JP2004128303A - アンダーフィル樹脂モールド基板及び個片とアンダーフィル樹脂モールド方法及び金型 - Google Patents

アンダーフィル樹脂モールド基板及び個片とアンダーフィル樹脂モールド方法及び金型 Download PDF

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Abstract

【課題】半導体チップ3の天面11に付着する樹脂ばりを効率良く防止して形成された樹脂注入済基板10と、前記した樹脂注入済基板10の所要個所を切断して形成した個片15とを提供する。
【解決手段】まず、樹脂注入用金型1・2におけるキャビティ7の高さDを、半導体チップ3の高さA(B)と、前記した半導体チップ3天面11に取り付ける樹脂部材12の所要の厚さCとの合計より低く構成し、且つ、前記金型1・2を型締めすることにより、前記キャビティ7の天面13で前記した樹脂部材12を押圧して変形させると共に、前記した変形樹脂部材12を介して前記した半導体チップ3の天面11を所定の押圧力で押圧し、次に、前記キャビティ7内に溶融樹脂を注入することにより前記した各半導体チップ3と基板との間8に樹脂9を注入する。
【選択図】   図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体チップをバンプを介して一体に装着した基板(フリップチップ装着基板)において、前記した半導体チップと基板との間に樹脂を注入してフリップチップのアンダーフィル樹脂モールド基板(樹脂注入済基板)を形成するアンダーフィル樹脂モールドと、前記アンダーフィル樹脂モールド基板の所要個所を切断してフリップチップのアンダーフィル樹脂モールド個片(樹脂注入済個片)を形成するアンダーフィル樹脂モールド個片の切断形成とに係り、特に、前記したアンダーフィル樹脂モールド基板と個片とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば、複数個の半導体チップをバンプ(接続電極)を介して一体に装着した基板(被成形品)において、前記した各半導体チップと基板との間(隙間)に樹脂を注入して樹脂注入済基板(アンダーフィル樹脂モールド基板)を形成する工程と、前記した樹脂注入済基板の所要個所を切断して樹脂注入済個片(アンダーフィル樹脂モールド個片)を形成する工程とが行われているが、前記した基板の樹脂注入工程と前記した個片の切断形成工程とは、次のようにして行われている。
なお、前記した基板の樹脂注入工程には、固定上型と可動下型とからなるアンダーフィル樹脂モールド金型(樹脂注入用金型)が用いられると共に、前記した個片の切断形成工程には、前記した樹脂注入済基板を吸着固定するプラットフォームと前記したプラットフォームに吸着固定された樹脂注入済基板を切断するブレード(切断刃)とを備えた切断装置が用いられている。
【0003】
即ち、前記した基板の樹脂注入工程において、まず、前記した金型(前記上下両型)を所定の温度にまで加熱すると共に、前記した両型を型開きする。
次に、前記した複数個の半導体チップをバンプを介して装着した基板(被成形品)を前記した下型のセット用凹所に供給セットすると共に、前記した両型を型締めすることにより、前記した複数個の半導体チップを前記上型に設けた一つの樹脂注入用のキャビティ内に一括して嵌装セットする。
従って、次に、前記下型に設けた樹脂材料供給用のポット内で加熱溶融化された樹脂材料を樹脂加圧用のプランジャで加圧すると共に、当該溶融樹脂を樹脂移送用の樹脂通路を通して前記上型キャビティ内に注入充填することにより、少なくとも前記した各半導体チップと基板との間に樹脂を注入する。
硬化に必要な所要時間の経過後、前記両型を型開きすることにより前記した金型から前記したキャビティ内で樹脂注入された樹脂注入済基板(成形品)を取り出すことになる。
【0004】
ところで、前記した各半導体チップの高さ(前記した半導体チップの厚さと前記したバンプの高さとを含む)には、ばらつきが存在するため、前記した金型キャビティの高さ(上型面とキャビティ天面との垂直距離)を後述するように設定して前記した各半導体チップと基板との間に樹脂を注入するようにしている。
例えば、前記した金型キャビティの高さ(深さ)を前記した半導体チップの高さの最高値(最大値)に設定した場合、前記した高さが最高値の半導体チップ以外の半導体チップの天面(表面)と前記したキャビティの天面(底面)との間に隙間が発生するので、当該隙間に溶融樹脂が浸入することによって前記した半導体チップの天面(通常、露出面となる)に樹脂ばりが付着形成され易い。
更に、前記した半導体チップの天面と前記したキャビティ天面との間に隙間が発生することにより前記したキャビティ天面で前記した半導体チップを前記した基板に押圧固定することができないので、前記したキャビティ内に注入される溶融樹脂の樹脂圧に対して前記した半導体チップの基板装着強度が耐えきれず、当該溶融樹脂にて前記した半導体チップが押し剥がれて破壊される等、前記した半導体チップに損傷が発生し易い。
また、前記した金型キャビティの高さを前記した半導体チップの高さの最低値(最小値)に設定した場合、前記した高さが最低値の半導体チップ以外の半導体チップの天面が前記キャビティ天面にて直接的に押圧されることになるので、前記した半導体チップに割れ及びひびが発生し易く、したがって、前記した半導体チップに損傷が発生し易い。
また、前記した金型キャビティの高さを前記した半導体チップの高さの平均値に設定した場合、前述した構成と同様に、前記した半導体チップ天面と前記した金型キャビティ天面との間に隙間が発生したり、且つ、前記した半導体チップが前記した金型キャビティ天面で押圧されることになるので、前記した半導体チップの天面に樹脂ばりが付着形成され易く、且つ、前記した半導体チップに損傷が発生し易い。
【0005】
また、次に、前記した個片の切断形成工程において、まず、前記した樹脂注入済基板を前記した切断装置に設けられたプラットフォームに吸着固定し、次に、前記した吸着固定した樹脂注入済基板の所要個所(想定切断部位)を前記したブレードで切断して分離することにより、前記した各半導体チップに各別に対応した樹脂注入済個片を形成することになる。
【0006】
また、1枚の基板に1個の半導体チップのみを装着した形式の基板について、前述した従来例と同様に、前記した基板を複数枚、一つの樹脂注入用金型で略同時に樹脂を注入する樹脂注入工程が行われている。
即ち、前記した一つの金型には、前記した複数枚の基板の数(半導体チップの数)に各別に対応して複数個の金型キャビティが同じ所要の高さで各別に設けられると共に、前記した各金型キャビティ内において、前記した基板と半導体チップとの間に樹脂を各別に注入して樹脂注入済基板を各別に形成することが行われている。
従って、この場合、前記した従来例と同様に、前記した各キャビティの高さが同じであるために、且つ、前記した各半導体チップの高さにばらつきがあるために、前記した半導体チップの天面に樹脂ばりが付着形成され易く、且つ、前記した半導体チップに損傷が発生し易い。
また、前記した従来例と同様に、前記した樹脂注入済基板における所要個所を切断することにより、前記した1枚の樹脂注入済基板における不要部分を切断分離して1個の樹脂注入済個片を形成することができる。
【0007】
なお、前述したような従来例が記載されている特許文献等を調査したが発見できなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
即ち、前述したように、アンダーフィル樹脂モールド金型を用いて、半導体チップを装着した基板における半導体チップと基板との間に樹脂を注入してアンダーフィル樹脂モールド基板を形成した場合に、前記した半導体チップの表面に樹脂ばりが付着し且つ前記した半導体チップに損傷が発生したアンダーフィル樹脂モールド基板が形成され易いと云う弊害がある。
また、前記したアンダーフィル樹脂モールド基板の所要個所を切断することにより、前述したような弊害を有するアンダーフィル樹脂モールド個片が形成され易いと云う弊害がある。
【0009】
従って、本発明は、アンダーフィル樹脂モールド金型を用いて、半導体チップを装着した基板における半導体チップと基板との間に樹脂を注入してアンダーフィル樹脂モールド基板を形成した場合に、前記した半導体チップの表面に付着する樹脂ばりを効率良く防止することができ且つ前記した半導体チップに発生する損傷を効率良く防止することができるアンダーフィル樹脂モールド基板を提供することを目的とするものである。
また、本発明は、前記したアンダーフィル樹脂モールド基板の所要個所を切断することによって、前記した半導体チップの表面に付着する樹脂ばりを効率良く防止することができ且つ前記した半導体チップに発生する損傷を効率良く防止することができるアンダーフィル樹脂モールド個片を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記技術的課題を解決するための本発明に係るアンダーフィル樹脂モールド基板は、アンダーフィル樹脂モールド金型を用いて半導体チップを接続電極を介して一体に装着した基板における前記した半導体チップと基板との間に樹脂を注入して形成したアンダーフィル樹脂モールド基板であって、前記した半導体チップを嵌装する金型セット部と前記した半導体チップの表面との間に介在する所要の厚さの樹脂部材を介して前記した半導体チップの表面を押圧した状態で、前記した半導体チップと基板との間に樹脂を注入して形成したことを特徴とする。
