JP2000068694A - 電子部品の実装方法、および圧着装置 - Google Patents

電子部品の実装方法、および圧着装置

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JP2000068694A
JP2000068694A JP10239277A JP23927798A JP2000068694A JP 2000068694 A JP2000068694 A JP 2000068694A JP 10239277 A JP10239277 A JP 10239277A JP 23927798 A JP23927798 A JP 23927798A JP 2000068694 A JP2000068694 A JP 2000068694A
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stage
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Chiaki Imaeda
千明 今枝
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子部品を実装すべき基板に反りなどの変形
があっても、電子部品を高い位置精度で基板上に実装す
ることのできる電子部品の実装方法、および圧着装置を
実現すること。 【解決手段】 IC50の実装方法およびそれに用いる
圧着装置では、異方性導電膜ACFを用いてフレキシブ
ル基板29上にIC50を実装する際に、ステージ10
3によってフレキシブル基板29の下面側を吸着してフ
レキシブル基板29の反りを矯正した状態で、フレキシ
ブル基板29上への異方性導電膜ACFの配置、IC5
0の位置合わせ、および圧着ヘッドT2を用いてのIC
50の仮圧着および本圧着を行う。従って、フレキシブ
ル基板29に反りがあっても、IC50をフレキシブル
基板29に高い位置精度で実装することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路基板などへの
電子部品の実装などに適用される電子部品の実装方法、
およびこの実装方法の実施に適した圧着装置に関するも
のである。さらに詳しくは、電子部品を実装する際の基
板の支持技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置(以下、ICという。)など
の電子部品を回路基板などに実装するにあたって、近
年、ACF(Anisotropic conduct
ivefilm/異方性導電膜)を用いる実装方法が採
用されつつある。(以下、ACFと言う。)このACF
を用いた実装方法は、ファインピッチへの対応が可能で
あるとともに、多接点を一括して電気的に接続できると
いう利点がある。このようなACFを用いてICを回路
基板上に実装するには、図9に示すように、ステージ1
08上において、回路基板20上に配置したIC50を
圧着ヘッドT2によって加熱しながら回路基板20に向
けて押圧する。その際に、IC50と回路基板20との
間にACFを挟んでおけば、ACFに含まれる樹脂分R
が溶融するとともに、ACFに含まれる導電粒子DがI
C50の電極51と回路基板20の配線パターン201
との間で押し潰され、IC50の電極51と回路基板2
0の配線パターン201とが導電粒子Dを介して電気的
に接続する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、配線パ
ターン201のファインピッチ化に急速に進行する中に
あって、従来の実装方法では、回路基板20の反りや歪
などについては十分な配慮がなされていない。このた
め、図10(A)に示すように、回路基板20が反って
いる場合に、この状態のままIC50を回路基板20上
でいくら高い精度で位置合わせしても、圧着ヘッドT2
によってIC50を加熱圧着したときに、図10(B)
に示すように、回路基板20が平坦に変形するので、I
C50の電極51と回路基板20の配線パターン201
との間で位置ずれが発生するという問題点がある。
【0004】そこで、本発明の課題は、電子部品を実装
すべき基板に反りなどの変形があっても、電子部品を高
い位置精度で基板上に実装することのできる電子部品の
実装方法、および圧着装置を実現することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、ステージ上に載置した基板の部品実装
領域に電子部品を実装する方法において、前記ステージ
