JP2004128260A - 基板保持用治具及び実装基板の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】実装基板製造時の工程を簡略化する治具及び実装基板の製造方法、これにより性オ図された実装基板を提供する。
【解決手段】フレキシブル基板6を保持する第1治具1は、第1基材12と、第1基材12上に配置された粘着性を有するシリコーンゴム3とを有する。フレキシブル基板6は、シリコーンゴム3を介して第1治具1に接着固定され、テープを用いてフレキシブル基板6を固定していた従来と比べて、テープの貼り付け及び剥離の工程が不要となり、工程が簡略化される。
【選択図】 図3
【解決手段】フレキシブル基板6を保持する第1治具1は、第1基材12と、第1基材12上に配置された粘着性を有するシリコーンゴム3とを有する。フレキシブル基板6は、シリコーンゴム3を介して第1治具1に接着固定され、テープを用いてフレキシブル基板6を固定していた従来と比べて、テープの貼り付け及び剥離の工程が不要となり、工程が簡略化される。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば液晶パネルなどの電気光学パネルに電気的に接続する、フレキシブル基板上に抵抗、コンデンサやICチップ(半導体装置)などの電子部品が実装された実装基板や、基板としてのTABテープにICチップが実装された実装基板としてのTAB(tape automated bonding)−ICの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
電気光学装置の一例である液晶装置は、電気光学パネルの一例である一対の基板間に液晶が挟持されてなる液晶パネルと、液晶を駆動するための駆動回路、駆動電圧形成回路、制御回路などを有する。駆動回路、駆動電圧形成回路、制御回路は、コンデンサ、抵抗、ICチップ等の電子部品から形成され、これら電子部品の少なくとも一部が、液晶パネルに電気的に接続されるフレキシブル基板やTABテープなどの基板に実装されている。
【0003】
上述のような基板上に電子部品が実装された実装基板を製造する場合、まず、基板保持用治具に基板を位置決めして配置し、基板をテープによって基板保持用治具に固定する(例えば、特許文献1参照)。その後、基板を基板保持用治具にテープで固定した状態で、電子部品が実装される領域にはんだペーストを印刷し、電子部品を装着した後、熱風などの炉に流して電子部品をはんだ付けする。その後、テープを剥がし、基板保持用治具から基板上に電子部品が実装された実装基板を取り出す。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−261193(第2頁)
【発明が解決しようとする課題】
上述の製造方法においては、基板を基板保持用治具にテープで固定していたため、テープ貼り付け及びテープ剥離工程が必要であり、また、使用済みのテープは廃棄していた。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、基板を固定するためのテープが不要な基板保持用治具を提供し、テープ貼り付け及びテープ剥離工程が削除された簡略化した実装基板の製造方法、この製造方法により製造された実装基板を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の基板保持用治具は、基板が保持される基板保持用治具であって、基材と、前記基材上に配置された接着性部材とを具備し、前記基板は前記基材上に前記接着性部材を介して保持されることを特徴とする。
【0007】
本発明のこのような構成によれば、基板の基板保持用治具への固定を基板に配置される接着性部材を用いて行うことにより、従来のようにテープを用いて基板を固定する必要がなく、またテープ貼り付け工程及びテープ剥離の工程を削除することができるので、製造方法を簡略化することができ、更にテープゴミを削減することができる。
【0008】
また、前記基材は、前記基板保持用治具により前記基板を保持した際に、前記基板の一部に対応する切り欠け部を有することを特徴とする。
【0009】
このような構成によれば、切り欠け部の領域では、基板のみが存在する状態となっており、基板を基板保持用治具から剥がす際に、この切り欠け部に位置する基板を指でもって剥がすことができ、基板の剥離が容易となる。
【0010】
また、前記基板は電子部品が実装される実装領域を有し、前記接着性部材は前記実装領域と重なり合わないように配置されることを特徴とする。
【0011】
このような構成によれば、基板上に電子部品が実装された後、基板保持用治具から基板を剥がす際に、電子部品に応力がかかりにくく、電子部品の破損を防止することができる。
【0012】
また、前記基板はフレキシブル配線基板であることを特徴とする。
【0013】
このように、フレキシブル配線基板のように、固定が難しい可撓性の基板においても、容易かつ正確に基板保持用治具に基板を固定することができる。
【0014】
また、前記接着性部材はシリコーンゴムであることを特徴とする。
【0015】
このような構成によれば、接着部材としてシリコーンゴムを用いているので、複数回の使用にわたってもシリコーンゴムは粘着性が失われないため使いまわしが可能となり、製造コストを削減することができる。シリコーンゴムとしては、例えば、三菱樹脂製の珪樹(商品名)を用いることができる。
【0016】
また、前記接着性部材はシート状であることを特徴とする。
【0017】
また、前記基材は前記接着性部材を収容する凹部を有することを特徴とする。
【0018】
このような構成によれば、接着性部材が配置された基材の表面は、シリコーンゴムの存在が起因する凹凸がなく、平滑性を有する。従って、基板保持用治具により基板を保持した際に基材と基板との間に隙間が生じにくく、電子部品の実装を正確かつ確実に行うことができる。
【0019】
本発明の実装基板の製造方法は、基板上に電子部品が実装されてなる実装基板の製造方法において、基材と、前記基材上に配置された接着性部材とを備える基板保持用治具に前記基板を位置決めし、前記基板を前記基材上に前記接着性部材を介して保持する工程と、前記基板保持用治具に前記基板が保持された状態で前記基板上に前記電子部品を実装する工程とを有することを特徴とする。
【0020】
本発明のこのような構成によれば、基板は固定された状態で電子部品の実装が行われるので、所定の箇所に正確かつ確実に電子部品の実装を行うことができる。
【0021】
また、上述に記載の実装基板の製造方法において、前記基板上に前記電子部品を実装する工程において、前記基板と前記電子部品との間にはんだペーストを介在させた状態で、前記基板保持用治具、前記基板、前記はんだペーストおよび前記電子部品をリフロー炉内に収納し、前記はんだペーストをリフロー加熱して溶融させることを特徴とする。
【0022】
このような構成によれば、基板と電子部品とが所定の箇所に正確に実装された状態で基板と電子部品との接着を行うことができ、電気特性の高い品質の高い実装基板を得ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明による電気光学装置の一例としてアクティブ型の液晶装置について説明する。
【0024】
まず、図1及び図2を用いて液晶装置の構造について説明する。
【0025】
