JP2004150521A - 固定具 - Google Patents

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Tsutomu Kawai
努 河合
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Abstract

【課題】取付穴が不要な固定具。
【解決手段】小径部17、25、下係止爪20及び上係止爪30の輪郭線にて形成される十字形の内側にボス90の頭部をあてがい、固定具10を壁面91に押しつけるようにする。ボス90が下係止爪20と上係止爪30との間にはまり込んで、下係止爪20及び上係止爪30の先端がボス90に係止される。このとき、ボス90は下嵌着穴18については下係止爪20と接触するのみで、上嵌着穴26についても上係止爪30と接触するのみである。下係止爪20及び上係止爪30の先端がボス90の表面に噛み込むようにして係止されて、固定具10が取り付けられる。筐体等に取付穴を設ける必要が無く、穴を開けることができない箇所でも取付位置が制約されることはない。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被保持部材を筐体等に固定するための固定具の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
被保持部材を筐体等に固定するための固定具として、弾性変形可能な板状体からなり、互いに対面して配される上板部及び下板部と、前記上板部及び下板部の端部同士を連結する状態で前記上板部と前記下板部とに連接され前記上板部と前記下板部との間隙側が開放された半筒状の保持部とを備える固定具が知られている(例えば実開昭57−104584号公報、特開平2−284366号公報)。
【0003】
これらの公報に開示されているクランプ(固定具)は、例えばネジやスナップによって筐体等に固定されるので、筐体に取付用の穴を設ける必要があった。
【0004】
【特許文献1】
実開昭57−104584号公報(請求項1、第5図)
【特許文献2】
特開平2−284366号公報(第2頁下左欄〜右欄、第1図、第8図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したとおり、従来のクランプ(固定具)は、筐体等に取付穴を設ける必要があったが、ノイズ対策上や外観上から取付穴を開けることができない箇所もあり、取付位置が制約されていた。
【0006】
なお、取付穴を設けることができない箇所には両面粘着テープを用いて取り付けることもあったが、熱による粘着テープの剥がれや位置ずれ等が発生するおそれがあり、長期的な信頼性に欠ける問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
請求項1記載の固定具は、弾性変形可能な板状体からなり、互いに対面して配される上板部及び下板部と、前記上板部及び下板部の端部同士を連結する状態で前記上板部と前記下板部とに連接され前記上板部と前記下板部との間隙側が開放された半筒状の保持部とを備える固定具において、
一対の上係止爪が内側に突出形成された上嵌着穴を前記上板部に設け、
一対の下係止爪が内側に突出形成された下嵌着穴を、前記上嵌着穴とは反対向きで前記下板部に設け、
前記上板部と前記下板部とを前記保持部の軸方向に沿って弾性的に相対変位させることにより、前記上係止爪と前記下係止爪との間隔を可変とした
ことを特徴とする。
【0008】
この固定具は、被保持部材(例えばファスナやクランプ等)の一部を例えば上板部と下板部との間隙側から半筒状の保持部に押し込んで保持させてから、固定具を筐体等に向けて押し付けるようにして、筐体等に立設されたボスを下嵌着穴及び上嵌着穴に挿入させる。
【0009】
するとボスは下係止爪と上係止爪との間にはまり込むが、その際に上平板部及び下平板部を横にずらすようにわずかに弾性変形させる。これにより、下係止爪及び上係止爪の先端がボスの表面に噛み込むようにして係止されて、固定具が筐体等に取り付けられる。それと共に被保持部材も筐体等に取り付けられる。
【0010】