として、前記基板の前記実装領域を含む領域を基板下面
側から吸着可能なステージを用いることを特徴とする。
【0006】本発明において、基板上に電子部品を実装
する際にステージによって基板の部品実装領域を含む領
域を基板下面側から吸着すると、ステージ側への吸着に
よって基板の反りが矯正される。それ故、基板が平坦な
状態で電子部品の実装を行うことができるので、基板に
反りなどの変形があっても、電子部品を高い位置精度で
基板上に実装することができる。
【0007】本発明は、基板上に電子部品を圧着により
実装するのに適している。すなわち、本発明では、たと
えば、前記基板上に前記電子部品を実装する際には、前
記ステージによって基板下面側を吸着した状態で前記基
板上の前記部品実装領域に対する前記電子部品の位置合
わせを行い、しかる後に、圧着ヘッドを用いて前記電子
部品を前記基板に圧着する。
【0008】また、ACFを用いて前記基板上に前記電
子部品を実装する際には、前記基板上の前記部品実装領
域にACFを配置した後、前記ステージによって基板下
面側を吸着した状態で前記基板上の前記部品実装領域に
対する前記電子部品の位置合わせを前記ACF上で行
い、しかる後に、圧着ヘッドを用いて前記電子部品を前
記基板に加熱圧着する。
【0009】このように構成すると、ステージによる吸
着によって平坦な状態にある基板に対して電子部品を位
置合わせできる。従って、圧着ヘッドによって電子部品
を基板に向けて押圧したときに、反っていた基板が圧着
ヘッドに押圧されて平坦になっても、電子部品を基板に
位置合わせするときと、圧着ヘッドによって圧着すると
きとでは、基板は同一の状態(平坦な状態)にある。そ
れ故、基板に対して電子部品を高い精度で位置合わせし
た状態がそのまま圧着後も維持される。よって、電子部
品を回路基板に高い位置精度で実装することができる。
【0010】本発明において、ACFを用いて前記基板
上に前記電子部品を実装する場合には、前記基板上の前
記部品実装領域に前記ACFを配置する際にも前記ステ
ージによって基板下面側を吸着することが好ましい。
【0011】さらには、前記圧着ヘッドによって前記電
子部品を圧着する際にも前記ステージによって基板下面
側を吸着することが好ましい。
【0012】本発明では、前記電子部品の前記部品実装
領域に対する位置合わせから実装終了までの間、同一の
前記ステージによって基板下面側を吸着し続けることが
好ましい。すなわち、基板を移動させずに各工程を行う
場合、あるいは基板を移動させながら各工程を行う場合
でも、基板を同一のステージ上において基板下面側を吸
着した状態にしておくことが好ましい。
【0013】このような実装方法を実施するには、電子
部品を実装すべき基板を載置するステージと、該ステー
ジ上において前記基板の部品実装領域上に配置した電子
部品を圧着する圧着ヘッドとを有する圧着装置におい
て、前記ステージは、前記基板を載置する基板載置面に
当該基板を基板下面側から吸着する吸着面を形成してお
くことが好ましい。
【0014】また、圧着ヘッドによって電子部品を加熱
圧着する場合には、前記ステージの前記基板載置面を当
該ステージの内部から加熱する加熱装置を設けておくこ
とが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】添付図面を参照して、本発明の実
施の形態を説明する。
【0016】図1は、液晶表示装置の外観を示す斜視図
であり、図2は、その分解斜視図である。なお、図1お
よび図2において、配線パターンおよび端子などについ
てはその一部のみを示し、それらの詳細は図3および図
4に示す。
【0017】図1および図2において、携帯電話などの
電子機器に搭載されている液晶表示装置の液晶パネル1
0は、透明ガラスなどによって形成された第1の基板1
と、同じく透明ガラスなどによって形成された第2の基
板2とを有している。これらの基板の一方にはシール剤
3が印刷等によって形成され、このシール剤3を挟んで
第1の基板1と第2の基板2とが接着固定されている。
第1の基板1と第2の基板2との間の間隙のうち、シー
ル剤3で区画形成された液晶封入領域41内には液晶4
0が封入されている。第1の基板1の外側表面には偏光
板4aが粘着剤などによって貼られ、第2の基板2の外
側表面にも偏光板4bが粘着剤などで貼られている。液
晶パネル10を反射型として構成する際には、第2の基
板2に貼られている偏光板4bの外側に、あるいは偏光
板4bの代わりに反射板(図示せず。)が貼られる。
【0018】本形態において、第2の基板2は第1の基
板1よりも大きいので、第2の基板2に第1の基板1を
