JP2004149057A - パネルの駆動装置 - Google Patents

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Masao Ito
征夫 伊藤
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

【課題】パネルのシャーシ等を薄型化する。
【解決手段】収納位置から側方に迫り出したパネル10を、所定角度の使用位置まで回動させるようにしたパネルの駆動装置において、シャーシ14のガイドレール22で往復移動をガイドされて、前端部でパネル10を往復回動自在に支持するスライダー19が設けられ、このスライダー19に、往復移動可能な制御プレート40と、上記パネル10を往復回動操作する回動アーム41とが取付けられて、上記パネル10がスライダー19で最大迫り出し位置まで移動されて制御プレート40の共移動がロックされた位置で、スライダー19とともに移動する回動アーム41が制御プレート40の溝カム部40cでガイドされてパネル10が往復回動操作されるようにした。
【選択図】 図18

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、車両の車室内に、表示用や操作用として搭載されるパネルを収納位置から側方に迫り出して所定角度の使用位置まで回動させるためのパネルの駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、車両に設けられるオーディオ機器やナビゲーション機器において、表示用や操作用のパネルを、不使用時には収納位置に収納するとともに、使用時には迫り出して所定角度で回動させることにより、見やすい(操作しやすい)ようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
そして、シャーシのガイドレールでスライダーが往復移動をガイドされるとともに、スライダーの前端部で支持されたパネルは、ギアで往復回動されるようになっている。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−199185号公報(第2−3頁、図6)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、パネルもシャーシのガイドレールで往復回動をガイドされるようにしたタイプでは、直線状の長いスライダー用ガイドレールとは別に、前部が屈曲状の長いパネル用ガイドレールが上下平行状態で必要であるから、シャーシの高さが高くなって薄型にすることが困難であるという問題があった。特にパネルを車両のルーフに取付けるタイプでは、薄型化が強く要望されている。
【0006】
本発明は、上記問題を解消するためになされたもので、パネルのシャーシ等を薄型化することを可能としたパネルの駆動装置を提供することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、収納位置から側方に迫り出したパネルを、所定角度の使用位置まで回動させるようにしたパネルの駆動装置において、
シャーシのガイドレールで往復移動をガイドされて、前端部でパネルを往復回動自在に支持するスライダーが設けられ、このスライダーに、往復移動可能な制御プレートと、上記パネルを往復回動操作する回動アームとが取付けられて、上記パネルがスライダーで最大迫り出し位置まで移動されて制御プレートの共移動がロックされた位置で、スライダーとともに移動する回動アームが制御プレートの溝カム部でガイドされてパネルが往復回動操作されるようにしたことを特徴とするパネルの駆動装置を提供するものである。
【0008】
本発明によれば、スライダーの往復移動はシャーシのガイドレールでガイドするとともに、スライダーとともに往復移動するパネルを最大迫り出し位置まで移動して、スライダーに取付けた制御プレートの共移動をロックした後に、スライダーとともに移動する回動アームを制御プレートの溝カム部でガイドすることにより、パネルが往復回動操作されるようになるから、シャーシには、スライダー用ガイドレールを設けるだけで、パネル用ガイドレールが不要になるので、シャーシの高さが低くなってシャーシ等を薄型化することができるようになる。
【0009】
請求項2のように、上記制御プレートは、スライダーの復移動でパネルが最大迫り出し位置まで復回動された後にロックが解除されるようにすると、スライダーの復移動時に制御プレートが不用意に連れ移動されるおそれが無くなる。
【0010】
請求項3のように、上記スライダーの両側部に制御プレートと回動アームとがそれぞれ取付けられるとともに、両側部の制御プレートは連動リンクで連結されていると、パネルの両側部が同期して往復回動するから、パネルの傾きが防止できるので、パネルがスムーズに往復回動するようになる。
【0011】
