JP2004151858A - 表示制御装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】同じ種類の画面を複数表示する際に、ユーザ所望の適宜の表示形態で各画面を表示する。
【解決手段】同じ機能について複数の画面表示状態を記憶しておき、同じ機能が選択される度に前記画面表示状態に基づき新たに同じ種類の画面を表示手段上に表示する。同じ機能について複数の画面表示状態がそれぞれ異なるように記憶手段に記憶しておくことによって、同じ機能が選択される度に決定手段により決定される画面表示状態は既に表示済みの画面とは異なる。表示手段は決定した画面表示状態に基づき新たに同じ種類の画面を表示手段上に表示することから、同じ機能が選択された場合であっても、同じ種類の画面の一部あるいは全部が重複された状態で表示しないように同じ種類の画面を表示する。これにより、ユーザは面倒な操作を行わなくても複数の同じ種類の画面を確実に視認することができる見やすい画面を簡単に表示させることができるようになる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ユーザによる各種機能の起動操作に応じて、該起動された各種機能に対応した画面を所定の表示装置上に表示する表示制御装置及びプログラムに関する。特に同じ機能が複数起動されることに伴って同じ種類の画面を複数表示する際に、ユーザ所望の適宜の表示状態で各画面を表示することのできるようにした表示制御装置及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
最近では、パーソナルコンピュータの普及に伴って、コンピュータを用いて楽器を演奏したり、作曲・編曲を行ったり、あるいは音色を合成したりするコンピュータミュージックにより、誰でもが音楽を自由に楽しめるようになってきた。こうしたコンピュータミュージックでは、例えばユーザによる演奏データの入力、音色(ボイスとも呼ぶ)の編集、エフェクトの編集などの各種機能の選択に応じて、各種機能に対応した画面をディスプレイなどの所定の表示装置上に表示する。従来知られた表示制御装置においてはユーザによる同じ機能の選択に従って、該選択された機能に対応した画面を同時に複数表示することができるようになっている。例えば、シーケンサ等でよく用いられる音色を編集するための機能(これをボイスエディタと呼ぶ)では複数の音色を比較しながら同時に各音色を編集することが多く行われることから、各音色毎に同じ編集画面を例えばマルチウインドウ表示するなどして同時に複数表示し、ユーザはこれらの表示された画面を利用することができる。これにより、音楽的な専門知識の少ない初心者であっても、所定の表示装置上に表示された各音色毎の編集画面を見ながら簡単に音色の編集などを行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ユーザにより同じ機能が選択された場合には、機能選択毎に該当する画面の一部あるいは全部が重複された状態で各種機能に対応した画面が表示されるようになっていた。そのため、ユーザは表示された画面の表示位置を適宜の位置にずらしたり画面の表示サイズを適宜のサイズに変更したりするなどして、表示装置上に表示された各画面の表示状態を適宜に変更して画面表示を見やすくすることができるようになっている。しかし、ユーザがこうした画面の表示状態の変更を行ったとしても、従来の表示制御装置では現在表示中の画面を一旦停止してしまうと(例えばウインドウ表示を閉じるなど)、再度同じ機能が選択された場合に前記ユーザが変更した表示状態を反映することなく、再度画面の一部あるいは全部が重複された状態で画面を表示していた。したがって、ユーザは同じ機能を選択する度に表示された画面の表示位置や表示サイズなどの表示状態をいちいち変更しなければならず、そうした変更操作は非常に煩わしく面倒である、という問題点があった。
【0004】
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、ユーザにより同じ機能が選択された場合に、ユーザが設定した画面の表示位置や表示サイズなどの表示状態に従って各種機能に対応した同じ種類の画面を順次に表示するようにしたことにより、ユーザが面倒な操作を行うことがなくても、常に複数の画面を確実に視認することが可能である見やすい画面表示を行う表示制御装置及びプログラムを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る表示制御装置は、機能選択に応じて所定の表示手段上に同じ種類の画面を同時に複数表示する表示制御装置であって、同じ機能について複数の画面表示状態を記憶する記憶手段と、同じ機能が選択される度に、前記記憶手段に記憶された複数の画面表示状態の中からいずれかの画面表示状態に決定する決定手段と、前記決定した画面表示状態に基づき新たに同じ種類の画面を表示手段上に表示する表示手段とを具える。