【0011】
また、前記したような技術的課題を解決するための本発明に係るアンダーフィル樹脂モールド個片は、アンダーフィル樹脂モールド金型を用いて半導体チップを接続電極を介して一体に装着した基板における前記した半導体チップと基板との間に樹脂を注入して形成したアンダーフィル樹脂モールド基板の所要個所を切断して形成したアンダーフィル樹脂モールド個片であって、前記した半導体チップを嵌装する金型セット部と前記した半導体チップの表面との間に介在する所要の厚さの樹脂部材を介して前記した半導体チップの表面を押圧した状態で、前記した半導体チップと基板との間に樹脂を注入して形成したアンダーフィル樹脂モールド基板の所要個所を切断して形成したことを特徴とする。
【0012】
また、前記したような技術的課題を解決するための本発明に係るアンダーフィル樹脂モールド方法は、アンダーフィル樹脂モールド金型を用いて半導体チップを接続電極を介して一体に装着され且つ半導体チップ非装着面がバンプ装着部とバンプ非装着部とから構成される基板における前記した半導体チップと基板との間に樹脂を注入するアンダーフィル樹脂モールド方法であって、まず、前記した基板を前記した金型セット位置に供給する際に、少なくとも前記したセット用凹所と前記した基板のバンプ非装着部との間に所要の厚さを有する樹脂部材を介在させる工程を行い、次に、前記した金型を型締することにより、少なくとも前記した基板のバンプ非装着部を前記した樹脂部材を介して押圧する工程を行うことを特徴とする。
【0013】
また、前記したような技術的課題を解決するための本発明に係るアンダーフィル樹脂モールド金型は、半導体チップを接続電極を介して一体に装着され且つ半導体チップ非装着面がバンプ装着部とバンプ非装着部とから構成される基板における前記した半導体チップと基板との間に樹脂を注入するアンダーフィル樹脂モールド金型であって、前記した金型における基板のセット用凹所の深さが、少なくとも前記した基板のバンプ非装着部を押圧するための所要の厚さ有する樹脂部材を介在させることができる深さに形成されていることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明は、アンダーフィル樹脂モールド金型(樹脂注入用金型)を用いて半導体チップの高さにばらつきのある半導体チップを接続電極を介して装着した基板における半導体チップと基板との間に樹脂を注入する場合に、前記した金型におけるキャビティの高さを、前記した半導体チップの高さと、前記半導体チップ天面に取り付ける樹脂部材の所要の厚さとの合計より低く構成した金型を用いて前記した半導体チップと基板との間に樹脂を注入する構成である。
また、本発明に用いられる樹脂部材(押圧材)は、所要の厚さを有し且つ柔軟性を有して変形自在に構成されているので、前記した樹脂部材を前記したキャビティ天面で前記した半導体チップ天面に所定の押圧力で押圧した場合、前記した樹脂部材は少なくとも前記した半導体チップ天面とキャビティ天面とで形成される空間部の形状に沿って押圧変形されるように構成され、当該空間部には前記した押圧変形した樹脂部材が介在する(充填される)ことになる。
即ち、前記した金型を型締めして前記キャビティの天面で前記した樹脂部材を前記した半導体チップの天面に押圧して(加熱を含む)変形させることにより、前記した押圧変形樹脂部材を前記した半導体チップの天面に押圧し、次に、前記キャビティ内に溶融樹脂を注入することにより、少なくとも前記した半導体チップと基板との間に樹脂を注入することができる。
従って、前述したように構成したことにより、前記した押圧変形樹脂部材を前記半導体チップ天面に押圧して前記した半導体チップ天面と樹脂部材との間に隙間が発生することを効率良く防止することができるので、当該隙間に溶融樹脂が浸入することを効率良く防止し得て、前記した半導体チップ天面に樹脂ばりが付着形成されることを効率良く防止することができる。
また、前記した半導体チップを前記したキャビティ天面で前記した押圧変形樹脂部材を介して間接的に押圧することになるので、従来例のように、前記した半導体チップに直接的に押圧することはないように構成されている。
従って、前記したキャビティ天面にて前記した半導体チップに割れ等の損傷が発生することを効率良く防止することができる。
また、前記したキャビティ内において、前記した押圧変形した樹脂部材にて前記した半導体チップを押圧固定することにより、前記した半導体チップを溶融樹脂による所定の樹脂圧から保護することができるように構成されている。
従って、前記した半導体チップが溶融樹脂に押し剥がされて破壊されることを効率良く防止し得て、前記した半導体チップに損傷が発生することを効率良く防止することができる。
【0015】
即ち、総じて、前述したように構成したことにより、前記半導体チップの表面に付着する樹脂ばりを効率良く防止することができ且つ前記した半導体チップに発生する損傷を効率良く防止することができるアンダーフィル樹脂モールド基板を提供することができる。
また、前述したように構成したことにより、前記したアンダーフィル樹脂モールド基板の所要個所を切断することによって、前記半導体チップの表面に付着する樹脂ばりを効率良く防止することができ且つ前記した半導体チップに発生する損傷を効率良く防止することができるアンダーフィル樹脂モールド個片を提供することができる。
【0016】
また、前記した樹脂部材に、前記した半導体チップ天面との間に隙間が発生することを効率良く防止することができる隙間防止用の接着層を設ける構成を採用することができる。
即ち、前記した樹脂部材を介した半導体チップ天面に対する所定の押圧力と、前記した樹脂部材の接着層による半導体チップ天面に対する仮止的な所要の接着力との相乗作用で、前記した半導体チップ天面と樹脂部材との間に隙間が発生することを効率良く防止することができると共に、前記した所定の押圧力にて変形した樹脂部材を介して前記した半導体チップを前記した基板に効率良く押圧して固定することができる。
従って、前述した構成と同様に、前記した隙間防止用の接着層を備えた樹脂部材を用いる構成にて、前記した半導体チップ天面に樹脂ばりが付着形されることを効率良く防止することができ、且つ、前述した構成と同様の作用効果を得ることができる。
【0017】
【実施例】
以下、実施例図に基づいて説明する。
まず、図1(1)・図1(2)・図2・図3(1)・図3(2)・図4(1)・図4(2)・図4(3)を用いて、第1実施例を説明する。
なお、図1(1)は本発明に用いられるアンダーフィル樹脂モールド金型(樹脂注入用金型)の型開状態を示す図であり、図1(2)は図1(1)に示す金型で樹脂注入される基板(樹脂注入前基板)である。
また、図2は図(1)に対応する金型の型締状態を示している。
また、図3(1)は図1(2)に示す基板に樹脂部材を取り付けた状態(被覆した状態)を示し、図3(2)は図2に示す金型の要部を示してる。
また、図4(1)は図1(1)及び図2に示す金型で樹脂を注入されたアンダーフィル樹脂モールド基板(樹脂注入済基板)であり、図4(2)・図4(3)は前記したアンダーフィル樹脂モールド基板における所要個所を切断して形成したアンダーフィル樹脂モールド個片(樹脂注入済個片)である。
【0018】
まず、アンダーフィル樹脂モールド工程(基板の樹脂注入工程)について説明する。
即ち、図例に示すように、本発明に係るアンダーフィル樹脂モールド金型(樹脂注入用金型)は、固定上型1と前記上型1に対向配置した可動下型2とから構成されると共に、前記した金型には前記両型1・2を所定の型締圧力で型締めする型締機構(図示なし)と、前記した両型1・2には前記両型1・2を所定の温度にまで加熱する加熱手段(図示なし)とが設けられて構成されている。
従って、前記した型締機構にて前記した下型2を上動することにより、前記両型1・2を所定の型締圧力で型締めすることができるように構成されると共に、前記両型1・2を前記した加熱手段にて所定の温度にまで加熱することができるように構成されている。
【0019】
また、前記した下型2には複数個の半導体チップ3の夫々をバンプ4(接続電極)を介して一体に装着した基板5(被成形品)を供給セットするセット用凹所6(基板のセット位置)が設けられると共に、前記上型1には前記した複数個の半導体チップ3を一括して嵌装セットする所要の高さ(深さ)Dを有する樹脂注入用キャビティ7が設けられて構成されている。
なお、図例に示すように、前記したキャビティ7の高さは、前記した上型1の型面と前記キャビティ7の天面13との間の垂直距離である。
また、図1(2)に示すように、前記した基板5には前記した複数個の半導体チップ3が前記した基板5上に一列に配置されて構成されている。