図1は本発明に係る液晶装置の分解斜視図を示し、図2は本発明の液晶装置の断面図を示したものである。
【0026】
図1に示すように、電気光学装置としての液晶装置100は、電気光学パネルとしての液晶パネル102と、液晶パネル102に隣接して配置されたバックライト103と、バックライト103を固定するケース104と、ケース104の下方に配置された反射板105と、液晶パネル102に接続された実装基板としてのフレキシブル回路基板6とからなる。
【0027】
図2に示すように、液晶パネル102は、第1基板107と、これに対向する対向基板としての第2基板108と、これら一対の基板107及び108を貼り合わせる基板周縁部に設けられたシール材109と、一対の第1の基板107及び108とシール材109とにより形成された空間内に挟持された電気光学物質としての90度ねじれのネマティック液晶110とを有する。
【0028】
液晶装置100は、液晶パネル102を挟むように設けられた第1偏光板111及び第2偏光板112と、第1基板107上の第2基板108より張り出した張り出し部119に実装された液晶を駆動するための駆動回路の一部を構成する駆動用ICチップ(半導体装置)120を有している。張り出し部119には、駆動用ICチップ120と、データ線121または走査線124とを電気的に接続する配線122と、駆動用ICチップ120とACF(異方性導電フィルム)129によりフレキシブル回路基板6とを電気的に接続する第1端子123が形成されている。
【0029】
第2基板108上には、ITO(Indium Tin Oxide)膜からなるストライプ状の走査線124が形成され、第1基板107上には、走査線124と直交してストライプ状に配置されたデータ線121、データ線121に電気的に接続する複数のスイッチング素子としてのTFD素子(図示せず)と、各TFD素子に電気的に接続した画素電極(図示せず)とが形成されている。走査線124、データ線121にはそれぞれ駆動用ICチップ120から走査信号、画像信号が供給される。
【0030】
バックライト3は、第2基板108に隣接して配置され、拡散シート113、プリズムシート114及び115などの光学シートと、該光学シートを囲うように設けられた枠状部材116、光源であるLED117とこのLED117を覆い支持するLEDケース126とからなる光源部、該LED117から光が入射される導光板118とから構成される。
【0031】
本実施形態においては、液晶を駆動する駆動回路の一部の駆動用ICチップ120が液晶パネル102に実装されている。また、駆動回路の残りの一部、駆動電圧形成回路、制御回路を構成するためのICチップ61、コンデンサや抵抗62などの電子部品は、液晶パネル102に電気的に接続するフレキシブル回路基板6に実装されている。フレキシブル回路基板6は、配線が形成されたフレキシブル基板64と、このフレキシブル基板64に実装された電子部品としてのICチップ61と、フレキシブル基板64に実装された電子部品としてのコンデンサや抵抗62とから構成される。フレキシブル回路基板6と、液晶パネル102上に実装される駆動用ICチップ120とは、第1基板107上に配置された第1端子123を介して電気的に接続される。また、フレキシブル回路基板6上のICチップ61は、フレキシブル基板64の配線及び第1端子123を介して液晶パネル102上に実装される駆動用ICチップ120と電気的に接続される。フレキシブル回路基板6上のコンデンサや抵抗62は、フレキシブル基板64の配線及び第1端子123を介して液晶パネル102上に実装される駆動用ICチップ120に電気的に接続され、更にフレキシブル基板64の配線を介してフレキシブル回路基板6上のICチップ61と電気的に接続される。また、図2に示すように、液晶装置に組み込まれる場合、フレキシブル回路基板6は折り曲げられる。
【0032】
液晶装置100では、対向する走査線124及び画素電極、これらに挟持される液晶110とにより画素が形成される。そして、各画素に印加する電圧を選択的に変化させることによって液晶10の光学特性を変化させ、バックライト103から照射される光は各画素のこの液晶10を透過することによって変調される。
【0033】
次に、上述のフレキシブル回路基板6の製造方法について図3から図5を用いて説明する。図3(A)はフレキシブル回路基板6を製造する際の基板位置決め用治具の斜視図及び平面図である。図3(A)〜(C)は、フレキシブル回路基板6を製造する工程の一部を説明する図であり、それぞれ斜視図及びこの図の平面図を示す。図4は、図3(C)に示すフレキシブル基板64が保持された第1治具1が搬入されるはんだ付け装置の概略平面図である。図5は、フレキシブル回路基板6の平面図である。
【0034】
まず、位置決め用治具の構造について説明する。図3(A)に示すように、位置決め用治具10は、第1治具1と第2治具2とから形成される。基板保持用治具としての第1治具1は、平面形状が矩形状の第1基材12と、第1基材12の角部の四隅に設けられた第1基材12を貫通する4つの孔11と、第1基材12の上面上に配置された3つの粘着性部材としての粘着性を有するシリコーンゴム3とを有する。このシリコーンゴム3としては、三菱樹脂製の珪樹(商品名)を用いることができる。第2治具2は、第2基材22と、第2基材22の角部の四隅に設けられた4本のピン21とを有する。図に示すように、第1治具1と第2治具2とは、互いを重ね合わせた際に、孔11にピン21が貫通しピン21の先端が第1治具1から突き出るように設計されている。また、第1治具1及び第2治具2とは離間可能に設計されている。
【0035】
次に、図3〜図5を用いてフレキシブル回路基板6の製造方法を説明する。
【0036】
まず、図3(A)に示すように、第1治具1と第2治具2とを重ね合わせる。
【0037】
次に、図3(B)に示すように、基板としてのフレキシブル基板64を第1治具1上に載置する。フレキシブル基板64には予め、第1治具1の孔11に対応して四箇所に孔63が形成されており、この孔63にピン21が貫通するようにフレキシブル基板64を載置する。これにより、第1治具1に対するフレキシブル基板64の位置決めが行われる。また、フレキシブル基板64はシリコーンゴム3を介して第1治具1上に配置され、接着性のあるシリコーンゴム3により第1治具1に接着固定されて保持される。第1治具1に配置されるシリコーンゴム3は、フレキシブル基板64を配置したときに、後工程で電子部品が実装される実装領域65及び66を避けるように配置される。尚、本実施形態においては、実装領域66には後工程で電子部品としてのICチップ61が実装され、実装領域65には後工程で電子部品としてのコンデンサや抵抗62が実装される。
【0038】
次に、図3(C)に示すように第1治具1を第2治具2から離間し、第1治具1上にフレキシブル基板64が固定保持された状態のものを、図4に示すはんだ付け装置4に搬入する。
【0039】
ここで、はんだ付け装置4の構造について説明する。はんだ付け装置4は、連接した基板供給装置41、はんだペースト印刷機42、マウンタ43、リフロー炉44及び基板収納装置45と、これら機器内にフレキシブル基板64が載置された第1治具1を搬送する搬送ベルト46とから構成される。
【0040】
