JP2003127400A - インクジェット式記録装置 - Google Patents

インクジェット式記録装置

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JP2003127400A
JP2003127400A JP2001320774A JP2001320774A JP2003127400A JP 2003127400 A JP2003127400 A JP 2003127400A JP 2001320774 A JP2001320774 A JP 2001320774A JP 2001320774 A JP2001320774 A JP 2001320774A JP 2003127400 A JP2003127400 A JP 2003127400A
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ink
liquid
ink jet
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jet recording
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Masaaki Miyamoto
雅昭 宮本
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】クリーニングに備えて、ノズル開口やその近辺
のインクが異常な高濃度になるのを防止して、印字を安
定化させることのできるインクジェット式記録装置を提
供する。 【解決手段】インクが供給される圧力室7と、そこに圧
力を発生させる圧力発生素子と、上記圧力室7に連通し
てインク滴を吐出するノズル開口8とを有する記録ヘッ
ド22とを含んで構成されるインクジェット式記録装置
であって、キャップケース30の開口部がノズル面40
に密着し、上記キャップケース30の横側部にキャップ
ケース30内に負圧を与える連通部33が設けられ、上
記キャップケース30の底部に水蒸気発生用の液体36
を貯留する貯留部31が設けられていることにより、ノ
ズル開口8やその近辺のインクが上記液体36からの水
蒸気にさらされて、これらのインクの粘度が異常に高く
なることが防止されて、クリーニング動作が正常に実行
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノズル開口からイ
ンク滴を吐出させて画像や文字を記録用紙に記録するイ
ンクジェット式記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】縦振動の圧電振動子を用いたインクジェ
ット記録ヘッド(以下「記録ヘッド」という)は、一般
に、図9および図10に示すように、多数のノズル開口
8と圧力室7が形成された流路ユニット1と、この流路
ユニット1が貼着されるとともに、圧電振動子6が収容
されるヘッドケース2とを備えている。
【0003】上記流路ユニット1は、ノズル開口8が列
設されたノズルプレート3と、各ノズル開口8に連通す
る圧力室7が列設された流路基板4と、各圧力室7の下
部開口を塞ぐ振動板5とが積層されて構成されている。
流路基板4には、各圧力室7とインク流路10を介して
連通し、各圧力室7に導入されるインクを貯留するイン
ク貯留室9が形成されている。
【0004】上記ヘッドケース2は、上下に貫通する空
間12に圧電振動子6が収容されるようになっている。
圧電振動子6は、後端側がヘッドケース2に取り付けら
れた固定基板11に固着されるとともに、先端面が振動
板5下面の島部5Aに固着されている。図9において、
14はノズルプレート3の保護等をする枠体である。
【0005】上記記録ヘッドでは、駆動回路で発生させ
た駆動信号をフレキシブル回路板13を介して圧電振動
子6に入力して圧電振動子6を長手方向に伸縮させ、圧
力室7内の圧力を変動させることにより、圧力室7内の
インクをノズル開口8からインク滴として吐出させる。
【0006】上記のような記録ヘッドを用いたインクジ
ェット式記録装置では、印刷データがなくなって記録ヘ
ッド自体が休止状態におかれた場合に、ノズル開口8付
近のインクが乾燥して目詰まりが生じてしまう。このた
め、印刷動作を行わない間は記録ヘッドをキャップで封
止することが行われるが、封止されたまま長期間放置さ