重ねた状態で、第2の基板2はその一部が第1の基板1
の下端縁から張り出す。この張り出し部分には液晶封入
領域41に隣接するようにIC実装領域9が形成され、
ここに駆動用IC13がCOG(Chip On Gl
ass)実装されている。
【0019】また、IC実装領域9よりさらに下端縁の
側では、IC実装領域9に隣接するように複数の入力端
子12が第2の基板2の縁に沿って形成され、これらの
入力端子12には、図1に示すように、フレキシブル基
板29の各端子が接続される。
【0020】ここで、フレキシブル基板29には、携帯
電話などといった電子機器を構成するための回路部品
(IC50のみを図示し、配線パターンの図示を省略す
る。)が搭載されている。
【0021】図3および図4はそれぞれ、第1の基板1
および第2の基板2に形成した透明電極の配置パターン
を示す平面図である。
【0022】図3において、第1の基板1の内側表面に
は、シール剤3(一点鎖線Lで示す領域)で区画形成さ
れた液晶封入領域41の内側で横方向に延びる複数のス
トライプ状電極6aと、液晶封入領域41の外側でスト
ライプ状電極6aを各端子に配線接続するための配線部
6bとからなる電極パターン6を有している。この電極
パターン6は、ITO膜(Indium Tin Ox
ide)などで形成されている。
【0023】図4において、第2の基板2の内側表面に
は、シール剤3(一点鎖線Lで示す領域)で区画形成さ
れた液晶封入領域41の内側で縦方向に延びる複数のス
トライプ状電極7aと、液晶封入領域41の外側でスト
ライプ状電極7aをIC実装領域9に配線接続するため
の配線部7bとからなる電極パターン7を有している。
この電極パターン7もITO膜などで形成されている。
第1の基板1および第2の基板2の双方には、表面全体
に配向膜(図示せず。)が形成され、液晶40をSTN
(Super Twisted Nematic)方式
で用いるようになっている。
【0024】このように構成した第1の基板1と第2の
基板2とを図1に示すように貼り合わせた状態で、第1
の基板1のストライプ状電極6aと第2の基板2のスト
ライプ状電極7aとは互いに交差し、各交差部分に画素
が構成される。また、第1の基板1と第2の基板2とを
貼り合わせた状態で、第1の基板1の端子6cと第2の
基板2の端子7cとが対向する。従って、第1の基板1
の内側表面、または第2の基板2の内側表面に、ギャッ
プ材および導電粒子を含むシール剤3を塗布して第1の
基板1と第2の基板2とを貼り合わせれば、第1の基板
1の各端子6cと、第2の基板2の各端子7cとは、シ
ール剤3に含まれる導電粒子を介して導通することにな
る。ここで、導電粒子は、弾性変形可能なプラスチック
ビーズの表面にめっきを施したもので、その粒径は約
6.6μmである。これに対して、ギャップ材の粒径は
約5.6μmである。それ故、第1の基板1と第2の基
板2とを重ねた状態でその間隙を狭めるような力を加え
ながらシール剤3を溶融、硬化させると、導電粒子は、
第1の基板1と第2の基板2との間で押し潰された状態
で第1の基板1の端子6cと第2の基板2の端子7とを
導通させる。従って、駆動用IC13にフレキシブル基
板29を介して信号および電源を供給すると、駆動用I
C13は、希望する適宜のストライプ状電極6a、7a
に電圧を印加することによって各画素における液晶40
の配向状態を制御し、液晶パネル10に希望の像を表示
する。
【0025】[実施の形態1]このようにして表示を行
うための画像信号などは、図1に示すフレキシブル基板
29の側から供給される。このフレキシブル基板29に
対してIC50を実装するにあたって、本形態では、図
5、図6および図7を参照して以下に説明する圧着装置
および圧着方法(実装方法)を用いる。
【0026】図5(A)〜(G)は、本形態に係る圧着
方法を示す工程断面図である 図6および図7はそれぞ
れ、本形態の圧着装置100のステージ103の斜視
図、およびその断面図である。
【0027】まず、図5(A)〜(C)に示すように、
本形態の圧着装置100には、フレキシブル基板29を
載置するステージ103と、このステージ103上でフ
レキシブル基板29のIC実装領域290に異方性導電
膜ACFを配置するための転着ヘッドT1および切断ツ
ールCTとが構成されている。また、図5(E)に示す
ように、圧着装置100には、フレキシブル基板29上
に異方性導電膜ACFを介して配置したIC50を加熱
しながらフレキシブル基板29に向けて押圧する圧着ヘ
ッドT2が構成されている。
【0028】図6および図7に示すように、本形態の圧