まず、図4に示すように、はんだ付け装置4に搬入されたフレキシブル基板64が配置された第1治具1は、基板供給装置41に収納される。その後、基板供給装置41から搬送ベルト46上にフレキシブル基板64が配置された第1治具1が供給される。搬送ベルト46によりはんだペースト印刷機42内に供給された第1治具1に載置されたフレキシブル基板64は、その実装領域65及び66にはんだペーストが印刷される。その後、再びフレキシブル基板64が配置された第1治具1は、搬送ベルト46により搬送され、マウンタ43内へ供給される。マウンタ43内では、実装領域65に抵抗やコンデンサ62といった電子部品が装着され、実装領域66に電子部品としてのICチップ61が装着される。その後、フレキシブル基板64が配置された第1治具1は、再び搬送ベルト46により搬送され、リフロー炉44内に供給され、加熱され、ICチップ61、抵抗やコンデンサ62はフレキシブル基板64上にはんだ付けされる。その後、フレキシブル基板64上にICチップ、抵抗及びコンデンサ62が実装された実装基板としてのフレキシブル回路基板6は、第1治具1に保持された状態で搬送ベルト46により基板収納装置45へ搬入される。その後、第1治具1からフレキシブル回路基板6を剥がして取り出し、図5に示すように実装基板としてのフレキシブル回路基板6が製造される。ここで、シリコーンゴム3はフレキシブル基板64が載置された際に電子部品が実装される領域と重ならないように避けて配置されるので、第1治具1からフレキシブル回路基板6を剥がす際に、電子部品に応力がかかりにくく、電子部品の破損を防止することができる。
【0041】
以上のように、フレキシブル基板64の第1治具1への固定をシリコーンゴムを用いて行うことにより、従来のようにテープを用いて固定する必要がなく、またテープ貼り付け工程及びテープ剥離の工程を削除することができ、製造方法を簡略化することができる。更に、テープゴミを削減することができる。また、接着部材として接着性を有するシリコーンゴムを用いているので、複数回の使用にわたってもシリコーンゴムは粘着性が失われないため使いまわしが可能となり、製造コストを削減することができる。
【0042】
上述の実施形態においては、シリコーンゴム3を3箇所に設けたが、これに限定されるものではなく、位置決めしたフレキシブル基板64を確実に固定できさえすればよい。
【0043】
(第2実施形態)
以下、図6及び図7を用いて第2実施形態の液晶装置の構造について説明する。
【0044】
第1実施形態においては、COG方式の液晶装置について説明したが、本実施形態においてはTAB方式の液晶装置について説明する。尚、第1実施形態と同様の構造については同じ符号を付し、主に異なる構造のみ説明する。
【0045】
図6は本発明に係る液晶装置の分解斜視図を示し、図7は本発明の液晶装置の断面図を示したものである。
【0046】
図6に示すように、電気光学装置としての液晶装置200は、電気光学パネルとしての液晶パネル202と、液晶パネル202に隣接して配置されたバックライト103と、バックライト103を固定するケース104と、ケース104の下方に配置された反射板105と、液晶パネル202に電気的に接続された複数(図においては4つ)の実装基板としてのTAB−IC306と、このTAB−IC306と接続するプリント基板(PCB:Printed Circuit
Board)130とからなる。
【0047】
図7に示すように、液晶パネル202は、第1基板207と、これに対向する対向基板としての第2基板208と、これら一対の基板207及び208を貼り合わせる基板周縁部に設けられたシール材109と、一対の第1の基板207及び208とシール材109とにより形成された空間内に挟持された液晶110とを有する。
【0048】
上述のTAB−IC306は、第1基板207上の第2基板208より張り出した張り出し部219に形成されたデータ線121または走査線124と電気的に接続する端子部223と、電気的に接続される。TAB−IC306は、TABテープ364と、このTABテープ364上に実装された液晶を駆動する電子部品としての駆動回路としての駆動用ICチップ361とから構成される。一方、PCB130には、TAB−IC間の相互配線やインターフェイス制御回路などが搭載されているまた、図7に示すように、液晶装置に組み込まれた場合、TAB−IC306は折り曲げられる。
【0049】
次に、上述のTAB−IC306の製造方法について図8、図9及び図4を用いて説明する。図8(A)はTAB−IC306を製造する際の基板位置決め用治具の平面図及びこの平面図の線8A−8A´で切断した断面図である。図8(A)〜(C)は、TAB−IC306を製造する工程を説明する図であり、それぞれ平面図及びこの平面図の線8A(または8Bまたは8C)−線8A´(または8B´または8C´)で切断した断面図である。図9は、図8に引き続く製造工程図であり、図9(A)は平面図及びこの平面図の線9A−線9A´で切断した断面図であり、図9(B)は駆動用ICチップ361が実装されたTABテープの平面図、図9(C)は単個に切り分けられた後のTAB−IC306の概略平面図である。図4は、第1実施形態においても説明したはんだ付け装置の概略平面図である。
【0050】
まず、位置決め用治具の構造について説明する。図8(A)に示すように、位置決め用治具310は、第1治具301と第2治具302とから形成される。基板保持用基板としての第1治具301は、矩形状の第1基材312と、第1基材312の向い合う2辺にそれぞれ沿って複数設けられた孔311と、第1基材312の上面上に配置された粘着性部材としての粘着性を有するシリコーンゴム303とを有する。このシリコーンゴム303としては、三菱樹脂製の珪樹(商品名)を用いることができる。第2治具302は、第2基材322と、第2基材322の向い合う2辺にそれぞれ沿って複数設けられたピン321とを有する。図に示すように、第1治具301と第2治具302とは、互いを重ね合わせた際に、孔311にピン321が貫通しピン321の先端が第1治具301から突き出るように設計されている。また、第1治具301及び第2治具302とは離間可能に設計されている。
【0051】
次に、図8及び図9を用いてTAB−IC306の製造方法を説明する。
【0052】
まず、図8(A)に示すように、第1治具301と第2治具302とを重ね合わせる。
【0053】
次に、図8(B)に示すように、基板としてのTABテープ364を第1治具301上に載置する。TABテープ364は、2箇所の連結部366aを残してTAB−ICの形状366に金型プレスにて打ち抜かれており、後工程で連結部366aが切断されるまで、連結部366aにより複数のTAB−ICが連なった状態となっている。TABテープ364には長辺方向に沿った2辺それぞれに沿って予め孔363が形成されており、この孔363にピン321が貫通するようにTABテープ364を載置する。これにより、第1治具301に対するTABテープ364の位置決めが行われる。また、TABテープ364はシリコーンゴム303を介して第1治具301上に配置され、接着性のあるシリコーンゴム303により第1治具301に接着固定されて保持される。第1治具301に配置されるシリコーンゴム303は、TABテープ364を配置したときに、後工程で電子部品が実装される実装領域365を避けるように配置される。ここでは、図示するように、1つのTABに対して、その角部の四隅に位置するようにシリコーンゴム303が配置され、更に隣り合うTABの隣り合う角に位置するシリコーンゴム303を共有するように設けられている。尚、実装領域365には後工程で電子部品としてのICチップ361が実装される。
