JP2004128789A - インターネット電話装置およびインターネット電話システム - Google Patents

インターネット電話装置およびインターネット電話システム Download PDF

Info

Publication number
JP2004128789A
JP2004128789A JP2002288585A JP2002288585A JP2004128789A JP 2004128789 A JP2004128789 A JP 2004128789A JP 2002288585 A JP2002288585 A JP 2002288585A JP 2002288585 A JP2002288585 A JP 2002288585A JP 2004128789 A JP2004128789 A JP 2004128789A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
telephone
usb
unit
internet
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002288585A
Other languages
English (en)
Inventor
Masafumi Tanaka
田中 政史
Kazuo Yahiro
八尋 一夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2002288585A priority Critical patent/JP2004128789A/ja
Publication of JP2004128789A publication Critical patent/JP2004128789A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】USB電話機の発音体あるいはスピーカから呼び出し音を鳴らしてユーザに着呼を通知することができるインターネット電話装置およびインターネット電話システムを提供することを目的とする。
【解決手段】インターネット電話手段を有するパソコン6と、USB経由で音声をやり取りするUSB電話機9とを有するインターネット電話装置であって、USB電話機9は、USB8経由でパソコン6と音声データおよびデータをやり取りするUSBインタフェース部10と、事前に設定した呼び出し音の音声データを記憶した呼び出し音波形データ記憶部12と、USBインタフェース部10からの音声データと呼び出し音波形データ記憶部12に記憶されたデータとの比較を行う比較部13と、比較部13の比較結果に応じたベル駆動信号を出力するベル駆動部16と、ベル駆動信号によって呼び出し音を出力する発音体17とを有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット網を介して音声通信を行うインターネット電話手段を有するパソコンと、前記パソコンに接続されるUSB電話機またはUSB電話アダプタとを有するインターネット電話装置、そのインターネット電話装置を用いたインターネット電話システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図11は、従来のインターネット電話装置を有するインターネット電話システムを示すブロック図である。このシステムは、パソコン間でインターネット網を介して音声通話を行うものである。
【0003】
図11において、1は音声の入力を行うマイク、2は音声の出力を行うスピーカ、3はマイク1、スピーカ2およびインターネット網5とのインタフェースを有しインターネット電話手段としてのインターネット電話ソフト4(後述)の処理を行うパソコン、4はマイク1およびスピーカ2を使用して音声信号の入出力を行い、インターネット網5を通じてインターネット電話を行うインターネット電話ソフト、6はインターネット網5および後述のUSB8とのインタフェースを有しインターネット電話手段としてのインタネット電話ソフト7(後述)の処理を行うパソコン、7はインターネット網5から受信した音声データをUSB8に送信すると同時にUSB8から受信した音声データをインターネット網5へ送信するインターネット電話手段としてのインターネット電話ソフト、8は音声データのシリアル通信を行うUSB、9は後述のUSBインタフェース部10、ハンドセット駆動部14を有するUSB電話機、10はUSB8経由でデータの送受信を行うUSBインタフェース部、14はUSBインタフェース部10からの音声データをアナログ音声信号に変換してハンドセット15へ送るハンドセット駆動部、15は音声の入出力を行うハンドセットである。
【0004】
ここでパソコン3内のインターネット電話ソフト4からパソコン6内のインターネット電話ソフト7へ着信して通話する場合の動作を説明する。
【0005】
インターネット電話ソフト4がインターネット電話ソフト7と音声通信を行いたい場合、インターネット電話ソフト4は、インターネット網5を介して、パソコン6に発呼データを送る。発呼データを受けたインターネット電話ソフト7は呼び出し音データをUSB8に送る。USB電話機9は、USBインタフェース部10から呼び出し音データを受け、ハンドセット駆動部14を介して、ハンドセット15から呼び出し音を出力する。ユーザがインターネット電話ソフト7に対して接続操作を行うと、インターネット電話ソフト7は、インターネット網5を介してパソコン4へ着呼許可データを送ると同時に通話状態となり、USB8を介して受信したUSB電話機9からの音声データをインターネット網5を介してパソコン3へ送信すると共にパソコン3からインターネット網5を介して受信した音声データをUSB電話機9に送信する。また、インターネット電話ソフト4も通話状態となり、マイク1からの音声信号を音声データに変換してインターネット網5を介してパソコン6へ送信すると同時に、パソコン6からの音声データを音声信号に変換してスピーカ2へ出力する。(例えば、特許文献1。)
【0006】
【特許文献1】
特開2001−86209号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来のインターネット電話装置においては、USB電話機9およびハンドセット15はマイク、スピーカ2の機能しか持たないという問題点を有していた。すなわち、インターネット電話ソフト4を用いるUSB電話機9またはアナログ電話機と接続できるUSB電話アダプタのベル鳴動制御信号はUSBで規定されていない為、USB電話機ま9たはUSB電話アダプタは着呼の有無を検知することが出来ず、発音体あるいはスピーカ2から呼び出し音を鳴らすことが出来ないという問題点を有していた。
【0008】
このインターネット電話装置およびインターネット電話システムでは、着呼の有無を着信音またはUSB上の有音のプロトコルで検出し、USB電話機9の発音体あるいはスピーカ2から呼び出し音を鳴らしてユーザに着呼を通知することが要求され、また、USBを介して通常のアナログ電話機に接続する為のUSB電話アダプタにおいて、着呼の有無を検出し、USB電話アダプタに接続されたアナログ電話機に対して着信を知らせるベル信号を送出してベルを鳴らし、ユーザに着呼を通知することが要求されている。
【0009】
本発明は、これらの要求を満たすため、USB電話機の発音体あるいはスピーカから呼び出し音を鳴らしてユーザに着呼を通知することができるインターネット電話装置、および、USB電話アダプタに接続されたアナログ電話機に対して着信を知らせるベル信号を送出してユーザに着呼を通知することができるインターネット電話装置、ならびに、USB電話アダプタに接続されたアナログ電話機に対して着信を知らせるベル信号を送出してユーザに着呼を通知することができるインターネット電話システムを提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明のインターネット電話装置は、インターネット網を通じて通話ができるインターネット電話手段を有するパソコンと、インターネット電話手段の音声デバイスとしてUSB経由で音声をやり取りするUSB電話機とを有するインターネット電話装置であって、USB電話機は、USB経由でパソコンと音声データおよびデータをやり取りするUSBインタフェース部と、事前に設定した呼び出し音の音声データを記憶した呼び出し音波形データ記憶部と、USBインタフェース部からの音声データと呼び出し音波形データ記憶部に記憶されたデータとの比較を行う比較部と、比較部の比較結果に応じたベル駆動信号を出力するベル駆動部と、ベル駆動信号によって呼び出し音を出力する発音体とを有する構成を備えている。
【0011】
これにより、USB電話機の発音体あるいはスピーカから呼び出し音を鳴らしてユーザに着呼を通知することができるインターネット電話装置がえられる。
【0012】
また、上記課題を解決するために本発明のインターネット電話装置は、インターネット網を通じて通話ができるインターネット電話手段を有するパソコンと、インターネット電話手段からUSB経由で受信した音声データを処理してアナログ電話機へ出力すると共にアナログ電話機からの音声信号を音声データとして出力するUSB電話アダプタとを有するインターネット電話装置であって、USB電話アダプタは、USB経由でパソコンと音声データおよびデータをやり取りするUSBインタフェース部と、事前に設定した呼び出し音の音声データを記憶した呼び出し音波形データ記憶部と、USBインタフェース部からの音声データと呼び出し音波形データ記憶部に記憶されたデータとの比較を行う比較部と、USB経由で受信した音声データを音声信号に変換してアナログ電話機に出力すると共にアナログ電話機からの音声信号を音声データに変換して出力する加入者回線部と、アナログ電話機にベル信号を送るベル信号生成部と、比較部における比較結果に応じてアナログ電話機の接続先を加入者回線部またはベル信号生成部へ切り替える回線切替え部とを有する構成を備えている。
【0013】
これにより、USB電話アダプタに接続されたアナログ電話機に対して着信を知らせるベル信号を送出してユーザに着呼を通知することができるインターネット電話装置が得られる。
【0014】
上記課題を解決するために本発明のインターネット電話システムは、インターネット網を通じて通話ができるインターネット電話手段を有する発呼側パソコンと着呼側パソコンと、電話回線から受信した音声信号を音声データに変換してUSB経由で発呼側パソコンへ出力すると共に発呼側パソコンからの音声データを音声信号に変換して電話回線へ送出する発呼側USB電話アダプタと、着呼側パソコンからUSB経由で受信した音声データを処理してアナログ電話機へ出力すると共にアナログ電話機からの音声信号を音声データとして出力する着呼側USB電話アダプタとを有するインターネット電話システムであって、着呼側USB電話アダプタは、アナログ電話機のオフフックを検出するフックアップ検知部と、フックアップ検知部でオンフックを検知したときはオンフック音データを出力するオンフック音データ発生部と、フックアップ検知部でオフフックを検知したときはオフフック音データを出力するオフフック音データ発生部とを有し、発呼側USB電話アダプタは、オンフック音データを記憶するオンフック音データ記憶部と、オフフック音データを記憶するオフフック音データ記憶部と、記憶したオンフック音データまたはオフフック音データと着呼側USB電話アダプタからの音声データとを比較する比較部と、比較部からの一致信号に応じて電話回線への接続切断をコントロールする電話回線接続部とを有する構成を備えている。
【0015】
これにより、USB電話アダプタに接続されたアナログ電話機に対して着信を知らせるベル信号を送出してユーザに着呼を通知することができるインターネット電話システムがえられる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載のインターネット電話装置は、インターネット網を通じて通話ができるインターネット電話手段を有するパソコンと、インターネット電話手段の音声デバイスとしてUSB経由で音声をやり取りするUSB電話機とを有するインターネット電話装置であって、USB電話機は、USB経由でパソコンと音声データおよびデータをやり取りするUSBインタフェース部と、事前に設定した呼び出し音の音声データを記憶した呼び出し音波形データ記憶部と、USBインタフェース部からの音声データと呼び出し音波形データ記憶部に記憶されたデータとの比較を行う比較部と、比較部の比較結果に応じたベル駆動信号を出力するベル駆動部と、ベル駆動信号によって呼び出し音を出力する発音体とを有することとしたものである。
【0017】
