JP2004128401A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Takashi Uehara
上原 隆
Takehiro Hirai
平井 健裕
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】高電圧トランジスタのハンプ現象を抑制し、かつ低電圧トランジスタの実効的なチャネル幅のロスを低減する。
【解決手段】半導体基板1上にシリコン酸化膜2を形成した後、低電圧トランジスタ形成領域Rのシリコン酸化膜2の一部をエッチングしてシリコン酸化膜2Aを形成する。その後、シリコン窒化膜4を形成した後、シリコン窒化膜4及びシリコン酸化膜2、2Aのパターニングを行い、低電圧トランジスタ形成領域Rには酸化防止膜4a及びパッド絶縁膜2aを形成し、高電圧トランジスタ形成領域Rには酸化防止膜4b及びパッド絶縁膜2bを形成する。さらに、半導体基板1をエッチングして分離溝6を形成する。その後、酸化防止膜4a、4bを酸化防止マスクにして熱酸化を行い、保護酸化膜7を形成する。これにより、バーズビーク幅の異なるバーズビーク7a、7bを形成する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置及びその製造方法に関し、特に、トレンチ型素子分離領域によって分離されているゲート絶縁膜の膜厚が異なる少なくとも2種類以上のMIS型トランジスタを有する半導体装置及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置の微細化・高集積化に伴い、素子領域(活性領域)及び素子分離領域の寸法もますます小さくなってきている。従来、素子分離領域の形成には、工程が簡便なLOCOS法が用いられてきたが、LOCOS素子分離領域の端部に形成されるバーズビークによる素子領域の寸法縮小が無視できなくなってきており、最近ではLOCOS法による素子分離に代わりトレンチ型素子分離領域(STI:Shallow Trench Isolation)が使用されるようになってきている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
以下、従来のトレンチ型素子分離領域を有する半導体装置の製造方法について説明する。
【0004】
図6(a)〜(c)は、従来のトレンチ型素子分離領域を有する半導体装置の製造工程を示す断面図である。
【0005】
まず、図6(a)に示す工程で、半導体基板101上にシリコン酸化膜102及びシリコン窒化膜103を順次形成する。その後、シリコン窒化膜103上に、素子分離領域が開口されているレジスト膜104を形成する。
【0006】
次に、図6(b)に示す工程で、レジスト膜104をエッチングマスクにして、シリコン窒化膜103及びシリコン酸化膜102のエッチングを行い、低電圧トランジスタ形成領域Rには酸化防止膜103a及びパッド絶縁膜102aを形成し、高電圧トランジスタ形成領域Rには酸化防止膜103b及びパッド絶縁膜102bを形成する。さらに、半導体基板101を約400nm程度エッチングして分離溝(トレンチ)105を形成する。この分離溝105によって半導体基板101が区画され、低電圧トランジスタ形成領域Rには活性領域101aが形成され、高電圧トランジスタ形成領域Rには活性領域101bが形成される。
【0007】
次に、図6(c)に示す工程で、レジスト膜104を除去した後、酸化防止膜103a、103bを酸化防止マスクにして熱酸化を行い、シリコンが露出している半導体基板101の分離溝105表面に酸化膜106を形成する。この熱酸化により、酸化防止膜103a、103bの端部下に位置する活性領域101a、101bのコーナー部107a、107bも酸化され丸み形状となる。このコーナー部107a、107bの丸み形状部に形成された酸化膜をバーズビーク106a、106bと呼ぶ。
【0008】
その後、基板上の全面に、分離溝105が埋まるように絶縁膜を堆積した後、CMP等によって酸化防止膜103a、103bが露出するまで絶縁膜の平坦化を行い、その後、露出した酸化防止膜を熱リン酸等で除去して素子分離領域を形成する。
【0009】
上記のような従来の製造方法によれば、低電圧トランジスタ形成領域Rの活性領域101aのコーナー部107aに形成されるバーズビーク106aと、高電圧トランジスタ形成領域Rの活性領域101bのコーナー部107bに形成されるバーズビーク106bとは、同一形状に形成される。また、このバースビーク106a、106bの形状によって、ゲート絶縁膜の耐圧、ハンプ現象や逆狭チャネル特性、実効的なチャネル幅(W−effect)等の各種特性が左右されることになる。
