JP2004141644A - パチンコ機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】制御装置が、始動入賞部品4への球の始動入賞により表示器5の当たり外れ図柄を変動表示するとともに、当たり外れ抽選を行ない、その当たり外れ抽選結果を取得して当たり外れ抽選結果記憶手段27に記憶するパチンコ機において、制御装置が、始動入賞検出手段と、始動入賞による当たり外れ図柄の図柄変動期間中の所定時期に、始動入賞検出手段でのさらなる始動入賞の検出により、当たり外れ抽選結果記憶手段27に記憶されている当たり外れ抽選結果に当たりの抽選結果が存在するか否かを判定する判定手段(遊技制御手段22)と、この当たりの抽選結果が存在するとの判定手段での判定により当たりを予告する予告手段(遊技制御手段22)と、を備えた。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は始動入賞部品への球の始動入賞により表示器の当たり外れ図柄を変動表示するとともに当たり外れ抽選を行なうパチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、始動入賞部品への球の始動入賞により表示器の図柄を変動表示するとともに、当たり外れ抽選を行ない、現在の図柄変動を発生させた始動入賞による図柄変動期間中に始動入賞を検出した場合に、現在の図柄変動を発生させた始動入賞による当たり外れ抽選結果が当たりの抽選結果であれば5/8の確率で音を発生させ、現在の図柄変動を発生させた始動入賞による当たり外れ抽選結果が外れの抽選結果であれば1/8あるいは2/8の確率で音を発生させるパチンコ機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−135315号公報(図6、図9、図12)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1のパチンコ機においては、始動入賞による図柄変動期間中にさらに始動入賞を検出した場合には、現在の図柄変動を発生させた始動入賞による当たり外れ抽選結果が外れの抽選結果である場合においても音の発生する確率が1/8あるいは2/8であり、また、現在の図柄変動を発生させた始動入賞による当たり外れ抽選結果が当たりの抽選結果である場合においても音の発生しない確率が3/8である。従って、音が発生されただけでは抽選結果が当たりの抽選結果であったのか否かを遊技者は判断できず、音が当たりの予告となる場合とならない場合がある。特に、音を発生するか否かは上記確率による抽選で決定されるので、現在の図柄変動を発生させた始動入賞による当たり外れ抽選結果が当たりの抽選結果である場合においてもなかなか音が発生しなかったり、逆に、現在の図柄変動を発生させた始動入賞による当たり外れ抽選結果が外れの抽選結果である場合においても頻繁に音が発生する可能性があり、このような不確かな音の情報に頼らない遊技者は、図柄変動期間中において球の発射操作を止めるいわゆる「止め打ち」を行う可能性がある。即ち、このような不確かな音による報知は、遊技者による「止め打ち」を抑止する機能として有効に働かない可能性がある。
本発明は、図柄変動期間中における遊技者によるいわゆる「止め打ち」を抑止する機能として有効な機能を備えたパチンコ機を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、制御装置が、始動入賞部品への球の始動入賞により表示器の当たり外れ図柄を変動表示するとともに、当たり外れ抽選を行ない、その当たり外れ抽選結果を取得して当たり外れ抽選結果記憶手段に記憶し、当たりの抽選結果により当たり図柄を表示器に停止表示した場合に、可変入賞部品の開閉体の開閉処理を行い、この開閉体の開放中に球の可変入賞部品への入賞により球払出機構を払出駆動するパチンコ機において、制御装置が、始動入賞検出手段と、始動入賞による当たり外れ図柄の図柄変動期間内に、始動入賞検出手段でのさらなる始動入賞の検出により、当たり外れ抽選結果記憶手段に記憶されている当たり外れ抽選結果に当たりの抽選結果が存在するか否かを判定する判定手段と、この当たりの抽選結果が存在するとの判定手段での判定により当たりを予告する予告手段と、を備えたので、始動入賞による図柄変動期間中にさらなる始動入賞があり、当たりの抽選結果が当たり外れ抽選結果記憶手段に存在する場合には、予告手段により必ず当たりを予告するために、遊技者は図柄変動期間中においても始動入賞を狙って当たりの予告を得ようとするので、図柄変動期間中における遊技者によるいわゆる「止め打ち」を抑止する効果が期待できるようになる。
また、判定手段が、始動入賞による当たり外れ図柄の図柄変動期間中の所定時期に、始動入賞検出手段でのさらなる始動入賞の検出により、当たり外れ抽選結果記憶手段に記憶されている当たり外れ抽選結果に当たりの抽選結果が存在するか否かを判定することにより、遊技者は図柄変動期間中の所定時期に集中して始動入賞を狙って当たりの予告を得ようとするので、さらに「止め打ち」を抑止する効果が期待できるようになる。