請求項4のように、上記連動リンクに、制御プレートを復移動位置に付勢するとともに、スライダーを復移動方向に付勢可能なばね部材が設けられていると、制御プレートがスライダーと確実に共移動するとともに、制御プレートがロックされた後は、スライダーの往移動に伴うパネルの往回動時にばね部材が伸ばされ、スライダーの復移動に伴うパネルの復回動時にばね部材が縮められるようになるから、往復回動角によって変化するパネルの自重による回転モーメントがキャンセルされて、往復回動時の負荷変動が少なくなるので、パネルがスムーズに往復回動するようになる。
【0012】
請求項5のように、上記ばね部材は、パネルの回転モーメントが大きいときには付勢力が大きく、回転モーメントが小さい時には付勢力が小さくなるようにばね掛け位置を設定されていると、ばね部材の伸縮力によって、往復回動角によって変化するパネルの自重による回転モーメントがキャンセルされて、往復回動時の負荷変動が少なくなるので、パネルがスムーズに往復回動するようになる。
【0013】
請求項6のように、上記連動リンクはギアで連動されていると、パネルの両側部がギアで同期して往復回動するから、パネルの傾きが確実に防止できるので、パネルがよりスムーズに往復回動するようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0015】
図20に示すように、パネル10は、例えば車両11のルーフ12に取付けるタイプであって、後述するケーシング13が被せられたシャーシ14がルーフ12に取付けられて、このパネル10は、不使用時には、シャーシ14内の収納位置に水平状態で収納されるとともに(二点鎖線a参照)、使用時には、ケーシング13の前方Fに水平状態のままで迫り出した後に、下方の使用位置まで所定角度で回動されるようになって(実線b参照)、その表示部10aをフロントシート15の後方Rに位置するリアシート16の着座者が見れるようになっている。
【0016】
図1はルーフ12側から見たシャーシ14とケーシング13の平面図、図2(a)はフロントシート15側から見た図1の正面図、図2(b)は図2(a)の左側面図である。
【0017】
上記シャーシ14は、図4を参照すれば、上面側が開放した四角箱状のロアシャーシ14Aに、下面側が開放した四角箱状のアッパーシャーシ14Bが被せられるとともに、ロアシャーシ14Aの下面側に、上面側が開放した四角箱状のケーシング13が被せられていて、上記シャーシ14およびケーシング13の前面(前方Fのフロントシート側)には、シャーシ14内に収納されたパネル10を前後方向F,Rに出し入れするための出入り開口14a,13aがそれぞれ形成されている。
【0018】
図3はパネル10の収納位置の平面断面図、図4(a)は図3の前面断面図、図4(b)は図3の後面断面図、図5(a)は図3の左側面断面図〔図17(a)の要部拡大図参照〕、図5(b)は図3の右側面断面図である。
【0019】
上記ロアシャーシ14Aから両側立上がり部14bの間には、前後方向F,Rに往復動されるスライダー19が配置されている。
【0020】
図14(a)はスライダー19の平面図、図14(b)は図14(a)の後面図、図15(a)は図14(a)の右側面図、図15(b)は図14(a)の左側面図である。
【0021】
上記スライダー19には、幅方向に延在する長方形状のベース部19aに両側立上がり部19bがそれぞれ形成されて、この両側立上がり部19bの外面の前後位置には、側方に突出するガイドピン20a,20bがそれぞれ植設されて、この各ガイドピン20a,20bにガイドローラ21a,21b(図3〜図5参照)が取付けられている。
【0022】
上記ロアシャーシ14Aの両側立上がり部14bの内面には、前後方向F,Rに延在する厚板状ガイドレール22がそれぞれ固定され、このガイドレール22の内面に形成された前後方向F,Rのレール溝22a,22bに上記スライダー19のガイドローラ21a,21bがそれぞれ嵌合して、スライダー19がロアシャーシ14Aの底部14cから浮いた状態で前後方向F,Rに往復移動できるようにガイドされている。この各レール溝22a,22bにより、スライダー19が上下方向に傾かないようにガイドされることになる。
【0023】
図6はパネル10の最大迫り出し位置の平面断面図〔図10(a)はその側面断面図…図17(b)の要部拡大図参照〕、図7はパネル10の回動途中位置の平面断面図〔図10(b)はその側面断面図…図18の要部拡大図参照〕、図8はパネル10の使用位置の平面断面図〔図11(a)はその側面断面図…図19の要部拡大図参照〕、図9はパネル10の収納時における最大迫り出し位置の平面断面図〔図11(b)はその側面断面図〕である。
【0024】
上記ロアシャーシ14Aの底部14cの後方位置には、電動モータ24が横向きで固定されるとともに、この底部14cのほぼ中央位置には、大径の駆動ギア25が中心軸25aで回転自在に支持されて、この駆動ギア25と上記電動モータ24の出力用ウォーム26とが減速ギア列27で連結されて、電動モータ24によって駆動ギア25が減速回転されるようになる。
【0025】
この駆動ギア25は、約1/2回転程度で往復回転されるように制御される。なお、減速ギア列27の一部には、電動モータ24等に過負荷が作用しないように規制するトルクリミッターが設けられている。
