JP2004138517A - 車載ナビゲーション装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車載ナビゲーション装置において、同時に複数の処理が実行可能な車載ナビゲーション装置を提供すること。
【解決手段】車載情報端末装置20は、外付けナビゲーション装置30が接続されているか否かを判定する。接続されていれば、外付けナビゲーション装置30は、車両の現在地から運転者により設定された目的地までの経路を探索する。そして、外付けナビゲーション装置30は、探索した経路を車載情報端末装置20の表示装置22を利用して案内する。一方、車載情報端末装置20は、外付けナビゲーション装置30が経路案内している状態で、センター40と交信し、センター40から所望の探索経路情報を取得する。そして、車載情報端末装置20は、外付けナビゲーション装置30が探索した探索経路からセンター40より取得した探索経路に切替えて、運転者に対して、同取得した探索経路を案内する。
【選択図】 図2
【解決手段】車載情報端末装置20は、外付けナビゲーション装置30が接続されているか否かを判定する。接続されていれば、外付けナビゲーション装置30は、車両の現在地から運転者により設定された目的地までの経路を探索する。そして、外付けナビゲーション装置30は、探索した経路を車載情報端末装置20の表示装置22を利用して案内する。一方、車載情報端末装置20は、外付けナビゲーション装置30が経路案内している状態で、センター40と交信し、センター40から所望の探索経路情報を取得する。そして、車載情報端末装置20は、外付けナビゲーション装置30が探索した探索経路からセンター40より取得した探索経路に切替えて、運転者に対して、同取得した探索経路を案内する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、現在地から目的地までの経路を探索して、同探索された経路を案内する車載ナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、カード型半導体記録メディアにパソコンで生成された探索経路に関する情報を格納しておき、このカード型半導体記録メディアから探索経路に関する情報を読み出して、探索経路を再現する車載ナビゲーション装置は知られている。この種の車載ナビゲーションにおいては、カード型半導体記録メディアに探索経路に関する情報を格納して同情報を移動することが可能なため、他の車載ナビゲーション装置にて、同じ探索経路に関する情報を再現できるようになっている。(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−289655号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術に示された車載ナビゲーション装置においては、例えば、インターネットに接続可能なパソコンを用いることにより、情報提供センターから探索経路に関する情報を取得して、カード型半導体記録メディアに格納することにより、車載ナビゲーション装置にて同情報を再現することができる。しかしながら、探索経路に関する情報をカード型半導体記録メディアに格納する作業およびカード型半導体記録メディアに格納された探索経路に関する情報を車載ナビゲーション装置にて読み出す作業を行わなければならないという問題がある。また、車載ナビゲーション装置にて経路探索しながら、例えば、目的地に関する情報を情報提供センターから受信することができないという問題もある。
【0005】
【発明の概略】
本発明は、上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、同時に複数の処理が実行可能な車載ナビゲーション装置を提供することにある。
【0006】
前記目的を達成するために、本発明の特徴は、車両の現在地から設定された目的地までの経路を案内する車載ナビゲーション装置において、少なくとも探索された経路を案内可能な第1のナビゲーション装置と、前記第1のナビゲーション装置と通信可能に接続されて、車両の現在地から目的地までの経路を探索するとともに同探索された経路を案内する第2のナビゲーション装置と、前記第1のナビゲーション装置と前記第2のナビゲーション装置とに通信可能に接続されて、前記第1のナビゲーション装置から出力された情報と前記第2のナビゲーション装置から出力された情報とを切替えて表示可能な表示装置とから構成したことにある。
【0007】
この場合、前記第1のナビゲーション装置と前記第2のナビゲーション装置とを操作可能な操作手段を設けるとよい。また、前記第1のナビゲーション装置と前記第2のナビゲーション装置とは、外部機器に接続するための外部接続手段を有しており、前記第1のナビゲーション装置と前記第2のナビゲーション装置とが前記外部接続手段により通信可能に接続されるとよい。
【0008】
また、本発明の他の特徴は、前記操作手段が、音声により作動制御する音声認識装置であるとよい。また、前記第1のナビゲーション装置または前記第2のナビゲーション装置のうちのいずれか一方を選択する選択手段を設けて、同選択手段を前記表示装置に表示するとよい。また、前記選択手段により選択された前記第1ナビゲーション装置または前記第2のナビゲーション装置の前記操作手段を前記音声認識装置とするとよい。また、前記第1ナビゲーション装置または前記第2のナビゲーション装置は、前記選択手段により選択された結果に基づいて、前記音声認識装置の作動の可否を決定するようにするとよい。
【0009】
これらの特徴によれば、車載ナビゲーション装置が第1のナビゲーション装置と第2のナビゲーション装置と表示装置とから構成されているため、同時に複数の処理を行うことができる。また、外部接続手段により、第1のナビゲーション装置と第2のナビゲーション装置とを容易に接続することができる。このため、例えば、探索された経路を案内しているときに、ユーザにより、新たな目的地が設定されると、一方のナビゲーション装置は探索された経路を引き続き経路案内を続行することができ、第2のナビゲーション装置は新たな目的地までの経路を探索することができる。これにより、ユーザは、経路探索のために、車両を停車させる必要がなく、好適に移動することができる。
【0010】
また、第1ナビゲーション装置または第2のナビゲーション装置の操作手段を音声認識装置とすることができるともに、選択手段により選択された第1ナビゲーション装置または第2のナビゲーション装置は、選択結果に基づいて、音声認識装置の作動の可否を決定することができる。このため、ユーザは、音声によって第1ナビゲーション装置または第2のナビゲーション装置を操作することができ、好適であるとともに、運転に集中することができる。また、選択された第1ナビゲーション装置または第2のナビゲーション装置が、自動的に音声認識装置の作動可否を判断するため、ユーザは切り替え操作なしに同ナビゲーション装置を音声操作することができる。また、第1および第2のナビゲーション装置においては、ユーザの音声操作を混同することがない。これによっても、ユーザは、好適にナビゲーション装置を操作することができる。
【0011】
また、本発明の他の特徴は、前記第1のナビゲーション装置または前記第2のナビゲーション装置の前記外部接続手段に前記第2のナビゲーション装置または前記第1のナビゲーション装置が接続されているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に基づいて、前記第1のナビゲーション装置または前記第2のナビゲーション装置の前記外部接続手段に前記第2のナビゲーション装置または前記第1のナビゲーション装置が接続されていれば前記表示装置に前記選択手段を表示し、前記第1のナビゲーション装置または前記第2のナビゲーション装置の前記外部接続手段に前記第2のナビゲーション装置または前記第1のナビゲーション装置が接続されていなければ前記表示装置に前記選択手段を表示しないように切替える表示切替手段を設けるとよい。
【0012】
これらの特徴によれば、第1のナビゲーション装置と第2のナビゲーション装置との接続状態に応じて、表示切替手段により選択手段の表示、非表示が切替えられるため、第1のナビゲーション装置または第2のナビゲーション装置を選択する操作性を向上することができる。また、選択手段の表示、非表示により、第1のナビゲーション装置と第2のナビゲーション装置との接続状況を容易に確認することができる。
【0013】
また、本発明の他の特徴は、前記第1のナビゲーション装置または前記第2のナビゲーション装置のうち、少なくとも一方のナビゲーション装置が外部と通信するための通信手段を有していることにある。この場合、前記第1のナビゲーション装置または前記第2のナビゲーション装置のうちの少なくとも一方は、前記通信手段により、所定の地点から前記目的地までの探索された経路を表す探索経路情報を取得するとよい。また、前記第1のナビゲーション装置または前記第2のナビゲーション装置のうちの少なくとも一方は、前記通信手段により、前記目的地周辺の地図を表す地図情報を取得するとよい。さらに、前記第1のナビゲーション装置または前記第2のナビゲーション装置のうちの少なくとも一方は、前記通信手段により、前記目的地周辺の施設に関する施設情報を取得するとよい。
【0014】
これらの特徴によれば、一方のナビゲーション装置が外部(例えば、情報提供センター)と通信することができて、各種情報を取得することができる。また、一方のナビゲーション装置が外部と通信しているときに、他方のナビゲーション装置が、例えば、ユーザに対して、経路案内処理を実行することができる。このため、一つ一つ順番に処理する場合に比して、処理にかかる時間を短縮することができて、車載ナビゲーション装置の情報処理中に、ユーザを待たせることがなくなる。
【0015】
さらに、本発明の他の特徴は、前記第1のナビゲーション装置が有する各種情報と前記第2のナビゲーション装置が有する各種情報とは、それぞれのナビゲーション装置が実行する処理にて共有されるとよい。
【0016】
この特徴によれば、外部と通信できないナビゲーション装置であっても、情報を記録媒体に記憶して移動することなく、通信可能なナビゲーション装置にて取得された情報を利用することができる。このため、例えば、外部と通信可能なナビゲーション装置にて取得された目的地に関する情報を、経路探索性能の優れたナビゲーション装置に供給することにより、短時間で経路探索が完了したり、探索される経路の探索精度を向上させたりすることができる。したがって、ユーザは、好適に探索された経路を利用して、目的地まで移動することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明に係る車載情報端末装置20と外付けナビゲーション装置30とを備えた車載ナビゲーション装置と各種情報を提供するセンター40とが交信可能に接続された状態を概略的に示している。車両に搭載された車載ナビゲーション装置は、図2に示すように、位置検出器10、車載情報端末装置20、外付けナビゲーション装置30を備えている。
【0018】
位置検出器10は、GPS(Global Positioning System)受信機11、ジャイロスコープ12および車速センサ13を有しており、車両の現在地を検出するために利用される。GPS受信機11は、車両の位置を検出するために衛星からの電波を受信する。ジャイロスコープ12は、車両の進行方位を検出するために、車両の旋回速度を検出する。車速センサ13は、車両の走行速度を検出する。そして、前記車両の現在地は、これらのGPS受信機11、ジャイロスコープ12および車速センサ13からの各検出値を互いに補正しながら検出される。また、位置検出器10によって検出された現在地は、車載情報端末装置20のマイクロコンピュータ21および外付けナビゲーション装置30のマイクロコンピュータ31に供給される。
【0019】
車載情報端末装置20は、マイクロコンピュータ21を備えており、マイクロコンピュータ21には、表示装置22、外部メモリ23および操作スイッチ群24が接続されている。マイクロコンピュータ21は、CPU、ROM、RAM、タイマなどを主要構成部品とするもので、図4から図7を含む各種プログラムの実行により、表示装置22による各種情報の表示、車両の現在地の検出、後述するセンター40から各種情報の取得、センター40から提供された探索経路に従った案内などの処理を実行する。