また、制御装置が、始動入賞による図柄変動期間中に表示器またはこの表示器とは別の表示器に所定時期を示す目印を表示する目印表示手段を備え、判定手段が、目印の表示に伴って起動される所定時期監視用カウンタからの時間情報を入力して所定時期を判定したことにより、目印を見ながら所定時期に始動入賞を狙わせるという遊技を遊技者に対して演出できるので、遊技性が向上する。
また、目印表示手段が、表示器に、時間経過に伴って的図柄に向かって球図柄を近付けていくアニメーション図柄を表示し、判定手段が、アニメーション図柄の表示に伴って起動される所定時期監視用カウンタからの時間情報を入力して、的図柄に球図柄の当たる時又は当たる前又は当たった後又は当たる前後に設定された所定時期を判定したので、的図柄に球図柄が当たる時期を狙って始動入賞を狙わせるという遊技を遊技者に対して演出できるので、遊技性が向上する。
また、予告手段による当たりの予告を音あるいは図柄あるいは光あるいはこれらのうちの2つ以上の組み合わせで報知したので、遊技者に対して当たりが得られたことを確実に演出でき、遊技性が向上する。
また、判定手段が、図柄変動を発生させた始動入賞により得られた当たり外れ抽選結果の当たり外れを判定したので、当たりの予告の後に図柄変動が終了すれば必ず当たり遊技となり、遊技者は所定時期に始動入賞させたことにより当たりを引き当てたと錯覚するようになるので、遊技者は当たりの予告を得るために図柄変動期間中でも始動入賞を狙うようになり、「止め打ち」抑止効果も高くなる。
また、制御装置が、予告手段の他に、当たりの予告を行うか否かを決定する決定手段を備えたので、嘘の当たりの予告を行わせることも可能となるので、演出バリエーションが増え、遊技性も向上する。
【0006】
【発明の実施の形態】
実施形態1
図1はパチンコ機の構成を示すブロック図、図2はパチンコ機の制御の流れの概要を示す図、図3は当たり外れ知識を示す図、図4は始動入賞による図柄変動期間中の所定時期を示す目印表示としての的当て変動図柄を示す図である。
図1に示すようにパチンコ機は遊技盤1の前面である意匠盤面1aにおいてガイドレール2で囲まれた内側の遊技領域3に始動入賞部品4、当たり外れ抽選による当たり外れ図柄を表示する表示器5、可変入賞部品6、保留数表示手段7を備える。ガイドレール2の外側部分と内側部分との間は球通路8になっている。始動入賞部品4としては遊技領域3から球を取込んで遊技盤1の裏側に排出する取込型や遊技領域3から球を取込んで遊技領域3に排出する球通過型がある。表示器5A,5Bは例えば液晶表示器のように電気的に表示形態の変えられる画像を表示画面5aに表示する表示器である。可変入賞部品6は前後方向に開閉する開閉体12を有するアタッカや大入賞口と呼ばれるような形態である。また、例えば遊技盤1の裏側には、始動入賞部品4に取込まれた球を検出する始動入賞球検出器11、電気的に動作して可変入賞部品6の開閉体12を開閉するアクチュエータ13、開閉体12の開放中に可変入賞部品6に取込まれた球を検出する可変入賞球検出器14などが設けられ、遊技盤1の裏側または遊技盤1を格納した図外の遊技機枠の裏側には主制御装置15を備える。
【0007】
主制御装置15は、主制御装置15に内蔵したマイクロコンピュータ及びこのマイクロコンピュータを動作させるROMに格納されたプログラムで具現化される入賞検出手段21、遊技制御手段22、当たり外れ抽選手段23、当たり外れ抽選カウンタ24、当たり外れ知識25、図柄変動時間計測タイマ26、当たり外れ抽選結果記憶手段27、開閉駆動手段28、保留数計数カウンタ29、始動入賞数記憶手段30、所定時期監視用カウンタ31、予告音記憶手段32を備える。
【0008】
表示器5による図柄表示は副制御装置としての表示制御装置40により制御され、表示制御装置40は、主制御装置15に内蔵したマイクロコンピュータ及びこのマイクロコンピュータを動作させるROMに格納されたプログラムで具現化される画像処理制御手段40A、図柄変動時間計測タイマ41、図柄表示制御情報記憶手段42、所定時期を示す目印表示としてのアニメーション図柄等を記憶した図柄格納ROM43を備える。主制御装置15と表示制御装置40とにより本発明によるパチンコ機の制御装置が構成される。
【0009】
まず、図2に基いて実施形態1によるパチンコ機の主制御装置15と表示制御装置40とを備えた制御装置による遊技制御の流れの概要を説明する。始動入賞部品4に取込まれた球が始動入賞球検出器11で検出されこの始動入賞検出信号が入賞検出手段21に入力されて識別された場合、即ち、始動入賞があると(ステップ1001)、遊技制御手段22が表示制御装置40の画像処理制御手段40Aに図柄変動指示信号を送信し、これにより、画像処理制御手段40Aは表示器5に表示される当たり外れ図柄の図柄変動を開始する(ステップ1002)。遊技制御手段22は画像処理制御手段40Aに図柄変動を指示するとともに当たり外れ抽選手段23に当たり外れ抽選を行なわせる(ステップ1003)。当たり外れ抽選で得られた当たり外れ抽選結果50は当たり外れ抽選結果記憶手段27に記憶される(ステップ1004)。そして、上記始動入賞による図柄変動期間中の所定時期に始動入賞があれば(ステップ1005でYES)、すでに当たり外れ抽選結果記憶手段27に記憶されている現在の図柄変動を発生させた始動入賞により得られた当たり外れ抽選結果50が当たりの抽選結果50Aであるか否かが遊技制御手段22により判定され(ステップ1006)、当該当たり外れ抽選結果50が当たりの抽選結果50Aであると判定された場合には(ステップ1006でYES)、遊技制御手段22が当たりの予告を爆発音で報知する(ステップ1007)。予告報知後に画像処理制御手段40Aが表示器5の変動図柄を当たり図柄で停止表示し(ステップ1008)、当たり図柄で停止表示された後、遊技制御手段22は当たり遊技を行う(ステップ1009)。
