JP2007152856A - 液体カートリッジ - Google Patents
液体カートリッジ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007152856A JP2007152856A JP2005354004A JP2005354004A JP2007152856A JP 2007152856 A JP2007152856 A JP 2007152856A JP 2005354004 A JP2005354004 A JP 2005354004A JP 2005354004 A JP2005354004 A JP 2005354004A JP 2007152856 A JP2007152856 A JP 2007152856A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- liquid
- atmosphere
- storage chamber
- cartridge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Abstract
【課題】フィルムの剥離が不要であるとともに、外部へのインク漏れを確実に防止することができる簡素な構成の液体カートリッジを提供する。
【解決手段】インクカートリッジ1の装着時、穿設部材収容室77に収容された穿設部材83がカートリッジホルダに設けられた凸部96により、フィルム78を介して壁面95に対し押圧され、壁面95に貫通孔97が穿設される。これにより、インク収容室の大気側収容室43がインク側流路、貫通孔97及び大気側流路を介して大気に開放される。
【選択図】図8
【解決手段】インクカートリッジ1の装着時、穿設部材収容室77に収容された穿設部材83がカートリッジホルダに設けられた凸部96により、フィルム78を介して壁面95に対し押圧され、壁面95に貫通孔97が穿設される。これにより、インク収容室の大気側収容室43がインク側流路、貫通孔97及び大気側流路を介して大気に開放される。
【選択図】図8
Description
本発明は、液体カートリッジにかかり、詳しくは、液体噴射装置に液体を供給するのに適した液体カートリッジに関する。
従来、液体噴射ヘッドからターゲットに対して液体を噴射する液体噴射装置の一種類として、インクジェット式記録装置が広く使用されている。このインクジェット式記録装置は、キャリッジと、キャリッジに搭載された液体噴射ヘッドとしての記録ヘッドとを備え、キャリッジをターゲットとしての記録媒体に対して移動させながら、記録ヘッドに形成されたノズルから液体としてのインクを吐出することにより、記録媒体に記録を行うものである。
通常、記録ヘッドから吐出するインクは、液体カートリッジとしてのインクカートリッジに収容され、インクカートリッジから記録ヘッドへと供給される。このようなインクカートリッジは、一般にキャリッジに搭載されたカートリッジホルダに装着して使用され、その使用時にインク収容部を大気に開放する構造となっている。このようなインクカートリッジの大気開放構造に関連する先行技術として、例えば特許文献1〜3がある。
特許文献1には、インク収容室を封止する蓋体の表面に、一端がインク収容室と連通する大気連通口に連通し、他端がフィルムの剥離により大気と連通される通孔部へと延びる細溝(キャピラリ)を形成し、使用時にフィルムを剥離することにより、インク収容室を大気に開放させるインクカートリッジが開示されている。
特許文献2には、インク容器を封止する蓋体に、容器内と連通する大気開放凹部を形成し、この大気開放凹部をカートリッジホルダのレバーに形成された突起により破断可能なフィルムで封止することにより、カートリッジ装着時にレバーの突起によりフィルムを破断して容器内を大気に開放させるインクカートリッジが開示されている。
特許文献3には、インク収容部を大気に連通させる通路(大気連通部)をカートリッジ本体に形成し、キャリッジに設けられた当接部材の押圧力により開弁される大気開放弁を大気連通部に設けることにより、カートリッジ装着時に大気開放弁を開弁してインク収容部を大気に開放させる液体カートリッジが開示されている。
特開2000−33709号公報
特開2002−36580号公報
特開2005−144818号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、インクカートリッジの使用にあたってフィルムを剥離する必要があるため、インクカートリッジの取り付け作業に手間が掛かるといった問題点がある。又、剥離したフィルムが廃棄物として残るものであった。
特許文献2の構成では、レバーに形成された突起によりフィルムを破断するため、上記のような問題は解消される。しかし、容器内と連通する大気開放凹部を封止するフィルムに直接孔を開けるため、インクカートリッジの取り付け時(孔開け時)に容器内に収容されているインクが外部に飛び散る可能性があった。
特許文献3の構成では、大気連通部に大気開放弁を必要とするため、部品点数が多くなりコストアップとなることや、カートリッジの組み付け作業が困難化するという問題点があった。
