JP2004144471A - 蓄電池の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 商用交流電源側の電力需要、宅内電流のブレーカ許容値、圧縮機の負荷変動などを考慮した適切な電源管理が可能な信頼性にすぐれた冷凍サイクル装置およびその冷凍サイクル装置における蓄電池の放電制御方法を提供する。
【解決手段】 蓄電池44の放電電流を最大にして商用交流電源20からの入力を最小に押さえる強制放電処理の機能を備えるとともに、商用交流電源20からの入力電流が設定値より大きくなった場合に、圧縮機1の運転電流の不足分を補う放電を行う通常放電処理の機能を備える。
【選択図】   図1

Description

 この発明は、蓄電池および商用交流電源を電源として圧縮機を駆動するインバータ回路を備えた冷凍サイクル装置およびその冷凍サイクル装置における蓄電池の放電制御方法に関する。
 空気調和機に搭載される冷凍サイクル装置の例として、蓄電池および商用交流電源を電源として圧縮機を駆動するインバータ回路を備えたものがある。
 上記のような冷凍サイクル装置では、蓄電池および商用交流電源の使用に関し、商用交流電源側の電力需要、宅内電流のブレーカ許容値、圧縮機の負荷変動などを考慮した適切な管理が望まれる。
 この発明は、上記の事情を考慮したもので、その目的は、商用交流電源側の電力需要、宅内電流のブレーカ許容値、圧縮機の負荷変動などを考慮した適切な電源管理が可能な信頼性にすぐれた冷凍サイクル装置およびその冷凍サイクル装置における蓄電池の放電制御方法を提供することにある。
 請求項1に係る発明の冷凍サイクル装置における蓄電池の放電制御方法は、蓄電池の放電電流を最大にして商用交流電源からの入力を最小に押さえる強制放電処理と、商用交流電源からの入力電流が設定値より大きくなった場合に、圧縮機の運転電流の不足分を補う放電を行う通常放電処理と、を備えている。
 請求項2に係る発明の冷凍サイクル装置は、蓄電池の放電電流を最大にして商用交流電源からの入力を最小に押さえる強制放電処理を実行する制御手段と、商用交流電源からの入力電流が設定値より大きくなった場合に、圧縮機の運転電流の不足分を補う放電を行う通常放電処理を実行する制御手段と、を備えている。
 この発明によれば、商用交流電源側の電力需要、宅内電流のブレーカ許容値、圧縮機の負荷変動などを考慮した適切な電源管理が可能な信頼性にすぐれた冷凍サイクル装置およびその冷凍サイクル装置における蓄電池の放電制御方法を提供できる。
 以下、この発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
 図1に示すように、圧縮機1の吐出口に電磁式の四方弁2を介して室外熱交換器3が接続され、その室外熱交換器3に減圧器であるところの電動式膨脹弁4を介して回転熱交換器5が接続される。そして、この回転熱交換器5が電磁式の二方弁6および上記四方弁2を介して圧縮機1の吸込口に接続される。
 すなわち、ヒートポンプ式冷凍サイクルが構成されており、冷房運転時は四方弁2の非作動により室外熱交換器3から回転熱交換器5の方向に冷媒が流れる冷房サイクルが形成され、室外熱交換器3が凝縮器、回転熱交換器5が蒸発器として働く。暖房運転時は、四方弁2の作動により回転熱交換器5から室外熱交換器3の方向に冷媒が流れる暖房サイクルが形成され、回転熱交換器5が凝縮器、室外熱交換器3が蒸発器として働く。
 電動式膨脹弁4は、供給される駆動パルスの数に応じて開度Qが連続的に変化するパルスモータバルブであり、以下、PMVと略称する。
 回転熱交換器5は、熱交換器の機能とファンの機能を合わせ持つもので、付属の熱交モータ5Mの動作により回転して室内空気を取り込み、かつ送風し、室内空気と冷媒の熱交換を行なう。具体的な構成については、後で説明する。
 圧縮機1の吐出口にバイパス7の一端が接続され、そのバイパス7の他端が室外熱交換器3と電動式膨脹弁4との間の配管に接続される。そして、バイパス7に電磁式の二方弁8が設けられる。バイパス7は、除霜用であり、暖房運転を継続しながら圧縮機1から吐出される高温冷媒を室外熱交換器3に直接的に供給する働きをする。
 室外熱交換器3の近傍に室外ファン9が設けられる。この室外ファン9は、室外熱交換器3に対して外気を送る働きをする。
 室外熱交換器3に、室外熱交温度センサ11が取付けられる。この室外熱交温度センサ11は、室外熱交換器3の温度Tcを検知する。
 回転熱交換器5と二方弁6との間の配管に、圧力センサ12が取付けられる。圧力センサ12は、配管を通して回転熱交換器5内の圧力Poを検知する。
 圧縮機1の吸込側配管に、吸込冷媒温度センサ13が取付けられる。この吸込冷媒温度センサ13は、圧縮機1に吸込まれる冷媒の温度Tcを検知する。
 回転熱交換器5の近傍に室内温度センサ14が設けられる。この室内温度センサ14は、吸い込まれる室内空気の温度Taを検知する。
 回転熱交換器5の近傍でかつ回転熱交換器5の温度の影響を受けない位置に、吹出温度センサ15、ヒータ付温度センサ16、熱交輻射温度センサ17が設けられる。
 吹出温度センサ15は、回転熱交換器5で熱交換された吹き出し空気の温度Toを検知する。
 ヒータ付温度センサ16は、一定の発熱量で動作するヒータと、このヒータの熱が加えられる板(たとえばアルミニウム製)と、この板の温度Tzを検知するセンサからなり、板の温度Tzが送風を受けてどのように変化するかを捕らえるためのものである。
 熱交輻射温度センサ17は、回転熱交換器5から輻射される熱を受けることにより、その回転熱交換器5の温度Tcを検知する。
 熱交モータ5Mの近傍に、モータ回転数センサ18が設けられる。このモータ回転数センサ18は、熱交モータ5Mの回転数Nを検知する。
 回転熱交換器5によって形成される通風路の吹出口に、シャッタ19が設けられる。このシャッタ19は、吹出口の開口面積を可変し、これにより吹出風速を調節するためのもので、モータ19Mの動作により開閉する。
 一方、商用100V交流電源20にブレーカBを介して宅内配線ACLが接続され、その宅内配線ACLに室内制御器21が接続される。この室内制御器21は、ワイヤレス式の操作器(ワイヤレスリモコン)22の操作や外部入力端子21aから入力されるデータなどに基づき、後述する室外制御器24と共に当該空気調和機を制御する。
 宅内配線ACLに、電力ライン23を介して室外制御器24および充放電制御器25が接続される。そして、これら室内制御器21、室外制御器24、および充放電制御器25が信号ライン26によって相互に接続される。
