JP2004143228A - 水分散型合成樹脂組成物 - Google Patents

水分散型合成樹脂組成物 Download PDF

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JP2004143228A
JP2004143228A JP2002307609A JP2002307609A JP2004143228A JP 2004143228 A JP2004143228 A JP 2004143228A JP 2002307609 A JP2002307609 A JP 2002307609A JP 2002307609 A JP2002307609 A JP 2002307609A JP 2004143228 A JP2004143228 A JP 2004143228A
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Tadahiro Nakada
仲田 忠洋
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Adeka Corp
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Asahi Denka Kogyo KK
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Abstract

【課題】得られる塗膜や成形品について、耐水性、耐熱性、弾性率が改善された水分散型合成樹脂組成物を提供すること
【解決手段】末端に重合基として二重結合を有するモノマーの少なくとも1種類と末端に重合基として二重結合を有する有機カルボン酸化合物の少なくとも1種類から得られる水分散性合成樹脂(a)100質量部、他の水分散性合成樹脂(b)0〜5000質量部、水分散性合成樹脂(a)と他の水分散性合成樹脂(b)の合計100質量部に対してハイドロタルサイト1〜100質量部、及びこれらの合計質量の0.5〜50倍の水からなる水分散型合成樹脂組成物。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特定の成分から得られる水分散型合成樹脂組成物に関するものである。より詳しくは、特定の水分散性合成樹脂とハイドロタルサイトから得られる水分散型合成樹脂組成物に関し、これから得られる塗膜や形成体は優れた耐水性、耐熱性、弾性率を有する。
【0002】
【従来の技術】
水分散性合成樹脂は、対環境汚染、労働衛生等の安全性の面から塗料、接着剤、バインダー、コーティング剤等の用途に広く用いられており、例えば、特許文献1、特許文献2で報告されている。しかし、水分散性合成樹脂は、一般的には溶剤系或いは無溶剤系のものに比べて耐水性、耐熱性、弾性率等の物性が劣るという問題点を有している。
また、水分散性合成樹脂にハイドロタルサイトを使用したものとしては、特許文献3にハイドロタルサイトとポリウレタンエマルションの混合物を染料定着層に用いたインクジェット用被記録媒体が報告されている。しかし、これは、合成樹脂自身の耐水性、耐熱性、物性を改善するものではない。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−239603号公報
【特許文献2】
特開2000−297241号公報等
【特許文献3】
特開平10−264500号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、得られる塗膜や成形品について、耐水性、耐熱性、弾性率が改善された水分散型合成樹脂組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、前記課題を解決するために検討を重ねた結果、ハイドロタルサイトを原料に用いた特定の水分散型合成樹脂組成物が塗膜や成形品において優れた耐水性、耐熱性、弾性率を示すことを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0006】
すなわち本発明は、末端に重合基として二重結合を有するモノマーの少なくとも1種類と末端に重合基として二重結合を有する有機カルボン酸化合物の少なくとも1種類から得られる水分散性合成樹脂(a)100質量部、他の水分散性合成樹脂(b)0〜5000質量部、水分散性合成樹脂(a)と他の水分散性合成樹脂(b)の合計100質量部に対してハイドロタルサイト1〜100質量部、及びこれらの合計質量の0.5〜50倍の水からなる水分散型合成樹脂組成物を提供するものである。本発明は、ハイドロタルサイトが下記一般式(I)で表される前記発明の水分散型合成樹脂組成物を提供するものである。
Zn Mg Al (OH)2(x+y+2)CO ・nH O  (I)
(式中、xは0〜3を示し、yは1〜6を示し、また、x+yは4〜6を示す。nは0〜10を示す。)
本発明は、末端に重合基として二重結合を有するモノマーがエチレンである前記発明の水分散型合成樹脂組成物を提供するものである。