この構成により、パソコンからUSBを介して送られてくる音声データと事前に記憶しておいた呼び出し音の音声データとを比較して呼び出し音の有無を検知し、呼び出し音が検知された場合はUSB電話機の発音体あるいはスピーカから呼び出し音を出力することができるので、インターネット電話ソフトに依存することなくユーザに着信を通知することができる作用を有する。
【0018】
請求項2に記載のインターネット電話装置は、インターネット網を通じて通話ができるインターネット電話手段を有するパソコンと、インターネット電話手段からUSB経由で受信した音声データを処理してアナログ電話機へ出力すると共にアナログ電話機からの音声信号を音声データとして出力するUSB電話アダプタとを有するインターネット電話装置であって、USB電話アダプタは、USB経由でパソコンと音声データおよびデータをやり取りするUSBインタフェース部と、事前に設定した呼び出し音の音声データを記憶した呼び出し音波形データ記憶部と、USBインタフェース部からの音声データと呼び出し音波形データ記憶部に記憶されたデータとの比較を行う比較部と、USB経由で受信した音声データを音声信号に変換してアナログ電話機に出力すると共にアナログ電話機からの音声信号を音声データに変換して出力する加入者回線部と、アナログ電話機にベル信号を送るベル信号生成部と、比較部における比較結果に応じてアナログ電話機の接続先を加入者回線部またはベル信号生成部へ切り替える回線切替え部とを有することとしたものである。
【0019】
この構成により、アナログ電話機に接続できるUSB電話アダプタを使用し、パソコンからUSBを介して送られてくる音声データと事前に記憶しておいた呼び出し音の音声データとを比較して呼び出し音の有無を検知し、呼び出し音が検知されかつアナログ電話機の受話器が置かれている場合はUSB電話アダプタに接続しているアナログ電話機にベル信号を送り、アナログ電話機の発音体あるいはスピーカから呼び出し音を出力することができるので、インターネット電話ソフトに依存することなくユーザに着信を通知することができるという作用を有する。
【0020】
請求項3に記載のインターネット電話装置は、インターネット網を通じて通話ができるインターネット電話手段を有するパソコンと、インターネット電話手段からUSB経由で受信した音声データを処理してアナログ電話機へ出力すると共にアナログ電話機からの音声信号を音声データとして出力するUSB電話アダプタとを有するインターネット電話装置であって、USB電話アダプタは、パソコンへUSB仕様に準拠した有音無音に対応したオルタネート番号を設定することができると共にパソコンからの有音無音のオルタネート番号を受信できるUSBインタフェース部と、USB経由で受信した音声データを音声信号に変換してアナログ電話機に出力すると共にアナログ電話機からの音声信号を音声データに変換して出力する加入者回線部と、アナログ電話機にベル信号を送るベル信号生成部と、USBインタフェース部のオルタネート番号を検出して回線制御信号を出力するオルタネート番号検出部と、回線制御信号に応じてアナログ電話機の接続先を加入者回線部またはベル信号生成部へ切り替える回線切替え部とを有することとしたものである。
【0021】
この構成により、インターネット電話が着信してパソコンがUSB電話を呼び出すため有音の設定とした場合、USBインタフェース部でオルタネート番号の有音、無音の状態をうけとり、着呼状態により有音と定義されたオルタネート番号が検知された場合でかつ受話器がオンフックの場合はアナログ電話機にベル信号を送り、アナログ電話機から呼び出し音を出力することができるので、インターネット電話ソフトに依存することなくユーザに着信を通知することができるという作用を有する。
【0022】
請求項4に記載のインターネット電話装置は、請求項3に記載のインターネット電話装置において、オルタネート番号検出部は、有音のオルタネート番号を検出してアナログ電話機のベルを鳴らしているときに、相手がインターネット電話を切り、着呼側インターネット電話手段がそれを検知してUSB電話アダプタに無音のオルタネート番号を送出したとき、相手が電話を切ったものとしてベル信号の送出を止めることとしたものである。
【0023】
この構成により、インターネット電話経由の着呼があり、ベル信号を送っている間に、相手が電話を切り、インターネット電話ソフトの呼出が止まり、オルタネート番号が無音の設定になった場合、無音のオルタネート番号をオルタネート番号検出部へ伝えることができるので、回線切替え部を加入者回線部へ切り替えてベル信号の送出を止めることができるという作用を有する。
【0024】
請求項5に記載のインターネット電話装置は、インターネット網を通じて通話ができるインターネット電話手段を有するパソコンと、インターネット電話手段からUSB経由で受信した音声データを処理してアナログ電話機へ出力すると共にアナログ電話機からの音声信号を音声データとして出力するUSB電話アダプタとを有するインターネット電話装置であって、パソコンは、事前に設定した呼び出し音の音声データを記憶した呼び出し音波形データ記憶部と、インターネット網から受信した音声データと呼び出し音波形データ記憶部に記憶されたデータとの比較を行うと共に比較結果に応じた回線制御信号を出力する比較部とを有し、USB電話アダプタは、USB経由で受信した音声データを音声信号に変換してアナログ電話機に出力すると共にアナログ電話機からの音声信号を音声データに変換して出力する加入者回線部と、アナログ電話機にベル信号を送るベル信号生成部と、回線制御信号に応じてアナログ電話機の接続先を加入者回線部またはベル信号生成部へ切り替える回線切替え部とを有することとしたものである。
【0025】
この構成により、パソコン内部で呼び出し音が検知された場合はUSB経由で回線切替え部を制御し、アナログ電話機にベル信号を送り、アナログ電話機の発音体あるいはスピーカから呼び出し音を出力して、ユーザに着信を通知することができると共に、呼び出し音波形データ記憶部と比較部とをパソコンに設けたことにより、USB電話アダプタの小型化を図ることができるという作用を有する。
【0026】
請求項6に記載のインターネット電話装置は、インターネット網を通じて通話ができるインターネット電話手段を有するパソコンと、インターネット電話手段からUSB経由で受信した音声データを処理してアナログ電話機へ出力すると共にアナログ電話機からの音声信号を音声データとして出力するUSB電話アダプタとを有するインターネット電話装置であって、USB電話アダプタは、USB経由で受信した音声データを音声信号に変換してアナログ電話機に出力すると共にアナログ電話機からの音声信号を音声データに変換して出力する加入者回線部と、アナログ電話機のオフフックを検出するフックアップ検知部と、アナログ電話機からのDTMF信号を検出してDTMF情報を通知するDTMF検出部と、DTMF検出部からのDTMF情報およびフックアップ検知部からのフック情報をUSBデバイスとして標準的に認識されるUSBキーボードのキー信号に変換するキー信号変換部と、キー信号を送出するUSBインタフェース部とを有することとしたものである。
【0027】
この構成により、USB電話アダプタに接続したアナログ電話機のフック動作およびキー押下によるDTMF信号を通常のキーボード入力と同等にインターネット電話ソフトにおいて取り扱うことができるので、インターネット電話ソフトの種類に依存することなく発着呼動作を行うことができるという作用を有する。
【0028】
請求項7に記載のインターネット電話装置は、インターネット網を通じて通話ができるインターネット電話手段を有するパソコンと、電話回線から受信した音声信号を音声データに変換してパソコンへ出力すると共にパソコンからの音声データを音声信号に変換して電話回線へ送出するUSB電話アダプタとを有するインターネット電話装置であって、USB電話アダプタは、ベル信号を検知するベル信号検知部と、ベル信号を検知した場合にはあらかじめ定められた手順でUSBで標準に認識されるキーボードの情報として送出するキー信号生成部と、キーボードの情報をパソコンへ送信するUSBインタフェース部とを有することとしたものである。
【0029】
この構成により、パソコンからはUSBキーボードと認識されるキー信号発生部にあらかじめインターネット電話ソフトの発呼シーケンスと転送先の電話番号とを設定することができるので、転送動作が可能になるという作用を有する。
【0030】
請求項8に記載のインターネット電話装置は、インターネット網を通じて通話ができるインターネット電話手段を有するパソコンと、電話回線から受信した音声信号を音声データに変換してパソコンへ出力すると共にパソコンからの音声データを音声信号に変換して電話回線へ送出するUSB電話アダプタとを有するインターネット電話装置であって、USB電話アダプタは、ベル信号を検知するベル信号検知部と、ベル信号を検知した場合にはあらかじめ設定された呼出音を音声データとして送出する呼出音生成部と、呼出音としての音声データをパソコンへ送信するUSBインタフェース部とを有することとしたものである。
【0031】
この構成により、USB電話アダプタに電話回線から着信があり、発呼する相手がインターネット電話であった場合または常にインターネット電話が相手側と常時接続で通話状態にしてある場合、相手側に着信であることを知らせるためにあらかじめ相手側に記憶した波形を相手側に送出し、相手側は、記憶している呼出音の波形と一致した場合、USB電話アダプタに接続しているアナログ電話機にベル信号を送出して相手側の電話を呼び出すことができるので、インターネット電話ソフトの種類に依存しないで、ユーザに呼び出しを通知することができるという作用を有する。
【0032】
請求項9に記載のインターネット電話装置は、請求項8に記載のインターネット電話装置において、USB電話アダプタは、相手側パソコンからのDTMF音を検出するDTMF検出部と、DTMF検出部におけるDTMF音に応じて電話回線への接続接断をコントロールする電話回線接続部とを有することとしたものである。
【0033】
この構成により、USB電話アダプタの電話回線接続部をDTMF音によって制御することができ、自在に電話回線の接続、切断をコントロールすることができるという作用を有する。
【0034】
請求項10に記載のインターネット電話システムは、インターネット網を通じて通話ができるインターネット電話手段を有する発呼側パソコンと着呼側パソコンと、電話回線から受信した音声信号を音声データに変換してUSB経由で発呼側パソコンへ出力すると共に発呼側パソコンからの音声データを音声信号に変換して電話回線へ送出する発呼側USB電話アダプタと、着呼側パソコンからUSB経由で受信した音声データを処理してアナログ電話機へ出力すると共にアナログ電話機からの音声信号を音声データとして出力する着呼側USB電話アダプタとを有するインターネット電話システムであって、着呼側USB電話アダプタは、アナログ電話機のオフフックを検出するフックアップ検知部と、フックアップ検知部でオンフックを検知したときはオンフック音データを出力するオンフック音データ発生部と、フックアップ検知部でオフフックを検知したときはオフフック音データを出力するオフフック音データ発生部とを有し、発呼側USB電話アダプタは、オンフック音データを記憶するオンフック音データ記憶部と、オフフック音データを記憶するオフフック音データ記憶部と、記憶したオンフック音データまたはオフフック音データと着呼側USB電話アダプタからの音声データとを比較する比較部と、比較部からの一致信号に応じて電話回線への接続切断をコントロールする電話回線接続部とを有することとしたものである。
【0035】
この構成により、着呼側に接続されたアナログ電話機のフック状態の変化に応じて特定の音声データを発呼側USB電話アダプタに送出し、発呼側USB電話アダプタ内でこの特定の音声データを検出し、それに応じて接続している電話回線への接続切断をコントロールすることができるので、どのようなインターネット電話ソフトでも着呼側のアナログ電話機のフック操作に応じて発呼側の電話回線への接続切断をコントロールすることができるという作用を有する。
【0036】
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図10を用いて説明する。
【0037】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1によるインターネット電話装置を有するインターネット電話システムを示すブロック図である。本実施の形態によるインターネット電話装置は、音声データと呼び出し音波形記憶部のデータとを比較して着呼を検知するUSB電話機を用いたインターネット電話装置である。
