JP2004148583A - インクカートリッジ - Google Patents

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Shigemitsu Komatsu
茂光 小松
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Abstract

【課題】インクカートリッジの姿勢や振動により収納されているインクが大気連通溝に侵入して、使用開始時剥がすシールを汚す。
【解決手段】容器蓋4の蛇行した溝13aにあらかじめ撥水性のある撥水液16、有機溶剤、油脂等を少量塗布しておく。そのの容器蓋4に大気連通孔13及び大気連通溝13aを覆うシールを貼着することにより、インクの進出を妨げる構造とする。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェットプリンタのインクカートリッジに関するものである。さらに詳しくは、大気開放用通気路からのインク流出防止を向上させた構造を特徴とするインクカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、インクジェットプリンタに用いられるインクカートリッジとしては、特開平8−132635号公報(特許文献1)が知られている。この公報に記載のインクカートリッジの構成は、蓋体のインク注入用等の為の孔と蛇行した溝を介して大気連通口に接続させ、これら溝はインク注入作業が終了した段階でインク注入用の孔及び大気連通口を覆うシールが貼着されたときに大気開放用通気路を形成するように形成され、このシールには大気連通口に至る途中に設けられた括れ部を介して一部が蓋体から突出する舌片が形成されている。
【0003】
従って、このような構成により舌片を蓋体から引き剥すと、舌片だけを括れ部から容易に分離出来、大気連通口だけを露出させることが出来、その使用に際して蓋体の舌片を剥すと、舌片が括れ部を境にして本体から分離され、これによりインク注入口が溝を介して大気連通口に連通する。
【0004】
使用状態において各フォーム室は蛇行する長い溝を介して大気に連通することになるため通気性を確保しつつインクの蒸発を防止することが出来るものである。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−132635号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記の従来例によってもインクの蒸発を防止し、印刷処理に利用しうるものであるが、尚改善が望ましい点が残されていた。即ち、前記の従来例のものにあっては、振動および姿勢変化により蓋体にインク室より進出したインクが大気開放用通気路を進攻し舌片まで到達し、舌片を剥がすと舌片の裏面にインクが付着し使用者を汚してしまう可能性があり、更なる改善が望まれている。
この発明が解決しようとする課題点は、インクの進行を防止しインク汚れの起こりにくいインクカートリッジを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、上側が開口した直方体の容器本体と、この上側開口を封鎖している容器蓋と、前記容器本体及び前記容器蓋によって形成され、インクを収容するための収容部と、該収容部を大気開放するために前記容器蓋に設けられた大気開放通気路とを有するインクカートリッジにおいて、前記大気開放通気路は、撥水特性を有していることを特徴とする。
【0008】
また、前記大気開放通気路は、インクカートリッジの内部と連通する穴部と、該穴部に連通し前記容器蓋の表面に形成され蛇行する大気連通溝とを有し、前記大気連通溝の表面の一部には撥水膜が形成されていることを特徴とする。
【0009】
更に、前記撥水膜は、フッ素系撥水コーティング剤によって形成されていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して、本発明を適用したインクタンクの実施例を説明する。なお、以下の実施例はインクジェットプリンタのタンク装着部に対して着脱可能に装着されるインクタンクに対して本発明を適用した例である。しかし、本発明は、インクジェットプリンタに予め配置されたインクタンクに対しても同様に適用可能である。
【0011】
(全体構成)
図1(a)および(b)は本発明を適用したフォーム式のインクタンクを示す平面図および正面図であり、図2は当該インクタンクを底面側から見た場合の斜視図であり、図3は当該インクタンクの分解斜視図でり、図4は容器蓋部の各大図であり、図5は撥水剤を塗布した蓋部の一部断面図であり、(a)は溝と直交する断面図であり、(b)は溝に沿った断面図である。
【0012】
本例のインクタンク1は、インクジェットプリンタ(図示せず)に形成されているタンク装着部(図示せず)に対して着脱可能に装着して使用される。このインクタンク1は、上側が開口した直方体の容器本体2と、この上側開口3を封鎖している容器蓋4とを有し、これらの内部に主インク室5が形成され、ここに、インクが吸収保持された全体として直方体形状のフォーム6が収納されている。
【0013】