ステップ1006での判定処理でNOの場合、画像処理制御手段40Aが表示器5の変動図柄を外れ図柄で停止表示する(ステップ1010)。
ステップ1005の判定処理でNOの場合、現在の図柄変動を発生させた始動入賞により得られた当たり外れ抽選結果50が当たりの抽選結果50Aであるか否かが遊技制御手段22により判定され(ステップ1011)、当該当たり外れ抽選結果50が当たりの抽選結果50Aであると判定された場合には(ステップ1011でYES)、画像処理制御手段40Aが表示器5の変動図柄を当たり図柄で停止表示し(ステップ1012)、当たり図柄で停止表示された後、遊技制御手段22は当たり遊技を行う(ステップ1013)。
ステップ1011での判定処理でNOの場合、画像処理制御手段40Aが表示器5の変動図柄を外れ図柄で停止表示する(ステップ1014)。以下詳説する。
【0010】
主制御装置15が電力供給で起動し、図外の遊技機枠の前側に設けられた図外の受皿に球が入れられた状態において、遊技者が遊技機枠の前側に設けられた球発射操作機構61を操作すると、主制御装置15が遊技機枠の内部に設けられた球発射機構62を駆動し、球発射機構62が受皿から供給された球を1個ずつ球発射操作機構61による操作量に応じた発射力で遊技領域3に向けて発射する。そして、遊技領域3に発射された球が始動入賞部品4に入賞すると、始動入賞球検出器11が始動入賞検出信号を入賞検出手段21に出力する。一方、遊技領域3には始動入賞部品4や可変入賞部品6以外の図示を省略した入賞部品も設けられており、上記遊技領域3に発射された球が図外の入賞部品に入賞した場合には、その入賞部品に入賞した球を検出した図外の球検出器が入賞検出信号を入賞検出手段21に出力する。そのようなことから、制御装置15の入賞検出手段21は入賞信号が主制御装置15のマイクロコンピュータに入力された入力ポートの位置の違いで、どの入賞部品に対応する球検出器からの入賞検出信号であるかを識別する。即ち、始動入賞球検出器11と入賞検出手段21とにより始動入賞を検出する始動入賞検出手段が構成される。
【0011】
始動入賞があれば(図2のステップ1001)、入賞検出手段21が始動入賞検出信号を識別した判断結果である始動入賞信号を遊技制御手段22に出力する。これにより遊技制御手段22が表示制御装置40に図柄変動開始信号を出力し、当たり外れ抽選手段23に始動入賞信号を出力する。これにより、表示制御装置40の画像処理制御手段40Aは図柄変動開始信号を受けて表示器5の表示画面5aで当たり外れ図柄の変動を開始し(図2のステップ1002)、当たり外れ抽選手段23が当たり外れ抽選を行う(図2のステップ1003)。尚、遊技制御手段22は始動入賞信号を入力した際に予め決められた図柄変動時間を計測する図柄変動時間計測タイマ26をセットし、画像処理制御手段40Aは図柄変動開始信号を入力した際に予め決められた図柄変動時間を計測する図柄変動時間計測タイマ41をセットして表示器5の当たり外れ図柄の図柄変動を開始する。また、図柄格納ROM43には表示器5の表示画面5aに表示されるデモ図柄、背景図柄、キャラクタ図柄、当たり外れ図柄の変動パターン図柄等も格納されており、画像処理制御手段40Aが図柄格納ROM43からこれら図柄を取込んで表示器5の表示画面5aに表示する画像表示処理を行う。
【0012】
当たり外れ抽選手段23は主制御装置15の1回の処理サイクル時間である例えば4ms毎に例えば巡回形のカウンタで形成された当たり外れ抽選カウンタ24のカウント動作を行い、始動入賞信号を入力した際の当たり外れ抽選カウンタ24のカウント値を乱数値として取得し、取得した乱数値を当たり外れ知識25に照合して、当たり外れ知識25から乱数値に対応する当たり外れ抽選結果50を抽出する。遊技制御手段22は当たり外れ抽選手段23により抽出された当たり外れ抽選結果50を当たり外れ抽選結果記憶手段27に記憶する。
当たり外れ知識25は例えば図3に示すように当たり外れ抽選カウンタ24のカウント値(乱数値)Aに対応する当たり外れ識別子51及び図柄表示制御情報52から成る当たり外れ抽選結果50を乱数値Aの数だけ格納したテーブルより構成される。尚、当たりの抽選結果50Aは例えばビット情報「1」である当たり外れ識別子51と表示器5の表示画面5aに当たり図柄を停止表示させるための図柄表示制御情報52とからなり、外れの抽選結果50Bは例えばビット情報「0」である当たり外れ識別子51と表示器5の表示画面5aに外れ図柄を停止表示させるための図柄表示制御情報52とからなる。当たり図柄は、例えば表示器5の表示画面5aの上,中,下の3列及び2つの斜め列のうちのいずれかに揃うように停止表示される「1,1,1」、「2,2,2」、「3,3,3」、「4,4,4」、「5,5,5」、「6,6,6」、「7,7,7」、「8,8,8」、「9,9,9」、「第1絵図柄,第1絵図柄,第1絵図柄」「第2絵図柄,第2絵図柄,第2絵図柄」「第3絵図柄,第3絵図柄,第3絵図柄」であり、当たりの抽選結果50Aの図柄表示制御情報52は、上記いずれかの当たり図柄を表示画面5aの上,中,下の3列及び2つの斜め列のうちのいずれかに揃うように停止表示させるための情報である。尚、上記では表示器5の表示画面5a中に9つの当たり外れ図柄を停止表示する場合を示したが、表示器5の表示画面5a中の例えば横一列に3つの当たり外れ図柄を停止表示したり、表示器5の表示画面5a中に1つの当たり外れ図柄を停止表示してもよい。