また、本発明は、末端に重合基として二重結合を有する有機カルボン酸がアクリル酸又はメタクリル酸である前記発明の水分散型合成樹脂組成物を提供するものである。更に、本発明は、前記発明において、他の水分散性合成樹脂がウレタン系樹脂である水分散型合成樹脂組成物を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の水分散型合成樹脂組成物は、末端に重合基として二重結合を有するモノマーの少なくとも1種類と末端に重合基として二重結合を有する有機カルボン酸化合物の少なくとも1種類から得られる水分散性合成樹脂(a)の有するカルボキシル基が、ハイドロタルサイトとの結合基として作用していることが特徴である。ハイドロタルサイトと水分散性合成樹脂(a)の反応については、IR測定によるカルボキシルイオンの吸収の変化から確認できる。層状化合物であるハイドロタルサイトの層間及び/又は表面に水分散性合成樹脂が存在することで、本発明の効果を発揮すると考察される。また、本発明の水分散型合成樹脂組成物の分散状態は、エマルション、サスペンション、ディスパーション、コロイダル分散液のいずれでもよい。
【0008】
本発明に係る水分散性合成樹脂(a)の原料である末端に重合基として二重結合を有するモノマーとしては、特に制限を受けず、一般に用いられるものを1種類又は2種類以上使用できる。例えば、エチレン、プロピレン、ブチレン、イソブチレン、ペンテン、酢酸ビニル、ビニルアルコール、スチレン、アクリロニトリル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、ウレタンアクリレート、エポキシアクリレート等が挙げられる。アクリル酸エステル、メタクリル酸エステルのエステル成分は、アルコール化合物から導入されるものであり、該アルコール成分としては、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、ブタノール、2−ブタノール、イソブチルアルコール、第三ブチルアルコール、オクチルアルコール等のアルキルアルコール類;エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、3−メチル−2,4−ペンタンジオール、2,4−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール等の低分子ジオール類;2−メトキシエタノール、4−メトキシブタノール、ポリオキシエチレングリコールモノメチルエーテル等のエーテルアルコール類;ポリオキシエチレングリコール等のポリエーテルジオール等が挙げられる。これらのモノマーのうち、エチレン、酢酸ビニル、ビニルアルコール、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステルが応用範囲も広く安価であるので好ましい。特にエチレンは、後述の実施例に示す如く本発明の効果が顕著に表れるものである。
【0009】
また、本発明に係る水分散性合成樹脂(a)の原料である末端に重合基として二重結合を有する有機カルボン酸化合物としては、特に制限を受けず、一般に用いられるものを1種類又は2種類以上使用できる。該有機カルボン酸化合物としては、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、クロトン酸等が挙げられる。中でもアクリル酸、メタクリル酸が安価であるので好ましい。
【0010】
前記の水分散性合成樹脂(a)は、合成樹脂中のカルボキシル基が中和剤で中和されていてもよい。中和剤としては、例えば、トリメチルアミンやトリエチルアミン等のトリアルキルアミン類、N,N−ジアルキルアルカノールアミン類、N−アルキル−N,N−ジアルカノールアミン類、トリアルカノールアミン類等の3級アミン、アンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等塩基性化合物が挙げられる。また、これらの中和剤を使用する場合の使用量は、カルボキシル基1モルに対して過不足が大きいと水分散型合成樹脂組成物から得られる塗膜等の耐水性、強度、伸び等の物性が低下するおそれがあるので0.2〜2.0モルが好ましく、0.5〜1.5モルがより好ましい。
【0011】
また、水分散性合成樹脂(a)は、合成樹脂中のカルボキシル基の一部又は全部をナトリウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、アルミニウム等の金属塩としたアイオノマーでもよい。
【0012】
本発明に係る前記の水分散性合成樹脂(a)において、末端に重合基として二重結合を有するモノマーと末端に重合基として二重結合を有する有機カルボン酸の比は特に制限を受けず、水に対する分散性を損なわない限り、用途や求められる物性に応じて任意に設定できる。例えば、好ましい形態であるエチレンと(メタ)アクリル酸から得られるものの場合は、モル比でエチレン100モルに対して、(メタ)アクリル酸は、0.5〜100モルが好ましく、1〜50モルがより好ましい。
【0013】