【0054】
次に、図8(C)に示すように第1治具301を第2治具302から離間し、図9(A)に示す第1治具301上にTABテープ364が固定保持された状態のものを、図4に示すはんだ付け装置4に搬入する。
【0055】
まず、図4に示すように、はんだ付け装置4に搬入されたTABテープ364が配置された第1治具301は、基板供給装置41に収納される。その後、基板供給装置41からペースト印刷機42内へ第1治具301に載置されたTABテープ364は、その実装領域365にはんだペーストが印刷される。その後、マウンタ43内で、実装領域365にICチップ361が装着される。その後、リフロー炉44内で、加熱され、ICチップ361はTABテープ364上にはんだ付けされる。その後、ICチップ361が実装されたTABテープ364は、基板収納装置45へ搬入される。その後、第1治具301からICチップ361が実装されたTABテープ364を剥がし取り出し、図9(B)に示すようにICチップ361が実装されたTABテープ364が得られる。次に、連結部366aを切断することにより、図9(C)に示すように単個の実装基板としてのTAB−IC306が製造される。ここで、シリコーンゴム303は、TABテープ364が第1治具301上に載置された際に、TABテープ364の電子部品が実装される領域と重ならないように避けて配置されるので、第1治具301からICチップ361が実装されたTABテープ364を剥がす際に、ICチップ361に応力がかかりにくく、ICチップ361の破損を防止することができる。
【0056】
以上のように、第2実施形態においても第1実施形態と同様に、製造方法を簡略化することができ、テープゴミを削減することができる。また、接着部材として接着性を有するシリコーンゴムを用いているので、複数回の使用にわたってもシリコーンゴムは粘着性が失われないため、コストを削減することができる。
【0057】
(変形例)
上述した第2実施形態においては、第1治具301の第1基材312はほぼ矩形状を有していたが、図10に示すように、第1治具401の第1基材412の複数の孔363が設けられる向い合う2辺それぞれに切り欠け部413を形成しても良い。図10は、TABテープ364が配置された第1治具401の平面図である。この切り欠け部413は、第1治具401によりTABテープ364を保持した際に、TABテープ364の一部に対応するように設けられている。すなわち、この切り欠け部413の領域では、TABテープ364のみが存在する状態となっている。このように切り欠け部413を設けることにより、TABテープ364を第1治具401から剥がす際に、この切り欠け部413に位置するTABテープ364を指でもって剥がすことができ、TABテープ364の剥離が容易となる。また、図10では、第1部材412の向い合う2辺の両方に切り欠け部413を設けたが、片方の辺にのみ切り欠け部413を設けて同様の効果が得られ、切り欠け部413を設けた辺側からTABテープ364を剥離を開始すればよい。尚、ここでは、第2実施形態を例にあげたが、第1実施形態にも適用することができるのは言うまでもない。
【0058】
また、上述した第2実施形態においては、第1治具301は、表面が平滑な第1基材312を有し、この表面上にシリコーンゴム303を設けていたが、図11に示すように、第1治具501の第1基材512のシリコーンゴム503が配置される部分に凹部513を設け、この凹部513内に接着性部材であるシリコーンゴム503が収納される構造としても良い。第2実施形態においては、シリコーンゴム303が配置された第1基材312の表面はシリコーンゴム503の存在により凹凸を有していたが、図11に示すような構造とすることによりシリコーンゴム503が配置された第1基材512の表面は平滑性を有する。従って、第1治具501によりTABテープ364を保持した際に、第1基材512とTABテープ364との間に隙間が生じにくく、電子部品であるICチップの実装を確実に行うことができる。尚、図11(A)はTABテープ364が配置された第1治具501の平面図であり、図11(B)は図11(A)の線11B−11B´で切断した断面図である。また、ここでは、第2実施形態を例にあげたが、第1実施形態にも適用することができるのは言うまでもない。
【0059】
(その他の例)
上述した実施形態では、液晶装置に組み込まれるフレキシブル回路基板やTAB−ICを例にあげて説明したが、これに限定されるものではなく、フレキシブルな基板上に電子部品が実装されてなる実装基板を製造する場合における基板の固定方法として、本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る液晶装置の分解斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る液晶装置の断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るフレキシブル回路基板の製造工程の一部を説明する図である。
【図4】はんだ付け装置の概略平面図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係るフレキシブル回路基板の平面図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る液晶装置の分解斜視図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係る液晶装置の断面図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係るTAB−ICの製造工程を説明する図(その1)である。
【図9】本発明の第2実施形態に係るTAB−ICの製造工程を説明する図(その2)である。
【図10】第1治具の変形例を示す平面図である。
【図11】第1治具の他の変形例を示す平面図である。
【符号の説明】
1、301、401、501…第1治具
3、303、503…シリコーンゴム(接着性部材)
6…フレキシブル回路基板(実装基板)
12、312、412、512…第1基材
61、361…ICチップ(電子部品)
62…抵抗、コンデンサ(電子部品)
64…フレキシブル基板(基板)
65、66、365…実装領域
306…TAB−IC
364…TABテープ
413…切り欠け部
513…凹部
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば液晶パネルなどの電気光学パネルに電気的に接続する、フレキシブル基板上に抵抗、コンデンサやICチップ(半導体装置)などの電子部品が実装された実装基板や、基板としてのTABテープにICチップが実装された実装基板としてのTAB(tape automated bonding)−ICの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
電気光学装置の一例である液晶装置は、電気光学パネルの一例である一対の基板間に液晶が挟持されてなる液晶パネルと、液晶を駆動するための駆動回路、駆動電圧形成回路、制御回路などを有する。駆動回路、駆動電圧形成回路、制御回路は、コンデンサ、抵抗、ICチップ等の電子部品から形成され、これら電子部品の少なくとも一部が、液晶パネルに電気的に接続されるフレキシブル基板やTABテープなどの基板に実装されている。
