JP2004137035A - 移動式クレーンの監視カメラの表示制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】運転者が不安なく作業できるように画面が切り換わる表示制御装置を提供する。
【解決手段】移動式クレーン1には、上部旋回体3の後方や運転室5の反対側方などの死角となる部署や、ウインチドラムの乱巻状態を監視するために複数個の監視カメラを設けている。そして、運転室5に1個のモニターを設けて各監視カメラからの画像を切り換えて表示している。
本発明は、ウインチドラム16の回転を検出するウインチ検出器10と、上部旋回体3の回転を検出する旋回検出器20を設け、旋回検出器20からの信号がOFFでウインチ検出器10からの信号がONのときウインチドラム16の状態をモニター30に表示し、それ以外のときは上部旋回体3の後方と運転室5の反対側方を分割表示するようにしたものである。
【選択図】 図4
【解決手段】移動式クレーン1には、上部旋回体3の後方や運転室5の反対側方などの死角となる部署や、ウインチドラムの乱巻状態を監視するために複数個の監視カメラを設けている。そして、運転室5に1個のモニターを設けて各監視カメラからの画像を切り換えて表示している。
本発明は、ウインチドラム16の回転を検出するウインチ検出器10と、上部旋回体3の回転を検出する旋回検出器20を設け、旋回検出器20からの信号がOFFでウインチ検出器10からの信号がONのときウインチドラム16の状態をモニター30に表示し、それ以外のときは上部旋回体3の後方と運転室5の反対側方を分割表示するようにしたものである。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動式クレーンに複数設けられた監視カメラからの映像を運転室のモニターに切り換えて表示する表示制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
土木現場や建築現場で使用される移動式クレーンは、走行体に起伏可能なブームを備えた上部旋回体を旋回可能に設け、運転室を上部旋回体の右前部に設けている。
【0003】
そして、運転者から死角となる後方や運転室の反対側方向について視界を確保するため、また、上部旋回体の後部に搭載されているウインチドラムの乱巻を監視するため監視カメラを設けて、運転室のモニターに表示させている。
監視カメラは複数台設置されているが、運転室に設けるモニターは1台であるので、運転者が必要な画面に手動で切り換えている。
【0004】
この切換作業は上部旋回体の旋回やウインチを作動させるレバー操作と重なった動作となるので、煩雑であるばかりでなくタイミングよく的確に必要な画像を表示させるのが難しいという問題がある。
そこで、ウインチのレバー操作や上部旋回体の旋回のレバー操作に連動させて、必要な画像を自動的に切り換えてモニターに表示する表示制御装置が提案されている(特許文献1参照)。
【0005】
この表示制御装置では、ウインチドラムの状態を撮影する監視カメラの画像を優先させて表示している。すなわち、ウインチの操作レバーおよび旋回の操作レバーが操作されていないときは、ウインチドラムの状態を表示し、旋回の操作レバーを操作すると、旋回方向の逆側の側方と後方を表示させるようにしている。そして、ウインチの操作レバーが操作されているときに、旋回の操作レバーを操作すると画面が2つに分割され、ウインチドラムの状態と旋回方向の逆側の側方を表示させるようにしている。
【0006】
【特許文献1】特開2002−128463号公報([0012]〜[0014]、図5)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記の特許文献1に開示された表示制御装置によれば、ウインチドラムの状態を優先させているので、例えばウインチの操作レバーが中立位置である自由落下時にもウインチドラムの状態が表示されるという効果がある。
【0008】
しかしながら、この装置では旋回の操作レバーを操作しないかぎりモニターに後方や運転室の反対側方は表示されないので、前もって安全を確認して旋回の操作レバーを操作することができないという問題がある。
また、旋回の操作レバーを操作して、ある程度の旋回速度・位置になると中立に戻して慣性力で旋回させることがあり、この場合旋回中であるにもかかわらず操作レバーが中立であるためモニターの画面がウインチドラムの状態に切り換わってしまうという欠点もある。また、旋回を停止させる場合に旋回の操作レバーを逆転側に操作して慣性力を徐々に抑えて停止させることもあり、この場合は逆転側へ操作されるため、本来見たい方向とは逆の方向が突然表示されてしまうといった欠点もある。