【0026】
上記駆動ギア25の中心軸25aの右側方に位置するロアシャーシ14Aの底部14cには、駆動アーム28が支軸28aで揺動自在に支持されて、この駆動アーム28の溝カム部28bが駆動ギア25のピン部25bに係合して、駆動ギア25の約1/2回転の往復回転に連動して往復揺動されるようになる。
【0027】
上記駆動アーム28の前端部の連動ピン28cが上記スライダー19の後端部の幅方向に形成された長溝19cに係合されて、駆動アーム18の往復揺動に連動してスライダー19が前後方向F,Rに往復移動されるようになる。
【0028】
上記駆動アーム28の溝カム部28bは、パネル10を往復移動させる区間〔パネル10の収納位置(図3)とパネル10の最大迫り出し位置(図6)との間の区間〕のスライダー19の往復移動速度は速くなり、往復回動させる区間〔パネル10の最大迫り出し位置(図6)とパネル10の回動途中位置(図7)とパネル10の使用位置(図8)との間の区間〕のスライダー19の往復移動速度は遅くなるように、その曲がり形状を設定している。
【0029】
この駆動アーム28の溝カム部28bの曲がり形状を適宜に選択することによって、パネル10を往復移動させる区間に対して、パネル10を往復回動させる区間の回動速度を、例えば1/2や1/3程度に遅くすることができる。
【0030】
上記ロアシャーシ14Aの底部14cの両側部には、前後方向F,Rに延在する上向きのラック30がそれぞれ固定されるとともに、上記スライダー19のベース部19aの両側部には、上記各ラック30に噛み合うピニオン31がそれぞれ設けられて、両ピニオン31は連動シャフト32で同期回転するように連結されて、スライダー19の往復移動に伴ってピニオン31がラック30に噛み合いながら前後方向F,Rに転動するようになる。このラック30とピニオン31により、スライダー19が前後方向に傾かないようにガイドされることになる。
【0031】
上記左側のラック30の内方上面には前後方向F,Rのレール溝30aが形成されて、このレール溝30aに上記スライダー19のガイドピン19d(図14参照)が嵌合して、スライダー19が幅方向に移動しないようにガイドされることになる。
【0032】
上記駆動アーム28の後端部には、駆動アーム28に連動して揺動する第1センサーリンク34Aが連結されるとともに、この第1センサーリンク34Aには、第1センサーリンク34Aに連動して幅方向にスライドする第2センサーリンク34Bが連結されて、この第2センサーリンク34Bの移動量をリニアセンサー35で検出することにより、上記電動モータ24を起動・停止および正転・逆転させて、上記スライダー19の往復動(パネル10の回動角)を制御するようになる。
【0033】
上記スライダー19の両側立上がり部19bの前端突出部19e〔図10(b)参照〕には上記パネル10の後端部が回動ピン37でそれぞれ回動自在に支持されて、図3のスライダー19の復(後)動最大位置では、スライダー19とともにパネル10はシャーシ14内に収納され、図6のスライダー19の往(前)動途中位置(最大迫り出し位置)では、スライダー19とともにパネル10はシャーシ14から前方Fに迫り出され、図7のスライダー19の往(前)動最大直前位置では、パネル10だけが下方に回動され始め、図8のスライダー19の往(前)動最大位置では、パネル10だけが所定角度の使用位置まで回動されるようになる。なお、パネル10の使用位置から収納位置までの復(後)動は、上記と逆の順序で行われる。
【0034】
次に、パネル10の往復動機構と往復回動機構との詳細を説明する。
【0035】
上記スライダー19の両側立上がり部19bの外面側には、前後方向F,Rに往復動される制御プレート40がそれぞれ配置されている。
【0036】
図16(a)は左側の制御プレート40を内面側から見た側面図、図16(b)は右側の制御プレート40を内面側から見た側面図である。
【0037】
上記制御プレート40の前後位置には、上記スライダー19の両側立上がり部19bのガイドピン20a,20bに嵌合する前後方向F,Rの長穴40a,40bが前後位置に形成されるとともに、この長穴40a,40bの間には、後位置の長穴40bの下方で前後方向F,Rに延在し、前位置の長穴40aの上方に湾曲して延在する回動用ガイド長穴40cが形成されている。なお、この回動用ガイド長穴40cの前後方向の延在部分には、上記スライダー19の両側立上がり部19bの外面に植設したガイドピン20c(図14参照)が嵌合されて、上記ガイドピン20a,20bと相俟って制御プレート40を前後方向F,Rにガイドするようになる。
【0038】
上記制御プレート40は、長穴40a,40bの長さ分の移動量で、スライダー19に往復移動可能に支持されるようになる。
【0039】
上記スライダー19の両側立上がり部19bと制御プレート40との間には、回動アーム41がそれぞれ配置され、この回動アーム41は、上記スライダー19の両側立上がり部19bの前位置のガイドピン20aで上下揺動自在に支持されるとともに、前端部の前回動ピン41aが上記パネル10の両側部に形成された長穴10bに嵌合されて、回動アーム41が上下揺動することにより、前回動ピン41aでパネル10が回動ピン37を中心に上下回動されるようになる。
