Taの辺Aに対する対角から辺Aに下ろした垂線の長さhaと、を求め、平面上に、「長さhqaをもった線分」と「長さhaをもった線分」とを、それぞれの一端が接続点Jaで接続され、かつ、前記接続点Jaにおける両線分のなす角が形成角ωaとなるように配置し、前記「長さhqaをもった線分」の垂直二等分線と前記「長さhaをもった線分」の垂直二等分線との交点Oaと前記接続点Jaとの距離Raの逆数を、辺Aに関する曲率σaの絶対値と定義し、
辺Bに関する曲率を定義する際に、着目三角形Tqの辺Bに対する対角から辺Bに下ろした垂線の長さhqbと、隣接三角形Tbの辺Bに対する対角から辺Bに下ろした垂線の長さhbと、を求め、平面上に、「長さhqbをもった線分」と「長さhbをもった線分」とを、それぞれの一端が接続点Jbで接続され、かつ、前記接続点Jbにおける両線分のなす角が形成角ωbとなるように配置し、前記「長さhqbをもった線分」の垂直二等分線と前記「長さhbをもった線分」の垂直二等分線との交点Obと前記接続点Jbとの距離Rbの逆数を、辺Bに関する曲率σbの絶対値と定義し、
辺Cに関する曲率を定義する際に、着目三角形Tqの辺Cに対する対角から辺Cに下ろした垂線の長さhqcと、隣接三角形Tcの辺Cに対する対角から辺Cに下ろした垂線の長さhcと、を求め、平面上に、「長さhqcをもった線分」と「長さhcをもった線分」とを、それぞれの一端が接続点Jcで接続され、かつ、前記接続点Jcにおける両線分のなす角が形成角ωcとなるように配置し、前記「長さhqcをもった線分」の垂直二等分線と前記「長さhcをもった線分」の垂直二等分線との交点Ocと前記接続点Jcとの距離Rcの逆数を、辺Cに関する曲率σcの絶対値と定義することを特徴とする表面に繊維シートを張り付けた三次元仮想物体に基づく二次元画像生成方法。 - 請求項15または16に記載の二次元画像生成方法において、
サンプル点Qについての曲率σQを求める際に、着目三角形Tqの辺Aに対する対角とサンプル点Qとの距離をLa、着目三角形Tqの辺Bに対する対角とサンプル点Qとの距離をLb、着目三角形Tqの辺Cに対する対角とサンプル点Qとの距離をLcとしたときに、
σQ=(La・σa+Lb・σb+Lc・σc)/(La+Lb+Lc)
なる演算を行うことを特徴とする表面に繊維シートを張り付けた三次元仮想物体に基づく二次元画像生成方法。 - 請求項15または16に記載の二次元画像生成方法において、
サンプル点Qについての曲率σQを求める際に、サンプル点Qから辺Aに下ろした垂線と、サンプル点Qから辺Bに下ろした垂線と、サンプル点Qから辺Cに下ろした垂線と、によって、着目三角形Tqを3つの領域に分割し、辺Aに対する対角を含む領域の面積をUa、辺Bに対する対角を含む領域の面積をUb、辺Cに対する対角を含む領域の面積をUcとしたときに、
σQ=(Ua・σa+Ub・σb+Uc・σc)/(Ua+Ub+Uc)
なる演算を行うことを特徴とする表面に繊維シートを張り付けた三次元仮想物体に基づく二次元画像生成方法。 - 請求項15〜18のいずれかに記載の二次元画像生成方法において、
曲率依存反射特性測定段階では、実在の繊維シートを実在の物体上に張り付ける際に、実在の繊維シート上に基準方向線を定義し、この基準方向線が実在の物体上でそれぞれ異なる方向を向くように複数通りの向きで張り付けるようにし、向きのファクターをもった曲率を定義し、曲率依存反射特性を、向きのファクターをもった個々の曲率ごとにそれぞれ求め、
データ入力段階では、前記基準方向線に関する情報を併せて入力し、
曲率演算段階では、前記基準方向線と着目三角形の辺A,辺B,辺Cのそれぞれとのなす角ξa,ξb,ξcを、各辺についての曲率角度としてそれぞれ求め、サンプル点Qと辺Aとの距離が短ければ短いほど曲率角度ξaの影響が大きくなり、サンプル点Qと辺Bとの距離が短ければ短いほど曲率角度ξbの影響が大きくなり、サンプル点Qと辺Cとの距離が短ければ短いほど曲率角度ξcの影響が大きくなるように、曲率角度ξa,ξb,ξcを合成することにより、サンプル点Qについての曲率角度ξQを求め、
反射光強度演算段階で、サンプル点Qについての反射光強度を求める際に、曲率角度ξQなる向きのファクターをもった曲率σQを用いて、対応する曲率依存反射特性を決定することを特徴とする表面に繊維シートを張り付けた三次元仮想物体に基づく二次元画像生成方法。 - 請求項19に記載の二次元画像生成方法において、