【0020】
表示装置22は、液晶表示器などによって構成されていて、図8に示すように、表示画面22a上に道路地図、車両の現在地マーク22b、案内経路(すなわち探索経路)、各種操作指示マーク22cなどを表示する。外部メモリ23は、ハードディスク、不揮発性RAMなどの書込み可能な不揮発性メモリで構成されていて、マイクロコンピュータ21で実行される前記プログラム、センター40で探索された目的地までのルート、設定目的地などを記憶する。
【0021】
なお、外部メモリ23は、図示しない、メモリーカード(ユーザが所定の情報を予め記憶して携帯可能な記録媒体)に記憶された情報も取得することができるようになっている。このため、例えば、ユーザが自宅のパソコンやキオスク端末などを利用して、メモリーカードに記憶した地図データなどを取得することができる。そして、外部メモリ23は、取得した地図データなどを記憶して、マイクロコンピュータ21に供給することができる。
【0022】
操作スイッチ群24は、車載情報端末装置20および外付けナビゲーション装置30に対して運転者による各種指示を外部から与えるもので、表示装置22における表示画面22aの周辺に設けた複数の操作スイッチと、表示装置22の液晶表示器と一体的に構成されたタッチスイッチとを含む。このタッチスイッチは、液晶表示器の裏面に設けられて、運転者による表示画面22aへのタッチ操作位置を検出するために設けられている。
【0023】
また、マイクロコンピュータ21には、音声認識ユニット25、スピーカ26、通信装置27および外部拡張インターフェース(以下、I/Fと示す)28も接続されている。音声認識ユニット25は、操作スイッチ群24に代えて用いられるもので、マイクロフォンを内蔵しており、運転者の音声による指示を認識して、同指示内容をマイクロコンピュータ21に与えるものである。スピーカ26は、表示装置22の表示画面22aによる表示に加えて、運転者に音声で情報を提供するためのものである。通信装置27は、センター40との無線交信を可能とするものである。そして、通信装置27には、無線交信するアンテナ27aが接続されている。
【0024】
I/F28は、外付けナビゲーション装置30と通信可能に接続するものであり、例えば、LAN(Local Area Network)ケーブルが接続される。このように、I/F28およびLANケーブルを介して、車載情報端末装置20と外付けナビゲーション装置30とが接続されることにより、車載情報端末装置20の操作スイッチ群24または音声認識ユニット25から入力された指示内容が外付けナビゲーション装置30に供給される。
【0025】
外付けナビゲーション装置30は、マイクロコンピュータ31を備えており、同マイクロコンピュータ31には、地図データ読取り器32、外部メモリ33が接続されている。マイクロコンピュータ31は、上記マイクロコンピュータ21と同様に構成されており、各種プログラムの実行により、車両の現在地の検出、目的地までの経路設定、目的地までの経路の探索、探索経路に従った案内などの処理を実行する。
【0026】
地図データ読取り器32は、記録媒体32a(例えば、DVD、CD−ROMなど)に記録されている地図データを読取り、マイクロコンピュータ31に供給する。ここで、地図データについて説明しておく。地図データは、複数の道路データおよび山、海などの背景に関する背景データから構成されている。そして、道路データは、それぞれ複数のリンクデータ1,2・・の集合からなり、各リンクデータは、道路地図上の2点を結ぶリンクをそれぞれ表すリンク名データ、およびリンクの両端位置を表すノードデータを含む。これらの両端位置は、道路が交差する位置、道路が曲がっている位置、道路幅が変化する位置、道路種別が変化する位置、渋滞の程度が変化する位置などに、予め決められている。
【0027】
外部メモリ33は、ハードディスク、不揮発性RAMなどの書込み可能な不揮発性メモリで構成されていて、マイクロコンピュータ31で実行される前記プログラム、マイクロコンピュータ31で探索された目的地までのルート、設定目的地などを記憶する。なお、この外部メモリ33に前記地図データを記憶させておいたり、外部メモリ33に記憶されているプログラムおよびデータの一部または全部を地図データ用の記録媒体32aに記録させておいてもよい。
【0028】
また、マイクロコンピュータ31には、VICS受信機34および外部拡張インターフェース(以下、I/Fと示す)35も接続されている。VICS受信機34は、外部の交通情報センターから提供される渋滞情報や所要時間などの交通情報を受信するものである。I/F35は、車載情報端末装置20と通信可能に接続するものであり、例えば、LAN(Local Area Network)ケーブルが接続される。
【0029】
センター40は、図3に示すように、互いに通信可能に接続された制御装置41、記憶装置42および通信装置43を備えている。制御装置41は、CPU、ROM、RAMなどからなり、プログラムの実行により、記憶装置42および通信装置43の作動を統括的に制御する。記憶装置42は、ハードディスク、CD−ROM、DVD−ROMなどの記録媒体および同記録媒体のドライブ装置を含むものであり、予め各種プログラムおよび各種データを記憶している。また、記憶装置42のハードディスク内には、全国の最新の地図データを記憶しておくための地図データベース42aが構築されている。なお、地図データベース42aに記憶されている地図データは、上述した地図データと同様に構成されており、所定の頻度にて、最新の地図データに更新されて記憶されている。これにより、新規に敷設された道路に関する地図データも記憶されている。
【0030】
通信装置43は、車載情報端末装置20と無線通信可能とするものである。そして、通信装置43には、無線交信するアンテナ43aが接続されている。ここで、車載情報端末装置20およびセンター40間の交信は、アンテナ27aおよびアンテナ43aを用いて無線で行われるものであるが、通常の方法で行われて特徴を有するものではない。したがって、以降の説明において、受信、送信などと単にいう場合にはこれらに交信方法の適当な方法を採用しているものとする。
【0031】
次に、上記のように構成した実施形態の動作について説明する。運転者が図示しないイグニッションをオン状態とすると、車載情報端末装置20のマイクロコンピュータ21は、図4に示す外付けナビゲーション装置30の作動を監視するプログラムを所定の短時間ごとに繰り返し実行する。
【0032】
この外付けナビゲーション装置作動監視処理プログラムはステップS10にて開始され、マイクロコンピュータ21は、ステップS11にて、外付けナビゲーション装置30の作動状態を確認する。すなわち、マイクロコンピュータ21は、I/F28に接続されているLANケーブルを伝送する外付けナビゲーション装置30の作動信号を取得することにより、外付けナビゲーション装置30の作動状態を確認する。次に、ステップS12にて、外付けナビゲーション装置30が作動しているか否かを判定する。ステップS11の処理に基づいて、外付けナビゲーション装置30が作動していれば、「Yes」と判定して、マイクロコンピュータ21は、ステップS13にて、表示装置22の表示画面22aに、車載情報端末装置20の表示画面と外付けナビゲーション装置30の表示画面とを切替えるための操作指示マーク22cを表示する。そして、表示された操作指示マーク22cを運転者がタッチ操作することにより、車載情報端末装置20の表示画面と外付けナビゲーション装置30の表示画面とが切替えられて、表示装置22の表示画面22aに表示される。
【0033】
また、外付けナビゲーション装置30が作動していなければ、マイクロコンピュータ21は、「No」と判定し、ステップS14にて、表示画面22aに画面を切替えるための操作指示マーク22cを消去する。すなわち、外付けナビゲーション装置30が作動していた状態で、例えば、外付けナビゲーション装置30が電源をオフ状態とされると、ステップS14の処理により、前記操作指示マーク22cは消去される。また、イグニッションがオン状態とされたときに、外付けナビゲーション装置30が作動していなければ、前記操作指示マーク22cを表示しない。
【0034】
前記外付けナビゲーション装置作動監視処理プログラムが実行され、運転者によって、外付けナビゲーション装置30の表示画面が選択されていれば、マイクロコンピュータ21は図5のメインプログラムを所定の短時間ごとに繰返し実行する。
【0035】
このメインプログラムはステップS20にて開始され、マイクロコンピュータ21は、ステップS21にて、外付けナビゲーション装置30から供給された車両の現在地周辺の道路地図を表示画面22a上に表示する。すなわち、外付けナビゲーション装置30のマイクロコンピュータ31は、位置検出器10からの各検出信号に基づいて車両の現在地を検出し、同検出した車両の現在地をI/F35およびLANケーブルを介して、マイクロコンピュータ21に供給する。また、マイクロコンピュータ31は、地図データ読取り器32を介して記録媒体32aから前記検出した車両の現在地周辺に関する地図データを読み出し、同地図データをI/F35およびLANケーブルを介して、マイクロコンピュータ21に供給する。これにより、マイクロコンピュータ21は、図8(A)に示すように、車両の現在地周辺の道路地図を表示画面22a上に表示する。次に、ステップS22にて、マイクロコンピュータ21は、前記供給された車両の現在地を表す現在地マーク22bを表示画面22a上に表示する。
【0036】
前記ステップS22の処理後、ステップS23にて、外付けナビゲーション装置30による経路案内状態を表す案内フラグGFRGが“1”であるか否かを判定する。いま、外付けナビゲーション装置30が経路案内状態でなければ、前記ステップS23にて「No」を判定し、ステップS31にてこのメインプログラムの実行を一旦終了する。このメインプログラムは所定の短時間ごとに繰返し実行されるので、外付けナビゲーション装置30から供給された車両の現在地および道路地図が表示画面22aに繰返し表示される。この場合、車両の現在地は車両の走行に伴って移動するので、表示画面22aにて表示されている道路地図は、前記車両の進行に合わせて順次スクロールされていく。なお、図8(A)(後述する図8(B)〜(D)も同じ)において、表示画面30aの下部には、このナビゲーション装置の各種動作を指示するための方形状の操作指示マーク22cも表示されている。
【0037】
このようなメインプログラムの繰返し実行中、運転者が操作スイッチ群24を操作することにより、経路案内のための目的地の設定を指示すると、マイクロコンピュータ21は、図6の経路設定プログラムの実行をステップS40にて開始する。この経路設定プログラムの開始後、ステップS41にて、表示装置22の表示画面22aを外付けナビゲーション装置30の目的地入力画面に設定する。すなわち、マイクロコンピュータ21は、外付けナビゲーション装置30のマイクロコンピュータ31に対して、運転者が目的地の設定を要求していることを通知し、外付けナビゲーション装置30の目的地入力画面を供給するように要求する。これにより、マイクロコンピュータ21は、表示装置22の表示画面22aを外付けナビゲーション装置30の目的地設定画面を表示する。
【0038】
次に、ステップS42にて目的地の設定処理を実行する。この目的地の設定処理においては、運転者は、目的地設定なる操作指示マーク22cをタッチ操作することにより、図8(B)に示すように、運転者が希望する目的地周辺の地図を表示画面22aに目的地周辺の地図を表示させる。そして、同地図上の目的地に対応した道路地図上の位置をタッチ操作することにより、目的地を入力する。すなわち、運転者がタッチ操作した位置に対応した指示内容が、I/F28、LANケーブルおよびI/F35を介して、マイクロコンピュータ31に伝達されて、マイクロコンピュータ31は、同指示内容の処理を実行する。また、表示画面30aの所定位置をタッチ操作することにより電話番号、施設名称などを入力して、マイクロコンピュータ31に前記入力した電話番号、施設名称などに対応した目的地を検索させるようにしてもよい。なお、前記表示画面22a上のタッチ操作は、操作スイッチ群24によって検出される。そして、この目的地の設定状態では、通常短時間ごとに割り込み実行される図5のメインプログラムの実行が停止されて、表示装置22の表示画面22aは、目的地の周辺の地図を表示し続ける。なお、表示画面22a中、G記号22dは目的地を表している。