【0009】
そこで本発明は、運転者が不安なく作業できるように画面が切り換わる表示制御装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では次の手段を採った。即ち、
移動式クレーンの運転室から死角となっている領域やウインチドラムの状態を監視するため、複数個の監視カメラを設けて運転室のモニターに映像を切り換えて表示する表示制御装置において、ウインチドラムが回転していることを検出するウインチ検出器と、移動式クレーンの上部旋回体が旋回していることを検出する旋回検出器を設け、旋回検出器からの信号がOFFでウインチ検出器からの信号がONのときウインチドラムの状態をモニターに表示し、それ以外のときは上部旋回体の後方と運転室の反対側方を分割表示することを特徴としている。
【0011】
本発明は、移動式クレーンの運転室から死角となっている上部旋回体の後方と運転室の反対側方の画像を分割して優先的に表示させ、ウインチドラムの状態は所定の条件が満たされた場合に表示するようにしたものである。
この条件は、上部旋回体が旋回していない場合に、ウインチドラムが回転したときである。ウインチドラムが停止したときは上部旋回体の後方と運転室の反対側方の分割表示に切り換えられる。
【0012】
この切り換えはウインチドラムの停止とともに行われると、ウインチドラムの乱巻の状態が確認できない場合がある。
そこで、請求項2に示すように、ウインチ検出器からの信号がOFFに切り換わっても、所定時間ウインチドラムの状態をモニターに表示するようにタイマーを設けるのが望ましい。
【0013】
ウインチドラムが回転しているときに上部旋回体を旋回させた場合は、上部旋回体の後方と運転室の反対側方の画像を分割表示する。なお、ウインチドラムの乱巻は自由落下させた後のワイヤロープに張力がなくなったときに発生するので、ウインチドラムの回転中に旋回させる場合には殆ど起こり得ず、ウインチドラムの状態を見る必要性に乏しい。
【0014】
ウインチ検出器はウインチドラムが回転していることを検出できるものであればその手段は特に問わない。例えば、回転すると電気信号を送出するシーブをワイヤロープに係合させたり、ウインチドラムのフランジに放射状に一定間隔で形成されたリブに接近させて近接スイッチを設けて、ON・OFF信号が途切れたことを検出するようにしてもよい。
【0015】
上部旋回体の回転を検出する旋回検出器は、ウインチドラムと同様に近接スイッチによるか、上部旋回体の後方または運転室の反対側方の監視カメラの画像が、静止画像になったことを検出するようにしてもよい。
なお、ウインチ検出器および旋回検出器は、その操作レバーが操作されたこと、または動力源である油圧モータの圧油や流量を検出するといったものでは、中立位置において回転している場合があるので使用できない。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
移動式クレーン1は図1に示すように、ブーム2を起伏可能に備えた上部旋回体3が走行体4に旋回可能に設けられ、運転室5は上部旋回体3の右前部に設けられている。
【0017】
そして、運転室5の反対側側面には、監視カメラ6(以下、「左方カメラ」という)が取り付けられ、上部旋回体3の後部には監視カメラ7(以下、「後方カメラ」という)が設けられている。また、図示してないが、上部旋回体3の後方に配置されているウインチの近傍には監視カメラ8(以下、「ウインチカメラ」という)が設けられ、また、運転室5にはモニター30が設けられている。
【0018】
表示制御装置は図2に示すように、、ウインチ検出器10と、旋回検出器20と、タイマー22と、切換スイッチ24と、これらと監視カメラ6,7,8とが接続された表示制御器25とから構成されている。
ウインチ検出器10はウインチドラムが回転していることを検出するもので、図3に示すように、上部旋回体フレーム19からウインチドラム16のフランジ16aに接近させて近接スイッチが設けられている。
【0019】
この近接スイッチは、AA視に示すように、フランジ16aに放射状に形成されたリブ17を検出することによっている。すなわち、近接スイッチはリブ17が位置したときはON、凹部18が位置したときはOFFとなるので、ON,OFFが繰り返された場合はウインチ検出器10はONの信号を出力し、所定の時間ON,OFFが繰り返されない場合はOFFの信号を出力する。