【0040】
上記回動アーム41の後端部の後回動ピン41bは、上記制御プレート40の回動用ガイド長穴40cの湾曲延在部分に嵌合されていて、後述するように、制御プレート40が上記スライダー19の往(前)動途中位置(最大迫り出し位置)で前移動がロックされた後に、さらにスライダー19が往(前)動最大直前位置から往(前)動最大位置まで往(前)動するに従って、ロックされた制御プレート40の回動用ガイド長穴40cの湾曲延在部分で後回動ピン41bが上方にガイドされることにより、前回動ピン41aが下方に下がることで、パネル10がスライダー19の回動ピン37を中心に下方に回動され始めて、所定角度の使用位置まで回動されるようになる。
【0041】
上記ロアシャーシ14Aの底部14cには、スライダー19の往(前)動途中位置(最大迫り出し位置)で、図12に示すように、上記制御プレート40の前段部40d(図16参照)を係止して前移動をロックするためのストッパー部14dが一体形成されている。
【0042】
このストッパー部14dの近傍のロアシャーシ14Aの底部14cには、ロックプレート43がピン43aで揺動自在に取付けられるとともに、このロックプレート43は、ワイヤースプリング43bで付勢された状態でストッパー部14dにより当て止められている〔図12(a)の状態〕。このロックプレート43には、二股状のロックアーム部43cとロック解除アーム部43dとが形成されている。
【0043】
そして、制御プレート40の往(前)移動に伴って、ロックプレート43のロックアーム部43cが制御プレート40の前段部40dから制御プレート40の側面に乗り上げながらワイヤースプリング43bの付勢力に抗して揺動し〔図12(b)の状態〕、制御プレート40がストッパー部14dで前移動をロックされた直後に、制御プレート40の後段部40e(図16参照)にロックプレート43のロックアーム部43cが落ち込みながらワイヤースプリング43bの付勢力で揺動することにより〔図12(c)の状態〕、制御プレート40がロックプレート43のロックアーム部43cで後移動もロックされるようになる。
【0044】
上記スライダー19の両側立上がり部19bの部分には、立下がったロック解除部19fが一体形成されて(図14参照)、このロック解除部19fは、スライダー19の往(前)動時には、ロックプレート43のロックアーム部43cとロック解除アーム部43dとの間の隙間に入るとともに〔図12(b)〜(d)参照〕、スライダー19の復(後)動途中位置(最大迫り出し位置)でロック解除アーム部43dに引っ掛かって〔図12(e)参照〕、ロックプレート43をワイヤースプリング43bの付勢力に抗して揺動させることにより、ロックプレート43のロックアーム部43cによる制御プレート40の後段部40eのロックが解除されて、制御プレート40が復(後)移動できるようになる。
【0045】
上記スライダー19のベース部19aの下面には、左右一対の連動リンク45A,45Bがピン45aでそれぞれ揺動自在に取付けられている。
【0046】
図13に詳細に示すように、上記連動リンク45A,45Bの外方アーム部には、上記各制御プレート40の連動ピン40fに係合するフォーク部45bがそれぞれ形成されているとともに、内方アーム部には、相互に噛み合う扇形状ギア部45cがそれぞれ形成されていて、この両扇形状ギア部45cの噛み合いによって、各連動リンク45A,45Bが同期して揺動するようになる。
【0047】
また、各連動リンク45A,45Bの内方アーム部には、上記スライダー19のベース部19aのピン19gに嵌合する円弧長穴45dがそれぞれ形成されて、上記ピン19gの押えによって、各扇形状ギア部45cが浮き上がって噛み合いが外れないように保持している。
【0048】
一方の連動リンク45Aには、内方に傾いて伸長する長寸の側方アーム部45eが形成されて、この側方アーム部45eのばね掛け部45fとスライダー19のベース部19aのばね掛けピン19hとの間に、連動リンク45Aを左旋方向に付勢する第1コイルスプリング46Aが張設されるとともに、他方のリンク45Bの内方アームのばね掛け部45gとスライダー19のベース部19aのばね掛けピン19iとの間に、連動リンク45Bを右旋方向に付勢する第2コイルスプリング46Bが張設されている。
【0049】
上記各連動リンク45A,45Bが同期して揺動することから、コイルスプリング46A,46Bはいずれか一方であっても良く、また、各連動リンク45A,45Bは、左右対称形状のものであっても良い。
【0050】
上記各連動リンク45A,45Bの支点から各コイルスプリング46A,46Bまでの距離L(1〜4)は、各連動リンク45A,45Bが各コイルスプリング46A,46Bの伸ばされる方向の付勢力で旋回される場合〔図13(b)の状態〕と、縮まる方向に作用する付勢力で旋回される場合〔図13(a)の状態〕とでは、L3>L1、L4>L2の関係となるように設定されている。
【0051】