【0039】
前記ステップS42の処理後、ステップS43にて、外付けナビゲーション装置30に対して現在地から目的地までの経路の探索処理を実行させる。この経路の探索処理においては、マイクロコンピュータ31が地図データ読取り器32を介して、記録媒体32aに記録されている道路データを取得し、周知の方法、例えばダイクストラ法などを利用して経路探索する。次に、ステップS44にて、マイクロコンピュータ21は、運転者により案内開始が指示されたかを判定する。この案内開始の指示は、表示画面22a上の操作指示マーク22cを含む操作操作スイッチ群24の操作によりなされる。いま、案内開始の指示の判定がなければ、ステップS44の判定処理が実行され続ける。
【0040】
そして、表示画面22a上の操作指示マーク22cを含む操作スイッチ群24の操作により案内開始が指示されると、ステップS44にて「Yes」と判定して、ステップS45にて図5のメインプログラムの実行を再開するために、同プログラムの短時間ごとの割り込み実行を許容する。そして、ステップS46にて案内フラグGFLG1を“1”に設定し、ステップS47にてこの経路設定プログラムの実行を終了する。
【0041】
このようにして、案内フラグGFLG1が“1”に設定された状態では、前述した図5のメインプログラムのステップS23にて、マイクロコンピュータ21は「Yes」と判定し、ステップS24以降に進む。ステップS24においては、マイクロコンピュータ21は、外付けナビゲーション装置30の経路案内の実行を許可する。すなわち、外付けナビゲーション装置30のマイクロコンピュータ31は、前記探索した経路を表示画面22aの道路地図上に色を代えて表示する(図8(D)の太線を参照)。さらに、この経路案内の表示に加えて、スピーカ26により音声で経路を案内する。そして、このステップS24の処理も繰返し実行されるので、経路案内も車両の進行に合わせて更新される。
【0042】
このステップS24の経路案内処理後、マイクロコンピュータ21は、マイクロコンピュータ31に、ステップS25にて車両が目的地に到達したか否かを判定させる。この場合、マイクロコンピュータ31は、前記設定した目的地と前記ステップS21の処理によって検出した現在地とを比較して、両者が一致しているか否かを判定する。マイクロコンピュータ31の判定に基づいて、車両が目的地に到達していなければ、マイクロコンピュータ21は、前記ステップS25にて「No」と判定して、ステップS31にてこのメインプログラムの実行を一旦終了する。そして、この状態では、ステップS21〜S25の処理が繰返し実行されるので、車両の進行に合わせて経路案内を含む道路地図および車両の現在地が更新表示される。
【0043】
一方、マイクロコンピュータ31の判定に基づいて、車両が目的地に到達していれば、マイクロコンピュータ21は、前記ステップS25にて「Yes」と判定して、ステップS26に進む。ステップS26においては、前記経路案内すなわち探索経路の道路地図上の表示が停止されるとともに、案内フラグGFLG1が”0”に戻される。その結果、この後には、ステップS24〜S26の処理が実行されずに、ステップS21〜S23の処理が繰返し実行されるようになるので、車両の進行に合わせて経路案内を含まない道路地図および車両の現在地が更新表示されるようになる。
【0044】
また、メインプログラムの繰返し実行中、運転者が操作スイッチ群24を操作することにより、センター40から経路情報の取得を指示すると、マイクロコンピュータ21は、図7の経路情報取得処理プログラムの実行をステップS60にて開始する。この経路情報取得処理プログラムの開始後、ステップS61にて、表示装置22の表示画面22aを目的地入力画面に設定して、ステップS62にて目的地の設定処理を実行する。この目的地の設定処理においては、車載情報端末装置20の外部メモリ23に予め記憶されているブラウザプログラムを起動して目的地を選択する。
【0045】
すなわち、ブラウザプログラムを起動して、外部メモリ23に予め記憶されているコンテンツ一覧(例えば、レストランに関するコンテンツ)を表示画面30a上にブラウザ画面として表示する。運転者は表示された一覧をタッチ操作することにより選択して目的地を設定する。この目的地の設定状態では、通常短時間ごとに割り込み実行される図5のメインプログラムの実行が停止されて、表示装置22の表示画面22aは、ブラウザ画面を表示し続ける。そして、目的地の設定が終了すると、図5のメインプログラムの実行を再開するために、同プログラムの短時間ごとの割り込み実行を許容する。
【0046】
前記ステップC62の処理後、ステップS63にて前記設定された目的地を表す目的地情報および位置検出器10からの各検出信号に基づいて検出した車両の現在地を表す現在地情報とをセンター40に通信装置27を介して送信する。センター40においては、ステップC60にて、前記車載情報端末装置20から送信された目的地情報および現在地情報を通信装置43を介して受信し、ステップC61にて、現在地情報により表される車両の現在地から目的地情報により表される目的地までの経路を探索する。すなわち、制御装置41は、記憶装置42の地図データベース42aに記憶されている地図データを利用して、経路を探索する。そして、ステップC62にて、通信装置43を介して、探索した経路を表す探索経路情報を車載情報端末装置20に送信する。
【0047】
車載情報端末装置20においては、マイクロコンピュータ21が、ステップS64にて、通信装置27を介して、前記センター40から送信された探索経路情報を受信し、ステップS65にて受信した探索経路情報により表される探索経路を表示装置22の表示画面22aに表示するとともに、運転者に再探索する必要があるか確認する。運転者は、表示された探索経路を確認して、同探索経路が希望する探索経路でなければ、表示画面22aに表示された再探索必要なる操作指示マーク22cをタッチ操作する。このように、運転者によりタッチ操作されると、マイクロコンピュータ21は、ステップS62〜S64およびステップC60〜C62を繰り返し処理する。
【0048】
また、運転者により再探索不必要なる操作指示マーク22aがタッチ操作されると「Yes」と判定し、ステップS66に進む。ステップS66においては、マイクロコンピュータ21は、運転者により案内開始が指示されたかを判定する。この案内開始の指示は、表示画面22a上の操作指示マーク22cを含む操作操作スイッチ群24の操作によりなされる。いま、案内開始の指示の判定がなければ、ステップS66の判定処理が実行され続ける。
【0049】
そして、表示画面22a上の操作指示マーク22cを含む操作スイッチ群24の操作により案内開始が指示されると、ステップS66にて「Yes」と判定して、ステップS67に進む。ステップS67においては、案内フラグGFLG1を“0”に戻して外付けナビゲーション装置30の経路案内を禁止し、ステップS68にて車載情報端末装置20の経路案内状態を表す案内経路GFLG2を“1”に設定する。続くステップS69にてこの経路情報取得処理プログラムの実行を終了する。
【0050】
このようにして、案内フラグGFLG1が“0”かつ案内フラグGFLG2が“1”に設定された状態では、前述した図5のメインプログラムのステップS23にて、マイクロコンピュータ21は「No」と判定し、ステップS27にて「Yes」と判定して、ステップS28以降に進む。ステップS28においては、マイクロコンピュータ21は、前記センター40から受信した探索経路情報に基づいて、探索された経路を表示画面22aの道路地図上に色を代えて表示する(図8(E)の太線を参照。太破線は外付けナビゲーション装置30が探索した経路)。さらに、この経路案内の表示に加えて、スピーカ26により音声で経路を案内する。そして、このステップS28の処理も繰返し実行されるので、経路案内も車両の進行に合わせて更新される。
【0051】
このステップS27の経路案内処理後、マイクロコンピュータ21は、ステップS29にて車両が目的地に到達したか否かを判定する。この場合、前記設定した目的地と位置検出器10からの各検出信号に基づいて検出した現在地とを比較して、両者が一致しているか否かを判定する。車両が目的地に到達していなければ、前記ステップS29にて「No」と判定して、ステップS31にてこのメインプログラムの実行を一旦終了する。そして、この状態では、ステップS21〜S23およびステップS27〜S29の処理が繰返し実行されるので、車両の進行に合わせて経路案内を含む道路地図および車両の現在地が更新表示される。
【0052】
一方、車両が目的地に到達すると、前記ステップS29にて「Yes」と判定して、ステップS30に進む。ステップS30においては、前記経路案内すなわち探索経路の道路地図上の表示が停止されるとともに、案内フラグGFLG2が”0”に戻される。その結果、この後には、ステップS23およびステップS27〜S29の処理が実行されずに、ステップS21〜S23の処理が繰返し実行されるようになるので、車両の進行に合わせて経路案内を含まない道路地図および車両の現在地が更新表示されるようになる。
【0053】
上記作動説明からも理解できるように、上記実施形態によれば、図4のステップS12の処理により外付けナビゲーション装置30が作動していると判定されると、図6のステップS43にて外付けナビゲーション装置30によって経路を探索し、図5のステップS24にて同探索した経路を案内させることができる。また、運転者の探索経路情報の取得要求に基づき、外付けナビゲーション装置30が経路案内しているときに、車載情報端末装置20は、図7の経路情報取得処理プログラムを実行して、センター40から探索経路情報を取得することができる。そして、図5のステップS28にて車載情報端末装置20によってセンター40から取得した探索経路を案内させることができる。
【0054】
したがって、本実施形態の車載ナビゲーション装置によれば、外付けナビゲーション装置30が経路案内しているときに、車載情報端末装置20がセンター40と通信して探索経路情報を取得することができるので、同時に複数の処理を行うことができる。このため、処理時間を短縮することができて、ユーザは処理によって待たされることがない。さらに、ユーザは、経路探索のために、車両を停車させる必要がなく、好適に移動することができる。また、I/F28およびI/F35をLANケーブルにて接続することができるため、容易に車載情報端末装置20と外付けナビゲーション装置30とを接続することができる。また、車載情報端末装置20を介して、外付けナビゲーション装置30に指示を与えることができるので、運転者の操作性が向上する。
【0055】
次に、上記実施形態の一部を変形した第1変形例について説明する。この第1変形例においては、車載情報端末装置20がセンター40から取得した目的地情報を外付けナビゲーション装置30に供給して、外付けナビゲーション装置30が前記目的地までの経路を探索するようになっている。すなわち、車載情報端末装置20がブラウザを起動してセンター40から目的地情報を取得するとともに、車載情報端末装置20は、I/F28を介して、取得した目的地情報を外付けナビゲーション装置30に供給する。外付けナビゲーション装置30は、供給された目的地情報により表される目的地までの経路を探索する。
【0056】
また、この場合、車載情報端末装置20は、センター40から所定地点(例えば、幹線道路の交差点など)から目的地までの探索経路情報を取得し、同取得した探索経路情報を外付けナビゲーション装置30に供給することもできる。これにより、外付けナビゲーション装置30は、車両の現在地から供給された探索経路情報に含まれる所定地点までの経路を探索し、同探索した経路と探索経路情報により表される探索経路とを所定位置にて結合し、運転者に対して経路案内する。
【0057】