本発明は、このような従来の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、フィルムの剥離が不要であるとともに、外部へのインク漏れを確実に防止することができる簡素な構成の液体カートリッジを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明は、液体噴射装置に着脱可能に装着され、液体を収容する液体収容室と、該液体収容室を大気に開放させる大気連通流路とを備える液体カートリッジにおいて、前記大気連通流路は、前記液体収容室を区画するカートリッジ本体と、該カートリッジ本体の壁に貼着される1以上のフィルムとにより形成され、一端が大気に開放される開口に連通されるとともに、他端が前記液体収容室に連通される流路と、前記流路を閉塞する閉塞面と、前記閉塞面を含む壁面により区画されて前記流路の一部を形成し、前記閉塞面に貫通孔を穿設可能な穿設部材を収容してなる穿設部材収容室と、を備えており、前記穿設部材収容室は、前記液体噴射装置に設けられた当接部材により、前記フィルムを介して前記穿設部材を前記閉塞面に対して押圧可能とする位置に形成され、前記穿設部材は、前記フィルムを介して前記当接部材より受ける押圧力により前記閉塞面に前記貫通孔を形成することを要旨とする。
この構成によれば、液体カートリッジの装着時に、液体噴射装置に設けられた当接部材により、穿設部材収容室に収容された穿設部材をフィルムを介して閉塞面に対して押圧させ、閉塞面に貫通孔を形成することにより、液体収容室を大気に開放させることができる。従って、液体収容室を大気に開放させるにあたってフィルムを剥離するといった作業は伴わないものとなる。このため、液体カートリッジの取り付け作業が簡素化される。又、フィルムの剥離を行わないため当然ながら廃棄物も出ない。又本構成では、大気連通流路は、液体カートリッジの装着前には閉塞面によって閉塞されるものとなる。つまり、液体収容室は大気に対して非連通状態とされる。従って、液体カートリッジの装着前に、大気連通流路を通じて内部の液体が外部に漏れ出すといった可能性をより確実に排除できる。又、穿設部材により閉塞面に貫通孔を穿設する際にはフィルムを破断しない(孔を開けない)ため、大気開放時(穿設時)に内部の液体が外部に飛び散る可能性も排除できる。これは、本構成が液体カートリッジの内部で大気開放を行うものであることによる。更に、本構成では、大気連通流路に、従来のような大気開放弁を設けないため部品点数の削減を図ることができ、コストダウンにも寄与することができる。又、こうした大気開放弁を設けないため液体カートリッジの組み付け作業が容易化される。
又、上記構成の液体カートリッジにおいては、前記流路は、大気と連通する側である大気側流路と、前記液体収容室と連通する側である液体側流路とを有し、前記穿設部材収容室は、前記大気側流路と前記液体側流路との接続部位に配される、といった態様を採用することができる。
この構成によれば、閉塞面を有した穿設部材収容室が大気側流路と液体側流路との接続部位に配されるので、液体カートリッジの装着前に、液体収容室の液体が液体側流路から大気側流路に流れ込んで、外部に漏れ出ることが確実に防止される。
又、上記構成の液体カートリッジにおいては、前記液体は、多孔質体に含浸されて前記液体収容室に収容され、前記穿設部材収容室は、前記大気連通流路と前記液体収容室との接続部位に配される、といった態様を採用することができる。
この構成によれば、液体を多孔質体に含浸して液体収容室に収容するタイプの液体カートリッジにおいて、閉塞面を有した穿設部材収容室が大気連通流路と液体収容室との接続部位に配されるので、液体カートリッジの装着前に、液体収容室の液体が液体収容室から大気連通流路に流れ込んで、外部に漏れ出ることが確実に防止される。
又、上記構成の液体カートリッジにおいては、前記穿設部材は、円柱状の本体部と、該本体部から突出する円錐状の突起部とを有して一体的に形成され、前記突起部が前記閉塞面に対向するようにして前記穿設部材収容室に収容される、といった態様を採用することができる。
この構成によれば、穿設部材の本体部に一体的に円錐状の突起部を形成し、この突起部により閉塞面に貫通孔を穿設することで、液体カートリッジの装着時に、小さな押圧力で貫通孔を穿設することが可能となる。
又、上記構成の液体カートリッジにおいては、前記閉塞面は、薄肉状に形成される、といった態様を採用することができる。
この構成によれば、液体カートリッジの装着時に、より小さな押圧力で閉塞面に貫通孔を穿設することが可能となる。
この構成によれば、液体カートリッジの装着時に、より小さな押圧力で閉塞面に貫通孔を穿設することが可能となる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明を、例えばインクジェット式記録装置の記録ヘッド(図示略)にインクを供給するインクカートリッジに具体化した第1の実施の形態を図1〜図8に従って説明する。尚、本実施の形態では、液体カートリッジとしてインクカートリッジを例に説明するが、他の液体を噴射する液体噴射装置に使用される液体カートリッジであってもよい。例えば、液晶ディスプレイ、ELディスプレイ、FED(面発光ディスプレイ)等の製造に用いられる電極材(導電ペースト)や色材等を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、その他、精密ピペットしての試料噴射装置に使用される液体カートリッジ等であってもよい。
以下、本発明を、例えばインクジェット式記録装置の記録ヘッド(図示略)にインクを供給するインクカートリッジに具体化した第1の実施の形態を図1〜図8に従って説明する。尚、本実施の形態では、液体カートリッジとしてインクカートリッジを例に説明するが、他の液体を噴射する液体噴射装置に使用される液体カートリッジであってもよい。例えば、液晶ディスプレイ、ELディスプレイ、FED(面発光ディスプレイ)等の製造に用いられる電極材(導電ペースト)や色材等を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、その他、精密ピペットしての試料噴射装置に使用される液体カートリッジ等であってもよい。
