JP2004131416A - テトラゾール化合物およびその植物病害防除用途 - Google Patents

テトラゾール化合物およびその植物病害防除用途 Download PDF

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JP2004131416A JP2002297079A JP2002297079A JP2004131416A JP 2004131416 A JP2004131416 A JP 2004131416A JP 2002297079 A JP2002297079 A JP 2002297079A JP 2002297079 A JP2002297079 A JP 2002297079A JP 2004131416 A JP2004131416 A JP 2004131416A
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Tomohiro Araki
荒木 知洋
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

【課題】優れた植物病害防除効力を有する化合物及びその有害生物防除用途を提供すること。
【解決手段】式(1)
Figure 2004131416

[式中
はC1−C3アルキル基を表し、
はハロゲン原子を表し、
nは0〜3の整数を表し、
Qは
Figure 2004131416

等を表し、
は水素原子又はNHCOR基を表し、
は水素原子又はC1−C3アルキル基を表す。]
で示されるテトラゾール化合物、該テトラゾール化合物を有効成分として含有することを特徴とする植物病害防除剤及び該テトラゾール化合物の有効量を、植物又は植物を栽培する土壌に処理することを特徴とする植物病害の防除方法。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はテトラゾール化合物およびその用途に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来より、植物病害を防除するための薬剤の開発が広く進められ、多数の植物病害防除剤が実用に供されているが、その効力は必ずしも十分でない場合がある。
本発明は、優れた植物病害防除効力を有する化合物及びその有害生物防除用途を提供することを課題とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本発明者は優れた植物病害防除効力を有する化合物を見出すべく鋭意検討した結果、下記式(1)で示されるテトラゾール化合物が優れた植物病害防除効力を有することを見出し、本発明を完成した。
【0004】
即ち、本発明は式(1)
式(1)
Figure 2004131416
[式中
はC1−C3アルキル基を表し、
はハロゲン原子を表し、
nは0〜3の整数を表し、
Qは以下に示されるいずれかの基
Figure 2004131416
を表し、
は水素原子又はNHCOR基{ここで、Rは水素原子、C1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル基、C2−C6アルケニル基、C2−C6ハロアルケニル基、C2−C6アルキニル基、C2−C6ハロアルキニル基、C1−C6アルコキシ基、C1−C6ハロアルコキシ基、C3−C6アルケニルオキシ基、C3−C6ハロアルケニルオキシ基、C3−C6アルキニルオキシ基、C3−C6ハロアルキニルオキシ基、C3−C6シクロアルキル基、C3−C6シクロアルコキシ基、ジ(C1−C3アルキル)アミノ基又はフェニル基(該フェニル基はハロゲン原子、C1−C3アルキル基、C1−C3ハロアルキル基、C1−C3アルコキシ基、C1−C3ハロアルコキシ基、C1−C3アルキルチオ基、C1−C3ハロアルキルチオ基、シアノ基又はニトロ基で置換されていてもよい)を表す。}を表し、
は水素原子又はC1−C3アルキル基を表す。]
で示されるテトラゾール化合物(以下、本発明化合物と記す。)、本発明化合物を有効成分として含有することを特徴とする植物病害防除剤及び本発明化合物の有効量を植物又は植物を栽培する土壌に処理することを特徴とする植物病害の防除方法を提供する。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明においてRで示されるC1−C3アルキル基としては、例えばメチル基、エチル基及びプロピル基が挙げられる。
で示されるハロゲン原子としては、例えばフッ素原子、塩素原子及び臭素原子が挙げられる。
【0006】
で示される
C1−C6アルキル基としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基及びヘキシル基が挙げられ、