サンプル点Qについての曲率角度ξQを求める際に、着目三角形Tqの辺Aに対する対角とサンプル点Qとの距離をLa、着目三角形Tqの辺Bに対する対角とサンプル点Qとの距離をLb、着目三角形Tqの辺Cに対する対角とサンプル点Qとの距離をLcとしたときに、
ξQ=(La・ξa+Lb・ξb+Lc・ξc)/(La+Lb+Lc)
なる演算を行うことを特徴とする表面に繊維シートを張り付けた三次元仮想物体に基づく二次元画像生成方法。 - 請求項19に記載の二次元画像生成方法において、
サンプル点Qについての曲率角度ξQを求める際に、サンプル点Qから辺Aに下ろした垂線と、サンプル点Qから辺Bに下ろした垂線と、サンプル点Qから辺Cに下ろした垂線と、によって、着目三角形Tqを3つの領域に分割し、辺Aに対する対角を含む領域の面積をUa、辺Bに対する対角を含む領域の面積をUb、辺Cに対する対角を含む領域の面積をUcとしたときに、
σQ=(Ua・ξa+Ub・ξb+Uc・ξc)/(Ua+Ub+Uc)
なる演算を行うことを特徴とする表面に繊維シートを張り付けた三次元仮想物体に基づく二次元画像生成方法。 - 請求項1〜12のいずれかに記載の二次元画像生成方法において、
データ入力段階では、仮想物体の立体形状を、数式およびこの数式に用いられているパラメータの値によって表現されるパラメトリック曲面として入力し、
曲率演算段階で、特定のサンプル点Qについての曲率を、前記数式およびパラメータの値を用いた演算により求めることを特徴とする表面に繊維シートを張り付けた三次元仮想物体に基づく二次元画像生成方法。 - 請求項1〜22のいずれかに記載の二次元画像生成方法における曲率依存反射特性測定段階以外の各段階をコンピュータに実行させるためのプログラム。
- 物体の三次元データに基づいて、当該物体の表面に繊維シートを張り付け、これを所定の視点から観察したときに得られる投影画像を示す二次元データを生成する装置であって、
外部から与えられる種々のデータを入力するデータ入力部と、
前記データ入力部から入力された、仮想物体の立体形状を示す三次元データを格納する三次元データ格納部と、
前記データ入力部から入力された、繊維シートについての「曲率が反射光強度に及ぼす影響」を含んだ曲率依存反射特性を格納する曲率依存反射特性格納部と、
前記データ入力部から入力されたデータに基づき、照明条件、視点位置、投影平面を設定する投影条件設定部と、
前記三次元データに基づいて、前記仮想物体の表面上に定義された所定のサンプル点の位置について、前記仮想物体表面の曲率を求める曲率演算部と、
前記繊維シートを前記仮想物体の表面に張り付けた場合に、前記サンプル点から前記視点位置に向かう反射光の強度を、前記三次元データ、前記照明条件、前記視点位置、当該サンプル点位置における曲率に対応する前記曲率依存反射特性を考慮して求める反射光強度演算部と、
サンプル点からの反射光と前記投影平面との交点位置に、前記反射光の強度に応じた画素値をもつ画素を定義する画素定義部と、
多数のサンプル点について定義された多数の画素の集合を、前記仮想物体の投影画像を示す二次元投影データとして格納する投影データ格納部と、
を備えることを特徴とする表面に繊維シートを張り付けた三次元仮想物体に基づく二次元画像生成装置。 - 請求項24に記載の二次元画像生成装置において、
データ入力部が、繊維シートを仮想物体に張り付けたときに、繊維シート上に定義された基準方向線の向きに関する情報を入力する機能を有し、
曲率依存反射特性格納部が、曲率と、この曲率に応じた湾曲方向と前記基準方向線とのずれを示す曲率角度と、についての種々の組み合わせにそれぞれ対応する曲率依存反射特性を格納する機能を有し、
曲率演算部が、サンプル点位置における曲率とともに曲率角度を求める機能を有し、
反射光強度演算部が、サンプル点位置における曲率および曲率角度に対応する曲率依存反射特性を考慮して、反射光強度を求める機能を有することを特徴とする表面に繊維シートを張り付けた三次元仮想物体に基づく二次元画像生成装置。
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