このように、上記第1変形例によれば、センター40と通信して情報を取得し取得した情報を外付けナビゲーション装置30に供給する機能を車載情報端末装置20が実現し、供給された情報を組み込んで経路探索する機能を外付けナビゲーション装置30が実現する。そして、車載情報端末装置20と外付けナビゲーション装置30とは、車載情報端末装置20が取得した情報を共有することができる。このため、センター40から取得した情報を別途記憶媒体に記録し、同記録媒体に記録した情報を外付けナビゲーション装置30にて読み出す作業がなくなるので、運転者は、好適に経路案内を受けることができる。また、機能を分担することにより、経路探索に必要な時間を短縮することができる。すなわち、外付けナビゲーション装置30の高速な経路探索処理機能を利用することにより、経路探索時間を短縮することができる。
【0058】
次に、上記実施形態の一部を変形した第2変形例について説明する。この第2変形例においては、車載情報端末装置20に対する運転者の指示が音声によって操作指示できるようになっている。この第2変形例においても、マイクロコンピュータ21は、図4〜図7の各プログラムを実行するが、メインプログラムの繰返し実行中、運転者が操作スイッチ群24を操作して、図9に示す音声認識プログラムを実行する。
【0059】
音声認識プログラムの実行が指示されると、マイクロコンピュータ21は、図その実行をステップS70にて開始する。同プログラムの開始後、ステップS71にて、現在案内フラグGFLG1が“1”または案内フラグGFLG2が“1”に設定されているか否かすなわち表示装置22の表示画面22aが探索された経路を表示しており経路案内するための表示画面とされているか否かを判定する。続くステップS72においては、現在案内フラグGFLG1が“1”すなわち外付けナビゲーション装置30が経路案内しているか否かを判定する。そして、ステップS71,S72の判定処理を実行することにより、車載情報端末装置20の音声認識を開始するか否かを決定する。
【0060】
すなわち、前記ステップS71,S72の判定処理を実行することにより、表示装置22の表示画面22aに案内経路が表示されていればステップS71にて「Yes」と判定、または案内経路が表示されていて外付けナビゲーション装置30が経路案内していればステップS71にて「Yes」かつステップS72にて「Yes」と判定し、ステップS73にて外付けナビゲーション装置30が音声認識機能を有している場合には、同音声認識機能をキャンセルする。これにより、外付けナビゲーション装置30は、運転者の音声による指示に基づいて作動しなくなる。ここで、外付けナビゲーション装置30が有する音声認識機能をキャンセルする理由としては、車載情報端末装置20と外付けナビゲーション装置30とに共通する指示、例えば、「目的地設定」などを運転者が発した場合、どちらの装置に対する指示か判断できなくなるためである。
【0061】
また、表示装置22の表示画面22aに案内経路が表示されていなければステップS71にて「No」と判定、または案内経路が表示されていても外付けナビゲーション装置30が経路案内していなければステップS71にて「Yes」かつステップS72にて「No」と判定し、ステップS74にて車載情報端末装置20の音声認識を開始する。このように、ステップS74にて、音声認識が開始されると、運転者は、音声認識ユニット25のマイクロフォンを利用して、車載情報端末装置20に対して各種指示を音声にて行うことができる。そして、マイクロコンピュータ21は、運転者の発する音声の内容に応じて、作動するようになる。前記ステップS73,S74の処理後、ステップS75にて、プログラムの実行を終了する。
【0062】
上記作動説明からも理解できるように、この第2変形例によれば、上記実施形態と同様な効果を得ることができることに加えて、車載情報端末装置20に対する運転者の指示を音声により行うことができるため、運転者の指示操作にかかる負担を軽減することができる。このため、運転者は、運転に集中することができる。
【0063】
次に、上記実施形態の一部を変形した第3変形例について説明する。この第3変形例においては、車載情報端末装置20および外付けナビゲーション装置30に対する運転者の指示が音声によって操作指示できるようになっている。この第3変形例においては、図10に示すように、外付けナビゲーション装置30に音声認識ユニット36が設けられている。音声認識ユニット36は、上記実施形態の音声認識ユニット25と同様に機能するものである。そして、音声認識ユニット25に入力された運転者の音声は、音声信号分岐線40によって、音声認識ユニット36に供給されるようになっている。
【0064】
なお、車載情報端末装置20および外付けナビゲーション装置30に対して、運転者の音声によって指示を与えるにあたり、それぞれの装置に搭載されている図示しない語彙認識辞書に登録された語彙が重ならないようにされている。すなわち、車載情報端末装置20には、同装置20でのみ使用する語彙を登録した語彙認識辞書が搭載され、外付けナビゲーション装置30には、同装置30でのみ使用する語彙を登録した語彙認識辞書が搭載される。これにより、運転者の音声信号が、音声信号分岐線40および音声認識ユニット25,36を介してマイクロコンピュータ21,31に入力されたとき、マイクロコンピュータ21,31は、運転者の音声信号をそれぞれの装置20,30に搭載された語彙認識辞書に基づいて解読し、同解読された指示に従って作動する。
【0065】
また、この第3変形例においても、マイクロコンピュータ21は、図4〜図7の各プログラムを実行するが、メインプログラムの繰返し実行中、運転者が操作スイッチ群24を操作して、図11に示す音声認識プログラムを実行する。音声認識プログラムの実行が指示されると、マイクロコンピュータ21は、その実行をステップS80にて開始する。同プログラムの開始後、ステップS81にて、現在案内フラグGFLG1が“1”または案内フラグGFLG2が“1”に設定されているか否かすなわち表示装置22の表示画面22aが探索された経路を表示しており経路案内するための表示画面とされているか否かを判定する。続くステップS82においては、現在案内フラグGFLG1が“1”すなわち外付けナビゲーション装置30が経路案内しているか否かを判定する。そして、ステップS81,S82の判定処理を実行することにより、外付けナビゲーション装置30の音声認識を開始するか、車載情報端末装置20の音声認識を開始するかを決定する。
【0066】
すなわち、前記ステップS81,S82の判定処理を実行することにより、表示装置22の表示画面22aに案内経路が表示されていればステップS81にて「Yes」と判定、または案内経路が表示されていて外付けナビゲーション装置30が経路案内していればステップS81にて「Yes」かつステップS82にて「Yes」と判定し、ステップS83にて外付けナビゲーション装置30に対して、音声認識開始の指示を通知する。そして、ステップS84にて、外付けナビゲーション装置30の音声認識を開始する。このように、ステップS84にて、外付けナビゲーション装置30の音声認識が開始されると、運転者は、音声認識ユニット25のマイクロフォンを利用して、外付けナビゲーション装置30に対して各種指示を音声にて行うことができる。そして、マイクロコンピュータ31は、運転者の発する音声の内容に応じて、作動するようになる。
【0067】
また、表示装置22の表示画面22aに案内経路が表示されていなければステップS81にて「No」と判定、または案内経路が表示されていても外付けナビゲーション装置30が経路案内していなければステップS81にて「Yes」かつステップS82にて「No」と判定し、ステップS85にて車載情報端末装置20の音声認識を開始する。このように、ステップS85にて、音声認識が開始されると、運転者は、音声認識ユニット25のマイクロフォンを利用して、車載情報端末装置20に対して各種指示を音声にて行うことができる。そして、マイクロコンピュータ21は、運転者の発する音声の内容に応じて、作動するようになる。前記ステップS84,S85の処理後、ステップS86にて、プログラムの実行を終了する。
【0068】
上記作動説明からも理解できるように、この第3変形例によれば、上記実施形態および第2変形例と同様な効果を得ることができることに加えて、車載情報端末装置20および外付けナビゲーション装置30に対する運転者の指示を音声により行うことができるため、運転者の指示操作にかかる負担をより軽減することができる。
【0069】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
【0070】
例えば、上記実施形態および変形例では、センター40から探索経路情報を取得するようにした。しかし、これに代えまたは加えて、センター40から種々の情報を表すコンテンツ情報を取得するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車載ナビゲーション装置とセンターとが交信可能に接続された状態を概略的に示した概略ブロック図である。
【図2】図1の車載ナビゲーション装置の構成を概略的に示した概略ブロック図である。
【図3】図1のセンターの構成を概略的に示した概略ブロック図である。
【図4】図1の車載情報端末装置のマイクロコンピュータにて実行される外付けナビゲーション装置作動監視処理プログラムのフローチャートである。
【図5】図1の車載情報端末装置のマイクロコンピュータにて実行されるメインプログラムのフローチャートである。
【図6】図1の車載情報端末装置のマイクロコンピュータにて実行される経路設定プログラムのフローチャートである。
【図7】図1の車載情報端末装置とセンターとにて実行される経路情報取得処理プログラムのフローチャートである。
【図8】(A)〜(E)は表示装置における地図などの表示例を示す図である。
【図9】前記実施形態の第2変形例に係る車載情報端末装置のマイクロコンピュータにて実行される音声認識プログラムのフローチャートである。
【図10】前記実施形態の第3変形例に係る車載ナビゲーション装置の構成を概略的に示した概略ブロック図である。
【図11】図10の車載情報端末装置のマイクロコンピュータにて実行される音声認識プログラムのフローチャートである。
【符号の説明】
10…位置検出器、20…車載情報端末装置、21…マイクロコンピュータ、25…音声認識ユニット、27…通信装置、28…外部拡張インターフェース、30…外付けナビゲーション装置、31…マイクロコンピュータ、32…地図データ読取り器、35…外部拡張インターフェース、40…音声信号分岐線。
【発明の属する技術分野】
本発明は、現在地から目的地までの経路を探索して、同探索された経路を案内する車載ナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、カード型半導体記録メディアにパソコンで生成された探索経路に関する情報を格納しておき、このカード型半導体記録メディアから探索経路に関する情報を読み出して、探索経路を再現する車載ナビゲーション装置は知られている。この種の車載ナビゲーションにおいては、カード型半導体記録メディアに探索経路に関する情報を格納して同情報を移動することが可能なため、他の車載ナビゲーション装置にて、同じ探索経路に関する情報を再現できるようになっている。(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−289655号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術に示された車載ナビゲーション装置においては、例えば、インターネットに接続可能なパソコンを用いることにより、情報提供センターから探索経路に関する情報を取得して、カード型半導体記録メディアに格納することにより、車載ナビゲーション装置にて同情報を再現することができる。しかしながら、探索経路に関する情報をカード型半導体記録メディアに格納する作業およびカード型半導体記録メディアに格納された探索経路に関する情報を車載ナビゲーション装置にて読み出す作業を行わなければならないという問題がある。また、車載ナビゲーション装置にて経路探索しながら、例えば、目的地に関する情報を情報提供センターから受信することができないという問題もある。
【0005】
【発明の概略】
本発明は、上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、同時に複数の処理が実行可能な車載ナビゲーション装置を提供することにある。
【0006】