C1−C6ハロアルキル基としては、例えばジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、クロロジフルオロメチル基、クロロフルオロメチル基、ブロモジフルオロメチル基、トリクロロメチル基、ジクロロブロモメチル基、ペンタフルオロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、1,1−ジフルオロエチル基、2,2−ジフルオロエチル基、2−フルオロエチル基及び6,6,6−トリフルオロヘキシル基が挙げられ、
C2−C6アルケニル基としては、例えばビニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、1−メチル−1−プロペニル基、1−メチル−2−プロペニル基、2−メチル−1−プロペニル基、2−メチル−2−プロペニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、1−へキセニル基、2−へキセニル基及び5−へキセニル基が挙げられ、
C2−C6ハロアルケニル基としては、例えば1−クロロビニル基、2−クロロビニル基、2,2−ジクロロビニル基、2,2−ジフルオロビニル基、1,2−ジクロロビニル基、3,3−ジクロロ−2−プロペニル基及び3,3−ジフルオロ−2−プロペニル基が挙げられ、
C2−C6アルキニル基としては、例えばエチニル基、3−ブチニル基、3−ヘキシニル基及び5−ヘキシニル基が挙げられ、
C2−C6ハロアルキニル基としては、例えば2−クロロエチニル基、2−ブロモエチニル基、3−クロロ−2−プロピニル基、3−ブロモ−2−プロピニル基及び6−クロロ−5−ヘキシニル基が挙げられ、
【0007】
C1−C6アルコキシ基としては、例えばメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、ペンチルオキシ基、イソペンチルオキシ基およびヘキシルオキシ基が挙げられ、
C1−C6ハロアルコキシ基としては、例えば2,2,2−トリフルオロエトキシ基、5−クロロペンチルオキシ基、4−フルオロイソペンチルオキシ基及び2,2−ジクロロヘキシルオキシ基が挙げられ、
C3−C6アルケニルオキシ基としては、例えば2−プロペニルオキシ基、1−メチル−2−プロペニルオキシ基、2−メチル−2−プロペニルオキシ基、2−ブテニルオキシ基、3−ブテニルオキシ基、2−へキセニルオキシ基及び5−ヘキセニルオキシ基が挙げられ、
C3−C6ハロアルケニルオキシ基としては、例えば3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ基、3,3−ジフルオロ−2−プロペニルオキシ基、3,3−ジブロモ−2−プロペニルオキシ基、2,3−ジクロロプロペニルオキシ基、6−フルオロ−2−へキセニルオキシ基及び2,2−ジクロロ−5−ヘキセニルオキシ基が挙げられ、
C3−C6アルキニルオキシ基としては、例えば2−プロピニルオキシ基、1−メチル−2−プロピニルオキシ基、2−ブチニルオキシ基、3−ブチニルオキシ基、2−ヘキシニルオキシ基及び5−ヘキシニルオキシ基が挙げられ、
C3−C6ハロアルキニルオキシ基としては、例えば3−クロロ−2−プロピニルオキシ基、3−ブロモ−2−プロピニルオキシ基、3−ヨード−2−プロピニルオキシ基及び6−クロロ−5−ヘキシニルオキシ基が挙げられ、
C3−C6シクロアルキル基としては、例えばシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基及びシクロヘキシル基が挙げられ、
C3−C6シクロアルコキシ基としては、例えばシクロプロポキシ基、シクロブトキシ基、シクロペンチルオキシ基及びシクロヘキシルオキシ基が挙げられ、
ジ(C1−C3アルキル)アミノ基としては、例えばジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基及びジプロピルアミノ基が挙げられ、
【0008】
(ハロゲン原子、C1−C3アルキル基、C1−C3ハロアルキル基、C1−C3アルコキシ基、C1−C3ハロアルコキシ基、C1−C3アルキルチオ基、C1−C3ハロアルキルチオ基、シアノ基又はニトロ基で置換されていてもよい)フェニル基としては、例えばフェニル基、2−フルオロフェニル基、3−フルオロフェニル基、4−フルオロフェニル基、2−クロロフェニル基、3−クロロフェニル基、4−クロロフェニル基、2,3−ジフルオロフェニル基、2,4−ジフルオロフェニル基、2,5−ジフルオロフェニル基、2,6−ジフルオロフェニル基、3,4−ジフルオロフェニル基、3,5−ジフルオロフェニル基、2,3−ジクロロフェニル基、2,4−ジクロロフェニル基、2,5−ジクロロフェニル基