JP2004146930A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】読取対象の画像を読み取るフラットベッドスキャナ型の画像読取部を備えた画像形成装置の操作性の向上を図ることを課題とする。
【解決手段】読取対象の画像を読み取る画像読取部3と、被読取面を上に向けて読取対象が載置される原稿載置台40とを備えた画像形成装置であって、前記画像読取部3は、前記原稿載置台40上に昇降手段10を介して上下移動可能に設けられて、該画像読取部3は、下端部にプラテンガラス39を備えるとともに、内部にプラテンガラス39越しに光を照射・受光する読取光学系30と、該読取光学系30をプラテンガラス39のガラス面に平行な方向に走査させる移動機構とを備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、読取対象の画像を読み取るフラットベッドスキャナを備えた画像形成装置の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、フラットベッドスキャナを備えたコピー機などの画像形成装置では、
画像形成装置本体は、複数の給紙カセットを備えた給紙部上に載置固定されており、該本体内に、画像読取部と、画像形成装置としての画像記録部とが上下に配置されている。本体上部には読取載置台が形成されており、該読取載置台内部に画像読取部が設けられている。この読取載置台からは手前方向に操作部が延設されていて、該操作部上に、スタートキーなど各種操作キーが配置されている。そして、読取載置台の上面中央にプラテンガラスが敷設されて、該読取載置台上にはプラテンカバーがプラテンガラスに対して開閉自在に設けられている。
【0003】
原稿をコピーするときには、プラテンガラス上に原稿の被読取面を下に向けて載置し、その上方からプラテンカバーを閉じて、操作部のスタートキーを押すと、前記画像読取部の読取装置が副走査方向に水平に走査されて、プラテンガラス上の原稿画像が読み取られ、その画情報は一旦、画像メモリに格納された後に、前記画像記録部で給紙部から供給された用紙に複写されて、複写後の用紙は操作部の下方の排出トレイに排出される。
【0004】
ときには、この画像形成装置を用いて書籍等のブック原稿を読み取ることもあり、この場合、ブック原稿に厚さがあるために、プラテンガラス上に載置したブック原稿の上からプラテンカバーを被せて、必要に応じ、該プラテンカバーの上から手で押さえて、ブック原稿の被読取面とプラテンガラスとの間の隙間をなくし、画像読取部の読取装置に外光が侵入しないようにする必要があった。
【0005】
プラテンガラス上に載置されたブック原稿は、見開きの被読取面の中央が浮き上がって、正面視で、「へ」字状になることがあり、該ブック原稿の上からプラテンカバーを閉じても、該プラテンカバーの重みだけでは、該ブック原稿の浮き上がりはあまり矯正されていないことがある。このままブック原稿を読み取ると、該ブック原稿の被読取面と、画像読取部の読取装置との垂直距離が、該読取装置が副走査方向に走査されるに連れて変化するために、読み取られたブック原稿の画像が歪んだり、ぼやけたりしてしまう。そのため、ブック原稿を覆うプラテンカバーの上から手で押さえるなどして、該ブック原稿の被読取面を強制的に平坦にしてやり、ブック原稿の被読取面とプラテンガラスとの隙間から、読取装置に外光が侵入しないようにする必要があった。
【0006】
さらに、ブック原稿の複数のページを読み取るときには、まず、最初にコピーするページを見開いて、該ブック原稿を上下反転させ、該最初のページを下に向けてプラテンガラス上に載置して、該ブック原稿の上からプラテンカバーを閉じ、操作部のスタートキーを押す。そして、該最初のページのコピーを完了すると、プラテンカバーを開け、ブック原稿を上下反転させながら持ち上げて、該ブック原稿のページをめくり、次にコピーするページを見開いて、再び、該ブック原稿を上下反転させ、該次のコピーページを下に向けてプラテンガラス上に載置して、該ブック原稿の上からプラテンカバーを閉じ、スタートキーを押す。このようにしてブック原稿の複数のページをコピーしていくのであるが、この作業はなかなか煩わしく、手間であり、この点も改善して欲しいとの要望がある。
【0007】
そこで、これらの点を鑑みて、特許3249242号公報では、以下のような技術も開示されている。