【0020】
なお、図3において、14は油圧モータで、15はウインチドラム16を支持する軸受ブラケットである。
旋回検出器20は上部旋回体3が旋回していることを検出するもので、図示してないが、走行体4側に近接スイッチを設け上部旋回体3の底部に旋回中心に対しての円周上に検出部材を一定間隔に付設して、上記のウインチ検出器10と同様の検出をしている。
【0021】
タイマー22は、ウインチ検出器10が回転を検出するとONになり、その状態から静止状態を検出すると設定された所定の時間経過後にOFFになる。
また、切換スイッチ24は、モニター30をウインチカメラ8の画像に強制的に切り換える手動のスイッチである。
【0022】
表示制御器25は、上記の監視カメラ6,7,8、ウインチ検出器10、旋回検出器20、タイマー22、切換スイッチ24からの信号に基づいて表示する画像を決定し、モニター30に制御信号を出力している。
次に、表示制御器25における画像決定を図4に示すフローチャートで説明する。
【0023】
切換スイッチ24がOFFであるときは、ステップ110へ進み、旋回検出器20の信号がOFF(上部旋回体3が旋回していないとき)のときはステップ120へ進み、ONのとき(上部旋回体3が旋回しているとき)はステップ140へ進む。
【0024】
ステップ120では、ウインチ検出器10の信号がOFF(ウインチドラム16が回転してない)のときはステップ130へ進み、タイマー22が作動していないときはステップ140へ進む。
ステップ140では、モニター30へ画面を左右に分割し、左側に左方カメラ6からの画像を表示し、右側に後方カメラ7からの画像を表示するように指令する。
【0025】
ステップ120で、ウインチ検出器10がON(ウインチドラム16が回転中)であるときは、ステップ150へ進み、モニター30へウインチカメラ8からの画像を表示するように指令する。
そして、ウインチ検出器10がOFFになったときはタイマー22が作動し(ステップ130)、所定の時間(約2秒)モニター30へウインチカメラ8からの画像を表示するように指令する(ステップ150)。
【0026】
なお、ウインチカメラ8からの画像を表示しているときに、旋回検出器20がONになったとき(ステップ110)は、ステップ140へ進む。
一方、切換スイッチ24が手動でONされたときは、ステップ150に進み、モニター30へウインチカメラ8からの画像を表示するように指令する。
【0027】
表示制御装置25は、このように制御するので、上部旋回体3が旋回しておらず、ウインチドラム16が回転していないときは、モニター30は左方カメラ6からの画像と後方カメラ7からの画像を分割して表示する。
この状態でウインチドラム16が回転すると、ウインチカメラ8からの画像を単独表示する。そして、ウインチドラム16が停止すると、そのままタイマー22の設定時間、ウインチカメラ8からの画像を表示した後、左方カメラ6からの画像と後方カメラ7からの画像を分割して表示する。
【0028】
また、ウインチドラム16の回転中に上部旋回体3が旋回した場合は、直ちに左方カメラ6からの画像と後方カメラ7からの画像を分割して表示する。
なお、この状態で上部旋回体3の旋回が停止すると、ウインチカメラ8からの画像を表示し、ウインチドラム16が停止すると、左方カメラ6からの画像と後方カメラ7からの画像を分割して表示する。
【0029】
上部旋回体3の旋回中にウインチを操作した場合は、ウインチドラム16の状態はモニター30に表示されないので、見る必要があるときは切換スイッチ24をONにする。例えば、乱巻の修正で、上部旋回体3を旋回させてロープに張力を与えながら引き出し、ウインチドラム16に巻直す場合などが考えられる。
【0030】
上記の実施の形態では、監視カメラを運転室5の反対側側面と上部旋回体3の後部に設けたもので説明したが、上部旋回体3の構成上、運転室側にも死角となる領域があり、別途監視カメラ(以下、「右方カメラ」という)を設ける場合がある。
この場合は旋回検出器20は旋回方向も検出できるものを設ける必要がある。
【0031】
この場合の表示制御器25における処理は、図5に示すフローチャートによって行われる。
上記図4との相違は、上部旋回体3の旋回が右か左でモニター30の表示を変えた点であり、他の内容については同様である。
【0032】