したがって、筐体等に取付穴を設ける必要が無く、ノイズ対策上や外観上から取付穴を開けることができない箇所でも取付位置が制約されることはない。ボスへの固定は挿入するだけでよいので、作業性にも優れている。また、取付穴を必要としないので、筐体の防塵性が損なわれない。
【0011】
ボスに固定する構造であるので、取付相手方(筐体等)の板厚の影響を受けないから、ボスの共通化によって部品集約が可能となる。
しかも、下係止爪及び上係止爪の先端をボスの表面に噛み込ませるようにして係止させて固定具がボスに取り付けられるので、例えば両面粘着テープ等の粘着手段を用いて取り付ける場合のように、剥がれや位置ずれ等が発生するおそれは無く、長期的な信頼性に優れている。
【0012】
請求項2記載の固定具は、請求項1記載の固定具において、前記上板部の側縁から前記下板部とは反対側に延出されたリリース操作片を備えたことを特徴とするので、筐体等のボスに固定具を取り付けた後に、リリース操作片に力をかけてこれをボスに向かう方向に押せば、上平板部が横にずれ、上係止爪がボスから離脱するので、下係止爪及び上係止爪とボスとの係止状態が解除され、固定具をボスすなわち筐体から取り外すことができる。
【0013】
ボスに装着した後でもリリース操作片を操作して固定具をボスから容易に離脱させることができるから、解体性及びメンテナンス交換性に優れている。
請求項3記載の固定具は、請求項2記載の固定具において、前記リリース操作片の上端部は前記上板部側に屈曲していることを特徴とするので、リリース操作片に他の部材が接触しても引っかかったりせず、意図しない動作で固定具がボスから離脱するのを防止できる。
【0014】
さらに、上述のような係止による装着構造であるから、固定具を金属製(例えば板金製)とすれば、マグネシウム筐体や塗装筐体等に固定具を取り付ける際には、下係止爪及び上係止爪の先端にて表面皮膜を削って固定することが可能であり、導電確保が容易である。また、固定具を金属製にすれば、スポット溶接にて金属面に固定することもできる。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例により発明の実施の形態を説明する。
【0016】
【実施例】
本実施例の固定具10は1枚の薄肉(本実施例は板厚0.3mm)の金属板をプレスによって屈曲させて製造されている。
本発明の固定具を形成するのに好適な材料は、少なくとも弾性を有する材料であればよく、弾性に富んだ金属材料(例えばベリリウム銅、ステンレスバネ材、燐青銅等)や弾性を有するプラスチック材料を使用できる。金属材料を使用する場合には、本実施例と同様にプレス加工すればよいし、プラスチック材料は射出成形を採用すればよい。また、導電性も備えた材料(上に例示した金属材料や導電性プラスチック材料)を使用すれば、その固定具はアースを取るためにも使用できる。なお、固定具の幅寸法、形状或いは薄板の材質種類により、固定具を形成する薄板の板厚を適宜に選定することができる。
【0017】
図1に示すとおり、固定具10には、その内側に被保持部材を保持するための半筒状の保持部12が備わっている。図1(d)及び(e)に良好に示されるとおり、保持部12の断面形状はコの字状で、その内側に確保される空間は略直方体となる。
【0018】
なお、本実施例においては、図2に示すファスナ70(詳細は後述)を被保持部材としているために、保持部12の断面形状をコの字状としている。つまり、保持部12の断面形状は、被保持部材の形状や固定具10の用途等に応じて適宜に、例えば円弧状等にすればよく、いわゆる設計事項である。
【0019】
ただし、保持部12は完全に閉じた筒状であってはならず、軸方向の全長にわたって一部(本実施例の場合、略直方体の空間の一側面に相当する部分)が開放される(開放端部13a、13b)。言うまでもないが筒の両端に相当する箇所も開放されている。
【0020】
保持部12の底14は平板状で、上述の開放端部13aを越えて延伸されており、この部分が下平板部15となっている。
下平板部15には、大径部16と小径部17とを連接した構造で、全体として略凸の字状の下嵌着穴18が設けられている。その形状は図4(b)に良好に示されるとおりで、大径部16と小径部17との図4における上下方向の寸法に差があることから、小径部17の両脇に突起状の部分が形成されており、これらが下係止爪20となっている。また、図4(b)に示した横方向の中心線C1は下嵌着穴18の対称軸でもあり、下嵌着穴18は中心線C1について対称となる形状である。また、この中心線C1は、固定具10に外力が作用していない状態において保持部12の軸方向と平行になるように設計されている。