本発明に係る他の水分散性合成樹脂(b)としては、例えば、アクリル系、ウレタン系、ウレア系、メラミン系、エポキシ系、酢酸ビニル系、エチレン−酢酸ビニル系、塩化ビニル系、スチレン系、アクリル−スチレン系、アルキド系、フェノール系、ポリブタジエン系、ポリオレフィン系、ポリエステル系、セルローズ系樹脂を1種類又は2種類以上混合して用いることができる。また、これらの水分散性合成樹脂(b)は、カチオンタイプのものや、カチオン性の乳化剤を使用したものは、水分散性合成樹脂(a)との反応により、分散性の低下を来す場合があるので、ノニオン性、アニオン性のものが好ましい。水分散性合成樹脂(b)の使用量は、水分散性樹脂(a)100質量部に対して、5000質量部を超えると、本発明の効果を示さないので、5000質量部以下であり、2500質量部以下が好ましく、1000質量部以下がより好ましい。なお、他の水分散性合成樹脂(b)の使用は必須でないので下限は0質量部であるが、添加する場合はその効果が現れるように同10質量部以上が好ましく、100質量部以上が更に好ましい。他の水分散性合成樹脂(b)の使用例としては、例えば、伸び特性を付与するためにノニオン性やアニオン性水分散性ウレタン系樹脂の使用が挙げられる。これにより、高弾性率、高伸び率の塗膜や成形体を得ることができる。
【0014】
本発明に係るハイドロタルサイトは、天然鉱物でもよく、合成品でもよい。ハイドロタルサイトの組成については、制限を受けず、周知一般のものを使用できる。組成については、品質が安定しており、得られる水分散型合成樹脂組成物の物性等をコントロールしやすいので、前記一般式(I)で表されるものが好ましい。また、平均粒径、比表面積、表面処理の有無についても、制限を受けず、任意のものを使用できる。粒径は、大きくなると分散性が悪化する場合があるので、平均粒子経(D50)で5.0μm以下が好ましく、2.5μm以下がより好ましい。比表面積については、1〜200m/gのものが好ましく、5〜50m/gのものがより好ましい。また、表面処理については、ステアリン酸等の脂肪族カルボン酸、オレイン酸アルカリ金属塩等の脂肪族カルボン酸金属塩、ドデシルベンゼンスルホン酸アルカリ金属塩等の有機スルホン酸金属塩、脂肪族カルボン酸アミド、脂肪族カルボン酸エステル、ワックス、活性剤、シランカップリング剤で被覆する方法が挙げられる。
【0015】
本発明の水分散型合成樹脂組成物の組成は、水分散性合成樹脂(a)と他の水分散性合成樹脂(b)の合計100質量部に対して、ハイドロタルサイトは、1質量部未満では添加効果を示さず、100質量部を超えると添加効果の向上を示さないばかりか、分散性が悪化して使用時の操作性に支障を来すので1〜100質量部であり、1〜75質量部が好ましく、1〜50質量部がより好ましい。また、水については、使用に適した分散性を与える範囲であり、固形分である水分散性合成樹脂(a)、他の水分散性合成樹脂(b)、ハイドロタルサイトの合計質量の0.5〜50倍質量であり、1〜10倍質量が好ましく、1〜5倍質量がより好ましい。
【0016】
本発明の水分散型合成組成物において、その製造方法については制限を受けず、周知一般の方法を適用することができる。製造方法としては、水に分散した水分散性樹脂組成物(a)又は水分散性樹脂組成物(a)と(b)の混合物に固体のハイドロタルサイトを直接加え、ディスパー等で均等に分散するまで撹拌してもよく、予め調製したハイドロタルサイトの水分散液を加えてもよい。更に反応を促進するために加熱してもよい。
【0017】
本発明の水分散型合成樹脂組成物には、必要に応じて、より良好な分散性を付与するために周知一般の乳化剤を用いてもよい。乳化剤としては、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、高分子系界面活性剤、反応性界面活性剤等を使用することができる。中でも、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤がコストも低く、良好な乳化が得られるので好ましい。
【0018】
アニオン性界面活性剤としては、ナトリウムドデシルサルフェート、カリウムドデシルサルフェート、アンモニウムドデシルサルフェート等のアルキルサルフェート類;ナトリウムドデシルポリグリコールエーテルサルフェート、アンモニウムポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェート等のポリオキシエチレンエーテルサルフェート類;ナトリウムスルホリシノレート;スルホン化パラフィンのアルカリ金属塩、スルホン化パラフィンのアンモニウム塩等のアルキルスルホネート;ナトリウムラウレート、トリエタノールアミンオレート、トルエタノールアミンアビエテート等の脂肪酸塩;ナトリウムベンゼンスルホネート、アルカリフェノールヒドロキシエチレンのアルカリ金属サルフェート等のアルキルアリールスルホネート;高アルキルナフタレンスルホン酸塩;ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物;ジアルキルスルホコハク酸塩;ポリオキシエチレンアルキルサルフェート塩;ポリオキシエチレンアルキルアリールサルフェート塩;ポリオキシエチレンエーテルリン酸塩;ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩;N−アシルアミノ酸塩;N−アシルメチルタウリン塩等が挙げられる。
【0019】