【0010】
中でも素子の微細化に合わせて、実効的なチャネル幅を小さくする必要があり、トレンチ型素子分離領域においてもこのバーズビークの抑制が必要となりつつある。
【0011】
【特許文献1】
特開2002−110828号公報(第7−9頁、図2)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
半導体装置の微細化・高集積化に合わせてゲート絶縁膜も薄膜化され、信頼性上の問題から電源電圧も合わせて低電圧化している。一方、システム上の問題から、従来の電源電圧との併用が必要となり、それに合わせてゲート絶縁膜の膜厚が異なる少なくとも2種類以上のMIS型トランジスタを同一基板上に形成することが一般的になりつつある。即ち、入出力部などの高電圧側では厚いゲート絶縁膜を有するMIS型トランジスタを用い、内部の低電圧側ではより薄いゲート絶縁膜を有するMIS型トランジスタを用いる方法が一般的になりつつある。
【0013】
上記のような従来の製造方法では、トレンチ型素子分離領域の形成において、低電圧トランジスタ形成領域Rのバーズビーク106aと、高電圧トランジスタ形成領域Rのバーズビーク106bとは同一形状に形成される。しかしながら、素子分離の微細化に合わせて、低電圧トランジスタ形成領域Rのバーズビーク106aは小さくする必要があるが、一方、高電圧トランジスタ形成領域Rのバーズビーク106bが小さくなるとトランジスタ特性にハンプ現象があらわれてしまい、低電圧トランジスタの特性と高電圧トランジスタの特性を同時に満たすことが難しくなってしまうという課題がある。
【0014】
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、トレンチ型素子分離領域によって分離されているゲート絶縁膜の膜厚が異なる少なくとも2種類以上のMIS型トランジスタを有する半導体装置において、低電圧トランジスタの特性と高電圧トランジスタの特性を同時に満たす半導体装置及びその製造方法を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の半導体装置は、第1の活性領域上に形成された第1のゲート絶縁膜を有する第1のMIS型トランジスタと、第2の活性領域上に形成された第2のゲート絶縁膜を有する第2のMIS型トランジスタとを備えた半導体装置において、第1の活性領域と第2の活性領域とは、半導体基板に形成された素子分離領域によって分離されており、第1の活性領域の端部に素子分離領域側から形成される第1のバーズビークは、第2の活性領域の端部に素子分離領域側から形成される第2のバーズビークに比べて、バーズビーク幅が大きく形成されている。
【0016】
上記半導体装置において、第1のゲート絶縁膜は、第2のゲート絶縁膜に比べて、膜厚が厚く形成されている。
【0017】
上記半導体装置において、第1のMIS型トランジスタは、高電圧トランジスタであり、第2のMIS型トランジスタは、低電圧トランジスタである。
【0018】
本発明の第1の半導体装置の製造方法は、第1のMIS型トランジスタと第2のMIS型トランジスタを有する半導体装置の製造方法において、半導体基板上における第1のMIS型トランジスタ形成領域に第1のパッド絶縁膜を形成する工程(a)と、半導体基板上における第2のMIS型トランジスタ形成領域に、第1のパッド絶縁膜よりも膜厚の薄い第2のパッド絶縁膜を形成する工程(b)と、第1のパッド絶縁膜及び第2のパッド絶縁膜上に酸化防止膜を形成する工程(c)と、第1のパッド絶縁膜、第2のパッド絶縁膜及び酸化防止膜をパターニングして、第1のMIS型トランジスタ形成領域に第1のパッド絶縁膜及び第1の酸化防止膜を形成し、第2のMIS型トランジスタ形成領域に第2のパッド絶縁膜及び第2の酸化防止膜を形成する工程(d)と、工程(d)の後に、半導体基板を所定の深さまでエッチングして分離溝を形成する工程(e)と、工程(e)の後に、第1の酸化防止膜及び第2の酸化防止膜を酸化防止マスクにして酸化を行い、半導体基板における分離溝表面に保護酸化膜を形成する工程(f)とを有している。
【0019】
上記第1の半導体装置の製造方法において、第2のパッド絶縁膜は、半導体基板上における第2のMIS型トランジスタ形成領域に第1のパッド絶縁膜を形成した後、第1のパッド絶縁膜を所定の膜厚だけエッチングして形成する。
【0020】