すなわち、ステップ110で旋回検出器20が右旋回であることを検出したときは、上記の実施の形態と同じく、ステップ140へ進み、モニター30へ左方カメラ6からの画像と後方カメラ7からの画像を分割表示するように指令する。一方、ステップ115で旋回検出器20が右旋回であることを検出したときは、ステップ160へ進み、モニター30へ右方カメラ6からの画像と後方カメラ7からの画像を分割表示するように指令する。
【0033】
上部旋回体の旋回操作において、旋回レバーを一時的に旋回方向と逆方向へ操作した場合でも、旋回検出器20は逆の回転方向を検出しないので、モニター30は逆側の方向に切り換えられることはない。
なお、上記の実施の形態では、運転室が上部旋回体の右側前部に設けたもので説明したが、左側前部に設けた場合でも同様に適用できることは当然である。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明は、ウインチドラムが回転していることを検出するウインチ検出器と、移動式クレーンの上部旋回体が旋回していることを検出する旋回検出器を設け、旋回検出器からの信号がOFFでウインチ検出器からの信号がONのときウインチドラムの状態をモニターに表示し、それ以外のときは上部旋回体の後方と運転室の反対側方を分割表示するようにしたので、旋回操作レバーを操作する前に移動式クレーンの死角となる部分を知ることができ、安心して操作できる。
【0035】
また、ウインチドラムの回転を検出しているので、自由落下の場合でも検出できる。また、請求項2の発明によれば、ウインチドラムの停止後もタイマーが作動してしばらく表示されるので、乱巻状態が生じた場合は簡便に確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】監視カメラを備えた移動式クレーンの全体を示す側面図である。
【図2】本発明の実施の形態である監視カメラの表示制御装置のブロック図である。
【図3】同 表示制御装置に使用されるウインチ検出器を示す側面図である。
【図4】同 表示制御器で行われる処理を示すフローチャートである。
【図5】同 別のフローチャートである。
【符号の説明】
1…移動式クレーン 2…ブーム
3…上部旋回体 4…走行体
5…運転室 6…左方カメラ
7…後方カメラ 8…ウインチカメラ
10…ウインチ検出器 14…油圧モータ
15…軸受ブラケット 16…ウインチドラム
16a…フランジ 17…リブ
18…凹部 19…上部旋回体フレーム
20…旋回検出器 22…タイマー
24…切換スイッチ 25…表示制御器
30…モニター
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動式クレーンに複数設けられた監視カメラからの映像を運転室のモニターに切り換えて表示する表示制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
土木現場や建築現場で使用される移動式クレーンは、走行体に起伏可能なブームを備えた上部旋回体を旋回可能に設け、運転室を上部旋回体の右前部に設けている。
【0003】
そして、運転者から死角となる後方や運転室の反対側方向について視界を確保するため、また、上部旋回体の後部に搭載されているウインチドラムの乱巻を監視するため監視カメラを設けて、運転室のモニターに表示させている。
監視カメラは複数台設置されているが、運転室に設けるモニターは1台であるので、運転者が必要な画面に手動で切り換えている。
【0004】
この切換作業は上部旋回体の旋回やウインチを作動させるレバー操作と重なった動作となるので、煩雑であるばかりでなくタイミングよく的確に必要な画像を表示させるのが難しいという問題がある。
そこで、ウインチのレバー操作や上部旋回体の旋回のレバー操作に連動させて、必要な画像を自動的に切り換えてモニターに表示する表示制御装置が提案されている(特許文献1参照)。
【0005】
この表示制御装置では、ウインチドラムの状態を撮影する監視カメラの画像を優先させて表示している。すなわち、ウインチの操作レバーおよび旋回の操作レバーが操作されていないときは、ウインチドラムの状態を表示し、旋回の操作レバーを操作すると、旋回方向の逆側の側方と後方を表示させるようにしている。そして、ウインチの操作レバーが操作されているときに、旋回の操作レバーを操作すると画面が2つに分割され、ウインチドラムの状態と旋回方向の逆側の側方を表示させるようにしている。
【0006】