またノニオン性界面活性剤としては、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノオレート等の多価アルコールの脂肪酸部分エステル類;ポリオキシエチレングリコール脂肪酸エステル類;ポリグリセリン脂肪酸エステル類;炭素数1〜18のアルコールのエチレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイド付加物;アルキルフェノールのエチレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイド付加物;アルキレングリコール及び/又はアルキレンジアミンのエチレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイド付加物等が挙げられる。該ノニオン性界面活性剤を構成する炭素数1〜18のアルコールとしては、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、ブタノール、2−ブタノール、第三ブタノール、アミルアルコール、イソアミルアルコール、第三アミルアルコール、ヘキサノール、オクタノール、デカンアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、ステアリルアルコール等が挙げられ、アルキルフェノールとしては、フェノール、メチルフェノール、2,4−ジ第三ブチルフェノール、2,5−ジ第三ブチルフェノール、3,5−ジ第三ブチルフェノール、4−(1,3−テトラメチルブチル)フェノール、4−イソオクチルフェノール、4−ノニルフェノール、4−第三オクチルフェノール、4−ドデシルフェノール、2−(3,5−ジメチルヘプチル)フェノール、4−(3,5−ジメチルヘプチル)フェノール、ナフトール、ビスフェノールA、ビスフェノールF等が挙げられ、アルキレングリコールとしては、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,5−ペンタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2,4−ジエチル−1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール等が挙げられ、アルキレンジアミンとしては、これらのアルキレングリコールのアルコール性水酸基がアミノ基に置換されたものが挙げられる。また、エチレンオキサイド及びプロピレンオキサイド付加物とは、ランダム付加物でもブロック付加物でもよい。
【0020】
これらの乳化剤を使用する場合の使用量は、制限を受けず任意の量を使用することができるが、水分散性合成樹脂(a)と(b)の合計1に対する質量比で0.01より小さいと充分な分散性が得られない場合があり、0.3を超えると水分散型合成樹脂組成物から得られる塗膜等の耐水性、強度、伸び等の物性が低下するおそれがあるので0.001〜0.3が好ましく、0.01〜0.2がより好ましい。
【0021】
また、本発明の水分散型合成樹脂組成物には、さらに必要に応じて、周知で一般に用いられる各種添加剤を用いてもよい。該添加剤としては、例えば、顔料;染料;造膜助剤;硬化剤;外部架橋剤;粘度調整剤;レベリング剤;消泡剤;ゲル化防止剤;界面活性剤等の分散安定剤;ヒンダードアミン等の光安定剤;フェノール系化合物、リン系化合物、硫黄系化合物等の酸化防止剤;トリアジン系化合物、ベンゾエート系化合物、2−(2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール系化合物からなる紫外線吸収剤;ラジカル捕捉剤;耐熱性付与剤;無機及び有機充填剤;可塑剤;滑剤;帯電防止剤;補強剤;触媒;揺変剤;抗菌剤;防カビ剤;防腐触剤;防錆剤等が挙げられる。また、塗料やコーティング剤に用いる場合は、基材に対して特に強固な密着性を与えるシランカップリング剤、コロイダルシリカ、テトラアルコキシシラン及びその縮重合物、キレート剤、エポキシ化合物を用いてもよい。
【0022】
前記のヒンダードアミン系光安定剤としては、例えば、2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルステアレート、1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルステアレート、2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルベンゾエート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(1−オクトキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルメチルメタクリレート、2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルメチルメタクリレート、テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、テトラキス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)・ビス(トリデシル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)・ビス(トリデシル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)−2−ブチル−2−(3,5−ジ第三−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)マロネート、1−(2−ヒドロキシエチル)−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジノール/コハク酸ジエチル重縮合物、1,6−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルアミノ)ヘキサン/ジブロモエタン重縮合物、1,6−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルアミノ)ヘキサン/2,4−ジクロロ−6−モルホリノ−s−トリアジン重縮合物、1,6−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルアミノ)ヘキサン/2,4−ジクロロ−6−第三オクチルアミノ−s−トリアジン重縮合物、1,5,8,12−テトラキス[2,4−ビス(N−ブチル−N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)アミノ)−s−トリアジン−6−イル]−1,5,8,12−テトラアザドデカン、1,5,8,12−テトラキス[2,4−ビス(N−ブチル−N−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)アミノ)−s−トリアジン−6−イル]−1,5,8,12−テトラアザドデカン、1,6,11−トリス[2,4−ビス(N−ブチル−N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)アミノ)−s−トリアジン−6−イルアミノ]ウンデカン、1,6,11−トリス[2,4−ビス(N−ブチル−N−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)アミノ)−s−トリアジン−6−イルアミノ]ウンデカン、3,9−ビス〔1,1−ジメチル−2−[トリス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルオキシカルボニルオキシ)ブチルカルボニルオキシ]エチル〕−2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5.5〕ウンデカン、3,9−ビス〔1,1−ジメチル−2−[トリス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルオキシカルボニルオキシ)ブチルカルボニルオキシ]エチル〕−2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5.5〕ウンデカン等が挙げられる。
【0023】
紫外線吸収剤としては、例えば、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、5,5’−メチレンビス(2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン)等の2−ヒドロキシベンゾフェノン類;2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−5−第三オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ第三ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3−第三ブチル−5−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジクミルフェニル)ベンゾトリアゾール、2,2’−メチレンビス(4−第三オクチル−6−ベンゾトリアゾリルフェノール)、2−(2−ヒドロキシ−3−第三ブチル−5−カルボキシフェニル)ベンゾトリアゾールのポリエチレングリコールエステル、2−〔2−ヒドロキシ−3−(2−アクリロイルオキシエチル)−5−メチルフェニル〕ベンゾトリアゾール、2−〔2−ヒドロキシ−3−(2−メタクリロイルオキシエチル)−5−第三ブチルフェニル〕ベンゾトリアゾール、2−〔2−ヒドロキシ−3−(2−メタクリロイルオキシエチル)−5−第三オクチルフェニル〕ベンゾトリアゾール、2−〔2−ヒドロキシ−3−(2−メタクリロイルオキシエチル)−5−第三ブチルフェニル〕−5−クロロベンゾトリアゾール、2−〔2−ヒドロキシ−5−(2−メタクリロイルオキシエチル)フェニル〕ベンゾトリアゾール、2−〔2−ヒドロキシ−3−第三ブチル−5−(2−メタクリロイルオキシエチル)フェニル〕ベンゾトリアゾール、2−〔2−ヒドロキシ−3−第三アミル−5−(2−メタクリロイルオキシエチル)フェニル〕ベンゾトリアゾール、2−〔2−ヒドロキシ−3−第三ブチル−5−(3−メタクリロイルオキシプロピル)フェニル〕−5−クロロベンゾトリアゾール、2−〔2−ヒドロキシ−4−(2−メタクリロイルオキシメチル)フェニル〕ベンゾトリアゾール、2−〔2−ヒドロキシ−4−(3−メタクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプロピル)フェニル〕ベンゾトリアゾール、2−〔2−ヒドロキシ−4−(3−メタクリロイルオキシプロピル)フェニル〕ベンゾトリアゾール等の2−(2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール類;
【0024】