本発明の第2の半導体装置の製造方法は、第1のMIS型トランジスタと第2のMIS型トランジスタを有する半導体装置の製造方法において、半導体基板上にパッド絶縁膜を形成する工程(a)と、パッド絶縁膜上における第1のMIS型トランジスタ形成領域に第1の酸化防止膜を形成する工程(b)と、パッド絶縁膜上における第2のMIS型トランジスタ形成領域に、第1の酸化防止膜よりも膜厚の厚い第2の酸化防止膜を形成する工程(c)と、パッド絶縁膜、第1の酸化防止膜及び第2の酸化防止膜をパターニングして、第1のMIS型トランジスタ形成領域に第1のパッド絶縁膜及び第1の酸化防止膜を形成し、第2のMIS型トランジスタ形成領域に第2のパッド絶縁膜及び第2の酸化防止膜を形成する工程(d)と、工程(d)の後に、半導体基板を所定の深さまでエッチングして分離溝を形成する工程(e)と、工程(e)の後に、第1の酸化防止膜及び第2の酸化防止膜を酸化防止マスクにして酸化を行い、半導体基板における分離溝表面に保護酸化膜を形成する工程(f)とを有している。
【0021】
上記第2の半導体装置の製造方法において、第1の酸化防止膜は、半導体基板上における第1のMIS型トランジスタ形成領域に第2の酸化防止膜を形成した後、第2の酸化防止膜を所定の膜厚だけエッチングして形成する。
【0022】
本発明の第3の半導体装置の製造方法は、第1のMIS型トランジスタと第2のMIS型トランジスタを有する半導体装置の製造方法において、半導体基板上にパッド絶縁膜を形成する工程(a)と、パッド絶縁膜上における第1のMIS型トランジスタ形成領域に第1の半導体膜を形成する工程(b)と、工程(b)の後に、第1の半導体膜を含む半導体基板上に酸化防止膜を形成する工程(c)と、パッド絶縁膜、第1の半導体膜及び酸化防止膜をパターニングして、第1のMIS型トランジスタ形成領域に第1のパッド絶縁膜、第1の半導体膜及び第1の酸化防止膜を形成し、第2のMIS型トランジスタ形成領域に第2のパッド絶縁膜及び第2の酸化防止膜を形成する工程(d)と、工程(d)の後に、半導体基板を所定の深さまでエッチングして分離溝を形成する工程(e)と、工程(e)の後に、第1の酸化防止膜及び第2の酸化防止膜を酸化防止マスクにして酸化を行い、半導体基板における分離溝表面に保護酸化膜を形成する工程(f)とを有している。
【0023】
上記第3の半導体装置の製造方法において、工程(b)の後で前記工程(c)の前に、パッド絶縁膜上における第2のMIS型トランジスタ形成領域に第1の半導体膜よりも膜厚の薄い第2の半導体膜を形成する工程を備え、工程(c)では、第1の半導体膜及び第2の半導体膜上に酸化防止膜を形成し、工程(d)では、第2の半導体膜もパターニングして、第2のMIS型トランジスタ形成領域の第2のパッド絶縁膜と第2の酸化防止膜との間に第2の半導体膜を形成する。
【0024】
上記第1〜第3の半導体装置の製造方法において、工程(f)では、酸化によって、第1の酸化防止膜の端部下に形成される第1のバーズビークは、第2の酸化防止膜の端部下に形成される第2のバーズビークに比べて、バーズビークの幅が大きく形成される。
【0025】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置ついて、図面を参照しながら説明する。
【0026】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置であり、(a)は平面図、(b)は(a)におけるA−A’箇所の断面図、(c)は(b)におけるB箇所の拡大断面図、(d)は(b)におけるC箇所の拡大断面図である。
【0027】
図1において、1は半導体基板、Rは低電圧トランジスタ形成領域、Rは高電圧トランジスタ形成領域、1aは低電圧トランジスタの活性領域(素子形成領域)、1bは高電圧トランジスタの活性領域(素子形成領域)、9は素子分離領域、10は高電圧トランジスタのゲート絶縁膜、11は低電圧トランジスタのゲート絶縁膜、12aは低電圧トランジスタのゲート電極、12bは高電圧トランジスタのゲート電極である。本実施形態によれば、低電圧トランジスタ形成領域Rにおける素子分離領域9からのバーズビーク7aを抑制し、且つ、高電圧トランジスタ形成領域Rにおける素子分離領域9からのバーズビーク7bを増大させることができるため、高電圧トランジスタではハンプ現象を抑制することができ、かつ低電圧トランジスタでは実効的なチャネル幅のロスを低減することができる。
【0028】
図2(a)〜(e)及び図3(a)〜(d)は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。なお、この断面図は、ゲート幅方向の断面図である。
【0029】
まず、図2(a)に示す工程で、熱酸化法により半導体基板1上に厚さ20nmのシリコン酸化膜2を形成する。その後、シリコン酸化膜2上に、低電圧トランジスタ形成領域Rが開口され、高電圧トランジスタ形成領域Rを覆うレジスト膜3を形成する。