【0038】
図1において、マイク1、スピーカ2、パソコン3、6、インターネット電話手段としてのインターネット電話ソフト4、7、インターネット網5、USB8、USB電話機9、USBインタフェース部10、ハンドセット駆動部14、ハンドセット15は図11と同様のものであり、同一符号を付し、説明は省略する。11は呼び出し音波形を呼び出し後述の音波形データ記憶部12に書き込む呼び出し音波形データ書込み部、12は呼び出し音波形データを記憶する呼び出し音波形データ記憶部、13は音声データと呼び出し音波形データ記憶部12に記憶されたデータとを比較して一致していれば一致信号を出力する比較部、16は一致信号を受けて後述の発音体17を駆動するベル駆動部、17は呼び出し音を出力する発音体である。USB電話機9は、USBインタフェース部10,呼び出し音波形データ書込み部11、呼び出し音波形データ記憶部12、比較部13、ハンドセット駆動部14、ベル駆動部16、発音体17から構成される着呼側USB電話機である。
【0039】
ここで、インターネット電話装置とはインターネット電話ソフトを有する装置であり、図1においては、マイク1とスピーカ2とパソコン3とから成る装置およびパソコン6とUSB8とUSB電話機9とハンドセット15とから成る装置である。
【0040】
このように構成されたインターネット電話システムについて、その動作を説明する。
【0041】
インターネット電話手段としてのインターネット電話ソフト4からインターネット電話ソフト7を呼び出すと、インターネット電話ソフト7は呼び出し音データをUSB8に送る。呼出音波形データ記憶部12には、事前に呼出音が鳴っているときに呼出音波形データ書き込み部11をONして呼出音の波形を記憶してある。USB電話機9は、USBインタフェース部10からUSB8経由の呼び出し音データを受け、その呼び出し音データと呼び出し音波形データ記憶部12に記憶されたデータとを比較部13で比較し、一致した場合は一致信号をベル駆動部16へ出力する。一致信号を入力したベル駆動部16は、発音体17を駆動して呼び出し音を出力し、ユーザに着呼を通知する。
【0042】
このようにして、着信時インターネット電話ソフト7から呼出音が出ていれば、USB電話機9の発音体17またはハンドセット15のスピーカ2からベルを鳴らすことができるので、インターネット電話ソフトに依存することなく大きな音で呼出を可能とする。
【0043】
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2によるインターネット電話装置を有するインターネット電話システムを示すブロック図である。図2のインターネット電話装置は、図1に記載のUSB電話機9に代えて、アナログ電話機23を接続して使用できるようにしたUSB電話アダプタ22を用いたものである。
【0044】
図2において、マイク1、スピーカ2、パソコン3、6、インターネット手段としてのインターネット電話ソフト4、7、インターネット網5、USB8、USBインターフェース部10、呼び出し音波形データ書込み部11、呼び出し音波形データ記憶部12、比較部13は図1と同様のものなので、同一符号を付し、説明は省略する。18はアナログ電話機23と回線接続を行う加入者回線部、19はアナログ電話機23のオンフック/オフフック検知を行うフックアップ検知部、20は一致信号によってアナログ電話機23への接続先を加入者回線部18と後述のベル信号生成部21から選択する回線切替え部、21はアナログ電話機23にベル信号を送出するベル信号生成部、22はUSB電話アダプタである。USB電話アダプタ22は、USBインタフェース部10、呼び出し音波形データ書込み部11、呼び出し音波形データ記憶部12、比較部13、加入者回線部18、フックアップ検知部19、回線切替え部20、ベル信号生成部21から構成される着呼側USB電話アダプタである。
【0045】
このように構成されたインターネット電話システムについて、その動作を説明する。
【0046】
インターネット電話手段としてのインターネット電話ソフト4からインターネット電話ソフト7を呼び出すと、USB電話アダプタ22は、USBインタフェース部10からインターネット電話ソフト7からの呼び出し音データを受け、比較部13は、その呼び出し音データと呼び出し音波形データ記憶部12に記憶されたデータとを比較し、比較結果が一致しかつフックアップ検知部19の出力がオンフックの時は、回線切替え部20を制御してアナログ電話機23をベル信号生成部21に接続する。アナログ電話機23に接続されたベル信号生成部21はアナログ電話機23にベル信号を送出し、アナログ電話機23はベル信号を検知し、呼び出し音を鳴らし、ユーザに着呼を通知する。なお、比較部13は、比較結果が一致しないあるいはフックアップ検知部19の出力がオフフックの時は、回線切替え部20を制御してアナログ電話機23を加入者回線部18に接続するので、アナログ電話機23はベル検知することなく、呼び出し音を鳴らさない。アナログ電話機23のベルの音を聞いたユーザがアナログ電話機23をオフフックするとフックアップ検知部19は比較部13にオフフックを通知するので、比較部13は、回線切替え部20を制御してアナログ電話機23を加入者回線部18に接続するので、アナログ電話機23の呼び出し音は停止する。ユーザがインターネット電話ソフト7に対して接続操作を行うと、実施の形態1の場合と同様に、インターネット電話ソフト4とインターネット電話ソフト7は音声通信が可能となる。
【0047】
このようにして、着信時にインターネット電話ソフト7から呼出音が出ていれば、USB電話アダプタ22からベル信号を送出し、接続しているアナログ電話機23のベルを鳴らすことができるので、インターネット電話ソフトの種類に依存することなく呼出を可能とする。
【0048】
(実施の形態3)
図3は、本発明の実施の形態3によるインターネット電話装置を有するインターネット電話システムを示すブロック図である。図3のインターネット電話装置は、着呼の検出をUSBインタフェース部10のオルタネート番号による有音無音の識別によって行うUSB電話アダプタ22を用いたものである。
【0049】
図3において、マイク1、スピーカ2、パソコン3、6、インターネット手段としてのインターネット電話ソフト4、7、インターネット網5、USB8、USBインタフェース部10、加入者回線部18、フックアップ検知部19、回線切替え部20、ベル信号生成部21、USB電話アダプタ22、アナログ電話機23は図2と同様のものなので、同一符号を付し、説明は省略する。24はUSBインタフェース部10のオルタネート番号が1(有音)でかつフックアップ検知部19がオンフックを検知した時に回線切替え部20を制御してアナログ電話機23とベル信号生成部21とを接続し、上記以外の時は回線切替え部20を制御してアナログ電話機23と加入者回線部18とを接続するオルタネート番号検出部である。ここで、USBインタフェース部10は、USB仕様に準拠したGet Descriptorコマンド、Set Interfaceコマンドによってオルタネート番号を認識する事ができるUSBインタフェース部であり、またUSB電話アダプタ22は、USBインタフェース部10、加入者回線部18、フックアップ検知部19、回線切替え部20、ベル信号生成部21オルタネート番号検出部24から構成されるUSB電話アダプタである。
【0050】
このように構成されたインターネット電話システムについて、その動作を図4を用いて説明する。図4は、パソコン6とUSB電話アダプタ22との間でのデータのやり取りを示すシーケンス図である。
【0051】
電源投入等によりUSB電話アダプタ22をパソコン6へ接続すると、図4のように、USBインタフェース部10はUSB仕様に準拠したGetDescriptorコマンドでパソコン6へ例えばオルタネート番号0は無音、オルタネート番号1は有音であると通知すると同時に、USBインタフェース部10のオルタネート番号を通話開始まで0(無音)に設定する。インターネット電話ソフト4からインターネット電話ソフト7を呼び出すと、インターネット電話ソフト7は、呼出音を送出するために、USB仕様に準拠したSetInterfaceコマンドでオルタネート番号を1(有音)に設定する命令をUSB8に送る。USBインタフェース部10は、SetInterfaceコマンドによってオルタネート番号を1(有音)に設定する。オルタネート番号検出部24は、オルタネート番号1(有音)を検知しかつフックアップ検知部19の出力がオンフックの時は、回線切替え部20を制御してアナログ電話機23をベル信号生成部21に接続する。アナログ電話機23に接続されたベル信号生成部21は、アナログ電話機23にベル信号を送出し、アナログ電話機23はベル信号を検知し、呼び出し音を鳴らし、ユーザに着呼を通知する。なお、オルタネート検出部24は、USBインタフェース部10のオルタネート番号が0あるいはフックアップ検知部19の出力がオフフックの時は、回線切替え部20を制御してアナログ電話機23を加入者回線部18に接続するので、アナログ電話機23はベル信号を受けることなく、呼び出し音は鳴らない。アナログ電話機23の着信音をうけたユーザがアナログ電話機23をオフフックするとフックアップ検知部19はオルタネート検出部24にオフフックを通知するので、比較部13は、回線切替え部20を制御してアナログ電話機23を加入者回線部18に接続し、アナログ電話機23の呼び出し音は停止する。ユーザがインターネット電話ソフト7に対して接続操作を行うと、実施の形態1の場合と同様にインターネット電話ソフト4とインターネット電話ソフト7は音声通信が可能となる。
【0052】
このようにして、USB8上の有音無音の設定をオルタネート番号で読み取り、かつアナログ電話機23がオンフックのときベル信号を送出し、接続しているアナログ電話機23のベルを鳴らすことができるので、インターネット電話ソフトの種類に依存することなく呼出を可能とする。
【0053】
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4によるインターネット電話装置を有するインターネット電話システムの構成は、実施の形態3と同様、図3の構成である。本実施の形態は、実施の形態3において図3で着呼によりパソコン6からオルタネート番号1(有音)の設定を受け、オルタネート番号検出部24が回線制御信号により回線切替え部20をベル信号生成部21に接続し、アナログ電話機23のベルが鳴っている状態のときに、発呼側ユーザがインターネット電話ソフト4に切断操作を行い、インターネット電話の呼出を切ったときについてものものである。発呼側ユーザがインターネット電話ソフト4に切断操作を行い、インターネット電話の呼出を切ったとき、着呼側インターネット電話ソフト7は無音となり、パソコン6は無音のオルタネート番号0をUSBインタフェース部10へ送出する。この無音のオルタネート番号0はオルタネート番号検出部24へ伝えられ、ベル信号を送出中にこの無音のオルタネート番号0を受信したときは、相手がインターネット電話を切ったものと判定し、回線切替え部20を加入者回線部18へ切り替えて、それ以上の呼出を中止する。
【0054】
このように、本実施の形態では、発呼側ユーザがインターネット電話ソフト4に切断操作を行うことにより、無音のオルタネート番号0をオルタネート番号検出部24へ伝えることができるので、回線切替え部20を加入者回線部18へ切り替えて、呼出を中止することができる。
【0055】
(実施の形態5)
図5は、本発明の実施の形態5によるインターネット電話装置を有するインターネット電話システムを示すブロック図である。図5のインターネット電話装置は、呼出音の検出をパソコン6によって行うUSB電話アダプタ22を用いたものである。
【0056】
図5において、マイク1、スピーカ2、パソコン3、6、インターネット手段としてのインターネット電話ソフト4、7、インターネット網5、USB8、USBインタフェース部10、呼び出し音波形データ書込み部11、呼び出し音波形データ記憶部12、比較部13、加入者回線部18、フックアップ検知部19、回線切替え部20、ベル信号生成部21、USB電話アダプタ22、アナログ電話機23は図2と同様のものなので、同一符号を付し、説明は省略する。25は回線制御信号によってベル信号生成部21とアナログ電話機23を接続する命令を受け、かつフックアップ検知部19がオンフックを検知した時に回線切替え部20を制御してアナログ電話機23とベル信号生成部21とを接続し、上記以外の時は回線切替え部20を制御してアナログ電話機23と加入者回線部18とを接続する回線制御部、26はインターネット電話ソフト7と後述のUSBドライバ27との間で音声データのやりとりを行うオーディオドライバ、27はUSB8を介して音声データの送受信と回線制御信号の送信を行うUSBドライバである。ここで、USBインタフェース部10は、USB8を介して音声データの送受信と回線制御信号の受信を行うものであり、USB電話アダプタ22は、USBインタフェース部10、加入者回線部18、フックアップ検知部19、回線切替え部20、ベル信号生成部21、回線制御部25から構成される。