また、図3(1)に示すように、前記した基板5の半導体チップ3において、前記したバンプ4の高さと半導体チップ3の厚さとを含む半導体チップ3の高さに、ばらつきが存在すると共に、前記した半導体チップ3の高さは高さAと高さBとで示され、前記半導体チップ3の高さAは前記半導体チップ3の高さBより高く構成されている。
なお、図例に示すように、前記した半導体チップ3の高さは、前記した基板5の上面(半導体チップ装着面)と前記した半導体チップ3の天面11との間の垂直距離である。
従って、前記セット用凹所6に前記基板5を供給セットすると共に、前記下型2を上動して前記両型1・2を型締めすることにより、前記した所要の高さDを有するキャビティ7内に前記した一列配置の各半導体チップ3(高さA・B)を一括して嵌装セットすることができるように構成されている。
なお、前記した両型1・2の型締時に、前記した基板5の上面(半導体チップ装着面)は前記した両型1・2のパーティングライン面(型面)に一致するように構成されている。
【0020】
また、図示はしていないが、前記した両型1・2には前記キャビティ7内に溶融樹脂を所定の樹脂圧で注入する樹脂注入機構等の樹脂注入に必要な諸機構等が設けられて構成されている。
なお、前記した樹脂注入機構として、例えば、樹脂材料供給用のポットと、前記ポット内に嵌装した樹脂加圧用のプランジャと、前記したキャビティ7内と前記したポット内とを連通接続する樹脂通路(ランナ・ゲート等)とから構成されている。
即ち、前記したポット内で加熱溶融化された樹脂材料を前記プランジャで加圧することにより、前記キャビティ7内に所定の樹脂圧で注入することができるように構成されると共に、前記キャビティ7内に嵌装された少なくとも複数個の半導体チップ3と基板5との間8(隙間)に当該溶融樹脂(樹脂9)を注入することができるように構成されている。
従って、前記キャビティ7内で少なくとも前記した複数個の半導体チップ3と基板5との間8に当該溶融樹脂を注入することにより、前記キャビティ7内で樹脂注入済基板10(成形品)を形成することができるように構成されている。
【0021】
また、図例に示すように、前記した一列配置の各半導体チップ3の天面11(表面)にテープ状の樹脂部材12(テープ部材)を取り付ける(被覆する)ことができるように構成されると共に、前記した樹脂部材12は所要の厚さC(所要の高さC)を有するように構成されている。
従って、前記テープ状樹脂部材12(単層)を前記した半導体チップ3の天面11に取り付けた状態で(被覆した状態で)、前記した基板5を前記したセット用凹所6に供給セットすると共に、前記両型1・2を所定の型締圧力にて型締めすることにより、前記キャビティ7内において、少なくとも前記キャビティ7の天面13と前記キャビティ7に嵌装した半導体チップ3の天面11との間に、前記した樹脂部材12を介在させることができるように構成されている。
なお、前記したキャビティ7内には、前記した樹脂部材12を介在させる空間部が設定されて構成されると共に、前記した樹脂部材12は、後述するように、樹脂ばり防止用、半導体チップ押圧固定用として用いられるものである。
【0022】
また、図例に示すように、前記したキャビティ7の高さD(深さ)は、前記した半導体チップ3の天面11に前記した樹脂部材12を取り付けた状態の高さ、即ち、前記した半導体チップ3の高さA(B)と前記した樹脂部材12の所要の厚さCとを合計した高さより低く(小さく)なるように構成されている。
従って、前記した両型1・2の型締時に、前記したキャビティ7内に介在する樹脂部材12を前記したキャビティ天面13で(キャビティ面で)型締方向(図例では下方向)に前記した所定の型締圧力にて押圧することができるように構成されている。
このとき、前記キャビティ7内において、前記キャビティ7の天面13で、前記した半導体チップ3の天面11を、前記した樹脂部材12を介して、前記した所定の型締圧力による所定の押圧力にて押圧することができるように構成されている。
また、このとき、前記キャビティ7内において、前記した樹脂部材12は、前記した加熱手段による所定の温度にて加熱されることにより、且つ、前記したキャビティ7の天面13(キャビティ面)による所定の押圧力にて押圧されることにより、所要の形状に柔軟に変形することができるように構成されている。
なお、前記した加熱手段(前記した所定の温度)による加熱は、通常の樹脂注入(アンダーフィル樹脂モールド)に用いられる構成である。
【0023】
また、前述したように構成したことにより、前記した変形した樹脂部材12で前記半導体チップ3の天面11を所定の押圧力にて押圧することができるように構成されているので、前記した変形した樹脂部材12と前記した半導体チップ3の天面11との間に隙間が発生することを効率良く防止することができるように構成されている。
即ち、前記した半導体チップ3の天面11に前記した樹脂部材12を所定の押圧力で押圧した状態で、前記したキャビティ7内に溶融樹脂を所定の樹脂圧で注入して、前記した半導体チップ3と前記した基板5との間8に樹脂を注入する場合、前記した変形した樹脂部材12と前記した半導体チップ3の天面11との間に当該溶融樹脂が浸入することを効率良く防止することができるように構成されている。
従って、前述したように構成したことにより、前記した半導体チップ3の天面11に付着形成される樹脂ばりを効率良く防止することができる。
【0024】
また、前述したように構成したことにより、前記した変形した樹脂部材12で前記半導体チップ3の天面11を所定の押圧力にて押圧することができるように構成されているので、前記したキャビティ7内で前記した半導体チップ3を前記した基板5に効率良く押圧固定することができるように構成されている。
即ち、前記キャビティ7内に溶融樹脂を所定の樹脂圧で注入して前記した半導体チップ3と基板5との間8に樹脂を注入する場合、前記した所定の押圧力にて前記した半導体チップ3を押圧することによって、前記したキャビティ7内に注入される溶融樹脂にて前記した半導体チップ3が前記した基板5から押し剥がされて破壊されることを効率良く防止することができるように構成されている。
従って、前述したように構成したことにより、前記半導体チップ3が当該溶融樹脂にて押し剥がされることを効率良く防止し得て、前記した半導体チップ3に損傷が発生することを効率良く防止することができるように構成されている。
【0025】
なお、前述したように、前記した両型1・2の型締時に、前記したキャビティ7に、前記半導体チップ3の天面11と前記キャビティ7の天面13との間に前記樹脂部材12を介在させる空間部を形成する構成であって、前記キャビティ7の高さDは前記半導体チップ3の高さA(B)より高く形成されている。
従って、前記半導体チップ3の天面11と前記キャビティ7の天面13とが接触しない構成であるので、前記キャビティ7の天面13にて前記半導体チップ3(の天面11)に損傷が発生することを効率良く防止することができるように構成されている。
【0026】
また、前記した所定の押圧力と前記した所定の樹脂圧とについて、例えば、前記した押圧力より前記した樹脂圧を低圧(小さく)に設定する構成を採用することができる。
【0027】
また、前記した樹脂部材12(の樹脂材料)として、熱硬化性樹脂を採用することができる。
即ち、前記した樹脂部材12は、加熱且つ押圧されて所要の形状に変形されるが、前記した半導体チップ3の天面11に取り付けられた樹脂部材の硬化状態(例えば、完全硬化、半硬化、一部硬化等の硬化状態)にかかわらず、当該硬化状態の樹脂部材を介して前記した半導体チップ3の天面11を所定の押圧力で押圧することができるように構成されている
例えば、前記した樹脂部材12の状態として、前記した半導体チップ3の天面11に取り付ける前には、柔軟性を有し且つ巻取可能な状態であり、前記した半導体チップ3の天面11に取り付けて加熱且つ押圧した後には、所要の形状に変形し且つ半硬化状態となる構成を採用することができる。
【0028】
即ち、図1(1)・図1(2)に示すように、まず、前記した基板5に装着した複数個の半導体チップ3の天面11に前記したテープ状で且つ所要の厚さCを有する樹脂部材12を取り付けると共に、前記した下型のセット用凹所6に前記した基板5を、図3(1)に示すように、前記した半導体チップ3の天面11に前記した樹脂部材12を取り付けた状態で、供給セットする。
なお、このとき、前記した下型凹所6内の基板5の上面(前記半導体チップ3の装着面)の位置は前記した下型2の型面の位置に合致している。
また、次に、図2に示すように、前記した両型1・2を所定の型締圧力で型締めすることにより、前記した複数個の半導体チップ3を前記キャビティ7内に嵌装する。
このとき、図3(2)に示すように、前記したキャビティ7内において、前記したキャビティ7の天面11で前記した半導体チップ3の天面11に取り付けられた樹脂部材12を加熱且つ押圧して所要の形状に変形させることになる。
即ち、前記した半導体チップ3の天面11を前記した所定の型締圧力による所定の押圧力で前記した変形した樹脂部材12介して押圧することにより、前記した半導体チップ3の天面11と前記した変形した樹脂部材12との間に隙間が発生することを効率良く防止することができるように構成されている。