【0021】
また、図1に示すように、下平板部15は保持部12から遠ざかるに従って幅が狭くなる台形状で、両斜辺からはガイド板21a、21bが下平板部15に垂直となる方向に延出されている。ガイド板21a、21bは直角三角形状で、その上辺23a、23bは保持部12が高く下平板部15の先端側が低くなる方向に傾斜している。
【0022】
保持部12の天井19も平板状で底14と平行であるが、開放端部13bは下平板部15側に折り曲げられて段差状になっており、そこから下平板部15と平行に上平板部22が延出されている。すなわち、下平板部15と上平板部22との間隔は保持部12の内法高さ(底14と天井19の間隔)よりも小さい。
【0023】
この上平板部22にも、下平板部15の下嵌着穴18と同様に、大径部24と小径部25とを連接した構造で、全体として略凸の字状の上嵌着穴26が設けられている。その形状は図4(b)に良好に示されるとおりで、大径部24と小径部25との図4における上下方向の寸法に差があることから、小径部25の両脇に突起状の部分が形成されており、これらが上係止爪30となっている。また、図4(b)に示した横方向の中心線C2は上嵌着穴26の対称軸でもあり、上嵌着穴26は中心線C2について対称となる形状である。また、この中心線C2は、固定具10に外力が作用していない状態において保持部12の軸方向と平行になるように設計されている。
【0024】
そして、下嵌着穴18と上嵌着穴26とでは小径部17、25の位置が互いに反対側になっており(下嵌着穴18と上嵌着穴26の向きが逆になっている。)、図1(a)、(b)及び図4(b)に示すように、下嵌着穴18と上嵌着穴26とを重ねると、小径部17、25、下係止爪20及び上係止爪30の輪郭線にて十字形が形成される。
【0025】
また、図1に示すように、上平板部22の一方の側縁部からはリリース操作片32が延出されている。リリース操作片32は上平板部22から上向き(下平板部15から遠ざかる方向で上平板部22に垂直となる方向)に延出されているが、その上端部32aは上平板部22側に半円状に屈曲している。
【0026】
上平板部22のリリース操作片32とは反対側の隅部33は円弧状になっている。下平板部15は上述したように台形状で、その先端側では横幅(保持部12の軸方向に沿った長さ)が天井19の横幅よりも小さいが、天井19から一連の上平板部22の隅部33が円弧状に切られているので、上平板部22はガイド板21bより外側にはみ出していない。ただし、図1(b)に矢印Aで示す方向(保持部12の軸方向に平行でリリース操作片32から隅部33に向かう方向)にリリース操作片32を押すと、上平板部22を同方向に沿って移動させる(ずらす)ことができるので、その場合には隅部33がガイド板21bよりも外側にはみ出す。
【0027】
次に、ファスナを被保持部材とする例により、固定具10の使用形態について説明する。
被保持部材としてのファスナ70は合成樹脂(本実施例はナイロン樹脂)の射出成形品であり、図2に示すように、脚部72、73、脚部72、73間に横設された連結部74、脚部72の上部に連設された可動腕75、可動腕75の先端部に連設されたスナップ76、脚部73の上端部に設けられたスナップ受78等を備えている。
【0028】
可動腕75と脚部72との連結部81は薄肉とされており、連結部81を弾性的に屈曲させることにより、連結部81を支点として可動腕75を上下に変位させることができる。
スナップ76はU字状のばね体であり、一方の端は可動腕75に固定され、他端は自由端とされて摘み83が設けられている。その摘み83と下端の間には係止用の段差部84が設けられている。また、可動腕75には、スナップ76に隣接して嵌合用の突起86が設けられている。
【0029】
脚部73のスナップ受78は、上面及び一側面が開口しており、図1(b)に二点鎖線で示すようにスナップ76を収容可能である。スナップ受78の内部にはスナップ76を収容した際に段差部84を係止させる段差部87が設けられ、上縁部にはスナップ76と突起86との間に嵌合状態になる突起88が設けられている。