【0057】
このように構成されたインターネット電話システムについて、その動作を説明する。
【0058】
インターネット電話ソフト4からインターネット電話ソフト7を呼び出すと、インターネット電話ソフト7は呼び出し音データをオーディオドライバ26、USBドライバ27を介してUSB8へ送信する。比較部13は、上記呼び出し音データと呼び出し音波形データ記憶部12に記憶されたデータとを比較し、比較結果が一致した時は加入者回線部18とアナログ電話機23との接続命令をUSBドライバ27を介してUSB8へ送信する。USBインタフェース部10は、受信した加入者回線部18とアナログ電話機23との接続命令を回線制御部25へ出力する。回線制御部25は、加入者回線部18とアナログ電話機23との接続命令を受けかつフックアップ検知部19の出力がオンフックの時は、回線切替え部20を制御してアナログ電話機23をベル信号生成部21に接続する。アナログ電話機23に接続されたベル信号生成部21は、アナログ電話機23にベル信号を送出し、アナログ電話機23はベル信号を検知し、呼び出し音を鳴らし、ユーザに着呼を通知する。なお、回線制御部25は、加入者回線部18とアナログ電話機23との接続命令を受けていない時あるいはフックアップ検知部19の出力がオフフックの時は、回線切替え部20を制御してアナログ電話機23を加入者回線部18に接続するので、アナログ電話機23はベル信号が来ないので、呼び出し音を鳴らさない。アナログ電話機23のベル鳴動をうけたユーザがアナログ電話機23をオフフックすると、フックアップ検知部19は、回線制御部25にオフフックを通知するので、回線制御部25は回線切替え部20を制御してアナログ電話機23を加入者回線部18に接続するので、アナログ電話機23の呼び出し音は停止する。
【0059】
このようにして、呼出音波形データ記憶部12と比較部13とをパソコン6の中に設けることにより、USB電話アダプタ22は、より容量の小さいCPUやDSPで構成することが可能となる。
【0060】
(実施の形態6)
図6は、本発明の実施の形態6によるインターネット電話装置を有するインターネット電話システムを示すブロック図である。図6のインターネット電話装置は、アナログ電話機23のオフフック情報及び押下キー情報をパソコン6に送るUSB電話アダプタ22を用いたものである。
【0061】
図6において、マイク1、スピーカ2、パソコン3、6、インターネット手段としてのインターネット電話ソフト4、7、インターネット網5、USB8、USBインタフェース部10、呼び出し音波形データ書込み部11、呼び出し音波形データ記憶部12、比較部13、加入者回線部18、フックアップ検知部19、回線切替え部20、ベル信号生成部21、USB電話アダプタ22、アナログ電話機23は図2と同様のものなので、同一符号を付し、説明は省略する。28は音声データ中のDTMF信号を検出しアナログ電話機23の押下キー情報を出力するDTMF検出部、29はDTMF検出部28からの押下キー情報およびフックアップ検知部19からのオンフック通知をキー信号に変換し、パソコン6からはUSBキーボードとして認識されているキー信号変換部である。ここで、USBインタフェース部10は、USB8と音声データの送受信を行うと同時にキー信号をUSB8に送信するものであり、また、USB電話アダプタ22は、USBインタフェース部10、呼び出し音波形データ書込み部11、呼び出し音波形データ記憶部12、比較部13、加入者回線部18、フックアップ検知部19、回線切替え部20、ベル信号生成部21、DTMF検出部28、キー信号変換部29から構成される。
【0062】
このように構成されたインターネット電話システムについて、その動作を説明する。
【0063】
インターネット電話ソフト4からインターネット電話ソフト7を呼び出すと、実施の形態2と同様にして、アナログ電話機23は、ベル信号を検知し、呼び出し音を鳴らし、ユーザに着呼を通知する。アナログ電話機23の着呼通知をうけたユーザがアナログ電話機23をオフフックすると、フックアップ検知部19は比較部13にオフフックを通知するので、キー信号変換部29はオフフック通知をオフフック状態を示すキー信号に変換し、USBインタフェース部10、USB8を介してパソコン6へ送信する。オフフック状態を示すキー信号を受けたインターネット電話ソフト7は、着呼許可操作と判定し、インターネット網5を介してパソコン4へ着信許可データを送ると同時に通話状態となる。インターネット電話ソフト7から発呼してインターネット電話ソフト4と通話を行いたい場合にユーザがアナログ電話機23をオフフックすると、フックアップ検知部19はキー信号変換部29にオフフック状態を通知する。また、アナログ電話機23から押下キーに対応するDTMF信号が加入者回線部18を介してDTMF検出部28に送られ、DTMF検出部28は、DTMF信号を検出し、アナログ電話機23の押下キー情報をキー信号変換部29に通知する。キー信号変換部29は、オフフック状態通知および押下キー情報をキー信号に変換してUSBインタフェース部10へ出力する。USBインタフェース部10は、キー信号をUSB8を介してパソコン6へ送信する。インターネット電話ソフト7は、キー信号によってオフフック状態通知および押下キー情報を受け取ると、キー信号変換部29をUSBキーボードつまり普通のキーボードを押されたのと同じとみなしているため、押下キー情報に従ってダイヤルすると同時にディスプレイ上にダイヤルした番号を表示する。
【0064】
このようにして、USB電話アダプタ22に接続したアナログ電話機23のフック動作およびキー押下によるDTMF信号は通常のキーボード入力と同等にインターネット電話ソフト7において取り扱われることとなるので、インターネット電話ソフトの種類に依存しないで発着呼動作を行うことができる。
【0065】
(実施の形態7)
図7は、本発明の実施の形態7によるインターネット電話装置を有するインターネット電話システムを示すブロック図である。図7のインターネット電話装置は、電話回線48と接続できるUSB電話アダプタ36を用い、USB電話アダプタ36に電話回線48から着信があったとき、パソコン3にUSB37経由であらかじめ定められた手順でキー情報をUSBキーボードの情報として送り、一般電話にかけられるインターネット電話を利用してあらかじめ定められた電話に着信させ、自動的に転送、通話を開始することを特徴とするUSB電話アダプタ36を用いたものである。
【0066】
図7において、パソコン3、6、インターネット手段としてのインターネット電話ソフト4、7、インターネット網5、アナログ電話機23は図2と同様のものなので、同一符号を付し、説明は省略する。30は電話回線48への接続、切断を行う電話回線接続部、31は電話回線信号と音声信号を相互に変換する2線−4線変換部、32は音声信号とデジタル音声データを相互に変換するA/D・D/A変換部、34は電話回線48のベル信号を検出するベル信号検出部、33はUSB37と音声データのシリアル通信を行うUSBインタフェース部、35はパソコン3からは通常のUSBキーボードとして認識され、ベル信号検出部34からの検出信号を受けて、任意に設定された着信転送先へのダイヤル番号および発呼のキー信号をパソコン3に送るキー信号生成部、33はUSB37と音声データおよびキー信号のシリアル通信を行うUSBインタフェース部、36は電話回線接続部30、2線−4線変換部31、A/D・D/A変換部32、USBインタフェース部33、ベル信号検出部34、キー信号生成部35から構成されるUSB電話アダプタ、38はインターネット電話から通常の電話網39へ相互乗り入れができるインターネット電話ゲートウエイである。
【0067】
このように構成されたインターネット電話システムについて、その動作を説明する。
【0068】
待ち受け時、電話回線接続部30は、電話回線48と2線−4線変換部31を切断している。インターネット電話ソフト4とインターネット電話ソフト7が非通話状態で電話回線48から着呼を受けた場合、電話回線48からUSB電話アダプタ36へベル信号が送られる。ベル信号検出部34は、ベル信号を検出すると、キー信号生成部35へキー信号の生成命令を出し、キー信号生成部35は、あらかじめ設定した手順でパソコン6のダイヤル番号および発呼のキー信号をパソコン3に送信する。パソコン3内のインターネット電話ソフト4は、パソコン6のダイヤル番号および発呼のキー信号を受けて、インターネット網5を介してパソコン6に発呼する。パソコン3からの呼出を受けたパソコン6内のインターネット電話ソフト7は呼出音を発生させ、ユーザが着呼を許可すると通話が開始される。また相手にはアナログ電話機23を選択することも可能である。このときはキー信号生成部35に、インターネット電話ゲートウエイ38をとおり、電話網39を通ってアナログ電話機23に着信するように電話番号を設定しておけばよい。
【0069】
このようにして、パソコン3からはUSBキーボードと認識されるキー信号生成部35にあらかじめインターネット電話ソフト4の発呼シーケンスと転送先の電話番号を設定しておくことにより、転送動作が可能となる。
【0070】
(実施の形態8)
図8は、本発明の実施の形態8によるインターネット電話装置を有するインターネット電話システムを示すブロック図である。図8のインターネット電話装置は、実施の形態7に記載のUSB電話アダプタ36に電話回線48から着信があったとき、発呼する相手がインターネット電話であった場合または常にインターネット電話が着呼側と常時接続で通話状態にしてあるとき、着呼側の電話回線48に着信があることを知らせるために、着呼側の呼出音波形データ記憶部に記憶した波形を着呼側に送出し、着呼側USB電話アダプタ22は、実施の形態2に記載の呼出音検出方法を用い、記憶している呼出音と一致した場合、接続しているアナログ電話機23にベル信号を送出することを特徴とするUSB電話アダプタ22を用いたものである。
【0071】
図8において、パソコン3、6、インターネット手段としてのインターネット電話ソフト4、7、インターネット網5、USB8、USBインタフェース部10、呼び出し音波形データ書込み部11、呼び出し音波形データ記憶部12、比較部13、加入者回線部18、フックアップ検知部19、回線切替え部20、ベル信号生成部21、USB電話アダプタ22、アナログ電話機23は図2と同様のものであり、電話回線接続部30、2線−4線変換部31、A/D・D/A変換部32、USBインタフェース部33、ベル信号検出部34、USB電話アダプタ36、電話回線48は図7と同様のものなので、同一符号を付し、説明は省略する。40は呼び出し音を出力する呼び出し音生成部である。ここで、USBインタフェース部33はUSB37と音声データのシリアル通信を行うものであり、また、USB電話アダプタ36は、電話回線接続部30、2線−4線変換部31、A/D・D/A変換部32、USBインタフェース部33、ベル信号検出部34、呼び出し音生成部40から構成される発呼側USB電話アダプタである。
【0072】
このように構成されたインターネット電話システムについて、その動作を説明する。
【0073】
待ち受け時、電話回線接続部30は切断状態で、電話回線48と2線−4線変換部31を切断している。電話回線48に着信すると、電話回線48からUSB電話アダプタ36へベル信号が送られる。ベル信号検出部34は、ベル信号を検出すると、呼び出し音生成部40へ呼び出し音の生成命令を出し、呼び出し音生成部40は呼び出し音を出力する。発呼側インターネット電話ソフト4と着呼側インターネット電話ソフト7が常時接続通話状態である場合とすると、呼び出し音は音声データとしてUSBインタフェース部33、USB37、パソコン3、インターネット網5、パソコン6、USB8を介してUSB電話アダプタ22へ送られる。USB電話アダプタ22は、実施の形態2の場合と同様の構成となっており、比較部13は、上記呼び出し音データと呼び出し音波形データ記憶部12に記憶されたデータとを比較し、比較結果が一致しかつフックアップ検知部19の出力がオンフックの時は、回線切替え部20を制御してアナログ電話機23をベル信号生成部21に接続する。アナログ電話機23に接続されたベル信号生成部21はアナログ電話機23にベル信号を送出し、アナログ電話機23はベル信号を検知し、呼び出し音を鳴らし、ユーザに着呼を通知する。なお、比較部13は、比較結果が一致しないあるいはフックアップ検知部19の出力がオフフックの時は、回線切替え部20を制御してアナログ電話機23を加入者回線部18に接続するので、アナログ電話機23はベル検知することなく、呼び出し音を鳴らさない。