【特許文献1】特開2002−128463号公報([0012]〜[0014]、図5)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記の特許文献1に開示された表示制御装置によれば、ウインチドラムの状態を優先させているので、例えばウインチの操作レバーが中立位置である自由落下時にもウインチドラムの状態が表示されるという効果がある。
【0008】
しかしながら、この装置では旋回の操作レバーを操作しないかぎりモニターに後方や運転室の反対側方は表示されないので、前もって安全を確認して旋回の操作レバーを操作することができないという問題がある。
また、旋回の操作レバーを操作して、ある程度の旋回速度・位置になると中立に戻して慣性力で旋回させることがあり、この場合旋回中であるにもかかわらず操作レバーが中立であるためモニターの画面がウインチドラムの状態に切り換わってしまうという欠点もある。また、旋回を停止させる場合に旋回の操作レバーを逆転側に操作して慣性力を徐々に抑えて停止させることもあり、この場合は逆転側へ操作されるため、本来見たい方向とは逆の方向が突然表示されてしまうといった欠点もある。
【0009】
そこで本発明は、運転者が不安なく作業できるように画面が切り換わる表示制御装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では次の手段を採った。即ち、
移動式クレーンの運転室から死角となっている領域やウインチドラムの状態を監視するため、複数個の監視カメラを設けて運転室のモニターに映像を切り換えて表示する表示制御装置において、ウインチドラムが回転していることを検出するウインチ検出器と、移動式クレーンの上部旋回体が旋回していることを検出する旋回検出器を設け、旋回検出器からの信号がOFFでウインチ検出器からの信号がONのときウインチドラムの状態をモニターに表示し、それ以外のときは上部旋回体の後方と運転室の反対側方を分割表示することを特徴としている。
【0011】
本発明は、移動式クレーンの運転室から死角となっている上部旋回体の後方と運転室の反対側方の画像を分割して優先的に表示させ、ウインチドラムの状態は所定の条件が満たされた場合に表示するようにしたものである。
この条件は、上部旋回体が旋回していない場合に、ウインチドラムが回転したときである。ウインチドラムが停止したときは上部旋回体の後方と運転室の反対側方の分割表示に切り換えられる。
【0012】
この切り換えはウインチドラムの停止とともに行われると、ウインチドラムの乱巻の状態が確認できない場合がある。
そこで、請求項2に示すように、ウインチ検出器からの信号がOFFに切り換わっても、所定時間ウインチドラムの状態をモニターに表示するようにタイマーを設けるのが望ましい。
【0013】
ウインチドラムが回転しているときに上部旋回体を旋回させた場合は、上部旋回体の後方と運転室の反対側方の画像を分割表示する。なお、ウインチドラムの乱巻は自由落下させた後のワイヤロープに張力がなくなったときに発生するので、ウインチドラムの回転中に旋回させる場合には殆ど起こり得ず、ウインチドラムの状態を見る必要性に乏しい。
【0014】
ウインチ検出器はウインチドラムが回転していることを検出できるものであればその手段は特に問わない。例えば、回転すると電気信号を送出するシーブをワイヤロープに係合させたり、ウインチドラムのフランジに放射状に一定間隔で形成されたリブに接近させて近接スイッチを設けて、ON・OFF信号が途切れたことを検出するようにしてもよい。
【0015】
上部旋回体の回転を検出する旋回検出器は、ウインチドラムと同様に近接スイッチによるか、上部旋回体の後方または運転室の反対側方の監視カメラの画像が、静止画像になったことを検出するようにしてもよい。
なお、ウインチ検出器および旋回検出器は、その操作レバーが操作されたこと、または動力源である油圧モータの圧油や流量を検出するといったものでは、中立位置において回転している場合があるので使用できない。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
移動式クレーン1は図1に示すように、ブーム2を起伏可能に備えた上部旋回体3が走行体4に旋回可能に設けられ、運転室5は上部旋回体3の右前部に設けられている。
【0017】