2−(2−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−ヘキシロキシフェニル)−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−オクトキシフェニル)−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−〔2−ヒドロキシ−4−(3−C12〜13混合アルコキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)フェニル〕−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−〔2−ヒドロキシ−4−(2−アクリロイルオキシエトキシ)フェニル〕−4,6−ビス(4−メチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2,4−ジヒドロキシ−3−アリルフェニル)−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス(2−ヒドロキシ−3−メチル−4−ヘキシロキシフェニル)−1,3,5−トリアジン等の2−(2−ヒドロキシフェニル)−4,6−ジアリール−1,3,5−トリアジン類;フェニルサリシレート、レゾルシノールモノベンゾエート、2,4−ジ第三ブチルフェニル−3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、オクチル(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシ)ベンゾエート、ドデシル(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシ)ベンゾエート、テトラデシル(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシ)ベンゾエート、ヘキサデシル(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシ)ベンゾエート、オクタデシル(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシ)ベンゾエート、ベヘニル(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシ)ベンゾエート等のベンゾエート類;2−エチル−2’−エトキシオキザニリド、2−エトキシ−4’−ドデシルオキザニリド等の置換オキザニリド類;エチル−α−シアノ−β,β−ジフェニルアクリレート、メチル−2−シアノ−3−メチル−3−(p−メトキシフェニル)アクリレート等のシアノアクリレート類;各種の金属塩又は金属キレート、特にニッケル又はクロムの塩又はキレート類等が挙げられる。
【0025】
リン系抗酸化剤としては、例えば、トリフェニルホスファイト、トリス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)ホスファイト、トリス(2,5−ジ第三ブチルフェニル)ホスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、トリス(ジノニルフェニル)ホスファイト、トリス(モノ、ジ混合ノニルフェニル)ホスファイト、ジフェニルアシッドホスファイト、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ第三ブチルフェニル)オクチルホスファイト、ジフェニルデシルホスファイト、ジフェニルオクチルホスファイト、ジ(ノニルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、フェニルジイソデシルホスファイト、トリブチルホスファイト、トリス(2−エチルヘキシル)ホスファイト、トリデシルホスファイト、トリラウリルホスファイト、ジブチルアシッドホスファイト、ジラウリルアシッドホスファイト、トリラウリルトリチオホスファイト、ビス(ネオペンチルグリコール)・1,4−シクロヘキサンジメチルジホスファイト、ビス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,5−ジ第三ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,6−ジ第三ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,4−ジクミルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイト、テトラ(C12−15混合アルキル)−4,4’−イソプロピリデンジフェニルホスファイト、ビス[2,2’−メチレンビス(4,6−ジアミルフェニル)]・イソプロピリデンジフェニルホスファイト、テトラトリデシル・4,4’−ブチリデンビス(2−第三ブチル−5−メチルフェノール)ジホスファイト、ヘキサ(トリデシル)・1,1,3−トリス(2−メチル−5−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)ブタン・トリホスファイト、テトラキス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)ビフェニレンジホスホナイト、トリス(2−〔(2,4,7,9−テトラキス第三ブチルジベンゾ〔d,f〕〔1,3,2〕ジオキサホスフェピン−6−イル)オキシ〕エチル)アミン、9,10−ジハイドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナンスレン−10−オキサイド、2−ブチル−2−エチルプロパンジオール・2,4,6−トリ第三ブチルフェノールモノホスファイト等が挙げられる。