【0003】
上述のような基板上に電子部品が実装された実装基板を製造する場合、まず、基板保持用治具に基板を位置決めして配置し、基板をテープによって基板保持用治具に固定する(例えば、特許文献1参照)。その後、基板を基板保持用治具にテープで固定した状態で、電子部品が実装される領域にはんだペーストを印刷し、電子部品を装着した後、熱風などの炉に流して電子部品をはんだ付けする。その後、テープを剥がし、基板保持用治具から基板上に電子部品が実装された実装基板を取り出す。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−261193(第2頁)
【発明が解決しようとする課題】
上述の製造方法においては、基板を基板保持用治具にテープで固定していたため、テープ貼り付け及びテープ剥離工程が必要であり、また、使用済みのテープは廃棄していた。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、基板を固定するためのテープが不要な基板保持用治具を提供し、テープ貼り付け及びテープ剥離工程が削除された簡略化した実装基板の製造方法、この製造方法により製造された実装基板を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の基板保持用治具は、基板が保持される基板保持用治具であって、基材と、前記基材上に配置された接着性部材とを具備し、前記基板は前記基材上に前記接着性部材を介して保持されることを特徴とする。
【0007】
本発明のこのような構成によれば、基板の基板保持用治具への固定を基板に配置される接着性部材を用いて行うことにより、従来のようにテープを用いて基板を固定する必要がなく、またテープ貼り付け工程及びテープ剥離の工程を削除することができるので、製造方法を簡略化することができ、更にテープゴミを削減することができる。
【0008】
また、前記基材は、前記基板保持用治具により前記基板を保持した際に、前記基板の一部に対応する切り欠け部を有することを特徴とする。
【0009】
このような構成によれば、切り欠け部の領域では、基板のみが存在する状態となっており、基板を基板保持用治具から剥がす際に、この切り欠け部に位置する基板を指でもって剥がすことができ、基板の剥離が容易となる。
【0010】
また、前記基板は電子部品が実装される実装領域を有し、前記接着性部材は前記実装領域と重なり合わないように配置されることを特徴とする。
【0011】
このような構成によれば、基板上に電子部品が実装された後、基板保持用治具から基板を剥がす際に、電子部品に応力がかかりにくく、電子部品の破損を防止することができる。
【0012】
また、前記基板はフレキシブル配線基板であることを特徴とする。
【0013】
このように、フレキシブル配線基板のように、固定が難しい可撓性の基板においても、容易かつ正確に基板保持用治具に基板を固定することができる。
【0014】
また、前記接着性部材はシリコーンゴムであることを特徴とする。
【0015】
このような構成によれば、接着部材としてシリコーンゴムを用いているので、複数回の使用にわたってもシリコーンゴムは粘着性が失われないため使いまわしが可能となり、製造コストを削減することができる。シリコーンゴムとしては、例えば、三菱樹脂製の珪樹(商品名)を用いることができる。
【0016】
また、前記接着性部材はシート状であることを特徴とする。
【0017】
また、前記基材は前記接着性部材を収容する凹部を有することを特徴とする。
【0018】
このような構成によれば、接着性部材が配置された基材の表面は、シリコーンゴムの存在が起因する凹凸がなく、平滑性を有する。従って、基板保持用治具により基板を保持した際に基材と基板との間に隙間が生じにくく、電子部品の実装を正確かつ確実に行うことができる。
【0019】
本発明の実装基板の製造方法は、基板上に電子部品が実装されてなる実装基板の製造方法において、基材と、前記基材上に配置された接着性部材とを備える基板保持用治具に前記基板を位置決めし、前記基板を前記基材上に前記接着性部材を介して保持する工程と、前記基板保持用治具に前記基板が保持された状態で前記基板上に前記電子部品を実装する工程とを有することを特徴とする。
【0020】
本発明のこのような構成によれば、基板は固定された状態で電子部品の実装が行われるので、所定の箇所に正確かつ確実に電子部品の実装を行うことができる。
【0021】
また、上述に記載の実装基板の製造方法において、前記基板上に前記電子部品を実装する工程において、前記基板と前記電子部品との間にはんだペーストを介在させた状態で、前記基板保持用治具、前記基板、前記はんだペーストおよび前記電子部品をリフロー炉内に収納し、前記はんだペーストをリフロー加熱して溶融させることを特徴とする。
【0022】
このような構成によれば、基板と電子部品とが所定の箇所に正確に実装された状態で基板と電子部品との接着を行うことができ、電気特性の高い品質の高い実装基板を得ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明による電気光学装置の一例としてアクティブ型の液晶装置について説明する。
【0024】
まず、図1及び図2を用いて液晶装置の構造について説明する。
【0025】
図1は本発明に係る液晶装置の分解斜視図を示し、図2は本発明の液晶装置の断面図を示したものである。
【0026】
図1に示すように、電気光学装置としての液晶装置100は、電気光学パネルとしての液晶パネル102と、液晶パネル102に隣接して配置されたバックライト103と、バックライト103を固定するケース104と、ケース104の下方に配置された反射板105と、液晶パネル102に接続された実装基板としてのフレキシブル回路基板6とからなる。
【0027】
図2に示すように、液晶パネル102は、第1基板107と、これに対向する対向基板としての第2基板108と、これら一対の基板107及び108を貼り合わせる基板周縁部に設けられたシール材109と、一対の第1の基板107及び108とシール材109とにより形成された空間内に挟持された電気光学物質としての90度ねじれのネマティック液晶110とを有する。
【0028】
液晶装置100は、液晶パネル102を挟むように設けられた第1偏光板111及び第2偏光板112と、第1基板107上の第2基板108より張り出した張り出し部119に実装された液晶を駆動するための駆動回路の一部を構成する駆動用ICチップ(半導体装置)120を有している。張り出し部119には、駆動用ICチップ120と、データ線121または走査線124とを電気的に接続する配線122と、駆動用ICチップ120とACF(異方性導電フィルム)129によりフレキシブル回路基板6とを電気的に接続する第1端子123が形成されている。
【0029】
第2基板108上には、ITO(Indium Tin Oxide)膜からなるストライプ状の走査線124が形成され、第1基板107上には、走査線124と直交してストライプ状に配置されたデータ線121、データ線121に電気的に接続する複数のスイッチング素子としてのTFD素子(図示せず)と、各TFD素子に電気的に接続した画素電極(図示せず)とが形成されている。走査線124、データ線121にはそれぞれ駆動用ICチップ120から走査信号、画像信号が供給される。
【0030】