図1は、本実施の形態のインクカートリッジ1を正面側から見た状態で示す斜視図、図2及び図3は、インクカートリッジ1を背面側から見た状態で示す斜視図、図4及び図5は、インクカートリッジ1を分解して示す斜視図、図6は、インクカートリッジ1を部分分解して示す背面図、図7は、インクカートリッジ1を部分分解して示す正面図である。又、図8は、図7の一部分を拡大して示す拡大断面図である。
図4に示すように、本実施の形態のインクカートリッジ1は、一方の表面(インクカートリッジ1の正面側)が開口部10として形成された例えばプロピレン(PP)よりなる有底略箱形状のカートリッジ本体11と、その開口部10の略全面を覆うフィルム12と、そのフィルム12の外側を覆う蓋体13とを有している。カートリッジ本体11の内部には、インクを収容するインク収容室20(液体収容室:図7参照)が後述のようにリブや壁により区画形成されており、フィルム12は、このインク収容室20を含む開口部10の略全面をその内部が密閉状態となるように封止する。蓋体13は、このフィルム12のさらに外側を非密閉状態で被覆するようにカートリッジ本体11に固定される。カートリッジ本体11の他方の表面(インクカートリッジ1の背面側)にはフィルム14が貼着される。
カートリッジ本体11の下側(図4において下側)の側面には、図示しないキャリッジに形成されるカートリッジホルダのインク供給針が挿入され、インク収容室20に収容されたインクをインクジェット式記録装置の記録ヘッドへ供給するインク供給部21が設けられている。
詳しくは、インク供給部21は、前記カートリッジホルダのインク供給針が挿入される挿入口22aを有したエラストマ等からなる環状のシール部材22と、同シール部材22の挿入口22aを塞ぐ略円柱状の供給弁23と、その供給弁23をシール部材22に向けて付勢するコイルスプリング等からなる付勢部材24とを有している。付勢部材24及び供給弁23は、図6及び図7に示す如くカートリッジ本体11の下側に形成されたインク供給口25から、該インク供給口25と連通する略円筒状のインク供給路26内に、上側から順に、付勢部材24、供給弁23が並ぶようにして配され、シール部材22は、供給弁23のさらに下側に、インク供給口25内に嵌め入れられて設けられている。従って、外部から何も力が加わっていない状態においては、供給弁23は、シール部材22に対して当接し、挿入口22aを塞いでインク供給口25を閉塞する。そして、カートリッジ本体11の外部から供給弁23を上方へ移動させるような力が加えられると、供給弁23が付勢部材24の付勢力に抗して上方に移動して、インク供給口25が開放されるようになっている。尚、シール部材22には、インク収容室20にインクが充填された後に、その挿入口22aを塞ぐフィルム27が図2に示すように貼着される。
又、図4に示すように、カートリッジ本体11の右側(図4において右側)の側面には、その下部に固定される取付部28を介して、半導体記憶素子が実装された回路基板29が取り付けられている。この半導体記憶素子には、インクカートリッジ1の種類の情報、インクカートリッジ1が保持するインクの色の情報、インクの現存量の情報等が記憶される。これらの情報は、回路基板29の表面に露出した複数の端子29a(図1参照)により、インクジェット式記録装置本体との間で受け渡される。
又、この取付部28が固定される面と反対側の面であるカートリッジ本体11の左側(図4において左側)の側面の上部には、前記カートリッジホルダと係合する係合レバー30が形成されている。この係合レバー30は、カートリッジ本体11の射出成形に合わせて一体的に成形される。
又、図5に示すように、インクカートリッジ1はさらに、インクの消費に伴って発生するインク収容室20内とインク供給部21内との圧力差により、インク収容室20のインクをインク供給部21へ供給する差圧弁機構31を有している。この差圧弁機構31は、カートリッジ本体11の凹部32に挿入される弁部材の一例である弾性変形可能な膜弁33と、凹部32を覆う弁蓋34と、それら膜弁33及び弁蓋34の間に配される付勢部材の一例としてのコイルバネ35とから構成されている。
図7に示すように、インク収容室20は、カートリッジ本体11の中央を水平方向に延びる壁41により上部と下部とに大きく分割されており、下部には連通孔42により大気と連通可能な大気側収容室43が、又、上部には大気から遮断された供給側収容室44が形成されている。供給側収容室44は、壁41の近傍に連通溝45を有する斜めの壁46により、第1供給側収容室(以下、第1収容室という)47と第2供給側収容室(以下、第2収容室という)48との2つに分割されている。
第2収容室48の左側には、該第2収容室48に周りを囲まれるようにして配された第1流路部51が形成されている。この第1流路部51は、下部の連通溝52を介して第2収容室48と連通されるとともに、流路53、及び該流路53の一端に形成された連通孔54を介して、差圧弁機構31を収容する凹部32(図5参照)と連通されている。凹部32はさらに、差圧弁機構31の下流側で、連通孔55を介して第2流路部56と連通されている。第2流路部56は、流路57、該流路57の一端に表面(インクカートリッジ1の背面側)に向けて形成された連通孔58、該連通孔58とその一端で連通する流路59を介して、インク供給部21のインク供給路26と連通するよう構成されている。