【0006】
本発明によると、同じ機能について複数の画面表示状態を記憶しておき、同じ機能が選択される度に前記画面表示状態に基づき新たに同じ種類の画面を表示手段上に表示するようにしたことから、同じ機能が選択された場合に同じ種類の画面の一部あるいは全部が重複された状態で表示されないようにすることができる。すなわち、同じ機能について複数の画面表示状態がそれぞれ異なるように記憶手段に記憶しておくことによって、同じ機能が選択される度に決定手段により決定される画面表示状態は既に表示済みの画面とは異なる。表示手段は前記決定した画面表示状態に基づき新たに同じ種類の画面を表示手段上に表示することから、同じ機能が選択された場合であっても、同じ種類の画面の一部あるいは全部が重複された状態で表示しないようにして同じ種類の画面を表示する。こうすることにより、ユーザは面倒な操作を行わなくても、複数の同じ種類の画面を確実に視認することが可能である見やすい画面を簡単に表示させることができるようになる。
【0007】
本発明は、装置の発明として構成し、実施することができるのみならず、方法の発明として構成し実施することができる。また、本発明は、コンピュータまたはDSP等のプロセッサのプログラムの形態で実施することができるし、そのようなプログラムを記憶した記憶媒体の形態で実施することもできる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を添付図面に従って詳細に説明する。
【0009】
図1は、この発明に係る表示制御装置の全体構成の一実施例を示したハード構成ブロック図である。ここに示された表示制御装置のハードウエア構成例はコンピュータを用いて構成されており、そこにおいて、表示部5Aに表示される音色編集(ボイスエディタ)のための選択画面や編集画面1〜3などの各種画面(図示せず)の表示位置や表示サイズなどの表示制御はコンピュータが表示制御処理を実現する所定の制御プログラム(後述するメイン処理や編集処理などのソフトウエアプログラム)を各画面毎にそれぞれ実行することにより実施される。勿論、この表示制御処理はコンピュータソフトウエアの形態に限らず、DSP(ディジタル・シグナル・プロセッサ)によって処理されるマイクロプログラムの形態でも実施可能であり、また、この種のプログラムの形態に限らず、ディスクリート回路又は集積回路若しくは大規模集積回路等を含んで構成された専用ハードウエア装置の形態で実施してもよい。なお、本発明に係る表示制御装置はパーソナルコンピュータに限らず、電子楽器やカラオケ装置又は電子ゲーム装置、あるいはその他のマルチメディア機器等、任意の製品応用形態をとっているものであってもよい。
【0010】
この実施例において、ボイスエディタとは音色の発音態様(具体的には音色波形データ)を制御するために用いられる各種のパラメータ内容を編集するための機能である。該ボイスエディタが起動されると、複数の異なるパラメータのそれぞれをユーザが編集しやすいように、それぞれのパラメータを編集するのに適した例えばウインドウ表示形態の編集画面を表示部5A上に複数表示する。この実施例に示す表示制御装置では、所定のシーケンスソフトの起動に伴って各種機能が選択可能であるメイン画面(図示せず)を表示して、該メイン画面からのボイスエディタの選択に従って選択画面を表示する、選択画面からのボイス種類(例えばピアノ音色やギター音色など)の選択に従って編集画面1を表示する、編集画面1からの編集対象パラメータの選択に従って編集画面2又は編集画面3を表示する、などのように選択操作に応じて段階的に選択内容に対応した画面を順次に表示する。すなわち、1つの音色を編集するための1つのボイスエディタは複数の画面(選択画面及び編集画面1〜3)を組にして構成されており、ユーザは同時に表示された各編集画面1〜3を適宜に用いて音色に関するパラメータの編集を行うことができる。なお、編集画面1と編集画面2と編集画面3とでは、編集可能なパラメータ種類が異なることは言うまでもない。
【0011】
図1に示す表示制御装置は、マイクロプロセッサユニット(CPU)1、リードオンリメモリ(ROM)2、ランダムアクセスメモリ(RAM)3からなるマイクロコンピュータによって制御される。CPU1は、この表示制御装置全体の動作を制御するものである。このCPU1に対して、通信バス1D(例えばデータ及びアドレスバス)を介してROM2、RAM3、通信インタフェース(I/F)4、表示回路5、検出回路6、音源回路7、効果回路8がそれぞれ接続されている。ROM2は、CPU1により実行あるいは参照される各種制御プログラムや各種データ等を格納するものである。RAM3は、CPU1が所定のプログラムを実行する際に発生する各種データなどを一時的に記憶するワーキングメモリとして、あるいは現在実行中のプログラムやそれに関連するデータを記憶するメモリ等として使用される。RAM3の所定のアドレス領域がそれぞれの機能に割り当てられ、レジスタやフラグ、テーブル、メモリなどとして利用される。