【0030】
次に、図2(b)に示す工程で、レジスト膜3をマスクにして、ドライエッチまたはウェットエッチにより低電圧トランジスタ形成領域Rのシリコン酸化膜2を約10nmエッチングして厚さ約10nmのシリコン酸化膜2Aを形成する。その後、レジスト膜3を除去する。
【0031】
次に、図2(c)に示す工程で、シリコン酸化膜2、2A上の全面に、厚さ150nmのシリコン窒化膜4を形成する。その後、シリコン窒化膜4上に、素子分離領域形成部が開口され、活性領域形成部を覆うレジスト膜5を形成する。
【0032】
次に、図2(d)に示す工程で、レジスト膜5をエッチングマスクにして、シリコン窒化膜4及びシリコン酸化膜2、2Aのパターニングを行い、低電圧トランジスタ形成領域Rには酸化防止膜4a及びパッド絶縁膜2aを形成し、高電圧トランジスタ形成領域Rには酸化防止膜4b及びパッド絶縁膜2bを形成する。さらに、半導体基板1を約400nm程度エッチングして分離溝(トレンチ)6を形成する。この分離溝6によって半導体基板1が区画され、低電圧トランジスタ形成領域Rには活性領域1aが形成され、高電圧トランジスタ形成領域Rには活性領域1bが形成される。その後、レジスト膜5を除去する。
【0033】
次に、図2(e)に示す工程で、酸化防止膜4a、4bを酸化防止マスクにして高温で熱酸化を行い、シリコンが露出している半導体基板1の分離溝6表面に厚さ30nmの保護酸化膜7を形成する。この熱酸化により、酸化防止膜4a、4bの端部下に位置する活性領域1a、1bのコーナー部8a、8bも酸化され丸み形状になる。このコーナー部8a、8bの丸み形状部に形成された酸化膜をバーズビーク7a、7bと呼ぶ。
【0034】
次に、図3(a)に示す工程で、基板上の全面に、分離溝6が埋まるようにHDP−CVD法により厚さ800nmの酸化膜からなる絶縁膜を堆積する。その後、CMP法等によって酸化防止膜4a、4bの表面が露出するまで絶縁膜の平坦化を行い、分離溝6に素子分離絶縁膜9aを形成する。
【0035】
次に、図3(b)に示す工程で、酸化防止膜4a、4bを熱リン酸等で除去した後、パッド絶縁膜2a、2bをフッ酸溶液でウェットエッチングし、活性領域1a、1bの表面を露出させる。これにより、分離溝6に保護酸化膜7及び素子分離絶縁膜9aが埋め込まれた素子分離領域9が形成される。
【0036】
次に、図3(c)に示す工程で、基板上に、熱酸化法により厚さ10nmのシリコン酸化膜を形成した後、リソグラフィ及びウェットエッチングにより低電圧トランジスタ形成領域Rの活性領域1a上のシリコン酸化膜10を選択的に除去することによって、高電圧トランジスタ形成領域Rの活性領域1b上に高電圧トランジスタ用のゲート絶縁膜10を形成する。
【0037】
次に、図3(d)に示す工程で、熱酸化により低電圧トランジスタ形成領域Rの活性領域1a上に、低電圧トランジスタ用の厚さ2nmのシリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜11を形成する。その後、基板上にポリシリコン膜を堆積した後、ポリシリコン膜をパターニングして低電圧トランジスタ用のゲート電極12a及び高電圧トランジスタ用のゲート電極12bを形成する。
【0038】
本実施形態によれば、保護酸化膜7を形成する工程において、高電圧トランジスタ形成領域Rのパッド絶縁膜2bの膜厚が、低電圧トランジスタ形成領域Rのパッド絶縁膜2aの膜厚よりも厚くなっている。このため、保護酸化膜7を形成する際の酸化種は、パッド絶縁膜2aに比べてパッド絶縁膜2bの方が素子分離領域端からより内部へ拡散し易いため、高電圧トランジスタ形成領域Rのバーズビーク7bの方が低電圧トランジスタ形成領域Rのバーズビーク7aよりも大きく形成される。その結果、高電圧トランジスタ形成領域Rに形成される高電圧トランジスタでは、バーズビークの縮小によるハンプ現象を抑制することができ、かつ低電圧トランジスタ形成領域Rに形成される低電圧トランジスタでは、バーズビークを小さくすることにより実効的なチャネル幅(W−effect)のロスを低減することができる。
【0039】
尚、本実施形態の図2(b)に示す工程では、低電圧トランジスタ形成領域Rのシリコン酸化膜2Aは、シリコン酸化膜2の一部を残存させることによって形成したが、低電圧トランジスタ形成領域Rのシリコン酸化膜2を全て除去した後、新たな酸化により低電圧トランジスタ形成領域Rのシリコン酸化膜を再度形成する方法であっても良い。この方法では、工程数は増加するが、低電圧トランジスタ形成領域Rのシリコン酸化膜の膜厚制御性が向上する為、より微細な半導体装置の製造が可能となる。