第1収容室47と大気側収容室43とは、同第1収容室47の下部に延びる連通部61及びカートリッジ本体11の下側側面に形成された第1インク注入口62(図3参照)を介して連通されており、インク供給部21のインクが消費されると、それに対応して大気側収容室43のインクが第1収容室47に吸い上げられ、ここから第2収容室48、第1流路部51等を介して差圧弁機構31にインクが流れ込むようになっている。即ち、大気側収容室43から差圧弁機構31へは、第1インク注入口62、第1収容室47の連通部61、連通溝45、連通溝52、第1流路部51を、この順に通ってインクが流れ込む。
インクカートリッジ1はさらに、インク収容室20を大気に連通させる大気連通流路を有している。この大気連通流路は、大気と連通する側である大気側流路と、インク収容室20と連通する側であるインク側流路(液体側流路)とで構成されている。これらインク側流路と大気側流路は、後述のようにインクカートリッジ1の装着前には非連通状態とされ、インクカートリッジ1の装着時に連通状態とされる。
大気側流路は、図6及び図7に示すように、その一端が開口71(図6)として形成され大気に開放される通路72(図6)と、該通路72の他端と接続されるフィルタ収容室73(図6)と、該フィルタ収容室73に形成されカートリッジ本体11の外面(インクカートリッジ1の背面側)から内面に貫通する連通孔74(図6及び図7)と、該連通孔74と連通する連通部75(図7)と、該連通部75の側面に形成される連通溝76(図7)と、該連通溝76と連通する穿設部材収容室77(図7)とにより構成されている。この大気側流路は、それを区画するカートリッジ本体11の壁に貼着されるフィルム12,14(図4及び図5参照)と、カートリッジ本体11の下側側面に貼着されるフィルム78(図2、図4及び図5参照)とによって、大気と隔離された領域となる(但し、通路72の開口71は大気に開放される)。
詳細には図6に示すように、通路72は一端の開口71から他端のフィルタ収容室73までが迷路状に蛇行して形成されており、この通路72の途中には凹部からなるチャンバ81,82が設けられている。フィルタ収容室73には、撥インク性(撥水性)と通気性の両機能を備えたフィルタ80(図4及び図5参照)が収容されている。チャンバ81,82は、通路72の流体抵抗をそれらが形成されていない場合に比して下げ、インクカートリッジ1の初回使用時における減圧解除を素早く行わせるとともに、フィルタ収容室73のフィルタ80を通じてインクが通路72内に漏れ出た場合にそれをトラップして外部へのインクの漏れだしを防止するバッファとして機能する。
図3及び図8に示すように、穿設部材収容室77は、下面(カートリッジ本体11の下側の側面)が開口した角柱状の中空部として形成されている。尚、この穿設部材収容室77の上面及び4つの側面はカートリッジ本体11の壁で区画されている。
穿設部材収容室77の中空部には、略円柱状の穿設部材83が収容され、この穿設部材収容室77の下面(開口面)には、同中空部に穿設部材83が収容された状態でフィルム78が貼り付けられる。これにより、穿設部材収容室77が封止されている。フィルム78はさらに、カートリッジ本体11の下側の側面に形成された第1インク注入口62及び第2インク注入口84(図3)を図2に示すように封止する。
一方、インク側流路は、図6及び図7に示すように、穿設部材収容室77の上面を隔てて形成される連通室91(図7)と、該連通室91の左下部に形成されカートリッジ本体11の内面から外面(インクカートリッジ1の背面側)に貫通する連通孔92(図6及び図7)と、該連通孔92と連通する連通溝93(図6)と、該連通溝93に形成されインク収容室20の大気側収容室43と連通する連通孔42(図6及び図7)とにより構成されている。このインク側流路は、それを区画するカートリッジ本体の壁に貼着されるフィルム12,14(図4及び図5参照)によって、大気と隔離された領域となる。
前記連通室91は、図4に示す如く一面がフィルム12により覆われて該フィルム12とカートリッジ本体11とにより形成され、フィルム12は連通室91を封止し、その外側には蓋体13が取り付けられて、フィルム12が破れることのないよう保護している。
又、図7に示すように、この連通室91の下面(つまり、穿設部材収容室77の上面)は、連通室91と穿設部材収容室77とを間仕切りし、大気連通流路を閉塞する薄肉状の壁面95(閉塞面)となっており、カートリッジホルダへのインクカートリッジ1の装着前には、これら連通室91と穿設部材収容室77は、壁面95を隔てて互いに非連通状態とされるものとなっている。つまり、インク側流路と大気側流路は、インクカートリッジ1の装着前にはこの壁面95を隔てて互いに非連通状態とされる。これにより、インクカートリッジ1の装着前に、内部(インク収容室20)のインクがインク側流路から大気側流路を通じて外部に漏れ出すことが防止される。
図8(a)に示すように、穿設部材83は、円柱状の本体部83aと、該本体部83aの上面から上方に延びる円錐状の突起部83bとを有し、例えば樹脂等により射出成形される。この穿設部材83は、突起部83bが壁面95に対向するようにして穿設部材収容室77に収容されており、その後、上記したように穿設部材収容室77の下面にフィルム78が貼り付けられることによって、同穿設部材収容室77が封止されている。