この各コイルスプリング46A,46Bの付勢力で制御プレート40が前動方向に付勢された状態で、各長穴40a,40bの後端が上記スライダー19の両側立上がり部19bの各ガイドピン20a,20bで当て止められることにより、制御プレート40が前移動位置に保持されるようになる。
【0052】
上記のように構成したパネル10の駆動装置の作用を説明する。
【0053】
図3〔図5(b)参照〕に示した不使用時の収納位置では、パネル10は、シャーシ14内の収納位置に水平状態で収納されて、スライダー19は、復(後)動されているとともに、制御プレート40は、コイルスプリング46A,46Bの付勢力による連動リンク45A,45Bの旋回力で前移動位置に保持されている。
【0054】
この状態からスイッチ操作で電動モータ24を起動させると、ウォーム26と減速ギア列27を介して駆動ギア25が左回転され、この駆動ギア25の連動ピン部25bが係合する溝カム部28bによって駆動アーム28が左揺動され、この駆動アーム28の連動ピン28cが係合する長溝19cによってスライダー19が往(前)移動されるようになる。
【0055】
このスライダー19の往(前)移動時〔復(後)移動時も同じ〕には、スライダー19のガイドローラ21a,21bとガイドレール22のレール溝22a,22bとで、上下方向に傾かないようにガイドされ、スライダー19のガイドピン19dとラック30のレール溝30aとで、幅方向に移動しないようにガイドされ、スライダー19のピニオン31とラック30とで、前後方向に傾かないようにガイドされるようになる。
【0056】
このスライダー19は、パネル10の収納位置(図3)から最大迫り出し位置(図6)までの区間は、駆動ギア25の連動ピン部25bが溝カム部28bを早く押すので、往(前)移動速度は速くなる。
【0057】
そして、スライダー19がパネル10の最大迫り出し位置(図6)まで往(前)移動されると、パネル10は、水平状態のままでシャーシ14およびケーシング13の出入り開口14a,13aから前方Fのフロントシート側の最大迫り出し位置(図6)まで迫り出されるようになる。
【0058】
このスライダー19の最大迫り出し位置(図6)までの往(前)移動時には、コイルスプリング46A,46Bの付勢力による連動リンク45A,45Bの旋回力で前移動位置に保持されている制御プレート40は、スライダー19とともに往(前)移動して、この最大迫り出し位置(図6)で、制御プレート40の前段部40dがシャーシ14のストッパー部14dで係止されて、前移動がロックされるとともに、後段部40eがロックプレート43のロックアーム部43cに係止されて、後移動もロックされるようになる。
【0059】
引き続いて、スライダー19がパネル10の最大迫り出し位置(図6)から回動途中位置(図7)をへて使用位置(図8)まで往(前)移動されると、制御プレート40は前後ロック状態であるから、スライダー19だけがさらに往(前)移動されて、回動アーム41の後回動ピン41bが制御プレート40の回動用ガイド長穴40cで上方にガイドされることにより、パネル10がスライダー19の回動ピン37を中心に下方に回動され始めて、回動途中位置(図7)から使用位置(図8)まで回動されるようになる。
【0060】
そして、スライダー19がパネル10の最大迫り出し位置(図6)まで往(前)移動されたことをリニアセンサー35で検出することにより、電動モータ24が停止されて、パネル10が使用位置に保持されるようになる。なお、パネル10の下方回動途中でスイッチ操作により電動モータ24を停止させると、パネル10はその下方回動途中の使用位置(図8)に保持されるようになる。つまり、スイッチ操作でパネル10の使用角度を自由に選択することができる。
【0061】
このスライダー19は、パネル10の最大迫り出し位置(図6)から使用位置(図8)までの区間は、駆動ギア25の連動ピン部25bが溝カム部28bを遅く押すので、往(前)移動速度は、迫り出し時の往(前)移動速度に対して、例えば1/2や1/3程度に遅くなる。
【0062】
また、制御プレート40が前後ロック状態で、スライダー19だけがさらに往(前)移動されるときには、パネル10が最大迫り出し位置(図6)から使用位置(図8)まで下向きに回動される際に、連動リンク45A,45Bがコイルスプリング46A,46Bの付勢力に抗して旋回されるようになる。このとき、コイルスプリング46A,46Bは伸ばされる方向に作用することから、自重によるパネル10の下向き回動に伴うスライダー19の前移動にブレーキ力が掛けられながら、パネル10が下向きに回動するようになる。
【0063】
ここで、パネル10の自重による回転モーメントは、最大迫り出し位置から使用位置に下向き回動するに従って徐々に小さくなり、逆に使用位置から最大迫り出し位置に上向き回動するに従って徐々に大きくなる。
【0064】
このために、第1、第2コイルスプリング46A,46Bを図13(a)(b)に示したようなばね掛け位置に設定することにより、パネル10を最大迫り出し位置(図6)から使用位置(図8)まで下向きに回動〔図13(a)〕する際の回転モーメントにM1に対して、連動リンク45Bの支点からの距離L1と付勢力P1、連動リンク45Aの支点からの距離L2と付勢力P2との関係は、M1=P1・L1+P2・L2となり、パネル10を使用位置(図8)から最大迫り出し位置(図6)まで上向きに回動〔図13(b)〕する際の回転モーメントにM2に対して、連動リンク45Bの支点からの距離L3と付勢力P4、連動リンク45Aの支点からの距離L4と付勢力P4との関係は、M2=P3・L3+P4・L4となる。
【0065】
そして、距離は、L3>L1、L4>L2の関係となるから、パネル10が最大迫り出し位置(図6)から使用位置(図8)まで下向きに回動する際に、各コイルスプリング46A,46Bは伸ばされる方向に作用するが〔図13(b)の状態〕、支点からの距離L1,L2が短くなることから、各コイルスプリング46A,46Bの付勢力は逆に徐々に減少することにより、パネル10の自重による下向きの回転モーメントがキャンセルされて、往回動時の負荷変動が少なくなるので、パネル10がスムーズに下向き(往)回動するようになる。
【0066】
一方、パネル10が使用位置(図8)の状態からスイッチ操作で電動モータ24を起動させると、ウォーム26と減速ギア列27を介して駆動ギア25が右回転され、この駆動ギア25の連動ピン部25bが係合する溝カム部28bによって駆動アーム28が右揺動され、この駆動アーム28の連動ピン28cが係合する長溝19cによってスライダー19が復(後)移動されるようになる。
【0067】
そして、回動アーム41の後回動ピン41bが制御プレート40の回動用ガイド長穴40cで下方にガイドされることにより、パネル10がスライダー19の回動ピン37を中心に上方に回動され始めて、回動途中位置(図7)から最大迫り出し位置(図6)まで回動されるようになる。このパネル10が上向きに回動する際には、各コイルスプリング46A,46Bは縮まる方向に作用することから、パネル10の上向き回動に伴うスライダー19の後移動に付勢力が掛けられながら、パネル10が上向きに回動するようになる。
【0068】
このとき、各コイルスプリング46A,46Bは縮む方向に作用するが〔図13(a)の状態〕、支点からの距離L3,L4が長くなることから、各コイルスプリング46A,46Bの付勢力は逆に徐々に増加することにより、パネル10の自重による上向きの回転モーメントがキャンセルされて、復回動時の負荷変動が少なくなるので、パネル10がスムーズに上向き(復)回動するようになる。
【0069】
そして、スライダー19の最大迫り出し位置(図6)で、スライダー19のロック解除部19fがロックプレート43のロック解除アーム部43dに引っ掛かって〔図12(e)参照〕、ロックプレート43が揺動されることにより、ロックアーム部43cによる制御プレート40の後段部40eのロックが解除されて、制御プレート40が復(後)移動可能となる。
【0070】
引き続いて、スライダー19がパネル10の収納位置(図3)まで復(後)移動されると、パネル10は、水平状態のままでシャーシ14およびケーシング13の出入り開口14a,13aから後方Rの収納位置(図3)まで迫り入れられるようになる。
【0071】
そして、スライダー19がパネル10の収納位置(図3)まで復(後)移動されたことをリニアセンサー35で検出することにより、電動モータ24が停止されて、パネル10が収納位置(図3)に保持されるようになる。
【0072】
上記実施形態の構成においては、以下のような作用効果を奏することができる。
【0073】
(1)駆動アーム28の溝カム部28bの形状を選択することにより、パネル10を往復移動させる負荷が少ない収納位置(図3)と最大迫り出し位置(図6)との間の区間の往復移動速度を速くしたから、パネル10を迅速に往復移動させることができるとともに、パネル10を往復回動させる負荷が大きい最大迫り出し位置(図6)と使用位置(図8)との間の区間の往復移動速度を遅くしたから、電動モータ24の負荷変動が無くなって異音が発生しなくなるとともに、パネル10はゆっくりと(例えば往復移動速度の1/2や1/3程度)往復回動するから、高級感や重厚感が向上するようになる。また、パネル10の往復移動と往復回動の速度は、駆動アーム28の溝カム部28bの形状を選択することで簡単に設定できるようになる。
【0074】
(2)シャーシ14のガイドレール22で往復移動をガイドされるスライダー19と、電動モータ24と、この電動モータ24に連動する駆動ギア25のピン部25bに溝カム部28bが係合して往復揺動される駆動アーム28とで往復移動機構を構成し、電動モータ24と駆動ギア25と駆動アーム28とをシャーシ14に設けて、駆動アーム28でスライダー19を往復移動させるようにしたから、スライダー19に電動モータ24や駆動ギア25を搭載して自走させるタイプと比べて、長い給電用配線などが不要になる。
【0075】