【0026】
フェノール系抗酸化剤としては、例えば、2,6−ジ第三ブチル−p−クレゾール、2,6−ジフェニル−4−オクタデシロキシフェノール、ステアリル(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、ジステアリル(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ホスホネート、トリデシル・3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジルチオアセテート、チオジエチレンビス[(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、4,4’−チオビス(6−第三ブチル−m−クレゾール)、2−オクチルチオ−4,6−ジ(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェノキシ)−s−トリアジン、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−第三ブチルフェノール)、ビス[3,3−ビス(4−ヒドロキシ−3−第三ブチルフェニル)ブチリックアシッド]グリコールエステル、4,4’−ブチリデンビス(2,6−ジ第三ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス(6−第三ブチル−3−メチルフェノール)、2,2’−エチリデンビス(4,6−ジ第三ブチルフェノール)、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−第三ブチルフェニル)ブタン、ビス[2−第三ブチル−4−メチル−6−(2−ヒドロキシ−3−第三ブチル−5−メチルベンジル)フェニル]テレフタレート、1,3,5−トリス(2,6−ジメチル−3−ヒドロキシ−4−第三ブチルベンジル)イソシアヌレート、1,3,5−トリス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、1,3,5−トリス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2,4,6−トリメチルベンゼン、1,3,5−トリス[(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシエチル]イソシアヌレート、テトラキス[メチレン−3−(3’,5’−ジ第三ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン、2−第三ブチル−4−メチル−6−(2−アクロイルオキシ−3−第三ブチル−5−メチルベンジル)フェノール、3,9−ビス[2−(3−第三ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルヒドロシンナモイルオキシ)−1,1−ジメチルエチル]−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン、トリエチレングリコールビス[β−(3−第三ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオネート]等が挙げられる。
【0027】
硫黄系抗酸化剤としては、例えば、チオジプロピオン酸のジラウリル、ジミリスチル、ミリスチルステアリル、ジステアリルエステル等のジアルキルチオジプロピオネート類及びペンタエリスリトールテトラ(β−ドデシルメルカプトプロピオネート)等のポリオールのβ−アルキルメルカプトプロピオン酸エステル類が挙げられる。
【0028】
ヒンダードアミン系光安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤のそれぞれの使用量は、本発明の水分散型合成樹脂組成物の固形分100質量部に対して0.001質量部より小さいと充分な添加効果を得られない場合があり、10質量部より大きいと分散性や塗膜物性に影響を及ぼすおそれがあるので0.001〜10質量部が好ましく、0.01〜5質量部がより好ましい。
【0029】
本発明の水分散型合成樹脂組成物の用途としては、塗料、接着剤、表面改質剤、有機及び/又は無機粉体のバインダー、成形体等が挙げられ、具体的には、ガラス繊維集束剤、感熱紙コート剤、インクジェット紙コート剤、印刷インクのバインダー剤、鋼板用コート剤、農業用フィルム用コート剤、ガラス、スレート、コンクリート等無機系構造材用塗料、木工塗料、繊維処理剤等が挙げられる。
【0030】
【実施例】
以下、実施例、評価例等をもって本発明を更に詳細に説明する。しかしながら、本発明は以下の実施例、評価例等によって何ら制限を受けるものではない。
【0031】
(実施例1)
ディスパーをセットした容器にイオン交換水180gを入れ、2000rpmで撹拌しながら、表1に記載のハイドロタルサイト60gを少量ずつ加え、全量仕込んでから、更に30分撹拌し、ハイドロタルサイト分散液を得た。エチレンアクリル酸共重合体エマルション「セラゾールEAA」;セイシン企業社製(固形分20%、アンモニア中和)100gにハイドロタルサイト分散液を表1に記載の量加え、3時間撹拌した後、これをディスパーをセットした容器に移し、3300rpm、20〜30℃でpHの変化がなくなるまで撹拌し、水分散型合成樹脂組成物No.1〜5を得た。
