JP4414718B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明はパチンコ機やスロットマシン等の遊技機において当たり遊技の不正取得防止に関する。
一般に、パチンコ機では、始動入賞部品への球の始動入賞により当たり外れ抽選カウンタのカウント値を取得し、当たり外れ抽選カウンタのカウント値毎に当たり外れ抽選結果が対応付けられた当たり外れ知識に上記取得したカウント値を照合して当たり外れ抽選結果を抽出する当たり外れ抽選が行われ、当たりの抽選結果が得られた場合に当たり遊技となる。
また、スロットマシンでは、遊技開始操作手段の操作のタイミングで当たり外れ抽選カウンタのカウント値を取得し、当たり外れ抽選カウンタのカウント値毎に当たり外れ抽選結果が対応付けられた当たり外れ知識に上記取得したカウント値を照合して当たり外れ抽選結果を抽出する当たり外れ抽選が行われ、当たりの抽選結果が得られた場合に当たり遊技となる。
しかし、上記始動入賞や遊技開始操作手段の操作による遊技機内での当たり外れ抽選でどのようなカウント値が取得されたかは遊技者にはわからないので、遊技者は当たり外れ抽選により取得されたカウント値が当たりのカウント値に近かったのか遠かったのかわからない。従って、始動入賞等のタイミングがもう少しずれていれば当たりが得られたとか全く外れていたとかが判らない。よって、遊技者は遊技機内の内部処理で表示器に停止表示される当たり外れ図柄が当たり図柄で停止表示されたか否かだけで当たりが得られたか否かを確認できるにすぎず、遊技が単調になり面白味に欠けた。
そこで、単調な当たり外れ図柄の表示だけでなく、当たり外れ知識において当たり抽選結果が割り付けられた当たり外れ抽選カウンタのカウント値、即ち、当たりのカウント値を表示器に表示して遊技者に見せるとともに、当たり外れ抽選で取得された当たり外れ抽選カウンタのカウント値が含まれる数値範囲を10区切り単位で表示器に表示して遊技者に見せる遊技機が知られている。これによれば、遊技者は始動入賞により取得されたカウント値がどのような数値範囲に属するかを表示器に表示される数値範囲表示により知ることができ、その数値範囲が表示器に表示されている当たりのカウント値に近い場合には当たりが得られるかもしれないと判断できて、遊技の面白味が増すというものである(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−211329号公報
特許文献1の遊技機では、当たりのカウント値を表示器に表示して遊技者に見せているので、当たりのカウント値が遊技者にわかってしまうため、遊技者がいわゆる体感機やぶら下がり基板と呼ばれるような不正支援機等を用いて、当たり外れ抽選カウンタの当たりカウント値の配置の周期性を把握できる可能性がある。この当たりのカウント値の配置の周期性を把握できれば、一定のタイミングでカウント動作を行っている当たり外れ抽選カウンタが当たりのカウント値をカウントする時期を把握できるようになり、遊技者はこの当たり外れ抽選カウンタが当たりのカウント値をカウントする時期を狙って始動入賞を狙うことにより当たり抽選結果を得ることができる可能性が高くなり、当たり遊技を不正取得しやすくなる
本発明は、単調な当たり外れ図柄の表示だけでなく、当たり外れ抽選で取得されたカウント値が当たりのカウント値に近かった場合にそのことを遊技者に表示することで遊技に面白さを付与できるとともに、遊技者が不正支援機を用いたとしても、当たり外れ抽選カウンタの当たりのカウント値の配置の周期性を把握しにくいようにでき、遊技者が当たり遊技を不正取得しにくいようにできる遊技機を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る遊技機は、制御装置が、始動入賞部品への球の始動入賞あるいは遊技開始操作手段の操作により当たり外れ抽選カウンタのカウント値を取得し、当たり外れ抽選カウンタのカウント値と当たり外れ抽選結果とを対応付けた当たり外れ知識に上記取得したカウント値を照合して当たり外れ抽選結果を取得し、この取得した当たり外れ抽選結果を当たりの抽選結果であると判定した場合に当たり遊技を行う遊技機において、制御装置が報知演出用参照値設定手段と値差算出手段と差球数算出手段と報知値差範囲可変設定手段と値差範囲報知判定手段と値差報知設定手段とを備え、報知演出用参照値設定手段が、当たりの抽選結果に対応付けられた当たり外れ抽選カウンタの当たりのカウント値を1つ以上含むように報知演出用参照値を設定し、値差算出手段が、報知演出用参照値と当たり外れ抽選で取得した当たり外れ抽選カウンタのカウント値との値差を算出し、差球数算出手段が、遊技領域に発射された球数から入賞部品への球の入賞により遊技者に払い出された球数を引いた差球数を算出し、報知値差範囲可変設定手段が、差球数算出手段で算出された差球数により報知を許可する報知値差範囲を可変設定し、値差範囲報知判定手段が、算出された値差を設定された報知値差範囲内の値差であると判定した場合にその報知値差範囲と値差とを値差報知設定手段に送信し、値差報知設定手段が報知器に値差を出力した。