れると、ノズル開口8近傍のインクの溶媒がすこしづつ
揮散して粘度が上昇し、すぐには印刷できなかったり、
印刷品質が低下する等のトラブルが発生しやすくなる。
さらに、印刷動作により連続的にインク滴を吐出してい
るノズル開口8は、新しいインクが順次供給されて目詰
まりは生じにくいが、上端や下端等に位置しインク滴を
吐出する機会が極めて低いノズル開口8は、印刷中にノ
ズル開口8付近のインクが乾燥して増粘し、目詰まりを
生じやすい。
【0007】このような問題に対処するため、印刷開始
前の予備操作等として、記録装置に電源が投入された時
点や、最初に印刷信号が入力された時点で、各ノズル開
口8に吸引ポンプで負圧を与えることにより、各ノズル
開口8から強制的にインクが吸引され、ノズル開口8の
目詰まりを解消し、インク滴吐出能力を回復させる「ク
リーニング動作」を実行することが行なわれている。
【0008】このようなクリーニング動作のための構造
は、図11に示すように、たとえば半硬質の合成ゴムで
成形され、上側に開口する浅箱状のキャップ15が、そ
の最下部の箇所に吸引パイプ18が開口させてあり、こ
の吸引パイプ18にはバルブ19とポンプPが配置され
ている。
【0009】上記クリーニング動作は、まず、ノズルプ
レート3の下側のノズル面40に、キャップ15の開口
縁を当接させて封止する。ついで、吸引パイプ18のバ
ルブ19を開いた状態でポンプPを作動させ、キャップ
15内を負圧にして、各ノズル開口8に詰まっている高
粘度インクを強制的に吸引して行われる。このクリーニ
ング吸引が完了してからも、さらに空吸引を行なってキ
ャップ15内に溜まった高粘度インクを排出している。
上記の一連の吸引が完了したら、バルブ19が閉じられ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記記録装置では、印
刷の休止状態のときに、ノズル面40すなわちノズル開
口8やその近辺を水蒸気にさらしておくことが望まれて
いる。このような水蒸気雰囲気下にノズル開口8等をお
くのは、ノズル開口8内に残留しているインクやノズル
開口8の近辺に付着しているインクが高粘度化するのを
できるだけ抑制するためである。
【0011】上記のような水蒸気雰囲気を形成するため
には、それに適した水蒸気発生用の液体を適正な手段で
貯留する必要がある。しかしながら、図11に示したよ
うな構造であると、吸引パイプ18がキャップ15の最
下部に開口しているために、空吸引でキャップ15内の
インクが排出された後には、水蒸気発生に役立つインク
がほとんどキャップ15内に残留しないこととなる。ま
た、仮にある程度のインク量を残留させることができて
も、その絶対量が不足するために十分な水蒸気を揮散さ
せることができない。
【0012】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、キャップ内に水蒸気発生用の液体を確実に貯留
させるとともに、クリーニング動作の際に上記液体がみ
だりに流出することのないインクジェット式記録ヘッド
を提供することをその目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のインクジェット式記録装置は、インク滴を
吐出する記録ヘッドを有するインクジェット式記録装置
であって、上記記録ヘッドはインクが供給される圧力室
と、上記圧力室に圧力を発生させる圧力発生素子と、上
記圧力室に連通してインク滴を吐出するノズル開口とを
含んで構成され、上記記録ヘッドのノズル面と対応する
ようにノズル開口を封止するキャップケースが設けら
れ、上記キャップケースの横側部にキャップケース内に
負圧を与える吸引手段の連通部が設けられ、上記キャッ
プケースの底部に水蒸気発生用の液体を貯留する貯留部
が形成されていることを要旨とする。
【0014】すなわち、本発明のインクジェット式記録
装置は、上記記録ヘッドのノズル面と対応するようにノ
ズル開口を封止するキャップケースが設けられ、上記キ
ャップケースの横側部にキャップケース内に負圧を与え
る吸引手段の連通部が設けられ、上記キャップケースの
底部に水蒸気発生用の液体を貯留する貯留部が形成され
ている。
【0015】したがって、記録ヘッドが休止状態におか
れているときには、ノズル面がキャップケース内の封止
空間に露出しているとともに、上記封止空間は上記貯留