図8(b)に示すように、この穿設部材83は、インクカートリッジ1がカートリッジホルダに装着されると、該カートリッジホルダに具備された当接部材としての凸部96により、フィルム78を介して本体部83aが上方に押し上げられ、上面から突出する突起部83bが薄肉状の壁面95を破断して該壁面95に貫通孔97を穿設するようになっている。これにより、連通室91と穿設部材収容室77、即ちインク側流路と大気側流路が貫通孔97を介して連通され、インク側流路が大気に開放されるようになっている。尚、フィルム78には、カートリッジホルダの凸部96がフィルム78を介して穿設部材83を上方に押し上げ可能にする撓み分が設けられる。これにより、凸部96がフィルム78を介して穿設部材83を上方に押し上げる際にフィルム78が破れることを防止するとともに、フィルム78を押圧する際の抵抗を下げるようにしている。
次に、上記のように構成されたインクカートリッジ1の作用を説明する。
インクカートリッジ1は、インク収容室20の大気側収容室43、供給側収容室44等にインクが充填された状態で使用開始時にカートリッジホルダに装着される。このインクの充填は第1インク注入口62及び第2インク注入口84から行われる。因みに第1インク注入口62から注入されたインクは、供給側収容室44(第1収容室47、第2収容室48)、第1流路部51、第2流路部56等に充填され、第2インク注入口84から注入されたインクは、大気側収容室43に充填されるようになっている。
インクカートリッジ1は、インク収容室20の大気側収容室43、供給側収容室44等にインクが充填された状態で使用開始時にカートリッジホルダに装着される。このインクの充填は第1インク注入口62及び第2インク注入口84から行われる。因みに第1インク注入口62から注入されたインクは、供給側収容室44(第1収容室47、第2収容室48)、第1流路部51、第2流路部56等に充填され、第2インク注入口84から注入されたインクは、大気側収容室43に充填されるようになっている。
インクカートリッジ1がカートリッジホルダに装着されると、図示しないカートリッジホルダのインク供給針がインク供給部21のインク供給口25を介してシール部材22の挿入口22aに貫挿される。尚、インク供給針は、図示しないインクジェット式記録装置の記録ヘッドに連通されている中空状の針となっており、インクカートリッジ1が装着されると、シール部材22の下面に貼り付けられているフィルム27を突き破るようにしてインク供給口25からシール部材22の挿入口22aに貫挿される。これにより、インク供給部21の供給弁23が付勢部材24の付勢力に抗して上方に押し上げられ、供給弁23より上流(インク供給路26)がインク供給針と連通される。
又、インクカートリッジ1がカートリッジホルダに装着されると、図8(b)に示す如く、カートリッジホルダの凸部96がフィルム78を介して穿設部材83を上方に押し上げる。
これにより、穿設部材収容室77と連通室91とを非連通状態に間仕切りしている壁面95が穿設部材83の突起部83bにより破断され、壁面95に貫通孔97が形成される。その結果、穿設部材収容室77と連通室91、即ち、大気に連通する開口71を有した通路72から穿設部材収容室77までの大気側流路と、連通室91から連通孔42までのインク側流路とが前記貫通孔97によって連通され、インク側流路が大気に開放される。
この状態において、インクジェット式記録装置により記録が開始されると、インク供給部21からインク供給針を通して記録ヘッドにインクが供給され、記録ヘッドからインクが吐出される。このようにインク供給部21からインクが供給されると、インク収容室20から第1流路部51を介して差圧弁機構31にインクが流れ込み、さらには、この差圧弁機構31から第2流路部56を介してインク供給部21に流れ込む。これにより、インク供給部21に挿入されたインク供給針にインクが順々供給される。このインクの流れにあわせてインク収容室20においては、大気側収容室43のインクが供給側収容室44に順々に供給され、同大気側収容室43のインクが徐々に消費されていく。
大気側収容室43のインクの消費に伴って、大気側収容室43には大気連通流路(大気側流路、インク側流路)を通じて空気が流入される。この際、インク供給部21から記録ヘッドにインクが供給されるに従って、大気側収容室43の液面が次第に下がることとなるが、大気側収容室43と供給側収容室44とを接続する流路は、大気側収容室43の最も下部に連通口(第1インク注入口62)があるので、大気側収容室43の全てのインクが供給側収容室44に移動するまで、供給側収容室44に空気が流入することはない。
大気側収容室43のインクがすべて消費されると、供給側収容室44の第1収容室47及び第2収容室48のインクがこの順に消費されるようになる。この間、供給側収容室44と大気側収容室43とを連通する第1インク注入口62にはインクのメニスカスが形成され、このメニスカスによる表面張力により供給側収容室44のインクが大気側収容室43に逆流することが防止される。
又、第1収容室47のインクが消費され始めると、続いて第1収容室47に空気が流入し、第1収容室47の液面が次第に下がるようになるが、第1収容室47と第2収容室48は、その下部のみが連通溝45によって連通しているので、まず第1収容室47のインクが消費される。そして、第1収容室47のインクが消費され、その液面が連通溝45に到達すると、第2収容室48のインクが消費されるのにあわせて、該第2収容室48にも空気が流入する。この第2収容室48のインクが消費される間においても、連通溝45にインクのメニスカスによる表面張力が生じることにより、該第2収容室48のインクが第1収容室47に逆流することが防止される。