前記目的を達成するために、本発明の特徴は、車両の現在地から設定された目的地までの経路を案内する車載ナビゲーション装置において、少なくとも探索された経路を案内可能な第1のナビゲーション装置と、前記第1のナビゲーション装置と通信可能に接続されて、車両の現在地から目的地までの経路を探索するとともに同探索された経路を案内する第2のナビゲーション装置と、前記第1のナビゲーション装置と前記第2のナビゲーション装置とに通信可能に接続されて、前記第1のナビゲーション装置から出力された情報と前記第2のナビゲーション装置から出力された情報とを切替えて表示可能な表示装置とから構成したことにある。
【0007】
この場合、前記第1のナビゲーション装置と前記第2のナビゲーション装置とを操作可能な操作手段を設けるとよい。また、前記第1のナビゲーション装置と前記第2のナビゲーション装置とは、外部機器に接続するための外部接続手段を有しており、前記第1のナビゲーション装置と前記第2のナビゲーション装置とが前記外部接続手段により通信可能に接続されるとよい。
【0008】
また、本発明の他の特徴は、前記操作手段が、音声により作動制御する音声認識装置であるとよい。また、前記第1のナビゲーション装置または前記第2のナビゲーション装置のうちのいずれか一方を選択する選択手段を設けて、同選択手段を前記表示装置に表示するとよい。また、前記選択手段により選択された前記第1ナビゲーション装置または前記第2のナビゲーション装置の前記操作手段を前記音声認識装置とするとよい。また、前記第1ナビゲーション装置または前記第2のナビゲーション装置は、前記選択手段により選択された結果に基づいて、前記音声認識装置の作動の可否を決定するようにするとよい。
【0009】
これらの特徴によれば、車載ナビゲーション装置が第1のナビゲーション装置と第2のナビゲーション装置と表示装置とから構成されているため、同時に複数の処理を行うことができる。また、外部接続手段により、第1のナビゲーション装置と第2のナビゲーション装置とを容易に接続することができる。このため、例えば、探索された経路を案内しているときに、ユーザにより、新たな目的地が設定されると、一方のナビゲーション装置は探索された経路を引き続き経路案内を続行することができ、第2のナビゲーション装置は新たな目的地までの経路を探索することができる。これにより、ユーザは、経路探索のために、車両を停車させる必要がなく、好適に移動することができる。
【0010】
また、第1ナビゲーション装置または第2のナビゲーション装置の操作手段を音声認識装置とすることができるともに、選択手段により選択された第1ナビゲーション装置または第2のナビゲーション装置は、選択結果に基づいて、音声認識装置の作動の可否を決定することができる。このため、ユーザは、音声によって第1ナビゲーション装置または第2のナビゲーション装置を操作することができ、好適であるとともに、運転に集中することができる。また、選択された第1ナビゲーション装置または第2のナビゲーション装置が、自動的に音声認識装置の作動可否を判断するため、ユーザは切り替え操作なしに同ナビゲーション装置を音声操作することができる。また、第1および第2のナビゲーション装置においては、ユーザの音声操作を混同することがない。これによっても、ユーザは、好適にナビゲーション装置を操作することができる。
【0011】
また、本発明の他の特徴は、前記第1のナビゲーション装置または前記第2のナビゲーション装置の前記外部接続手段に前記第2のナビゲーション装置または前記第1のナビゲーション装置が接続されているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に基づいて、前記第1のナビゲーション装置または前記第2のナビゲーション装置の前記外部接続手段に前記第2のナビゲーション装置または前記第1のナビゲーション装置が接続されていれば前記表示装置に前記選択手段を表示し、前記第1のナビゲーション装置または前記第2のナビゲーション装置の前記外部接続手段に前記第2のナビゲーション装置または前記第1のナビゲーション装置が接続されていなければ前記表示装置に前記選択手段を表示しないように切替える表示切替手段を設けるとよい。
【0012】
これらの特徴によれば、第1のナビゲーション装置と第2のナビゲーション装置との接続状態に応じて、表示切替手段により選択手段の表示、非表示が切替えられるため、第1のナビゲーション装置または第2のナビゲーション装置を選択する操作性を向上することができる。また、選択手段の表示、非表示により、第1のナビゲーション装置と第2のナビゲーション装置との接続状況を容易に確認することができる。
【0013】
また、本発明の他の特徴は、前記第1のナビゲーション装置または前記第2のナビゲーション装置のうち、少なくとも一方のナビゲーション装置が外部と通信するための通信手段を有していることにある。この場合、前記第1のナビゲーション装置または前記第2のナビゲーション装置のうちの少なくとも一方は、前記通信手段により、所定の地点から前記目的地までの探索された経路を表す探索経路情報を取得するとよい。また、前記第1のナビゲーション装置または前記第2のナビゲーション装置のうちの少なくとも一方は、前記通信手段により、前記目的地周辺の地図を表す地図情報を取得するとよい。さらに、前記第1のナビゲーション装置または前記第2のナビゲーション装置のうちの少なくとも一方は、前記通信手段により、前記目的地周辺の施設に関する施設情報を取得するとよい。
【0014】
これらの特徴によれば、一方のナビゲーション装置が外部(例えば、情報提供センター)と通信することができて、各種情報を取得することができる。また、一方のナビゲーション装置が外部と通信しているときに、他方のナビゲーション装置が、例えば、ユーザに対して、経路案内処理を実行することができる。このため、一つ一つ順番に処理する場合に比して、処理にかかる時間を短縮することができて、車載ナビゲーション装置の情報処理中に、ユーザを待たせることがなくなる。
【0015】
さらに、本発明の他の特徴は、前記第1のナビゲーション装置が有する各種情報と前記第2のナビゲーション装置が有する各種情報とは、それぞれのナビゲーション装置が実行する処理にて共有されるとよい。
【0016】
この特徴によれば、外部と通信できないナビゲーション装置であっても、情報を記録媒体に記憶して移動することなく、通信可能なナビゲーション装置にて取得された情報を利用することができる。このため、例えば、外部と通信可能なナビゲーション装置にて取得された目的地に関する情報を、経路探索性能の優れたナビゲーション装置に供給することにより、短時間で経路探索が完了したり、探索される経路の探索精度を向上させたりすることができる。したがって、ユーザは、好適に探索された経路を利用して、目的地まで移動することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明に係る車載情報端末装置20と外付けナビゲーション装置30とを備えた車載ナビゲーション装置と各種情報を提供するセンター40とが交信可能に接続された状態を概略的に示している。車両に搭載された車載ナビゲーション装置は、図2に示すように、位置検出器10、車載情報端末装置20、外付けナビゲーション装置30を備えている。
【0018】
位置検出器10は、GPS(Global Positioning System)受信機11、ジャイロスコープ12および車速センサ13を有しており、車両の現在地を検出するために利用される。GPS受信機11は、車両の位置を検出するために衛星からの電波を受信する。ジャイロスコープ12は、車両の進行方位を検出するために、車両の旋回速度を検出する。車速センサ13は、車両の走行速度を検出する。そして、前記車両の現在地は、これらのGPS受信機11、ジャイロスコープ12および車速センサ13からの各検出値を互いに補正しながら検出される。また、位置検出器10によって検出された現在地は、車載情報端末装置20のマイクロコンピュータ21および外付けナビゲーション装置30のマイクロコンピュータ31に供給される。
【0019】
車載情報端末装置20は、マイクロコンピュータ21を備えており、マイクロコンピュータ21には、表示装置22、外部メモリ23および操作スイッチ群24が接続されている。マイクロコンピュータ21は、CPU、ROM、RAM、タイマなどを主要構成部品とするもので、図4から図7を含む各種プログラムの実行により、表示装置22による各種情報の表示、車両の現在地の検出、後述するセンター40から各種情報の取得、センター40から提供された探索経路に従った案内などの処理を実行する。
【0020】
表示装置22は、液晶表示器などによって構成されていて、図8に示すように、表示画面22a上に道路地図、車両の現在地マーク22b、案内経路(すなわち探索経路)、各種操作指示マーク22cなどを表示する。外部メモリ23は、ハードディスク、不揮発性RAMなどの書込み可能な不揮発性メモリで構成されていて、マイクロコンピュータ21で実行される前記プログラム、センター40で探索された目的地までのルート、設定目的地などを記憶する。
【0021】
なお、外部メモリ23は、図示しない、メモリーカード(ユーザが所定の情報を予め記憶して携帯可能な記録媒体)に記憶された情報も取得することができるようになっている。このため、例えば、ユーザが自宅のパソコンやキオスク端末などを利用して、メモリーカードに記憶した地図データなどを取得することができる。そして、外部メモリ23は、取得した地図データなどを記憶して、マイクロコンピュータ21に供給することができる。
【0022】
操作スイッチ群24は、車載情報端末装置20および外付けナビゲーション装置30に対して運転者による各種指示を外部から与えるもので、表示装置22における表示画面22aの周辺に設けた複数の操作スイッチと、表示装置22の液晶表示器と一体的に構成されたタッチスイッチとを含む。このタッチスイッチは、液晶表示器の裏面に設けられて、運転者による表示画面22aへのタッチ操作位置を検出するために設けられている。
【0023】
また、マイクロコンピュータ21には、音声認識ユニット25、スピーカ26、通信装置27および外部拡張インターフェース(以下、I/Fと示す)28も接続されている。音声認識ユニット25は、操作スイッチ群24に代えて用いられるもので、マイクロフォンを内蔵しており、運転者の音声による指示を認識して、同指示内容をマイクロコンピュータ21に与えるものである。スピーカ26は、表示装置22の表示画面22aによる表示に加えて、運転者に音声で情報を提供するためのものである。通信装置27は、センター40との無線交信を可能とするものである。そして、通信装置27には、無線交信するアンテナ27aが接続されている。
【0024】
I/F28は、外付けナビゲーション装置30と通信可能に接続するものであり、例えば、LAN(Local Area Network)ケーブルが接続される。このように、I/F28およびLANケーブルを介して、車載情報端末装置20と外付けナビゲーション装置30とが接続されることにより、車載情報端末装置20の操作スイッチ群24または音声認識ユニット25から入力された指示内容が外付けナビゲーション装置30に供給される。
【0025】
外付けナビゲーション装置30は、マイクロコンピュータ31を備えており、同マイクロコンピュータ31には、地図データ読取り器32、外部メモリ33が接続されている。マイクロコンピュータ31は、上記マイクロコンピュータ21と同様に構成されており、各種プログラムの実行により、車両の現在地の検出、目的地までの経路設定、目的地までの経路の探索、探索経路に従った案内などの処理を実行する。
【0026】
地図データ読取り器32は、記録媒体32a(例えば、DVD、CD−ROMなど)に記録されている地図データを読取り、マイクロコンピュータ31に供給する。ここで、地図データについて説明しておく。地図データは、複数の道路データおよび山、海などの背景に関する背景データから構成されている。そして、道路データは、それぞれ複数のリンクデータ1,2・・の集合からなり、各リンクデータは、道路地図上の2点を結ぶリンクをそれぞれ表すリンク名データ、およびリンクの両端位置を表すノードデータを含む。これらの両端位置は、道路が交差する位置、道路が曲がっている位置、道路幅が変化する位置、道路種別が変化する位置、渋滞の程度が変化する位置などに、予め決められている。
【0027】