【0040】
(第2の実施形態)
図4(a)〜(d)は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。なお、この断面図は、ゲート幅方向の断面図である。
【0041】
まず、図4(a)に示す工程で、熱酸化法により半導体基板1上に厚さ10nmのシリコン酸化膜13を形成した後、シリコン酸化膜13上に厚さ200nmのシリコン窒化膜14を形成する。その後、シリコン窒化膜14上に、高電圧トランジスタ形成領域Rが開口され、低電圧トランジスタ形成領域Rを覆うレジスト膜15を形成する。
【0042】
次に、図4(b)に示す工程で、レジスト膜15をマスクにして、ドライエッチにより高電圧トランジスタ形成領域Rのシリコン窒化膜14を約50nmエッチングして厚さ約150nmのシリコン窒化膜14Aを形成する。そして、レジスト膜15を除去した後、シリコン窒化膜14、14A上に、素子分離領域形成部が開口され、活性領域形成部を覆うレジスト膜16を形成する。
【0043】
次に、図4(c)に示す工程で、レジスト膜16をエッチングマスクにして、シリコン窒化膜14、14A及びシリコン酸化膜13のパターニングを行い、低電圧トランジスタ形成領域Rには酸化防止膜14a及びパッド絶縁膜13aを形成し、高電圧トランジスタ形成領域Rには酸化防止膜14b及びパッド絶縁膜13bを形成する。さらに、半導体基板1を約400nm程度エッチングして分離溝(トレンチ)6を形成する。この分離溝6によって半導体基板1が区画され、低電圧トランジスタ形成領域Rには活性領域1aが形成され、高電圧トランジスタ形成領域Rには活性領域1bが形成される。その後、レジスト膜16を除去する。
【0044】
次に、図4(d)に示す工程で、酸化防止膜14a、14bを酸化防止マスクにして高温で熱酸化を行い、シリコンが露出している半導体基板1の分離溝6表面に厚さ30nmの保護酸化膜7を形成する。この熱酸化により、酸化防止膜14a、14bの端部下に位置する活性領域1a、1bのコーナー部8a、8bも酸化され丸み形状になる。このコーナー部8a、8bの丸み形状部に形成された酸化膜をバーズビーク7a、7bと呼ぶ。
【0045】
その後、第1の実施形態の図3(a)〜(d)と同様な方法によって、素子分離絶縁膜9a、高電圧トランジスタ用のゲート絶縁膜10、低電圧トランジスタ用のゲート絶縁膜11、及び、ゲート電極12a、12bを形成して、図1に示すようなトランジスタ構成を得る。
【0046】
本実施形態によれば、保護酸化膜7を形成する工程において、高電圧トランジスタ形成領域Rの酸化防止膜14bの膜厚が、低電圧トランジスタ形成領域Rの酸化防止膜14aの膜厚よりも薄くなっている。酸化防止膜はその膜ストレスによりバーズビークの形成を抑制する働きがあり、膜厚が厚い方がよりバーズビークを抑制しやすい。そのため、保護酸化膜7を形成する際に、酸化防止膜14aに比べて膜厚の薄い酸化防止膜14bの方がバーズビークの抑制効果が低いため、高電圧トランジスタ形成領域Rのバーズビーク7bが低電圧トランジスタ形成領域Rのバーズビーク7aよりも大きく形成することができる。その結果、高電圧トランジスタ形成領域Rに形成される高電圧トランジスタでは、バーズビークの縮小によるハンプ現象を抑制することができ、かつ低電圧トランジスタ形成領域Rに形成される低電圧トランジスタでは、バーズビークを小さくすることにより実効的なチャネル幅(W−effect)のロスを低減することができる。
【0047】
尚、本実施形態の図4(b)に示す工程では、高電圧トランジスタ形成領域Rのシリコン窒化膜14Aは、シリコン窒化膜14の一部を残存させることによって形成したが、高電圧トランジスタ形成領域Rのシリコン窒化膜14を全て除去した後、所定膜厚のシリコン窒化膜を再度形成する方法であっても良い。この方法では、工程数は増加するが、高電圧トランジスタ形成領域Rのシリコン窒化膜の膜厚制御性が向上する為、より微細な半導体装置の製造が可能となる。
【0048】
(第3の実施形態)
図5(a)〜(d)は、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。なお、この断面図は、ゲート幅方向の断面図である。
【0049】
まず、図5(a)に示す工程で、熱酸化法により半導体基板1上に厚さ10nmのシリコン酸化膜17を形成した後、シリコン酸化膜17上に厚さ50nmの多結晶シリコン又は非晶質シリコンからなるシリコン膜18を形成する。その後、シリコン膜18上に、低電圧トランジスタ形成領域Rが開口され、高電圧トランジスタ形成領域Rを覆うレジスト膜19を形成する。
【0050】