部から揮散した水蒸気が充満し、そこには所定の水蒸気
圧が維持される。このように、ノズル開口やその周辺部
は水蒸気によって湿潤した状態におかれているので、ノ
ズル開口部やその近辺に残留しているインクの粘度が過
度に上昇することがなく、ノズル開口の目詰まりも軽度
なものとなり、再使用前のクリーニング動作が円滑にな
される。特に、キャップケースの最下部に貯留部が設け
られているので、貯留容器としての容積を大きく設定す
ることができて、十分な量の水蒸気発生用の液体を貯留
させることが可能である。
【0016】そして、上記連通部からキャップケースの
横側部の方向へ吸引手段で吸引を行なうときには、その
吸引力はノズル開口に対しては下向きに作用するので、
インク自体の質量も加算されて、ノズル開口に停滞して
いるインクは円滑に吸い出されることとなる。一方、上
記貯留部に貯留されている水蒸気発生用の液体は、上方
へ吸い上げられる状態になるため、水蒸気発生用の液体
自体の質量が作用して、通常のクリーニング用吸引力で
は吸い上げが困難になる。水蒸気発生用の液体とノズル
開口等の空間距離を大きく設定することにより、上記液
体がノズル開口等へ到達することを防止できる。
【0017】本発明のインクジェット式記録装置におい
て、上記水蒸気発生用の液体が通気性のある被覆部材で
覆われている場合には、通気性構造の被覆部材であるこ
とから、上記液体から揮散する水蒸気はキャップケース
内の封止空間中に向けて流動させるが、液体自体はその
流動性が被覆部材によって抑制される。したがって、ノ
ズル開口を水蒸気雰囲気中に位置付けることが確実に行
なわれる。一方、何らかの衝撃でキャップケースが振動
したり、あるいは、記録ヘッドが多少傾斜したとしても
水蒸気発生用の液体は被覆部材によってその流動が抑制
されて、貯留部に正常な状態で貯留される。
【0018】本発明のインクジェット式記録装置におい
て、上記被覆部材が多孔板であったり、あるいは、網板
であったりする場合には、いずれの板部材も通気性確保
や液体の移動を抑制することが良好に行なえることか
ら、上記水蒸気発生用の液体から揮散する水蒸気を適正
に通過させ、しかも、この液体は貯留部に正常な状態で
貯留される。
【0019】本発明のインクジェット式記録装置におい
て、上記水蒸気発生用の液体が液体保持部材に含浸され
ている場合には、液体保持部材に水蒸気発生用の液体を
含浸する機能が活用されていることから、上記液体の水
蒸気の揮散は確保されるとともに、液体自身の流動現象
を抑制でき、上述のような何らかの衝撃や傾斜に対して
良好な機能を果たす。そして、通気性のある上記被覆部
材が上記液体保持部材と複合されている場合には、これ
らの部材の機能が相乗してより優れた効果が得られる。
【0020】本発明のインクジェット式記録装置におい
て、上記液体保持部材がスポンジ状部材であったり、あ
るいは、フェルト状部材であったりする場合には、いず
れの液体保持部材も通気性確保や液体の移動を抑制する
ことが良好に行なえることから、上記水蒸気発生用の液
体から揮散する水蒸気を適正に通過させ、しかも、この
液体は貯留部に正常な状態で貯留される。
【0021】本発明のインクジェット式記録装置におい
て、上記水蒸気発生用の液体が上記ノズル開口から吐出
されるインクである場合には、クリーニング動作でノズ
ル開口から吸い出されたインクが上記貯留部に溜められ
ることから、貯留部への水蒸気発生用の液体の供給が簡
単に行なえる。そして、その溜められたインクからの水
蒸気をノズル開口に作用させることができ、水蒸気発生
源の確保が簡単になされる。
【0022】本発明のインクジェット式記録装置におい
て、上記記録ヘッドが印刷動作をしているときに上記キ
ャップケースの開口を覆う蓋体が設けられている場合に
は、記録ヘッドが印刷動作を行なっているとき、キャッ
プケースの開口が蓋体で封止されることから、貯留部に
貯留されている水蒸気発生用の液体の性状の変化を最小
限にすることができる。この液体がインクである場合に
は、インク中の水分が無駄に揮散することが防止でき
る。
【0023】本発明のインクジェット式記録装置におい
て、上記貯留部に開口している吸引パイプが設けられ、
上記吸引パイプを開閉するバルブが設けられている場合
には、吸引パイプをバルブで開閉できることから、バル
ブを閉じた状態としておくことによって、通常のクリー