、2,6−ジクロロフェニル基、3,4−ジクロロフェニル基、2,4,6−トリフルオロフェニル基、2,4,6−トリクロロフェニル基、2−メチルフェニル基、3−メチルフェニル基、4−メチルフェニル基、2,3−ジメチルフェニル基、2,4−ジメチルフェニル基、2,5−ジメチルフェニル基、2,6−ジメチルフェニル基、3,5−ジメチルフェニル基、2,4,6−トリメチルフェニル基、2−トリフルオロメチルフェニル基、3−トリフルオロメチルフェニル基、4−トリフルオロメチルフェニル基、2−メトキシフェニル基、3−メトキシフェニル基、4−メトキシフェニル基、2−トリフルオロメトキシフェニル基、3−トリフルオロメトキシフェニル基、4−トリフルオロメトキシフェニル基、2−メチルチオフェニル基、3−メチルチオフェニル基、4−メチルチオフェニル基、2−シアノフェニル基、3−シアノフェニル基、4−シアノフェニル基、2−ニトロフェニル基、3−ニトロフェニル基及び4−ニトロフェニル基が挙げられる。
【0009】
で示されるC1−C3アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基及びイソプロピル基が挙げられる。
【0010】
本発明化合物の態様としては、例えば
式(1)においてQがQ1又はQ14であるテトラゾール化合物;
式(1)においてRがメチル基であるテトラゾール化合物;及び
式(1)においてQがQ1又はQ14であり、Rがメチル基であるテトラゾール化合物が挙げられる。
【0011】
本発明化合物の製造方法について説明する。
本発明化合物は例えば下記の製造法により製造することができる。
【0012】
(製造法)
式(1)で示される本発明化合物は式(2)で示される化合物と式(3)で示される化合物とを反応させることにより製造することができる。
Figure 2004131416
(式中、Lは塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を表し、R、R、nおよびQは前記と同じ意味を表す。)
該反応は通常塩基の存在下、通常溶媒中で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えば1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコールジメチルエーテル、t−ブチルメチルエーテル等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル等のニトリル類、N,N−ジメチルホルムアミド等の酸アミド類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類及びこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム等の炭酸塩、水素化ナトリウム等のアルカリ金属水素化物、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデック−7−エン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノン−5−エン等の第3級アミン類及びピリジン、4−ジメチルアミノピリジン等の含窒素芳香族化合物が挙げられる。
反応に用いられる試剤の量は、式(2)で示される化合物1モルに対して式(3)で示される化合物が通常1〜2モルの割合、塩基が通常1〜10モルの割合である。
反応時間は通常0.5〜24時間の範囲であり、反応温度は−20〜100℃の範囲である。
反応終了後は、例えば以下の方法の後処理操作に付することにより式(1)で示される本発明化合物を単離することができる。
(1)反応混合物を有機溶媒抽出し、有機層を乾燥、濃縮する方法
(2)反応混合物に必要に応じて有機溶媒を加えて濾過し、濾液を濃縮する方法
単離した式(1)で示される本発明化合物はクロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
【0013】
次に本発明化合物の製造中間体化合物の製造法について説明する。
本発明化合物の製造中間体化合物のうち式(2)で示される化合物は、例えばBull.Soc.Chem.Belg.,96,675(1987).に記載された方法により製造することができる。
【0014】
式(3)で示される化合物は、例えばWO99/55689、US3691193、EP284174A、J.Am.Chem.Soc.,77,1538(1955)、Heterocycles,36,33(1993)、特開昭49−24963号公報、J.Heterocyclic Chem,38,173(2001)、J.Org.Chem.,38,2049(1973).に記載された方法により製造することができる。
