JP2004130889A - フィルタの押さえ構造 - Google Patents

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Kenji Suzuki
鈴木 健二
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Marelli Corp
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Abstract

【課題】車両用空調装置のインテークユニットに装着され、箱形の外装フレームを備えると共に外装フレームを一つの面と平行な方向にスライドさせることによりインテークユニットのケースに挿脱するようにしたフィルタをインテークユニットのケースに対してがたつかないように押さえるための押さえ構造であって、部品点数と製造コストの低減を図ったものを提供する。
【解決手段】インテークユニットのケース1に形成されケース1に挿入された外装フレーム10の挿入方向前端部の上面に当接するリブ19と、ケース1に形成されフィルタ9をケース1に挿入する際に外装フレーム10の下面に摺接して外装フレーム10をリブ19に当接するように案内するガイド部材18と、外装フレーム10及びケース1に形成されケース1に挿入された外装フレーム10の挿入方向後端部をケース1に係脱自在に係止する係止手段14,17とを具備する。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用空調装置のインテークユニットに装着され、箱形の外装フレームを備えると共に外装フレームを一つの面と平行な方向にスライドさせることによりインテークユニットのケースに挿脱するようにしたフィルタをインテークユニットのケースに対してがたつかないように押さえるための押さえ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知の如く、車両用空調装置のインテークユニットは、取り入れた車室内空気あるいは車室外空気に含まれる塵埃を除去するためのフィルタを備えている。この種のフィルタは、例えば濾紙等から成るフィルタ本体を箱形の外装フレームに収納して構成され、外装フレームを一つの面と平行な方向にスライドさせることによりインテークユニットのケースに挿脱するようになっている。なお、外装フレームがインテークユニットのケースにがたつかずに保持されるべく、外装フレームの外面にテープ状のパッキンを貼付するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術では、インテークユニットのケースに対するフィルタのがたつきを抑えるために別部品のパッキンを用いているため、部品点数及び製造コストの増加をもたらしているという問題点が有った。
【0004】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、部品点数と製造コストの低減を図ったフィルタの押さえ構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、
車両用空調装置のインテークユニットに装着され、箱形の外装フレームを備えると共に該外装フレームを一つの面と平行な方向にスライドさせることにより前記ケースに挿脱するようにしたフィルタを前記ケースに対してがたつかないように押さえるためのものであって、
前記ケースに形成され、前記ケースに挿入された前記外装フレームの挿入方向前端部の前記一つの面に当接するリブと、
前記ケースに形成され、前記フィルタを前記ケースに挿入する際に前記外装フレームにおける前記一つの面と対向する面に摺接して前記外装フレームを前記リブに当接するように案内するガイド部材と、
前記外装フレーム及び前記ケースに形成され、前記ケースに挿入された前記外装フレームの挿入方向後端部を前記ケースに係脱自在に係止する係止手段と、
を具備することを特徴とするフィルタの押さえ構造である。
【0006】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のフィルタの押さえ構造において、前記リブが前記フィルタの移動経路内に突出すると共に前記フレームを挿入方向に押す力によって前記移動経路外の方向に塑性変形するように形成されたことを特徴としている。
【0007】
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載のフィルタの押さえ構造において、前記外装フレームが弾性体であり、前記ケースに挿入された状態において前記ガイド部材及び前記リブに圧接されて弾性変形するようにしたことを特徴としている。