同号公報のブック原稿の読取装置は、原稿読取位置に上を向いて開いた状態で載置されたブック原稿の原稿面に対し、往復移動することにより、ブック原稿の頁を1枚ずつ分離する作業と原稿情報の読み取り走査を行なう頁めくり読み取り手段と、該頁めくり読み取り手段の移動方向両端部に設けられ、ブック原稿の原稿面に接触して該原稿を押圧する一対の押えシートと、読み取り装置本体に設けられ、押えシートの一端部が取り付けられるとともに、押えシートを巻き取り、巻き外し可能な一対の巻き取りローラと、読み取り装置本体に設けられ、押えシートの他端部が取り付けられる一対の取付け部と、頁めくり読み取り手段の移動方向両端部に設けられ、押えシートの所定箇所が摺設される従動ローラと、を備え、頁めくり読み取り手段の往復移動時に、移動方向の巻き取りローラが押えシートを巻き取るように構成し、前記押えシートの他端部を接合して筒状にするとともに、この筒状部内に軸を挿通し、取付け部に該軸に係合する係合部を設けることにより、該軸を介して押えシートの他端部を取付部に取り付けている。
【0008】
【特許文献1】
特許3249242号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明では、前記従来技術の欄で挙げた各課題を解決するとともに、前記特許3249242号公報に開示される発明とは全く異なる構造の画像形成装置を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を開示する。
まず、請求項1に記載のように、読取対象の画像を読み取る画像読取部と、被読取面を上に向けて読取対象が載置される原稿載置台とを備えた画像形成装置であって、前記画像読取部は、前記原稿載置台上に昇降手段を介して上下移動可能に設けられて、該画像読取部は、下端部にプラテンガラスを備えるとともに、内部にプラテンガラス越しに光を照射・受光する読取光学系と、該読取光学系をプラテンガラスのガラス面に平行な方向に走査させる移動機構とを備える。
【0011】
また、請求項2に記載のように、前記昇降手段は、前記画像読取部を昇降させるアクチュエータ手段と、該アクチュエータ手段を作動させる作動手段と、該作動手段を操作する操作手段とを備える。
【0012】
そして、請求項3に記載のように、前記昇降手段は、前記操作手段での操作が解除されると、前記アクチュエータ手段を介して前記画像読取部が下降するように構成される。
【0013】
あるいは、請求項4に記載のように、前記昇降手段は、前記画像読取部を昇降させるアクチュエータ手段と、該アクチュエータ手段を作動させる作動手段と、該作動手段を制御する制御手段とを備え、該制御手段は読取処理の完了直後に、作動手段へ制御信号を出力してアクチュエータ手段を作動させ、画像読取部を上昇させる。
【0014】
また、請求項5に記載のように、前記制御手段は、読取処理の完了後、所定時間経過後に、前記作動手段へ制御信号を出力して前記アクチュエータ手段を作動させ、前記画像読取部を下降させる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の一形態を、フラットベッドスキャナを備えた画像形成装置としてコピー機1を参照しながら説明する。
図1は昇降装置10(第1実施例)を介して画像読取部3を上昇させた状態のコピー機1の正面図、図2は同じく側面図、図3は昇降装置10を介して画像読取部3を下降させた状態のコピー機1の正面図、図4は昇降装置20(第2実施例)を介して画像読取部3を上昇させた状態のコピー機1の正面図、図5は同じく側面図、図6は昇降装置20を介して画像読取部3を下降させた状態のコピー機1の側面図、図7は昇降装置25(第3実施例)を介して画像読取部3を上昇させた状態のコピー機1の側面図、図8は昇降装置25を備えたコピー機1の制御構成を示すブロック図である。
【0016】
図1、及び図2に示すように、コピー機1の本体は、画像読取部3と、画像記録部4と、給紙部5とを備え、キャスター輪が取り付けられた支持台6の上に載置固定されている。支持台6の上には、複数の給紙カセット51・52を備えた給紙部5が載設されて、該給紙部5上に画像形成装置としての画像記録部4が載置固定され、該画像記録部4の上に画像読取部3が昇降装置10(20、25)を介して上下昇降可能に設けられている。画像記録部4の上端部には読取載置台40が形成されており、該読取載置台40から手前方向に操作部9が延設され、該操作部9上にスタートキーなど各種操作キーが配置されている。
【0017】