【0029】
また、次に、前記した半導体チップ3の天面11を前記した変形した樹脂部材12を介して所定の押圧力で押圧した状態で、前記したゲート等の樹脂通路を通して前記キャビティ7内に加熱溶融化された樹脂材料を所定の樹脂圧にて注入することにより、前記キャビティ7内で前記した半導体チップ3と基板5との間に当該溶融樹脂樹脂を注入し、前記キャビティ7内で樹脂注入済基板10(アンダーフィル樹脂モールド基板)を形成する。
硬化に必要な所要時間の経過後、前記両型1・2を型開きすることにより、前記キャビティ7内で樹脂注入された樹脂注入済基板10を、前記した変形した樹脂部材12を前記した半導体チップ3の天面11に取り付けた状態で、離型して取り出すと共に、前記した変形した樹脂部材12を前記した半導体チップ3の天面11から取り外し、前記した樹脂注入済基板10を得ることができる。
【0030】
即ち、前述したように、前記した樹脂部材12を用いた構成を採用したことにより、前記半導体チップ3の天面11と前記した変形した樹脂部材12との間に隙間が発生することを効率良く防止することができる構成であるので、前記した各半導体チップ3と基板5との間に樹脂を注入した場合に、前記した隙間に樹脂が浸入することを効率良く防止し得て、前記した半導体チップ3の天面11に樹脂ばりが付着形成されることを効率良く防止することができる。
また、前述したように、前記した樹脂部材12を用いた構成を採用したことにより、前記した所定の押圧力にて前記した変形した樹脂部材12を介して前記した半導体チップ3の天面11を前記した基板5に効率良く押圧固定することができるので、前記した各半導体チップ3と基板5との間に樹脂を注入した場合に、前記した半導体チップ3が前記した基板5から押し剥がされて破壊されることを効率良く防止し得て前記した半導体チップ3に損傷が発生することを効率良く防止することができる。
【0031】
従って、本発明を前述したように構成したことにより、前記した半導体チップ3の天面11に樹脂ばりが付着形成されることを効率良く防止することができ且つ前記した半導体チップ3に損傷が発生することを効率良く防止することができるアンダーフィル樹脂モールド方法及びその方法に用いられるアンダーフィル樹脂モールド金型を提供することができる。
また、本発明を前述したように構成したことにより、前記した半導体チップ3の天面11に樹脂ばりが付着形成されることを効率良く防止することができ且つ前記した半導体チップ3に損傷が発生することを効率良く防止することができる樹脂部材12を提供することができる。
【0032】
次に、前記したアンダーフィル樹脂モールド工程で樹脂注入されて形成された樹脂注入済基板10を前記した各半導体チップ3に対応した個片に切断する個片の切断形成工程について説明する。
また、図示はしていないが、前記した樹脂注入済基板10を切断する切断装置には、少なくとも、前記した樹脂注入済基板10を吸着固定するプラットフォームと、前記したプラットフォームに吸着固定した樹脂注入済基板10の所要個所(想定切断部位)を切断するブレード(切断刃)とが備えられている。
なお、図4(1)に示す図例では、前記想定切断部位を矢印14で示す。
【0033】
即ち、まず、前記した樹脂注入済基板10を前記したプラットフォームに吸着固定し、次に、前記した吸着固定した樹脂注入済基板10の想定切断部位14を前記したブレードで切断して分離することにより、前記した各半導体チップ3に各別に対応したアンダーフィル樹脂モールド個片15(樹脂注入済個片)を形成することになる。
なお、図4(2)・図4(3)には、前記した樹脂注入済基板10を切断して分離した個片15、即ち、図4(2)には半導体チップ3の高さAの個片が示され、図4(3)には半導体チップ3の高さBの個片が示されている。
従って、本発明において、前記した樹脂部材12を用いるアンダーフィル樹脂モールド工程を実施することにより、前記した半導体チップ3の天面11に付着形成される樹脂ばりを効率良く防止して形成された且つ前記した半導体チップ3に損傷が発生することを効率良く防止して形成されたアンダーフィル樹脂モールド基板(樹脂注入済基板10)を提供することができる。
また、本発明において、前記した樹脂部材12を用いるアンダーフィル樹脂モールド工程と、前記した個片の切断形成工程とを実施することにより、前記した半導体チップ3の天面11に付着形成される樹脂ばりを効率良く防止して形成した且つ前記した半導体チップ3に損傷が発生することを効率良く防止して形成したアンダーフィル樹脂モールド個片(樹脂注入済個片15)を提供することができる。
【0034】
次に、図5を用いて第2実施例を説明する。
なお、図5にはマトリックス形(マップ形)の基板が示されている。
【0035】
即ち、前記した実施例では、一列配置の半導体チップ3の天面11にテープ状の樹脂部材12を取り付ける構成を例示したが、第2実施例では、マトリックス形配置の半導体チップ3の天面11に所要の厚さ(C)を有する樹脂部材を取り付ける構成を説明する。
なお、図5に示す基板31には複数個の半導体チップ3がマトリックス形(図例では、縦4個×横6個の合計24個)に配置されて構成されていると共に、前記した各半導体チップ3の高さには、ばらつきがある。
また、前記した半導体チップ3を嵌装する金型のキャビティの高さ(D)の設定等は前記した実施例と同様に構成されている。
即ち、図5に示すように、前記したマトリックス形の基板31において、前記した半導体チップ3(天面11)の数とその配置形状に対応した(平面的な)範囲に、前記した樹脂部材を取り付けることができるように構成されている。
従って、前記した基板31の各半導体チップ3の天面11に前記した樹脂部材を適宜に取り付けて樹脂を注入することができるように構成されている。
【0036】
例えば、図5に示すように、前記した半導体チップ3の天面11に取り付ける樹脂部材の範囲として、前記したマトリクス形配置の半導体チップ全体(図例では24個)に取り付けるフィルム状の樹脂部材32(1枚)を採用することができる。
この場合、前記マトリックス形配置基板31の各半導体チップ3の天面11に前記したフィルム状樹脂部材32(フィルム部材)を1枚、取り付けた状態で、1個のキャビティ内に一括して嵌装セットすることになる。
また、図5に示すように、4個の半導体チップ3の天面11にフイルム状の樹脂部材33を取り付ける構成(或いは、6個の半導体チップ3の天面11にフィルム状の樹脂部材34を取り付ける構成)を採用することができる。
この場合、4個(6個)の半導体チップ3天面に前記したフィルム状樹脂部材33(34)を6枚(4枚)、各別に取り付けた状態で、例えば、前記した樹脂部材単位で、6個(4個)のキャビティ内に各別に、或いは、一つのキャビティ内に一括して嵌装セットすることになる。
また、図5に示すように、1個の半導体チップ3の天面11に個片状の樹脂部材35を取り付ける構成を採用することができる。
この場合、1個の半導体チップ3の天面11に1枚の個片状の樹脂部材35を取り付けた状態で、24個のキャビティ内に各別に、或いは、一つのキャビティ内に一括して嵌装セットすることになる。
【0037】
即ち、図5に示す各実施例において、前記したキャビティ内において、前記キャビティ天面で前記した樹脂部材32・33・34・35を前記した各半導体チップ3の天面11に加熱且つ押圧することができるので、前記した各半導体チップ3の天面11で前記した樹脂部材32・33・34・35を所要の形状に変形することができる。
また、前記したキャビティ内で前記した各半導体チップ3の天面11を前記した樹脂部材32・33・34・35を介して所定の押圧力で押圧した状態で、前記した半導体チップ3と前記した基板31との間(隙間)に樹脂を所定の樹脂圧で注入することができる。
また、次に、前記した実施例と同様に、前記したマトリックス形基板31を樹脂注入した樹脂注入済基板を切断して個々の個片を形成することになる。
従って、図5に示す各実施例において、前記した実施例と同様の作用効果を得ることができる。
【0038】
次に、図6・図7(1)・図7(2)を用いて第3実施例を説明する。
なお、図6・図7(1)には半導体チップの天面に押圧される樹脂部材の量を調整するキャビティ天面の調整部が示され、図7(2)には、樹脂注入後における変形樹脂部材が取り付けられた状態の基板が示されている。
【0039】
即ち、図6・図7に示す樹脂注入用金型は、固定上型21と、可動下型22とから構成されると共に、前記した下型22には複数個の半導体チップ3を接続電極4を介して一体に装着した基板23を供給セットするセット用凹所24が設けられ、前記した上型21には前記した複数個の半導体チップ3を嵌装する所要の高さDを備えた樹脂注入用キャビティ25が設けられて構成されている。
また、前記した基板23に装着された半導体チップ3の天面11には個片状の所要の厚さCを有する樹脂部材26を各別に取り付けることができるように構成されると共に、前記した半導体チップ3の高さA・Bには、ばらつきがある。
なお、前記した各実施例と同様に、前記したキャビティ25の高さDは、前記した半導体チッ3プの高さA(B)と前記した樹脂部材の厚さCとを合計した高さより低く設定されている。