【0015】
次に本発明化合物の具体例を以下に示す。
【0016】
Figure 2004131416
【表1】
Figure 2004131416
【0017】
Figure 2004131416
【表2】
Figure 2004131416
【0018】
Figure 2004131416
【表3】
Figure 2004131416
【0019】
Figure 2004131416
【表4】
Figure 2004131416
【0020】
Figure 2004131416
【表5】
Figure 2004131416
【0021】
Figure 2004131416
【表6】
Figure 2004131416
【0022】
Figure 2004131416
【表7】
Figure 2004131416
【0023】
Figure 2004131416
【表8】
Figure 2004131416
【0024】
Figure 2004131416
【表9】
Figure 2004131416
【0025】
Figure 2004131416
【表10】
Figure 2004131416
【0026】
Figure 2004131416
【表11】
Figure 2004131416
【0027】
Figure 2004131416
【表12】
Figure 2004131416
【0028】
Figure 2004131416
【表13】
Figure 2004131416
【0029】
Figure 2004131416
【表14】
Figure 2004131416
【0030】
Figure 2004131416
【表15】
Figure 2004131416
【0031】
Figure 2004131416
【表16】
Figure 2004131416
(表中、c−Cはシクロプロピル基を表し、c−Cはシクロブチル基を表し、c−Cはシクロペンチル基を表し、c−C11はシクロヘキシル基を表す。)
【0032】
Figure 2004131416
【表17】
Figure 2004131416
(表中、c−Cはシクロプロピル基を表し、c−Cはシクロブチル基を表し、c−Cはシクロペンチル基を表し、c−C11はシクロヘキシル基を表す。)
【0033】
Figure 2004131416
【表18】
Figure 2004131416
【0034】
【表19】
Figure 2004131416
【0035】
Figure 2004131416
【表20】
Figure 2004131416
【0036】
【表21】
Figure 2004131416
【0037】
本発明化合物が防除効力を有する植物病害としては、例えば藻菌類による病害が挙げられ、具体的には例えば次の病害が挙げられる。
蔬菜類、ダイコンのべと病(Peronospora brassicae)、ホウレンソウのべと病(Peronospora spinaciae)、タバコのべと病(Peronospora tabacina)、ウリ類のべと病(Pseudoperonospora cubensis)、ブドウのべと病(Plasmopara viticola)、リンゴ、イチゴ、ヤクヨウニンジンの疫病(Phytophthora cactorum)、トマト、キュウリの灰色疫病(Phytophora capsici)、パイナップルの疫病(Phytophthora cinnamomi)、ジャガイモ、トマトの疫病(Phytophthora infestans)、タバコ、ソラマメ、ネギの疫病(Phytophthora nicotianae var. nicotianae)、ホウレンソウの立枯病(Pythium sp.)、キュウリ苗立枯病(Pythium aphanidermatum)、コムギ褐色雪腐病(Pythium sp.)、タバコ苗立枯病(Pythium debaryanum)、ダイズのPythium rot(Pythium aphanidermatum, P. debaryanum,P. irregulare, P. myriotylum, P. ultimum)。
【0038】
本発明の植物病害防除剤は本発明化合物そのものであってもよいが、通常は固体担体、液体担体、界面活性剤その他の製剤用補助剤と混合し、乳剤、水和剤、顆粒水和剤、フロアブル剤、粉剤、粒剤等に製剤化されている。これらの製剤は本発明化合物を通常0.1〜90重量%含有する。
【0039】