画像読取部3の下端部にはプラテンガラス39が取り付けられて、該画像読取部3の下面にフラットベッド面が形成されている。画像読取部3内部には副走査方向(図1における左右方向)に走査する読取光学系30が設けられ、該読取光学系30はキャリッジ61に搭載されている。キャリッジ61にはタイミングベルト62が取り付けられて、該タイミングベルト62の左右両端部は第1プーリ63と第2プーリ64とに巻回され、該第1プーリ63と駆動モータ66のモータ軸に取り付けられた駆動プーリ67とがタイミングベルト65で巻回されている。この駆動プーリ67の駆動力がタイミングベルト65を介して伝達されると、タイミングベルト62を駆動してキャリッジ61をプラテンガラス39のガラス面と平行に左右往復移動させるようになっている。
このキャリッジ61と、駆動モータ66と、プーリ63・64・67と、タイミングベルト62・65とで読取光学系30の移動機構が構成されている。
【0018】
読取光学系30は、光源31、第1ミラー32、第2ミラー33、第3ミラー34、結像レンズ35、光電変換素子36を備え、キャリッジ38が左右方向に移動されるときに読み取り位置37で光源31からプラテンガラス39越しにブック原稿など読取対象に対して光を照射すると、該読取対象からの反射光は第1ミラー32で受光され、第2ミラー33、第3ミラー34、結像レンズ35を介して光電変換素子36で結像されて、画情報として画像メモリ(図示略)に蓄積されるようになっている。
【0019】
画像記録部4の一側部には排出口45が設けられ、該排出口45には複数の排出ローラ46・46・・・が配置されて、該排出口45の外側方に排出トレイ部47が形成されている。画像記録部4内には記録用紙48の搬送路が形成されていて、該搬送路に沿い、下流側へ向けて、現像ユニット、感光体ユニット、定着ユニットが配置され、給紙カセット51又は52から取り込まれた記録用紙48はこれらのユニットを通過して、前記画情報が転写され、定着が行われた後、排出口45の排出ローラ46・46・・・に繰り出されて、排紙トレイ部47へ排出されるようになっている。
【0020】
次に、画像読取部3の昇降装置10・20・25について説明する。この昇降装置10・20・25については3つの実施例があり、まず、その第1実施例から説明する。
この昇降装置10は、支持台6の前方に配置された油圧式足踏操作装置11と、読取載置台40の四隅に昇降可能に立設される昇降ロッド19・19・・・と、該足踏操作装置11と該昇降ロッド19・19・・・の下方の油圧シリンダ18・18・・・とを連通させる油路17等を備えて、該油路17及び該油圧シリンダ18・18・・・内には作動油が充填され、該ロッド19・19・・・を昇降させるための作動手段として該作動油が用いられて、ユーザが操作手段たる足踏操作装置11を足7で踏むことによって画像読取部3を昇降させる油圧式のアクチュエータで構成されている。
【0021】
足踏操作装置11は、油圧シリンダ12と踏板15とを備え、油圧シリンダ12内に形成された油室12aには仕切板13が上下移動自在に設けられて、該仕切板13からロッド14が立設され、該ロッド14の上端部は油圧シリンダ12から上方に突設させて、該ロッド14の上端部に踏板15が取り付けられている。油圧シリンダ12と支持台6の下端部とは油圧パイプ16で連結されて、油室12aと支持台6の下部に形成された油路17とを連通させている。この油路17は支持台6の四隅に向けて延出された後、上方へ向けて延出され、給紙部5を経て、画像記録部4に配置される油圧シリンダ18・18・・・と連通されている。各油圧シリンダ18内には仕切板19bが上下移動自在に設けられ、該仕切板19bから昇降ロッド19が立設されて、該昇降ロッド19の上端部は読取載置台40から上方に突設されている。言い換えれば、読取載置台40の四隅からロッド19・19・・・が立設されて、該ロッド19・19・・・の上端部はそれぞれ画像読取部3の四隅に締結固定されている。
【0022】
以上のような構成で、図1に示すように、ユーザは足7で、足踏操作装置11の踏台15を踏むことで、仕切板13が下降し、油圧により昇降ロッド19・19・・・の仕切板19b・19b・・・が押し上げられて、画像読取部3が上昇する。この画像読取部3を上昇させた状態で、読取載置台40上にブック原稿8などの読取対象の被読取面8aを上に向けて載置し、踏台15から足7をのけ、該踏台15にかけていた外力を除去すると、図3に示すように、画像読取部3が自重により下降するようになっている。
【0023】