着装置100において、ステージ103の基板載置面1
06には多数の孔107を備える吸着面108が形成さ
れている。これらの孔107はステージ103の内部に
形成された吸引経路109に連通している。従って、ス
テージ103の外部から吸引経路109内を吸引する
と、多数の孔107によって、フレキシブル基板29の
下面側が吸引、吸着されることになる。本形態におい
て、ステージ103がフレキシブル基板29の下面を吸
引する範囲は、少なくともIC領域290が含まれてい
ればよい。そこで、本形態では、フレキシブル基板29
において、IC領域290の4隅に対応する位置に付さ
れているアライメントマークMで区画された領域を吸
引、吸着するように、ステージ103の基板載置面10
6に吸着面108が形成されている。
【0029】このように構成した圧着装置100におい
て、本形態では、同一のステージ103にフレキシブル
基板29を載置して以下に説明する各工程を行う。この
場合に、ステージ103およびフレキシブル基板29が
移動せずに、各工程に対応するツール(転着ヘッドT
1、切断ツールCT、圧着ヘッドT2)がステージ10
3の上に移動するタイプの装置構成、各工程に対応する
ツール(転着ヘッドT1、切断ツールCT、圧着ヘッド
T2)がそれぞれのエリアに配置され、これらのエリア
にフレキシブル基板29が移動するタイプの装置構成が
ある。これらの装置構成のうち、フレキシブル基板29
の方が移動するタイプの装置構成であれば、ステージ1
03がフレキシブル基板29の搬送ユニットとして用い
られる。
【0030】このような圧着装置100を用いての圧着
方法(実装方法)を説明する。
【0031】図5(A)、図6および図7に示すフレキ
シブル基板29には、各種電子部品を配線接続するため
の配線パターン291(図7参照/図5および図6では
省略してある。)が形成されている。この配線パターン
291上にIC50を実装するには、まず、ステージ1
03の基板載置面106にフレキシブル基板29を載置
する。次に、吸引ポンプ(図示せず。)を作動させ、吸
引経路109内を吸引する。その結果、ステージ103
の吸着面108に形成されている多数の孔107によっ
て、フレキシブル基板29の下面側が吸引、吸着され
る。
【0032】このような状態にした後、IC実装領域2
90を覆うように、セパレータSPに積層された異方性
導電膜ACFを配置する。次に、図5(B)に示すよう
に、セパレータSPに積層された異方性導電膜ACFを
転着ヘッドT1を用いて、圧力10kgf/cm2 、温
度50℃〜80℃の条件でフレキシブル基板29の側に
熱圧着する。次に、図5(C)に示すように、たとえ
ば、高温の切断ツールCTをセパレータSPの側からフ
レキシブル基板29の方に押し当てて、異方性導電膜A
CFを残したい領域290の輪郭に沿って溶断する。次
に、セパレータSPを斜め上方に引き上げるようにし
て、セパレータSPを引き剥がし、図5(D)に示すよ
うに、フレキシブル基板29のIC実装領域290に異
方性導電膜ACFを貼り付けた状態で残す(転着工
程)。
【0033】このようにして異方性導電膜ACFをフレ
キシブル基板29上に配置する際も、フレキシブル基板
29の下面側は、ステージ103の吸着面108に形成
されている多数の孔107によって吸引、吸着された状
態にある(図7参照)。
【0034】次に、図7に示すように、フレキシブル基
板29の下面側をステージ103の吸着面108に形成
されている多数の孔107によって吸引、吸着した状態
で、図5(E)に示すように、フレキシブル基板29の
異方性導電膜ACFの上からIC50を位置合わせす
る。
【0035】次に、図7に示すように、フレキシブル基
板29の下面側をステージ103の吸着面108に形成
されている多数の孔107によって吸引、吸着した状態
で、図5(F)に示すように、圧着ヘッドT2によって
IC50を加熱しながらフレキシブル基板29の方に押
圧する。このとき行う加熱圧着条件は、圧着時の時間が
短いなど、あくまで仮圧着用の穏やか条件である(仮圧
着工程)。
【0036】次に、図7に示すように、フレキシブル基
板29の下面側をステージ103の吸着面108に形成
されている多数の孔107によって吸引、吸着した状態
で、図5(G)に示すように、圧着ヘッドT2によって
IC50を加熱しながらフレキシブル基板29の方に再
度、押圧する(本圧着工程)。このとき行う加熱圧着条
件は、圧力が20kgf/cm2 、温度が190℃、時
間が10秒と本圧着用の厳しい条件であり、この本圧着
を行った後は、IC50の電極51とフレキシブル基板