製剤化の際に用いられる固体担体としては、例えば、カオリンクレー、アッタパルジャイトクレー、ベントナイト、モンモリロナイト、酸性白土、パイロフィライト、タルク、珪藻土、方解石等の鉱物、トウモロコシ穂軸粉、クルミ殻粉等の天然有機物、尿素等の合成有機物、炭酸カルシウム、硫酸アンモニウム等の塩類、合成含水酸化珪素等の合成無機物等からなる微粉末あるいは粒状物等が挙げられ、液体担体としては、例えば、キシレン、アルキルベンゼン、メチルナフタレン等の芳香族炭化水素類、2−プロパノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、セロソルブ等のアルコール類、アセトン、シクロヘキサノン、イソホロン等のケトン類、ダイズ油、綿実油等の植物油、石油系脂肪族炭化水素類、エステル類、ジメチルスルホキシド、アセトニトリル及び水が挙げられる。
【0040】
界面活性剤としては、例えば、アルキル硫酸エステル塩、アルキルアリールスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテルリン酸エステル塩、リグニンスルホン酸塩、ナフタレンスルホネートホルムアルデヒド重縮合物等の陰イオン界面活性剤及びポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンアルキルポリオキシプロピレンブロックコポリマ−、ソルビタン脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤が挙げられる。
【0041】
その他の製剤用補助剤としては、例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等の水溶性高分子、アラビアガム、アルギン酸およびその塩、CMC(カルボキシメチルセルロ−ス)、ザンサンガム等の多糖類、アルミニウムマグネシウムシリケート、アルミナゾル等の無機物、PAP(酸性リン酸イソプロピル)、BHT等が挙げられる。
【0042】
本発明の植物病害防除剤は、例えば、植物体に処理することにより当該植物を植物病害から保護するために用いられ、また、植物を栽培する土壌に処理することにより当該土壌に生育する植物を植物病害から保護するために用いられる。
【0043】
本発明の植物病害防除剤を植物体に茎葉処理することにより用いる場合又は植物を栽培する土壌に処理することにより用いる場合、その処理量は、防除対象植物である作物等の種類、防除対象病害の種類、防除対象病害の発生程度、製剤形態、処理時期、気象条件等によって変化させ得るが、10000mあたりの本発明化合物量として通常1〜5000g、好ましくは5〜1000gである。
【0044】
本発明の植物病害防除剤が乳剤、水和剤、顆粒水和剤、フロアブル剤等に製剤化されている場合は通常該製剤を水で希釈して散布することにより処理する。この場合、本発明化合物の濃度は通常0.0001〜3重量%、好ましくは0.0005〜1重量%の範囲である。本発明の植物病害防除剤が粉剤、粒剤等に製剤化されている場合は通常希釈することなくそのまま処理する。
【0045】
また、本発明の植物病害防除剤は種子消毒等の処理方法で用いることもできる。その方法としては、例えば、本発明化合物の濃度が1〜1000ppmとなるように調製した本発明の植物病害防除剤に植物の種子を浸漬する方法、植物の種子に本発明化合物の濃度が1〜1000ppmの本発明の植物病害防除剤を噴霧もしくは塗沫する方法及び植物の種子に粉剤に製剤化された本発明の植物病害防除剤を粉衣する方法が挙げられる。
【0046】
本発明の植物病害防除方法は、通常本発明の植物病害防除剤の有効量を、病害の発生が予測される植物若しくはその植物が生育する土壌に処理する、及び/又は病害の発生が確認された植物若しくはその植物が生育する土壌に処理することにより行われる。
【0047】
本発明の植物病害防除剤は通常、農園芸用植物病害防除剤、即ち畑地、水田、果樹園、茶園、牧草地、芝生地等の植物病害を防除するための植物病害防除剤として用いられる。
【0048】
本発明の植物病害防除剤剤は他の植物病害防除剤剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、除草剤、植物生長調節剤及び/又は肥料と共に用いることもできる。
【0049】
かかる植物病害防除剤の有効成分としては、例えば、クロロタロニル、フルアジナム、ジクロフルアニド、ホセチル−Al、環状イミド誘導体(キャプタン、キャプタホール、フォルペット等)、ジチオカーバメート誘導体(マンネブ、マンコゼブ、チラム、ジラム、ジネブ、プロピネブ等)、無機もしくは有機の銅誘導体(塩基性硫酸銅、塩基性塩化銅、水酸化銅、オキシン銅等)、アシルアラニン誘導体(メタラキシル、フララキシル、オフレース、シプロフラン、ベナラキシル、オキサジキシル等)、ストロビルリン系化合物(クレソキシムメチル、アゾキシストロビン、トリフロキシストロビン、ピコキシストロビン、ピラクロストロビン、ジモキシストロビン等)、アニリノピリミジン誘導体(シプロジニル、ピリメタニル、メパニピリム等)、フェニルピロール誘