そして、運転室5の反対側側面には、監視カメラ6(以下、「左方カメラ」という)が取り付けられ、上部旋回体3の後部には監視カメラ7(以下、「後方カメラ」という)が設けられている。また、図示してないが、上部旋回体3の後方に配置されているウインチの近傍には監視カメラ8(以下、「ウインチカメラ」という)が設けられ、また、運転室5にはモニター30が設けられている。
【0018】
表示制御装置は図2に示すように、、ウインチ検出器10と、旋回検出器20と、タイマー22と、切換スイッチ24と、これらと監視カメラ6,7,8とが接続された表示制御器25とから構成されている。
ウインチ検出器10はウインチドラムが回転していることを検出するもので、図3に示すように、上部旋回体フレーム19からウインチドラム16のフランジ16aに接近させて近接スイッチが設けられている。
【0019】
この近接スイッチは、AA視に示すように、フランジ16aに放射状に形成されたリブ17を検出することによっている。すなわち、近接スイッチはリブ17が位置したときはON、凹部18が位置したときはOFFとなるので、ON,OFFが繰り返された場合はウインチ検出器10はONの信号を出力し、所定の時間ON,OFFが繰り返されない場合はOFFの信号を出力する。
【0020】
なお、図3において、14は油圧モータで、15はウインチドラム16を支持する軸受ブラケットである。
旋回検出器20は上部旋回体3が旋回していることを検出するもので、図示してないが、走行体4側に近接スイッチを設け上部旋回体3の底部に旋回中心に対しての円周上に検出部材を一定間隔に付設して、上記のウインチ検出器10と同様の検出をしている。
【0021】
タイマー22は、ウインチ検出器10が回転を検出するとONになり、その状態から静止状態を検出すると設定された所定の時間経過後にOFFになる。
また、切換スイッチ24は、モニター30をウインチカメラ8の画像に強制的に切り換える手動のスイッチである。
【0022】
表示制御器25は、上記の監視カメラ6,7,8、ウインチ検出器10、旋回検出器20、タイマー22、切換スイッチ24からの信号に基づいて表示する画像を決定し、モニター30に制御信号を出力している。
次に、表示制御器25における画像決定を図4に示すフローチャートで説明する。
【0023】
切換スイッチ24がOFFであるときは、ステップ110へ進み、旋回検出器20の信号がOFF(上部旋回体3が旋回していないとき)のときはステップ120へ進み、ONのとき(上部旋回体3が旋回しているとき)はステップ140へ進む。
【0024】
ステップ120では、ウインチ検出器10の信号がOFF(ウインチドラム16が回転してない)のときはステップ130へ進み、タイマー22が作動していないときはステップ140へ進む。
ステップ140では、モニター30へ画面を左右に分割し、左側に左方カメラ6からの画像を表示し、右側に後方カメラ7からの画像を表示するように指令する。
【0025】
ステップ120で、ウインチ検出器10がON(ウインチドラム16が回転中)であるときは、ステップ150へ進み、モニター30へウインチカメラ8からの画像を表示するように指令する。
そして、ウインチ検出器10がOFFになったときはタイマー22が作動し(ステップ130)、所定の時間(約2秒)モニター30へウインチカメラ8からの画像を表示するように指令する(ステップ150)。
【0026】
なお、ウインチカメラ8からの画像を表示しているときに、旋回検出器20がONになったとき(ステップ110)は、ステップ140へ進む。
一方、切換スイッチ24が手動でONされたときは、ステップ150に進み、モニター30へウインチカメラ8からの画像を表示するように指令する。
【0027】
表示制御装置25は、このように制御するので、上部旋回体3が旋回しておらず、ウインチドラム16が回転していないときは、モニター30は左方カメラ6からの画像と後方カメラ7からの画像を分割して表示する。
この状態でウインチドラム16が回転すると、ウインチカメラ8からの画像を単独表示する。そして、ウインチドラム16が停止すると、そのままタイマー22の設定時間、ウインチカメラ8からの画像を表示した後、左方カメラ6からの画像と後方カメラ7からの画像を分割して表示する。
【0028】
また、ウインチドラム16の回転中に上部旋回体3が旋回した場合は、直ちに左方カメラ6からの画像と後方カメラ7からの画像を分割して表示する。
なお、この状態で上部旋回体3の旋回が停止すると、ウインチカメラ8からの画像を表示し、ウインチドラム16が停止すると、左方カメラ6からの画像と後方カメラ7からの画像を分割して表示する。
【0029】