29の配線パターン29とは、十分な接着強度をもって
電気的に接続する。
【0037】その結果、図7に示すように、IC50と
フレキシブル基板29との間では異方性導電膜ACFに
含まれる樹脂分Rが圧着ヘッドT2からの熱によって溶
融するとともに、異方性導電膜ACFに含まれる導電粒
子DがIC50の電極51とフレキシブル基板29の配
線パターン291との間で押し潰され、IC50の電極
51とフレキシブル基板29の配線パターン291とが
導電粒子Dを介して電気的に接続する。従って、IC5
0をフレキシブル基板29上に圧着できる。
【0038】このように、本形態に係るIC50の実装
方法では、フレキシブル基板29の下面側を同一のステ
ージ103上において吸着した状態にして各工程を行
う。すなわち、異方性導電膜ACFを用いてフレキシブ
ル基板29上にIC50を実装する際に、ステージ10
3によってフレキシブル基板29の下面側を吸着した状
態でフレキシブル基板29上に異方性導電膜ACFを配
置した後、ステージ103によってフレキシブル基板2
9の下面側を吸着した状態でフレキシブル基板29に対
するIC50の位置合わせを異方性導電膜ACF上で行
い、しかる後に、圧着ヘッドT2を用いてIC50をフ
レキシブル基板29に仮圧着および本圧着する際にもス
テージ103によってフレキシブル基板29の下面側を
吸着する。従って、IC50の実装工程の間、フレキシ
ブル基板29はステージ103によって吸着されている
ので、図8(A)に示すように、フレキシブル基板29
に反りがあっても、図8(B)に示すように、ステージ
103による吸着(矢印Vで示す。)によってフレキシ
ブル基板29の反りが矯正される。従って、図8(C)
に示すように、ステージ103による吸着によって平坦
な状態にあるフレキシブル基板29に対してIC50を
位置合わせを行い、かつ、図8(D)に示すように、ス
テージ103による吸着によって平坦な状態にあるフレ
キシブル基板29に対して圧着ヘッドT2によって圧着
を行う。それ故、本形態によれば、フレキシブル基板2
9にIC50を位置合わせするときも、フレキシブル基
板29に対してIC50を圧着ヘッドT2によって圧着
するときも、フレキシブル基板29は同一の状態(平坦
な状態)にあるので、フレキシブル基板29に対してI
C50を高い精度で位置合わせした状態がそのまま圧着
後も維持される。よって、フレキシブル基板29の反り
があっても、IC50をフレキシブル基板29に高い位
置精度で実装することができる。
【0039】[実施の形態2]図1に示すように、液晶
パネル10に用いた第2の基板2には駆動用IC13が
COG実装されているが、この駆動用IC13を異方性
導電膜ACFを介して第2の基板2の上に実装する場合
にも、実施の形態1において図5、図6、図7、図8を
参照して説明した圧着装置100および圧着方法を用い
ることができる。
【0040】すなわち、図5、図6、図7、図8におい
て、フレキシブル基板20に代えて、液晶パネル10を
ステージ103上に載置し、液晶パネル10の下面側
(第2の基板2)をステージ103の吸着面108に形
成されている多数の孔107によって吸引、吸着した状
態で、駆動用IC13を実装を行う。このようにして、
駆動用IC13を実装すると、駆動用IC13の実装工
程の間、液晶パネル10の第2の基板2はステージ10
3によって吸着されているので、第2の基板2に反りが
あっても、ステージ103による吸着によって第2の基
板2の反りが矯正された状態で実装工程を行うことがで
きる。それ故、本形態によれば、第2の基板2に駆動用
IC13を位置合わせするときも、第2の基板2に対し
て駆動用IC13を圧着ヘッドT2によって圧着すると
きも、第2の基板2は同一の状態(平坦な状態)にある
ので、第2の基板2に対して駆動用IC13を高い精度
で位置合わせした状態がそのまま圧着後も維持される。
よって、第2の基板2に反りがあっても、駆動用IC1
3を第2の基板2に高い位置精度で実装することができ
る。
【0041】なお、本形態は、厚さが0.55mm〜
0.4mmと薄いガラス板からなる第2の基板2を用い
て液晶パネル10が構成されている例であったが、液晶
パネル10を構成する第1の基板1および第2の基板2
をそれぞれプラスチックフィルムによって形成する場合
があり、このような場合にも、本形態を適用すれば、第
2の基板2に反りがあっても駆動用IC13を第2の基
板2に高い位置精度で実装することができる。
【0042】[実施の形態3]本発明は、液晶パネル1
0の製造工程に限らず、ガラス−エポキシ基板やセラミ