【0008】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、外装フレーム及びケースに形成されたリブ、ガイド部材、及び係止手段により外装フレームのがたつきを押さえるようにしているため、がたつき防止用のパッキンが不要となり、部品点数及び製造コストが低減する。
【0009】
請求項2記載の発明によれば、リブとガイド部材の間隔を調整するための金型修正が不要となるため、生産性が向上する。
【0010】
請求項3記載の発明によれば、リブ及びガイド部材が外装フレームを押さえる力が大きくなるため、フィルタのがたつきをより確実に抑えることができ、信頼性が向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態であるフィルタの押さえ構造を備えたインテークユニットのケース及びフィルタの外観斜視図、図2はインテークユニットのケースの縦断面図、図3はインテークユニットのケースの上側を形成する第1のケース形成体の下面図、図4はインテークユニットのケースの下側を形成する第2のケース形成体の上面図、図5はフィルタの外観斜視図、図6はフィルタの外装フレームの要部斜視図、図7は係止手段の拡大斜視図である。
【0012】
図1において、1はインテークユニットのケースであり、PP等の合成樹脂から成り、第1のケース形成体2と、その下方に配置された第2のケース形成体3とを結合することによって形成されている。ケース1は側壁にフィルタ挿脱口4(図2参照)を有している。
【0013】
図1に示すように、第1のケース形成体2は、側壁に形成された内気取入口5と、頂壁に形成された外気取入口6とを有している。これらの取入口5,6は、図示しないインテークドアによって選択的に開閉されるようになっている。
【0014】
図2、4に示すように、第2のケース形成体3のベルマウス7には、ケース1内に取り込まれた空気を図示しない遠心ファンに案内する開口部8が設けられている。また、第2のケース3を第1のケース2と結合することによって前記フィルタ挿脱口4が形成される。
【0015】
図5に示すように、ケース1に挿脱されるフィルタ9は、上面が開口した箱形の外装フレーム10と、この外装フレーム10内に収納された濾紙等から成るフィルタ本体11とから成っている。フィルタ9は、外装フレーム10をその上面と平行な方向にスライドさせてフィルタ挿脱孔4に挿脱する。
【0016】
外装フレーム10はPP等の合成樹脂から成り、前壁12(挿入方向後端部)の周縁部が全周にわたって突出しており、外装フレーム10をケース1の所定位置まで挿入した際に前壁12の周縁部がフィルタ挿脱孔4の周囲に当接して外装フレーム10のそれ以上の挿入が阻止されるようになっている。図6に示すように、前壁12の裏面には、気密性を高めるために、スポンジ等から成るパッキン13が貼付されている。なお、この種のパッキンは、通常、従来のフィルタにも貼付されている。
【0017】
前壁12の両側端部には後方に向けて延びる係止片14が形成されている。この係止片14は前端部を支点として側壁15に接離する方向に撓むことができるようになっている。図6に示すように、各係止片14には前後方向に延びる係合スリット16が形成されている。
【0018】
図3に示すように、第1のケース形成体2におけるフィルタ挿脱孔4の両側の部位には平面視台形状の係合突起17が形成されている。外装フレーム10をフィルタ挿脱孔4に挿入する際に各係止片14の後端部が係合突起17の斜辺に当接して各係止片14が側壁15から離れる方向に撓み、前壁12がフィルタ挿脱孔4の周囲に当接するのとほぼ同時に各係合突起17の先端部が係止片14の係合スリット16に嵌入するようになっている(図7参照)。これによって前壁12がケース1に係止された状態となり、外装フレーム10がフィルタ挿脱孔4から抜け出るのが阻止される。係止片14及び係合突起17により本発明の係止手段が構成されている。
【0019】
なお、外装フレーム10をケース1から抜き出す場合には、各係止片14を側壁15から離れる方向に撓ませて係合突起17との解除し、この状態を維持しつつ外装フレーム10をフィルタ挿脱孔4から抜け出る方向にスライドさせる。
【0020】
図2に示すように、ケース1には、挿入された外装フレーム10をほぼ水平な姿勢で支持すると共に外装フレーム10のケース1に対するがたつきを防止するための一対のガイド部材18(一方のみ図示)及び一対のリブ19(一方のみ図示)が形成されている。
【0021】