請求項2では、制御装置が、始動入賞部品への球の始動入賞あるいは遊技開始操作手段の操作により当たり外れ抽選カウンタのカウント値を取得し、当たり外れ抽選カウンタのカウント値と当たり外れ抽選結果とを対応付けた当たり外れ知識に上記取得したカウント値を照合して当たり外れ抽選結果を取得し、この取得した当たり外れ抽選結果を当たりの抽選結果であると判定した場合に当たり遊技を行う遊技機において、制御装置が報知演出用参照値設定手段と値差算出手段と報知値差範囲可変設定手段と値差範囲報知判定手段と値差報知設定手段とを備え、報知演出用参照値設定手段が、当たりの抽選結果に対応付けられた当たり外れ抽選カウンタの当たりのカウント値を1つ以上含むように報知演出用参照値を設定し、値差算出手段が、報知演出用参照値と当たり外れ抽選で取得した当たり外れ抽選カウンタのカウント値との値差を算出し、報知値差範囲可変設定手段が、始動入賞あるいは遊技開始操作手段の操作に基づいた信号による抽選で報知値差範囲を可変設定し、値差範囲報知判定手段が、算出された値差を設定された報知値差範囲内の値差であると判定した場合にその報知値差範囲と値差とを値差報知設定手段に送信し、値差報知設定手段が報知器に値差を出力した。
請求項3では、報知器が表示器あるいは表示灯あるいは音出力器のうちの一又は複数で構成されたものとした。
請求項では、値差報知設定手段が、表示器の表示画面に+の値差と−の値差とを区別して表示した。
請求項1では、当たり外れ抽選で取得した当たり外れ抽選カウンタのカウント値と報知演出用参照値との値差を報知できるので、遊技に面白さを付与できるとともに、当たりのカウント値は報知されないので、遊技者が不正支援機を用いたとしても、当たり外れ抽選カウンタの当たりのカウント値の配置の周期性を把握しにくいようにでき、遊技者が当たり遊技を不正取得しにくいようにできるとともに、遊技状況(差球数の状況)により値差が表示されたり表示されなかったりするので、遊技性が向上する。また、常に値差を表示する場合に比べて、当たり外れ抽選カウンタの当たりのカウント値の配置の周期性を把握しにくいようにできる
求項では、抽選により、遊技者に値差を見せる機会が多くなったり、少なくなったりする可能性が生じるので、遊技性が向上する
求項では、値差を画像あるいは表示灯の点滅あるいは音で報知できる。
請求項では、遊技者にもう少しで当たりだったとか、惜しかったとかの情報を詳しく報知できる。
図1は本発明の遊技機としてのパチンコ機の構成を示すブロック図、図2はパチンコ機の制御の流れの概要を示す図、図3は当たり外れ知識を示す図、図4は報知知識を示す図、図5は報知値差範囲設定知識を示す図、図6は値差の表示形態を示す図である。
図1に示すようにパチンコ機は遊技盤1の前面である意匠盤面1aにおいてガイドレール2で囲まれた内側の遊技領域3に始動入賞部品4、当たり外れ抽選による当たり外れ図柄及び値差を表示する表示器5、可変入賞部品6を備える。ガイドレール2の外側部分と内側部分との間は球通路8になっている。始動入賞部品4としては遊技領域3から球を取込んで遊技盤1の裏側に排出する取込型や遊技領域3から球を取込んで遊技領域3に排出する球通過型がある。表示器5は例えば液晶表示器のように電気的に表示形態の変えられる画像を表示画面5aに表示する表示器である。可変入賞部品6は前後方向に開閉する開閉体12を有するアタッカや大入賞口と呼ばれるような形態である。また、例えば遊技盤1の裏側には、始動入賞部品4に取込まれた球を検出する始動入賞球検出器11、電気的に動作して可変入賞部品6の開閉体12を開閉するアクチュエータ13、開閉体12の開放中に可変入賞部品6に取込まれた球を検出する可変入賞球検出器14などが設けられ、遊技盤1の裏側又は遊技盤1を格納した図外の遊技機枠の裏側には主制御装置15、表示制御装置40を備える。この主制御装置15と表示制御装置40とで本発明の制御装置を構成する。
主制御装置15は、CPU,記憶装置,入出力ポート等を備えたいわゆるコンピュータで構成され、具体的には以下のような機能構成を備えたものである。即ち、図1に示すように、主制御装置15は、入賞検出手段21、遊技状態設定手段22、当たり外れ抽選手段23、当たり外れ抽選カウンタ24、当たり外れ知識25、図柄変動時間計測タイマ26、当たり外れ抽選結果記憶部27、開閉駆動手段28、報知演出用参照値設定手段100、報知演出用参照値記憶部101、取得カウント値記憶部102、報知抽選手段103、報知抽選カウンタ104、報知知識105、報知判定手段106、値差算出手段107、値差記憶部108、差球数算出手段109、差球数記憶部110、報知値差範囲可変設定手段111、報知値差範囲設定知識112、報知値差範囲記憶部113、値差範囲報知判定手段114、値差情報送信手段115、当たり外れ判定手段116を備える。上記各手段、タイマ、カウンタは、RAMで構成された主記憶装置にROMから転送されるプログラム及びデータと、これらプログラム及びデータにより処理を行うCPUとで具現化される。尚、主記憶装置はその時点でCPUが使用中、又は使用頻度の高いプログラム及びデータを記憶するものであり、従って、主記憶装置は、各記憶部を備える。また、各知識はROMに格納されており、主制御装置15の起動によりROMから主記憶装置に読み込まれる。
表示器5による当たり外れ図柄の表示及び値差の表示は表示制御装置40により制御され、表示制御装置40は、CPU(中央処理装置),記憶装置,入出力ポート等を備えたいわゆるコンピュータで構成され、具体的には以下のような機能構成を備えたものである。即ち、図1に示すように、表示制御装置40は、表示設定手段41、図柄変動時間計測タイマ42、情報記憶部43、画像記憶部44、画像処理手段45、値差報知設定手段46を備える。上記各手段、タイマは、RAMで構成された主記憶装置にROMから転送されるプログラム及びデータと、これらプログラム及びデータにより処理を行うCPUとで具現化される。尚、主記憶装置はその時点でCPUが使用中、又は使用頻度の高いプログラム及びデータを記憶するものであり、従って、主記憶装置は、情報記憶部43を備える。情報記憶部43には主制御装置15から送られてくる図柄変動開始情報(図柄変動開始コマンド)、当たり外れ図柄停止情報(当たり外れ図柄停止コマンド)、値差情報等が記憶される。また、画像記憶部44には、当たり外れ図柄の変動パターン画像,背景画像,値差を表示するためのインジケータ画像等の画像が記憶されており、画像処理手段45が情報記憶部43に記憶された情報により画像記憶部44から画像を取出して表示器5の表示画面5aに画像を表示する画像表示処理を行う。尚、画像処理手段45が、情報記憶部43に記憶された情報とこの情報により処理を行う専用PU(処理装置)とで具現化される場合もある。