導体(フェンピクロニル、フルジオキソニル等)、イミド誘導体(プロシミドン、イプロジオン、ビンクロゾリン等)、ベンズイミダゾール誘導体(カルベンダジム、ベノミル、チアベンダゾール、チオファネートメチル等)、アミン誘導体(フェンプロピモルフ、トリデモルフ、フェンプロピジン、スピロキサミン等)、アゾール誘導体(プロピコナゾール、トリアジメノール、プロクロラズ、ペンコナゾール、テブコナゾール、フルシラゾール、ジニコナゾール、ブロムコナゾール、エポキシコナゾール、ジフェノコナゾール、シプロコナゾール、メトコナゾール、トリフルミゾール、テトラコナゾール、マイクロブタニル、フェンブコナゾール、ヘキサコナゾール、フルキンコナゾール、トリティコナゾール、ビテルタノール、イマザリル、フルトリアホール等)、シモキサニル、ジメトモルフ、ファモキサドン、フェナミドン、イプロヴァリカルブ、ベンチアバリカルブ、シアゾファミド、ゾキサミド、エタボキサム、ニコビフェン、フェンヘキサミド、キノキシフェン、ジエトフェンカルブ及びアシベンゾラールSメチルが挙げられる。
【0050】
【実施例】
以下、本発明を製造例、製剤例及び試験例等によりさらに詳しく説明するが、本発明は、これらの例に限定されるものではない。
まず、本発明化合物の製造例を示す。
【0051】
製造例1
Figure 2004131416
窒素雰囲気下で(5−メチルテトラゾール−1−イル)フェニルメタノンオキシム205mg(1.01mmol)をテトラヒドロフラン5mlに溶解し、0℃で水素化ナトリウム(60%油性)80mg(2.00mmol)を加えて10分間撹拌した。ここに4−クロロメチル−2−iso−プロピオニルアミノチアゾール220mg(1.01mmol)を加え、室温で一晩撹拌した。その後、反応混合物を水に注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲル分取薄層クロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1で展開)に付し、(5−メチルテトラゾール−1−イル)フェニルメタノン O−(2−iso−プロピオニルアミノチアゾール−4−イル)メチルオキシム(オキシム部分の幾何異性体混合物)(以下、本発明化合物(I)と記す。)を114mg得た。
H−NMR(CDCl、TMS)δ(ppm):9.75,9.16(合わせて1H)、7.36−7.51(5H,m)、6.98,6.92(合わせて1H)、5.25,5.23(合わせて2H)、2.77,2.65(合わせて1H)、2.53,2.47(合わせて3H)、1.28(6H,d).
【0052】
製造例2
Figure 2004131416
(5−メチルテトラゾール−1−イル)フェニルメタノンオキシム206mg(1.01mmol)をアセトニトリル10mlに溶解し、炭酸セシウム727mg(2.23mmol)と2−(クロロメチル)ピリジン塩酸塩166mg(1.01mmol)を加え、加熱還流下3時間撹拌した。その後、反応混合物を室温に戻してから濾過し、濾液を濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1で溶出)に付し、(5−メチルテトラゾール−1−イル)フェニルメタノン O−(2−ピリジル)メチルオキシム(オキシム部分の幾何異性体混合物)(以下、本発明化合物(II)と記す。)を158mg得た。
H−NMR(CDCl、TMS)δ(ppm):8.61(1H,d)、7.70(1H,td)、7.21−58(7H,m)、5.88,5.40(合わせて2H)、2.55,2.51(合わせて3H).
【0053】
次に、本発明化合物の製造中間体の製造について参考製造例を示す。
【0054】
参考製造例1
Figure 2004131416
1,3−ジクロロアセトン30.0g(224mmol)をアセトン100mlに溶解し、ここにチオ尿素17.1g(224mmol)をアセトン500mlに溶解した溶液を加え室温で一晩撹拌した。その後、反応混合物をそのまま濃縮した。残さにt−ブチルメチルエーテル300mlと炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した後、濾過した。このろ液に無水イソ酪酸40mlとテトラヒドロフラン500mlとを加え、加熱還流下14時間撹拌した。その後、反応混合物を濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1で溶出)に付し、4−クロロメチル−2−iso−プロピオニルアミノチアゾール30.5gを得た。
H−NMR(CDCl、TMS)δ(ppm):9.84(1H,br) 6.92(1H,s) 4.56(2H,d) 2.66(1H,m) 1.28(6H,d).