(3)スライダー19は、シャーシ14の両側立上がり部19bのガイドレール22で上下方向を規制してガイドし、シャーシ14の底部14cのラック30のレール溝30aで幅方向を規制してガイドし、スライダー19のピニオン31とシャーシ14のラック30とを噛み合わせて、スライダー19の往復移動に伴ってピニオン31がラック30に噛み合いながら転動するようにしたから、往復移動時にスライダー19の上下方向、幅方向および前後方向の傾きが総合的に防止できるので、これらのガイドによって、スライダー19は、極めて軽く、かつガタツキが全く無い状態でスムーズに往(前)移動できるようになる。
【0076】
(4)スライダー19に設けたピニオン31を連動シャフト32で連結することにより、両側部のピニオン31が同期して転動するから、往復移動時にスライダー19の前後方向の傾きが確実に防止できるので、スライダー19がよりスムーズに往復移動するようになる。
【0077】
(5)スライダー19の往復移動はシャーシ14のガイドレール22等でガイドするとともに、スライダー19とともに往復移動するパネル10を最大迫り出し位置(図6)まで移動して、スライダー19に取付けた制御プレート40の共移動をロックした後に、スライダー19とともに移動する回動アーム41を制御プレート40の回動用ガイド長穴(溝カム部)40cでガイドすることにより、パネル10を往復回動操作するようにしたから、シャーシ14には、スライダー用ガイドレール22等を設けるだけで、パネル用ガイドレールが不要になるので、シャーシ14の高さが低くなってシャーシ14等を薄型化することができるようになる。
【0078】
(6)制御プレート40は、スライダー19の復移動でパネル10が最大迫り出し位置(図6)まで復回動された後にロックが解除されるようにしたから、スライダー19の復移動時に制御プレート40が不用意に連れ移動されるおそれが無くなる。
【0079】
(7)スライダー19の両側部に制御プレート40と回動アーム41とを取付けて、両側部の制御プレート40を連動リンク45A,45Bで連結しているから、パネル10の両側部が同期して往復回動するので、パネル10の傾きが防止されて、パネル10がスムーズに往復回動するようになる。
【0080】
(8)連動リンク45A,45Bに、制御プレート40を往移動位置に付勢するとともに、スライダー19を復移動方向に付勢可能なコイルスプリング(ばね部材)46A,46Bを設けたから、制御プレート40がスライダー19と確実に共移動するとともに、制御プレート19がロックされた後は、スライダー19の往移動に伴うパネル10の往回動時にコイルスプリング46A,46Bが伸ばされ、スライダー19の復移動に伴うパネル10の復回動時にコイルスプリング46A,46Bが縮められるようになるから、往復回動角によって変化するパネル10の自重による回転モーメントがキャンセルされて、往復回動時の負荷変動が少なくなるので、パネル10がスムーズに往復回動するようになる。
【0081】
(9)コイルスプリング46A,46Bは、パネル10の回転モーメントが大きいときには付勢力が大きく、回転モーメントが小さい時には付勢力が小さくなるようにばね掛け位置を設定しているから、ばね部材の伸縮力によって、往復回動角によって変化するパネル10の自重による回転モーメントがキャンセルされて、往復回動時の負荷変動が少なくなるので、パネル10がよりスムーズに往復回動するようになる。
【0082】
(10)連動リンク45A,45Bを扇形ギア部45cで連動しているから、パネル10の両側部が扇形ギア部45cで同期して往復回動するから、パネル10の傾きが確実に防止できるので、パネル10がよりスムーズに往復回動するようになる。
【0083】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明は、スライダーの往復移動はシャーシのガイドレールでガイドするとともに、スライダーとともに往復移動するパネルを最大迫り出し位置まで移動して、スライダーに取付けた制御プレートの共移動をロックした後に、スライダーとともに移動する回動アームを制御プレートの溝カム部でガイドすることにより、パネルが往復回動操作されるようになるから、シャーシには、スライダー用ガイドレールを設けるだけで、パネル用ガイドレールが不要になるので、シャーシの高さが低くなってシャーシ等を薄型化することができるようになる。
【0084】
また、制御プレートは、スライダーの復移動でパネルが最大迫り出し位置まで復回動した後にロックを解除するようにしたから(請求項2)、スライダーの復移動時に制御プレートが不用意に連れ移動されるおそれが無くなる。
【0085】
さらに、スライダーの両側部に制御プレートと回動アームとをそれぞれ取付けるとともに、両側部の制御プレートを連動リンクで連結したから(請求項3)、パネルの両側部が同期して往復回動するから、パネルの傾きが防止できるので、パネルがスムーズに往復回動するようになる。
【0086】
また、連動リンクに、制御プレートを復移動位置に付勢するとともに、スライダーを復移動方向に付勢可能なばね部材を設けたから(請求項4)、制御プレートがスライダーと確実に共移動するとともに、制御プレートがロックされた後は、スライダーの往移動に伴うパネルの往回動時にばね部材が伸ばされ、スライダーの復移動に伴うパネルの復回動時にばね部材が縮められるようになるから、往復回動角によって変化するパネルの自重による回転モーメントがキャンセルされて、往復回動時の負荷変動が少なくなるので、パネルがスムーズに往復回動するようになる。