図2に基づいてパチンコ機の遊技制御の流れを説明する。尚、各手段は、後述する各手段の動作を指示するプログラムとこのプログラムの手順に従って動作処理を行うCPUとの協働により具現化される。
主制御装置15が電力供給で起動すると、報知演出用参照値設定手段100が、ROMに記憶された当たり外れ知識25を検索して、当たり外れ知識25から当たりのカウント値(当たり外れ知識25において当たりの抽選結果50Aが対応付けられた当たり外れ抽選カウンタ24のカウント値)を抽出し、抽出した当たりのカウント値を報知演出用参照値として報知演出用参照値記憶部101に記憶する(ステップ1001)。当たり外れ知識25は、例えば図3に示すように、当たり外れ抽選カウンタ24のカウント値A毎に当たり外れ抽選結果50が割り付けられたテーブルより構成され、当たり外れ抽選結果50は、例えば当たり外れ識別子51と当たり外れ図柄停止情報52とから構成される。従って、報知演出用参照値設定手段100は、当たり外れ知識25において当たりを示す当たり外れ識別子51(例えばビット情報「1」)を判断し、この当たりを示す当たり外れ識別子51が割り付けられた当たり外れ抽選カウンタ24のカウント値(当たりのカウント値)を報知演出用参照値として報知演出用参照値記憶部101に記憶する。
図外の遊技機枠の前側に設けられた図外の受皿に球が入れられた状態において、遊技者が遊技機枠の前側に設けられた球発射操作機構61を操作すると、主制御装置15が遊技機枠の内部に設けられた球発射機構62を駆動し、球発射機構62が受皿から供給された球を1個ずつ球発射操作機構61による操作量に応じた発射力で遊技領域3に向けて発射する。そして、遊技領域3に発射された球が始動入賞部品4に入賞すると、始動入賞球検出器11が始動入賞検出信号を入賞検出手段21に出力する。一方、遊技領域3には始動入賞部品4や可変入賞部品6以外の図示を省略した入賞部品も設けられており、上記遊技領域3に発射された球が図外の入賞部品に入賞した場合には、その入賞部品に入賞した球を検出した図外の球検出器が入賞検出信号を入賞検出手段21に出力する。そのようなことから、入賞検出手段21は入賞検出信号が入力された入力ポートの位置の違いで、どの入賞部品に対応する球検出器からの入賞検出信号であるかを識別する。
従って、始動入賞部品4に入賞した球が始動入賞球検出器11で検出されこの始動入賞検出信号が主制御装置15の入賞検出手段21に入力されて識別された場合、即ち、始動入賞があると(ステップ1002)、入賞検出手段21が始動入賞検出信号を識別した判断結果である始動入賞信号を遊技状態設定手段22に出力する。これにより遊技状態設定手段22が表示制御装置40に図柄変動開始情報を出力し、当たり外れ抽選手段23に始動入賞信号を出力する。これにより表示制御装置40の画像処理手段45が当たり外れ図柄の変動表示を開始し(ステップ1003)、当たり外れ抽選手段23が当たり外れ抽選を行う(ステップ1004)。
即ち、始動入賞があった場合に、遊技状態設定手段22が表示制御装置40に図柄変動開始情報を送信し、表示設定手段41が、図柄変動開始情報(例えば論理「1」の信号)を入力したタイミングで抽選を行って変動パターン画像表示情報(画像記憶部44に記憶されている変動パターン画像の中からどの変動パターン画像を表示させるかを示す情報)を取得する。この抽選は後述する当たり外れ抽選と同様の手法で行えばよい。即ち、表示制御装置40では、表示設定手段41が、図柄変動開始情報の入力により変動パターン画像表示情報を取得して、この変動パターン画像表示情報を情報記憶部43に記憶する。表示設定手段41は、変動パターン画像表示情報を情報記憶部43に記憶したら、図柄変動指示信号を画像処理手段45に出力する。画像処理手段45は、図柄変動指示信号を受けると、情報記憶部43に記憶された変動パターン画像表示情報に従って変動パターン画像を画像記憶部44から取出して表示器5の表示画面5aに表示する。即ち、当たり外れ図柄の図柄変動表示を行う(ステップ1003)。
また、遊技状態設定手段22が始動入賞信号を入力した際に予め決められた図柄変動時間を計測する図柄変動時間計測タイマ26をセットし、表示設定手段41が図柄変動指示信号を画像処理手段45に送るとともに予め決められた図柄変動時間を計測する図柄変動時間計測タイマ42をセットする。よって、図柄変動時間の計時開始とともに、画像処理手段45が表示器5の当たり外れ図柄の図柄変動を開始する。
当たり外れ抽選手段23は、主制御装置15の1回の処理サイクル時間である例えば4ms毎に例えば巡回形のカウンタで形成された当たり外れ抽選カウンタ24のカウント動作を行い、遊技状態設定手段22が始動入賞信号を入力した際のタイミングで当たり外れ抽選カウンタ24のカウント値を乱数値として取得し、取得したカウント値Aを図3の当たり外れ知識25に照合してそのカウント値Aに対応付けられた当たり外れ抽選結果50を抽出する。遊技状態設定手段22は、当たり外れ抽選で取得した当たり外れ抽選カウンタ24のカウント値を取得カウント値記憶部102に記憶するとともに(ステップ1005)、抽出された当たり外れ抽選結果50を当たり外れ抽選結果記憶部27に記憶する(ステップ1006)。