ックス基板などといった回路基板にフェイスダウンボン
ディングタイプのICを実装したマルチチップモジュー
ルなどの半導体装置の製造工程において、回路基板にI
Cを異方性導電膜ACFを介して実装する際にも適用で
きる。この場合にも、図5、図6、図7、図8におい
て、フレキシブル基板20に代えて、回路基板をステー
ジ103上に載置し、回路基板の下面側をステージ10
3の吸着面108に形成されている多数の孔107によ
って吸引、吸着した状態で、ICを実装を行う。このよ
うにして、ICを実装すると、ICの実装工程の間、回
路基板はステージ103によって吸着されているので、
回路基板に反りがあっても、ステージ103による吸着
によって回路基板の反りが矯正された状態でICの実装
工程を行うことができる。それ故、本形態によれば、回
路基板にICを位置合わせするときも、回路基板に対し
てICを圧着ヘッドT2によって圧着するときも、回路
基板は同一の状態(平坦な状態)にあるので、回路基板
に対してICを高い精度で位置合わせした状態がそのま
ま圧着後も維持される。よって、回路基板に反りがあっ
てもICを回路基板に高い位置精度で実装することがで
きる。
【0043】[その他の実施の形態]上記形態では、基
板(フレキシブル基板29、液晶パネル10、回路基
板)の下面側をステージ103上において吸着した状態
で全ての工程を行ったが、圧着方式を利用する場合に
は、基板に反りがあっても、圧着時に基板が圧着ヘッド
T2によって押圧され、反りが矯正された状態になる。
従って、基板にIC50を位置合わせするときのみ基板
下面側をステージ103で吸引、吸着する形態であって
も、基板にIC50を位置合わせするときと、基板に対
してIC50を圧着するときとの間で、基板の状態が同
一(平坦状態)であるので、基板に対するIC50の位
置合わせ精度を向上することができる。
【0044】また、上記形態のように、圧着ヘッドT2
によってICを加熱しながら基板(フレキシブル基板2
9、液晶パネル10、回路基板)に加熱圧着する方法を
採用する場合には、ステージ103の基板載置面108
を加熱するヒータなどの加熱装置をステージ103の内
部に設けてもよい。このように構成すると、圧着ヘッド
T2からICを介しての加熱だけで異方性導電膜ACF
を加熱溶融させる場合に比較して、ICに加わる熱スト
レスを緩和することができる。
【0045】さらに、上記形態では、異方性導電膜AC
Fを用いてICを基板(フレキシブル基板29、液晶パ
ネル10、回路基板)に実装する例であったが、チップ
マウンタ等の機械によって各種電子部品を基板上に実装
する際に、基板下面側をステージ103で吸引、吸着す
れば、基板に反りなどがあっても、電子部品を高い位置
精度で基板上に実装することができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る実装
方法および圧着装置では、基板上に電子部品を実装する
際にステージによって基板の部品実装領域を含む領域を
基板下面側から吸着するので、ステージ側への吸着によ
って基板の反りなどが矯正される。それ故、基板が平坦
な状態で電子部品の実装を行うことができるので、基板
に反りなどの変形があっても、電子部品を高い位置精度
で基板上に実装することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】液晶表示装置の外観を示す斜視図である。
【図2】図1に示す液晶表示装置に用いた液晶パネルの
分解斜視図である。
【図3】図1に示す液晶パネルの第1の基板に形成した
透明電極の配置パターンを示す平面図である。
【図4】図1に示す液晶パネルの第2の基板に形成した
透明電極の配置パターンを示す平面図である。
【図5】(A)〜(G)は、図1に示す液晶表示装置の
製造工程のうち、異方性導電膜を用いて基板にICを圧
着する様子を示す工程断面図である。
【図6】本発明を適用した圧着装置のステージの斜視図
である。
【図7】本発明を適用した圧着装置のステージの断面図
である。
【図8】(A)〜(D)は、本発明に係る実装方法の作
用を説明するための工程断面図である。
【図9】異方性導電膜を用いた従来の実装方法の説明図
である。
【図10】(A)、(B)は、従来の実装方法の問題点
を説明するための工程断面図である。