ガイド部材18は側面視台形状のもので、図4に示すように、第2のケース形成体3のベルマウス7上にフレーム9の挿入方向と直交する方向に間隔をおいて平行に延びるように形成され、外装フレーム10の両側壁15よりも内側に位置している。外装フレーム10をケース1に挿入すると、外装フレーム10の後端部(挿入方向前端部)がガイド部材18の斜辺20(図2参照)に摺接して斜め上方に案内され、さらに外装フレーム10の後端部の下面がガイド部材18の頂辺21に摺接して水平方向に案内される。
【0022】
図3に示すように、リブ19は第1のケース形成体2の裏面に形成され、外装フレーム10の後端部上面の両側縁部に対向する位置に配置されている。図2に示すように、リブ19は前端側が斜めにカットされた断面ナイフ状に形成されており、外装フレーム10の後端部がガイド部材18の斜辺20を乗り越えた直後にリブ19の前端部に接するようになっている。
【0023】
リブ19は、その下部が外装フレーム10の移動経路内に突出するように形成されており、外装フレーム10をケース1に挿入する際にガイド部材18により外装フレーム10の後端部がリブ19の前端部の下部に圧接される。これにより、外装フレーム10の挿入抵抗が生じることになるが、外装フレーム10を挿入方向に押すと、リブ19の下部が潰れて上方に塑性変形し、外装フレーム10が奥に押し込まれる。これにより、外装フレーム10はリブ19とガイド部材18とに強く圧接されて外装フレーム10の挿入方向両側が下方に撓むように弾性変形し、その状態でケース1内に保持される。
【0024】
このように、リブ19が外装フレーム10に接して塑性変形するように構成したことにより、リブ19とガイド部材18の間の上下方向の間隔の調整が不要となり、金型修正の手間を省くことができるため、生産性が向上するという利点が有る。
【0025】
また、外装フレーム10が弾性変形することによりガイド部材18及びリブ19が外装フレーム10を押さえる力が大きくなるため、フィルタ9のがたつきをより確実に抑えることができ、信頼性が向上するという利点も有る。
【0026】
本発明の押さえ構造は、外装フレーム10に形成された係止片14、ケース1に形成された係合突起17、ガイド部材18、及びリブ19によって構成されており、従来のように外装フレーム10にがたつき防止用のパッキンを貼付する必要がないため、部品点数及び製造コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるフィルタの押さえ構造を備えたインテークユニットのケース及びフィルタの外観斜視図。
【図2】インテークユニットのケースの縦断面図。
【図3】インテークユニットのケースの上側を形成する第1のケース形成体の下面図。
【図4】インテークユニットのケースの下側を形成する第2のケース形成体の上面図。
【図5】フィルタの外観斜視図。
【図6】フィルタの外装フレームの要部斜視図。
【図7】係止手段の斜視図。
【符号の説明】
1 インテークユニットのケース
9 フィルタ
10 外装フレーム
14 係止片(係止手段)
17 係合突起(係止手段)
18 ガイド部材

Claims (3)

  1. 車両用空調装置のインテークユニットに装着され、箱形の外装フレームを備えると共に該外装フレームを一つの面と平行な方向にスライドさせることにより前記ケースに挿脱するようにしたフィルタを前記ケースに対してがたつかないように押さえるためのものであって、
    前記ケースに形成され、前記ケースに挿入された前記外装フレームの挿入方向前端部の前記一つの面に当接するリブと、
    前記ケースに形成され、前記フィルタを前記ケースに挿入する際に前記外装フレームにおける前記一つの面と対向する面に摺接して前記外装フレームを前記リブに当接するように案内するガイド部材と、
    前記外装フレーム及び前記ケースに形成され、前記ケースに挿入された前記外装フレームの挿入方向後端部を前記ケースに係脱自在に係止する係止手段と、
    を具備することを特徴とするフィルタの押さえ構造。
  2. 前記リブが前記フィルタの移動経路内に突出すると共に前記フレームを挿入方向に押す力によって前記移動経路外の方向に塑性変形するように形成されたことを特徴とする請求項1記載のフィルタの押さえ構造。
  3. 前記外装フレームが弾性体であり、前記ケースに挿入された状態において前記ガイド部材及び前記リブに圧接されて弾性変形するようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のフィルタの押さえ構造。
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