【0055】
次に製剤例を示す。部は重量部を表す。
【0056】
製剤例1
本発明化合物(I)または(II)50部、リグニンスルホン酸カルシウム3部、ラウリル硫酸マグネシウム2部及び合成含水酸化珪素45部をよく粉砕混合することにより、各々の水和剤を得る。
【0057】
製剤例2
本発明化合物(I)または(II)20部とソルビタントリオレエ−ト1.5部とを、ポリビニルアルコール2部を含む水溶液28.5部と混合し、湿式粉砕法で微粉砕した後、この中に、キサンタンガム0.05部及びアルミニウムマグネシウムシリケート0.1部を含む水溶液40部を加え、さらにプロピレングリコール10部を加えて攪拌混合し各々のフロアブル製剤を得る。
【0058】
製剤例3
本発明化合物(I)または(II)2部、カオリンクレー88部及びタルク10部をよく粉砕混合することにより、各々の粉剤を得る。
【0059】
製剤例4
本発明化合物(I)または(II)5部、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエ−テル14部、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム6部及びキシレン75部をよく混合することにより、各々の乳剤を得る。
【0060】
製剤例5
本発明化合物(I)または(II)2部、合成含水酸化珪素1部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、ベントナイト30部及びカオリンクレー65部をよく粉砕混合した後、水を加えてよく練り合せ、造粒し乾燥することにより、各々の粒剤を得る。
【0061】
製剤例6
本発明化合物(I)または(II)10部;ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩50部を含むホワイトカーボン35部;及び水55部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕することにより、各々の製剤を得る。
【0062】
次に、本発明化合物が植物病害の防除に有用であることを試験例で示す。
なお防除効果は、調査時の供試植物上の病斑の面積を目視観察し、無処理区の病斑の面積と本発明化合物処理区の病斑の面積を比較することにより評価した。
【0063】
試験例1
プラスチックポットに砂壌土を詰め、トマト(品種:ポンテローザ)を播種し、温室内で20日間生育させた。本発明化合物(I)および(II)をそれぞれ製剤例6に準じて製剤とした後、水で本発明化合物の濃度が500ppmとなるように希釈して試験用薬液を調製した。この試験用薬液を上記のトマト苗の葉面に充分付着するように茎葉散布した。散布後植物を風乾し、トマト疫病の遊走子嚢の水懸濁液(約10000個/ml)を噴霧した。その後、このトマト苗を23℃、相対湿度90%以上の条件下で一日栽培し、さらに昼間24℃、夜間20℃の温室に移して4日間栽培した後、植物上の病斑面積を調査した。上記本発明化合物(I)および(II)を処理した植物上の病斑面積は、無処理区の病斑面積の10%以下であった。
【0064】
【発明の効果】
本発明化合物は優れた植物病害防除効力を有することから、植物病害防除剤の有効成分として有用である。

Claims (5)

  1. 式(1)
    Figure 2004131416
    [式中
    はC1−C3アルキル基を表し、
    はハロゲン原子を表し、
    nは0〜3の整数を表し、
    Qは以下に示されるQ1〜Q15のいずれかの基
    Figure 2004131416
    を表し、
    は水素原子又はNHCOR基{ここで、Rは水素原子、C1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル基、C2−C6アルケニル基、C2−C6ハロアルケニル基、C2−C6アルキニル基、C2−C6ハロアルキニル基、C1−C6アルコキシ基、C1−C6ハロアルコキシ基、C3−C6アルケニルオキシ基、C3−C6ハロアルケニルオキシ基、C3−C6アルキニルオキシ基、C3−C6ハロアルキニルオキシ基、C3−C6シクロアルキル基、C3−C6シクロアルコキシ基、ジ(C1−C3アルキル)アミノ基又はフェニル基(該フェニル基はハロゲン原子、C1−C3アルキル基、C1−C3ハロアルキル基、C1−C3アルコキシ基、C1−C3ハロアルコキシ基、C1−C3アルキルチオ基、C1−C3ハロアルキルチオ基、シアノ基又はニトロ基で置換されていてもよい)を表す。}を表し、
    は水素原子又はC1−C3アルキル基を表す。]
    で示されるテトラゾール化合物。
  2. QがQ1又はQ14である請求項1記載のテトラゾール化合物。
  3. がメチル基である請求項1又は2いずれか1項記載のテトラゾール化合物。
  4. 請求項1記載のテトラゾール化合物を有効成分として含有することを特徴とする植物病害防除剤。
  5. 請求項1記載のテトラゾール化合物の有効量を、植物又は植物を栽培する土壌に処理することを特徴とする植物病害の防除方法。
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