次に、図5(b)に示す工程で、レジスト膜19をマスクにして、ドライエッチにより低電圧トランジスタ形成領域Rのシリコン膜18を約30nmエッチングして厚さ約20nmのシリコン膜18Aを形成する。そして、レジスト膜19を除去した後、シリコン膜18、18A上に厚さ150nmのシリコン窒化膜20を形成する。その後、シリコン窒化膜20上に、素子分離領域形成部が開口され、活性領域形成部を覆うレジスト膜21を形成する。
【0051】
次に、図5(c)に示す工程で、レジスト膜21をエッチングマスクにして、シリコン窒化膜20、シリコン膜18、18A及びシリコン酸化膜17のパターニングを行い、低電圧トランジスタ形成領域Rには酸化防止膜20a、半導体膜18a及びパッド絶縁膜17aを形成し、高電圧トランジスタ形成領域Rには酸化防止膜20b、半導体膜18b及びパッド絶縁膜17bを形成する。さらに、半導体基板1を約400nm程度エッチングして分離溝(トレンチ)6を形成する。この分離溝6によって半導体基板1が区画され、低電圧トランジスタ形成領域Rには活性領域1aが形成され、高電圧トランジスタ形成領域Rには活性領域1bが形成される。その後、レジスト膜21を除去する。
【0052】
次に、図5(d)に示す工程で、酸化防止膜20a、20bを酸化防止マスクにして高温で熱酸化を行い、シリコンが露出している半導体基板1の分離溝6表面に厚さ30nmの保護酸化膜7を形成する。この熱酸化により、酸化防止膜20a、20bの端部下に位置する活性領域1a、1bのコーナー部8a、8bも酸化され丸み形状になる。このコーナー部8a、8bの丸み形状部に形成された酸化膜をバーズビーク7a、7bと呼ぶ。
【0053】
その後、第1の実施形態の図3(a)〜(d)と同様な方法によって、素子分離絶縁膜9a、高電圧トランジスタ用のゲート絶縁膜10、低電圧トランジスタ用のゲート絶縁膜11、及び、ゲート電極12a、12bを形成して、図1に示すようなトランジスタ構成を得る。
【0054】
本実施形態によれば、保護酸化膜7を形成する工程において、高電圧トランジスタ形成領域Rの半導体膜18bの膜厚が、低電圧トランジスタ形成領域Rの半導体膜18aの膜厚よりも厚くなっている。酸化防止膜とシリコン酸化膜との間に半導体膜が存在していると、保護酸化時に半導体膜も同時に酸化されるためバーズビークが大きくなる。従って、保護酸化膜7を形成する際に、半導体膜18aに比べて膜厚の厚い半導体膜18bの方がバーズビークの抑制効果が低いため、高電圧トランジスタ形成領域Rのバーズビーク7bが低電圧トランジスタ形成領域Rのバーズビーク7aよりも大きく形成することができる。その結果、高電圧トランジスタ形成領域Rに形成される高電圧トランジスタでは、バーズビークの縮小によるハンプ現象を抑制することができ、かつ低電圧トランジスタ形成領域Rに形成される低電圧トランジスタでは、バーズビークを小さくすることにより実効的なチャネル幅(W−effect)のロスを低減することができる。
【0055】
尚、本実施形態の図5(b)に示す工程では、低電圧トランジスタ形成領域Rのシリコン膜18Aは、シリコン膜18の一部を残存させることによって形成したが、低電圧トランジスタ形成領域Rのシリコン膜18を全て除去した後、所定膜厚の半導体膜を再度形成する方法であっても良い。この方法では、工程数は増加するが、低電圧トランジスタ形成領域Rの半導体膜の膜厚制御性が向上する為、より微細な半導体装置の製造が可能となる。
【0056】
また、本実施形態の図5(b)に示す工程で、低電圧トランジスタ形成領域Rにシリコン膜18の一部を残存させてシリコン膜18Aを形成したが、高電圧トランジスタ形成領域Rに形成するシリコン膜18の膜厚を最適化すれば、低電圧トランジスタ形成領域Rに半導体膜を形成する必要はない。従って、低電圧トランジスタ形成領域Rのシリコン膜18を全て除去した後、低電圧トランジスタ形成領域Rのシリコン酸化膜17上に直接シリコン窒化膜20を形成しても同様な効果を得ることができる。
【0057】
上記第1〜第3の実施形態では、2種類のゲート絶縁膜の場合について説明したが、ゲート絶縁膜の膜厚が3種類以上の場合でも、同様の工程を繰り返すことにより、同様の効果を得ることができる。
【0058】
【発明の効果】
本発明の構成によれば、低電圧トランジスタ形成領域における素子分離領域からのバーズビークを抑制し、且つ、高電圧トランジスタ形成領域における素子分離領域からのバーズビークを増大させることができるため、高電圧トランジスタではハンプ現象を抑制することができ、かつ低電圧トランジスタでは実効的なチャネル幅のロスを低減することができる。従って、低電圧トランジスタの特性と高電圧トランジスタの特性を同時に満たす半導体装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る半導体装置であり、