外部メモリ33は、ハードディスク、不揮発性RAMなどの書込み可能な不揮発性メモリで構成されていて、マイクロコンピュータ31で実行される前記プログラム、マイクロコンピュータ31で探索された目的地までのルート、設定目的地などを記憶する。なお、この外部メモリ33に前記地図データを記憶させておいたり、外部メモリ33に記憶されているプログラムおよびデータの一部または全部を地図データ用の記録媒体32aに記録させておいてもよい。
【0028】
また、マイクロコンピュータ31には、VICS受信機34および外部拡張インターフェース(以下、I/Fと示す)35も接続されている。VICS受信機34は、外部の交通情報センターから提供される渋滞情報や所要時間などの交通情報を受信するものである。I/F35は、車載情報端末装置20と通信可能に接続するものであり、例えば、LAN(Local Area Network)ケーブルが接続される。
【0029】
センター40は、図3に示すように、互いに通信可能に接続された制御装置41、記憶装置42および通信装置43を備えている。制御装置41は、CPU、ROM、RAMなどからなり、プログラムの実行により、記憶装置42および通信装置43の作動を統括的に制御する。記憶装置42は、ハードディスク、CD−ROM、DVD−ROMなどの記録媒体および同記録媒体のドライブ装置を含むものであり、予め各種プログラムおよび各種データを記憶している。また、記憶装置42のハードディスク内には、全国の最新の地図データを記憶しておくための地図データベース42aが構築されている。なお、地図データベース42aに記憶されている地図データは、上述した地図データと同様に構成されており、所定の頻度にて、最新の地図データに更新されて記憶されている。これにより、新規に敷設された道路に関する地図データも記憶されている。
【0030】
通信装置43は、車載情報端末装置20と無線通信可能とするものである。そして、通信装置43には、無線交信するアンテナ43aが接続されている。ここで、車載情報端末装置20およびセンター40間の交信は、アンテナ27aおよびアンテナ43aを用いて無線で行われるものであるが、通常の方法で行われて特徴を有するものではない。したがって、以降の説明において、受信、送信などと単にいう場合にはこれらに交信方法の適当な方法を採用しているものとする。
【0031】
次に、上記のように構成した実施形態の動作について説明する。運転者が図示しないイグニッションをオン状態とすると、車載情報端末装置20のマイクロコンピュータ21は、図4に示す外付けナビゲーション装置30の作動を監視するプログラムを所定の短時間ごとに繰り返し実行する。
【0032】
この外付けナビゲーション装置作動監視処理プログラムはステップS10にて開始され、マイクロコンピュータ21は、ステップS11にて、外付けナビゲーション装置30の作動状態を確認する。すなわち、マイクロコンピュータ21は、I/F28に接続されているLANケーブルを伝送する外付けナビゲーション装置30の作動信号を取得することにより、外付けナビゲーション装置30の作動状態を確認する。次に、ステップS12にて、外付けナビゲーション装置30が作動しているか否かを判定する。ステップS11の処理に基づいて、外付けナビゲーション装置30が作動していれば、「Yes」と判定して、マイクロコンピュータ21は、ステップS13にて、表示装置22の表示画面22aに、車載情報端末装置20の表示画面と外付けナビゲーション装置30の表示画面とを切替えるための操作指示マーク22cを表示する。そして、表示された操作指示マーク22cを運転者がタッチ操作することにより、車載情報端末装置20の表示画面と外付けナビゲーション装置30の表示画面とが切替えられて、表示装置22の表示画面22aに表示される。
【0033】
また、外付けナビゲーション装置30が作動していなければ、マイクロコンピュータ21は、「No」と判定し、ステップS14にて、表示画面22aに画面を切替えるための操作指示マーク22cを消去する。すなわち、外付けナビゲーション装置30が作動していた状態で、例えば、外付けナビゲーション装置30が電源をオフ状態とされると、ステップS14の処理により、前記操作指示マーク22cは消去される。また、イグニッションがオン状態とされたときに、外付けナビゲーション装置30が作動していなければ、前記操作指示マーク22cを表示しない。
【0034】
前記外付けナビゲーション装置作動監視処理プログラムが実行され、運転者によって、外付けナビゲーション装置30の表示画面が選択されていれば、マイクロコンピュータ21は図5のメインプログラムを所定の短時間ごとに繰返し実行する。
【0035】
このメインプログラムはステップS20にて開始され、マイクロコンピュータ21は、ステップS21にて、外付けナビゲーション装置30から供給された車両の現在地周辺の道路地図を表示画面22a上に表示する。すなわち、外付けナビゲーション装置30のマイクロコンピュータ31は、位置検出器10からの各検出信号に基づいて車両の現在地を検出し、同検出した車両の現在地をI/F35およびLANケーブルを介して、マイクロコンピュータ21に供給する。また、マイクロコンピュータ31は、地図データ読取り器32を介して記録媒体32aから前記検出した車両の現在地周辺に関する地図データを読み出し、同地図データをI/F35およびLANケーブルを介して、マイクロコンピュータ21に供給する。これにより、マイクロコンピュータ21は、図8(A)に示すように、車両の現在地周辺の道路地図を表示画面22a上に表示する。次に、ステップS22にて、マイクロコンピュータ21は、前記供給された車両の現在地を表す現在地マーク22bを表示画面22a上に表示する。
【0036】
前記ステップS22の処理後、ステップS23にて、外付けナビゲーション装置30による経路案内状態を表す案内フラグGFRGが“1”であるか否かを判定する。いま、外付けナビゲーション装置30が経路案内状態でなければ、前記ステップS23にて「No」を判定し、ステップS31にてこのメインプログラムの実行を一旦終了する。このメインプログラムは所定の短時間ごとに繰返し実行されるので、外付けナビゲーション装置30から供給された車両の現在地および道路地図が表示画面22aに繰返し表示される。この場合、車両の現在地は車両の走行に伴って移動するので、表示画面22aにて表示されている道路地図は、前記車両の進行に合わせて順次スクロールされていく。なお、図8(A)(後述する図8(B)〜(D)も同じ)において、表示画面30aの下部には、このナビゲーション装置の各種動作を指示するための方形状の操作指示マーク22cも表示されている。
【0037】
このようなメインプログラムの繰返し実行中、運転者が操作スイッチ群24を操作することにより、経路案内のための目的地の設定を指示すると、マイクロコンピュータ21は、図6の経路設定プログラムの実行をステップS40にて開始する。この経路設定プログラムの開始後、ステップS41にて、表示装置22の表示画面22aを外付けナビゲーション装置30の目的地入力画面に設定する。すなわち、マイクロコンピュータ21は、外付けナビゲーション装置30のマイクロコンピュータ31に対して、運転者が目的地の設定を要求していることを通知し、外付けナビゲーション装置30の目的地入力画面を供給するように要求する。これにより、マイクロコンピュータ21は、表示装置22の表示画面22aを外付けナビゲーション装置30の目的地設定画面を表示する。
【0038】
次に、ステップS42にて目的地の設定処理を実行する。この目的地の設定処理においては、運転者は、目的地設定なる操作指示マーク22cをタッチ操作することにより、図8(B)に示すように、運転者が希望する目的地周辺の地図を表示画面22aに目的地周辺の地図を表示させる。そして、同地図上の目的地に対応した道路地図上の位置をタッチ操作することにより、目的地を入力する。すなわち、運転者がタッチ操作した位置に対応した指示内容が、I/F28、LANケーブルおよびI/F35を介して、マイクロコンピュータ31に伝達されて、マイクロコンピュータ31は、同指示内容の処理を実行する。また、表示画面30aの所定位置をタッチ操作することにより電話番号、施設名称などを入力して、マイクロコンピュータ31に前記入力した電話番号、施設名称などに対応した目的地を検索させるようにしてもよい。なお、前記表示画面22a上のタッチ操作は、操作スイッチ群24によって検出される。そして、この目的地の設定状態では、通常短時間ごとに割り込み実行される図5のメインプログラムの実行が停止されて、表示装置22の表示画面22aは、目的地の周辺の地図を表示し続ける。なお、表示画面22a中、G記号22dは目的地を表している。
【0039】
前記ステップS42の処理後、ステップS43にて、外付けナビゲーション装置30に対して現在地から目的地までの経路の探索処理を実行させる。この経路の探索処理においては、マイクロコンピュータ31が地図データ読取り器32を介して、記録媒体32aに記録されている道路データを取得し、周知の方法、例えばダイクストラ法などを利用して経路探索する。次に、ステップS44にて、マイクロコンピュータ21は、運転者により案内開始が指示されたかを判定する。この案内開始の指示は、表示画面22a上の操作指示マーク22cを含む操作操作スイッチ群24の操作によりなされる。いま、案内開始の指示の判定がなければ、ステップS44の判定処理が実行され続ける。
【0040】
そして、表示画面22a上の操作指示マーク22cを含む操作スイッチ群24の操作により案内開始が指示されると、ステップS44にて「Yes」と判定して、ステップS45にて図5のメインプログラムの実行を再開するために、同プログラムの短時間ごとの割り込み実行を許容する。そして、ステップS46にて案内フラグGFLG1を“1”に設定し、ステップS47にてこの経路設定プログラムの実行を終了する。
【0041】
このようにして、案内フラグGFLG1が“1”に設定された状態では、前述した図5のメインプログラムのステップS23にて、マイクロコンピュータ21は「Yes」と判定し、ステップS24以降に進む。ステップS24においては、マイクロコンピュータ21は、外付けナビゲーション装置30の経路案内の実行を許可する。すなわち、外付けナビゲーション装置30のマイクロコンピュータ31は、前記探索した経路を表示画面22aの道路地図上に色を代えて表示する(図8(D)の太線を参照)。さらに、この経路案内の表示に加えて、スピーカ26により音声で経路を案内する。そして、このステップS24の処理も繰返し実行されるので、経路案内も車両の進行に合わせて更新される。
【0042】
このステップS24の経路案内処理後、マイクロコンピュータ21は、マイクロコンピュータ31に、ステップS25にて車両が目的地に到達したか否かを判定させる。この場合、マイクロコンピュータ31は、前記設定した目的地と前記ステップS21の処理によって検出した現在地とを比較して、両者が一致しているか否かを判定する。マイクロコンピュータ31の判定に基づいて、車両が目的地に到達していなければ、マイクロコンピュータ21は、前記ステップS25にて「No」と判定して、ステップS31にてこのメインプログラムの実行を一旦終了する。そして、この状態では、ステップS21〜S25の処理が繰返し実行されるので、車両の進行に合わせて経路案内を含む道路地図および車両の現在地が更新表示される。
【0043】
一方、マイクロコンピュータ31の判定に基づいて、車両が目的地に到達していれば、マイクロコンピュータ21は、前記ステップS25にて「Yes」と判定して、ステップS26に進む。ステップS26においては、前記経路案内すなわち探索経路の道路地図上の表示が停止されるとともに、案内フラグGFLG1が”0”に戻される。その結果、この後には、ステップS24〜S26の処理が実行されずに、ステップS21〜S23の処理が繰返し実行されるようになるので、車両の進行に合わせて経路案内を含まない道路地図および車両の現在地が更新表示されるようになる。
【0044】
また、メインプログラムの繰返し実行中、運転者が操作スイッチ群24を操作することにより、センター40から経路情報の取得を指示すると、マイクロコンピュータ21は、図7の経路情報取得処理プログラムの実行をステップS60にて開始する。この経路情報取得処理プログラムの開始後、ステップS61にて、表示装置22の表示画面22aを目的地入力画面に設定して、ステップS62にて目的地の設定処理を実行する。この目的地の設定処理においては、車載情報端末装置20の外部メモリ23に予め記憶されているブラウザプログラムを起動して目的地を選択する。