ニング動作を行ない、一方、同バルブを開いた状態状態
としておくことによって、連通部からの吸引で貯留部に
溜まっている水分の少なくなった液体を排出し、それと
同時に水分の多い液体に入れ替えることができる。ま
た、一般に、印刷休止中にノズル開口から不用意にイン
クが漏出するのを防止するために、インクカートリッジ
側は負圧に設定されているので、上記封止空間も負圧傾
向となっている。したがって、貯留部の水蒸気発生用の
液体は封止空間を経由して、上記液体排出路から排出し
やすい状態となる。
【0024】本発明のインクジェット式記録装置におい
て、上記貯留部に、貯留部に貯留した液体を排出する液
体排出路が設けられている場合には、長期間の使用によ
り、濃度が高まったキャップ内の液体を排出して新しい
液体と置換し、水蒸気による目詰まり防止効果を回復さ
せることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。
【0026】図1は、本発明が適用されるインクジェッ
ト式記録装置の周辺構造の一例を示す図である。この装
置は、上部にインクカートリッジ21が搭載され、下面
に記録ヘッド22が取り付けられたキャリッジ23と、
記録ヘッド22を封止等するキャップ24とを備えてい
る。記録ヘッド22は、基本的には図9および図10に
示すものと同様であり、以下同様の部分には同じ符号を
付して説明する。
【0027】上記キャリッジ23は、タイミングベルト
25を介してステッピングモータ26に接続され、ガイ
ドバー27に案内されて記録用紙28の紙幅方向に往復
移動するようになっている。また、キャリッジ23に
は、記録用紙28と対向する面(この例では下面)に、
記録ヘッド22が取り付けられている。そして、この記
録ヘッド22にインクカートリッジ21からインクが供
給され、キャリッジ23を移動させながら記録用紙28
上面にインク滴を吐出させて記録用紙28に画像や文字
をドットマトリックスにより印刷するようになってい
る。
【0028】上記キャップ24は、キャリッジ22の移
動範囲内の非印刷領域に設けられ、印刷休止中に記録ヘ
ッド22のノズル面40を封止することによりノズル開
口8の乾燥をできるだけ防ぐようになっている。また、
キャップ24は、吸引ポンプ29に接続され、クリーニ
ング動作時には記録ヘッド22のノズル開口8に負圧を
与えてノズル開口8からインクを吸引するようになって
いる。さらに、このキャップ24は、フラッシング動作
によって記録ヘッド22から吐出されたインク滴を受け
る容器として機能することもある。
【0029】上記記録ヘッド22について説明する。流
路ユニット1は、ノズル開口8が列設されたノズルプレ
ート3と、各ノズル開口8に連通する圧力室7が列設さ
れた流路基板4と、各圧力室7の下部開口を塞ぐ振動板
5とが積層されて構成されている。流路基板4には、各
圧力室7とインク流路10を介して連通し、各圧力室7
に導入されるインクを貯留するインク貯留室9が形成さ
れている。
【0030】上記ヘッドケース2は、上下に貫通する空
間12に圧電振動子6が収容されるようになっている。
圧電振動子6は、後端側がヘッドケース2に取り付けら
れた固定基板11に固着されるとともに、先端面が振動
板5下面の島部5Aに固着されている。
【0031】上記記録ヘッドでは、駆動回路で発生させ
た駆動信号をフレキシブル回路板13を介して圧電振動
子6に入力して圧電振動子6を長手方向に伸縮させ、圧
力室7内の圧力を変動させることにより、圧力室7内の
インクをノズル開口8からインク滴として吐出させる。
【0032】上記キャップ24についてより詳しく説明
する。図2は第1の実施の形態であり同図に示すよう
に、上面に開口を有する箱状のキャップケース30が設
けられ、その深さは貯留部31や封止空間32との関係
でやや深いものとされる。キャップケース30の横側部
には、キャップケース30内に負圧を与える吸引手段の
連通部33が設けられている。連通部33は、封止空間
32に開口する通孔の状態で形成されており、吸引手段
であるポンプ16が流路中に配置されている。なお、キ
ャップケース30は種々な材料で成形することができる
が、ここでは半硬質の合成ゴムを用いて型成形したもの
を例示してある。
【0033】上記キャップケース30の開口は、平面視
でノズルプレート3下面(ノズル面40)の全体をほぼ