バックライト3は、第2基板108に隣接して配置され、拡散シート113、プリズムシート114及び115などの光学シートと、該光学シートを囲うように設けられた枠状部材116、光源であるLED117とこのLED117を覆い支持するLEDケース126とからなる光源部、該LED117から光が入射される導光板118とから構成される。
【0031】
本実施形態においては、液晶を駆動する駆動回路の一部の駆動用ICチップ120が液晶パネル102に実装されている。また、駆動回路の残りの一部、駆動電圧形成回路、制御回路を構成するためのICチップ61、コンデンサや抵抗62などの電子部品は、液晶パネル102に電気的に接続するフレキシブル回路基板6に実装されている。フレキシブル回路基板6は、配線が形成されたフレキシブル基板64と、このフレキシブル基板64に実装された電子部品としてのICチップ61と、フレキシブル基板64に実装された電子部品としてのコンデンサや抵抗62とから構成される。フレキシブル回路基板6と、液晶パネル102上に実装される駆動用ICチップ120とは、第1基板107上に配置された第1端子123を介して電気的に接続される。また、フレキシブル回路基板6上のICチップ61は、フレキシブル基板64の配線及び第1端子123を介して液晶パネル102上に実装される駆動用ICチップ120と電気的に接続される。フレキシブル回路基板6上のコンデンサや抵抗62は、フレキシブル基板64の配線及び第1端子123を介して液晶パネル102上に実装される駆動用ICチップ120に電気的に接続され、更にフレキシブル基板64の配線を介してフレキシブル回路基板6上のICチップ61と電気的に接続される。また、図2に示すように、液晶装置に組み込まれる場合、フレキシブル回路基板6は折り曲げられる。
【0032】
液晶装置100では、対向する走査線124及び画素電極、これらに挟持される液晶110とにより画素が形成される。そして、各画素に印加する電圧を選択的に変化させることによって液晶10の光学特性を変化させ、バックライト103から照射される光は各画素のこの液晶10を透過することによって変調される。
【0033】
次に、上述のフレキシブル回路基板6の製造方法について図3から図5を用いて説明する。図3(A)はフレキシブル回路基板6を製造する際の基板位置決め用治具の斜視図及び平面図である。図3(A)〜(C)は、フレキシブル回路基板6を製造する工程の一部を説明する図であり、それぞれ斜視図及びこの図の平面図を示す。図4は、図3(C)に示すフレキシブル基板64が保持された第1治具1が搬入されるはんだ付け装置の概略平面図である。図5は、フレキシブル回路基板6の平面図である。
【0034】
まず、位置決め用治具の構造について説明する。図3(A)に示すように、位置決め用治具10は、第1治具1と第2治具2とから形成される。基板保持用治具としての第1治具1は、平面形状が矩形状の第1基材12と、第1基材12の角部の四隅に設けられた第1基材12を貫通する4つの孔11と、第1基材12の上面上に配置された3つの粘着性部材としての粘着性を有するシリコーンゴム3とを有する。このシリコーンゴム3としては、三菱樹脂製の珪樹(商品名)を用いることができる。第2治具2は、第2基材22と、第2基材22の角部の四隅に設けられた4本のピン21とを有する。図に示すように、第1治具1と第2治具2とは、互いを重ね合わせた際に、孔11にピン21が貫通しピン21の先端が第1治具1から突き出るように設計されている。また、第1治具1及び第2治具2とは離間可能に設計されている。
【0035】
次に、図3〜図5を用いてフレキシブル回路基板6の製造方法を説明する。
【0036】
まず、図3(A)に示すように、第1治具1と第2治具2とを重ね合わせる。
【0037】
次に、図3(B)に示すように、基板としてのフレキシブル基板64を第1治具1上に載置する。フレキシブル基板64には予め、第1治具1の孔11に対応して四箇所に孔63が形成されており、この孔63にピン21が貫通するようにフレキシブル基板64を載置する。これにより、第1治具1に対するフレキシブル基板64の位置決めが行われる。また、フレキシブル基板64はシリコーンゴム3を介して第1治具1上に配置され、接着性のあるシリコーンゴム3により第1治具1に接着固定されて保持される。第1治具1に配置されるシリコーンゴム3は、フレキシブル基板64を配置したときに、後工程で電子部品が実装される実装領域65及び66を避けるように配置される。尚、本実施形態においては、実装領域66には後工程で電子部品としてのICチップ61が実装され、実装領域65には後工程で電子部品としてのコンデンサや抵抗62が実装される。
【0038】
次に、図3(C)に示すように第1治具1を第2治具2から離間し、第1治具1上にフレキシブル基板64が固定保持された状態のものを、図4に示すはんだ付け装置4に搬入する。
【0039】
ここで、はんだ付け装置4の構造について説明する。はんだ付け装置4は、連接した基板供給装置41、はんだペースト印刷機42、マウンタ43、リフロー炉44及び基板収納装置45と、これら機器内にフレキシブル基板64が載置された第1治具1を搬送する搬送ベルト46とから構成される。
【0040】
まず、図4に示すように、はんだ付け装置4に搬入されたフレキシブル基板64が配置された第1治具1は、基板供給装置41に収納される。その後、基板供給装置41から搬送ベルト46上にフレキシブル基板64が配置された第1治具1が供給される。搬送ベルト46によりはんだペースト印刷機42内に供給された第1治具1に載置されたフレキシブル基板64は、その実装領域65及び66にはんだペーストが印刷される。その後、再びフレキシブル基板64が配置された第1治具1は、搬送ベルト46により搬送され、マウンタ43内へ供給される。マウンタ43内では、実装領域65に抵抗やコンデンサ62といった電子部品が装着され、実装領域66に電子部品としてのICチップ61が装着される。その後、フレキシブル基板64が配置された第1治具1は、再び搬送ベルト46により搬送され、リフロー炉44内に供給され、加熱され、ICチップ61、抵抗やコンデンサ62はフレキシブル基板64上にはんだ付けされる。その後、フレキシブル基板64上にICチップ、抵抗及びコンデンサ62が実装された実装基板としてのフレキシブル回路基板6は、第1治具1に保持された状態で搬送ベルト46により基板収納装置45へ搬入される。その後、第1治具1からフレキシブル回路基板6を剥がして取り出し、図5に示すように実装基板としてのフレキシブル回路基板6が製造される。ここで、シリコーンゴム3はフレキシブル基板64が載置された際に電子部品が実装される領域と重ならないように避けて配置されるので、第1治具1からフレキシブル回路基板6を剥がす際に、電子部品に応力がかかりにくく、電子部品の破損を防止することができる。
【0041】
以上のように、フレキシブル基板64の第1治具1への固定をシリコーンゴムを用いて行うことにより、従来のようにテープを用いて固定する必要がなく、またテープ貼り付け工程及びテープ剥離の工程を削除することができ、製造方法を簡略化することができる。更に、テープゴミを削減することができる。また、接着部材として接着性を有するシリコーンゴムを用いているので、複数回の使用にわたってもシリコーンゴムは粘着性が失われないため使いまわしが可能となり、製造コストを削減することができる。
【0042】
上述の実施形態においては、シリコーンゴム3を3箇所に設けたが、これに限定されるものではなく、位置決めしたフレキシブル基板64を確実に固定できさえすればよい。