【0045】
すなわち、ブラウザプログラムを起動して、外部メモリ23に予め記憶されているコンテンツ一覧(例えば、レストランに関するコンテンツ)を表示画面30a上にブラウザ画面として表示する。運転者は表示された一覧をタッチ操作することにより選択して目的地を設定する。この目的地の設定状態では、通常短時間ごとに割り込み実行される図5のメインプログラムの実行が停止されて、表示装置22の表示画面22aは、ブラウザ画面を表示し続ける。そして、目的地の設定が終了すると、図5のメインプログラムの実行を再開するために、同プログラムの短時間ごとの割り込み実行を許容する。
【0046】
前記ステップC62の処理後、ステップS63にて前記設定された目的地を表す目的地情報および位置検出器10からの各検出信号に基づいて検出した車両の現在地を表す現在地情報とをセンター40に通信装置27を介して送信する。センター40においては、ステップC60にて、前記車載情報端末装置20から送信された目的地情報および現在地情報を通信装置43を介して受信し、ステップC61にて、現在地情報により表される車両の現在地から目的地情報により表される目的地までの経路を探索する。すなわち、制御装置41は、記憶装置42の地図データベース42aに記憶されている地図データを利用して、経路を探索する。そして、ステップC62にて、通信装置43を介して、探索した経路を表す探索経路情報を車載情報端末装置20に送信する。
【0047】
車載情報端末装置20においては、マイクロコンピュータ21が、ステップS64にて、通信装置27を介して、前記センター40から送信された探索経路情報を受信し、ステップS65にて受信した探索経路情報により表される探索経路を表示装置22の表示画面22aに表示するとともに、運転者に再探索する必要があるか確認する。運転者は、表示された探索経路を確認して、同探索経路が希望する探索経路でなければ、表示画面22aに表示された再探索必要なる操作指示マーク22cをタッチ操作する。このように、運転者によりタッチ操作されると、マイクロコンピュータ21は、ステップS62〜S64およびステップC60〜C62を繰り返し処理する。
【0048】
また、運転者により再探索不必要なる操作指示マーク22aがタッチ操作されると「Yes」と判定し、ステップS66に進む。ステップS66においては、マイクロコンピュータ21は、運転者により案内開始が指示されたかを判定する。この案内開始の指示は、表示画面22a上の操作指示マーク22cを含む操作操作スイッチ群24の操作によりなされる。いま、案内開始の指示の判定がなければ、ステップS66の判定処理が実行され続ける。
【0049】
そして、表示画面22a上の操作指示マーク22cを含む操作スイッチ群24の操作により案内開始が指示されると、ステップS66にて「Yes」と判定して、ステップS67に進む。ステップS67においては、案内フラグGFLG1を“0”に戻して外付けナビゲーション装置30の経路案内を禁止し、ステップS68にて車載情報端末装置20の経路案内状態を表す案内経路GFLG2を“1”に設定する。続くステップS69にてこの経路情報取得処理プログラムの実行を終了する。
【0050】
このようにして、案内フラグGFLG1が“0”かつ案内フラグGFLG2が“1”に設定された状態では、前述した図5のメインプログラムのステップS23にて、マイクロコンピュータ21は「No」と判定し、ステップS27にて「Yes」と判定して、ステップS28以降に進む。ステップS28においては、マイクロコンピュータ21は、前記センター40から受信した探索経路情報に基づいて、探索された経路を表示画面22aの道路地図上に色を代えて表示する(図8(E)の太線を参照。太破線は外付けナビゲーション装置30が探索した経路)。さらに、この経路案内の表示に加えて、スピーカ26により音声で経路を案内する。そして、このステップS28の処理も繰返し実行されるので、経路案内も車両の進行に合わせて更新される。
【0051】
このステップS27の経路案内処理後、マイクロコンピュータ21は、ステップS29にて車両が目的地に到達したか否かを判定する。この場合、前記設定した目的地と位置検出器10からの各検出信号に基づいて検出した現在地とを比較して、両者が一致しているか否かを判定する。車両が目的地に到達していなければ、前記ステップS29にて「No」と判定して、ステップS31にてこのメインプログラムの実行を一旦終了する。そして、この状態では、ステップS21〜S23およびステップS27〜S29の処理が繰返し実行されるので、車両の進行に合わせて経路案内を含む道路地図および車両の現在地が更新表示される。
【0052】
一方、車両が目的地に到達すると、前記ステップS29にて「Yes」と判定して、ステップS30に進む。ステップS30においては、前記経路案内すなわち探索経路の道路地図上の表示が停止されるとともに、案内フラグGFLG2が”0”に戻される。その結果、この後には、ステップS23およびステップS27〜S29の処理が実行されずに、ステップS21〜S23の処理が繰返し実行されるようになるので、車両の進行に合わせて経路案内を含まない道路地図および車両の現在地が更新表示されるようになる。
【0053】
上記作動説明からも理解できるように、上記実施形態によれば、図4のステップS12の処理により外付けナビゲーション装置30が作動していると判定されると、図6のステップS43にて外付けナビゲーション装置30によって経路を探索し、図5のステップS24にて同探索した経路を案内させることができる。また、運転者の探索経路情報の取得要求に基づき、外付けナビゲーション装置30が経路案内しているときに、車載情報端末装置20は、図7の経路情報取得処理プログラムを実行して、センター40から探索経路情報を取得することができる。そして、図5のステップS28にて車載情報端末装置20によってセンター40から取得した探索経路を案内させることができる。
【0054】
したがって、本実施形態の車載ナビゲーション装置によれば、外付けナビゲーション装置30が経路案内しているときに、車載情報端末装置20がセンター40と通信して探索経路情報を取得することができるので、同時に複数の処理を行うことができる。このため、処理時間を短縮することができて、ユーザは処理によって待たされることがない。さらに、ユーザは、経路探索のために、車両を停車させる必要がなく、好適に移動することができる。また、I/F28およびI/F35をLANケーブルにて接続することができるため、容易に車載情報端末装置20と外付けナビゲーション装置30とを接続することができる。また、車載情報端末装置20を介して、外付けナビゲーション装置30に指示を与えることができるので、運転者の操作性が向上する。
【0055】
次に、上記実施形態の一部を変形した第1変形例について説明する。この第1変形例においては、車載情報端末装置20がセンター40から取得した目的地情報を外付けナビゲーション装置30に供給して、外付けナビゲーション装置30が前記目的地までの経路を探索するようになっている。すなわち、車載情報端末装置20がブラウザを起動してセンター40から目的地情報を取得するとともに、車載情報端末装置20は、I/F28を介して、取得した目的地情報を外付けナビゲーション装置30に供給する。外付けナビゲーション装置30は、供給された目的地情報により表される目的地までの経路を探索する。
【0056】
また、この場合、車載情報端末装置20は、センター40から所定地点(例えば、幹線道路の交差点など)から目的地までの探索経路情報を取得し、同取得した探索経路情報を外付けナビゲーション装置30に供給することもできる。これにより、外付けナビゲーション装置30は、車両の現在地から供給された探索経路情報に含まれる所定地点までの経路を探索し、同探索した経路と探索経路情報により表される探索経路とを所定位置にて結合し、運転者に対して経路案内する。
【0057】
このように、上記第1変形例によれば、センター40と通信して情報を取得し取得した情報を外付けナビゲーション装置30に供給する機能を車載情報端末装置20が実現し、供給された情報を組み込んで経路探索する機能を外付けナビゲーション装置30が実現する。そして、車載情報端末装置20と外付けナビゲーション装置30とは、車載情報端末装置20が取得した情報を共有することができる。このため、センター40から取得した情報を別途記憶媒体に記録し、同記録媒体に記録した情報を外付けナビゲーション装置30にて読み出す作業がなくなるので、運転者は、好適に経路案内を受けることができる。また、機能を分担することにより、経路探索に必要な時間を短縮することができる。すなわち、外付けナビゲーション装置30の高速な経路探索処理機能を利用することにより、経路探索時間を短縮することができる。
【0058】
次に、上記実施形態の一部を変形した第2変形例について説明する。この第2変形例においては、車載情報端末装置20に対する運転者の指示が音声によって操作指示できるようになっている。この第2変形例においても、マイクロコンピュータ21は、図4〜図7の各プログラムを実行するが、メインプログラムの繰返し実行中、運転者が操作スイッチ群24を操作して、図9に示す音声認識プログラムを実行する。
【0059】
音声認識プログラムの実行が指示されると、マイクロコンピュータ21は、図その実行をステップS70にて開始する。同プログラムの開始後、ステップS71にて、現在案内フラグGFLG1が“1”または案内フラグGFLG2が“1”に設定されているか否かすなわち表示装置22の表示画面22aが探索された経路を表示しており経路案内するための表示画面とされているか否かを判定する。続くステップS72においては、現在案内フラグGFLG1が“1”すなわち外付けナビゲーション装置30が経路案内しているか否かを判定する。そして、ステップS71,S72の判定処理を実行することにより、車載情報端末装置20の音声認識を開始するか否かを決定する。
【0060】
すなわち、前記ステップS71,S72の判定処理を実行することにより、表示装置22の表示画面22aに案内経路が表示されていればステップS71にて「Yes」と判定、または案内経路が表示されていて外付けナビゲーション装置30が経路案内していればステップS71にて「Yes」かつステップS72にて「Yes」と判定し、ステップS73にて外付けナビゲーション装置30が音声認識機能を有している場合には、同音声認識機能をキャンセルする。これにより、外付けナビゲーション装置30は、運転者の音声による指示に基づいて作動しなくなる。ここで、外付けナビゲーション装置30が有する音声認識機能をキャンセルする理由としては、車載情報端末装置20と外付けナビゲーション装置30とに共通する指示、例えば、「目的地設定」などを運転者が発した場合、どちらの装置に対する指示か判断できなくなるためである。
【0061】
また、表示装置22の表示画面22aに案内経路が表示されていなければステップS71にて「No」と判定、または案内経路が表示されていても外付けナビゲーション装置30が経路案内していなければステップS71にて「Yes」かつステップS72にて「No」と判定し、ステップS74にて車載情報端末装置20の音声認識を開始する。このように、ステップS74にて、音声認識が開始されると、運転者は、音声認識ユニット25のマイクロフォンを利用して、車載情報端末装置20に対して各種指示を音声にて行うことができる。そして、マイクロコンピュータ21は、運転者の発する音声の内容に応じて、作動するようになる。前記ステップS73,S74の処理後、ステップS75にて、プログラムの実行を終了する。
【0062】
上記作動説明からも理解できるように、この第2変形例によれば、上記実施形態と同様な効果を得ることができることに加えて、車載情報端末装置20に対する運転者の指示を音声により行うことができるため、運転者の指示操作にかかる負担を軽減することができる。このため、運転者は、運転に集中することができる。
【0063】
次に、上記実施形態の一部を変形した第3変形例について説明する。この第3変形例においては、車載情報端末装置20および外付けナビゲーション装置30に対する運転者の指示が音声によって操作指示できるようになっている。この第3変形例においては、図10に示すように、外付けナビゲーション装置30に音声認識ユニット36が設けられている。音声認識ユニット36は、上記実施形態の音声認識ユニット25と同様に機能するものである。そして、音声認識ユニット25に入力された運転者の音声は、音声信号分岐線40によって、音声認識ユニット36に供給されるようになっている。