また、書籍などを見開いたブック原稿8は、被読取面8aの中央8bが浮き上がって、正面視で、「へ」字状になっていることがあるが、下降した画像読取部3の重みにより該ブック原稿8の浮き上がりは矯正される。この画像読取部3には読取光学系30やその移動機構などの機器が内蔵されていることから、かなり重量があり、該画像読取部3の重みによりブック原稿8の被読取面8aは平坦になり、該被読取面8aとプラテンガラス39とが密接して、該被読取面8aを読み取る際に、該被読取面8aとプラテンガラス39との間から読取光学系30に外光が侵入しない。
【0024】
次に、ユーザは操作部9のスタートキーを押してコピー処理を実行し、これにより読取光学系30が走査してブック原稿8の画情報が読み取られ、該画情報は画像記録部4で記録用紙48に複写されて排紙トレイ部47に排出される。ユーザはブック原稿8の読取処理の完了後に、足7で足踏操作装置11の踏台15を踏み、画像読取部3を上昇させる(図1参照)。この画像読取部3を上昇させた状態で、読取載置台40上のブック原稿8のページをめくって次の被読取面8aを開き、踏台15を踏む足7をのけて、該踏台15にかけていた外力を除去することで画像読取部3を下降させ(図3参照)、該次の被読取面8aとプラテンガラス39とを密接させた状態で、コピー処理を実行する。
【0025】
以上のように、第1実施例では、足7で画像読取部3を昇降させることから、両手があき、従来のように読取載置台40上のブック原稿8をいちいち取り上げて上下反転させなくとも、そのまま読取載置台40上にブック原稿8を置いた状態で、ページをめくればよいので使い勝手が良くなり、作業性が向上する。また、コピー処理を実行する際には、足踏操作装置11の踏台15を踏んでいた足7をのけて、操作部9のスタートキーを押すだけでよいので、操作のための工程数が減って、煩わしさもなくなり、操作性が向上する。
【0026】
さらに、第1実施例の昇降装置10では油圧式のアクチュエータを用いているので、足踏操作装置11の踏台15から足7をのけ、該踏台15にかけていた外力を除去しても、画像読取部3が急激に下降することはなく、安全性の向上が図られている。また、コピー機1を使用しないときには、画像記録部3は下降した状態にあり、昇降装置10に負荷が掛からないように構成されて、コピー機1の安定性が向上する。
【0027】
次に、画像読取部3の昇降装置20の第2実施例について説明する。
図4及び図5に示すように、この昇降装置20は、支持台6の前方に配置された足踏操作装置21と、読取載置台40の左右両側部に立設される側面視、菱形のリンク機構22・22等を備え、該リンク機構22の前端部と後端部との角部にそれぞれナットが設けられて、この2つのナットにナットランナ23が螺入され、すなわち、該ナットランナ23はリンク機構22の前後方向の対角線上に配置されて、該ナットランナ23の一端部が昇降装置20の作動手段たる電動モータ24に取り付けられている。
【0028】
左右のリンク機構22・22の電動モータ24・24はそれぞれ動力線(図示略)を介して足踏操作装置21に接続され、該足踏操作装置21上にはa接点の操作スイッチ21aが設けられて、ユーザが操作手段たる操作スイッチ21aを足7で踏むことにより電動モータ24・24が駆動し、リンク機構22・22が伸縮して、画像読取部3を昇降させるようになっている。
【0029】
このように第2実施例の昇降装置20は電動式のアクチュエータで構成されて、ユーザは足7で、足踏操作装置21の操作スイッチ21aを踏むことで、電動モータ24・24が駆動して、ナットランナ23・23が正転方向に回転し、リンク機構22・22が縦長の菱形に変形して、画像読取部3が上昇する。この画像読取部3を上昇させた状態で、読取載置台40上にブック原稿8などの読取対象の被読取面8aを上に向けて載置し、足踏操作装置21の操作スイッチ21aを踏んでいた足7をのけ、該操作スイッチ21aにかけていた外力を絶つと、電動モータ24・24が停止して、図6に示すように、画像読取部3が自重により下降するようになっている。このとき、画像読取部3の重みにより、ナットランナ23・23が逆転方向に回転しながら、リンク機構22・22は横長の菱形に変形する。この画像読取部3の重みによりブック原稿8の被読取面8aは平坦になり、該被読取面8aとプラテンガラス39とが密接して、該被読取面8aを読み取る際に、該被読取面8aとプラテンガラス39との間から読取光学系30に外光が侵入しない。
【0030】