 また、宅内配線ACLに、メインスイッチ27および主電力ライン28を介して整流回路29が接続される。メインスイッチ27は、室内制御器21の制御指令に応動するたとえば電磁接触器の接点である。そして、主電力ライン28に電流センサ30が取付けられる。この電流センサ30は、電流検出手段31とともに商用交流電源20から整流回路29への入力電流I(以下、インバータ電流と称す)を検知する。この検知出力は上記充放電制御器25に送られる。なお、この整流回路29は倍電圧整流回路で構成され、交流100Vの入力を直流約280Vの出力に変換する。
 整流回路29の出力端に平滑用のコンデンサ32が接続され、そのコンデンサ32にスイッチング回路33が接続される。このスイッチング回路33は、室外制御器24の指令に基づくインバータ制御回路34の動作により駆動され、入力直流電圧を所定周波数(およびレベル)の電圧に変換して出力する。この出力は、圧縮機モータ1Mの駆動電力となる。
 すなわち、整流回路29、コンデンサ32、およびスイッチング回路33によってインバータ回路が構成されており、そのインバータ回路の出力周波数(以下、運転周波数と称す)Fが変化することにより圧縮機モータ1Mの回転数、つまり圧縮機1の能力が変化する。
 このインバータ回路におけるコンデンサ32の両端に、充電用トランジスタ35のコレクタ・エミッタ間と放電用トランジスタ36のコレクタ・エミッタ間との直列回路が接続され、両トランジスタ35,36のベースが充電回路41および放電回路42に接続される。これら充電回路41および放電回路42は、充電制御器25からのオン,オフ指令に応じてトランジスタ35,36をオン,オフ駆動する。
 充電用トランジスタ35のコレクタ・エミッタ間に放電用ダイオード37、放電用トランジスタ36のコレクタ・エミッタ間に充電用ダイオード38が接続される。
 トランジスタ36のコレクタ・エミッタ間にリアクトル43を介して電源電圧補助用の直流出力100Vの蓄電池44が接続される。この蓄電池44の両端に蓄電池残量検出手段45が接続され、その蓄電池残量検出手段45の出力が充放電制御器25に送られる。
 トランジスタ36のコレクタと蓄電池44との接続ラインに電流検出用のシャント抵抗46が挿入接続される。このシャント抵抗46の両端に放電電流検出手段47が接続され、その放電電流検出手段47の出力が充放電制御器25に送られる。
 充放電制御器25は、室内制御器21からの指令、電流検出手段31の出力、蓄電池残量検出手段45の出力、放電電流検出手段47の出力などに基づいてトランジスタ35,37をオン,オフし、蓄電池44の充電および放電を制御するものである。
 なお、室内側の機器および制御回路は室内ユニットに搭載され、室外側の機器および制御回路は室外ユニットに搭載される。
 宅内配線ACLには他の電気機器も適宜に接続される。他の電気機器として、電力消費の大きな電子レンジ48やドライヤ49の接続例を示している。
 そして、宅内配線ACLに電流センサ50が取付けられる。この電流センサ50は、電流検出手段51とともに、宅内電流Iaを検知する。この検知出力は上記室内制御器21に送られる。
 ここで、室内制御器21、室外制御器24、および充放電制御器25の詳細について説明しておく。
 まず、室内制御器21は次の(1)〜(10)の構成を有しており、その具体例を図2に示す。
 (1)室内温度センサ14で検知される室内温度Taとリモコン22で設定される設定室内温度Tsとの差ΔT(=Ta−Ts)、つまり空調負荷に応じて圧縮機1の運転周波数fを決定し、その旨の周波数指令を発する運転周波数決定手段。
 (2)モータ回転数センサ18で検知されるモータ回転数Nを室外ユニットに送る熱交回転数送信手段。
 (3)リモコン22からの運転/停止指令、モータ回転数N、および後述の冷風防止手段の出力gに基づき、運転開始時の冷媒充填処理に際して熱交モータ5Mの初期回転数Nsoを設定する初期熱交回転数設定手段。
 (4)リモコン22からの運転/停止指令、初期回転数Nso、モータ回転数N、設定吹出温度Tos、吹出温度センサ15で検知される吹出温度To、室外ユニットから送られる冷媒充填終了信号に基づき、熱交モータ5Mを制御する熱交回転数制御手段。
 (5)リモコン22からの冷/暖指令および運転/停止指令、吹出温度To、ヒータ付温度センサ16の検知温度Tzに基づき、吹出口における吹出風速Wを検出する吹出風速検出手段。
 (6)吹出風速W、設定吹出風速Ws、運転/停止指令、冷風防止手段の出力gに基づき、吹出口におけるシャッタ19のモータ19Mを駆動制御する吹出風速制御手段。
 (7)冷/暖指令と、熱交輻射温度センサ17で検知される回転熱交温度(=回転熱交換器5の温度)Tcとに基づき、暖房開始時の冷風吹出しを防止するべく信号gを出力する冷風防止手段。
 (8)回転熱交温度Tcを室外ユニットに送る回転熱交温度送信手段。
 (9)充放電制御器25からのメインスイッチオン,オフ指令dに応じてメインスイッチ27をオン,オフ制御するメインスイッチ制御手段。
 (10)外部入力端子21aに入力される放電指令、リモコン22からの冷/暖指令および運転/停止指令を室外ユニットに送る手段。
 一方、室外制御器24は次の(1)〜(21)の構成を有しており、その具体例を図3に示す。
 (1)室内ユニットからの停止指令に基づき、運転を停止させるための停止信号を発する停止判別手段。
 (2)上記停止信号、および後述する圧力判別手段の出力信号jに基づき、二方弁6の開閉を制御する弁制御手段。
 (3)室内ユニットからの暖房指令に基づき、暖房モードを判定する暖房判別手段。
 (4)上記停止信号、および暖房判別手段の出力信号に応じて動作し、暖房運転終了時の冷媒回収に際して、冷凍サイクルの高低圧力バランスのためのタイムカウントtを実行するタイマ手段。
 (5)冷/暖指令、およびタイマ手段の出力信号に基づき、四方弁2の切換を制御する四方弁制御手段。
 (6)暖房判別手段の出力信号、後述する着霜検出手段の出力信号k、後述する周波数固定手段および電流制御手段のそれぞれ出力信号に基づき、室外ファンモータ9Mの駆動を制御する室外ファン制御手段。
 (7)圧力センサ12で検知される回転熱交換器5内の圧力Poと設定圧力であるところの“1気圧”とを比較する圧力判別手段。
 (8)圧力判別手段の出力信号、および停止判別手段からの停止信号に基づき、運転周波数Fを冷媒回収用の所定値に固定するための信号を出力する周波数固定手段。
 (9)室内ユニットからの周波数指令、および後述する比較手段の出力信号に基づき、インバータ電流Iを抑制するための信号を出力する電流抑制手段。