【0013】
画像処理制御手段40Aは図柄変動開始後に図柄格納ROM43から例えば図4に示すような所定時期を示す目印表示としてのアニメーション図柄である的当て変動図柄70を取込んで表示器5の表示画面5aに当該的当て変動図柄70を表示する。この的当て変動図柄70は、例えば当たり外れ図柄の変動開始後からn秒経過してから当たり外れ図柄が停止表示されるn秒前までの間に表示すればよい(nは例えば0.1〜2)。この的当て変動図柄70の表示処理は、例えば、画像処理制御手段40Aが図柄変動開始指示信号を入力した際に処理するプログラム中に含ませておけばよい。当該プログラムを実行する画像処理制御手段40Aが目印表示手段として機能する。的当て変動図柄70は図4に示すように時間経過に伴って的図柄71に向かって球図柄72が近付いていくようなアニメーション図柄である。遊技制御手段22は図柄変動開始指示信号を送出するとともに、所定時期監視用カウンタ31を起動し、この所定時期監視用カウンタ31からの時間情報を逐次入力し、あらかじめ設定された所定時期を判定する。この所定時期は、例えば時間経過とともに的図柄71に向かって移動するように表示される球図柄72が的図柄71に当たる少し手前から的図柄71に当たった後に少しの時間が経過するまでの時期(例えば図4に示すような球図柄の移動に伴う時間経過幅H)に設定する。所定時期は、少なくとも当たり外れ図柄の図柄変動期間より短い期間に設定される。このように設定された所定時期に始動入賞があれば(図2のステップ1005でYES)、すでに当たり外れ抽選結果記憶手段27に記憶されている現在の図柄変動を発生させた始動入賞により得られた当たり外れ抽選結果50が当たりの抽選結果50Aであるか否かが遊技制御手段22で判定され(図2のステップ1006)、当たりの抽選結果50Aであれば予告音記憶手段32に記憶された爆発音再生情報を取込み、スピーカ75を介して当たり予告としての爆発音を報知する(図2のステップ1007)。即ち、遊技制御手段22が判定手段及び予告手段として機能する。よって、所定時期に始動入賞が検出され、かつ、現在の図柄変動を発生させた始動入賞による当たり外れ抽選結果50が当たりの抽選結果50Aであれば必ず当たりの予告としての爆発音が鳴るという派手な演出を行うので、遊技性が増し、遊技者は当たりが得られたことを確実に確認できる。また、遊技者は図柄変動期間中に当たりの予告を得るために的当て変動図柄70の的図柄71に球図柄72が当たる時期を狙って始動入賞を狙うようになるので、図柄変動期間中の「止め打ち」を抑止できるようになる。また、的図柄71に球図柄72が当たる時期を狙って始動入賞を狙わせるという遊技を遊技者に対して演出できるので、遊技性が向上する。
【0014】
尚、遊技制御手段22は当たり外れ抽選結果記憶手段27に記憶された当たり外れ抽選結果50の図柄表示制御情報52を画像処理制御手段40Aに出力し、画像処理制御手段40Aは入力した図柄表示制御情報52を図柄表示制御情報記憶手段42に記憶し、図柄変動時間計測タイマ41からのタイムアップ信号を受けた後に図柄表示制御情報52の内容に従って当たり外れ図柄を停止表示する。図2のステップ1006での判定処理は、例えば、遊技制御手段22が当たり外れ抽選結果記憶手段27に記憶されている当たり外れ抽選結果50の当たり外れ識別子51のビット情報が「1」であれば当たりの抽選結果50Aであると判定し、当たり外れ識別子51のビット情報が「0」であれば外れの抽選結果50Bであると判定する。
当たりの予告報知後、画像制御手段40Aは的当て変動図柄70の表示を終了し、その後、図柄変動時間計測タイマ41からのタイムアップ信号を受けた後に、現在の図柄変動を発生させた始動入賞により得られ図柄表示制御情報記憶手段42に記憶されている当たりの抽選結果50Aによる図柄表示制御情報52の内容に従って当たり図柄を停止表示するとともに(図2のステップ1008)、遊技制御手段22は図柄変動時間計測タイマ26からのタイムアップ信号を受けた後に開閉駆動手段28に可変入賞部品6の開閉体12の開閉を指示する。これにより、開閉駆動手段28がアクチュエータ13を駆動し、アクチュエータ13が開閉体12を所定回数または所定時間開閉する。つまり、上記始動入賞に伴う図柄変動に続く可変入賞部品6の開閉体12の開閉による当たり遊技と呼ばれる一連の遊技が行われる。つまり、表示器5Aの表示画面5aに当たり図柄が揃うように停止表示された後に当たり遊技に移行する(図2のステップ1009)。