覆う長方形を呈している。そして、上部開口の周縁部3
4をノズル面40に当接させることにより、上記ノズル
面40をキャップケース30内部の封止空間32を隔て
て封止するようになっている。このような気密性のある
封止状態を得るために、上部開口には四角い枠状のシー
ルゴム35が固着されている。このシールゴム35は、
キャップケース30の材料よりも柔らかいゴムで作ら
れ、これによってシール機能を確保している。なお、キ
ャップケース30とシールゴム35とを一体に成形する
ことも可能である。
【0034】上記貯留部31には水蒸気発生用の液体3
6が貯留されており、その上側に通気性のある被覆部材
37が固定されている。上記被覆部材37は金属板ある
いは合成樹脂板に多数の通気孔38が明けられた多孔板
39である。多孔板39を固定するために、キャップケ
ース30の内面に段部41を形成し、そこに多孔板39
がキャップケース30の内側に嵌合された状態でのせら
れている。なお、この例および後述する各実施の形態に
おける上記水蒸気発生用の液体36は、ノズル開口8か
ら吐出されるインクであり、さらに、図2は、記録ヘッ
ド22がキャップ24で封止されてクリーニング動作が
行なわれ、次回の使用まで放置されるときの状態を示し
ている。
【0035】上記構成により、記録ヘッド22が休止状
態におかれているときには、水蒸気発生用の液体36か
らの水蒸気は通気孔38を通過して封止空間32に充満
し、ノズル開口8やその近辺が水蒸気でさらされた状態
になる。したがって、ノズル開口8に残留したりその近
辺に付着しているインクは、水蒸気で湿潤された状態に
なっていて、インク粘度が過度に高くなりにくいものと
なっている。したがって、次回に使用を開始するとき、
ポンプ16による吸引力をノズル開口8に作用させたり
フラッシング動作をさせたとき、ノズル開口8内のイン
クはその近辺に付着しているインクとともに、インク自
体の質量も加算されて下方に吸い出され、貯留部に滴下
する。
【0036】そして、上記クリーニング動作の吸引中で
あっても、上記貯留部31に貯留されている水蒸気発生
用の液体36は、貯留部31に溜まりこんだ状態になっ
ているので、それ自体の質量も相乗されて通常のクリー
ニング吸引力では容易に吸引されることがない。また、
記録ヘッド22に衝撃や傾きが付与されても、多孔板3
9の抑制機能によって、液体36が封止空間32内に侵
出しにくい。仮にあったとしても、許容できる程度の軽
微なものとなる。
【0037】図3に示した例は、第2の実施の形態であ
る。これは、図2に示した多孔板39が網板42におき
かえられた場合である。網板42は枠状の線材(図示し
ていない)にその周囲を固定すると段部41にひっかけ
やすくなる。
【0038】この実施の形態でも、上記実施の形態と同
様の作用効果を奏する。
【0039】図4に示した例は、第3の実施の形態であ
る。これは、図2に示した貯留部31内に液体保持部材
43を充填したもので、ここでは同部材43としてスポ
ンジ状部材44が採用されている。上記液体保持部材4
3は、その内部の組織空間部に水蒸気発生用の液体36
が含浸される性質のものである。
【0040】図5に示した例は、第4の実施の形態であ
る。これは、図4に示したスポンジ状部材44がフェル
ト状部材45に置きかえられたものである。
【0041】この実施の形態でも、上記実施の形態と同
様の作用効果を奏する。
【0042】図6(A)に示した例は、第5の実施の形
態である。これは、上記貯留部31に開口している吸引
パイプ18が設けられ、しかも、上記吸引パイプ18を
開閉するバルブ19が設けられている。また、水蒸気の
散逸を少しでも減少させるために、バルブ33Aが連通
部33に配置され、印刷動作が休止されているとき、こ
のバルブ33Aを閉じて水蒸気の完全な封止を図ってい
る。
【0043】上記両バルブ19,33Aが閉じられてい
るときには、水蒸気発生用の液体36からの水蒸気はど
こへも漏れることがなく、ひたすらノズル開口8やその
近辺を水蒸気雰囲気下におくこととなる。両バルブ1
9,33Aを開いてポンプ16で吸引すると、本来のバ
キューム式のクリーニング動作と平行して、貯留部31
の水蒸気発生用の液体36も吸引されて、連通部33か
らキャップケース30外へ排出される。このような排出
と同時に新しい水蒸気発生用の液体36が貯留部31に