報知抽選手段103は、遊技状態設定手段22からの始動入賞信号あるいは取得カウント値記憶完了信号あるいは当たり外れ抽選結果記憶完了信号等、即ち、始動入賞あるいは遊技開始操作手段の操作に基づいた信号に基づいて値差を報知するか否かの抽選を行う。この報知抽選は、上述した当たり外れ抽選と同様の手法で行えばよい。例えば、報知抽選手段103は、主制御装置15の1回の処理サイクル時間である例えば4ms毎に例えば巡回形のカウンタで形成された報知抽選カウンタ104のカウント動作を行い、上述した信号を入力した際のタイミングで報知抽選カウンタ104のカウント値を乱数値として取得し、取得したカウント値Bを報知知識105に照合してそのカウント値Bに対応付けられた報知抽選結果31を抽出するようにすればよい。報知知識105は、例えば図4に示すように、カウント値B毎に報知するか否かの情報、例えば「1」(報知する)、「0」(報知しない)等の情報を対応付けたテーブルより構成すればよい。
そして、報知判定手段106により、報知抽選結果31が「1」であるか「0」であるかが判定され(ステップ1007)、「1」(報知する)であると判定されれば(ステップ1007でYES)、報知判定手段106が値差算出手段107に値差算出指示情報を送出する。尚、報知判定手段106により、報知抽選結果31が「0」である判定されれば(ステップ1007でNO)、ステップ1016に進んで、当たり外れ抽選結果記憶部27に記憶された当たり外れ抽選結果50の当たり外れを判定する。この場合、値差は報知されないことになる。このように、値差を報知するか否かを抽選で決めるようにすれば、当たり外れ抽選で取得したカウント値と報知演出用参照値との値差が報知される場合と報知されない場合が生じるので、遊技性が向上する。また、常に値差を報知する場合に比べて、当たり外れ抽選カウンタの当たりのカウント値の配置の周期性を把握しにくいようにできる。
値差算出指示情報を受けた値差算出手段107は、報知演出用参照値記憶部101に記憶されたすべての報知演出用参照値と取得カウント値記憶部102に記憶されたカウント値との値差を算出し(ステップ1008)、算出した値差を比較して一番小さい値差を値差記憶部108に記憶する(ステップ1009)。このように、一番小さい値差を値差記憶部108に記憶するようにすれば、当たり外れ抽選で取得されたカウント値が当たりカウント値に近かった場合の値差を報知でき、遊技に面白さを付与できる。即ち、一番小さい値差を報知できるので、遊技者にもう少しで当たりだったとか、惜しかったとかの情報を付与でき、遊技性が向上する。尚、例えば、当たり外れ抽選カウンタ24が1〜1000まで1ずつカウントアップして巡回するカウンタである場合、当たりのカウント値(報知演出用参照値)よりも前のカウント値を取得した場合の値差を「−」値差、当たりのカウント値(報知演出用参照値)よりも後のカウント値を取得した場合の値差を「+」値差とする。例えば、当たりのカウント値(報知演出用参照値)が「100」の場合、取得カウント値が「95」であれば、当たりカウント値との値差は「−5」とし、取得カウント値が「105」であれば、当たりカウント値との値差は「+5」とする。
値差算出手段107は、算出した値差を値差記憶部108に記憶した後に、差球数算出手段109に差球数算出指示情報を出力する。これにより、差球数算出手段109は、その時点での差球数を算出して(ステップ1010)、差球数記憶部110に記憶する(ステップ1011)。差球数Zとは、遊技領域3に発射された球数Xから入賞部品への球の入賞により遊技者に払い出された球数Yを引いた数である。即ち、発射球計数器71で計数された発射球数X1からファール球計数器72で計数されたファール球数X2を引いた数=遊技領域に発射された球数Xであり、この遊技領域3に発射された球数Xから球払出機構64で払い出された球を計数する払出球計数器73で計数された球数Yを引いた数を算出する。即ち、Z=X−Yである。
そして、報知値差範囲可変設定手段111が、図5のような差球数Zと報知値差範囲Hとを対応付けた報知値差範囲設定知識112を用い、差球数記憶部110に記憶された差球数を報知値差範囲設定知識112に照合して報知値差範囲を設定する(ステップ1012)。尚、報知値差範囲設定知識112は、例えば、図5に示すように、差球数が−10000〜−2000の場合(入賞が多く勝っている好調な状態)は報知値差範囲を±3とし、差球数が−1999〜3000の場合は報知値差範囲を±5とし、差球数が3001〜の場合(入賞が少なく負けている不調な状態)は報知値差範囲を±10とする知識となっている。報知値差範囲可変設定手段111は、このように差球数により決めた報知値差範囲を報知値差範囲記憶部113に記憶する(ステップ1013)。
このような報知値差範囲可変設定手段111を備えるので、遊技状況(差球数の状況)により値差が表示されたり表示されなかったりして、遊技性が向上する。また、報知値差範囲設定知識112を備えたので、差球数による報知値差範囲の設定を報知値差範囲設定知識により設定でき、この報知値差範囲設定知識を書き換えることで差球数に対する報知値差範囲の設定を変更できるので、差球数に対する報知値差範囲の設定を容易に変更できるようになる。また、ここでは、差球数が大きいほど(入賞が少なく負けているほど)、報知値差範囲を大きく設定しているので、不調な遊技者に値差が報知される確率が多くなって、不調な遊技者に対して値差を見せる機会を多くでき、各遊技者による遊技の好調、不調に応じて適切な面白味を付与できる。