 (10)室内ユニットからの放電指令がないときには設定電流値Isとして大きい方のIs(たとえば19A)を選択し、放電指令があるときには小さい方のIs(たとえば19A)を選択する設定電流値選択手段。
 (11)インバータ電流Iと設定電流値Isとを比較する比較手段。
 (12)室内ユニットからの運転指令および周波数指令に基づき、運転を実行させるための運転信号を発する運転判別手段。
 (13)上記運転信号、冷/暖指令、吸込冷媒温度センサ13の検知温度(=圧縮機1の吸込冷媒温度)Tc、室外熱交温度センサ11の検知温度(=室外熱交換器3の温度)Tc、および室内ユニットからの回転熱交温度Tcに基づき、温度差の算出を行なう温度差算出手段。この温度差は、蒸発器として働く熱交換器での冷媒の過熱度に相当する。
 (14)運転中に上記温度差(=過熱度)を一定値に維持するべく、PMV4の開度を決定するPMV開度決定手段。
 (15)上記停止信号およびタイマ手段(t)の出力信号に基づき、停止信号の発生から高低圧力バランスに要するタイムカウントtの後にPMV4を強制的に全閉させるための信号を出力するPMV強制全閉手段。
 (16)PMV開度決定手段の出力信号、冷媒回収PMV開度設定手段の出力信号、PMV強制全閉手段の出力信号、後述する冷媒充填PMV開度設定手段および除霜PMV開度設定手段のそれぞれ出力信号に基づき、PMV4の開度Qを制御するPMV制御手段。
 (17)上記運転信号、室内ユニットから送られるモータ回転数N、付属のタイマ手段のタイムカウントtに基づき、PMV4の冷媒充填用の開度Qを設定する冷媒充填PMV開度設定手段。
 (18)冷媒充填用の開度Qが設定開度Qsに達したとき、冷媒充填終了信号を発してそれを室内ユニットへ送る冷媒充填終了信号送信手段。
 (19)室外熱交温度センサ11の検知温度Tcに基づいて室外熱交換器3の着霜を検出し、その検出結果を表わす信号kを出力する着霜検出手段。
 (20)出力信号kに基づいて二方弁8の開閉を制御する除霜用弁制御手段。
 (21)出力信号kに基づいてPMV4の除霜用の開度を設定する除霜PMV開度設定手段。
 ところで、充放電制御器25の構成は停止中充電ブロック、運転中ブロック、放電ブロックに分かれている。
 このうち停止中充電ブロックは次の(1)〜(8)の構成よりなり、その具体例を図4に示す。
 (1)蓄電池残量検出手段45で検出される電圧Veと設定電圧Vehとを比較する電圧比較手段。設定電圧Vehは、満充電に相当する。
 (2)時計として働き、現在時刻tを把握する時計手段。
 (3)深夜時間帯m〜nを設定するための深夜時間帯設定手段。
 (4)時計手段の出力信号、および深夜時間帯設定手段の出力信号に基づき、放電時間帯を判別する放電時間帯判別手段。
 (5)放電時間帯判別手段の出力信号、電圧比較手段の出力信号、後述する運転中充電ブロックからの停止信号、および室内ユニットから送られる放電指令に基づき、充電が許可できる状態にあるかどうか判別し、判別結果を表わす信号bを出力する充電許可手段。
 (6)時計手段の出力信号、および深夜時間帯設定手段の出力信号に基づき、現在時刻tから深夜時間帯終了までの残時間xを算出する残時間算出手段。
 (7)残時間x、後述する放電ブロックからのメインスイッチオン,オフ指令d、充電許可手段の出力信号b、および蓄電池残量検出手段45で検出される蓄電池44の電圧Veに基づき、充電用トランジスタ35のオン,オフデューティzを決定する充電レベル決定手段。
 (8)オン,オフデューティzに対応するオン,オフ信号を発する充電用Trオン,オフ手段。オン,オフ信号は、充電用トランジスタ35に対する駆動信号となる。
 運転中充電ブロックは次の(1)〜(6)の構成よりなり、その具体例を停止中充電ブロックと同じ図4に示す。
 (1)蓄電池残量検出手段45で検出される電圧Veと設定電圧Vehとを比較する電圧比較手段。この電圧比較手段は、停止中充電ブロックの構成要素として兼用である。
 (2)室内ユニットからの運転/停止指令に基づき、運転を停止させるための停止信号、および運転を実行させるための運転信号(c)をそれぞれ発する運転/停止判別手段。
 (3)運転信号、室内ユニットから送られる放電指令、電圧比較手段の出力信号、停止中充電ブロックにおける放電時間帯判別手段の出力信号aに基づき、充電の許可または禁止を判定し、その判定結果を出力する充電許可/禁止手段。
 (4)電流検出手段31の出力信号(インバータ電流I)と、設定電流値Is02(たとえば18.7A)とを比較する電流比較手段。
 (5)電流比較手段の出力信号、および充電許可/禁止手段の出力信号に基づき、充電用トランジスタ35のオン,オフデューティzを決定するオン,オフデューティ決定手段。
 (6)オン,オフデューティzに対応するオン,オフ信号を発する充電用Trオン,オフ手段。この充電用Trオン,オフ手段は、停止中充電ブロックの構成要素として兼用である。
 放電ブロックは次の(1)〜(13)の構成よりなる。具体例を図5に示す。
 (1)宅内電流検出手段51で検出される宅内電流Ia、運転中充電ブロックから送られる運転信号(c)、室内ユニットから送られる放電指令、および後述する第1電圧比較手段の出力信号に基づき、強制的な放電を許可すべきかどうか判別する強制放電許可判別手段。
 (2)蓄電池残量検出手段45で検出される蓄電池44の電圧Veと設定電圧Velとを比較する第1電圧比較手段。設定電圧Velは、放電が可能な最低限の電圧である放電下限電圧に相当する。
 (3)インバータ回路のコンデンサ32に生じる主回路電圧Vを検出する主回路電圧検出手段。
 (4)主回路電圧Vと放電制限用の設定電圧Vmとを比較する第2電圧比較手段。
 (5)強制放電許可判別手段の出力信号、第2電圧比較手段の出力信号、付属のTonタイマ手段およびToff タイマ手段の動作に基づき、放電用トランジスタ36に対する強制放電用のオン,オフ信号を発する強制放電用Trオン,オフ手段。
 (6)運転中充電ブロックからの運転信号(c)、室内ユニットから送られる放電指令、第1電圧比較手段の出力信号、および後述する電流比較手段の出力信号に基づき、運転立上り時の放電を許可する立上り放電許可手段。
 (7)インバータ電流Iと設定電流値Is01(たとえば18.5A)とを比較する電流比較手段。Is01は、運転開始時の立上がり(過負荷)判別用であり、蓄電池放電開始電流設定値であり、さらに放電電流値算出の基準値である。
 (8)インバータ電流Iと設定電流値Is01との差を算出して求める電流差算出手段。
 (9)上記電流差に応じて放電電流値Idsを設定する放電電流値設定手段。