【0064】
なお、車載情報端末装置20および外付けナビゲーション装置30に対して、運転者の音声によって指示を与えるにあたり、それぞれの装置に搭載されている図示しない語彙認識辞書に登録された語彙が重ならないようにされている。すなわち、車載情報端末装置20には、同装置20でのみ使用する語彙を登録した語彙認識辞書が搭載され、外付けナビゲーション装置30には、同装置30でのみ使用する語彙を登録した語彙認識辞書が搭載される。これにより、運転者の音声信号が、音声信号分岐線40および音声認識ユニット25,36を介してマイクロコンピュータ21,31に入力されたとき、マイクロコンピュータ21,31は、運転者の音声信号をそれぞれの装置20,30に搭載された語彙認識辞書に基づいて解読し、同解読された指示に従って作動する。
【0065】
また、この第3変形例においても、マイクロコンピュータ21は、図4〜図7の各プログラムを実行するが、メインプログラムの繰返し実行中、運転者が操作スイッチ群24を操作して、図11に示す音声認識プログラムを実行する。音声認識プログラムの実行が指示されると、マイクロコンピュータ21は、その実行をステップS80にて開始する。同プログラムの開始後、ステップS81にて、現在案内フラグGFLG1が“1”または案内フラグGFLG2が“1”に設定されているか否かすなわち表示装置22の表示画面22aが探索された経路を表示しており経路案内するための表示画面とされているか否かを判定する。続くステップS82においては、現在案内フラグGFLG1が“1”すなわち外付けナビゲーション装置30が経路案内しているか否かを判定する。そして、ステップS81,S82の判定処理を実行することにより、外付けナビゲーション装置30の音声認識を開始するか、車載情報端末装置20の音声認識を開始するかを決定する。
【0066】
すなわち、前記ステップS81,S82の判定処理を実行することにより、表示装置22の表示画面22aに案内経路が表示されていればステップS81にて「Yes」と判定、または案内経路が表示されていて外付けナビゲーション装置30が経路案内していればステップS81にて「Yes」かつステップS82にて「Yes」と判定し、ステップS83にて外付けナビゲーション装置30に対して、音声認識開始の指示を通知する。そして、ステップS84にて、外付けナビゲーション装置30の音声認識を開始する。このように、ステップS84にて、外付けナビゲーション装置30の音声認識が開始されると、運転者は、音声認識ユニット25のマイクロフォンを利用して、外付けナビゲーション装置30に対して各種指示を音声にて行うことができる。そして、マイクロコンピュータ31は、運転者の発する音声の内容に応じて、作動するようになる。
【0067】
また、表示装置22の表示画面22aに案内経路が表示されていなければステップS81にて「No」と判定、または案内経路が表示されていても外付けナビゲーション装置30が経路案内していなければステップS81にて「Yes」かつステップS82にて「No」と判定し、ステップS85にて車載情報端末装置20の音声認識を開始する。このように、ステップS85にて、音声認識が開始されると、運転者は、音声認識ユニット25のマイクロフォンを利用して、車載情報端末装置20に対して各種指示を音声にて行うことができる。そして、マイクロコンピュータ21は、運転者の発する音声の内容に応じて、作動するようになる。前記ステップS84,S85の処理後、ステップS86にて、プログラムの実行を終了する。
【0068】
上記作動説明からも理解できるように、この第3変形例によれば、上記実施形態および第2変形例と同様な効果を得ることができることに加えて、車載情報端末装置20および外付けナビゲーション装置30に対する運転者の指示を音声により行うことができるため、運転者の指示操作にかかる負担をより軽減することができる。
【0069】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
【0070】
例えば、上記実施形態および変形例では、センター40から探索経路情報を取得するようにした。しかし、これに代えまたは加えて、センター40から種々の情報を表すコンテンツ情報を取得するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車載ナビゲーション装置とセンターとが交信可能に接続された状態を概略的に示した概略ブロック図である。
【図2】図1の車載ナビゲーション装置の構成を概略的に示した概略ブロック図である。
【図3】図1のセンターの構成を概略的に示した概略ブロック図である。
【図4】図1の車載情報端末装置のマイクロコンピュータにて実行される外付けナビゲーション装置作動監視処理プログラムのフローチャートである。
【図5】図1の車載情報端末装置のマイクロコンピュータにて実行されるメインプログラムのフローチャートである。
【図6】図1の車載情報端末装置のマイクロコンピュータにて実行される経路設定プログラムのフローチャートである。
【図7】図1の車載情報端末装置とセンターとにて実行される経路情報取得処理プログラムのフローチャートである。
【図8】(A)〜(E)は表示装置における地図などの表示例を示す図である。
【図9】前記実施形態の第2変形例に係る車載情報端末装置のマイクロコンピュータにて実行される音声認識プログラムのフローチャートである。
【図10】前記実施形態の第3変形例に係る車載ナビゲーション装置の構成を概略的に示した概略ブロック図である。
【図11】図10の車載情報端末装置のマイクロコンピュータにて実行される音声認識プログラムのフローチャートである。
【符号の説明】
10…位置検出器、20…車載情報端末装置、21…マイクロコンピュータ、25…音声認識ユニット、27…通信装置、28…外部拡張インターフェース、30…外付けナビゲーション装置、31…マイクロコンピュータ、32…地図データ読取り器、35…外部拡張インターフェース、40…音声信号分岐線。
Claims (13)
- 車両の現在地から設定された目的地までの経路を案内する車載ナビゲーション装置において、
少なくとも探索された経路を案内可能な第1のナビゲーション装置と、
前記第1のナビゲーション装置と通信可能に接続されて、車両の現在地から目的地までの経路を探索するとともに同探索された経路を案内する第2のナビゲーション装置と、
前記第1のナビゲーション装置と前記第2のナビゲーション装置とに通信可能に接続されて、前記第1のナビゲーション装置から出力された情報と前記第2のナビゲーション装置から出力された情報とを切替えて表示可能な表示装置とから構成した車載ナビゲーション装置。 - 前記請求項1に記載した車載ナビゲーション装置において、さらに、
前記第1のナビゲーション装置と前記第2のナビゲーション装置とを操作可能な操作手段を設けたことを特徴とする車載ナビゲーション装置。 - 前記請求項1または前記請求項2に記載した車載ナビゲーション装置において、
前記第1のナビゲーション装置と前記第2のナビゲーション装置とは、外部機器に接続するための外部接続手段を有しており、
前記第1のナビゲーション装置と前記第2のナビゲーション装置とが前記外部接続手段により通信可能に接続されたことを特徴とする車載ナビゲーション装置。 - 前記請求項3に記載した車載ナビゲーション装置において、
前記操作手段が、音声により作動制御する音声認識装置であることを特徴とする車載ナビゲーション装置。 - 前記請求項4に記載した車載ナビゲーション装置において、さらに、
前記第1のナビゲーション装置または前記第2のナビゲーション装置のうちのいずれか一方を選択する選択手段を設けて、同選択手段を前記表示装置に表示したことを特徴とする車載ナビゲーション装置。 - 前記請求項5に記載した車載ナビゲーション装置において、
前記選択手段により選択された前記第1ナビゲーション装置または前記第2のナビゲーション装置の前記操作手段を前記音声認識装置としたことを特徴とする車載ナビゲーション装置。 - 前記請求項6に記載した車載ナビゲーション装置において、
前記第1ナビゲーション装置または前記第2のナビゲーション装置は、前記選択手段により選択された結果に基づいて、前記音声認識装置の作動の可否を決定することを特徴とする車載ナビゲーション装置。 - 前記請求項3に記載した車載ナビゲーション装置において、さらに、
前記第1のナビゲーション装置または前記第2のナビゲーション装置の前記外部接続手段に前記第2のナビゲーション装置または前記第1のナビゲーション装置が接続されているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段による判定結果に基づいて、前記第1のナビゲーション装置または前記第2のナビゲーション装置の前記外部接続手段に前記第2のナビゲーション装置または前記第1のナビゲーション装置が接続されていれば前記表示装置に前記選択手段を表示し、前記第1のナビゲーション装置または前記第2のナビゲーション装置の前記外部接続手段に前記第2のナビゲーション装置または前記第1のナビゲーション装置が接続されていなければ前記表示装置に前記選択手段を表示しないように切替える表示切替手段とを設けたことを特徴とする車載ナビゲーション装置。 - 前記請求項1ないし前記請求項8のうちのいずれか一つに記載した車載ナビゲーション装置において、
前記第1のナビゲーション装置または前記第2のナビゲーション装置のうち、少なくとも一方のナビゲーション装置が外部と通信するための通信手段を有していることを特徴とする車載ナビゲーション装置。 - 前記請求項9に記載した車載ナビゲーション装置において、
前記第1のナビゲーション装置または前記第2のナビゲーション装置のうちの少なくとも一方は、
前記通信手段により、所定の地点から前記目的地までの探索された経路を表す探索経路情報を取得することを特徴とする車載ナビゲーション装置。 - 前記請求項9に記載した車載ナビゲーション装置において、
前記第1のナビゲーション装置または前記第2のナビゲーション装置のうちの少なくとも一方は、
前記通信手段により、前記目的地周辺の地図を表す地図情報を取得することを特徴とする車載ナビゲーション装置。 - 前記請求項9に記載した車載ナビゲーション装置において、
前記第1のナビゲーション装置または前記第2のナビゲーション装置のうちの少なくとも一方は、
前記通信手段により、前記目的地周辺の施設に関する施設情報を取得することを特徴とする車載ナビゲーション装置。 - 前記請求項1ないし前記請求項12のうちのいずれか一つに記載した車載ナビゲーション装置において、
前記第1のナビゲーション装置が有する各種情報と前記第2のナビゲーション装置が有する各種情報とは、それぞれのナビゲーション装置が実行する処理にて共有されることを特徴とする車載ナビゲーション装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008049955A (ja) * | 2006-08-28 | 2008-03-06 | Nippon Seiki Co Ltd | 車両用情報提供装置 |
US9146130B2 (en) | 2012-03-02 | 2015-09-29 | Mitsubishi Electric Corporation | In-vehicle information device and navigation device |
JP2020187126A (ja) * | 2019-05-15 | 2020-11-19 | 宜陞有限公司 | 無人運転車のナビゲーション設備 |
JP2021076584A (ja) * | 2019-11-12 | 2021-05-20 | 亞慶股▲フン▼有限公司 | ゴルフ場自動運転車のナビゲーション切り替え設備 |
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2002
- 2002-10-18 JP JP2002303744A patent/JP2004138517A/ja active Pending
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