そして、値差範囲報知判定手段114は、値差記憶部108に記憶された値差と報知値差範囲記憶部113に記憶された報知値差範囲とを比較し(ステップ1014)、値差が報知値差範囲内であれば(ステップ1014でYES)、値差情報送信手段115に値差情報送信許可信号を出力する。これにより、値差情報送信手段115は、値差記憶部108に記憶された値差と報知値差範囲記憶部113に記憶された報知値差範囲とを表示制御装置40に送信する。尚、値差範囲報知判定手段114により、値差が報知値差範囲内でないと判定されれば(ステップ1014でNO)、ステップ1016に進んで、当たり外れ抽選結果記憶部27に記憶された当たり外れ抽選結果50の当たり外れを判定する。この場合、値差は報知されない。このように、値差を表示するか否かを値差が値差範囲内か否かで決めるようにすれば、常に値差を表示する場合に比べて、当たり外れ抽選カウンタ24の当たりのカウント値の配置の周期性を把握しにくいようにできる。
表示制御装置40の表示設定手段41は送られてきた値差と値差範囲とを情報記憶部43に記憶する。値差報知設定手段46は値差範囲と値差とから値差報知指示情報を作成して、画像処理手段45に出力する。画像処理手段45は、値差表示指示情報により値差範囲と値差に応じた画像を画像記憶部44から取出して表示器5の表示画面5aに表示する。例えば値差範囲が±5なら、図6に示すように、画像処理手段45は表示器5の表示画面5aの下方に11個の目盛り部121からなるインジケータ120で値差を示す画像を表示する。値差が0の場合(取得カウント値=報知演出用参照値の時、即ち、当たり外れ抽選で当たりのカウント値を取得した場合)は、例えばインジケータ120の左端(あるいは右端)から1番目〜6番目の目盛り部121までを左から順番に明るく表示させる画像、あるいは、目盛り部121のうちの真ん中に位置する6番目の目盛り部121のみを明るく表示させる画像を、画像処理手段45が画像記憶部44から取出して表示する。これにより、取得カウント値が当たりのカウント値であったことが報知され、当たりが予告されることになる。この場合、値差が−5であれば左から1番目の目盛り部121を明るく表示させる画像を、値差が−4であれば左から1番目と2番目の目盛り部121を(図6の矢印Fで示すように)左から順番に明るく表示させる画像を、値差が−3の場合は左から1番目〜3番目までの目盛り部121を左から順番に明るく表示させる画像を、値差が−2の場合は左から1番目〜4番目までの目盛り部121を左から順番に明るく表示させる画像を、値差が−1の場合は左から1番目〜5番目までの目盛り部121を左から順番に明るく表示させる画像を画像処理手段45が画像記憶部44から取出して表示する。また、値差が+5の場合はすべての目盛り部121を左から順番に明るく表示させる画像を、値差が+4の場合は左から1番目〜10番目までの目盛り部121を左から順番に明るく表示させる画像を、値差が+3の場合は左から1番目から9番目までの目盛り部121を左から順番に明るく表示させる画像を、値差が+2の場合は左から1番目から8番目までの目盛り部121を左から順番に明るく表示させる画像を、値差が+1の場合は左から1番目から7番目までの目盛り部121を左から順番に明るく表示させる画像を、画像処理手段45が画像記憶部44から取出して表示する。即ち、値差報知設定手段46が画像処理手段45を介して表示器5に値差を出力することで、表示画面5aに値差が表示されて遊技者に報知される(ステップ1015)。尚、6番目の目盛り部121は他の目盛り部121と区別できるように他の目盛り部121より大きい目盛り部としたり(図6参照)、何らかの目印を付けた画像とすることが好ましい。図6では、左から1番目〜6番目の目盛り部121までを左から順番に明るく表示させる画像が表示器5の表示画面5aに表示された例を示しており、図6中で斜線を付した目盛り部121は明るく表示されていることを示す。また、図6に示すように、値差の+,−側を示すマーク123、123を表示した画像とすることが好ましい。
以上により、遊技者は、表示器の表示画面に表示されるインジケータの目盛り部121の表示具合を見てもう少しで当たりだったとか、惜しかったとかがわかり、単に当たり外れ図柄を表示して当たり外れを遊技者に報知する遊技に比べて遊技性が向上する。また、表示器5の表示画面5aに+の値差と−の値差とを区別してわかるように表示したので、遊技者にもう少しで当たりだったとか、惜しかったとかの情報を詳しく報知できる。
そして、当たり外れ判定手段116は、当たり外れ抽選結果記憶部27に記憶されている当たり外れ抽選結果が当たりの抽選結果であるか外れの抽選結果であるかを判定する(ステップ1016)。
遊技状態設定手段22は、当たり外れ抽選結果記憶部27に記憶された当たり外れ抽選結果50の当たり外れ図柄停止情報52を表示制御装置40に出力する。表示設定手段41は、入力した当たり外れ図柄停止情報52を情報記憶部43に記憶し、図柄変動時間計測タイマ42からのタイムアップ信号を受けて、画像処理手段45にタイムアップ信号を出力する。画像処理手段45は、タイムアップ信号を受けると、情報記憶部44に記憶された当たり外れ図柄停止情報52に従って画像記憶部44から画像を取出して表示器の表示画面に当たり外れ図柄を停止表示させる(ステップ1017,1019)。