【0030】
なお、段差部87と向かい側の壁面との間隔は、スナップ76の対応する寸法(フリーのときの寸法)よりも小さいので、スナップ76をスナップ受78に収容させる際にはスナップ76が圧縮変形され、その弾性反発力が段差部84を段差部87側に付勢して係止を強める。
【0031】
連結部74と脚部72、73の下端との距離は固定具10の板厚とほぼ等しく、脚部73の下部には規制突起77が設けられている。
固定具10は、図2に示すようにファスナ70に装着して使用される。その装着方法は図3に示すとおりであり、固定具10の下平板部15及び上平板部22の先端間に連結部74を挟むようにして固定具10を図3(a)に矢印で示す方向に前進移動させる。すると、連結部74がガイド板21a、21bと上平板部22との間に入り込み、上辺23a、23bの傾斜に沿って相対移動することにより、上平板部22及び下平板部15をそれぞれ上下に弾性変形させながら通過する。連結部74が保持部12内に達すると上辺23a、23bから外れるので、上平板部22及び下平板部15は弾性変形から復帰する。
【0032】
このように連結部74が保持部12に収容されて固定具10がファスナ70に装着された状態が図2及び図3(b)に示す状態である。なお、図2(d)及び(f)に示すように、連結部74の外周は保持部12の内周に密接した状態になっている(連結部74の外周寸法と保持部12の内周寸法は、このように密接するように設計されている)。
【0033】
また、連結部74が保持部12に収容された後に、これを上記とは逆に移動させて取り外そうとしても、ガイド板21a、21bの後端及び段差状になっている開放端部13bが移動を阻むので、固定具10とファスナ70とを分離するのは容易ではない。
【0034】
ファスナ70に装着された固定具10は、図4(a)に示すように例えば筐体の壁面91に立設されたボス90に取り付けられる。
詳しくは、下嵌着穴18と上嵌着穴26の小径部17、25、下係止爪20及び上係止爪30の輪郭線にて形成される十字形の内側にボス90の頭部をあてがい、ファスナ70と共に固定具10を壁面91に押しつけるようにする。すると、図4(b)の(イ)に示すように、ボス90が下係止爪20と上係止爪30との間にはまり込んで、下係止爪20及び上係止爪30の先端がボス90に係止される。このとき、ボス90は下嵌着穴18については下係止爪20と接触するのみで(図4(b)の(ロ)参照)、上嵌着穴26についても上係止爪30と接触するのみである(図4(b)の(ハ)参照)。
【0035】
なお、実施にあたっては、図4(a)及び図4(b)の(イ)の状態で下係止爪20と上係止爪30との間にボス90を挟持する力が働くように、下係止爪20と上係止爪30との間隔がボス90の外周寸法をわずかに下回るように設計されている。つまり、ボス90は下係止爪20と上係止爪30との間にはまり込む際に上平板部22及び下平板部15を横にずらすようにわずかに弾性変形させる。
【0036】
下係止爪20及び上係止爪30の先端がボス90の表面に噛み込むようにして係止されて、固定具10が壁面91に取り付けられると共にファスナ70も壁面91に取り付けられる。そして、ファスナ70に保持させる部材、例えば電線、ケーブル、光ファイバ、配管等をファスナ70の脚部72、73間に通してから、可動腕75を倒してスナップ76をスナップ受78に係合させればよい。
【0037】
また、図4(a)に示すようにボス90に固定具10を取り付けた後に固定具10(ファスナ70)を取り外すには、リリース操作片32に力をかけてこれをボス90に向かう方向に押せばよい。すると、図4(c)に示すように上平板部22が横にずれる。ただし、下平板部15は脚部73及び規制突起77に当接して、同方向への移動を阻まれる。つまり、上平板部22だけが横にずれる。
【0038】
この結果、図4(d)の(イ)及び(ハ)に良好に示されるとおり、上係止爪30がボス90から離脱する。ただし、図4(d)の(ロ)に示されるように下係止爪20はボス90と接触している。しかし、上係止爪30がボス90から離脱したことで、下係止爪20及び上係止爪30とボス90との係止状態が解除されたので、そのまま固定具10及びファスナ70を壁面91から引き離して取り外すことができる。
【0039】