【0012】
ここで、上記RAM3上に確保される表示位置バッファに記録される画面の表示位置情報について説明する。図2は、表示位置バッファに記録される画面の表示位置情報のデータ構成の一実施例を示す概念図である。
【0013】
表示位置バッファは、表示位置情報を割当番号毎に記録する。表示位置情報は、ユーザによる機能選択に従って表示部5A上に表示される1つのボイスエディタで起動可能な各種画面(この実施例では選択画面及び編集画面1〜3)の表示位置と表示サイズとからなるデータである。表示位置は画面を表示部5A上のどの位置に表示するべきかを定義する情報であり、初期表示状態として該表示位置に従う表示部5A上の所定位置に対応する画面で表示する。表示サイズは画面を表示部5A上にどのような大きさ(つまり表示範囲)で表示するべきかを定義する情報であり、初期表示状態として該表示サイズに従う大きさで表示部5A上に対応する画面で表示する。これらの表示位置及び表示サイズの値は、ユーザによる画面の表示位置の移動や表示サイズを変更した場合、つまり画面のレイアウトを変更した場合には常に更新が行われるが、画面の表示を停止した場合には更新(ここでは初期値セットやクリアなど)が行われることなく表示停止前のデータがそのまま残される。すなわち、表示位置情報には常に画面表示停止前の最新の画面レイアウトが保存される。
【0014】
割当番号はメイン画面からボイスエディタが起動されたときに、そのボイスエディタが利用する表示位置情報を決めるための優先順位を表す情報であって、「1」から順に整数値で優先順位を決めている。1つのボイスエディタで起動可能な全ての画面には、同じ割当番号が各画面の初回起動時に割り当てられる。具体的には、メイン画面から新たにボイスエディタの起動が指示されるごとに、当該ボイスエディタに対して割当番号が割り当てられ、これに関連する全ての画面(選択画面及び編集画面1〜3)に対して該割り当てられた割当番号と同じ割当番号が各画面の初回起動時に割り当てられる。そして、そのボイスエディタの全ての画面を、割り当てた割当番号に対応する表示位置情報に沿って表示する。また、ボイスエディタが停止された場合にはそのボイスエディタに割り当てられていた割当番号が開放され、その後に新たに起動されたボイスエディタに対してはこの開放された割当番号を割り当てることができる。これについては後述する。
【0015】
図1の説明に戻って、通信インタフェース(I/F)4は例えばLANやインターネットあるいは電話回線等の有線又は無線の通信ネットワークに接続されており、該通信ネットワークを介して外部機器(図示せず)等と接続され、当該外部機器から制御プログラムや各種データを表示制御装置側に取り込むためのインタフェースである。あるいは、通信インタフェース4は外部のMIDI機器からMIDIデータ(演奏データ)を取得するためのMIDIインタフェースでもよい。こうした通信インタフェース4は、有線あるいは無線のものいずれかでなく双方を具えていてよい。なお、前記ROM2に制御プログラムが記憶されていない場合に、通信ネットワーク4を介して他の機器(サーバコンピュータなど)から制御プログラムをダウンロードしたり、ハードディスクやCD−ROMなどの図示しない外部記憶装置に制御プログラムを記憶させておいてそれを前記RAM3に読み込むことで、ROM2に制御プログラムを記憶している場合と同様の動作をCPU1にさせることができる。このようにすると、制御プログラムの追加やバージョンアップ等が容易に行える。
【0016】
表示回路5はユーザによる機能選択に応じた画面を、例えば液晶表示パネル(LCD)やCRT等から構成される表示部5Aに表示するのは勿論のこと、CPU1の制御状態などを表示する。操作子(スイッチ等)6Aは、機能選択のための選択スイッチ、自動演奏に関する各種情報等を入力するためのスイッチなどである。勿論、これら以外にも音色を編集するために用いる数値データ入力用のテンキーや文字データ入力用のキーボード、あるいは表示部5Aに表示される所定のポインティングデバイスを操作するために用いるマウスなどの各種操作子を含んでいてもよい。検出回路6は上記各スイッチの操作状態を検出し、その操作状態に応じたスイッチ情報をデータ及びアドレスバス1Dを介してCPU1に出力する。
【0017】