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)インクカートリッジ1の装着時に、穿設部材収容室77に収容された穿設部材83がカートリッジホルダに設けられた凸部96により、フィルム78を介して壁面95に対し押圧され、該壁面95に貫通孔97が穿設される。これにより、インク収容室20の大気側収容室43がインク側流路、貫通孔97、及び大気側流路を介して大気に開放される。このため、インク収容室20を大気に開放させるにあたってフィルム78を剥離するといった作業は伴わないものとなり、インクカートリッジ1の取り付け作業を簡素化することができる。
(1)インクカートリッジ1の装着時に、穿設部材収容室77に収容された穿設部材83がカートリッジホルダに設けられた凸部96により、フィルム78を介して壁面95に対し押圧され、該壁面95に貫通孔97が穿設される。これにより、インク収容室20の大気側収容室43がインク側流路、貫通孔97、及び大気側流路を介して大気に開放される。このため、インク収容室20を大気に開放させるにあたってフィルム78を剥離するといった作業は伴わないものとなり、インクカートリッジ1の取り付け作業を簡素化することができる。
(2)フィルム78の剥離を行わないため廃棄物の出ない構成とすることができる。
(3)大気連通流路は、インクカートリッジ1の装着前には大気側流路とインク側流路とを間仕切りする壁面95によって閉塞される。即ち、インク収容室20は、インクカートリッジ1の装着前には大気に対し非連通状態とされる。このため、インクカートリッジ1の装着前に、大気連通流路を通じて内部のインクが外部に漏れ出すといった可能性をより確実に排除することができる。
(3)大気連通流路は、インクカートリッジ1の装着前には大気側流路とインク側流路とを間仕切りする壁面95によって閉塞される。即ち、インク収容室20は、インクカートリッジ1の装着前には大気に対し非連通状態とされる。このため、インクカートリッジ1の装着前に、大気連通流路を通じて内部のインクが外部に漏れ出すといった可能性をより確実に排除することができる。
(4)穿設部材83により壁面95に貫通孔97を穿設する際にフィルム78を破断しない(フィルム78に孔を開けない)ため、言い換えれば、大気開放をインクカートリッジ1の内部で行う構成であるため、大気開放時(穿設時)に内部のインクが外部に飛び散る可能性を排除することができる。
(5)壁面95に貫通孔97を穿設して大気開放するため、貫通孔97を一旦形成した後は、その開放状態を好適に維持することができる。即ち、従来のように大気連通流路に大気開放弁を設ける構成では、大気開放弁を付勢部材の付勢力に抗して移動させて開弁(大気開放)するため、大気開放弁が付勢部材の付勢力によって押し戻され、一旦開けられた弁が閉じることも考えられる。本実施の形態では、こうしたことは生じ得ない。
(6)大気連通流路に大気開放弁を設けないため、部品点数を削減して、コストダウンを図ることができる。
(7)大気連通流路に大気開放弁を設けないため、液体カートリッジの組み付け作業を容易化することができる。
(7)大気連通流路に大気開放弁を設けないため、液体カートリッジの組み付け作業を容易化することができる。
(8)穿設部材83を、本体部83aと、該本体部83aに一体的に形成される突起部83bとから構成し、突起部83bにより貫通孔97を穿設するようにした。これにより、貫通孔97を小さな押圧力で穿設することができる。
(9)壁面95を薄肉状とした。これにより、貫通孔97をより小さな押圧力で穿設することができる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態を図9及び図10に従って説明する。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態を図9及び図10に従って説明する。
図9は、本実施の形態に係る液体カートリッジとしての一例であるインクカートリッジ101をカートリッジホルダ102に装着した状態で示す断面図である。
本実施の形態のインクカートリッジ101は上面が開口した略直方体状の容器103(第1の実施の形態におけるカートリッジ本体11に相当する部材)を備え、該容器103のインク収容室104にはインクを含浸させた多孔質体105が収容されている。
本実施の形態のインクカートリッジ101は上面が開口した略直方体状の容器103(第1の実施の形態におけるカートリッジ本体11に相当する部材)を備え、該容器103のインク収容室104にはインクを含浸させた多孔質体105が収容されている。
容器103の上面は蓋体106により封止されている。又、容器103の底面には図示しない記録ヘッドに連通するカートリッジホルダ102のインク供給針107と係合するインク供給口108が形成されている。
蓋体106は、インク収容室104を大気に連通させる大気連通流路109を有するとともに、インク収容室104にインクを充填するインク充填口110を有する。このインク充填口110は、インク収容室104にインクが充填された後、蓋体106に貼り付けられるフィルム111によって封止される。
大気連通流路109は、蓋体106と、該蓋体106の上面に貼り付けられるフィルム120とにより形成され、一端が大気に開放される開口121に連通する細溝122と、該細溝122の他端と接続される凹部状の穿設部材収容室123とを有している。この穿設部材収容室123の下面は薄肉状に形成され、大気連通流路109を閉塞する壁面124(閉塞面:具体的にはインク収容室104と大気連通流路109とを間仕切りする壁面)となっている。