【0043】
(第2実施形態)
以下、図6及び図7を用いて第2実施形態の液晶装置の構造について説明する。
【0044】
第1実施形態においては、COG方式の液晶装置について説明したが、本実施形態においてはTAB方式の液晶装置について説明する。尚、第1実施形態と同様の構造については同じ符号を付し、主に異なる構造のみ説明する。
【0045】
図6は本発明に係る液晶装置の分解斜視図を示し、図7は本発明の液晶装置の断面図を示したものである。
【0046】
図6に示すように、電気光学装置としての液晶装置200は、電気光学パネルとしての液晶パネル202と、液晶パネル202に隣接して配置されたバックライト103と、バックライト103を固定するケース104と、ケース104の下方に配置された反射板105と、液晶パネル202に電気的に接続された複数(図においては4つ)の実装基板としてのTAB−IC306と、このTAB−IC306と接続するプリント基板(PCB:Printed Circuit
Board)130とからなる。
【0047】
図7に示すように、液晶パネル202は、第1基板207と、これに対向する対向基板としての第2基板208と、これら一対の基板207及び208を貼り合わせる基板周縁部に設けられたシール材109と、一対の第1の基板207及び208とシール材109とにより形成された空間内に挟持された液晶110とを有する。
【0048】
上述のTAB−IC306は、第1基板207上の第2基板208より張り出した張り出し部219に形成されたデータ線121または走査線124と電気的に接続する端子部223と、電気的に接続される。TAB−IC306は、TABテープ364と、このTABテープ364上に実装された液晶を駆動する電子部品としての駆動回路としての駆動用ICチップ361とから構成される。一方、PCB130には、TAB−IC間の相互配線やインターフェイス制御回路などが搭載されているまた、図7に示すように、液晶装置に組み込まれた場合、TAB−IC306は折り曲げられる。
【0049】
次に、上述のTAB−IC306の製造方法について図8、図9及び図4を用いて説明する。図8(A)はTAB−IC306を製造する際の基板位置決め用治具の平面図及びこの平面図の線8A−8A´で切断した断面図である。図8(A)〜(C)は、TAB−IC306を製造する工程を説明する図であり、それぞれ平面図及びこの平面図の線8A(または8Bまたは8C)−線8A´(または8B´または8C´)で切断した断面図である。図9は、図8に引き続く製造工程図であり、図9(A)は平面図及びこの平面図の線9A−線9A´で切断した断面図であり、図9(B)は駆動用ICチップ361が実装されたTABテープの平面図、図9(C)は単個に切り分けられた後のTAB−IC306の概略平面図である。図4は、第1実施形態においても説明したはんだ付け装置の概略平面図である。
【0050】
まず、位置決め用治具の構造について説明する。図8(A)に示すように、位置決め用治具310は、第1治具301と第2治具302とから形成される。基板保持用基板としての第1治具301は、矩形状の第1基材312と、第1基材312の向い合う2辺にそれぞれ沿って複数設けられた孔311と、第1基材312の上面上に配置された粘着性部材としての粘着性を有するシリコーンゴム303とを有する。このシリコーンゴム303としては、三菱樹脂製の珪樹(商品名)を用いることができる。第2治具302は、第2基材322と、第2基材322の向い合う2辺にそれぞれ沿って複数設けられたピン321とを有する。図に示すように、第1治具301と第2治具302とは、互いを重ね合わせた際に、孔311にピン321が貫通しピン321の先端が第1治具301から突き出るように設計されている。また、第1治具301及び第2治具302とは離間可能に設計されている。
【0051】
次に、図8及び図9を用いてTAB−IC306の製造方法を説明する。
【0052】
まず、図8(A)に示すように、第1治具301と第2治具302とを重ね合わせる。
【0053】
次に、図8(B)に示すように、基板としてのTABテープ364を第1治具301上に載置する。TABテープ364は、2箇所の連結部366aを残してTAB−ICの形状366に金型プレスにて打ち抜かれており、後工程で連結部366aが切断されるまで、連結部366aにより複数のTAB−ICが連なった状態となっている。TABテープ364には長辺方向に沿った2辺それぞれに沿って予め孔363が形成されており、この孔363にピン321が貫通するようにTABテープ364を載置する。これにより、第1治具301に対するTABテープ364の位置決めが行われる。また、TABテープ364はシリコーンゴム303を介して第1治具301上に配置され、接着性のあるシリコーンゴム303により第1治具301に接着固定されて保持される。第1治具301に配置されるシリコーンゴム303は、TABテープ364を配置したときに、後工程で電子部品が実装される実装領域365を避けるように配置される。ここでは、図示するように、1つのTABに対して、その角部の四隅に位置するようにシリコーンゴム303が配置され、更に隣り合うTABの隣り合う角に位置するシリコーンゴム303を共有するように設けられている。尚、実装領域365には後工程で電子部品としてのICチップ361が実装される。
【0054】
次に、図8(C)に示すように第1治具301を第2治具302から離間し、図9(A)に示す第1治具301上にTABテープ364が固定保持された状態のものを、図4に示すはんだ付け装置4に搬入する。
【0055】
まず、図4に示すように、はんだ付け装置4に搬入されたTABテープ364が配置された第1治具301は、基板供給装置41に収納される。その後、基板供給装置41からペースト印刷機42内へ第1治具301に載置されたTABテープ364は、その実装領域365にはんだペーストが印刷される。その後、マウンタ43内で、実装領域365にICチップ361が装着される。その後、リフロー炉44内で、加熱され、ICチップ361はTABテープ364上にはんだ付けされる。その後、ICチップ361が実装されたTABテープ364は、基板収納装置45へ搬入される。その後、第1治具301からICチップ361が実装されたTABテープ364を剥がし取り出し、図9(B)に示すようにICチップ361が実装されたTABテープ364が得られる。次に、連結部366aを切断することにより、図9(C)に示すように単個の実装基板としてのTAB−IC306が製造される。ここで、シリコーンゴム303は、TABテープ364が第1治具301上に載置された際に、TABテープ364の電子部品が実装される領域と重ならないように避けて配置されるので、第1治具301からICチップ361が実装されたTABテープ364を剥がす際に、ICチップ361に応力がかかりにくく、ICチップ361の破損を防止することができる。
【0056】
以上のように、第2実施形態においても第1実施形態と同様に、製造方法を簡略化することができ、テープゴミを削減することができる。また、接着部材として接着性を有するシリコーンゴムを用いているので、複数回の使用にわたってもシリコーンゴムは粘着性が失われないため、コストを削減することができる。
【0057】
(変形例)