【0087】
さらに、ばね部材は、パネルの回転モーメントが大きいときには付勢力が大きく、回転モーメントが小さい時には付勢力が小さくなるようにばね掛け位置を設定したから(請求項5)、ばね部材の伸縮力によって、往復回動角によって変化するパネルの自重による回転モーメントがキャンセルされて、往復回動時の負荷変動が少なくなるので、パネルがスムーズに往復回動するようになる。
【0088】
また、連動リンクがギアで連動されているから(請求項6)パネルの両側部がギアで同期して往復回動するから、パネルの傾きが確実に防止できるので、パネルがよりスムーズに往復回動するようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ルーフ側から見たシャーシとケーシングの平面図である。
【図2】(a)はフロントシート側から見た図1の正面図、(b)は(a)の左側面図である。
【図3】パネルの収納位置の平面断面図である。
【図4】(a)は図3の前面断面図、(b)は図3の後面断面図である。
【図5】(a)は図3の左側面断面図、(b)図3の右側面断面図である。
【図6】パネルの最大迫り出し位置の平面断面図である。
【図7】パネルの回動途中位置の平面断面図である。
【図8】パネルの使用位置の平面断面図である。
【図9】パネルの収納時における最大迫り出し位置の平面断面図である。
【図10】(a)はパネルの最大迫り出し位置の側面断面図、(b)はパネルの回動途中位置の側面断面図である。
【図11】(a)はパネルの使用位置の側面断面図、(b)はパネルの収納時における最大迫り出し位置の側面断面図である。
【図12】(a)〜(e)は制御プレートとロックプレートとの作動関係の平面図である。
【図13】(a)(b)は連動リンクとコイルスプリングとの作動関係の平面図である。
【図14】スライダーであり、(a)は平面図、(b)は(a)の後面図である。
【図15】スライダーであり、(a)は図14(a)の右側面図、(b)は図14(a)の左側面図である。
【図16】制御プレートであり、(a)は左側の制御プレートを内面側から見た側面図、(b)は右側の制御プレートを内面側から見た側面図である。
【図17】(a)は図5(a)の拡大略画図、(b)は図10(a)の要部拡大略画図である。
【図18】図10(b)の要部拡大略画図である。
【図19】図11(a)の要部拡大略画図である。
【図20】車両のルーフに取付けられたパネルの側面図である。
【符号の説明】
10 パネル
13 ケーシング
14 シャーシ
14b 両側立上がり部
19 スライダー
19b 両側立上がり部
20a,20b ガイドピン
21a,21b ガイドローラ
22 ガイドローラ
24 電動モータ
25 駆動ギア
25b ピン部
27 減速ギア列
28 駆動アーム
28b 溝カム部
30 ラック
31 ピニオン
32 連動シャフト
37 回動ピン
40 制御プレート
40c 回動用ガイド長穴(溝カム部)
41 回動アーム
43 ロックプレート
45A,45B 連動リンク
46A,46B コイルスプリング

Claims (6)

  1. 収納位置から側方に迫り出したパネルを、所定角度の使用位置まで回動させるようにしたパネルの駆動装置において、
    シャーシのガイドレールで往復移動をガイドされて、前端部でパネルを往復回動自在に支持するスライダーが設けられ、このスライダーに、往復移動可能な制御プレートと、上記パネルを往復回動操作する回動アームとが取付けられて、上記パネルがスライダーで最大迫り出し位置まで移動されて制御プレートの共移動がロックされた位置で、スライダーとともに移動する回動アームが制御プレートの溝カム部でガイドされてパネルが往復回動操作されるようにしたことを特徴とするパネルの駆動装置。
  2. 上記制御プレートは、スライダーの復移動でパネルが最大迫り出し位置まで復回動された後にロックが解除されるようにした請求項1記載のパネルの駆動装置。
  3. 上記スライダーの両側部に制御プレートと回動アームとがそれぞれ取付けられるとともに、両側部の制御プレートは連動リンクで連結されている請求項1または2記載のパネルの駆動装置。
  4. 上記連動リンクに、制御プレートを復移動位置に付勢するとともに、スライダーを復移動方向に付勢可能なばね部材が設けられている請求項1〜3のいずれか1項に記載のパネルの駆動装置。
  5. 上記ばね部材は、パネルの自重による往復回動角によって変化する回転モーメントが、パネルの自重が徐々に作用しない方向の回動時よりもパネルの自重が徐々に作用する方向の回動時の方が大きくなるばね掛け位置を設定されている請求項1〜4のいずれか1項に記載のパネルの駆動装置。
  6. 上記連動リンクはギアで連動されている請求項1〜5のいずれか1項に記載のパネルの駆動装置。
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