上部旋回体3の旋回中にウインチを操作した場合は、ウインチドラム16の状態はモニター30に表示されないので、見る必要があるときは切換スイッチ24をONにする。例えば、乱巻の修正で、上部旋回体3を旋回させてロープに張力を与えながら引き出し、ウインチドラム16に巻直す場合などが考えられる。
【0030】
上記の実施の形態では、監視カメラを運転室5の反対側側面と上部旋回体3の後部に設けたもので説明したが、上部旋回体3の構成上、運転室側にも死角となる領域があり、別途監視カメラ(以下、「右方カメラ」という)を設ける場合がある。
この場合は旋回検出器20は旋回方向も検出できるものを設ける必要がある。
【0031】
この場合の表示制御器25における処理は、図5に示すフローチャートによって行われる。
上記図4との相違は、上部旋回体3の旋回が右か左でモニター30の表示を変えた点であり、他の内容については同様である。
【0032】
すなわち、ステップ110で旋回検出器20が右旋回であることを検出したときは、上記の実施の形態と同じく、ステップ140へ進み、モニター30へ左方カメラ6からの画像と後方カメラ7からの画像を分割表示するように指令する。一方、ステップ115で旋回検出器20が右旋回であることを検出したときは、ステップ160へ進み、モニター30へ右方カメラ6からの画像と後方カメラ7からの画像を分割表示するように指令する。
【0033】
上部旋回体の旋回操作において、旋回レバーを一時的に旋回方向と逆方向へ操作した場合でも、旋回検出器20は逆の回転方向を検出しないので、モニター30は逆側の方向に切り換えられることはない。
なお、上記の実施の形態では、運転室が上部旋回体の右側前部に設けたもので説明したが、左側前部に設けた場合でも同様に適用できることは当然である。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明は、ウインチドラムが回転していることを検出するウインチ検出器と、移動式クレーンの上部旋回体が旋回していることを検出する旋回検出器を設け、旋回検出器からの信号がOFFでウインチ検出器からの信号がONのときウインチドラムの状態をモニターに表示し、それ以外のときは上部旋回体の後方と運転室の反対側方を分割表示するようにしたので、旋回操作レバーを操作する前に移動式クレーンの死角となる部分を知ることができ、安心して操作できる。
【0035】
また、ウインチドラムの回転を検出しているので、自由落下の場合でも検出できる。また、請求項2の発明によれば、ウインチドラムの停止後もタイマーが作動してしばらく表示されるので、乱巻状態が生じた場合は簡便に確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】監視カメラを備えた移動式クレーンの全体を示す側面図である。
【図2】本発明の実施の形態である監視カメラの表示制御装置のブロック図である。
【図3】同 表示制御装置に使用されるウインチ検出器を示す側面図である。
【図4】同 表示制御器で行われる処理を示すフローチャートである。
【図5】同 別のフローチャートである。
【符号の説明】
1…移動式クレーン 2…ブーム
3…上部旋回体 4…走行体
5…運転室 6…左方カメラ
7…後方カメラ 8…ウインチカメラ
10…ウインチ検出器 14…油圧モータ
15…軸受ブラケット 16…ウインチドラム
16a…フランジ 17…リブ
18…凹部 19…上部旋回体フレーム
20…旋回検出器 22…タイマー
24…切換スイッチ 25…表示制御器
30…モニター
Claims (2)
- 移動式クレーンの運転室から死角となっている領域やウインチドラムの状態を監視するため、複数個の監視カメラを設けて運転室のモニターに映像を切り換えて表示する表示制御装置において、ウインチドラムが回転していることを検出するウインチ検出器と、移動式クレーンの上部旋回体が旋回していることを検出する旋回検出器を設け、旋回検出器からの信号がOFFでウインチ検出器からの信号がONのときウインチドラムの状態をモニターに表示し、それ以外のときは上部旋回体の後方と運転室の反対側方を分割表示することを特徴とする移動式クレーンの監視カメラの表示制御装置。
- 前記ウインチ検出器からの信号がOFFに切り換わっても、所定時間ウインチドラムの状態をモニターに表示するようにタイマーを付設したことを特徴とする請求項1記載の移動式クレーンの監視カメラの表示制御装置。
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