 (10)立上り放電許可手段の出力信号、放電電流値Ids、および放電電流検出手段47で検出される放電電流Idcに基づき、放電用トランジスタ36に対する立上り放電用のオン,オフ信号を発する立上り放電用Trオン,オフ手段。
 (11)主回路電圧Vと突入電流防止処理用の設定電圧Vsとを比較する第3電圧比較手段。
 (12)第3電圧比較手段の出力信号に基づき、放電用トランジスタ36に対する突入電流防止用のオン,オフ信号を発する突入電流防止用放電手段。
 (13)第3電圧比較手段の出力信号、運転信号(c)、停止中充電ブロックにおける充電許可手段の出力信号bに基づき、メインスイッチ27に対するメインスイッチオン,オフ指令dを発するメインスイッチ制御手段。
 つぎに、上記構成の作用を説明する。
 まず、全体的な作用について説明しておく。
 冷房運転では、圧縮機1から吐出される冷媒が四方弁2を通って室外熱交換器3に流れる。この室外熱交換器3では、冷媒が凝縮する。
 室外熱交換器3を経た冷媒は、PMV4で減圧され、回転熱交換器5に入る。室内ユニットN内の回転熱交換器5においては、熱交モータ5Mによってセンターパイプ113が回転駆動される。これと一体の端板110a,110bと、ブレード118…およびフィン119…が回転する。
 回転熱交換器5は横流ファンと同一形状構造であるから、被空調室内の空気を上部吸込口101aおよび下部吸込口101bからユニット本体100内に吸込む。これは回転熱交換器5のブレード118…相互間を通過し、さらに各風向案内板105,106に案内されて、吹出口102から吹出される。
 一方、それぞれのブレード118内に形成される複数室122…には冷媒が流通し、外面に沿って送風される被空調室空気と熱交換する。この軸方向に沿って所定間隔を存して設けられるフィン119…は、ブレード118の熱交換作用を助成する。
 冷房運転時には、被空調室空気は冷媒の蒸発潜熱を奪われて、除湿冷却される。したがって、冷風が吹出口102から吹出される。
 回転熱交換器5で蒸発した冷媒は二方弁6を通り、さらに四方弁2を通って圧縮機1に吸い込まれる。
 暖房運転では、圧縮機1から吐出される冷媒が四方弁2および二方弁6を通って回転熱交換器5に流れる。
 回転熱交換器5は熱交モータ5Mの動作によって回転しており、その回転によって被空調室空気が吸い込まれる。この被空調室空気は冷媒の凝縮熱を吸収して、温度上昇する。したがって、温風が吹出口102から吹出される。
 回転熱交換器5では冷媒が凝縮し、それがPMV4で減圧され、室外熱交換器3に入って蒸発する。この室外熱交換器3を経た冷媒は四方弁2を通り、圧縮機1に吸い込まれる。
 次に、上記した構造を有する本実施形態の制御動作について説明する。
 運転停止時、電源20が投入された状態において、充放電制御器25が動作しており、そこで蓄電池44の充電状況が監視される。充電状況が満足できる状態にあれば、充放電制御器25からメインスイッチオン指令が発せられ、それが室内制御器21に送られる。
 ここで、室内制御器21のメイン制御を図30のフローチャートにより説明する。
 メインスイッチオン指令が入ると、メインスイッチ27がオンされ、宅内配線ACLに主電力ライン28が接続される。上記メインスイッチオン指令は、後述するインバータ回路のコンデンサ32に対する突入電流防止の準備が完了しているとき、充放電制御器25から送られる。
 リモコン22の運転スイッチがオンされて運転指令が入ると、室内温度センサ14の検知温度Taおよびリモコン22での設定室内温度Tsが読み込まれ、両温度の差ΔT(=Ta−Ts)、つまり空調負荷が求められる。
 温度差ΔTに基づいて圧縮機1の運転周波数fが決定され、その運転周波数指令がリモコン22の操作に基づく運転指令および冷/暖指令と共に室外ユニットへ送られる。
 外部入力端子21aからの放電指令入力があれば、それが室外ユニットへ送られる。
 運転開始に際しては、内部メモリの充填未処理記憶に基づいて先ず回転熱交換器5に対する冷媒の冷媒充填処理が実行され、次に通常の運転処理に入る。
 リモコン22の運転スイッチがオフされて停止指令が入ると、その停止指令および運転周波数零指令が室外ユニットに送られるとともに、吹出口のシャッタ19が閉じられ、かつ回転熱交換器5の回転が停止される。同時に、内部メモリに充填未処理記憶がなされる。
 室外制御器22のメイン制御を図31に示す。
 運転中は運転処理が実行されるが、停止指令が入ると、回転熱交換器5に対する冷媒回収処理が実行される。
 運転指令が入ると、内部メモリの充填未処理記憶に基づいて先ず回転熱交換器5に対する冷媒充填処理が実行され、次に室外ファン9が起動されて通常の運転処理に入る。
 以下、(ア)室内側運転処理、(イ)室外側運転処理、(ウ)室外側冷媒回収処理、(エ)室内側冷媒充填処理、(オ)室外側冷媒充填処理についてそれぞれ説明する。
 (ア)…室内側運転処理(図32および図33のフローチャート)
 リモコン22から冷房指令が入ると、モータ19Mが駆動されて吹出口のシャッタ19が全開され、ローラー107が回転熱交換器5のブレード118に接触する位置に駆動される。
 室内温度Taおよび設定室内温度Tsが読み込まれ、両温度の差ΔT(=Ta−Ts)に基づいて回転熱交換器5に対するモータ回転数Ns(≠0)が決定される。
 Nsが目標回転数Nsとして定められ、モータ回転数センサ18で検知されるモータ回転数Nがその目標回転数Nsに一致するよう、熱交モータ回転数制御が実行される。この熱交モータ回転数制御に関しては、(ア´)として後記する。
 熱交輻射温度センサ17によって回転熱交換器5の温度Tcが非接触で検知されて読み込まれ、それが室外ユニットへ送られる。
 リモコン22から暖房指令が入ると、ローラー107がブレード118から離され、熱交輻射温度センサ17の検知温度Tcが読み込まれ、それと冷風吹出防止のための設定温度Tc1sとが比較される。
 TcがまだTc1sより低ければ(Tc<Tc1s)、モータ19Mが駆動されて吹出口のシャッタ19が全閉される。これにより、回転熱交換器5の回転を止めることなく、室内への冷風吹出しを防ぐことができる。
 始動用の小さめの初期回転数Nsoが目標回転数Nsとして定められ、モータ回転数センサ18で検知されるモータ回転数Nがその目標回転数Nsに一致するよう、熱交モータ回転数制御が実行される。
 TcがTc1sと同じまたはそれ以上になったとき(Tc≧Tc1s)、シャッタ19がまだ全閉していれば、そのシャッタ19があらかじめ定められている初期開度まで開かれる。この場合、回転熱交換器5の回転が継続されているので、スムーズかつ迅速な送風が可能である。