穿設部材収容室123には、略円柱状の穿設部材125が収容されている。詳細には、穿設部材125は、円柱状の本体部125aと、該本体部125aの下面から下方に延びる突起部125bとを備え、例えば、樹脂等により射出成形される。この穿設部材125は、突起部125bが前記壁面124と対向するようにして穿設部材収容室123に収容されており、その後、上記したように蓋体106の上面にフィルム120が貼り付けられることによって穿設部材収容室123が封止されている。
このインクカートリッジ101を装着するカートリッジホルダ102には、該カートリッジホルダ102に装填されたインクカートリッジ101を固定するレバー130が回動可能に設けられている。このレバー130には、インクカートリッジ101が所定の位置にセットされた状態で、穿設部材収容室123と対向する位置に、フィルム120を介して穿設部材125を下方に押圧する当接部材としての凸部131が形成されている。尚、フィルム120には、レバー130の凸部131がフィルム120を介して穿設部材125を下方に押し下げることを可能にする撓み分が設けられる。これにより、レバー130の凸部131がフィルム120を介して穿設部材125を下方に押し下げる際にフィルム120が破れることを防止するとともに、フィルム120を押圧する際の抵抗を下げるようにしている。
上記のように構成されたインクカートリッジ101では、図10に示すように、インクカートリッジ101がカートリッジホルダ102に装着されると、該カートリッジホルダ102のレバー130に設けられた凸部131によりフィルム120を介して穿設部材125の本体部125aが下方に押し下げられ、下面から突出する突起部125bが薄肉状の壁面124を破断して該壁面124に上下に貫通する貫通孔141を穿設する。これにより、インク収容室104と穿設部材収容室123とが同貫通孔141を介して連通し、インク収容室104が大気に開放される。従って、インクを含浸させた多孔質体105が収容されてなる本実施の形態のタイプのインクカートリッジ101においても、上記説明した第1の実施の形態と略同様の効果を得ることができる。
なお、上記各実施の形態は、以下に記載する変形例の態様で実施してもよい。
(変形例1)第1の実施の形態の大気連通流路や第2の実施の形態の大気連通流路109は上記説明した構成に限定されるものではなく、他の流路構成であってもよい。
(変形例1)第1の実施の形態の大気連通流路や第2の実施の形態の大気連通流路109は上記説明した構成に限定されるものではなく、他の流路構成であってもよい。
(変形例2)第1の実施の形態の穿設部材収容室77を大気側流路とインク側流路との接続部位に配置することに必ずしも限定されない。大気側流路の経路内における他の箇所に配置してもよい。同様に第2の実施の形態の穿設部材収容室123を大気連通流路109の経路内における他の箇所に配置してもよい。
(変形例3)壁面95や壁面124を薄肉状に形成することに必ずしも限定されない。穿設部材83や穿設部材125により貫通孔97,141を穿設可能とする肉厚であればよい。
(変形例4)穿設部材83や穿設部材125は2以上の部材で構成されていてもよい。
1,101:インクカートリッジ(液体カートリッジ)、11:カートリッジ本体、12,14,78,120:フィルム、20,104:インク収容室(液体収容室)、71,121:開口、77,123:穿設部材収容室、83,125:穿設部材、83a,125a:本体部、83b,125b:突起部、95,124:壁面(閉塞面)、96,131:凸部(当接部材)、97,141:貫通孔、102:カートリッジホルダ、103:容器、105:多孔質体、109:大気連通流路。
Claims (5)
- 液体噴射装置に着脱可能に装着され、液体を収容する液体収容室と、該液体収容室を大気に開放させる大気連通流路とを備える液体カートリッジにおいて、
前記大気連通流路は、
前記液体収容室を区画するカートリッジ本体と、該カートリッジ本体の壁に貼着される1以上のフィルムとにより形成され、
一端が大気に開放される開口に連通されるとともに、他端が前記液体収容室に連通される流路と、
前記流路を閉塞する閉塞面と、
前記閉塞面を含む壁面により区画されて前記流路の一部を形成し、前記閉塞面に貫通孔を穿設可能な穿設部材を収容してなる穿設部材収容室と、を備えており、
前記穿設部材収容室は、前記液体噴射装置に設けられた当接部材により、前記フィルムを介して前記穿設部材を前記閉塞面に対して押圧可能とする位置に形成され、
前記穿設部材は、前記フィルムを介して前記当接部材より受ける押圧力により前記閉塞面に前記貫通孔を形成することを特徴とする液体カートリッジ。 - 前記流路は、大気と連通する側である大気側流路と、前記液体収容室と連通する側である液体側流路とを有し、
前記穿設部材収容室は、前記大気側流路と前記液体側流路との接続部位に配される、
請求項1記載の液体カートリッジ。 - 前記液体は、多孔質体に含浸されて前記液体収容室に収容され、
前記穿設部材収容室は、前記大気連通流路と前記液体収容室との接続部位に配される、
請求項1記載の液体カートリッジ。 - 前記穿設部材は、円柱状の本体部と、該本体部から突出する円錐状の突起部とを有して一体的に形成され、前記突起部が前記閉塞面に対向するようにして前記穿設部材収容室に収容される、
請求項1乃至3の何れか一項記載の液体カートリッジ。 - 前記閉塞面は、薄肉状に形成される、