【0074】
このようにして、特定の呼出音をトリガとして、転送元(発呼側)の電話回線48に着信したベル信号を音として転送し、転送先の電話を呼び出すことができるので、インターネット電話のアプリケーションの種類に依存せず容易に転送を行える。
【0075】
(実施の形態9)
図9は、本発明の実施の形態9によるインターネット電話装置を有するインターネット電話システムを示すブロック図である。図9のインターネット電話装置は、実施の形態7に記載の手順で転送されたきた電話において、発呼側のUSB電話アダプタ36のフック回路(電話回線接続部30)をDTMF音によって制御することによって、自在に電話回線の接続、切断をコントロールすることを特徴とするUSB電話アダプタを用いたものである。
【0076】
図9において、パソコン3、6、インターネット手段としてのインターネット電話ソフト4、7、インターネット網5、USB8、USBインタフェース部10、呼び出し音波形データ書込み部11、呼び出し音波形データ記憶部12、比較部13、加入者回線部18、フックアップ検知部19、回線切替え部20、ベル信号生成部21、USB電話アダプタ22、アナログ電話機23、電話回線接続部30、2線−4線変換部31、A/D・D/A変換部32、USBインタフェース部33、ベル信号検出部34、USB電話アダプタ36、呼び出し音生成部40、電話回線48は図8と同様のものなので、同一符号を付し、説明は省略する。41はDTMF信号を検出し、検出したDTMF信号がオンフックに割り当てられたキーであれば電話回線接続部30をオンフック(切断)状態に制御し、検出したDTMF信号がオフフックに割り当てられたキーであれば電話回線接続部30をオフフック(接続)状態に制御するDTMF検出部である。上記USB電話アダプタ36は、電話回線接続部30、2線−4線変換部31、A/D・D/A変換部32、USBインタフェース部33、ベル信号検出部34、呼び出し音生成部40、DTMF検出部41から構成される。
【0077】
このように構成されたインターネット電話システムについて、その動作を説明する。ここで、DTMF検出部41のオフフック(接続)用DTMF信号を“*”、オンフック(切断)用DTMF信号を“#”と仮定する。
【0078】
インターネット電話ソフト4とインターネット電話ソフト7が常時通話状態で電話回線48をオフフック(接続)する場合、アナログ電話機23で“*”キーを押下すると、“*”のDTMF信号がアナログ電話機23から回線切替え部20、加入者回線部18、USBインタフェース部10、USB8、パソコン6、インターネット網5、パソコン3、USB37、USBインタフェース部33、A/D・D/A変換部32を介してDTMF検出部41へ送られる。DTMF検出部41は、“*”のDTMF信号を検出し、電話回線接続部30を制御して電話回線48と2線−4線変換部31とを接続してオフフック状態になる。インターネット電話ソフト4とインターネット電話ソフト7が常時通話状態で電話回線48をオンフックする場合、アナログ電話機23で“#”キーを押下すると、“#”のDTMF信号がアナログ電話機23から上記の“*”の場合と同様にDTMF検出部41へ送られる。DTMF検出部41は、“#”のDTMF信号を検出し、電話回線接続部30を制御して電話回線48と2線−4線変換部31を切断してオンフック(切断)状態になる。
【0079】
このようにして、転送元電話回線48のオンフック、オフフックを転送先のアナログ電話機23のDTMF信号で制御することによって、転送されてきた電話を切りたいときなどに制御を容易に行うことができる。
【0080】
(実施の形態10)
図10は、本発明の実施の形態10によるインターネット電話装置を有するインターネット電話システムを示すブロック図である。図10のインターネット電話装置は、実施の形態7の手順で転送されてきたか、または常時接続しているインターネット電話において、着呼側に接続されたアナログ電話機23のフック状態の変化に応じて特定の音データを発呼側のUSB電話アダプタ36に送出し、発呼側USB電話アダプタ36内でこの特定の音データを検出し、それに応じて接続している電話回線48への接続切断をコントロールし、どのようなインターネット電話ソフトでも着呼側のアナログ電話機23のフック操作に応じて発呼側の電話回線48への接続切断をコントロールすることができることを特徴とするUSB電話アダプタを用いたものである。
【0081】
図10において、パソコン3、6、インターネット手段としてのインターネット電話ソフト4、7、インターネット網5、USB8、USBインタフェース部10、呼び出し音波形データ書込み部11、呼び出し音波形データ記憶部12、比較部13、加入者回線部18、フックアップ検知部19、回線切替え部20、ベル信号生成部21、USB電話アダプタ22、アナログ電話機23、電話回線接続部30、2線−4線変換部31、A/D・D/A変換部32、USBインタフェース部33、ベル信号検出部34、USB電話アダプタ36、呼び出し音生成部40、電話回線48は図8と同様のものなので、同一符号を付し、説明は省略する。42は後述のオフフック音データ記憶部43あるいは後述のオンフック音データ記憶部44に音声データを書き込む音声データ書込み部、43はオフフック音データを記憶するオフフック音データ記憶部、44はオンフック音データを記憶するオンフック音データ記憶部、45はUSBインタフェース部33からの音データとオフフック音データ記憶部43に記憶されたデータおよびオンフック音データ記憶部44に記憶されたデータとを比較し、オフフック音データ記憶部43のデータと一致すれば電話回線接続部30をオフフック(接続)状態に制御し、オンフック音データ記憶部44のデータと一致すれば電話回線接続部30をオンフック(切断)状態に制御する比較部、46はフックアップ検知部19がオフフックを検知すれば特定のオフフック音データを出力するオフフック音データ発生部、47はフックアップ検知部19がオンフックを検知すれば特定のオンフック音データを出力するオンフック音データ発生部である。また、USB電話アダプタ22は、USBインタフェース部10、呼び出し音波形データ書込み部11、呼び出し音波形データ記憶部12、比較部13、加入者回線部18、フックアップ検知部19、回線切替え部20、ベル信号生成部21、オフフック音データ発生部46、オンフック音データ発生部47から構成される着呼側USB電話アダプタであり、USB電話アダプタ36は、電話回線接続部30、2線−4線変換部31、A/D・D/A変換部32、USBインタフェース部33、ベル信号検出部34、呼び出し音生成部40、DTMF検出部41、音声データ書込み部42、オフフック音データ記憶部43、オンフック音データ記憶部44、比較部45から構成される。
【0082】
このように構成されたインターネット電話システムについて、その動作を説明する。
【0083】
インターネット電話ソフト4とインターネット電話ソフト7が常時通話状態でアナログ電話機23の受話器を上げ、電話回線48をオフフック(接続)して通話する場合、アナログ電話機23のハンドセットを上げると、フックアップ検知部19がオフフックを検知して、オフフック音データ発生部46、オンフック音データ発生部47、比較部13に通知する。オフフック音データ発生部46は、オフフック検知の通知を受け、オフフック音データを出力する。オフフック音データは、USBインタフェース部10、USB8、パソコン6、インターネット網5、パソコン3、USB37、USBインタフェース部33を介して比較部45へ送られる。比較部45は、USBインタフェース部33から受け取った上記オフフック音データとオフフック音データ記憶部43に記憶されているデータおよびオンフック音データ記憶部44に記憶されているデータとを比較し、オフフック音データ記憶部43に記憶されているデータと一致すれば、電話回線接続部30を制御して電話回線48と2線−4線変換部31とを接続し、オフフック状態にする。アナログ電話機23の受話器を下げ、電話回線48をオンフック(切断)して通話終了する場合、アナログ電話機23のハンドセットを下ろすと、フックアップ検知部19がオンフックを検知してオフフック音データ発生部46、オンフック音データ発生部47、比較部13に通知する。オンフック音データ発生部47は、オンフック検知の通知を受けオンフック音データを出力する。オンフック音データは、USBインタフェース部10、USB8、パソコン6、インターネット網5、パソコン3、USB37、USBインタフェース部33を介して比較部45へ送られる。比較部45は、USBインタフェース部33から受け取った上記オンフック音データとオフフック音データ記憶部43に記憶されているデータおよびオンフック音データ記憶部44に記憶されているデータとを比較し、オンフック音データ記憶部44に記憶されているデータと一致すれば、電話回線接続部30を制御して電話回線48と2線−4線変換部31とを切断し、オンフック状態にする。
【0084】
このようにして、転送先の電話機のフック状態に転送元の電話回線の電話回線接続部30が連動することにより、容易に転送元の電話回線の切断接続ができるようになる。
【0085】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の請求項1に記載のインターネット電話装置によれば、インターネット網を通じて通話ができるインターネット電話手段を有するパソコンと、インターネット電話手段の音声デバイスとしてUSB経由で音声をやり取りするUSB電話機とを有するインターネット電話装置であって、USB電話機は、USB経由でパソコンと音声データおよびデータをやり取りするUSBインタフェース部と、事前に設定した呼び出し音の音声データを記憶した呼び出し音波形データ記憶部と、USBインタフェース部からの音声データと呼び出し音波形データ記憶部に記憶されたデータとの比較を行う比較部と、比較部の比較結果に応じたベル駆動信号を出力するベル駆動部と、ベル駆動信号によって呼び出し音を出力する発音体とを有することにより、パソコンからUSBを介して送られてくる音声データと事前に記憶しておいた呼び出し音の音声データとを比較して呼び出し音の有無を検知し、呼び出し音が検知された場合はUSB電話機の発音体あるいはスピーカから呼び出し音を出力することができるので、インターネット電話ソフトに依存することなくユーザに着信を通知することができる有利な効果が得られる。
【0086】
請求項2に記載のインターネット電話装置によれば、インターネット網を通じて通話ができるインターネット電話手段を有するパソコンと、インターネット電話手段からUSB経由で受信した音声データを処理してアナログ電話機へ出力すると共にアナログ電話機からの音声信号を音声データとして出力するUSB電話アダプタとを有するインターネット電話装置であって、USB電話アダプタは、USB経由でパソコンと音声データおよびデータをやり取りするUSBインタフェース部と、事前に設定した呼び出し音の音声データを記憶した呼び出し音波形データ記憶部と、USBインタフェース部からの音声データと呼び出し音波形データ記憶部に記憶されたデータとの比較を行う比較部と、USB経由で受信した音声データを音声信号に変換してアナログ電話機に出力すると共にアナログ電話機からの音声信号を音声データに変換して出力する加入者回線部と、アナログ電話機にベル信号を送るベル信号生成部と、比較部における比較結果に応じてアナログ電話機の接続先を加入者回線部またはベル信号生成部へ切り替える回線切替え部とを有することにより、アナログ電話機に接続できるUSB電話アダプタを使用し、パソコンからUSBを介して送られてくる音声データと事前に記憶しておいた呼び出し音の音声データとを比較して呼び出し音の有無を検知し、呼び出し音が検知されかつアナログ電話機の受話器が置かれている場合はUSB電話アダプタに接続しているアナログ電話機にベル信号を送り、アナログ電話機の発音体あるいはスピーカから呼び出し音を出力することができるので、インターネット電話ソフトに依存することなくユーザに着信を通知することができるという有利な効果が得られる。
【0087】