導入される。このような液体の入れ替えは、インクが貯
留部31に貯留されている場合に、粘度の高まった古い
インクを排出して、粘度が低く水分の多いインクを導入
して、水蒸気をより多く発生させるという点で有利なこ
とである。
【0044】なお、一般に、印刷休止中にノズル開口か
ら不用意にインクが漏出するのを防止するために、イン
クカートリッジ側は負圧に設定されているので、上記封
止空間32も負圧傾向となっている。したがって、両バ
ルブ19,33Aを開いてポンプ16で吸引すると、貯
留部31の水蒸気発生用の液体36は封止空間32を経
由して、上記連通部33から排出しやすい状態となる。
【0045】図6(B)に示した例は、第5の実施の形
態の変形例である。ここでは貯留部31に開口している
液体排出路18Aが設けられ、しかも、上記液体排出路
18Aを開閉するバルブ19と排出用のポンプ16Bが
配置されている。
【0046】長期間の使用により、キャップ内の液体の
濃度が高まってくると、ポンプ16は停止、バルブ33
Aと19は開の状態でポンプ16Bを作動させると、高
濃度の液体を液体排出路18Aから排出し切ってしま
う。その後、バルブ19を閉じて、通常のクリーニング
動作を行なうと、ノズル開口8から吸引された水分の多
いインクが貯留部31に貯留されて、封止空間32に良
好な水蒸気雰囲気が形成される。したがって、新しい液
体と置換し、水蒸気による目詰まり防止効果を回復させ
ることができる。
【0047】図7および図8に示した例は、第6の実施
の形態である。これは、上記記録ヘッド22が印刷動作
をしているときにキャップケース30の開口を覆う蓋体
46が設けられている場合である。蓋体46の開閉構造
としては、ヒンジ開閉式やスライド開閉式等の種々な方
式が採用できるが、ここでは、後者の方式を例示してい
る。蓋体46は全体的にはキャップケース30の開口に
見合った四角い形の平板状の部材である。蓋体46の4
辺のうち3辺には下向きのフランジ板46A,46B,
46Cが設けられ、蓋体46の開閉スライド時の通過空
間を確保する箇所にはフランジ板が設けられていない。
【0048】図8に示したように、キャップケース30
の上部左右には開口縁に沿った状態で細長い突起47
A,47Bが形成され、そこにガイド溝48A,48B
が設けられ、これらのガイド溝にフランジ板46A,4
6Bが摺動自在に嵌めこまれている。一方、キャップケ
ース30の横側部の上側には、突起状のストッパ片49
が形成され、ここにフランジ板46Cの内面が衝合する
ように構成されている。
【0049】図7の左右方向に印刷動作をする記録ヘッ
ド22には、その横側面に突起50が形成され、その先
端部に磁性体である鉄部材51が接着剤等で固定してあ
る。一方、上記蓋体46の端部に突部52が形成され、
そこに磁石(望ましくは永久磁石)53が埋設してあ
る。鉄部材51が磁石53に吸着されるように、両者の
相対位置関係が設定されている。蓋体46はシールゴム
35に対する密着性をよくするために、やや質量の高い
材料、たとえば銅合金等で製作するのが望ましい。
【0050】図7の2点鎖線図示の状態は、蓋体46が
磁石53で吸着保持がなされたまま右方に退避させら
れ、このときに記録ヘッド22はそのノズル面40がシ
ールゴム35に密着して、クリーニング動作が行なわれ
ている。ついで、2点鎖線図示の状態から記録ヘッド2
2が左方の印刷領域へ移動し始めると、蓋体46は鉄部
材51と磁石53の吸着によって左方へ引き出され、フ
ランジ板46A,46Bがガイド溝48A,48B内を
摺動する。このような引出し動作が継続すると、今度は
フランジ板46Cがストッパ片49に受け止められるの
で、蓋体46の移動はここで中止され、これと同時に鉄
部材51は磁石53から強制的に離隔させられる。
【0051】上記のごとく蓋体46がキャップケース3
0の開口に孤立した状態になると、図7,図8の実線図
示のようにキャップケース30の開口を封止する。そし
て、記録ヘッド22は印刷作動の領域で作動をする。そ
の後、記録ヘッド22が休止状態になると、記録ヘッド
22は非印刷領域に戻ってきて、最初に封止状態にあっ
た蓋体46を右方へ押し出すようにして2点鎖線図示の
ところまで後退させ、記録ヘッド22のノズル面40が
キャップケース30の開口に合致させられて、ノズル開
口8やその周辺部が水蒸気雰囲気中におかれて、異常乾
燥の防止が図られる。