次に、ユーザは操作部9のスタートキーを押してコピー処理を実行し、これにより読取光学系30が走査してブック原稿8の画情報が読み取られ、該画情報は画像記録部4で記録用紙48に複写されて排紙トレイ部47に排出される。そして、ユーザはブック原稿8の読取処理の完了後に、足7で足踏操作装置21の操作スイッチ21aを踏み、画像読取部3を上昇させる(図5参照)。この画像読取部3を上昇させた状態で、読取載置台40上のブック原稿8のページをめくって次の被読取面8aを開き、足踏操作装置21の操作スイッチ21aを踏む足7をのけて、画像読取部3を下降させ(図6参照)、該次の被読取面8aとプラテンガラス39とを密接させた状態で、コピー処理を実行する。
【0031】
以上のように、この第2実施例でも、足7で画像読取部3を昇降させることから、両手があき、従来のように読取載置台40上のブック原稿8をいちいち取り上げて上下反転させなくとも、そのまま読取載置台40上にブック原稿8を置いた状態で、ページをめくればよいので使い勝手が良くなり、作業性が向上する。また、コピー処理を実行する際には、足踏操作装置21の操作スイッチ21aを踏んでいた足7をのけて、操作部9のスタートキーを押すだけでよいので、操作のための工程数が減って、煩わしさもなくなり、操作性が向上する。
【0032】
さらに、第2実施例の昇降装置20では、足踏操作装置21の操作スイッチ21aから足7をのけても、停止した電動モータ24・24によりナットランナ23・23の逆転方向の回転はある程度制動されるために、画像読取部3が急激に下降することはなく、安全性の向上が図られている。また、コピー機1を使用しないときには、画像記録部3は下降した状態にあり、昇降装置20に負荷が掛からないように構成されて、コピー機1の安定性が向上する。
【0033】
次に、画像読取部3の昇降装置25の第3実施例について説明する。
図7に示すように、この第3実施例の昇降装置25は、第2実施例の昇降装置20と同様、読取載置台40の左右両側部に立設される側面視、菱形のリンク機構22・22等を備え、該リンク機構22の前端部と後端部との角部にそれぞれナットが設けられて、該ナットにナットランナ23が螺入され、すなわち、該ナットランナ23はリンク機構22の前後方向の対角線上に配置されて、該ナットランナ23の一端部が電動モータ24に取り付けら、該電動モータ24は制御線(図示略)を介してコピー機1の制御部に接続されている。
【0034】
図8に示すように、コピー機1の制御部は、制御手段であるCPU70、ROM72、RAM73、画像メモリ(DRAM)74、画像読取部3、画像記録部4、操作部9、コーデック75、モータ駆動回路76等を備え、前記の各部がバス71を介して、通信可能に接続されている。
【0035】
ROM72には、コピー機1を制御する制御プログラム等が記憶されており、RAM73には、コピー機1の制御状態等の各種情報が一時的に記憶されて、CPU70は、操作部9への入力操作、及びROM72に書き込まれている制御プログラム等に従って、RAM73を作業領域としてコピー機1の全体制御を実行する。画像メモリ74には、画像読取部3で読み取られた原稿画像がイメージデータ(画情報)として一時的に記憶される。
【0036】
コーデック(符号化・復号器)75は符号化器として機能し、画像読取部3で読み取られた原稿画像を、MH、MR、MMR方式等により符号化(エンコード)する。また、コーデック75は復号器としても機能し、前記符号化した画情報を、復号(デコード)する。モータ駆動回路76は、CPU70からの駆動信号により前記昇降装置25の2つの電動モータ24・24を同期させて駆動させる。
【0037】
このように第3実施例では、電動式のアクチュエータによる昇降装置25を備えて、ユーザは、スリープ状態にあるコピー機1の前に立ち、操作部9上の所定のキーを押すことで、モータ駆動回路76が作動して電動モータ24・24が駆動し、ナットランナ23・23が正転方向に回転し、リンク機構22・22が縦長の菱形に変形して、画像読取部3が上昇する。この画像読取部3を上昇させた状態で、読取載置台40上にブック原稿8などの読取対象の被読取面8aを上に向けて載置し、前記操作部9上の所定のキーをもう一度押すと、モータ駆動回路76が作動して電動モータ24・24への給電が絶たれ、該電動モータ24・24は停止して、画像読取部3が自重により下降するようになっている。このとき、画像読取部3の重みにより、ナットランナ23・23が逆転方向に回転しながら、リンク機構22・22は横長の菱形に変形する。この画像読取部3の重みによりブック原稿8の被読取面8aは平坦になり、該被読取面8aとプラテンガラス39とが密接して、該被読取面8aを読み取る際に、該被読取面8aとプラテンガラス39との間から読取光学系30に外光が侵入しない。