 シャッタ19が初期開度まで開いたら、吹出温度センサ15で検知される吹出温度Toが読み込まれ、それと高めの設定吹出温度Tosとが比較される。
 ToがTosより高ければ(To>Tos)、現時点のモータ回転数Nに1ステップ分のΔNだけ加えた値(N+ΔN)が目標回転数Nsとして定められ、熱交モータ回転数制御が実行される。
 ToがTosより低ければ(To<Tos)、現時点のモータ回転数Nに1ステップ分のΔNだけ減らした値(N−ΔN)が目標回転数Nsとして定められ、熱交モータ回転数制御が実行される。
 こうして、吹出温度Toが設定吹出温度Tosに一致するよう、回転熱交換器5の回転数が増減され、いわゆる暖房高温吹出が行なわれる。
 そして、吹出温度Toだけでなくヒータ付温度センサ16の検知温度Tzも読み込まれ、両温度から吹出口における吹出風速Wが検出される。
 すなわち、ヒータ付温度センサ16は、前記したように、一定の発熱量で動作するヒータと、このヒータの熱が加えられる板(たとえばアルミニウム製)と、この板の温度Tzを検知するセンサからなる。板は吹出風を受けるようになっており、その温度Tzは図34に示すように風速が増すほど低くなる。しかも、温度Tzは吹出温度Toをパラメータとして上下にシフトする。
 このヒータ付温度センサ16の特性はあらかじめ記憶されており、その特性を基に吹出温度Toおよび検知温度Tzを監視することにより、吹出風速Wを検出することができる。
 この吹出風速Wは設定吹出風速Wsと比較される。
 WがWsより高ければ(W>Ws)、シャッタ19の現時点の開度が1ステップ分のΔSHだけ増加するよう、モータ19Mが制御される。
 WがWsより低ければ(W<Ws)、シャッタ19の現時点の開度が1ステップ分のΔSHだけ減少するよう、モータ19Mが制御される。
 こうして、吹出風速Wが設定吹出風速Wsに一致するよう、吹出口の吹出面積が調節される。
 (ア´)…熱交モータ回転数制御(図35のフローチャート)
 モータ回転数Nが目標回転数Nsより高ければ(N>Ns)、熱交モータ5Mの出力をΔmだけ減少させるべく、熱交モータ5Mへの通電量が減らされる。
 モータ回転数Nが目標回転数Nsより低ければ(N<Ns)、熱交モータ5Mの出力をΔmだけ増大させるべく、熱交モータ5Mへの通電量が増やされる。
 なお、このモータの出力制御は、単相誘導モータの位相制御、または直流モータの印加電圧制御などによって行なわれる。
 (イ)…室外側運転処理(図36のフローチャート)
 室内ユニットからの運転周波数指令の内容および電流検出手段31で検出されるインバータ電流Iが読み込まれる。
 室内ユニットから放電指令が入っていなければ、設定電流値Isとして大きい方のIs(たとえば19A)が選択される。放電指令が入っていれば、設定電流値Isとして小さい方のIs(たとえば9A)が選択される。
 Isは、インバータ回路に対する交流電源入力の最大値を規制するためのもので、宅内配線ACLやエアコン用コンセントの電流容量から決定される。
 Isは、同じくインバータ回路に対する交流電源入力の最大値を規制するためのものであるが、運転中のインバータ電流Iの低減を目的に、通常のIsより低い値に定められる。
 このインバータ電流Iと設定電流Isとが比較される。IがIsより大きければ、室内ユニットからの運転周波数指令に基づく運転周波数Fが1ステップ分のΔFだけ下げられる。IがIsより小さければ、室内ユニットの指令運転周波数fが運転周波数Fとしてそのまま保持される。
 この運転周波数Fが得られるよう実際にインバータ回路が駆動され、圧縮機1が運転オンする。こうして、空調負荷に対応する最適な能力が圧縮機1から発揮される。
 運転周波数Fが零より大きければ、室外ファン9の運転もオンされる。運転周波数Fが零になると、室外ファン9の運転がオフされる。
 室内ユニットから冷房指令が入った場合、四方弁2が冷房位置に設定され、冷房サイクルが形成される。このとき、吸込冷媒温度センサ13で検知される圧縮機1の吸込冷媒温度Tcが読み込まれる。
 運転が始まってしばらくすると回転熱交換器5の温度が低下し、回転熱交換器5の温度(=蒸発器温度)Tcが熱交輻射温度センサ17で検知される。
 吸込冷媒温度Tcと蒸発器温度Tcとの差、つまり回転熱交換器5での冷媒の過熱度が求められ、その過熱度があらかじめ定められている一定値となるよう、PMV4の開度が制御される。この過熱度の一定値制御により、冷凍サイクルの安定運転が確保される。
 室内ユニットから暖房指令が入った場合、四方弁2が暖房位置に設定され、暖房サイクルが形成される。このとき、吸込冷媒温度センサ13で検知されている圧縮機1の吸込冷媒温度Tcが読み込まれる。同時に、室外熱交温度センサ11で検知されている室外熱交換器3の温度(=蒸発器温度)Tcが読み込まれる。
 吸込冷媒温度Tcと蒸発器温度Tcとの差、つまり室外熱交換器3での冷媒の過熱度が求められ、その過熱度があらかじめ定められている一定値となるよう、PMV4の開度が制御される。この過熱度の一定値制御により、冷凍サイクルの安定運転が確保される。
 蒸発器温度Tcはさらに除霜開始用の設定温度(たとえば零℃)Dsと比較される。
 蒸発器として働く室外熱交換器3の表面には徐々に霜が着くようになり、その着霜の進行に伴ってTcが下がっていく。やがて、Tcが設定温度Dsと同じまたはそれ以下に下がると、除霜処理が実行される。この除霜処理に関しては、(イ´)として以下に述べる。
 (イ´)…除霜制御(図37のフローチャート)
 二方弁8が開かれてバイパス7が導通し、圧縮機1から吐出される高温の冷媒が室外熱交換器3に直接的に供給される。このいわゆるホットガス除霜により室外熱交換器3に付着した霜が除去される。この除霜により、室外熱交換器3の熱交換面積が確保される。
 この除霜時、PMV4が全開されるとともに、室外ファン9の運転がオフされる。この室外ファン9の運転オフにより、除霜作用が促進される。同時に、圧縮機1の運転周波数Fが除霜用の設定運転周波数Fsに設定される。
 Tcが除霜終了用の設定温度Ds(>Ds)よりも高くなると、そこでこの除霜運転が終了され、通常の運転に復帰する。
 このようにバイパス回路を用いた除霜を行なうと同時にPMV4を全開とするため、室内の回転熱交換器5は除霜中も高温状態を維持することができ、しかも回転熱交換器5は回転したままでよく、よって除霜終了後の暖房立ち上がりがスムーズかつ良好である。
 (ウ)…室外側冷媒回収処理(図38のフローチャート)
 停止信号が入ると、先ず冷媒回収処理が実行される。
 初めに、室外ファン9の運転が継続される。これは、冷媒回収がし易いよう、冷媒の液化を促進するためのものである。