図2のステップ1006での判定処理でNOの場合は、画像制御手段40Aは的当て変動図柄70の表示を終了し、その後、図柄変動時間計測タイマ41からのタイムアップ信号を受けた後に、現在の図柄変動を発生させた始動入賞により得られ図柄表示制御情報記憶手段42に記憶されている外れの抽選結果50Bによる図柄表示制御情報52の内容に従って外れ図柄を停止表示するとともに(図2のステップ1010)、遊技制御手段22は図柄変動時間計測タイマ26からのタイムアップ信号を受けて上記始動入賞に伴う一連の遊技に関する制御を終了する。
図2のステップ1005での処理での判定処理でNOの場合は、現在の図柄変動を発生させた始動入賞により得られ図柄表示制御情報記憶手段42に記憶されている当たり外れ抽選結果50が当たりの抽選結果50Aであれば(図2のステップ1011でYES)、画像処理制御手段40Aは的当て変動図柄70の表示を終了し、その後、図柄変動時間計測タイマ41からのタイムアップ信号を受けた後に当たりの抽選結果50Aによる図柄表示制御情報52の内容に従って当たり図柄を停止表示するとともに(図2のステップ1012)、遊技制御手段22は図柄変動時間計測タイマ26からのタイムアップ信号を受けた後に開閉駆動手段28に可変入賞部品6の開閉体12の開閉を指示して当たり遊技を行う(図2のステップ1013)。
図2のステップ1011での判定処理でNOの場合は、画像制御手段40Aは的当て変動図柄の表示を終了し、その後、図柄変動時間計測タイマ41からのタイムアップ信号を受けた後に、外れの抽選結果50Bによる図柄表示制御情報52の内容に従って外れ図柄を停止表示するとともに(図2のステップ1014)、遊技制御手段22は図柄変動時間計測タイマ26からのタイムアップ信号を受けて上記始動入賞に伴う一連の遊技に関する制御を終了する。
【0015】
上記当たり遊技においては、開閉駆動手段28が可変入賞部品6の開閉体12を所定回数または所定時間開閉する遊技が行われる。そして、遊技領域3に発射された球が開閉体12の開放中に可変入賞部品6に入賞すると、当該入賞した球を検出した可変入賞球検出器14が入賞検出手段21に可変入賞検出信号を出力し、入賞検出手段21が当該可変入賞検出信号に基づく賞球払出信号を球払出制御部63に出力し、球払出制御部63は球払出機構64を制御する。これにより、球払出機構64が始動入賞に対応する数の賞球としての球を受皿に払い出す。尚、当たり遊技では、可変入賞部品6内に入った球により特定の条件が満たされれば開閉体12が閉じられた後に再び開くが、特定の条件が満たされなければ開閉体12が閉じて当たり遊技が終了する。例えば、球が可変入賞部品6の図外の普通入賞部に特定数(例えば10個)入賞するまでの間に可変入賞部品6の図外の特定入賞部への入賞があったという条件や、所定の時間内に特定入賞部への入賞があったという条件などの特定の条件を満たす度に開閉体12は一旦閉じられる。この一旦閉じるまでの間をラウンドといい、特定の条件が成立すれば、ラウンドは所定回数までは継続する。従って、例えば最大ラウンド数が16ラウンドであるとすれば、特定の条件が成立すれば、16ラウンドまで継続する。特定の条件が成立しなければ条件が成立しなかったラウンドでラウンド継続が終了して、当たり遊技が終了する。
【0016】
また、始動入賞に伴う図柄変動からこの始動入賞による外れの抽選結果50Bに基いて図柄変動を終了するまでの一連の遊技中、または、始動入賞に伴う図柄変動からこの始動入賞による当たりの抽選結果50Aに基いて当たり遊技が終了するまでの一連の遊技中において、当該始動入賞の球とは別に遊技領域3に発射された球により始動入賞が1以上あると、始動入賞毎に当たり外れ抽選手段23による当たり外れ抽選が行われ、その当たり外れ抽選結果50が当たり外れ抽選結果記憶手段27に記憶される。即ち、図1に示すように、当たり外れ抽選結果記憶手段27は現在制御中の当たり外れ抽選結果50を格納する記憶手段27aと後発の始動入賞に基づく例えば4つ分の当たり外れ抽選結果50を先入れ先出し方式(FIFO)で格納及び上記記憶手段27aに出力する先入れ先出し記憶手段27bとを備え、最初の始動入賞に基づく当たり外れ抽選結果50はまず記憶手段27aに記憶され、上述した始動入賞に伴う一連の遊技中での始動入賞に基づく当たり外れ抽選結果50は先入れ先出し記憶手段27bに順次記憶される。始動入賞に伴う一連の遊技が終了すると、図柄変動時間計測タイマ26からのタイムアップ信号が先入れ先出し記憶手段27bに出力され、これにより先入れ先出し記憶手段27bに記憶されていた最先の当たり外れ抽選結果50が記憶手段27aに転送され、記憶される。
また、遊技制御手段22が入賞検出手段21からの始動入賞信号を入力すると、図柄変動期間中か否か、当たり遊技中か否か、即ち、始動入賞に伴う一連の遊技中であるか否かを判断して、始動入賞に伴う一連の遊技中であれば、遊技制御手段22はその始動入賞信号を保留数計数カウンタ29に出力する。これによって、例えば保留数計数カウンタ29は始動入賞に伴う一連の遊技中に発生した始動入賞毎に「1」ずつカウントアップし、保留数計数カウンタ29の値を始動入賞数記憶手段30に記憶する。この始動入賞数記憶手段30による1以上の記憶は始動記憶と呼ばれる。また保留数計数カウンタ29は図柄変動時間計測タイマ26からのタイムアップ信号を入力して「1」ずつカウントダウンし、保留数計数カウンタ29の値を始動入賞数記憶手段30に記憶する。保留数表示手段7は始動入賞数記憶手段30に記憶されている始動入賞数に対応して表示灯70a〜70dを点灯及び消灯する。