上述したとおり、本実施例の固定具10を使用すれば、被保持部材(本実施例ではファスナ70)を筐体等の壁面91に立設されたボス90に取り付け、また取り外しできる。したがって、筐体等に取付穴を設ける必要が無く、ノイズ対策上や外観上から取付穴を開けることができない箇所でも取付位置が制約されることはない。ボス90への固定は挿入するだけでよいので、作業性にも優れている。また、取付穴を必要としないので、筐体の防塵性が損なわれない。
【0040】
ボス90に固定する構造であるので、取付相手方(壁面91)の板厚の影響を受けないから、ボスの共通化によって部品集約が可能となる。
壁面91に装着した後でもリリース操作片32を操作して固定具10(ファスナ70)を壁面91から容易に離脱させることができるから、解体性及びメンテナンス交換性に優れている。
【0041】
そのリリース操作片32の上端部32aが半円状に屈曲しているので、リリース操作片32に他の部材が接触しても引っかかったりせず、意図しない動作で固定具がボスから離脱するのを防止できる。
しかも、下係止爪20及び上係止爪30の先端をボス90の表面に噛み込ませるようにして係止させて、固定具10(ファスナ70)が壁面91に取り付けられるので、例えば両面粘着テープ等の粘着手段を用いて取り付ける場合のように、剥がれや位置ずれ等が発生するおそれは無く、長期的な信頼性に優れている。
【0042】
また、このような係止による装着構造であるから、例えばマグネシウム筐体や塗装筐体等に固定具10を取り付ける際には、下係止爪20及び上係止爪30の先端にて表面皮膜を削って固定することが可能であり、導電確保が容易である。さらに、固定具10が板金製であるので、スポット溶接にて金属面に固定することもできる。
【0043】
以上、実施例に従って、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の固定具の6面図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)は左側面図、(e)は右側面図、(f)は背面図。
【図2】実施例の固定具が取り付けられたファスナの6面図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)は左側面図、(e)は右側面図、(f)は背面図。
【図3】実施例の固定具をファスナに取り付ける作業の説明図。
【図4】実施例の固定具をボスに着脱する際の説明図。
【符号の説明】
10 固定具
12 保持部
13a 開放端部
13b 開放端部
15 下平板部
16 大径部
17 小径部
18 下嵌着穴
20 下係止爪
21a ガイド板
21b ガイド板
22 上平板部
24 大径部
25 小径部
26 上嵌着穴
30 上係止爪
32 リリース操作片
32a 上端部
70 ファスナ(被保持部材)
74 連結部(被保持部材)
90 ボス
91 壁面

Claims (3)

  1. 弾性変形可能な板状体からなり、互いに対面して配される上板部及び下板部と、前記上板部及び下板部の端部同士を連結する状態で前記上板部と前記下板部とに連接され前記上板部と前記下板部との間隙側が開放された半筒状の保持部とを備える固定具において、
    一対の上係止爪が内側に突出形成された上嵌着穴を前記上板部に設け、
    一対の下係止爪が内側に突出形成された下嵌着穴を、前記上嵌着穴とは反対向きで前記下板部に設け、
    前記上板部と前記下板部とを前記保持部の軸方向に沿って弾性的に相対変位させることにより、前記上係止爪と前記下係止爪との間隔を可変とした
    ことを特徴とする固定具。
  2. 請求項1記載の固定具において、
    前記上板部の側縁から前記下板部とは反対側に延出されたリリース操作片を備えたことを特徴とする固定具。
  3. 請求項2記載の固定具において、
    前記リリース操作片の上端部は前記上板部側に屈曲していることを特徴とする固定具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008118791A (ja) * 2006-11-06 2008-05-22 Kitagawa Ind Co Ltd 配線用クランプ
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