当たり外れ抽選結果50が当たりの抽選結果50Aの場合(ステップ1016でYES)、表示設定手段41は図柄変動時間計測タイマ42からのタイムアップ信号を受け、画像処理手段45が当たりの抽選結果50Aの当たり外れ図柄停止情報52に従って画像記憶部44から当たり図柄画像を取出して表示器5の表示画面5aに当たり図柄を停止表示させることになる(ステップ1017)。一方、主制御装置15の遊技状態設定手段22は、図柄変動時間計測タイマ26からのタイムアップ信号を受けて開閉駆動手段28に可変入賞部品6の開閉体12の開閉を指示する。これにより、開閉駆動手段28がアクチュエータ13を駆動し、アクチュエータ13が開閉体12を所定回数又は所定時間開閉する。つまり、上記始動入賞に伴う図柄変動に続く可変入賞部品6の開閉体12の開閉による当たり遊技と呼ばれる一連の遊技が行われる。即ち、表示器5の表示画面5aに当たり図柄が揃うように停止表示された後に当たり遊技に移行する(ステップ1018)。
当たり外れ抽選結果50が外れの抽選結果50Bの場合には(ステップ1016でNO)、表示設定手段41は図柄変動時間計測タイマ42からのタイムアップ信号を受け、画像処理手段45が外れの抽選結果50Bの当たり外れ図柄停止情報52に従って画像記憶部44から外れ図柄画像を取出して表示器5の表示画面5aに当たり図柄以外の図柄、即ち、外れ図柄を停止表示させることになる(ステップ1019)。一方、遊技状態設定手段22は、図柄変動時間計測タイマ26からのタイムアップ信号を受けて上記始動入賞に伴う一連の遊技に関する制御を終了する。
当たり図柄は、例えば表示器5の表示画面5aの上,中,下の3列及び2つの斜め列のうちのいずれかに揃うように停止表示される「1,1,1」、「2,2,2」、「3,3,3」、「4,4,4」、「5,5,5」、「6,6,6」、「7,7,7」、「8,8,8」、「9,9,9」、「第1絵図柄,第1絵図柄,第1絵図柄」「第2絵図柄,第2絵図柄,第2絵図柄」「第3絵図柄,第3絵図柄,第3絵図柄」であり、当たりの抽選結果50Aの当たり外れ図柄停止情報52は、上記いずれかの当たり図柄を表示画面5aの上,中,下の3列及び2つの斜め列のうちのいずれかに揃うように停止表示させるための情報である。
尚、上記では表示器5の表示画面5a中に9つの当たり外れ図柄を停止表示する場合を示したが、表示器5の表示画面5a中の例えば横一列に3つの当たり外れ図柄を停止表示したり、表示器5の表示画面5a中に1つの当たり外れ図柄を停止表示してもよい。
当たり遊技においては、開閉駆動手段28が可変入賞部品6の開閉体12を所定回数又は所定時間開閉する遊技が行われる。そして、遊技領域3に発射された球が開閉体12の開放中に可変入賞部品6に入賞すると、当該入賞した球を検出した可変入賞球検出器14が入賞検出手段21に可変入賞検出信号を出力し、入賞検出手段21が当該可変入賞検出信号に基づく賞球払出信号を球払出制御部63に出力し、球払出制御部63は球払出機構64を制御する。これにより、球払出機構64が始動入賞に対応する数の賞球としての球を受皿に払い出す。尚、当たり遊技では、可変入賞部品6内に入った球により特定の条件が満たされれば開閉体12が閉じられた後に再び開くが、特定の条件が満たされなければ開閉体12が閉じて当たり遊技が終了する。例えば、球が可変入賞部品6の図外の普通入賞部に特定数(例えば10個)入賞するまでの間に可変入賞部品6の図外の特定入賞部への入賞があったという条件や、所定の時間内に特定入賞部への入賞があったという条件などの特定の条件を満たす度に開閉体12は一旦閉じられる。この一旦閉じるまでの間をラウンドといい、特定の条件が成立すれば、ラウンドは所定回数までは継続する。従って、例えば最大ラウンド数が16ラウンドであるとすれば、特定の条件が成立すれば、16ラウンドまで継続する。特定の条件が成立しなければ条件が成立しなかったラウンドでラウンド継続が終了して、当たり遊技が終了する。
また、始動入賞に伴う図柄変動からこの始動入賞による外れの抽選結果50Bに基づいて図柄変動を終了するまでの一連の遊技中、又は、始動入賞に伴う図柄変動からこの始動入賞による当たりの抽選結果50Aに基づいて当たり遊技が終了するまでの一連の遊技中において、当該始動入賞の球とは別に遊技領域3に発射された球により始動入賞が1以上あると、始動入賞のタイミングで当たり外れ抽選手段23による当たり外れ抽選が行われ、上記一連の遊技が終了後、順次、その始動入賞分の図柄変動が行われ、上記と同様に値差表示が行われたり、行われなかったりして、最終的にその当たり外れ抽選結果に従って当たり外れ図柄が停止表示される。
また、当たり遊技後の当たり外れ抽選での当たり抽選結果が得られる確率を通常遊技の確率より高くするか否かを決定する抽選、即ち、確変抽選を行い、確変遊技に移行する場合には報知演出用参照値が更新される。確変とは、当たり外れ抽選での当たり抽選結果が得られる確率が通常遊技の確率より高くなるように図3の当たり外れ知識25において当たり抽選結果の数を多くするよう当たり外れ知識25のデータを書き換えることであり、確変遊技とはこのデータが書き換えられた状態で行われる遊技を言う。従って、確変抽選により確変遊技となった場合は、書き換えられた当たり外れ知識25より報知演出用参照値を検索して、報知演出用参照値記憶部101に記憶する。即ち、報知演出用参照値が更新される。これにより、確変遊技においても、上記と同様に値差の表示を行う。
以上によれば、当たり外れ抽選で取得したカウント値と報知演出用参照値(=当たりのカウント値)との値差が報知されることで、遊技者はもう少しで当たりだったとか、惜しかったとかを判断でき、遊技性が向上し、遊技に面白さを付与できるとともに、当たりのカウント値は報知されないので、遊技者が不正支援機を用いたとしても、当たり外れ抽選カウンタの当たりのカウント値の配置の周期性を把握しにくいようにでき、遊技者が当たり遊技を不正取得しにくいようにできる。