 冷房運転であれば、四方弁2の位置はそのまま、圧縮機1の運転周波数Fが冷媒回収用の所定値に固定され、かつPMV4が全閉される。
 暖房運転であれば、タイムカウントt(たとえば2分)が実行されるとともに、運転周波数Fが零に設定されて圧縮機1の運転がオフされる。この圧縮機1の運転オフにより、冷凍サイクルの高低圧差が減少される。
 タイムカウントtが終わると、四方弁2が冷房位置に切換えられる。そして、圧縮機1が起動されて冷媒回収用の運転周波数Fに固定され、かつPMV4が全閉される。この場合、高低圧差が減少されているので、四方弁2の切換えによる不快な冷媒音の発生はない。
 PMV4が全閉されると、室外熱交換器3から回転熱交換器5への冷媒の流入が遮断され、その回転熱交換器5内の冷媒が圧縮機1側に回収される。
 このとき、圧力センサ12の検知圧力Poが取り込まれており、その検知圧力Poと設定圧力値であるところの大気圧(1気圧)とが比較される。
 回収が進んで検知圧力Poが大気圧まで下がると、二方弁6が閉じられ、かつ圧縮機1の運転が停止される。同時に、室外ファン9の運転が停止される。
 この場合、二方弁6の閉成により、圧縮機1側に回収された冷媒が回転熱交換器5側に戻らない。これで冷媒回収が終了し、同時に運転が停止する。なお、冷媒回収済が記憶される。
 このように、運転停止に際してはあらかじめ回転熱交換器5内の冷媒を圧縮機1側に回収しておくことにより、運転停止時に回転熱交換器5の下部に液冷媒が溜まり込む事態を防ぐことができる。
 したがって、次の運転開始に際し、回転熱交換器5に重心ずれによるアンバランス振動が起こることもなく、回転熱交換器5の寿命に対する悪影響を解消できる。
 また、回転熱交換器5内の圧力が大気圧と同じ圧力になるので、たとえ回転熱交換器5のシール構造が十分でなかったとしても、そこから外に冷媒が漏れるという事態を未然に防ぐことができる。これは、冷凍サイクルの冷媒循環量を常に最適な状態に保つことにつながり、適切な空調が可能であるとともに、圧縮機1をはじめとする冷凍サイクル機器の寿命に対する悪影響を解消できる。
る。
 (エ)…室内側冷媒充填処理(図39のフローチャート)
 運転指令が入ると、運転処理に入る前に冷媒充填処理が実行される。
 熱交モータ5Mが起動され、回転熱交換器5の回転が開始されるが、初めは小さめの初期回転数Ns0 が目標回転数Nsとして定められる。そして、モータ回転数センサ18で検知されるモータ回転数Nが目標回転数Nsに一致するよう、熱交モータ回転数制御が実行される。この熱交モータ回転数制御は、上記した (ア´)および図35の制御と同じである。
 モータ回転数Nは制御ループに基づく所定タイミングで逐次に読み込まれながら、室外ユニットへ送られる。
 室外ユニットから冷媒充填終了信号が入ると、そこで冷媒充填処理の終了となり、その旨が記憶される。
(オ)…室外側冷媒充填処理(図40のフローチャート)
 室内ユニットから送られるモータ回転数Nの値が初期回転数Ns0 に達すると、その初期回転数Nsが基準回転数Noとして保持される。
 PMV4の開度Qと設定開度Qoとが比較される。運転停止中はPMV4が全閉されていたため、初めはQ<Qoである。
 このQ<Qoの条件では、開度Qが1ステップ分のΔQだけ増大される。
 こうして、開度Qが徐々に増していくことにより、回転熱交換器5に冷媒が少しずつ充填されていく。
 この場合、冷媒の充填による重量増分だけモータ回転数Nが基準回転数Noから落ちることがあるが、その低下変動分はNdとして検出される。
   Nd=N−No
 この低下変動分Ndが設定値ΔNより小さい場合、そのまま開度Qの増大が繰り返される。
 低下変動分Ndが設定値ΔNよりも大きい場合、タイムカウントtが実行され、その間は開度Qの増大が保留される。
 開度Qが設定開度Qoに達したら、二方弁6が開かれ、冷媒充填終了信号が室内ユニットに送られる。これで冷媒充填処理の終了となり、その旨が記憶される。
 なお、この冷媒充填処理の終了後、通常の運転処理(圧縮機1のオン,オフ、室外ファン9のオン,オフ等)に入ることになる。
 したがって、図41に示すように、回転熱交換器5が初期回転数Nsに達するのを待ち、達したら、モータ回転数Nの変動が設定値ΔNに収まるよう回転熱交換器5に対して冷媒を徐々に送り込むことにより、その冷媒の充填を偏りなく行なうことができる。ひいては、回転熱交換器5にアンバランス振動が生じない。
 しかも、回転熱交換器5にある程度の量の冷媒が充填されたところで実際の運転に移るので、円滑な運転が可能である。
 一方、充放電制御器25により、蓄電池44に関わる充電制御、放電制御、突入電流防止制御が実行される。これを図42のフローチャートに示す。
 充電制御には、運転中に放電指令が入らない場合に実施される運転中充電処理と、運転停止中に放電指令が入らない場合に実施される停止中充電処理の2種類があり、基本的にはいずれも電力料金の安い深夜時間帯に実施される。また、運転中、停止中にかかわらず、充電中に放電指令が入力された場合、充電は中止される。
 放電制御には、強制放電処理と通常放電処理の2種類がある。
 強制放電処理は、蓄電池44の放電電流を最大限に使用し、電源20からの交流入力電流を最小に押さえるためのもので、運転中に外部入力に基づく放電指令が入った場合、また他の電気機器の使用が原因で宅内電流検出手段51の検知電流(宅内電流)IaがブレーカBの作動直前の最大電流値Imax に達した場合、それぞれ実施される。
 具体的には、インバータ回路の主回路電圧(直流電圧)Vを検出し、その主回路電圧Vが無負荷時の値(= 290V)よりも5V程度わずかに高い値となるよう、蓄電池44の放電電流を制御する。
 たとえば、負荷が軽い場合、インバータ出力電流(圧縮機モータ1Mの消費電流)のすべてが蓄電池44の放電電流で賄われ、主回路電圧Vが過電圧となるのを防ぐことができる。
 負荷が重い場合には、蓄電池44の放電電流が最大となり、不足分が電源20から供給される。
 通常放電処理は、運転開始時の能力アップを図るためのもので、運転開始時の過負荷運転などにより電源20からの交流入力電流が不足する場合に実施される。この処理の目的および効果は特開平1-308136号公報記載のものと同じであり、インバータ入力電流Iを検出し、それに基づいて放電電流の設定値を決定する。これにより、電源20の電力が空調運転に極力用いられ、不足電流のみが蓄電池44から放電される。
 その他に、突入電流防止処理がある。
 すなわち、運転停止状態では、インバータ回路に対する通電が継続すると、主回路の平滑用のコンデンサ32に常時通電がなされ、コンデンサ32の寿命が短縮したり、あるいは保守サービス時にコンデンサ32の充電電圧(約280V)による感電事故が起こるなどの問題がある。