【0032】
【表1】
Figure 2004143228
【0033】
前記の実施例1−2について、ハイドロタルサイト分散液を使用する前のセラゾールEAAと水分散型合成樹脂組成物No.2のIR(塗膜法)を測定し、水分散性樹脂組成物とハイドロタルサイトの反応について確認した。1700cm−1のCOOH基由来の吸収と1540cm−1のCOO−基由来の吸収の面積比;(COO−)/(COOH+COO−)は、ハイドロタルサイト分散液を使用する前のセラゾールEAA分散液では、0であり、No.2では、0.26であった。これは、合成樹脂中のカルボキシル基がハイドロタルサイトの炭酸イオンと交換反応して、塩を生成していることを示すものである。
【0034】
(実施例2)
ディスパーをセットした容器にイオン交換水180gを入れ、2000rpmで撹拌しながら、表2に記載のハイドロタルサイト「DHT−6」;協和化学社製60gを少量ずつ加え、全量仕込んでから、更に30分撹拌し、ハイドロタルサイト分散液を得た。エチレンアクリル酸共重合体エマルション「セラゾールEAA」;セイシン企業社製(固形分20%、アンモニア中和)、ポリウレタンエマルション「アデカボンタイターHUX−232」;旭電化工業社製(固形分30%、アニオン型)にハイドロタルサイト分散液を表2に記載の量加え、3時間撹拌した後、これをディスパーをセットした容器に移し、2000〜3000rpm、20〜30℃でpHの変化がなくなるまで撹拌し、水分散型合成樹脂組成物No.6〜10を得た。
【0035】
【表2】
Figure 2004143228
【0036】
(評価例1)
実施例1で得た水分散型合成樹脂組成物No.1〜5、及びハイドロタルサイトを使用しないことを除き実施例1−1〜1−5と同じ方法で調製した比較評価例1用試料について、以下の評価を行った。結果を表3に示す。
(耐水性)
PETフィルム上に前記で得た水分散型合成樹脂組成物をバーコーターを用いて塗布し、25℃24時間の乾燥、120℃1時間熱硬化して作成した面積85cm、厚さ100μmの試験片を80℃の水に1時間浸した後の質量の増加率(吸水率)及び目視による白濁の度合い(白化度)を測定した。白化度は1〜5の五段階で評価した。数字の大きい方が白濁の度合いが大きい。
(耐熱性)
前記の耐水性試験片と同様の方法で、ステンレス鋼板に塗膜を形成し、この塗膜について、180℃、30分の条件で融解の有無を観察した。融解が観察されたものは、×、融解がなかったものを○で示す。
(弾性率)
水分散型合成樹脂組成物を用いて、25℃、24時間の乾燥、120℃、1時間の熱硬化により形成した厚さ100μmのダンベル形状2号片について、テストスピード500mm/分、スパン間40mmの条件での25℃における引張試験により、弾性率を測定した。
【0037】
【表3】
Figure 2004143228
【0038】
(評価例2)
実施例2で得た水分散型合成樹脂組成物No.6〜10、及びハイドロタルサイト分散液を使用しないことを除き各実施例と同様に調製した比較評価例2〜4用試料について、以下の評価を行った。結果を表4〜5に示す。
(耐水性)
PETフィルム上に上記で得た水分散型合成樹脂組成物をバーコーターを用いて塗布し、25℃で24時間の乾燥、次いで120℃で1時間の熱硬化を経て作成した面積85cm、厚さ100μmの試験片を80℃の水に1時間浸した後の質量の増加率を測定した。
(耐熱性)
上記の評価例1と同様の方法により、耐熱性を評価した。
(弾性率)
上記の評価例1と同様の方法により、弾性率を評価した。
【0039】
【表4】
Figure 2004143228
【0040】
【表5】
Figure 2004143228
【0041】
【発明の効果】
本発明によれば、得られる塗膜や成形品について、耐水性、耐熱性、弾性率が改善された水分散型合成樹脂組成物を提供することができる。

Claims (5)

  1. 末端に重合基として二重結合を有するモノマーの少なくとも1種類と末端に重合基として二重結合を有する有機カルボン酸化合物の少なくとも1種類から得られる水分散性合成樹脂(a)100質量部、他の水分散性合成樹脂(b)0〜5000質量部、水分散性合成樹脂(a)と他の水分散性合成樹脂(b)の合計100質量部に対してハイドロタルサイト1〜100質量部、及びこれらの合計質量の0.5〜50倍の水からなる水分散型合成樹脂組成物。
  2. ハイドロタルサイトが、下記一般式(I)で表される請求項1記載の水分散型合成樹脂組成物。
    Zn Mg Al (OH)2(x+y+2)CO ・nH O  (I)
    (式中、xは0〜3を示し、yは1〜6を示し、また、x+yは4〜6を示す。nは0〜10を示す。)
  3. 末端に重合基として二重結合を有するモノマーがエチレンである請求項1又は2に記載の水分散型合成樹脂組成物。
  4. 末端に重合基として二重結合を有する有機カルボン酸がアクリル酸又はメタクリル酸である請求項1〜3のいずれかに記載の水分散型合成樹脂組成物。
  5. 他の水分散性合成樹脂(b)がウレタン系樹脂である請求項1〜4のいずれかに記載の水分散型合成樹脂組成物。
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