また、前記した上型キャビティ25には前記した半導体チップ3の天面11に前記した個片状樹脂部材26を取り付けた状態で収容する収容部27(小キャビティ)が各別に設けられて構成されると共に、前記したキャビティ25には前記した各収容部27間を連通接続する連通路28が設けられて構成されている。
従って、前記した各半導体チップ3と基板23との間に樹脂を注入するとき、前記キャビティ25内で前記した連通路28を通して前記した各収容部27に樹脂を注入することができるように構成されている。
また、前記した収容部27の天面(前記キャビティ25の天面29)には、前記した両型21・22の型締時に前記した収容部27内に収容された半導体チップ3の天面11に取り付けられた樹脂部材26の量を調整する調整部30(凹部)が設けられて構成されている。
例えば、前記した調整部30内に前記した樹脂部材26の過剰量の一部を押し込むで収容することにより、前記収容部27内で前記半導体チップ3の天面11に取り付けられた樹脂部材26の量を効率良く調整することができるように構成されている。
従って、前記した両型21・22を所定の型締圧力にて型締することにより、前記した調整部30内に前記した樹脂部材26の一部を収容して前記した収容部27内に収容した半導体チップ3の天面11上の樹脂部材26を前記したキャビティ25の天面29にて加熱且つ押圧して前記した樹脂部材25を所要の形状に変形することができる。
このとき、前記した調整部30内に前記した変形樹脂部材36(26)の一部(過剰量)が押し込まれて収容されると共に、この状態で、前記した半導体チップ3の天面11を前記した変形樹脂部材36(26)を介して所定の押圧力で押圧することができるように構成されている。
従って、前記各実施例と同様に、前記した両型21・22と樹脂部材26を用いることにより、前記した各半導体チップ3と基板23との間37に樹脂38を注入して樹脂注入済基板38を得ることができる。
【0040】
即ち、図6に示すように、前記した基板23に装着した各半導体チップ3の天面11に前記した個片状の樹脂部材26を取り付けると共に、前記したセット用凹所24に供給セットして前記両型21・22を型締めすることにより、前記した各半導体チップ3の天面11に前記した樹脂部材26を取り付けた状態で、前記した半導体チップ3を前記キャビティの各収容部27内に嵌装セットする。
このとき、前記したキャビティ25内において、前記した樹脂部材26は加熱且つ押圧されて変形すると共に、前記した変形樹脂部材36(26)の一部は前記した調整部30内に押し込まれて収容されることになる。
即ち、前記した半導体チップ3の天面11に前記した変形樹脂部材36(26)を介して所定の押圧力で押圧した状態で、前記したキャビティ25内に樹脂を注入することにより、前記した各半導体チップ3と基板23との間8に樹脂37を注入することができる。
また、次に、図7(2)に示すように、前記した樹脂注入済基板38の想定切断部位39から切断することにより、前記した樹脂注入済基板38を個々の個片に分離することができる。
従って、本実施例は、前記各実施例と同様の作用効果を得ることができる。
【0041】
なお、本実施例において、前記した調整部30を設けた構成を採用したので、前記したキャビティ25内において、前記したキャビティ25(前記収容部27)内で前記した半導体チップ3の天面11と前記したキャビティ25の天面29(前記した収容部27の天面)との間に介在する樹脂部材36(26)の量を効率良く調整することができる。
従って、前記した調整部30で前記した樹脂部材36(26)の量を効率良く調整し得て、前記半導体チップ3の天面11を前記変形樹脂部材36(26)を介して所定の押圧力にて押圧することができる。
【0042】
次に、図8(1)・図8(2)及び図9(1)・図9(2)を用いて第4実施例を説明する。
なお、図8(1)と図9(1)とには本実施例に用いられる基板と樹脂部材とが各別に示されている。
また、図8(2)と図9(2)とには、図8(1)と図9(1)とに示す基板に樹脂注入する金型が各別に示されている。
【0043】
まず、図8(1)・図8(2)について説明する。
即ち、図8(1)に示す基板41にはバンプ4(接続電極)を介して複数個の半導体チップ3が装着されて構成されると共に、前記した半導体チップ3の厚さとバンプ4の高さとを含む半導体チップ3の高さには、ばらつきがあり、図例では、前記した半導体チップ3の高さをAとBとで示し、前記した高さAは前記した高さBより高くなるように構成されている。
また、図8(1)に示す所要の厚さCを有する樹脂部材42は担体となるベース層43と隙間防止用の接着層44との2層から構成され、且つ、前記した接着層44は所要の接着力を有するように構成されると共に、前記した半導体チップ3の天面11に前記した樹脂部材42(前記した接着層44)を仮止的に接着させて取り付けることができるように構成されている。
また、図8(2)に示すアンダーフィル樹脂モールド金型(樹脂注入用金型)には、固定上型45と前記上型45に対向配置した可動下型46とが設けられて構成されている。
また、前記した下型46には前記した基板41を供給セットするセット用凹所47が設けられると共に、前記した上型45には樹脂注入用のキャビティ48が設けられて構成されている。
また、前記した各実施例と同様に、前記両型45・46には、前記したキャビティ48内で前記した複数個の半導体チップ3と基板41との間8に樹脂49を注入する諸機構等が設けられて構成されている。
従って、前記した下型46の凹所47に前記した基板41を供給セットして前記した下型46を上動することにより、前記両型45・46を所定の型締圧力にて型締めすることにより、前記したキャビティ48内で複数個の半導体チップ3を一括して嵌装セットすることができるように構成されている。
また、図8(1)に示すように、前記した隙間防止用の接着層44側を下向きにした状態で(前記した半導体チップ3側に向けた状態で)、前記した複数個の半導体チップ3の天面11(表面)に仮止的に取り付ける(被覆する)ことができるように構成されている。
従って、前記した両型45・46の型締時に、前記した2層の樹脂部材42を前記した複数個の半導体チップ3の天面11に取り付けた状態で、前記した複数個の半導体チップ3を一括して前記したキャビティ48内に嵌装セットすることができるように構成されると共に、前記した両型45・46のキャビティ48内で前記した複数個の半導体チップ3と基板41との間8に樹脂49を注入して樹脂注入済基板50を形成することができるように構成されている。
また、前記した実施例と同様に、前記したキャビティ48は所要の高さDを備え、前記したキャビティの48の所要の高さDは、前記した半導体チップ3の高さA(B)と前記した2層の樹脂部材42の所要の厚さCとを合計した高さより低くなるように構成されている。
従って、前記した各実施例と同様に、前記した両型45・46の型締時に、前記したキャビティ48内において、前記したキャビティ48の天面57(底面)で前記した半導体チップ3の天面11を前記した樹脂部材42を介して所定の押圧力にて押圧する(加熱を含む)ことができるように構成されている。
【0044】
即ち、図8(1)に示すように、まず、前記した複数個の半導体チップ3の天面11に前記した2層の樹脂部材42を前記した隙間防止用の接着層44を下向きにした状態で仮止的に取り付ける。
このとき、前記した樹脂部材42の接着層44と前記した半導体チップ3の天面11との間には隙間が発生しないように構成されている。
次に、図8(2)に示すように、前記した複数個の半導体チップ3の天面11に前記した2層の樹脂部材42を取り付けた状態で、前記した下型凹所47に供給セットして前記した両型45・46を所定の型締圧力で型締めする。
このとき、前記した半導体チップ3の高さにばらつき(A・B)があったとしても、前記したキャビティ48の天面57(キャビティ面)にて前記した2層の樹脂部材42が所定の押圧力(所定の型締圧力)で押圧されることになるので、前記したキャビティ48内で前記した2層の樹脂部材42は前記した所定の押圧力にて押圧されて(加熱を含む)変形されることになる。
また、このとき、前記した樹脂部材42の接着層44と半導体チップ3の天面11との間には、前記した所定の押圧力と、前記した接着層44の仮止的な所要の接着力との相乗作用にて隙間が発生しないように構成されている。
また、次に、前記したキャビティ48内に溶融樹脂を所定の樹脂圧にて注入することにより、前記した複数個の半導体チップ3と基板41との間8に樹脂を注入する。
即ち、前記各半導体チップ3の天面11を所定の押圧力で押圧した状態で、且つ、前記した各半導体チップ3の天面11に前記した2層の樹脂部材42における接着層44を接着した状態で、前記した各半導体チップ3の天面11と前記した樹脂部材42との間に隙間が発生することを効率良く防止し得て、前記したキャビティ48内で前記した各半導体チップ3と前記した基板41との間8(隙間)に樹脂49を所定の樹脂圧で効率良く注入することができる。