【0017】
即ち、始動入賞に伴う図柄変動からこの始動入賞での外れの抽選結果50Bに基いて図柄変動を終了するまでの一連の遊技中に始動入賞があった場合には、遊技制御手段22が当該始動入賞に基づく当たり外れ抽選結果50を先入れ先出し記憶手段27bに記憶するとともに、前の始動入賞に基づく外れの抽選結果50Bによる図柄変動が終了したことを図柄変動時間計測タイマ26からのタイムアップ信号により検出したら、先入れ先出し記憶手段27bに記憶されていた当たり外れ抽選結果50を記憶手段27aに格納して図柄変動時間計測タイマ26をリセットして当該当たり外れ抽選結果50の図柄表示制御情報52を画像処理制御手段40Aに送り、画像処理制御手段40Aは入力した図柄表示制御情報52を図柄表示制御情報記憶手段42に記憶して図柄変動時間計測タイマ41をリセットし、この図柄変動時間計測タイマ41からのタイムアップ信号を受けた後に図柄表示制御情報52の内容に従って当たり外れ図柄を停止表示する。
また、始動入賞に伴う図柄変動からこの始動入賞での当たりの抽選結果50Aによる当たり遊技が終了するまでの一連の遊技中に始動入賞があった場合には、遊技制御手段22が当該始動入賞に基づく当たり外れ抽選結果50を先入れ先出し記憶手段27bに記憶するとともに、当たり遊技が終了したら、先入れ先出し記憶手段27bに記憶されていた当たり外れ抽選結果50を記憶手段27aに記憶し、図柄変動時間計測タイマ26をリセットして記憶手段27aに記憶された当たり外れ抽選結果50の図柄表示制御情報52を画像処理制御手段40Aに送る。画像処理制御手段40Aは入力した図柄表示制御情報52を図柄表示制御情報記憶手段42に記憶して図柄変動時間計測タイマ41をリセットし、この図柄変動時間計測タイマ41からのタイムアップ信号を受けた後に図柄表示制御情報52の内容に従って当たり外れ図柄を停止表示する。
尚、一連の遊技中に複数の始動入賞があった場合には、その始動入賞により得られた当たり外れ抽選結果50,50…が先入れ先出し記憶手段27bに順次記憶され、図柄変動時間計測タイマ26からのタイムアップ信号がある毎に、当たり外れ抽選結果50,50…が先入れ先出し記憶手段27bに記憶された順序で記憶手段27aに出力され、記憶される。
尚、遊技制御手段22は例えば保留数計数カウンタ29からのカウントダウン信号を入力して画像処理制御手段40Aに図柄変動開始指示信号を送出し、これにより画像処理制御手段40Aは上述したように的当て変動図柄70を表示し、図2のステップ1005以降の処理を行う。
【0018】
実施形態1では、現在の図柄変動を発生させている始動入賞による当たり外れ抽選結果が当たりの抽選結果であるか否かを判定して当たりの予告を行うので、当たり予告後の当たり外れ図柄の停止表示は必ず当たり図柄で停止表示されて当たり遊技となるため、遊技者は所定時期、即ち、的図柄71に球図柄72が当たる時期に始動入賞させたことにより当たりを引き当てたと錯覚するようになるので、遊技者は当たりの予告を得るために図柄変動期間中でも始動入賞を狙うようになり、特許文献1に比べて「止め打ち」抑止効果が高く、また、遊技性も向上するパチンコ機が得られる。
【0019】
尚、上述した所定時期は、球図柄72が的図柄71に当たる時期に設定してもよい。このようにすれば、この所定時期に始動入賞を狙うことが難しくなり、当たりの予告を得るために図柄変動期間中に集中して始動入賞を狙うようになるので、「止め打ち」抑止効果が向上する可能性がある。また、所定時期は、球図柄72が的図柄71に当たる前又は当たった後又は当たる前後に設定してもよい。また、所定時期を示す目印を表示する目印表示としての的当て変動図柄70は、表示器5の表示画面5a全体に表示してもよいし、表示器5の表示画面5aの一部に表示してもよいし、表示器5とは別の表示器をパチンコ機に設けてこの別の表示器の表示画面に表示してもよい。
また、上記では目印表示手段として機能する画像処理制御手段40Aにより所定時期を示す目印として的当て変動図柄70を表示したが、目印表示手段として機能する画像処理制御手段40Aによりその他の目印、例えばインジケータ表示などの所定時期を示す目印を表示器に表示するとともに、判定手段として機能する遊技制御手段22により上記目印の表示に伴って所定時期監視用カウンタ31を起動し、この所定時期監視用カウンタ31からの時間情報を入力して所定時期を判定するようにしてもよい。この場合でも、遊技者は図柄変動期間より短い所定時期に集中して始動入賞を狙って当たりの予告を得ようとするので、「止め打ち」を抑止する効果は高い。尚、実施形態1では、遊技制御手段22が図柄変動開始指示信号を送出するとともに所定時期監視用カウンタ31を起動する例を示したが、画像処理制御手段40Aが目印を表示するとともに遊技制御手段22に目印表示開始信号を送出し、遊技制御手段22がこの目印表示開始信号を受けた場合に所定時期監視用カウンタ31を起動する構成としてもよい。
また、予告報知は、爆発音でなく、図柄や光によって予告報知してもよい。あるいは音、図柄、光のうちの2つ以上の組み合わせで予告報知してもよい。例えば、爆発音とともに的図柄71が破裂する図柄を表示する等の予告報知でもよい。