音源回路7は複数のチャンネルで楽音信号の同時発生が可能であり、データ及びアドレスバス1Dを経由して与えられた演奏データを入力し、これらに基づいて楽音信号を発生する。音源回路7から発生された楽音信号は、効果回路8を介して効果付与されてアンプやスピーカなどを含むサウンドシステム8Aから発音される。効果回路8は、所定の効果パラメータに応じて異なる効果を音源回路7からの楽音信号に付与する。この音源回路7と効果回路8とサウンドシステム8Aの構成には、従来のいかなる構成を用いてもよい。例えば、音源回路7はFM、PCM、物理モデル、フォルマント合成等の各種楽音合成方式のいずれを採用してもよく、また専用のハードウェアで構成してもよいし、CPU1によるソフトウェア処理で構成してもよい。
【0018】
この実施例に示す表示制御装置においてはメイン画面を表示すると共に、後述のメイン処理を起動する。該メイン画面からボイスエディタが選択されると、メイン処理では該選択されたボイスエディタに対応する選択画面を新たに表示すると共に、後述の編集処理を起動する。すなわち、メイン画面からボイスエディタが1回選択される度に選択画面が1つ表示され、該表示された選択画面に対応した編集処理が1つ起動される。また、ユーザは選択画面に表示されている複数の音色(例えばピアノ音色やギター音色など)の中からいずれか1つの音色を選択することができ、該選択画面において音色が選択されると、その音色に関する各種パラメータを編集するための編集画面1を表示すると共に、該表示された編集画面1に対応した編集処理を起動する。さらに、編集画面1からは編集対象としたい音色に関する他のパラメータの種類を指示することができ、該パラメータの指示に従って編集画面2又は編集画面3のいずれかを、編集画面1において編集対象となっている音色に対応する画面として表示すると共に、、該表示された編集画面2又は編集画面3に対応した編集処理を起動する。すなわち、編集処理はすべての選択画面及び各編集画面1〜3毎に対応するようにして同時に複数起動される処理である。
【0019】
上述したように、メイン画面にはボイスエディタなどの各種機能が一覧表示されており、ユーザによりメイン画面からボイスエディタが選択されることに伴い、選択画面を表示部5Aに新たに表示する。こうした処理は、図1に示した表示制御装置のCPU1が「メイン処理」を実行することにより実施される。そこで、CPU1で実行する「メイン処理」についてその動作を説明する。図3は、「メイン処理」の一実施例を示したフローチャートである。以下、図3に示したフローチャートに従って、当該処理における処理動作について説明する。
【0020】
ステップS1では、メイン画面から新たにボイスエディタの起動が指示されたか否かを判定する。新たにボイスエディタの起動が指示された場合には(ステップS1のYES)、今回起動されたボイスエディタに対して割り当てる割当番号を決定する(ステップS2)。すなわち、ボイスエディタを起動するごとに、そのボイスエディタに対して割当番号を割り当てる。この際に、新たに起動されたボイスエディタには、既に起動されているボイスエディタで利用されていない整数値のうちの最も小さい数を割当番号として割り当てる。ステップS3では、決定された割当番号に該当する表示位置情報を表示位置バッファから検索する。ステップS4では、該当する表示位置情報が表示位置バッファ内にあるか否かを判定する。該当する表示位置情報が表示位置バッファ内にある場合には(ステップS4のYES)、表示位置情報に従った表示位置と表示サイズとに基づき選択画面を表示し、それに対応する編集処理を起動する(ステップS5)。
【0021】
一方、該当する表示位置情報が表示位置バッファ内にない場合には(ステップS4のNO)、予め定義されているデフォルトの表示位置及び表示サイズを決定された割当番号に対応付けて新たな表示位置情報として表示位置バッファに記録し、デフォルトの表示位置と表示サイズとに基づき選択画面を表示し、それに対応する編集処理を起動する(ステップS6)。ステップS7では、メイン画面における「その他の処理」を行う。この「その他の処理」としては、例えばボイスの使用方法の設定などがある。すなわち、ボイスを選択的に鍵盤などに割り当てることによって、鍵盤による演奏を選択されているボイスに沿った音色で発音させるように設定する。あるいは、ボイスを選択的に演奏データに割り当てて記録することによって、その演奏データの再生の際に割り当てられたボイスに沿った音色で自動演奏を行うように設定する。ステップS8では、メイン画面の表示の停止、つまり当該メイン処理の実行の停止が指示されたか否かを判定する。メイン画面の表示の停止が指示された場合には(ステップS8のYES)、当該処理を終了する。メイン画面の表示の停止が指示されていない場合には(ステップS8のNO)、ステップS1の処理に戻って上記各処理を繰り返し実行する。