また、次に、前記した両型45・46を型開きすることにより、前記したキャビティ48内で形成された樹脂注入済基板50を前記した樹脂部材42を仮止的に接着させた状態で取り出すと共に、前記した樹脂注入済基板50における半導体チップ3の天面11から前記した仮止的に接着した樹脂部材42を引き剥がして樹脂注入済基板50を得ることができる。
従って、次に、前記した樹脂注入済基板50の所要個所を切断して個々の個片を分離形成することができる。
【0045】
即ち、前述したように構成したことにより、前記した半導体チップ3の高さにばらつきがある場合に、前記した半導体チップ3の天面11と前記した変形した樹脂部材42(前記した接着層44)との間に隙間が発生することを効率良く防止することができるので、前記した隙間に樹脂が浸入することを効率良く防止し得て、前記した半導体チップ3天面に樹脂ばりが付着することを効率良く防止することができる。
また、前述したように構成したことにより、前記した所定の押圧力にて前記した変形樹脂部材42を介して前記した半導体チップ3の天面11を前記した基板41に効率良く押圧固定する(前記した接着層44による仮止的な接着固定を含む相乗効果)ことができるので、前記した各半導体チップ3と基板41との間8に樹脂を注入した場合に、前記した半導体チップ3に損傷が発生することを効率良く防止することができる。
【0046】
次に、図9(1)・図9(2)について説明する。
即ち、図9(1)・図9(2)に示す実施例は、前記した樹脂部材に位置ずれ防止用(位置移動防止用)の接着層を形成した構成である。
また、図9(1)に示す樹脂部材51は、担体となるベース層52と、隙間防止用の接着層53(前記した半導体チップ3の天面11側用)と、位置ずれ防止用の接着層54(前記したキャビティ48の天面57側用)との3層から構成されている。
また、図9(1)・図9(2)に示す金型の構成部材及び基板55の構成部材は、図8(1)・図8(2)に示す金型の構成部材及び基板41の構成部材と同じであるため、同じ符号を付す。
即ち、図9(1)・図9(2)に示す実施例において、図8(1)・図8(2)に示す実施例と同様に、前記した両型45・46の型締時に、前記したキャビティ48の天面57にて前記した樹脂部材51を所定の押圧力(所定の型締圧力)でもって押圧して変形させることができると共に、前記した半導体チップ3の天面11と前記した樹脂部材51との間に、前記した樹脂部材51に対する押圧力と、前記した樹脂部材51の隙間防止用の接着層53の仮止的な所要の接着力との相乗作用にて、隙間が発生しないように構成されている。
また、図9(1)・図9(2)に示す実施例において、図8(1)・図8(2)に示す実施例と同様に、前記した基板55において、前記した半導体チップ3と基板55との間8に樹脂49を注入して樹脂注入済基板56を得ることができるように構成されている。
なお、次に、前記した樹脂注入済基板56の所要個所を切断して個々の個片を分離形成することができるように構成されている。
従って、図9(1)・図9(2)に示す実施例において、前記した隙間防止用の接着層53の作用効果は、図8(1)・図8(2)に示す実施例の作用効果と同じ作用効果を示すものである。
【0047】
また、図9(2)に示すように、前記した両型45・46の型締時に、前記した樹脂部材51の位置ずれ防止用の接着層54を前記したキャビティ48の天面57に仮止的に接着させることができるように構成されている。
即ち、前記両型45・46の型締時に、前記したキャビティ48の天面57にて前記した樹脂部材51を所定の押圧力(所定の型締圧力)で押圧変形させることにより、前記した位置ずれ防止用の接着層53を前記したキャビティ48の天面57に仮止的な所要の接着力にて接着させることができるように構成されるとと共に、前記したキャビティ48内において、前記した樹脂部材51の位置が、ずれないように(移動しないように)構成されている。
従って、前記した両型45・46の型締時に、前記したキャビティ48内で前記した樹脂部材51の位置が、ずれること(移動すること)を効率良く防止することができる。
なお、前記キャビティ48内で前記した樹脂注入済基板56を形成した後、前記した両型45・46を型開きすることにより、前記したキャビティ48の天面57に仮止的に接着した樹脂部材51を、前記したキャビティ48の天面57から引き剥がすことができるように構成されている。
従って、前記した両型45・46を型開時に、前記樹脂注入済基板56を、前記した半導体チップ3の天面11に前記した樹脂部材51を仮止的に接着した状態で、前記したキャビティ48内から取り出すことができるように構成されている。
【0048】
また、図8(1)・図8(2)・図9(1)・図9(2)に示す実施例において、前記した樹脂部材に前記した位置ずれ防止用の接着層のみを設ける構成を採用してもよい。
なお、前記した接着層は好ましくは柔軟性或いは弾性を有した方が良い。
また、図8(1)・図8(2)・図9(1)・図9(2)に示す実施例において、図6・図7(1)・図7(2)に示す実施例に記載のキャビティ天面に設けられた調整部の構成を採用することができる。
【0049】
また、図8(1)・図8(2)・図9(1)・図9(2)に示す実施例において、前記半導体チップ3の天面11に取り付ける樹脂部材の平面形状は、前記した各実施例と同様に、テープ状、フィルム状、個片状等の適宜な形状に設定することができる。
【0050】
また、前記した2層の樹脂部材42と前記した3層の樹脂部材51において、熱硬化性樹脂を用いることができる。
例えば、前記したベース層43・52を完全硬化樹脂層で形成し、前記接着層44・53・54を半硬化樹脂層で形成する構成を採用することができる。
【0051】
なお、前記した接着層44・53・54を適宜な接着剤にて形成することができる。
例えば、前記接着層44・53・54を熱可塑性樹脂層にて、好ましくは、耐熱性の熱可塑性樹脂層にて形成してもよい。
【0052】
次に、図10(1)・図10(2)・図11(1)・図11(2)を用いて、第4実施例を説明する。
なお、図10(1)・図11(1)は、本発明に係るアンダーフィル樹脂モールド金型(樹脂注入用金型)である。
また、図10(2)は、本発明に用いられる基板である。
また、図11(2)は、図10(2)に示す基板を図10(1)・図11(1)に示す金型で樹脂注入して形成した樹脂注入済基板であり、図11(2)の向かって左側には半導体チップの高さAの樹脂注入済基板が示され、図11(2)の向かって右側には半導体チップの高さBの樹脂注入済基板が示されている。
【0053】
即ち、本実施例に用いられる基板は、図例に示すように、1枚の基板61に1個の半導体チップ3を接続電極4を介して一体に装着した構成である。
なお、前記した実施例と同様に、前記した各基板61における半導体チップ3の高さA・Bには、ばらつきがあり、前記した高さAは前記した高さBより高く構成されている。
また、本実施例は、前記基板61を複数枚(図例では4枚)を、一つの金型において、前記した各基板61に対応した樹脂注入用のキャビティ65内で樹脂部材66を用いて各別に樹脂注入する構成である。
また、図10(1)・図11(1)に示すように、本実施例に用いられる金型は、固定上型62と、可動下型63とから構成されている。
また、前記した下型63には前記した複数枚の基板61を供給するセット用凹所64が各別に設けられると共に、前記した上型62には前記した複数枚の基板61を嵌装セットする樹脂注入用キャビティ65が各別に設けられて構成され、前記した各キャビティ65は各別に所要の高さDを備えることができるように構成されている。
また、前記した基板61に装着された半導体チップ3の天面11に、所要の厚さ(高さ)Cを有する個片状の樹脂部材66が取り付けられるように構成されている。
なお、前記した各実施例と同様に、前記したキャビティ65の高さDは、前記した半導体チップ3の高さA(B)と前記した樹脂部材66の厚さCとの合計した高さより低く構成されている。
従って、前記各実施例と同様に、前記した各キャビティ65内において、前記した半導体チップ3の天面11に取り付けた樹脂部材66を前記したキャビティ65の天面67(底面)で各別に押圧して(加熱を含む)変形させることができるように構成されると共に、前記した半導体チップ3の天面11を前記した樹脂部材66を介して所定の押圧力で各別に押圧することができるように構成されている。
【0054】
即ち、図例に示すように、まず、前記した半導体チップ3の天面11に前記した樹脂部材66を取り付けた基板61を前記したセット用凹所64に各別に供給セットして前記両型62・63を所定の型締圧力にて型締めすることにより、前記した半導体チップ3の天面11に前記した樹脂部材66を取り付けた状態で、前記したキャビティ65内に嵌装セットする。
このとき、前記した各実施例と同様に、前記した半導体チップ3の天面11は前記した樹脂部材66を介して所定の押圧力で各別に押圧されている。
即ち、前記した各実施例と同様に、前記した半導体チップ3の天面11と前記した樹脂部材66との間に隙間が発生することを効率良く防止することができると共に、前記下キャビティ65内に前記した半導体チップ3を前記した樹脂部材66で効率良く押圧固定することができる。