請求項3に記載のインターネット電話装置によれば、インターネット網を通じて通話ができるインターネット電話手段を有するパソコンと、インターネット電話手段からUSB経由で受信した音声データを処理してアナログ電話機へ出力すると共にアナログ電話機からの音声信号を音声データとして出力するUSB電話アダプタとを有するインターネット電話装置であって、USB電話アダプタは、パソコンへUSB仕様に準拠した有音無音に対応したオルタネート番号を設定することができると共にパソコンからの有音無音のオルタネート番号を受信できるUSBインタフェース部と、USB経由で受信した音声データを音声信号に変換してアナログ電話機に出力すると共にアナログ電話機からの音声信号を音声データに変換して出力する加入者回線部と、アナログ電話機にベル信号を送るベル信号生成部と、USBインタフェース部のオルタネート番号を検出して回線制御信号を出力するオルタネート番号検出部と、回線制御信号に応じてアナログ電話機の接続先を加入者回線部またはベル信号生成部へ切り替える回線切替え部とを有することにより、インターネット電話が着信してパソコンがUSB電話を呼び出すため有音の設定とした場合、USBインタフェース部でオルタネート番号の有音、無音の状態をうけとり、着呼状態により有音と定義されたオルタネート番号が検知された場合でかつ受話器がオンフックの場合はアナログ電話機にベル信号を送り、アナログ電話機から呼び出し音を出力することができるので、インターネット電話ソフトに依存することなくユーザに着信を通知することができるという有利な効果が得られる。
【0088】
請求項4に記載のインターネット電話装置によれば、請求項3に記載のインターネット電話装置において、オルタネート番号検出部は、有音のオルタネート番号を検出してアナログ電話機のベルを鳴らしているときに、相手がインターネット電話を切り、着呼側インターネット電話手段がそれを検知してUSB電話アダプタに無音のオルタネート番号を送出したとき、相手が電話を切ったものとしてベル信号の送出を止めることにより、インターネット電話経由の着呼があり、ベル信号を送っている間に、相手が電話を切り、インターネット電話ソフトの呼出が止まり、オルタネート番号が無音の設定になった場合、無音のオルタネート番号をオルタネート番号検出部へ伝えることができるので、回線切替え部を加入者回線部へ切り替えてベル信号の送出を止めることができるという有利な効果が得られる。
【0089】
請求項5に記載のインターネット電話装置によれば、インターネット網を通じて通話ができるインターネット電話手段を有するパソコンと、インターネット電話手段からUSB経由で受信した音声データを処理してアナログ電話機へ出力すると共にアナログ電話機からの音声信号を音声データとして出力するUSB電話アダプタとを有するインターネット電話装置であって、パソコンは、事前に設定した呼び出し音の音声データを記憶した呼び出し音波形データ記憶部と、インターネット網から受信した音声データと呼び出し音波形データ記憶部に記憶されたデータとの比較を行うと共に比較結果に応じた回線制御信号を出力する比較部とを有し、USB電話アダプタは、USB経由で受信した音声データを音声信号に変換してアナログ電話機に出力すると共にアナログ電話機からの音声信号を音声データに変換して出力する加入者回線部と、アナログ電話機にベル信号を送るベル信号生成部と、回線制御信号に応じてアナログ電話機の接続先を加入者回線部またはベル信号生成部へ切り替える回線切替え部とを有することにより、パソコン内部で呼び出し音が検知された場合はUSB経由で回線切替え部を制御し、アナログ電話機にベル信号を送り、アナログ電話機の発音体あるいはスピーカから呼び出し音を出力して、ユーザに着信を通知することができると共に、呼び出し音波形データ記憶部と比較部とをパソコンに設けたことにより、USB電話アダプタの小型化を図ることができるという有利な効果が得られる。
【0090】
請求項6に記載のインターネット電話装置によれば、インターネット網を通じて通話ができるインターネット電話手段を有するパソコンと、インターネット電話手段からUSB経由で受信した音声データを処理してアナログ電話機へ出力すると共にアナログ電話機からの音声信号を音声データとして出力するUSB電話アダプタとを有するインターネット電話装置であって、USB電話アダプタは、USB経由で受信した音声データを音声信号に変換してアナログ電話機に出力すると共にアナログ電話機からの音声信号を音声データに変換して出力する加入者回線部と、アナログ電話機のオフフックを検出するフックアップ検知部と、アナログ電話機からのDTMF信号を検出してDTMF情報を通知するDTMF検出部と、DTMF検出部からのDTMF情報およびフックアップ検知部からのフック情報をUSBデバイスとして標準的に認識されるUSBキーボードのキー信号に変換するキー信号変換部と、キー信号を送出するUSBインタフェース部とを有することにより、USB電話アダプタに接続したアナログ電話機のフック動作およびキー押下によるDTMF信号を通常のキーボード入力と同等にインターネット電話ソフトにおいて取り扱うことができるので、インターネット電話ソフトの種類に依存することなく発着呼動作を行うことができるという有利な効果が得られる。
【0091】
請求項7に記載のインターネット電話装置によれば、インターネット網を通じて通話ができるインターネット電話手段を有するパソコンと、電話回線から受信した音声信号を音声データに変換してパソコンへ出力すると共にパソコンからの音声データを音声信号に変換して電話回線へ送出するUSB電話アダプタとを有するインターネット電話装置であって、USB電話アダプタは、ベル信号を検知するベル信号検知部と、ベル信号を検知した場合にはあらかじめ定められた手順でUSBで標準に認識されるキーボードの情報として送出するキー信号生成部と、キーボードの情報をパソコンへ送信するUSBインタフェース部とを有することにより、パソコンからはUSBキーボードと認識されるキー信号発生部にあらかじめインターネット電話ソフトの発呼シーケンスと転送先の電話番号とを設定することができるので、転送動作が可能になるという有利な効果が得られる。
【0092】
請求項8に記載のインターネット電話装置によれば、インターネット網を通じて通話ができるインターネット電話手段を有するパソコンと、電話回線から受信した音声信号を音声データに変換してパソコンへ出力すると共にパソコンからの音声データを音声信号に変換して電話回線へ送出するUSB電話アダプタとを有するインターネット電話装置であって、USB電話アダプタは、ベル信号を検知するベル信号検知部と、ベル信号を検知した場合にはあらかじめ設定された呼出音を音声データとして送出する呼出音生成部と、呼出音としての音声データをパソコンへ送信するUSBインタフェース部とを有することにより、USB電話アダプタに電話回線から着信があり、発呼する相手がインターネット電話であった場合または常にインターネット電話が相手側と常時接続で通話状態にしてある場合、相手側に着信であることを知らせるためにあらかじめ相手側に記憶した波形を相手側に送出し、相手側は、記憶している呼出音の波形と一致した場合、USB電話アダプタに接続しているアナログ電話機にベル信号を送出して相手側の電話を呼び出すことができるので、インターネット電話ソフトの種類に依存しないで、ユーザに呼び出しを通知することができるという有利な効果が得られる。
【0093】
請求項9に記載のインターネット電話装置によれば、請求項8に記載のインターネット電話装置において、USB電話アダプタは、相手側パソコンからのDTMF音を検出するDTMF検出部と、DTMF検出部におけるDTMF音に応じて電話回線への接続接断をコントロールする電話回線接続部とを有することにより、USB電話アダプタの電話回線接続部をDTMF音によって制御することができ、自在に電話回線の接続、切断をコントロールすることができるという有利な効果が得られる。
【0094】
請求項10に記載のインターネット電話システムによれば、インターネット網を通じて通話ができるインターネット電話手段を有する発呼側パソコンと着呼側パソコンと、電話回線から受信した音声信号を音声データに変換してUSB経由で発呼側パソコンへ出力すると共に発呼側パソコンからの音声データを音声信号に変換して電話回線へ送出する発呼側USB電話アダプタと、着呼側パソコンからUSB経由で受信した音声データを処理してアナログ電話機へ出力すると共にアナログ電話機からの音声信号を音声データとして出力する着呼側USB電話アダプタとを有するインターネット電話システムであって、着呼側USB電話アダプタは、アナログ電話機のオフフックを検出するフックアップ検知部と、フックアップ検知部でオンフックを検知したときはオンフック音データを出力するオンフック音データ発生部と、フックアップ検知部でオフフックを検知したときはオフフック音データを出力するオフフック音データ発生部とを有し、発呼側USB電話アダプタは、オンフック音データを記憶するオンフック音データ記憶部と、オフフック音データを記憶するオフフック音データ記憶部と、記憶したオンフック音データまたはオフフック音データと着呼側USB電話アダプタからの音声データとを比較する比較部と、比較部からの一致信号に応じて電話回線への接続切断をコントロールする電話回線接続部とを有することにより、着呼側に接続されたアナログ電話機のフック状態の変化に応じて特定の音声データを発呼側USB電話アダプタに送出し、発呼側USB電話アダプタ内でこの特定の音声データを検出し、それに応じて接続している電話回線への接続切断をコントロールすることができるので、どのようなインターネット電話ソフトでも着呼側のアナログ電話機のフック操作に応じて発呼側の電話回線への接続切断をコントロールすることができるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるインターネット電話装置を有するインターネット電話システムを示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態2によるインターネット電話装置を有するインターネット電話システムを示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態3によるインターネット電話装置を有するインターネット電話システムを示すブロック図
【図4】パソコンとUSB電話アダプタとの間でのデータのやり取りを示すシーケンス図
【図5】本発明の実施の形態5によるインターネット電話装置を有するインターネット電話システムを示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態6によるインターネット電話装置を有するインターネット電話システムを示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態7によるインターネット電話装置を有するインターネット電話システムを示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態8によるインターネット電話装置を有するインターネット電話システムを示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態9によるインターネット電話装置を有するインターネット電話システムを示すブロック図
【図10】本発明の実施の形態10によるインターネット電話装置を有するインターネット電話システムを示すブロック図
【図11】従来のインターネット電話装置を有するインターネット電話システムを示すブロック図
【符号の説明】
1 マイク
2 スピーカ
3 パソコン
4 インターネット電話ソフト
5 インターネット網
6 パソコン
7 インターネット電話ソフト
8、37 USB
9 USB電話機
10、33 USBインタフェース部
11 呼び出し音波形データ書込み部
12 呼び出し音波形データ記憶部
13、45 比較部
14 ハンドセット駆動部
15 ハンドセット
16 ベル駆動部
17 発音体
18 加入者回線部
19 フックアップ検知部
20 回線切替え部
21 ベル信号生成部
22、36 USB電話アダプタ
23 アナログ電話機
24 オルタネート番号検出部
25 回線検出部
26 オーディオドライバ
27 USBドライバ
28 DTMF検出部
29 キー信号変換部
30 電話回線接続部
31 2線−4線変換部
32 A/D・D/A変換部
34 ベル信号検出部
35 キー信号生成部
38 インターネット電話ゲートウェイ
39 電話網
40 呼び出し音生成部
41 DTMF検出部
42 音声データ書込み部
43 オフフック音データ記憶部
44 オンフック音データ記憶部
46 オフフック音データ発生部
47 オンフック音データ発生部
48 電話回線