【0038】
次に、ユーザは操作部9のスタートキーを押してコピー処理を実行し、これにより読取光学系30が走査してブック原稿8の画情報が読み取られ、該画情報は画像記録部4で記録用紙48に複写されて排紙トレイ部47に排出される。コピー機1のCPU70からは、ブック原稿8の読取処理完了直後に、モータ駆動回路76へ駆動信号が出力されて、電動モータ24・24が駆動し、画像読取部3が上昇するようになっている。この画像読取部3が上昇した状態で、読取載置台40上のブック原稿8のページをめくって次の被読取面8aを開き、前記操作部9上の所定のキーを押して、画像読取部3を下降させ、該次の被読取面8aとプラテンガラス39とを密接させた状態で、コピー処理を実行する。
【0039】
以上のように、この第3実施例でも、ブック原稿8の複数のページを読み取る際に、従来のように読取載置台40上のブック原稿8をいちいち取り上げて上下反転させなくとも、そのまま読取載置台40上にブック原稿8を置いた状態で、ページをめくればよいので使い勝手が良くなり、作業性が向上する。ブック原稿8など読取対象の読取処理が完了する度に、モータ駆動回路76により電動モータ24・24が駆動して、画像読取部3が上昇するように構成され、つまり、読取処理完了後にはいつも画像読取部3が上昇した状態になっているので、そのまま続けて次のページをコピーする際、操作のための工程数が減って、操作性が向上する。このように、書籍などの読取対象を複数のページにわたって読取処理を行なう場合には、作業性が向上する。
【0040】
一方、続けてコピーを行なわない場合には、読取処理の完了により上昇して待機している画像読取部3は、該読取処理の完了後、所定時間経過後に自動的に下降するように構成されている。CPU70にはタイマーが内蔵されていて、該タイマーにより読取処理完了後から所定時間が計測されると、該CPU70からモータ駆動回路76へ停止信号が出力されて、電動モータ24・24が停止し、画像読取部3が下降するように構成されている。このようにコピー機1が使用されないときには、画像記録部3は下降した状態となり、昇降装置25に負荷が掛からないように構成されて、コピー機1の安定性が向上する。
【0041】
さらに、電動モータ24・24への給電が絶たれて、画像読取部3が下降する際には、停止した電動モータ24・24によりナットランナ23・23の逆転方向の回転はある程度制動されるために、画像読取部3が急激に下降することはなく、安全性の向上が図られている。
【0042】
以上、画像読取部3の昇降装置10・20・25について3つの実施例を説明したが、該昇降装置10・20・25は上記実施例に限定されるものはなく、勿論、これら以外の構成であってもよい。
【0043】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、次に示すような効果を奏する。
まず、請求項1に記載の発明では、昇降機構を介して画像読取部を上昇させ、原稿載置台上に書籍などの読取対象の被読取面を上に向けて載置し、昇降機構を介して該画像読取部を下降させて、該画像読取部のプラテンガラスと該読取対象の被読取面とを密接させた状態で、読取光学系を走査させて該読取対象の画情報を読み取り、読取処理の完了後に昇降機構を作動させて画像読取部を上昇させるように構成されている。従って、書籍などの読取対象で、複数のページを読み取る際には、従来のように読取載置台上の読取対象をいちいち取り上げて上下反転させなくとも、そのまま読取載置台上に読取対象を置いた状態で、ページをめくればよいので使い勝手が良くなり、操作のための工程数が減って、作業性が向上する。
【0044】
また、請求項2に記載の発明では、操作手段の操作により作動手段を作動させてアクチュエータ手段を作動させ、これにより画像読取部を上昇させる。そして、原稿載置台上に書籍などの読取対象の被読取面を上に向けて載置し、操作手段の操作により作動手段を作動させてアクチュエータ手段を作動させ、画像読取部を下降させて、該画像読取部のプラテンガラスと該読取対象の被読取面とを密接させた状態で、読取光学系を走査させて該読取対象の画情報を読み取り、読取処理の完了後に昇降機構を作動させて画像読取部を上昇させるように構成されている。従って、書籍などの読取対象で、複数のページを読み取る際には、従来のように読取載置台上の読取対象をいちいち取り上げて上下反転させなくとも、そのまま読取載置台上に読取対象を置いた状態で、ページをめくればよいので使い勝手が良くなり、操作のための工程数が減って、作業性が向上する。