(a)は平面図
(b)は(a)におけるA−A’箇所の断面図
(c)は(b)におけるB箇所の拡大断面図
(d)は(b)におけるC箇所の拡大断面図
【図2】(a)〜(e)は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造工程のうちの前半部分を示す断面図
【図3】(a)〜(d)は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造工程のうちの後半部分を示す断面図
【図4】(a)〜(d)は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図
【図5】(a)〜(d)は、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図
【図6】(a)〜(c)は、従来の半導体装置の製造工程を示す断面図
【符号の説明】
1 半導体基板
1a、1b 活性領域(素子形成領域)
2、2A シリコン酸化膜
2a、2b パッド絶縁膜
3 レジスト膜
4 シリコン窒化膜
4a、4b 酸化防止膜
5 レジスト膜
6 分離溝
7 保護酸化膜
7a、7b バーズビーク
8a、8b コーナー部
9 素子分離領域
9a 素子分離絶縁膜
10 ゲート絶縁膜
11 ゲート絶縁膜
12a、12b ゲート電極
13 シリコン酸化膜
13a、13b パッド絶縁膜
14、14A シリコン窒化膜
14a、14b 酸化防止膜
15 レジスト膜
16 レジスト膜
17 シリコン酸化膜
17a、17b パッド絶縁膜
18、18A シリコン膜
18a、18b 半導体膜
19 レジスト膜
20 シリコン窒化膜
20a、20b 酸化防止膜
21 レジスト膜

Claims (10)

  1. 第1の活性領域上に形成された第1のゲート絶縁膜を有する第1のMIS型トランジスタと、第2の活性領域上に形成された第2のゲート絶縁膜を有する第2のMIS型トランジスタとを備えた半導体装置において、
    前記第1の活性領域と前記第2の活性領域とは、半導体基板に形成された素子分離領域によって分離されており、
    前記第1の活性領域の端部に前記素子分離領域側から形成される第1のバーズビークは、前記第2の活性領域の端部に前記素子分離領域側から形成される第2のバーズビークに比べて、バーズビーク幅が大きいことを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1記載の半導体装置において、
    前記第1のゲート絶縁膜は、前記第2のゲート絶縁膜に比べて、膜厚が厚いことを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1又は2記載の半導体装置において、
    前記第1のMIS型トランジスタは、高電圧トランジスタであり、
    前記第2のMIS型トランジスタは、低電圧トランジスタであることを特徴とする半導体装置。
  4. 第1のMIS型トランジスタと第2のMIS型トランジスタを有する半導体装置の製造方法において、
    半導体基板上における前記第1のMIS型トランジスタ形成領域に第1のパッド絶縁膜を形成する工程(a)と、
    半導体基板上における前記第2のMIS型トランジスタ形成領域に、前記第1のパッド絶縁膜よりも膜厚の薄い第2のパッド絶縁膜を形成する工程(b)と、
    前記第1のパッド絶縁膜及び前記第2のパッド絶縁膜上に酸化防止膜を形成する工程(c)と、
    前記第1のパッド絶縁膜、前記第2のパッド絶縁膜及び前記酸化防止膜をパターニングして、前記第1のMIS型トランジスタ形成領域に第1のパッド絶縁膜及び第1の酸化防止膜を形成し、前記第2のMIS型トランジスタ形成領域に第2のパッド絶縁膜及び第2の酸化防止膜を形成する工程(d)と、
    前記工程(d)の後に、前記半導体基板を所定の深さまでエッチングして分離溝を形成する工程(e)と、
    前記工程(e)の後に、前記第1の酸化防止膜及び前記第2の酸化防止膜を酸化防止マスクにして酸化を行い、前記半導体基板における前記分離溝表面に保護酸化膜を形成する工程(f)と
    を有していることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 請求項4記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第2のパッド絶縁膜は、前記半導体基板上における前記第2のMIS型トランジスタ形成領域に前記第1のパッド絶縁膜を形成した後、前記第1のパッド絶縁膜を所定の膜厚だけエッチングして形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 第1のMIS型トランジスタと第2のMIS型トランジスタを有する半導体装置の製造方法において、