【0022】
次に、選択画面あるいは各編集画面1〜3の表示と共に起動される「編集処理」について説明する。図4は、「編集処理」の一実施例を示したフローチャートである。上述したように、編集処理はすべての選択画面及び各編集画面1〜3毎に対応するように起動される処理である。例えば、新たにボイスエディタが起動されるごとに新たなボイスエディタの選択画面の処理として1つの編集処理が起動されるし、必要に応じて表示される各編集画面1〜3の処理としてそれぞれの画面に対応する編集処理が1つずつ起動される。こうして各画面毎にこの実施例に示す編集処理が複数起動され、該起動された編集処理に対してはその編集処理の属するボイスエディタに対応する割当番号が割り当てられる。したがって、起動された1つのボイスエディタ、つまり1つの音色編集のための選択画面と各編集画面1〜3に対応して起動される編集処理に対しては、全て同じ割当番号が割り当てられる。なお、ここでは説明を簡略化するために、選択画面及び各編集画面1〜3毎に起動される編集処理を同じフローチャートで表した実施例に基づいて当該処理における処理動作について説明する。
【0023】
ステップS11では、新たな編集画面の起動が指示されたか否かを判定する。新たな編集画面の起動が指示された場合、すなわち選択画面において編集対象とするボイスが選択された際における編集画面1の起動が指示された場合、あるいは編集画面1において編集対象とする音色に関する他のパラメータの編集が指示された際における編集画面2又は編集画面3のいずれかの起動が指示された場合には(ステップS9のYES)、この編集処理に割り当てられている割当番号に該当する表示位置情報を表示位置バッファから読み出す(ステップS12)。ステップS13では、表示位置バッファから読み出された表示位置情報に従った表示位置及び表示サイズで編集画面1〜3のうちの該当する画面を表示し、それに対応する編集処理を起動する。この画面表示の際に表示位置バッファ内に該当する表示位置情報がなかった場合には、画面毎に予め決められているデフォルトの表示位置及び表示サイズを、新たな表示位置情報として表示位置バッファに記録する。上記ステップS11〜ステップS13までの処理は、選択画面及び編集画面1に対応して起動している編集処理でのみ有効な処理である。すなわち、選択画面の編集処理において、新たな編集画面が起動された場合には、その音色に対応する編集画面1の処理として新たな編集処理が起動する。また、編集画面1の編集処理において、新たな編集画面2あるいは編集画面3が起動された場合には、編集画面1で扱っている音色に対応する編集画面2又は編集画面3の処理として新たな編集処理を起動する。
【0024】
ステップS14では、表示部5A上に現在表示中である画面の表示位置や表示サイズが変更されたか否かを判定する。現在表示中である画面の表示位置や表示サイズが変更された場合には(ステップS14のYES)、変更後の新たな表示位置や表示サイズを、当該編集処理に割り当てられている割当番号に対応する表示位置情報の対応する画面の情報へ上書き記録すると共に、表示部5A上に現在表示中の画面を新たな表示位置や表示サイズに変更して表示する(ステップS15)。ステップS16では、画面上での音色の発音態様を制御する各種パラメータの変更指示にあわせて、この処理に対応する音色のパラメータを新たなパラメータ値に変更する。すなわち、この編集処理で扱っている音色について、指示されたパラメータの内容を、指示された新たなパラメータ値に変更する。音色のパラメータは音色毎に記録されており、その内容を指示に従って書き換えたり、書き換えができない音色については新たなパラメータに対応する新たな音色を作成して記録する。なお、このステップS16に示した処理は、各編集画面1〜3それぞれに対応して起動している編集処理でのみ有効な処理である。
【0025】
ステップS17では、画面の停止が指示されたか否かを判定する。画面の停止が指示された場合には(ステップS17のYES)、画面の表示を終了して、当該編集処理を終了する(ステップS18)。画面の停止が指示されていない場合には(ステップS17のNO)、ステップS11の処理に戻って上記各処理を繰り返し実行する。選択画面において、画面の停止が指示されるとその選択画面に対応するボイスエディタ(選択画面と全ての編集画面1〜3)を停止するため、そのボイスエディタに対応して起動されている編集処理(同じ割当番号をもつ編集処理)を全て停止して、そのボイスエディタに割り当てられている割当番号を開放する。開放された割当番号は、新たに立ち上げられたボイスエディタに割り当てられる状態にする。