他の形態1
上記では、差球数算出手段109で算出された差球数により異なる報知値差範囲を設定したが、報知値差範囲を抽選により可変設定するように構成してもよい。この場合、図示しないが、例えば、当たり外れ抽選カウンタ24や報知抽選カウンタ104と同様の報知値差範囲抽選カウンタ及びカウント値毎に異なる報知値差範囲を対応付けた報知値差範囲知識を用いて報知値差範囲を抽選により取得する報知値差範囲抽選手段を主制御装置15に設ければよい。この抽選は、始動入賞に基づいた何らかの信号を契機として行えばよい。
このようにすれば、抽選により、遊技者に値差を見せる機会が多くなったり、少なくなったりする可能性が生じるので、遊技性が向上する。
他の形態2
また、報知値差範囲を固定としてもよい。即ち、値差が予め設定された報知値差範囲内であれば値差を報知するようにしてもよい。例えば、ステップ1010〜1012の代わりに、予め設定された報知値差範囲と値差とを比較し、値差が報知値差範囲内であるか否かを判定する。例えば、報知値差範囲が±5であり、値差が±5以内であれば、ステップ1015に進む。この場合は、予め報知値差範囲を設定しておいたプログラムとこのプログラムにより設定されていた報知値差範囲を記憶する報知値差範囲設定記憶部とからなる報知値差範囲設定手段を主制御装置15に設ければよい。このようにすれば、遊技者に値差を見せる確率を均一にできるパチンコ機が得られる。
他の形態3
また、上記では報知演出用参照値=当たり値のすべてとしたが、報知演出用参照値を、例えば、当たりのカウント値のいくつかと当たりのカウント値以外のカウント値、即ち、外れのカウント値のいくつかに設定してもよい。この場合、報知演出用参照値を検索できないので、予めROMに報知演出用参照値を記憶しておき、主制御装置15の起動時にこの報知演出用参照値を報知演出用参照値記憶部101に記憶する報知演出用参照値設定手段を設ければよい。このようにすれば、当たり外れ抽選で取得されたカウント値と外れのカウント値との値差を報知させることができて、遊技者にもう少しで当たりだったとか、惜しかったと錯覚させることができ、遊技性を向上できる。また、当たりのカウント値のすべてを報知演出用参照値として設定する場合に比べて、当たりのカウント値の配置の周期性を把握しにくいようにできる。また、この場合、ROMライターでROMに書き込まれた報知演出用参照値を書き換え可能に構成してもよい。
他の形態4
また、上記では値差の±がわかるように表示したが、値差の±がわからないように表示してもよい。例えば報知値差範囲が±5の場合、6個並べられた目盛り部を有したインジケータの例えば左端から順番に目盛り部121を明るく表示させる画像を表示させるようにすればよい。この場合、当たり外れ抽選で当たりのカウント値を取得したときは左から1個目の目盛り部のみを明るく表示させ、値差が±1の時は左から1個目と2個目の目盛り部を明るく表示させ、値差が±2の時は左から1個目〜3個目の目盛り部を明るく表示させ、値差が±3の時は左から1個目〜4個目の目盛り部を明るく表示させ、値差が±4の時は左から1個目〜5個目の目盛り部を明るく表示させ、値差が±5の時はすべての目盛り部を明るく表示させるような画像を表示させればよい。このようにすれば、値差の±がわかるように表示した場合に比べて、当たりのカウント値の配置の周期性を把握しにくいようにできる。
他の形態5
上記では、値差を表示器5の表示画面5aに表示したが、表示器5の下方における意匠盤面1aに小型ランプ(LED等)を並べて報知器を構成したり、セグメント表示器等で報知器を構成してもよい。また、表示器5の表示画面5aに値差の数字を示す画像を表示してもよい。
他の形態6
また、値差を音や表示灯の点滅等で報知してもよい。即ち、飾りランプ200等の表示灯あるいはスピーカ201等の音出力器で報知器を構成してもよい。そして、表示器5等あるいは表示灯あるいは音出力器のうちの一又は複数で値差を報知してもよい。
他の形態7
また、値差を報知するか否かの報知抽選を行ったが、値差を報知するか否かの情報を当たり外れ知識25の各当たり外れ抽選結果50に付加しておいて、報知判定手段106で報知するか否かの情報を判断して、報知するか否かを判定してもよい。
他の形態8
また、報知値差範囲を設定せずに、報知抽選により報知すると判定された場合には、当たり外れ抽選で取得したカウント値と一番近い報知演出用参照値との値差を必ず報知するようにしてもよい。この場合、値差が大きい場合もあるので、値差を数字で表示すればよい。
他の形態9
また、報知値差範囲を設定せず、かつ、報知抽選も行わないようにして、値差を必ず報知するようにしてもよい。
他の形態10
また、当たり外れ抽選で取得したカウント値と一番近い報知演出用参照値との値差だけでなく、当たり外れ抽選で取得したカウント値と二番目に近い報知演出用参照値との値差も報知するようにしてもよい。これによれば、例えば、取得したカウント値が報知演出用参照値と報知参照値との間においてどのくらいの位置にあるのかを報知でき、遊技者に遊技意欲を与えることができる。
尚、上記では、表示設定手段41が抽選で変動パターン画像表示情報を取得して、画像処理手段45が図柄変動表示を開始する例を示した。この場合、主制御装置15が表示制御装置40に図柄変動開始情報として例えば論理「1」の信号を送るだけでよく、変動パターン画像表示情報を送信しないので、主制御装置15の負担を軽減できる。