【0020】
実施形態2
最初の始動入賞に伴う図柄変動からこの始動入賞による外れの抽選結果50Bに基いて図柄変動を終了するまでの一連の遊技中、または、始動入賞に伴う図柄変動からこの始動入賞による当たりの抽選結果50Aに基いて当たり遊技が終了するまでの一連の遊技中において、始動入賞が複数あり(即ち、複数の始動入賞数記憶がある場合)、次の図柄変動期間中の所定時期に始動入賞があった場合に遊技制御手段22がすでに当たり外れ抽選結果記憶手段27に記憶されているすべての当たり外れ抽選結果50の当たり外れを判定して、当たりの抽選結果50Aが存在すると判定した場合に当たりの予告を行なってもよい。この場合、遊技者が当たりの予告を引き当てる機会が多くなる。例えば、始動入賞数記憶(始動記憶)が「4」となった場合、この始動入賞数記憶の4番目の始動入賞による当たり外れ抽選結果50が当たりの抽選結果50Aであったとすると、始動入賞数記憶の1番目から4番目までの始動入賞による図柄変動期間毎に的当て変動図柄70が表示され、的図柄71に球図柄72が当たる時期に始動入賞を狙える機会が4回設定されることになるからである。
【0021】
実施形態3
的当て変動図柄70等の目印表示を行わずに、始動入賞による図柄変動期間内、即ち、所定時期より長い期間内にさらなる始動入賞を検出した場合に、当たり外れ抽選結果記憶手段27にすでに記憶されている当たり外れ抽選結果50に当たりの抽選結果50Aが存在するか否かを判定して、当たりの抽選結果50Aが存在すると判定された場合に当たりを予告するようにしてもよい。このようにしても、遊技者は図柄変動期間中に集中して始動入賞を狙って当たりの予告を得ようとするので、「止め打ち」抑止効果を期待できる。
【0022】
実施形態4
予告手段として機能する遊技制御手段22に、図柄変動を発生させた始動入賞を契機として予告を行うか否かを決定する機能を付加してもよい。例えば、図3の当たり外れ知識25に記憶されている当たり外れ抽選結果50毎に予告を行うか否かの情報(例えば、予告を行う場合はビット情報「1」、予告を行わない場合はビット情報「0」)を付加しておき、この情報に基づいて爆発音などの予告をするか否かを遊技制御手段22が判定するようにしてもよい。尚、この場合、始動入賞による図柄変動期間内あるいは始動入賞による図柄変動期間中の所定時期に始動入賞があり、かつ、当たり外れ抽選結果記憶手段27に記憶されている当たり外れ抽選結果50に当たりの抽選結果50Aが存在すれば、遊技制御手段22は当該当たりの抽選結果50Aに付加されている上述した予告を行うか否かの情報が予告を行わないことを示す情報であると判定したとしても当たりの予告を行うようにしておく。このようにすれば、始動入賞による図柄変動期間内あるいは始動入賞による図柄変動期間中の所定時期に始動入賞があり、当たりの予告があれば必ず当たり遊技となるので、この当たりの予告を得るために遊技者は始動入賞による図柄変動期間中に始動入賞を狙うので、「止め打ち」抑止効果は高くなる。また、当たり外れ抽選結果記憶手段27に記憶されている当たり外れ抽選結果50に当たりの抽選結果50Aが存在しなくても、爆発音などの予告報知がされる可能性を生じる。即ち、嘘の当たりの予告を行わせることができるようになるので、演出バリエーションが増え、遊技性も向上する。尚、この場合、図3の当たり外れ知識25に記憶されている当たり外れ抽選結果50のうちの当たりの抽選結果50Aのいくつかに予告を行う情報を付しておき、外れの抽選結果50Bのすべてに予告を行わない情報を付しておけば、爆発音などの予告があった場合には必ず当たり遊技となるので、「止め打ち」抑止効果は高くなる。以上の場合、図3の当たり外れ知識25に記憶されている当たり外れ抽選結果50毎に付加された予告を行うか否かの情報とこの情報を判定して予告を行うか否かを決定する遊技制御手段22とにより決定手段が構成される。また、始動入賞による図柄変動期間内あるいは始動入賞による図柄変動期間中の所定時期に始動入賞がなく、かつ、当たり外れ抽選結果記憶手段27に記憶されている当たり外れ抽選結果50に当たりの抽選結果50Aが存在する場合に、上述した当たり外れ抽選カウンタ24と同じ原理の抽選カウンタなどで予告を行う否かの抽選を行うようにしてもよい。この場合、爆発音などの予告があった場合には必ず当たり遊技となる。また、始動入賞による図柄変動期間内あるいは始動入賞による図柄変動期間中の所定時期に始動入賞があり、かつ、当たり外れ抽選結果記憶手段27に記憶されている当たり外れ抽選結果50に当たりの抽選結果50Aが存在するという場合以外に、抽選カウンタなどで予告を行う否かの抽選を行うようにしてもよい。この場合、嘘の当たりの予告を行わせることができる。尚、この抽選カウンタによる抽選は例えば遊技制御手段22が当たり外れ抽選結果50の判定を終了した際のタイミングで抽選カウンタのカウント値を取得し、カウント値に対応して予告を行うか否かの情報を格納した知識テーブルからカウント値に対応した情報を取得するようにすればよい。抽選カウンタによって予告を行うという情報を取得する確率は任意に設定しておけばよい。この場合、抽選カウンタと抽選カウンタによる抽選で得られた情報を判定して予告を行うか否かを決定する遊技制御手段22とにより決定手段が構成される。