容器本体2の底面にはインク取出し口7が形成されており、このインク取出し口7には円盤状のゴムパッキン8が装着されており、その中心に開けた貫通孔8aがインク取出し孔とされている。インク取出し口7におけるゴムパッキン8よりも奥の部分には、インク取出し孔8aを封鎖可能な弁9が配置されており、この弁9は常にコイルばね10によってゴムパッキン8に押し付けられ、インク取出し孔8aを封鎖している。
【0014】
インクタンク1には、当該インクタンク1がインクジェットプリンタのタンク装着部に装着されたか否かを光学的に検出するために用いる直角プリズム51および、インクタンク1のインクエンドを光学的に検出するために用いる直角プリズム52を備えた被検出部54が配置されている。
【0015】
主インク室5は、第1のフィルタ11および第2のフィルタ12によって仕切られている副インク室20を介してインク取出し孔8aに連通している。また、容器蓋4に形成された大気連通孔13を介して大気開放されている。従って、主インク室5に装着したフォーム6に吸収保持されているインクが、インク取出し孔8aを介して吸引されると、吸引されたインクに対応する分の空気が、大気連通口13から主インク室5に入り込む。
【0016】
なお、容器蓋4の大気連通孔13は、容器蓋表面に刻まれた大気連通溝13aに繋がっており、この溝13aの端13bは容器蓋4の縁端近傍まで延びている。インクタンク1の出荷時には、容器蓋4の大気連通孔13および蛇行した溝13aが形成されている1部分には任意の個所に撥水液16が塗布されており、その上よりシール14が貼り付けられ大気開放用通気路を構成している。
【0017】
またこの撥水液16は撥水性を持った液体であれば、撥水材、有機溶剤、油脂等種類は選ばない。本実施の形態では、撥水液として乾きが早いフッ素系撥水コーティング剤を使用している。このことにより、次工程等の作業ができるので作業性の向上が図られる。また、油脂剤としては例えばシリコーングリース等も効果的である。
【0018】
大気連通孔13より姿勢変化当により主インク室5より進出し大気連通溝13aを毛細管現象等により端13bに向かうインク17を撥水液16の撥水性により遮断する。
【0019】
使用時には、当該シール14の切り取り線14aに沿って当該シール14の一部14bを剥がすことにより、溝13aの端13bが露出し、大気連通孔13が大気開放状態になる。
【0020】
また、容器底面のインク取出し孔8aの部分もシール15が貼り付けられており、インクタンク1をインクジェットプリンタのタンク装着部に装着するとタンク装着部に取り付けられているインク供給針(図示せず)がシール15を破って当該インク取出し孔8aに差し込まれて、当該インクタンク1が装着状態になる。
【0021】
なお、本発明は上述の実施の形態に限られることなく、種々の変更を行うことができる。例えば、撥水液16は、溝13aの大気側の終端側に塗布したが、大気連通孔13側であっても構わないが、終端側に設けることは、インク室より進出したインクの量が多い場合でも溝13aの容積により対応できるので効果的である。
【0022】
また、撥水液16は、溝13aの大気側の終端側に1ヶ所に塗布したが、数箇所に或いは溝13aに沿って塗布しても構わないものである。
【0023】
【発明の効果】
以上述べたように本発明のインクカートリッジによれば、インクカートリッジ交換時に使用者等のインク汚れを防止するインクカートリッジを提出できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)および(b)は本発明を適用したフォーム式のインクタンクの実施例を示す平面図および正面図である。
【図2】図1のインクタンクを底面側から見た場合の斜視図である。
【図3】図1のインクタンクの分解斜視図である。
【図4】本発明実施形態の容器蓋の斜視図である。
【図5】本実施形態の大気連通溝の断面図である。
【符号の説明】
1 インクタンク
2 容器本体
3 容器本体の上側開口
4 容器蓋
5 主インク室
6 フォーム
7 インク取出し部
8 ゴムパッキン
8a インク取出し孔
9 弁
10 コイルばね
11 第1のフィルタ
12 第2のフィルタ
13 大気連通孔
20 副インク室
21 気泡溜め部分
22 インク溜め部分
30 仕切り部材
31 仕切り板
51、52 プリズム

Claims (3)

  1. 上側が開口した直方体の容器本体と、この上側開口を封鎖している容器蓋と、
    前記容器本体及び前記容器蓋によって形成され、インクを収容するための収容部と、
    該収容部を大気開放するために前記容器蓋に設けられた大気開放通気路とを有するインクカートリッジにおいて、
    前記大気開放通気路は、撥水特性を有していることを特徴とするインクカートリッジ。
  2. 前記大気開放通気路は、インクカートリッジの内部と連通する穴部と、該穴部に連通し前記容器蓋の表面に形成され蛇行する大気連通溝とを有し、前記大気連通溝の表面の一部は撥水膜が形成されていることを特徴とする請求項1記載のインクカートリッジ。
  3. 前記撥水膜は、フッ素系撥水コーティング剤によって形成されていることを特徴とする請求項2記載のインクカートリッジ。
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