図柄変動制御としては、図3の当たり外れ知識25に変動パターン画像表示情報を付加しておき、表示制御装置40に図柄変動開始情報を送って一定の変動画像で図柄変動を開始させた後、当たり外れ抽選で取得した当たり外れ抽選結果が当たりの抽選結果であるか否かを当たり外れ判定手段116で判定してから、主制御装置15から表示制御装置40に変動パターン画像表示情報,当たり外れ図柄停止情報,当たり予告情報を送信して、画像処理手段45にこれら情報に基づいた画像表示処理を行わせるようにしてもよい。また、図3の当たり外れ知識25に図柄変動開始情報及び変動パターン画像表示情報を付加しておいて、当たり外れ抽選で取得した当たり外れ抽選結果が当たりの抽選結果であるか否かを当たり外れ判定手段116で判定してから、主制御装置15から表示制御装置40に図柄変動開始情報,変動パターン画像表示情報,当たり外れ図柄停止情報,当たり予告情報を送信して、画像処理手段45にこれら情報に基づいた画像表示処理を行わせるようにしてもよい。この場合、図柄変動開始情報に図柄変動時間情報を含ませておくことにより、図柄変動時間を変えることも可能となる。
本発明はスロットマシンにも適用でき、同様な効果が得られる。即ち、制御装置が、遊技開始操作レバーや遊技開始操作ボタン等の遊技開始操作手段の操作又はコイン等の遊技媒体の投入を検出することにより当たり外れ抽選カウンタのカウント値を取得し、当たり外れ抽選カウンタのカウント値と当たり外れ抽選結果とを対応付けた当たり外れ知識に上記取得したカウント値を照合して当たり外れ抽選結果を取得し、この取得した当たり外れ抽選結果を当たりの抽選結果であると判定した場合に当たり遊技を行うスロットマシンにおいても適用できる。
本発明のパチンコ機のブロック構成図。 同パチンコ機の制御の流れの概要を示す図。 同パチンコ機の当たり外れ知識を示す図。 同パチンコ機の報知知識を示す図。 同パチンコ機の報知値差範囲設定知識を示す図。 同パチンコ機の値差の表示形態を示す図。
符号の説明
4 始動入賞部品、5 表示器(報知器)、15 主制御装置、
23 当たり外れ抽選手段、24 当たり外れ抽選カウンタ、25 当たり外れ知識、
46 値差報知設定手段、100 報知演出用参照値設定手段、103 報知抽選手段、107 値差算出手段、109 差球数算出手段、111 報知値差範囲可変設定手段、112 報知値差範囲設定知識、113 報知値差範囲記憶部、
115 値差情報送信手段。

Claims (4)

  1. 制御装置が、始動入賞部品への球の始動入賞あるいは遊技開始操作手段の操作により当たり外れ抽選カウンタのカウント値を取得し、当たり外れ抽選カウンタのカウント値と当たり外れ抽選結果とを対応付けた当たり外れ知識に上記取得したカウント値を照合して当たり外れ抽選結果を取得し、この取得した当たり外れ抽選結果を当たりの抽選結果であると判定した場合に当たり遊技を行う遊技機において、制御装置が報知演出用参照値設定手段と値差算出手段と差球数算出手段と報知値差範囲可変設定手段と値差範囲報知判定手段と値差報知設定手段とを備え、報知演出用参照値設定手段が、当たりの抽選結果に対応付けられた当たり外れ抽選カウンタの当たりのカウント値を1つ以上含むように報知演出用参照値を設定し、値差算出手段が、報知演出用参照値と当たり外れ抽選で取得した当たり外れ抽選カウンタのカウント値との値差を算出し、差球数算出手段が、遊技領域に発射された球数から入賞部品への球の入賞により遊技者に払い出された球数を引いた差球数を算出し、報知値差範囲可変設定手段が、差球数算出手段で算出された差球数により報知を許可する報知値差範囲を可変設定し、値差範囲報知判定手段が、算出された値差を設定された報知値差範囲内の値差であると判定した場合にその報知値差範囲と値差とを値差報知設定手段に送信し、値差報知設定手段が報知器に値差を出力したことを特徴とする遊技機。
  2. 制御装置が、始動入賞部品への球の始動入賞あるいは遊技開始操作手段の操作により当たり外れ抽選カウンタのカウント値を取得し、当たり外れ抽選カウンタのカウント値と当たり外れ抽選結果とを対応付けた当たり外れ知識に上記取得したカウント値を照合して当たり外れ抽選結果を取得し、この取得した当たり外れ抽選結果を当たりの抽選結果であると判定した場合に当たり遊技を行う遊技機において、制御装置が報知演出用参照値設定手段と値差算出手段と報知値差範囲可変設定手段と値差範囲報知判定手段と値差報知設定手段とを備え、報知演出用参照値設定手段が、当たりの抽選結果に対応付けられた当たり外れ抽選カウンタの当たりのカウント値を1つ以上含むように報知演出用参照値を設定し、値差算出手段が、報知演出用参照値と当たり外れ抽選で取得した当たり外れ抽選カウンタのカウント値との値差を算出し、報知値差範囲可変設定手段が、始動入賞あるいは遊技開始操作手段の操作に基づいた信号による抽選で報知値差範囲を可変設定し、値差範囲報知判定手段が、算出された値差を設定された報知値差範囲内の値差であると判定した場合にその報知値差範囲と値差とを値差報知設定手段に送信し、値差報知設定手段が報知器に値差を出力したことを特徴とする遊技機。
  3. 報知器が表示器あるいは表示灯あるいは音出力器のうちの一又は複数で構成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 値差報知設定手段が、表示器の表示画面に+の値差と−の値差とを区別して表示したことを特徴とする請求項に記載の遊技機。
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