Claims (10)

  1. インターネット網を通じて通話ができるインターネット電話手段を有するパソコンと、前記インターネット電話手段の音声デバイスとしてUSB経由で音声をやり取りするUSB電話機とを有するインターネット電話装置であって、
    前記USB電話機は、USB経由で前記パソコンと音声データおよびデータをやり取りするUSBインタフェース部と、事前に設定した呼び出し音の音声データを記憶した呼び出し音波形データ記憶部と、前記USBインタフェース部からの音声データと前記呼び出し音波形データ記憶部に記憶されたデータとの比較を行う比較部と、前記比較部の比較結果に応じたベル駆動信号を出力するベル駆動部と、前記ベル駆動信号によって呼び出し音を出力する発音体とを有することを特徴とするインターネット電話装置。
  2. インターネット網を通じて通話ができるインターネット電話手段を有するパソコンと、前記インターネット電話手段からUSB経由で受信した音声データを処理してアナログ電話機へ出力すると共に前記アナログ電話機からの音声信号を音声データとして出力するUSB電話アダプタとを有するインターネット電話装置であって、
    前記USB電話アダプタは、USB経由で前記パソコンと音声データおよびデータをやり取りするUSBインタフェース部と、事前に設定した呼び出し音の音声データを記憶した呼び出し音波形データ記憶部と、前記USBインタフェース部からの音声データと前記呼び出し音波形データ記憶部に記憶されたデータとの比較を行う比較部と、USB経由で受信した音声データを音声信号に変換して前記アナログ電話機に出力すると共に前記アナログ電話機からの音声信号を音声データに変換して出力する加入者回線部と、前記アナログ電話機にベル信号を送るベル信号生成部と、前記比較部における比較結果に応じて前記アナログ電話機の接続先を前記加入者回線部または前記ベル信号生成部へ切り替える回線切替え部とを有することを特徴とするインターネット電話装置。
  3. インターネット網を通じて通話ができるインターネット電話手段を有するパソコンと、前記インターネット電話手段からUSB経由で受信した音声データを処理してアナログ電話機へ出力すると共に前記アナログ電話機からの音声信号を音声データとして出力するUSB電話アダプタとを有するインターネット電話装置であって、
    前記USB電話アダプタは、前記パソコンへUSB仕様に準拠した有音無音に対応したオルタネート番号を設定することができると共に前記パソコンからの有音無音のオルタネート番号を受信できるUSBインタフェース部と、USB経由で受信した音声データを音声信号に変換して前記アナログ電話機に出力すると共に前記アナログ電話機からの音声信号を音声データに変換して出力する加入者回線部と、前記アナログ電話機にベル信号を送るベル信号生成部と、前記USBインタフェース部のオルタネート番号を検出して回線制御信号を出力するオルタネート番号検出部と、前記回線制御信号に応じて前記アナログ電話機の接続先を加入者回線部またはベル信号生成部へ切り替える回線切替え部とを有することを特徴とするインターネット電話装置。
  4. 前記オルタネート番号検出部は、有音のオルタネート番号を検出して前記アナログ電話機のベルを鳴らしているときに、相手がインターネット電話を切り、着呼側インターネット電話手段がそれを検知してUSB電話アダプタに無音のオルタネート番号を送出したとき、相手が電話を切ったものとしてベル信号の送出を止めることを特徴とする請求項3に記載のインターネット電話装置。
  5. インターネット網を通じて通話ができるインターネット電話手段を有するパソコンと、前記インターネット電話手段からUSB経由で受信した音声データを処理してアナログ電話機へ出力すると共に前記アナログ電話機からの音声信号を音声データとして出力するUSB電話アダプタとを有するインターネット電話装置であって、
    前記パソコンは、事前に設定した呼び出し音の音声データを記憶した呼び出し音波形データ記憶部と、インターネット網から受信した音声データと前記呼び出し音波形データ記憶部に記憶されたデータとの比較を行うと共に比較結果に応じた回線制御信号を出力する比較部とを有し、
    前記USB電話アダプタは、USB経由で受信した音声データを音声信号に変換して前記アナログ電話機に出力すると共に前記アナログ電話機からの音声信号を音声データに変換して出力する加入者回線部と、前記アナログ電話機にベル信号を送るベル信号生成部と、前記回線制御信号に応じて前記アナログ電話機の接続先を加入者回線部またはベル信号生成部へ切り替える回線切替え部とを有することを特徴とするインターネット電話装置。
  6. インターネット網を通じて通話ができるインターネット電話手段を有するパソコンと、前記インターネット電話手段からUSB経由で受信した音声データを処理してアナログ電話機へ出力すると共に前記アナログ電話機からの音声信号を音声データとして出力するUSB電話アダプタとを有するインターネット電話装置であって、
    前記USB電話アダプタは、USB経由で受信した音声データを音声信号に変換して前記アナログ電話機に出力すると共に前記アナログ電話機からの音声信号を音声データに変換して出力する加入者回線部と、前記アナログ電話機のオフフックを検出するフックアップ検知部と、前記アナログ電話機からのDTMF信号を検出してDTMF情報を通知するDTMF検出部と、前記DTMF検出部からのDTMF情報および前記フックアップ検知部からのフック情報をUSBデバイスとして標準的に認識されるUSBキーボードのキー信号に変換するキー信号変換部と、前記キー信号を送出するUSBインタフェース部とを有することを特徴とするインターネット電話装置。
  7. インターネット網を通じて通話ができるインターネット電話手段を有するパソコンと、電話回線から受信した音声信号を音声データに変換して前記パソコンへ出力すると共に前記パソコンからの音声データを音声信号に変換して電話回線へ送出するUSB電話アダプタとを有するインターネット電話装置であって、
    前記USB電話アダプタは、ベル信号を検知するベル信号検知部と、ベル信号を検知した場合にはあらかじめ定められた手順でUSBで標準に認識されるキーボードの情報として送出するキー信号生成部と、前記キーボードの情報を前記パソコンへ送信するUSBインタフェース部とを有することを特徴とするインターネット電話装置。
  8. インターネット網を通じて通話ができるインターネット電話手段を有するパソコンと、電話回線から受信した音声信号を音声データに変換して前記パソコンへ出力すると共に前記パソコンからの音声データを音声信号に変換して電話回線へ送出するUSB電話アダプタとを有するインターネット電話装置であって、
    前記USB電話アダプタは、ベル信号を検知するベル信号検知部と、ベル信号を検知した場合にはあらかじめ設定された呼出音を音声データとして送出する呼出音生成部と、前記呼出音としての音声データを前記パソコンへ送信するUSBインタフェース部とを有することを特徴とするインターネット電話装置。
  9. 前記USB電話アダプタは、相手側パソコンからのDTMF音を検出するDTMF検出部と、前記DTMF検出部におけるDTMF音に応じて電話回線への接続接断をコントロールする電話回線接続部とを有することを特徴とする請求項8に記載のインターネット電話装置。
  10. インターネット網を通じて通話ができるインターネット電話手段を有する発呼側パソコンと着呼側パソコンと、電話回線から受信した音声信号を音声データに変換してUSB経由で前記発呼側パソコンへ出力すると共に前記発呼側パソコンからの音声データを音声信号に変換して電話回線へ送出する発呼側USB電話アダプタと、前記着呼側パソコンからUSB経由で受信した音声データを処理してアナログ電話機へ出力すると共に前記アナログ電話機からの音声信号を音声データとして出力する着呼側USB電話アダプタとを有するインターネット電話システムであって、
    前記着呼側USB電話アダプタは、前記アナログ電話機のオフフックを検出するフックアップ検知部と、前記フックアップ検知部でオンフックを検知したときはオンフック音データを出力するオンフック音データ発生部と、前記フックアップ検知部でオフフックを検知したときはオフフック音データを出力するオフフック音データ発生部とを有し、
    前記発呼側USB電話アダプタは、前記オンフック音データを記憶するオンフック音データ記憶部と、前記オフフック音データを記憶するオフフック音データ記憶部と、前記記憶したオンフック音データまたはオフフック音データと前記着呼側USB電話アダプタからの音声データとを比較する比較部と、前記比較部からの一致信号に応じて電話回線への接続切断をコントロールする電話回線接続部とを有することを特徴とするインターネット電話システム。
JP2002288585A 2002-10-01 2002-10-01 インターネット電話装置およびインターネット電話システム Pending JP2004128789A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002288585A JP2004128789A (ja) 2002-10-01 2002-10-01 インターネット電話装置およびインターネット電話システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002288585A JP2004128789A (ja) 2002-10-01 2002-10-01 インターネット電話装置およびインターネット電話システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004128789A true JP2004128789A (ja) 2004-04-22