【符号の説明】 1 第1の基板 2 第2の基板 3 シール剤 4a、4b 偏光板 6、7 電極パターン(薄膜パターン) 6a、7a ストライプ状電極 9 IC実装領域 10 液晶パネル 13 駆動用IC 29 フレキシブル基板(基板) 40 液晶 41 液晶封入領域 50 IC(電子部品) 51 ICの電極 100 圧着装置 103 ステージ 106 基板載置面 107 孔 108 吸着面 109 ステージ内の吸引経路 290 IC実装領域(部品実装領域) 291 フレキシブル基板の配線パターン ACF 異方性導電膜 D 異方性導電膜に含まれる導電粒子 M アライメントマーク T1 転着ヘッド T2 圧着ヘッド

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステージ上に載置した基板の部品実装領
    域に電子部品を実装する方法において、 前記ステージとして、前記基板の前記部品実装領域を含
    む領域を基板下面側から吸着可能なステージを用いるこ
    とを特徴とする電子部品の実装方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記基板上に前記電
    子部品を実装する際には、前記ステージによって基板下
    面側を吸着した状態で前記基板上の前記部品実装領域に
    対する前記電子部品の位置合わせを行い、しかる後に、
    圧着ヘッドを用いて前記電子部品を前記基板に圧着する
    ことを特徴とする電子部品の実装方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記基板上に前記電
    子部品を実装する際には、前記基板上の前記部品実装領
    域に異方性導電材料を配置した後、前記ステージによっ
    て基板下面側を吸着した状態で前記基板上の前記部品実
    装領域に対する前記電子部品の位置合わせを前記異方性
    導電材料上で行い、しかる後に、圧着ヘッドを用いて前
    記電子部品を前記基板に加熱圧着することを特徴とする
    電子部品の実装方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記基板上の前記部
    品実装領域に前記異方性導電材料を配置する際にも前記
    ステージによって基板下面側を吸着することを特徴とす
    る電子部品の実装方法。
  5. 【請求項5】 請求項2ないし4のいずれかにおいて、
    前記圧着ヘッドによって前記電子部品を圧着する際にも
    前記ステージによって基板下面側を吸着することを特徴
    とする電子部品の実装方法。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
    前記電子部品の前記部品実装領域に対する位置合わせか
    ら実装終了までの間、同一の前記ステージによって基板
    下面側を吸着し続けることを特徴とする電子部品の実装
    方法。
  7. 【請求項7】 電子部品を実装すべき基板を載置するス
    テージと、該ステージ上において前記基板の部品実装領
    域上に配置した電子部品を圧着する圧着ヘッドとを有す
    る圧着装置において、 前記ステージは、前記基板を載置する基板載置面に当該
    基板を基板下面側から吸着する吸着面を備えていること
    を特徴とする圧着装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記ステージの前記
    基板載置面を当該ステージの内部から加熱する加熱装置
    を備えていることを特徴とする圧着装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7828860B2 (en) 2001-07-06 2010-11-09 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Method of laminating fuel cell-use separator and film/electrode junction element and device therefor
JP2011035118A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Hitachi High-Technologies Corp Pcb実装処理装置及びpcb実装処理方法
US7964955B2 (en) 2004-11-16 2011-06-21 Seiko Epson Corporation Electronic device package and electronic equipment

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