 このような問題に対処するため、室内ユニットにおいてメインスイッチ27をオフしておくことが有効であるが、そうすると逆に、運転開始時のメインスイッチ27の投入時にコンデンサ32が一気に充電されることになり、コンデンサ32に大電流が流れる。この大電流は短時間であるが、ブレーカBを溶着させたり、電源電圧の低下を招いて他の電気機器に悪影響(証明器具の光低下、ちらつきなど)を与える。
 そこで、運転停止中はメインスイッチ27をオフして主電力ライン28を遮断するようにしており、インバータ回路を駆動する前にそのコンデンサ32に対して蓄電池44からの放電を行なう。この放電によって主回路電圧Vがある程度の値(約260V)まで上昇したら、そこで放電を停止する。こうして、運転開始前にコンデンサ32の電圧をある程度まで高めておくことにより、コンデンサ32への突入電流を防ぐことができ、ひいてはブレーカBの溶着や他の電気機器への悪影響を回避することができる。
 以下、(ア)運転中充電処理、(イ)停止中充電処理、(ウ)強制放電処理、(ウ)通常放電処理、(オ)突入電流防止処理の具体例について説明する。
 (ア)…運転中充電処理(図43のフローチャート)
 蓄電池残量検出手段によって蓄電池44の電圧Veが検出され、それと満充電に相当する設定電圧Vehとが比較される。
 検出電圧Veが設定電圧Vehに達していれば、充電はなされない。
 検出電圧Veが設定電圧Vehより低ければ、現在時刻tがあらかじめ定められている深夜時間帯(電力料金が安い)かどうか判別される。深夜時間帯でなければ、充電はなされない。
 深夜時間帯であれば、充電用トランジスタ35のオン,オフデューティZとして基準デューティ比Zoがセットされ、そのオン,オフデューティZをもって充電用トランジスタ35がオン,オフされる。
 充電用トランジスタ35がオンすると、そのコレクタ・エミッタ間とリアクトル43を通して、インバータ回路におけるコンデンサ32の電圧が蓄電池44に印加される。充電用トランジスタ35がオフすると、リアクトル43の作用により、充電用ダイオード38を通して蓄電池44に充電電流が流れる。こうして、蓄電池44が充電される。
 充電中はインバータ電流Iが読み込まれ、それと最適値であるところの設定電流値Is02とが比較される。
 インバータ電流Iが設定電流値Is02を超えた場合、オン,オフデューティZが1ステップ分のΔZだけ減らされ、充電用トランジスタ35のオン期間が短縮されて充電量が減少し、インバータ電流Iの減少が図られる。インバータ電流Iが設定電流値Is02より小さくなると、オン,オフデューティZがΔZだけ増やされ、充電用トランジスタ35のオン期間が延長されて充電量が増加し、インバータ電流Iの増加が図られる。つまり、インバータ電流Iが設定電流値Is02に維持される。
 ここで、設定電流値Is02は、交流電源入力最大制限値であるところのIsよりも低く、かつできる限り高く定めた値である。たとえば、Isが19Aであれば、18.7A程度に定められる。
 すなわち、エアコンの運転の方が優先であり、インバータ電流IがIsを超える前に充電が停止される。
 (イ)…停止中充電処理(図44のフローチャート)
 蓄電池残量検出手段によって蓄電池44の電圧Veが検出され、それと満充電に相当する設定電圧Vehとが比較される。
 検出電圧Veが設定電圧Vehに達していれば、充電はなされない。
 検出電圧Veが設定電圧Vehより低ければ、現在時刻tがあらかじめ定められている深夜時間帯(電力料金が安い)かどうか判別される。深夜時間帯でなければ、充電はなされない。
 深夜時間帯であれば、現在時刻tから深夜時間帯終了までの残時間xが算出される。
 そして、充電レベル決定手段において、下式のように充電必要量ΔVeが算出され、それと上記残時間Xとに基づいて充電用トランジスタ35のオン,オフデューティZが決定される。
   ΔVe=Veh−Ve
 たとえば、残時間Xが短、充電必要量ΔVeが大ならば、もっとも大きいオン,オフデューティZが決定される。反対に、残時間Xが長、充電必要量ΔVeが小ならば、もっとも小さいオン,オフデューティZが決定される。
 すなわち、残時間Xと充電必要量ΔVeとに応じて充電電流を決めることにより、時間当たりの充電電流を極力少なくしている。この結果、充電の効率が高くなるとともに、蓄電池44の寿命が向上する。
 (ウ)…強制放電処理(図45のフローチャート)
 蓄電池44の電圧Veが設定電圧Velより大きくて放電に耐え得る条件にあるとき、インバータ回路の主回路電圧、つまりコンデンサ32の電圧Vが読み込まれ、それと設定電圧Vmとが比較される。この設定電圧Vmは、無負荷時の値 (= 290V)より5V程度高い値である。
 主回路電圧Vが設定電圧Vmに満たない場合、一定周期で放電用トランジスタ38がオン,オフされ、充電用ダイオード37を通してインバータ回路に放電電流が流れる。主回路電圧Vが設定電圧Vmを超えると、放電用トランジスタ38のオンが中断され、放電を中断する。
 軽負荷時の放電作用を図46および図47に示しており、軽負荷でインバータ回路の消費電流が放電電流max 値(8A…交流100V換算)より低い場合、放電電流により主回路電圧Vが上昇し、それが設定電圧Vmを超えたところで放電用トランジスタ38のオンが中断される。結果的に、放電用トランジスタ38のオフ時間が長くなり、放電電流が制限される。
 重負荷時の放電作用を図48および図49に示しており、放電用トランジスタ38は一定周期のオン,オフを繰り返し、フル放電となる(最大8A)。この放電電流および交流入力の和と、インバータ回路出力とが設定電圧Vmより低いところでつり合い、主回路電圧Vが一定のVxに落ち着く。
 この強制放電は、電力会社から電力需要の増大に基づく“入り”信号が外部入力端子21aに入力されると、その入力期間中だけ実行される。
 電子レンジ48やドライヤ49のようにヒータを用いる電気機器は消費電流が大きいという特徴があり、これらの電気機器を使用すると、宅内電流がブレーカBの許容値を超えることがあり、ブレーカBの遮断が予想される。
 そこで、“入り”信号入力がない場合でも、宅内電流検出手段51の検知電流(宅内電流)IaがブレーカBの作動直前の最大許容電流値に達するような状況では、同様に放電がなされ、電流Iaが低下すれば放電は終了する。
 (エ)…通常放電処理(図50のフローチャート)
 電流検出手段31で検出されるインバータ電流Iと過負荷運転判別用の設定電流値Is01とが比較される。運転開始時の過負荷運転では、インバータ電流Iが増大し、それが設定電流値Is01より大きくなる。この条件において、通常放電処理が実行される。