従って、次に、前記キャビティ65内に加熱溶融化された樹脂材料を所定の樹脂圧で各別に注入して前記した半導体チップ3と基板61との間8に樹脂68を注入することにより、前記したキャビティ65内で樹脂注入済基板69を形成することができる。
また、次に、図11(2)に示すように、前記した樹脂注入済基板69における想定切断部位70を切断することにより、前記した樹脂注入済基板69の不要部分を分離して個々の個片(図示なし)を得ることができる。
従って、本実施例において、前記した各実施例と同様の作用効果を得ることができるものである。
なお、本実施例において、前記した各実施例と同様に、前記した樹脂部材66に代えて、同じ材質の樹脂部材、及び、前記した接着層を備えた2層の或いは3層の樹脂部材を採用することができる。
【0055】
次に、図12(1)・図12(1)を用いて、第5実施例を説明する。
また、図例に示すように、第5実施例に用いられる基板71は、前記した各実施例と同様に、前記した半導体チップ3を単数個装着した基板71の上面側(半導体チップ装着面側)において、半導体チップ3を半導体チップ3側の接続電極4(バンプ)を介して一体に装着されて構成されている。
また、図例に示すように、前記した基板71の下面側(半導体チップ非装着面側)における外周部には基板71側の接続電極72(バンプ)が形成された外周バンプ装着部73が設けられて構成されると共に、前記した基板71の半導体チップ非装着面側における中央部には前記した基板側バンプ72が形成されない中央バンプ非装着部74が設けられて構成されている。
即ち、従来より、前記した半導体チップ3と基板71との間8(隙間)に所定の樹脂圧で樹脂を注入することが行われているが、前記した基板71における基板の中央バンプ非装着部74が前記した所定の樹脂圧にて前記した前記半導体装着面側から前記した半導体チップ非装着面側方向に(図例では下方向に)押圧され、前記した基板71がその中央部で前記した半導体チップ非装着面側に凸状となって反り返ると云うことが発生していた。
従って、第5実施例において、前記基板71の反り返りを防止するために、少なくとも前記した基板71における半導体チップ非装着面側の中央バンプ非装着部74に(基板セット用の)凹所用の所要の厚さを有する樹脂部材75を取り付けると共に、当該樹脂部材75で前記した基板71の中央部74を支持した状態で、前記した半導体チップ3と基板71との間8に樹脂を注入することが行われている。
なお、第5実施例において、前記した各実施例と同様に、前記した基板71の半導体チップ3に所要の厚さCを有する樹脂部材79を用いる構成が採用されている。
【0056】
即ち、図12(1)・図12(1)に示すアンダーフィル樹脂モールド(樹脂注入用金型)には、前記した各実施例と同様に、固定上型76と該上型76に対向配置した可動下型77とから構成されると共に、前記した上型76には所要の高さDを有する樹脂注入用キャビティ78が設けられて構成され、前記した半導体チップ天面11にキャビティ用の所要の厚さCを有する樹脂部材79を取り付けた状態で、前記した半導体チップ3を前記したキャビティ78内に嵌装することができるように構成されている。
なお、前記した各実施例と同様に、前記キャビティ78の所要の高さDは、前記した半導体チップ3の高さEと樹脂部材79の所要の厚さCとの合計より小さく(低く)なるように構成されている。
即ち、前記した各実施例と同様に、前記した両型76・77を型締めすることにより、前記キャビティ78内において、前記キャビティ天面83で前記半導体チップ天面11に前記した樹脂部材79を押圧して(加熱を含む)変形させることができるように構成されると共に、前記した半導体チップ天面11と押圧変形樹脂部材79との間に隙間がなくなるように構成されている。
従って、前記したキャビティ78内において、前記した半導体チップ天面11に前記した押圧変形した樹脂部材79を取り付けた状態で、前記した半導体チップ3と基板71との間8に樹脂を注入することができるように構成され、前記した半導体チップ天面11に樹脂ばりが付着形成されることを効率良く防止することができるように構成されている。
【0057】
また、図12(1)・図12(1)に示すように、前記した下型77には前記した基板71の半導体チップ非装着面側を下向きにした状態で供給セットする所要の深さFを有する基板セット用の凹所80が設けられて構成されている。
また、前記したセット用凹所80の所要の深さFは、前記した基板71の厚さGと前記した樹脂部材の所要の厚さHとの合計より小さくなるように構成されると共に、前記したバンプ72の高さJは前記した樹脂部材75の厚さの所要の厚さHより小さくなるように構成されている。
例えば、前記した基板71における半導体チップ非装着面側に前記した樹脂部材75を取り付けた状態で、前記した基板71を前記したセット用凹所80に供給セットすることができるように構成されると共に、前記した両型76・77を型締めすることにより、前記したセット用凹所80内において、前記したセット用凹所80の底面82で前記した樹脂部材75を押圧して(加熱を含む)変形することができるように構成されている。
このとき、少なくとも前記した押圧変形樹脂部材75にて前記した基板71の中央部74を前記した半導体チップ装着面側に(上方向に)支持(支受)することができるように構成されている。
従って、前記した半導体チップ3と基板71との間への樹脂の注入時に、少なくとも前記した中央部装着樹脂部材75で前記した基板71の中央部74を支持することにより、前記した基板71が反り返ることを効率良く防止することができるように構成されている。
なお、図例では、前記した樹脂部材75にて前記した基板71の半導体チップ非装着面側全体(前記した外周バンプ装着部73と中央バンプ非装着部74)に前記した樹脂部材75を装着した構成が例示されている。
また、図例では、前記したセット用凹所80に、前記した樹脂部材75の量を調整する樹脂部材の量調整部81が設けられて構成されると共に、前記したセット用凹所80内における押圧変形した樹脂部材75の一部(残余部分)が前記した量調整部81に収容することができるように構成されている。
【0058】
即ち、第5実施例において、まず、前記した基板71の半導体チップ非装着面側に前記した所要の厚さHを有する樹脂部材75を取り付け、且つ、前記した半導体チップ天面11に前記した所要の厚さCを有する樹脂部材79を取り付けると共に、この状態で、前記基板71を前記した所要の深さFを有するセット用凹所80に供給セットし、且つ、前記両型76・77を型締めすることにより、前記したキャビティ78内に前記した半導体チップ3を嵌装セットする。
このとき、前記したセット用凹所80内において、前記した樹脂部材75は前記したセット用凹所80の底面82で押圧されて変形すると共に、少なくとも前記した基板71の半導体チップ非装着面側の中央バンプ非装着部74に前記した押圧変形部材75を押圧して前記した基板の中央部を支持する。
また、このとき、前記キャビティ78内において、前記各実施例と同様に、前記キャビティ天面83にて押圧変形した樹脂部材79と前記した半導体チップ天面11との間に隙間が発生することを効率良く防止することができる。
即ち、次に、前記したキャビティ78内に樹脂を注入することにより、前記した半導体チップ3と基板71と間に樹脂を注入することができる。
従って、前述したように構成したので、前記した押圧変形樹脂部材75で前記した基板71を(少なくとも前記した基板71の中央バンプ非装着部74を)効率良く支持し得て、前記した基板71が反り返ることを効率良く防止することができる。
また、前述したように構成したので、前記した各実施例と同様に、前記したキャビティ78側において、前記した半導体チップ3の天面11に樹脂ばりが付着形成されることを効率良く防止することができる。
なお、第5実施例においては、単数個の半導体チップの構成を例示したが、本実施例は、複数個の半導体チップにも採用することができる。
また、第5実施例においては、基板における半導体チップ非装着面に設けた外周バンプ装着部73と中央バンプ非装着部74とを含む基板71を用いる構成を例示したが、基板における半導体チップ非装着面に任意にバンプ装着部とバンプ非装着部とを含む基板を用いる構成を採用することができる。
【0059】
なお、前記した各実施例において、前記した樹脂部材12(前記した2層或いは3層の樹脂部材42・51のベース層43・52を含む)として熱硬化性樹脂を例示したが、前記した樹脂部材として可塑性樹脂(好ましくは、耐熱性の熱可塑性樹脂)を採用することができる。
また、前記樹脂部材として、弾性を有する素材(弾性材)を、例えば、エラストマー等を適宜に採用することができる。
また、前記した樹脂部材として、加硫ゴム、未加硫ゴムを採用することができる。
【0060】
また、前記した各実施例において、前記した単層の樹脂部材12(前記した2層或いは3層の樹脂部材42・51のベース層43・52を含む)における少なくとも一方の面に、前記した樹脂部材12を保護する薄膜状の保護層を設ける構成を採用することができる。