【0023】
尚、各実施形態では、始動入賞による図柄変動期間内あるいは始動入賞による図柄変動期間中の所定時期に始動入賞があった場合に、当該図柄変動期間内あるいは所定時期に発生した始動入賞より前の始動入賞による当たり外れ抽選結果に当たりの抽選結果があれば当たりを予告するようにしたが、始動入賞による図柄変動期間内あるいは始動入賞による図柄変動期間中の所定時期に始動入賞があった場合に、当該図柄変動期間内あるいは所定時期に発生した始動入賞による当たり外れ抽選結果が当たりである否かを判定して当たりの抽選結果である場合に当たりを予告するようにしてもよい。即ち、始動入賞による図柄変動期間内あるいは始動入賞による図柄変動期間中の所定時期に始動入賞があったか、及び、当該図柄変動期間内あるいは所定時期に発生した始動入賞による当たり外れ抽選結果が当たりである否かを判定する判定手段として機能する遊技制御手段と、当たりの抽選結果であると判定した場合に当たりを予告する予告手段として機能する遊技制御手段とを備えた構成としてもよい。
【0024】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1によるパチンコ機のブロック構成図。
【図2】同パチンコ機の制御の流れの概要を示す図。
【図3】同パチンコ機の当たり外れ知識を示す図。
【図4】同パチンコ機の的当て変動図柄を示す図。
【符号の説明】
4 始動入賞部品、5 表示器、6 可変入賞部品、12 開閉体、15 主制御装置、21 入賞検出手段(始動入賞検出手段)、22 遊技制御手段(判定手段、予告手段、決定手段)、23 当たり外れ抽選手段、31 所定時期監視用カウンタ、40 表示制御装置、40A 画像処理制御手段(目印表示手段)、50 当たり外れ抽選結果、50A 当たりの抽選結果、70 的当て変動図柄、64 球払出機構。
Claims (7)
- 制御装置が、始動入賞部品への球の始動入賞により表示器の当たり外れ図柄を変動表示するとともに、当たり外れ抽選を行ない、その当たり外れ抽選結果を取得して当たり外れ抽選結果記憶手段に記憶し、当たりの抽選結果により当たり図柄を表示器に停止表示した場合に、可変入賞部品の開閉体の開閉処理を行い、この開閉体の開放中に球の可変入賞部品への入賞により球払出機構を払出駆動するパチンコ機において、制御装置が、始動入賞検出手段と、始動入賞による当たり外れ図柄の図柄変動期間内に、始動入賞検出手段でのさらなる始動入賞の検出により、当たり外れ抽選結果記憶手段に記憶されている当たり外れ抽選結果に当たりの抽選結果が存在するか否かを判定する判定手段と、この当たりの抽選結果が存在するとの判定手段での判定により当たりを予告する予告手段と、を備えたことを特徴とするパチンコ機。
- 制御装置が、始動入賞部品への球の始動入賞により表示器の当たり外れ図柄を変動表示するとともに、当たり外れ抽選を行ない、その当たり外れ抽選結果を取得して当たり外れ抽選結果記憶手段に記憶し、当たりの抽選結果により当たり図柄を表示器に停止表示した場合に、可変入賞部品の開閉体の開閉処理を行い、この開閉体の開放中に球の可変入賞部品への入賞により球払出機構を払出駆動するパチンコ機において、制御装置が、始動入賞検出手段と、始動入賞による当たり外れ図柄の図柄変動期間中の所定時期に、始動入賞検出手段でのさらなる始動入賞の検出により、当たり外れ抽選結果記憶手段に記憶されている当たり外れ抽選結果に当たりの抽選結果が存在するか否かを判定する判定手段と、この当たりの抽選結果が存在するとの判定手段での判定により当たりを予告する予告手段と、を備えたことを特徴とするパチンコ機。
- 制御装置が、始動入賞による図柄変動期間中に表示器またはこの表示器とは別の表示器に所定時期を示す目印を表示する目印表示手段を備え、判定手段が、目印の表示に伴って起動される所定時期監視用カウンタからの時間情報を入力して所定時期を判定したことを特徴とする請求項2に記載のパチンコ機。
- 目印表示手段が、表示器に、時間経過に伴って的図柄に向かって球図柄を近付けていくアニメーション図柄を表示し、判定手段が、アニメーション図柄の表示に伴って起動される所定時期監視用カウンタからの時間情報を入力して、的図柄に球図柄の当たる時又は当たる前又は当たった後又は当たる前後に設定された所定時期を判定したことを特徴とする請求項3に記載のパチンコ機。
- 予告手段による当たりの予告を音あるいは図柄あるいは光あるいはこれらのうちの2つ以上の組み合わせで報知したことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のパチンコ機。
- 判定手段が、図柄変動を発生させた始動入賞により得られた当たり外れ抽選結果の当たり外れを判定したことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のパチンコ機。
- 制御装置が、予告手段の他に、当たりの予告を行うか否かを決定する決定手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のパチンコ機。
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