 まず、蓄電池44の電圧Veが放電下限電圧であるところの設定電圧Velより大きければ、インバータ電流Iと設定電流値Is01との差ΔIが算出される。そして、この電流差ΔIから下式のように必要放電電流Idsが設定される。
   Ids=α・ΔI
 αは定数(=30)であり、電流差ΔIの30倍が必要放電電流Idsとして設定される。
 放電電流Idcと必要放電電流Idsとが比較され、放電電流Idcが必要放電電流Idsよりも小さい場合、放電用トランジスタ38がオン,オフされ、放電が行なわれる。これにより、運転電流の不足分が補われ、圧縮機1の十分な能力が確保される。
 放電電流Idcが必要放電電流Idsよりも大きくなると、放電用トランジスタ38がオフされる。これにより、放電電流が制限される。
 なお、放電が進んで蓄電池44の電圧Veが設定電圧Velより小さくなると、そこで放電が終了する。また、放電用トランジスタ38のオン,オフは短時間に動作してトランジスタ38を破壊することがないよう最低オン,オフ時間が定められており、極端な短時間のオン,オフ動作は行なわれない。
 (オ)…突入電流防止処理(図51のフローチャート)
 運転停止時はコンデンサ32の常時通電を防ぐためにメインスイッチ27がオフされており、そのような状況においてこの突入電流防止処理が実行される。
 すなわち、コンデンサ32の電圧(主回路電圧)Vと設定電圧Vs(約260V)とが比較され、電圧Vが設定電圧Vsより小さいときに特定の周波数をもって放電用トランジスタ38がオン,オフされる。これにより、蓄電池44から放電電流が流れ、コンデンサ32が充電される。
 電圧Vが設定電圧Vsを超えると、放電用トランジスタ38がオフされ、放電が停止する。このとき、突入電流防止の準備が完了したとの判断の下に、メインスイッチオン指令が室内ユニットに送られる。
本発明の一実施形態の冷凍サイクルおよび制御回路の構成図。 室内制御器の構成図。 室外制御器の構成図。 充放電制御器の充電ブロックの構成図。 充放電制御器の放電ブロックの構成図。 空気調和機を構成する室内ユニットの縦断側面図。 室内ユニットの縦断正面図。 回転熱交換器を構成するブレードの一部省略した斜視図。 回転熱交換器の一部省略した斜視図。 分流器の縦断側面図。 図10のY−Y線に沿う縦断面図。 ドレン水滴除去用ローラの説明図。 室内ユニットの正面図。 室内ユニットの底面図。 室内ユニットの一部省略した縦断側面図。 吹出口を可変するシャッタ駆動機構全体の構成図。 シャッタ板の作用説明図。 室外ユニットの平面図。 室外ユニットの一部省略した斜視図。 集積配管体を説明するための冷凍サイクル構成図。 集積配管体の斜視図。 集積配管体の四方弁切換え部の縦断正面図。 集積配管体の四方弁駆動用パイロット弁部の縦断正面図。 集積配管体のPMVを構成する弁部の縦断正面図。 集積配管体の除霜用二方弁を構成する弁部の縦断正面図。 集積配管体の細孔加工説明図。 (A)は逆止弁部の縦断正面図、(B)は逆止弁部の縦断側面図。 特殊冷媒管端部の縦断面図。 特殊冷媒管を構成する可撓チューブの縦断面図。 室内制御器のメイン制御を説明するためのフローチャート。 室外制御器のメイン制御を説明するためのフローチャート。 室内側運転処理を説明するためのフローチャート。 室内側運転処理を説明するためのフローチャート。 風速検出を説明するためのグラフ。 熱交モータ回転数制御を説明するためのフローチャート。 室外側運転処理を説明するためのフローチャート。 室外側除霜処理を説明するためのフローチャート。 室外側冷媒回収処理を説明するためのフローチャート。 室内側冷媒充填処理を説明するためのフローチャート。 室外側冷媒充填処理を説明するためのフローチャート。 冷媒充填時のモータ回転数N、PMV開度Q、二方弁動作を説明するためのタイムチャート。 充放電制御器におけるメイン制御を説明するためのフローチャート。 運転中充電処理を説明するためのフローチャート。 停止中充電処理を説明するためのフローチャート。 強制放電処理を説明するためのフローチャート。 強制放電処理における軽負荷時の例を示すタイムチャート。 強制放電処理における軽負荷時のインバータ電流変化を示すグラフ。 強制放電処理における重負荷時の例を示すタイムチャート。 強制放電処理における重負荷時のインバータ電流変化を示すグラフ。 通常放電処理を説明するためのフローチャート。 突入電流防止処理を説明するためのフローチャート。 吹出口を可変するシャッタ駆動機構の概略構成図、 シャッタ駆動機構の斜視図、 (A)は可動膜の斜視図、(B)はさらに異なる可動膜の説明図、(C)は支軸のガイド構造説明図、 室外ユニットのレイアウト図、 さらに異なる室外ユニットのレイアウト図である。
符号の説明
 1…圧縮機、2…四方弁、3…室外熱交換器、4…PMV、5…回転熱交換器、6…二方弁、7…バイパス、8…二方弁、9…室外ファン、20…商用交流電源、25…充放電制御器、44…蓄電池、45…蓄電池残量検出手段

Claims (2)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機と、蓄電池と、この蓄電池および商用交流電源を電源として前記圧縮機を駆動するインバータ回路とを備えた冷凍サイクル装置における蓄電池の放電制御方法において、
     前記蓄電池の放電電流を最大にして前記商用交流電源からの入力を最小に押さえる強制放電処理と、
     前記商用交流電源からの入力電流が設定値より大きくなった場合に、前記圧縮機の運転電流の不足分を補う放電を行う通常放電処理と、
     を備えたことを特徴とする冷凍サイクル装置における蓄電池の放電制御方法。
  2. 冷媒を圧縮する圧縮機と、蓄電池と、この蓄電池および商用交流電源を電源として前記圧縮機を駆動するインバータ回路とを備えた冷凍サイクル装置において、
     前記蓄電池の放電電流を最大にして前記商用交流電源からの入力を最小に押さえる強制放電処理を実行する制御手段と、
     前記商用交流電源からの入力電流が設定値より大きくなった場合に、前記圧縮機の運転電流の不足分を補う放電を行う通常放電処理を実行する制御手段と、
     を備えたことを特徴とする冷凍サイクル装置。
JP2003425458A 1992-02-24 2003-12-22 空気調和機 Expired - Lifetime JP3858020B2 (ja)

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