【0061】
また、図8(1)・図8(2)・図9(1)・図9(2)に示す実施例と同様に、前記した少なくとも一方の面に薄膜状保護層を形成した樹脂部材における少なくとも一方の面に、前記したような接着層を形成する構成を採用することができる。
この場合、図8(1)・図8(2)・図9(1)・図9(2)に示す実施例と同様の作用効果を得ることができる。
【0062】
本発明は、前述した実施例のものに限定されるものでなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、必要に応じて、任意に且つ適宜に変更・選択して採用することができるものである。
【0063】
【発明の効果】
従って、本発明によれば、アンダーフィル樹脂モールド金型を用いて、半導体チップを装着した基板における半導体チップと基板との間に樹脂を注入してアンダーフィル樹脂モールド基板を形成した場合に、前記した半導体チップの表面に付着する樹脂ばりを効率良く防止することができ且つ前記した半導体チップに発生する損傷を効率良く防止することができるアンダーフィル樹脂モールド基板を提供することができると云う優れた効果を奏するものである。
【0064】
また、本発明によれば、前記したアンダーフィル樹脂モールド基板の所要個所を切断することによって、前記した半導体チップの表面に付着する樹脂ばりを効率良く防止することができ且つ前記した半導体チップに発生する損傷を効率良く防止することができるアンダーフィル樹脂モールド個片を提供することができると云う優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(1)は、本発明に係るアンダーフィル樹脂モールド金型を概略的に示す一部切欠概略縦断面図であって、前記金型の型開状態を示し、図1(2)は、本発明に用いられる基板を概略的に示す概略平面図である。
【図2】図2は、図1(1)に対応する金型を概略的に示す一部切欠概略縦断面図であって、前記金型の型締状態を示している。
【図3】図3(1)は、図1(2)に示す基板の要部を拡大して概略的に示す一部切欠拡大概略縦断面図であって、前記した基板に装着した半導体チップの天面に樹脂部材を取り付けた状態を示し、図3(2)は、図2に示す金型の要部を拡大して概略的に示す一部切欠拡大概略縦断面図である。
【図4】図4(1)は、図1に示す金型で樹脂を注入された樹脂注入済基板を拡大して概略的に示す一部切欠拡大概略縦断面図であり、図4(2)・図4(3)は、前記した樹脂注入済基板から切断分離した個片を概略的に示す拡大概略縦断面図である。
【図5】図5は、他の本発明に用いられる基板を概略的に示す概略平面図である。
【図6】図6は、他の本発明に係るアンダーフィル樹脂モールド金型を概略的に示す一部切欠概略縦断面図であって、前記金型の型開状態を示している。
【図7】図7(1)は、図6に示す金型の要部を拡大して概略的に示す一部切欠拡大概略縦断面図であって、前記金型の型締状態を示し、図7(2)は、図7(1)に示す金型で樹脂注入された樹脂注入済基板を示す一部切欠拡大概略縦断面図である。
【図8】図8(1)は、本発明に用いられる他の基板と樹脂部材を拡大して概略的に示す部切欠拡大概略縦断面図であり、図8(2)は、図8(1)に示す基板と樹脂部材とを用いて樹脂注入する金型の要部を拡大して概略的に示す一部切欠拡大概略縦断面図である。
【図9】図9(1)は、本発明に用いられる他の基板と樹脂部材を拡大して概略的に示す部切欠拡大概略縦断面図であり、図9(2)は、図9(1)に示す基板と樹脂部材とを用いて樹脂注入する金型の要部を拡大して概略的に示す一部切欠拡大概略縦断面図である。
【図10】図10(1)は、本発明に係るアンダーフィル樹脂モールド金型を概略的に示す一部切欠概略縦断面図であって、前記した金型の型開状態を示し、図10(2)は、本発明に用いられる基板を概略的に示す概略平面図である。
【図11】図11(1)は、図10(1)に示す金型を拡大して概略的に示す一部切欠概略縦断面図であって、前記金型の型締状態を示し、図11(2)は、図11(1)に示す金型で樹脂注入された樹脂注入済基板を切断した個片を概略的に示す概略正面図である。
【図12】図12(1)は、本発明に係る他の実施例のアンダーフィル樹脂モールド金型を概略的に示す一部切欠概略縦断面図であって、前記金型の型開状態を示し、図12(2)は、図12(1)に対応する金型を概略的に示す一部切欠概略縦断面図であって、前記した金型の型締状態を示している。
【符号の説明】
1 固定上型
2 可動下型
3 半導体チップ
4 接続電極(半導体チップ側のバンプ)
5 基板
6 セット用凹所
7 キャビティ
8 間(間隙)
9 樹脂
10 樹脂注入済基板
11 半導体チップの天面
12 テープ状樹脂部材(テープ部材)
13 キャビティの天面(底面)
14 想定切断部位
15 個片(フリップチップのパッケージ)
21 固定上型
22 可動下型
23 基板
24 セット用凹所
25 キャビティ
26 個片状の樹脂部材
27 収容部(小キャビティ)
28 連通路
29 キャビティ天面(底面)
30 調整部
31 基板
32 フィルム状の樹脂部材(フィルム部材)
33 フィルム状の樹脂部材(フィルム部材)
34 フィルム状の樹脂部材(フィルム部材)
35 個片状の樹脂部材
36 変形樹脂部材
37 樹脂
38 樹脂注入済基板
39 想定切断部位
41 基板
42 樹脂部材
43 ベース層
44 隙間防止用の接着層
45 固定上型
46 可動下型
47 セット用凹所
48 キャビティ
49 樹脂
50 樹脂注入済基板
51 樹脂部材
52 ベース層
53 隙間防止用の接着層
54 位置ずれ防止用の接着層
55 基板
56 樹脂注入済基板
57 キャビティの天面(底面)
61 基板
62 固定上型
63 可動下型
64 セット用凹所
65 キャビティ
66 樹脂部材
67 キャビティの天面(底面)
68 樹脂
69 樹脂注入済基板
70 想定切断部位
71 基板
72 接続電極(基板側のバンプ)
73 外周バンプ装着部
74 中央バンプ非装着部
75 樹脂部材(凹所用)
76 固定上型
77 可動下型
78 キャビティ
79 樹脂部材(キャビティ用)
80 セット用凹所
81 量調整部
82 セット用凹所の底面
83 キャビティの天面
A 半導体チップの高さ
B 半導体チップの高さ
C 樹脂部材の厚さ(高さ)
D キャビティの高さ(収容部の高さ)
E 半導体チップの高さ
F セット用凹所の深さ
G 基板の厚さ
H 樹脂部材の厚さ(凹所用)
J 基板側バンプの高さ

Claims (4)

  1. アンダーフィル樹脂モールド金型を用いて半導体チップを接続電極を介して一体に装着した基板における前記した半導体チップと基板との間に樹脂を注入して形成したアンダーフィル樹脂モールド基板であって、前記した半導体チップを嵌装する金型セット部と前記した半導体チップの表面との間に介在する所要の厚さの樹脂部材を介して前記した半導体チップの表面を押圧した状態で、前記した半導体チップと基板との間に樹脂を注入して形成したことを特徴とするアンダーフィル樹脂モールド基板。
  2. アンダーフィル樹脂モールド金型を用いて半導体チップを接続電極を介して一体に装着した基板における前記した半導体チップと基板との間に樹脂を注入して形成したアンダーフィル樹脂モールド基板の所要個所を切断して形成したアンダーフィル樹脂モールド個片であって、前記した半導体チップを嵌装する金型セット部と前記した半導体チップの表面との間に介在する所要の厚さの樹脂部材を介して前記した半導体チップの表面を押圧した状態で、前記した半導体チップと基板との間に樹脂を注入して形成したアンダーフィル樹脂モールド基板の所要個所を切断して形成したことを特徴とするアンダーフィル樹脂モールド個片。
  3. アンダーフィル樹脂モールド金型を用いて半導体チップを接続電極を介して一体に装着され且つ半導体チップ非装着面がバンプ装着部とバンプ非装着部とから構成される基板における前記した半導体チップと基板との間に樹脂を注入するアンダーフィル樹脂モールド方法であって、
    まず、前記した基板を前記した金型セット位置に供給する際に、少なくとも前記したセット用凹所と前記した基板のバンプ非装着部との間に所要の厚さを有する樹脂部材を介在させる工程を行い、
    次に、前記した金型を型締することにより、少なくとも前記した基板のバンプ非装着部を前記した樹脂部材を介して押圧する工程を行うことを特徴とするアンダーフィル樹脂モールド方法。
  4. 半導体チップを接続電極を介して一体に装着され且つ半導体チップ非装着面がバンプ装着部とバンプ非装着部とから構成される基板における前記した半導体チップと基板との間に樹脂を注入するアンダーフィル樹脂モールド金型であって、前記した金型における基板のセット用凹所の深さが、少なくとも前記した基板のバンプ非装着部を押圧するための所要の厚さ有する樹脂部材を介在させることができる深さに形成されていることを特徴とするアンダーフィル樹脂モールド金型。
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