請求項1乃至4の何れか一項記載の液体カートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005354004A JP2007152856A (ja) | 2005-12-07 | 2005-12-07 | 液体カートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005354004A JP2007152856A (ja) | 2005-12-07 | 2005-12-07 | 液体カートリッジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007152856A true JP2007152856A (ja) | 2007-06-21 |
Family
ID=38237800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005354004A Pending JP2007152856A (ja) | 2005-12-07 | 2005-12-07 | 液体カートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007152856A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015027807A (ja) * | 2014-09-25 | 2015-02-12 | セイコーエプソン株式会社 | タンクユニット、タンクユニットを備えた液体噴射システム |
JP2015150702A (ja) * | 2014-02-10 | 2015-08-24 | ブラザー工業株式会社 | 液体カートリッジ |
US9539820B2 (en) | 2010-09-03 | 2017-01-10 | Seiko Epson Corporation | Tank unit and liquid ejecting system having tank unit |
-
2005
- 2005-12-07 JP JP2005354004A patent/JP2007152856A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9539820B2 (en) | 2010-09-03 | 2017-01-10 | Seiko Epson Corporation | Tank unit and liquid ejecting system having tank unit |
JP2015150702A (ja) * | 2014-02-10 | 2015-08-24 | ブラザー工業株式会社 | 液体カートリッジ |
JP2015027807A (ja) * | 2014-09-25 | 2015-02-12 | セイコーエプソン株式会社 | タンクユニット、タンクユニットを備えた液体噴射システム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5272540B2 (ja) | 液体容器の製造方法、および、液体容器 | |
US7942510B2 (en) | Liquid injecting method and liquid container | |
KR101096845B1 (ko) | 액체 공급 시스템 및 그 제조 방법 | |
US8366250B2 (en) | Liquid container, method of filling liquid into liquid container, and remanufacturing method of liquid container | |
US8366251B2 (en) | Liquid container, method of filling liquid into liquid container, and remanufacturing method of liquid container | |
JP4321565B2 (ja) | 液体収容容器 | |
US8235513B2 (en) | Liquid injecting method and liquid container | |
KR20090101108A (ko) | 액체 공급 시스템 및 그 제조 방법 | |
JP2008044190A (ja) | 液体注入方法及び液体収容容器 | |
JP2008044193A (ja) | 液体注入方法及び液体収容容器 | |
JPWO2007122794A1 (ja) | 液体収容容器 | |
JP4457591B2 (ja) | 差圧弁ユニット、液体カートリッジおよび液体カートリッジ組立方法 | |
JP4424442B2 (ja) | 液体収容容器 | |
JP2007015408A (ja) | 液体カートリッジ | |
JP2007152856A (ja) | 液体カートリッジ | |
JP3858862B2 (ja) | 液体カートリッジ | |
JP2005047242A (ja) | 液体カートリッジ | |
JP4182491B2 (ja) | 液体カートリッジ | |
JP5326703B2 (ja) | 液体収容容器 | |
JP2008044199A (ja) | 液体収容容器 | |
JP2007152857A (ja) | 液体カートリッジ | |
JP2006062377A (ja) | 液体カートリッジ | |
JP4678420B2 (ja) | 液体カートリッジ | |
JP4066941B2 (ja) | 液体カートリッジ | |
JP4229198B2 (ja) | 液体カートリッジ |