【0052】以上に説明した実施の形態によれば、キャ
ップケース30の上部側に封止空間32を配置し、上記
空間32に負圧吸引手段を連通させ、しかも、キャップ
ケース30の底部には水蒸気発生用の液体36の貯留部
31が配置されているものであるから、水蒸気発生用の
液体36からの水蒸気によって、ノズル開口8やその近
辺を水蒸気雰囲気下におくこととなり、したがって、ノ
ズル開口8やその近くに付着しているインクの粘度が過
度に高くなることが防止でき、クリーニング動作の際に
円滑なインク吸引がなされる。
【0053】このようなクリーニング動作で抽出された
インクは、貯留部31に貯留され、水蒸気発生用の液体
36として活用される。さらに、負圧を封止空間32に
作用させたときには、ノズル開口8等のインクは順調に
吸引されて正常なクリーニング動作がなされるが、貯留
部31に滞留している水蒸気発生用の液体は、容易に吸
い出されることがなく、水蒸気発生用の液体の貯留が安
定した状態でなされる。
【0054】また、被覆部材である多孔板39や網板4
2あるいは液体保持部材であるスポンジ状部材44やフ
ェルト状部材45を採用することによって、何らかの原
因で振動や傾きが記録ヘッド22に付与されても、水蒸
気発生用の液体36がみだりに封止空間32へ侵入する
ことがなく、もし、侵入したとしても許容量にとどめる
ことが実現する。
【0055】上記貯留部31に吸引パイプ18を開口さ
せ、この吸引パイプ18をバルブ19で開閉し、さら
に、上記連通路33にもバルブ33Aを設けることによ
って、両バルブ19,33Aを閉じておけば封止空間3
2の水蒸気を漏洩させずに、無駄なく効果的に活用する
ことができる。同時に、両バルブ19,33Aを開いて
吸引負圧を作用させると、貯留部31の水蒸気発生用の
液体36が新鮮なものに入れ替えられて、より優れた水
蒸気の雰囲気が形成される。
【0056】上記記録ヘッド22が印刷動作を行なって
いるときには、キャップケース30の開口が蓋体46で
封止されるから、貯留部31に貯留されている水蒸気発
生用の液体36の性状の変化を最小限にすることができ
る。この液体36がインクである場合には、インク中の
水分が無駄に揮散することが防止できる。したがって、
記録ヘッド22が休止状態におかれているときに、良好
な水蒸気雰囲気が形成でき、印刷再開時のクリーニング
動作が円滑かつ確実に実行される。
【0057】
【発明の効果】以上のように、本発明のインクジェット
式記録装置によれば、上記記録ヘッドのノズル面と対応
するようにノズル開口を封止するキャップケースが設け
られ、キャップケースの横側部にキャップケース内に負
圧を与える吸引手段の連通部が設けられ、キャップケー
スの底部に水蒸気発生用の液体を貯留する貯留部が形成
されているため、ノズル面は水蒸気雰囲気中にさらされ
ることとなり、ノズル開口やその近辺のインクの粘度が
異常に高くならなくなり、したがって、印刷休止後のク
リーニング動作が円滑にしかも確実に実行される。そし
て、キャップケースの最下部に貯留部を配置することに
よって、水蒸気発生用の液体の貯留容積を大きく確保す
ることができる。
【0058】上記キャップケース内は同ケースの横側部
から吸引されるので、本来のクリーニング作動は通常ど
おり行ないながら、合わせて上記貯留部がキャップケー
スの下部に配置されていることによって、水蒸気発生用
の液体がクリーニング作動時に吸い出されることがな
く、安定した貯留状態にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット式記録装置の周辺構造
を説明する斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のインクジェット式
記録装置の要部を示す断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態のインクジェット式
記録装置に用いるキャップケースを示す断面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態のインクジェット式
記録装置に用いるキャップケースを示す断面図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態のインクジェット式
記録装置に用いるキャップケースを示す断面図である。