Family

ID=32281042

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002288585A Pending JP2004128789A (ja) 2002-10-01 2002-10-01 インターネット電話装置およびインターネット電話システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004128789A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007148518A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Neo Techno:Kk Usbデバイス

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09321832A (ja) * 1996-05-29 1997-12-12 Ekushingu:Kk 報知装置
JP2000115354A (ja) * 1998-10-02 2000-04-21 Fujitsu I-Network Systems Ltd インターネット電話用ハンドセット装置
JP2000341387A (ja) * 1999-03-12 2000-12-08 Wizunetto:Kk コンピュータのユニバーシャルシリアルバスポートを利用したインターネット電話装置およびインターネット電話通話方法
WO2002001551A1 (en) * 2000-06-23 2002-01-03 Nmb (Usa), Inc. Input device for voice recognition and articulation using keystroke data.
JP2002247237A (ja) * 2000-12-30 2002-08-30 Commax Inc サウンド機能が内装されたインターネット電話インタフェースカード

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09321832A (ja) * 1996-05-29 1997-12-12 Ekushingu:Kk 報知装置
JP2000115354A (ja) * 1998-10-02 2000-04-21 Fujitsu I-Network Systems Ltd インターネット電話用ハンドセット装置
JP2000341387A (ja) * 1999-03-12 2000-12-08 Wizunetto:Kk コンピュータのユニバーシャルシリアルバスポートを利用したインターネット電話装置およびインターネット電話通話方法
WO2002001551A1 (en) * 2000-06-23 2002-01-03 Nmb (Usa), Inc. Input device for voice recognition and articulation using keystroke data.
JP2002247237A (ja) * 2000-12-30 2002-08-30 Commax Inc サウンド機能が内装されたインターネット電話インタフェースカード

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007148518A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Neo Techno:Kk Usbデバイス

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5822406A (en) Switching circuit for automatically routing audio and data signals between a modem, telephone, and I/O devices
JPH05160886A (ja) ディジタル端末装置
JP2004128789A (ja) インターネット電話装置およびインターネット電話システム
JP3085216B2 (ja) 電話通信端末及びそれを使用した通信方法
JP3529283B2 (ja) 回線選択装置
JP2826105B2 (ja) 回線切換装置
JP2012065290A (ja) 電話交換システム及び電話交換装置
JP3134397B2 (ja) 電話交換機
JP4392710B2 (ja) ハンズフリーホンシステム
JP2004266554A (ja) ボタン電話装置
JP2001326706A (ja) 電話機及びそれに用いる着信応答方法
JP3243815B2 (ja) 電話交換機
JP2004007792A (ja) 電話装置
JP3068558B2 (ja) コードレス電話機
JP2002009898A (ja) 電話機及び留守番電子メールの送信方法
JP2947325B2 (ja) 親子コードレス電話装置
JP2001177623A (ja) 電話番号情報の受発信機能を備える電話機とその制御方法
JP2001069142A (ja) Lan電話用アダプタ、通信用モデムまたはisdn回線用ターミナルアダプタ
JP2004215209A (ja) インターネット電話アダプタ
JPH07307809A (ja) メモリーカード型専用内線インタフェース装置
JPS63196137A (ja) 通信装置
JP2000083085A (ja) 電話装置
JP2002135444A (ja) 電話着信情報通知方式
JPH03274849A (ja) Isdn通信方式
JPH1127450A (ja) ファクシミリ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050926

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20051013

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070302

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070403

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070604

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070731