上述した第2実施形態においては、第1治具301の第1基材312はほぼ矩形状を有していたが、図10に示すように、第1治具401の第1基材412の複数の孔363が設けられる向い合う2辺それぞれに切り欠け部413を形成しても良い。図10は、TABテープ364が配置された第1治具401の平面図である。この切り欠け部413は、第1治具401によりTABテープ364を保持した際に、TABテープ364の一部に対応するように設けられている。すなわち、この切り欠け部413の領域では、TABテープ364のみが存在する状態となっている。このように切り欠け部413を設けることにより、TABテープ364を第1治具401から剥がす際に、この切り欠け部413に位置するTABテープ364を指でもって剥がすことができ、TABテープ364の剥離が容易となる。また、図10では、第1部材412の向い合う2辺の両方に切り欠け部413を設けたが、片方の辺にのみ切り欠け部413を設けて同様の効果が得られ、切り欠け部413を設けた辺側からTABテープ364を剥離を開始すればよい。尚、ここでは、第2実施形態を例にあげたが、第1実施形態にも適用することができるのは言うまでもない。
【0058】
また、上述した第2実施形態においては、第1治具301は、表面が平滑な第1基材312を有し、この表面上にシリコーンゴム303を設けていたが、図11に示すように、第1治具501の第1基材512のシリコーンゴム503が配置される部分に凹部513を設け、この凹部513内に接着性部材であるシリコーンゴム503が収納される構造としても良い。第2実施形態においては、シリコーンゴム303が配置された第1基材312の表面はシリコーンゴム503の存在により凹凸を有していたが、図11に示すような構造とすることによりシリコーンゴム503が配置された第1基材512の表面は平滑性を有する。従って、第1治具501によりTABテープ364を保持した際に、第1基材512とTABテープ364との間に隙間が生じにくく、電子部品であるICチップの実装を確実に行うことができる。尚、図11(A)はTABテープ364が配置された第1治具501の平面図であり、図11(B)は図11(A)の線11B−11B´で切断した断面図である。また、ここでは、第2実施形態を例にあげたが、第1実施形態にも適用することができるのは言うまでもない。
【0059】
(その他の例)
上述した実施形態では、液晶装置に組み込まれるフレキシブル回路基板やTAB−ICを例にあげて説明したが、これに限定されるものではなく、フレキシブルな基板上に電子部品が実装されてなる実装基板を製造する場合における基板の固定方法として、本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る液晶装置の分解斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る液晶装置の断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るフレキシブル回路基板の製造工程の一部を説明する図である。
【図4】はんだ付け装置の概略平面図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係るフレキシブル回路基板の平面図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る液晶装置の分解斜視図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係る液晶装置の断面図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係るTAB−ICの製造工程を説明する図(その1)である。
【図9】本発明の第2実施形態に係るTAB−ICの製造工程を説明する図(その2)である。
【図10】第1治具の変形例を示す平面図である。
【図11】第1治具の他の変形例を示す平面図である。
【符号の説明】
1、301、401、501…第1治具
3、303、503…シリコーンゴム(接着性部材)
6…フレキシブル回路基板(実装基板)
12、312、412、512…第1基材
61、361…ICチップ(電子部品)
62…抵抗、コンデンサ(電子部品)
64…フレキシブル基板(基板)
65、66、365…実装領域
306…TAB−IC
364…TABテープ
413…切り欠け部
513…凹部
Claims (8)
- 基板が保持される基板保持用治具であって、
基材と、
前記基材上に配置された接着性部材と
を具備し、
前記基板は前記基材上に前記接着性部材を介して保持されることを特徴とする基板保持用治具。 - 前記基材は、前記基板保持用治具により前記基板を保持した際に、前記基板の一部に対応する切り欠け部を有することを特徴とする請求項1記載の基板保持用治具。
- 前記基板は電子部品が実装される実装領域を有し、
前記接着性部材は前記実装領域と重なり合わないように配置されることを特徴とする請求項1または請求項2記載の基板保持用治具。 - 前記基板はフレキシブル配線基板であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の基板保持用治具。
- 前記接着性部材はシリコーンゴムであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の基板保持用治具。
- 前記基材は前記接着性部材を収容する凹部を有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の基板保持用治具。
- 基板上に電子部品が実装されてなる実装基板の製造方法において、
基材と、前記基材上に配置された接着性部材とを備える基板保持用治具に前記基板を位置決めし、前記基板を前記基材上に前記接着性部材を介して保持する工程と、
前記基板保持用治具に前記基板が保持された状態で前記基板上に前記電子部品を実装する工程と
を有することを特徴とする実装基板の製造方法。 - 請求項7に記載の実装基板の製造方法において、
前記基板上に前記電子部品を実装する工程において、前記基板と前記電子部品との間にはんだペーストを介在させた状態で、前記基板保持用治具、前記基板、前記はんだペーストおよび前記電子部品をリフロー炉内に収納し、前記はんだペーストをリフロー加熱して溶融させることを特徴とする実装基板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002291147A JP2004128260A (ja) | 2002-10-03 | 2002-10-03 | 基板保持用治具及び実装基板の製造方法 |
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JP (1) | JP2004128260A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007294570A (ja) * | 2006-04-24 | 2007-11-08 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | 薄型基板搬送治具 |
-
2002
- 2002-10-03 JP JP2002291147A patent/JP2004128260A/ja not_active Withdrawn
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