【図6】本発明の第5の実施の形態のインクジェット式
記録装置に用いるキャップケースを示す断面図である。
【図7】本発明の第6の実施の形態のインクジェット式
記録装置に用いるキャップケースに蓋体を組み合わせた
場合を示す断面図である。
【図8】図7の〔8〕−〔8〕断面図である。
【図9】インクジェット式記録ヘッドを示す分解斜視図
である。
【図10】上記インクジェット式記録ヘッドを示す断面
図である。
【図11】従来のインクジェット式記録装置を説明する
断面図である。
【符号の説明】
1 流路ユニット 2 ヘッドケース 3 ノズルプレート 4 流路基板 5 振動板 6 圧電振動子 7 圧力室 8 ノズル開口 9 インク貯留室 10 インク流路 11 固定基板 12 空間 13 フレキシブル回路板 14 枠体 15 キャップ 16 ポンプ 16B ポンプ 18 吸引パイプ 18A 液体排出路 19 バルブ 20 気泡 21 インクカートリッジ 22 記録ヘッド 23 キャリッジ 24 キャップ 25 タイミングベルト 26 ステッピングモータ 27 ガイドバー 28 記録用紙 29 吸引ポンプ 30 キャップケース 31 貯留部 32 封止空間 33 連通部 33A バルブ 34 周縁部 35 シールゴム 36 水蒸気発生用の液体 37 被覆部材 38 通気孔 39 多孔板 40 ノズル面 41 段部 42 網板 43 液体保持部材 44 スポンジ状部材 45 フェルト状部材 46 蓋体 46A,46B,46C フランジ板 47A,47B 突起 48A,48B ガイド溝 49 ストッパ片 50 突起 51 鉄部材 52 突部 53 磁石

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク滴を吐出する記録ヘッドを有する
    インクジェット式記録装置であって、上記記録ヘッドは
    インクが供給される圧力室と、上記圧力室に圧力を発生
    させる圧力発生素子と、上記圧力室に連通してインク滴
    を吐出するノズル開口とを含んで構成され、上記記録ヘ
    ッドのノズル面と対応するようにノズル開口を封止する
    キャップケースが設けられ、上記キャップケースの横側
    部にキャップケース内に負圧を与える吸引手段の連通部
    が設けられ、上記キャップケースの底部に水蒸気発生用
    の液体を貯留する貯留部が形成されていることを特徴と
    するインクジェット式記録装置。
  2. 【請求項2】 上記水蒸気発生用の液体が通気性のある
    被覆部材で覆われている請求項1記載のインクジェット
    式記録装置。
  3. 【請求項3】 上記被覆部材が多孔板である請求項2記
    載のインクジェット式記録装置。
  4. 【請求項4】 上記被覆部材が網板である請求項2記載
    のインクジェット式記録装置。
  5. 【請求項5】 上記水蒸気発生用の液体が液体保持部材
    に含浸されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の
    インクジェット式記録装置。
  6. 【請求項6】 上記液体保持部材がスポンジ状部材であ
    る請求項5記載のインクジェット式記録装置。
  7. 【請求項7】 上記液体保持部材がフェルト状部材であ
    る請求項5記載のインクジェット式記録装置。
  8. 【請求項8】 上記水蒸気発生用の液体が上記ノズル開
    口から吐出されるインクである請求項1〜7のいずれか
    一項に記載のインクジェット式記録装置。
  9. 【請求項9】 上記記録ヘッドが印刷動作をしていると
    きに上記キャップケースの開口を覆う蓋体が設けられて
    いる請求項1〜8のいずれか一項に記載のインクジェッ
    ト式記録装置。
  10. 【請求項10】 上記貯留部に開口している吸引パイプ
    が設けられ、上記吸引パイプを開閉するバルブが設けら
    れている請求項1〜9のいずれか一項に記載のインクジ
    ェット式記録装置。
  11. 【請求項11】 上記貯留部に、貯留部に貯留した液体
    を排出する液体排出路が設けられている請求項1〜9の
    いずれか一項に記載のインクジェット式記録装置。
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