    半導体基板上にパッド絶縁膜を形成する工程(a)と、
    前記パッド絶縁膜上における前記第1のMIS型トランジスタ形成領域に第1の酸化防止膜を形成する工程(b)と、
    前記パッド絶縁膜上における前記第2のMIS型トランジスタ形成領域に、前記第1の酸化防止膜よりも膜厚の厚い第2の酸化防止膜を形成する工程(c)と、
    前記パッド絶縁膜、前記第1の酸化防止膜及び前記第2の酸化防止膜をパターニングして、前記第1のMIS型トランジスタ形成領域に第1のパッド絶縁膜及び第1の酸化防止膜を形成し、前記第2のMIS型トランジスタ形成領域に第2のパッド絶縁膜及び第2の酸化防止膜を形成する工程(d)と、
    前記工程(d)の後に、前記半導体基板を所定の深さまでエッチングして分離溝を形成する工程(e)と、
    前記工程(e)の後に、前記第1の酸化防止膜及び前記第2の酸化防止膜を酸化防止マスクにして酸化を行い、前記半導体基板における前記分離溝表面に保護酸化膜を形成する工程(f)と
    を有していることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 請求項6記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1の酸化防止膜は、前記半導体基板上における前記第1のMIS型トランジスタ形成領域に前記第2の酸化防止膜を形成した後、前記第2の酸化防止膜を所定の膜厚だけエッチングして形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 第1のMIS型トランジスタと第2のMIS型トランジスタを有する半導体装置の製造方法において、
    半導体基板上にパッド絶縁膜を形成する工程(a)と、
    前記パッド絶縁膜上における前記第1のMIS型トランジスタ形成領域に第1の半導体膜を形成する工程(b)と、
    前記工程(b)の後に、前記第1の半導体膜を含む前記半導体基板上に酸化防止膜を形成する工程(c)と、
    前記パッド絶縁膜、前記第1の半導体膜及び前記酸化防止膜をパターニングして、前記第1のMIS型トランジスタ形成領域に第1のパッド絶縁膜、第1の半導体膜及び第1の酸化防止膜を形成し、前記第2のMIS型トランジスタ形成領域に第2のパッド絶縁膜及び第2の酸化防止膜を形成する工程(d)と、
    前記工程(d)の後に、前記半導体基板を所定の深さまでエッチングして分離溝を形成する工程(e)と、
    前記工程(e)の後に、前記第1の酸化防止膜及び前記第2の酸化防止膜を酸化防止マスクにして酸化を行い、前記半導体基板における前記分離溝表面に保護酸化膜を形成する工程(f)と
    を有していることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 請求項8記載の半導体装置の製造方法において、
    前記工程(b)の後で前記工程(c)の前に、前記パッド絶縁膜上における前記第2のMIS型トランジスタ形成領域に前記第1の半導体膜よりも膜厚の薄い第2の半導体膜を形成する工程を備え、
    前記工程(c)では、前記第1の半導体膜及び前記第2の半導体膜上に前記酸化防止膜を形成し、
    前記工程(d)では、前記第2の半導体膜もパターニングして、前記第2のMIS型トランジスタ形成領域の前記第2のパッド絶縁膜と前記第2の酸化防止膜との間に第2の半導体膜を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 請求項4〜9のうちのいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記工程(f)では、前記酸化によって、前記第1の酸化防止膜の端部下に形成される第1のバーズビークは、前記第2の酸化防止膜の端部下に形成される第2のバーズビークに比べて、バーズビークの幅が大きいことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014229665A (ja) * 2013-05-20 2014-12-08 富士通セミコンダクター株式会社 半導体装置の製造方法
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