【0045】
そして、請求項3に記載の発明では、操作手段での操作が解除されると、アクチュエータ手段を介して画像読取部を下降させて、昇降手段に負荷が掛からないように構成され、画像形成装置の安定性も向上する。この画像読取部が下降する際には、作動手段でのブレーキ作用により、画像読取部が急激に下降することはなく、安全性の向上が図られている。
【0046】
また、請求項4に記載の発明では、読取対象の読取処理が完了する度に、制御手段により作動手段が作動して、画像読取部が上昇するように構成され、つまり、読取処理完了後にはいつも画像読取部が上昇した状態になっているので、そのまま続けて次のページをコピーする際、操作のための工程数が減って、操作性が向上する。このように、書籍などの読取対象を複数のページにわたって読取処理を行なう場合には、作業性が向上する。
【0047】
さらに、請求項5に記載の発明では、読取処理の完了後、上昇状態で待機している画像読取部は、該読取処理の完了後、所定時間経過後に下降するように構成されている。このようにして、画像記録部は自動的に下降した状態となり、昇降手段に負荷が掛からないように構成されて、画像形成装置の安定性も向上する。この画像読取部が下降する際には、作動手段でのブレーキ作用により、画像読取部が急激に下降することはなく、安全性の向上が図られている。
【図面の簡単な説明】
【図1】昇降装置10を介して画像読取部3を上昇させた状態のコピー機1の正面図。
【図2】同じく側面図。
【図3】昇降装置10を介して画像読取部3を下降させた状態のコピー機1の正面図。
【図4】昇降装置20を介して画像読取部3を上昇させた状態のコピー機1の正面図。
【図5】同じく側面図。
【図6】昇降装置20を介して画像読取部3を下降させた状態のコピー機1の側面図。
【図7】昇降装置25を介して画像読取部3を上昇させた状態のコピー機1の側面図。
【図8】昇降装置25を備えたコピー機1の制御構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1  コピー機
3  画像読取部
7  足
8  ブック原稿
8a 被読取面
10  昇降装置
11  足踏操作装置
12  油圧シリンダ
15  踏台
17  油路
18  油圧シリンダ
19  昇降ロッド
20  昇降装置
21  足踏操作装置
21a 操作スイッチ
22  リンク機構
23  ナットランナ
24  電動モータ
25  昇降装置
30  読取光学系
31  光源
39  プラテンガラス
61  キャリッジ
70  CPU
76  モータ駆動回路

Claims (5)

  1. 読取対象の画像を読み取る画像読取部と、被読取面を上に向けて読取対象が載置される原稿載置台とを備えた画像形成装置であって、
    前記画像読取部は、前記原稿載置台上に昇降手段を介して上下移動可能に設けられて、
    該画像読取部は、下端部にプラテンガラスを備えるとともに、内部にプラテンガラス越しに光を照射・受光する読取光学系と、該読取光学系をプラテンガラスのガラス面に平行な方向に走査させる移動機構とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記昇降手段は、前記画像読取部を昇降させるアクチュエータ手段と、該アクチュエータ手段を作動させる作動手段と、該作動手段を操作する操作手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記昇降手段は、前記操作手段での操作が解除されると、前記アクチュエータ手段を介して前記画像読取部が下降するように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記昇降手段は、前記画像読取部を昇降させるアクチュエータ手段と、該アクチュエータ手段を作動させる作動手段と、該作動手段を制御する制御手段とを備え、該制御手段は読取処理の完了直後に、作動手段へ制御信号を出力してアクチュエータ手段を作動させ、画像読取部を上昇させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、読取処理の完了後、所定時間経過後に、前記作動手段へ制御信号を出力して前記アクチュエータ手段を作動させ、前記画像読取部を下降させることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
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