例えば、図2に示すように割当番号「1」「2」「3」がそれぞれ割り当てられた3つのボイスエディタが起動されている場合に、割当番号「2」の選択画面の表示が停止される、つまり割当番号「2」のボイスエディタが停止されると、そのボイスエディタに割り当てられていた割当番号「2」が開放される。そして、その後に新たにボイスエディタが起動された場合に、該起動されたボイスエディタに対してこの開放された割当番号「2」を割り当てることができ、割当番号「3」に沿ったボイスエディタが既に表示されていたとしても、割当番号「4」ではなく割当番号「2」を割り当て、新たに関連する全ての画面(選択画面及び編集画面1〜3)を割当番号「2」の表示位置情報に従って表示する。つまり、利用されていない表示位置情報のうちの優先順位が高いもの(割当番号が若いもの)から利用する。
【0026】
なお、上述した実施例においてはメイン画面からのボイスエディタの起動毎に選択画面を表示し(つまり複数の選択画面が表示される)、各選択画面毎に1つの音色を選択できるものを示したがこれに限らず、ボイスエディタの起動にあわせて表示する選択画面を1つのみにして、そこから複数の音色を選択することができ、1つの音色が選択されるたびに割当番号を割り当てるようにしてもよい。
なお、1つのボイスエディタに含まれる画面の種類や数は実施例のものに限られない。
なお、上述の実施例に示した表示制御装置はボイスエディタで利用すると顕著な効果が得られるが、利用する対象はボイスエディタでなくてもよく、要は同じ機能を同時に複数個起動することができ、それぞれの機能ごとに画面の表示位置及び表示サイズなどを記憶しておくことが効果的な機能であればどのような機能であってもよい。
【0027】
【発明の効果】
本発明によれば、ユーザが設定した表示位置や表示サイズなどの画面の表示状態を記憶しておき、これに基づいて各画面を表示するようにしたことから、画面の表示位置や表示サイズなどをユーザ自身が新たに変更しなくても、常にユーザ所望の表示位置と表示サイズで同じ種類の画面を同時に複数表示することができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る表示制御装置の全体構成の一実施例を示したハード構成ブロック図である。
【図2】表示位置バッファに記録される画面の表示位置情報のデータ構成の一実施例を示す概念図である。
【図3】「メイン処理」の一実施例を示したフローチャートである。
【図4】「編集処理」の一実施例を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1…CPU、2…ROM、3…RAM、4…通信インタフェース、5…表示回路、5A…表示部、6…検出回路、6A…操作子、7…音源回路、8…効果回路、8A…サウンドシステム、1D…通信バス

Claims (5)

  1. 機能選択に応じて所定の表示手段上に同じ種類の画面を同時に複数表示する表示制御装置であって、
    同じ機能について複数の画面表示状態を記憶する記憶手段と、
    同じ機能が選択される度に、前記記憶手段に記憶された複数の画面表示状態の中からいずれかの画面表示状態に決定する決定手段と、
    前記決定した画面表示状態に基づき新たに同じ種類の画面を表示手段上に表示する表示手段と
    を具えた表示制御装置。
  2. 前記記憶手段は複数の画面表示状態毎に優先順位を表す識別子を記憶してなり、
    前記決定手段は同じ機能が選択される度に、前記記憶手段に記憶された複数の画面表示状態の中から現在未使用であって優先順位の最も高い識別子が付与された画面表示状態に決定することを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記記憶手段は複数種類の画面を起動することが可能な機能毎に画面表示状態として複数種類分の情報を記憶してなり、
    前記表示手段は起動された種類の情報に基づいて画面を表示手段上に表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の表示制御装置。
  4. 所定の表示手段上に表示された画面の表示状態の変更に応じて、前記記憶手段に記憶された対応する画面表示状態を更新する更新手段を具えた請求項1乃至3のいずれかに記載の表示制御装置。
  5. コンピュータに、
    同じ機能について複数の画面表示状態を記憶する手順と、
    同じ機能が選択される度に、前記記憶された複数の画面表示状態の中からいずれかの画面表示状態に決定する手順と、
    前記決定した画面表示状態に基づき新たに同じ種類の画面を表示手段上に表示する手順と
    を実行させるためのプログラム。
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